JP6414613B2 - 遊技機 - Google Patents
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そして、そのような構成を採用することにより、第1表示体や第2表示体等の従来にない新たな表示体を用いて特定遊技状態の終了時期を報知するため、遊技者が新鮮味を感じるような演出を実現することができ、遊技性の高い遊技機とすることができるという効果を奏することができる。
そして、そのような第1の構成を採用することで、第1表示体や第2表示体等の従来にない新たな表示体を用いて特定遊技状態の終了時期を報知するため、遊技者が新鮮味を感じるような演出を実現することができ、遊技性の高い遊技機とすることができるといった効果を奏することができる。
そして、そのような第2の構成を採用することで、遊技者にしてみると、第2表示体の消化に際して、特定遊技状態が終了するのか否かに極めて高い関心をもって遊技することができ、遊技性の更なる向上を図ることができるといった効果を奏することができる。
そして、そのような第3の構成を採用することで、図柄の変動開始時における第1表示体の消化数が一様でない新たな演出を遊技者に提供することができるといった効果を奏することができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、大当たり抽選の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19や始動入賞役物17、大入賞装置18a、18b、ゲート部材20、及び特別図柄表示部60等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。なお、図4では省略しているが、メイン制御基板31は、払出制御装置28や電源装置29等ともインターフェイス35を介して接続されている。
まずパチンコ機1では、遊技球が始動入賞口19や始動入賞役物17へ入賞する(所定条件の充足)と、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、所定個数(たとえば3個)の遊技球を賞球として払い出すとともに、入賞検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得し、さらに保留情報記憶領域36に記憶されている保留情報の数が最大値に達しているか否かを確認する。そして、保留情報の数が既に最大値に達していると、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を記憶することなく削除する。一方、最大値に達していないと、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を保留情報記憶領域36に記憶するとともに、遊技状態毎に設定されている大当たり判定用テーブルを参照して今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値(たとえば通常状態の大当たり判定用テーブルでは、“0”、“100”、“200”、“300”、“400”、“500”、“600”、“700”、“800”、“900”の10通りとなっており、高確率状態の大当たり判定用テーブルでは、“0”、“100”、“200”、“300”、“400”、“500”、“600”、“700”、“800”、“900”、“1000”の11通りとなっている)」であるか否か(すなわち、大当たり抽選の結果が「大当たり」であるか否か)、「大当たり」であった場合にはdカウンタからの取得数値にもとづく「大当たり」の種別、及び当該大当たり抽選の結果を踏まえた上でのeカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを、後述する大当たり判定よりも事前に事前判定として一旦判定する。さらに、メインCPU32は、当該事前判定の結果、及び何個目の保留情報にもとづくものであるのかを含んだ予定情報を作成し、サブ統合CPU42へ送信する。
ここで、本発明の要部となるサポート状態における第1表示体73a、第2表示体73bを用いた表示演出について、図8〜図11をもとに説明する。
サブ制御装置40の記憶手段43には、サポート状態において使用する特定装飾図柄71や特定背景表示72、第1表示体73a、第2表示体73b等を記憶する特定演出記憶領域48が設けられている。そして、サブ統合CPU42は、サポート状態が生起するに際し、図8に示すように、演出用表示部6での背景表示を特定背景表示72に、装飾図柄を特定装飾図柄71、71・・に夫々切り替える。また、演出用表示部6の下部に特定表示領域74を形成し、該特定表示領域74内に特定個数(ここでは10個)の第1表示体73a、73a・・を左右方向へ並べて表示する。さらに、演出用表示部6の左下隅部で最も左端にある第1表示体73aの左隣に、後述するような消化表示領域75を形成する。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、第1表示体73aや第2表示体73b等の従来にない新たな表示体を用いてサポート状態の終了時期を報知するため、遊技者が新鮮味を感じるような演出を実現することができ、遊技性の高いパチンコ機とすることができる。
