JP4227072B2 - おすすめ番組提供方法、おすすめ番組提供装置およびおすすめ番組提供プログラム - Google Patents

おすすめ番組提供方法、おすすめ番組提供装置およびおすすめ番組提供プログラム Download PDF

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Description

この発明は、ユーザへのおすすめ番組をソートするおすすめ番組提供方法、おすすめ番組提供装置およびおすすめ番組提供プログラムに関するものである。
最近、テレビ番組など複数の番組コンテンツをサーバに蓄積し、その番組コンテンツを必要に応じてユーザへ配信するデジタルコンテンツ配信システムの開発が進められている。このデジタルコンテンツ配信システムでは、双方向通信を利用して、番組コンテンツと連携した情報の提供が可能である(例えば、特許文献1参照)。
例えば、番組コンテンツと連携した情報の提供例として、ユーザへおすすめ番組ガイドを提供するサービスが考えられている。このサービスでは、例えばユーザをAとした場合、そのユーザAを特定し得る固有IDと対応づけてユーザAが行った視聴、録画、録画+視聴などの操作履歴情報を番組コンテンツの配信側に蓄積し、この蓄積した操作履歴情報に基づいてユーザAのおすすめ番組をソートし、ソートしたおすすめ番組のガイドを作成して、ユーザAへ提供する。
特開2003−323458号公報
しかしながら、上述したおすすめ番組ガイドの提供サービスでは、ユーザ個人の操作履歴情報が配信側に十分蓄積されるまで、そのユーザへ効果的ななおすすめ番組ガイドを提供することができなかった。すなわち、ユーザAがこのサービスの利用を始める初期(サービス利用開始初期)においては、配信側でのユーザAの操作履歴情報の蓄積数が少なく、配信側ではこの少ない操作履歴情報に基づいてユーザAへのおすすめ番組をソートするので、ユーザAに対する効果的なおすすめ番組ガイドを作ることができない。
また、上述したおすすめ番組ガイドの提供サービスでは、ユーザの操作履歴情報を固有IDと共に配信側に送るため、固有IDから個人が特定され、プライバシーが侵害される虞れがあった。また、配信側では、このようなプライバシーの侵害が起こらないようにユーザの固有IDと操作履歴情報を厳密に管理しなければならず、管理コストがかかるという問題もあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、サービス利用開始初期から効果的にユーザへの番組のレコメンデーション(推薦)が可能で、かつプライバシーの侵害が生じる虞れがなく、管理も容易な、おすすめ番組提供方法、おすすめ番組提供装置およびおすすめ番組提供プログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、コンピュータに、ユーザからの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを受信し、受信したユーザ属性情報操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積する第1工程と、この第1工程によって蓄積されたデータベース内の操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に細分化数が増加するようにユーザの嗜好グループを細分化する第2工程と、この第2工程によって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値をデータベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報とに基づいて求める第3工程と、ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザが嗜好グループのどのグループに属しているのかを特定する第4工程と、この第4工程によって特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組をソートする第5工程とを実行させるようにしたものである。
この発明では、第1工程において、ユーザからのユーザ属性情報(例えば、年齢、性別、地域など)が受信され、受信したユーザ属性情報と操作履歴情報(番組ID、操作タイプ、操作開始時刻など)とが対応づけてデータベースに蓄積される。なお、この第1工程において、ユーザからのユーザ属性情報をその情報を一義的に表すコード(仮想ユーザID)に変換し、この仮想ユーザIDと対応づけて番組の操作履歴情報をデータベースに蓄積するようにしてもよい。この場合、変換された仮想ユーザIDはユーザ属性情報と1対1に対応し、仮想ユーザIDと対応づけて番組の操作履歴情報を蓄積することは、ユーザ属性情報と対応づけて番組の操作履歴情報を蓄積することに他ならない。ユーザ属性情報の仮想ユーザIDへの変換は、例えばユーザ属性情報と仮想ユーザIDとの対応関係を示すテーブルを用いて行うようにしてもよく、所定のアルゴリズムに従って自動変換するようにしてもよい。
次に、第2工程において、第1工程で蓄積されたデータベース内の操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に細分化数が増加するようにユーザの嗜好グループが細分化される。例えば、操作履歴情報の蓄積数が少ない場合は「性別」に着目し、ユーザの嗜好グループを「男性」,「女性」の2グループに分ける。操作履歴情報の蓄積数が多くなれば、「性別」,「年齢」,「地域」,「家族構成」などに着目し、ユーザの嗜好グループをさらに細分化して行く。
