JP6379204B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電子制御装置のシール構造に関する。
近年、自動車産業では、自動車の燃費改善や、エンジンルームの狭小化、車両の低コスト化が進んでいる。車両には、エンジンやトランスミッション等を制御するための電子制御ユニットが備えられており、これら電子制御ユニットにおいても、更なる小型・軽量化及び低コスト化が求められる。
ところで、電子制御ユニットは、車室内からエンジンルーム内の車体側、更には制御対象であるエンジンやトランスミッション等に直接取り付けられる傾向にある。その為、電子制御ユニットには、防水構造、耐腐食構造、高温対応化など、搭載環境に対応した筐体が求められている。そこで電子制御ユニットは、筐体を成す外装部材の周縁部などにシール材を介在させることで電子回路基板を防水している。シール材はシリコーン系の接着剤やゴムパッキンが一般的である。しかし、シリコーン系の接着剤やゴムパッキンは、コストが高い材料であり、シールする面積が広く必要である。このため、電子制御ユニットの小型・軽量化及び低コスト化を進める方法の一例として、シール材の削減が挙げられる。
本発明の背景技術として、特開2013−69735号公報(特許文献1)がある。この公報の段落0021〜0027には、ケースの上面側の周縁部とカバーの下面側の周縁部との合わせ面部に全周にわたって無端環状に設けられた筐体シール部と、コネクタの外周面と筐体(ケース及びカバー)の窓部の内周面との接合面部に全周にわたって無端環状に設けられたコネクタシール部とを有する電子制御装置のシール構造が記載されている。筐体シール部は、ケース側に設けられた断面がコ字状のシール溝と、カバーとコネクタの下面側とに設けられ、シール溝に所定の間隙をもって嵌り込む、断面が矩形状で帯状を成す突条とで構成される。そしてシール溝と突条との間隙にシール剤が充填される。このとき、一定のシール長を確保するように、シール溝及び突条の深さや幅が全周にわたってほぼ一定に設定されている。コネクタシール部においても、筐体シール部と同様に、シール溝と突条が設けられている。なお、コネクタ下面側ではコネクタ側に突条が設けられ、下面側を除く部位ではコネクタ側にシール溝が形成される。このとき、コネクタ下面側では、シール溝の深さは深く、かつ溝幅は狭く形成される。また、コネクタ上面側では、シール溝の深さは浅く、かつ溝幅は広く形成される。これにより、コネクタシール部のシール長が全周にわたって一定となるように設定されている。さらに、特許文献1の段落0033〜0038には、コネクタシール部と筐体シール部との繋ぎ目部分においてシール長を確保するために、補助シール溝と補助突条との嵌合構造を設けることが記載されている。
また、特開2014−3206号公報(特許文献2)の要約には、防水シールとして、雰囲気中の水分と反応し高分子同士が架橋することで硬化する樹脂に、無機充填材と、吸水性または吸湿性の有機充填材とを配合したものを用いた車載電子機器が記載されている。
特開2013−69735号公報 特開2014−3206号公報
特許文献1では、シール長を一定にしてシール性能(防水性)を向上することについて配慮しているものの、シール材を削減することについての配慮が十分ではない。また、特許文献2では、安価な材料を使用しながらシール性能(防水性)を向上するために、シール材を新規の材料と置き換える技術であるため、接着強度の向上は可能であるが、使用するシール材の量が削減される訳ではない。
本発明の目的は、防水性を確保しながらシール材の使用量を削減できる電子制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電子制御装置は、
複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
さらに前記シール構造は、前記シール溝の深さが前記辺の端部で浅くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とするものである。
また上記目的を達成するために、本発明の電子制御装置は、
複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
さらに前記シール構造は、前記シール溝の幅が前記辺の端部で狭くなることにより前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、且つ前記シール溝の深さが前記辺の端部で浅くなることを特徴とするものである。
また上記目的を達成するために、本発明の電子制御装置は、
複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
前記シール構造は、前記突条の幅が前記辺の端部で広くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とするものである。
また上記目的を達成するために、本発明の電子制御装置は、
複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
前記シール構造は、前記突条の高さが前記辺の端部で高くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、シール材の断面積を変化させた構造とすることで、防水性を低下させずにシール材を削減する構造を実現する。そして、制御ユニットの低コスト化及び小型軽量化、更には防水信頼性を改善することができる。
