以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の情報処理システム500の構成を示すブロック図である。
情報処理システム500は、遊技店1−1ないし1−nの各々に設置されている遊技店管理装置10、情報処理装置30、遊技ユニット40−1ないし40−m、店舗用表示ユニット45を有する。また、情報処理システム500は、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60(図2参照)をも有している。
図1に示される遊技店1−1ないし1−nは、いわゆるパチンコ店またはパチスロ店である。遊技店1−1ないし1−nは、遊技店情報センタ2の加盟店であり、遊技店情報センタ2に対して自店舗の情報を提供するようになっている。なお、遊技店1−1ないし1−nは互いに同様の構成を有するものであるため、以下においては、説明の便宜上、遊技店1−1ないし1−nのそれぞれを、特に区別する必要がない場合、単に遊技店1と称するものとする。
遊技店情報センタ2は、各加盟店から送られてくる情報を集計したデータベース(図2のセンタ用履歴DB)を作成し、このデータベースを用いた情報検索サービスを各加盟店に利用させる事業者である。具体的に、遊技店1は、自店舗にて遊技する遊技者の属性と、当該属性の遊技者によって入力または選択された情報(コンテンツ等)の操作履歴と、自店舗を識別する店舗名情報等とを対応付けた情報を遊技店情報センタ2に送っている。遊技店情報センタ2は、遊技店1から送られてきた情報を蓄積させたデータベース(図2のセンタ用履歴DB)を作成する。そして、遊技店1は、前記データベースを用いた情報検索サービスを利用できる。例えば、遊技者の属性(遊技者の年齢層)を検索キーとして検索を行うことにより、属性別に選択頻度の高いコンテンツを特定するようなことが可能になる。
つぎに、遊技店1に設置されている設備について説明する。図1に示すように、各遊技店(ホール)1は、遊技店管理装置10、情報処理装置30、遊技店管理バス12、情報処理バス13、遊技ユニット40−1ないし40−m、店舗用表示ユニット45を有する。
遊技店管理装置10は、ホールコンピュータと呼ばれる装置であり、遊技店管理バス12を介して遊技ユニット40−1ないし40−mと接続しており、遊技ユニット40−1ないし40−mの動作を監視している。すなわち、遊技店管理装置10は、各遊技ユニット40−1ないし40−mから、出玉情報、メダルの払出情報、遊技の状態を示す状態情報(大当中、確変中、時短中)等を入力し、入力した情報を処理し、処理後の情報を、各遊技ユニット40−1ないし40−mの番号と対応付けて遊技店管理データベース(不図示)に記録する。そして、遊技店管理装置10は、オペレータ(店員)の操作に応じて、遊技店管理データベースに記録されている情報を、遊技店管理装置10の表示装置(不図示)に表示させるようになっている。また、遊技店管理装置10は、遊技者の呼出情報、エラー情報等を各遊技ユニット40−1ないし40−mから入力し、呼出情報やエラー情報を情報元の遊技ユニットの番号と共に遊技店管理装置10の表示装置(不図示)に表示させるようになっている。
つぎに、遊技ユニット40−1ないし40−mについて説明する。なお、遊技ユニット40−1ないし40−mは互いに同一の構成であるため、以下では、遊技ユニット40−1ないし40−mのそれぞれを、特に区別する必要がない場合、単に遊技ユニット40と称するものとする。
図1に示すように、各遊技ユニット40は、遊技台41と表示ユニット42とを備えている。
ここで、遊技ユニット40の外観の一例を図4Aに示す。遊技台41は、図4Aに示すようにパチンコ台である。なお、ここでは遊技台41の一例としてパチンコ台を示したが、いわゆるパチスロ台であっても構わない。すなわち、遊技台41は、遊技者によって所定の操作がなされることで遊技を実行するものであり、小当または大当に応じて遊技玉またはメダルを払い出す装置である。
表示ユニット42は、図1、図4A、図4Bに示すように、表示装置42aとカメラ42bとを備えているユニットである。
カメラ42bは、図4Aの遊技台41の座席に座っており且つ表示装置42aを操作する遊技者の顔面を撮影可能な位置に取り付けられている撮影装置である。具体的には、カメラ42bは、図4Bに示されるように、遊技台41の台表示ランプの下方に取り付けられている。
表示装置42aは、図4Aに示すように、遊技台41を利用する遊技者に対して各種画像を表示する装置であり、遊技台41の遊技者が遊技のための金銭またはカードを挿入する台間機に取り付けられている。表示装置42aにはタッチパネルが取り付けられており、遊技台41の遊技者は、表示装置42aに対してタッチ操作を行うことによって、各種情報の入力または選択を行い、また、表示装置42aに表示させる画面(コンテンツ等)の選択を行えるようになっている。
つぎに、図3Aおよび図3Bに基づいて、表示装置42aに表示される表示画面(コンテンツ)について詳細に説明する。
表示装置42aは、図3Aに示されるような待機画面100を表示しており、待機画面100が遊技者にタッチされると第1メニュー画面101を表示し、第1メニュー画面101の「次へ」ボタンが遊技者にタッチされると第2メニュー画面102を表示し、第2メニュー画面102の「戻る」ボタンが遊技者にタッチされると再び第1メニュー画面101を表示するようになっている。
待機画面100は、表示装置42aに表示させる初期画面である。第1メニュー画面101および第2メニュー画面102は、表示させるコンテンツ(画面等)を利用者に選択させるための画面である。
すなわち、第1メニュー画面101および第2メニュー画面102は上位階層の画面であり、第1メニュー画面101および第2メニュー画面102に示されている複数の項目のうちのいずれかの項目が利用者にタッチされると、タッチされた項目に対応する下位階層の画面が表示されるようになっている。
