JP5805548B2 - 情報処理装置、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び、情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5805548B2
JP5805548B2 JP2012010082A JP2012010082A JP5805548B2 JP 5805548 B2 JP5805548 B2 JP 5805548B2 JP 2012010082 A JP2012010082 A JP 2012010082A JP 2012010082 A JP2012010082 A JP 2012010082A JP 5805548 B2 JP5805548 B2 JP 5805548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
item
information
attribute
recommendation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012010082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013149140A (ja
Inventor
石黒 正雄
正雄 石黒
和重 廣井
和重 廣井
伸夜 勝木
伸夜 勝木
国雄 窪田
国雄 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP2012010082A priority Critical patent/JP5805548B2/ja
Publication of JP2013149140A publication Critical patent/JP2013149140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5805548B2 publication Critical patent/JP5805548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、ユーザにアイテムを推薦する情報処理装置に関する。
近年、計算機が大量のアイテムからユーザの嗜好に合致したアイテムを抽出し、抽出されたアイテムをユーザに推薦するレコメンド技術の研究及び開発が盛んに行われている。
例えば、近年のデジタルテレビには、ユーザが視聴又は録画した番組の特徴を抽出し、抽出された特徴に類似した特徴を有する将来の番組を、ユーザに推薦する機能が搭載されている。
このようなデジタルテレビのようなレコメンド技術を提供するシステムは、番組単位に「ジャンル」、「チャンネル」、又は「時間帯」などの属性の値を有し、視聴及び録画した番組の各属性の値をベクトル化することによって、ユーザの嗜好情報を取得する。一方で、推薦対象となる将来の番組の属性についてもベクトル化する。そして、レコメンド技術を提供するシステムは、それぞれの属性のベクトル間の類似度を算出し、類似度が高い将来の番組をユーザに推薦する。
属性ベクトルの類似度を算出する際には、ユークリッド距離又は内積を算出する方法などが用いられるが、いずれの方法においても、いずれの属性を重要視するかを示す重み係数を設定し、各属性の演算に重み係数を反映させる方法がよく用いられる。
従来、この重み係数には個人によらない共通の固定値が用いられていた。しかし、本来はユーザごとに重要視する属性は異なる。このため、ユーザごとに重み係数を変化させることによって、ユーザの嗜好に合致したアイテムを推薦する技術が提案されている。
ユーザの嗜好に合致したアイテムを推薦する技術として、ユーザがコンテンツを視聴又は録画した操作を肯定的な操作、コンテンツを削除する操作を否定的な操作と判定し、その判定結果と各属性の類似度を用いた重回帰分析に基づいて、コンテンツが持つ属性の重み係数を決定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また一方で、近年、特定のサービスにおいて、ユーザの行動又は操作からユーザの嗜好情報を抽出し、抽出された嗜好情報に基づいて、同じサービスのアイテムを推薦するだけでなく、さらに、嗜好情報が抽出されたサービスとは異なるサービスのアイテムを推薦するレコメンド技術の研究及び開発が進められている。
このようなレコメンド技術には、例えば、テレビにおいて健康番組をよく視聴するユーザが、ネットスーパーを用いる際に、健康グッズを薦めるレコメンド技術が挙げられる。このレコメンド技術を提供するシステムは、テレビというサービスを提供する際にユーザの嗜好情報を抽出し、ネットスーパーというサービスを提供する際に、抽出された嗜好情報に基づいて、アイテム(例えば、健康グッズ)を推薦する。
特開2010−061601号公報
前述の通り、特許文献1などの技術によれば、対象となるサービスにおける、各アイテムへのユーザの行動又は操作に関する情報、及び、各アイテムに割り当てられた属性値に基づいて、ユーザの嗜好を反映させた各属性値の重み係数を決定する。このように決定された重み係数を用いることによって、ユーザに適切なアイテムを推薦することが可能である。
しかしながら、特許文献1などの技術では、嗜好情報を抽出するために使用するアイテムの属性と、推薦対象であるアイテムの属性が同一である。すなわち、同一サービスにおいて嗜好情報を抽出し、アイテムを推薦することが前提となっている。
このため、ユーザの嗜好情報を抽出するサービスと、ユーザにアイテムを推薦するサービスが異なる場合には、ユーザの嗜好を適切に反映させた、アイテム属性の重み係数を決定することが困難となる。その結果、サービス間を横断した場合において、ユーザに最適なアイテムを推薦することが困難であるという問題がある。
また、特許文献1などの技術では、推薦アイテムをユーザに提示する際に、推薦の理由を提示することを考慮しておらず、ユーザは、どのような理由でそのアイテムが推薦されたのかを把握できないため、不快感を得てしまうという問題がある。
本発明の課題は、大量のアイテムからユーザの状態及び嗜好に合致したアイテムを推薦する情報処理装置を提供することであり、ユーザが異なる複数のサービスを用いる場合も、最適なアイテムをユーザに推薦することを可能にする情報処理装置を提供することである。また、推薦されたアイテムをユーザに提示する際、推薦の理由も一緒に提示することで、ユーザが不快感を得ることのない情報処理装置を提供することが課題である。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ユーザにサービスを提供する端末から、データを受信する情報処理装置であって、前記情報処理装置は、前記端末と通信するための通信装置と、前記サービスを受けるために前記ユーザが前記端末を操作した履歴を示す行動履歴情報を、前記通信装置を用いて受信する送受信部と、前記送受信部で受信された前記行動履歴情報、前記ユーザに推薦するアイテムの複数の候補と前記各候補の属性の属性値とを含むアイテム情報、及び、前記ユーザの属性により分類される属性グループ毎に割り当てられた前記属性の重要度を示す重み係数を含む重み係数情報を格納する記憶装置と、前記行動履歴情報に基づいて、前記ユーザが分類される属性グループを決定する属性グループ決定部と、前記属性グループ決定部で決定された属性グループに割り当てられた重み係数と前記アイテム情報とに基づいて、アイテム間の属性値の類似度を算出する推薦度算出部と、を有し、前記推薦度算出部は、前記アイテム間の属性値の類似度に従って、前記各候補の推薦度を算出し、前記算出された推薦度に従って、前記各候補から前記ユーザに推薦するアイテムを決定し、前記送受信部は、前記決定されたアイテムを前記通信装置を介して前記端末へ送信することを特徴とする情報処理装置。
本発明の一実施形態によると、一つのサービスにおいて取得された行動情報から、異なるサービスのアイテムを推薦できる。
本発明の実施形態の情報処理装置の物理的な構成を示す説明図である。 本発明の実施形態のサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のサーバが有する機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態の携帯端末が有する機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態の個人情報DBを示す説明図である。 本発明の実施形態の行動履歴DBを示す説明図である。 本発明の実施形態のアイテムDBを示す説明図である。 本発明の実施形態の重み係数DBを示す説明図である。 本発明の実施形態の推薦度を決定する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の推薦度を示す説明図である。 本発明の実施形態の推薦結果データの表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の推薦結果データの表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態のアイテム評価DBを示す説明図である。 本発明の実施形態の推薦度の算出方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
まず、図1に本実施例の情報処理装置のシステム構成の一例を示す。
