JP2008172449A - ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム - Google Patents

ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008172449A
JP2008172449A JP2007002782A JP2007002782A JP2008172449A JP 2008172449 A JP2008172449 A JP 2008172449A JP 2007002782 A JP2007002782 A JP 2007002782A JP 2007002782 A JP2007002782 A JP 2007002782A JP 2008172449 A JP2008172449 A JP 2008172449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trace
response
topology
network
ttl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007002782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4873556B2 (ja
Inventor
Masahiro Oguro
將弘 大黒
Munefumi Tsurusawa
宗文 鶴沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2007002782A priority Critical patent/JP4873556B2/ja
Publication of JP2008172449A publication Critical patent/JP2008172449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4873556B2 publication Critical patent/JP4873556B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】装置MACアドレスのみによって管理されているレイヤ2ネットワーク装置について、装置トポロジだけでなく、ポートトポロジも検出することができるトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】通信装置は、ポート番号と送信元MAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けた転送情報を記録している。管理装置が、TTL(Time To Live)を1から順に1増分する毎に、該TTLを含むトレース要求を通信装置へ送信する。次に、通信装置が、TTL=1のトレース要求に対して、転送情報を含むトレース応答を管理装置へ返信する。そして、管理装置が、受信したトレース応答から転送情報を取得し、ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラムに関する。
現在のところ、LAN(Local Area Network)用のレイヤ2ネットワークとして、イーサネット(登録商標)技術が普及している。これに対し、近年、超高速のレイヤ2ネットワークとして、FTTH(Fiber To The Home)技術が用いられてきている。このFTTH技術や他の高速アクセスライン技術によって、アクセスネットワークの通信速度が増大するに伴って、コアネットワークやメトロネットワークも含めた通信ネットワークの大容量化が必要となっている。また、ネットワーク全体の通信速度の向上と共に、レイヤ2ネットワーク装置のような通信装置のスイッチング処理容量の増大や、レイヤ2ネットワーク装置間の通信速度の増大も必要となっている。
サービス事業者は、加入者に対して常に安定したサービスを提供するために、遠隔から接続線路の運用・保守・管理(OAM:Operation Administration and Maintenance)をする必要がある。そのために、ITU−T Y.1731又はIEEE802.1agによって、イーサネットOAMフレームが規定されてきている(例えば非特許文献1参照)。特に、ITU−T Y.1731は、イーサネット網にSONET(Synchronous Optical NETwork)とほぼ同等の運用保守管理機能を実現する規格である。
イーサネットOAMフレームは、到達性管理(CFM: Connectivity Fault Management) や、エラー通知、リンク(回線)パフォーマンスモニタ等の機能やその情報を伝達する機能を有するフレームである。イーサネットOAMフレームは、宛先MAC(Media Access Control)アドレスと、送信元MACアドレスと、Ethernet OAM TLV(Type, Length, and Value)と、FCS(Frame Check Sequence)とを含む。MACアドレスは、運用保守管理対象となるレイヤ2ネットワーク装置固有の、又はネットワークインターフェイスカードに固有の、48ビットの識別番号である。通常、レイヤ2ネットワーク装置は、ネットワークインターフェイスカードが持つ固有の識別子は用いられず、その装置自体を特定する1つの装置MACアドレス(CPU−MACアドレス)を用いて、フレーム転送時などは装置を認識する。Ethernet OAM TLVは、例えば、制御情報(要求/応答)、ステータス(電源状態、受信光状態、リンク断、故障等)、ベンダコード、モデルコード等を含む。
図1は、従来技術における経路トレースのシーケンス図である。
