WO2023053612A1

WO2023053612A1 - 情報出力方法、情報出力装置及びプログラム

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Publication number: WO2023053612A1
Application number: PCT/JP2022/024594
Authority: WO
Inventors: 太郎鈴木; 一暢小西; 雅文石川; 裕子泉; 勇紀高岡
Original assignee: パナソニックインテレクチュアルプロパティコーポレーションオブアメリカ
Priority date: 2021-09-29
Filing date: 2022-06-20
Publication date: 2023-04-06
Also published as: CN118020089A

Abstract

情報出力方法は、コンピュータが、ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得し、前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得し、前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定し、前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する。

Description

情報出力方法、情報出力装置及びプログラム

　本開示は、ユーザに機器を推薦する技術に関するものである。

　従来から、ユーザの現在地の周辺に関する情報をユーザが使用する端末に通知する技術が知られている。例えば、特許文献１には、端末装置の周辺位置に関する複数の情報を抽出し、端末装置の周辺位置に関する複数の情報を端末装置に表示させる表示データを生成することが開示されている。

　しかし、特許文献１では、ユーザが利用する機器に基づいて、外部の利用可能な機器群を選択し、当該機器群を推薦する情報を提供することは考慮されていない。このため、ユーザが利用する施設に据え付けられた機器に替え得る、当該施設の外部に据え付けられた機器群を推薦できないという課題がある。

特開２０２１－７６７１４号公報

　本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザが利用する施設に据え付けられた機器に替え得る、施設の外部に据え付けられた機器群を推薦することができる情報出力方法、情報出力装置及びプログラムを提示することを目的とする。

　本開示の一態様に係る情報出力方法は、コンピュータが、ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得し、前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得し、前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定し、前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する。

本開示の実施の形態に係る機器推薦システムの全体構成の一例を示す図である。第１データベースが記憶する情報の一例を示す図である。第２データベースが記憶する情報の一例を示す図である。ログデータベースが記憶する情報の一例を示す図である。サーバの構成の一例を示すブロック図である。サーバのメモリが記憶する情報の一例を示す図である。候補機器リスト作成処理の一例を示すフローチャートである。推薦情報出力処理の一例を示すフローチャートである。

　（本開示に至る経緯）
　上述のように、従来から、ユーザの現在地の周辺に関する情報をユーザが使用する端末に通知する技術が知られている。例えば、特許文献１には、端末装置の周辺位置に関する複数の情報を抽出し、端末装置の周辺位置に関する複数の情報を端末装置に表示させる表示データを生成することが開示されている。

　しかし、特許文献１では、ユーザが利用する機器に基づいて、外部の利用可能な機器群を選択し、当該機器群を推薦する情報を提供することは考慮されていない。このため、特許文献１の技術では、ユーザが利用する施設の周辺施設に据え付けられた機器群に関する情報を表示することができても、当該機器群の中から、ユーザが利用する施設に据え付けられた機器に替え得る機器群を推薦することは困難である。

　特に、トイレや風呂等、ユーザが自身で据え付けることが困難であり、耐用年数が長い機器は、長期間使用される傾向にあり、新製品に対する関心をユーザから得ることは困難である。このような機器に替え得る、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた新製品を推薦することが出来れば、ユーザは当該新製品を試用する等して、機器の買い替えに関心を持つことが期待される。

　そこで、本発明者は、ユーザが利用する施設に据え付けられた機器に替え得る、施設の外部に据え付けられた機器群をユーザに推薦する技術について鋭意検討し、以下に示す本開示の各態様に相当するに至った。

　本構成によれば、ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報及び前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報に基づいて、複数の第２の機器の中から、第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を適切に決定することができる。そして、当該一以上の推薦機器をユーザに推薦する推薦情報を出力することにより、推薦情報を参照したユーザに、前記施設の外部に据え付けられた当該一以上の推薦機器を推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器の製造日時、利用期間及び寿命を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの製造日時を含み、前記一以上の推薦機器の決定では、前記第１の機器の寿命に対する前記第１の機器の利用期間の比率が所定比率より大きい場合に、前記複数の第２の機器のうち、製造日時が前記第１の機器の製造日時よりも新しい一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定してもよい。

