[実施の形態の概要]
まず、本発明の実施の形態の概要を説明する。図1は、本発明の一実施形態の情報処理システム500の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図1に示す複数の遊技店1−1〜1−nが遊技店情報センタ2に加盟している。遊技店1−1〜1−nの各々は、図1に示すように、複数の遊技ユニット40−1〜40−mと、情報処理装置30と、店舗用表示ユニット45とを備えている。各遊技ユニット40−1〜40−mは、表示ユニット42を有している。
表示ユニット42は、遊技者の操作に応じて、図3Aおよび図3Bに示される各表示画面の切り替えを行うようになっている。本実施形態では、特に、図3Aに示されるワゴンサービス用のワゴンメニュー画面108を表示させることが可能になっている。そして、ワゴンメニュー画面108に示される各飲物(または食物)のなかから、遊技者が所望の飲物にタッチすることで所望の飲物を選択すると、選択された飲物を示す情報がサービスカウンタの端末装置(不図示)に送信、表示されるようになっている。そして、サービスカウンタのスタッフは、端末装置に表示された情報を参照して、選択された飲物を作って前記の遊技者に提供するようになっている。
また、表示ユニット42は、当該表示ユニット42を操作する遊技者の属性(性別,年齢)を示す属性情報と遊技者の操作履歴を示した操作履歴情報とを対応付けた対応付情報を情報処理装置30に送信するようになっている。また、ワゴンサービス用のワゴンメニュー画面108から飲物(食物)が選択された場合、前記の操作履歴情報には、選択された飲物(食物)が示されることになる。なお、情報処理装置30に送信される対応付情報の一例を図5に示す。
情報処理装置30は、自装置の店舗に設置されている各遊技ユニット40−1〜40−mの表示ユニット42から対応付情報を受信する。情報処理装置30は、各遊技ユニット40−1〜40−mから受信した対応付情報に店舗を特定する情報をさらに紐付けする加工処理を行い、当該加工処理後の対応付情報を遊技店情報センタ2のサーバ装置60(図2参照)に送信する。なお、サーバ装置60に送信される対応付情報の一例を図8に示す。
サーバ装置60は、遊技店情報センタ2に加盟している各遊技店1−1〜1−nの情報処理装置30から前記の対応付情報を収集して、対応付情報を集合させてなるデータベース(図2のセンタ用履歴DB)を作成する。つまり、図8は、前記データベースを構成する複数の対応付情報のうちの1つを示したものであり、前記データベースは図8に示される対応付情報が複数集められた集合体である。
つぎに、サーバ装置60は、前記データベースを参照して、遊技者の属性別に、飲物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものと、食物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものとを示したランキング情報を作成し、このランキング情報を情報処理装置30に送信する。このランキング情報には、図11に示すように、男性20代以下、男性30代、男性40代、男性50代、男性60代以上、女性20代以下、女性30代、女性40代、女性50代、女性60代以上の各々に対して、飲物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものと、食物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものとが対応付けられて示されている。情報処理装置30は、サーバ装置60から受信したランキング情報を保存する。
そして、各遊技ユニット40−1〜40−mの表示ユニット42は、図3Aの第1メニュー画面101のワゴンサービスの欄が選択された場合、表示ユニット42を操作する遊技者の属性を示す属性情報を検出し、この属性情報を情報処理装置30に伝達する。情報処理装置30は、ランキング情報において表示ユニット42から伝達された属性情報に対応付けられている飲物および食物を読み出し、読み出した飲物および食物を表示ユニット42に伝達する。表示ユニット42は、情報処理装置30から伝達された飲物および食物を列挙させたワゴンメニュー画面108を表示させるようになっている。
これにより、遊技者の属性に応じてワゴンメニュー画面108に列挙させる品物(飲物および食物)を変更しているため、顧客の属性に適さない品物がワゴンメニュー画面108に列挙されるという事を抑制できる。
以下、本実施形態の詳細を説明するが、最初にサーバ装置60に格納されるデータベース(図2のセンタ用履歴DB)について説明し、その後にランキング情報およびワゴンメニュー画面108を説明する。
[データベースについて]
図1に示されるように、本実施形態の情報処理システム500は、遊技店1−1ないし1−nの各々に設置されている遊技店管理装置10、情報処理装置30、遊技ユニット40−1ないし40−m、店舗用表示ユニット45を有する。また、情報処理システム500は、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60(図2参照)をも有している。
図1に示される遊技店1−1ないし1−nは、いわゆるパチンコ店またはパチスロ店である。遊技店1−1ないし1−nは、遊技店情報センタ2の加盟店であり、遊技店情報センタ2に対して自店舗の情報を提供するようになっている。なお、遊技店1−1ないし1−nは互いに同様の構成を有するものであるため、以下においては、説明の便宜上、遊技店1−1ないし1−nのそれぞれを、特に区別する必要がない場合、単に遊技店1と称するものとする。
遊技店情報センタ2は、各加盟店から送られてくる情報を集計したデータベース(図2のセンタ用履歴DB)を作成し、このデータベースを用いたサービスを各加盟店に提供する事業者である。具体的に、遊技店1は、自店舗にて遊技する遊技者の属性と、表示ユニット42に表示される情報のなかから当該属性の遊技者によって選択された情報(コンテンツ)を示す操作履歴と、自店舗を識別する店舗名情報等とを対応付けた情報を遊技店情報センタ2に送っている。遊技店情報センタ2は、遊技店1から送られてきた情報を蓄積させたデータベース(図2のセンタ用履歴DB)を作成する。
つぎに、遊技店1に設置されている設備について説明する。図1に示すように、各遊技店(ホール)1は、遊技店管理装置10、情報処理装置30、遊技店管理バス12、情報処理バス13、遊技ユニット40−1ないし40−m、店舗用表示ユニット45を有している。
遊技店管理装置10は、ホールコンピュータと呼ばれる装置であり、遊技店管理バス12を介して遊技ユニット40−1ないし40−mと接続しており、遊技ユニット40−1ないし40−mの動作を監視している。すなわち、遊技店管理装置10は、各遊技ユニット40−1ないし40−mから遊技の状態を示す状態情報(出玉数や払出数を示す情報、大当や確変や時短等を示す情報等)を入力し、各遊技ユニット40−1ないし40−mの台番号と前記状態情報とを紐付けた遊技店管理データベース(不図示)を更新して記憶している。
そして、遊技店管理装置10は、オペレータ(店員)の操作に応じて、遊技店管理データベースに示されている情報を、遊技店管理装置10の表示装置(不図示)に表示させるようになっている。また、遊技店管理装置10は、遊技者の呼出情報、エラー情報等を各遊技ユニット40−1ないし40−mから入力し、呼出情報やエラー情報を情報元の遊技ユニット40−1ないし40−mの台番号と共に遊技店管理装置10の表示装置(不図示)に表示させるようになっている。
つぎに、遊技ユニット40−1ないし40−mについて説明する。なお、遊技ユニット40−1ないし40−mは互いに同一の構成であるため、以下では、遊技ユニット40−1ないし40−mのそれぞれを、特に区別する必要がない場合、単に遊技ユニット40と称するものとする。
