JP6380831B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機には、遊技者が遊技中に押し込み操作する演出ボタンを備えたボタンユニットが設けられている(たとえば、特許文献1)。そして、一般的なボタンユニットでは、ボタンユニットのケース体に固定される基板に、フォトセンサ等の検知手段を1つ設ける一方、ケース体に対して移動可能に取り付けられている演出ボタンに、突起等の検知手段に検知される被検知部を1箇所設けることにより、演出ボタンの押し込み操作を検知可能としている。
特開2009−112412号公報
近年、ボタンユニットの特に演出ボタンが従来よりも大型化している。したがって、遊技者が演出ボタンを押し込み操作した際、演出ボタンが傾いた状態で押し込まれる場合がある。そのため、被検知部及び検知手段を1組しか設けていないと、上記押し込み操作を検知できないことがあり、問題となっている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、たとえ演出ボタンが傾いた状態で押し込まれる等した場合でも、当該押し込み操作を検知することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、押し込み操作可能な操作手段と、所定の被検知部を有しているとともに前記操作手段の押し込み方向側に連結されており、前記操作手段を押し込むと、当該押し込み方向へ前記操作手段と共に移動し、前記操作手段に対する押し込み操作が解除されて前記操作手段が反押し込み方向へ移動すると、当該反押し込み方向へ前記操作手段と共に移動する被検知手段と、所定の基板上に搭載されており、前記被検知手段の移動に伴い前記被検知部を検知非検知する検知手段と、前記検知手段による前記被検知部の検知非検知により前記操作手段の押し込み操作の有無を判断する制御手段とを備えた遊技機であって、前記基板が、前記操作手段と前記被検知手段との間に備えられているとともに、前記検知手段が、前記基板の前記被検知手段側の表面に搭載されており、前記操作手段の押し込み操作に伴い、前記被検知部が前記検知手段から離隔して非検知となり、前記操作手段の初期位置への復帰に伴い、前記被検知部が前記検知手段に近接若しくは接触して検知となる一方、前記被検知部及び前記検知手段が複数組設けられているとともに、前記制御手段は、複数組の前記被検知部及び前記検知手段のうち、少なくとも1組の前記被検知部及び前記検知手段において、前記被検知部が前記検知手段により非検知となることにより、前記操作手段押し込み操作されたと判断することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記操作手段の操作面が円形に形成されているとともに、前記被検知部及び前記検知手段が、押し込み方向から見ると、前記操作面の中央を中心とした同一円周上に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、被検知部及び検知手段を複数組設けているため、1組しか被検知部及び検知手段を備えていない従来のものと比較すると、操作手段の押し込み操作を確実に検知することができる。
また、制御手段は、複数組の被検知部及び検知手段のうち、少なくとも1組の被検知部及び検知手段で検知手段により被検知部が検知若しくは非検知されると、操作手段の押し込み操作を検知する。そのため、たとえば操作手段を押し込み操作した際、操作手段が傾いて1組の検知手段でしか被検知部が検知若しくは非検知されなかったとしても押し込み操作を検知することができる。また、何れかの被検知部が破損したり検知手段が故障したりしており、その組では押し込み操作しているにも拘わらず、検知手段が被検知部を検知若しくは非検知できない場合であっても、他の少なくとも1組の検知手段で被検知部が検知若しくは非検知されれば押し込み操作を検知することができる。したがって、上述したような場合にも、操作手段を押し込み操作したことに起因した演出等を実行することができ、遊技者の興趣を損なうようなことがない。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、操作手段の操作面を円形に形成するとともに、被検知部及び検知手段を、押し込み方向から見ると、操作面の中央を中心とした同一円周上に設けている。したがって、単に被検知部及び検知手段を複数組設けたものと比べて、操作手段を押し込み操作した際に、確実に全ての被検知部及び検知手段で被検知部を検知若しくは非検知させることができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 ボタンユニットを示した斜視説明図である。 ボタンユニットを分解した状態を上側から示した斜視説明図である。 ボタンユニットを分解した状態を下側から示した斜視説明図である。 演出ボタンが押し込み操作されていない状態にあるボタンユニットの断面説明図である。 演出ボタンが押し込み操作された状態にあるボタンユニットの断面説明図である。 