第1メニュー画面101の「遊技台情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の遊技台の名称(型式名)を入力するための遊技台入力画面103(図3A参照)を表示するようになっている。さらに、遊技者が遊技台入力画面103を介して所望の遊技台の名称を入力すると、表示ユニット42は、入力された名称の全遊技台についての統計データ(大当確率等)が示された遊技台情報画面104(図3A参照)を表示するようになっている。
また、第1メニュー画面101の「台履歴情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の台番号を入力するための番号入力画面105(図3A参照)を表示する。そして、遊技者が番号入力画面105を介して所望の台の番号を入力すると、表示ユニット42は、入力された番号の台に関する履歴(大当履歴)が示された台履歴情報画面106を表示するようになっている。
また、第1メニュー画面101の「出玉履歴情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の台番号を入力するための番号入力画面107(図3A参照)を表示する。そして、遊技者が図3Aの番号入力画面107を介して所望の台の番号を入力すると、表示ユニット42は、入力された番号の台に関する出玉履歴が示された出玉履歴情報画面108を表示するようになっている。
さらに、図3Aに示される第2メニュー画面102の「店舗情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、新台情報および店休日情報のいずれかを選択させるための店舗情報選択画面109(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの店舗情報選択画面109に示される「新台情報」の項目にタッチすると、表示ユニット42は、遊技店1に関する新台情報を示す新台情報画面110を表示するようになっている。これに対し、遊技者が図3Bの店舗情報選択画面109に示される「店休日情報」の項目にタッチすると、表示ユニット42は、遊技店1の店休日を示した店休日情報画面111を表示するようになっている。
また、図3Aの第2メニュー画面102の「商品情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の商品カテゴリを入力するための商品案内選択画面112(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの商品案内選択画面112を介して所望の商品カテゴリを入力すると、表示ユニット42は、入力された商品カテゴリに関する商品が示された商品情報画面(カタログ)113を表示するようになっている。
さらに、図3Aの第2メニュー画面102の「周辺施設情報」の項目が遊技者にタッチされると、表示ユニット42は、所望の周辺施設を入力するための周辺施設選択画面114(図3B参照)を表示する。そして、遊技者が図3Bの周辺施設選択画面114を介して所望の周辺施設を入力すると、表示ユニット42は、入力された周辺施設に関する情報が示された周辺施設情報画面115を表示するようになっている。
なお、図3Aの符号103〜108に示される各画面、および、図3Bの符号109〜115に示されている各画面の「メニュー」ボタンがタッチされると、表示ユニット42は、図3Aに示される第1メニュー画面101を再度表示させるようになっている。
以上示したように、表示ユニット42は、遊技者によって選択されたコンテンツ(表示画面)を表示装置42aに表示させるようになっている。
そして、本実施形態の表示ユニット42は、単に遊技者の操作に応じて表示画面を切り替えているだけではなく、遊技台41に座っている遊技者の属性を示す属性情報と、遊技者の操作履歴を示す操作履歴情報とを生成し、属性情報と操作履歴情報とを紐付けた第1紐付情報(図5参照)を情報処理装置30に出力するようになっている。また、情報処理装置30の側では、表示ユニット42から送られてきた第1紐付情報を処理して第2紐付情報(図7参照)を生成し、さらに第2紐付情報から第3紐付情報(図8A参照)を生成し、第3紐付情報を遊技店情報センタ2のサーバ装置60に送るようになっている。サーバ装置60は、第3紐付情報を収集してセンタ用履歴DB(図2参照)を作成する。
また、遊技店1においては、図1に示されるように、各遊技ユニット40に取り付けられている表示ユニット42の他に、店舗内の所定位置において店舗用表示ユニット45が設置されている。店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と同様に表示装置42aおよびカメラ42bを備えている。但し、店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と異なり、遊技ユニット40に取り付けられているものではなく、全遊技者の共用スペースに設置されているものである。
つまり、店舗用表示ユニット45は、表示ユニット42と同様に、使用者の操作に応じて図3Aおよび図3Bの各画面を表示し、第1紐付情報を情報処理装置30(図1参照)に出力するようになっている。但し、店舗用表示ユニット45は、遊技ユニット40に座っている遊技者に操作されるものではなく、遊技店1にいる全ての遊技者に共用されるものである。
つぎに、前述した第1紐付情報、第2紐付情報、第3紐付情報、センタ用履歴DBが作成される過程を説明する。
図2は、表示ユニット42、情報処理装置30、および、サーバ装置60の構成を示したブロック図である。なお、サーバ装置60は、図1の遊技店情報センタ2に設置されているものであり、各遊技店1の情報処理装置30から送られてくる情報を収集、処理するコンピュータである。
まず、図2に示す表示ユニット42について説明する。図2に示されるように、表示ユニット42は、既に説明した表示装置42aおよびカメラ42bの他に、画像処理ユニット42cと、制御部42dと、通信部42eと、操作部42fと、記憶部42gとを備えている。なお、図示しないが、店舗用表示ユニット45も図2に示す表示ユニット42と同様の構成を有している。
