JP6376252B2 - 自立袋 - Google Patents

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本発明は底ガセット形式の自立袋に関する。
底ガセット形式の自立袋(スタンディングパウチ)は、調味料、酒、洗剤等の液体の内容物の容器として広く使用されている。従来の自立袋は特許文献1に開示される。この自立袋は積層フィルムから成る表側シート、裏側シート及び底面シートを熱接着して形成される。
自立袋の底部は二つ折りして挟まれた底面シートの周縁がそれぞれ表側シート及び裏側シートに熱接着される。自立袋の底面シートよりも上方は表側シート及び裏側シートの対向する周縁部が熱接着され、上端部には注ぎ口を形成するスパウトが表側シートと裏側シートとの間に挟んで熱接着される。
自立袋の一方の側端部に形成した側縁熱接着部には上下方向に延びるエアバッグが設けられる。エアバッグは側縁熱接着部内に設けた非融着部内にエアバッグ入口から気体を充填した後、エアバッグ入口を融着封止して形成される。
自立袋は内容物の量が多いときはしっかりと自立しているが、内容物が減って厚みが薄くなると上部が折れ曲がり易くなる。特許文献1の自立袋は上下に延びるエアバッグを設けることにより、折れ曲がりを防止して自立性を向上させることができる。
特許第4683899号公報(第9頁〜第14頁、第1図)
しかしながら、上記特許文献1の自立袋によると、エアバッグに気体を充填する工程や、気体が抜けないように注意を払いながらエアバッグ入口を融着封止する工程が必要とな
る。このため、自立袋の製造工程が複雑になり、自立袋のコストが大きくなる問題があっ
た。
また、内容物を使い切って自立袋を廃棄する際に、エアバッグ内に気体が残存すると折
り畳みにくい。このため、刃物等によりエアバッグを切断して気体を抜いてから折り畳ん
で廃棄する必要があり、自立袋の利便性が悪い問題があった。
本発明は、簡単な構造で自立性を向上し、コストを削減できるとともに利便性を向上で
きる自立袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、各々内面側に熱接着層を有する積層フィルムにより構成される表側シート、裏側シート、及び底面シートを備え、前記底面シートを二つ折りにして前記表側シートと裏側シートの下部同士の間に挟み込み、シート周縁同士を熱接着して得た底ガセット形式の自立袋であって、前記表側シート及び前記裏側シートの側縁を熱接着した側縁熱接着部に、前記側縁熱接着部の一面に対して凸で他面に対して凹となるエンボス部が上下方向に延びて形成され、前記エンボス部の上端部を前記側縁熱接着部の上端よりも下方に配したことを特徴としている。
この構成によると、エンボス部によって側縁熱接着部の剛性が向上し、自立袋の自立性が向上する。また、内容物充填後にエンボス部を避けて表側シートと裏側シートの上縁が熱接着される。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記エンボス部の上端部の側面断面が上下方向に対して傾斜することを特徴としている。この構成によると、エンボス部を容易に成型することができる。また、内容物を充填する際にエンボス部の上端部が周囲の物体に引っ掛かることが少なく、自立袋の供給をスムーズに行うことができる。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記エンボス部の下端部を前記表側シート及び前記裏側シートに熱接着される前記底面シートの熱接着箇所よりも上方に配したことを特徴としている。この構成によると、4枚の積層フィルムが重なる底部を避けてエンボス加工が施される。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記エンボス部の下端部を前記表側シート及び前記裏側シートの上下方向中央位置よりも下方に配したことを特徴としている。この構成によると、内容物を使い切った自立袋がエンボス部の下端部を避けて二つ折りして廃棄される。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記底面シートの熱接着箇所の上端に対して上方に該上端から該熱接着箇所下端までの距離と同じ距離の範囲内に前記エンボス部の下端部を配したことを特徴としている。