JPH112252A - 密封板付転がり軸受 - Google Patents

密封板付転がり軸受

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JPH112252A
JPH112252A JP9866798A JP9866798A JPH112252A JP H112252 A JPH112252 A JP H112252A JP 9866798 A JP9866798 A JP 9866798A JP 9866798 A JP9866798 A JP 9866798A JP H112252 A JPH112252 A JP H112252A
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sealing plate
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弘典 鈴木
Takamasa Imichi
隆正 井通
Hiroyuki Oosawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリース又はこのグリース中の基油成分やシ
ール材18の破片等の異物が転がり軸受外に出ない構造
を、安価に実現する。 【解決手段】 シールド板11fの平坦部21にシール
材18を添着する。そして、このシール材18を、上記
平坦部21と、係止溝12の内側側面19aとの間で挟
持する。この内側側面19aの端縁部22を、上記シー
ル材18の幅方向中央部に当接させる。このシール材1
8が、グリース又はこのグリース中の基油成分が漏洩す
る事を防止する。又、シール材18が破断する事により
生じた細片が、転がり軸受外に出る事はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る密封板付転が
り軸受は、例えばハードディスクドライブ装置(HD
D)、フレキシブルディスクドライブ装置(FDD)等
の磁気ディスクドライブ装置に組み込む電動モータのス
ピンドルを支持する為に、或はヘッドを支持するスイン
グアームを揺動自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の記憶装置として使用す
るHDDは、例えば特開平7−111053号公報に記
載されている様に、図23に示す様な構造を有する。H
DDの使用時にハードディスク1は、ダイレクトドライ
ブ型の電動モータにより高速で回転する。この電動モー
タの駆動軸、或は、先端部にヘッド2を設けたスイング
アーム3の基端部は、例えば図24に示す様な転がり軸
受4により、モータケースに対して回転自在に、或は支
持軸に対し揺動変位自在に支持している。
【0003】上記転がり軸受4は、内周面に外輪軌道5
を有する外輪6と、外周面に内輪軌道7を有する内輪8
と、これら外輪軌道5と内輪軌道7との間に転動自在に
設けられた複数の転動体9、9とを備える。これら各転
動体9、9は、全体を円環状に形成した、金属製の波形
保持器、或は合成樹脂製の冠型保持器等の保持器10に
より、円周方向に亙って互いに間隔をあけた状態で、転
動自在に保持している。更に、上記外輪6の両端部内周
面には密封板であるシールド板11、11の外周縁部を
係止すると共に、これら各シールド板11、11の内周
縁を上記内輪8の両端部外周面に近接させて、上記各転
動体9、9を設置した空間部分の内外を仕切っている。
【0004】尚、図24に示した転がり軸受4の場合に
上記各シールド板11、11の外周縁は、上記外輪6の
内周面両端部に形成した係止溝12、12に、かしめ付
けにより係止している。即ち、金属板により全体を円輪
状に形成した上記各シールド板11、11の外周縁に、
断面形状が略円形の折り返し部13、13を形成し、こ
れら各折り返し部13、13を上記各係止溝12、12
の内径側に位置させた状態で上記各折り返し部13、1
3を直径方向外方に塑性変形させる(かしめ広げる)事