本実施例に係る電子制御ユニット1の斜視図である。 電子制御ユニットの分解図である。 電子制御ユニットの上面図である。 図3中のIVA−IVAにおける部分断面図である。 図3中のIVB−IVBにおける部分断面図である。 図3中のIVC−IVCにおける部分断面図である。 図3中のIVA−IVAにおける部分断面図(実施例2)である。 図3中のIVB−IVBにおける部分断面図(実施例2)である。 図3中のIVC−IVCにおける部分断面図(実施例2)である。 図3中のIVA−IVAにおける部分断面図(実施例3)である。 図3中のIVB−IVBにおける部分断面図(実施例3)である。 図3中のIVC−IVCにおける部分断面図(実施例3)である。 図3中のIVA−IVAにおける部分断面図(実施例4)である。 図3中のIVB−IVBにおける部分断面図(実施例4)である。 図3中のIVC−IVCにおける部分断面図(実施例4)である。 図3中のIVA−IVAにおける部分断面図(実施例5)である。 図3中のIVB−IVBにおける部分断面図(実施例5)である。 図3中のIVC−IVCにおける部分断面図(実施例5)である。 図3中のIXA−IXAにおける部分断面図(実施例6)である。 図3中のIXB−IXBにおける部分断面図(実施例6)である。 図3中のIXC−IXCにおける部分断面図(実施例6)である。 図3中のIXA−IXAにおける部分断面図(実施例7)である。 図3中のIXB−IXBにおける部分断面図(実施例7)である。 図3中のIXC−IXCにおける部分断面図(実施例7)である。 実施例8のシール材分岐部の拡大図である。 実施例8のシール材分岐部の上面である。
以下、本発明に係る実施例を、図面を用いて説明する。なお、ここでは、自動車用の電子制御ユニット(車載用電子制御装置)を例に挙げて説明する。
電子制御ユニットの筐体は、ベース(特許文献1のケースに相当)及びカバーで構成され、筐体からコネクタが露出する構造である。ベース、カバー及びコネクタがそれぞれ接合される接合部にはシール材が設けられる。電子制御ユニットの周囲温度の上昇および内圧の上昇によって、カバー、ベース及びコネクタの各接合部には、外側に向かって開こうとする変形が生じる。この変形により、シール材には高い応力が発生する。従来は、例えばシール材の幅、厚さ、断面積は、シール材に発生する最大応力がシール材の接着力を超えない十分な値となるように設計されている。電子制御ユニットの低コスト化及び小型軽量化のためには、シール材を削減する必要がある。シール材を削減する方法として、例えばシール材の塗布量を一律に減らすことも考えられる。しかし、シール材の塗布量を一律に減らすと、発生応力が最大となる部位で発生応力がシール材の接着力を超過する可能性がある。発生応力がシール材の接着力を超過すると、シール材がカバー、ベース又はコネクタの塗布面から剥離することから、防水性を保つのが困難になる。そこで、防水性を維持しつつ、シール材を削減する必要がある。
加えて、自動車用の電子制御ユニットの搭載環境は益々過酷になる傾向にある。これに対応し、防水性を維持するためには、従来技術ではシール材の使用量を大幅に増加させる必要がある。そこで、シール材の増加を最小限とする技術が求められている。
なお、本実施例に係る電子制御ユニット1は、過酷な環境に対応でき、自動車と同様に過酷な環境で使用される各種装置に搭載して使用することができる。
本発明に係る電子制御ユニットの実施例を、図1〜4を用いて説明する。図1は、本実施例に係る電子制御ユニット1の斜視図である。図2は、電子制御ユニット1の分解図である。図3は、電子制御ユニット1の上面図である。図4A、図4B及び図4Cは、図3中のIVA−IVA,IVB−IVB及びIVC−IVCにおける部分断面図である。なお、図1〜図3は、実施例2〜実施例8に共通して用いられる。
電子制御ユニット1は筐体60内部に空間を形成する複数の部品(部材)を備えており、例えば、ベース10、カバー20、コネクタ30で構成される。以下の説明では、図1に基づいて上下方向を定義する。すなわち、筐体60において、ベース10側を下側、カバー20側を上側とする。また、便宜的にカバー20のある面を電子制御ユニット1の上側の表面を上面、ベース10の下側の表面を電子制御ユニット1の下面とする。なお、この上下方向は、電子制御ユニット1の実装時における取り付け方向とは関係が無い。
ベース10、カバー20及びコネクタ30のそれぞれの間には防水のためのシール材50が介在し、互いに接合されている。筐体60は、上面側或いは下面側から見た場合、図3に示すように、概ね四角形を成しており、辺60aと辺60bと辺60cと辺60dとを有している。ベース10の外形は、概ね四角形を成し、辺60a〜辺60dに沿う四つの辺を有している。カバー20の外形は、概ね四角形を成し、辺60a〜辺60dに沿う四つの辺を有している。ただし、図2に示すように、カバー20は筐体60の辺60aに沿う辺に開口20aが形成されている。この開口20aは下側から上側に向けて窪んだ窪みよって形成されている。
ベース10とカバー20の間の接合構造について説明する。筐体60の周縁部には、シール構造100とシール構造200T,200Uとが構成されている。