この構成によると、内容物を使い切った自立袋が底面シートの熱接着箇所の上端で折り曲げられ、エンボス部の下端部を避けて再度折り曲げて廃棄される。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記底面シートの熱接着箇所の上端に対して上方に該上端から該熱接着箇所下端までの距離と同じ距離の範囲外に前記エンボス部の下端部を配したことを特徴としている。この構成によると、内容物を使い切った自立袋が底面シートの熱接着箇所の上端で折り曲げられ、エンボス部の下端部を避けて再度折り曲げて廃棄される。
また本発明は上記構成の自立袋において、上部の一方の角に注ぎ口を有し、前記エンボス部は前記注ぎ口が存在しない側の前記側縁熱接着部に設けられることを特徴としている。この構成によると、エンボス部を手指でつまんで持ち上げると、注ぎ口が自然に下を向いて内容物が注がれる。
また本発明は上記構成の自立袋において、前記エンボス部は、前記注ぎ口が存在する側の前記側縁熱接着部にも設けられることを特徴としている。この構成によると、注ぎ口近傍の剛性が高まり、内容物を注ぐときに注ぎ口の向きが安定し、注ぎ易くなる。また、両側縁のエンボス部を両方の手指でつまんで、自立袋をしっかりと把持することができる。
本発明によると、上下方向に延びるエンボス部を側縁熱接着部に設けたので、自立袋の側縁の剛性が向上する。これにより、自立性の高い自立袋を簡単な構造及び工程で形成することができ、自立袋のコストを削減することができる。また、自立袋を廃棄する際に容易に折り畳むことができるとともに、エンボス部に手指を掛けて容易に自立袋を把持して内容物を注ぐことができる。従って、自立袋の利便性を向上することができる。加えて、エンボス部の上端部が側縁熱接着部の上端よりも下方に配されるため、自立袋のデザイン性が損なわれず、エンボス部を避けて表側シートと裏側シートの上縁を熱接着して外観不良や熱接着不良を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る自立袋の斜視図である。 図1の自立袋の垂直断面図である。 図1の自立袋が空であるときの正面図である。 自立袋の構成材料である積層フィルムの断面図である。 図3のA−A線を断面箇所とする部分垂直断面図である。 図3のB−B線を断面箇所とする部分水平断面図である。 自立袋のエンボス部の異なる態様を示す、図5と同様の部分垂直断面図であ る。 自立袋のエンボス部の異なる態様を示す、図6と同様の部分水平断面図であ る。 本発明の第2実施形態に係る自立袋の、空状態での正面図である。 本発明の第3実施形態に係る自立袋の、空状態での正面図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2、図3は第1実施形態の自立袋の斜視図、垂直断面図及び正面図を示している。自立袋1は積層フィルムから成る表側シート2、裏側シート3及び底面シート4を有している。表側シート2、裏側シート3及び底面シート4は、シート周縁同士を熱接着することにより底ガセット形式の自立袋1とされるものであり、表側シート2及び裏側シート3によって自立袋1の胴部が形成され、底面シート4によって自立袋1の底面が形成される。
表側シート2及び裏側シート3は上縁部同士が熱接着されて上縁熱接着部12となり、また側縁部同士が熱接着されて側縁熱接着部7、8となる。底面シート4は図3の水平な点線Cの下方に後述する熱接着層35(図4参照)が外側を向くように二つ折りされ、表側シート2の下部と裏側シート3の下部の間に挟み込まれる。底面シート4の周縁は表側シート2及び裏側シート3に熱接着されて底部熱接着部13となる。これにより、自立可能な底ガセット形式の自立袋1が形成される。
表側シート2及び裏側シート3には図1において左上の角にあたる箇所に隅切り部5が形成される。隅切り部5は合成樹脂製のスパウトを挟み込む形で熱接着され、スパウトによって内容物を注ぐ注ぎ口6が形成される。注ぎ口6は表側シート2及び裏側シート3に熱接着される本体部6aと、本体部6aに着脱可能に取り付けられるねじ式のキャップ6bにより構成される。