図1に示すように、各遊技ユニット40は、遊技台41と表示ユニット42とを備えている。
ここで、遊技ユニット40の外観の一例を図4Aに示す。遊技台41は、図4A示すようにパチンコ台である。なお、ここでは遊技台41の一例としてパチンコ台を示したが、いわゆるパチスロ台であっても構わない。すなわち、遊技台41は、遊技者によって所定の操作がなされることで遊技を実行するものであり、小当または大当に応じて遊技玉またはメダルを払い出す装置である。また、遊技ユニット40は、遊技台41にて遊技するための金銭、プリペイドカード、会員カード等を挿入する台間機43を有している。
表示ユニット42は、図1に示すように、表示装置42aとカメラ42bとを備えているユニットである。
カメラ42bは、図4Aの遊技台41の座席に座っており且つ表示装置42aを操作する遊技者の顔面を撮影可能な位置に取り付けられている撮影装置である。具体的には、カメラ42bは、図4Bに示されるように、遊技台41の台表示ランプの下方に取り付けられている。
表示装置42aは、図4Aに示すように、遊技台41を利用する遊技者に対して各種画面を表示する装置であり、遊技台41の遊技者が遊技のための金銭またはカードを挿入する台間機に取り付けられている。表示装置42aにはタッチパネルが取り付けられており、遊技台41の遊技者は、表示装置42aに対してタッチ操作を行うことによって、各種情報の入力または選択を行い、また、表示装置42aに表示させる画面の選択を行えるようになっている。
つぎに、図3Aおよび図3Bに基づいて、表示装置42aに表示される表示画面について詳細に説明する。
表示装置42aは、図3Aに示されるような待機画面100を表示しており、待機画面100が遊技者にタッチされると第1メニュー画面101を表示し、第1メニュー画面101の「次へ」ボタンが遊技者にタッチされると第2メニュー画面102を表示し、第2メニュー画面102の「戻る」ボタンが遊技者にタッチされると再び第1メニュー画面101を表示するようになっている。
待機画面100は、表示装置42aに表示させる初期画面である。第1メニュー画面101および第2メニュー画面102は、表示させるコンテンツ(表示画面)を利用者に選択させるための画面である。
すなわち、第1メニュー画面101および第2メニュー画面102は上位階層の画面であり、第1メニュー画面101および第2メニュー画面102に示されている複数の項目のうちのいずれかの項目が利用者にタッチされると、タッチされた項目に対応する下位階層の画面が表示されるようになっている。
第1メニュー画面101の「遊技台情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の遊技台の名称(型式名)を入力するための遊技台入力画面103(図3A参照)を表示するようになっている。さらに、遊技者が遊技台入力画面103を介して所望の遊技台の名称を入力すると、表示ユニット42は、入力された名称の全遊技台についての統計データ(大当確率等)が示された遊技台情報画面104(図3A参照)を表示するようになっている。
また、第1メニュー画面101の「台履歴情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の台番号を入力するための番号入力画面105(図3A参照)を表示する。そして、遊技者が番号入力画面105を介して所望の台の台番号を入力すると、表示ユニット42は、入力された台番号の台に関する履歴情報(大当履歴)が示された台履歴情報画面106を表示するようになっている。
また、第1メニュー画面101の「ワゴンサービス」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の台番号を入力するための番号入力画面107(図3A参照)を表示する。そして、遊技者が図3Aの番号入力画面107を介して遊技中の台の番号を入力すると、表示ユニット42は、飲物および食物のメニューを示したワゴンメニュー画面108を表示させるようになっている。
なお、ワゴンメニュー画面108のうちのいずれかの飲物または食物が遊技者にタッチ(選択)されると、表示ユニット42は、当該飲物(または食物)をオーダーとして受け付けたことを示すオーダー受付完了画面(不図示)を表示させるようになっている。
さらに、図3Aに示される第2メニュー画面102の「店舗情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、新台情報および店休日情報のいずれかを選択させるための店舗情報選択画面109(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの店舗情報選択画面109に示される「新台情報」の項目にタッチすると、表示ユニット42は、遊技店1に関する新台情報を示す新台情報画面110を表示するようになっている。これに対し、遊技者が図3Bの店舗情報選択画面109に示される「店休日情報」の項目にタッチすると、表示ユニット42は、遊技店1の店休日を示した店休日情報画面111を表示するようになっている。
また、図3Aの第2メニュー画面102の「商品情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の商品カテゴリを入力するための商品案内選択画面112(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの商品案内選択画面112を介して所望の商品カテゴリを入力すると、表示ユニット42は、入力された商品カテゴリに関する商品が示された商品案内画面(カタログ)113を表示するようになっている。
さらに、図3Aの第2メニュー画面102の「周辺施設情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の周辺施設を入力するための周辺施設選択画面114(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの周辺施設選択画面114を介して所望の周辺施設を入力すると、表示ユニット42は、入力された周辺施設に関する情報が示された周辺施設情報画面115を表示するようになっている。
なお、図3Aの符号103〜108に示される各画面、および、図3Bの符号109〜115に示されている各画面の「メニュー」ボタンがタッチされると、表示ユニット42は、図3Aに示される第1メニュー画面101を再度表示させるようになっている。
以上示したように、表示ユニット42は、遊技者によって選択または入力された情報に応じて表示画面を切り替えている。
そして、本実施形態の表示ユニット42は、単に遊技者の操作に応じて表示画面を切り替えているだけではなく、遊技台41に座っている遊技者の属性を示す属性情報と、遊技者の操作履歴を示す操作履歴情報とを生成し、属性情報と操作履歴情報とを紐付けた第1紐付情報(図5参照)を情報処理装置30に出力するようになっている。また、情報処理装置30の側では、表示ユニット42から送られてきた第1紐付情報を処理して第2紐付情報(図7参照)を生成し、さらに第2紐付情報から第3紐付情報(図8参照)を生成し、第3紐付情報を遊技店情報センタ2のサーバ装置60に送るようになっている。サーバ装置60は、第3紐付情報を収集してセンタ用履歴DB(図2参照)を作成する。