により、上記各シールド板11、11の外周縁部を上記
各係止溝12、12に、図24〜25に示す様に係止し
ている。
【0005】尚、上述の様な転がり軸受4を構成する外
輪6の内周面と内輪8の外周面との間に存在して複数の
転動体9、9を設けた空間14の両端開口部を塞ぐ密封
板として従来から、図24〜25に示す様なシールド板
11の他、図26〜28に示す様な構造のものも知られ
ている。先ず、図26〜27に示した第2〜3例のシー
ル板11a、11bの場合には、ゴム等の弾性材15
a、15bを金属製の芯金16a、16bにより補強し
て成る。この様なシール板11a、11bは、上記弾性
材15a、15bの外周縁部で上記各芯金16a、16
bの外周縁から直径方向外方に突出した部分を、外輪6
の端部内周面に形成した係止溝12に、上記弾性材15
a、15bの弾性を利用して係止する事により、上記外
輪6の端部内周面に係止している。
【0006】又、図28に示した第4例の場合には、金
属製のシールド板11cの外周縁部に形成した折り返し
部13aの外周面に、この外周面のほぼ全面に亙って、
ゴム、エラストマー等の有機材料系の弾性材17を添着
している。この様なシールド板11cの外周縁部を外輪
6の端部内周面に係止溝12に係止した状態では、上記
弾性材17が上記折り返し部13aの外周面と上記係止
溝12の内面との間で弾性的に圧縮され、これら両面同
士の間をシールする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図24〜28に示す様
なシールド板11、11c、或はシール板11a、11
bを備えた、従来の密封板付転がり軸受の場合には、次
の様な点を改良する事が望まれている。先ず、図24〜
25に示した第1例の構造の場合には、シールド板11
の外周縁部と係止溝12の内面との間のシール性が十分
とは言えず、この部分から空間14内に充填したグリー
ス及びこのグリース中の基油成分が染み出す可能性があ
る。即ち、上記シールド板11の外周縁部と係止溝12
の内面とは、互いに金属同士で接触している為、上記シ
ールド板11の外周縁部と係止溝12の内面との間に、
微小な隙間が存在する可能性がある。更には、後述する
様に、折り返し部13の途中の不連続部27、27(図
11、13)の存在等により、不可避的な隙間が形成さ
れる。この為、上記グリース又はこのグリース中の基油
成分が、上記微小な隙間等を通じて密封板付転がり軸受
外に漏出する可能性がある。HDDやFDD等に組み込
まれる密封板付転がり軸受から漏出したグリース又はこ
のグリース中の基油成分等の異物は、清浄であるべきハ
ードディスクの設置空間を汚染し、HDDやFDD等を
組み込んだコンピュータ機器が誤動作する原因となる
為、好ましくない。
【0008】これに対して、図26〜28に示した第2
〜4例の構造の場合には、グリース又はこのグリース中
の基油成分が密封板付転がり軸受外に漏出する事を防止
する効果が大きい代わりに、弾性材の破片が清浄である
べきハードディスクの設置空間内に飛散する可能性があ
る。即ち、図26〜28に示した第2〜4例の構造は何
れも、シール板11a、11b自体を構成する弾性材1
5a、15b、若しくはシールド板11cを構成する金
属板に添着した弾性材17の一部が、空間14と反対側
に露出している。又、上記各弾性材15a、15b、1
7は、上記各シール板11a、11b、或はシールド板
11cの外周縁を係止溝12に係止する際に一部が破断
し、その結果生じた細片が清浄であるべきハードディス
クの設置空間を汚染する可能性がある。更には、図26
〜28に示した構造の場合に、弾性材15a、15bと
してゴムを使用すると、ゴム中に含まれる添加剤や加硫
剤が上記清浄空間を汚染する、所謂ケミカル・コンタミ
ネーションが発生する可能性もある。弾性材15a、1
5bの構成材料として弗素ゴムを使用したり、二次加硫
を行なえば、上記ケミカル・コンタミネーションの問題
を或る程度低減できるが、材料費或は加工コストが嵩
む。本発明の密封板付転がり軸受は、この様な問題を何
