JP6464941B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子を有するランプユニットと、冷却風を発生する冷却用ファンと、発光素子及び冷却用ファンの駆動を制御する制御部と、を備える車両用灯具に関する。
従来、特許文献1に記載のように、ランプユニットと、ランプ制御モジュール(制御部)と、冷却用ファンと、を備える車両用灯具が知られている。ランプユニットは、LED(発光素子)を有している。ランプ制御モジュールは、LED及び冷却用ファンの駆動を制御している。冷却用ファンは、冷却風を発生している。冷却風によりランプユニットが冷却され、発光素子が高温となるのを抑制している。
特開2011−129447号公報
ところで、車両用灯具が大型化するのを抑制するために、ランプ制御モジュール及びランプユニットを互いに近づけて配置する構成が考えられる。しかしながら、上記構成では、ランプ制御モジュールからランプユニットへ伝熱し易くなる。すなわち、発光素子が高温となる虞がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、大型化するのを抑制しつつ、発光素子が高温となるのを抑制する車両用灯具を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として下記の実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、発光素子(22)を有するランプユニット(20)と、
冷却風を発生する冷却用ファン(50)と、
ランプユニットに対して対向配置され、発光素子及び冷却用ファンの駆動を制御する制御部(120)と、
を備える車両用灯具であって、
冷却用ファンは、ランプユニット及び制御部の対向空間(168)を冷却風が横切るように配置され、
対向空間を通過した冷却風が当たる位置に配置され、ランプユニット及び制御部の対向方向のうちの制御部からランプユニットへ向かう方向に冷却風を誘導する第1誘導部(174,200)と、
ランプユニットに対して制御部と反対側において、第1誘導部からの冷却風が当たる位置に配置され、冷却風を対向空間に対して第1誘導部と反対側の空間に誘導する第2誘導部(164,210)と、をさらに備え
ランプユニットは、発光素子と電気的に接続された第1コネクタ(34)を有し、
制御部は、回路基板(122)と、回路基板と電気的に接続された第2コネクタ(124)と、を有し、
冷却用ファンは、筒形状をなすフレーム(68)と、フレームの筒内に配置され、回転により冷却風を発生する羽根部(52)と、フレームに設けられ、第1コネクタと電気的に接続された第3コネクタ(70)と、フレームに設けられ、第2コネクタと電気的に接続された第4コネクタ(74)と、フレームに設けられ、第3コネクタ及び第4コネクタを電気的に接続した配線(72)と、を有していることを特徴とする。
上記構成では、冷却風が対向空間を通過するため、対向空間の空気の温度が上昇するのを抑制することができる。よって、冷却風により制御部からランプユニットへの伝熱を抑制することができる。これによれば、制御部からランプユニットへの伝熱を抑制するために、制御部とランプユニットとを互いに離して配置する必要がない。言い換えると、制御部とランプユニットとを互いに近づけて配置する構成であっても、制御部からランプユニットへの伝熱を抑制することができる。したがって、車両用灯具が大型化するのを抑制することができる。
また、上記構成では、冷却用ファン、第1誘導部、及び第2誘導部により、冷却風がランプユニットの周囲を循環する。そのため、冷却風によりランプユニットを冷却することができ、発光素子が高温となるのを抑制することができる。
第1実施形態に係る車両用灯具の概略構成を示す断面図である。 ランプユニットの詳細構造を示す斜視図である。 ランプユニットの詳細構造を示す斜視図である。 ランプユニットの詳細構造を示す拡大断面図である。 冷却用ファンの詳細構造を示す平面図である。 第2基板の詳細構造を示す平面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 制御部の詳細構造を示す拡大断面図である。 突出部の詳細構造を示す平面図である。 突出部の詳細構造を示す断面図である。 第2実施形態に係る車両用灯具の概略構成を示す断面図である。 第1変形例に係る車両用灯具の概略構成を示す断面図である。 第2変形例に係る車両用灯具において、突出部の詳細構造を示す断面図である。 第3変形例に係る車両用灯具において、突出部の詳細構造を示す断面図である。 第4変形例に係る車両用灯具の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。ランプユニット及び制御部の対向方向をX方向、X方向に直交する特定の方向をZ方向、Z方向及びX方向に直交する方向をY方向と示す。X方向及びY方向により規定される平面をXY平面と示し、XY平面に沿う形状を平面形状と示す。Y方向及びZ方向により規定される平面をYZ平面、Z方向及びX方向により規定される平面をZX平面と示す。X方向は、特許請求の範囲に記載の対向方向に相当する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図8に基づき、車両用灯具10の概略構成について説明する。