また、遊技店1においては、図1に示されるように、各遊技ユニット40に取り付けられている表示ユニット42の他に、店舗内の所定位置において店舗用表示ユニット45が設置されている。店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と同様に表示装置42aおよびカメラ42bを備えている。但し、店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と異なり、遊技ユニット40に取り付けられているものではなく、全遊技者の共用スペースに設置されているものである。
つまり、店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と同様に、使用者の操作に応じて図3Aおよび図3Bの各画面を表示し、第1紐付情報を情報処理装置30(図1参照)に出力するようになっている。但し、店舗用表示ユニット45は、遊技ユニット40に座っている遊技者に操作されるものではなく、遊技店1にいる全ての遊技者に共用されるものである。
つぎに、前述した第1紐付情報、第2紐付情報、第3紐付情報、センタ用履歴DBが作成される過程を説明する。
図2は、表示ユニット42、情報処理装置30、および、サーバ装置60の構成を示したブロック図である。なお、サーバ装置60は、図1の遊技店情報センタ2に設置されているものであり、各遊技店1の情報処理装置30から送られていくる情報を収集、処理するコンピュータである。
まず、図2に示す表示ユニット42について説明する。図2に示されるように、表示ユニット42は、既に説明した表示装置42aおよびカメラ42bの他に、画像処理ユニット42cと、制御部42dと、通信部42eと、操作部42fと、記憶部42gとを備えている。なお、図示しないが、店舗用表示ユニット45も図2に示す表示ユニット42と同様の構成を有している。
画像処理ユニット42cは、カメラ42bから遊技者の撮影画像を入力し、撮影画像に基づいて遊技者の属性(性別および年代)を判定する属性判定処理を行うブロックである。属性判定処理は周知であるため、画像処理ユニット42cは、周知の属性判定処理の手法であればいかなる手法をも用いることができる。但し、本実施形態の画像処理ユニット42cは、特開2009−201536号公報(特許文献2)の段落[0040]〜[0042]および段落[0061]〜[0066]に開示されている生体情報認識装置による処理の手法を用いて属性判定処理を行うようになっている。
つまり、画像処理ユニット42cは、遊技者の撮影画像を参照して、遊技者の年代が20歳代以下、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代以上のいずれであるかを判定し、且つ、遊技者の性別が男性、女性のいずれであるかを判定するようになっている。そして、画像処理ユニット42cは、判定結果に基づいて、遊技者の年代および性別を示した属性情報を生成し、この属性情報を制御部42dに送信するようになっている。
操作部42fは、表示装置42aに取り付けられているタッチパネルに相当するものである。つまり、遊技者は、操作部42fを用いて、表示装置42aに表示させる表示画面を切り替え、また、各種情報の選択や入力を行えるようになっている。
通信部42eは、制御部42dが遊技店管理装置10や情報処理装置30との間で通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。つまり、制御部42dは、通信部42eと情報処理バス13(図1参照)とを介して情報処理装置30と通信を行うようになっている。また、制御部42dは、通信部42eおよび所定の通信用配線(不図示)を介して遊技店管理装置10と通信を行うようになっている。
制御部42dは、各種プログラムを実行することによって、表示ユニット42の各ハードウェアを統括制御するコンピュータである。特に、制御部42dは、図2に示すように、表示制御部401、紐付情報生成部402を備えている。
表示制御部401は、操作部42fに対して行われる遊技者のタッチ操作に応じて、図3Aおよび図3Bに示したように表示装置42aに表示される表示画面の内容を切り替える制御を行うブロックである。
なお、表示制御部401は、図3Aに示す遊技台情報入力画面103を介して遊技台の名称が入力された場合、入力された名称の遊技台に関する情報の送信を遊技店管理装置10に要求するようになっている。遊技店管理装置10は、この要求を受けると、入力された名称の遊技台に関する情報(大当確率等)を表示制御部401に送信する。表示制御部401は、遊技店管理装置10から送られた情報、および、所定のテンプレートに基づいて遊技台情報画面104を作成し、遊技台情報画面104を表示させる。
また、同様に、表示制御部401は、図3Aに示す番号入力画面105を介して台番号が入力された場合、入力された台番号の台に関する情報の送信を遊技店管理装置10に要求するようになっている。遊技店管理装置10は、この要求を受けると、入力された台番号の台に関する情報(大当確率等)を制御部42dに送信する。表示制御部401は、遊技店管理装置10から送られた情報、および、所定のテンプレートに基づいて台履歴情報画面106を作成し、台履歴情報画面106を表示させる。
紐付情報生成部402は、図5に示す第1紐付情報を作成するブロックである。この点について以下詳細に説明する。
図3Aの待機画面100がタッチされた場合、紐付情報生成部402は、表示装置42aのタッチパネル(つまり操作部42f)に対する操作の履歴を示す操作履歴情報の作成を開始する。紐付情報生成部402は、利用者に操作がされて表示画面が切り替わる度に操作履歴情報を更新するようになっている。
ここで、操作履歴情報の一例を図5に示す。図5に示す操作履歴情報には、メニュー(1)、ワゴンサービス、101番台、飲物Cが示されている。これは、図3Aの第1メニュー画面101が表示され、つぎに第1メニュー画面101の「ワゴンサービス」が選択されることで番号入力画面107が表示され、つぎに101番が入力されることでワゴンメニュー画面108が表示され、さらに飲物Cが選択されることでオーダー受付完了画面(不図示)が表示されたことを示している。すなわち、操作履歴情報とは、遊技者によって入力または選択された情報の履歴と、表示された表示画面の履歴とを示す情報なのである。
そして、表示装置42aにおいて最下層の表示画面が表示されると、紐付情報生成部402は、操作履歴情報の作成を終了する。なお、最下層の表示画面とは、図3Aの第1メニュー画面101および第2メニュー画面102に示されている各メニュー項目において最終的に表示される画面である。具体的には、図3Aおよび図3Bの符号104、106、110、111、113、115に示される各画面が最下層の表示画面に該当する。なお、図3Aに示す「ワゴンサービス」が選択された場合の最下層の表示画面は、前述したオーダー受付完了画面(不図示)である。
また、紐付情報生成部402は、表示装置42aにおいて最下層の表示画面が表示されると、画像処理ユニット42cに属性判定処理を行わせて属性情報を検出するようになっている。
そして、操作履歴情報の作成が完了し、且つ、属性情報が検出された後、紐付情報生成部402は、属性情報と、操作日時情報と、台番号情報と、操作履歴情報とを紐付けた第1紐付情報を作成する。そして、紐付情報生成部402は、第1紐付情報を、通信部42eおよび情報処理バス13を介して情報処理装置30に送信するようになっている。なお、操作日時情報とは、操作履歴情報に示されている履歴のうち、最後の履歴の記録日時(つまり、遊技者が最後に操作した日時を示す情報である)。また、台番号情報は、制御部42dの属する遊技ユニット40に含まれる遊技台の台番号を示す。なお、店舗用表示ユニット45については、台番号情報は店舗用表示ユニット45を示す番号になる。
表示ユニット42の制御部42d(紐付情報生成部402)から情報処理装置30に送られる第1紐付情報を図5に示す。この第1紐付情報によれば、遊技者は60代の男性であり、ワゴンメニュー画面108が表示され、飲物Cが選択されたことを示している。