フォトセンサで演出ボタンの押し込み操作を検出する状況を示した説明図である。 フォトセンサがローレベルのまま故障している状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板(透明板)を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4(特にガラス板)によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むように電動役物70等を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19が設けられている。また、センター部材26の左方には、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下する遊技球に限り、始動入賞口19へ入賞し得るようになっている。
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、遊技球が通過可能なゲート部材20と、動作可能な舌片(図示せず)を備えた始動入賞役物17とが設けられている。該始動入賞役物17は、舌片の作動に伴い、内蔵された入賞口(図示せず)への遊技球の入賞を可能とする開状態と、入賞口への遊技球の入賞を不可能とする閉状態との何れか一方の状態へ変化するようになっている。さらに、右打ち用スペースSRの下部(センター部材26の下方で、始動入賞口19の右側となる位置)には、開閉可能な扉部材を有する2つの大入賞アタッカー18a、18bが設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることにより、ゲート部材20を通過させたり、開状態にある始動入賞役物17へ入賞させたり、さらには開成した大入賞アタッカー18a、18bへ効率良く入賞させることができる。なお、センター部材26の左右を問わず、遊技領域16の略全面には多数の遊技釘(図示せず)が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、特別図柄を表示するための7セグメント表示器からなる特別図柄表示部(図示せず)が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な演出ボタン25を有するボタンユニット40(図4等に示す)が設けられている。
さらに、前扉4の上部及び下部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の上部や左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するとともに、後述の如く演出ボタン25の押し込み操作を検知するサブ制御装置30等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させて始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、遊技球の入賞検知に起因して実行される所謂大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示させる)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、大入賞アタッカー18a、18bの扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は、右打ち用スペースSRを流下させる「右打ち」を行い、断続的に開成する大入賞アタッカー18a、18bへの遊技球の入賞を狙う。
また、大当たり状態終了後、特別図柄表示部での図柄の確定表示回数が所定回数に達するまで、始動入賞役物17が頻繁に開状態となる所謂時短状態が生起する。そこで、遊技者は、当該時短状態が終了するまで「右打ち」を継続して、ゲート部材20への遊技球の通過、及び始動入賞役物17への遊技球の入賞を狙う。そして、図柄の確定表示回数が所定回数に達して時短状態が終了すると、「右打ち」を止めて左打ち用スペースSLを流下させる上記遊技へと戻る。また、このような一連の遊技において、ボタンユニット40では、サブ制御装置30による制御のもと、遊技の状況に応じた種々の態様で演出ボタン25が点灯し、遊技者に演出ボタン25の押し込みを促す。そして、遊技者により演出ボタン25が所定のタイミングで押し込み操作されると、当該押し込み操作がサブ制御装置30で検知され、演出用表示部6において特定の映像が流れたり、電動役物70が特定の態様で動作したりする。
(ボタンユニットでの押し込み操作の検知に係る構造についての説明)
ここで、本発明の要部となるボタンユニット40の押し込み操作の検知に係る構造について、詳細に説明する。