れも解消すべく発明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の密封板付転がり
軸受は、前述した従来から知られている密封板付転がり
軸受と同様に、内周面に外輪軌道を有する外輪と、外周
面に内輪軌道を有する内輪と、上記外輪軌道と内輪軌道
との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記外
輪の端部内周面で上記外輪軌道から外れた部分に全周に
亙って設けられた係止溝と、全体を円輪状に形成され、
外周縁部をこの係止溝に係止する事により上記外輪の端
部内周面に係止された密封板とを備える。
【0010】特に、本発明の密封板付転がり軸受に於い
ては、上記密封板の内側面外径寄り部分でこの密封板の
外周縁よりも少し内径寄り部分には弾性を有するシール
材が、全周に亙って添着されている。そして、上記密封
板を上記係止溝に係止した状態で上記シール材は、この
密封板の内側面外径寄り部分と上記係止溝の側面との間
で弾性的に挟持されている。更に好ましくは、上記シー
ル材の一部(特に好ましくは幅方向中央部)には、上記
係止溝の一部に全周に亙って存在する端縁部が食い込ん
でいる。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本発明の密封板付転がり
軸受の場合には、密封板の内側面外径寄り部分と上記係
止溝の側面との間で弾性的に挟持されたシール材が、外
輪の内周面と内輪の外周面との間に存在して複数の転動
体を設けた空間からグリースの基油成分が漏出する事を
防止する。上記シール材は、密封板の内側面外径寄り部
分と上記係止溝の側面との間で弾性的に挟持されるのみ
で、密封板付転がり軸受外に露出しない。従って、上記
シール材が、密封板付転がり軸受を設置した空間内を汚
染する原因とはなりにくい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、密封板で
あるシールド板11dの外周縁部と外輪6の端部内周面
に形成した係止溝12との係合部のシール性を十分に確
保し、且つ、この係合部に設けるシール材18の破片等
の異物が密封板付転がり軸受外に出る事を防止する為の
構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述した
従来の密封板付転がり軸受と同様であるから、同等部分
に関する説明は省略若しくは簡略にし、以下、本発明の
特徴部分を中心に説明する。
【0013】シールド板11dは、ステンレス鋼板等の
金属薄板により、或は合成樹脂等の非金属製の薄板によ
り、全体を円輪状に形成しており、外周縁部には断面形
状が略円形の折り返し部13を、全周に亙って形成して
いる。一方、上記シールド板11dの外周縁を装着すべ
き上記外輪6の端部内周面には、係止溝12を、全周に
亙って形成している。この係止溝12の左右両側を仕切
る1対の側面19a、19bのうち、内側、即ち外輪軌
道5側の側面19aは、外側、即ち端面寄りの側面19
bよりも高く(外輪2の直径方向に亙る幅寸法を大き
く)している。この様な係止溝12に上述の様なシール
ド板11dを装着するには、上記折り返し部13を上記
係止溝12の内径側開口部に整合させた状態でこの折り
返し部13を幅方向に押し潰し、この折り返し部13の
直径を大きくする方向に塑性変形させる(かしめ広げ
る)事により、上記係止溝12と折り返し部13とを係
合させる。
【0014】上記シールド板11dの直径方向中間部外
径寄り部分、即ち、このシールド板11dの直径方向中
間部に形成した段付傾斜部20と上記折り返し部13と
の間部分には、平坦部21を形成している。この平坦部
21の内径R21は、上記外輪6の内径R6 よりも小さく
している。そして、上記平坦部21の内側面(図1〜3
の左側面)に、耐熱性、耐油性を有する有機弾性材であ
るシール材18を、全周に亙って添着している。このシ
ール材18の外径D18は上記外輪6の内径R6よりも大
