JP6375721B2 - 正極活物質材料及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

正極活物質材料及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は正極活物質材料及びリチウムイオン二次電池に関する。
近年、モバイル機器向けにリチウムイオン二次電池の高エネルギー密度化が課題となっており、充電電位を高くし、容量と電圧を同時に上げる事が解決手段の一つとして検討されている。
しかしながら、充電電位の上昇は正極活物質と有機電解液間の分解反応を促進するため、サイクル特性が低下する問題があった。
最近、全固体電池においてリチウム含有リン酸塩やホウ酸塩などのポリアニオン化合物を正極活物質表面に被覆することで、固体電解質との反応を抑制した例がある(特許文献1)が、特許文献1ではポリアニオン骨格中のリンやホウ素は正極活物質に固溶しにくく、安定な界面形成が難しいため抑制効果が十分でない事、またリチウム含有リン酸塩やホウ酸塩は電子伝導性が低いため、出力特性の面で劣るといった問題点があった。
特開2012−99323号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、良好なサイクル特性を示し、かつ良好な出力特性を有する正極活物質材料およびリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
本発明にかかる正極活物質材料は、正極活物質と、正極活物質の表面を被覆する被覆層と、被覆層と正極活物質との界面に元素拡散層を有し、被覆層がリチウム含有ポリアニオン化合物とからなり、ポリアニオン化合物を形成するポリアニオン骨格が遷移金属を中心とした構造でM1+x4+3x y− (M=V、Cr、Nb、Mo、W、 x=0、1、 y=2、3、4)の組成からなることを特徴とする正極活物質材料である。
本発明によれば、ポリアニオン化合物が電気化学的に安定であるため、正極活物質の表面をポリアニオン化合物で被覆すると高電位下での電解質との反応を抑制し、サイクル特性を向上できる。
また上記発明によれば、被覆層に含まれるポリアニオン骨格中の遷移金属元素は正極活物質との界面に元素拡散層を形成しやすいため電解質との接触を効果的に抑制することができ、より効果的にサイクル特性を向上させることができる。
さらに上記発明によれば、ポリアニオン骨格中に含まれる高価数の遷移金属が正極活物質に固溶することで得られる高電子伝導性の界面により、高い出力特性も同時に引き出すことができる。
また、本発明においては、ポリアニオン骨格は、クロム酸イオン(CrO 2−)、重クロム酸イオン(Cr 2−)、オルトバナジン酸イオン(VO 3−)、ピロバナジン酸イオン(V 4−)、ニオブ酸イオン(NbO 3−)、モリブデン酸イオン(MoO 2−)、タングステン酸イオン(WO 2−)のいずれか一つ以上であることが好ましい。
ポリアニオン骨格が五価以上の遷移金属イオンから成り、このような高価数の遷移金属は正極活物質のLiイオンサイトに微量ドーピングされることで電子伝導性が飛躍的に向上するためである。
本発明の正極活物質は、さらにリチウム含有層状酸化物であることが好ましい。
リチウム含有層状酸化物系は高電位下で不安定であり、さらに充電電位を上げることで容量を増加させることができるため、本発明により正極活物質材料のエネルギー密度を効果的に上げることが可能となるためである。
さらに、本発明の正極活物質と被覆層の界面に形成する元素拡散層は、厚みが2〜40nmであることが好ましい。
正極活物質とポリアニオン化合物との接触界面に元素拡散層を、特に2〜40nmの厚みに形成することで、被覆層と正極活物質との密着性を高め、よりサイクル特性に優れた正極活物質材料とすることができるためである。
元素拡散層は高電子伝導性となるため、より出力特性に優れた正極活物質材料とすることができる。
また、本発明の正極活物質材料に含まれるリチウム含有層状酸化物は、下記組成式(1)
LiNiCoMnAl ・・・(1)
[上記式(1)中、0≦a≦1.0、0≦b≦1.0、0≦c<0.34、0≦d≦0.05]
で表されることが望ましい。
リチウム含有層状合酸化物のうちNi、Co、Mnを多く含むものは特に高容量であるため、エネルギー密度の高い正極活物質材料とすることができるためである。
またこれら正極活物質に含まれる遷移金属元素を一部Alに置換したものは熱安定性とサイクル特性が改善されるため、より安全性とサイクル特性に優れた正極活物質材料を得ることができる。
本発明によれば、良好なサイクル特性を示し、かつ良好な出力特性を有する正極活物質材料およびリチウムイオン二次電池を提供することができる。
