JP6376316B1 - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

転がり軸受は、外輪と、複数の転動体と、該複数の転動体を転動自在に保持する保持器と、シールドとを備える。前記外輪の少なくとも軸方向一方の端部内周面には、該外輪の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、前記シールドの軸方向幅よりも広い軸方向幅を持つ大径部が設けられており、前記シールドの外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧と、該隣り合わせの円弧をそれぞれ結ぶ複数の弦からなり、前記大径部に、前記シールドが圧入固定されている。

Description

本発明は、軸受内部を軸受外部から密封するためのシールドが取り付けられた転がり軸受に関し、特にシールドの取り付け技術に関する。
従来、グリース潤滑軸受には、軸受内のグリース保持、および、異物侵入防止の目的から金属製のシールドが取り付けられた種々の転がり軸受が知られている(例えば、特許文献1参照)。その一例として図8に従来の転がり軸受の要部断面図を示す。転がり軸受10は、外輪11と、内輪12と、内外輪11,12間に設けられた複数のボール13と、ボール13を転動自在に保持する保持器17と、防塵等の役割を果たす金属製シールド14,15とからなる。そして、外輪11の側面には軸方向外側から内側に向かって外方広がり形状の金属製シールド固定溝11a,11bが形成されている。
次に、転がり軸受10に金属製シールド14,15を装着する方法を説明する。図8(a)に示すように、まず予め屈曲して形成された金属製シールド14を溝11aに当接させる。続いて図8(b)に示すように、金属製シールド14をプレス等による塑性加締め変形を用いて固定溝11aに装着固定する。同様な方法で、もう一方の金属製シールド15も固定溝11bに装着固定する。
ところで、上述した従来の金属製シールドの装着固定構成は、その装着を確実にするために、外輪の金属製シールド固定溝に、外側から内側に向かって外方広がり空間を形成する溝を設ける必要がある。しかしながら、幅薄外輪(軸方向幅の狭い外輪)では、溝を設けるための軸方向の余裕がなく、金属製シールドを転がり軸受に装着固定できなかった。
上記課題を解決するために、特許文献2には、ワッシャ形状シールドをレーザー溶接にて外輪に装着固定する技術が開示されている。しかし、この技術は、レーザー溶接にともないコストが高くなってしまう。また、溶接による軸受軌道面の形状崩れ等が発生しやすいという問題があった。そこで、ワッシャ形状のシールドをシールド外径面、及び、外輪内径面を嵌合部として圧入により装着固定する方法が考えられるが、シールドを圧入する際に、特に薄肉外輪(外径と内径の寸法差が少ない径方向の厚みの少ない外輪)に圧入する際には外輪の変形が発生しやすいという問題があった。
また、特許文献3に記載の軸受の密封装置では、金属製の環状板の外周において等間隔の6箇所に、環状板自身の径方向たわみを許容させるための凹状の切り欠き部が設けられており、外輪の周溝に金属製の環状板をたわませながら嵌入させることが記載されている。しかしながら、この場合、周溝の外側内壁面の径方向寸法に対応して、たわみを許容するような大きさの切り欠き部が必要であり、使用時の環状板の剛性に影響する可能性がある。
日本国特開2001−027253号公報 日本国特開平11−351263号公報 日本国特開平7−279979号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、軸方向幅の狭い薄幅外輪や径方向幅の狭い薄肉外輪であっても、金属製シールドが装着可能な転がり軸受を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、
外輪と、内輪部と、複数の転動体と、該転動体を転動自在に保持する保持器と、シールドとを備えた転がり軸受において、
前記外輪の少なくとも軸方向一方の端部内周面には、該外輪の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、前記シールドの軸方向幅よりも広い軸方向幅を持つ大径部が設けられており、
前記シールドの外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧と、該隣り合わせの円弧をそれぞれ結ぶ複数の弦からなり、
前記大径部に、前記シールドが圧入固定されていることを特徴とする転がり軸受によって解決される。