図1に示すように、車両用灯具10は、ランプユニット20、冷却用ファン50、制御部120、配線150、筐体160を備えている。車両用灯具10は、照射領域に光を照射する装置である。本実施形態において、車両用灯具10は、X方向のうちの一方である車両前方に光を照射する。以下、X方向のうち、車両用灯具10が光を照射する方向を前方、前方と反対の方向を後方と示す。車両用灯具10としては、例えばヘッドライトを採用することができる。
図1〜図4に示すように、ランプユニット20は、発光素子22、基板24、ユニットベース26、リフレクタ28、レンズ30、ヒートシンク32、第1コネクタ34を有している。発光素子22としては、例えばLEDを採用することができる。発光素子22は、基板24に実装されている。
発光素子22は、基板24の一面上に配置され、Z方向において基板24と反対側に光を照射する。基板24は、厚さ方向がZ方向に沿う略平板状をなしている。基板24としては、例えばプリント基板を採用することができる。基板24は、ユニットベース26に固定されている。
ユニットベース26は、基板24、リフレクタ28、レンズ30が固定される部材である。ユニットベース26は、例えば、金属材料を用いて形成されている。リフレクタ28は、発光素子22の光を反射する光学部材である。リフレクタ28におけるユニットベース26に対して固定された箇所は、発光素子22に対して後方に位置している。
リフレクタ28は、ユニットベース26に固定された箇所から前方、且つ、Z方向に延びて、基板24を覆っている。リフレクタ28は、発光素子22の光を反射する反射面28aを有している。反射面28aは、発光素子22とZ方向に対向し、且つ、後方に凹む曲面とされている。発光素子22の光は、反射面28aによって、前方に反射される。
レンズ30は、リフレクタ28が反射した光を、照射領域に投影する光学部材である。レンズ30は、発光素子22の前方に配置されている。本実施形態において、レンズ30は、平凸レンズである。詳しくは、レンズ30において、リフレクタ28と対向する入射面が、YZ平面に沿う平面とされている。また、レンズ30において、入射面と反対の出射面は、前方に向かって突出する曲面とされている。レンズ30が出射した光は、筐体160を透過して、照射領域に投影される。
基板24及びリフレクタ28の後方には、ヒートシンク32が配置されている。ヒートシンク32は、金属材料を用いて形成され、発光素子22の熱を放熱する放熱部材である。本実施形態では、ユニットベース26及びヒートシンク32が、単一の部材により構成されている。そのため、ユニットベース26及びヒートシンク32をまとめてヒートシンクと称することもできる。発光素子22の熱は、基板24及びユニットベース26を介して、ヒートシンク32へ伝達される。
図2及び図3に示すように、本実施形態では、ヒートシンク32が、本体部36と放熱フィン38とを有している。本体部36は、厚さ方向がX方向に沿う略平板状をなしている。本体部36は、リフレクタ28の後方に配置されている。放熱フィン38は、本体部36におけるリフレクタ28と反対側の面から、後方に向かって突出している。
本実施形態では、複数の放熱フィン38が、本体部36から突出している。各放熱フィン38は、Z方向に延設された略柱状をなしている。図4に示すように、ヒートシンク32には、自身をX方向に貫通する貫通孔40が形成されている。第1コネクタ34は、貫通孔40を挿通している。
第1コネクタ34は、基板24と冷却用ファン50とを電気的に接続するものである。第1コネクタ34は、端子42と、端子42を保持するハウジング44と、を有している。ハウジング44は、樹脂材料を用いて形成されている。本実施形態では、第1コネクタ34が2つの端子42を有している。
端子42は、ワイヤボンディング、はんだ接合等により、基板24と電気的に接続されている。端子42は、基板24を介して発光素子22と電気的に接続されている。端子42は、基板24との接続箇所から後方に延設され、Z方向のうちの一方に屈曲されている。これにより、端子42は、X方向に延設された部分と、Z方向に延設された部分と、を有している。すなわち、端子42は、ZX平面において、L字状をなしている。端子42における基板24と接続された一端と反対の他端は、冷却用ファン50の端子90と接続されている。
ハウジング44は、端子42と同様に、X方向に延設された部分と、Z方向に延設された部分と、を有している。リフレクタ28には、自身をX方向に貫通する貫通孔46が形成されている。ハウジング44のX方向に延設された部分は、貫通孔40に加えて貫通孔46も挿通している。
端子42において、基板24との接続部分、及び、冷却用ファン50の端子90との接続部分は、ハウジング44に対して露出している。図3に示すように、ハウジング44においてZ方向に延設された部分は、放熱フィン38同士の間に配置されている。ハウジング44における冷却用ファン50側の一端は、冷却用ファン50のハウジング92と嵌合している。
冷却用ファン50は、ランプユニット20を冷却する装置である。冷却用ファン50は、ランプユニット20に対して、後方、且つ、Z方向のうちの一方に配置されている。図5〜図7に示すように、冷却用ファン50は、羽根部52、ステータ54、シャフト56、軸受58、ロータマグネット60、ロータケース62、第1基板64、電子部品66、フレーム68を有している。本実施形態では、冷却用ファン50が、さらに、第2コネクタ70、第2基板72、第3コネクタ74を有している。
羽根部52は、Z方向に沿う回転軸Lを中心として回転し、回転により冷却風を発生する。本実施形態において、羽根部52は、回転軸LがZ方向に沿うように形成されている。羽根部52は、自身に対してZ方向の両側の領域において、Z方向のうちの一方に向かう冷却風を発生する。本実施形態では、羽根部52が、Z方向のうちの冷却用ファン50からランプユニット20へ向かう方向に冷却風を発生する。図1の白矢印は、冷却風の向きを示している。