次に、第3工程において、第2工程によって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値が、データベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報に基づいて求められる。例えば、第2工程において、嗜好グループが「男性」,「女性」の2グループに分けられたとする。この場合、データベースに蓄積されている最初のユーザ属性情報より、そのユーザが「男性」,「女性」の何れの嗜好グループに属するかを特定する。また、データベースに蓄積されている最初のユーザ属性情報と対応づけて蓄積されている操作履歴情報より、そのユーザが操作した番組を特定する。ここで、そのユーザが「男性」であり、「番組#1」を操作したのであれば、「男性」の嗜好グループの「番組#1」の評価値をアップする。以下、同様にして、データベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報に基づいて、次々にそのユーザの嗜好グループと操作した番組を特定し、その番組の評価値をアップして行く。なお、この番組の評価値のアップの際に、操作された時刻から現在時刻までの経過時間を考慮し、経過時間が長ければ評価値のアップ幅を少なくするなどの処理を行うようにしてもよい。
また、この発明では、ユーザからのおすすめ番組検索要求を受信すると(第4工程)、この受信したおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザが嗜好グループのどのグループに属しているのかが特定される。なお、この第4工程において、ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報は、その情報を一義的に表すコード(仮想ユーザID)であってもよい。すなわち、ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報を途中で仮想ユーザIDに変換し、受信させるようにしてもよい。この場合、変換された仮想ユーザIDはユーザ属性情報と1対1に対応し、仮想ユーザIDを受信するということはユーザ属性情報を受信することに他ならない。ユーザ属性情報の仮想ユーザIDへの変換は、例えばユーザ属性情報と仮想ユーザIDとの対応関係を示すテーブルを用いて行うようにしてもよく、所定のアルゴリズムに従って自動変換するようにしてもよい。
第4工程において嗜好グループが特定されると、この特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組がソートされる(第5工程)。例えば今、上述した第1〜第3工程により、嗜好グループが「男性」,「女性」の2グループに分けられ、この嗜好グループの各番組の評価値が求められているものとする。ここで、おすすめ番組検索要求を受信すると、このおすすめ番組検索要求中のユーザ属性情報(仮想ユーザID)より、要求元のユーザが「男性」,「女性」の何れの嗜好グループに属しているのかが特定される。ここで、その要求元のユーザが「男性」として特定されれば、「男性」の嗜好グループの各番組の評価値に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組がソートされる。例えば、評価値の高い順に番組が並べられたり、評価値の高い上位の番組だけが抽出されたりする。
この発明では、要求元のユーザ個人の操作履歴情報ではなく、要求元のユーザが属する嗜好グループの操作履歴情報に基づいておすすめ番組がソートされる。したがって、要求元のユーザのサービス利用開始初期であっても、すなわち要求元のユーザ個人の操作履歴情報の蓄積数が少なくても、効果的にユーザへの番組のレコメンデーションを行うことができるようになる。さらに、この発明では、サービスを継続することでデータベースに蓄積される操作履歴情報の蓄積数が増えて行くので、この操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に嗜好グループの細分化数を増大させて行くことにより、更にユーザのニーズにあった番組のレコメンデーションが可能となる。また、この発明では、ユーザを一意的に特定する固有IDではなく、ユーザの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報によって操作履歴情報を管理するので、プライバシーの侵害が生じる虞れがなく、管理も容易となる。
また、本発明は、上述した方法を適用した装置としても構成でき、またコンピュータにその処理を実行させるプログラムとしても提供することができる。
本発明によれば、要求元のユーザ個人の操作履歴情報ではなく、要求元のユーザが属する嗜好グループの操作履歴情報に基づいておすすめ番組がソートされるので、要求元のユーザのサービス利用開始初期であっても、効果的にユーザへの番組のレコメンデーションを行うことができるようになる。
また、この発明によれば、サービスを継続することで操作履歴情報の蓄積数が増えて行くので、この操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に嗜好グループの細分化数を増大させて行くことにより、更にユーザのニーズにあった番組のレコメンデーションが可能となる。
また、この発明によれば、ユーザの固有IDではなく、ユーザの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報によって操作履歴情報を管理するので、プライバシーの侵害が生じる虞れがなく、管理も容易となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るおすすめ番組提供方法の実施に用いるレコメンデーションサーバを含むおすすめ番組提供システムの一実施の形態を示す図である。同図において、100は番組コンテンツの配信側(あるいは放送局側)、200は番組コンテンツの配信を受けるユーザ(視聴者)側である。