画像処理ユニット42cは、カメラ42bから遊技者の撮影画像を入力し、撮影画像に基づいて遊技者の属性(性別および年代)を判定する属性判定処理を行うブロックである。属性判定処理は周知であるため、画像処理ユニット42cは、周知の属性判定処理の手法であればいかなる手法をも用いることができる。但し、本実施形態の画像処理ユニット42cは、特開2009−201536号公報(特許文献2)の段落[0040]〜[0042]および段落[0061]〜[0066]に開示されている生体情報認識装置による処理の手法を用いて属性判定処理を行うようになっている。
つまり、画像処理ユニット42cは、遊技者の撮影画像を参照して、遊技者の年代が20歳代以下、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代以上のいずれであるかを判定し、且つ、遊技者の性別が男性、女性のいずれであるかを判定するようになっている。そして、画像処理ユニット42cは、判定結果に基づいて、遊技者の年代および性別を示した属性情報を生成し、この属性情報を制御部42dに送信するようになっている。
操作部42fは、表示装置42aに取り付けられているタッチパネルに相当するものである。つまり、遊技者は、操作部42fを用いて、表示装置42aに表示させる表示画面を切り替え、また、各種情報の選択や入力を行えるようになっている。
通信部42eは、制御部42dが遊技店管理装置10や情報処理装置30との間で通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。つまり、制御部42dは、通信部42eと情報処理バス13(図1参照)とを介して情報処理装置30と通信を行うようになっている。また、制御部42dは、通信部42eおよび所定の通信用配線(不図示)を介して遊技店管理装置10と通信を行うようになっている。
制御部42dは、各種プログラムを実行することによって、表示ユニット42の各ハードウェアを統括制御するコンピュータである。つまり、制御部42dは、操作部42fに対して行われる遊技者のタッチ操作に応じて、図3Aおよび図3Bに示したように表示装置42aに表示される表示画面の内容を切り替えるようになっている。
なお、制御部42dは、図3Aに示す遊技台入力画面103を介して遊技台の名称が入力された場合、入力された名称の遊技台に関する情報の送信を遊技店管理装置10に要求するようになっている。遊技店管理装置10は、この要求を受けると、入力された名称の遊技台についてのリアルタイムの情報(大当確率等)を制御部42dに送信し、制御部42dは、遊技店管理装置10から送られた情報に基づいて遊技台情報画面104を表示させるようになっている。
また、同様に、制御部42dは、図3Aに示す番号入力画面105や番号入力画面107を介して台の番号が入力された場合、入力された番号の台に関する情報の送信を遊技店管理装置10に要求するようになっている。遊技店管理装置10は、この要求を受けると、入力された番号の台についてのリアルタイムの情報(大当確率等)を制御部42dに送信し、制御部42dは、遊技店管理装置10から送られた情報に基づいて台履歴情報画面106や出玉履歴情報画面108を表示させるようになっている。
また、制御部42dは、図3Aの待機画面100がタッチされると、表示装置42aのタッチパネル(つまり操作部42f)に対する操作の履歴を示す操作履歴情報の作成を開始する。制御部42dは、利用者に操作がされて表示画面が切り替わる度に操作履歴情報を更新するようになっている。
ここで、操作履歴情報の一例が図5に示されている。図5に示す操作履歴情報には、メニュー(1)、台履歴、101番台が示されている。これは、図3Aの第1メニュー画面101が表示され、つぎに第1メニュー画面101の「台履歴情報」が選択されることで番号入力画面105が表示され、つぎに101番が入力されることで101番台に関する台履歴情報画面106が表示されたことを示している。すなわち、操作履歴情報とは、遊技者によって入力または選択された情報の履歴と、表示された表示画面の履歴とを示す情報なのである。
そして、表示装置42aにおいて最下層の表示画面が表示されると、制御部42dは、操作履歴情報の作成を終了する。なお、最下層の表示画面とは、図3Aの第1メニュー画面101および第2メニュー画面102に示されている各メニューにおいて最終的に表示される画面である。つまり、図3Aおよび図3Bの符号104、106、108、110、111、113、115に示される各画面が最下層の表示画面に該当する。
制御部42dは、操作履歴情報の作成を終了すると、画像処理ユニット42cにて生成される属性情報と、操作日時情報と、台番号情報と、操作履歴情報とを紐付けた第1紐付情報を作成する。そして、制御部42dは、第1紐付情報を、通信部42eおよび情報処理バス13を介して情報処理装置30に送信するようになっている。なお、操作日時情報とは、操作履歴情報に示されている履歴のうち、最後の履歴の記録日時(つまり、遊技者が最後に操作した日時を示す情報である)。また、台番号情報は、制御部42dの属する遊技ユニット40に含まれる遊技台の台番号を示す。なお、店舗用表示ユニット45については、台番号情報は店舗用表示ユニット45を示す番号になる。
表示ユニット42の制御部42dから情報処理装置30に送られる第1紐付情報を図5に示す。この第1紐付情報によれば、遊技者は60代の男性であり、図3Aの第1メニュー画面101、番号入力画面105が表示され、台番号が101番の台履歴情報画面106が表示されたことを示している。
記憶部42gは、制御部42dに実行される各種プログラム、および、これらプログラムが制御部42dに実行されている時に制御部42dに読み出される各種データを記録するものである。また、表示装置42aにて表示される各種画面のデータも記憶部42gに記憶されている。記憶部42gは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