記憶部42gは、制御部42dに実行される各種プログラム、および、これらプログラムが制御部42dに実行されている時に制御部42dに読み出される各種データを記録するものである。また、表示装置42aにて表示される各種画面のデータ(テンプレート)も記憶部42gに記憶されている。記憶部42gは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
つぎに、情報処理装置30の構成を詳細に説明する。情報処理装置30は、図1に示すように、情報処理バス13を介して、遊技店1に設置される全ての表示ユニット42および店舗用表示ユニット45と接続されている。そして、情報処理装置30は、各表示ユニット42または店舗用表示ユニット45から第1紐付情報(図5参照)を受信して処理するようになっている。
情報処理装置30は、遊技店1に設置されているパーソナルコンピュータである。情報処理装置30は、自店舗の各遊技ユニット40の表示ユニット42および店舗用表示ユニット45から第1紐付情報を受信して処理し、処理した情報を遊技店情報センタ2のサーバ装置60に送信するようになっている。
情報処理装置30は、図2に示すように、店内通信部30a、ネットワーク通信部30b、制御部30c、記憶部30d、表示装置30e、操作部30fを備えている。
表示装置30eは、情報処理装置30を操作するオペレータに対して各種画像を表示するためのディスプレイである。操作部30fは、キーボード、マウス、ポインタ等の情報入力装置であり、オペレータは操作部30fを用いて各種情報を情報処理装置30に入力できるようになっている。
店内通信部30aは、制御部30cが遊技店内の設備(遊技店管理装置10,表示ユニット42)との間で通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。つまり、制御部30cは、店内通信部30aと情報処理バス13(図1参照)とを介して表示ユニット42と通信を行うようになっている。また、制御部30cは、店内通信部30aおよび所定の通信用配線(不図示)を介して遊技店管理装置10と通信を行うようになっている。
ネットワーク通信部30bは、制御部30cがネットワークNを介した通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。このネットワークNには遊技店情報センタ2のサーバ装置60が接続されている。つまり、制御部30cは、ネットワーク通信部30bおよびネットワークNを介して、遊技店情報センタ2のサーバ装置60と通信を行うようになっている。
記憶部30dは、制御部30cに実行させる各種プログラム、および、これらプログラムを実行しているときに読み出される各種データを記録するものである。また、記憶部30dには、制御部30cにて処理された各種データが保存される。記憶部30dは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。
制御部30cは、各種プログラムを実行することにより、情報処理装置30に入力される情報や情報処理装置30に記憶されている情報を処理するコンピュータである。
制御部30cは、図2に示すように、機種情報登録部301、第1履歴登録部302、履歴送信部303を備えている。
機種情報登録部301は、遊技店管理装置10から最新の機種情報DBを受信すると、受信した機種情報DB(機種情報データベース)を記憶部30dに保存(登録)する処理を行うブロックである。機種情報DBを図6に示す。
機種情報DBとは、各遊技台の台番号を示した台番号情報と、各遊技台の機種を示す機種情報との対応関係を示したデータベースである。なお、本実施形態では、図6に示すように、遊技台の機種タイプとコーナー種別とが機種情報として示されている。機種タイプとは、遊技台のスペック(大当確率等)の程度を示した情報であり、コーナー種別とは、遊技台にて使用する遊技玉またはメダルの売値を示した情報である。
なお、遊技店管理装置10は、新台入替等が原因でオペレータ(店員等)によって機種情報DBが更新される度に機種情報DBを情報処理装置30の機種情報登録部301に送信する。
第1履歴登録部302は、各表示ユニット42または店舗用表示ユニット45から第1紐付情報(図5参照)を受信すると、受信した第1紐付情報に基づいて、記憶部30dに記憶されている店舗用履歴DBを作成または更新する処理を行うブロックである。
店舗用履歴DBとは、機種情報と操作日時情報と属性情報と表示履歴情報とを対応付けた第2紐付情報を収集したデータベースである。つまり、図7は第2紐付情報を1つだけ例示したものであり、店舗用履歴DBは図7に示す第2紐付情報が複数集合したものである。
第1履歴登録部302が受信する第1紐付情報(図5)と、店舗用履歴DBを構成する第2紐付情報(図7)とを比較すると、第2紐付情報には機種情報が含まれている一方で台番号情報が含まれていないが、第1紐付情報には台番号情報が含まれている一方で機種情報が含まれていない点で、第1紐付情報と第2紐付情報とは異なるが、他の点では第1紐付情報と第2紐付情報とは同じである。
つまり、第1履歴登録部302は、図5に示す第1紐付情報を情報処理装置30から受信すると、受信した第1紐付情報のうち台番号情報を機種情報に変換する。具体的には、第1履歴登録部302は、機種情報DBを参照して、情報処理装置30から受信した第1紐付情報に含まれる台番号情報に対応付けられている機種情報を検出し、当該第1紐付情報の台番号情報を、検出した機種情報に変換することで、図7の第2紐付情報を生成する。そして、第1履歴登録部302は、生成した第2紐付情報を店舗用履歴DBに追加することで当該店舗用履歴DBを更新する。つまり、店舗用履歴DBは図7に示す第2紐付情報が複数収集されたものである。
履歴送信部303は、店舗用履歴DBに図7の第2紐付情報が追加されると、追加された第2紐付情報から第3紐付情報を生成し、第3紐付情報をサーバ装置60に送信するブロックである。第3紐付情報の一例を図8に示す。
図8に示すように、第3紐付情報とは、業種情報と、店舗名情報と、地区情報と、機種情報と、操作日時情報と、属性情報と、表示履歴情報とを紐付けした情報である。なお、第2紐付情報は、機種情報、操作日時情報、属性情報、表示履歴情報からなることから、第3紐付情報は、第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とを紐付けた情報であるといえる。
つまり、履歴送信部303は、店舗用履歴DBに第2紐付情報が新たに追加されたことを検出すると、当該追加された第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とをさらに紐付けてなる第3紐付情報を生成している。
なお、業種情報とは、情報処理装置30の属する店舗の業種形態(パチンコまたはパチスロ)を示した情報であり、店舗名情報とは、情報処理装置30の属する店舗の店舗名を示した情報であり、地区情報とは、情報処理装置30の属する店舗の設置地区(設置地域)を示した情報である。
つぎに、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60の構成について説明する。サーバ装置60は、図2に示すように、ネットワーク通信部60a、記憶部60b、制御部60cを備えている。
ネットワーク通信部60aは、制御部60cがネットワークNを介した通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。このネットワークNには各遊技店1の情報処理装置30が接続されている。つまり、制御部60cは、ネットワーク通信部60aおよびネットワークNを介して、各遊技店1の情報処理装置30と通信を行うようになっている。