本発明のリチウムイオン二次電池の一例を示す概略断面図である。 本発明の正極活物質材料の概略図である。 TEM−EDXのラインスキャンを使用した、本発明の正極活物質材料の元素拡散層の見積もり方を示す。
以下、本発明のリチウムイオン二次電池について詳細に説明する。
A.リチウムイオン二次電池
図1は、本実施形態のリチウムイオン二次電池の一例を示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池100は、互いに対向する板状の負極20及び板状の正極10と、負極20と正極10との間に隣接して配置される板状のセパレータ18と、を備える発電要素30と、リチウムイオンを含む電解質と、これらを密閉した状態で収容するケース50と、負極20に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部がケースの外部に突出される負極リード62と、正極10に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部がケースの外部に突出される正極リード60とを備える。
負極20は、負極集電体22と、負極集電体22上に形成された負極活物質層24と、を有する。また、正極10は、正極集電体12と、正極集電体12上に形成された正極活物質層14と、を有する。セパレータ18は、負極活物質層24と正極活物質層14との間に位置している。
図1の正極活物質層14は、正極活物質材料140を含有しており、その正極活物質材料は5価以上の遷移金属を中心としたポリアニオン骨格を含むリチウム含有ポリアニオン化合物からなるからなる被覆層143を有し、またその被覆層143と正極活物質141との間に元素拡散層142を有する。
本実施形態においては、正極活物質141が5価以上の遷移金属を中心としたポリアニオン骨格を含むリチウム含有ポリアニオン化合物により被覆され、この被覆層143が電気化学的に安定であるため、電解質、特に有機電解質と正極活物質との接触界面で通常起こる分解反応を抑制することができる。したがって、高電圧充電時のサイクル容量の低下を改善することができる。
さらに、ポリアニオン化合物に含まれるポリアニオン骨格には高価数の遷移金属イオンが含まれている。この遷移金属イオンはイオン半径が正極活物質に含まれている遷移金属イオンに近い値であると、元素拡散による密着性の高い界面形成が可能である。これにより電解質との接触を防ぐことができるため、リチウムホウ酸塩やリチウムリン酸塩などのポリアニオン化合物と比較すると、より効果的に高電圧充電時のサイクル特性の低下を改善する事ができる。このときポリアニオン骨格に含まれる遷移金属イオンは正極活物質と固溶体を形成するものであれば特に限定はされない。
さらに、上記元素拡散層142は、高電子伝導性を有する。これは通常3〜4価の価数をとる正極活物質の遷移金属サイトに、5価以上の遷移金属元素をドープすることでホールがキャリアとして注入された事に起因すると考えられる。リチウム含有ポリアニオン化合物は通常リチウムイオン伝導性も有するため、高い電子伝導性と合わせて、出力特性に優れた正極活物質材料を得ることができる。
したがって、本実施形態の正極活物質材料140では、高電圧充電時のサイクル特性および出力特性を、同時に改善する事ができる。
以下、本発明のリチウムイオン二次電池について、構成ごとに説明する。
1.正極
正極は、正極集電体12と、正極集電体12上に形成された正極活物質層14と、を有し、正極活物質層14は5価以上の遷移金属を中心としたポリアニオン骨格を含むリチウムイオン含有ポリアニオン化合物からなる被覆層143を有する正極活物質材料140を含有するものであり、さらに被覆層143と正極活物質140との界面に元素拡散層を形成したものである。以下、正極の各構成について説明する。
(正極活物質)
正極活物質は、リチウムイオンを吸蔵・放出することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、スピネル系正極活物質であるLiMnやLiNi0.5Mn1.5、層状酸化物系であるLiMnO、LiCoO、LiNiO、LiNi0.33Co0.33Mn0.33、LiNi0.8Co0.15Al0.05、オリビン系正極活物質であるLiFePO、LiCoPO、LiNiPO等を挙げることができるが、特にリチウム含有層状酸化物系の正極活物質であることが好ましい。
層状酸化物系の正極活物質は充電電圧を上げることでLiの脱挿入量(充放電容量)が増加し、エネルギー密度が向上すると共に、電解質との反応が起こりやすいため、本発明によるサイクル特性と出力特性の改善がより効果的となるためである。
