JP6375801B2 - 車両用発光装置 - Google Patents

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Description

発光部とファンとを備える車両用発光装置に関する。
従来、特許文献1に記載のように、LEDチップと、LED駆動ドライバと、冷却用ファンと、を備えるLED光源が知られている。LEDチップ、LED駆動ドライバ、及び冷却用ファンは、一体的に構成されている。冷却用ファンは、LED駆動ドライバに当接している。LEDチップは、LED駆動ドライバにおける冷却用ファンと反対側に配置されている。また、LED駆動ドライバの内部には、LEDドライバ回路及び冷却用ファンの駆動回路が収納されている。
特開2013−175365号公報
この構成では、冷却用ファンの駆動回路がLED駆動ドライバの外部に設けられる構成に較べて、LEDドライバ回路及び冷却用ファンの駆動回路の配置スペースを削減することができる。しかしながら、上記構成では、LEDチップ及び冷却用ファンの間にLED駆動ドライバが配置されているため、LEDチップが十分冷却されず、高温となる虞がある。
また、LEDチップ及び冷却用ファンの間にLED駆動ドライバが配置されており、LEDチップとLED駆動ドライバとが近い位置にある。そのため、LEDチップからLED駆動ドライバに伝熱され、LED駆動ドライバが高温となる虞がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ファン駆動回路及び発光駆動回路の配置スペースを削減し、且つ、発光部及び回路基板が高温となることを抑制する車両用発光装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として下記の実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、発光素子(26)を有する発光部(22)と、回転により空気を吸い込んで冷却風を吐き出す羽根部(42)と、該羽根部の回転を制御するファン駆動回路(46)が形成された回路基板(44)と、を有するファン(40)と、を備え、回路基板に発光部の駆動を制御する発光駆動回路(98)も形成され、発光部及び回路基板の一方は、羽根部の回転軸方向において羽根部に対し吐出側であって冷却風が当たる第1領域に配置され、他方は、回転軸方向において羽根部に対し吸い込み側であって吸い込みにより気流が生じる第2領域に配置され、ファンは、筒状の外形フレーム(64)を有し、外形フレームの筒内に、羽根部及び回路基板が配置されており、外形フレームの筒状部分は、羽根部の回転軸方向に沿って伸びており、外形フレームの筒状部分の上面及び下面には開口が形成され、羽根部の回転による吸い込み気流及び冷却風は、外形フレームの筒内を羽根部の回転軸に沿って流れることを特徴とする。
上記構成において、ファンの回路基板には、ファン駆動回路及び発光駆動回路が形成されている。したがって、回路基板と別の箇所に発光駆動回路が形成されている構成に較べ、ファン駆動回路及び発光駆動回路の配置スペースを削減することができる。
また、発光部及び回路基板の一方は、羽根部に対し吐出方向側の第1領域に配置され、他方は、羽根部に対し吸い込み方向側の第2領域に配置される。これによれば、発光部及び回路基板が同じ領域に配置される構成に較べて、発光部と回路基板との距離を長くすることができる。そのため、発光部から回路基板への伝熱、及び、回路基板から発光部への伝熱を抑制することができる。
さらに、発光部及び回路基板の一方は、冷却風が当たる第1領域に配置され、他方は、気流が生じる第2領域に配置される。よって、ファンにより発光部及び回路基板の両方を冷却することができ、発光部及び回路基板が高温となることを抑制することができる。
第1実施形態に係る車両用発光装置の概略構成を示す側面図である。 第1領域及び第2領域を説明するための断面図である。 ファンの詳細構造を示す平面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 回路基板の概略構成を示す回路図である。 第1領域及び第2領域を説明するための断面図である。 第2実施形態に係る車両用発光装置におけるファンの詳細構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。また、羽根部の回転軸方向をZ方向、Z方向に直交する特定の方向をX方向、Z方向及びX方向に直交する方向をY方向と示す。X方向及びY方向により規定される平面をXY平面と示し、XY平面に沿う形状を平面形状と示す。
(第1実施形態)