図7に示すように、ステータ54は、ステータコア76と突極78とステータコイル80とを有し、電磁石として機能する。ステータコア76は、XY平面における中心が回転軸Lとほぼ一致する略円筒形状をなしている。ステータコア76の内壁から複数の突極78が円筒の内側に向かって突出している。各突極78にはステータコイル80が巻きつけられている。ステータコイル80には、交流電流が流れるようになっている。
シャフト56は、Z方向に延設された略柱状をなし、XY平面における中心が回転軸Lとほぼ一致している。シャフト56の一端は、ロータケース62に固定されている。XY平面において、シャフト56を囲むように、略円筒形状をなす軸受58が配置されている。軸受58は、シャフト56が回転するときに歳差運動するのを抑制している。
ロータマグネット60は、磁場を形成し、この磁場とステータ54により形成される磁場とが相互作用する。ロータマグネット60は、ステータ54の外周側に配置される板状の部材である。複数のロータマグネット60が、ステータ54に対して互いに等間隔となるように配置されている。ロータマグネット60は、ロータケース62の内周面62aに固定されている。
ロータケース62は、内部空間を形成し、内部空間にステータ54、シャフト56の一部、及びロータマグネット60を収容している。ロータケース62は、Z方向に延設された略有底円筒形状をなし、ランプユニット20と反対側の一端が開口している。ロータケース62及び羽根部52は、単一の部材により構成されている。詳しくは、羽根部52が、ロータケース62の外周面62bから筒の外側へ突出して形成されている。羽根部52及びロータケース62は、例えば樹脂材料を用いて形成されている。なお、図5及び図7では、便宜上、羽根部52及びロータケース62の境界を二点鎖線で示している。
上記した磁場の相互作用により、羽根部52、シャフト56、ロータマグネット60、ロータケース62が回転軸Lを中心として一体に回転する。Z方向において、ロータケース62に対してランプユニット20と反対側には、第1基板64が配置されている。
第1基板64は、厚さ方向がZ方向に沿う略平板状をなしている。第1基板64の平面形状は、略円環形状とされている。Z方向の投影視において、第1基板64の外周端はロータケース62の外周端とほぼ一致し、第1基板64の内周端は軸受58の外周端とほぼ一致している。第1基板64としては、例えばプリント基板を採用することができる。電子部品66は、第1基板64に実装されている。第1基板64に対してロータケース62と反対側には、フレーム68の底部82が配置されている。
フレーム68は、Z方向に延設された略筒形状をなしている。フレーム68の筒内には、羽根部52、ステータ54、シャフト56、軸受58、ロータマグネット60、ロータケース62、第1基板64、電子部品66が配置されている。フレーム68は、筒内を通る冷却風の拡散を抑制する。フレーム68は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。
フレーム68は、底部82、側壁部84、接続部86を有している。底部82は、厚さ方向がZ方向に沿う略平板状をなしている。底部82の平面形状は、ロータケース62の平面形状とほぼ一致している。軸受58及び底部82は、例えば、圧入又はインサート成形により互いに固定されている。
側壁部84は、Z方向に延設され、XY平面において、内周端が略円形状とされ、外周端が略矩形状とされている。XY平面において、側壁部84の内周端は、底部82の外周端に較べて大きい。これにより、冷却風は、底部82の外周端と側壁部84の内周端との間を通ることができる。
側壁部84には、自身をZ方向に貫通する貫通孔88が形成されている。本実施形態では、XY平面において、4つの貫通孔88が側壁部84の内周端を取り囲むように形成されている。冷却用ファン50を筐体160に取り付けるための図示しない取付部材が、貫通孔88を挿通している。
接続部86は、Z方向と直交する方向に延設された略柱状をなし、側壁部84と底部82とを接続している。本実施形態において、図3に示すように、フレーム68は、3つの接続部86を有している。
第2コネクタ70は、第1コネクタ34と第2基板72とを電気的に接続するものである。第2コネクタ70は、端子90とハウジング92とを有している。端子90は、Z方向に延設されている。本実施形態では、第2コネクタ70が、2つの端子90を有している。ハウジング92は、ハウジング44と嵌合可能な形状をなしている。ハウジング92がハウジング44と嵌合することで、端子90が端子42と電気的に接続される。本実施形態では、側壁部84の一部が、ハウジング92をなしている。第2コネクタ70は、特許請求の範囲に記載の第3コネクタに相当する。
側壁部84は、第2基板72に対して、ランプユニット20側に配置された第1壁部94と、第1壁部94と反対側に配置された第2壁部96と、を有している。第2基板72は、Z方向において、第1壁部94及び第2壁部96により挟まれている。
第1壁部94の一部は、ハウジング92をなしている。第1壁部94には、Z方向に自身を貫通する貫通孔98が形成されている。貫通孔98には、端子90が配置されている。Z方向の投影視における貫通孔98の周縁部は、Z方向のうちのランプユニット20側へ突出し、ハウジング44と嵌合している。端子90は、第2基板72と電気的に接続されている。
