JP2018153524A - 遊技機 - Google Patents

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智重 川井
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Abstract

【課題】複数の操作部は、前面扉の搬送や遊技ホールへの設置の際に障害になり難い反面、デザイン性を高めたり、操作性を斬新なものにしたりすることが難しい。
【解決手段】遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段(60)と、操作手段(60)を第1位置から第2位置への操作方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にすることが可能な移動手段(80,90) とを備え、移動手段(80,90) は、操作手段(60)を第1位置から所定の状態にする際に所定の軸心回りに回動させて第3位置に移動可能である。
【選択図】 図27

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技者が操作可能な操作手段に関する。
従来、回胴式遊技機(スロットマシン(例えば、特許文献1))は、始動条件の成立時に遊技に関連する判定を行い、その判定結果に基づいて複数のリールを始動させ遊技を進行させる。その遊技機は、前面側が開口する筐体、その筐体の前面側を開閉可能な前面扉を有し、遊技機の内部に、複数図柄が外周面に印されたリールを複数有する回胴装置、メダルを払い出す払出装置、遊技に係る制御を実行する制御装置等が装備されている。
前面扉には、複数のリールの図柄を表示させる為の表示窓、メダルを投入する為のメダル投入口の他、遊技者が操作可能な複数の操作部(ベットボタン、スタートレバー、複数の停止ボタン、演出ボタン等)等が設けられている。一般に、スタートレバーは回動操作可能に設けられ、他の複数の操作ボタン(ベットボタン、複数の停止ボタン、演出ボタン等)は押込み操作可能に設けられている。
各操作部にはその操作を検出する検出SWが付設され、制御装置として、ベットボタン、スタートレバー、複数の停止ボタンの操作等に基づいて、遊技の進行を制御するメイン制御装置と、遊技の進行に伴う演出を制御し、特定の演出条件が成立すると、演出ボタンの操作を要求して、特定の演出を実行させるサブ制御装置とが設けられている。
特開2015−37736号公報
従来の遊技機(回胴式遊技機)において、遊技者が操作可能な複数の操作部は、その何れも比較的小型で、且つ前面扉に比較的コンパクトに装着されているため、前面扉の搬送や遊技ホールへの設置の際に障害になり難いが、その反面、デザイン性を高めたり、操作性を斬新なものにしたりすることが難しい。
本発明の目的は、上記課題を改善可能な遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1) )は、遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段(60)と、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記第2位置への操作方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にすることが可能な移動手段(80,90) とを備えたことを特徴とする。尚、前記操作手段(60)は、遊技者が押込み操作を行うことが可能なものとし、前記移動手段(80,90) は、前記押込み操作方向と異なる方向へ移動させて所定の収納状態にすることが可能な収納手段(80,90) を構成してもよい。
第2の発明は、第1の発明において、前記移動手段(80,90) は、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記所定の状態にする際に所定の軸心回りに回動させて第3位置に移動可能なことを特徴とする。尚、前記移動手段(80,90) は、前記操作手段(60)を前記第3位置から前記所定の状態にする際に前記第1位置から前記第3位置に回動させる方向と異なる方向へ移動又は傾動させて第4位置に移動可能にしてもよい。
本発明によれば、操作手段を通常の操作方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にすることができる。
本発明の実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技機の側面図である。 遊技機の平面図である。 遊技機の前面扉を開放した状態の斜視図である。 遊技機の制御系を示す図である。 上部演出ユニットの斜視図である。 上部演出ユニットの後面図である。 図6においてギミックボタンを分離した状態の斜視図である。 上部演出ユニットのギミックボタンと他一部を取外した状態の斜視図である。 図10において可動部材を分離した状態の図である。 ギミックボタンの後面図である。 ギミックボタンの後上側からの斜視図である。 ギミックボタンの後左側からの斜視図である。 ギミックボタンの後左上側からの斜視図である。 (a)が図9のa部分の正面図、(b)が図10のb部分の正面図、(c)が図10のc部分の正面図である。 (a)が図9のa部分の平面図、(b)が図10のb部分の平面図、(c)が図10のc部分の平面図である。 (a)が図9のa部分の側面図、(b)が図10のb部分の側面図、(c)が図10のc部分の側面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 図18からギミックボタンを第1分離位置に切換えた状態の図である。 図20からギミックボタンを完全分離位置に切換えた状態の図である。 図16(c)のC−C線断面図である。 図16(c)のD−D線断面図である。 上部演出ユニットのギミックボタンが第1分離位置にある平面図である。 上部演出ユニットのギミックボタンが第2分離位置にある平面図である。 上部演出ユニットのギミックボタンが第3分離位置にある平面図である。 図25又は図26の上部演出ユニットの正面図である。 ギミックボタンが特異姿勢になっている遊技機の側面図である。 特定の遊技演出、操作演出を示すタイムチャートである。 当選役と、その有利度合と特定の演出の実行率を示す図表である。 (1)が演出ボタンの操作要求時の表示、(2)がギミックボタンの操作要求時の表示を夫々示す図である。 (1)が操作演出での各ボタンの操作要求率、(2)がギミックボタンの操作要求時の各種操作態様の決定率を夫々示す図表である。 (1)が第2の操作演出での各ボタンの操作要求率、(2)がギミックボタンの操作要求時の各種操作態様の決定率を夫々示す図表である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、遊技機1は、筐体2と筐体2に装着された前面扉3とを備えている。筐体2は、前面側が開口する略矩形状の箱体に形成されている。前面扉3は、その左端部が筐体2の前側左端部にヒンジ2aにより略鉛直軸心回りに回動自在に支持され、この前面扉3によって筐体2の前面側開口が開閉される。
前面扉3の右部にキーシリンダ4が設けられ、このキーシリンダ4によって前面扉3が筐体2の前面側開口を閉塞した状態で施錠される。専用の鍵がキーシリンダ4のキー穴に差込まれ回動されると、前面扉3が筐体2の前面側開口を開放可能に解錠される。前面扉3には、その左右両縁部に沿って上下に長い左右のサイドランプ5a,5bが設けられ、前面扉3の右上部にギミックボタン装置6が設けられている。このギミックボタン装置6については、後で詳しく説明する。
前面扉3には、上下方向中央部のやや下側、且つ左右のサイドランプ5a,5bの間に、左右方向に長くて前方へ張出す中段張出部5cが設けられ、この中段張出部5cに、メダル投入口7と、複数の操作部(MAX−BETボタン8、精算ボタン9、スタートレバー10、左中右の停止ボタン11〜13、返却ボタン15、演出ボタン18、十字キー19)が設けられている。
図1〜図5に示すように、メダル投入口7は、中段張出部5cの上面右部に配置され、このメダル投入口7からメダルを投入(ベット、又は貯留)することができ、メダル投入口7から投入されたメダルがメダルセンサ16sにより検出され得る。MAX−BETボタン8は、中段張出部5cの上面左部に配置され、操作により貯留されているメダル(最大で「50」枚)のうち1遊技を行うのに必要な「3」枚のメダルをベットすることができ、このMAX−BETボタン8の操作がMAX−BETボタンスイッチ8swにより検出される。精算ボタン9は、中段張出部5cの上面のMAX−BETボタン8よりも左側に配置され、操作により貯留されているメダルを精算する(メダル貯留皿32に払出す)ことができ、この精算ボタン9の操作が精算ボタンスイッチ9swにより検出される。