正極活物質141の粒径としては一次粒子径として30nm〜10μm程度が好ましい。これよりも小さくなると均一な被覆層の形成が困難となり、また大きすぎると出力特性が低下する傾向にある。また一次粒子は造粒されて二次粒子となっていても良く、その場合5μm〜50μm程度の二次粒子径が好ましい。これより粒子径が小さいと塗行性が悪くなり、また大きすぎると出力特性が低下するだけでなく、均一な塗膜を得ることも難しくなるためである。
正極活物質層14に含まれる正極活物質の含有量としては、正極活物質の種類によっても異なるが、具体的には80wt%〜99wt%程度であることが好ましいが、より好ましくは90wt%〜99wt%の範囲内である。
(被覆層)
被覆層143は、結晶性または非晶質のリチウム含有ポリアニオン化合物からなるものであり、特にポリアニオン化合物を構成するポリアニオン骨格が遷移金属を中心とした構造であることを特徴とするものである。
このようなリチウム含有ポリアニオン化合物は、一般式Li1+x4+3x(x=0、1、 y=2、3、4、 M=5価以上の遷移金属イオン)で表され、構造中に遷移金属を中心としたMO四面体、もしくはその四面体が頂点共有により二量化した構造であるMをポリアニオンとして含有しており、それらポリアニオンの周囲をリチウムイオンが取り囲む形で結晶構造を作っている。これらリチウムイオンは豊富な移動経路を有し、固体内を拡散可能なため、前記ポリアニオン化合物はリチウムイオン伝導体として機能することができる。
またポリアニオンを形成している金属−酸素結合は共有結合性が強く、化学的な安定性が高い。高電位でも電解質と反応しにくいため、正極活物質表面を被覆することで正極活物質と電解質との反応を抑制する反応抑制層とすることができる。
被覆層はメカニカルミリングなどの乾式法や、ゾルゲルコートなどの湿式法によって形成することができ、正極活物質全体を均一に被覆していることが望ましいが、不均一であっても構わない。また、被覆層の厚みについても特に限定はされない。
リチウム含有ポリアニオン化合物は、結晶性であっても非晶質であっても構わない。
リチウム含有ポリアニオンが結晶性の場合はX線回折測定(XRD)による同定が可能である。
リチウム含有ポリアニオンが非晶質の場合は、赤外分光(IR)やラマン分光測定、誘導結合プラズマ(ICP)による同定が可能である。
(元素拡散層)
元素拡散層142は、リチウム含有ポリアニオン化合物を正極活物質141表面に被覆したのち熱処理を行うことで形成するものであり、ポリアニオン骨格中に含まれる遷移金属元素が一部正極活物質側に拡散し、また正極活物質中の遷移金属元素が一部ポリアニオン化合物側に拡散したものである。この元素拡散層142は元素の熱拡散によるため原理的に被覆層が結晶性のものでも非晶質のものでも形成することができる。
元素拡散層142は正極活物質と被覆層との界面に形成する(図2)。被覆層143が不均一なものであっても、被覆層が正極活物質に接触さえしていれば元素拡散層を形成することができるため、被覆層と元素拡散層の効果を得ることができる。
元素拡散層142の厚みは熱処理条件等、元素拡散速度を支配する因子によって制御することができる。
元素拡散層142の厚みは、1nm〜100nmが好ましいが、より好ましくは1nm〜50nm程度である。元素拡散層の厚みが厚すぎると、充放電容量が低下する。これは充放電に寄与しない高価数の遷移金属元素の正極活物質への固溶が顕著となるためと推測される。
元素拡散層142の厚みは、走査透過型電子顕微鏡と組み合わせたエネルギー分散型X線分析または電子線エネルギー損失分光法(TEM−EDXまたはSTEM−EELS)、もしくは飛行型二次イオン質量分析(TOF−SIMS)によって評価できる。元素拡散層142の厚みは10点以上の平均を取り、算出するのが望ましい。
(その他)
本実施形態に用いられる正極10は、さらに導電剤および結着剤(バインダ)を含有していても良い。
結着剤としては、例えばポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を挙げることができる。
また、導電剤としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボンブラック等を挙げることができる。
正極活物質層14の形成方法としては、一般的な方法を用いることができる。例えば、上記の固体粉末を表面に有する正極活物質と、結着剤と、導電剤とを含有する正極活物質層形成用ペーストを、正極集電体12上に塗布して乾燥させた後に、プレスすることにより正極活物質層14を形成する事ができる。