第2基板72は、第2コネクタ70と第3コネクタ74とを電気的に接続するものである。第2基板72は、側壁部84に対して、ねじ締結等により固定されている。第2基板72は、特許請求の範囲に記載の配線に相当する。図6に示すように、第2基板72の平面形状は、略円環形状をなしている。Z方向の投影視において、第2基板72の内周端は、側壁部84の内周端とほぼ一致している。第2基板72における第1壁部94側の面の一部は、貫通孔98により第1壁部94から露出している。
第2基板72は、端子90と接続される電極100と、下記の端子106と接続される電極102と、電極100及び電極102を電気的に接続する内部配線104と、を有している。電極100、内部配線104、及び電極102は、アルミニウム等の金属材料を用いて形成されている。端子90は、例えば、電極100に対して、はんだ接合されている。なお、第2基板72は、ワイヤーハーネス等の図示しない配線により、第1基板64と電気的に接続されている。
第3コネクタ74は、第2基板72と、制御部120の第4コネクタ124と、を電気的に接続するものである。第3コネクタ74は、端子106とハウジング108とを有している。端子106は、Z方向に延設されている。本実施形態では、第3コネクタ74が、4つの端子106を有している。第3コネクタ74は、特許請求の範囲に記載の第4コネクタに相当する。
ハウジング108は、下記のハウジング136と嵌合している。本実施形態では、側壁部84の一部がハウジング108をなしている。詳しくは、第1壁部94の一部が、ハウジング92をなしている。
第1壁部94には、Z方向に自身を貫通する貫通孔110が形成されている。貫通孔110には、端子106が配置されている。Z方向の投影視における貫通孔110の周縁部は、Z方向のうちのランプユニット20側へ突出している。
端子106は、第2基板72と電気的に接続されている。第2基板72における第1壁部94側の面は、貫通孔110により一部が第1壁部94から露出している。端子106は、例えば、電極102に対して、はんだ接合されている。
本実施形態では、4つの端子106のうちの2つが、電極102、内部配線104、及び電極100を介して端子90と接続されている。4つの端子106のうちの残りの2つは、電極102、内部配線104、及びハーネス等の配線を介して第1基板64と接続されている。
制御部120は、発光素子22及び冷却用ファン50の駆動を制御するものである。制御部120は、ランプユニット20に対して、所定距離を有してX方向に対向配置されている。詳しくは、制御部120が、ランプユニット20の後方に配置されている。また、制御部120は、冷却用ファン50に対して、Z方向のうち、ランプユニット20側に配置されている。図8に示すように、制御部120は、回路基板122、第4コネクタ124、第5コネクタ126、ケース128を有している。
回路基板122は、基板130と、基板130に実装された電子部品132と、を有している。基板130は、厚さ方向がX方向に沿う略平板状をなしている。基板130の両面には、電子部品132が実装されている。基板130としては、例えば、プリント基板を採用することができる。
回路基板122には、発光素子22を駆動する駆動回路が形成されている。発光素子22を駆動する駆動回路としては、例えばスイッチング方式のDCDCコンバータ回路を採用することができる。さらに、回路基板122には、羽根部52の回転を制御する駆動回路が形成されている。羽根部52の回転を制御する駆動回路としては、例えば、スイッチング方式のインバータ回路を採用することができる。
第4コネクタ124は、第3コネクタ74と回路基板122とを電気的に接続するものである。第4コネクタ124は、端子134とハウジング136とを有している。端子134及びハウジング136は、回路基板122から冷却用ファン50側へ延設されている。端子134は、はんだ接合等により、基板130と電気的に接続されている。本実施形態では、第4コネクタ124が、端子106に対応して、4つの端子134を有している。
ハウジング136は、ハウジング108と嵌合可能な形状をなしている。ハウジング108及びハウジング136が互いに嵌合することで、端子134が端子106と電気的に接続される。なお、第4コネクタ124は、特許請求の範囲に記載の第2コネクタに相当する。
本実施形態では、4つの端子134のうちの2つが、端子106、電極102、内部配線104、電極100、端子90、基板24を介して発光素子22と接続されている。これにより、制御部120は、発光素子22の駆動を制御することができる。
また、4つの端子134のうちの残りの2つは、端子106、電極102、内部配線104、及びハーネス等の配線を介して第1基板64と接続されている。これにより、制御部120は、冷却用ファン50の駆動を制御することができる。
第5コネクタ126は、回路基板122と配線150とを電気的に接続するものである。第5コネクタ126は、端子138とハウジング140とを有している。端子134及びハウジング136は、回路基板122から冷却用ファン50と反対側へ延設されている。端子138は、はんだ接合等により、基板130と電気的に接続されている。ハウジング140は、配線150の図示しないコネクタと嵌合している。
ケース128は、内部空間を形成する箱状をなし、回路基板122、第4コネクタ124の一部、第5コネクタ126の一部を内部空間に収容している。ケース128は、例えば、金属材料、樹脂材料を用いて形成されている。
