JP3009391B1 - 情報サービス提供装置及び推奨情報抽出提示方法 - Google Patents

情報サービス提供装置及び推奨情報抽出提示方法

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JP3009391B1
JP3009391B1 JP25400698A JP25400698A JP3009391B1 JP 3009391 B1 JP3009391 B1 JP 3009391B1 JP 25400698 A JP25400698 A JP 25400698A JP 25400698 A JP25400698 A JP 25400698A JP 3009391 B1 JP3009391 B1 JP 3009391B1
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浩之 多田
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Abstract

【要約】 【課題】ユーザが単に情報の提供を要求するだけで、そ
のユーザの好みそうな情報を自動的に抽出して提示でき
るようにする。 【解決手段】抽出部131は、データベース12に蓄積
された検索履歴に基づいて検索条件により各ユーザの好
みのグループ化を行い、各グループに対するユーザの所
属係数を検索回数と時期に基づいて取得する。抽出部1
32は、データベース12内の位置情報要求履歴の示す
位置情報の示す情報ページに掲載される提供情報の、そ
の位置情報を要求したユーザが所属するグループに対す
る所属係数を、そのユーザのそのグループに対する所属
係数と位置情報要求時期に基づいて取得する。推奨商品
抽出提示部137はユーザからの推奨商品提示要求を受
け付け、当該ユーザの所属する各グループに対する所属
係数と、そのグループに所属する各提供情報の所属係数
をもとに推奨情報を決定してユーザに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザに対する情
報サービスの提供を司る情報サービス提供装置に係り、
特にユーザからの要求に応じて当該ユーザの好みに合致
した情報を抽出して提示するのに好適な情報サービス提
供装置及び推奨情報抽出提示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、WWW(Wor1d Wide
Web)上で様々な商品を販売するオンラインショッピ
ングサイトが増加し、そういったサイトを利用して商品
を購入するユーザ(顧客)も増えている。そして、この
種のサイトが増えるに伴ってユーザが欲している商品を
探し出す困難さも増す傾向にある。
【0003】そこで、オンラインショッピングサイトで
販売されている商品の中から、ユーザが欲している商品
を検索する検索機能を持つ情報サービス提供装置(情報
サービス提供サーバマシン)が開発されている。この情
報サービス提供装置は、ネットワーク(インターネッ
ト)を介して当該情報サービス提供装置と接続される端
末装置(クライアントマシン)からユーザの操作に従っ
て検索条件が指定されることにより、膨大な情報の中か
ら当該検索条件に合致した商品情報を検索し、端末装置
を介してユーザに提示するものである。
【0004】このような情報検索を可能とするため、商
品の特徴を属性情報としてデータベース化し、ユーザに
よりその属性情報が指定されることにより検索を行う情
報サービス提供装置が知られている。ここで、属性情報
は商品によって異なり、日本酒であれば、商品種類、タ
イプ、価格、生産地などの属性を持つ。この場合、ユー
ザが例えば「日本酒で商品種類が大吟醸酒でタイプが辛
口で価格が5000円以内」というように、属性とその
値からなる検索条件を指定することにより、情報サービ
ス提供装置では、データベースの中から当該検索条件に
合致した商品(の情報)を検索して、ユーザに提示する
処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
情報サービス提供装置による商品等の情報の検索では、
ユーザは自ら検索条件を指定して(データベース化され
た)膨大な情報の中から自分の欲している情報の検索を
要求する必要がある。この場合、ユーザが自分の好みに
合った情報を取得するには、検索条件を正確に且つ細か
に指定しなければならず、ユーザの負担が大きいという
問題があった。
【0006】そこで、検索要求の都度、細かな検索条件
を指定しなくても済むように、ユーザが予め自分の好み
を例えばユーザプロファイルとして情報サービス提供装
置内に登録することも考えられる。しかし、ユーザが自
身の好みを登録すること自体、ユーザに負担を強いるも
のであり、十分な解決手段とはならない。また、単に好
みを登録しただけでは、ユーザ自身気がついていないが
好む可能性のある情報まで検索することは困難であっ
た。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ユーザが予め自身の好みを登録しておか
なくても、単に情報の提供を要求するだけで、そのユー
ザの好みに合う情報を自動的に抽出してそのユーザに提
示することができる情報サービス提供装置及び推奨情報
抽出提示方法を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、ユーザ自身気が
ついていないが好む可能性のある情報を提示することが
できる情報サービス提供装置及び推奨情報抽出提示方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、各情報提供装
置の提供する情報ページを、当該情報ページの所在を表
す位置情報を用いてネットワーク経由でユーザ側装置か
らアクセス可能で、且つ上記ユーザ側装置からのユーザ
識別子付きの情報検索要求に基づいて情報ページに掲載
される提供情報の属性情報を検索条件とする情報検索が
可能なシステムに適用される情報サービス提供装置であ
って、上記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該
情報検索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の
履歴に基づいて、上記検索条件により各ユーザの好みの
グループ化を行い、各グループに対するユーザの所属の
度合いを表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザ
からの要求による当該グループに対する情報検索の回数
に基づいて取得する全ユーザ好みグループデータ抽出手
段と、上記各グループに所属する提供情報のそのグルー
プに対する所属の度合いを表す所属度合い情報を、上記
情報検索の結果を用いて行われるユーザ側装置からの位
置情報の要求または位置情報を用いた情報ページアクセ
ス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループに所属
する当該提供情報が掲載されている情報ページの位置情
報またはその情報ページへのアクセスを要求した全ユー
ザのそのグループに対する所属度合いと、その要求の回
数に基づいて取得する好みグループ推奨提供情報データ
抽出手段と、上記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの
推奨情報提示要求を受け付け、当該ユーザ識別子の示す
ユーザの所属する各グループに対する、上記全ユーザ好
みグループデータ抽出手段により取得された所属度合い
情報と、そのグループに所属する各提供情報の、上記
みグループ推奨提供情報データ抽出手段により取得され
た所属度合い情報とをもとに推奨情報を決定して推奨情
報提示要求元のユーザに提示する推奨情報抽出提示手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】このように本発明は、属性情報による検索
条件は、検索要求元ユーザがどのような提供情報に興味
を持って探しているかという、いわばユーザの好みを表
していると考えられることに着目してなされており、そ
の検索条件を用いてユーザの好みのグループ化が行われ
る。このグループ化には、各ユーザからの情報検索要求
に基づく情報検索の履歴が用いられる。この検索履歴
は、本装置(情報サービス提供装置)が情報検索サービ
ス機能を持つ場合には、本装置自身で取得することがで
きるため、それを用いればよい。また、本装置が情報検
索サービス機能を持たない場合には、当該情報検索サー
ビス機能を持つ装置により取得される検索履歴を参照す
ればよい。
【0011】検索条件を用いたグループ化を行うと、上
記の検索履歴から各ユーザの所属するグループを判別す
ることができる。ここで、グループへのユーザの所属の
度合いは、当該グループの検索条件によって検索を行っ
た回数が多いほど大きいと考えられるため、全ユーザ好
みグループデータ抽出手段では、少なくともそのユーザ
からの要求による当該グループに対する情報検索の回数
に基づいて、例えば数値化して所属度合い情報(所属係