正極活物質層14は、正極集電体12上に形成されていても良い。正極集電体12の材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、アルミニウム、SUS、ニッケル、鉄およびチタンなどを挙げることができる。中でも、アルミニウムおよびSUSが好ましく用いられる。
2.負極
本発明に用いられる負極20は、負極集電体22と、負極集電体22上に形成された負極活物質層24と、を有するものであり、必要に応じて、導電剤および結着剤を含有していても良い。
負極活物質層24としては、少なくとも負極活物質を含有するものであり、必要に応じて、導電剤および結着剤を含有していても良い。
負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵・放出することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、金属リチウム、リチウム合金、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、およびグラファイトなどの炭素材料等を挙げる事ができる。また、負極活物質は、粉末状であっても良く、薄膜状であっても良い。
なお、負極活物質層に用いられる結着剤および導電剤については、上記正極活物質層に用いられる結着剤および導電剤と同様のものを用いることができる。
また、負極活物質層の形成方法としては上記正極活物質層の形成方法と同様であるので、ここでの説明は省略する。
負極活物質層24は負極集電体22上に形成されていても良い。負極集電体22の材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、銅、ステンレス、ニッケルなどを挙げることができる。
3.セパレータ
セパレータ18としては、電解質を保持する機能を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの多孔膜、樹脂不織布、ガラス繊維不織布等を挙げることができる。
4.電解質
本実施形態で用いられる電解質は、上記リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質材料と接触するように配置されたものであり、有機物でも無機物でも構わないが、特に有機電解質である場合に高い効果を発揮する。
有機電解質としては、上記リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質材料に接触するように配置することができ、酸化分解され得るものであれば特に限定されるものではなく、例えば、有機電解液、ポリマー電解質、ゲル電解質などを挙げることができる。
有機電解液としては、通常、リチウム塩および非水系溶媒を含有する非水電解液が使用される。
リチウム塩としては、一般的なリチウムイオン二次電池に用いられるリチウム塩であれば特に限定されるものではなく、例えばLiPF、LiBF、LiN(CFSO、LiCFSO、LiC(CFSOおよびLiClO等を挙げることができる。
また、非水溶媒としては、上記リチウム塩を溶解できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、1、2−ジメトキシエタン、1、2−ジエトキシエタン、アセトニトリル、プロピオニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、1、3−ジオキソラン、ニトロメタン、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、γ―ブチロラクトンなどが挙げられる。これらの非水溶媒は、一種のみ用いてもよく、二種以上を混合して用いても良い。また、非水系電解液として、低温溶融塩を用いることもできる。
ポリマー電解質は、リチウム塩およびポリマーを含有するものである。
リチウム塩としては、上記有機電解液に用いられるリチウム塩と同様のものを用いることができる。
また、ポリマーとしては、ゲル化が可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロプレンオキシド、ポリアクリルニトリル、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリウレタン、ポリアクリレート、セルロースなどが挙げられる。
5.電池ケース
ケース50は、その内部に積層体30及び電解液を密封するものである。ケース50は、電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミ箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が好ましい。
B.リチウムイオン二次電池の製造方法