図1は、本発明の実施形態の情報処理システムの物理的な構成を示す説明図である。
本実施形態の情報処理システムは、サーバ、テレビ、PC、レコーダ、携帯電話、及び携帯端末などの単体、又は、これらの単体の組み合わせによって実装される。図1に示す情報処理システムは、サーバ及び携帯端末を備えるシステムである。以下の説明における情報処理システムは、サーバ及び携帯端末によって構成されるが、本発明の情報処理システムはこれに限られるものではない。
図1に示す本実施形態の情報処理システムは、サーバ101、ネットワーク102、少なくとも一つの基地局103、及び、少なくとも一つの携帯端末104を有する。
サーバ101は、ネットワーク通信機能を持つコンピュータシステム等の情報処理装置である。サーバ101は、携帯端末104から送信されたリクエストを処理し、レスポンスを携帯端末104に送信する。
携帯端末104は、ネットワーク通信機能を持つPDA(Personal Digital Assistance)又は携帯電話等の機器である。携帯端末104は、ユーザによる操作に従って基地局103及びネットワーク102を介してサーバ101に接続する。
そして、携帯端末104は、ユーザによって所望されたサービスをサーバ101から受けるため、サーバ101にリクエストを送信する。そして、サーバ101から送信されたリクエストに対応するレスポンスを処理することによって、ユーザにサービスを提供する。
例えば、携帯端末104は、携帯端末104に備わる画面に、サービスが提供する情報を表示するなど、ユーザにサービスを提供する端末装置である。
ネットワーク102は、例えば、インターネット、又は、イントラネットなどのネットワークである。ここで、イントラネットには、携帯電話網、LAN(Local Area Network)、又は、WAN(Wide Area Network)などが含まれる。
基地局103は、例えば、携帯電話網における末端装置、又は、無線LANなどのアクセスポイント等である。サーバ101と携帯端末104とは、ネットワーク102及び基地局103を介して、リクエスト又はレスポンスを含むデータを送受信する。
図1に示す携帯端末104は、ユーザが携帯端末104を用いて行った行動に関する情報、携帯端末104へのユーザによる操作に関する情報、及び、携帯端末104にされた設定情報等を、サーバ101に送信する。
なお、本実施形態において、ユーザが携帯端末104を用いて行う行動には、携帯端末104をふる、又は、所定の装置にかざすなど、ユーザが携帯端末104を介してサービスを受けるために行う行動のすべてが含まれる。以降において、ユーザによる携帯端末104への操作に、ユーザが携帯端末104を用いて行う行動が含まれるものとして記載する。
図1に示すサーバ101は、携帯端末104から受信した情報に基づいて、サーバ101が保持する大量のアイテムから、ユーザへ推薦する候補となるアイテムを選択する。そして、サーバ101は、選択されたアイテムに関する情報と選択理由とを携帯端末104に送信する。
そして、図1に示す携帯端末104は、サーバ101から送信されたアイテムに関する情報と選択理由とを、携帯端末104が備える画面に表示する。
次に、本発明の実施形態のサーバ101及び携帯端末104のハードウェア構成の例を示す。
図2は、本発明の実施形態のサーバ101のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ101は、通信装置201と、プロセッサ202と、記憶装置203と、二次記憶装置204とを少なくとも有する。なお、サーバ101が有する各装置は、バス205によって接続される。このため、各装置間で相互にデータの送受信が可能である。
通信装置201は、例えば、LANカードなどのネットワークカードユニットであり、サーバ101をネットワーク102に接続するための装置である。
プロセッサ202は、例えば、CPUなどの装置であり、マイクロプロセッサを主体に構成されてもよい。また、プロセッサ202は、記憶装置203又は二次記憶装置204に格納されるプログラムを実行し、サーバ101における処理を制御する装置である。
記憶装置203は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等である。記憶装置203は、プロセッサ202によって実行されるプログラム、及び、携帯端末104から受信したデータ等を格納する装置であり、サーバ101において処理されるデータ等を格納する。
二次記憶装置204は、例えば、ハードディスク装置、又は、不揮発性メモリ等の装置である。二次記憶装置204は、検索対象の情報、及び、当該検索対象の情報を含むデータベースを格納する。さらに、二次記憶装置204は、後述する推薦度の算出処理において生成される各種データと、それらのデータを含むデータベースとを格納する。
図3は、本発明の実施形態の携帯端末104のハードウェア構成を示すブロック図である。
携帯端末104は、通信装置301と、プロセッサ302と、入力装置303と、記憶装置304と、表示装置305とを少なくとも有する。なお、携帯端末104が有する各装置は、バス306によって接続され、各装置間で相互にデータの送受信が可能である。
通信装置301は、例えば、携帯電話と携帯電話網とを接続するためのモジュールとそのドライバ、及び、携帯電話と無線LANとを接続するためのモジュールとそのドライバ等によって実装される。通信装置301は、携帯端末104をネットワーク102に接続する。
プロセッサ302は、マイクロプロセッサを主体に構成され、記憶装置304に格納されるプログラムを実行し、携帯端末104における処理を制御する。
入力装置303は、PDA等におけるタッチパネル及びそのドライバ等によって実装される。ユーザは、入力装置303によって、携帯端末104にサービスのリクエストを入力できる。本実施形態におけるユーザは、特に、入力装置303によって、映像コンテンツの視聴及び商品の購入などのサービスを受けるための操作を入力する。
記憶装置304は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等によって実装される。記憶装置304は、プロセッサ302によって実行されるプログラム、及び、サーバ101から受信され携帯端末104において処理されるデータ等を格納する。
表示装置305は、例えば、PDA等に備わる液晶パネル及びそのドライバ等によって実装される。表示装置305は、携帯端末104が有するデータを表示する。本実施形態の表示装置305は、サーバ101から候補として選択されたアイテムに関する情報と選択理由とを表示する。
図4は、本発明の実施形態のサーバ101が有する機能を示すブロック図である。
なお、本実施形態において、サーバ101のすべての機能は、プロセッサ202が実行するソフトウェアプログラムによって実装されるものとして説明されるが、一部又はすべての機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。
また、図4に示す機能に加え、サーバ101は、各機能の起動及び動作管理等を行うOS(Operating System)、並びに、制御プログラム等を有する。しかし、以降において、図4に示す機能の処理を示し、OS及び制御プログラム等についての説明及び記載を省略する。
サーバ101は、リクエストレスポンス送受信部401と、リクエストレスポンス処理部402と、推薦演算制御部403と、レコメンド装置404とを有する。
リクエストレスポンス送受信部401は、携帯端末104からサーバ101へ送信されるリクエストを、通信装置201を用いて受信し、サーバ101から携帯端末へ送信されるレスポンスを、通信装置201を用いて送信する機能を有する。
リクエストレスポンス処理部402は、リクエストレスポンス送受信部401によって送受信されるデータ、すなわち、携帯端末104とサーバ101との間で送受信されるデータを処理する機能を有する。
具体的には、リクエストレスポンス処理部402は、携帯端末104によって取得された個人情報を、リクエストレスポンス送受信部401経由で取得する。そして、リクエストレスポンス処理部402は、取得された個人情報を、レコメンド装置404内の個人情報DB405へ登録する。
また、リクエストレスポンス処理部402は、携帯端末104によって取得された行動履歴情報をリクエストレスポンス送受信部401経由で取得する。そして、リクエストレスポンス処理部402は、取得された行動履歴情報を、レコメンド装置404内の行動履歴DB406へ登録する。
さらに、リクエストレスポンス処理部402は、推薦結果データの携帯端末104からの取得要求を、リクエストレスポンス送受信部401経由で受信する。そして、推薦結果データの取得要求を受信した場合、リクエストレスポンス処理部402は、レコメンド装置404内の推薦結果データ414を取得し、リクエストレスポンス送受信部401経由で携帯端末104に、取得された推薦結果データを送信する。
推薦演算制御部403は、レコメンド装置404に推薦度を算出する処理の開始を指示する機能を有する。推薦度を算出する処理の詳細については後述する。
また、推薦度を算出する処理は、システム設計に依存し、いずれのタイミングにおいて開始されてもよい。例えば、1日に1回あらかじめ定められた時刻に開始されてもよいし、ユーザからの実行要求をリクエストレスポンス送受信部401経由で受信した際に開始されてもよい。
