JPH08219162A - シール付深溝型玉軸受 - Google Patents
シール付深溝型玉軸受Info
- Publication number
- JPH08219162A JPH08219162A JP2023595A JP2023595A JPH08219162A JP H08219162 A JPH08219162 A JP H08219162A JP 2023595 A JP2023595 A JP 2023595A JP 2023595 A JP2023595 A JP 2023595A JP H08219162 A JPH08219162 A JP H08219162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- seal
- deep groove
- peripheral surface
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7873—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a single sealing ring of generally L-shaped cross-section
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成各部材の形状が単純で安価に製作できる
構造を得る。 【構成】 内輪２の外周面で内輪軌道１を外れた部分、
外輪４の内周面で外輪軌道３を外れた部分は、それぞれ
単なる円筒面とする。シールリング８ａは片面に弾性材
１２を添着した金属材１３を打ち抜き形成し、外周縁に
円筒部１４を形成したものとする。この円筒部１４を上
記外輪４の端部に内嵌する事で、上記シールリング８ａ
を外輪４に支持固定する。
構造を得る。 【構成】 内輪２の外周面で内輪軌道１を外れた部分、
外輪４の内周面で外輪軌道３を外れた部分は、それぞれ
単なる円筒面とする。シールリング８ａは片面に弾性材
１２を添着した金属材１３を打ち抜き形成し、外周縁に
円筒部１４を形成したものとする。この円筒部１４を上
記外輪４の端部に内嵌する事で、上記シールリング８ａ
を外輪４に支持固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明に係るシール付深溝型玉
軸受は、例えばハードディスクドライブ装置（ＨＤＤ）
に組み込んで、ハードディスク駆動用のスピンドル或は
ハブ、又はその他各機械装置の回転部材を回転自在に支
持する為に利用する。
軸受は、例えばハードディスクドライブ装置（ＨＤＤ）
に組み込んで、ハードディスク駆動用のスピンドル或は
ハブ、又はその他各機械装置の回転部材を回転自在に支
持する為に利用する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、例えばＨＤＤのスピンドルや
ハブを支持する為に、図７〜８に示す様なシール付深溝
型玉軸受が、広く使用されている。これら各シール付深
溝型玉軸受は、外周面に深溝型の内輪軌道１を有する内
輪２と、内周面に深溝型の外輪軌道３を有する外輪４
と、上記内輪軌道１と外輪軌道３との間に転動自在に設
けられた複数の玉５とを備える。この複数の玉５は、保
持器６によって、転動自在に保持されている。
ハブを支持する為に、図７〜８に示す様なシール付深溝
型玉軸受が、広く使用されている。これら各シール付深
溝型玉軸受は、外周面に深溝型の内輪軌道１を有する内
輪２と、内周面に深溝型の外輪軌道３を有する外輪４
と、上記内輪軌道１と外輪軌道３との間に転動自在に設
けられた複数の玉５とを備える。この複数の玉５は、保
持器６によって、転動自在に保持されている。
【０００３】又、上記外輪４の軸方向両端部内周面には
それぞれ係止溝７、７を形成しており、一方又は双方の
係止溝７にシールリング８の外周縁を係止している。円
輪状に形成されたこのシールリング８の内周縁部は、上
記内輪２の軸方向両端部外周面に、その全周に亙って形
成した凹溝９内に進入している。この様なシールリング
８の存在により、上記玉５設置部分に存在するグリース
が外部に漏洩する事を防止している。
それぞれ係止溝７、７を形成しており、一方又は双方の
係止溝７にシールリング８の外周縁を係止している。円
輪状に形成されたこのシールリング８の内周縁部は、上
記内輪２の軸方向両端部外周面に、その全周に亙って形
成した凹溝９内に進入している。この様なシールリング
８の存在により、上記玉５設置部分に存在するグリース
が外部に漏洩する事を防止している。