ケース128には、第4コネクタ124が挿通する貫通孔142が形成されている。第4コネクタ124のケース128から露出した部分は、第3コネクタ74と接続されている。また、ケース128には、第5コネクタ126が挿通する貫通孔144が形成されている。第5コネクタ126のケース128から露出した部分は、配線150のコネクタと接続されている。なお、ケース128、ハウジング136、及びハウジング140が、単一の部材により構成された例を採用することもできる。
配線150は、ハーネスと、ハーネスの両端部に形成されているコネクタと、を有している。配線150は、第5コネクタ126と接続された一端と反対の他端で、筐体160と接続されている。
筐体160は、車両用灯具10の外郭を構成するものであり、ランプユニット20、冷却用ファン50、制御部120、配線150を収容する内部空間162を形成している。筐体160は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。筐体160は、前方に配置された透光部164、及び、後方に配置された本体部166を有している。透光部164及び本体部166は、嵌合により互いに固定されている。
透光部164は、レンズ30が出射した光を透過できるように、透明とされている。これにより、車両用灯具10は、照射領域に光を照射することができる。車両用灯具10が車両用に取り付けられた状態で、透光部164の少なくとも一部は、車両外部に露出している。言い換えると、透光部164の少なくとも一部は、車両外部の空気に接触している。本体部166は、配線150のコネクタと電気的に接続される図示しない接続部を有している。本体部166の接続部は、外部機器と電気的に接続されている。
次に、図1、図9、及び図10に基づき、筐体160の詳細構造、及び、冷却風の流れについて説明する。
上記したように、制御部120及びランプユニット20は、所定距離を有して互いに対向配置されている。そのため、制御部120及びランプユニット20の間には、対向空間168が形成されている。冷却用ファン50は、対向空間168に対してZ方向のうちの一方側に配置されている。
Z方向の投影視において、冷却用ファン50は、少なくとも一部が対向空間168と重なっている。図9に示すように、本実施形態では、Z方向の投影視において、羽根部52の回転軸Lが、対向空間168の中心に位置している。
本実施形態では、ヒートシンク32及びケース128が対向空間168を規定している。詳しくは、対向空間168におけるZ方向の両端面のうちの冷却用ファン50側の一方が、ヒートシンク32及びケース128におけるZ方向のうちの冷却用ファン50側の一端同士を結ぶ面である。対向空間168におけるZ方向の両端面のうちの他方は、ヒートシンク32及びケース128におけるZ方向のうちの冷却用ファン50側と反対側の他端同士を結ぶ面である。
対向空間168におけるY方向の両端面のうちの一方は、ヒートシンク32及びケース128におけるY方向のうちの一方側の一端同士を結ぶ面である。対向空間168におけるY方向の両端面のうちの他方は、ヒートシンク32及びケース128におけるY方向のうちの上記一端と反対側の他端同士を結ぶ面である。
本体部166は、ランプユニット20に対してZ方向に対向する第1壁部170と、ランプユニット20に対して第1壁部170と反対側に配置された第2壁部172と、を有している。第1壁部170は、対向空間168に対してZ方向における冷却用ファン50と反対側に配置されている。第2壁部172は、対向空間168に対してZ方向における冷却用ファン50側に配置されている。
第1壁部170は、冷却風を誘導する誘導部174を有している。誘導部174は、第1壁部170における他の部分から内部空間162へ突出する突出部176と、突出部176から透光部164側へ延設された第3壁部178と、を有している。誘導部174は、特許請求の範囲に記載の第1誘導部に相当する。
突出部176は、対向空間168とZ方向に対向する第1面176aを有している。第1面176aは、Y方向の投影視において、X方向及びZ方向に対して所定角度傾斜する傾斜面とされている。図9に示すように、Z方向の投影視において、第1面176aの一部は、対向空間168全体と重なっている。また、第1面176aは、透光部164とX方向に対向している。
第1面176aは、内部空間162を規定する筐体160の壁面である。図10に示すように、第1面176aにおける第2面178aと連なる一端176bから所定範囲では、一端176bに向かうほど第2面178aとのなす角度θが小さくされている。角度θは、第1面176aにおける任意の点Oに対する接線と、X方向と、がなす角度である。以上により、第1面176aにおける一端176bから所定範囲は、曲面とされている。
本実施形態では、第1面176a全体が曲面とされている。第1面176aは、Z方向において対向空間168と対向し、且つ、後方に凹む曲面とされている。言い換えると、第1面176aは、Z方向において対向空間168と対向し、且つ、透光部164に対して凹む曲面とされている。
第3壁部178は、ランプユニット20とZ方向に対向する第2面178aを有している。第2面178aは、内部空間162を規定する筐体160の壁面であって、Z方向と直交する平面である。第2面178aにおける後方側の一端は、第1面176aと連なっている。言い換えると、第2面178aは、第1面176aに対して透光部164側に連なっている。第3壁部178における前方側の一端は、透光部164と嵌合している。
透光部164は、第4壁部180と、第5壁部182と、第6壁部184と、を有している。本実施形態において、透光部164は、特許請求の範囲に記載の第2誘導部に相当する。第4壁部180は、ランプユニット20に対してZ方向のうちの誘導部174側に配置され、第3壁部178と嵌合している。