つぎに、情報処理装置30の構成を詳細に説明する。情報処理装置30は、図1に示すように、情報処理バス13を介して、遊技店1に設置される全ての表示ユニット42および店舗用表示ユニット45と接続されている。そして、情報処理装置30は、各表示ユニット42または店舗用表示ユニット45から第1紐付情報(図5参照)を受信して処理するようになっている。
情報処理装置30は、遊技店1に設置されているパーソナルコンピュータである。情報処理装置30は、自店舗の各遊技ユニット40の表示ユニット42および店舗用表示ユニット45から第1紐付情報を受信して処理し、処理した情報を遊技店情報センタ2のサーバ装置60に送信するようになっている。また、情報処理装置30は、遊技店1の店長等に操作されることによって、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60に接続し、当該サーバ装置60に記憶されているセンタ用履歴DBを用いた検索処理を行うためのコンピュータでもある。
情報処理装置30は、図2に示すように、店内通信部30a、ネットワーク通信部30b、制御部30c、記憶部30d、表示装置30e、操作部30fを備えている。
表示装置30eは、情報処理装置30を操作するオペレータに対して各種画像を表示するためのディスプレイである。操作部30fは、キーボード、マウス、ポインタ等の情報入力装置であり、オペレータは操作部30fを用いて各種情報を情報処理装置30に入力できるようになっている。
店内通信部30aは、制御部30cが遊技店内の設備(遊技店管理装置10,表示ユニット42)との間で通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。つまり、制御部30cは、店内通信部30aと情報処理バス13(図1参照)とを介して表示ユニット42と通信を行うようになっている。また、制御部30cは、店内通信部30aおよび所定の通信用配線(不図示)を介して遊技店管理装置10と通信を行うようになっている。
ネットワーク通信部30bは、制御部30cがネットワークNを介した通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。このネットワークNには遊技店情報センタ2のサーバ装置60が接続されている。つまり、制御部30cは、ネットワーク通信部30bおよびネットワークNを介して、遊技店情報センタ2のサーバ装置60と通信を行うようになっている。
記憶部30dは、制御部30cに実行させる各種プログラム、および、これらプログラムを実行しているときに読み出される各種データを記録するものである。また、記憶部30dには、制御部30cにて処理された各種データが保存される。記憶部30dは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。
制御部30cは、各種プログラムを実行することにより、情報処理装置30に入力される情報や情報処理装置30に記憶されている情報を処理するコンピュータである。
制御部30cは、図2に示すように、機種情報登録部301、第1履歴登録部302、履歴送信部303、検索条件設定部304、表示制御部305を備えている。
機種情報登録部301は、遊技店管理装置10から最新の機種情報DBを受信すると、受信した機種情報DB(機種情報データベース)を記憶部30dに保存(登録)する処理を行うブロックである。機種情報DBを図6に示す。
機種情報DBとは、各遊技台の台番号を示した台番号情報と、各遊技台の機種を示す機種情報との対応関係を示したデータベースである。なお、本実施形態では、図6に示すように、遊技台の機種タイプとコーナー種別とが機種情報として示されている。機種タイプとは、遊技台のスペック(大当確率等)の程度を示した情報であり、コーナー種別とは、遊技台にて使用する遊技玉またはメダルの売値を示した情報である。
なお、遊技店管理装置10は、新台入替等が原因でオペレータ(店員等)によって機種情報DBが更新される度に機種情報DBを情報処理装置30の機種情報登録部301に送信する。
第1履歴登録部302は、各表示ユニット42または店舗用表示ユニット45から第1紐付情報(図5参照)を受信すると、受信した第1紐付情報に基づいて、記憶部30dに記憶されている店舗用履歴DBを作成または更新する処理を行うブロックである。
店舗用履歴DBとは、機種情報と操作日時情報と属性情報と操作履歴情報とを対応付けた第2紐付情報を収集したデータベースである。つまり、図7は第2紐付情報を1つだけ例示したものであり、店舗用履歴DBは図7に示す第2紐付情報が複数集合したものである。
第1履歴登録部302が受信する第1紐付情報(図5)と、店舗用履歴DBを構成する第2紐付情報(図7)とを比較すると、第2紐付情報には機種情報が含まれている一方で台番号情報が含まれていないが、第1紐付情報には台番号情報が含まれている一方で機種情報が含まれていない点で、第1紐付情報と第2紐付情報とは異なるが、他の点では第1紐付情報と第2紐付情報とは同じである。
つまり、第1履歴登録部302は、図5に示す第1紐付情報を情報処理装置30から受信すると、受信した第1紐付情報のうち台番号情報を機種情報に変換する。具体的には、第1履歴登録部302は、機種情報DBを参照して、情報処理装置30から受信した第1紐付情報に含まれる台番号情報に対応付けられている機種情報を検出し、当該第1紐付情報の台番号情報を、検出した機種情報に変換することで、図7の第2紐付情報を生成する。そして、第1履歴登録部302は、生成した第2紐付情報を店舗用履歴DBに追加することで当該店舗用履歴DBを更新する。つまり、店舗用履歴DBは図7に示す第2紐付情報が複数収集されたものである。
履歴送信部303は、店舗用履歴DBに図7の第2紐付情報が追加されると、追加された第2紐付情報から第3紐付情報を生成し、第3紐付情報をサーバ装置60に送信するブロックである。第3紐付情報の一例を図8Aに示す。
図8Aに示すように、第3紐付情報とは、業種情報と、店舗名情報と、地区情報と、機種情報と、操作日時情報と、属性情報と、操作履歴情報とを紐付けした情報である。なお、第2紐付情報は、機種情報、操作日時情報、属性情報、操作履歴情報からなることから、第3紐付情報は、第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とを紐付けた情報であるといえる。