きく、同じくこのシール材18の内径R18は上記外輪6
の内径R6 よりも小さい(D18>R6 >R18>R21)。
従って、上記シールド板11dを上記係止溝12に係止
した状態で上記シール材18は、上記平坦部21の内側
面と上記係止溝12の内側側面19aとの間で弾性的に
挟持される。更に、上記シール材18の一部には、上記
係止溝12の開口周縁部に全周に亙って存在する端縁部
22が食い込む。
【0015】上述の様に構成される本発明の密封板付転
がり軸受の場合には、上記平坦部21の内側面と上記係
止溝12の内側側面19aとの間で弾性的に挟持された
シール材18が、前記外輪6の内周面と内輪8の外周面
との間に存在して複数の転動体9を設けた空間14から
グリース又はこのグリース中の基油成分が漏出する事を
防止する。特に、上記シール材18の一部で上記端縁部
22との当接部の面圧は高く、この当接部のシール性は
十分に高い。この為、粘度の低い上記基油成分の漏洩防
止も有効に図れる。
【0016】尚、外輪6の両端部内周面に形成した、シ
ールド板11dの外周縁部を係止する為の係止溝12
と、転動体9が走行する外輪軌道5とは、旋盤工程に於
いて、これら係止溝12及び外輪軌道5に見合う形状を
有する総形バイトにより、同時に切削加工する。この
為、上記係止溝12の側面19aは、実際には図2〜3
に示す様な垂直壁とはならず、後述の図8〜16に示す
実施の形態の第4例の様に、上記外輪6の中心軸に直交
する面に対し、僅か(図14の角度θ)に傾斜してい
る。この傾斜角度(θ)は、通常は0〜15°の範囲で
あり、好ましくは5〜10°の範囲に規制する。この様
に傾斜した、上記側面19aに、弾性を有するシール材
18を介してシールド板11dの平坦部21を押圧する
と、このシール材18は、上記側面19aと平坦部21
とに挟持されて、上記係止溝12の開放側である内径側
に流動する。そして、この流動の結果、上記側面19a
と平坦部21との間に挟持された弾性材製のシール材1
8の体積が一定になって、このシール材18の厚さが均
一となる。この様に、シール材18の厚さを均一にする
為に、実際の場合には上記平坦部21も、やはり後述の
図8〜16に示す実施の形態の第4例の様に、上記側面
19aと同方向に傾斜させている。但し、上記シール材
18を塗布する、上記平坦部21の傾斜角度は、上記側
面19aの傾斜角度よりも僅かに大きく、θ+α(図1
4参照)とする事が望ましい。この余分の角度αの大き
さは、好ましくは0〜5°とする。
【0017】図4は、本発明による基油の漏洩防止効果
を確認する為、本発明者が行なった実験の結果を示して
いる。実験は、内径が5mmで、外輪の内周面両端部にそ
れぞれシールド板を装着した深溝型玉軸受を使用して行
なった。上記図4の縦軸は、1対のシールド板同士の間
の空間内に充填したグリースが実験の経過と共に減少す
る割合を、横軸は実験の経過時間を、それぞれ表してい
る。又、この図4で「○」印を結んだ曲線αは、図1〜
3に示す様な本発明の密封板付転がり軸受の実験結果
を、「*」印を結んだ曲線βは、図24〜25に示した
様な従来の密封板付転がり軸受の実験結果を、それぞれ
表している。尚、実験は、雰囲気温度を70℃として、
外輪を10000r.p.m.で回転させる事により行なっ
た。使用したグリースは、NSハイリューブグリース
{=マルテンプSRLグリース(共同油脂製)}であ
る。この様な実験の結果を表す図4から明らかな通り、
本発明の密封板付転がり軸受の場合には、グリース又は
このグリース中の基油成分の漏出を抑えて、これらグリ
ース又は基油成分の漏出に基づく各種不都合の発生を防
止できる。又、グリース及び基油成分の減少を抑える事
により、転がり軸受の潤滑性能を長期間に亙って維持す
る事が可能になり、密封板付転がり軸受、並びにHDD
等この密封板付転がりを組み込んだ各種機器の耐久性向
上も図れる。
【0018】更に、上記シール材18は、シールド板1
1dの平坦部21と前記側面19aとの間で弾性的に挟
持されるのみで、密封板付転がり軸受外に露出しない。