ベース10の周縁部には、シール構造100を構成するシール溝構造2が形成されている。シール溝構造2は、少なくとも辺60b〜辺60dに沿う辺に、形成されている。辺60aに沿う辺は、コネクタ30と接合される部分であり、シール構造200T,200Uが構成される。シール構造200T,200Uについては、後述する。なお、シール溝構造2は単にシール溝2と言う場合もある。一方、カバー20の周縁部には、シール溝構造2に間隙70をもって嵌まり込む突条3が設けられている。突条3は、少なくとも辺60b〜辺60dに沿う辺に、形成されている。
図4A、図4B及び図4Cに示すように、突条3はシール溝構造2の溝側面及び溝底面との間に間隙70を持って嵌り込む。この間隙70に、シール材50が充填され、ベース10とカバー20が接合される構造となっている。シール材50は例えば液状のシリコーン樹脂であり、これをシール溝構造2に塗布した後、カバー20の突条3を嵌め込み、シール材50を硬化させることで防水性を実現している。
辺60aに沿う辺は、コネクタ30と接合される部分であり、後述する。
40は電子制御ユニット1を構成する回路基板で、ベース10、カバー20及びコネクタ30とシール材50とで形成される空間内に収容される。回路基板40は、例えば絶縁性の樹脂材料などにより略四角形状の板体として形成された絶縁基板41から成り、その上面及び下面には配線パターンが設けられている。回路基板40には、例えばコンデンサ、コイル、トランジスタ、半導体IC等からなる複数の電子部品41が搭載されている。
コネクタ30は、コネクタハウジング31とコネクタピン32により構成されている。コネクタ30は、車両側に設けられた各種のセンサやアクチュエータ等に接続され、これによって電子制御ユニット1はエンジンを制御するものである。
13はベース10の外面側に設けられた例えば2個のブラケット部で、電子制御ユニット1を自動車の車体等に取付ける取付け部を構成する。
カバー20はベース10に固定され、例えば樹脂の射出成型により形成されている。カバー20は、例えばベース10に設けられたカバー固定穴12と熱カシメ部23とでベース10に固定されている。すなわち、固定穴12と熱カシメ部23は、カバー20とベース10とを固定する固定部を構成する。なお、カバー20の固定方法は熱カシメに限らない。例えば、カシメ、スナップフィット、ねじ、タッピングスクリュー、リベット、接着剤による接着、圧入などの固定方法を用いてもよい。
ベース10とカバー20のシール構造について、詳細に説明する。
本実施例では、図4A、図4B及び図4Cに示すように、ベース10とカバー20のシール構造100は、シール溝構造2と、突条3とシール材50とで構成される。このシール構造100では、固定部との距離に応じて、少なくとも溝の幅及び溝の深さのいずれか一方を変化させる。固定部12,23に近傍では、溝の幅を狭く、また溝の深さを浅くすることで、電子制御ユニット1全体のシール材50を削減する。この場合において、シール溝構造2の深さに合わせて固定部近傍の突条3の高さを低くすることも可能である。
すなわち、本実施例では、シール溝構造2の溝内に形成される、シール材50が充填される間隙の断面積を、固定部12,23との距離が異なる二点で比較した場合に、固定部12,23に近い位置の断面積の方が固定部12,23から離れた位置の断面積よりも、小さくなるようにする。以下、この断面積を、シール断面積という。この関係を満たすように、溝幅、溝深さ、突条高さ及び突条幅(厚さ)を変化させることができる。なお、上記断面積は、溝の延設方向(長手方向)に垂直な方向の断面(横断面)の面積である。
図4Aは、筐体60の辺60cにおいて、固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aを示している。図4Bは、図4Aの次に固定部12,23から離れた位置のシール構造100Bを示している。図4cは固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cを示している。
固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、溝幅Wcが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も狭い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、溝幅Waが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も広い。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、溝幅Wbがシール構造100Aの溝幅Waとシール構造100Cの溝幅Wcとの中間の広さである。
固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、溝深さDcが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も浅い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、溝深さDaが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も深い。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、溝深さDbがシール構造100Aの溝深さDaとシール構造100Cの溝深さDcとの中間の深さである。