本発明のリチウムイオン二次電池100の製造方法は、正極活物質層14と、負極活物質層24と、有機電解質とを有するリチウムイオン二次電池100の製造方法であって、正極活物質被覆用のリチウム含有ポリアニオン化合物粒子と、正極活物質とを混合して、リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を表面に有する正極活物質材料を調製する正極活物質材料調製工程を有する。
本実施態様によれば、リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質材料を得ることができる。このような正極活物質材料を用いて正極活物質層を形成することにより、高電圧充電時のサイクル容量の低下を抑制し、かつ、急速充放電時の容量の低下を抑制することが可能なリチウムイオン二次電池を得ることができる。
以下、本実施態様のリチウム二イオン次電池の製造方法における各工程について説明する。
(1)正極活物質材料調製工程
本実施態様における正極活物質材料の調製工程は、リチウム含有ポリアニオン化合物粒子と正極活物質粒子とを混合して、リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質材料を調製する工程である。
リチウム含有ポリアニオン化合物粒子および正極活物質材料を混合する方法としては、リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質を得ることができる方法であれば特に限定されるものではない。また、混合方法として、メカニカルミリング法を用いてもよい。
リチウム含有ポリアニオン化合物粒子および正極活物質粒子を混合する際の雰囲気としては、例えば、大気雰囲気であってもよく、不活性ガス雰囲気であってもよい。
(2)元素拡散層形成工程
次に、本実施形態における元素拡散層形成工程について説明する。本実施形態における元素拡散層形成工程は、5価以上の遷移金属を中心としたポリアニオン骨格を含むリチウム含有ポリアニオン化合物により被覆された正極活物質を熱処理し、正極活物質と上記リチウム含有ポリアニオン化合物との界面近傍に、互いの遷移金属イオンが拡散し合った元素拡散層を形成する工程である。
本工程における熱処理温度としては、400℃〜900℃の範囲内であることが好ましく、500℃〜800℃の範囲内であることがより好ましい。
また、本工程における熱処理時間としては、0.5時間〜3時間の範囲内であることが好ましく、0.5時間〜1.5時間の範囲内であることがより好ましい。
本工程における熱処理雰囲気としては、目的とする元素拡散層を形成することができ、正極活物質材料を劣化させる雰囲気でなければ特に限定されるものではなく、例えば、大気雰囲気、酸素雰囲気、窒素雰囲気やアルゴン−水素雰囲気などを挙げることができる。また、正極活物質材料の熱処理方法としては、例えば、焼成炉を用いる方法等を挙げることができる。
また、本実施形態における元素拡散層形成方法は、元素拡散層が形成可能なものであれば熱処理に限らない。元素拡散層を形成できるものであれば、たとえば電磁波(赤外線やマイクロ波)の照射や、メカニカルミリングなどであってもよい。
なお、正極活物質材料については上記「A.リチウム二次電池」に記載したので、ここでの説明は省略する。
(3)その他の工程
本実施態様のリチウムイオン二次電池100の製造方法は、少なくとも上記正極活物質材料調製工程を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、上記正極活物質材料調製工程にて得られた、リチウム含有ポリアニオン化合物からなる被覆層を有する正極活物質材料を含有する正極活物質層14を形成する正極活物質層形成工程、負極活物質層24を形成する負極活物質層形成工程、およびリチウムイオン二次電池を組立てる電池組立工程等を有していてもよい。これらの工程については、一般的なリチウム二次電池における工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、得られるリチウムイオン二次電池については、上記「A.リチウム二次電池」に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
(正極活物質材料の作製)
被覆材であるLiVOと正極活物質であるLiNi0.8Co0.15l0.05とを1:99(重量比)となるように秤量し、ポットミルにより混合・複合化処理を行った。続いて、この正極活物質とメディアをふるいにより分離し、マッフル炉にて500℃、1時間半の熱処理を行い、正極活物質材料を得た。
(正極活物質層の作製)