第4壁部180は、ランプユニット20とZ方向に対向する対向面180aを有している。対向面180aは、内部空間162を規定する筐体160の壁面であって、Z方向と直交する平面である。第4壁部180における前方側の一端は、第5壁部182と連なっている。
第5壁部182は、ランプユニット20の前方に配置されている。第5壁部182は、内部空間162を規定する表面182aと、表面182aと反対の裏面182bと、を有している。表面182aは、ランプユニット20とX方向に対向している。さらに、表面182aは、第1面176aとX方向に対向している。裏面182bは、筐体160の外面をなし、車両外部の空気と接触している。
表面182aは、Z方向における一端182cと、一端182cと反対の他端182dと、を有している。一端182cは、ランプユニット20に対して誘導部174側に位置し、対向面180aにおける前方側の一端と連なっている。他端182dは、ランプユニット20に対して誘導部174と反対側に位置している。表面182aは、一端182cから他端182dへ向かうほど前方に位置する傾斜面とされている。第5壁部182は、第4壁部180と連なった一端と反対の他端で、第6壁部184と連なっている。
第6壁部184は、ランプユニット20に対してZ方向のうちの誘導部174と反対側に配置されている。第6壁部184は、ランプユニット20とZ方向に対向する対向面184aを有している。対向面184aは、内部空間162を規定する筐体160の壁面であって、Z方向と直交する平面である。第6壁部184における後方側の一端は、第2壁部172と嵌合している。
冷却用ファン50は、Z方向のうちの対向空間168と反対側の空間の空気を吸気し、吸気した空気を対向空間168へ排気する。これにより、冷却用ファン50は、Z方向の両側において、Z方向のうちの第1面176aへ向かう方向に冷却風を発生している。冷却風は、対向空間168をZ方向に横切って、第1面176aに当たる。
第1面176aに当たった冷却風は、第1面176a及び第2面178aに沿って進む。冷却風の向きは、第1面176a及び第2面178aにより、Z方向から前方に変わる。そして、冷却風は、対向面180aに沿って前方に進み、表面182aに当たる。
表面182aに当たった冷却風は、一端182cから他端182dへ向かうように表面182aに沿って進み、対向面184aに当たる。対向面184aに当たった冷却風は、対向面184aに沿って後方へ向かう。そして、冷却風は、冷却用ファン50に対して対向空間168と反対側の空間に向かい、冷却用ファン50により対向空間168側へ誘導される。以上により、冷却風は、ランプユニット20の周囲を循環する。
次に、上記した車両用灯具10の効果について説明する。
本実施形態では、冷却風が対向空間168を通過するため、対向空間168の空気の温度が上昇するのを抑制することができる。よって、冷却風により制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を抑制することができる。
これによれば、制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を抑制するために、制御部120とランプユニット20とを互いに離して配置する必要がない。言い換えると、ランプユニット20と制御部120とを互いに近づけて配置する構成であっても、制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を抑制することができる。したがって、車両用灯具10が大型化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、冷却用ファン50、誘導部174、及び透光部164により、冷却風がランプユニット20の周囲を循環する。そのため、冷却風によりランプユニット20を冷却することができ、発光素子22が高温となるのを抑制することができる。
ところで、誘導部174は、第1面176a及び第2面178aにより、冷却風の向きを透光部164へ向かう方向に変える。第1面176a全体が平坦な面とされた構成では、第1面176a及び第2面178aの境界である一端176bにおいて局所的に大きな角度で冷却風の向きが変わり、冷却風の速度が低下し易い。
これに対して、本実施形態では、第1面176aにおける一端176bから所定範囲において、一端176bに向かうほど第2面178aとのなす角度θが小さくされている。これによれば、一端176bにおいて冷却風の向きが変わる角度を小さくし、冷却風の速度が低下するのを抑制することができる。したがって、冷却風により、制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を効果的に抑制しつつ、ランプユニット20を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態では、筐体160の一部である誘導部174及び透光部164により冷却風を誘導している。これによれば、筐体160と別の部材により冷却風を誘導する構成に較べて、コストを抑制することができる。
