JP6384736B2 - 仕掛け保持具 - Google Patents

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本発明は、釣りの仕掛けを保持する仕掛け保持具に関するものである。
従来から、複数の釣針が設けられた魚釣り用の仕掛けを収容する道具が知られている。特許文献1に記載の釣り用仕掛け巻き具は、中空の筒状体に設けられたスリットの端部にハリス掛けを設け、当該ハリス掛けに針を引掛けている。仕掛けの末端は、輪ゴムで筒状体に係止されている。仕掛けに複数の釣針が設けられていても、それらの釣針はスリット内に収容されるため、釣針が外部に露出せずに安全である。
特許文献2に記載の仕掛け巻きでは、針掛け部に複数の針を引掛けて固定し、糸掛け部に糸を掛けることで、仕掛けの糸を巻き取っている。針掛け部と糸掛け部とはバネによって互いに離反する方向に負勢されているため、常に糸に張力がかかっている状態となり、仕掛けのゆるみを防止できる。仕掛けの端部は、糸を切り込みに引掛けることで固定される。
特開平10−215747号公報 特開2006−320228号公報
しかし、特許文献1に記載の釣り用仕掛け巻き具では、細い溝に糸及び釣針を収容しているため、大きな錘などが設けられている仕掛けを巻き取ることはできなかった。また、端部を輪ゴムで筒状体に係止させていたため、輪ゴムが劣化すると仕掛けが釣り用仕掛け巻き具から離脱してしまった。錘を有する仕掛けを巻く場合は、溝に挿入できるサイズの錘を有する仕掛けしか巻き取ることができなかった。
特許文献2に記載の仕掛け巻きでは、錘を有する仕掛けを巻いた場合には、錘の重さがバネの負勢力に勝って仕掛けが緩んでいた。錘の重さで仕掛けが緩むことにより、糸のヨレやカラミなどの問題が起きていた。また、仕掛けの端部は切り込みに引掛けられているため、錘の重さによって外れてしまうことがあった。
そこで、本発明では、錘と複数の釣針を備えた仕掛けを緩むことなく保持する仕掛け保持具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、略円筒形状からなる本体部と、前記本体部に対して所定方向に移動可能な移動部と、前記本体部の一端に設けられ、前記本体部を径方向外方に屈曲させることにより錘を保持する錘保持部と、前記錘保持部と隣接し、前記錘保持部に連通する溝と、前記溝に連通する拡径部と、が形成され、前記溝及び前記拡径部に第1釣針を固定する第1釣針固定部と、前記錘保持部及び前記第1釣針固定部に対して前記所定方向に直線的に移動可能であって、前記移動部の先端に設けられ、前記所定方向に延びる先端溝と、前記先端溝の底に位置し拡径した先端拡径部と、が形成され、前記先端溝及び前記先端拡径部に第2釣針を固定する第2釣針固定部と、前記第2釣針固定部の前記錘保持部及び前記第1釣針固定部に対する移動であって、前記移動部の前記本体部に対する移動を固定する固定部と、を有することを特徴とする仕掛け保持具。
このような構成によると、錘保持部が錘を保持するとともに第2釣針固定部が錘保持部及び第1釣針固定部に対して直線的に移動可能であるため、第1釣針と第2釣針の間の糸を直線状に張ることができる。固定部で第2釣針固定部の錘保持部に対する移動を固定することにより、糸が張った状態を維持することができる。これにより、第1釣針と第2釣針との間の糸を張った状態で維持でき、仕掛けを運ぶ際に糸が緩んで糸同士が絡んだり、糸が他の部品と擦れて劣化したりすることを防止できる。特に、錘を有する仕掛けは錘が揺れることで仕掛けが緩みやすいが、本発明においては錘保持部が錘を保持しているため、錘を備えた仕掛けであっても糸緩みを防止することができる。本発明は、錘と第1釣針とが隣接していて、第1釣針と第2釣針とが糸で繋がれているようなカットウ釣りの仕掛けに適している。
