JP6375222B2 - マグネットフロータ - Google Patents

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本発明は、積載エリアに積載した複数の板材のうちの上部側の板材(最上位の板材を含む)を磁力によって浮上させて分離するマグネットフロータに関する。
供給ロボット等のローディング装置によって、積載エリアに積載した複数の板材をプレスブレーキ等の板材加工機側へ順次供給する際には、マグネットフロータが用いられる。そして、従来のマグネットフロータの一般的な構成は、次のようになる。
積載エリアに隣接する位置には、中空のフロータケース(マグネットケース)が立設されており、このフロータケースは、積載エリア側に、開口部を有している。また、フロータケース内には、フロータ本体が設けられており、このフロータ本体は、マグネットを内蔵している。
フロータケースには、フロータカバーがフロータケースの開口部を覆うように設けられており、このフロータカバーは、マグネットの磁力による変形及び切屑等の付着を防止するため、ステンレス等の非磁性金属からなっている。また、フロータカバーは、積載エリアに対して複数の板材を位置決めするため、複数の板材の端面を突当て可能でかつ鉛直な突当て面を有している。そして、フロータカバーの幅方向の両側には、フランジがそれぞれ形成されており、各フランジは、フロータケースの幅方向の対応する側面(一側面又は他側面)に複数のボルト(固定ねじの一例)によって接合(締結)されている。更に、各フランジには、ボルトを挿通させるための複数の取付穴(ボルト穴)が高さ方向(上下方向)に沿って間隔を置いて貫通形成(貫通した状態で形成)されている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2000−344373号公報 特開2002−336923号公報
ところで、中空のフロータケースは剛性が小さく、フロータケースの幅方向の側面を精度良く加工することが困難であり、それに伴い、フロータケースの幅方向の両側面間の許容寸法、換言すれば、フロータケースの外幅の許容寸法を基準寸法よりも小さく設定している。また、フロータカバーが難加工材である非磁性金属からなり、フロータカバーのフランジを精度良く加工することが困難であり、それに伴い、一対のフランジの内面間の許容寸法、換言すれば、フロータカバーの内幅の許容寸法を基準寸法よりも大きく設定している。
フロータケースの外幅及びフロータカバーの内幅の許容寸法を前述のように設定すると、フロータケースの外幅とフロータカバーの内幅との寸法差が大きくなり、一対のフランジをフロータケースの幅方向の対応する側面にそれぞれ接合した際に、フロータカバーの突当て面に凸状の反りが幅方向に沿って生じ、積載エリアにおける複数の板材の位置決め精度の低下を招くことになる。そのため、通常、一方のフランジとフロータケースの幅方向の一側面との間に適切な厚みのシムを介在させることによって、フロータケースの外幅とフロータカバーの内幅との寸法差を吸収して、フロータケースの突当て面の鉛直度を確保している。
しかしながら、一方のフランジとフロータケースの幅方向の一側面との間に適切な厚みのシムを介在させることは非常に厄介であり、マグネットフロータの組付作業(据付作業)に多大な時間を要し、マグネットフロータの組付性(据付性)を高めることが困難であるという問題がある。
そこで、前述の問題を解決することができる、新規な構成のマグネットフロータを提供することを目的とする。
本発明の特徴は、積載エリアに積載した複数の板材(金属板)のうちの上部側の板材(最上位の板材を含む)を磁力によって浮上させて分離するマグネットフロータ(マグネットセパレータ)において、前記積載エリアに隣接する位置に立設され、前記積載エリア側に開口部を有した中空のフロータケース(マグネットケース)と、前記フロータケース内に設けられ、マグネットを内蔵したフロータ本体と、前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられ、非磁性金属からなり、複数の板材の端面を突当て可能でかつ鉛直な突当て面を有し、幅方向の両側にフランジがそれぞれ形成され、各フランジが前記フロータケースの幅方向の対応する側面(一側面又は他側面)に複数の固定ねじによって接合(締結)され、各フランジに前記固定ねじを挿通させるための