従って、上記シール材18の一部が欠けたり遊離する等
の問題を防止でき、密封板付転がり軸受を設置した空間
内を汚染する原因とはなりにくい。この為、シール材1
8の細片等、グリースの基油成分以外の異物に基づく各
種不都合の発生も有効に防止できる。
【0019】尚、上記シール材18を構成する有機弾性
材の材質並びに厚さは、上記シールド板11dを装着す
べき転がり軸受の大きさ等に応じて設計的に定める。上
記シール材18の材質として特に好適なものとしては、
熱又は光による重合反応で硬化するエポキシ系、ポリウ
レタン系、反応性アクリル系、ポリエステル系、ビニル
エーテル系の樹脂がある。特に、本発明を実施する場合
に、上記樹脂のうちから選択した、粘度が8000±2000cs
t の範囲にあるものを使用する。尚、粘度は温度の影響
を受け、通常使われる室温に対して当該樹脂の周囲温度
を下げれば塗布した樹脂は盛り上り、温度が高くなると
平坦になる傾向を持つ。そこで、作業環温度を適切に設
定して、上記シール材18の塗布部の厚さをコントロー
ルする事も可能である。
【0020】例えば、紫外線硬化型樹脂の場合には、紫
外線照射前にシールド板11dに塗布した樹脂とこのシ
ールド板11dとの環境温度を下げて、塗布した樹脂の
盛り上り量をコントロールすれば、より少ない樹脂量で
塗布した樹脂の肉厚を大きくできる。即ち、紫外線硬化
型樹脂では、紫外線はこの紫外線硬化型樹脂の厚さ方向
に関して、最大3mm厚さ程度まで透過できる。そこで、
上記シールド板11dの平坦部21に塗布する紫外線硬
化型樹脂の厚さを、好ましくは0.02〜0.5mm程度
とし、更に好ましくは0.04〜0.2mmとする。上記
シール材18として、熱硬化型樹脂を使用する場合も、
同様の事が言える。例えば、紫外線硬化型樹脂を使用し
て、塗布した樹脂を紫外線照射により硬化させた場合、
大気中で紫外線照射させると硬化した樹脂表面は粘着性
を有する。この粘着性を利用して、上記シールド板11
dの平坦部21に塗布したシール材18と前記係止溝1
2の側面19aとの間の密封性を向上させる事もでき
る。又、紫外線照射を窒素雰囲気中で行なう事により、
樹脂を硬化させて得られるシール材18の表面を滑らか
にする事もできる。尚、滑らかな表面を有するシール材
18を添着したシールド板11dの場合、このシールド
板11dを上記係止溝12に組み込む際に使用する、自
動組み付け装置のハンドリングを円滑に行なわせる事が
できる。
【0021】更に、前述した様な樹脂に、油との不親和
性を有する弗素等を添加し、上記シール材18と油との
不親和性を向上させる事もできる。何れにしても、上記
シール材18を構成する有機弾性材の、全硬化状態での
硬度は、JIS硬度で30〜85程度とする事が適当で
ある。又、上記シール材18の自由状態(シールド板1
1dを外輪6に装着する以前の状態)での厚さT18(図
1)は、図1〜3に示す様に、前記折り返し部13をか
しめ広げる事により、シールド板11dの外周縁部を前
記係止溝12に係止する構造を採用した場合には、シー
ルド板11dを構成する金属板の厚さT11d (図1)の
0.3〜1.5倍程度にする{T18=(0.3〜1.
5)T11d }事が好ましい。上記シール材18の厚さを
この程度にすれば、このシール材18と前記端縁部22
との当接部の当接圧を適正値にして、シール性と上記シ
ール材18の耐久性の確保とを高次元で両立させる事が
できる。
【0022】次に、図5〜6は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、シールド板11
eの外周縁部に弾性傾斜部23を形成し、この弾性傾斜
部23の弾性変形に基づき、上記シールド板11eの外
周縁部を、外輪6の端部内周面に形成した係止溝12に
係止している。この様な本例の構造を採用する場合、平
坦部21の内側面に添着するシール材18の自由状態で
の厚さT18は、シールド板11eを構成する金属板の厚
さT11e の0.2〜1.2倍程度にする{T18=(0.