図1の経路トレース(Traceroute)機能によれば、管理装置は、対象となるネットワークへ、即ち隣接するレイヤ2ネットワーク装置へ、トレース要求を送信する。トレース要求は、例えば、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームにおけるETH−LTM(ETHernet Link Trace Massage)である。ETH−LTMの宛先アドレスにはunknown(不明)が設定され、そのTTLには最大値(例えば64)が設定される。
ETH−LTMを受信したレイヤ2ネットワーク装置は、ETH−LTMの送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成する。トレース応答は、例えば、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームにおけるETH−LTR(ETHernet Link Trace Reply)である。レイヤ2ネットワーク装置は、そのETH−LTRを、ETH−LTMを受信したポートへ返信する。これにより、ETH−LTMを送信した管理装置へ、ETH−LTRが返信される。
また、レイヤ2ネットワーク装置は、受信したレイヤ2フレームのTTLを1減分して、宛先アドレスをunknownとするETH−LTMを他のポートから更にブロードキャストする。これは、TTLが0になるまで繰り返される。ETH−LTMは、ネットワーク内にブロードキャストされた、そのETH−LTMを受信したレイヤ2ネットワーク装置は、管理装置へ、ETH−LTRを返信する。これにより、管理装置は、ネットワーク内の全てのレイヤ2ネットワーク装置から、ETH−LTRを受信することができる。従って、管理装置は、ネットワーク内におけるレイヤ2ネットワーク装置の装置トポロジを知ることができる。
瀬戸 康一郎、「802.1/802.3の標準化動向(3)」、 [online]、2006年9月25日、WBBフォーラム、[平成18年10月31日検索]、インターネット<URL:http://wbb.forum.impressrd.jp/report/20060922/280?page=0%2C0>
通常、インタフェース毎にレイヤ2処理機能を有する大規模レイヤ2ネットワーク装置及びレイヤ2伝送装置によれば、装置MACアドレス(CPU−MACアドレス)とポートMACアドレスとが異なり、それぞれのMACアドレスに対して、管理装置はETH−LTM/LTRの送受信をすることができる。従って、この場合、管理装置は、MACアドレスによって装置トポロジだけでなく、装置の接続ポート情報であるポートトポロジについても知ることができる。管理装置は、ポートトポロジまで知ることによって、運用・保守・管理を向上させることができる。
しかしながら、一般消費者向けの簡易なレイヤ2ネットワーク装置の場合、装置MACアドレスのみで管理されている。従って、この場合、管理装置は、装置MACアドレスによる装置トポロジしか知ることができない。
従って、本発明は、装置MACアドレスのみによって管理されているレイヤ2ネットワーク装置について、装置トポロジだけでなく、ポートトポロジも検出することができるトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と、該通信装置が接続されたネットワークの論理トポロジを検出する管理装置とを有するシステムにおけるトポロジ検出方法であって、
通信装置は、ポート番号と送信元MAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けた転送情報を記録しており、
管理装置が、TTL(Time To Live)を1から順に1増分する毎に、該TTLを含むトレース要求を通信装置へ送信する第1のステップと、
通信装置が、TTL=1のトレース要求に対して、転送情報を含むトレース応答を管理装置へ返信する第2のステップと、
管理装置が、受信したトレース応答から転送情報を取得し、ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出する第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明のトポロジ検出方法における他の実施形態によれば、トレース要求及びトレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームであり、トレース要求は、ETH−LTMであり、トレース応答は、ETH−LTRであることも好ましい。
本発明によれば、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継するスイッチ制御手段を有する通信装置において、
レイヤ2フレームが入出力されるポートのポート番号と送信元MACアドレスとを対応付けた転送情報を記録した転送情報記録手段と、
ポートから受信されたトレース要求について、TTL=1であるか否かを判定するトレース要求判定手段と、
TTL=1のトレース要求に対して、トレース要求の送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成し、該トレース応答に、転送情報記録手段に記録された転送情報を含めるトレース応答生成手段と
を有し、
スイッチ制御手段は、トレース応答を、トレース要求を受信したポートから返信することを特徴とする。
本発明の通信装置における他の実施形態によれば、トレース要求及びトレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームであり、トレース要求は、ETH−LTMであり、トレース応答は、ETH−LTRであることも好ましい。
本発明によれば、前述の複数の通信装置が接続されたネットワークにおける論理トポロジを検出する管理装置であって、