まずボタンユニット40の構造について図4〜図8をもとに説明する。図4は、ボタンユニット40を示した斜視説明図である。図5は、ボタンユニット40を分解した状態を上側から示した斜視説明図である。図6は、ボタンユニット40を分解した状態を下側から示した斜視説明図である。図7は、演出ボタン25が押し込み操作されていない状態にあるボタンユニット40の断面説明図である。図8は、演出ボタン25が押し込み操作された状態にあるボタンユニット40の断面説明図である。
ボタンユニット40は、上ケース41及び下ケース42を組み付けてなる本体ケースと、本体ケースの内部に固定される仕切板43と、仕切板43の下方で本体ケースに固定されるスイッチ基板44と、円形の操作面が上ケース41から露出するように組み付けられる演出ボタン25と、仕切板43の下方で演出ボタン25と連結される操作板45と、操作板45を上方(反押し込み方向)へ付勢するコイルバネ48とを備えてなる。そして、スイッチ基板44の下面に、1組の受光素子と発光素子とを有する周知のフォトセンサ46が2つ搭載されている一方、操作板45に上方へ突出する突起状で、フォトセンサ46の受光素子と発光素子との間を遮蔽可能な2つの操作片47、47が設けられている。尚、フォトセンサ46、46及び操作片47、47は、演出ボタン25の押し込み方向から見ると、操作面の中央を中心とした同一円周上で、且つ、その中心を挟んで対向する位置に設けられている。
上記ボタンユニット40では、演出ボタン25が押し込まれていない状態では、操作板45が上昇位置にあり、各操作片47が各フォトセンサ46に近接して受光素子と発光素子との間を遮蔽した状態となっている(図7)。また、演出ボタン25が押し込まれると、操作板45も演出ボタン25に連動して下降し、各操作片47が各フォトセンサ46から離隔して、各フォトセンサ46における遮蔽状態が解除されるようになっている(図8)。
次にボタンユニット40での演出ボタン25の押し込み操作の検知に係る制御について、図9〜図10をもとに説明する。
演出ボタン25の操作検知は、上述の如くサブ制御装置30で行っており、サブ制御装置30は、所定の単位時間(たとえば1ms)毎にフォトセンサ46、46の状態を読み込み、一旦RAM等のセンサ記憶手段に状態情報として記憶させた後、その状態情報をもとに演出ボタン25の操作状態を判断するようになっている。つまり、演出ボタン25が押し込まれていない図7の状態では、サブ制御装置30がフォトセンサ46、46の状態を読み込んだ際、フォトセンサ46、46の出力が検知を示すハイレベル(H)の状態になる。一方、演出ボタン25が押し込まれた図8に示す状態では、フォトセンサ46、46の出力が非検知を示すローレベル(L)の状態になる。
そして、サブ制御装置30は、パチンコ機1の電源投入時から所定の監視時間(たとえば30秒)が経過するまでの間、以下の監視制御を実行する。まず、電源投入後、センサ記憶手段を初期化し、各フォトセンサ46からローレベルが出力されたとする状態にする。その後、単位時間毎に各フォトセンサ46の状態を読み込み、図10に示す如く一度もハイレベルの状態を検出しないまま監視時間が経過すると、当該フォトセンサ46は故障していると判定する。また、サブ制御装置30は、監視時間中に演出ボタン25が押し込まれ、図9に示す如く2単位時間連続してハイレベルであった後、続けて2単位時間連続してローレベルである状態(図9中の矢印の位置)を検出すると、フォトセンサ46を検出したと判断する。そして、監視時間が経過するまでの間に、一度も検出したと判断されないフォトセンサ46が存在した場合、当該フォトセンサ46についても故障していると判定する。そして、サブ制御装置30は、監視時間の経過後、故障と判定したフォトセンサ46について単位時間毎の読み込みを行わず、演出ボタン25の操作検知制御の対象外とする。なお、サブ制御装置30は、フォトセンサ46を検出したと判断すると、所定の報知態様でボタンユニット40内のLED(図示せず)を点灯させ、フォトセンサ46を検出した旨を報知する。この報知態様としては、たとえば演出ボタン25を押し込んだ際に両フォトセンサ46、46を検出した場合にはLEDを所定時間にわたり点滅させる一方、どちらか一方のフォトセンサ46しか検出しなかった場合にはLEDを所定時間にわたり点灯させる等が考えられる。また、フォトセンサ46の故障に係る判定は、パチンコ機1の電源を落とすことによりクリアされる。
また、上記監視時間が経過すると、サブ制御装置30は、検出したフォトセンサ46のみを用いて演出ボタン25の操作検知制御を実行する。つまり、上記フォトセンサ46の検出制御と同様、図9に示す如く2単位時間連続してハイレベルであった後、続けて2単位時間連続してローレベルである状態を検出すると、演出ボタン25が押し込み操作されたと検知する。一方、1単位時間でもハイレベルの状態を検出すると、演出ボタン25が押し込み操作されていないと判定する。そして、演出ボタン25の押し込み操作を検知すると、当該押し込み操作に応じた種々の演出(たとえば、電動役物を作動させたり、演出表示部6に所定の映像を表示したりする等)を実行する。