スタートレバー10は、中段張出部5cの前面左部に前方突出状に配置され、「3」枚のメダルがベットされた状態で、操作によりリール17a〜17cの回転を開始させて遊技を開始させることができ、このスタートレバー10の操作がスタートスイッチ10swにより検出される。停止ボタン11〜13は、中段張出部5cの前面中央部分に配置され、操作により左中右のリール17a〜17cの回転を停止させることができ、これら停止ボタン11〜13の操作が停止スイッチ11sw〜13swにより夫々検出される。
返却ボタン15は、中段張出部5cの前面右部に配置され、操作によりメダル投入口6から投入されてセレクター16に詰まったメダルを返却することができる。セレクター16は、リール17a〜17cの回転が停止している状態で、ベットされたメダルの枚数が「3」枚未満であるとき、或いは貯留されているメダルが「50」枚未満であるときの投入可能条件の成立時に、メダル投入口6から投入されたメダルを正規のメダルと非正規のメダルとに分別し、正規のメダルは、適正な投入によりメダルセンサ16sにより検出されて、ホッパーガイド部材522によりホッパー520へ案内され、非正規のメダル、及び投入可能条件の不成立時にメダル投入口6から投入されたメダルは、ガイド部材523によりメダル払出口33へ案内されメダル貯留皿32に排出される。
リール17a〜17cは、筐体2の内部に、左右方向に向く共通の軸心回りに回転可能に、左右に並べて設けられている。リール17a〜17cは、夫々ステッピングモータ101〜103により回転駆動され、リール17a〜17cの原点位置が、左中右のリールセンサ111s〜113sにより夫々検出される。各リール17a〜17cの外周面に、複数の図柄が周方向に一列状に印されている。
演出ボタン18は、中段張出部5cの上面中央部分に配置され、操作により所定の演出等を実行させることができ、この演出ボタン18の操作が演出ボタン検出スイッチ18swにより検出される。十字キー19は、中段張出部5cの上面のメダル投入口7と演出ボタン18との間に配置され、操作により所定の演出設定等を行うことができ、この十字キー19の操作が十字キー検出スイッチ19swにより検出される。
尚、サブ制御基板400は、演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出した場合、また、十字キー検出スイッチ19swが十字キー19の操作を検出した場合、演出制御基板410を介して、液晶表示装置46等の各種演出機器の制御を行い、アンプ制御基板440を介して、下部スピーカ34a,34bの制御を行う。
尚、演出ボタン18を省略し、その機能をギミックボタン装置6やMAX−BETボタン8に託すことができる。この場合、メイン制御基板300は、ギミックスイッチ6swがギミックボタン装置6の操作を検出した場合や、MAX−BETスイッチ8swがMAX−BETボタン8の操作を検出した場合、サブ制御基板400に所定のコマンドを送信し、サブ制御基板400は、そのコマンドを受信して、前記の制御を行うことができる。
前面扉3には、中段張出部5cの上側、且つ左右のサイドランプ5a,5bの間に、パネル20が設けられ、このパネル20に、表示窓21、演出用ランプ22a〜22j、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26a,26b、獲得枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、及び停止操作順序表示ランプ30a〜30cが設けられている。
表示窓21は、パネル20の中央部分に大きく配置され、リール17a〜17cの前面側を遊技者に視認可能にし、リール17a〜17cの回転が停止しているとき、左中右の左リール17a〜中リール17cの夫々3つの図柄;合計9つの図柄を表示する。
この表示窓21の左側に、演出用ランプ22a〜22e、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26a,26b、獲得枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、停止操作順序表示ランプ30a〜30cが配置され、表示窓21の右側に、演出用ランプ22f〜22jが配置されている。
演出用ランプ22a〜22jは、演出制御基板410による制御により、現在の状態(例えば、通常状態、或いはART状態等)を報知する。スタートランプ23は、メイン制御基板300による制御により、リール17a〜17cの回転が停止している状態、且つ「3」枚のメダルがベットされた状態で、スタートレバー10による遊技開始操作を受け付け可能である旨を報知する。BETランプ24a〜24cは、メイン制御基板300による制御により、ベットされたメダルのベット枚数を表示する。
貯留枚数表示器25は、メイン制御基板300による制御により、貯留されているメダルの貯留枚数を表示する。遊技状態表示ランプ26a,26bは、メイン制御基板300による制御により、現在の遊技状態(例えば、通常状態、或いはART状態等)を報知する。獲得枚数表示器27は、メイン制御基板300による制御により、遊技により獲得できたメダルの獲得枚数を表示する。
ここで、リール17a〜17cの回転が停止したとき、表示窓21に表示されるリール17a〜17cの9つの図柄のうち、所定の有効ライン上にある、3つリール17a〜17cの3つ図柄(リール17a〜17c毎に1つずつ存在)が、メダル獲得役となる組合せになると、そのメダル獲得役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。獲得したメダルは、貯留枚数が「50」枚になるまで貯留され、貯留枚数が「50」枚のときには、メダル貯留皿32に払出される。
投入可能表示ランプ28は、メイン制御基板300による制御により、前記の投入可能条件の成立時に、その旨を報知する。再遊技表示ランプ29は、有効ライン上に再遊技役となる組合せで3つの図柄が表示された場合、その旨を報知する。ここで、有効ライン上の3つの図柄が再遊技役となる組合せで表示されると、新たにメダルをベットすることなく、スタートレバー10を操作して、次の遊技を開始させることが可能になる。
停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、メイン制御基板300により遊技開始時に判定された当選役が押し順の概念がある(決められた停止ボタン11,12,13の押し順でリール17a〜17cの回転を停止させた場合にだけ、有効ライン上に特定役となる組合せで3つの図柄が表示される)特定役である場合、その決められた停止ボタン11,12,13の押し順を報知し得る。
前面扉3には、中段張出部5cの下側、且つ左右のサイドランプ5a,5bの間に、遊技機1のモチーフとなったキャラクタ等が描かれた下部パネル31が設けられ、下部パネル31の下側に、サイドランプ5a,5bの下部を含むメダル貯留皿32が設けられ、メダル払出口33は、メダル貯留皿32の内部にその後側から臨んでいる。
前面扉3の上部には、上部演出ユニット50が設けられ、この上部演出ユニット50に、ギミックボタン装置6が設けられ、上部演出ユニット50の後側に液晶表示装置46が設けられ、液晶表示装置46は、その前側が上部演出ユニット50の透明板52によりカバーされている。液晶表示装置46は、演出用の動画や静止画を表示し、また、メイン制御基板300により判定された当選役が特定役である場合、停止操作順序表示ランプ30a〜30cとは別に、停止ボタン11,12,13の押し順を表示し得る。
図4に示すように、前面扉3の後面部には、セレクター16、ホッパーガイド部材522、及びガイド部材523の他に、その上部にサブ制御基板400が設けられ、メダル払出口33の左右両側に左右の下部スピーカ34a,34bが設けられ、左右の下部スピーカ34a,34bの間に払出ガイド部材524が設けられている。
筐体2の内部には、リール17a〜17cの他に、リール17a〜17cの上側に、設定表示部36、設定変更ボタン37、メイン制御基板300が設けられ、リール17a〜17cの下側に、電源基板500に接続された電源装置510、ホッパー520、補助貯留部530が設けられている。
設定表示部36は、メイン制御基板300による制御により、現在の設定値を表示し、設定変更ボタン37は、操作により現在の設定値を変更することができ、この設定変更ボタン37の操作が設定変更スイッチ37swにより検出される。例えば、設定値として「1」〜「6」が存在し、その設定値が大きいほど、メイン制御基板300による当選役の判定に関して遊技者に有利になる。
具体的に、図示略の設定変更用の鍵を図示略の鍵穴に挿入し回動させると、現在の設定値が設定表示部36に表示され、この状態で、設定変更ボタン37を操作する毎に、設定表示部36に表示の設定値が1ずつ更新され、その後、スタートレバー10を操作すると、そのとき設定表示部36に表示されている設定値が現在の設定値として確定する。