　本構成によれば、第１の機器の寿命に対する第１の機器の利用期間の比率が所定比率より大きい場合に、製造日時が第１の機器の製造日時よりも新しい一以上の第２の機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、第１の機器が寿命に近づいている場合に、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた複数の機器の中で、第１の機器よりも新しい機器を、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群を含み、前記一以上の推薦機器の決定では、前記複数の第２の機器のうち、前記第１の機器が有さない機能を有する一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定してもよい。

　本構成によれば、第１の機器が有さない機能を有する一以上の第２の機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた複数の機器の中で、第１の機器が有さない機能を有する機器を、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群及び前記複数の第２の機器のそれぞれが有する所定の一以上の特徴的な機能を含み、前記一以上の推薦機器の決定では、前記複数の第２の機器のうち、前記第１の機器が有さない且つ前記一以上の特徴的な機能に含まれる機能を有する一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定してもよい。

　本構成によれば、第１の機器が有さない且つ所定の特徴的な機能を有する一以上の第２の機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた複数の機器の中で、第１の機器が有さない特徴的な機能を有する機器を、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群と、前記施設を利用する一以上のユーザのそれぞれの属性と、を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群と、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な所定の機能群である有益機能群と、を含み、前記一以上の推薦機器の決定では、前記一以上の第２の機器のうち、前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な前記有益機能群に含まれる機能を有する少なくとも一の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定してもよい。

　本構成によれば、第１の機器が有さない機能を有する一以上の第２の機器のうち、ユーザが利用する施設を利用する一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な所定の機能を有する少なくとも一の第２の機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、第１の機器が有さない機能を有する一以上の第２の機器を、前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な機能を有する少なくとも一の第２の機器に制限して、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記一以上の推薦機器の決定では、前記第１情報及び前記第２情報に基づき設定されたルールを示す情報を取得し、前記ルールに従って、前記複数の第２の機器の中から前記一以上の推薦機器を決定してもよい。

　本構成によれば、複数の第２の機器の中から、第１情報及び第２情報に基づき設定されたルールに従って決定された一以上の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた複数の機器の中で、第１情報及び第２情報に基づき設定されたルールに従う機器を、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記一以上の推薦機器の決定では、前記ユーザによる前記第１情報及び前記第２情報に基づくルールの設定を受け付け、前記ルールに従って、前記複数の第２の機器の中から前記一以上の推薦機器を決定してもよい。

　本構成によれば、ユーザにより設定された第１情報及び第２情報に基づくルールに従って複数の第２の機器の中から決定された一以上の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが利用する施設の外部に据え付けられた複数の機器の中で、ユーザ自身が第１情報及び第２情報に基づき設定したルールに従う機器を、ユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、前記ユーザの現在位置が前記一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることを検知したときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力してもよい。

　本構成によれば、ユーザの現在位置が一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることが検知されたときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが前記少なくとも一の推薦機器に接近したときに、当該少なくとも一の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが、近傍に存在する推薦された機器を利用する可能性を向上することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、機器の買い替えを促す所定の施設群の位置を示す情報を取得し、更に、前記ユーザの現在位置が前記施設群のうちの少なくとも一の施設から所定の第１距離内であることを検知したときに、前記一以上の推薦機器のうち、前記少なくとも一の施設から所定の第２距離内に据え付けられている少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力してもよい。

　本構成によれば、ユーザの現在位置が、機器の買い替えを促す所定の施設群のうちの少なくとも一の施設から第１距離内であることが検知されたときに、一以上の推薦機器のうち、前記少なくとも一の施設から第２距離内に据え付けられている少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。

　このため、ユーザが、機器の買い替えを促す少なくとも一の施設に接近したときに、一以上の推薦機器の中で当該少なくとも一の施設の近傍に据え付けられている少なくとも一の推薦機器を、ユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが、近傍に存在する推薦された機器を試用する可能性を向上することができる。その結果、ユーザが機器の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、前記ユーザが前記第１の機器を使用した履歴を示す履歴情報を取得し、更に、前記履歴情報を参照して、直近の第１期間における前記ユーザによる前記第１の機器の使用頻度が、前記第１期間より前の第２期間よりも所定頻度以上変化したことを検知したときに、前記推薦情報を出力してもよい。