表側シート2、裏側シート3、及び底面シート4はいずれも積層フィルムにより構成される。図4に積層フィルムの構成例を示す。積層フィルム30は外被層31と熱接着層35を積層したものである。外被層31の表層はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム32であり、その裏面側にアルミニウム箔33と延伸ナイロンフィルム34が積層されている。
ポリエチレンテレフタレートフィルム32は印刷基材としての機能と熱接着時の耐熱性を付与する機能を有し、例えば厚さ12μmのものが用いられる。ポリエチレンテレフタレートフィルム32の裏面には商品名などの標章、説明文、それらの背景となる図柄等が印刷され、この印刷層にアルミニウム箔33が接着剤で接着される。
アルミニウム箔33は酸素や水蒸気の侵入を防止するものであり、例えば厚さ9μmのものが用いられる。アルミニウム箔33の裏面に接着剤で接着される延伸ナイロンフィルム34は自立袋1の耐突き刺し性を高めるためのものであり、例えば厚さ15μmのものが用いられる。
外被層31の裏面に接着剤で接着される熱接着層35は、自立袋1の内面側となるものであり、例えば厚さ100μmのポリエチレン(PE)フィルムにより構成される。熱接着層35同士を合わせて加熱・加圧することで積層フィルム同士の熱接着が行われる。なお、積層フィルム30の上記構成は一例であり、発明を限定するものではない。
上記のように構成された自立袋1は、注ぎ口6が存在する側の側縁と存在しない側の側縁に側縁熱接着部7、8を有する。側縁熱接着部7、8は2枚の積層フィルムが一体化された箇所であるから剛性が高い。注ぎ口6が存在しない側の側縁熱接着部8にはエンボス部9が形成される。また、注ぎ口6が存在する側の側縁熱接着部7の上部にはエンボス部10が形成される。
図5及び図6は図3のA−A断面図及びB−B断面図であり、エンボス部9の垂直断面及び水平断面を示している。尚、エンボス部10も同様に形成される。エンボス部9はエンボス加工によって側縁熱接着部8の一面に対して凸で他面に対して凹に形成される。エンボス部9の突出高さは例えば、3mm以上に形成される。
エンボス部9の水平断面は半円形で、上端部9a及び下端部9bは半球状に形成される。このため、上端部9a及び下端部9bは側面断面が上下方向に対して傾斜した曲面の傾斜面になっている。これにより、エンボス部9を容易に成型することができる。また、自立袋1に内容物を充填する際に、自立袋1が空の状態で多数積み上げられて1枚ずつ引き出して供給される。この時、上端部9a及び下端部9bが周囲の物体に引っ掛かることが少なく、自立袋1の供給をスムーズに行うことができる。
尚、エンボス部9の形状は図5、図6に示す形状に限定されるものではない。例えば、図7及び図8の垂直断面図及び水平断面図に示すように、エンボス部9を水平断面が三角形で上端部9a及び下端部9bは四角錐(ピラミッド形状)を半分にしたような形状にしてもよい。また、これ以外の形状も可能である。
エンボス部9、10は上下方向に連続して直線状に延び、側縁熱接着部7、8の剛性をさらに高めることができる。これにより、自立袋1の自立性が向上する。また、自立袋1を廃棄する際に従来のようにエアバッグを切断する必要がなく、容易に折り畳んで廃棄することができる。
エンボス部9の上端部9aは側縁熱接着部8の上端よりも下方に配され、上縁熱接着部12の下端よりも下方に配される。これにより、自立袋1を上方向から見たときにエンボス部9の断面形状が目に入らず、自立袋1のデザイン性が損なわれない。また、自立袋1内に内容物を充填した後に、エンボス部9を避けて表側シート2と裏側シート3の上縁を熱接着することができる。従って、皺の発生による外観不良や熱接着不良を防止することができる。
また、凹凸形状のエンボス部9に手指を引っかけて把手のように用いることも可能である。これにより、自立袋1をしっかりと把持し、自立袋1が手指の間から滑り落ちるといった事態を回避することができる。
エンボス部9の下端部9bは底面シート4の熱接着箇所である底部熱接着部13よりも上方に配される。底部熱接着部13は表側シート2、二つ折りになった底面シート4及び裏側シート3の計4枚の積層フィルムが重なる。このため、底部熱接着部13上にエンボス加工を行うと、大きな力を必要とするとともに加工精度が悪くなる。従って、エンボス部9の下端部9bを底面シート4の熱接着箇所よりも上方に配し、容易にエンボス部9を形成することができる。