メイン制御基板300は、遊技の進行を制御し、サブ制御基板400は、遊技の進行に伴う演出を制御し、電源装置510は、遊技機1の各種制御基板、及び電動機に電力を供給する。
ホッパー520は、メダルを貯留可能であり、メイン制御基板300による制御により、メダルの払出し指令を受けて、指示された枚数のメダルをメダル貯留皿32に払出す。その際、メダルは、ホッパー520の排出スリット521から前方へ飛出すように排出され、払出ガイド部材524によってメダル払出口33へ導かれる。
補助貯留部530は、メダルで満杯になったホッパー520から溢れたメダルを貯留し、補助貯留部530がメダルで満杯になると、そのことが補助貯留部満タンセンサ530sにより検出される。
図5に示すように、メイン制御基板300は、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500と接続されている。
メイン制御基板300は、メインCPU301、メインROM302、メインRAM303、乱数発生器304、I/F回路305を有し、メイン制御基板300には、設定表示部36、設定変更スイッチ37sw、外部集中端子板38が接続されている。
メインCPU301は、メインROM302に記憶されているプログラムを読み込み、遊技の進行に応じて演算処理を行い、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500に所定の信号を送信する。メインROM302は、メインCPU301により実行される制御プログラム、当選役決定テーブル、サブ制御基板400にコマンドを送信する為のデータ等を記憶し、メインRAM303は、メインCPU301によるプログラムの実行により処理された各種データを格納する。乱数発生器304は、当選役を決定する為の乱数を生成する。
リール制御基板100に、ステッピングモータ101〜103、リールセンサ111s〜113sが接続され、中継基板200に、ギミックスイッチ6sw、MAX−BETスイッチ8sw、精算スイッチ9sw、スタートスイッチ10sw、停止スイッチ11sw〜13sw、メダルセンサ16s、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26a,26b、獲得枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、セレクターセンサ39s、リセットキーセンサ40s、ドア開放センサ41sが接続され、電源基板500に、電源装置510の電源ボタン511の操作を検出する電源スイッチ511swが接続されている。
尚、セレクターセンサ39sは、メダル投入の際の不正行為を検出し、リセットキーセンサ40sは、専用の鍵がキーシリンダ4のキー穴に差込まれ回動されたことを検出し、ドア開放センサ41sは、前面扉3が開放されたことを検出する。
サブ制御基板400は、I/F回路401、サブCPU402、乱数発生器403、サブROM404、サブRAM405、RTC(リアルタイムクロック)装置406を有し、サブ制御基板400には、演出ボタン検出スイッチ18sw、十字キー検出スイッチ19sw、演出制御基板410、及び下部スピーカ用アンプ441を有するアンプ制御基板440が接続されている。
サブCPU402は、サブROM404に記憶されている演出用のプログラムを読み込み、メイン制御基板300からのコマンドや、演出ボタン検出スイッチ18swや、十字キー検出スイッチ19swの入力信号に基づいて演算処理を行い、当該演算の結果を演出制御基板410やアンプ制御基板440に供給する。
乱数発生器403は、演出等を決定する為等の乱数を発生させる。サブROM404は、サブCPU402により実行される制御プログラム、状態管理テーブル、演出決定テーブル等を記憶し、サブRAM405は、サブCPU402によるプログラムの実行により処理された各種データを格納する。RTC装置406は、現在の日付や時刻を取得する。
演出制御基板410は、画像制御部420、ランプ制御部430を有する。画像制御部420は、VDP421、液晶制御CPU422、液晶制御ROM423、液晶制御RAM424、フレームカウンタ425、CGROM426、VRAM427、音源IC428、音源ROM429を有し、画像制御部420には、汎用基板45、ランプ制御部430が接続されている。
ランプ制御部430は、ランプ制御CPU431、ランプ制御ROM432、及びランプ制御RAM433を有し、ランプ制御部430には、サイドランプ5a, 5b、演出用ランプ22a〜22j、停止操作順序表示ランプ30a〜30c、スタートレバー演出用ランプ42、ギミックボタン演出用ランプ73,77、ドライブ基板43が接続されている。
尚、スタートレバー演出用ランプ42は、スタートレバー9の先端部に設けられ、点灯又は点滅して演出を行い、ドライブ基板43は、上部演出ユニット50に設けられた演出装置44を制御する。
次に、上部演出ユニット50と、その上部演出ユニット50に設けられたギミックボタン装置6について説明する。
図1〜図3、図6〜図10に示すように、上部演出ユニット50は、前面扉3の本体上部の前面部に、その前側から着脱可能に装着され、また、前面扉3の本体上部の後面部(上部演出ユニット50の後側)には、その後側から液晶表示装置46が着脱可能に装着されている。
上部演出ユニット50は、矩形の周壁を形成する枠体51と、枠体51にその前側内方の開口を覆うように取付けられた透明板52と、枠体51の後部に取付けられた金属製の枠状フレーム53(本体部材)と、枠体51及び透明板52の内部に設けられた演出装置44と、枠体51の右上部に設けられたギミックボタン装置6とを有する。
前面扉3の本体は矩形枠状に形成され、上部演出ユニット50の枠状フレーム53の上部と左右両側部が前面扉3の本体に取付けられ、液晶表示装置46の画面の大部分が、正面視にて前面扉3の本体、及び上部演出ユニット50の枠体51の内側に位置し、上部演出ユニット50の透明板52を通して、遊技機1の前側から視認可能になる。
上部演出ユニット50の枠体51は、上方ほど前方に位置するように、枠体51の左右両側部の前面は傾斜状に、且つ多少前方へ膨らむ湾曲状に形成され、この枠体51の左右両側部の前面部に、左右のサイドランプ5a,5bの上部が取付けられている。透明板52は、枠体51の左右両側部の前面に応じた形状で、上方ほど前方に位置するように傾斜状に、且つ多少前方へ膨らむ湾曲状に形成され、枠体51の左右両側部の前面よりも少し奥まった位置(後側位置)に配置されている。
図7、図9、図10に示すように、演出装置44は、枠体51に取付けられたベース部材44aと、ベース部材44aに可動に装着された可動役物44bと、ベース部材44aに取付けられて可動役物44bを移動させる電動モータ44cとを有し、可動役物44bは、透明板52を通して遊技機1の前側から視認可能に、液晶表示装置46の画面上部の前側において移動可能に設けられている。尚、可動役物44bの前面部には、所定の装飾部が形成され、その装飾部が内部のLEDによって発光可能になっている。
尚、演出装置として、図示省略するが、更に、枠体51及び透明板52の内部において、液晶表示装置46の前側、且つ可動役物44bの後側又は前側に設けられた透明な導光板を設け、その導光板の端面から入射された光によって導光板に設けられた所定の装飾発光部を発光させ得るものとしてもよい。
ギミックボタン装置6について詳しく説明する。
図1〜図3、図6〜図10に示すように、ギミックボタン装置6は、前記のように、枠体51の右上部に設けられているが、このギミックボタン装置6と協働して演出物を表現する装飾部材55が、枠体51の左上部に設けられている。具体的に、ギミックボタン装置6のギミックボタン60が、遊技機1の右上側から遊技者の方を覗き込む所定のキャラクタの顔を模して形成され、装飾部材55が、遊技機1の左上側から遊技機1を抱え込むキャラクタの右手(5本の指)を模して形成されている。
ギミックボタン装置6は、遊技者が触って操作可能なギミックボタン60(操作手段、操作本体部)と、ギミックボタン60を操作可能にガイド支持するガイド支持構造70と、ギミックボタン60の操作を検出するギミックスイッチ6sw(検出手段)と、ギミックボタン60から作用する荷重を支持する荷重支持構造98とを備えている。
図1〜図3、図6〜図8、図11〜図14、図18〜図21に示すように、ギミックボタン60は、上部演出ユニット50の枠体51の上下長の1/2以上の上下長と、上部演出ユニット50の枠体51の左右長の1/5以上の左右長と、上部演出ユニット50の枠体51の上部の前後幅と同程度の前後幅とを有し、停止ボタン11〜13やMAX−BETボタン8や演出ボタン18よりも大型で、前方からだけでなく、上下方向、及び左右方向からも認識可能な立体的なキャラクタの顔を形成している。