　本構成によれば、直近の第１期間におけるユーザによる第１の機器の使用頻度が、第１期間より前の第２期間よりも所定頻度以上変化したことが検知されたときに、一以上の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、第１の機器の使用頻度が大きく変化したときに、当該施設の外部に据え付けられた一以上の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが第１の機器の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、前記ユーザが前記一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器に関する情報を外部装置に要求したことを示す通知を受け付け、更に、前記通知を受け付けたときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力してもよい。

　本構成によれば、ユーザが少なくとも一の推薦機器に関する情報を外部装置に要求したことを示す通知を受け付けたときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが少なくとも一の推薦機器に関する情報を外部装置に要求したときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報をユーザに推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、定期的に前記一以上の推薦機器の価格を示す価格情報を取得し、更に、前記一以上の推薦機器のうち、前記価格情報が示す価格が前回取得した前記価格情報が示す価格に対して所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器を検知したときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力してもよい。

　本構成によれば、価格が前回の価格に対して所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器が検知されたときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、前記少なくとも一の推薦機器の価格が大きく減額したときに、当該少なくとも一の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザに、価格が低下した少なくとも一の推薦機器の購入を動機付けることができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、定期的に前記推薦情報を出力してもよい。

　本構成によれば、定期的に一以上の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが第１の機器の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、前記ユーザによる前記推薦情報の出力を要求する情報の入力を受け付け、更に、前記推薦情報の出力を要求する情報を受け付けたときに、前記推薦情報を出力してもよい。

　本構成によれば、ユーザによる前記推薦情報の出力を要求する情報の入力を受け付けたときに、一以上の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザは、意図したタイミングで推薦情報の出力を要求する情報を入力し、即座に推薦情報を把握することができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報を取得し、更に、前記推薦情報とともに、前記推薦対象の機能群を推薦する情報を出力してもよい。

　本構成によれば、推薦情報とともに、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を推薦する情報が出力される。このため、ユーザに、推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する推薦対象の機能群の使用を動機付けることができる。

　上記情報出力方法において、前記推薦情報の出力では、更に、前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群を示す情報を取得し、更に、前記推薦情報とともに、前記関連製品群を推薦する情報を出力してもよい。

　本構成によれば、推薦情報とともに、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群を示す情報が出力される。このため、ユーザに、推薦情報が推薦する推薦機器群だけでなく、当該推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群も併せて推薦することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器の利用期間を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの据付位置を含み、更に、前記ユーザの現在位置の履歴を示す移動履歴情報及び前記複数の第２の機器のそれぞれの動作状態を示すログ情報を取得し、更に、前記第１情報、前記第２情報、前記移動履歴情報及び前記ログ情報を参照して、出力された前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれの前記ユーザによる使用及び購入のうち、少なくとも一方に関する情報を記憶してもよい。

　本構成によれば、出力された推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれのユーザによる使用及び購入のうち、少なくとも一方に関する情報が記憶される。このため、記憶された前記少なくとも一方を参照することによって、推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれのユーザによる使用及び購入のうち、前記少なくとも一方に関する情報を把握することができる。これにより、推薦情報による推薦機器の推薦が、ユーザによる機器の使用及び購入のうち少なくとも一方に与える影響を把握することができる。

　上記情報出力方法において、前記第１情報は、前記第１の機器の利用期間を含み、前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの据付位置及び購入に関する情報を含み、更に、前記ユーザの現在位置の履歴を示す移動履歴情報及び前記複数の第２の機器のそれぞれの動作状態を示すログ情報を取得し、更に、前記第１情報、前記第２情報、前記移動履歴情報及び前記ログ情報を参照して、出力された前記推薦情報が推薦する推薦機器群のうち何れかの推薦機器の前記ユーザによる使用を検知したときに、前記何れかの推薦機器の購入に関する情報を出力する。