TTLを1から順に1増分する毎に、該TTLを含むトレース要求を通信装置へ送信し、トレース応答を受信するポートトレース送受信手段と、
受信したトレース応答から転送情報を取得し、ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出するポートトポロジ検出手段と
を有することを特徴とする。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
ネットワークにおける最大値となるTTLを含むトレース要求を通信装置へ送信し、通信装置の全てからトレース応答を受信する装置トレース送受信手段と、
トレース応答から、ネットワークの装置トポロジを導出する装置トポロジ検出手段と
を更に有することも好ましい。
本発明によれば、複数のポートを有する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、ポート間でレイヤ2フレームを中継するスイッチ制御手段としてコンピュータを機能させる通信装置において、
ポート番号と送信元MACアドレスとを対応付けた転送情報を記録した転送情報記録手段と、
ポートから受信されたトレース要求について、TTL=1であるか否かを判定するトレース要求判定手段と、
TTL=1のトレース要求に対して、トレース要求の送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成し、該トレース応答に、転送情報記録手段に記録された転送情報を含めるトレース応答生成手段と
してコンピュータを機能させ、
スイッチ制御手段は、トレース応答を、トレース要求を受信したポートから返信するようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の通信装置用プログラムによれば、トレース要求及びトレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームであり、トレース要求は、ETH−LTMであり、トレース応答は、ETH−LTRであることも好ましい。
本発明によれば、前述した複数の通信装置が接続されたネットワークにおける論理トポロジを検出する管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
TTLを1から順に1増分する毎に、該TTLを含むトレース要求を通信装置へ送信し、トレース応答を受信するポートトレース送受信手段と、
受信したトレース応答から転送情報を取得し、ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出するポートトポロジ検出手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の管理装置用プログラムにおける他の実施形態によれば、
ネットワークにおける最大値となるTTLを含むトレース要求を通信装置へ送信し、通信装置の全てからトレース応答を受信する装置トレース送受信手段と、
トレース応答から、ネットワークの装置トポロジを導出する装置トポロジ検出手段と
してコンピュータを更に機能させることも好ましい。
本発明のトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラムによれば、装置MACアドレスのみによって管理されているレイヤ2ネットワーク装置について、装置トポロジだけでなく、ポートトポロジも検出することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明におけるレイヤ2ネットワーク装置及び管理装置の機能構成図である。
図2によれば、レイヤ2ネットワーク装置1は、複数のポート101と、スイッチ制御部102と、トレース要求判定部103と、トレース応答生成部104と、転送情報記録部105とを有する。ポート101を除くこれら機能部は、レイヤ2ネットワーク装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
ポート101は、ハードウェアとしての接続インタフェースである。各ポートには、任意にポート番号が付与され(TCPのポート番号とは異なる)、他の通信装置(レイヤ2ネットワーク装置、管理装置又は通信端末)との間で有線によって接続される。
スイッチ制御部102は、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する。例えば、スイッチングHUBと同様の機能を有する。ここで、スイッチ制御部102は、いずれかのポートからトレース要求を受信した場合、そのトレース要求を、トレース要求判定部103へ通知する。尚、トレース要求は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームにおけるETH−LTMである。
転送情報記録部105は、ポート番号と送信元MACアドレスとを対応付けた転送情報を記録する。転送情報は、FDB(Forwarding DataBase)と称される。例えば、ポート1にレイヤ2ネットワーク装置Aが接続されている場合、ポート番号1と、そのレイヤ2ネットワーク装置AのMACアドレスAとが対応付けて記録される。
トレース要求判定部103は、スイッチ制御部102から通知されたETH−LTMについて、TTL=1であるか否かを判定する。TTL(Time To Live)は、そのパケットの生存期間を意味し、そのパケットがレイヤ2ネットワーク装置を介して中継される毎に、そのTTLは1減分される。TTL=1のフレームを受信したレイヤ2ネットワーク装置は、そのフレームを廃棄する。
本発明によれば、トレース要求判定部103は、TTL=1のETH−LTMを、トレース応答生成部104へ通知する。一方で、TTL=1以外のETH−LTMは、スイッチ制御部102へ通知し、宛先アドレスに基づいて次のポートへ転送される。