また、前記移動部に設けられ、前記移動部を覆うカバー部と、前記カバー部と螺合するネジ部と、を有し、前記所定方向において前記ネジ部と前記カバー部との螺合を緩めることにより前記第1釣針固定部と前記第2釣針固定部との間に配置され前記所定方向に移動可能であって、前記ネジ部に第3釣針を固定する第3釣針固定部をさらに有し、前記第3釣針固定部は、前記錘保持部、前記第1釣針固定部、及び前記第2釣針固定部に対して前記所定方向に移動可能であることが好ましい。
このような構成によると、第1釣針固定部に対して第2釣針固定部が所定方向に移動可能であり、第1釣針固定部に対して第3釣針固定部が所定方向に移動可能であり、第2釣針固定部に対して第3釣針固定部が所定方向に移動可能であるため、第1釣針と第2釣針と第3釣針との間の糸を緩ませることなく仕掛けを保持することができる。特に、第3釣針を備えたいわゆる房総半島で使用される形式のカットウ釣りの仕掛けも糸を緩ませることなく保持することができる。
また、前記錘保持部は、前記錘を少なくとも3か所で支えることが好ましい。
このような構成によると、錘保持部が錘を少なくとも3か所で支えているため、錘が仕掛け保持具から離脱することを抑制することができる。
また、前記錘保持部と、前記第1釣針固定部と、前記第2釣針固定部とは、前記所定方向に並んで配置されていることが好ましい。
このような構成によると、錘保持部と、第1釣針固定部と、第2釣針固定部と、は所定方向に並んで配置されているため、仕掛けを直線状に保持することができる。これにより、糸を巻く仕掛け巻きと比較して、糸の折れ癖や糸擦れによる劣化を防止できる。
このような構成によると、第2釣針固定部の溝の底が拡径しているため、仕掛け保持具に仕掛けを保持する際、拡径した部分に第2釣針と第1釣針の間の糸を通して第2釣針固定部を所定方向に移動させることにより第2釣針と第1釣針との間の糸を張って固定部で糸の張った状態を維持できる。これにより、簡単に仕掛け保持具に仕掛けを保持することができる。特に、カットウ釣りの仕掛けでは第2釣針は3又針であることが多いため、溝の底の拡径している箇所で確実に第2釣針を保持することができる。
このような構成によると、第1釣針固定部の溝の底が拡径しているため、溝に糸が引っ掛かって糸が切れたり擦れて劣化したりすることを防止できる。
本発明によると、錘と複数の釣針を備えた仕掛けを緩むことなく保持する仕掛け保持具を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の仕掛け保持具の斜視図。 本発明の第1の実施の形態の仕掛け保持具の固定部の部分拡大図。 本発明の第1の実施の形態の仕掛け保持具の仕掛けを保持した状態を示す斜視図。 本発明の第2の実施の形態の仕掛け保持具の斜視図。 本発明の第2の実施の形態の第3釣針固定部の部分拡大図。 本発明の変形例を示す斜視図。
本発明の実施の形態の仕掛け保持具1を、図1乃至図3に基づいて説明する。以下の記載において、平行、直交とは、完全に平行、直交ではなく略平行、略直交を含む概念である。
図1に示すように、仕掛け保持具1は、本体部2と、移動部3と、から構成されている。移動部3は、本体部2に挿入されることにより本体部2に対して移動方向M(軸方向)に直線的に移動可能であり、移動部3と本体部2とは離脱可能である。以下、単に軸方向、径方向、円周方向という場合は、本体部2及び移動部3に対する軸方向、径方向、円周方向をいう。移動方向Mは、所定方向の一例である。
本実施の形態では、本体部2及び移動部3は錆に強くて軽量なアルミパイプを用いている。本体部2の長さは約15cmであり移動部3の長さも約15cmである。本体部2は略円筒形状をなし、錘保持部4と、第1釣針固定部5と、固定部6と、を有している。錘保持部4は、第1保持部41と、第2保持部42と、第3保持部43とから構成される。第1保持部41、第2保持部42、第3保持部43は、円筒形状の本体部2を切断・加工し径方向外方に屈曲させることにより形成される。それぞれの切断面は、すべて面取りされており、バリや返しなどが除去されている。