　本構成によれば、出力された推薦情報が推薦する推薦機器群のうち何れかの推薦機器のユーザによる使用を検知したときに、当該何れかの推薦機器の購入に関する情報が出力される。このため、推薦情報が推薦する何れかの推薦機器を使用したユーザに、迅速に当該何れかの推薦機器の購入に関する情報を参照させることができる。これにより、当該ユーザによる当該何れかの推薦機器の購入意欲を向上させることができる。

　本開示の別の一態様に係る情報出力装置は、ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得する第一取得部と、前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得する第二取得部と、前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定する決定部と、前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する出力部と、を備える。

　本構成によれば、上記情報出力方法と同様の作用効果が得られる。

　本開示の別の一態様に係るプログラムは、コンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得する第一取得部と、前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得する第二取得部と、前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定する決定部と、前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する出力部、として機能させる。

　本開示は、このようなプログラムによって動作するシステムとして実現することもできる。また、このようなコンピュータプログラムを、ＣＤ－ＲＯＭ等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。

　尚、以下で説明する実施の形態は、何れも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、データ構造、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。

　（実施の形態）
　以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図１は、本開示の実施の形態に係る機器推薦システム１の全体構成の一例を示す図である。機器推薦システム１は、ユーザが利用する施設２に据え付けられた少なくとも一つの機器２０及びセンサ２１と、ユーザ端末３０と、第１データベース（以降、第１ＤＢ）４１と、第２データベース（以降、第２ＤＢ）４２と、ログデータベース（以降、ログＤＢ）４３と、ＷＥＢサーバ５０（外部装置の一例）と、サーバ１０（情報出力装置の一例）と、を備えている。

　機器２０、センサ２１、ユーザ端末３０、第１ＤＢ４１、第２ＤＢ４２、ログＤＢ４３、ＷＥＢサーバ５０及びサーバ１０は、通信ネットワーク９０を介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワーク９０は、例えば、インターネット等の公衆通信回線である。

　機器２０及びセンサ２１は、施設２内のローカルネットワークを介して、他の機器２０、他のセンサ２１及びユーザ端末３０と通信可能に接続されていてもよい。施設２は、例えば住宅である。住宅は、集合住宅であってもよいし、一軒家であってもよい。又は、施設２は、オフィスであってもよい。施設２が住宅である場合、機器２０のユーザは、居住者である。施設２がオフィスの場合、機器２０のユーザは、オフィスの利用者である。以降、施設２の居住者及び利用者をユーザと記載する。

　機器２０には、トイレ、風呂及び電子錠等の施設２に据え付けられ、ユーザが自身で交換することが困難であり、耐用年数（例えば、１０年、５年等）の長い電子機器が含まれる。機器２０は、自身の動作状態を示すログ情報を定期的にサーバ１０に送信する。サーバ１０は、機器２０から取得したログ情報をログＤＢ４３に記憶する。

　機器２０が送信するログ情報には、ログ情報の送信日時、機器２０の識別情報（以降、機器ＩＤ）、機器２０の動作状態等が含まれる。機器２０の動作状態には、機器２０が操作されることを待機しているアイドル状態、機器２０が使用中の状態、機器２０に異常が生じている状態等が含まれる。

　以下では、機器２０はトイレであるものとし、ある特定の一のユーザが利用する施設２に一台の機器２０（トイレ）が据え付けられている例について説明する。

　センサ２１は、定期的に当該センサ２１が据え付けられている空間に関する情報を検出する。センサ２１は、検出した情報（以降、検出情報）を含むセンサ情報を定期的にサーバ１０に送信する。サーバ１０は、センサ２１から取得したセンサ情報をログＤＢ４３に記憶する。センサ２１が送信するセンサ情報には、検出情報、検出情報を検出した日時（以降、検出日時）、及び当該センサ２１の識別情報（以降、センサＩＤ）が含まれる。

　センサ２１には、監視カメラ及び人感センサ等が含まれる。監視カメラは、当該監視カメラが据え付けられた空間の画像を撮影し、撮影した画像を示す画像データを検出情報として含むセンサ情報を送信する。人感センサは、当該人感センサが据え付けられた空間に人物が存在するか否かを検知する。人感センサは、空間に人物が存在することを検知した場合、当該人物の位置を示す情報を検出情報として含むセンサ情報を送信する。