すなわち、溝幅及び溝深さはWa>Wb>Wc及びDa>Db>Dcの関係にある。なお、突条3の高さは、シール構造100Aの突条高さHa、シール構造100Bの突条高さHb及びシール構造100Cの突条高さHcがHa>Hb>Hcの関係にある。突条高さHa,Hb,Hcは、上述のシール断面積の関係が満たされれば、同じ高さであってもよい。しかし、突条3の先端と溝2の底面との間に間隙が形成されていなければならない。
シール溝構造2の深さを浅くする場合とシール溝構造2の幅を狭くする場合のどちらの場合でも、シール溝構造2の内壁とシール材50との接着長さ(シール長)が減少する。このシール長の長さが電子制御ユニット1の耐腐食性に寄与する。シール溝構造2を狭くする場合では、シール溝構造2を浅くする場合と比較して、シール材50の削減量に対して、シール長の減少が小さいため、耐腐食性を大きく低下させずにシール材50の削減が可能である。
また、電子制御ユニット1の搭載環境が従来の搭載環境よりも過酷になった場合に本実施例を適用する場合は、例えば固定部近傍のシール溝構造2の溝幅を従来と同様にし、固定部から遠い部分のシール溝構造2の幅を広くする。シール材50が剥離する懸念が大きいのは、ベース10とカバー20の固定部から遠い部分である。そこで、剥離する懸念が大きい部分の周囲のみシール材50を増加させることで、シール材50の増加量を最小限に抑えることが可能である。
以上の説明では、固定部からの距離に基づいて、シール断面積を変化させている。固定部12,23近傍においては、固定部12,23がカバー、ベース及びコネクタの各接合部における変形を抑制し、シール材50に発生する応力を抑制する。この意味において、本実施例では、シール材50に発生する応力に基づいて、シール断面積を決定している。すなわち、筐体60のある辺60b,60c,60dに沿って構成されるシール構造において、シール材50に発生する応力の大きい位置におけるシール断面積の方が応力の小さい位置におけるシール断面積よりも、大きくなるようにする。
通常、固定部12,23は筐体60の四隅に設けられる。四隅はシール溝構造2や突条3が曲がり部を構成し、外側に開こうとする力に対して剛性が高くなる部分でもある。このため、筐体60の辺60b,60c,60dに沿って構成されるシール構造においては、辺の両端部に近づくほど、変形を起こしにくい。このため、辺の両端部に近づくほど、シール材50に発生する応力も小さくなる傾向にある。従って、一つの辺に沿って構成されるシール構造において、中央側に位置する部分のシール断面積の方が、端部側に位置する部分のシール断面積よりも、大きくなるようにすると良い。これは、筐体60の辺60b,60c,60dの中で、シール材50に発生する応力が大きい位置ほど、シール断面積を大きくすることを意味する。
図5A、図5B及び図5Cを用いて、本発明に係る第2実施例を説明する。図5A、図5B及び図5Cは、図4A、図4B及び図4Cと同様に、図3中のIVA−IVA,IVB−IVB及びIVC−IVCにおける断面を示す部分断面図である。
本実施例では、固定部12,23に近い位置のシール断面積の方が、固定部12,23から離れた位置のシール断面積よりも、小さくなるようにするために、カバー20の固定部12,23近傍の突条3の幅を厚く、又は突条3の高さを高くする。これにより、固定部近傍のシール材50の量を削減することができる。
具体的には、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、突条幅Wfが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も大きい。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、突条幅Wdが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も小さい。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、突条幅Weがシール構造100Aの突条幅Wdとシール構造100Cの突条幅Wfとの中間の大きさである。
また、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、突条高さHcが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も高い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、突条高さHaが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も低い。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、突条高さHbがシール構造100Aの突条高さHaとシール構造100Cの突条高さHcとの中間の高さである。
すなわち、突条幅はWd<We<Wfの関係にある。また、突条高さはHa<Hb<Hcの関係にある。なお、溝深さDa,Db,Dcは同じ深さである。溝深さDa,Db,Dcは、シール断面積が上述の関係を満たす範囲内で、変化させてもよい。また、突条3の先端と溝2の底面との間に間隙が形成されていなければならない。