配信側100には、レコメンデーションサーバ1と、おすすめ番組ガイド提供サーバ2と、コンテンツ蓄積配信サーバ3とが設けられ、これらのサーバは通信ラインLを介して相互に接続されている。コンテンツ蓄積配信サーバ3にはテレビ番組など複数の番組コンテンツが蓄積されている。ユーザ側200には、セットトップボックス(以下、STBと呼ぶ)4と、STB4に接続されたテレビ5とが設けられ、STB4はネットワークNWを介して配信側100の通信ラインLに接続されている。
図2にユーザ側200におけるSTB4の要部構成を示す。STB4は、映像や各種情報を蓄積可能な情報蓄積装置4−1と、配信側100から送られてくる番組コンテンツを受信するチューナ4−2と、ネットワークNWとのインターフェースをなすネットワークカード4−3と、チューナ4−2で受信した番組コンテンツの映像・音声をテレビ5に出力する映像・音声出力部4−4とを備えている。
ユーザ200側では、STB4での操作により、配信側100のコンテンツ蓄積配信サーバ3から送られてくる番組コンテンツをチューナ4で受信し、情報蓄積装置4−1に蓄積(録画)したり、テレビ5で視聴することができる。このSTB4を用いてユーザが操作した履歴は、情報蓄積装置4−1内に作成される操作履歴情報テーブルTA1に書き込まれる。この例では、操作履歴情報として、操作した番組の「番組ID」、「操作タイプ(視聴、録画、録画+視聴など)」、「操作開始時刻(日時)」が書き込まれる。なお、操作履歴情報テーブルTA1には、「番組ID」、「操作タイプ」、「操作開始時刻」だけではなく、その他のSTB操作に関する情報を書き込むようにしてもよい。
また、情報蓄積装置4−1には、STB4を操作するユーザの属性情報が設定されたテーブル(ユーザ属性情報テーブル)TA2が設けられている。このユーザ属性情報テーブルTA2に設定するユーザの属性情報には個人を特定する情報は含まれない。この例では、ユーザの属性情報として、STB4を操作するユーザの「生年月日」、「性別」、「郵便番号」、「家族構成」を設定している。「生年月日」は「年齢」を表す情報であり、「郵便番号」は「地域」を表す情報である。なお、ユーザ属性情報テーブルTA2には、ユーザの「生年月日」、「性別」、「郵便番号」、「家族構成」だけではなく、嗜好するジャンルなどその他の情報を設定してもよい。
図3に配信側100におけるレコメンデーションサーバ1のハード構成の概略を示す。レコメンデーションサーバ1は、CPU1−1と、RAM1−2と、ROM1−3と、ハードディスクなどの記憶装置1−4と、インターフェース1−5とを備えている。CPU1−1は、インターフェイス1−5を介して送られてくる入力情報を得て、RAM1−2にアクセスしながら、ROM1−3や記憶装置1−4に格納されたプログラムに従って動作する。記憶装置1−4には、本実施の形態特有のプログラムとして、おすすめ番組提供プログラムPGが格納されている。このおすすめ番組提供プログラムPGは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置1−4にインストールされている。
また、記憶装置1−4には、データベースDB1として、コンテンツ蓄積配信サーバ3に蓄積されている番組コンテンツのそれぞれに関する付加情報(以下、番組メタデータと呼ぶ)が格納されている。各番組の番組メタデータには番組IDも含まれている。
また、記憶装置1−4には、このシステムにおけるユーザの嗜好グループとその属性との関係を示す嗜好グループ条件テーブルTB1が設定されている。この嗜好グループ条件テーブルTB1中、各嗜好グループには、細分レベルが付されている。
細分レベルとは、嗜好グループを分類する粒度を示しており、細分レベルが低いということは、分類される嗜好グループの数が少ないということであり、細分レベルが高いということは、分類される嗜好グループの数が多いということである。細分レベルが大きくなるほどその嗜好グループが細かくなる。
この例では、細分レベルが「1」の嗜好グループは、その属性条件が「性別」とされ、「男性」,「女性」の2グループとされる。細分レベルが「2」の嗜好グループでは、その属性条件にさらに「地域」が加わる。以下同様にして、細分レベルが「3」の嗜好グループではその属性条件にさらに「年齢」が加わり、細分レベル「4」の嗜好グループではその属性条件にさらに「家族構成」が加わる。
なお、「性別」,「地域」,「年齢」,「家族構成」の他に、「嗜好ジャンル」や「血液型」などの属性を条件として加えてもよい。但し、「嗜好ジャンル」や「血液型」などの属性を条件として追加する場合、ユーザ側200のSTB4に設定するユーザ属性情報テーブルTA2にも、その属性をユーザ属性情報の一部として追加する必要がある。
また、記憶装置1−4には、仮想ユーザIDテーブルTB2が設定されている。この例では、ユーザ側200から送られてくるユーザ属性情報(「年齢」,「性別」,「地域」,「家族構成」)を一義的に表すコードを仮想ユーザIDとし、この仮想ユーザIDとユーザ側200から送られてくるユーザ属性情報との対応を示す表として仮想ユーザIDテーブルTB2を設定している。
図4にユーザ属性情報と仮想ユーザIDとの関係を示す。仮想ユーザIDの1桁目「a」は、ユーザ属性情報の「性別」を表し、「男性」であれば「1」、「女性」であれば「2」とする。仮想ユーザIDの2,3,4桁目「b1」,「b2」,「b3」は、ユーザ属性情報の「年齢」を表し、その年齢によって「000〜999」とする。仮想ユーザIDの5,6桁目「c1」,「c2」は、ユーザ属性情報の「地域」を表し、その県名によって「01〜48」とする。仮想ユーザIDの7桁目「d1」は、ユーザ属性情報の「家族構成」を表し、「独身」であえば「A」、「既婚」であれば「B」とする。例えば、神奈川県在住32歳の独身男性の場合、仮想ユーザIDは「103223A」となる。