また、サポート状態として特定回数が異なる複数のサポート状態を有しているとともに、比較的特定回数が多いサポート状態においては自身よりも特定回数が少ないサポート状態の特定回数が特定段階数として設定されており、特定段階数に達しつつある状況についても第2表示体73bを用い、特定回数に達しつつある状況と同じ演出を行う。したがって、遊技者にしてみると、第2表示体73bが消化表示領域75へ移動する際、サポート状態が終了してしまうのか否かに極めて高い関心をもって遊技することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、第1表示体や第2表示体を用いた演出に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、サポート状態として4種類のサポート状態を設定しているが、3種類以下であってもよいし、5種類以上であっても何ら問題はなく、特定回数をどのように設定するか、特定段階数を設定するか否か等についても適宜変更可能である。
さらにまた、上記実施形態では第1表示体や第2表示体を、特定表示領域から消化表示領域へ移動させ(すなわち特定表示領域外へ移動させ)て消化するとしているが、特定表示領域内において消去する態様で消化するように構成することも当然可能である。
またさらに、上記実施形態では、図柄の確定表示回数が特定回数又は特定段階数に達しつつある状況において必ず第2表示体を表示し、図柄の確定表示回数が特定回数又は特定段階数となる図柄の変動開始時に第2表示体を消化させるようにしているが、第2表示体を表示するか否かを抽選等により選択的に決定し、第2表示体を表示させることなく第1表示体のみを用いて、図柄の確定表示回数が特定回数又は特定段階数に達する(すなわち、図柄の確定表示回数が特定回数又は特定段階数となる図柄の変動開始時に第1表示体を消化させる)ような状況をもたせるように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置の記憶手段に特定演出記憶領域やfカウンタを設けても何ら問題はないし、メイン制御装置1つで制御する際には、開始コマンドや予定情報等を作成する必要はない。さらに、上記実施形態では、特別図柄と装飾図柄との2種類の図柄を用いるパチンコ機としているが、特別図柄のみを用いたパチンコ機であってもよいし、特別図柄表示部を演出用表示部内に設けてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、大当たり抽選としてcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタの3つのカウンタから数値を取得するとしているが、1つのカウンタのみで対応することも可能であるし、2つのカウンタ若しくは4つ以上のカウンタから数値を取得するように構成することも当然可能である。なお、抽選手段としての乱数は、ソフト乱数、ハード乱数のどちらでも採用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、制御装置や図柄表示部、特別入賞手段、始動入賞役物、始動入賞口等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御装置」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。
Claims (1)
- 図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部と、各種表示演出を行うための演出用表示部と、開閉動作可能な可動部材を有する特別入賞手段とが設けられているとともに、遊技に係る動作や前記図柄表示部及び前記演出用表示部における表示動作を制御する制御手段を備えており、
前記制御手段は、所定条件の充足にもとづいて1又は複数の乱数から数値を取得すると、取得した前記数値にもとづいて前記図柄の確定表示態様及び前記図柄の変動時間を決定し、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させる一方、
さらに、前記図柄を特別な確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別入賞手段を所定の態様で作動させる特別遊技状態を生起させるとともに、前記特別遊技状態の終了後、前記図柄の確定表示回数が特定回数に達するまで遊技者にとって有利な特定遊技状態を生起させる遊技機であって、
第1の確定表示回数が前記特定回数とされた第1の特定遊技状態と、前記第1の確定表示回数よりも回数が多い第2の確定表示回数が前記特定回数とされた第2の特定遊技状態との少なくとも2種類の前記特定遊技状態が設定されているとともに、
前記第2の特定遊技状態において、前記第1の確定表示回数と同じ前記図柄の確定表示回数が特定段階数とされており、
前記制御手段は、前記特定遊技状態の生起中、前記演出用表示部に特定個数の第1表示体を表示するとともに、前記図柄の変動開始に伴い所定個数の前記第1表示体を消化する一方、新たに前記所定個数の前記第1表示体を追加し、
さらに、前記第2の特定遊技状態の生起中においては、所定の遊技抽選により、前記図柄の確定表示回数が前記特定段階数に達するまでに消化される前記第1表示体の個数が前記特定個数未満になった場合に、前記第1表示体とは異なる第2表示体を追加するか否かを決定し、追加すると決定した場合には前記第2表示体を追加して、前記図柄の確定表示回数が前記特定段階数となる前記図柄の変動開始時に、前記第2表示体を消化する一方、追加しないと決定した場合には前記第2表示体の追加を行わず、前記図柄の確定表示回数が前記特定段階数となる前記図柄の変動開始時に、前記第1表示体を消化することを特徴とする遊技機。
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