ギミックボタン60は、正面視にて、上部演出ユニット50の枠体51(前面扉3の本体)よりも上方へ(ギミックボタン60の上下長の2/3〜1/2程度)、及び右方へ(ギミックボタン60の左右長の1/8〜1/6程度)突出する(張出す)ように、また、側面視にて、上部演出ユニット50の枠体51よりも前方へ突出する(張出す)ように配置され、このギミックボタン60を遊技者が初期位置(第1位置;図2に実線で示す位置)から押込位置(第2位置;図2に仮想線で示す位置)へ、つまり後方(第1方向(上下方向を除く方向))へ押込み操作を行うことが可能である。
上部演出ユニット50の枠体51の上部前端は、中段張出部5cの前端と略同じ前後方向位置にあり、ギミックボタン60は、中段張出部5cに前方突出状に装着されたスタートレバー10よりも前方へ突出している。尚、ギミックボタン60は、復帰バネにより、操作されていないときには初期位置に保持され、初期位置から押込位置、或いは押込位置までの途中位置へ操作された後に放されると初期位置に復帰する。
ギミックボタン60は、表面部に立体的なキャラクタの目部61aを含む顔を形成する硬質合成樹脂製のギミック表面部61を有し、裏面部にゴム製(或いは軟質合成樹脂製)のギミック裏面部62を有する。ギミック表面部61の内部には、ギミックベース部材63が収容状に取付けられ、このギミックベース部材63に、ギミック裏面部62が取付けられている。
また、ギミックボタン60は、ギミック表面部61の上部に基端部が取付けられて、ギミック表面部61から上部へ延びる細長いゴム製(或いは軟質合成樹脂製)の1対の装飾部64を有し、これら装飾部64がキャラクタの触覚を模して形成されている。尚、1対の装飾部64は、それらの基端部同士が繋がるように一体形成され、その繋がった部分はギミック表面部61の内面部に配設されて取付けられ、ギミック表面部61に形成された1対の穴から1対の装飾部64が外部へ突出している。これにより、1対の装飾部64の製作、及びギミック表面部61への取付けが容易になる。
ギミック表面部61は後側へ開口しており、そのうち上部演出ユニット50の枠体51よりも上方に位置する開口部分が、ギミック裏面部62により塞がれている。ギミック裏面部62の後面には、その上部に左右に並ぶ複数の縦波状のリブ62aが形成され、その下部に上下に並ぶ複数の横波状のリブ62aが形成され、ギミック裏面部62は、これら複数のリブ62aにより強度が高められ、撓み難くなる。
また、遊技者が行うギミックボタン60の初期位置から押込位置への通常の操作と異なる無理な操作として、幾つかの指をギミック裏面部62に掛けて、ギミックボタン60を比較的強い力で手前に引く操作を予防するために、少なくとも1つのリブ62aが、前記の無理な操作によって、指に違和感や痛みを与えることができる。
ギミックボタン60には、ギミック表面部61の後側開口部分のうち、枠体51の上端よりも下方且つ枠体51の右端よりも左方へ位置(つまり、ギミック裏面部62の下側に位置)する部分に開口60aが形成され、この開口60aが枠体51の右上部に形成された前方突出状の筒状部65に遊嵌状に嵌合されて、ギミックボタン60は、ガイド支持構造70により、初期位置と押込位置とにわたって移動自在にガイド支持されている。
筒状部65の内部には、本体ベース部材66が収容状に取付けられ、この本体ベース部材66とギミックベース部材63とにわたってガイド支持構造70が設けられ、本体ベース部材66が荷重支持構造98の一部を構成している。
筒状部65の上端面は、枠体51の少なくとも筒状部65の周辺の上端面と同一水平面上にあって繋がっており、この筒状部65の上端面に、複数(5つ)の前後方向に伸びる凸条部65aが形成されている。ギミックボタン60の開口60aの上縁部は、複数の凸条部65aに夫々遊嵌状に嵌合する複数(5つ)の凹部60bを有し、つまり、筒状部65の上端面の複数の凸条部65aを有する形状に応じた形状に形成されて、筒状部65の上端面に近接している。
隣接する2つの凸条部65a(凹部60b)間の間隔、及び、左右両端の凸条部65a(凹部60b)とギミックボタン60の開口60aの左右両縁部間の間隔は、メダルの直径よりも小さい。依って、筒状部65の上端面とギミックボタン60の開口60aの上縁部間に多少隙間が生じても、何らかのイレギュラーにより筒状部65の上端面に載ったメダルが、筒状部65の上端面とギミックボタン60の開口60aの上縁部間の隙間から、ギミックボタン60の内部に進入することを防止することができる。
図7〜図23に示すように、ガイド支持構造70は、本体ベース部材66と、本体ベース部材66にギミックボタン60が初期位置と押込位置の間で移動する方向と平行方向、つまり前後方向へ可動に装着された可動部材75と、ギミックボタン60の中央部(上下方向中央部)を可動部材75の上部に分離可能に連結する第1連結手段80(移動手段,連結手段)と、ギミックボタン60の下部を可動部材75の下部に分離可能に連結する第2連結手段90(移動手段)とを有する。
第1,第2連結手段80,90によりギミックボタン60が可動部材75に連結された状態で、ギミックボタン60と可動部材75は前後方向へ一体的に移動可能になり、つまり、遊技者がギミックボタン60を初期位置から押込位置へ押込み操作を行うことが可能であり、この押込み操作により、可動部材75が、ギミックボタン60の初期位置に対応する初期対応位置からギミックボタン60の押込位置に対応する押込対応位置へ、つまり後方へ移動する。
図9、図10、図15〜図17に示すように、本体ベース部材66には、前方へ延びる左右1対のガイド軸71が設けられ、これらガイド軸71の先端部に抜止ブロック72が取付けられている。1対のガイド軸71は、可動部材75を前後方向へ移動自在にガイド支持し、抜止ブロック72は、図示略の復帰バネにより前方へ付勢された可動部材75を抜止めし初期対応位置に保持する。
抜止ブロック72はケース状に形成され、その内部に、鉛直姿勢の基板(図示略)と、その基板の前面に実装された複数のギミックボタン演出用ランプ73(LED73、図5参照)が設けられている。複数のギミックボタン演出用ランプ73は、ギミック表面部61の内部に位置し、それらのランプ73から前方へ照射され光が、ギミックベース部材63の透明に形成された部分を透過し拡散されて、ギミック表面部61の主に目部61aよりも下側部分が、その光を受けて表面側へ透過し発光する。
図8〜図10、図15〜図23に示すように、可動部材75は、上水平部75aと、上水平部75aの後部から下方へ延びる後鉛直部75bとを有し、側面視にて逆L字状に形成されている。後鉛直部75bに左右1対のガイド孔部76が形成され、これらガイド孔部76がガイド軸71に摺動自在に嵌合され、また、上水平部75aの一部が、本体ベース部材66の対応する一部に摺動自在に支持され、可動部材75は、復帰バネにより前方へ付勢され、ギミックボタン60が操作されていないときには、抜止ブロック72に当接し、初期対応位置に保持される。
上水平部75aの上面部に、第1連結手段80の左右1対の係合凹部81が上方開放状に形成され、上水平部75aの前端部に、第1連結手段80の左右1対の軸部85が前方突出状に形成され、後鉛直部75bの下部に、第2連結手段90の嵌合穴部91が前方開放状に形成されている。
上水平部75aはケース状に形成され、その内部に、水平姿勢の基板(図示略)と、その基板の前部上面に実装された左右1対のギミックボタン演出用ランプ77(LED77、図5参照)が設けられている。1対のギミックボタン演出用ランプ77は、ギミック表面部61の内部に位置し、それらのランプ77から上方へ照射され光が、上水平部75aの上面カバー部に形成された左右1対のレンズ部78により拡散される。
ギミックボタン60のギミックベース部材63のうち、開口60aよりも上方に位置する上部は、1対のギミックボタン演出用ランプ77から照射され1対のレンズ部78により拡散された光を、ギミック表面部61の主に目部61aに誘導する光誘導部材63aに形成され、つまり、ギミック表面部61の主に目部61aが、その光誘導部材63aにより誘導された光を受けて表面側へ透過し発光する。尚、光誘導部材63aの後部下端部が、ギミックボタン60の開口60aに臨み、一部の凹部60bを形成している。
図16、図17に示すように、ギミックスイッチ6swは、本体ベース部材66に取付けられ、例えば、光学センサ(フォトインタラプタ)により構成されて、ギミックボタン60の初期位置から押込位置への押込み操作を可動部材75を介して検出し、つまり可動部材75の初期対応位置から押込対応位置への移動を検出する。
そのために、可動部材75に被検出部79(遮蔽部)が設けられ、この被検出部79が、ギミックスイッチ6swにより検出される位置と検出されない位置とに切換わる。例えば、可動部材75が押込対応位置以外の位置にあるときには、被検出部79がギミックスイッチ6swにより検出されず、ギミックボタン60が押込対応位置にあるときには、被検出部79がギミックスイッチ6swにより検出されるようにして、ギミックボタン60の初期位置から押込位置への押込み操作を検出可能にしている。