トレース応答生成部104は、TTL=1のETH−LTMに対して、その送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成する。尚、トレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームにおけるETH−LTRである。ここで、本発明によれば、ETH−LTRのTLV(Time, Length and Value)に、転送情報記録部105に記録されたFDBが含められる。そして、ETH−LTRは、スイッチ制御部102へ通知される。
スイッチ制御部102は、そのETH−LTRを、ETH−LTMを受信したポートから返信する。これにより、管理装置は、そのETH−LTRを受信し、FDBに基づいてポートトポロジを知ることができる。
図2によれば、管理装置2は、装置トレース送受信部201と、装置トポロジ検出部202と、ポートトレース送受信部203と、ポートトポロジ検出部204とを有する。これら機能部は、管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
装置トレース送受信部201は、ETH−LTMを、隣接するレイヤ2ネットワーク装置へ送信する。ETH−LTMは、宛先アドレスをunknownとし、ネットワークにおける最大値のTTLを含む。これに対し、装置トレース送受信部201は、ネットワークにおける全てのレイヤ2ネットワーク装置から、ETH−LTRを受信する。
装置トポロジ検出部202は、ETH−LTRの送信元MACアドレスから、ネットワークに接続されたレイヤ2ネットワーク装置の装置トポロジを導出する。
ポートトレース送受信部203は、TTLを1から順に1増分する毎に、そのTTLを含むETH−LTMを、隣接するレイヤ2ネットワーク装置へ送信する。これにより、レイヤ2ネットワーク装置毎に、ETH−LTRを受信する。
ポートトポロジ検出部204は、ETH−LTRからFDBを取得し、ネットワークに接続されたレイヤ2ネットワーク装置のポートトポロジを導出する。
図3は、本発明におけるシーケンス図である。
図3によれば、対象となるネットワークが、レイヤ2ネットワーク装置A、B及びCを有すると想定する。管理装置2は、レイヤ2ネットワーク装置Aと直接的に接続され、そのレイヤ2ネットワーク装置Aを介して、レイヤ2ネットワーク装置B及びCと通信をすることができる。レイヤ2ネットワーク装置は各々、入力ポートと送信元MACアドレスとを対応付けたFDBを有する。
最初に、管理装置2は、装置トポロジ、即ちネットワークにおける装置の接続形態を検出する。
(S301)管理装置2は、最初に、トレース要求(ETH−LTM)を、隣接のレイヤ2ネットワーク装置Aへ送信する。ETH−LTMは、宛先アドレスをunknown(不明)とし、例えばTTL=255(最大値)とする。これにより、ETH−LTMは、ネットワーク内でブロードキャストされ、末端のレイヤ2ネットワーク装置にまで到達する。
(S302)レイヤ2ネットワーク装置Aは、ETH−LTMにおけるTTLを確認する。TTLを1減分すると254となり、0ではない。そこで、レイヤ2ネットワーク装置Aは、更に、隣接のレイヤ2ネットワーク装置B及びCへブロードキャストする。
(S303)レイヤ2ネットワーク装置Aは、ETH−LTMに対して、トレース応答(ETH−LTR)を管理装置2へ返信する。ETH−LTRの送信元MACアドレスは、レイヤ2ネットワーク装置Aの装置MACアドレスである。これにより、管理装置2は、レイヤ2ネットワーク装置Aの存在を知ることができる。
(S304)レイヤ2ネットワーク装置Bは、ETH−LTMに対して、ETH−LTRを管理装置2へ返信する。ETH−LTRの送信元MACアドレスは、レイヤ2ネットワーク装置Bの装置MACアドレスである。これにより、管理装置2は、レイヤ2ネットワーク装置Bの存在を知ることができる。
(S305)レイヤ2ネットワーク装置Cも、S304と同様に、ETH−LTRを管理装置2へ返信する。
(S306)管理装置2は、ネットワークに接続された全てのレイヤ2ネットワーク装置からETH−LTRを受信することができる。これにより、管理装置2は、ネットワーク内の装置トポロジ、即ち装置MACアドレスの接続形態を知ることができる。
次に、管理装置2は、装置トポロジにおける、ポートトポロジ、即ちポートMACアドレスの接続形態を検出する。
(S311)最初に、管理装置2は、装置トポロジに基づいて、TTL=1となるレイヤ2ネットワーク装置へ、トレース要求(ETH−LTM)を送信する。具体的には、管理装置2は、TTL=1とするETH−LTMを、宛先アドレスをレイヤ2ネットワーク装置Aとして、送信する。
(S312)レイヤ2ネットワーク装置Aは、TTL=1のETH−LTMを受信する。このとき、TTLを1減分すると0となる。そこで、レイヤ2ネットワーク装置Aは、トレース応答(ETH−LTR)を生成する。このとき、ETH−LTRのTLVには、レイヤ2ネットワーク装置AのFDBが付加される。更に、そのETH−LTRは、TTL=1が設定され、宛先アドレスを管理装置2に設定する。そして、レイヤ2ネットワーク装置Aは、そのETH−LTRを管理装置2へ返信する。これにより、管理装置2は、レイヤ2ネットワーク装置Aについて接続ポート状態を知ることができる。
(S313)次に、管理装置2は、装置トポロジに基づいて、TTL=2となるレイヤ2ネットワーク装置Bへ、ETH−LTMを送信する。具体的には、管理装置2は、TTL=2とするETH−LTMを、宛先アドレスをレイヤ2ネットワーク装置Bとして、送信する。レイヤ2ネットワーク装置Aは、TTL=2のETH−LTMを受信すると、TTLを1減分して、更にレイヤ2ネットワーク装置Bへ転送する。