本発明によれば、シールドは軸受に圧入されるので、軸方向幅の狭い薄幅外輪であっても、金属製シールドが装着可能である。また、軸受に圧入されるシールドは、外径面が、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧と、該隣り合わせの円弧をそれぞれ結ぶ複数の弦からなるので、圧入面が全周に亙らないため、圧入嵌合面積が少なく外輪の変形を抑えることが出来る。また、円弧部が円周上等配されているため、外輪が不均等に変形することも抑えることが出来るので、径方向幅の狭い薄肉外輪であっても、金属製シールドが装着可能である。
本発明の第一実施形態に係る転がり軸受の要部断面図である。 本発明に係るシールドの形状を示す図である。 (a)は、シールドの軸方向端面と外形面との縁部と、外輪の軸方向端面と大径部との縁部に、圧入導入部が設けられる第1例を示す要部断面図であり、(b)は、シールドの軸方向端面と外形面との縁部と、外輪の軸方向端面と大径部との縁部に、圧入導入部が設けられる第2例を示す要部断面図である。 図3(a)の第1例において、圧入導入部の寸法関係を示す要部拡大図である。 シールドの軸方向端面と外形面との縁部と、外輪の軸方向端面と大径部との縁部に、圧入導入部が設けられる第3例を示す要部断面図である。 本発明に係る他のシールドの形状を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る転がり軸受の要部断面図である。 従来の転がり軸受の要部断面図であり、従来のシールドを装着する方法を説明する図。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1に、本発明の第一実施形態に係る転がり軸受20の要部断面図を示す。転がり軸受20は、外輪21と、内輪部である内輪22と、内外輪間に設けられた転動体である複数のボール23と、ボール23を転動自在に保持する保持器27と、平板状の金属製シールド25とからなる。そして、前記外輪21の軸方向両端部内周面には、外輪21の内周面21c(本実施形態では、肩部の内周面)の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、シールド25の軸方向幅(厚さ)よりも広い軸方向幅を持つ大径部21aが設けられている。
シールド25は、図2に示すような一定厚さの平ワッシャの様な薄板形状である。シールド25の材質としては、例えば、SPCCに、亜鉛、アルミニウム、マグネシウムのメッキが施されている。また、シールド25の内径は、内輪の外周面との間でラビリンス隙間を形成する直径となっている。一方、シールド25の外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧25aと、隣り合わせの円弧25a同士をそれぞれ結ぶ複数の弦25bからなる。なお、各々の円弧25aの中心角αは同一角であり、各々の弦25bの中心角βは同一角であるが、円弧25aの中心角αと弦25bの中心角βは同一である必要はない。
また、円弧25aの中心角αよりも、弦25bの中心角βを大きく設計することで、外輪21の大径部21aに圧入する圧入嵌合面積が少なくなる。この結果、転がり軸受20をハウジング等に組み込んだ際に、組み込みに影響しない程度に外輪21の変形を抑えることができる。
そして、この大径部21aの軸方向内側端面21bに突き当たるようにシールド25が圧入固定されている。すなわち、この大径部21aは、シールド25の軸方向への位置決めとしての軸方向内側端面21bを形成するためのものであり、圧入位置決めが可能な程度の最小限の軸方向内側端面21bの面積が設けられていれば良い。シールド25は、軸方向において対称に形成されることで、圧入の際、表面、裏面の区別をする必要がなく、組立が容易となる。また、シールド25は、同一中心角を持ち、円周上に等配された複数の円弧25aと、隣り合わせの円弧25a同士をそれぞれ結ぶ複数の弦25bからなるので、任意の位相で外輪21に対して組付けられれば良く、組立が容易である。なお、シールド25の軸方向幅、円弧の数と中心角、円弧の直径に対する大径部21aの直径により、圧入力、抜け力、外径の変形具合などが変化するので、軸受外輪の寸法、要求される抜け力、許容できる外形の変形量等を加味し、適宜、実験等により各部寸法の最適値を求めると良い。
シールド25の各弦25bの内接円25cは、外輪21の内周面21cの内径よりも大径で有ることが好ましい。また、大径部21aの軸方向内側端面21bは、シールド25との間に隙間が出来ないように平面であることが好ましい。これにより、外輪大径部21aとシールド25の弦25bの部分の径方向外側の隙間からの異物侵入、グリース漏れを防ぐことが出来る。但し、隙間があったとしても少量であればラビリンス隙間となり、異物侵入、グリース漏れを防ぐことは可能であるので、やむを得ず隙間を持たせる場合には、極力少なくなるよう設定すると良い。