数)として求めることができる。また、グループへのユ
ーザの所属の度合いは、検索時期が新しいほど大きいと
考えることができるため、検索回数だけでなく検索時期
をも考慮するならば、より精度の高い所属度合いを求め
ることができる。
【0012】検索を要求したユーザは、一般に検索結果
の中からある提供情報が掲載されている情報ページの位
置情報の要求、あるいは(検索結果中に位置情報が記述
されている場合には)位置情報による情報ページアクセ
ス(参照)要求を、ユーザ側装置から発行する。このよ
うな要求が発行されたということは、そのユーザがその
位置情報の示す情報ページに掲載されている提供情報に
興味を持ったということであり、そのグループに属して
いる他のユーザも同様に当該提供情報に興味を持つ可能
性が高いと考えられる。そこで本発明では、そのような
提供情報はそのユーザが所属するグループに所属してい
るとみなし、その(位置情報の示す情報ページに掲載さ
れている)提供情報のそのグループに対する所属の度合
いが、少なくとも、そのグループに所属する当該提供情
報が掲載されている情報ページの位置情報またはその情
報ページへのアクセスを要求した全ユーザのそのグルー
プに対する所属度合いと、その要求の回数に基づいて好
みグループ推奨提供情報データ抽出手段により取得され
る。ここで、ある提供情報のあるグループに対する所属
度合いは、そのグループに所属する多くのユーザがその
提供情報の掲載ページの位置情報または当該ページへの
アクセスを数多く要求し、且つそのユーザのそのグルー
プに対する所属度合いが大きいほど大きくなるようにす
るとよい。また、グループへの提供情報の所属の度合い
は、対応する位置情報の要求時期あるいは当該提供情報
へのアクセスの要求時期が新しいほど大きいと考えるこ
とができるため、この要求時期をも考慮するならば、よ
り精度の高い所属度合いを求めることができる。
【0013】あるユーザに対して提供情報を推奨するに
は、そのユーザと同じような好みを持つ多くのユーザが
興味を持っている提供情報を推奨するのが効果的であ
る。そこで本発明では、ユーザから推奨情報提示が要求
された場合、当該ユーザの所属する各グループに対する
所属度合いと、そのグループに所属する各提供情報の所
属度合いとをもとに推奨情報を決定する。これにより、
要求元ユーザからは、単に推奨情報の提示を要求するだ
けでありながら、当該ユーザの好みにあった情報を提示
することが可能となる。ここでは、要求元ユーザの所属
するグループの中で所属度合いが大きく、また要求元ユ
ーザの所属するグループに所属している提供情報の当該
グループに対する所属度合いが大きいほど、推奨情報と
しての優先度を高くするとよい。
【0014】さて、各好みのグループ間には相関関係が
ある。この相関関係は、対応する検索条件の構成要素が
一致しているほど強いと考えることができる。逆に、構
成要素間に全く一致がなかったり、不一致がある場合に
は、相関関係は弱いと考えることができる。
【0015】そこで本発明は、上記各グループ間の相関
関係の度合いを各グループに対応する検索条件の要素の
一致/不一致の程度に基づいて取得する好みグループ相
関関係データ抽出手段を追加し、この好みグループ間の
相関関係の度合いを、上記したユーザの所属グループに
対する所属度合い、及びそのグループに所属する提供情
報の当該グループに対する所属度合いと組み合わせるこ
とで、即ち推奨情報提示要求元ユーザの所属する各グル
ープに対する所属度合いと、そのグループに所属する各
提供情報の所属度合いと、そのグループと相関関係のあ
るグループのそのグループに対する相関関係度合いとを
もとに推奨情報を決定する構成とすることをも特徴とす
る。
【0016】このような構成においては、情報提示要求
元ユーザが所属しているグループに近い別のグループに
所属する提供情報も推奨情報の候補とすることが可能と
なり、推奨情報の候補の幅を広げて、ユーザ自身気がつ
いていないが好む可能性のある情報も提示可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]まず、本発明
の第1の実施形態につき図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施形態に係るシス
テム(サーバクライアントシステム)の構成を示すブロ
ック図である。
【0019】同図において、サーバ10,20及びクラ
イアント30はインターネットなどのネットワーク40
に接続されている。
【0020】サーバ10は、クライアント30から要求
された情報、例えばオンラインショッピングサイトで販
売されている商品の情報の提供を司る計算機(マシン)
である。そこで、以下の説明ではサーバ10を情報サー
ビス提供サーバ10と呼ぶ。
【0021】一方、サーバ20は、オンラインショッピ
ングサイトの各販売店ごとに設けられ、商品販売のため
のWWWページ、つまり商品が掲載された商品ページを
提供する計算機(マシン)である。以下の説明では、サ
ーバ20を、情報サービス提供サーバ10と明確に区別
するために、一般サーバ20と呼ぶ。
【0022】クライアント30は、例えば、専用の或い
はパーソナルコンピュータ等の汎用マシンを用いて実現
される端末装置である。クライアント30は、ユーザの
操作に従い、情報サービス提供サーバ10に対して、商
品(商品情報)の検索要求、及び推奨商品提示要求を
(ネットワーク40を介して)送出可能なようになって
いる。
【0023】情報サービス提供サーバ10は、情報検索
サービス装置11、各ユーザによる検索履歴等が蓄積さ
れる全ユーザ検索履歴データベース12及び推奨商品抽
出提示サービス装置13を備えている。
【0024】情報検索サービス装置11は、クライアン
ト30を通してユーザから与えられる情報検索要求を受
けて要求された情報(ここでは、商品の情報)を検索
し、その検索結果を要求元に提示する。情報検索サービ
ス装置11では、オンラインショッピングサイトで販売
されている商品の特徴が属性情報としてデータベース化
されている。このため情報検索サービス装置11での商
品の検索は、商品の持つ属性情報が検索条件として指定
されることで行われる。
【0025】情報検索サービス装置11はまた、情報検
索要求に対する検索結果の中から任意の商品がクライア
ント30側で指定されて、その商品が掲載されているW
WWページ(商品ページ)の所在を表す位置情報の要求
が当該クライアント30から送られると、その位置情報
(例えばUniform Resource Loca
tor、即ちURL)を要求元に通知する。この位置情
報を用いることで、当該位置情報の要求元から目的の商
品ページをアクセス(参照)することが可能となる。
【0026】情報検索サービス装置11は、ユーザから
の検索要求に基づく検索履歴をその検索要求ごとに取得
して全ユーザ検索履歴データベース12に蓄積する。同
様に情報検索サービス装置11は、ユーザからの位置情
報要求に関する履歴(位置情報要求履歴)をその位置情
報要求ごとに取得して全ユーザ検索履歴データベース1
2に蓄積する。
【0027】図2は、全ユーザ検索履歴データベース1
2に記録される検索履歴及び位置情報要求履歴の内訳を
示す。ここでは、検索履歴は各検索要求ごとに1レコー
ドとして記録され、検索日時、検索要求ユーザの識別子
(ユーザ識別子)、及び検索条件を含む。また、位置情
報要求履歴も各位置情報要求ごとに1レコードとして記
録され、要求日時、位置情報要求ユーザの識別子(ユー
ザ識別子)、及び位置情報(ここではURL)を含む。
【0028】推奨商品抽出提示サービス装置13は、本
発明に直接関係するものであり、クライアント30を通
してユーザから与えられる推奨情報提示要求(ここでは
推奨商品提示要求)を受けて当該ユーザの好みに合った
推奨商品の情報を抽出し、当該ユーザに提示する。この
推奨商品の抽出を可能とするために、後述するように全
ユーザ検索履歴データベース12に蓄積された情報が利
用される。
【0029】図3は本発明に直接関係する推奨商品抽出
提示サービス装置13の構成を中心に示すブロック図で
ある。
【0030】同図に示すように、推奨商品抽出提示サー
ビス装置13は、好みグループ解析部130、全ユーザ
好みグループデータ記憶部134、好みグループ推奨商
品データ記憶部135及び推奨商品抽出提示部137を
備えている。
【0031】好みグループ解析部130は、全ユーザ好
みグループデータ抽出部131及び好みグループ推奨商
品データ抽出部132から構成される。
【0032】全ユーザ好みグループデータ抽出部131
は、全ユーザ検索履歴データベース12に蓄積されてい
る検索履歴中の属性情報による検索条件に基づいて以下
に詳述する好みのグループ化を行うと共に、そのグルー
プへの各ユーザの所属の度合いを表す所属係数を検索履
歴に基づいて算出し、その所属係数と対応するグループ
(のグループ名)との対を好みグループデータとして全
ユーザ好みグループデータ記憶部134に記録する。
【0033】ここで、全ユーザ好みグループデータ抽出
部131における好みのグループ化について、商品が日
本酒の場合を例に、図4を参照して説明する。