第1保持部41と、第2保持部42と、第3保持部43とは、円周方向の長さが略同一であって、第1保持部41の軸方向の長さは第2保持部42及び第3保持部43よりも長い。第1保持部41は、錘保持部4に保持される錘11(図3)の形状に沿うように径方向外方に屈曲するとともに円弧形状をなしている。
第2保持部42及び第3保持部43は、略同一形状であって径方向外方に屈曲している。第2保持部42及び第3保持部43は、先端に行くにつれて細くなっている。第1保持部41と、第2保持部42と、第3保持部43とは、軸方向視において、それぞれの先端の間隔が約120°になるように折り曲げられている。
第1釣針固定部5は、第2保持部42と第3保持部43との間に形成された溝51であって、溝51には第1拡径部52と第2拡径部53が形成されている。溝51は、本体部2の軸方向の長さの約1/3程度の長さを有している。第1拡径部52は、第2保持部42と第3保持部43の根元部分に形成された略円形状の貫通孔である。第2拡径部53は、溝51の最奥部(底)に形成された略円形状の貫通孔である。第1拡径部52と第2拡径部53とは、略同一形状である。溝51、第1拡径部52、第2拡径部53の角は、糸の引掛りを防止するためにすべて面取りされている。
図2に示すように、固定部6は、つまみ61と、ネジ部62と、カバー部63とから構成されている。つまみ61は、略薄円板形状であって、周縁に滑り止めの凹凸が設けられている。つまみ61の下面中央からは、下方にネジ部62が延びている。ネジ部62には、雄ネジが形成されている。カバー部63は、本体部2の外形よりも僅かに大きな内径を有する円筒形状をなし、ネジ部62と螺合する第1ネジ孔63aが形成されている。第1ネジ孔63aには、ネジ部62と螺合する雌ネジが形成されている。本発明の実施の形態では、つまみ61、ネジ部62、カバー部63は錆に強く丈夫なアクリルを用いている。図2において、カバー部63は透明であるため、第2ネジ孔2a及び本体部2は外から透けている。
本体部2であってカバー部63の内部に位置する部分には、円周方向に複数の第2ネジ孔2aが形成されている。各第2ネジ孔2aには、つまみ61と螺合する雌ネジが形成されている。ネジ部62が第1ネジ孔63aと螺合していて第2ネジ孔2aと螺合していない状態のときには、カバー部63は本体部2に対して円周方向及び軸方向に移動可能である。このとき、つまみ61を任意の第2ネジ孔2aに螺合させることにより、つまみ61の円周方向の位置を変更できる。例えば、図1と図3とを比較すると、つまみ61の位置が本体部2に対して180°回転した位置にある。図3のように仕掛けを保持する際はつまみ61が糸と干渉する可能性があるため、つまみ61を図3のような位置に配置することが好ましい。
ネジ部62の底面は、移動部3に当接可能である。ネジ部62の底面が移動部3の表面に当接することにより移動部3の本体部2に対する移動が固定される。
図1に示すように、移動部3は略円筒形状をなし、その先端には第2釣針固定部7が設けられている。第2釣針固定部7は、斜めに屈曲していて先端から移動方向Mに向けて先端溝7aが形成されている。先端溝7aの底(最奥部)には、溝の幅が広がっている第3拡径部7bが形成されている。第3拡径部7bは、略円形状の貫通孔である。第2釣針固定部7は、移動部3の先端を潰して折り曲げ、溝を形成することにより作成される。先端溝7a及び第3拡径部7bの角は、糸の引掛り防止のためすべて面取りされている。錘保持部4と、第1釣針固定部5と、第2釣針固定部7とは、移動方向Mに並んで配置されている。
次に、仕掛け保持具1にカットウ釣りの仕掛けを保持する方法について説明する。図3に示すように、仕掛け10は、錘11と、第1釣針12と、釣糸13と、第2釣針14と、から構成される。錘11は、ナツメ型の錘であって先端に道糸を結ぶ糸掛け部11Aが設けられている。第1釣針12は、錘11と繋がっていて第2釣針14は釣糸13を介して錘11と繋がっている。この形式の仕掛けは、カットウ釣りの中でも東京湾で使用されるタイプである。