複数の取付穴が高さ方向(上下方向)に沿って間隔を置いて貫通形成(貫通した状態で形成)されたフロータカバーと、を具備し、一方の前記フランジを前記フロータケースの幅方向の一側面に接合する際に、一方の前記フランジの弾性変形によって各取付穴を囲む部位(一方の前記フランジにおける各取付穴を囲む部位)が幅方向へ変位できるように、少なくとも一方の前記フランジにおける各取付穴に対応する箇所にスリットが形成されていることを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲の記載において、「立設され」とは、直接的に立設されたことの他に、別部材を介して間接的に立設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。また、「幅方向」とは、マグネットフロータの幅方向のことをいい、換言すれば、フロータケース又はフロータカバーの横方向のことをいい、「奥行方向」とは、マグネットフロータの奥行方向、換言すれば、マグネットフロータの幅方向に直交する水平方向のことをいう。更に、「マグネット」とは、永久磁石及び電磁石を含む意である。
本発明の特徴によると、複数の板材の端面を前記フロータカバーの前記突当て面に突き当てた状態で、複数の板材を前記積載エリアに積載すると、前記マグネットの磁場によって複数の板材の端部(端面側)が磁化されて、複数の板材の端部に反発力が発生する。これにより、前記積載エリアに積載した複数の板材のうちの上部側の板材を磁力によって浮上させることができる(前記マグネットフロータの通常の作用)。
前記フロータカバーを前記フロータケースに取付ける場合には、一方の前記フランジを前記フロータケースの幅方向の一側面に接合する前に、前記フロータカバーの前記突当て面を鉛直にした状態で、他方の前記フランジを前記フロータケースの幅方向の他側面に複数の前記固定ねじによって接合する。そして、一方の前記フランジを前記フロータケースの幅方向の一側面に複数の前記固定ねじによって接合する。このとき、一対の前記フランジの内面間の寸法と前記フロータケースの幅方向の両側面間の寸法との差、換言すれば、前記フロータカバーの内幅と前記フロータケースの外幅との寸法差に応じて、一方の前記フランジにおける各取付穴を囲む部位が幅方向へ変位する。これにより、一方の前記フランジと前記フロータケースの幅方向の一側面との間にシムを介在させることなく、前記フロータカバーの内幅と前記フロータケースの外幅との寸法差を吸収して、前記フロータカバーの前記突当て面の鉛直度を十分に確保した状態で、前記フロータカバーを前記フロータケースに取付けることができる(前記マグネットフロータの特有の作用)。
本発明によれば、一方の前記フランジと前記フロータケースの幅方向の一側面との間にシムを介在させることなく、前記フロータカバーの前記突当て面の鉛直度を十分に確保した状態で、前記フロータカバーを前記フロータケースに取付けることができるため、前記マグネットフロータの組付作業(据付作業)の時間を大幅に短縮して、前記マグネットフロータの組付性(据付性)を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るマグネットフロータが積載エリアに隣接する位置に立設された様子を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るマグネットフロータが積載エリアに隣接する位置に立設された様子を示す斜視図である。 図3は、図1におけるIII-III線に沿った断面図である。 図4(a)は、図3におけるIVA-IVA線に沿った拡大断面図、図4(b)は、図3におけるIVB-IVB線に沿った拡大断面図である。 図5(a)は、本発明の実施形態に係るフロータカバーのフランジを示す図、図5(b)は、本発明の実施形態の第1変形例に係るフロータカバーのフランジを示す図である。 図6(a)(b)は、本発明の実施形態の第2変形例に係るフロータカバーのフランジを示す図である。 図7は、本発明の実施形態の第3変形例に係るフロータカバーのフランジを示す図である。 図8(a)(b)は、本発明の実施形態に係る作用を説明するための断面図であって、図8(a)は、フロータカバーの一方のフランジをフロータケースの幅方向の一側面に接合する前の状態を示しており、図8(b)は、フロータカバーの一方のフランジをフロータケースの幅方向の一側面に接合した状態を示している。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面中、「P1」は、幅方向、「P2」は、奥行方向、「P3」は、高さ方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