また、エンボス部9の下端部9bは表側シート2及び裏側シート3の上下方向中央位置(図3に一点鎖線Mで示す)よりも下方に配される。更に、底部熱接着部13の上端から下端までの距離をD(図3参照)とし、エンボス部9の下端部9bは底部熱接着部13の上端(点線C)に対して上方に距離Dの範囲内に設けられる。
エンボス部9の下端部9bは凹凸形状によって三方が立ち上がるため折り曲げにくい。このため、エンボス部9の下端部9bを上下方向中央位置Mよりも下方に配することにより、下端部9bを回避して自立袋1を容易に二つ折りすることができる。従って、内容物を使い切った自立袋1を容易に折り畳んで廃棄することができる。
また、自立袋1は底部熱接着部13の上端(点線C)よりも下方で4枚の積層フィルムが重ねられ、上方で2枚の積層フィルムが重ねられる。このため、積層フィルムの段差によって底部熱接着部13の上端で自立袋1を折り曲げ易くなっている。この時、エンボス部9の下端部9bを底部熱接着部13の上端(点線C)から距離Dの範囲内に設けることにより、底部熱接着部13の上端で折り曲げた底部を更に折り曲げる際に下端部9bを回避することができる。従って、自立袋1を容易に多重に折り畳んで廃棄することができる。
本実施形態によると、上下方向に延びるエンボス部9を側縁熱接着部8に設けたので、自立袋1の側縁の剛性が向上する。これにより、自立性の高い自立袋1を簡単な構造及び工程で形成することができ、自立袋1のコストを削減することができる。また、自立袋1を廃棄する際に容易に折り畳むことができるとともに、エンボス部9に手指を掛けて容易に自立袋1を把持して内容物を注ぐことができる。従って、自立袋1の利便性を向上することができる。
加えて、エンボス部9の上端部9aが側縁熱接着部8の上端よりも下方に配されるため、自立袋1のデザイン性が損なわれず、エンボス部9を避けて表側シート2と裏側シート3の上縁を熱接着して外観不良や熱接着不良を防止することができる。
また、エンボス部9の下端部9bを底面シート4の熱接着箇所である底部熱接着部13よりも上方に配したので、4枚の積層フィルムが重ねられる底部熱接着部13を避けて容易にエンボス部9を形成することができる。
また、エンボス部9の下端部9bを底部熱接着部13の上端(点線C)から上方に距離Dの範囲内に配したので、底部熱接着部13の上端で折り曲げた底部を更に折り曲げる際に下端部9bを回避することができる。従って、自立袋1を容易に多重に折り畳んで廃棄することができる。
また、エンボス部9の上端部9aの側面断面が上下方向に対して傾斜するので、エンボス部9を容易に成型することができる。また、内容物を充填する際に上端部9aが周囲の物体に引っ掛かることが少なく、自立袋1の供給をスムーズに行うことができる。
また、自立袋1の上部の一方の角に注ぎ口6を有し、エンボス部9は注ぎ口6が存在しない側の側縁熱接着部8に設けられる。このため、エンボス部9に手指を掛けると注ぎ口6が自然に下を向き、液体の内容物を容易に注ぎ口6から注ぐことができる。
側縁熱接着部7の側にもエンボス部10が存在することにより、注ぎ口6近傍の剛性が高まる。このため、内容物を注ぐときに注ぎ口6の向きが安定し、注ぎ易くなる。また、一方の手指でエンボス部9をつまんだとき、他方の手指でエンボス部10をつまんで、自立袋1をしっかりと把持することができる。
本実施形態において、エンボス部9、10はいずれも直線状に上下に延びるが、波形に形成してもよい。また、エンボス部9、10に太い箇所と細い箇所を交互に設けること等により、上下方向においても手指の引っかかりが生じるようにしてもよい。また、複数のエンボス部9を平行に設けてもよく、複数のエンボス部10を平行に設けてもよい。
また、表側シート2と裏側シート3は、1枚の積層フィルムを二つ折りにして構成することもできる。また、注ぎ口6を別部品で構成するのでなく、自立袋1の一部を切り取ったり、あるいは切れ目や裂け目を入れることで注ぎ口を形成する構成であってもよい。