また、記憶装置1−4には、操作履歴情報テーブルTB3と、おすすめ評価値テーブルTB4が作成される。操作履歴情報テーブルTB3は、仮想ユーザIDと対応づけてユーザ200側での操作履歴情報を記憶するデータベースで、サービスを継続することでテーブル内の操作履歴情報の蓄積数が増えて行く。また、おすすめ評価値テーブルTB4は、嗜好グループ条件テーブルTB1中の嗜好グループ毎に、その嗜好グループの各番組について計算される評価値を記憶するテーブルである。この操作履歴情報テーブルTB3への操作履歴情報の蓄積、おすすめ評価値テーブルTB4中の嗜好グループ毎・番組ID毎の評価値の計算については後述する。
〔操作履歴情報の収集・蓄積〕
図5にレコメンデーションサーバ1によるSTB4からの操作履歴情報の収集・蓄積処理のシーケンスを示す。
ユーザ200側において、STB4を用いてユーザが操作した番組の操作履歴は、情報蓄積装置4−1内に作成される操作履歴情報テーブルTA1に書き込まれる。この例では、操作履歴情報として、操作した番組の「番組ID」と「操作タイプ」と「操作開始時刻(日時)」が書き込まれる。
STB4は、定期的(例えば、1日に1回)に、この操作履歴情報テーブルTA1に書き込まれている操作履歴情報(1操作毎の情報)とユーザ属性情報テーブルTA2に書き込まれているユーザ属性情報を、ネットワークNWを介して配信側100のレコメンデーションサーバ1へ送る(ステップ301)。送った後の操作履歴情報は消去する。
なお、この例では、STB4が定期的に操作履歴情報とユーザ属性情報をレコメンデーションサーバ1へ送るものとしたが、レコメンデーションサーバ1からSTB4に対して定期的にユーザ属性情報と操作履歴情報を取得させるようにしてもよい。
レコメンデーションサーバ1は、STB4からユーザ属性情報と操作履歴情報が送られてくると、そのユーザ属性情報から「年齢」,「性別」,「地域」,「家族構成」を割り出し、記憶装置1−4に格納されている仮想ユーザIDテーブルTB2より、そのユーザ属性情報に応ずる仮想ユーザIDを求める(ステップ302)。すなわち、STB4から送られてくるユーザ属性情報を仮想ユーザIDに変換する。そして、この変換した仮想ユーザIDと対応づけて、STB4から送られてきた操作履歴情報を操作履歴情報テーブルTB3に書き込む(ステップ303)。
このレコメンデーションサーバ1での操作履歴情報の収集・蓄積処理は、記憶装置1−4に格納された番組提供プログラムPGの処理の一部として、CPU1−1が実行する。この操作履歴情報の収集・蓄積処理により、サービスを継続するにつれて、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積される操作履歴情報の蓄積数が増えて行く。
なお、操作履歴情報としては、例えば「TV-Anytime」に準拠したスキーマを用いて、「Usage History」要素を用いて表現するなどしてもよい。
〔評価値の計算〕
図6にレコメンデーションサーバ1におけるおすすめ評価値テーブルTB4中の嗜好グループ毎・番組毎の評価値の計算処理のフローチャートを示す。このレコメンデーションサーバ1での評価値の計算処理も、記憶装置1−4に格納された番組提供プログラムPGの処理の一部として、CPU1−1が実行する。
レコメンデーションサーバ1は、定期的(例えば、1日に1回)に、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数(レコード数)を調べ(ステップ401)、その蓄積数に基づいて嗜好グループ条件テーブルTB1における細分レベルを決定し、この決定した細分レベルをカレント細分レベルとして記憶する(ステップ402)。
この例では、閾値としてa<b<・・・・<nを定め、蓄積数がa以上であれば細分レベル1、蓄積数がb以上であれば細分レベル2、・・・・、蓄積数がn以上であれば細分レベルnとする。これにより、操作履歴情報の蓄積数が少ない場合には細分レベルが低く、操作履歴情報の蓄積数が多くなるにつれて細分レベルが高くなる。
次に、レコメンデーションサーバ1は、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている全ての操作履歴情報(全レコード)について、その操作履歴情報に対応づけられている仮想ユーザIDが嗜好グループ条件テーブルTB1中のどの嗜好グループに所属するかを特定し(ステップ403)、またその操作履歴情報よりユーザが操作した番組を特定し(ステップ404)、おすすめ評価値テーブルTB4中の該当する嗜好グループの該当する番組の評価値をカウントアップする(ステップ405)。なお、ステップ403での嗜好グループの特定に際しては、ステップ402で決定された細分レベル(カレント細分レベル)が付された嗜好グループを検索対象とする。
図7にステップ405での番組の評価値のカウントアップの手順を例示する。この例では、操作履歴情報中の操作開始時刻よりその番組が操作されてからの現在時刻までの経過時間Tを算出し(ステップ501)、「A(定数)/T(経過時間)」をその番組の評価値のアップ幅とする(ステップ502)。これにより、時間の経過と共に、操作履歴情報の評価値への影響度合いが減衰して行く。
このように、現在時刻よりも長い時間が経過している操作履歴情報については、その番組の評価値のアップ幅を少なくするように工夫することで、最近の操作履歴情報ほどその番組の評価値へ寄与する割合を高くし、同一嗜好グループ内で人気のある最近の番組、すなわち同一嗜好グループ内でよく視聴されたり、録画されている最近の番組の評価値が高くなるような仕組みが実現できる。
〔電子番組ガイドの提供:実施の形態1〕
図8にSTB4から配信側100へおすすめ番組ガイドの提供要求が出されてから表示されるまでのシーケンスの一例(実施の形態1)を示す。