尚、被検出部79を可動部材75と別体に設けてもよい。この場合、被検出部79を本体ベース部材66に前後方向へ移動自在にガイド支持するとともに、復帰バネにより前方へ付勢し、この被検出部79が、可動部材75に後側から当接して、復帰バネによる付勢力を伝達し、可動部材75を前方へ付勢するようにしてもよい。
図8〜図23に示すように、第1連結手段80は、前記のように、ギミックボタン60の中央部を可動部材75の上部に分離可能に連結するものである。
この第1連結手段80は、可動部材75に設けられた前記1対の係合凹部81(第1係合部)、ギミックボタン60に設けられ1対の係合凹部81と上側から夫々係合可能且つ係合解除可能な左右1対の係合爪部83(第2係合部)を有する揺動板82、可動部材75に設けられた前記1対の軸部85、ギミックボタン60に設けられ1対の軸部85が夫々挿入可能な左右1対の軸孔部86を有する。
揺動板82は、略水平な金属板からなり、前部が左右方向の軸82aを介してギミックベース部材63に回動自在に支持され、後部が開口60aの上部に臨み、その後部に左右1対の係合爪部83が下方へ突出するように形成されている。揺動板82は、軸82aに外装された捩じりバネ82bにより1対の係合爪部83が下方へ向かう方向へ回動付勢され、1対の係合爪部83が1対の係合凹部81に係合する。
また、第1連結手段80は、1対の係合凹部81と1対の係合爪部83とを係合させた状態で操作されて、1対の係合凹部81と1対の係合爪部83とを係合解除させる連結解除部材84(被操作部)を有する。
連結解除部材84は、前後方向に長い板状に形成され、その中央部(前後方向中央部)が左右方向の軸心回りに回動可能に可動部材75の上水平部75aに装着され、1対の係合凹部81と1対の係合爪部83とが係合した状態で、連結解除部材84の前部が、揺動板82の後部の1対の係合爪部83間の部分に下側から接近する。
1対の係合凹部81と1対の係合爪部83とが係合した状態で、ギミックボタン60が初期位置(可動部材75が初期対応位置)にあるとき、枠体51の上壁部に形成された小径孔87が揺動板82の後部の上側に位置し、この小径孔87から専用の線材器具を内部に挿入し、その先端で連結解除部材84の後部を下方へ押すように操作し、すると、連結解除部材84は、その前部が上方へ向かう方向へ回動されるので、その連結解除部材84の前部によって、揺動板82の後部の1対の係合爪部83が持ち上げられて、1対の係合凹部81から係合解除する。
左右1対の軸孔部86は、ギミックベース部材63に後方開放状に形成され、1対の係合凹部81と1対の係合爪部83とが係合した状態で、1対の軸部85が1対の軸孔部86に遊嵌状に挿入されて、ギミックボタン60の中央部が、これらの軸孔部86と軸部85を介して可動部材75の上部に支持され、また、可動部材75の前端部がギミックベース部材63に当接し、つまり、可動部材75がギミックベース部材63と1対の係合爪部83とで挟持された状態になるので、ギミックボタン60と可動部材75とが前後方向へ一体的に移動可能になる。
このように、第1連結手段80は、1対の係合爪部83を1対の係合凹部81に係合させて、ギミックボタン60の中央部と可動部材75の上部とを連結状態にし、1対の係合爪部83を1対の係合凹部81から係合解除させて、ギミックボタン60の中央部と可動部材75の上部とを分離状態にする。
そして、第1連結手段80は、ギミックボタン60の中央部を可動部材75の上部から分離して、ギミックボタン60を初期位置から押込位置への押込み操作方向と異なる方向;前方へ移動させるのを許容し、その押込み操作方向と異なる方向へ移動させた状態から初期位置へ戻すように移動させることで、ギミックボタン60の中央部を可動部材75の上部に自動的に連結する移動・自動連結機能を有する。
尚、第1連結手段80による連結の解除(分離)は、前記のように、専用の線材器具を枠体51の小径孔87から挿入し、連結解除部材84の後部を下方へ押す操作を必要とするため、遊技者が行い得るものではなく、遊技機1の製造業者や、遊技機1を設置したホールの関係者等が行い得るものである。
第1連結手段80による前記の移動・自動連結機能に関して詳しく説明する。
可動部材75において、上水平部75aの上面部には、1対の係合凹部81よりも前側部分に、左右1対の前後方向へ延びるガイド溝部88が形成されている。1対のガイド溝部88は、それらの前端が上水平部75aの前端外へ臨み、それらの後端が1対の係合凹部81に夫々臨み、係合凹部81よりも浅く形成されている。
依って、ギミックボタン60を初期位置から前方へ移動させるために、図23、図24の仮想線のように、連結解除部材84の操作により、揺動板82の1対の係合爪部83は、1対の係合凹部81から係合解除して、それらの下端が1対のガイド溝部88の底部よりも高く上がり、その状態で、ギミックボタン60を初期位置から前方へ移動させることができ、これにより、1対の軸孔部86が1対の軸部85から外れる。
このとき、1対の係合爪部83は、1対のガイド溝部88に沿って前方へ移動し、ここで、連結解除部材84の操作を解除した状態では、捩じりバネ82bによる付勢力により、1対のガイド溝部88に係合して前方へスライドし、更に前方へスライドすると、図20のように、1対のガイド溝部88から前側へ離脱して、1対の1対の係合爪部83の下端が1対のガイド溝部88の底部よりも低い位置になる。
また、1対の係合爪部83の後端縁は、夫々下方ほど前方へ位置するテーパ部83aに形成され、1対のガイド溝部88の前端部分は、夫々前方ほど溝断面が拡大するテーパ導入部88aに形成されている。
依って、1対の係合爪部83が1対のガイド溝部88から前側へ離脱した状態から、1対の係合爪部83と1対のガイド溝部88を、それらの上下方向、及び左右方向の位置を略一致させて、ギミックボタン60を後方へ移動させると、1対の係合爪部83のテーパ部83aが1対のガイド溝部88のテーパ導入部88aに係合しガイドされて、自動的に、1対の係合爪部83が、1対のガイド溝部88にテーパ導入部88aから導入され、このとき、捩じりバネ82bによる付勢力に抗して少し持ち上げられて、1対のガイド溝部88に係合する。
また、1対の係合爪部83が1対のガイド溝部88に係合した状態で、ギミックボタン60を後方へ移動させると、1対の係合爪部83が後方へスライドし、そのガイド機能によって、自動的に、1対の軸部85が1対の軸孔部86に挿入され、その挿入が完了すると同時に、捩じりバネ82bによる付勢力により、1対の係合爪部83が1対の係合凹部81に押込まれるように係合する。
図8〜図21に示すように、第2連結手段90は、前記のように、ギミックボタン60の下部を可動部材75の下部に分離可能に連結するものである。
この第2連結手段90は、可動部材75に設けられた前記嵌合穴部91、ギミックボタン60に設けられたロッド92、ロッド92に設けられ嵌合穴部91と前側から嵌合(係合)可能且つ嵌合解除(分離)可能な連結部材93を有する。
ロッド92は、円形断面の金属製ロッドからなり、ロッド92の前端部が、そこに固着された矩形のブロック部材92aと左右方向の軸(図示略)を介して上下に回動可能に、ギミックベース部材63の下部後面部に連結されている。ロッド92は、連結部材93に貫通状に挿通され、ロッド92の後端部には抜止部材92bが固着されている。
連結部材93は、合成樹脂製のブロック状の部材からなり、ロッド92に対してその長さ方向(軸心方向)へブロック部材92aと抜止部材92bとの間で移動し得るように、また回動し得るように装着されている。連結部材93には弾性変形可能な弾性部材94が設けられている。この弾性部材94は、連結部材93と一体形成され、連結部材93からロッド92と離隔する側へ張出し、且つ連結部材93の前端よりも前方へ延びている。
弾性部材94のうち連結部材93の近くにある後部には係止突部94aが形成され、連結部材93は、嵌合穴部91に対して所定の姿勢(ロッド92回りの所定の位置)で、弾性部材94の後部(係止突部94a)と共に嵌合穴部91に嵌合し、この状態で、係止突部94aが、嵌合穴部91に形成された所定段部(図示略)に係合して、連結部材93が嵌合穴部91から外れないようになる。
弾性部材94のうち連結部材93よりも前方に位置する前部が摘み部94bとなり、連結部材93が弾性部材94の後部と共に嵌合穴部91に嵌合した状態で、弾性部材94の摘み部94bが嵌合穴部91よりも前方へ突出する。そして、この摘み部94bを操作し、弾性部材94の後部を嵌合穴部91内で弾性変形させ、係止突部94aを所定段部から係合解除して、連結部材93を嵌合穴部91から前方へ移動させ外すことができる。
このように、第2連結手段90は、連結部材93を嵌合穴部91に嵌合させて、ギミックボタン60の下部と可動部材75の下部とを連結状態にし、連結部材93を嵌合穴部91から外して、ギミックボタン60の下部と可動部材75の下部とを分離状態にする。