【0034】日本酒は、図4(a)に示すように、商品
種類、タイプ、価格、生産地といった属性を持つ。この
日本酒に関する情報検索のための検索条件には、例えば
「日本酒で商品種類が大吟醸酒でタイプが辛口で価格が
5000円以内」というように、各属性とその値(商品
種類であれば、純米大吟醸、吟醸酒など、タイプであれ
ば、辛口、淡麗など)が用いられる。つまり、図4
(a)に示すように、各属性ごとの各値(属性値)の全
ての組み合わせが、検索条件となり得る。
【0035】さて、ユーザが検索要求で示した検索条件
は、ユーザがどのような商品( 情報)に興味を持って探
しているかというユーザの好みを表していると考えるこ
とができる。そこで本実施形態では、この(属性情報に
よる)検索条件を用いて好みのグループ化が行われる。
即ち、利用可能な検索条件のうち、実際にユーザにより
指定された検索条件、つまり全ユーザ検索履歴データベ
ース12に記録された検索条件によりユーザの好みをグ
ループ化する。
【0036】図4(b)には、図4(a)に示す各属性
の値の全組み合わせのうち、検索条件として用いられた
4つの組み合わせにより、ユーザの好みがグループ1〜
グループ4の4グループにグループ分けされた様子が示
されている。ここで、好みのグループの検索条件による
検索要求を行ったユーザを、そのグループに所属するユ
ーザであるという。
【0037】次に、好みのグループへの各ユーザの所属
の度合いを表す所属係数の算出、つまりユーザ好みグル
ープデータの抽出について説明する。
【0038】まず、上記した好みのグループ化を行う
と、ユーザの検索履歴を用いて各ユーザの所属するグル
ープを判別することができる。ユーザは常に同一の検索
条件でのみ検索を要求するとは限らず、以前とは異なる
検索条件を指定することもあり得る。したがって、ユー
ザは複数のグループに所属する場合もある。その場合、
それぞれのグループへの各ユーザの所属の度合いは、そ
のグループの検索条件によって検索を行った回数が多い
ほど大きく、また検索を行った時期が新しいほど大きい
といえる。
【0039】そこで本実施形態では、次式(1)に示す
ような、ユーザのグループ所属係数B(user,group)を
導入して、ユーザ(user)のグループ(group )への所
属の度合いを数値化するようにしている。
【0040】
【数1】
【0041】上記のように、あるユーザのあるグループ
に対する所属係数B(user,group)は、そのユーザがそ
のグループに対して行った検索のF(t)の値の総和と
して求められる。ここではF(t)はtに関する単調減
少関数、例えば1/tとする。このように定めた場合、
あるユーザのあるグループに対する所属係数(グループ
所属係数)は、そのグループに対する検索の回数が多い
ほど、また検索時期(ここでは検索日時)が現時点(現
在日時)により近いほど大きな値となり、ユーザのその
グループへの所属の度合いが高くなる。
【0042】ここで、ユーザのグループ所属係数の算出
例について述べる。例えば、全ユーザ検索履歴データベ
ース12内の検索履歴から、ユーザAがグループAに対
して行った検索の回数が2回であり、その検索日時が、
1998年6月9日13時と、1998年5月11日1
3時であるものとする。また、現在日時が1998年6
月10日13時であるものとする。
【0043】この場合、ユーザAのグループAに対する
所属係数B(ユーザA,グループA)は、 ように求められる。但し、F(t)=1/tとし、簡略
化のためにtの単位を時間(hour)ではなくて「日(da
y )」としている。
【0044】前記したように、ユーザは常に同一の検索
条件を指定するとは限らず、以前とは異なる検索条件を
指定することもある。したがってユーザは、複数のグル
ープに対して所属係数を持つ可能性がある。このような
例を図5(a)に示す。ここでは、ユーザAが3つのグ
ループA〜グループCに所属し、そのグループに対して
所属係数を持つ例が示されている。
【0045】また、各グループには複数のユーザが所属
する可能性があり、各々のユーザがそのグループに対す
る所属係数を持つ。このような例を図5(b)に示す。
ここでは、グループAとグループBにグループ分けされ
た場合に、グループAにはユーザAとユーザBが所属し
て、各々が所属係数を持ち、グループBにはユーザAと
ユーザCとユーザDが所属して、各々が所属係数を持つ
例が示されている。
【0046】以上に述べた各ユーザが所属するグループ
へのそのユーザの所属の度合いを表す所属係数は、(推
奨商品抽出提示サービス装置13内の好みグループ解析
部130に設けられた)全ユーザ好みグループデータ抽
出部131によって、好みグループデータとして図7の
フローチャートに従う手順で次のように抽出される。
【0047】まず全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31は、全ユーザ検索履歴データベース12に記録され
ている検索履歴から次に処理すべき未処理のレコード
(次レコード)を選択し、そのレコードより日時(検索
日時)、ユーザ識別子、検索条件を読み出す(ステップ
S2)。
【0048】次に全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31は、読み出した日時と現在の日時との差の時間(つ
まり検索日時からの経過時間)tをもとにF(t)を計
算する(ステップS3)。続いて全ユーザ好みグループ
データ抽出部131は、読み出したユーザ識別子の示す
ユーザの、その読み出した検索条件(に対応するグルー
プ)に対する現在までに求められているF(t)の総
和、つまり所属係数の途中計算結果(初期値0)に、ス
テップS3で新たに計算したF(t)の値を加算する
(ステップS4)。この加算結果( 所属係数の途中計算
結果)は、そのユーザのその検索条件に対応するグルー
プと対をなしてメモリ内領域(図示せず)に保持され
る。
【0049】全ユーザ好みグループデータ抽出部131
は、以上のステップS2〜S4の処理を、全ユーザ検索
履歴データベース12に蓄積されている検索履歴の全レ
コードについて繰り返し実行する(ステップS1)。そ
して、検索履歴の全レコードについて実行し終えると、
全ユーザ好みグループデータ抽出部131は、それまで
に求められている(検索履歴に記録された)全ユーザの
全検索条件に対応するグループに対する所属係数を、ユ
ーザ好みグループデータとして全ユーザ好みグループデ
ータ記憶部134に記録する(ステップS5)。
【0050】以上の処理(全ユーザ好みグループデータ
抽出処理)を定期的に行うことにより、全ユーザ好みグ
ループデータ記憶部134には常に最新のユーザ好みグ
ループデータが記録される。
【0051】なお、全ユーザ検索履歴データベース12
の空き容量が一定量以下となった場合には、例えば検索
日時の最も古いレコードから削除する、いわゆるLRU
ルールを適用するとよい。
【0052】さて本実施形態では、上記したユーザの所
属グループに加えて、商品の所属グループという概念を
適用している。以下、この商品の所属グループについて
詳述する。
【0053】検索を行ったユーザが、検索結果の中から
ある商品が掲載されている商品ぺ一ジの位置情報(UR
L)を、クライアント30を通して情報サービス提供サ
ーバ10に要求したということは、そのユーザがその商
品に興味を持ったということであり、そのグループに属
している他のユーザが同様にその商品に興味を持つ可能
性が高いと考えることができる。つまり、その商品をそ
のユーザの所属するグループの推奨商品として抽出し得
る。
【0054】そこで本実施形態では、そのような商品は
そのユーザが所属しているグループに所属しているとみ
なし、次式(2)に示すような商品のグループ所属係数
b(url,group )を導入して商品のグループヘの所属の
度合いを数値化するようにしている。
【0055】
【数2】
【0056】上記のように、ある商品(に固有の位置情
報)のあるグループに対する所属係数b(url,group )
は、その商品が掲載されている商品ぺ一ジの位置情報
(URL)を要求した全ユーザのそのグループヘの所属
係数B(user,group)と、その位置情報の要求日時に関
する関数(具体的には位置情報の要求日時と現在日時と
の時間差tの関数)f(t)との積の総和として求めら
れる。ここではf(t)はtに関する単調減少関数、例
えば1/tとする。このように定めると、ある商品のあ
るグループに対する所属係数(グループ所属係数)は、
そのグループに所属する多くのユーザが当該商品の掲載
ページの位置情報を数多く要求するほど、そしてそのユ
ーザのそのグループに対する所属係数が大きいほど大き
な値となり、また位置情報の要求時期が現在日時に近い
ほど大きな値となり、商品のそのグループへの所属の度
合いが高くなる。
【0057】以上に述べた、商品のグループ所属係数
は、図3に示した推奨商品抽出提示サービス装置13内
の好みグループ解析部130に設けられた好みグループ
推奨商品データ抽出部132により求められる。
【0058】ここで、商品のグループ所属係数の算出例