また、本実施形態では、筐体160と別の部材により冷却風を誘導する構成に較べて、配置スペースを小さくすることができる。したがって、車両用灯具10が大型化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、裏面182bが車両外部の空気に接触している。そのため、透光部164が車両外部の空気により冷却される。これによれば、ランプユニット20の周囲を循環する冷却風を、透光部164により冷却することができる。よって、冷却風の温度が上昇するのを効果的に抑制することができる。したがって、冷却風により、制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を効果的に抑制しつつ、ランプユニット20を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態では、冷却用ファン50は、第2コネクタ70、第3コネクタ74、及び第2基板72により、発光素子22と制御部120とを電気的に中継している。これによれば、冷却用ファン50とは別に、発光素子22と制御部120とを中継する中継部材が配置された構成に較べて、配置スペースを小さくすることができる。したがって、車両用灯具10の大型化を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、フレーム68が、第2コネクタ70及び第3コネクタ74を構成している。これによれば、フレーム68とは別に第2コネクタ70及び第3コネクタ74が配置された構成に較べて、配置スペースを小さくすることができる。したがって、車両用灯具10の大型化を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、ランプユニット20がヒートシンク32を有している。これによれば、ヒートシンク32によりランプユニット20の熱容量を大きくすることができる。したがって、ランプユニット20、ひいては発光素子22が高温となるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、ヒートシンク32が対向空間168を規定している。これによれば、ヒートシンク32が冷却風により冷却され易く、ユニットベース26を介して発光素子22からヒートシンク32へ伝熱され易い。したがって、発光素子22が高温となるのを効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した車両用灯具10と共通する部分についての説明は割愛する。
図11に示すように、車両用灯具10は、断熱部材190を備えている。断熱部材190は、制御部120及びランプユニット20の間の伝熱を抑制するものである。断熱部材190は、対向空間168に配置されている。言い換えると、断熱部材190は、ランプユニット20と制御部120との間に配置されている。
本実施形態において、断熱部材190は、厚さ方向がX方向に沿う略平板状をなしている。断熱部材190は、ねじ締結等により、冷却用ファン50のフレーム68に固定されている。冷却用ファン50が発生する冷却風は、断熱部材190の前方及び後方の空間をZ方向に横切って、第1面176aに当たる。
断熱部材190におけるランプユニット20との対向面、及び、制御部120との対向面は、黒色とされている。これにより、断熱部材190は、ランプユニット20からの輻射熱、及び、制御部120からの輻射熱を効果的に吸収することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、冷却用ファン50が対向空間168に対して誘導部174と反対側に配置された例を示したが、これに限定するものではない。図12の第1変形例に示すように、冷却用ファン50が、対向空間168に対して誘導部174側に配置された例を採用することもできる。
この例では、冷却用ファン50が、Z方向のうちの対向空間168と反対側の空間、及び、対向空間168の空気を吸気し、吸気した空気を第1面176aへ排気している。これにより、冷却風は、対向空間168をZ方向に横切って、第1面176aに当たる。第1変形例において、冷却風の循環経路は、第1実施形態と同様である。また、冷却用ファン50が対向空間168内に配置された例を採用することもできる。
また、上記実施形態では、第1面176a全体が曲面とされた例を示したが、これに限定するものではない。図13の第2変形例に示すように、第1面176a全体が平坦な面とされた例を採用することもできる。この例では、第1面176aがY方向に沿う平面とされている。第1面176aは、Z方向において対向空間168と対向し、且つ、X方向において表面182aと対向している。
また、図14の第3変形例に示すように、第1面176aにおける一部のみが曲面とされた例を採用することもできる。この例では、第1実施形態と同様に、第1面176aにおける第2面178aと連なる一端176bから所定範囲において、一端178bに向かうほど第2面178aとのなす角度θが小さくされている。
また、上記実施形態では、筐体160の一部である誘導部174及び透光部164により冷却風を誘導する例を示したが、これに限定するものではない。図15の第4変形例に示すように、車両用灯具10が、筐体160とは別に、冷却風を誘導する第1誘導部200及び第2誘導部210を備える例を採用することもできる。
第1誘導部200及び第2誘導部210は、内部空間162に配置され、図示しない箇所で筐体160に固定されている。第1誘導部200は、対向空間168に対して冷却用ファン50の反対側に配置されている。第1誘導部200は、対向空間168を横切った冷却風が当たる一面200aを有している。第1誘導部200は、一面200aに当たった冷却風を前方に誘導する。