図18〜図20のように、連結部材93が嵌合穴部91に嵌合した状態では、この連結部材93にロッド92が前後方向へ移動自在にガイド支持され、ギミックボタン60の下部が、ロッド92、連結部材93、嵌合穴部91を介して可動部材75の下部に支持される。
図18、図19のように、連結部材93が嵌合穴部91に嵌合した状態で、且つ第1連結手段80の1対の係合爪部83が1対の係合凹部81に係合した状態では、ギミックボタン60と可動部材75とが前後方向へ一体的に移動可能になり、このとき、連結部材93はロッド92の前端側のブロック部材92aに接近し、連結部材93にはロッド92の前部が支持され、ロッド92の後部は連結部材93及び嵌合穴部91よりも後方へ突出する。
この状態から、前記のように、初期対応位置にある可動部材75の連結解除部材84を、枠体51の小径孔87から挿入した専用器具を用いて操作し、1対の係合爪部83を1対の係合凹部81から係合解除し、ギミックボタン60を図18、図19に示す初期位置から前方へ移動させ図20に示す第1分離位置に切換えることができる。
ギミックボタン60を初期位置から第1分離位置に切換えるとき、第2連結手段90による連結(連結部材93と嵌合穴部91との嵌合)は維持され、ロッド92が連結部材93から前方へ進出するように移動し、ロッド92の後端側の抜止部材92bが連結部材93に後側から当接して、連結部材93にはロッド92の後部が支持され、ギミックボタン60が枠体51の筒状部65から前方へ完全に外れて、第1分離位置になる。
第1分離位置では、ギミックボタン60と枠体51の筒状部65との間にできた隙間から、弾性部材94の摘み部94bを指等で操作することができ、即ち、前記のように、摘み部94bを操作し、弾性部材94の係止突部94aを嵌合穴部91の所定段部から係合解除して、ギミックボタン60を前方移動させることで、ロッド92及び抜止部材92bによって前方へ移動する連結部材93が嵌合穴部91から外れて、ギミックボタン60を図21に示す完全分離位置に切換えることができる。
一方、ギミックボタン60を完全分離位置には切換えないで、第2連結手段90による連結を維持させて、ギミックボタン60を図24に示す第1分離位置からロッド92を中心にして正面視にて反時計回り方向へ約140度回動させて図25、図27に示す第2分離位置(第3位置)に切換えることができる。
第2分離位置では、ギミックボタン60の全体が枠体51及び透明板52の前側に位置し、つまり、ギミックボタン60は、正面視にて、枠体51よりも上方へも右方へも突出しないようになる。但し、ギミックボタン60と枠体51及び透明板52との間には比較的大きな隙間ができている。
更に、第2連結手段90による連結を維持させて、ギミックボタン60を図25に示す第2分離位置から後方へ移動させるとともに傾動させて図26に示す第3分離位置(所定の状態)に切換えることができる。尚、ギミックボタン60の後方への移動は、ロッド92が連結部材93に退入するように後方へ移動することで実現され、ギミックボタン60の後方への傾動は、ロッド92の前端側のブロック部材92aに対してギミックボタン60が回動することで実現される。
第3分離位置では、ギミックボタン60が枠体51及び透明板52に接近し、即ち第2分離位置でギミックボタン60と枠体51及び透明板52との間にできた比較的大きな隙間を縮小させる。ここで、ギミックボタン60のうち透明板52に最接近する部分が、ゴム製(或いは軟質合成樹脂製)のギミック裏面部62となり、透明板52と接触してもクッション機能を有するので、依って、第3分離位置のギミックボタン60が透明板52を傷付けるのを予防できる。
このように、第1,第2連結手段89,90は、ギミックボタン60を初期位置から押込位置への操作方向と異なる方向へ移動させて、第1分離位置、更には第2分離位置、更には第3分離位置にすることが可能であり、ギミックボタン60を第3分離位置にする際には、第1分離位置からロッド92を中心にして(所定の軸心回りに)回動させて第2分離位置に移動可能である。
ところで、遊技機1、或いは前面扉3、或いは上部演出ユニット50の梱包・搬送(ホールへの設置を含む)は、ギミックボタン60を第3分離位置に切換えた状態で行われる。そうすると、梱包の嵩を減らすことができて、一度の搬送台数を増やすことができ、また、ギミックボタン60を上部演出ユニット50と分離させずセットにして搬送できるので、流通の面で有利になるし、それで以て、上部演出ユニット50(ギミックボタン60、第1,第2連結機構80,90等)が破損するのを防止することができる。
次に、ギミックボタン60の第3分離位置→第2分離位置→第1分離位置→初期位置への切換えについては、基本的には前記の初期位置→第1分離位置→第2分離位置→第3分離位置への切換えとは逆にギミックボタン60を移動させて行うことができ、また、完全分離位置→第1分離位置→初期位置への切換えについては、基本的には前記の初期位置→第1分離位置→完全分離位置への切換えとは逆にギミックボタン60を移動させて行うことができる。
但し、ギミックボタン60の完全分離位置→第1分離位置への切換えについては、連結部材93を指等で掴んで嵌合穴部91に対して所定の姿勢(ロッド92回りの所定の位置)にして、嵌合穴部91に嵌合させる必要がある。
また、ギミックボタン60の第1分離位置→初期位置への切換えについては、連結部材93が嵌合穴部91に嵌合した状態で、つまり第2連結手段90による連結が維持された状態で行われるため、1対の係合爪部83と1対のガイド溝部88を、それらの上下方向、及び左右方向の位置を略一致させ易く、更に、前記の1対の係合爪部83に形成されたテーパ部83a、及び1対のガイド溝部88に形成されたテーパ導入部88aによって、1対の係合爪部83を1対のガイド溝部88に導入させ易いように、ギミックボタン60を、ロッド92及び連結部材93でガイドして後方へ移動させることができる。
そして、1対の係合爪部83を1対のガイド溝部88に導入させ係合させた後は、ギミックボタン60を、これら係合爪部83及びガイド溝部88によってもガイドして後方へ移動させることができるので、ギミックボタン60を後方へガイドするガイド性が増し、その後、1対の軸部85の1対の軸孔部86への挿入、及び1対の1対の係合爪部83の1対の係合凹部81への係合を容易且つ円滑に行うことができる。
ところで、第1,第2連結手段80,90は、遊技者によりギミックボタン60の初期位置から押込位置への押込み操作が行われる際、ギミックボタン60の姿勢が変化するように、ギミックボタン60を所定角度内で傾動させることを可能にし、つまり、可動部材75は、自身の姿勢を変化せずに前後方向に移動可能に設けられているが、ギミックボタン60は、可動部材75に対して傾動を許すように連結されている。
これは、第2連結手段90において、可動部材75の下部の嵌合穴部91に嵌合した連結部材93に対してロッド92が前後方向へ移動自在であること、また、ロッド92の前端側のブロック部材92aにギミックボタン60の下部が左右方向の軸回りに回動可能に連結されていること、また、可動部材75の上部の1対の軸部85がギミックボタン60の中央部の1対の軸孔部86に後側から遊嵌状に挿入されていること、また、ギミックボタン60の1対の係合爪部83が捩じりバネ82bによる付勢力により可動部材75の1対の係合凹部81に上側から係合していること、等によって実現される。
即ち、図2に実線で示すように、ギミックボタン60が、遊技者に触られていない(主に初期位置にある)とき、自身の重量や、捩じりバネ82bによる1対の係合爪部83の付勢力の抗力によって、1対の軸部85の水平な中心線に対して1対の軸孔部86の中心線が少し前下がりに傾斜して、ギミックボタン60が顔を形成するギミック表面部61をやや下向きにした通常姿勢に保持される。
そして、ギミックボタン60は、1対の係合凹部81に係合する1対の係合爪部83を支点として、具体的には1対の係合爪部83のうち1対の係合凹部81と接触している部位を結ぶ左右方向の直線を中心に僅かに回動可能になるが、通常姿勢で初期位置にあるギミックボタン60を押込み操作する際、ギミックボタン60にそれを持ち上げようとする力が入力されると、図28に示すように、ギミックボタン60は1対の係合爪部83を支点として上方へ回動し、これにより、1対の軸部85の水平な中心線に対して1対の軸孔部86の中心線が少し前上がりに傾斜して、ギミックボタン60が顔を形成するギミック表面部61を前向き、或いはやや上向きにした特異姿勢になるまで傾動可能になる。
ギミックボタン60の操作の仕方にもよるが、ギミックボタン60は、初期位置において、或いは押込位置において、或いは初期位置から押込位置へ移動する間において、傾動可能になる。尚、通常姿勢から傾動したギミックボタン60を放すと、ギミックボタン60は、初期位置にないときは初期位置に復帰するとともに、自身の重量や、捩じりバネ82bによる1対の係合爪部83の付勢力の抗力によって、通常姿勢に復帰する。