について述べる。例えば、全ユーザ好みグループデータ
記憶部134に、ユーザAのグループAに対する所属係
数B(ユーザA,グループA)として1.03が、ユー
ザBのグループAに対する所属係数B(ユーザB,グル
ープA)として3.11が記録されているものとする。
また、全ユーザ検索履歴データベース12内の位置情報
要求履歴から、ユーザAがグループAに対応する検索条
件での検索結果の中から商品Aの掲載ページの位置情報
を要求した日時が1998年6月9日13時で、ユーザ
BがグループAに対応する検索条件での検索結果の中か
ら商品Aの掲載ページの位置情報を要求した日時が19
98年5月11日13時であるものとする。また、現在
日時が1998年6月10日13時であるものとする。
【0059】この場合、商品AのグループAに対する所
属係数b(商品A,グループA)は、 b(商品A,グループA)=ΣB(ユーザ,グループA)f(t) =1.03×1/1+3.11×1/30 =1.13 ように求められる。但し、f(t)=1/tとし、簡略
化のためにtの単位を時間(hour)ではなくて「日(da
y )」としている。
【0060】さて、上記した異なるユーザからの同一商
品ページに関する位置情報の要求は、同一検索条件での
検索結果に基づいてなされるとは限らず、異なる検索条
件での検索結果に基づいてなされることもあり得る。し
たがって商品は、複数のグループに対して所属係数を持
つ可能性がある。このような例を図6(a)に示す。こ
こでは、商品AがグループAとグループBとグループC
の各々に対して所属係数を持つ例が示されている。ま
た、各グループには、複数の商品が所属する可能性があ
り、各々の商品がそのグループに対する所属係数を持
つ。このような例を図6(b)に示す。ここでは、グル
ープAとグループBが存在する場合に、グループAには
商品Aと商品Bが所属して、各々が所属係数を持ち、グ
ループBには商品Aと商品Cと商品Dが所属して、各々
が所属係数を持つ例が示されている。
【0061】以上に述べた各商品が所属するグループへ
のその商品の所属の度合いを表す所属係数は、(推奨商
品抽出提示サービス装置13内の好みグループ解析部1
30に設けられた)好みグループ推奨商品データ抽出部
132によって、好みグループ推奨商品データとして図
8のフローチャートに従う手順で次のように抽出され
る。
【0062】まず好みグループ推奨商品データ抽出部1
32は、全ユーザ検索履歴データベース12に記録され
ている位置情報要求履歴から次に処理すべき未処理のレ
コード(次レコード)を選択し、そのレコードより日時
(要求日時)、ユーザ識別子、位置情報を読み出す(ス
テップS12)。
【0063】次に全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31は、読み出した日時と現在の日時との差の時間(つ
まり要求日時からの経過時間)tをもとにf(t)を計
算する(ステップS13)。
【0064】続いて全ユーザ好みグループデータ抽出部
131は、全ユーザ好みグループデータ記憶部134に
記録されている全ユーザ好みグループデータの中から、
上記ステップS12で読み出したレコード中のユーザ識
別子により示されるユーザの所属する未処理のグループ
とその所属係数を1つ読み出す(ステップS15)。
【0065】次に好みグループ推奨商品データ抽出部1
32は、ステップS13で計算したf(t)の値と、ス
テップS15で読み出したユーザの所属グループに対す
る所属係数との積を求め、ステップS12で読み出した
レコード中の位置情報に固有の商品の、当該グループに
対する(部分的な)所属係数を計算する(ステップS1
6)。続いて好みグループ推奨商品データ抽出部132
は、上記位置情報に固有の商品の上記グループに対する
現在までに求められている所属係数の総和(初期値0)
に、ステップS16で新たに計算した所属係数を加算す
る(ステップS17)。この加算結果( 所属係数の途中
計算結果)は、その商品(位置情報)のそのグループに
割り当てられているメモリ内領域(図示せず)に保持さ
れる。
【0066】好みグループ推奨商品データ抽出部132
は、以上のステップS15〜S17の処理を、全ユーザ
好みグループデータ記憶部134に記録されている全ユ
ーザ好みグループデータのうち、上記ステップS12で
読み出したレコード中のユーザ識別子により示されるユ
ーザの所属する全グループの所属係数について繰り返し
実行する(ステップS14)。そして上記ユーザの所属
する全グループの所属係数について実行し終えると、好
みグループ推奨商品データ抽出部132は、上記ステッ
プS12以降の処理を繰り返す。このステップS12以
降の処理は、全ユーザ検索履歴データベース12内に未
処理の位置情報要求履歴のレコードが存在しなくなるま
で繰り返し実行される(ステップS11)。
【0067】やがて、全ユーザ検索履歴データベース1
2内の位置情報要求履歴の全レコードについてステップ
S12以降の処理を実行し終えると、好みグループ推奨
商品データ抽出部132は、それまでに求められている
(位置情報要求履歴に記録された)全位置情報に固有の
商品の全好みグループに対する所属係数を、好みグルー
プ推奨商品データとして好みグループ推奨商品データ記
憶部135に記録する(ステップS18)。
【0068】以上の処理(好みグループ推奨商品データ
抽出処理)を定期的(例えば全ユーザ好みグループデー
タ抽出部131による全ユーザ好みグループデータ抽出
処理が実行されるごと)に行うことにより、好みグルー
プ推奨商品データ記憶部135には常に最新の好みグル
ープ推奨商品データが記録される。
【0069】さて本実施形態では、ユーザは、ユーザ識
別子付きの単なる推奨商品提示要求をクライアント30
を通して推奨商品抽出提示サービス装置13に送るだけ
で、当該推奨商品抽出提示サービス装置13内の推奨商
品抽出提示部137により、そのユーザの好みにあった
商品(の情報)が抽出されて提示(推奨)されるように
なっている。
【0070】このように、ユーザに対して商品を推奨す
るには、そのユーザと同じような好みを持つ多くのユー
ザが興味を持っている商品を推奨するのが効果的であ
る。また昔興味を持っていた商品よりは最近興味を持っ
ている商品を推奨した方がより効果である。あるユーザ
の好みは当該ユーザの所属しているグループのうち、所
属係数が大きいグループにある。また、あるグループに
所属している多くのユーザが興味を持っている商品の、
その商品が所属しているグループの所属係数は値が大き
くなる。
【0071】したがって推奨商品抽出提示部137は、
基本的には、以下のような処理で推奨商品を抽出するこ
とができる。
【0072】(1)推奨商品提示要求元ユーザの所属す
る各グループに対する所属係数を全ユーザ好みグループ
データ記憶部134から検出する。
【0073】(2)推奨商品提示要求元ユーザが所属し
ている各グループに所属する商品の所属係数を好みグル
ープ推奨商品データ記憶部135から検出する。
【0074】(3)推奨商品提示要求元ユーザの各グル
ープに対する所属係数とそのグループに所属する商品の
(当該グループに対する)所属係数との積を計算し、そ
の値をその商品の推奨係数とする。
【0075】(4)求めた推奨係数の値が大きい順に推
奨商品とする。
【0076】次に、この推奨商品抽出提示部137によ
る推奨商品抽出処理の詳細な手順について、図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0077】まず推奨商品抽出提示部137は、クライ
アント30によりネットワーク40を介して送られるユ
ーザからのユーザ識別子付きの推奨商品提示要求を受け
付ける(ステップS21)。
【0078】次に推奨商品抽出提示部137は、全ユー
ザ好みグループデータ記憶部134に記録されている全
好みグループデータの中から、推奨商品提示要求元ユー
ザが所属するグループとその所属係数(即ち推奨商品提
示要求元ユーザの当該グループに対する所属係数)を読
み出す(ステップS22)。
【0079】次に推奨商品抽出提示部137は、好みグ
ループ推奨商品データ記憶部135に記録されている好
みグループ推奨商品データの中から、推奨商品提示要求
元ユーザが所属するグループの推奨商品とその所属係数
(即ち推奨商品の当該グループに対する所属係数)を読
み出す(ステップS23)。
【0080】次に推奨商品抽出提示部137は、推奨商
品提示要求元ユーザが所属するグループについて以下の
処理を繰り返す(ステップS24)。
【0081】即ち推奨商品抽出提示部137は、まず推
奨商品提示要求元ユーザが所属する(未処理の)グルー
プを1つ選択し(ステップS25)、そのグループの推
奨商品について、次のように処理を繰り返す(ステップ
S26)。
【0082】まず推奨商品抽出提示部137は、選択し
たグループの(未処理の)推奨商品を1つ取り出す(ス
テップS27)。そして推奨商品抽出提示部137は、
推奨商品提示要求元ユーザの上記選択したグループに対
する所属係数と、上記取り出した推奨商品の当該グルー