レコメンド装置404は、個人情報DB405と、行動履歴DB406と、アイテムDB407と、属性グループ決定部408と、重み係数DB409と、重み係数決定部410と、アイテム評価DB411と、アイテム評価生成部412と、推薦演算部413と、推薦結果データ414とを有する。
個人情報DB405は、個々のユーザに関する情報を示す個人情報を格納するデータベースである。本実施形態の個人情報とは、例えば、ユーザの「年齢」、「性別」、「住所」、「身長」、及び、「体重」等を示すデータである。
個人情報DB405に格納される個人情報は、携帯端末104の画面を介してユーザが入力するデータ、ユーザによる携帯端末104への操作の履歴などに基づいて、携帯端末104が決定又は類推したデータである。携帯端末104は、リクエストレスポンス送受信部401、及び、リクエストレスポンス処理部402を経由して、レコメンド装置404に個人情報を送信する。
行動履歴DB406は、ユーザによる携帯端末104への操作の履歴を示す行動履歴を格納するデータベースである。本実施形態の行動履歴は、例えば、商品の購入、及び、映像コンテンツの視聴などの行為を示すデータである。
本実施形態の行動履歴は、携帯端末104の画面を介してユーザが行う入力操作などから、携帯端末104が決定又は類推したデータである。携帯端末104は、リクエストレスポンス送受信部401、及び、リクエストレスポンス処理部402を経由して、レコメンド装置404に行動履歴を送信する。
アイテムDB407は、ユーザへ提示する対象となるアイテムを示すアイテム情報を格納するデータベースである。アイテムDB407には、サービスを提供する管理者によってアイテム情報が格納される。アイテムDB407は、ネットスーパー、又は、ヘルスケアなど様々なサービスごとのデータを保持してもよい。
本実施形態において、同一サービスのアイテムは、同一の属性を持ち、各アイテムは属性ごとに値をあらかじめ割り当てられる。アイテムDB407には、アイテムに割り当てられた属性値が格納される。
属性グループ決定部408は、推薦演算制御部403によって起動され、個人情報DB405及び行動履歴DB406から、アイテムを推薦するユーザに関する個人情報と行動履歴とを取得する。そして、取得された個人情報と行動履歴とに基づいて、後述の処理によって、ユーザの属性グループを決定する。
ユーザの属性グループには、例えば、「健康志向」、「倹約家」、及び「グルメ志向」等が挙げられる。なお、個人のプライバシーの観点から個人情報が取得できない場合、属性グループ決定部408は、個人情報DB405から個人情報を取得せず、行動履歴DB406から行動履歴を取得し、取得された行動履歴のみに基づいて、ユーザの属性グループを決定してもよい。
重み係数DB409は、アイテムの属性の重要度を示す値(重み係数)の集まりを示す重み係数セットを、属性グループごとに格納するデータベースである。重み係数DB409は、サービスごとに異なる属性の重要度を含んでもよい。
重み係数決定部410は、推薦演算制御部403によって起動される。重み係数決定部410は、属性グループ決定部408によって決定されたユーザの属性グループをキーに、重み係数DB409から、対象サービスにおける、重み係数セットを取得する。そして、取得された重み係数セットを推薦演算部413に通知する。
アイテム評価DB411は、各アイテムをユーザが重要視しているか否かを示す評価値を格納するデータベースである。後述するアイテム評価生成部412によって更新される。
アイテム評価生成部412は、推薦演算制御部403によって起動される。アイテム評価生成部412は、行動履歴DB406からユーザに関する行動履歴を取得する。そして、取得された行動履歴に基づいて、アイテムDB407に格納される各アイテムへのユーザの評価値を算出し、算出された評価値をアイテム評価DB411に格納する。
推薦演算部413は、推薦演算制御部403によって起動される。推薦演算部413は、アイテム評価DB411に格納される各アイテムの属性値に関する情報と、重み係数決定部410によって決定された重み係数と、アイテム評価DB411に格納される全アイテムの全ユーザの評価値を入力される。そして、推薦演算部413は、入力された値に基づいて各アイテムの推薦度を算出し、算出された推薦度に従って推薦結果データ414を生成する。
なお、ユーザの評価値を取得できない場合、レコメンド装置404は、アイテム評価DB411及びアイテム評価生成部412を有さなくてもよい。この場合、推薦演算部413は、アイテム評価DB411に格納される各アイテムの属性値に関する情報と、重み係数決定部410によって決定された重み係数とのみを入力され、入力された値に基づいて推薦度を算出してもよい。
推薦結果データ414は、ユーザへ推薦するアイテムに関する情報が格納される。例えば、アイテムDB407に格納される各アイテムに対する推薦度が格納されてもよいし、推薦度が高い順に数個のアイテムの情報が格納されてもよい。
また、推薦結果データ414は、推薦理由の情報として、属性グループ決定部408によって決定された属性グループに関する情報を含んでもよく、重み係数決定部410によって決定された重み係数の中で最も値が高い(重要視している)属性に関する情報を含んでもよい。
推薦演算部413によって生成された推薦結果データ414は、リクエストレスポンス処理部402及びリクエストレスポンス送受信部401を介して、携帯端末104へ送信される。
なお、個人情報DB405、行動履歴DB406、アイテムDB407、重み係数DB409、アイテム評価DB411、及び、推薦結果データ414は、二次記憶装置204に格納される。また、それぞれ必要に応じて、記憶装置203に一時的に読み出される。
図5は、本発明の実施形態の携帯端末104が有する機能を示すブロック図である。
本実施形態において、携帯端末104のすべての機能は、プロセッサ302が実行するソフトウェアプログラムによって実装されるものとして説明されるが、携帯端末104の一部又はすべての機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。
また、図5に示す機能に加え、携帯端末104は、各機能の起動及び動作管理等を行うOS(Operating System)、並びに、制御プログラム等を有する。しかし、以降において、図5に示す機能の処理を示し、OS及び制御プログラム等についての説明及び記載を省略する。
携帯端末104は、入力部501と、リクエストレスポンス送受信部502と、リクエストレスポンス処理部503と、表示部504とを有する。
入力部501は、ユーザが、個人情報の登録、商品購入、及び、コンテンツ視聴などを示す指示を入力するための機能である。入力部501は、後述する表示部504によって表示装置305に表示される情報を、ユーザが、入力装置303を介して操作した情報を取得する。これによって、入力部501は、ユーザの個人情報、及び、ユーザによる携帯端末104への操作の履歴を取得できる。
リクエストレスポンス送受信部502は、入力部501によって取得されたユーザの個人情報、及び、ユーザによる携帯端末104への操作の履歴を示す情報を、通信装置301を介してサーバ101に送信する。また、アイテムを推薦する要求を、通信装置301を介してサーバ101に送信する。さらに、通信装置301を介して、サーバ101によって生成された推薦結果データ414を受信する。
リクエストレスポンス処理部503は、リクエストレスポンス送受信部502が受信した推薦結果データ414に基づいて、サーバ101から推薦されたアイテムと、推薦理由とに関する情報を、表示装置305に表示するための出力画面を生成する。
表示部504は、リクエストレスポンス処理部503によって生成された出力画面を表示装置305に表示する。
携帯端末104が、携帯端末ではなく、PC等の固定された装置であった場合、表示部504は、プリンタ等の装置にリクエストレスポンス処理部503によって生成された出力画面を印刷させてもよい。
本実施形態の携帯端末104は、例えば、「ネットスーパー」、「TV」、又は、「ヘルスケア」など様々なサービスを提供するためのアプリケーションが実行される。
図6は、本発明の実施形態の個人情報DB405を示す説明図である。
個人情報DB405は、領域601と、個人情報に関する情報を格納する領域602〜領域607とを含む。また、図6に示す個人情報DB405は、行611及び行612を含む。
個人情報DB405の各領域にどのような内容の情報が格納されるかは、管理者によってあらかじめ定められる。また、個人情報DB405に格納される情報は、図6に示す内容に限られない。
領域601は、ユーザを一意に識別するための識別子であり、個々のユーザ固有のIDである。サーバ101のリクエストレスポンス処理部402は、携帯端末104を用いる新規のユーザが増えたことを携帯端末104から取得し、領域601に格納されるべき新しい識別子を、新規のユーザに割り当てる。
領域602〜領域608の値は、携帯端末104にユーザが登録した情報に基づいて生成された値である。このため、個人情報DB405に含まれる各セルには、値が含まれないセルが存在してもよい。
領域602は、ユーザの「氏名」を示す。領域603は、ユーザの「年齢」を示す。領域604は、ユーザの「性別」を示す。
領域605は、ユーザの「趣味」を示す。領域606は、ユーザの「血圧値」を示す。領域607は、ユーザの「病歴」を示す。
個人情報DB405に含まれる値は、数値であっても文字列であってもよい。