つまり、履歴送信部303は、店舗用履歴DBに第2紐付情報が新たに追加されたことを検出すると、この第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とをさらに紐付けてなる第3紐付情報を生成している。
なお、業種情報とは、情報処理装置30の属する店舗の業種形態(パチンコまたはパチスロ)を示した情報であり、店舗名情報とは、情報処理装置30の属する店舗の店舗名を示した情報であり、地区情報とは、情報処理装置30の属する店舗の設置地区(設置地域)を示した情報である。
検索条件設定部304および表示制御部305については、説明の便宜上、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60の構成を説明した後に説明する。
つぎに、遊技店情報センタ2に設置されているサーバ装置60の構成について説明する。サーバ装置60は、図2に示すように、ネットワーク通信部60a、記憶部60b、制御部60cを備えている。
ネットワーク通信部60aは、制御部60cがネットワークNを介した通信を行う際に用いる通信用インターフェイスである。このネットワークNには各遊技店1の情報処理装置30が接続されている。つまり、制御部60cは、ネットワーク通信部60aおよびネットワークNを介して、各遊技店1の情報処理装置30と通信を行うようになっている。
記憶部60bは、制御部60cに実行させる各種プログラム、および、これらプログラムを実行しているときに読み出す各種データを記録するものである。また、記憶部60bには、制御部60cにて処理された各種データが保存される。記憶部60bは、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。
制御部60cは、各種プログラムを実行することによって、サーバ装置60に入力される情報やサーバ装置60に記憶されている情報を処理するコンピュータである。
制御部60cの構成について詳細に説明する。制御部60cは、図2に示すように、第2履歴登録部601、検索処理部602を備えている。
第2履歴登録部601は、サーバ装置60が情報処理装置30の履歴送信部303から送信されてくる第3紐付情報を受信すると、記憶部60bに記憶されているセンタ用履歴DBを作成または更新するブロックである。
センタ用履歴DBとは、業種情報と店舗名情報と地区情報と機種情報と操作日時情報と属性情報と操作履歴情報とを紐付けした第3紐付情報を収集したデータベースである。センタ用履歴DBは図8Aに示す第3紐付情報が複数集合したものである。
つまり、第2履歴登録部601は、第3紐付情報を受信すると、受信した第3紐付情報をセンタ用履歴DBに追加することで当該センタ用履歴DBを更新する。すなわち、センタ用履歴DBは、図8Aに示す第3紐付情報を複数集めた集合体なのである。
遊技店情報センタ2のサーバ装置60は、遊技店情報センタ2に加盟している複数の遊技店の各々から第3紐付情報を収集し、収集した第3紐付情報(図8Aを参照)を集合させたセンタ用履歴DBを作成していることになる。したがって、センタ用履歴DBは、互いに異なる複数の遊技店を母集団とし、遊技者の属性を示す属性情報と当該遊技者に選択または入力されたコンテンツ(情報)の履歴を示した操作履歴情報との対応関係を前記母集団から収集してなるデータベースである。
ところで、各遊技店の店長やマネージャは、遊技者の属性別に、コンテンツ(表示ユニット42に表示させるコンテンツ)の嗜好を把握することを所望する。そこで、遊技店1の情報処理装置30にて調査対象とする遊技者の属性(例えば30代、女性)を入力すると、入力された属性に対応付けられているコンテンツをセンタ用履歴DBから検索し、前記検索による抽出数(ヒット数)をコンテンツの種別にカウントし、抽出数のランキングを情報処理装置30から出力できるような検索機能を実現すれば遊技店の経営者にとって便利である。本実施形態では当該検索機能を実現可能にしている。以下ではこの点について説明する。
以下では、図2に示す検索条件設定部304、検索処理部602、表示制御部305を順に説明していく。
検索条件設定部304は、情報処理装置30のオペレータ(遊技店の店長等)が操作部30fを操作することで調査対象とする属性を指定すると、指定された属性を検索条件として設定する。そして、検索条件設定部304は、設定された検索条件をサーバ装置60の検索処理部602に送信するようになっている。例えば、30代且つ男性、40代且つ女性というように、年齢層および性別を調査対象の属性として指定できるようになっている。或いは、年齢層のみを調査対象として指定してもよいし、性別のみ指定しても構わない。
検索処理部602は、検索条件設定部304から送られてきた検索条件(属性)と同一内容の属性情報に対応付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するブロックである。
さらに、検索処理部602は、コンテンツ毎に前記検索による抽出数(ヒット数)をカウントし、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位(例えば1位〜3位)のコンテンツのランキングと、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位の各コンテンツの抽出数を示した検索結果情報を生成する。例えば、上位3位までのコンテンツのランキングが検索結果情報に反映されるようになっており、抽出数の多さの上位3位が生活雑貨、食料、映画館であるような場合、生活雑貨が1位、食料が2位、映画館が3位である事と各々の抽出数とを示した検索結果情報が生成されるのである。
そして、検索処理部602は、検索結果情報を生成すると、生成した検索結果情報を情報処理装置30の表示制御部305に送信するようになっている。