先ず、図1及び図2に基づき、車両用発光装置10の概略構成について説明する。
車両用発光装置10は、発光部20と、ファン40と、配線120と、筐体130と、を備えている。車両用発光装置10は、照射領域に光を照射する装置である。本実施形態において、車両用発光装置10は、X方向の一方に光を照射する。以下、X方向のうち、車両用発光装置10が光を照射する方向を前方、前方と反対の方向を後方と示す。車両用発光装置10としては、例えば車両用前照灯を採用することができる。
発光部20は、発光素子26、基板28、ヒートシンク30、リフレクタ32、レンズ34を有している。発光素子26としては、例えばLEDを採用することができる。発光素子26は、基板28に実装されており、Z方向であって基板28と反対方向に発光する。以下、Z方向のうち、発光素子26の発光方向を上方、上方と反対の方向を下方と示す。基板28としては、例えばプリント基板を採用することができる。基板28は、ヒートシンク30に固定されている。
ヒートシンク30は、金属材料を用いて形成され、発光素子26の熱を放熱する放熱部材である。ヒートシンク30は、Z方向に直交する方向に形成された底部36と、底部36の後方側から上方に突出してなる突出部38と、を有している。底部36の上方側であって突出部38の前方側には、基板28及びリフレクタ32が固定されている。
リフレクタ32は、発光素子26の光を反射する光学部材である。リフレクタ32は、発光素子26と向かい合う反射面が、発光素子26に遠ざかる方向に凹んだ曲面形状をなすように、形成されている。リフレクタ32は、前方に配置されているレンズ34に向けて発光素子26の光を反射する。
レンズ34は、リフレクタ32が反射した光を、車両用発光装置10が光を照射する照射領域に投影する光学部材である。レンズ34は、後方側の入射面がYZ平面に沿う平面とされ、前方側の出射面が前方側に突出する曲面とされる平凸レンズである。レンズ34が出射した光は、筐体130を透過して、照射領域に投影される。
車両用発光装置10は、発光部20として、第1発光部22及び第2発光部24を備えている。第1発光部22は、特許請求の範囲に記載の発光部に相当する。第1発光部22は、ファン40の上方に配置され、ファン40の冷却風又は気流が直接当たる位置に配置されている。一方、第2発光部24は、ファン40の前方であって、ファン40の冷却風及び気流が直接当たらない位置に配置される。しかしながら、第2発光部24は、筐体130内部を流動する冷却風及び気流により冷却される。例えば、第2発光部24の発光素子26としては、第1発光部22の発光素子26よりも発熱量が小さいものを採用する。
ファン40は、第1発光部22を冷却する装置である。ファン40は、羽根部42と回路基板44とを有している。羽根部42は、Z方向と平行な下記の回転軸Lを中心として回転し、回転により空気を吸い込んで冷却風を吐き出す。以下、Z方向において、羽根部42に対し吐出側であって冷却風が当たる領域を第1領域、羽根部42に対し吸い込み側であって吸い込みにより気流が生じる領域を第2領域と示す。図1及び図2の白矢印は、冷却風及び気流の向きを示している。
なお、冷却風及び気流は第1領域及び第2領域だけでなく筐体130内部全体を流動するため、ファン40が筐体130内部全体を冷却する装置としても機能する。しかしながら、筐体130内部において第1領域及び第2領域は、筐体130内部における他の箇所よりも、より効果的に冷却される。
図2に示すように、本実施形態では、第1発光部22が、第1領域に配置され、冷却風により冷却されている。冷却風は、ヒートシンク30における底部36に直接当てられている。これにより、発光素子26から基板28を介してヒートシンク30に伝達された熱が放熱され、発光素子26が冷却されている。第1発光部22において少なくとも発光素子26と熱的に接続されている部分に対し、冷却風が直接当てられている構成であれば採用することができる。また、本実施形態では、回路基板44が第2領域に配置されている。回路基板44の全体が第2領域に配置され、気流により冷却されている。
回路基板44には、羽根部42の回転を制御するファン駆動回路46と、各発光部20の駆動を制御する発光駆動回路48と、が形成されている。また、回路基板44は、配線120を介して各発光部20の基板28と接続されている。ファン40の詳細構造については、下記で説明する。
配線120は、ハーネスと、ハーネスの両端部に形成されているコネクタと、を有している。配線120は、回路基板44及び基板28を電気的に接続するとともに、回路基板44及び筐体130の接続部を電気的に接続する。