カバー20の材料は例えばPBTなどの樹脂であるが、PBTはシール材50に用いられる材料に対して一般的に単価が安い材料である。本実施例ではシール材50の削減量に応じてカバー20の材料が増加するが、電子制御ユニット1全体としては低コスト化が可能である。
更に本実施例の場合、突条3の高さや幅を傾斜を設けることによって変化させることが可能である。例えば液状のシール材50を用いる場合、電子制御ユニット1の組み立ての際に、この傾斜によって硬化前のシール材50を押し広げることが可能である。即ち、シール溝構造2に合わせた塗布軌跡にてシール材50を塗布する設備において、この傾斜によって塗布速度を一定とすることが可能であり、製造設備が簡便になる。
図6A、図6B及び図6Cを用いて、本発明に係る第3実施例を説明する。図6A、図6B及び図6Cは、図4A、図4B及び図4Cと同様に、図3中のIVA−IVA,IVB−IVB及びIVC−IVCにおける断面を示す部分断面図である。
ベース10とカバー20の間の接合構造には、例えばベース10の接合部にベース接合面11があり、カバー20にはベース接合面11に間隙を持って対向するカバー接合面21があり、シール材50が介在することでベース10とカバー20を接合する面シール構造もある。すなわち、本実施例では、ベース10とカバー20との接合部に、相互に対向する対向面(ベース接合面11及びカバー接合面21)が構成され、ベース接合面11とカバー接合面21との間隙にシール材50が充填される。本実施例では、ベース10とカバー20との接合部に、溝2及び突条3は形成されない。このような場合にも本発明は適用可能である。
本実施例では、固定部12,23に近い位置のシール材50の断面積の方が、固定部12,23から離れた位置のシール材50の断面積よりも、小さくなるようにするために、ベース10とカバー20との固定部12,23近傍において、ベース接合面11とカバー接合面21との間隙を狭くする。これにより、シール材50の厚みを薄くし、固定部近傍のシール材50の量を削減することができる。
具体的には、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、間隙Gcが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も小さい。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、間隙Gaが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も大きい。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、間隙Gbがシール構造100Aの間隙Gaとシール構造100Cの間隙Gcとの中間の大きさである。この場合、隙間Ga,Gb,Gcの大きさは隙間Ga,Gb,Gcに充填されるシール材50の厚さに等しい。すなわち、間隙(シール材50の厚さ)はGc<Gb<Gaの関係にある。
また、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、ベース接合面11の高さHfが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も高い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、ベース接合面11の高さHdが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も低い。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、ベース接合面11の高さHeがシール構造100Aにおける高さHdとシール構造100Cにおける高さHfとの中間の高さである。
本実施例では、シール構造100A,100B,100Cにおけるシール材50の幅Wg,Wh,Wiは、同じ大きさにしている。ただし、シール材50の流動を規制していないので、幅Wg,Wh,Wiの間に多少の変動は生じる。
図7A、図7B及び図7Cを用いて、本発明に係る第4実施例を説明する。図7A、図7B及び図7Cは、図4A、図4B及び図4Cと同様に、図3中のIVA−IVA,IVB−IVB及びIVC−IVCにおける断面を示す部分断面図である。
本実施例では、実施例3と同様に、ベース10とカバー20との接合部に、相互に対向する対向面(ベース接合面11及びカバー接合面21)が構成され、ベース接合面11とカバー接合面21との間隙にシール材50が充填される。本実施例では、ベース10とカバー20との接合部に、溝2及び突条3は形成されない。本実施例では、シール断面積は、シール接合面11とカバー接合面21との間隙に形成されるシール材50の断面積(横断面積)である。
本実施例における面シール構造では、固定部12,23に近い位置のシール材50の断面積の方が、固定部12,23から離れた位置のシール材50の断面積よりも、小さくなるようにするために、ベース10とカバー20との固定部12,23近傍のシール材50の幅を狭くする。これにより、固定部12,23近傍のシール材50の量を削減することができる。なお、隙間Ga,Gb,Gcの大きさは同じである。