情報処理装置30の表示制御部305は、検索処理部602から検索結果情報を受信すると、受信した検索結果情報の内容を情報処理装置30の表示装置30eに表示する。これにより、情報処理装置30のオペレータに対して前記検索結果情報を提示できる。よって、遊技店1の店長やマネージャは、以上の検索機能を利用することにより、遊技者の属性別に、選択された情報(コンテンツ)の多さのランキングを把握できるため、遊技者の属性毎のコンテンツの嗜好を把握できるのである。
つぎに、表示ユニット42、情報処理装置30およびサーバ装置60における処理の流れについて図9〜図11のフローチャートを用いて説明する。
図9は、表示ユニット42の処理の流れを示したフローチャートである。まず、表示ユニット42においては、図3Aまたは図3Bの各画面のうち、最下層の画面以外の画面が表示されているものと仮定する。つまり、符号100〜102、103、105、107、109、112、114の各画面のうちのいずれかが表示されている状態であるものとする。
この状態において、表示ユニット42の制御部42dは、表示画面に対するタッチ操作が一定時間内になされると(S1にてNO,S6にてNO,S1にてYES)、前記タッチ操作による遊技者の指示に応じて、表示装置42aに表示させる表示画面を切り替える(S2)。S2の後、制御部42dは、操作履歴情報(図5参照)が未だ作成されていない場合は新規作成し、既に作成されている場合は操作履歴情報を更新する(S3)。
S3の後、制御部42dは、表示装置42aに現在表示されている表示画面が各メニューにおける最下層の画面か否かを判定する(S4)。ここで、図3Aおよび図3Bの符号104、106、108、110、111、113、115に示される各画面が最下層の画面に該当する。
S4において最下層の画面でないと判定された場合(S4にてNO)、制御部42dは、S1に移行してS1以降の処理を繰り返す。S4において最下層の画面であると判定された場合(S4にてYES)、制御部42dは、画像処理ユニット42cに属性判定処理を行わせて属性情報を検出し、検出した属性情報および現時点まで作成された操作履歴情報を用いて第1紐付情報(図5参照)を作成して情報処理装置30へ送信する(S5)。S5の後、制御部42dは、S1に移行してS1以降の処理を繰り返す。
なお、制御部42dは、表示画面に対するタッチ操作が一定時間内になされない場合(S1にてNo,S6にてYES)、表示画面に待機画面100を表示させ(S7)、S1に移行してS1以降の処理を繰り返すようになっている。なお、待機画面が表示されている状態にてS6からS7に移行した場合、S7では待機画面100の表示がそのまま継続されてS1に戻ることになる。
つぎに、図10を用いて、情報処理装置30の記憶部30dに記憶されている店舗用履歴DB、および、サーバ装置60の記憶部60bに記憶されているセンタ用履歴DBの更新処理の流れを説明する。
情報処理装置30の制御部30cは、図5の第1紐付情報を表示ユニット42から受信すると(S11にてYES)、図6に示す機種情報DBを参照して、第1紐付情報の台番号情報を機種情報に変換することで図7に示す第2紐付情報を生成する(S12)。そして、制御部30cは、生成した第2紐付情報を記憶部30dの店舗用履歴DBに追加することで当該店舗用履歴DBを更新する(S13)。
制御部30cは、店舗用履歴DBに第2紐付情報が追加されると、当該第2紐付情報に業種情報と店舗名情報と地区情報とをさらに紐付けてなる第3紐付情報(図8A参照)を生成し、第3紐付情報をサーバ装置60に送信する(S14)。サーバ装置60の制御部60cは、第3紐付情報を受信すると、受信した第3紐付情報をセンタ用履歴DBに追加することで当該センタ用履歴DBを更新する(S15)。
つぎに、図11を用いて、情報処理装置30およびサーバ装置60にて行われる検索処理の流れを説明する。
情報処理装置30の制御部30cは、オペレータから調査対象とする属性(年代、性別)が入力されると(S21にてYES)、入力された属性を検索条件として設定し(S22)、当該検索条件をサーバ装置60へ送信するようになっている。サーバ装置60は、情報処理装置30から受信した検索条件(属性)と同一内容の属性情報に対応付けられている操作履歴情報に示されている情報(コンテンツ(表示画面)を特定する情報)を検索する(S23)。その後、検索処理部602は、コンテンツの種別毎に前記検索による抽出数(ヒット数)をカウントし、抽出数の多さが所定順位よりも上位(3位)までのコンテンツのランキングと、上位3位までの各コンテンツの抽出数を示した検索結果情報を出力するようになっている(S24)。なお、生成された検索結果情報は、情報処理装置30に送信され表示装置30eに表示されるようになっている。
以上にて示したように、遊技店情報センタ2には、第2履歴登録部601および記憶部60bを有するサーバ装置60が設置され、遊技店1には、表示装置42aと画像処理ユニット42cと制御部42dとを有する表示ユニット42と、表示ユニット42およびサーバ装置60と通信可能な情報処理装置30とが設置されている。画像処理ユニット42cは、表示装置42aを操作する利用者(顧客、遊技者)の属性を示す属性情報を検出し、制御部42dは、前記利用者の操作に応じて表示装置42aに表示されたコンテンツの履歴が示された操作履歴情報(履歴情報)を生成し、少なくとも前記操作履歴情報と前記属性情報とを紐付けた紐付情報(第1紐付情報)を生成する。情報処理装置30は、制御部42dにて生成された第1紐付情報に基づき、前記操作履歴情報と前記属性情報と他の所定の情報とを紐付けた第3紐付情報を生成してサーバ装置60へ送信する履歴送信部(紐付情報送信手段)303を有している。サーバ装置60の第2履歴登録部601は、第3紐付情報を収集してなるセンタ用履歴DB(データベース)を記憶部60bに記憶させる。