また、サブ制御装置30は、所定の第1演出期間内に演出ボタン25を断続的に複数回押し込み操作させる所謂連打演出であると、上述したような押し込み操作の検知後、所定の無効時間(たとえば100ms〜200ms程度)の間は上記操作検知制御を行わず、無効時間の経過をもって再び操作検知制御を実行するといった連打演出制御を実行する。
さらに、サブ制御装置30は、所定の第2演出期間内に演出ボタン25を継続して押し込み操作させる所謂長押し演出であると、第2演出期間の開始後、続けて数百単位時間(たとえば500ms〜1000ms程度)連続してローレベルである状態を検出したことをもって、演出ボタン25の長押し操作が開始されたと判断する。そして、長押し開始後、単位時間連続してハイレベルである状態を検出すると、演出ボタン25の長押し操作が終了されたと判断するといった長押し演出制御を実行する。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、演出ボタン25の押し込み操作を検知するための操作片47及びフォトセンサ46を2組設けている。さらに、演出ボタン25の操作面を円形に形成するとともに、フォトセンサ46、46及び操作片47、47を、演出ボタン25の押し込み方向から見ると、操作面の中央を中心とした同一円周上で、且つ、その中心を挟んで対向する位置に設けている。したがって、1組しか被検知部及び検知手段を備えていない従来のものと比較すると、フォトセンサ46、46が正常であると演出ボタン25の押し込み操作を確実に検知することができる。
また、少なくとも何れか一方のフォトセンサ46で押し込み操作を検知すると、演出ボタン25が押し込まれたとして、演出ボタン25の押し込み操作に応じた種々の演出を実行する。したがって、たとえば押し込み操作時に演出ボタン25が傾いて何れか一方のフォトセンサ46でしか押し込み操作が検知されなかった場合に、演出ボタン25を利用した演出を実行することができ、遊技者の興趣を損なうようなことがない。
さらに、電源投入後、フォトセンサ46、46が故障していないか、及びフォトセンサ46、46を正常に検出できるかを判定するための監視時間を設定し、当該監視時間中に故障と判定したフォトセンサ46については、以後電源が落とされるまでの遊技中における操作検知制御の対象から外すようになっている。したがって、特に何れか一方のフォトセンサ46がローレベルの状態で故障している場合や、何れか一方のフォトセンサ46に対応する操作板45側が破損して(操作板45そのものの破損や、演出ボタン25における操作板45との連結部の破損等が考えられる)フォトセンサ46がハイレベルとならない場合に、操作検知制御の対象から外すことで演出ボタン25を利用した演出を実行することができ、遊技に支障を来したり、遊技者の興趣を損なったりするようなことがない。
加えて、監視時間中にフォトセンサ46、46を検出すると、所定の報知態様でフォトセンサ46、46を検出した旨を報知する。したがって、作業者は、フォトセンサ46、46の状態を容易且つ確実に把握することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、操作手段の操作検知制御等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、操作手段が押し込まれていない状態をハイレベルとし、押し込み操作されるとローレベルとなるように構成している(すなわち、操作手段が押し込み操作されると、検知手段が被検知部を非検知する構成であり、所謂負理論を用いている)が、たとえばスイッチ基板を操作板の下方に設置するとともに、フォトセンサをスイッチ基板の上面に搭載する等することで、操作手段が押し込まれていない状態をローレベルとし、押し込み操作されるとハイレベルとなるように構成する(すなわち、操作手段が押し込み操作されると、検知手段が被検知部を検知する構成であり、所謂正理論を用いる)ことも当然可能であり、押し込み操作に応じて検知手段が被検知部を検知するか、それとも非検知とするかは適宜設計変更可能である。なお、言うまでもなく、検知手段がフォトセンサに限定されることはなく、他のセンサやスイッチ(たとえば、マイクロスイッチやリミットスイッチ)を検知手段とすることは可能である。
また、上記実施形態では、監視時間中に操作手段を押し込み操作させ、検知手段を介して当該押し込み操作が検知されるか否かといった判定を行っているが、当該判定に関しては行わずともよい。当該判定を行わないことで、たとえば何れか一方の検知手段が押し込み操作を検知しない状態のまま故障している場合や、何れか一方の検知手段に対応する操作手段側が破損してしまい、操作手段の押し込み操作に応じて検知手段が被検知部を検知若しくは非検知できない場合を判定できないことになる。しかしながら、当該事態は、検知手段が押し込み操作を検知した状態のまま故障している場合等と比較して、何れか1組の被検知部及び検知手段さえ正常であれば遊技に及ぼす影響が低いため、遊技者の興趣を損なうことにはなりにくい。