ここで、ギミックボタン60は傾動しつつも、1対の係合爪部83と1対の係合凹部81との係合により、後方へはギミックボタン60の傾動の影響を受けない可動部材75と一体的に移動するため、また、可動部材75には被検出部79が設けられ、この被検出部79がギミックスイッチ6swにより検出されるようにして、ギミックボタン60の初期位置から押込位置への押込み操作を検出可能にしているので、ギミックスイッチ6swによるギミックボタン60の押込み操作の検出を阻害しないように構成されている。
図9、10、15〜図21に示すように、荷重支持構造98は、上部演出ユニット50の枠状フレーム53を含む本体部材に設けられ、ギミックボタン60よりも後側(第1方向に位置する側)において、ギミックボタン60から下向きに作用する荷重を支持するものである。
この荷重支持構造98は、ギミックボタン60の後方において、枠状フレーム53を含む本体部材の前面部に取付けられた金属製ベース部材99、金属製ベース部材99にその前側へ張出すように取付けられた前記本体ベース部材66、本体ベース部材66に可動にガイド支持(つまり、枠状フレーム53を含む本体部材に対して可動にガイド支持)にガイド支持された前記可動部材75を有する。
つまり、ギミックボタン60、及び第1,第2連結手段80,90等の構造により、ギミックボタン60から下向きに作用する荷重は、第1連結手段80(1対の軸孔部86、1対の軸部85等)と第2連結手段(ロッド92、連結部材93、嵌合穴部91等)を介して可動部材75に入力され、可動部材75から本体ベース部材66に、更に本体ベース部材66を介して金属製ベース部材99に入力され、最終的に金属製ベース部材99、及びそれが取付けられた枠状フレーム53を含む本体部材によって支持される。
尚、金属製ベース部材99を、ダイキャスト製の部材としてもよい。また、本体ベース部材66についても、金属製の部材にしてもよいし、この場合、ダイキャスト製の部材としてもよい。尚、本体ベース部材66及び金属製ベース部材99を、1の部材により一体的に形成してもよい。尚、可動部材75を、金属製の部材にしてもよい。
尚、金属製ベース部材99には本体ベース部材66が複数のビス等の締結具により取付けられるが、金属製ベース部材99の一部に、本体ベース部材66の一部が上側から載置或いは係合するように組付けられ、つまり、本体ベース部材66から金属製ベース部材99へは、それらの前記一部同士を介して下向きに作用する荷重が伝達されてもよい。
次に、演出ボタン18、ギミックボタン60を用いた操作演出を含む遊技演出について説明する。尚、この遊技演出は、演出制御基板410により制御される。
図29(1)に示すように、リール17a〜17cの回転が停止している状態、且つ「3」枚のメダルがベットされた状態で、スタートレバー10が操作されると、リール17a〜17cの回転が開始し、その後、停止ボタン11〜13が順次操作されると、リール17a〜17cの回転が順次停止し、1回のリール17a〜17cの回転開始から回転停止までが1回のゲームとなる。
そして、図29(2)に示すように、各ゲームの開始時、スタートレバー10の操作で行われた当選役の判定結果に基づいて、リール17a〜17cの回転開始から回転停止するまでの間、特定の遊技演出が実行され得る。この特定の遊技演出は、場合によっては、リール17a〜17cの回転停止後も継続して実行される。
ここで、図30に示すように、当選役として、当選役1〜5を含む複数の当選役があり、当選役1<当選役2<当選役3<当選役4<当選役5の順に、遊技者に有利な状態になり易い、即ち有利度合が高い当選役となり、また、特定の遊技演出が実行され易い、即ち特定の遊技演出の実行率が高い当選役となる。例えば、当選役1が判定されると、60%の割合で特定の遊技演出が実行され、当選役3が判定されると、80%の割合で特定の遊技演出が実行され、当選役5が判定されると、100 %の割合で特定の遊技演出が実行さる。
特定の遊技演出は、今回のゲーム後に、例えば、ART状態等の遊技者に有利な状態になるか否かを示唆する演出であり、この特定の遊技演出が実行されるか否の決定は、今回のゲームで行われた当選役の判定結果(当選役1〜5の何れかが判定されたこと)に基づいて行われる場合と、今回のゲームまでのゲームで行われた当選役の判定結果(当選役1〜5の何れかが判定されたこと)に基づいて行われる場合とがある。
また、図29(3)に示すように、特定の遊技演出には操作演出が含まれており、この操作演出は、場合によっては、リール17a〜17cの回転停止後も実行される。操作演出は、操作有効期間を設定し、演出ボタン18とギミックボタン60の何れかの操作を要求してから、遊技者に有利な状態になる期待度を示唆する期待度演出(例えば、青色カットイン、それよも期待度が高い赤色カットイン、それよりも期待度が高い虹色カットインの何れか)を実行するものである。
具体的に説明すると、操作演出において、図31(1)に示すように、演出ボタン18の操作を要求する場合、液晶表示装置46に、操作有効期間とその残り期間とを示すゲージと、演出ボタン18の画像、及び演出ボタン18の操作を促す文字(「押せ」)が表示され、図31(2)に示すように、ギミックボタン60の操作を要求する場合、液晶表示装置46に、操作有効期間とその残り期間とを示すゲージと、ギミックボタン60の画像、及びギミックボタン60の操作を促す文字(「押込め」)が表示される。
そして、操作演出において、操作有効期間中に、促した演出ボタン18又はギミックボタン60が操作されたときには、その操作時に期待度演出が開始され、操作有効期間中に、促した演出ボタン18又はギミックボタン60が操作されなかったたときには、その操作有効期間の終了時に期待度演出が開始される。
図32(1)に示すように、操作演出において、演出ボタン18とギミックボタン60の何れの操作を要求するかについては、遊技者に有利な状態にならないとき(以下、ハズレ時と記す)と遊技者に有利な状態になるとき(以下、当り時と記す)とで異なる図示の割合で決定される。
更に、ギミックボタン60が、任意の色に発光する機能と振動する機能を有するようにして、図32(2)に示すように、操作演出において、ギミックボタン60の操作を要求する場合には、そのギミックボタン60の操作態様として、ギミックボタン60が発光無し+振動無しとするか、青色発光+振動無しとするか、青色発光+振動有りとするか、赤色発光+振動有りとするか、虹色発光+振動有りとするかが、ハズレ時と当り時とで異なる図示の割合で決定される。
ギミックボタン60が発光する場合には、操作有効期間において、期間開始時からギミックボタン60の操作時、又は期間終了時まで決められた色( 青、赤、虹の何れか) で発光し、ギミックボタン60が振動する場合には、操作有効期間において、期間開始時からギミックボタン60の操作時、又は期間終了時まで、或いは、ギミックボタン60の操作時にだけ振動する。
操作演出が実行される場合、図32(1)に示す割合から、当り期待度は、演出ボタン18の操作が要求された場合よりもギミックボタン60の操作が要求された場合の方が高くなり、ギミックボタン60の操作が要求された場合、図32(2)に示す割合から、当り期待度は、操作態様;発光無し+振動無し→青色発光+振動無し→青色発光+振動有り→赤色発光+振動有り→虹色発光+振動有りの順に高くなる。
尚、図32(2)に示す操作演出でのギミックボタン60の操作要求時の操作態様について、ギミックボタン60が発光する場合には、その発光開始タイミングを異ならせたり、ギミックボタン60が振動する場合には、その振動開始タイミングを異ならせたりして、その発光開始タイミングや振動開始タイミングによって、当り期待度を異ならせるようにしてもよい。
例えば、図32(2)に示す操作演出でギミックボタン60の操作態様が赤色発光+振動有りとなる割合(ハズレ時;10%、大当り時;35%)を、ギミックボタン60の振動開始タイミングに関わらない全体的な割合とし、図32(2)の右に示す図表のように、この場合のギミックボタン60の振動開始タイミングを、ハズレ時に第1,第2振動開始タイミングの何れにするのか、当り時に第1,第2振動開始タイミングの何れにするのかを図示の割合で決定して、ギミックボタン60が第1振動開始タイミングで振動開始する場合の方が、第2振動開始タイミングで振動開始する場合よりも、当り期待度が高くなるようにすることができる。
例えば、第1振動開始タイミングは第2振動開始タイミングよりも早いタイミングであり、具体的には、第1振動開始タイミングを、図31(2)に示す画面(ギミックボタン60の操作を要求する画面)を液晶表示装置46に表示する前のタイミングとし、第2振動開始タイミングを、図31(2)に示す画面の表示開始時、或いは同画面の表示開始時以降のタイミングとしてもよい。
ここで、1回のゲーム(特定の遊技演出)において、前記の操作演出が実行され、その実行後に第2の操作演出が実行され得るように、或いは、2回のゲーム(特定の遊技演出)にわたって、先のゲーム(特定の遊技演出)では前記の操作演出が実行され、後のゲーム(特定の遊技演出)では第2の操作演出が実行され得るようにしてもよい。