本実施形態において、ユーザは、携帯端末104の表示装置305に表示された登録画面を介して自らの個人情報を登録する。携帯端末104のリクエストレスポンス処理部503は、入力部501を介して、入力された個人情報を受信し、サーバ101へ送信する信号に個人情報を含める。
そして、リクエストレスポンス処理部503は、個人情報を含む信号を、リクエストレスポンス送受信部502を介して、サーバ101に送信する。サーバ101のリクエストレスポンス処理部402は、リクエストレスポンス送受信部401を介して受信し、受信した個人情報を個人情報DB405に登録する。
ここで、サーバ101のリクエストレスポンス処理部402は、携帯端末104から送信された個人情報だけでなく、送信された個人情報から類推される情報を、個人情報DB405に格納してもよい。
例えば、ユーザが携帯端末104に血圧値を入力した場合、リクエストレスポンス処理部402は、個人情報DB405のユーザに対応する領域606に、血圧値を格納するだけでなく、血圧値に基づいて病歴を判定してもよい。具体的には、リクエストレスポンス処理部402は、血圧値が所定の値より高い場合、ユーザの病歴が高血圧であると判定し、判定された病歴をユーザに対応する領域607に格納してもよい。
図7は、本発明の実施形態の行動履歴DB406を示す説明図である。
図7に示す行動履歴DB406は、携帯端末104が専用のアプリケーション等を介して、「ネットスーパー」、「TV」、「映像コンテンツ」及び「レシピ」のサービスをユーザに提供した場合の行動履歴を示す。
行711〜行717は、各ユーザの行動履歴を示す。行動履歴DB406は、領域701〜領域705を含む。また、図7に示す行動履歴DB406は、行711〜行717を含む。
領域701と領域702とに格納される値は管理者によってあらかじめ定義され、領域703〜領域705に格納される値は、ユーザの操作に関する情報に基づいて格納される。
領域701は、ユーザIDを示し、領域601に対応する。領域702は、ユーザに提供されたサービスの種別を示す。
領域703は、ユーザが携帯端末104を操作した時刻を示す。領域704は、ユーザが実施した操作の種別を示す。領域705は、ユーザが実施した操作の対象を示す。
携帯端末104のリクエストレスポンス処理部503は、ユーザが、サービスが提供する特定の対象に、特定の操作を行った場合、そのユーザに関する行動履歴を取得する。そして、取得された行動履歴を、リクエストレスポンス送受信部502を介して、サーバ101へ送信する。
サーバ101のリクエストレスポンス処理部402は、リクエストレスポンス送受信部401を介して行動履歴を受信し、受信した行動履歴を、行動履歴DB406に格納する。
例えば、図7に示す行711及び行712は、識別子が「1」であるユーザ(以下、ユーザ1)が、ネットスーパーのサービスにおいて、「AAA」と呼ばれる野菜を購入し、「BBB」と呼ばれる健康グッズの情報を閲覧したことを示す。
また、行713は、ユーザ1がTVのサービスにおいて、「CCC」と呼ばれる健康番組を録画したことを示す。また行714は、識別子が「2」であるユーザ(以下、ユーザ2)が、「DDD」と呼ばれる料理番組を視聴したことを示す。
また、行715及び行716は、ユーザ2が映像コンテンツのサービスにおいて、「EEE」と呼ばれるバラエティのコンテンツをダウンロードし、「EEE」と呼ばれるバラエティのコンテンツを視聴したことを示す。
また、行717は、ユーザ2がレシピのサービスにおいて、「FFF」と呼ばれる料理のレシピを閲覧したことを示す。
図8は、本発明の実施形態のアイテムDB407を示す説明図である。
アイテムDB407は、推薦度を算出するアイテムに関する情報を含む。図8に示すアイテムDB407は、サービスが「レシピ」である場合のアイテムに関する情報を含む。
アイテムDB407は、領域801〜領域808を含む。また、図8に示すアイテムDB407は、行811〜行815を含む。
アイテムDB407の各領域に格納される値は、管理者によってあらかじめ定められる。しかし、領域802〜領域808の値は、図8に示す値に限られない。
領域801は、アイテムを一意に識別するための識別子を示す。領域802は、アイテムの名前を示す。図8に示す領域802には、料理の名前が格納される。領域803〜領域808は、アイテムの属性を示す。
図8に示す領域803は、アイテムが属するメニューを示す。領域804は、アイテムが属するジャンルを示す。領域805は、アイテムのカロリーを示す。
領域806は、アイテムに含まれる塩分量を示す。領域807は、アイテムに含まれるタンパク質量を示す。領域808は、アイテムを作るまでの料理時間を示す。
アイテムDB407の各セルには、数値が含まれてもよく、文字列が含まれてもよい。
行811〜行815は、各アイテムの属性の値を示す。
図8に示すアイテムDB407は、「レシピ」のサービスが提供するアイテムを含むが、他のサービスが提供するアイテムを含んでもよい。アイテムDB407が異なるサービスが提供するアイテムを含む場合、領域802〜領域808に異なるサービス間で異なる内容が格納されてもよい。
例えば、アイテムDB407がTVのサービスが提供するアイテムに関する情報を含む場合、領域802にテレビ番組のジャンルを示す値、領域803にテレビ番組の放映時間帯を示す値、領域804にテレビ番組の出演者を示す値が格納されてもよい。
図9は、本発明の実施形態の重み係数DB409を示す説明図である。
図9に示す重み係数DB409は、レシピのサービスを提供する場合の、ユーザの属性グループごとの重み係数を示す。
重み係数DB409は、領域901〜領域908を含む。また、図9に示す重み係数DB409は、行911〜行917を含む。
領域901及び領域902は、ユーザが属するグループを示す。図9に示す領域901には、ユーザが生活する上でどのようなことをこころがけているかを示すグループが含まれる。また、図9に示す領域902には、ユーザの体質を示す値が含まれる。領域901及び領域902の値は、行動履歴の値、又は、行動履歴の値及び個人情報の値に従って、特定される。
領域901及び領域902の二つのグループに、各ユーザを分類することによって、本実施形態のサーバ101は、ユーザにとってどの属性が重要かを精度よく判定することができる。
図9に示す重み係数DB409において、ユーザは二つのグループの種類に分類されるが、本実施形態のサーバ101は、ユーザを一つのグループの種類によって分類してもよいし、二つよりもさらに多くのグループの種類によって分類してもよい。
領域903〜領域908は、図8に示すアイテムDB407の領域803〜領域808に対応した重み係数を含む。領域903〜領域908に格納される値は、管理者によってあらかじめ格納される。
領域903は、メニューの属性の重み係数を示す。領域904は、ジャンルの属性の重み係数を示す。領域905は、カロリーの属性の重み係数を示す。領域906は、塩分の属性の重み係数を示す。領域907は、タンパク質の属性の重み係数を示す。領域908は、料理時間の属性の重み係数を示す。
本実施形態において、重み係数の値が高い属性は、ユーザにとって重要な属性であることを示す。
図9に示す重み係数DB409は、アイテムの属性に割り当てられた重み係数を含むが、本実施形態の重み係数DB409は、属性の値に重み係数を割り当ててもよい。例えば、「メニュー」の属性の値である文字列「主食」、「メインディッシュ」及び「デザート」などに、それぞれ重み係数である「1」、「2」及び「3」が割り当てられてもよい。
重み係数を設定する方法は、後述する推薦演算部413による推薦演算の方法に依存する。行911〜行917は、ユーザの属性グループに対する各アイテム属性の重み係数を示す。
図10は、本発明の実施形態の推薦度を決定する処理を示すフローチャートである。
属性グループ決定部408は、定期的、又は、携帯端末104からアイテムを推薦するよう要求された場合に、図10に示す処理を開始する。属性グループ決定部408は、図10を示す処理を開始する際に、アイテムを推薦するユーザを、携帯端末104から取得する。
また、属性グループ決定部408は、行動履歴DB406の領域701が示す各ユーザに、図10に示す処理を行ってもよい。
属性グループ決定部408は、アイテムを推薦するユーザに関する行動履歴を、行動履歴DB406から取得する。ここで、属性グループ決定部408は、行動履歴DB406の最新の行動履歴から、一つの行動履歴を取得する。そして、処理された行動履歴の数を示すカウンタ値iに、1を代入する(1401)。
なお、レコメンド装置404が個人情報DB405を有する場合、属性グループ決定部408は、ステップ1401において、個人情報DB405からアイテムを推薦するユーザに関する個人情報を取得する。
ステップ1401の後、属性グループ決定部408は、カウンタ値iが、所定の行動履歴数よりも大きいか否かを判定する(1402)。
ここで、管理者は、ユーザを属性グループに分類するために必要な行動履歴の数を、ステップ1402における所定の行動履歴数として、属性グループ決定部408にあらかじめ保持させる。これによって、属性グループ決定部408は、ユーザを属性グループに分類するために十分な数の行動履歴を取得することができる。
カウンタ値iが、所定の行動履歴数よりも大きい場合、属性グループ決定部408は、ユーザを属性グループに分類するために十分な数の行動履歴を取得できたため、ステップ1406を実行する。