ユーザ側200のSTB4において、おすすめ番組ガイド表示ボタン(図示せず)が押されると、STB4は、ユーザ属性情報テーブルTA2に書き込まれているユーザ属性情報とおすすめ番組ガイド要求情報を、ネットワークNWを介して配信側100のおすすめ番組ガイド提供サーバ2へ送る(ステップ601)。
おすすめ番組ガイド提供サーバ2は、STB4から送られてくるユーザ属性情報を仮想ユーザIDに変換し(ステップ602)、この仮想ユーザIDとおすすめ番組検索要求情報をレコメンデーションサーバ1へ送信する(ステップ603)。この実施の形態において、ステップ602でのユーザ属性情報の仮想ユーザIDへの変換は、図4を用いて説明したアルゴリズムに従って自動的に行われる。また、ステップ603で送信されるおすすめ番組検索要求情報には、現時刻から1日分の各局の番組を検索する旨の要求が含まれている。
なお、ステップ602でのユーザ属性情報の仮想ユーザIDへの変換は、図3に示した仮想ユーザIDテーブルTB2を用いて行うようにしてもよい。すなわち、おすすめ番組ガイド提供サーバ2にも仮想ユーザIDテーブルTB2をセットし、この仮想ユーザIDテーブルTB2に従ってSTB4からのユーザ属性情報を仮想ユーザIDへ変換するようにしてもよい。
レコメンデーションサーバ1は、おすすめ番組ガイド提供サーバ2からのおすすめ番組検索要求情報を受信すると、このおすすめ番組検索要求情報に含まれている現時刻から1日分の各局の番組を検索する旨の要求に従い、データベースDB1からその要求に応じた番組メタデータを検索する(ステップ604)。なお、番組メタデータに例えば年齢や性別などによる視聴者制限情報を付加してデータベースDB1に登録するようにし、ステップ604においてデータベースDB1中の番組メタデータを検索する際に、仮想ユーザIDからそのユーザの年齢や性別を割り出し、そのユーザに対して視聴制限がかけられた番組メタデータを検索対象から除外するようにしてもよい。
また、レコメンデーションサーバ1は、おすすめ番組ガイド提供サーバ2からの仮想ユーザIDを受信すると、その仮想ユーザIDで示されるユーザ属性情報を仮想ユーザIDテーブルTB2を用いて復元し、この復元したユーザ属性情報よりその仮想ユーザIDが嗜好グループ条件テーブルTB1中のどの嗜好グループに所属するかを特定する(ステップ605)。この嗜好グループの特定に際し、レコメンデーションサーバ1は、先のステップ402で記憶したカレント細分レベルを読み出し、このカレント細分レベルと同じ細分レベルが付された嗜好グループ条件テーブルTB1中の嗜好グループを検索対象とする。
そして、レコメンデーションサーバ1は、ステップ604で検索した番組メタデータからその番組IDを抽出し、ステップ605で特定した嗜好グループについて、その抽出した番組IDによって特定される各番組の評価値を評価値テーブルTB4から取得し、この取得した評価値順に番組メタデータをソートし、おすすめ番組ガイド提供サーバ2へ返信する(ステップ606)。
このレコメンデーションサーバ1でのおすすめ番組検索要求情報からの番組メタデータの検索(ステップ604)、仮想ユーザIDが所属する嗜好グループの特定(ステップ605)、番組メタデータのおすすめ評価値順のソート(ステップ606)は、記憶装置1−4に格納された番組提供プログラムPGの処理の一部として、CPU1−1が実行する。
おすすめ番組ガイド提供サーバ2は、レコメンデーションサーバ1からの番組メタデータ(評価値順にソートされた番組メタデータ)を受け取り、HTML等のSTB4が表示可能なフォーマットに合わせておすすめ番組ガイドを組み立て、STB4へ返送する(ステップ607)。
これにより、STB4において、配信側100から送られてくるおすすめ番組ガイドが表示される(ステップ608)。この際、おすすめ番組ガイドの組み立て方により、評価値の特に高い番組については強調表示したり、順番を上の方にするなど、ユーザのニーズに合わせたレコメンデーションを行う。
以上の説明から分かるように、この実施の形態では、おすすめ番組の要求元のユーザ個人の操作履歴情報ではなく、要求元のユーザが所属する嗜好グループの操作履歴情報に基づいておすすめ番組がソートされるので、要求元のユーザのサービス利用開始初期であっても、すなわち要求元のユーザの操作履歴情報の蓄積数が少なくても、効果的にユーザへの番組のレコメンデーションを行うことができるようになる。
また、この実施の形態では、サービスを継続することで操作履歴情報テーブルTB3に蓄積される操作履歴情報の蓄積数が増え、この操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎にユーザの嗜好グループの細分化数が増大して行くので、更にユーザのニーズにあった番組のレコメンデーションが可能となる。
また、この実施の形態では、ユーザの固有IDではなく、個人を特定する情報を含まない仮想ユーザIDよって操作履歴情報を管理するので、プライバシーの侵害が生じる虞れがなく、管理も容易となる。すなわち、ユーザがSTB4で操作したプライバシー情報を配信側100に送信したところで、ユーザ属性情報には個人を特定する情報が含まれず、このユーザ属性情報を変換して得られる仮想ユーザIDから個人が特定されることは全くない。これにより、プライバシーが保護された上で、レコメンデーションに必要な操作履歴情報の収集・蓄積、評価値の計算が行われるものとなる。また、この際、仮想ユーザIDを用いることにより、実世界でのユーザの登録処理や削除処理に合わせて本システム上の処理を行う必要が全くなくなり、煩雑なユーザ管理機能を本システムにに持たせる必要がなく、運用業務への負荷ならびにコストが低減される。