図1から図4(a)(b)に示すように、積載エリアTAに隣接する位置には、複数のマグネットフロータ1が立設されており、各マグネットフロータ1は、積載エリアTAにパレット3を介して積載した複数の板材(金属板)Wのうちの上部側の板材W(最上位の板材Wを含む)を磁力によって浮上させて分離するものである。また、各マグネットフロータ1は、供給ロボット5(ローディング装置の一例)によって、積載エリアTAにパレット3を介して積載した複数の板材Wをプレスブレーキ等の板材加工機(図示省略)側へ順次供給する際に用いられるものである。そして、各マグネットフロータ1の具体的な構成は、以下のようになる。
積載エリアTAに隣接する位置には、左右方向へ延びたベース板7が敷設されており、このベース板7には、中空のフロータケース(マグネットケース)9が立設されている。換言すれば、積載エリアTAに隣接する位置には、中空のフロータケース9がベース板7を介して立設されている。また、フロータケース9は、左右方向へ位置調節可能になっており、積載エリアTA側に、高さ方向(上下方向)へ延びた開口部11を有している。更に、フロータケース9の内側の高さ方向の中央部には、奥行方向(前後方向)へ延びた一対のガイド部材13が設けられている。
フロータケース9内には、フロータ本体15が設けられており、このフロータ本体15は、一対のガイド部材13に奥行方向へ移動可能(位置調節可能)に支持されている。換言すれば、フロータケース9内には、フロータ本体15が一対のガイド部材13を介して奥行方向へ移動可能に設けられている。また、フロータ本体15は、第1マグネット(第1永久磁石)17及び第2マグネット(第2永久磁石)19を内蔵しており、第1マグネット17及び第2マグネット19は、高さ方向に沿ってそれぞれセグメント化され、第1マグネット17のS極と第2マグネット19のN極は、対向するようになっている。そして、このフロータ本体15は、その奥行方向の移動(フロータ本体15の奥行方向の移動)によってフロータケース9の開口部11に対して出没するように構成されている。更に、フロータケース9の背面(後面)には、フロータ本体15を奥行方向へ位置調節するための調節ねじ21がベアリング23を介して回転可能に設けられており、この調節ねじ21の先端部は、フロータ本体15の背面に螺合してある。調節ねじ21の基端部には、回転操作可能な調節ハンドル25が一体的に設けられている。
図1、図3、及び図5(a)に示すように、フロータケース9には、フロータカバー27がフロータケース9の開口部11を覆うように設けられており、このフロータカバー27は、第1マグネット17及び第2マグネット19の磁力による変形及び切屑等の付着を防止するため、ステンレス等の非磁性金属からなっている。また、フロータカバー27は、積載エリアTAに対して複数の板材Wを位置決めするため、複数の板材Wの端面を突当て可能でかつ鉛直な突当て面27sを有している。そして、フロータカバー27の幅方向(左右方向)の両側には、フランジ29がそれぞれ形成されており、各フランジ29は、フロータケース9の幅方向の対応する側面(一側面又は他側面)に複数のボルト(固定ねじの一例)31によって接合(締結)されている。更に、各フランジ29には、ボルト31を挿通させるための複数の取付穴(ボルト穴)33が高さ方向に沿って間隔を置いて貫通形成(貫通した状態で形成)されており、各取付穴33は、奥行方向に沿って延びている。各フランジ29の下部には、ボルト31を挿通させるための基準の取付穴(基準のボルト穴)35が貫通形成されている。なお、各フランジ29の基準の取付穴35の位置をいずれかの取付穴33の位置と変更しても構わない。
一方のフランジ29をフロータケース9の幅方向の一側面に接合する際に、一方のフランジ29の局所的な弾性変形によって各取付穴33(35)を囲む部位が幅方向へ変位できるように、一方のフランジ29における各取付穴33(35)に対応する箇所には、L字形状のスリット37がレーザ加工によって形成されている。また、各スリット37の一端37aは、フランジ29の奥行方向の端縁側に開口されており、各スリット37の他端37bは、フランジ29内に終端されている。