プに対する所属係数の積を計算して、その推奨商品の推
奨係数としてメモリ領域に一時記憶する(ステップS2
8)。
【0083】推奨商品抽出提示部137は、上記ステッ
プS27,S28を、上記選択したグループの全ての推
奨商品について繰り返すと(ステップS26)、推奨商
品提示要求元ユーザが所属するグループの中に未処理の
グループが存在するか否かを調べる(ステップS2
4)。
【0084】もし、未処理のグループが存在するなら
ば、つまり推奨商品提示要求元ユーザが所属する全グル
ープの処理が終了していないならば、推奨商品抽出提示
部137は未処理のグループの中から1つグループを取
り出し(ステップS25)、上記ステップS27,S2
8を実行する。
【0085】これに対し、全グループの処理が終了した
ならば、推奨商品抽出提示部137は、それまでに求め
ておいた推奨商品提示要求元ユーザが所属する全グルー
プの推奨商品の推奨係数により、対応する全ての推奨商
品を降順(推奨係数の大きい順)にソートして、当該ユ
ーザに提示する推奨商品を抽出し、その抽出した推奨商
品の情報、例えば当該推奨商品が掲載されている商品ペ
ージの位置情報(URL)を当該ユーザに対応するクラ
イアント30の例えば表示画面を通して当該ユーザに提
示する(ステップS29)。ここで、ユーザに提示する
推奨商品として、全ての推奨商品を推奨係数の大きい順
に提示しても、推奨係数が基準値を超えた推奨商品だけ
を全て推奨係数の大きい順に提示しても、あるいは推奨
係数の大きい順に一定個数の推奨商品だけを提示して
も、推奨係数が基準値を超えた推奨商品を一定個数を上
限として推奨係数の大きい順に提示しても構わない。
【0086】図10に推奨商品抽出提示部137による
推奨商品抽出の具体例を示す。ここでは、推奨商品提示
要求元がユーザA、ユーザAの所属するグループがグル
ープA,B,Cの場合を想定している。
【0087】まず、処理101により、ユーザAの所属
するグループA,B,Cに対する所属係数が検出され
る。ここでは、ユーザAのグループA,B,Cに対する
所属係数は2.56,3.21,10.28であるもの
とする。
【0088】次に処理102により、ユーザAが所属し
ているグループA,B,Cに所属する商品の所属係数が
検出される。ここでは、グループAには商品1,2が所
属し、その所属係数は20.35,1.11であるもの
とする。また、グループBには商品3が所属し、その所
属係数は7.03であり、グループCには商品4,5,
6が所属し、その所属係数は5.25,3.79,0.
92であるものとする。
【0089】次に処理103により、ユーザAの各グル
ープA,B,Cに対する所属係数とそのグループA,
B,Cに所属する商品、つまりグループAについては商
品1,2、グループBについては商品3、グループCに
ついては商品4,5,6の所属係数との積を計算し、そ
の値をその商品1〜6の推奨係数とする。ここでは、推
奨係数として、「商品1:52.10」,「商品2:
2.84」,「商品3:22.57」,「商品4:5
3.97」,「商品5:38.96」,「商品6:9.
46」が得られる。
【0090】次に処理104により、推奨係数の大きい
順に推奨商品とされる。ここでは、「推奨商品1:商品
4」→「推奨商品2:商品1」→「推奨商品3:商品
5」→「推奨商品4:商品3」→「推奨商品5:商品
6」→「推奨商品6:商品2」の順となる。
【0091】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施形態について図面を参照して説明する。
【0092】この第2の実施形態の特徴は、図1中の情
報サービス提供サーバ10に設けられている(図3の構
成の)推奨商品抽出提示サービス装置13に代えて、図
11に示す構成の推奨商品抽出提示サービス装置23を
用いていることにある。推奨商品抽出提示サービス装置
23が推奨商品抽出提示サービス装置13と異なる点
は、好みグループ相関関係データを抽出する好みグルー
プ相関関係データ抽出部233及び当該好みグループ相
関関係データを記憶しておくための好みグループ相関関
係データ記憶部236が付加されると共に、推奨商品抽
出提示部137に代えて好みグループ相関関係を考慮し
た推奨商品の抽出を行う推奨商品抽出提示部237が設
けられていることである。好みグループ相関関係データ
抽出部233は、全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31及び好みグループ推奨商品データ抽出部132と共
に、(図3中の好みグループ解析部130に相当する)
好みグループ解析部230を構成する。
【0093】ここで、好みのグループ間の相関関係につ
いて説明する。まず、各好みのグループ間には相関関係
がある。この相関関係は、対応する検索条件の構成要素
が一致しているほど強いと考えることができる。逆に、
構成要素間に全く一致がなかったり、不一致がある場合
には、相関関係は弱いと考えることができる。
【0094】図12(a)に、日本酒に関する好みグル
ープの例を示す。この図12(a)の好みグループの例
における各好みグループ間の関係を図12(b)に示
す。ここでは、例えばグループ1とグループ2とは、商
品種類、タイプ及び生産地の3つの構成要素(属性)で
一致しているため、相関関係は強い。また、グループ1
とグループ3とは、商品種類及びタイプの2つの構成要
素でのみ一致し、生産地で不一致となっているため、相
関関係は強くない。
【0095】本実施形態では、上記各好みグループ間の
相関関係の度合いを相関係数により数値化し、先に述べ
たユーザの所属グループに対する所属係数、及びそのグ
ループに所属する商品の当該グループに対する所属係数
と組み合わせることで、以下に述べるように、推奨商品
提示要求元ユーザが所属しているグループに近い別のグ
ループに所属する商品も推奨商品の候補とすることを可
能にするものである。
【0096】ここでは、グループ(group )Aに対する
グループ(group )Bの相関係数R( groupA,group
B)を次式(3)のように定義している。
【0097】
【数3】
【0098】図12(a)の好みグループの例におい
て、上記R( groupA,groupB)を算出するのに必要な
3つのパラメータE1,E2,E3を、E3について図
13(a)に、E1及びE2について図13(b)に示
す。また、R( groupA,groupB)の値を、R(グルー
プ1,グループ2),R(グループ1,グループ3),
R(グループ2,グループ1),R(グループ3,グル
ープ1)の4つの例について図13(c)に示す。
【0099】以上の好みグループの相関係数R( group
A,groupB)は、好みグループ相関関係データ抽出部2
33により算出される。以下、この好みグループ相関関
係データ抽出部233による好みグループの相関係数算
出を含む好みグループ相関関係データ抽出処理の詳細な
手順について、図14のフローチャートを参照して説明
する。
【0100】まず好みグループ相関関係データ抽出部2
33は、全ユーザ検索履歴データベース12に記録され
ている検索履歴から全ての検索条件を読み出す(ステッ
プS31)。
【0101】次に好みグループ相関関係データ抽出部2
33は、読み出した検索条件の1つを取り出し(ステッ
プS33)、その検索条件(上記 groupAに相当)に対
する他の全ての検索条件(上記 groupBに相当)の相関
関数を算出する(ステップS34)。
【0102】好みグループ相関関係データ抽出部233
は、以上のステップS33,S34の処理を、ステップ
S31で全ユーザ検索履歴データベース12から読み出
した全ての検索条件について繰り返し実行する(ステッ
プS32)。そして、検索履歴の全検索条件について実
行し終えると、好みグループ相関関係データ抽出部23
3は、それまでに求められている(検索履歴に記録され
た)全ての検索条件に対する他の各検索条件の相関係数
を、好みグループ相関関係データとして好みグループ相
関関係データ記憶部236に記録する(ステップS3
5)。
【0103】さて、推奨商品抽出提示サービス装置23
内の推奨商品抽出提示部237は、前期実施形態におけ
る推奨商品抽出提示部137と同様に、ユーザからの推
奨商品提示要求に応じて、そのユーザの好みに合った推
奨商品を抽出して提示する。この際、推奨商品抽出提示
部237は(推奨商品抽出提示部137と異なって)、
好みグループ相関関係データ記憶部236に記録されて
いる好みグループ相関関係データの示すグループ間の相
関関係を考慮した推奨商品の抽出を行う。
【0104】以下、推奨商品抽出提示部237による推
奨商品抽出処理の詳細な手順について、図15及び図1
6のフローチャートを参照して説明する。
【0105】まず推奨商品抽出提示部237は、クライ
アント30によりネットワーク40を介して送られるユ
ーザからのユーザ識別子付きの推奨商品提示要求を受け
付ける(ステップS41)。
【0106】次に推奨商品抽出提示部237は、全ユー
ザ好みグループデータ記憶部134に記録されている全
好みグループデータの中から、推奨商品提示要求元ユー