【０００４】上記シールリング８は、金属製の補強板１
０と、ゴム製のシール材１１とから成る。シール材１１
は、外周側と内周側との両端部で、上記補強板１０より
も直径方向に突出している。そして、上記シール材１１
の外周端縁部を上記係止溝７に嵌合させ、内周端縁部を
上記凹溝９内に進入させている。尚、図７〜８に示した
２例のシール付深溝型玉軸受のうち、図７に示した第１
例の構造では、シール材１１の内周縁部を凹溝９内に進
入させるのみで互いに接触させていない。これに対し
て、図８に示した第２例の構造では、シール材１１の内
周縁を凹溝９の側面に摺接させている。
０と、ゴム製のシール材１１とから成る。シール材１１
は、外周側と内周側との両端部で、上記補強板１０より
も直径方向に突出している。そして、上記シール材１１
の外周端縁部を上記係止溝７に嵌合させ、内周端縁部を
上記凹溝９内に進入させている。尚、図７〜８に示した
２例のシール付深溝型玉軸受のうち、図７に示した第１
例の構造では、シール材１１の内周縁部を凹溝９内に進
入させるのみで互いに接触させていない。これに対し
て、図８に示した第２例の構造では、シール材１１の内
周縁を凹溝９の側面に摺接させている。
【０００５】又、より簡単な構造で安価に製作できるシ
ールリングを組み込んだシール付深溝型玉軸受として、
特開平６−５５６６９号公報には、図９に示す様な構造
が記載されている。この第３例の構造の場合に組み込ま
れるシールリング８ａは、片面にゴム等の弾性材１２を
添着した、鋼板、ステンレス鋼板等の金属材１３を打ち
抜き形成する事で全体を円輪状に形成すると共に、外周
縁に円筒部１４を形成して成る。又、外輪４の端部内周
面には大径の段部１５を形成し、この段部１５に上記円
筒部１４を内嵌する事で、上記シールリング８ａを上記
外輪４の端部内周面に支持固定している。
ールリングを組み込んだシール付深溝型玉軸受として、
特開平６−５５６６９号公報には、図９に示す様な構造
が記載されている。この第３例の構造の場合に組み込ま
れるシールリング８ａは、片面にゴム等の弾性材１２を
添着した、鋼板、ステンレス鋼板等の金属材１３を打ち
抜き形成する事で全体を円輪状に形成すると共に、外周
縁に円筒部１４を形成して成る。又、外輪４の端部内周
面には大径の段部１５を形成し、この段部１５に上記円
筒部１４を内嵌する事で、上記シールリング８ａを上記
外輪４の端部内周面に支持固定している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来のシー
ル付深溝型玉軸受のうち、図７〜８に示した第１〜２例
の構造の場合には、次のの様な改良すべき点があ
る。 補強板１０をシール材１１により包埋する事で造ら
れたシールリング８の製造作業が面倒で、コスト高の原
因となる。 軸受鋼の様な硬い材料により造られた外輪４及び内
輪２に、シールリング８の外周縁を係止する為の係止溝
７及びシールリング８の内周縁を進入させる為の凹溝９
を形成する作業が面倒で、やはりコスト高の原因とな
る。
ル付深溝型玉軸受のうち、図７〜８に示した第１〜２例
の構造の場合には、次のの様な改良すべき点があ
る。 補強板１０をシール材１１により包埋する事で造ら
れたシールリング８の製造作業が面倒で、コスト高の原
因となる。 軸受鋼の様な硬い材料により造られた外輪４及び内
輪２に、シールリング８の外周縁を係止する為の係止溝
７及びシールリング８の内周縁を進入させる為の凹溝９
を形成する作業が面倒で、やはりコスト高の原因とな
る。
【０００７】これに対して、図９に示した第３例の構造
の場合には、上記の不具合はないが、外輪４の端部内
周面に段部１５を形成する作業が必要で、やはりコスト
高の原因となる。本発明のシール付深溝型玉軸受は、こ
の様な事情に鑑みて発明したものである。
の場合には、上記の不具合はないが、外輪４の端部内
周面に段部１５を形成する作業が必要で、やはりコスト
高の原因となる。本発明のシール付深溝型玉軸受は、こ
の様な事情に鑑みて発明したものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のシール付深溝型
玉軸受は、前述した従来のシール付深溝型玉軸受と同様
に、外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面
に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、上記内輪軌道と外
輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の玉と、少な