具体的には、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、シール材幅Wiが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も狭い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、シール材幅Wgが3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も広い。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、シール材幅Whがシール構造100Aのシール材幅Wgとシール構造100Cのシール材幅Wiとの中間の広さである。本実施例では、隙間Ga,Gb,Gcの大きさが同じであることから、隙間Ga,Gb,Gcに充填されるシール材50の厚さも同じである。すなわち、シール材幅はWi<Wh<Wgの関係にある。
シール材50として、例えば液状のシール材50を使用する場合がある。この場合、ベース10またはカバー20の一方にシール材50を塗布した後、他方を組み付けることでシール材50が押し広げられ、シール材50の幅が決まる。本実施例を前述のような設備で実現する場合は、シール材50を塗布する速度のみを変更することで、シール材50の幅を変えることができる。
本実施例と実施例3とを組み合わせ、隙間Ga,Gb,Gcとシール材幅Wg,Wh,Wiの両方を変化させてもよい。
図8A、図8B及び図8Cを用いて、本発明に係る第5実施例を説明する。図8A、図8B及び図8Cは、図4A、図4B及び図4Cと同様に、図3中のIVA−IVA,IVB−IVB及びIVC−IVCにおける断面を示す部分断面図である。
本実施例では、実施例3と同様に、ベース10とカバー20との接合部に、相互に対向する対向面(ベース接合面11及びカバー接合面21)が構成され、ベース接合面11とカバー接合面21との間隙にシール材50が充填される。本実施例では、ベース10とカバー20との接合部に、溝2及び突条3は形成されない。本実施例では、シール断面積は、シール接合面11とカバー接合面21との間隙に形成されるシール材50の断面積(横断面積)である。
さらに、本実施例の面シール構造においては、例えばカバー接合面23のシール部に沿って溝を成すカバー接合面凹部22a,22b,22cが設けられている。固定部12,23に近い位置のシール材50の断面積の方が、固定部12,23から離れた位置のシール材50の断面積よりも、小さくなるようにするために、固定部12,23近傍のカバー接合面凹部22の断面積を小さくする。これにより、固定部12,23近傍のシール材50の量を削減することができる。
具体的には、固定部12,23に最も近い位置のシール構造100Cでは、凹部22cの断面積が3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も小さい。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造100Aでは、凹部22aの断面積が3つのシール構造100A,100B,100Cの中で最も大きい。固定部12,23からの距離がシール構造100Aとシール構造100Cとの中間にあるシール構造100Bでは、凹部22bの断面積がシール構造100Aの凹部22aの断面積とシール構造100Cの凹部22cの断面積との中間の大きさである。すなわち、凹部22cの断面積<凹部22bの断面積<凹部22aの断面積の関係がある。本実施例では、隙間Ga,Gb,Gcの大きさ及びシール材幅Wg,Wh,Wiの大きさは同じである。
なお、凹部22a、凹部22b及び凹部22cは、ベース接合面11側に設けてもよい。或いは、ベース接合面11とカバー接合面21の両方に、凹部22a、凹部22b及び凹部22cを設けてもよい。また、本実施例において、凹部22cは設けず、凹部22cの断面積をゼロにしてもよい。
本実施例は第1の実施例と同様に、電子制御ユニット1の搭載環境が従来の搭載環境よりも過酷になった場合にも適用可能である。固定部12,23近傍はカバー接合面凹部22cの断面積を小さくまたはカバー接合面凹部22cを無くし、固定部から遠い部分でカバー接合面凹部22a,22bの断面積を大きくする。これにより、シール材50が剥離する懸念が大きい、固定部12,23から遠い部分の周囲のみ、シール材50の量を増加させる。これにより、シール材50の増加量を最小限に抑えることが可能である。
本実施例に、実施例3と実施例4のいずれか、或いはその両方を組み合わせ、隙間Ga,Gb,Gcとシール材幅Wg,Wh,Wiを変化させてもよい。
図9A、図9B及び図9Cを用いて、本発明に係る第6実施例を説明する。図9A、図9B及び図9Cは、図3中のIXA−IXA、IXB−IXB及びIXC−IXCにおける断面を示す部分断面図である。なお、図9B及び図9Cにおいては、シール構造の近傍のみを示している。本実施例で説明するコネクタ30の周縁部におけるシール構造200T,200Uは、上述した実施例1〜実施例5のシール構造100(100A,100B,100C)と組み合わされて、筐体60の周縁部におけるシール構造が完成される。
本発明はベース10とカバー20との接合のみならず、コネクタ30とベース10との接合部、又はコネクタ30とカバー20との接合部にも適用可能である。本実施例のシール構造では、図9A、図9B及び図9Cに示す様に、コネクタハウジング31に突条3を設け、カバー20にシール溝構造2を備える。固定部12,23に近い位置のシール断面積を、固定部12,23から離れた位置のシール断面積よりも、小さくするために、コネクタハウジング31の中央部近傍の溝幅Wjよりも、他の部分の溝幅Wk,Wlを狭くする。これにより、シール材50の削減が可能である。