ザが所属するグループとその所属係数(即ち推奨商品提
示要求元ユーザの当該グループに対する所属係数)を読
み出す(ステップS42)。
【0107】次に推奨商品抽出提示部237は、好みグ
ループ推奨商品データ記憶部135に記録されている好
みグループ推奨商品データの中から、推奨商品提示要求
元ユーザが所属するグループの推奨商品とその所属係数
(即ち推奨商品の当該グループに対する所属係数)を読
み出す(ステップS43)。
【0108】次に推奨商品抽出提示部237は、推奨商
品提示要求元ユーザが所属するグループについて以下の
処理を繰り返す(ステップS44)。
【0109】即ち推奨商品抽出提示部237は、まず推
奨商品提示要求元ユーザが所属するグループを1つグル
ープ1として選択し(ステップS45)、そのグループ
(グループ1)の推奨商品について、次のように処理を
繰り返す(ステップS46)。
【0110】まず推奨商品抽出提示部237は、選択し
たグループの推奨商品を1つ取り出す(ステップS4
7)。そして推奨商品抽出提示部237は、推奨商品提
示要求元ユーザの上記選択したグループに対する所属係
数と、上記取り出した推奨商品の当該グループに対する
所属係数の積を計算して、その推奨商品の推奨係数とし
てメモリ領域に一時記憶する(ステップS48)。
【0111】推奨商品抽出提示部237は、上記ステッ
プS47,S48を、上記選択したグループの全ての推
奨商品について繰り返すと(ステップS46)、好みグ
ループ相関関係データ記憶部236に記録されている好
みグループ相関関係データから、現在対象となっている
グループ、つまりステップS45で選択したグループ
(グループ1)と相関関係のある好みグループ及び相関
係数を全て読み出す(ステップS49)。
【0112】次に推奨商品抽出提示部237は、好みグ
ループ相関関係データ記憶部236から読み出した相関
関係のある好みグループの中から未処理のグループを1
つグループ2として選択し(ステップS51)、そのグ
ループ(グループ2)の推奨商品について、次のように
処理を繰り返す(ステップS52)。
【0113】まず推奨商品抽出提示部237は、選択し
たグループの推奨商品を1つ取り出す(ステップS5
3)。そして推奨商品抽出提示部237は、推奨商品提
示要求元ユーザの上記グループ1に対する所属係数と、
上記グループ2の当該グループ1に対する相関係数と、
上記取り出した推奨商品のグループ2に対する所属係数
との積を計算して、その推奨商品の推奨係数としてメモ
リ領域に一時記憶する(ステップS54)。
【0114】推奨商品抽出提示部237は、上記ステッ
プS53,S54を、グループ1と相関関係のある、ス
テップS51で選択したグループ(グループ2)の全て
の推奨商品について繰り返すと(ステップS52)、グ
ループ1と相関関係のある別の(未処理の)グループを
グループ2として取り出して(ステップS51)、その
新たなグループ2について、上記ステップS53,S5
4を繰り返す。
【0115】やがて、グループ1(つまりステップS4
5で選択したグループ)と相関関係のある全てのグルー
プについて、上記ステップS51以降の処理を実行し終
えると(ステップS50)、推奨商品抽出提示部237
は、推奨商品提示要求元ユーザが所属する未処理のグル
ープを1つグループ1として選択し(ステップS4
5)、そのグループ(グループ1)とそのグループと相
関関係のあるグループ(グループ2)について、前記し
た一連の処理を実行する。
【0116】このようにして、推奨商品提示要求元ユー
ザが所属する全てのグループ(グループ1)とそのグル
ープと相関関係のあるグループ(グループ2)につい
て、前記した一連の処理を実行し終えると(ステップS
44)、推奨商品抽出提示部237は、それまでに求め
ておいた推奨商品提示要求元ユーザが所属する全グルー
プ(グループ1)の推奨商品の推奨係数、及び当該グル
ープと相関関係のある全グループ(グループ2)の推奨
商品の推奨係数により、対応する全ての推奨商品を降順
(推奨係数の大きい順)にソートして、当該ユーザに提
示する推奨商品を抽出し、その抽出した推奨商品の情
報、例えば当該推奨商品が掲載されている商品ページの
位置情報(URL)を当該ユーザに対応するクライアン
ト30の例えば表示画面を通して当該ユーザに提示する
(ステップS55)。
【0117】図17に推奨商品抽出提示部237による
推奨商品抽出の具体例を示す。ここでは、推奨商品提示
要求元がユーザA、ユーザAの所属するグループがグル
ープA、そしてグループAと相関関係のあるグループが
グループBの場合を想定している。
【0118】まず、処理171により、ユーザAの所属
するグループAに対する所属係数が検出される。ここで
は、ユーザAのグループAに対する所属係数は2.56
であるものとする。
【0119】次に処理172により、ユーザAが所属し
ているグループAに所属する商品の所属係数と、グルー
プAと相関関係のあるグループBに所属する商品の所属
係数と、グループAに対するグループBの相関係数が検
出される。ここでは、グループAには商品1,2が所属
し、その所属係数は20.35,1.11であり、グル
ープBには商品3が所属し、その所属係数は7.03で
あるものとする。また、グループAに対するグループB
の相関係数は0.75であるものとする。
【0120】次に処理173により、ユーザAのグルー
プAに対する所属係数とそのグループAに所属する商品
1,2の所属係数との積を計算し、その値をその商品
1,2の推奨係数とする。また、ユーザAのグループA
に対する所属係数とグループBのグループAに対する相
関係数と商品3のグループBに対する所属係数との積を
計算して、その商品3の推奨係数とする。ここでは、推
奨係数として、「商品1:52.10」,「商品2:
2.84」,「商品3:13.49」が得られる。
【0121】次に処理174により、推奨係数の大きい
順に推奨商品とされる。ここでは、「推奨商品1:商品
1」→「推奨商品2:商品3」→「推奨商品3:商品
2」の順となる。明らかなように、ユーザAの所属して
いるグループAと相関関係のあるグループBに所属して
いる商品3が、ユーザAの所属しているグループAに所
属する商品2よりも高い順位で推奨商品として抽出され
る。つまり、推奨商品の候補の幅を広げることができ
る。
【0122】以上に述べた情報サービス提供サーバ10
の処理手順、特に推奨商品抽出提示サービス装置13ま
たは推奨商品抽出提示サービス装置23の処理手順、更
に具体的に述べるならば、好みグループ解析部130に
よる全ユーザ好みグループデータ抽出処理並びに好みグ
ループ推奨商品データ抽出処理と、推奨商品抽出提示部
137による推奨商品抽出処理、または好みグループ解
析部230による全ユーザ好みグループデータ抽出処
理、好みグループ推奨商品データ抽出処理並びに好みグ
ループ相関関係データ抽出処理と、推奨商品抽出提示部
237による好みグループ相関関係を考慮した推奨商品
抽出処理の手順は、プログラム読み取り可能なコンピュ
ータに、当該処理手順を実行させるためのプログラムを
記録したCD−ROM、フロッピーディスク、メモリカ
ード等の記録媒体を装着して、当該プログラムを読み取
り実行させることにより実現可能である。このプログラ
ムが、通信回線等の通信媒体を通してコンピュータの記
憶装置にロードされるものであってもよい。
【0123】なお、以上の実施形態では、好みのグルー
プに対するユーザの所属係数を算出するのに、そのグル
ープに対応する検索条件での検索回数と検索時期の両方
を考慮する場合について説明したが、多少精度は落ちる
ものの検索時期は必ずしも考慮する必要がない。同様
に、好みのグループに対する商品の所属係数について
も、その商品に固有の位置情報の要求時期は必ずしも考
慮する必要はない。
【0124】また、各クライアント30が一般サーバ2
0の提供する商品ページを特定の接続装置を介して位置
情報によりアクセスするシステムであって、当該接続装
置に情報サービス提供サーバ10が置かれるシステムで
あれば、この位置情報による商品ページアクセス(参
照)履歴を、前記位置情報履歴に代えて用いることも可
能である。
【0125】また、以上の実施形態では、情報サービス
提供サーバ10がオンラインショッピングサイトで販売
されている商品に関する情報を提供する場合について説
明したが、本発明は商品に関する情報以外の各種の情報
提供を司るものにおいても、同様に適用可能である。
【0126】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、属
性情報による検索条件を用いてユーザの好みをグループ
化し、情報検索の履歴と、位置情報要求または情報アク
セス要求の履歴とを利用して、各ユーザと各提供情報の
各グループへの所属度合いを求め、推奨情報の要求元ユ
ーザが所属する各グループに対する所属度合いと、その
グループに対する各提供情報の所属度合いをもとに、推
奨情報を決定するようにしたので、ユーザが予め自身の
好みを登録しておかなくても、単に情報の提供を要求す
るだけで、そのユーザの好みに合う情報を自動的に抽出