記憶部60bは、制御部60cに実行させる各種プログラム、および、これらプログラムを実行しているときに読み出す各種データを記録するものである。また、記憶部60bには、制御部60cにて処理された各種データが保存される。記憶部60bは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。
制御部60cは、各種プログラムを実行することによって、サーバ装置60に入力される情報やサーバ装置60に記憶されている情報を処理するコンピュータである。
制御部60cの構成について詳細に説明する。制御部60cは、図2に示すように、第2履歴登録部601を備えている。
第2履歴登録部601は、情報処理装置30の履歴送信部303から送信されてくる第3紐付情報がサーバ装置60に受信されると、記憶部60bに記憶されているセンタ用履歴DBを作成または更新するブロックである。
センタ用履歴DBとは、業種情報と店舗名情報と地区情報と機種情報と操作日時情報と属性情報と表示履歴情報とを紐付けした第3紐付情報を収集したデータベースである。センタ用履歴DBは図8に示す第3紐付情報が複数集合したものである。
つまり、第2履歴登録部601は、第3紐付情報を受信すると、受信した第3紐付情報をセンタ用履歴DBに追加することで当該センタ用履歴DBを更新する。すなわち、センタ用履歴DBは、図8に示す第3紐付情報を複数集めた集合体なのである。
遊技店情報センタ2のサーバ装置60は、遊技店情報センタ2に加盟している複数の遊技店の各々から第3紐付情報を収集し、収集した第3紐付情報(図8を参照)を集合させたセンタ用履歴DBを作成していることになる。したがって、センタ用履歴DBは、互いに異なる複数の遊技店を母集団とし、遊技者の属性を示す属性情報と当該遊技者に選択または入力された情報(コンテンツ等)の履歴を示した操作履歴情報との対応関係を前記母集団から収集してなるデータベースである。
つぎに、センタ用履歴DBが更新されるまでの処理の流れについて、図9、図10のフローチャートを用いて説明する。
図9は、表示ユニット42の処理の流れを示したフローチャートである。まず、表示ユニット42においては、図3Aまたは図3Bの各画面のうち、最下層の画面以外の画面が表示されているものと仮定する。つまり、符号100〜102、103、105、107、108、109、112、114の各画面のうちのいずれかが表示されている状態であるものとする。
この状態において、表示ユニット42の制御部42dは、表示画面に対するタッチ操作が一定時間内になされると(S1にてNO,S6にてNO,S1にてYES)、前記タッチ操作による遊技者の指示に応じて、表示装置42aに表示させる表示画面を切り替える(S2)。S2の後、制御部42dは、操作履歴情報(図5参照)が未だ作成されていない場合は新規作成し、既に作成されている場合は操作履歴情報を更新する(S3)。
S3の後、制御部42dは、表示装置42aに現時点で表示されている表示画面が各メニューにおける最下層の画面か否かを判定する(S4)。ここで、図3Aおよび図3Bの符号104、106、110、111、113、115に示される各画面が最下層の画面に該当する。また、図示はされていないが、ワゴンメニュー画面108に示される各品物(飲物等)のうちいずれかの品物が選択された後に表示されるオーダー受付完了画面も最下層の画面に該当する。
S4において最下層の画面でないと判定された場合(S4にてNO)、制御部42dは、S1に移行してS1以降の処理を繰り返す。S4において最下層の画面であると判定された場合(S4にてYES)、制御部42dは、画像処理ユニット42cに属性判定処理を行わせて属性情報を検出し、検出した属性情報および現時点まで作成された表示履歴情報を用いて第1紐付情報(図5参照)を作成して情報処理装置30へ送信する(S5)。S5の後、制御部42dは、S1に移行してS1以降の処理を繰り返す。
なお、制御部42dは、表示画面に対するタッチ操作が一定時間内になされない場合(S1にてNO,S6にてYES)、表示画面に待機画面100を表示させ(S7)、S1に移行してS1以降の処理を繰り返すようになっている。なお、待機画面100が表示されている状態にてS6からS7に移行した場合、S7では待機画面の表示がそのまま継続されてS1に戻ることになる。
つぎに、図10を用いて、サーバ装置60の記憶部60bに記憶されているセンタ用履歴DBが更新されるまでの処理の流れを説明する。
情報処理装置30の制御部30cは、図5の第1紐付情報を表示ユニット42から受信すると(S11にてYES)、図6に示す機種情報DBを参照して、第1紐付情報の台番号情報を機種情報に変換することで図7に示す第2紐付情報を生成する(S12)。そして、制御部30cは、生成した第2紐付情報を記憶部30dの店舗用履歴DBに追加することで当該店舗用履歴DBを更新する(S13)。
制御部30cは、店舗用履歴DBに第2紐付情報が追加されると、当該第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とをさらに紐付けてなる第3紐付情報(図8参照)を生成し、第3紐付情報をサーバ装置60に送信する(S14)。サーバ装置60の制御部60cは、第3紐付情報を受信すると、受信した第3紐付情報をセンタ用履歴DBに追加することで当該センタ用履歴DBを更新する(S15)。
以上にて示したようにして、図1の遊技店1の情報処理装置30は、当該遊技店1の各表示ユニット42から図5の第1紐付情報を受信し、第1紐付情報を処理して得られる第3紐付情報(図8)を遊技店情報センタ2のサーバ装置60へ送信している。そして、サーバ装置60は、遊技店情報センタ2の各加盟店(遊技店1)から第3紐付情報を受信し、受信した第3紐付情報を図2の記憶部60bのセンタ用履歴DBに追加することでセンタ用履歴DBを更新している。つまり、センタ用履歴DBは、各加盟店から図8の第3紐付情報を収集してなるデータベースなのである。
[ランキング情報について]
つぎに、サーバ装置60にて作成され、情報処理装置30の記憶部30dに記憶されるランキング情報について説明する。
図2に示すように、情報処理装置30の制御部30cは、ランキング情報処理部304を備え、サーバ装置60の制御部60cは、ランキング情報生成部602を備える。
ランキング情報生成部602は、定期的(1日おき、または、数時間おき)に、記憶部60bのセンタ用履歴DBを参照して、図11に示すランキング情報を作成し、作成後のランキング情報を、遊技店情報センタ2に加盟している各遊技店1の情報処理装置30へ送信する。
具体的には、ランキング情報生成部602は、図8に示す第3紐付情報を収集してなるセンタ用履歴DBを参照して、遊技者の属性別に、飲物について操作履歴情報に示されている数が1位〜3位のものと、食物について操作履歴情報に示されている数が1位〜3位のものとを抽出する抽出処理を行う。
ここで、同一の飲物(食物)について操作履歴情報に示されている数は過去に遊技者に選択された数である。それゆえ、飲物について操作履歴情報に示されている数が1位〜3位のものは、飲物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものに相当し、食物について操作履歴情報に示されている数が1位〜3位のものは、食物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものに相当する。