第2誘導部210は、レンズ30と透光部164との間に配置されている。第2誘導部210は、レンズ30と対向する表面210aを有している。表面210aは、レンズ30に対して凹む曲面とされている。第1誘導部200からの冷却風は、表面210aに当たる。第2誘導部210に当たった冷却風は、表面210aに沿って進み、冷却用ファン50へ向かう。なお、車両用灯具10が、第1誘導部200及び第2誘導部210のうちの一方のみを備える例を採用することもできる。
また、上記実施形態では、ランプユニット20が、発光素子22、基板24、ユニットベース26、リフレクタ28、レンズ30、ヒートシンク32、第1コネクタ34を有する例を示した。しかしながら、これに限定するものではない。ランプユニット20は、少なくとも発光素子22を有する構成であれば採用することができる。
また、上記実施形態では、フレーム68が、第2コネクタ70及び第3コネクタ74を構成する例を示したが、これに限定するものではない。第2コネクタ70及び第3コネクタ74が、フレーム68と異なる部材により構成され、フレーム68に固定された例を採用することもできる。
10…車両用灯具、20…ランプユニット、22…発光素子、24…基板、26…ユニットベース、28…リフレクタ、30…レンズ、32…ヒートシンク、34…第1コネクタ、36…本体部、38…放熱フィン、50…冷却用ファン、52…羽根部、68…フレーム、70…第2コネクタ、72…第2基板、74…第3コネクタ、100…電極、102…電極、104…内部配線、120…制御部、122…回路基板、124…第4コネクタ、126…第5コネクタ、128…ケース、150…配線、160…筐体、162…内部空間、164…透光部、166…本体部、168…対向空間、170…第1壁部、172…第2壁部、174…誘導部、176…突出部、176a…第1面、178…第3壁部、180…第4壁部、182…第5壁部、182a…表面、182b…裏面、184…第6壁部、190…断熱部材、200…第1誘導部、210…第2誘導部

Claims (7)

  1. 発光素子(22)を有するランプユニット(20)と、
    冷却風を発生する冷却用ファン(50)と、
    前記ランプユニットに対して対向配置され、前記発光素子及び前記冷却用ファンの駆動を制御する制御部(120)と、
    を備える車両用灯具であって、
    前記冷却用ファンは、前記ランプユニット及び前記制御部の対向空間(168)を前記冷却風が横切るように配置され、
    前記対向空間を通過した前記冷却風が当たる位置に配置され、前記ランプユニット及び前記制御部の対向方向のうちの前記制御部から前記ランプユニットへ向かう方向に前記冷却風を誘導する第1誘導部(174,200)と、
    前記ランプユニットに対して前記制御部と反対側において、前記第1誘導部からの前記冷却風が当たる位置に配置され、前記冷却風を前記対向空間に対して前記第1誘導部と反対側の空間に誘導する第2誘導部(164,210)と、をさらに備え
    前記ランプユニットは、前記発光素子と電気的に接続された第1コネクタ(34)を有し、
    前記制御部は、回路基板(122)と、前記回路基板と電気的に接続された第2コネクタ(124)と、を有し、
    前記冷却用ファンは、筒形状をなすフレーム(68)と、前記フレームの筒内に配置され、回転により前記冷却風を発生する羽根部(52)と、前記フレームに設けられ、前記第1コネクタと電気的に接続された第3コネクタ(70)と、前記フレームに設けられ、前記第2コネクタと電気的に接続された第4コネクタ(74)と、前記フレームに設けられ、前記第3コネクタ及び前記第4コネクタを電気的に接続した配線(72)と、を有していることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第1誘導部は、前記対向空間を通過した前記冷却風が当たる第1面(176a)と、前記第1面に対して前記第2誘導部側に連なる第2面(178a)と、を有し、前記第1面及び前記第2面により前記冷却風を前記第2誘導部へ誘導し、
    前記第1面における前記第2面と連なる一端(176b)から所定範囲では、前記一端に向かうほど前記第2面とのなす角度が小さくなることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ランプユニット、前記制御部、及び前記冷却用ファンを内部空間(162)に収容する筐体(160)をさらに備え、
    前記筐体は、前記第1誘導部及び前記第2誘導部をなしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第2誘導部は、前記冷却風が当たる表面(182a)と、前記表面と反対の裏面(182b)と、を有し、
    前記裏面は、前記筐体の外面をなし、車両外部の空気に接触していることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記フレームは、前記第3コネクタ及び前記第4コネクタを構成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記対向空間に配置され、前記制御部及び前記ランプユニットの間の伝熱を抑制する断熱部材(190)をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  7. 前記ランプユニットは、前記発光素子の熱を放熱し、前記対向空間を規定するヒートシンク(32)を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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