カウンタ値iが、所定の行動履歴数以下である場合、ユーザを属性グループに分類するために十分な数の行動履歴を取得できていないため、属性グループ決定部408は、ステップ1403を実行する。
属性グループ決定部408は、ステップ1401において取得された行動履歴の領域703に格納される値が、現在時刻から所定の期間分過去の期間に含まれる時刻を示すか否かを判定する。
ここで、管理者は、ユーザを属性グループに分類するために必要な行動履歴の所定の期間を、属性グループ決定部408にあらかじめ保持させる。これによって、属性グループ決定部408は、ユーザを属性グループに分類するために十分に新しい行動履歴を、行動履歴DB406から取得することができる。そして、属性グループ決定部408は、ユーザの最も新しい嗜好に基づいて、属性グループを決定できる。
行動履歴の領域703に格納される値が、現在時刻から所定の期間分過去の期間に含まれる時刻を示さない場合、属性グループ決定部408は、行動履歴DB406から取得された行動履歴によって、ユーザを属性グループに分類しないため、ステップ1405を実行する。
行動履歴の領域703に格納される値が、現在時刻から所定の期間分過去の期間に含まれる時刻を示す場合、属性グループ決定部408は、行動履歴DB406から取得された行動履歴の値、又は、行動履歴の値及び個人情報の値に従って、各属性グループのポイント値を算出する(1404)。
ここで、属性グループ決定部408は、行動履歴の領域702、領域704及び領域705等が示す値に対応する、領域901の値又は領域902の値をあらかじめ保持する。また、個人情報の領域605〜領域607等が示す値に対応する、領域901又は領域902の値をあらかじめ保持する。
そして、属性グループ決定部408は、行動履歴の各領域の値が対応する領域901のポイント値を算出する。また、属性グループ決定部408は、個人情報の各領域の値が対応する領域902のポイント値を算出する。
例えば、属性グループ決定部408は、ユーザ1にアイテムを推薦する場合、ステップ1401において図7に示す行712から行714を取得する。そして、所定の行動履歴数が3以上であり、現在時刻から所定の期間内に行711〜行713の領域703の値が含まれる場合、属性グループ決定部408は、ステップ1404において、行711〜行713を用いて、属性グループのポイント値を算出する。
そして、ステップ1404において、属性グループ決定部408は、行711の領域705の「野菜『AAA』」と領域704の「購入」とに対応する領域901の属性グループ「健康志向」のポイント値に所定の値を加算する。また、属性グループ決定部408は、行712の領域705の「健康グッズ『BBB』」と領域704の「閲覧」とに対応する領域901の属性グループ「健康志向」のポイント値に所定の値を加算する。また、属性グループ決定部408は、行713の領域705の「健康番組『CCC』」と領域704の「録画」とに対応する領域901の属性グループ「健康志向」のポイント値に所定の値を加算する。
ここで、属性グループ決定部408は、領域705に含まれる「野菜」、及び「健康」の文字列が属性グループ「健康志向」に対応することを示す情報を、あらかじめ保持する。
さらに、属性グループ決定部408は、レコメンド装置404が個人情報DB405を有し、ユーザ1にアイテムを推薦する場合、ステップ1401において個人情報DB405の行611を取得する。そして、ステップ1404において、行611に基づいて領域902のポイント値を算出する。
すなわち、属性グループ決定部408は、ステップ1404において、行611の領域607の「高血圧」に対応する領域902の属性グループ「高血圧」のポイント値を加算する。
ここで、属性グループ決定部408は、領域606に含まれる「高血圧」の文字列が、属性グループ「高血圧」に対応することを示す情報を、あらかじめ保持する。
なお、ステップ1404におけるポイント値を算出する方法は、前述の方法に限られず、行動履歴、又は、行動履歴及び個人情報に基づいて、ユーザの属性グループが決定されればいかなる方法でもよい。
ステップ1404の後、属性グループ決定部408は、カウンタ値iに1を加算し(1405)、ステップ1402を実行する。
ステップ1402においてカウンタ値iが、所定の行動履歴数よりも大きいと判定された場合、属性グループ決定部408は、属性グループの算出されたポイント値のうち、最も値が高い属性グループを、ユーザ1の属性グループに決定する(1406)。
ステップ1406の後、重み係数決定部410は、ステップ1406において属性グループ決定部408によって決定された属性グループの値をキーとして、重み係数DB409から、属性グループの重み係数を取得する。そして、取得された重み係数を、推薦するアイテムの重み係数に決定する(1407)。
例えば、ユーザ1にアイテムを推薦し、ステップ1406において領域901の属性グループが「健康志向」に決定され、かつ、ステップ1406において領域902の属性グループが「高血圧」に決定された場合、重み係数決定部410は、ステップ1407において、重み係数DB409の行913を取得する。行913は、"メニュー"、"ジャンル"、"カロリー"、"塩分"、"タンパク質"、及び、"料理時間"の各々の属性の重み係数が、"1"、"2"、"7"、"10"、"5"、及び、"5"であることを示す。
ステップ1407の後、推薦演算部413は、推薦度を算出したアイテムの数を示すカウンタ値jに1を代入する(1408)。
ステップ1408の後、推薦演算部413は、カウンタ値jが所定の推薦アイテムデータ数を上回るか否かを判定する(1409)。ここで、管理者は、アイテムDB407の行の数を、ステップ1409における推薦アイテムデータ数として、推薦演算部413にあらかじめ保持させる。
カウンタ値jが所定の推薦アイテムデータ数を上回る場合、推薦演算部413は、すべてのアイテムの推薦度を算出したため、図10に示す処理を終了する。
カウンタ値jが所定の推薦アイテムデータ数以下である場合、推薦演算部413は、アイテムDB407のj番目の行を抽出し、抽出された行の領域803〜領域808の値を正規化する(1410)。ここで、推薦演算部413は、重み係数と比較可能な尺度に変換されれば、どのような方法によって領域803〜領域808の値を正規化してもよい。
例えば、推薦演算部413は、領域803に含まれる文字列を、演算を容易にするために、文字列に対応した数値に置き換えてもよい。また、推薦演算部413は、領域805に含まれる値が高ければ高いほど、領域805に含まれる値を低い値に変更することによって、正規化してもよい。また、推薦演算部413は、領域807に含まれる値が高ければ高いほど、領域807に含まれる値を高い値に変更することによって、正規化してもよい。
ステップ1410における正規化の方法は、管理者によってあらかじめ定められる。
ステップ1410の後、推薦演算部413は、ステップ1410において推薦対象アイテムの正規化された領域803〜領域808の値と、例えば、購入又は閲覧済アイテムの正規化された領域803〜領域808の値との距離を算出することにより、推薦対象アイテムと購入又は閲覧済アイテムとの間の類似度を計算する(1411)。距離が小さいほど類似度がより高いことを意味し、購入済アイテムに近いアイテムを選択することが可能となる。距離を算出する際に、ステップ1407において決定された重み係数の値を反映させることにより、ユーザの重要視する属性を反映させることが可能となる。重み係数を反映させた距離の算出については後述する。
ステップ1411の後、推薦演算部413は、ステップ1411において算出された距離に基づいて各アイテムの推薦度を算出する(1412)。ここで、推薦演算部413は、距離の逆数を、アイテムの推薦度として算出する。
ステップ1412の後、推薦演算部413は、カウンタ値jに1を加算し(1413)、ステップ1409を実行する。
図11は、本発明の実施形態の推薦度を示す説明図である。
図11に示す値は、図10に示す処理が行われた結果、算出される推薦度を示す。図10に示す処理によって算出される推薦度は、アイテムごとに算出される。図11に示す領域1201のアイテムIDは、図8に示すアイテムDB407の領域801に格納される値に対応する。
図8に示す領域1202に格納される推薦度が大きければ大きい程、重み係数の高い属性の値が、購入又は視聴済みのアイテムの属性の値に近いことを示す。すなわち、領域1202に格納される推薦度が大きいアイテムは、ユーザが分類された属性グループに求められる属性を重要視したアイテムであることを示す。
図12Aは、本発明の実施形態の推薦結果データ414の表示画面を示す説明図である。
推薦演算部413は、図10に示す処理によって算出された推薦度に基づいて、推薦結果データ414を生成する。そして、リクエストレスポンス処理部402及びリクエストレスポンス送受信部401を介して、携帯端末104に推薦結果データ414を送信する。
ここで、推薦演算部413は、推薦理由として、ユーザの属性グループを示す識別情報(409の領域901及び領域902に格納される値)を推薦結果データ414に含める。また、推薦演算部413は、推薦度が大きい順に所定の数のアイテムを示す識別情報(アイテムDB407の領域802に格納される値)を、推薦結果データ414に含める。
また、推薦演算部413は、図8のステップ1407において決定された重み係数のうち、大きい値の重み係数の属性を示す識別情報を、推薦理由として推薦結果データ414に含めてもよい。