筐体130は、車両用発光装置10の外郭を構成するものであり、内部に他の部材を収容している。筐体130は、例えば、樹脂を用いて形成される。筐体130は、前方に配置される透光部132、及び、後方に配置される本体部134を有している。透光部132及び本体部134は、嵌合により互いに固定されている。
透光部132は、レンズ34が出射した光を透過できるように、透明とされている。これにより、車両用発光装置10は、照射領域に光を照射することができる。本体部134は、配線120のコネクタと電気的に接続される図示しない接続部を有している。本体部134の接続部は、下記の外部電源200と電気的に接続されている。
次に、図3及び図4に基づき、ファン40の詳細構造について説明する。
ファン40は、羽根部42、回路基板44、ステータ50、シャフト52、軸受54、ロータマグネット56、ロータケース58、温度検出部60、ヒートシンク62、外形フレーム64を有している。
ステータ50は、ステータコア66と突極68とステータコイル70とを有し、電磁石として機能する。ステータコア66は、その平面形状の中心が回転軸Lとほぼ一致する円筒形状をなしている。ステータコア66の内壁から複数の突極68が円筒の内側に向かって突出している。それぞれの突極68にはステータコイル70が巻きつけられている。ステータコイル70には交流電流が流れるようになっている。
シャフト52は、Z方向に延設された柱状をなし、その平面形状の中心が回転軸Lとほぼ一致している。シャフト52における上方側の一端は、ロータケース58に固定されている。シャフト52が回転するときにXY平面において歳差運動しないように円筒形状の軸受54が、シャフト52を囲むように配置されている。
ロータマグネット56は、磁場を形成し、この磁場とステータ50により形成される磁場とが相互作用する。ロータマグネット56は、ステータ50の外周側に配置される板状の部材である。複数のロータマグネット56が、ステータ50に対して互いに等間隔となるように配置されている。ロータマグネット56は、ロータケース58の内周面58aに固定されている。
ロータケース58は、下方側に開口する有底円筒形状をなし、内部空間にステータ50、シャフト52の一部、及びロータマグネット56を収容している。ロータケース58は、羽根部42と一体に形成されている。詳しくは、羽根部42が、ロータケース58の外周面58bから筒の外側へ突出して形成されている。羽根部42及びロータケース58は、例えば樹脂材料を用いて形成されている。なお、図3及び図4において、便宜上、羽根部42及びロータケース58の境界を二点鎖線で示している。
上記した磁場の相互作用により、羽根部42、シャフト52、ロータマグネット56、ロータケース58が回転軸Lを中心として一体に回転する。本実施形態において、ファン40は、6つの羽根部42を有している。また、ファン40を上方側から見た場合に羽根部42が反時計回りに回転する。羽根部42は、この回転により、下方側の空気を吸い込むことで、下方側に気流を発生させている。また、羽根部42は、この回転により、上方側へ空気を吐出することで、上方側に冷却風を発生させている。羽根部42及びロータケース58における下方側の第2領域には、回路基板44が配置されている。図4の白矢印は、冷却風及び気流の向きを示している。
回路基板44は、基板72及び電子部品74を有している。基板72は、Z方向に直交する方向に沿って形成される板状の部材である。基板72の平面形状は、円環形状であって、外周端がロータケース58の外周端とほぼ一致し、内周端が軸受54の外周端とほぼ一致する形状とされている。基板72としては、例えばプリント基板を採用することができる。
電子部品74は、基板72における上方側の一面72aに実装されている。一面72aは、特許請求の範囲に記載の一面に相当する。回路基板44において、後方側にファン駆動回路46が形成され、前方側に発光駆動回路48が形成されている。ファン駆動回路46としては、例えばスイッチング方式のインバータ回路を採用することができる。発光駆動回路48としては、例えばスイッチング方式のDCDCコンバータ回路を採用することができる。
一面72aには、温度検出部60が実装されている。本実施形態では、温度検出部60として、サーミスタを採用する。温度検出部60は、外部雰囲気の温度を検出し、温度検出信号をファン駆動回路46及び発光駆動回路48に出力する。回路基板44が第2領域に配置されているため、温度検出部60は、羽根部42が発生する気流の温度を検出することができる。筐体130内部の温度は第1発光部22の発熱により変化するため、気流の温度は第1発光部22の温度と相関がある。