また、情報処理装置30は、情報処理装置30のオペレータによって指定された属性を検索条件として設定する検索条件設定部(条件設定手段)304を備えている。サーバ装置60は、前記検索条件と同じ属性を示す属性情報に対応付けられている操作履歴情報に示されているコンテンツの種類をセンタ用履歴DBから検索する検索処理を行い、前記コンテンツの種類毎に前記検索処理における抽出数をカウントし、前記抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位のコンテンツを少なくとも示した検索結果を出力するようになっている。また、情報処理装置30は、前記検索結果を表示装置30eに表示させることで前記検索結果を前記オペレータに通知する表示制御部(通知部)305を有する。
以上の構成によれば、利用者の属性別に、表示された(利用者に選択された)コンテンツの種類の傾向を調査することが可能になる。したがって、以上のように作成されたセンタ用履歴DBによれば、遊技店の利用者のコンテンツの嗜好の傾向を利用者の属性別に容易に把握できる。
なお、本実施形態において、属性情報に示される属性は前記利用者の性別および年代の両方であったが、性別および年代のうちのいずれか一方であってもよい。
[変形例1]
以上の実施形態においては、履歴送信部303は遊技店1を特定する店舗名情報(店舗情報)を第3紐付情報に紐付けし、この第3紐付情報が記憶部60bのセンタ用履歴DBの一部として記憶されている。
そこで、検索条件設定部304においては検索処理の検索条件として店舗名情報を設定可能になっていてもよい。
すなわち、検索条件設定部304は、情報処理装置30のオペレータ(遊技店の店長等)が操作部30fを操作することで、店舗名を指定すると、指定された店舗名を検索条件として設定するようになっている。
検索条件設定部304は、設定された検索条件をサーバ装置60の検索処理部602に送信し、検索処理部602は、検索条件設定部304から送られてきた検索条件(店舗名)と同一内容の店舗名を示す店舗名情報に対応付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。さらに、検索処理部602は、コンテンツ毎に前記検索による抽出数(ヒット数)をカウントし、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位(例えば1位〜3位)のコンテンツのランキングと、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位の各コンテンツの抽出数を示した検索結果情報を生成する。そして、検索処理部602は、検索結果情報を生成すると、生成した検索結果情報を情報処理装置30の表示制御部305に送信し、表示制御部305は、検索結果情報を表示装置30eに表示させるようになっている。
なお、オペレータが除外すべき店舗名を指定すると、検索処理部602は、除外すべき店舗名以外の店舗名を前記検索条件として設定するようになっていてもよい。
以上の構成によれば、各店舗の管理者は、指定する店舗名に紐付けられている操作履歴情報(または除外すべき店舗名以外の店舗名の店舗名情報に紐付けられている操作履歴情報)に示されるコンテンツの検索を行えば、例えば自店舗では表示していないが他店舗で頻繁に表示されているようなコンテンツを把握できるという効果を奏する。すなわち、自店舗では表示していないものの他店舗にて人気を博しているようなコンテンツを調査するといったことが容易になる。
なお、検索条件設定部304にて設定される検索条件としては、勿論、店舗名と遊技者の属性との組み合わせであってもよい。つまり、検索処理部602は、検索条件として設定された属性と同じ属性の属性情報に紐付けられ、且つ、検索条件として設定された店舗名と同じ店舗名の店舗名情報に紐付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。
[変形例2]
以上の実施形態において、制御部42dは、遊技者によって行われた操作の時間を示す操作日時情報(操作時間情報)を第1紐付情報に紐付けしているので、記憶部60bのセンタ用履歴DBの一部として記憶されている第3紐付情報には前記操作時間情報が紐付けされている。
そこで、検索条件設定部304においては検索処理の検索条件として時間帯を設定可能になっていてもよい。
すなわち、検索条件設定部304は、情報処理装置30のオペレータが操作部30fを操作することで、時間帯を指定すると、指定された時間帯を検索条件として設定するようになっている。
検索条件設定部304は、設定された検索条件をサーバ装置60の検索処理部602に送信し、検索処理部602は、検索条件設定部304から送られてきた検索条件(時間帯)に含まれる時間を示す操作日時情報に対応付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。さらに、検索処理部602は、コンテンツ毎に前記検索による抽出数(ヒット数)をカウントし、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位(例えば1位〜3位)のコンテンツのランキングと、抽出数の多さの順位が所定順位よりも上位の各コンテンツの抽出数を示した検索結果情報を生成する。そして、検索処理部602は、検索結果情報を生成すると、生成した検索結果情報を情報処理装置30の表示制御部305に送信し、表示制御部305は、検索結果情報を表示装置30eに表示させるようになっている。
以上の構成によれば、各店舗の管理者は、指定する時間帯に紐付けられているコンテンツの検索を行えば、時間帯別に、表示される(利用者に選択された)コンテンツの種類の傾向を調査することが容易になる。
なお、検索条件設定部304にて設定される検索条件としては、勿論、時間帯と遊技者の属性との組み合わせであってもよいし、時間帯と店舗名との組み合わせであってもよいし、時間帯と店舗名と遊技者の属性との組み合わせであってもよい。