2〜1.2)T11e }事が好ましい。その他の部分の構
成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である。
【0023】次に、図7は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合には、外輪6の端部内周面
に形成した係止溝12の内側側面19aに微細な凹溝2
4、24を1乃至複数本(図示の例では2本)、それぞ
れ全周に亙って形成している。シールド板11dの外周
縁部に設けた折り返し部13を上記係止溝12に係止し
た状態では、上記シールド板11dの平坦部21の内側
面に添着したシール材18の一部が上記各凹溝24、2
4内に進入する。そして、これら各凹溝24、24の開
口縁部と上記シール材18の一部とが、全周に亙って十
分に大きな当接圧で当接し、上記外輪2に対する上記シ
ールド板11dの装着部のシール性を、より一層向上さ
せる。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合
と同様である。
【0024】次に、図8〜16は、より具体化した、本
発明の実施の形態の第4例を示している。本例に組み込
むシールド板11fを造るには、先ず、素材となる金属
板にプレスによる打ち抜き加工を施して図10に示す様
な中間素材25とする。この中間素材25は、全体を円
輪状とし、外周縁部にそれぞれがV字形である複数の切
り込み26、26を、円周方向に亙り互いに等間隔で形
成している。この様な中間素材25は、円周方向に隣り
合う切り込み26、26同士の間部分を同方向に折り返
す(カールさせる)事により、図11、13、14、1
5に示す様な折り返し部13とすると共に、平坦部21
及び段付傾斜部20を有するシールド板11fとする。
尚、この様にして折り返し部13を形成した場合に、こ
の折り返し部13の円周方向複数個所には、図11、1
3、15に示す様に、スリット状の不連続部27、27
が形成されるが、これら各不連続部27、27の幅がほ
ぼ一定になる様に、上記各切り込み26、26の傾斜角
度を規制しておく。この様にすれば、上記折り返し部1
3を、上記各切り込み26、26の数と同じ略正多角形
を構成する、滑らかな形状にできる。尚、この様な切り
込み26、26の数nは4個所以上(n≧4)とし、上
記シールド板11fを組み込むべき転がり軸受の転動体
の数をzとした場合に、n=z、z±1となる数は除外
し、且つ、n≦2zとするのが好ましい。この理由は、
上記シールド板11fの組み付けに伴う外輪6の微小な
弾性変形に拘らず、密封板付転がり軸受の運転時に回転
非同期成分が発生するのを防止する為である。
【0025】上述の様に構成したシールド板11fの平
坦部21の片面で、上記折り返し部13と反対側の面
(図8、14の左面)には、図8、12、13、14、
16に示す様に、前述した様なシール材18を全周に亙
って塗布する。尚、このシール材18の実際の断面形状
は、図14に示す様に、中央部が厚く、両端部に向けて
徐々に薄くなる、円弧状になる。又、この様なシール材
18の塗布位置は、図8に示す様に、係止溝12の側面
19aの端縁部22が、このシール材18の幅方向(図
8の上下方向)中央部に位置する様に規制する。この理
由は、この端縁部22を上記シール材18の最も厚さが
大きくなった部分に当接させて、十分なシール性を確保
する為である。
【0026】尚、図12は、上記平坦部21の片面に上
記シール材18を、理想的に塗布した状態を示してい
る。但し、実際にシール材18を塗布する場合には、こ
の様に理想的にはならず、図16に示す様に、幅寸法が
円周方向に亙り変動する事が避けられない。即ち、実際
の場合、上記シール材18の幅は、前記折り返し部13
のスリット状の不連続部27、27の近傍部分で広くな
り、これら各不連続部27、27から離れた部分で狭く
なる傾向になる。シール材18の幅の変動自体は特に大
きな問題とはならないが、幅の変動に伴う厚さの変動が
問題になる。即ち、上記シール材18の厚さが、幅が広
い部分では小さくなり、幅が狭い部分では大きくなる。
この様な厚さの変動が著しくなると、上記シール材18
によるシール効果が損なわれる為、塗布幅を一定にして
厚さの変動を抑える事が重要になる。この様な観点か
ら、上記シール材18の塗布幅の目標値に対する変動を
10%以下に抑える事が望ましい。
【0027】又、上記シール材18の厚さは、図8に示
す様に外輪6に装着した状態でのシール性を確保できる
様に、前記シールド板11fの変形を考慮して定める。
即ち、前述の図10に示した中間素材25の外周寄り部