ファン駆動回路46は、温度検出信号に基づき、羽根部42の回転を制御する。例えば、ファン駆動回路46は、気流が高温の場合に羽根部42の回転数を向上し、気流が低温の場合に羽根部42の回転を停止する。これにより、第1発光部22が高温となることを抑制することができる。
発光駆動回路48は、温度検出信号に基づき、発光部20の駆動を制御する。例えば、発光駆動回路48は、気流が高温の場合に発光素子26に流れる駆動電流を低くする。これにより、発光部20が高温となることを抑制することができる。
基板72は、基材76と、導電ビア78を有している。基材76は、電気絶縁性の樹脂材料を用いて形成されている。導電ビア78は、金属材料を用いて形成され、基材76よりも熱伝導率が高い。XY平面において、導電ビア78は、発光駆動回路48を形成する電子部品74と重なる位置に配置されている。また、導電ビア78は、一面72aから、一面72aと反対の裏面72bにわたって形成されている。基板72の裏面72b側には、ヒートシンク62が配置されている。
ヒートシンク62は、金属材料を用いて形成され、回路基板44の熱を放熱する放熱部材である。ヒートシンク62は、本体部80と放熱フィン82とを有している。ヒートシンク62は、特許請求の範囲に記載のヒートシンクに相当する。本体部80は、基板72における発光駆動回路48が形成されている部分の下方側に配置され、基板72と接触して固定されている。本体部80からXY方向におけるシャフト52と反対側に複数の放熱フィン82が突出している。放熱フィン82は、羽根部42の下方側に配置されている。本体部80の下方側には、外形フレーム64の底部86が配置されている。
外形フレーム64は、Z方向に沿って形成される有底筒形状をなし、筒内を通る冷却風及び気流の拡散を抑制する。外形フレーム64の筒内にファン40における他の部材が配置されている。外形フレーム64は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。
外形フレーム64は、側壁部84、底部86、接続部88を有している。側壁部84は、Z方向に沿って延設され、XY平面における内周の形状が円形状とされ、外周の形状が矩形状とされている。側壁部84は、自身をZ方向に貫通する貫通孔90を有している。貫通孔90は、XY平面において、側壁部84の内周を囲むように配置されている。貫通孔90には、ファン40を筐体130に取り付けるための図示しない取付部材が挿通される。
底部86は、Z方向に直交する方向に沿って形成される板状をなし、その平面形状がロータケース58の平面形状とほぼ一致している。底部86の平面形状は、側壁部84における内周の平面形状に較べて小さい。これにより、底部86の外周側には、外形フレーム64の筒内に気流を導入する吸気口92が形成されている。
底部86の上方側に、ヒートシンク62及び軸受54が固定されている。基板72、ヒートシンク62、及び底部86は、例えば、一体となるようにネジ締結により互いに固定されている。また、軸受54及び底部86は、例えば、圧入又はインサート成形により互いに固定されている。
接続部88は、Z方向に直交する方向に延設される柱状をなし、Z方向における底部86と同じ高さに形成され、側壁部84及び底部86を接続している。本実施形態において、図3に示すように、3つの接続部88が形成されている。接続部88における平面形状は、側壁部84における内周の平面形状に較べて面積が小さくされており、吸気口92が小さくなることが抑制されている。
次に、図5に基づき、回路基板44の回路構成について説明する。
車両用発光装置10は、外部電源200から動作するための電源電圧Vが供給されている。本実施形態において、外部電源200は車載バッテリである。外部電源200の負極端子はグランドに接続されている。外部電源200は、配線120を介して回路基板44と接続されている。
回路基板44は、ファン駆動回路46及び発光駆動回路48に加えて、逆接保護回路94及びフィルタ回路96を有している。また、回路基板44は、発光駆動回路48として、第1発光部22を駆動する第1発光駆動回路98と、第2発光部24を駆動する第2発光駆動回路100と、を有している。第1発光駆動回路98は、特許請求の範囲に記載の発光駆動回路に相当する。
逆接保護回路94は、外部電源200に対して直列に接続されている。逆接保護回路94は、回路基板44が外部電源200に対して正常に接続された場合にのみ、電源電圧Vをファン駆動回路46及び発光駆動回路48に供給する。逆接保護回路94は、Pチャネル型のMOSFET102を有している。