図9にレコメンデーションサーバ1が有する特有の機能の概略を示す。レコメンデーションサーバ1は、STB4から送られてくるユーザ属性情報と操作履歴情報を受信する操作履歴情報受信機能1Aと、操作履歴情報受信機能1Aによって受信したユーザ属性情報を仮想ユーザIDに変換するユーザ属性情報変換機能1Bと、操作履歴情報受信機能1Aによって受信した操作履歴情報をユーザ属性情報変換機能1Bによって変換した仮想ユーザIDと対応づけてデータベース1Cに蓄積する操作履歴情報蓄積機能1Dと、操作履歴情報蓄積機能1Dによって蓄積されたデータベース1C内の操作履歴情報の蓄積数に基づいてユーザの嗜好グループを細分化する嗜好グループ細分化機能1Eと、嗜好グループ細分化機能1Eによって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値をデータベース1Cに蓄積されている仮想ユーザIDと操作履歴情報に基づいて計算する評価値計算機能1Fと、STB4から送られてくるおすすめ番組ガイド提供サーバ2において仮想ユーザIDに変換されたユーザ属性情報とおすすめ番組検索要求情報を受信する番組検索要求受信機能1Gと、番組検索要求受信機能1Gによって受信した仮想ユーザIDに基づいて要求元のユーザが嗜好グループ細分化機能1Eによって細分化された嗜好グループのどのグループに属しているのかを特定する嗜好グループ特定機能1Hと、嗜好グループ特定機能1Hによって特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組をソートするおすすめ番組ソート機能1Iとを有している。
なお、図9では、操作履歴情報受信機能1Aによって受信したユーザ属性情報をユーザ属性情報変換機能1Bによって仮想ユーザIDに変換するようにしているが、仮想ユーザIDに変換せずに受信したユーザ属性情報と操作履歴情報とを対応づけてデータベース1Cに蓄積するようにしてもよい。
また、図9では、STB4からのおすすめ番組検索要求に含まれるユーザ属性情報をおすすめ番組ガイド提供サーバ2において仮想ユーザIDに変換してレコメンデーションサーバ1に与えるようにしているが、仮想ユーザIDに変換せずにレコメンデーションサーバ1へ与え、レコメンデーションサーバ1において仮想ユーザIDに変換するようにしてもよい。また、レコメンデーションサーバ1において仮想ユーザIDに変換せずに、STB4からのユーザ属性情報を嗜好グループ特定機能1Hへ送り、このユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザがどの嗜好グループに属しているのかを特定するようにしてもよい。
〔電子番組ガイドの提供:実施の形態2〕
図10にSTB4から配信側100へおすすめ番組ガイドの提供要求が出されてから表示されるまでのシーケンスの他の例(実施の形態2)を示す。この実施の形態2では、レコメンデーションサーバ1の操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数が少ない場合、別のアルゴリズムを使用して要求元のユーザへのおすすめ番組をソートする。
図10に示したシーケンスでは、インターネットの検索エンジン6から流行のキーワードのランキング情報を取得し、このキーワードのランキング情報に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組をソートする。これにより、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数が少ない一般ユーザへのサービス開始初期からサービス安定期に向けて、効果的にユーザへの番組のレコメンデーションが可能となる。
以下、図10に示したシーケンスについて説明する、このシーケンスにおいて、ステップ701,702,703,704は図8に示したシーケンスにおけるステップ601,602,603,605の処理に対応するので、その説明は省略する。。レコメンデーションサーバ1は、仮想ユーザIDが所属する嗜好グループ特定すると(ステップ704)、その時のカレント細分レベルをチェックし、予め定められている下限レベル値Lmin 以上であるか否かを判断する(ステップ705)。この時、カレント細分レベルがLmin よりも下回っていれば(ステップ705のNO)、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数が少ないと判断し、インターネットの検索エンジン6に流行のキーワードのランキング情報の送信要求を送る(ステップ710)。
検索エンジン6は、インターネットユーザによって日々入力される検索キーに関する情報を検索する。この検索キーの出現カウントはその時点での流行やユーザが興味を持っている事柄を反映していることが多い。検索エンジン6は、レコメンデーションサーバ1からの要求を受けて、この検索キーのランキング情報を流行のキーワードのランキング情報としてレコメンデーションサーバ1へ返送する(ステップ711)。
レコメンデーションサーバ1は、検索エンジン1からの流行のキーワードのランキング情報を受けて、データベースDB1内の番組メタデータを検索する(ステップ712)。すなわち、流行のキーワードが含まれる番組メタデータを検索する。そして、その検索した番組メタデータをキーワードのランキング順に並べ、おすすめ番組ガイド提供サーバ2へ返信する。
おすすめ番組ガイド提供サーバ2は、レコメンデーションサーバ1からの番組メタデータを受け取り、HTML等のSTB4が表示可能なフォーマットに合わせておすすめ番組ガイドを組み立て、STB4へ返送する(ステップ708)。これにより、STB4において、配信側100から送られてくるおすすめ番組ガイドが表示される(ステップ709)。この際、おすすめ番組ガイドの組み立て方により、キーワードのランキングの特に高い番組については強調表示したり、順番を上の方にするなど、ユーザのニーズに合わせたレコメンデーションを行う。