錘11を錘保持部4に固定して第1拡径部52に第1釣針12の根元にある図示せぬビーズを挿入する。第1釣針12の根元にビーズを設けた場合であっても、第1拡径部52があることによって第1釣針12を第1釣針固定部5に固定できる。第1釣針12の先端を第2拡径部53に収納し固定する。つまみ61を緩め、ネジ部62と第2ネジ孔2aとの螺合を解除して、ネジ部62が第1ネジ孔63aのみに螺合した状態にする。つまみ61が本体部2に対して円周方向に移動可能となるため、図1の状態から図3の状態まで固定部6を回転させる。次に、第3拡径部7bに釣糸13を通して、移動方向Mに沿って移動部3を本体部2から離れる方向に移動させる。第2釣針14が第3拡径部7bに引っ掛かって釣糸13が十分に張った状態になったら、つまみ61を締めてネジ部62の底面と移動部3とを当接させ、移動部3を本体部2に対して固定する。これにより、釣糸13が張った状態で仕掛け10が仕掛け保持具1に保持される。
このような構成によると、錘保持部4が錘を保持するとともに第2釣針固定部7が錘保持部4及び第1釣針固定部5に対して直線的に移動可能であるため、第1釣針12と第2釣針14の間の釣糸13を直線状に張ることができる。固定部6で第2釣針固定部7(移動部3)の移動を固定することにより、釣糸13が張った状態を維持することができる。これにより、第1釣針12と第2釣針14との間の釣糸13を張った状態で維持でき、仕掛け10を運ぶ際に釣糸13が緩んで糸同士が絡んだり、釣糸13が他の部品と擦れて劣化したりすることを防止できる。特に、錘11を有する仕掛け10は錘11が揺れることで仕掛け10の釣糸13が緩みやすいが、本発明においては錘保持部4が錘11を保持しているため、錘11を備えた仕掛け10であっても糸緩みを防止することができる。本発明は、錘11と第1釣針12とが隣接していて、第1釣針12と第2釣針14とが釣糸13で繋がれているようなカットウ釣りの仕掛けに適している。
このような構成によると、錘保持部4が錘11を少なくとも3か所で支えているため、錘11が仕掛け保持具1から離脱することを抑制することができる。
このような構成によると、錘保持部4と、第1釣針固定部5と、第2釣針固定部7と、は移動方向Mに並んで配置されているため、仕掛け10を直線状に保持することができる。これにより、糸を巻く仕掛け巻きと比較して、糸の折れ癖や糸擦れによる劣化を防止できる。
このような構成によると、第2釣針固定部7の先端溝7aの底が拡径し第3拡径部7bが形成されているため、仕掛け保持具1に仕掛け10を保持する際、第3拡径部7bに第2釣針14と第1釣針12の間の釣糸13を通して第2釣針固定部7を移動方向Mに移動させることにより第2釣針14と第1釣針12との間の釣糸13を張って固定部6で糸の張った状態を維持できる。これにより、簡単に仕掛け保持具1に仕掛け10を保持することができる。特に、カットウ釣りの仕掛けでは第2釣針14は3又針であることが多いため、先端溝7aの底の拡径している箇所である第3拡径部7bで確実に第2釣針14を保持することができる。
このような構成によると、第1釣針固定部5の溝51の底が拡径し第2拡径部53が形成されているため、溝51に糸が引っ掛かって糸が切れたり擦れて劣化したりすることを防止できる。
次に、第2の実施の形態について、図4に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。第2の実施の形態の仕掛け保持具101では、移動部3に第3釣針固定部8が設けられている。第2の実施の形態では、移動部3の長さは20cmと第1の実施の形態よりも長い。さらに、第1釣針固定部5には、第1拡径部52が形成されていない。第1釣針12の根元にビーズ等が設けられていない場合には、第1拡径部52はなくてもよい。