以下、具体的に説明する。
筐体60の辺60a側では、コネクタ30が筐体60から突出する。このため、コネクタ60の外周面のうち、上面部と側面部はカバー20の下面側(開口20aの縁面)と対向して、シール構造200T(200TA,200TB,200TC)を形成している。また、コネクタ60の外周面のうち、下面部はベース10の上面側と対向して、シール構造200Uを形成している。
シール構造200Tは、カバー20の下面側に形成されたシール溝構造(シール溝)2と、コネクタの外周面に形成された突条3とで構成される。また、シール構造200Uは、ベース10の縁に形成された平坦部10Eの上面と、コネクタの下面30Uとが対向することにより、構成されている。シール溝構造2と突条3とが形成する間隙、及びベース10の平坦部10Eの上面とコネクタの下面30Uとが形成する間隙には、シール材50が充填されている。
シール溝構造2と突条3とが形成する間隙について、シール溝構造2の溝内に形成され、シール材50が充填される間隙の断面積を、上述した実施例と同様に、シール断面積と呼ぶ。
固定部12,23に最も近い位置のシール構造200TCでは、シール溝構造2の溝幅Wlが3つのシール構造200TA,200TB,200TCの中で最も狭い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造200TAでは、溝幅Wjが3つのシール構造200TA,200TB,200TCの中で最も大きい。固定部12,23からの距離がシール構造200TAとシール構造200TCとの中間にあるシール構造200TBでは、溝幅Wkがシール構造200TAの溝幅Wjとシール構造200TCの溝幅Wlとの中間の大きさである。すなわち、シール構造200TA,200TB,200TCの溝幅は、Wl<Wk<Wjの関係にある。
本実施例では、シール構造200TA,200TB,200TCの溝深さDd,De,Dfは同じである。また、シール構造200TA,200TB,200TCの突条高さHg,Hh,Hiは同じである。固定部12,23に近い位置のシール断面積が、固定部12,23から離れた位置のシール断面積よりも、小さくなる範囲内で、溝深さDd,De,Df及び突条高さHg,Hh,Hiを異ならせてもよい。
なお、本実施例(後述の実施例7も同様)では、シール構造200Uは、ベース10の縁に形成された平坦部10Eの上面と、コネクタの下面30Uとを対向させて構成しているが、シール構造100と同様に、シール溝構造2と突条3を組み合わせて構成することもできる。因みに、図2では、シール溝構造2と突条3とを用いた構成を示している。
図10A、図10B及び図10Cを用いて、本発明に係る第7実施例を説明する。図10A、図10B及び図10Cは、図9A、図9B及び図9Cと同様に、図3中のIXA−IXA、IXB−IXB及びIXC−IXCにおける断面を示す部分断面図である。本実施例のシール構造200T,200Uは、上述した実施例1〜実施例5のシール構造100(100A,100B,100C)と組み合わされて、筐体60の周縁部におけるシール構造が完成される。
本実施例では、コネクタハウジング31にシール溝構造2を設け、カバー20に突条3を設ける。固定部12,23に近い位置のシール断面積を、固定部12,23から離れた位置のシール断面積よりも、小さくするために、コネクタハウジング31の中央部近傍の溝幅Wpよりも、他の部分の溝幅Wq,Wrを狭くする。これにより、シール材50の削減が可能である。本実施例では、従来、面シール構造が一般的であった部分を溝シール構造とすることで、シール材50の削減と共に、コネクタハウジング31の小型化とコネクタピン32の短縮が可能である。
以下、具体的に説明する。
固定部12,23に最も近い位置のシール構造200TCでは、シール溝構造2の溝幅Wrが3つのシール構造200TA,200TB,200TCの中で最も狭い。固定部12,23から最も離れた位置のシール構造200TAでは、溝幅Wpが3つのシール構造200TA,200TB,200TCの中で最も大きい。固定部12,23からの距離がシール構造200TAとシール構造200TCとの中間にあるシール構造200TBでは、溝幅Wqがシール構造200TAの溝幅Wpとシール構造200TCの溝幅Wrとの中間の大きさである。すなわち、シール構造200TA,200TB,200TCの溝幅は、Wr<Wq<Wpの関係にある。
本実施例では、シール構造200TA,200TB,200TCの溝深さDg,Dh,Diは同じである。また、シール構造200TA,200TB,200TCの突条高さHj,Hk,Hlは同じである。また、シール構造200TA,200TB,200TCの突条幅Ws,Wt,Wuは同じである。固定部12,23に近い位置のシール断面積が、固定部12,23から離れた位置のシール断面積よりも、小さくなる範囲内で、溝深さDg,Dh,Di、突条高さHj,Hk,Hl及び突条幅Ws,Wt,Wuを異ならせてもよい。
図11及び図12を用いて、本発明に係る第8実施例を説明する。図11はシール材分岐部51の拡大図である。図12は図11に示す周囲を上面側から見た図である。
筐体内部の空間を形成する複数の部材が例えば、ベース10、カバー20、コネクタ30のように3個以上ある場合、シール材50は図11に示すようなシール材分岐部51を持つ場合がある。このような部位51はシール材50の剥離が生じ易いため、この部分のシール溝構造2の幅Wvを広く保つことで、防水信頼性を維持することが可能である。