してそのユーザに提示することができる。
【0127】また本発明によれば、ユーザの所属グルー
プに対する所属度合い、及びそのグループに所属する提
供情報の当該グループに対する所属度合いに加えて、そ
のグループと相関関係のあるグループのそのグループに
対する相関関係度合いを考慮して推奨情報を決定するこ
とにより、情報提示要求元ユーザが所属しているグルー
プに近い別のグループに所属する提供情報も推奨情報の
候補として、推奨情報の候補の幅を広げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシステムの構成
を示すブロック図。
【図2】図1中の全ユーザ検索履歴データベース12に
記録される検索履歴及び位置情報要求履歴の主要な内訳
を示す図。
【図3】図1中の推奨商品抽出提示サービス装置13の
構成を中心に示すブロック図。
【図4】図3中の全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31における好みのグループ化について、商品が日本酒
の場合を例に説明するための図。
【図5】ユーザが複数のグループに対して所属係数を持
つ例と、各グループに複数のユーザが所属する例とを示
す図。
【図6】商品が複数のグループに対して所属係数を持つ
例と、各グループに複数の商品が所属する例とを示す
図。
【図7】図3中の全ユーザ好みグループデータ抽出部1
31による全ユーザ好みグループデータ抽出処理を説明
するためのフローチャート。
【図8】図3中の好みグループ推奨商品データ抽出部1
32による好みグループ推奨商品データ抽出処理を説明
するためのフローチャート。
【図9】図3中の推奨商品抽出提示部137による推奨
商品抽出処理を説明するためのフローチャート。
【図10】推奨商品抽出提示部137による推奨商品抽
出の具体例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る推奨商品抽出
提示サービス装置の構成を示すブロック図。
【図12】好みのグループ間の相関関係を説明するため
の図。
【図13】好みのグループ間の相関関係の度合いを表す
相関係数の算出に必要なパラメータの数値例と、対応す
る相関係数の数値例とを示す図。
【図14】図11中の好みグループ相関関係データ抽出
部233による好みグループ相関関係データ抽出処理を
説明するためのフローチャート。
【図15】図11中の推奨商品抽出提示部237による
推奨商品抽出処理を説明するためのフローチャートの一
部を示す図。
【図16】図11中の推奨商品抽出提示部237による
推奨商品抽出処理を説明するためのフローチャートの残
りを示す図。
【図17】推奨商品抽出提示部237による推奨商品抽
出の具体例を示す図。
【符号の説明】
10…情報サービス提供サーバ(情報サービス提供装
置) 11…情報検索サービス装置 12…全ユーザ検索履歴データベース 13,23…推奨商品抽出提示サービス装置 20…一般サーバ(ユーザ側装置) 30…クライアント 40…ネットワーク 130,230…好みグループ解析部 131…全ユーザ好みグループデータ抽出部 132…好みグループ推奨商品データ抽出部 134…全ユーザ好みグループデータ記憶部 135…好みグループ推奨商品データ記憶部 137,237…推奨商品抽出提示部 233…好みグループ相関関係データ抽出部 236…好みグループ相関関係データ記憶部
フロントページの続き (56)参考文献 橘高,外3名「ニュース記事のパーソ ナライズサービス方式の提案と評価」情 報処理学会研究報告(98−DPS−86− 23,98−GW−26−23),Vol.98, No.8,1998(平10−1−29) 庵,外2名「個人の視点に基づいた情 報分類方法の提案とその実現例」情報処 理学会研究報告(98−OS−77−3,98 −DPS−87−3),Vol.98,N o.15,1998(平10−2−26) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各情報提供装置の提供する情報ページ
    を、当該情報ページの所在を表す位置情報を用いてネッ
    トワーク経由でユーザ側装置からアクセス可能で、且つ
    前記ユーザ側装置からのユーザ識別子付きの情報検索要
    求に基づいて前記情報ページに掲載される提供情報の属
    性情報を検索条件とする情報検索が可能なシステムに適
    用される情報サービス提供装置であって、 前記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該情報検
    索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の履歴に
    基づいて、前記検索条件により各ユーザの好みのグルー
    プ化を行い、各グループに対するユーザの所属の度合い
    を表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザからの
    要求による当該グループに対する情報検索の回数に基づ
    いて取得する全ユーザ好みグループデータ抽出手段と、 前記各グループに所属する提供情報のそのグループに対
    する所属の度合いを表す所属度合い情報を、前記情報検
    索の結果を用いて行われる前記ユーザ側装置からの前記
    位置情報の要求または前記位置情報を用いた情報ページ
    アクセス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループ
    に所属する当該提供情報が掲載されている情報ページの
    位置情報またはその情報ページへのアクセスを要求した
    全ユーザのそのグループに対する所属度合いと、その要
    求の回数に基づいて取得する好みグループ推奨提供情報
    データ抽出手段と、 前記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの推奨情報提示
    要求を受け付け、当該ユーザ識別子の示すユーザの所属
    する各グループに対する、前記全ユーザ好みグループデ
    ータ抽出手段により取得された所属度合い情報と、その
    グループに所属する各提供情報の、前記好みグループ推
    奨提供情報データ抽出手段により取得された所属度合い
    情報とをもとに推奨情報を決定して前記推奨情報提示要
    求元のユーザに提示する推奨情報抽出提示手段とを具備
    することを特徴とする情報サービス提供装置。
  2. 【請求項2】 各情報提供装置の提供する情報ページ
    を、当該情報ページの所在を表す位置情報を用いてネッ
    トワーク経由でユーザ側装置からアクセス可能で、且つ
    前記ユーザ側装置からのユーザ識別子付きの情報検索要
    求に基づいて前記情報ページに掲載される提供情報の属
    性情報を検索条件とする情報検索が可能なシステムに適
    用される情報サービス提供装置であって、 前記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該情報検
    索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の履歴に
    基づいて、前記検索条件により各ユーザの好みのグルー
    プ化を行い、各グループに対するユーザの所属の度合い
    を表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザからの
    要求による当該グループに対する情報検索の回数に基づ
    いて取得する全ユーザ好みグループデータ抽出手段と、 前記各グループに所属する提供情報のそのグループに対
    する所属の度合いを表す所属度合い情報を、前記情報検
    索の結果を用いて行われる前記ユーザ側装置からの前記
    位置情報の要求または前記位置情報を用いた情報ページ
    アクセス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループ
    に所属する当該提供情報が掲載されている情報ページの
    位置情報またはその情報ページへのアクセスを要求した
    全ユーザのそのグループに対する所属度合いと、その要
    求の回数に基づいて取得する好みグループ推奨提供情報
    データ抽出手段と、 前記各グループ間の相関関係の度合いを表す相関関係度
    合い情報を、各グループに対応する前記検索条件の要素
    の一致/不一致の程度に基づいて取得する好みグループ
    相関関係データ抽出手段と、 前記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの推奨情報提示
    要求を受け付け、当該ユーザ識別子の示すユーザの所属
    する各グループに対する、前記全ユーザ好みグループデ
    ータ抽出手段により取得された所属度合い情報と、その
    グループに所属する各提供情報の、前記好みグループ推
    奨提供情報データ抽出手段により取得された所属度合い