分を塑性変形させて上記折り返し部13を形成すると、
上記シール材18を塗布すべき平坦部21は、図13に
誇張して示す様に、前記各不連続部27、27に近い部
分が凸に、これら各不連続部27、27から遠い部分が
凹になる方向に僅かに湾曲する。そこで、最も凹んだ、
円周方向に隣り合う不連続部27、27間の中央部分に
存在するシール材18も、上記平坦部21と前記端縁部
22との間で、十分な力で弾性的に挟持される様に、上
記シール材18の最低厚さを決定する。
【0028】上述の様なシール材18を添着したシール
ド板11fは、図14〜15に示す様な工程を経て、図
8〜9に示す様に、転がり軸受を構成する外輪6の両端
部内周面に形成した係止溝12に係止する。尚、上記シ
ールド板11fの外径は、上記各不連続部27、27を
含む部分が最大となっている。そこで、係止溝12に装
着する以前に於ける、この部分での上記シールド板11
fの最大外径を、この係止溝12の側面19b側の内径
よりも僅かに小さくしている。この様なシールド板11
fは、図14〜15に示す様に、上記係止溝12に整合
させた状態からこの係止溝12内に挿入した後、前記折
り返し部13を軸方向に押し潰す様に塑性変形させて、
この折り返し部13の外径を広げ、図8〜9に示す様
に、この折り返し部13を上記係止溝12に係止する。
この作業により、上記シールド板11fの外周縁部がこ
の係止溝12に係止されると共に、上記シール材18の
幅方向中央部が、前記端縁部22に、全周に亙り押し付
けられて、上記シールド板11fと外輪6との間をシー
ルし、グリース又はこのグリース中の基油成分等の異物
が、外部に漏洩する事を防止する。
【0029】尚、上述の様な形状を有するシールド板1
1fと外輪6の係止溝12との間に生ずる微小隙間の多
くは、前記不連続部27、27と、外径が小さくなっ
た、円周方向に隣り合う不連続部27、27間の中央部
分で生じる。これらの部分に生じる隙間を完全になく
し、これらの隙間部分から上記異物の漏洩防止を図る事
は非常に難しい。これに対して本発明の密封板付転がり
軸受の場合には、上記各隙間よりも転がり軸受の内部寄
りに存在する、前記平坦部21と端縁部22との間で、
上記シール材18を挟持しているので、上記隙間の存在
に関係なく、上記異物の漏洩防止を図れる。この結果、
低コストでしかも良好な密封性を有するシールド板11
f付の転がり軸受の実現を図れる。
【0030】次に、図17〜22は、本発明の実施の形
態の第5〜10例を示している。先ず、図17に示した
第5例の場合には、シールド板11fの内側面内周寄り
部分に第二のシール材28を全周に亙って添着すると共
に、この第二のシール材28の先端縁を、内輪8の外周
面に形成した段部29に近接対向させている。次に、図
18に示した第6例の場合には、シールド板11fの内
周縁部に、内輪8の外周面に形成した段部29に向け折
れ曲がった折れ曲がり部30を形成すると共に、この段
部29の外周側で上記シールド板11fの内側面内周寄
り部分に第二のシール材28を全周に亙って添着してい
る。そして、この第二のシール材28の先端縁を、上記
段部29に近接対向させている。又、図19に示した第
7例の場合には、シールド板11fの内周縁部に形成し
た折れ曲がり部30の先端縁に第二のシール材28を全
周に亙って添着し、この第二のシール材28の先端縁
を、内輪8の外周面に形成した段部29に近接対向させ
ている。これら第5〜7例の構造によれば、上記シール
ド板11fの内周縁と上記内輪8の外周面との間に存在
するラビリンスシールの経路を長くして、これらシール
ド板11fの内周縁と上記内輪8の外周面との間のシー
ル性向上を図れる。
【0031】又、図20に示した第8例の場合には、シ
ール板11gの内側面内周寄り部分に第二のシール材2
8を全周に亙って添着すると共に、この第二のシール材
28の先端縁を、内輪8の外周面に形成した段部29
に、全周に亙り摺接させている。次に、図21に示した
第9例の場合には、シール板11gの内周縁部に、内輪
8の外周面に形成した段部29に向け折れ曲がった折れ
曲がり部30を形成すると共に、この段部29の外周側
で上記シール板11gの内側面内周寄り部分に第二のシ
ール材28を全周に亙って添着している。そして、この
第二のシール材28の先端縁を、内輪8の外周面に形成
した段部29に、全周に亙り摺接させている。又、図2
2に示した第10例の場合には、シール板11gの内周
縁部に形成した折れ曲がり部30の先端縁に第二のシー
ル材28を全周に亙って添着し、この第二のシール材2
8の先端縁を、内輪8の外周面に形成した段部29に、