携帯端末104の表示部504は、受信した推薦結果データ414に基づいて、表示装置305にアイテムを推薦するための画面1301を表示する。
図12Aの画面1301は、領域1303及び領域1302を含む。領域1302には、図8に示す処理によって算出された推薦度が大きい順に、アイテムの名前が表示される。また、領域1303には、図9に示す領域901の属性グループが、推薦理由として表示される。
ユーザは、図12Aの画面1301を参照することによって、自分はどのような属性グループに分類されたことによって、アイテムが推薦されたのかを示す推薦理由を把握することができる。
図12Bは、本発明の実施形態の推薦結果データ414の表示画面を示す説明図である。
図8のステップ1407において決定された重み係数の属性を示す識別情報が推薦結果データ414に含まれる場合、表示部504は、図12Bの画面1301を表示してもよい。
図12Bの画面1301は、領域1302と領域1304とを含む。領域1302には、優先度が大きい順に、アイテムの名前が表示される。
領域1304には、推薦結果データ414に含まれる重み係数の属性を示す識別情報に、所定の文字列が付加された文字列が、推薦理由として表示される。これにより、ユーザは、自分がどのような属性グループに分類されたことによって、どのような属性が重要視されたのかを示す推薦理由を把握することができる。
前述の図10に示す推薦度の算出方法は、重み係数のより大きい属性が、推薦度により大きく反映できる方法であれば、推薦度を算出する方法を限定するものではない。
推薦演算部413は、ユーザによって指定されたアイテムに対する評価値を用いて優先度を算出してもよい。これによって、ユーザは、ユーザの嗜好により合致した推薦結果を得ることができる。
図13は、本発明の実施形態のアイテム評価DB411を示す説明図である。
アイテム評価DB411は、領域1001〜領域1003を含む。図13に示す行1011〜行1015を含む。
領域1001は、アイテムを一意に示す識別子を含み、図8のアイテムDB407の領域801に格納される値に対応する。領域1002及び領域1003は、各ユーザが評価したアイテムに対する評価値を示す。
図13に示す領域1002は、ユーザ1の各アイテムに対する評価値を示す。図13に示す領域1003は、ユーザ2の各アイテムに対する評価値を示す。行1011〜行1015は、各アイテムの各ユーザによる評価値を示す。
アイテム評価生成部412は、アイテムに対するユーザの評価値を取得し、アイテム評価DB411に評価値を格納する。具体的には、ユーザが入力した各アイテムに対する評価値を、アイテム評価DB411に格納する。
例えば、携帯端末104の表示部504は、アイテムの評価値を入力させる画面を表示装置305に表示し、ユーザが入力した評価値をサーバ101に送信する。そして、サーバ101のアイテム評価生成部412は、リクエストレスポンス送受信部401を介して、アイテムの評価値を受信する。そして、受信したアイテムの評価値をアイテム評価DB411に格納する。
また、アイテム評価生成部412は、行動履歴DB406に格納される行動履歴に基づいて、アイテム評価DB411に値を格納してもよい。例えば、図7に示す行動履歴DB406の行717の領域704及び領域705は、ユーザ2が、料理のアイテム「FFF」を閲覧したことを示す。このためアイテム評価生成部412は、ユーザ2はアイテムFFFに肯定的な操作を行ったと判定し、ユーザ2のアイテムFFFに対する評価値を増加させる。
推薦演算部413は、図10に示すステップ1412において、ステップ1411において算出された距離と、アイテム評価DB411に格納されるユーザの評価値とを用いて、アイテムの推薦度を算出してもよい。これによって、よりユーザの嗜好に合致したアイテムを推薦することが可能となる。
例えば、アイテム評価DB411において、塩分の少ないアイテムに高評価が与えられ、かつ、塩分の属性の重み係数が高い場合、推薦演算部413は、評価値を用いることによって、塩分の少ないアイテムの推薦度を大きくすることができる。
図14は、本発明の実施形態の推薦度の算出方法を示す説明図である。
図14に示すグラフは、各アイテムを示す点を、各アイテムの属性値によって配置したグラフである。×印によって示される点は、ユーザによって評価されたアイテムを示し、●印によって示される点は、ユーザによって評価されていないアイテムを示す。
推薦演算部413は、評価されたアイテムを、評価の高い高評価アイテムグループ1101と、評価の低い低評価アイテムグループ1102に分類する。そして、評価されていないアイテム1103及びアイテム1104からの距離が最も短い、高評価アイテムグループ1101内のアイテムを選択する。
そして、推薦演算部413は、アイテム1103及びアイテム1104のうち、選択されたアイテムとの距離がアイテム1103よりも大きいアイテム1104の推薦度を、類似度が低いことから低と判定し、選択されたアイテムとの距離が小さいアイテム1103の推薦度を、類似度が高いことから高と判定する。
なお、推薦演算部413は、未評価のアイテムの属性値と高評価アイテムグループとの距離、及び、未評価のアイテムの属性値と低評価アイテムグループとの距離を算出し、高評価アイテムグループとの距離の方が、低評価アイテムグループとの距離よりも小さいアイテムを、推薦度が高いと判定してもよい。
そして、推薦演算部413は、推薦度が高いと判定されたアイテムに対して、ステップ1412において算出された推薦度に、所定の値を加算することによって、推薦するアイテムとして決定される順位を上げてもよい。すなわち、推薦度が高いと判定されたアイテムを、ユーザに推薦するアイテムとして選択されやすいように、推薦度を算出してもよい。
なお、図14に示すグラフは、二つの属性値によって図示されたグラフであるが、本実施形態のグラフは、アイテムの属性数に従った次元によって図示される。また、推薦演算部413は、他のアイテムとの距離を算出するために、一般的なユークリッド距離を用いてもよく、さらに、ユークリッド距離以外の距離を用いてもよい。また、アイテム間の類似度を求めるために、距離以外の算出方法を使用してもよい。
また、重み係数決定部410がステップ1407においてアイテムの重み係数を決定した後、推薦演算部413は、各属性の値に重み係数を乗算することによって、各属性の値を拡大又は縮小してもよい。これによって、各アイテム間の属性の値に重み係数を反映させて、各アイテム間の距離を算出できる。そして、ユーザの評価値とアイテムの重み係数との双方を反映された推薦度を算出することが可能となる。
なお、推薦演算部413は、推薦対象ユーザの評価値だけでなく、他のユーザの評価値を考慮して、推薦度を算出してもよい。例えば、アイテムを推薦するユーザと同じ属性グループのユーザの評価値を、アイテムを推薦するユーザの評価値に反映させて推薦度を算出してもよい。
本実施形態によれば、複数のサービスをユーザに提供した結果取得された、ユーザの行動履歴に基づいてユーザの属性グループを決定し、決定された属性グループをキーにしてアイテムの属性の重み係数を決定する。そして、決定された重み係数に従って、ユーザに推薦するアイテムを抽出する。すなわち、属性グループのような抽象的な項目をユーザに割り当て、抽象的な項目に従った重み係数を用いることによって、異なるサービス間においてもユーザに推薦するアイテムとして最適なアイテムを決定することが可能となる。
具体的には、あるサービスのみを受けたユーザに、別のサービスのアイテムを推薦することが可能となる。
また、本実施形態によれば、行動履歴に基づいて、ユーザがいずれのアイテムを重要視しているかを取得する。そして、ユーザが重要視しているアイテムの属性に近い属性を持つアイテムを、推薦するアイテムに選ばれやすくする。これによって、各ユーザ個人の嗜好に合致したアイテムを推薦することができる。
また、ユーザが重要視しているアイテムだけではなく、ユーザが重要視しているアイテムに似た属性のアイテムをユーザに推薦することができ、ユーザの嗜好に合致したアイテムを推薦することができる。
また、本実施形態によれば、行動履歴に加え、さらに、個人情報に基づいて属性グループを決定する。これによって、行動履歴のみでは取得することができない、各ユーザの状態又は嗜好を取得し、属性グループを決定することができる。そして、ユーザによって異なるアイテムを推薦することができる。
また、本実施形態によれば、推薦するアイテムとして決定されたアイテムを、ユーザに提示する際に、推薦理由としてユーザが分類された属性グループを示す情報をユーザに提示する。これによって、ユーザは、自らがどのようなグループに分類されたかを把握することができ、アイテムを推薦された根拠を把握することができる。そして、ユーザが感じる不快感を低減することができる。
また、本実施形態によれば、重み係数の最も高い属性に関する情報も、推薦理由としてユーザに提示する。これによって、ユーザはいずれの属性が自らにとって重要であると判定されたかを把握することができる。そして本実施形態は、ユーザが感じる不快感を低減することができる。
本発明は、情報を格納及び検索するサーバ、テレビ、PC、レコーダ、携帯電話、携帯端末、及びこれらの組み合わせに適用できる。