一方のフランジ29における各取付穴33(35)に対応する箇所に、L字形状のスリット37が形成される代わりに(図5(a)参照)、図5(b)に示すように、パルス波形状のスリット39がレーザ加工によって形成されるようにしても構わない。この場合には、各スリット39の一端39aは、フランジ29の奥行方向の端縁側に開口されており、各スリット39の他端39bは、フランジ29内に終端されている。また、各スリット39の他端39bを含む他端側部39eは、フランジ29における奥行方向の中心位置29cよりも奥行方向の端縁側に位置するようになっている。
一方のフランジ29における各取付穴33(35)に対応する箇所に、L字形状のスリット37等が形成される代わりに(図5(a)(b)参照)、図6(a)(b)に示すように、ジグザグ状のスリット41がレーザ加工によって形成されるようにしても構わない。この場合には、各スリット41の一端41aは、フランジ29の奥行方向の端縁側に開口されており、各スリット41の他端41bは、フランジ29内に終端されている。また、一方のフランジ29における各スリット41の他端41b側には、直線状又はジグザグ状の補助スリット43がレーザ加工によって形成されており、各補助スリット43の一端43aは、フランジ29の奥行方向の端縁側に開口されており、各補助スリット43の他端43bは、フランジ29内に終端されている。
一方のフランジ29における各取付穴33(35)に対応する箇所に、L字形状のスリット37等が形成される代わりに(図5(a)(b)及び図6(a)(b)参照)、図7に示すように、台形波状のスリット45がレーザ加工によって形成されるようにしても構わない。この場合には、各スリット45の一端45aは、フランジ29の奥行方向の端縁側に開口されており、各スリット45の他端45bは、フランジ29に形成した切欠孔47に開口されている。
なお、一方のフランジ29のみにスリット37等が形成されているが(図5(a)(b)から図7参照)、他方のフランジ29にスリット(図示省略)が形成されても構わない。また、スリット37等がレーザ加工によって形成されているが、レーザ加工以外の手法によって形成されても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
複数の板材Wの端面を各フロータカバー27の突当て面27sに突き当てた状態で、複数の板材Wを積載エリアTAにパレット3を介して積載すると、第1マグネット17及び第2マグネット19の磁場によって複数の板材Wの端部(端面側)が磁化されて、複数の板材Wの端部に反発力が発生する。これにより、積載エリアTAにパレット3を介して積載した複数の板材Wのうちの上部側の板材Wを磁力によって浮上させて、供給ロボット5によって複数の板材Wを板材加工機側へ順次供給することができる(マグネットフロータ1の通常の作用)。
フロータカバー27をフロータケース9に取付ける場合には、一方のフランジ29をフロータケース9の幅方向の一側面(右側面)に接合する前に、図8(a)に示すように、フロータカバー27の突当て面27sを鉛直にした状態で、他方のフランジ29をフロータケース9の幅方向の他側面(左側面)に複数のボルト31によって接合する。そして、図8(b)に示すように、一方のフランジ29をフロータケース9の幅方向の一側面に複数のボルト31によって接合する。このとき、一対のフランジ29の内面間の寸法M1とフロータケース9の幅方向の両側面間の寸法M2との差(M1−M2)、換言すれば、フロータカバー27の内幅M1とフロータケース9の外幅M2との寸法差(M1−M2)に応じて、一方のフランジ29における各取付穴33(35)を囲む部位が幅方向へ変位する。これにより、一方のフランジ29とフロータケース9の幅方向の一側面との間にシム(図示省略)を介在させることなく、フロータカバー27の内幅M1とフロータケース9の外幅M2との寸法差(M1−M2)を吸収して、フロータカバー27の突当て面27sの鉛直度を十分に確保した状態で、フロータカバー27をフロータケース9に取付けることができる。