    情報と、そのグループと相関関係のあるグループのその
    グループに対する、前記好みグループ相関関係データ抽
    出手段により取得された相関関係度合い情報とをもとに
    推奨情報を決定して前記推奨情報提示要求元のユーザに
    提示する推奨情報抽出提示手段とを具備することを特徴
    とする情報サービス提供装置。
  3. 【請求項3】 前記情報検索履歴には、対応する情報検
    索時期の情報が含まれており、 前記全ユーザ好みグループデータ抽出手段は、前記各グ
    ループに対するユーザの所属度合い情報を取得するの
    に、そのユーザからの要求による当該グループに対する
    情報検索の検索時期の情報も利用することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の情報サービス提供装置。
  4. 【請求項4】 前記位置情報要求または情報ページアク
    セス要求の履歴には、対応する要求時期の情報が含まれ
    ており、 前記好みグループ推奨提供情報データ抽出手段は、前記
    各グループに所属する提供情報の所属度合い情報を取得
    するのに、そのグループに所属する各ユーザからの当該
    提供情報が掲載されている情報ページの位置情報の要求
    時期またはその情報ページへのアクセス要求時期の情報
    も利用することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の情報サービス提供装置。
  5. 【請求項5】 各情報提供装置の提供する情報ページ
    を、当該情報ページの所在を表す位置情報を用いてネッ
    トワーク経由でユーザ側装置からアクセス可能で、且つ
    前記ユーザ側装置からのユーザ識別子付きの情報検索要
    求に基づいて前記情報ページに掲載される提供情報の属
    性情報を検索条件とする情報検索が可能なシステムに適
    用される推奨情報抽出提示方法であって、 前記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該情報検
    索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の履歴に
    基づいて、前記検索条件により各ユーザの好みのグルー
    プ化を行い、各グループに対するユーザの所属の度合い
    を表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザからの
    要求による当該グループに対する情報検索の回数に基づ
    いて取得する第1のステップと、 前記各グループに所属する提供情報のそのグループに対
    する所属の度合いを表す所属度合い情報を、前記情報検
    索の結果を用いて行われる前記ユーザ側装置からの前記
    位置情報の要求または前記位置情報を用いた情報ページ
    アクセス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループ
    に所属する当該提供情報が掲載されている情報ページの
    位置情報またはその情報ページへのアクセスを要求した
    全ユーザのそのグループに対する所属度合いと、その要
    求の回数に基づいて取得する第2のステップと、 前記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの推奨情報提示
    要求が与えられた場合に、当該ユーザ識別子の示すユー
    ザの所属する各グループに対する、前記第1のステップ
    により取得された所属度合い情報と、そのグループに所
    属する各提供情報の、前記第2のステップにより取得さ
    れた所属度合い情報とをもとに推奨情報を決定して前記
    推奨情報提示要求元のユーザに提示する第3のステップ
    とを具備することを特徴とする推奨情報抽出提示方法。
  6. 【請求項6】 各情報提供装置の提供する情報ページ
    を、当該情報ページの所在を表す位置情報を用いてネッ
    トワーク経由でユーザ側装置からアクセス可能で、且つ
    前記ユーザ側装置からのユーザ識別子付きの情報検索要
    求に基づいて前記情報ページに掲載される提供情報の属
    性情報を検索条件とする情報検索が可能なシステムに適
    用される推奨情報抽出提示方法であって、 前記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該情報検
    索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の履歴に
    基づいて、前記検索条件により各ユーザの好みのグルー
    プ化を行い、各グループに対するユーザの所属の度合い
    を表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザからの
    要求による当該グループに対する情報検索の回数に基づ
    いて取得する第1のステップと、 前記各グループに所属する提供情報のそのグループに対
    する所属の度合いを表す所属度合い情報を、前記情報検
    索の結果を用いて行われる前記ユーザ側装置からの前記
    位置情報の要求または前記位置情報を用いた情報ページ
    アクセス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループ
    に所属する当該提供情報が掲載されている情報ページの
    位置情報またはその情報ページへのアクセスを要求した
    全ユーザのそのグループに対する所属度合いと、その要
    求の回数に基づいて取得する第2のステップと、 前記各グループ間の相関関係の度合いを表す相関関係度
    合い情報を、各グループに対応する前記検索条件の要素
    の一致/不一致の程度に基づいて取得する第3のステッ
    プと、 前記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの推奨情報提示
    要求が与えられた場合に、当該ユーザ識別子の示すユー
    ザの所属する各グループに対する、前記第1のステップ
    により取得された所属度合い情報と、そのグループに所
    属する各提供情報の、前記第2のステップにより取得さ
    れた所属度合い情報と、そのグループと相関関係のある
    グループのそのグループに対する、前記第3のステップ
    により取得された相関関係度合い情報をもとに推奨情報
    を決定して前記推奨情報提示要求元のユーザに提示する
    第3のステップとを具備することを特徴とする推奨情報
    抽出提示方法。
  7. 【請求項7】 各情報提供装置の提供する情報ページ
    を、当該情報ページの所在を表す位置情報を用いてネッ
    トワーク経由でユーザ側装置からアクセス可能で、且つ
    前記ユーザ側装置からのユーザ識別子付きの情報検索要
    求に基づいて前記情報ページに掲載される提供情報の属
    性情報を検索条件とする情報検索が可能なシステムに適
    用される推奨情報抽出提示用プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 前記情報検索要求に用いられた検索条件及び当該情報検
    索要求元ユーザのユーザ識別子を含む情報検索の履歴に
    基づいて、前記検索条件により各ユーザの好みのグルー
    プ化を行い、各グループに対するユーザの所属の度合い
    を表す所属度合い情報を、少なくともそのユーザからの
    要求による当該グループに対する情報検索の回数に基づ
    いて取得する第1のステップと、 前記各グループに所属する提供情報のそのグループに対
    する所属の度合いを表す所属度合い情報を、前記情報検
    索の結果を用いて行われる前記ユーザ側装置からの前記
    位置情報の要求または前記位置情報を用いた情報ページ
    アクセス要求の履歴に従い、少なくとも、そのグループ
    に所属する当該提供情報が掲載されている情報ページの
    位置情報またはその情報ページへのアクセスを要求した
    全ユーザのそのグループに対する所属度合いと、その要
    求の回数に基づいて取得する第2のステップと、 前記ユーザ側装置からユーザ識別子付きの推奨情報提示
    要求が与えられた場合に、当該ユーザ識別子の示すユー
    ザの所属する各グループに対する、前記第1のステップ
    により取得された所属度合い情報と、そのグループに所
    属する各提供情報の、前記第2のステップにより取得さ
    れた所属度合い情報とをもとに推奨情報を決定して前記
    推奨情報提示要求元のユーザに提示する第3のステップ
    とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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