また、図3〜図5に示すように、シールド25の軸方向端面と外形面との縁部と、外輪21の軸方向端面と大径部21aとの縁部の少なくとも一方には、圧入導入部21d、25dが設けられることが好ましい。これにより、シールド25を外輪21の大径部21aに圧入固定する際に、シールド25の軸方向端面と外形面との縁部が削られ、異物が発生したり、締め代が減少してシールド25が脱落するのを防止することができる。
また、外輪21の圧入導入部21d、シールド25の圧入導入部25dには、テーパ形状、又は断面凸曲面形状(R形状)が適用可能であり、いずれの組み合わせであってもよい。テーパ形状の場合、テーパ角θ1、θ2は、45度以下であることが好ましい(図4参照)。
具体的には、図3(a)に示すように、外輪21の圧入導入部21dと、シールド25の圧入導入部25dとをテーパ形状としてもよいし、図3(b)に示すように、外輪21の圧入導入部21dと、シールド25の圧入導入部25dとを断面凸曲面形状(R形状)としてもよい。
また、外輪21の圧入導入部21dと、シールド25の圧入導入部25dとをテーパ形状とした場合には、図4に示すように、外輪21の大径部21aと圧入導入部21dとの境界部における径をφA、シールド25の軸方向端面と圧入導入部25dとの境界部における径をφB、シールド25の円弧25aの径をφCとすると、φB<φA<φCの寸法関係を満たすことが、圧入の容易性と、圧入の確実性の観点から好ましい。
さらに、図5に示すように、外輪21の圧入導入部21dを断面凸曲面形状とし、シールド25の圧入導入部25dをテーパ形状としてもよい。シールド25は薄肉であるんで、テーパ形状の圧入導入部25dは、加工しやすい。また、断面凸曲面形状の外輪21の圧入導入部21dは、研磨によって容易に加工することができ、また、テーパ形状の圧入導入部25dを持ったシールド25の挿入性がよい。
さらに、シールド25の圧入導入部25dが、軸方向両端面と外形面との両縁部に設けられることで、シールド25は、圧入の際、表面、裏面の区別をする必要がなく、組付け容易性の観点からより好ましい。
なお、シールド25は、軸方向において対称に形成するため、また、バリを除去する為、弦25bの部分にも、プレスによって軸方向片側から打ち抜かれた後に、面取りが施される。円弧25aに設けられた圧入導入部25dの形成は、この面取りを行った後に行われている。
また、図2に示すシールド25は、8箇所の円弧25aと8箇所の弦25bとで形成される略8角形に形成されているが、本発明のシールド25はこれに限らず、6箇所の円弧25aと6箇所の弦25bとで形成される略6角形以上の略多角形状であればよい。
ただし、いずれの場合においても、弦25bの中点における外径が、外輪21の内周面21cの内径より小さくなり、弦25bと外輪21の内周面との間に隙間が生じないことが求められる。したがって、上述したように、シールド25の各弦25bの内接円25cは、外輪21の内周面21cの内径よりも大径で有ることが好ましい。
例えば、図6に示すシールド25では、16箇所の円弧25aと16箇所の弦25bとで形成される略16角形において、適切な圧入嵌合面積が得られるとともに、シールド25の各弦25bの内接円25cが、外輪21の内周面21cの内径よりも大径となるように、中心角α、βが設定される。この場合にも、円弧25aの中心角αよりも、弦25bの中心角βを大きく設計することが好ましい。
具体的には、円弧25aの中心角αは3.5度に、弦25bの中心角βは19度に設定されており、円弧25aと弦25bの中心角α、βの合計は、22.5度となるが、実際には、寸法公差を考慮すると、円弧25aの中心角αは2〜7度、弦25の中心角βは15〜22度の範囲で形成される。
なお、圧入しろとしては、2μmとしているが、シールド25の寸法公差は±35μm、外輪21の大径部21aの寸法公差が±25μmであるので、実際の圧入しろは、2〜62μmとなる。
また、本実施の形態では、外輪21に大径部21aを設けた例について説明したが、大径部21aを設けずに、外輪21の内周面21cにシールド25を圧入してもよい。また、本実施の形態では、軸方向両側にシールド25を設ける例について説明したが、軸方向一方のみにシールド25を設ける構成でもよい。
図7に、本発明の第二実施形態に係る転がり軸受30の要部断面図を示す。図7に示すように、転がり軸受30は、外輪31と、転動体である複数のコロ33と、コロ33を転動自在に保持する保持器37と、平板状の金属製シールド35とからなる。そして、前記外輪31の軸方向両端部内周面には、外輪31の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、シールド35の軸方向幅(厚さ)よりも広い軸方向幅を持つ大径部31aが設けられている。