MOSFET102のドレインは外部電源200の正極端子に接続され、ゲートは外部電源200及びグランドの接続点に接続されている。MOSFET102のソースは、フィルタ回路96の第1コンデンサ104の一端に接続されている。以下、上記した外部電源200及び逆接保護回路94の接続構造を正常接続と示す。一方、外部電源200の正極端子及び負極端子に対して逆接保護回路94を正常接続と反対に接続した接続構造を逆接続と示す。MOSFET102は、正常接続の場合にのみオンし、逆接続の場合オンしない。これにより、逆接続の場合に、電源電圧Vと逆向きの電圧がファン駆動回路46及び発光駆動回路48に供給されることを抑制することができる。
フィルタ回路96は、ファン駆動回路46及び発光駆動回路48が発生するノイズを抑制する。フィルタ回路96は、第1コンデンサ104、インダクタ106、第2コンデンサ108を有し、周知のπ型フィルタを構成している。
第1コンデンサ104におけるMOSFET102に接続された一端と反対の他端は、グランドに接続されている。インダクタ106の一端は第1コンデンサ104及びMOSFET102の接続点に接続され、他端は第2コンデンサ108の一端に接続されている。第2コンデンサ108の他端は、グランドに接続されている。
これによれば、各コンデンサ104,108及びインダクタ106の共振により、高周波のスイッチングノイズを抑制することができる。したがって、外部電源200に接続されたラジオ等の電子機器へノイズが伝搬することを抑制することができる。
ファン駆動回路46は、逆接保護回路94及びフィルタ回路96と、ファン40と、に対して直列に接続されている。第1発光駆動回路98は、逆接保護回路94及びフィルタ回路96と、第1発光部22と、に対して直列に接続されている。第2発光駆動回路100は、逆接保護回路94及びフィルタ回路96と、第2発光部24と、に対して直列に接続されている。すなわち、ファン駆動回路46、第1発光駆動回路98、及び第2発光駆動回路100は、逆接保護回路94及びフィルタ回路96に対して、互いに並列に接続されている。
次に、上記した車両用発光装置10の効果について説明する。
本実施形態では、ファン40の回路基板44に、ファン駆動回路46及び発光駆動回路48が形成されている。したがって、回路基板44と別の箇所に発光駆動回路48が形成されている構成に較べ、ファン駆動回路46及び発光駆動回路48の配置スペースを削減することができる。
また、第1発光部22は羽根部42に対し吐出方向側の第1領域に配置され、回路基板44は羽根部42に対し吸い込み方向側の第2領域に配置されている。すなわち、羽根部42を挟んで第1発光部22及び回路基板44が配置されている。これによれば、第1発光部22及び回路基板44が同じ領域に配置される構成に較べて、第1発光部22と回路基板44との距離を長くすることができる。そのため、第1発光部22から回路基板44への伝熱、及び、回路基板44から第1発光部22への伝熱を抑制することができる。
また、第1発光部22は、冷却風が当たる第1領域に配置され、回路基板44は、気流が生じる第2領域に配置される。よって、ファン40により第1発光部22及び回路基板44の両方を冷却することができ、第1発光部22及び回路基板44が高温となることを抑制することができる。
また、本実施形態では、ファン40が、筒状の外形フレーム64を有し、外形フレーム64の筒内に、羽根部42及び回路基板44が配置されている。これによれば、羽根部42の回転により生じる気流は、外形フレーム64の筒内を通る。したがって、気流が拡散するのを抑制し、外形フレーム64の筒内に配置された回路基板44を効率的に冷却することができる。
また、本実施形態において、第1発光部22は、冷却風が当たる第1領域に配置されている。そのため、第1発光部22が第2領域に配置される構成に較べて、効率よく発光部20を冷却することができる。
また、本実施形態では、発光駆動回路48及びファン駆動回路46が、フィルタ回路96に対して互いに並列に接続されている。つまり、発光駆動回路48及びファン駆動回路46が、同じフィルタ回路96に接続されている。したがって、発光駆動回路48及びファン駆動回路46それぞれに対して別のフィルタ回路96が直列に接続されている構成に較べて、コストを抑制することができる。
また、本実施形態では、発光駆動回路48及びファン駆動回路46が、逆接保護回路94に対して互いに並列に接続されている。つまり、発光駆動回路48及びファン駆動回路46が、同じ逆接保護回路94に接続されている。したがって、発光駆動回路48及びファン駆動回路46それぞれに対して別の逆接保護回路94が直列に接続されている構成に較べて、コストを抑制することができる。