図9に本発明の第2実施形態に係る自立袋1を示す。第2実施形態の自立袋1が第1実施形態の自立袋1と異なるのは、エンボス部9の下端部9bの位置である。すなわち第2実施形態の自立袋1では、エンボス部9の下端部9bが、表側シート2及び裏側シート3の上下方向中央位置Mよりも下方であって、しかも、底面シート4の熱接着箇所の上端に対して上方に、該上端から熱接着箇所下端までの距離Dと同じ距離、という範囲を外れた位置に配される。すなわちエンボス部9の下端部9bは、底部熱接着部13の上端(点線C)から上方に距離Dだけ離れた箇所と、上下方向中央位置Mの間に配される。
第2実施形態の構成でも、底部熱接着部13の上端で折り曲げた底部を更に折り曲げる際に下端部9bを回避することができ、自立袋1を容易に多重に折り畳んで廃棄することができる。
図10に本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態の自立袋1が第1実施形態の自立袋1とも第2実施形態の自立袋1とも異なるのは、やはりエンボス部9の下端9bの位置である。すなわち第3実施形態の自立袋1では、エンボス部9の下端部9bが、底部熱接着部13に入り込んだ位置に配されている。エンボス部9の形成に用いられる動力源にはより強大なパワーを発揮することが求められるものの、自立袋1を廃棄する際は、点線Cより上の箇所で一度折り曲げてしまえばそれ以後の多重折り畳みは容易である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、底ガセット形式の自立袋に広く利用可能である。
1 自立袋
2 表側シート
3 裏側シート
4 底面シート
6 注ぎ口
7、8 側縁熱接着部
9、10 エンボス部
9a 上端部
9b 下端部
12 上縁熱接着部
13 底部熱接着部

Claims (6)

  1. 各々内面側に熱接着層を有する積層フィルムにより構成される表側シート、裏側シート、及び底面シートを備え、前記底面シートを二つ折りにして前記表側シートと前記裏側シートの下部同士の間に挟み込み、シート周縁同士を熱接着して得た底ガセット形式の自立袋であって、前記表側シート及び前記裏側シートの側縁を熱接着した側縁熱接着部に、前記側縁熱接着部の一面に対して凸で他面に対して凹となる第1、第2のエンボス部が上下方向に延びて形成され、前記第1のエンボス部の上端部を前記側縁熱接着部の上端よりも下方に配し、
    前記表側シート及び前記裏側シートのそれぞれの上部の一方に形成された傾斜した縁を熱接着した傾斜熱接着部に注ぎ口を有し、
    前記第1のエンボス部は前記注ぎ口が存在しない側の前記側縁熱接着部に設けられ、
    前記第2のエンボス部は前記注ぎ口が存在する側の前記側縁熱接着部に設けられ、
    前記第1のエンボス部は前記第2のエンボス部よりも上下方向に長く、
    前記第1のエンボス部の下端部を前記表側シート及び前記裏側シートに熱接着される前記底面シートの熱接着箇所よりも上方に配したことを特徴とする自立袋。
  2. 前記第1のエンボス部の上端部の側面断面が上下方向に対して傾斜することを特徴とする請求項1に記載の自立袋。
  3. 前記第1のエンボス部の下端部を前記表側シート及び前記裏側シートの上下方向中央位置よりも下方に配したことを特徴とする請求項1または2に記載の自立袋。
  4. 前記底面シートの熱接着箇所の上端に対して上方に該上端から該熱接着箇所下端までの距離と同じ距離の範囲内に前記第1のエンボス部の下端部を配したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自立袋。
  5. 前記底面シートの熱接着箇所の上端に対して上方に該上端から該熱接着箇所下端までの距離と同じ距離の範囲外に前記第1のエンボス部の下端部を配したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自立袋。
  6. 前記第2のエンボス部の下端部を前記表側シート及び前記裏側シートの上下方向中央位置よりも上方に配したことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の自立袋。
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