この第2の操作演出は、前記の操作演出と同様、操作有効期間を設定し、演出ボタン18とギミックボタン60の何れかの要求(図31(1)(2)の何れかの画面を表示)してから、期待度演出を実行するものであるが、演出ボタン18とギミックボタン60の何れの操作を要求するかの割合と、ギミックボタン60の操作を要求する場合に何れの操作態様にするかの割合が、前記の操作演出と異なり、その割合を図33に示している。
そうすると、操作演出が実行される場合よりも第2の操作演出が実行される場合の方が、ギミックボタン60の操作が要求され易くなり、また、ギミックボタン60の操作が要求された場合、操作演出で比較的期待度が高い演出態様;赤色発光+振動有りが、操作演出が実行される場合よりも第2の操作演出が実行される場合の方が実行され易くなる。
ここで、従来の遊技機(回胴式遊技機)において、遊技者が操作可能な複数の操作部は、その何れも比較的小型で、且つ前面扉に比較的コンパクトに装着されているため、前面扉の搬送や遊技ホールへの設置の際に障害になり難いが、その反面、デザイン性を高めたり、操作性を斬新なものにしたりすることが難しい。そこで、前記実施例に基づいて、本発明は次のように構成されている。
◇遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段(60)と、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記第2位置への操作方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にすることが可能な移動手段(80,90) とを備えている。
また、前記移動手段(80,90) は、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記所定の状態にする際に所定の軸心回りに回動させて第3位置に移動可能である。
◆遊技機(1) の本体部材(66)に可動に装着された可動部材(75)と、前記可動部材(75)に連結した状態で、遊技者が第1位置から第2位置へ押込み操作を行うことが可能な操作手段(60)と、前記操作手段(60)を前記可動部材(75)に分離可能に連結し、且つ前記操作手段(60)を前記可動部材(75)から分離して前記第1位置から前記第2位置への押込み操作方向と異なる方向へ移動させるのを許容する連結手段(80)とを備えている。
また、前記連結手段(80)は、前記操作手段(60)を前記可動部材(75)から分離して前記押込み操作方向と異なる方向へ移動させた状態から前記第1位置へ戻すように移動させることで、前記操作手段(60)を前記可動部材(75)に自動的に連結する機能を有する。
また、前記連結手段(80)は、前記可動部材(75)に設けられた第1係合部(81)と、前記操作手段(60)に設けられ前記第1係合部(81)と係合可能且つ係合解除可能な第2係合部(83)とを有する。
また、前記連結手段(80)は、前記第1,第2係合部(81,83) を係合させた状態で操作されて、前記第1,第2係合部(81,83) を係合解除させる被操作部(84)を有する。
更に、従来の遊技機(回胴式遊技機)において、遊技者が押込み操作可能な複数の操作部は、その何れの操作も単純で斬新さに欠ける。そこで、前記実施例に基づいて、本発明は次のように構成されている。
◆遊技者が第1位置から第2位置へ押込み操作を行うことが可能な操作手段(60)を備え、前記押込み操作が行われる際に前記操作手段(60)の姿勢が変化するように、前記操作手段(60)を所定角度内で傾動させることを可能にしている。
また、前記操作手段(60)の前記第1位置から前記第2位置への操作を検出する検出手段(6sw) を備え、前記操作手段(60)の前記傾動が、前記検出手段(6sw) による前記操作の検出を阻害しないように構成されている。
また、遊技機(1) の本体部材(66)に可動に装着され、前記検出手段(6sw) により検出される被検出部(79)を有する可動部材(75)を備え、前記操作手段(60)は、前記可動部材(75)に対して前記傾動を許すように連結されている。
更に、従来の遊技機(回胴式遊技機)において、遊技者が後方へ押込み操作可能な複数の操作手段は、その何れも比較的小型で、且つ前面扉に比較的コンパクトに装着されているため、そして、非操作時の前面扉表面からの突出量は僅かであるため、操作手段に遊技者等から比較的大きな下向きの荷重が入力され難いが、例えば、操作手段を大型化する等して、操作手段に遊技者等から比較的大きな下向きの荷重が入力され易い構造にすると、その操作手段や操作手段を支持する部分が破損しないようにする対策が必要になる。そこで、前記実施例に基づいて、本発明は次のように構成されている。
◆遊技者が上下方向を除く第1方向へ押込み操作を行うことが可能な操作本体部(60)を有する操作手段(60)と、遊技機(1) の本体部材(53)に設けられ、前記操作本体部(60)よりも前記第1方向に位置する側において、前記操作手段(60)から下向きに作用する荷重を支持する荷重支持構造(98)とを備えている。
また、前記荷重支持構造(98)は、前記本体部材(53)に対して可動にガイド支持された可動部材(75)を有し、前記操作手段(60)が前記可動部材(75)に連結支持されている。
また、前記荷重支持構造(98)は、前記可動部材(75)から下向きに作用する荷重を支持する金属製ベース部材(99)を有する。
尚、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施が可能であり、種々のスロットマシン(回胴式遊技機)等の遊技機、更にはスロットマシン以外に、パチンコ遊技機等の種々の遊技機に適用可能である。
1 遊技機
6sw ギミックスイッチ(検出手段)
53 枠状フレーム53(本体部材)
60 ギミックボタン(操作手段,操作本体部)
75 可動部材
79 被検出部
80 第1連結手段(移動手段,連結手段)
81 係合凹部(第1係合部)
83 係合爪部(第2係合部)
90 第2連結手段(移動手段)
94 連結解除部材(被操作部)
98 荷重支持構造
99 金属製ベース部材
第1の発明(遊技機(1))は、遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段(60)を有する操作ユニット(6)と、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記第2位置への方向と異なる方向へ移動させて前記第1位置のときの第1状態とは異なる第2状態にする所定の第3位置に切り替えることが可能な移動手段(80,90)とを備えたことを特徴とする
第2の発明は、遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段(60)を有する操作ユニット(6)と、前記操作手段(60)を前記第1位置から前記第2位置への方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にする所定の第3位置に切り替えることが可能な移動手段(80,90)とを備え、前記操作手段(60)の移動量は、前記第1位置から前記第2位置へ移動したときの第1移動量より、前記第1位置から前記第3位置へ移動したときの第2移動量の方が大きいことを特徴とする
一方、ギミックボタン60を完全分離位置には切換えないで、第2連結手段90による連結を維持させて、ギミックボタン60を図24に示す第1分離位置からロッド92を中心にして正面視にて反時計回り方向へ約140度回動させて(第2状態、所定の状態)図25、図27に示す第2分離位置(所定の第3位置)に切換えることができる。
更に、第2連結手段90による連結を維持させて、ギミックボタン60を図25に示す第2分離位置から後方へ移動させるとともに傾動させて図26に示す第3分離位置に切換えることができる。尚、ギミックボタン60の後方への移動は、ロッド92が連結部材93に退入するように後方へ移動することで実現され、ギミックボタン60の後方への傾動は、ロッド92の前端側のブロック部材92aに対してギミックボタン60が回動することで実現される。

Claims (2)

  1. 遊技者が第1位置から第2位置へ操作を行うことが可能な操作手段と、
    前記操作手段を前記第1位置から前記第2位置への操作方向と異なる方向へ移動させて所定の状態にすることが可能な移動手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記移動手段は、
    前記操作手段を前記第1位置から前記所定の状態にする際に所定の軸心回りに回動させて第3位置に移動可能なことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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