(S314)レイヤ2ネットワーク装置Bは、TTL=1のETH−LTMを受信する。このとき、TTLを1減分すると0となる。そこで、レイヤ2ネットワーク装置Bは、ETH−LTRを生成する。このとき、ETH−LTRには、レイヤ2ネットワーク装置BのFDBが付加される。更に、そのETH−LTRは、TTL=1が設定され、宛先アドレスを管理装置2に設定する。そして、レイヤ2ネットワーク装置Bは、そのETH−LTRをレイヤ2ネットワーク装置Aへ返信する。レイヤ2ネットワーク装置Aは、そのETH−LTRを管理装置2へ転送する。これにより、管理装置2は、レイヤ2ネットワーク装置Bについてポート毎の送信元MACアドレスを知ることができる。
(S315)管理装置2は、S313と同様に、TTL=2とし且つ宛先アドレスをレイヤ2ネットワーク装置CとするETH−LTMを、レイヤ2ネットワーク装置Aを介して、レイヤ2ネットワーク装置Cへ送信する。
(S316)レイヤ2ネットワーク装置Cは、S314と同様に、TTL=2とし且つ宛先アドレスを管理装置2とするETH−LTRを、レイヤ2ネットワーク装置Aを介して、管理装置2へ送信する。そのETH−LTRには、レイヤ2ネットワーク装置CのFDBが含まれる。
このように、その後、管理装置2は、装置トポロジに沿って、TTLを1増分する毎に、ETH−LTMを送信し、そのレイヤ2ネットワーク装置からETH−LTRを受信することにより、そのレイヤ2ネットワーク装置のポート情報を取得する。
(S317)管理装置2は、ネットワークに接続された全てのレイヤ2ネットワーク装置からETH−LTRを受信する。これにより、管理装置2は、ネットワーク内の装置トポロジにおけるポートトポロジ、即ちポートMACアドレスの接続形態を知ることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明のトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラムによれば、装置MACアドレスのみによって管理されているレイヤ2ネットワーク装置について、装置トポロジだけでなく、ポートトポロジも検出することができる。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
従来技術における経路トレースのシーケンス図である。 本発明におけるレイヤ2ネットワーク装置及び管理装置の機能構成図である。 本発明におけるシーケンス図である。
符号の説明
1 レイヤ2ネットワーク装置
101 ポート
102 スイッチ制御部
103 トレース要求判定部
104 トレース応答生成部
105 転送情報記録部
2 管理装置
201 装置トレース送受信部
202 装置トポロジ検出部
203 ポートトレース送受信部
204 ポートトポロジ検出部

Claims (10)

  1. 複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と、該通信装置が接続されたネットワークの論理トポロジを検出する管理装置とを有するシステムにおけるトポロジ検出方法であって、
    前記通信装置は、ポート番号と送信元MAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けた転送情報を記録しており、
    前記管理装置が、TTL(Time To Live)を1から順に1増分する毎に、該TTLを含むトレース要求を前記通信装置へ送信する第1のステップと、
    前記通信装置が、TTL=1のトレース要求に対して、前記転送情報を含むトレース応答を前記管理装置へ返信する第2のステップと、
    前記管理装置が、受信した前記トレース応答から前記転送情報を取得し、前記ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出する第3のステップと
    を有することを特徴とするトポロジ検出方法。
  2. 前記トレース要求及び前記トレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance)フレームであり、
    前記トレース要求は、ETH−LTM(ETHernet Link Trace Massage)であり、
    前記トレース応答は、ETH−LTR(ETHernet Link Trace Reply)である
    ことを特徴とする請求項1に記載のトポロジ検出方法。
  3. 複数のポート間でレイヤ2フレームを中継するスイッチ制御手段を有する通信装置において、
    前記レイヤ2フレームが入出力されるポートのポート番号と送信元MACアドレスとを対応付けた転送情報を記録した転送情報記録手段と、
    前記ポートから受信されたトレース要求について、TTL=1であるか否かを判定するトレース要求判定手段と、
    TTL=1のトレース要求に対して、前記トレース要求の送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成し、該トレース応答に、前記転送情報記録手段に記録された前記転送情報を含めるトレース応答生成手段と
    を有し、
    前記スイッチ制御手段は、前記トレース応答を、前記トレース要求を受信したポートから返信することを特徴とする通信装置。
  4. 前記トレース要求及び前記トレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームであり、前記トレース要求は、ETH−LTMであり、前記トレース応答は、ETH−LTRであることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 請求項3又は4に記載の複数の通信装置が接続されたネットワークにおける論理トポロジを検出する管理装置であって、