また、本実施形態において、ファン40は、回路基板44に固定されたヒートシンク62を有し、ヒートシンク62が第2領域に配置されている。これによれば、ファン40がヒートシンク62を有さない構成に較べ、回路基板44を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態では、温度検出部60が一面72aに実装されている。これによれば、温度検出部60が回路基板44と異なる箇所に配置される構成に較べて、温度検出部60及び回路基板44を接続するコネクタ及びワイヤ等の配線を簡略化することができる。しかしながら、これに限定するものではない。例えば、温度検出部60は、発光部20に配置されている例を採用することもできる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した車両用発光装置10と共通する部分についての説明は割愛する。
本実施形態では、羽根部42の回転方向が、第1実施形態と逆向きとされている。詳しくは、ファン40を上方側から見た場合に羽根部42が時計回りに回転する。これにより、図6及び図7に示すように、羽根部42により発生した気流及び冷却風は、上方から下方へ向かう。第1発光部22は気流により冷却される第2領域に配置され、回路基板44は冷却風により冷却される第1領域に配置されている。底部86の外周側には、ファン40が冷却風を吐出する吐出口110が形成されている。
本実施形態において、回路基板44は、冷却風が当たる第1領域に配置されている。そのため、回路基板44が第2領域に配置される構成に較べて、効率よく回路基板44を冷却することができる。
ところで、本実施形態では、第1発光部22が第2領域に配置され、回路基板44が羽根部42よりも下流側の第1領域に配置されている。回路基板44が第2領域に配置された場合における回路基板44を冷却する気流に較べ、回路基板44が第1領域に配置された場合における回路基板44を冷却する冷却風は、第1発光部22の温度と強い相関関係にある。温度検出部60は一面72aに実装されているため、温度検出信号は、第1発光部22の温度と強い相関関係にある冷却風の温度を示す。
本実施形態では、発光駆動回路48が、温度検出信号に基づき第1発光部22の駆動を制御する。したがって、発光駆動回路48は、より高精度な第1発光部22の温度に基づき、第1発光部22の駆動を制御することができる。
本実施形態では、ファン駆動回路46が、温度検出信号に基づき羽根部42の回転を制御する。これによれば、ファン駆動回路46は、より高精度な第1発光部22の温度に基づき、羽根部42の回転を制御することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、車両用発光装置10が、発光部20、ファン40、配線120、筐体130を備える例を示したが、これに限定するものではない。車両用発光装置10は、少なくとも発光部20及びファン40を備える構成であれば採用することができる。また、車両用発光装置10が、発光部20として、第1発光部22及び第2発光部24を備える例を示したが、これに限定するものではない。車両用発光装置10は、発光部20として、ファン40の冷却風又は気流が直接当たる第1発光部22のみ備える構成であれば採用することができる。
上記実施形態では、発光部20が、発光素子26、基板28、ヒートシンク30、リフレクタ32、レンズ34を有する例を示したが、これに限定するものではない。発光部20は、少なくとも発光素子26を有する構成であれば採用することができる。
上記実施形態では、ファン40が、羽根部42、回路基板44、ステータ50、シャフト52、軸受54、ロータマグネット56、ロータケース58、温度検出部60、ヒートシンク62、外形フレーム64を有する例を示した。しかしながら、これに限定するものではない。ファン40は、少なくとも羽根部42及び回路基板44を有し、羽根部42が回転可能に構成されている例であれば採用することができる。
上記実施形態では、回路基板44が、ファン駆動回路46、発光駆動回路48、逆接保護回路94、フィルタ回路96を有する例を示したが、これに限定するものではない。回路基板44は、少なくともファン駆動回路46及び発光駆動回路48を有する構成であれば採用することができる。
上記実施形態では、気流及び冷却風がZ方向における一方向にのみに向かうように羽根部42を回転させる例を示したが、これに限定するものではない。羽根部42の回転方向が切り換え可能に構成されている例を採用することもできる。例えば、第1発光部22の温度検出時のみ、冷却風及び気流が上方から下方へ向かうように羽根部42を回転させる。すなわち、温度検出時以外は、冷却風及び気流が下方から上方へ向かうように羽根部42を回転させる。これにより、冷却風により第1発光部22を効率よく冷却することができ、且つ、第1発光部22の温度検出精度を向上することができる。