くとも上記内輪の軸方向一端部外周面と上記外輪の軸方
向一端部内周面との間に設けられてこれら両周面同士の
間を塞ぐ円輪状のシールリングとを備える。
玉軸受は、前述した従来のシール付深溝型玉軸受と同様
に、外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面
に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、上記内輪軌道と外
輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の玉と、少な
くとも上記内輪の軸方向一端部外周面と上記外輪の軸方
向一端部内周面との間に設けられてこれら両周面同士の
間を塞ぐ円輪状のシールリングとを備える。
【０００９】特に、本発明のシール付深溝型玉軸受に於
いては、上記外輪の内周面のうちで上記外輪軌道を除く
部分は、特に係止溝や段部等を形成せず、同一中心を有
する単一円筒面上に位置する。又、上記内輪の外周面の
うちで上記内輪軌道を除く部分は、特に凹溝等を形成せ
ず、同一中心を有する単一円筒面上に位置している。
又、上記シールリングは、片面に弾性材を添着した金属
材を打ち抜き形成する事で全体を円輪状に形成すると共
に外周縁に円筒部を形成したものである。そして、この
円筒部を、上記外輪の内周面で上記外輪軌道から外れた
部分に内嵌固定している。
いては、上記外輪の内周面のうちで上記外輪軌道を除く
部分は、特に係止溝や段部等を形成せず、同一中心を有
する単一円筒面上に位置する。又、上記内輪の外周面の
うちで上記内輪軌道を除く部分は、特に凹溝等を形成せ
ず、同一中心を有する単一円筒面上に位置している。
又、上記シールリングは、片面に弾性材を添着した金属
材を打ち抜き形成する事で全体を円輪状に形成すると共
に外周縁に円筒部を形成したものである。そして、この
円筒部を、上記外輪の内周面で上記外輪軌道から外れた
部分に内嵌固定している。
【００１０】
【作用】上述の様に構成される本発明のシール付深溝型
玉軸受の場合には、内輪、外輪、シールリングの形状を
総て単純化する事で、構成各部材の製作を容易にでき
て、シール付深溝型玉軸受の製作費の低廉化を図れる。
玉軸受の場合には、内輪、外輪、シールリングの形状を
総て単純化する事で、構成各部材の製作を容易にでき
て、シール付深溝型玉軸受の製作費の低廉化を図れる。
【００１１】
【実施例】図１〜２は本発明の第一実施例を示してい
る。本発明のシール付深溝型玉軸受は、外周面に深溝型
の内輪軌道１を有する内輪２と、内周面に深溝型の外輪
軌道３を有する外輪４と、上記内輪軌道１と外輪軌道３
との間に転動自在に設けられた複数の玉５と、円輪状の
シールリング８ａとを備える。このシールリング８ａ
は、少なくとも上記内輪２の軸方向一端部（図１の上端
部）外周面と上記外輪の軸方向一端部内周面との間、場
合によっては軸方向両端部周面同士の間に設けられて、
これら両周面同士の間を塞ぐ。
る。本発明のシール付深溝型玉軸受は、外周面に深溝型
の内輪軌道１を有する内輪２と、内周面に深溝型の外輪
軌道３を有する外輪４と、上記内輪軌道１と外輪軌道３
との間に転動自在に設けられた複数の玉５と、円輪状の
シールリング８ａとを備える。このシールリング８ａ
は、少なくとも上記内輪２の軸方向一端部（図１の上端
部）外周面と上記外輪の軸方向一端部内周面との間、場
合によっては軸方向両端部周面同士の間に設けられて、
これら両周面同士の間を塞ぐ。
【００１２】本発明のシール付深溝型玉軸受に於いて
は、上記外輪４の内周面のうちで上記外輪軌道３を除く
部分は、特に係止溝７、７（図７〜８）や段部１５（図
９）等を形成せず、同一中心を有する単一円筒面上に位
置する。又、上記内輪２の外周面のうちで上記内輪軌道
１を除く部分は、特に凹溝９、９（図７〜８）等を形成
せず、同一中心を有する単一円筒面上に位置している。
は、上記外輪４の内周面のうちで上記外輪軌道３を除く
部分は、特に係止溝７、７（図７〜８）や段部１５（図
９）等を形成せず、同一中心を有する単一円筒面上に位
置する。又、上記内輪２の外周面のうちで上記内輪軌道
１を除く部分は、特に凹溝９、９（図７〜８）等を形成
せず、同一中心を有する単一円筒面上に位置している。
【００１３】又、上記シールリング８ａは、片面（図１
〜２の下面）にゴム、エラストマー等の弾性材１２を添
着した金属材１３を打ち抜き形成する事で全体を円輪状
に形成すると共に、外周縁に円筒部１４を形成して成
る。上記弾性材１２の内周縁（図１〜２の右端縁）は、