上述した各実施例について、突条高さ、突状幅、溝幅、溝深さ、シール材幅或いはシール材厚さを変化させる場合、寸法が大きい部分と小さい部分との間を傾斜面で接続することが好ましい。液状のシール材50を用いる場合、この傾斜面によってシール材50を押し広げることが可能になる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…電子制御ユニット、2…シール溝構造、3…突条、10…ベース、10E…ベース周縁に形成される平坦部、11…ベース接合面、12…カバー固定穴、13…ブラケット部、20…カバー、21…カバー接合面、22…カバー接合面凹部、23…熱カシメ部、30…コネクタ、31…コネクタハウジング、32…コネクタピン、40…回路基板、41…絶縁基板、42…電子部品、50…シール材、51…シール材分岐部、70…間隙、100,100A,100B,100C…シール構造、200,200T,200TA,200TB,200TC,200U…シール構造。

Claims (5)

  1. 複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
    前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
    前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
    前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
    前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
    さらに前記シール構造は、前記シール溝の深さが前記辺の端部で浅くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とする電子制御装置。
  2. 複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
    前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
    前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
    前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
    前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
    さらに前記シール構造は、前記シール溝の幅が前記辺の端部で狭くなることにより前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、且つ前記シール溝の深さが前記辺の端部で浅くなることを特徴とする電子制御装置。
  3. 複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
    前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
    前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
    前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
    前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
    前記シール構造は、前記突条の幅が前記辺の端部で広くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とする電子制御装置。
  4. 複数の部材が接合され周縁部が複数の辺で構成された筐体と、前記筐体の内側に収容された回路基板と、前記辺に沿って前記周縁部に配置されたシール構造とを備え、前記複数の部材間を接続するように前記シール構造に液状のシール材を塗布して硬化させた電子制御装置において、
    前記筐体は前記辺の端部に前記複数の部材が固定される固定点を有し、
    前記辺に配置された前記シール構造は、前記固定点に近い前記辺の端部におけるシール断面積が、前記固定点から離れた前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さく、
    前記シール構造には、互いに接合される一対の部材の一方にシール溝が設けられると共に、他方に突条が設けられ、
    前記シール溝に嵌り込む前記突条と前記シール溝との間隙に前記シール材が充填されており、
    前記シール構造は、前記突条の高さが前記辺の端部で高くなることにより、前記辺の端部におけるシール断面積が、前記辺の中央部におけるシール断面積よりも小さいことを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項に記載の電子制御装置において、
    前記シール構造は、前記突条の高さが前記辺の端部で高くなることを特徴とする電子制御装置。
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