シールド35は、図2に示すような一定厚さの平ワッシャの様な薄板形状であり、内径は、内輪部である支持軸32の外周面との間でラビリンス隙間を形成する直径となっている。シールド35の外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧35aと、隣り合わせの円弧35a同士をそれぞれ結ぶ複数の弦35bからなる。なお、各々の円弧35aの中心角αは同一角であり、各々の弦35bの中心角βは同一角であるが、円弧35aの中心角αと弦の中心角βは同一である必要はない。
また、円弧35aの中心角αよりも、弦35bの中心角βを大きく設計することで、外輪31の大径部31aに圧入する圧入嵌合面積が少なくなる。この結果、転がり軸受30をハウジング等に組み込んだ際に、組み込みに影響しない程度に外輪31の変形を抑えることができる。
そして、この大径部31aの軸方向内側端面31bに突き当たるようにシールド35が圧入固定されている。すなわち、この大径部31aは、シールド35の位置決めとしての軸方向内側端面31bを形成するためのものであり、圧入位置決めが可能な程度の最小限の軸方向内側端面31bの面積が設けられていれば良い。なお、シールド35の軸方向幅、円弧の数と中心角、円弧の直径に対する大径部31aの直径により、圧入力、抜け力、外径の変形具合などが変化するので、軸受外輪の寸法、要求される抜け力、許容できる外形の変形量等を加味し、適宜、実験等により各部寸法の最適値を求めると良い。
シールド35の各弦35bの内接円35cは、外輪内径よりも大径で有ることが好ましい。また、大径部31aの軸方向内側端面31bは、シールド35との間に隙間が出来ないように平面であることが好ましい。これにより、外輪大径部31aとシールド35の弦35bの部分の径方向外側の隙間からの異物侵入、グリース漏れを防ぐことが出来る。但し、隙間があったとしても少量であればラビリンス隙間となり、異物侵入、グリース漏れを防ぐことは可能であるので、やむを得ず隙間を持たせる場合には、極力少なくなるよう設定すると良い。
なお、本実施の形態では、外輪31に大径部31aを設けた例について説明したが、大径部31aを設けずに、外輪内周面31cにシールド35を圧入してもよい。また、本実施の形態では、軸方向両側にシールド35を設ける例について説明したが、軸方向一方にのみシールド35を設ける構成でもよい。また、本実施形態の軸受30は、内輪に相当する支持軸32の外周面を軌道面として利用しているが、内輪を持つ転がり軸受であってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良等が可能である。例えば、上記実施の形態では、シールドの外形面を、複数の円弧と、隣り合わせの円弧同士をそれぞれ結ぶ複数の弦から構成したが、弦の代わりに、V字形状の切欠き部としてもよい。また、本発明の転がり軸受は、ボールねじの支持軸受としても適用可能である。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 外輪と、内輪部と、複数の転動体と、該複数の転動体を転動自在に保持する保持器と、シールドとを備えた転がり軸受において、
前記外輪の少なくとも軸方向一方の端部内周面には、該外輪の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、前記シールドの軸方向幅よりも広い軸方向幅を持つ大径部が設けられており、
前記シールドの外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧と、該隣り合わせの円弧をそれぞれ結ぶ複数の弦からなり、
前記大径部に、前記シールドが圧入固定されていることを特徴とする転がり軸受。
(2) 前記円弧の中心角よりも、前記弦の中心角が大きいことを特徴とする(1)に記載の転がり軸受。
(3) 前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部と、前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部の少なくとも一方には、圧入導入部が設けられることを特徴とする(1)又は(2)のいずれか1項に記載の転がり軸受。
(4) 前記圧入導入部は、テーパ形状、または断面凸曲面形状であることを特徴とする(3)に記載の転がり軸受。
(5) 前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部と、前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部の両方に、テーパ形状の前記圧入導入部が形成され、
前記外輪の大径部と前記圧入導入部との境界部における径をφA、前記シールドの軸方向端面と前記圧入導入部との境界部における径をφB、前記シールドの円弧の径をφCとすると、
φB<φA<φC
の寸法関係を満たすことを特徴とする(3)に記載の転がり軸受。
(6) 前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部には、断面凸曲面形状の前記圧入導入部が形成され、