材料特有の弾性に基づいて打ち抜き成形時に引っ張り伸
ばされる事で、上記金属材１３の内周縁よりも直径方向
内方（図１〜２の右方）に突出している。
〜２の下面）にゴム、エラストマー等の弾性材１２を添
着した金属材１３を打ち抜き形成する事で全体を円輪状
に形成すると共に、外周縁に円筒部１４を形成して成
る。上記弾性材１２の内周縁（図１〜２の右端縁）は、
材料特有の弾性に基づいて打ち抜き成形時に引っ張り伸
ばされる事で、上記金属材１３の内周縁よりも直径方向
内方（図１〜２の右方）に突出している。
【００１４】この様なシールリング８ａは、上記円筒部
１４を上記外輪４の内周面で上記外輪軌道３から外れた
部分に、この円筒部１４の端縁を軸方向外方に位置させ
た状態で内嵌する事により、上記外輪４の軸方向端部内
側に固定している。又、この様にシールリング８ａの円
筒部１４を外輪４に内嵌固定した状態で上記弾性材１２
の内周縁は、上記内輪２の端部外周面に近接している。
円筒部１４の嵌合方向をこの図１に示す様に規制する事
で、上記弾性材１２の端縁で上記円筒部１４の端縁に位
置する部分が、嵌合作業に伴ってめくれる事がない。
尚、上記円筒部１４の外周面に金属材１３が露出する様
に、この円筒部１４の折り曲げ方向を規制すれば、嵌合
方向に関係なく、上記弾性材１２のめくれ防止を図れ
る。
１４を上記外輪４の内周面で上記外輪軌道３から外れた
部分に、この円筒部１４の端縁を軸方向外方に位置させ
た状態で内嵌する事により、上記外輪４の軸方向端部内
側に固定している。又、この様にシールリング８ａの円
筒部１４を外輪４に内嵌固定した状態で上記弾性材１２
の内周縁は、上記内輪２の端部外周面に近接している。
円筒部１４の嵌合方向をこの図１に示す様に規制する事
で、上記弾性材１２の端縁で上記円筒部１４の端縁に位
置する部分が、嵌合作業に伴ってめくれる事がない。
尚、上記円筒部１４の外周面に金属材１３が露出する様
に、この円筒部１４の折り曲げ方向を規制すれば、嵌合
方向に関係なく、上記弾性材１２のめくれ防止を図れ
る。
【００１５】上述の様に構成される本発明のシール付深
溝型玉軸受の軸受作用、並びにシールリング８ａによる
シール作用自体は、前述した従来のシール付深溝型玉軸
受と同様である。特に、本発明のシール付深溝型玉軸受
の場合には、内輪２、外輪４、シールリング８ａの形状
を総て単純化する事で、構成各部材の製作を容易にでき
て、シール付深溝型玉軸受の製作費の低廉化を図れる。
溝型玉軸受の軸受作用、並びにシールリング８ａによる
シール作用自体は、前述した従来のシール付深溝型玉軸
受と同様である。特に、本発明のシール付深溝型玉軸受
の場合には、内輪２、外輪４、シールリング８ａの形状
を総て単純化する事で、構成各部材の製作を容易にでき
て、シール付深溝型玉軸受の製作費の低廉化を図れる。
【００１６】次に、図３は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、シールリング８ａの装着方
向を上述した第一実施例の場合とは逆にし、円筒部１４
の端縁を軸方向内方に位置させている。その他の構成及
び作用は、上述した第一実施例の場合と同様である。シ
ールリング８ａの装着方向を図３の様に規制すると、こ
のシールリング８ａの内側に位置し、グリースを充填可
能な空間の容積を増大できる。
いる。本実施例の場合には、シールリング８ａの装着方
向を上述した第一実施例の場合とは逆にし、円筒部１４
の端縁を軸方向内方に位置させている。その他の構成及
び作用は、上述した第一実施例の場合と同様である。シ
ールリング８ａの装着方向を図３の様に規制すると、こ
のシールリング８ａの内側に位置し、グリースを充填可
能な空間の容積を増大できる。
【００１７】又、図４〜５は本発明の第三〜第四実施例
を示している。これら両実施例の場合には、シールリン
グ８ａを構成する弾性材１２の内周縁を、内輪２の端部
外周面に摺接させている。その他の構成及び作用は、上
述した第一実施例又は第二実施例と同様である。
を示している。これら両実施例の場合には、シールリン
グ８ａを構成する弾性材１２の内周縁を、内輪２の端部
外周面に摺接させている。その他の構成及び作用は、上
述した第一実施例又は第二実施例と同様である。
【００１８】尚、本発明のシール付深溝型玉軸受に組み
込むシールリングとしては、図１〜５に示す様に断面形
状が単純なＬ字形のものに限らず、図６に示す様に、円
輪部が中間部で折れ曲がっている形状でも良い。
込むシールリングとしては、図１〜５に示す様に断面形
状が単純なＬ字形のものに限らず、図６に示す様に、円