    前記TTLを1から順に1増分する毎に、該TTLを含む前記トレース要求を前記通信装置へ送信し、前記トレース応答を受信するポートトレース送受信手段と、
    受信した前記トレース応答から前記転送情報を取得し、前記ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出するポートトポロジ検出手段と
    を有することを特徴とする管理装置。
  6. 前記ネットワークにおける最大値となる前記TTLを含む前記トレース要求を前記通信装置へ送信し、前記通信装置の全てからトレース応答を受信する装置トレース送受信手段と、
    前記トレース応答から、前記ネットワークの装置トポロジを導出する装置トポロジ検出手段と
    を更に有することを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
  7. 複数のポートを有する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、ポート間でレイヤ2フレームを中継するスイッチ制御手段としてコンピュータを機能させる通信装置において、
    ポート番号と送信元MACアドレスとを対応付けた転送情報を記録した転送情報記録手段と、
    前記ポートから受信されたトレース要求について、TTL=1であるか否かを判定するトレース要求判定手段と、
    TTL=1のトレース要求に対して、前記トレース要求の送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとするトレース応答を生成し、該トレース応答に、前記転送情報記録手段に記録された前記転送情報を含めるトレース応答生成手段と
    してコンピュータを機能させ、
    前記スイッチ制御手段は、前記トレース応答を、前記トレース要求を受信したポートから返信するようにコンピュータを機能させることを特徴とする通信装置用プログラム。
  8. 前記トレース要求及び前記トレース応答は、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームであり、前記トレース要求は、ETH−LTMであり、前記トレース応答は、ETH−LTRであることを特徴とする請求項7に記載の通信装置用プログラム。
  9. 請求項3又は4に記載の複数の通信装置が接続されたネットワークにおける論理トポロジを検出する管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記TTLを1から順に1増分する毎に、該TTLを含む前記トレース要求を前記通信装置へ送信し、前記トレース応答を受信するポートトレース送受信手段と、
    受信した前記トレース応答から前記転送情報を取得し、前記ネットワークの装置トポロジにおけるポートトポロジを導出するポートトポロジ検出手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする管理装置用プログラム。
  10. 前記ネットワークにおける最大値となる前記TTLを含む前記トレース要求を前記通信装置へ送信し、前記通信装置の全てからトレース応答を受信する装置トレース送受信手段と、
    前記トレース応答から、前記ネットワークの装置トポロジを導出する装置トポロジ検出手段と
    してコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項9に記載の管理装置用プログラム。
JP2007002782A 2007-01-10 2007-01-10 ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム Active JP4873556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007002782A JP4873556B2 (ja) 2007-01-10 2007-01-10 ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007002782A JP4873556B2 (ja) 2007-01-10 2007-01-10 ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008172449A true JP2008172449A (ja) 2008-07-24
JP4873556B2 JP4873556B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=39700135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007002782A Active JP4873556B2 (ja) 2007-01-10 2007-01-10 ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4873556B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268024A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Kddi Corp ネットワーク運用管理システム、ネットワーク装置、およびプログラム
JP2012205012A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Yamaha Corp 通信システム、ルータ、スイッチングハブ、およびプログラム