図5は、第3釣針固定部8周辺の部分断面図である。第3釣針固定部8は、つまみ81と、ネジ部82と、カバー部83と、カラー84とから構成されている。第3釣針固定部8は、移動部3に対して移動方向Mに移動可能である。つまり、第3釣針固定部8は、錘保持部4及び第1釣針固定部5に対しても移動方向Mに移動可能である。錘保持部4と、第1釣針固定部5と、第2釣針固定部7と、第3釣針固定部8とは、移動方向Mに並んで配置されている。
つまみ81と、ネジ部82と、カバー部83の構成は、つまみ61、ネジ部62、カバー部63と略同一である。カバー部83には、第3ネジ孔83aが形成されている。第3ネジ孔83aには、ネジ部82と螺合する雌ネジが形成されている。カラー84は、カバー部83と移動部3との間に挿入されていて、第4ネジ孔84aが形成されている。第4ネジ孔84aには、ネジ部82と螺合する雌ネジが形成されている。カラー84をカバー部83と移動部3との間に挿入することにより、ネジ部82が螺合する雌ネジの距離を長くすることができ、つまみ81がカバー部83から離脱することを防止できる。つまみ81を締めることにより、ネジ部82の底面と移動部3とが当接して第3釣針固定部8の移動方向Mへの移動が固定される。
次に、仕掛け保持具101に仕掛けを保持する方法について説明する。仕掛け保持具101に保持する仕掛けは、第1釣針12と第2釣針14の間に第3釣針が設けられている。この形式の仕掛けは、カットウ釣りの中でも房総・鹿島沖で使用されるタイプである。
第1の実施の形態と同様に、第1釣針12と第2釣針14とをそれぞれ第1釣針固定部5と第2釣針固定部7とに固定する。第3釣針をネジ部82に引掛けてつまみ81を緩めて第3釣針固定部8を移動方向Mに移動可能にする。第3釣針の枝糸が張ったらつまみ81を締める。
このような構成によると、第1釣針固定部5に対して第2釣針固定部7が移動方向Mに移動可能であり、第1釣針固定部5に対して第3釣針固定部8が移動方向Mに移動可能であり、第2釣針固定部7に対して第3釣針固定部8が移動方向Mに移動可能であるため、第1釣針と第2釣針と第3釣針との間の糸を緩ませることなく仕掛けを保持することができる。特に、第3釣針を備えたいわゆる房総半島で使用される形式のカットウ釣りの仕掛けも糸を緩ませることなく保持することができる。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
上述の実施の形態では、仕掛け保持具1では1つの仕掛けのみ保持可能であったが、図6に示すように連結部9によって仕掛け保持具1を2つ連結させてもよい。この仕掛け保持具201では、第1釣針固定部5に第1釣針12を固定してもよいが、連結部9に第1釣針12を引掛けてもよい。詳細には、連結部9と本体部2との隙間に第1釣針12の先端を挿入することにより固定する。それぞれの仕掛け保持具の間に所定長さのパイプ91を挟んだ状態で連結部9によって保持することで、仕掛け保持具1同士の距離をある程度離間させたまま2つの仕掛け保持具1を連結することができる。これにより、仕掛け同士が互いに絡むことを防止する。2つの仕掛け保持具101を連結部9で連結させてもよい。
上述の実施の形態では、仕掛け保持具1が保持する仕掛けはカットウ釣りの仕掛けだったが、これに限定されない。錘と複数の釣針を備えた仕掛けであればよく、カワハギ仕掛けやカゴ釣りの仕掛けであってもよい。
上述の実施の形態では、錘11としてナツメ型錘を用いたが、六角型、亀型、丸型、ナス型などのいずれの錘を用いてもよい。錘保持部4は、3つ又構造であって第1保持部41と第2保持部42と第3保持部43の3点で錘11を支持するため、いずれの形状の錘も確実に保持することができる。