なお、本発明では、必要に応じて監視に係る制御を行わない(すなわち、故障しているか否かを判定したり操作検知制御の対象から外したりする等の制御を実行しない)としてもよいし、別の監視に係る制御を実行するように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、操作手段の押し込み操作に応じて被検知部側を移動させる構成としているが、操作手段にスイッチ基板を連結させる等し、押し込み操作に応じて検知手段側を移動させ、被検知部との距離が変化するように構成することも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、検知手段を一度操作検知制御の対象から外すと、遊技機の電源が落とされるまで対象から外したままにするとしているが、一旦対象から外した後も監視を継続し、正常な検知手段と同様の検知状態に復帰すると、操作検知制御の対象に復帰させるように構成することも可能である。
またさらに、上記実施形態では被検知部及び検知手段の組数を2組としているが、3組以上の被検知部及び検知手段を設置しても何ら問題はないし、被検知部及び検知手段の設置位置についても適宜変更可能である。
また、監視時間中に検知手段を検出した際の報知態様としては、スピーカ等の他の機器を用いて報知を行うように構成してもよいし、検知手段の検出報知専用の報知手段を設けても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、遊技機の電源を投入してから30秒間を監視時間として設定しているが、遊技機の電源を投入してから所定の時間(たとえば10秒)が経過した後に監視時間を設定してもよく、遊技機の電源投入後、どのタイミングでどのような長さの監視時間を設定するかは適宜変更可能である。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御する(メイン制御装置が制御手段となる)ように構成してもよい。さらにまた、操作検知制御を実行する制御手段を、どの制御装置とするかについても適宜変更可能であり、たとえばサブ制御装置と検知手段との間に別の制御装置を介在させるように構成しても何ら問題はない。
さらにまた、操作手段の数や設置位置については、言うまでもなく変更可能であり、遊技機に複数の操作手段を設けても何ら問題はないし、どのような遊技に操作手段を用いるか等についても上記実施形態に何ら限定されることはない。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機やスロットマシーン等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、操作手段、被検知部、検知手段、制御手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、25・・演出ボタン(操作手段)、30・・サブ制御装置(制御手段)、40・・ボタンユニット、44・・スイッチ基板、45・・操作板、46・・フォトセンサ(検知手段)、47・・操作片(被検知部)、48・・コイルバネ。

Claims (2)

  1. 押し込み操作可能な操作手段と、所定の被検知部を有しているとともに前記操作手段の押し込み方向側に連結されており、前記操作手段を押し込むと、当該押し込み方向へ前記操作手段と共に移動し、前記操作手段に対する押し込み操作が解除されて前記操作手段が反押し込み方向へ移動すると、当該反押し込み方向へ前記操作手段と共に移動する被検知手段と、所定の基板上に搭載されており、前記被検知手段の移動に伴い前記被検知部を検知非検知する検知手段と、前記検知手段による前記被検知部の検知非検知により前記操作手段の押し込み操作の有無を判断する制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記基板が、前記操作手段と前記被検知手段との間に備えられているとともに、前記検知手段が、前記基板の前記被検知手段側の表面に搭載されており、
    前記操作手段の押し込み操作に伴い、前記被検知部が前記検知手段から離隔して非検知となり、前記操作手段の初期位置への復帰に伴い、前記被検知部が前記検知手段に近接若しくは接触して検知となる一方、
    前記被検知部及び前記検知手段が複数組設けられているとともに、
    前記制御手段は、複数組の前記被検知部及び前記検知手段のうち、少なくとも1組の前記被検知部及び前記検知手段において、前記被検知部が前記検知手段により非検知となることにより、前記操作手段押し込み操作されたと判断することを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作手段の操作面が円形に形成されているとともに、
    前記被検知部及び前記検知手段が、押し込み方向から見ると、前記操作面の中央を中心とした同一円周上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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