よって、ランキング情報生成部602は、前記の抽出処理の結果を参照することで、遊技者の属性別に、飲物について過去に遊技者に選択された回数の多さが1位〜3位のものと、食物について過去に遊技者に選択された回数の多さが1位〜3位のものとを示したランキング情報を作成できる。図11はランキング情報の一例を示したものである。図11に示すランキング情報には、例えば、男性20代以下、男性30代、男性40代、男性50代、男性60代以上、女性20代以下、女性30代、女性40代、女性50代、女性60代以上の各々について、飲物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものと、食物について過去に選択された回数の多さが1位〜3位のものとが示されている。
以上のようにして作成されたランキング情報はランキング情報生成部602から情報処理装置30に送信されるようになっている。
ランキング情報がサーバ装置60から情報処理装置30に送られると、情報処理装置30のランキング情報処理部304は、記憶部30dに記憶されているランキング情報を、サーバ装置60から受信したランキング情報に更新するようになっている。つまり、記憶部30dに記憶されているランキング情報は定期的(1日おき、または、数時間おき)に更新されるのである。
[ワゴンメニュー画面について]
つぎに、図3Aに示されるワゴンメニュー画面108について説明する。図3Aに示すように、ワゴンメニュー画面108には品物(飲物、食物)が列挙されている。
ワゴンメニュー画面108は、1つのオススメと、3つの飲物と、3つの食物とからなる合計7つの品物を列挙したものである。しかし、ワゴンメニュー画面108は、5つの品物のみ同時表示可能であり、残りの2つ品物についてはスクロールさせることで表示可能になっている。つまり、図3Aでは、オススメの品物が1つ、飲物が3つ、食物が1つ示されており、スクロールさせると、残り2つの食物が表示させ、これにより全ての食物を表示させることが可能になる。
そして、表示制御部401は、飲物のカテゴリおよび食物のカテゴリのうち、スクロールさせる前に最初に全ての品物が表示されるカテゴリを優先カテゴリとし、スクロールさせることで全ての品物を表示させることが可能になるカテゴリを非優先カテゴリとし、時間帯に応じて優先カテゴリと非優先カテゴリとを切り替える処理を行っている。なお、図3Aに示されるワゴンメニュー画面108は、スクロールさせる前の状態の画面であり、オススメ1つと、優先カテゴリの飲物3つと、非優先カテゴリの食物のうちの1つとが示されている。
具体的には、表示制御部401は、遊技店1の営業時間帯を、第1時間帯(9時30分〜11時30分)、第2時間帯(11時31分〜14時30分)、第3時間帯(14時31分〜17時30分)、第4時間帯(17時31分〜23時00分)に区分けしている。
そして、表示制御部401は、第1時間帯および第3時間帯において図3Aに示す第1メニュー画面101の「ワゴンサービス」が選択された場合、飲物を優先カテゴリとし、食物を非優先カテゴリとしたワゴンメニュー画面108を作成する。そして、表示制御部401は、番号入力画面107を介して台番号が入力されると、前記作成されたワゴンメニュー画面108を表示装置42aに表示させる。
これに対し、表示制御部401は、第2時間帯および第4時間帯において図3Aに示す第1メニュー画面101の「ワゴンサービス」が選択された場合、食物を優先カテゴリとし、飲物を優先カテゴリとしたワゴンメニュー画面を作成する。そして、表示制御部401は、番号入力画面107を介して台番号が入力されると、前記作成されたワゴンメニュー画面108を表示装置42aに表示させる。
このように、本実施形態では、時間帯に応じて、ワゴンメニュー画面108にて優先的に表示させるカテゴリを切り替えているため、時間帯に適したカテゴリの品物を優先表示させることができる。すなわち、食事時に適していない第1時間帯および第3時間帯では、飲物を優先表示し、食事時に適している第2時間帯および第4時間帯では、食物を優先表示させることができる。
また、表示制御部401は、ワゴンメニュー画面108に列挙させる飲物および食物を、表示ユニット42を操作する遊技者の属性に応じて変更するようになっている。以下ではこの点について詳細に説明する。
表示ユニット42において、表示制御部401は、図3Aの第1メニュー画面101に示される「ワゴンサービス」が遊技者にタッチされると、番号入力画面107を表示させるだけではなく、当該表示ユニット42を操作中の遊技者の属性を示す属性情報を画像処理ユニット42cに出力させるようになっている。
つぎに、表示制御部401は、画像処理ユニット42cに出力させた属性情報を、情報処理装置30の制御部30cのランキング情報処理部304に送信する。ランキング情報処理部304は、表示ユニット42の表示制御部401から属性情報を受信すると、受信した属性情報の属性について記憶部30dのランキング情報に示されている1位〜3位の飲物と1位〜3位の食物とを当該ランキング情報から読み出す。
ランキング情報処理部304は、ランキング情報から読み出された飲物と食物とを示した品物情報を生成し、当該品物情報を表示ユニット42の表示制御部401に送信する。
表示制御部401は、ランキング情報処理部304から受信した品物情報と、所定のテンプレートとに基づき、前記品物情報に示されている飲物および食物が列挙されたワゴンメニュー画面108を作成する。
ここで、表示制御部401は、第1時間帯および第3時間帯の場合(飲物を優先カテゴリとする場合)、図8Aに示すように、最初に表示されるワゴンメニュー画面108において、1位〜3位の飲物と1位の食物とオススメとが表示されるようにする。そして、スクロールすることで2位の食物と3位の食物とが表示されるようにする。
また、表示制御部401は、優先カテゴリの品物のうちで1位の品物をオススメとして示している。つまり、飲物を優先カテゴリとする場合、飲物の1位がオススメとして表示されることになる。
例えば、図11に示すように、ランキング情報において、20台の男性の属性情報には、飲物の1位〜3位として飲物A〜Cが対応付けられており、食物の1位〜3位として食物A〜食物Cが対応付けられているものとし、第1時間帯(9時30分〜11時30分)において20台の男性が表示ユニット42を操作しているものとする。この場合において、図3Aの第1メニュー画面101のワゴンサービスが遊技者に選択され、番号入力画面107に台番号が入力されると、ワゴンメニュー画面108が表示されるが、このワゴンメニュー画面108には、図3Aに示すように、オススメを囲う枠外において飲物A〜Cと食物Aとが列挙され、且つ、オススメを囲う枠内に飲物Aが示されていることになる。そして、スクロールさせると、食物Bや食物Cも表示されることになる。
以上にて示したように、本実施形態の情報処理システム500は、遊技店1に設置されており当該遊技店1の遊技者(顧客)が利用する表示装置42aと、表示装置42aを制御するものであって遊技者に対して提供する飲物(品物)を列挙したワゴンメニュー画面(品物メニュー画面)108を表示装置42aに表示させる表示制御部(表示制御手段)401と、表示装置42aを操作する遊技者の属性を示す属性情報を検出する画像処理ユニット(属性情報検出手段)42cとを備える。そして、表示制御部401は、画像処理ユニット42cにて検出された属性情報に示される属性に応じて、ワゴンメニュー画面108に列挙させる品物(飲物)を変更している。これにより、遊技者の属性に応じてワゴンメニュー画面108に列挙させる品物を変更しているため、顧客の属性に適さない品物がワゴンメニュー画面108に列挙されるという事を抑制できる。