輪部が中間部で折れ曲がっている形状でも良い。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、製作が容易で安価なシール付深溝型玉軸受
を得る事ができる。
用するので、製作が容易で安価なシール付深溝型玉軸受
を得る事ができる。
【図１】本発明のシール付深溝型玉軸受の第一実施例を
示す部分断面図。
示す部分断面図。
【図２】シールリングの部分拡大断面図。
【図３】本発明のシール付深溝型玉軸受の第二実施例を
示す部分断面図。
示す部分断面図。
【図４】同第三実施例を示す部分断面図。
【図５】同第四実施例を示す部分断面図。
【図６】シールリングの別例を示す部分拡大断面図。
【図７】従来構造の第１例を示す部分断面図。
【図８】同第２例を示す部分断面図。
【図９】同第３例を示す部分断面図。
１ 内輪軌道 ２ 内輪 ３ 外輪軌道 ４ 外輪 ５ 玉 ６ 保持器 ７ 係止溝 ８、８ａ シールリング ９ 凹溝 １０ 補強板 １１ シール材 １２ 弾性材 １３ 金属材 １４ 円筒部 １５ 段部
Claims (1)
- 【請求項１】 外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪
と、内周面に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、上記内
輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の
玉と、少なくとも上記内輪の軸方向一端部外周面と上記
外輪の軸方向一端部内周面との間に設けられてこれら両
周面同士の間を塞ぐ円輪状のシールリングとを備えたシ
ール付深溝型玉軸受に於いて、上記外輪の内周面のうち
で上記外輪軌道を除く部分は同一中心を有する単一円筒
面上に位置し、上記内輪の外周面のうちで上記内輪軌道
を除く部分は同一中心を有する単一円筒面上に位置して
おり、上記シールリングは片面に弾性材を添着した金属
材を打ち抜き形成する事で全体を円輪状に形成すると共
に外周縁に円筒部を形成したものであり、この円筒部を
上記外輪の内周面で上記外輪軌道から外れた部分に内嵌
固定している事を特徴とするシール付深溝型玉軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023595A JPH08219162A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | シール付深溝型玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023595A JPH08219162A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | シール付深溝型玉軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08219162A true JPH08219162A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12021534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023595A Pending JPH08219162A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | シール付深溝型玉軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08219162A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211197A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | 日本精工株式会社 | シールリング付転がり軸受 |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP2023595A patent/JPH08219162A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211197A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | 日本精工株式会社 | シールリング付転がり軸受 |
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