全周に亙り摺接させている。これら第8〜10例の構造
によれば、上記シール板11gの内周縁と上記内輪8の
外周面との間を完全に塞いで、これらシール板11gの
内周縁と上記内輪8の外周面との間のシール性向上を図
れる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通り構成され作用
するので、清浄であるべき空間への異物の進入防止を有
効に図れ、しかも安価な密封板付転がり軸受を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例に組み込むシール
ド板の部分拡大断面図。
【図2】同じく転がり軸受にシールド板を組み付ける途
中の状態を示す部分拡大断面図。
【図3】同じく組み付け完了後の状態を示す部分拡大断
面図。
【図4】本発明の効果を確認する為に行なった実験の結
果を示す線図。
【図5】本発明の実施の形態の第2例に組み込むシール
ド板の部分拡大断面図。
【図6】同じく転がり軸受にシールド板を組み付けた状
態を示す部分拡大断面図。
【図7】本発明の実施の形態の第3例で、転がり軸受に
シールド板を組み付けた状態を示す部分拡大断面図。
【図8】同第4例を示す、図3と同様の図。
【図9】図8の右方から見た部分側面図。
【図10】シールド板を造る為の中間素材を図9と同方
向から見た図。
【図11】中間素材を加工して造ったシールド板を、図
9と同方向から見た図。
【図12】シール材を理想的に添着した状態で図11の
裏面側から見た図。
【図13】図12の上方から見た部分を展開した状態で
示す、部分拡大図。
【図14】シールド板を外輪に組み付ける途中の状態を
示す部分拡大断面図。
【図15】図14の右方から見た部分側面図。
【図16】シール材の実際の添着状況を示す、図12と
同様の図。
【図17】本発明の実施の形態の第5例を示す、図3と
同様の図。
【図18】同第6例を示す、図3と同様の図。
【図19】同第7例を示す、図3と同様の図。
【図20】同第8例を示す、図3と同様の図。
【図21】同第9例を示す、図3と同様の図。
【図22】同第10例を示す、図3と同様の図。
【図23】本発明の対象となる密封板付転がり軸受によ
りスピンドルを支承する電動モータ及びスイングアーム
を組み込んだHDDの1例を、カバーを外した状態で示
す斜視図。
【図24】本発明の対象となる密封板付転がり軸受の拡
大断面図。
【図25】従来構造の第1例を示す、図24の右上部に
相当する部分拡大断面図。
【図26】同第2例を示す、図24の右上部に相当する
部分拡大断面図。
【図27】同第3例を示す、図24の右上部に相当する
部分拡大断面図。
【図28】同第4例を示す、図24の右上部に相当する
部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 ハードディスク 2 ヘッド 3 スイングアーム 4 転がり軸受 5 外輪軌道 6 外輪 7 内輪軌道 8 内輪 9 転動体 10 保持器 11、11c、11d、11e、11f シールド板 11a、11b、11g シール板 12 係止溝 13、13a 折り返し部 14 空間 15a、15b 弾性材 16a、16b 芯金 17 弾性材 18 シール材 19a、19b 側面 20 段付傾斜部 21 平坦部 22 端縁部 23 弾性傾斜部 24 凹溝 25 中間素材 26 切り込み 27 不連続部 28 第二のシール材 29 段部 30 折れ曲がり部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に外輪軌道を有する外輪と、外周
    面に内輪軌道を有する内輪と、上記外輪軌道と内輪軌道
    との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記外
    輪の端部内周面で上記外輪軌道から外れた部分に全周に
    亙って設けられた係止溝と、全体を円輪状に形成され、
    外周縁部をこの係止溝に係止する事により上記外輪の端
    部内周面に係止された密封板とを備えた密封板付転がり
    軸受に於いて、上記密封板の内側面外径寄り部分でこの
    密封板の外周縁よりも少し内径寄り部分には弾性を有す
    るシール材が、全周に亙って添着されており、上記密封
    板を上記係止溝に係止した状態で上記シール材は、この
    密封板の内側面外径寄り部分と上記係止溝の側面との間
    で弾性的に挟持されている事を特徴とする密封板付転が
    り軸受。
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