上述の第2の実施の形態では、仕掛け保持具101は第3釣針固定部8をさらに有していたが、釣針固定部を3つ以上有する仕掛け保持具であってもよい。その場合には、移動部3に複数の釣針固定部を設けてもよく、本体部2に設けてもよい。このとき、移動部3を移動方向Mに移動させて移動部3を本体部2から離脱させ、移動部3に更なる釣針固定部を挿入してよい。
上述の第2の実施の形態では、第3釣針固定部8の形状は固定部6と略同一であったが、これに限定されない。カラー84の移動方向Mの側面から第2釣針固定部7のような形状の突起部を設けてもよい。当該突起部には、第2釣針固定部7と同様に先端溝7a及び第3拡径部7bに対応する溝が形成されている。突起部に釣針を引掛けてカラーを移動方向Mに移動させることにより釣針を保持することができる。また、当該突起部は、カラーの一方の側面に設けられていてもよく、両方の側面に設けられていても良い。また、一方の側面に2つ以上の突起部が設けられていても良い。
上述の実施の形態では、錘保持部4は三つ又で第1保持部41、第2保持部42、第3保持部43の3か所で錘11を保持したが、4か所以上で保持してもよい。これにより、確実に錘を保持することができる。
上述の実施の形態では、第1釣針固定部5及び第2釣針固定部7で第1釣針12及び第2釣針14をそれぞれ固定したが、第1釣針12及び第2釣針14を保持してもよい。例えば、移動部3に溝を切った発泡体を設け、当該溝に第1釣針を挿入することにより第1釣針を固定してもよい。
上述の実施の形態では、本体部2と移動部3とは離脱可能だったが、本体部2が移動部3に対して移動方向Mに移動可能かつ離脱不能であってもよい。これによると、誤って本体部2と移動部3とが離脱することを防止できる。
1,101、201 仕掛け保持具
2 本体部
3 移動部
4 錘保持部
5 第1釣針固定部
6 固定部
7 第2釣針固定部
8 第3釣針固定部
9 連結部
10 仕掛け
11 錘
12 第1釣針
13 釣糸
14 第2釣針

Claims (4)

  1. 略円筒形状からなる本体部と、
    前記本体部に対して所定方向に移動可能な移動部と、
    前記本体部の一端に設けられ、前記本体部を径方向外方に屈曲させることにより錘を保持する錘保持部と、
    前記錘保持部と隣接し、前記錘保持部に連通する溝と、前記溝に連通する拡径部と、が形成され、前記溝及び前記拡径部に第1釣針を固定する第1釣針固定部と、
    前記錘保持部及び前記第1釣針固定部に対して前記所定方向に直線的に移動可能であって、前記移動部の先端に設けられ、前記所定方向に延びる先端溝と、前記先端溝の底に位置し拡径した先端拡径部と、が形成され、前記先端溝及び前記先端拡径部に第2釣針を固定する第2釣針固定部と、
    前記第2釣針固定部の前記錘保持部及び前記第1釣針固定部に対する移動であって、前記移動部の前記本体部に対する移動を固定する固定部と、を有することを特徴とする仕掛け保持具。
  2. 前記移動部に設けられ、前記移動部を覆うカバー部と、前記カバー部と螺合するネジ部と、を有し、前記所定方向において前記ネジ部と前記カバー部との螺合を緩めることにより前記第1釣針固定部と前記第2釣針固定部との間に配置され前記所定方向に移動可能であって、前記ネジ部に第3釣針を固定する第3釣針固定部をさらに有し、
    前記第3釣針固定部は、前記錘保持部、前記第1釣針固定部、及び前記第2釣針固定部に対して前記所定方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の仕掛け保持具。
  3. 前記錘保持部は、前記錘を少なくとも3か所で支えることを特徴とする請求項1又は2に記載の仕掛け保持具。
  4. 前記錘保持部と、前記第1釣針固定部と、前記第2釣針固定部と、は前記所定方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の仕掛け保持具。
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