つまり、時間帯と遊技者の属性との組み合わせが検索条件として設定された場合、検索処理部602は、検索条件として設定された属性と同じ属性の属性情報に紐付けられ、且つ、検索条件として設定された時間帯に含まれる時間を示す操作日時情報に紐付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。また、時間帯と店舗名との組み合わせが検索条件として設定された場合、検索処理部602は、検索条件として設定された時間帯に含まれる時間を示す操作日時情報に紐付けられ、且つ、検索条件として設定された店舗名と同じ店舗名の店舗名情報に紐付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。また、時間帯と店舗名と遊技者の属性との組み合わせが検索条件として設定された場合、検索処理部602は、検索条件として設定された時間帯に含まれる時間を示す操作日時情報に紐付けられ、且つ、検索条件として設定された店舗名と同じ店舗名の店舗名情報に紐付けられ、且つ、検索条件として設定された属性と同じ属性の属性情報に紐付けられている操作履歴情報に示されている各コンテンツをセンタ用履歴DBから検索するようになっている。
[変形例3]
以上にて示した実施形態では、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いて遊技者の属性を検出するようになっているが、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いずに遊技者の属性を検出することが可能である。この点について以下説明する。
各遊技ユニット40に取り付けられている台間機は遊技者のID(識別情報)を記録した会員カード等を受け入れ、この会員カードから識別情報を読み出すことが可能になっている。そこで、会員カードに記録されるIDに遊技者の属性情報を含めるようにし、台間機に会員カードが挿入されると、表示ユニット42の制御部42dは、会員カードから属性情報を読み出すようになっていてもよい。
あるいは、遊技者のIDと遊技者の属性情報との対応関係を示したテーブルを遊技店管理装置10に記憶させておく。そして、台間機に会員カードが挿入されると、表示ユニット42の制御部42dは、会員カードからIDを読み出し、遊技店管理装置10にアクセスして、会員カードのIDに対応する属性情報を前記テーブルから検出するようになっていてもよい。
また、制御部42dは、台間機に会員カードが挿入されていない場合、カメラ42bおよび画像処理ユニット42cを用いて属性判定処理を行って遊技者の属性を検出し、台間機に会員カードが挿入されている場合、会員カードのIDから遊技者の属性を検出する併用形態(カメラ・カードの併用形態)であってもよい。
なお、表示ユニット42の制御部42dは、属性検出の手法を示した属性判定種別情報を、図5の第1紐付情報にさらに紐付けた上で、当該第1紐付情報を情報処理装置30に送信するようになっていてもよい。そして、情報処理装置30の第1履歴登録部302は、前記属性判定種別情報をさらに紐付けた第2紐付情報(図7を参照)を記憶部30dに記憶させるようになっており、履歴送信部303は、前記属性判定種別情報をさらに紐付けた第3紐付情報(図8A参照)をサーバ装置60に送信し、サーバ装置60の第2履歴登録部601は、履歴送信部303から受信した第3紐付情報を記憶部60bに記憶させるようになっている。
ここで、図12の符号515は属性判定種別情報(運用種別)の一例が記された表を示している。すなわち、表示ユニット42が専ら属性判定処理(カメラおよび画像処理ユニット使用)によって属性を検出するようになっている場合、「顔情報のみ」といった属性判定種別情報が第1〜第3紐付情報にさらに紐付けられるようになっており、専ら会員カードのIDによって属性を検出するようになっている場合は「カード情報のみ」といった属性判定種別情報が第1〜第3紐付情報にさらに紐付けられるようになっており、カメラ・カードの併用形態で属性を検出するようになっている場合、「顔およびカード情報」といった属性判定種別情報が第1〜第3紐付情報にさらに紐付けられるようになっている。
[変形例4]
以上の実施形態において、第1履歴登録部302は、図7の第2紐付情報をコード化した上で図2の記憶部30dに店舗用履歴DBの一部として保存し、第2履歴登録部601は、図8Aの第3紐付情報をコード化した上でサーバ装置60に送信するようになっていてもよい。
図12は、第2紐付情報または第3紐付情報をコード化するためのコード表を示した図である。すなわち、図7または図8Aの機種情報は、図12の符号501、502に示すコード表に基づいてコード化され、図7または図8Aの属性情報は、図12の符号503、504に示すコード表に基づいてコード化され、図7または図8Aの操作履歴情報は、図12の符号506〜511に示すコード表に基づいてコード化されるようになっていてもよい。また、図8Aの業種情報、店舗名情報、地区情報は、各々、図12の符号512〜514に示すコード表に基づいてコード化されるようになっていてもよい。
図8Bは、図12の各コード表に基づいて図8Aの第3紐付情報をコード化した場合のコード化データを示したものである。第2履歴登録部601が第3紐付情報をコード化するようになっている場合、図8Aの第3紐付情報は、図8Bに示されるようにコード化された上で情報処理装置30からサーバ装置60へ送信され、記憶部60bにセンタ用履歴DBの一部として記憶されるようになっている。
なお、変形例1にて示したように、属性判定の手法の種別を示した属性判定種別情報が第1〜第3紐付情報に紐付けされる場合、属性判定種別情報は、図12の符号515に示すコード表に基づいてコード化されるようになっている。
最後に、各制御部42d、30c、60c、および、画像処理ユニット42cは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、各制御部42d、30c、60c、および、画像処理ユニット42cは、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、表示ユニット42、情報処理装置30、サーバ装置60に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、表示ユニット42、情報処理装置30、サーバ装置60を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。