ここで、スリット39の他端39bを含む他端側部39eがフランジ29における奥行方向の中心位置29cよりも奥行方向の端縁側に位置している場合には(図5(b)参照)、フロータカバー27における高さ方向に隣接する取付穴33(35)の中間領域の断面二次モーメントを十分に確保して、フロータカバー27全体としての剛性を高めることができる。また、一方のフランジ29における各スリット41の他端41b側に補助スリット43がレーザ加工によって形成されている場合には(図6(a)(b))、一方のフランジ29の弾性変形な領域を各取付穴33(35)に周辺に集中させることによって、フロータカバー27における高さ方向に隣接する取付穴33(35)の中間領域の断面二次モーメントを十分に確保して、フロータカバー27全体としての剛性を高めることができる。更に、各スリット45の他端45bがフランジ29の切欠孔47に開口されている場合も(図8参照)、同様である。従って、これらの特別な構成を採用した場合には、フロータカバー27の突当て面27sにレーザ加工に起因する凸状の反りが高さ方向に沿って発生することを十分に抑制することができる(マグネットフロータの特有の作用)。
従って、本発明の実施形態によれば、一方のフランジ29とフロータケース9の幅方向の一側面との間にシムを介在させることなく、フロータカバー27の突当て面27sの鉛直度を十分に確保した状態で、フロータカバー27をフロータケース9に取付けることができるため、マグネットフロータ1の組付作業(据付作業)の時間を大幅に短縮して、マグネットフロータ1の組付性(据付性)を高めることができる。
前述の特別な構成を採用した場合には、フロータカバー27の突当て面27sにレーザ加工に起因する凸状の反りが高さ方向に沿って発生することを十分に抑制できるため、フロータカバー27の突当て面27sの鉛直度をより十分に確保して、積載エリアTAにおける複数の板材Wの位置決め精度をより向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
TA 積載エリア
W 板材
1 マグネットフロータ
3 パレット
5 供給ロボット
7 ベース板
9 フロータケース
11 開口部
13 ガイド部材
15 フロータ本体
17 第1マグネット
19 第2マグネット
27 フロータカバー
27s 突当て面
29 フランジ
31 ボルト(固定ねじ)
33 取付穴
35 取付穴
37 スリット
39 スリット
41 スリット
43 補助スリット
45 スリット
47 切欠孔

Claims (4)

  1. 積載エリアに積載した複数の板材のうちの上部側の板材を磁力によって浮上させて分離するマグネットフロータにおいて、
    前記積載エリアに隣接する位置に立設され、前記積載エリア側に開口部を有した中空のフロータケースと、
    前記フロータケース内に設けられ、マグネットを内蔵したフロータ本体と、
    前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられ、非磁性金属からなり、複数の板材の端面を突当て可能でかつ鉛直な突当て面を有し、幅方向の両側にフランジがそれぞれ形成され、各フランジが前記フロータケースの幅方向の対応する側面に複数の固定ねじによって接合され、各フランジに前記固定ねじを挿通させるための複数の取付穴が高さ方向に沿って間隔を置いて貫通形成されたフロータカバーと、を具備し、
    一方の前記フランジを前記フロータケースの幅方向の一側面に接合する際に、一方の前記フランジの弾性変形によって各取付穴を囲む部位が幅方向へ変位できるように、少なくとも一方の前記フランジにおける各取付穴に対応する箇所にスリットが形成されていることを特徴とするマグネットフロータ。
  2. 一方の前記フランジのみに前記スリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマグネットフロータ。
  3. 各スリットの一端は、前記フランジの奥行方向の端縁側に開口され、各スリットの他端は、前記フランジ内に終端されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマグネットフロータ。
  4. 各スリットの他端を含む他端側部は、前記フランジにおける奥行方向の中心位置よりも奥行方向の端縁側に位置するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のマグネットフロータ。
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