前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部には、テーパ形状の前記圧入導入部が形成されることを特徴とする(3)に記載の転がり軸受。
(7) 前記シールドの軸方向両端面と前記外形面との両縁部には、前記圧入導入部が設けられることを特徴とする(3)〜(6)のいずれかに記載の転がり軸受。
(8) 前記シールドの内径面と前記内輪部の外形面との間でラビリンス隙間を形成することを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の転がり軸受。
(9) 前記外輪の大径部には、前記シールドを軸方向に位置決めするための軸方向内側端面が形成されることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の転がり軸受。
本出願は、2017年2月23日出願の日本特許出願2017−031662に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10、20、30 転がり軸受
11、21、31 外輪
21a、31a 大径部
21b、31b 軸方向内側端面
21c、31c 内周面
21d、25d 圧入導入部
12、22 内輪(内輪部)
32 支持軸(内輪部)
13、23、33 転動体
14、15、25、35 シールド
25a、35a 円弧
25b、35b 弦
25c、35c 弦の内接円
27 保持器
α 円弧の中心角
β 弦の中心角

Claims (9)

  1. 外輪と、内輪部と、複数の転動体と、該複数の転動体を転動自在に保持する保持器と、シールドとを備えた転がり軸受において、
    前記外輪の少なくとも軸方向一方の端部内周面には、該外輪の内径よりも大径で軸方向外側に開口され、前記シールドの軸方向幅よりも広い軸方向幅を持つ大径部が設けられており、
    前記シールドの外形面は、同一中心角を持ち円周上に等配された複数の円弧と、該隣り合わせの円弧をそれぞれ結ぶ複数の弦からなり、
    前記大径部に、前記シールドが圧入固定されていることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記円弧の中心角よりも、前記弦の中心角が大きいことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部と、前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部の少なくとも一方には、圧入導入部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の転がり軸受。
  4. 前記圧入導入部は、テーパ形状、または断面凸曲面形状であることを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受。
  5. 前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部と、前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部の両方に、テーパ形状の前記圧入導入部が形成され、
    前記外輪の大径部と前記圧入導入部との境界部における径をφA、前記シールドの軸方向端面と前記圧入導入部との境界部における径をφB、前記シールドの円弧の径をφCとすると、
    φB<φA<φC
    の寸法関係を満たすことを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受。
  6. 前記外輪の軸方向端面と前記大径部との縁部には、断面凸曲面形状の前記圧入導入部が形成され、
    前記シールドの軸方向端面と前記外形面との縁部には、テーパ形状の前記圧入導入部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受。
  7. 前記シールドの軸方向両端面と前記外形面との両縁部には、前記圧入導入部が設けられることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の転がり軸受。
  8. 前記シールドの内径面と前記内輪部の外形面との間でラビリンス隙間を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の転がり軸受。
  9. 前記外輪の大径部には、前記シールドを軸方向に位置決めするための軸方向内側端面が形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の転がり軸受。
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