101 サーバ、102 ネットワーク、103 基地局、104 携帯端末、201 通信装置、202 プロセッサ、203 記憶装置、204 二次記憶装置、301 通信装置、302 プロセッサ、303 入力装置、304 記憶装置、305 表示装置401 リクエストレスポンス送受信部、402 リクエストレスポンス処理部、403 推薦演算制御部、404 レコメンド装置、405 個人情報DB、406 行動履歴DB、407 アイテムDB、408 属性グループ決定部、409 重み係数DB、410 重み係数決定部、411 アイテム評価DB、412 アイテム評価生成部、413 推薦演算部、414 推薦結果データ、501 入力部、502 リクエストレスポンス送受信部、503 リクエストレスポンス処理部、504 表示部

Claims (12)

  1. ユーザにサービスを提供する端末から、データを受信する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末と通信するための通信装置と、
    前記サービスを受けるために前記ユーザが前記端末を操作した履歴を示す行動履歴情報を、前記通信装置を用いて受信する送受信部と、
    前記送受信部で受信された前記行動履歴情報、前記ユーザに推薦するアイテムの複数の候補と前記各候補の属性の属性値とを含むアイテム情報、及び、前記ユーザの属性により分類される属性グループ毎に割り当てられた前記属性の重要度を示す重み係数を含む重み係数情報を格納する記憶装置と、
    前記行動履歴情報に基づいて、前記ユーザが分類される属性グループを決定する属性グループ決定部と、
    前記属性グループ決定部で決定された属性グループに割り当てられた重み係数と前記アイテム情報とに基づいて、アイテム間の属性値の類似度を算出する推薦度算出部と、を有し、
    前記推薦度算出部は、
    前記アイテム間の属性値の類似度に従って、前記各候補の推薦度を算出し、
    前記算出された推薦度に従って、前記各候補から前記ユーザに推薦するアイテムを決定し、
    前記送受信部は、前記決定されたアイテムを前記通信装置を介して前記端末へ送信することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記行動履歴情報が示す前記履歴に従って、前記ユーザが重要視する第1のアイテムと、前記ユーザが重要視していない第2のアイテムとを特定する評価部を有し、
    前記推薦度算出部は、
    前記決定されたグループに割り当てられた重み係数と前記アイテム情報とに基づいて、前記第1のアイテムの属性値との類似度が、前記第2のアイテムの属性値との類似度よりも高い候補を、前記アイテム情報から抽出し、
    前記ユーザに推薦するアイテムとして決定される順位が上がるように、前記抽出された候補の前記推薦度を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記ユーザに関する個人情報を有し、
    前記属性グループ決定部は、前記個人情報と前記行動履歴情報とに基づいて、前記ユーザを分類するグループを決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推薦度算出部は、前記決定されたユーザに推薦するアイテムを示す識別情報と前記ユーザが分類されたグループを示す識別情報とを含む、推薦データを生成し、
    前記送受信部は、前記生成された推薦データに含まれる識別情報を表示させるためのデータを前記端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記推薦度算出部は、
    前記重み係数情報から、前記ユーザが分類されたグループに割り当てられた重み係数のうち前記重要度が最も高い重み係数を抽出し、
    前記抽出された重み係数に対応する属性を示す識別情報を、前記推薦データに含めることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. ユーザにサービスを提供する端末から、データを受信する情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末と通信するための通信装置と、前記サービスを受けるために前記ユーザが前記端末を操作した履歴を示す行動履歴情報を、前記通信装置を用いて受信する送受信部と、記憶装置と、プロセッサとを有し、
    前記情報処理方法は、前記プロセッサが、
    前記送受信部で受信した前記行動履歴情報、前記ユーザに推薦するアイテムの複数の候補と前記各候補の属性値とを含むアイテム情報、及び、前記ユーザの属性により分類される属性グループ毎に割り当てられた、前記属性の重要度を示す重み係数を含む重み係数情報を前記記憶装置に格納し、
    前記行動履歴情報に基づいて、前記ユーザが分類される属性グループを決定し、
    前記決定されたグループに割り当てられた重み係数と前記アイテム情報とに基づいて、アイテム間の属性値の類似度を算出し、
    前記アイテム間の属性値の類似度に従って、前記各候補の推薦度を算出し、
    前記算出された推薦度に従って、前記各候補から前記ユーザに推薦するアイテムを決定し、
    前記決定されたアイテムを前記送受信部により前記通信装置を介して前記端末へ送信することを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記方法は、前記プロセッサが、
    前記行動履歴情報が示す前記履歴に従って、前記ユーザが重要視する第1のアイテムと、前記ユーザが重要視していない第2のアイテムとを特定し、
    前記決定されたグループに割り当てられた重み係数と前記アイテム情報とに基づいて、前記第1のアイテムの属性値との類似度が、前記第2のアイテムの属性値との類似度よりも高い候補を、前記アイテム情報から抽出し、
    前記ユーザに推薦するアイテムとして決定される順位が上がるように、前記抽出された候補の前記推薦度を算出することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記情報処理装置は、前記ユーザに関する個人情報を有し、
    前記方法は、前記プロセッサが、前記個人情報と前記行動履歴情報とに基づいて、前記ユーザを分類するグループを決定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記方法は、前記プロセッサが、
    前記決定されたユーザに推薦するアイテムを示す識別情報と前記ユーザが分類されたグループを示す識別情報とを含む、推薦データを生成し、
    前記生成された推薦データに含まれる識別情報を表示させるためのデータを前記端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記方法は、前記プロセッサが、
    前記重み係数情報から、前記ユーザが分類されたグループに割り当てられた重み係数のうち前記重要度が最も高い重み係数を抽出し、
    前記抽出された重み係数に対応する前記属性の識別情報を、前記推薦データに含めることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記記憶装置は、前記アイテム情報及び前記重み係数情報を記憶する二次記憶装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記記憶装置は、前記アイテム情報及び前記重み係数情報を記憶する二次記憶装置を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
JP2012010082A 2012-01-20 2012-01-20 情報処理装置、及び、情報処理方法 Active JP5805548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012010082A JP5805548B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 情報処理装置、及び、情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012010082A JP5805548B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 情報処理装置、及び、情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013149140A JP2013149140A (ja) 2013-08-01
JP5805548B2 true JP5805548B2 (ja) 2015-11-04

Family

ID=49046569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012010082A Active JP5805548B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 情報処理装置、及び、情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5805548B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6173586B2 (ja) * 2014-06-25 2017-08-02 ベイジン バイドゥペイ サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッドBeijing Baidupay Science And Technology Co., Ltd. ユーザの検索行為に基づいてデータマイニングを行う方法及び装置