これに対し、ステップ705でのカレント細分レベルがLmin 以上であれば、操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数が一定の数以上蓄積されたと判断し、おすすめ評価値テーブルTB4の評価値に従うレコメンデーションを行う。すなわち、番組ガイド提供サーバ2からのおすすめ番組検索要求情報に含まれている現時刻から1日分の各局の番組を検索する旨の要求に従い、データベースDB1からその要求に応じた番組メタデータを検索し(ステップ706)、ステップ704で特定した嗜好グループについて、その検索した各番組の評価値を評価値テーブルTB4から取得し、この取得した評価値順に番組メタデータをソートし、おすすめ番組ガイド提供サーバ2へ返信する(ステップ707)。
おすすめ番組ガイド提供サーバ2は、レコメンデーションサーバ1からの番組メタデータ(評価値順にソートされた番組メタデータ)を受け取り、HTML等のSTB4が表示可能なフォーマットに合わせておすすめ番組ガイドを組み立て、STB4へ返送する(ステップ708)。これにより、STB4において、配信側100から送られてくるおすすめ番組ガイドが表示される(ステップ709)。この際、おすすめ番組ガイドの組み立て方により、評価値の特に高い番組については強調表示したり、順番を上の方にするなど、ユーザのニーズに合わせたレコメンデーションを行う。
〔電子番組ガイドの提供:実施の形態3〕
実施の形態3では、レコメンデーションサーバ1の操作履歴情報テーブルTB3に蓄積されている操作履歴情報の蓄積数が少ない場合ではなく、要求元のユーザから切り替え要求があった場合に、インターネットの検索エンジン6から流行のキーワードのランキング情報を取得し、このキーワードのランキング情報に基づいて要求元のユーザへのおすすめ番組をソートするようにする。
例えば、ユーザへ提供するおすすめ番組ガイドにユーザがレコメンデーションのアルゴリズムを切り替えることの可能なインターフェースを持たせ、このインターフェースを介するユーザからの要求に応じて、レコメンデーションのアルゴリズムを切り替える。
一般的に、レコメンデーションサービスはある1つのアルゴリズムを用いてレコメンデーションされることが多いが、ユーザにとって効果的なレコメンデーションが行えていない場合、ユーザがレコメンデーションのアルゴリズムを選べないという欠点がある。これに対して、実施の形態3では、ユーザが現在のレコメンデーションのアルゴリズムに不満がある場合には、ユーザの意志で別のアルゴリズムに切り替えることが可能である。
〔電子番組ガイドの提供:実施の形態4〕
実施の形態1では、仮想ユーザIDテーブルTB2に、嗜好グループ条件テーブルTB1で用いられる属性の組合せを全て網羅した仮想ユーザIDを登録している。この場合、仮想ユーザIDテーブルTB2に登録される仮想ユーザIDの数が膨大となり、またこの仮想ユーザIDと対応づけて「年齢」,「性別」,「地域」,「家族構成」などのユーザ属性情報を登録しなければならならず、メモリ容量を過大に必要とする。
そこで、実施の形態4では、STB4からおすすめ番組ガイドの提供要求が出され(図11に示すステップ801)、おすすめ番組ガイド提供サーバ2を介して仮想ユーザIDとおすすめ番組検索要求情報がレコメンデーションサーバ1へ与えられた時(ステップ802,803)、レコメンデーションサーバ1においてその仮想ユーザIDが今まで一度も要求を受けたことのない仮想ユーザIDであるか否かをチェックし(ステップ804)、今まで一度も要求を受けたことのない仮想ユーザIDであった場合(ステップ804のNO)、その仮想ユーザIDを自動登録する(ステップ805)。
これにより、必要最小限の仮想ユーザIDのみがレコメンデーションサーバ1に自動登録されるものとなり、仮想ユーザIDの登録量が少なくなって、メモリ容量の過大な使用が避けられる。また、仮想ユーザIDの登録量が少ないので、おすすめ評価値などの統計処理も高速に行うことが可能となる。
本発明に係るおすすめ番組提供方法の実施に用いるレコメンデーションサーバを含むおすすめ番組提供システムの一実施の形態を示す図である。 このおすすめ番組提供システムのユーザ側におけるSTBの要部構成を示すブロック図である。 このおすすめ番組提供システムの配信側におけるレコメンデーションサーバのハード構成の概略を示す図である。 ユーザ属性情報と仮想ユーザIDとの関係を示す図である。 レコメンデーションサーバによるSTBからの操作履歴情報の収集・蓄積処理のシーケンスを示す図である。 レコメンデーションサーバにおける嗜好グループ毎・番組毎の評価値の計算処理のフローチャートである。 番組の評価値のカウントアップの手順を例示するフローチャートである。 STBから配信側へおすすめ番組ガイドの提供要求が出されてから表示されるまでのシーケンスの一例(実施の形態1)を示す図である。 レコメンデーションサーバが有する特有の機能の概略を示すブロック図である。 STBから配信側へおすすめ番組ガイドの提供要求が出されてから表示されるまでのシーケンスの他の例を示す図である。 STBから配信側へおすすめ番組ガイドの提供要求が出されてから表示されるまでのシーケンスの別の例を示す図である。
符号の説明
1…レコメンデーションサーバ、1−1…CPU、1−2…RAM、1−3…ROM、1−4…記憶装置、1−5…インターフェース、PG…おすすめ番組提供プログラム、2…おすすめ番組提供サーバ、3…コンテンツ蓄積サーバ、4…STB(セットトップボックス)、5…テレビ、100…配信側、200…ユーザ側、TB1…操作履歴情報テーブル、TB2…ユーザ属性情報テーブル、 TB1…嗜好グループ条件テーブル、TB2…仮想ユーザIDテーブル、TB3…操作履歴情報テーブル、TB4…おすすめ評価値テーブル、1A…操作履歴情報受信機能、1B…ユーザ属性情報変換機能、1C…データベース、1D…操作履歴情報蓄積機能、1E…嗜好グループ細分化機能、1F…評価値計算機能、1G…番組検索要求受信機能、1H…嗜好グループ特定機能、1I…おすすめ番組ソート機能。