上記の正極活物質材料とアセチレンブラックとを混合し、さらにn−メチルピロリドン(NMP)に溶解したポリビニリデンフロライド(PVDF)バインダーを添加し、スラリーを作製した。正極活物質材料とアセチレンブラックとPVDFとの混合割合は、92:4:4(重量比)とした。このスラリーをAl集電体に塗布し、乾燥後、プレスすることにより正極活物質層を作製した。
(リチウムイオン二次電池の作製)
上記の正極活物質層と、銅箔(厚み16μm)をそれぞれ所定の寸法に切断し、それぞれに外部引き出し端子としてアルミニウム箔(幅4mm、長さ40mm、厚み100μm)、ニッケル箔(幅4mm、長さ40mm、厚み100μm)を超音波溶接した。この外部引き出し端子に、ポリプロピレン(PP)を巻き付け熱接着させた。これら正極および銅箔の間に所定の寸法に切断したポリエチレン製のセパレータをはさみ、これら電池要素をポリエチレンテレフタレート(PET)層、Al層及びポリプロピレン(PP)層から構成されるアルミニウムラミネート材料に熱圧着により固定した。セパレータはポリエチレン製の微多孔質膜を用いた。得られた電池要素は乾燥したのち、アルゴンガスで満たされたグローブボックス中に移し、銅箔上に所定の寸法に切断したLi箔を貼り付けた。ラミネート剤のPET層の厚さは12μm、Al層の厚さは40μm、PP層の厚さは50μmであった。また電池外装体の作製では、PP層を外装体の内側に配置させた。この外装体の中に電池要素を入れ、エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比率3:7で混合した混合溶媒と、リチ六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を濃度1mol/dmで含んだ電解液を適当量添加し、外装体を真空密封した。これにより、実施例1のリチウムイオン二次電池を作製した。
(電気特性の測定)
実施例1の電池を、電流密度として0.2Cに相当する電流値で4.5Vまで定電流で充電した後、4.5Vで定電圧充電を行った。定電圧充電は電流密度が0.02Cに相当する値に低下するまで続けた。その後、0.2Cの電流密度で2.5Vまで定電流放電した。このとき、実施例1の初回放電容量は210mAh/gであった。次に電流密度を2.0Cに相当する電流値まで上げ、4.5Vまで定電流で充電した後、4.5Vで定電圧充電を行った。定電圧充電は電流密度が0.2Cに相当する値に低下するまで続けた。その後、2.0Cの電流密度で2.5Vまで定電流放電した。これら測定で得られた0.2Cにおける放電容量に対する2.0Cにおける放電容量の比を、放電容量比として表1〜3に示す。
上記の電気特性の測定後、さらに1.0Cに相当する電流値で4.5Vまで定電流で充電した後、4.5Vで定電圧充電を行った。定電圧充電は電流密度が0.05Cに相当する値に低下するまで続けた。その後、1.0Cの電流密度で2.5Vまで定電流放電した。これを30サイクル繰返すサイクル試験を行った。試験は25℃で行った。実施例1の電池の1サイクル目の放電容量を100%とすると、30サイクル後の放電容量は88.8%であった。本明細書では、1サイクル目の放電容量を100%としたときの、30サイクル後の放電容量の割合を容量維持率とし、表1〜3中に記載した。サイクル特性が高いことは、30サイクル後の放電容量が高いまま維持されていることを言い、電池が充放電サイクルにおける耐久性に優れていることを示す。
表1に本正極活物質材料の作成条件とともに電気特性を示す。
[比較例1]
被覆材と正極活物質との混合・複合化の過程が無い事以外は、実施例1と同様の方法でリチウムイオン二次電池の作製と電気特性の測定を行った。
表1に放電容量比と容量維持率を示す。被覆材を有するものと比べて放電容量比、容量維持率ともに低い値となっている事が分かる。
[比較例2および3]
被覆材としてそれぞれLiPOとLiBOを使用した事以外は、実施例1と同様の方法でリチウムイオン二次電池の作製と電気特性の測定を行った。
表1に放電容量比と容量維持率を示す。ポリアニオン骨格中に遷移金属を含むものと比較すると、LiPOやLiBOで被覆したものは放電容量比、容量維持率ともに低い事が分かる。
[実施例2〜5]
被覆材が表1に示す被覆材である事以外は、実施例1と同様の方法でリチウムイオン二次電池の作製と電気特性の測定を行った。
表1に放電容量比と容量維持率を示す。放電容量比が高いもの程、容量維持率も高いことが分かる。電気特性としてはLiNbOで被覆したものが最も優れ、LiNbO>LiCr>LiCrO>LiVO>LiWOの順に特性が良い。
Figure 0006375721
[実施例6〜8]
実施例1〜5において最も特性の良かった被覆材であるLiNbOについて、正極活物質の種類を変えて電気特性の検討を行った。