また、本実施形態の情報処理システム500は、表示装置42aに対する過去の操作履歴であって少なくとも遊技者によってワゴンメニュー画面108から選択された飲物を示す操作履歴情報と、前記操作履歴情報に示されている操作を行った顧客の属性を示した属性情報とを紐付けた第3紐付情報を複数収集したセンタ用履歴DB(データベース)を記憶する記憶部60bと、前記センタ用履歴DBを参照して、過去にワゴンメニュー画面108から選択された数の多さが所定位以上(3位以上)の飲物を前記属性毎に示したランキング情報を生成するランキング情報生成部(ランキング情報生成手段)602とを備える。そして、表示制御部401は、画像処理ユニット42cにて検出された属性情報に示される属性と同じ属性について前記ランキング情報に示されている飲物を、ワゴンメニュー画面108に列挙するようになっている。これにより、現時点にて表示装置42aを利用している遊技者と同じ属性の遊技者により過去にワゴンメニュー画面108から選択された数の多さが3位以上の飲物を、現時点にて表示装置42aに表示させるワゴンメニュー画面108に列挙するようになっている。それゆえ、遊技店1において遊技者の嗜好にあわない品物が表示装置42aに表示されることを抑制できるという効果を奏する。
また、表示制御部401は、図3Aのワゴンメニュー画面108において、前記ランキング情報にて1位になっている品物について推薦品(オススメ)であることを顧客に認識させる表示を行うようになっている。それゆえ、前記ランキング情報にて1位になっている品物について推薦品であることを顧客に認識させることになるので、人気のある品物を顧客に薦めることができるのである。
なお、本実施形態において、属性情報に示される属性は、前記利用者の性別および年代の両方であったが、性別および年代のうちのいずれか一方であってもよい。
[変形例1]
以上にて示した実施形態によれば、優先カテゴリの品物のうちで1位の品物がオススメとして表示制御部401に指定される。そして、表示制御部401は、図8Aに示されるように、優先カテゴリの品物の1位〜3位である飲物A〜Cを列挙すると共に、オススメの枠の中にも飲物Aを示したワゴンメニュー画面108を表示させている。
しかし、オススメとして指定される品物は、優先カテゴリの品物のうちで1位の品物に固定される必要はなく、適宜変更可能である。例えば、表示制御部401は、自装置(当該表示制御部401の属する遊技ユニット41)の現時点での出玉数に応じて、オススメとして指定する品物を変更するようになっていてもよい。より具体的には、前記出玉数が閾値未満である場合、優先カテゴリの品物のうちで1位の品物をオススメとして指定するが、前記出玉数が閾値以上である場合、優先カテゴリの品物のうちで最も高価な品物をオススメとして指定するような形態であってもよい。以下では、この形態について詳細に説明する。
この形態では、表示ユニット42の記憶部42gには、ワゴンメニュー画面108に列挙可能な各品物の金銭価値を示した金銭価値情報が予め記憶されているものとする。
そして、前述した実施の形態と同様、表示制御部401は、図3Aの第1メニュー画面101に示される「ワゴンサービス」が遊技者にタッチされると、属性情報を画像処理ユニット42cに出力させ、この属性情報を情報処理装置30に送信するようになっている。これに対し、情報処理装置30のランキング情報処理部304は、前述した実施の形態と同様、情報処理装置30から受信した属性情報に示される属性に対応付けられている1位〜3位の食物と1位〜3位の飲物とを記憶部30dのランキング情報から読み出し、読み出した食物と食物とを示した品物情報を表示ユニット42の表示制御部401に伝送する。
さらに、表示制御部401は、自装置(表示制御部401の属する遊技ユニット40)の出玉数を示した出玉数情報を要求するコマンドを遊技店管理装置10に送信する。遊技店管理装置10は、このコマンドを送ってきた表示制御部401の属する遊技ユニット40の出玉数を遊技店管理データベース(不図示)から読み出し、読み出した出玉数を示す出玉数情報を表示制御部401に送信する。
表示制御部401は、ランキング情報処理部304から受信した品物情報と、遊技店管理装置10から受信した出玉数情報と、所定のテンプレートとに基づき、前記品物情報に示されている飲物および食物が列挙されたワゴンメニュー画面108を作成する。
具体的には、表示制御部401は、飲物を優先カテゴリとする場合(第1および第3時間帯の場合)、品物情報に示されている1位〜3位の飲物と1位の食物とオススメとがスクロール無で最初に同時表示され、2位および3位の食物についてはスクロールして表示されるように飲物および食物が列挙されたワゴンメニュー画面108を作成する。ここで、オススメについては以下のようにして決定される。
表示制御部401は、出玉数情報に示される出玉数と所定の閾値(例えば10000玉)とを比較する。そして、表示制御部401は、出玉数が閾値未満の場合、1位の飲物(優先カテゴリのうちの1位の品物)をオススメとして指定する。これに対し、表示制御部401は、出玉数が閾値以上の場合、記憶部42gに記憶されている金銭価値情報を参照して、飲物の1位〜3位の中で最も高値な飲物(優先カテゴリの1位〜3位の中で最も高値な飲物)を検出し、検出した飲物をオススメとして指定する。つまり、飲物の2位が高値であれば飲物の2位がオススメとして指定され、飲物の3位が高値であれば飲物の3位がオススメとして指定される。オススメとして指定された飲物は、図3Aのワゴンメニュー画面108のオススメの枠外にて他の飲物と共に列挙されるだけでなく、オススメの枠内にても示されることになる。
また、表示制御部401は、食物を優先カテゴリとする場合(第および第4時間帯の場合)については以下のようにワゴンメニュー画面108を作成する。
すなわち、表示制御部401は、品物情報に示されている1位〜3位の食物と1位の飲物とオススメとがスクロール無で最初に同時表示され、2位および3位の飲物についてはスクロールして表示されるように飲物および食物が列挙されたワゴンメニュー画面108を作成する。オススメについては以下のようにして決定される。
表示制御部401は、出玉数情報に示される出玉数と所定の閾値(例えば10000玉)とを比較する。そして、表示制御部401は、出玉数が閾値未満の場合、1位の食物(優先カテゴリのうちの1位の品物)をオススメとして指定する。これに対し、表示制御部401は、出玉数が閾値以上の場合、記憶部42gに記憶されている金銭価値情報を参照して、食物の1位〜3位の中で最も高値な食物(優先カテゴリの1位〜3位の中で最も高値な食物)を検出し、検出した食物をオススメとして指定する。
以上示したように、表示制御部401は、ワゴンメニュー画面108に列挙させる品物のうちのいずれか1つを推薦品として決定し、推薦品を顧客に認識させるための表示を行うようになっている。そして、表示制御部401は、遊技台41の出玉数(メダル払出数)が所定数(閾値)以上の場合、遊技台41の出玉数が所定数未満の場合よりも、高価な品物を推薦品として決定するようになっている。これにより、出玉数を多くして気前が良くなっている顧客によって高価な品物が選択されることを期待できるというメリットを有する。
[変形例2]
以上にて示した実施形態では、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いて遊技者の属性を検出するようになっているが、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いずに遊技者の属性を検出することが可能である。この点について以下説明する。
各遊技ユニット40に取り付けられている台間機は遊技者のID(識別情報)を記録した会員カード等を受け入れ、この会員カードから識別情報を読み出すことが可能になっている。そこで、会員カードに記録されるIDに遊技者の属性情報を含めるようにし、台間機に会員カードが挿入されると、表示ユニット42の制御部42dは、会員カードから属性情報を読み出すようになっていてもよい。