10…車両用発光装置、20…発光部、22…第1発光部、24…第2発光部、26…発光素子、40…ファン、42…羽根部、44…回路基板、46…ファン駆動回路、48…発光駆動回路、50…ステータ、52…シャフト、54…軸受、56…ロータマグネット、58…ロータケース、60…温度検出部、62…ヒートシンク、64…外形フレーム、72…基板、74…電子部品、76…基材、78…導電ビア、80…本体部、82…放熱フィン、84…側壁部、86…底部、88…接続部、92…吸気口、94…逆接保護回路、96…フィルタ回路、98…第1発光駆動回路、100…第2発光駆動回路、110…吐出口、120…配線、130…筐体、200…外部電源

Claims (8)

  1. 発光素子(26)を有する発光部(22)と、
    回転により空気を吸い込んで冷却風を吐き出す羽根部(42)と、該羽根部の回転を制御するファン駆動回路(46)が形成された回路基板(44)と、を有するファン(40)と、を備え、
    前記回路基板に前記発光部の駆動を制御する発光駆動回路(98)も形成され、
    前記発光部及び前記回路基板の一方は、前記羽根部の回転軸方向において前記羽根部に対し吐出側であって冷却風が当たる第1領域に配置され、他方は、前記羽根部の回転軸方向において前記羽根部に対し吸い込み側であって吸い込みにより気流が生じる第2領域に配置され
    前記ファンは、筒状の外形フレーム(64)を有し、
    前記外形フレームの筒内に、前記羽根部及び前記回路基板が配置されており、
    前記外形フレームの筒状部分は、前記羽根部の回転軸方向に沿って伸びており、
    前記外形フレームの筒状部分の上面及び下面には開口が形成され、前記羽根部の回転による吸い込み気流及び冷却風は、前記外形フレームの筒内を前記羽根部の回転軸に沿って流れることを特徴とする車両用発光装置。
  2. 前記発光部は、前記第1領域に配置され、
    前記回路基板は、前記第2領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用発光装置。
  3. 前記発光部は、前記第2領域に配置され、
    前記回路基板は、前記第1領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用発光装置。
  4. 前記ファンは、前記回路基板における羽根部側の一面(72a)に実装されるとともに外部雰囲気の温度を検出する温度検出部(60)を有し、
    前記発光駆動回路は、前記温度検出部の温度検出信号に基づき前記発光部の駆動を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用発光装置。
  5. 前記ファンは、前記回路基板における羽根部側の一面に実装されるとともに外部雰囲気の温度を検出する温度検出部を有し、
    前記ファン駆動回路は、前記温度検出部の温度検出信号に基づき前記羽根部の回転を制御することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用発光装置。
  6. 外部電源(200)から動作するための電源電圧が供給される請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用発光装置において、
    前記回路基板は、前記外部電源に接続されるとともに、前記ファン駆動回路及び前記発光駆動回路が発生するノイズを抑制するフィルタ回路(96)を有し、
    前記ファン駆動回路及び前記発光駆動回路は、前記フィルタ回路に対して互いに並列に接続されることを特徴とする車両用発光装置。
  7. 外部電源から動作するための電源電圧が供給される請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用発光装置において、
    前記回路基板は、前記外部電源に接続されるとともに前記外部電源に対して正常に接続された場合にのみ前記電源電圧を前記ファン駆動回路及び前記発光駆動回路に供給する逆接保護回路(94)を有し、
    前記ファン駆動回路及び前記発光駆動回路は、前記逆接保護回路に対して互いに並列に接続されることを特徴とする車両用発光装置。
  8. 前記ファンは、前記回路基板に固定されたヒートシンク(62)を有し、
    前記ヒートシンクは、前記第1領域内又は前記第2領域に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用発光装置。
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