WO2013115177A1 (ja) 2012-01-30 2013-08-08 日本電気株式会社 ネットワークシステム、及びトポロジー管理方法
JP2016167671A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 富士通株式会社 管理プログラム、管理方法、管理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268024A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Kddi Corp ネットワーク運用管理システム、ネットワーク装置、およびプログラム
JP2012205012A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Yamaha Corp 通信システム、ルータ、スイッチングハブ、およびプログラム
WO2013115177A1 (ja) 2012-01-30 2013-08-08 日本電気株式会社 ネットワークシステム、及びトポロジー管理方法
US9467363B2 (en) 2012-01-30 2016-10-11 Nec Corporation Network system and method of managing topology
JP2016167671A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 富士通株式会社 管理プログラム、管理方法、管理装置
US10148518B2 (en) 2015-03-09 2018-12-04 Fujitsu Limited Method and apparatus for managing computer system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4873556B2 (ja) 2012-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8406143B2 (en) Method and system for transmitting connectivity fault management messages in ethernet, and a node device
JP4884184B2 (ja) リンクアグリゲーション用の通信装置及びプログラム
JP4777363B2 (ja) ネットワークシステム及びデータ転送装置
US7428586B2 (en) System and method for discovering undiscovered nodes using a registry bit in a point-to-multipoint network
US7986619B2 (en) Packet network system
EP2099180B1 (en) Switching device and method for Layer-2 forwarding of OAM frames with multicast Layer-3 addresses
CA2786427A1 (en) Network system and network redundancy method
JP4744429B2 (ja) 拡張された保守ドメインレベル管理方法、通信装置、プログラム及びデータ構造
EP3128697B1 (en) Method and device for instructing multicast forwarding entry
JP4953360B2 (ja) 運用保守管理フレームを処理する通信装置及びプログラム
CN102281165A (zh) 一种基于服务质量的故障检测方法、系统和装置
CN112688827B (zh) 一种组播流检测方法、设备及系统
JP4873556B2 (ja) ネットワークの論理トポロジを検出するトポロジ検出方法、通信装置、管理装置及びプログラム
CN110380966B (zh) 一种发现转发路径的方法及其相关设备
US20120224488A1 (en) Method of connectivity monitoring by subscriber line terminating apparatus
US20120033671A1 (en) Communication device, communication method, and recording medium for recording communication program
JP5041600B2 (ja) 運用保守管理用のトレース要求を送信する方法、管理端点装置及びプログラム
CN107241249B (zh) 以太总线交换机、以太总线系统以及数据通讯方法
JP4931059B2 (ja) ループトポロジ検出回避方法、通信装置、管理装置及びプログラム
CN101572675B (zh) 一种发现直连网段中运行vrrp网络设备的方法及装置
JP5733473B2 (ja) インターワーク装置、方法、及びプログラム
JP5071982B2 (ja) 運用保守管理用のトレース要求を中継する方法、管理中継点装置及びプログラム
KR101418990B1 (ko) 네트워크 제어 장치 및 제어 방법
EP4346173A1 (en) Communication resilience in a ring network topology
JP4272612B2 (ja) 転送方法、および、エッジスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4873556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150