あるいは、遊技者のIDと遊技者の属性情報との対応関係を示したテーブルを遊技店管理装置10に記憶させておく。そして、台間機に会員カードが挿入されると、表示ユニット42の制御部42dは、会員カードからIDを読み出し、遊技店管理装置10にアクセスして、会員カードのIDに対応する属性情報を前記テーブルから検出するようになっていてもよい。
また、制御部42dは、台間機に会員カードが挿入されていない場合、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いて属性判定処理を行って遊技者の属性を検出し、台間機に会員カードが挿入されている場合、会員カードのIDから遊技者の属性を検出する併用形態(カメラ・カードの併用形態)であってもよい。
なお、表示ユニット42の制御部42dは、属性検出の手法を示した属性判定種別情報を、図5の第1紐付情報にさらに紐付けた上で、当該第1紐付情報を情報処理装置30に送信するようになっていてもよい。そして、情報処理装置30の第1履歴登録部302は、前記属性判定種別情報をさらに紐付けた第2紐付情報(図7を参照)を記憶部30dに記憶させるようになっており、履歴送信部303は、前記属性判定種別情報をさらに紐付けた第3紐付情報(図8参照)をサーバ装置60に送信し、サーバ装置60の第2履歴登録部601は、履歴送信部303から受信した第3紐付情報を記憶部60bに記憶させるようになっている。
[変形例3]
ワゴンメニュー画面108に列挙される飲食物は、ランキング情報において上位3位にランキングされている飲食物に限定されるため、遊技店1にて提供される全ての飲食物が列挙されるわけではない。そこで、ワゴンメニュー画面108とは別に、遊技店1にて提供される全ての飲食物を列挙したメニュー画面を表示装置42aに表示させるようにしてもよい。この場合、遊技者は、とりあえず人気の高い飲食物のみが示されたワゴンメニュー画面108によって所望の飲食物を探し、仮にワゴンメニュー画面108に所望の飲食物が無い場合、遊技店1にて提供される全ての飲食物を列挙したメニュー画面を用いて所望の飲食物を探すといった対応をとることができる。
[変形例4]
また、以上にて示した実施形態によれば、表示ユニット42を操作する遊技者の属性に応じて、当該表示ユニット42の表示装置42aに表示させるワゴンメニュー画面108に列挙される品物(飲食物)を変更する形態であるが、列挙される品物が変更される画面はワゴンメニュー画面108に限定されるものではない。例えば、表示ユニット42を操作する遊技者の属性に応じて、当該表示ユニット42の表示装置42aに表示させる商品案内画面113(図3Aを参照)に列挙させる品物を変更するような形態であっても構わない。
[ソフトウェアについて]
最後に、各制御部42d、30c、60c、および、画像処理ユニット42cは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、各制御部42d、30c、60c、および、画像処理ユニット42cは、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、表示ユニット42、情報処理装置30、サーバ装置60に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、表示ユニット42、情報処理装置30、サーバ装置60を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
<付記事項>
本発明の他の態様の情報処理システムは、遊技店に設置されており当該遊技店の顧客が利用する表示装置と、前記表示装置を制御するものであり、前記顧客に対して提供する品物を列挙した品物メニュー画面を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、前記表示装置を操作する顧客の属性を示す属性情報を検出する属性情報検出手段とを備え、前記表示制御手段は、前記属性情報検出手段にて検出された属性情報に示される属性に応じて、前記品物メニュー画面に列挙させる品物を変更することを特徴とする。
上記構成によれば、顧客の属性に応じて品物メニュー画面に列挙させる品物を変更しているため、顧客の属性に適さない品物が品物メニュー画面に列挙されるという事を抑制できる。それゆえ、遊技店において顧客の嗜好にあわない品物が表示装置に表示されることを抑制できるという効果を奏する。
本発明の他の態様の情報処理システムは、前記の構成に加えて、前記表示装置に対する過去の操作履歴であって少なくとも顧客によって前記品物メニュー画面から選択された品物を示す履歴情報と、前記履歴情報に示されている操作を行った顧客の属性を示した属性情報とを紐付けた紐付情報を複数収集したデータベースを記憶する記憶部と、前記データベースを参照して、過去に前記品物メニュー画面から選択された数の多さが所定位以上の品物を前記属性毎に示したランキング情報を生成するランキング情報生成手段とを備え、前記表示制御手段は、前記属性情報検出手段にて検出された属性情報に示される属性と同じ属性について前記ランキング情報に示されている品物を、前記品物メニュー画面に列挙するようになっていることを特徴とする。
上記構成によれば、現時点にて前記表示装置を利用している顧客と同じ属性の人によって過去に前記品物メニュー画面から選択された数の多さが所定位以上の品物を、現時点にて表示装置に表示させる前記品物メニュー画面に列挙するようになっている。それゆえ、遊技店において顧客の嗜好にあわない品物が表示装置に表示されることを抑制できるという効果を奏する。
本発明の他の態様の情報処理システムにおいては、前記の構成に加えて、前記表示制御手段は、前記品物メニュー画面において、前記ランキング情報にて1位になっている品物について推薦品であることを顧客に認識させる表示を行うことを特徴とする。
この構成によれば、前記ランキング情報にて1位になっている品物について推薦品であることを顧客に認識させることになるので、人気のある品物を顧客に薦めることができるのである。
また、遊技店において遊技している顧客は、出玉数が多くなると気前が良くなる傾向にある。したがって、出玉数が多い時の顧客に対して高値な品物を薦めることにより、高価な品物の売上(消費)が高くなることが期待できるのである。そこで、本発明の他の態様は、遊技台と台間機とを備えた遊技ユニットに前記表示装置が取り付けられており、前記表示制御手段は、前記品物メニュー画面に列挙させる品物のうちのいずれか1つを推薦品として決定し、推薦品を顧客に認識させるための表示を行うようになっており、前記遊技台の出玉数または払出数が所定数以上の場合、前記遊技台の出玉数または払出数が所定数未満の場合よりも、高価な品物を推薦品として決定するように構成されていることが好ましい。これにより、高価な品物の売上(消費)が高くなることが期待できる。
なお、前記属性とは、前記顧客の性別および年代の一方または両方であってもよい。
上記の目的の達成のために、本発明の他の態様は、遊技店に設置されており当該遊技店の顧客が利用する表示装置と、前記顧客に対して提供する品物を列挙した品物メニュー画面を前記表示装置に表示させる表示制御手段とを有する情報処理システムの制御方法において、前記情報処理システムの属性情報検出手段が、前記表示装置を操作する顧客の属性を示す属性情報を検出し、前記表示制御手段が、前記属性情報検出手段にて検出された属性情報に示される属性に応じて、前記品物メニュー画面に列挙させる品物を変更するようになっている。
それゆえ、遊技店において顧客の嗜好にあわない品物が表示装置に表示されることを抑制できるという効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。