使用した正極活物質の種類を表2に示す。活物質の種類以外は、実施例4と同様の方法で正極活物質材料の合成とリチウムイオン二次電池の作製および電気特性の評価を行った。
[比較例4〜6]
LiNbOの電気特性に与える効果を検証するため、実施例6〜8で使用した正極活物質に被覆材を使用せずに電気特性の評価を行った。
正極活物質の種類が表2に示すものである事以外は、比較例1と同様の方法でリチウムイオン二次電池の作製および電気特性の評価を行った。
表2に挙げているように、LiNbOで被覆を行うと、放電容量比、容量維持率がともに改善する事が分かる。最も特性の良かった正極活物質はLiCoOにLiNbOを被覆したものであり、放電容量比および容量維持率はそれぞれ0.82と97.1%であった。
Figure 0006375721
[実施例9〜12および比較例7〜8]
被覆層と正極活物質界面に生じる元素拡散層の影響を調べるため、LiNbOを被覆したLiCoOについて熱処理温度を変えて電気特性の検討を行った。
熱処理温度が表3に示すものである事以外は、実施例6と同様の方法で正極活物質材料の合成とリチウムイオン二次電池の作製および電気特性の評価を行った。
図3は、元素拡散層近傍のTEM−EDXのラインスキャンによって得られる元素の分布比率を利用した、本実施例における元素拡散層の厚み測定法の説明図である。本実施形態では、被覆層と正極活物質それぞれの遷移金属の比を、被覆層の厚み方向にTEM−EDXのラインスキャンにより測定し、被覆層を構成する遷移金属と正極活物質遷移金属を構成する遷移金属の両方が検出される範囲を見積もる事で元素拡散層の厚みを測定した。このとき、存在比が小さい方の元素が5%以上(以下)となる点から元素の拡散がある(ない)と見なし、10点の測定値を元に元素拡散層の平均厚みを求めた。
表3に元素拡散層の厚み(10点平均値)を示す。元素拡散層の厚みとしては2.5nm〜40.1nmの間で特に放電容量比と容量維持率の改善効果が高い。元素拡散層が無い場合には放電容量比が低下することが分かる。また、熱処理温度が900℃の場合には、放電容量比も容量維持率も低下する傾向にある事が分かる。
Figure 0006375721
10・・・正極
20・・・負極
12・・・正極集電体
14・・・正極活物質層
140・・・正極活物質材料
141・・・正極活物質
142・・・元素拡散層
143・・・被覆層
18・・・セパレータ
22・・・負極集電体
24・・・負極活物質層
30・・・電池要素
50・・・ケース
52・・・金属箔
54・・・高分子膜
60、62・・・リード
100・・・リチウムイオン二次電池。

Claims (6)

  1. 正極活物質と、前記正極活物質の表面を被覆する被覆層と、前記被覆層と前記正極活物質との界面に元素拡散層を有し、前記元素拡散層の厚みが1〜50nmの範囲であり、前記被覆層がリチウム含有ポリアニオン化合物からなり、前記ポリアニオン化合物を形成するポリアニオン骨格が遷移金属を中心とした構造でM1+x4+3x y- (M=V、Cr、Nb、Mo、W、 x=0、1、 y=2、3、4)の組成からなることを特徴とする正極活物質材料。
  2. 前記ポリアニオン骨格は、
    クロム酸イオン(CrO 2−)、重クロム酸イオン(Cr 2−)、オルトバナジン酸イオン(VO 3−)、ピロバナジン酸イオン(V 4−)、ニオブ酸イオン(NbO 3−)、モリブデン酸イオン(MoO 2−)、タングステン酸イオン(WO 2−)のいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の正極活物質材料。
  3. 前記正極活物質が、リチウム含有層状酸化物であることを特徴とする請求項1または2に記載の正極活物質材料。
  4. 前記元素拡散層の厚みが2 〜 40nmであることを特徴とする請求項1から3に記載の正極活物質材料。
  5. 前記リチウム含有層状酸化物が、下記組成式(1)
    LiNiCoMnAl ・・・(1)
    [上記式(1)中、0≦a≦1.0、0≦b≦1.0、0≦c<0.34、0≦d≦0.05]
    で表されることを特徴とする請求項3に記載の正極活物質材料。
  6. 正極集電体と、正極活物質材料を含む正極活物質材料層と、を有する正極と、
    負極集電体と、負極活物質材料を含む負極活物質材料層と、を有する負極と、
    前記正極と前記負極との間に位置するセパレータと、
    前記負極、前記正極、及び前記セパレータに接触している電解質と、
    を備え、前記正極活物質材料が請求項1〜5に記載の正極活物質材料であることを特徴とする、リチウムイオン二次電池。
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