JP6226846B2 (ja) * 2014-09-19 2017-11-08 ヤフー株式会社 情報分析装置、情報分析方法および情報分析プログラム
JP6212013B2 (ja) * 2014-09-29 2017-10-11 富士フイルム株式会社 商品推奨装置及び商品推奨方法
EP3284053A4 (en) * 2015-04-13 2018-08-29 The Coca-Cola Company System and method for producing a customized beverage or beverage concentrate
JP6634972B2 (ja) * 2015-10-05 2020-01-22 富士通株式会社 推奨アイテム出力方法、推奨アイテム出力プログラム、及び推奨アイテム出力装置
JP6716076B2 (ja) * 2016-08-23 2020-07-01 富士通株式会社 探索プログラム、探索方法および探索装置
JP6964467B2 (ja) * 2017-08-25 2021-11-10 ヤフー株式会社 解析装置、解析方法、およびプログラム
JP2019095832A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
EP3598373A1 (en) * 2018-07-18 2020-01-22 Seulo Palvelut Oy Determining product relevancy
JP6591012B1 (ja) * 2018-08-29 2019-10-16 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6591638B1 (ja) * 2018-08-30 2019-10-16 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6591644B1 (ja) * 2018-09-20 2019-10-16 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
CN112291624B (zh) * 2020-09-23 2023-10-17 咪咕视讯科技有限公司 视频处理方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3009391B1 (ja) * 1998-09-08 2000-02-14 株式会社ディジタル・ビジョン・ラボラトリーズ 情報サービス提供装置及び推奨情報抽出提示方法
JP2003122789A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Sony Corp 情報処理システム、情報提供装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4227072B2 (ja) * 2004-05-18 2009-02-18 日本電信電話株式会社 おすすめ番組提供方法、おすすめ番組提供装置およびおすすめ番組提供プログラム
WO2007088576A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 Fujitsu Limited ファイル検索プログラム、方法及び装置
JP4491746B2 (ja) * 2007-03-05 2010-06-30 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム
JP5114984B2 (ja) * 2007-03-16 2013-01-09 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラム
JP4538757B2 (ja) * 2007-12-04 2010-09-08 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP4371382B2 (ja) * 2007-12-30 2009-11-25 ユーウィングス株式会社 アクセス対象情報検索装置
JP5407336B2 (ja) * 2009-01-06 2014-02-05 日本電気株式会社 情報処理装置
JP5321889B2 (ja) * 2009-03-23 2013-10-23 ブラザー工業株式会社 商品推奨方法及び商品推奨システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013149140A (ja) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5805548B2 (ja) 情報処理装置、及び、情報処理方法
US10268432B2 (en) Method and apparatus for generating watch screen design for smart watch
US7882056B2 (en) Method and system to predict and recommend future goal-oriented activity
JP6397704B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
US8255396B2 (en) Electronic profile development, storage, use, and systems therefor
US20200302110A1 (en) System and method for providing content to users based on interactions by similar other users
JP5673336B2 (ja) 情報処理方法、表示方法、情報処理装置、表示装置、情報処理プログラム、表示プログラム
AU2012274726B2 (en) Information Processing Apparatus, Information Processing Method, Information Processing Program, Recording the Medium having Stored therein Information Processing Program
US8423540B2 (en) Related information presentation system, related information presentation method, and information storage medium
JP2009157500A (ja) 配信サーバ及び配信方法
KR20140138707A (ko) 사용자들의 그룹에 아이템을 추천하는 방법
US20140351052A1 (en) Contextual Product Recommendation Engine
JP2017076166A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN111914188A (zh) 推荐目标用户的选择方法、系统、设备及存储介质
JP5686934B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2017228157A (ja) 生成装置、生成方法、及び生成プログラム
JP5874547B2 (ja) 情報選択装置、情報選択方法、端末装置およびコンピュータプログラム
JP2013033363A (ja) 提供情報選択装置、方法及びプログラム
JP5958578B2 (ja) 情報選択装置、情報選択方法、およびコンピュータプログラム
JP2004078689A (ja) 検索システム及び検索プログラム並びに検索方法
JP7140167B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2015106351A (ja) コンテンツ配信装置及びフリーワードレコメンド方法
JP2016045543A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5275531B1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、及びそのプログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4264884B2 (ja) サーバ装置、コミュニケーション支援方法及び紹介者選択プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150403

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150519

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150525

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5805548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250