Claims (6)

  1. メモリに格納されているプログラムに従うコンピュータの処理動作によっておすすめ番組の提供を行うおすすめ番組提供方法において、
    前記コンピュータに、
    ユーザからの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを受信し、前記受信したユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積する第1工程と、
    この第1工程によって蓄積されたデータベース内の操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に細分化数が増加するようにユーザの嗜好グループを細分化する第2工程と、
    この第2工程によって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値を前記データベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報とに基づいて求める第3工程と、
    ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザが前記嗜好グループのどのグループに属しているのかを特定する第4工程と、
    この第4工程によって特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて前記要求元のユーザへのおすすめ番組をソートする第5工程と
    を実行させることを特徴とするおすすめ番組提供方法。
  2. ユーザからの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを受信し、前記受信したユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積する第1手段と、
    この第1手段によって蓄積されたデータベース内の操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に細分化数が増加するようにユーザの嗜好グループを細分化する第2手段と、
    この第2手段によって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値を前記データベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報とに基づいて求める第3手段と、
    ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザが前記嗜好グループのどのグループに属しているのかを特定する第4手段と、
    この第4手段によって特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて前記要求元のユーザへのおすすめ番組をソートする第5手段と
    を備えたことを特徴とするおすすめ番組提供装置。
  3. コンピュータに、
    ユーザからの性別、年齢、地域を含むユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを受信し、前記受信したユーザ属性情報と番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積させる第1の処理と、
    この第1の処理によって蓄積されたデータベース内の操作履歴情報の蓄積数が閾値を上回る毎に細分化数が増加するようにユーザの嗜好グループを細分化させる第2の処理と、
    この第2の処理によって細分化された嗜好グループ毎にその嗜好グループの各番組の評価値を前記データベースに蓄積されているユーザ属性情報と操作履歴情報とに基づいて求める第3の処理と、
    ユーザからのおすすめ番組検索要求中に含まれるユーザ属性情報に基づいて要求元のユーザが前記嗜好グループのどのグループに属しているのかを特定させる第4の処理と、
    この第4の処理によって特定された嗜好グループの各番組の評価値に基づいて前記要求元のユーザへのおすすめ番組をソートさせる第5の処理と
    を実行させるおすすめ番組提供プログラム。
  4. 請求項1に記載されたおすすめ番組提供方法において、
    前記第1工程は、
    前記受信したユーザ属性情報をその情報を一義的に表すコードに変換し、このコードと前記受信した番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積する
    ことを特徴とするおすすめ番組提供方法。
  5. 請求項2に記載されたおすすめ番組提供装置において、
    前記第1手段は、
    前記受信したユーザ属性情報をその情報を一義的に表すコードに変換し、このコードと前記受信した番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積する
    ることを特徴とするおすすめ番組提供装置
  6. 請求項3に記載されたおすすめ番組提供プログラムにおいて、
    前記第1の処理は、
    前記受信したユーザ属性情報をその情報を一義的に表すコードに変換し、このコードと前記受信した番組の操作履歴情報とを対応づけてデータベースに蓄積させる
    ことを特徴とするおすすめ番組提供プログラム
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