　ユーザ端末３０は、施設２を利用するユーザが使用する、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末等の情報通信端末である。

　ユーザ端末３０は、各種のテキスト情報及び画像を表示するための液晶ディスプレイ、各種の音声データが示す音声を出力するためのスピーカー、情報の入力等のユーザ端末３０の各種の操作を行うためのタッチパネル及びハードキー等の操作装置を備えている。また、ユーザ端末３０は、ユーザ端末３０の位置を検出するＧＰＳセンサ、並びにサーバ１０等の外部装置との間で通信ネットワーク９０を介して通信するための通信回路を備えている。

　ユーザ端末３０は、当該ユーザ端末３０のユーザに情報を通知するときの宛先に送信されたテキスト情報及び画像データを前記通信回路が受信した場合に、当該テキスト情報及び画像データが示す画像を前記液晶ディスプレイに表示する。また、ユーザ端末３０は、当該ユーザ端末３０のユーザに情報を通知するときの宛先に送信された音声データを前記通信回路が受信した場合に、当該音声データが示す音声を前記スピーカーに出力させる。

　また、ユーザ端末３０は、定期的に、ユーザ端末３０のユーザの現在位置に関する情報（以降、移動履歴情報）を定期的にサーバ１０に送信する。移動履歴情報には、ユーザ端末３０のユーザの識別情報（以降、ユーザＩＤ）、ＧＰＳセンサがユーザ端末３０の位置を検出した時の現在日時、及びユーザの現在位置等が含まれる。尚、ユーザの現在位置は、ＧＰＳセンサが検出したユーザ端末３０の位置である。

　第１ＤＢ４１は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ　Ｄｉｓｋ　Ｄｒｉｖｅ）及びＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ　Ｓｔａｔｅ　Ｄｒｉｖｅ）等の一以上の記憶装置によって構成されている。第１ＤＢ４１には、ユーザが利用する施設２に据え付けられた機器２０に関する情報（以降、第１情報）が記憶されている。

　図２は、第１ＤＢ４１が記憶する第１情報の一例を示す図である。例えば、図２に示すように、第１ＤＢ４１が記憶する第１情報には、ユーザが利用する施設２の一以上のユーザのそれぞれについてのユーザ情報４１１、機器２０を管理するための機器管理情報４１２及び機器２０の仕様を示すスペック情報４１３が含まれる。第１情報には、更に、ユーザが利用する施設２の一以上のユーザのそれぞれを特定するための照合用情報４１４等が含まれる。

　ユーザ情報４１１には、ユーザが利用する施設２の識別情報（以降、施設ＩＤ）、当該施設２の一以上のユーザそれぞれのユーザＩＤ、当該ユーザＩＤに対応するユーザの属性を示す属性情報、及び当該ユーザＩＤに対応するユーザに情報を通知するときの宛先を示す宛先情報が含まれる。属性情報には、ユーザの性別及び年齢等が含まれる。宛先情報には、ユーザが使用するユーザ端末３０のＩＰアドレス等が含まれる。

　機器管理情報４１２には、機器２０が据え付けられている施設２の施設ＩＤ、機器ＩＤ、機器２０の型番を示す型番情報、機器２０が据え付けられている位置を示す据付位置情報、機器２０の利用期間を示す利用期間情報が含まれる。機器管理情報４１２には、更に、機器２０の購入価格を示す購入価格情報、及び機器２０を施設２に据え付けるのに要する費用を示す据付価格情報等が含まれる。

　機器２０の利用期間とは、機器２０の利用が開始された日時から現在までの期間である。利用期間情報は、例えば、機器２０の利用が開始された日時だけを示す情報であってもよい。この場合、当該利用期間情報が示す機器２０の利用が開始された日時から現在までの期間が、機器２０の利用期間となる。機器２０の利用が開始された日時は、機器２０が施設２に据え付けられた日時であってもよい。

　スペック情報４１３には、型番情報、型番情報が示す型番の機器２０が製造された日時を示す製造日時情報、型番情報が示す型番の機器２０が有する機能群を示す機能群情報、及び型番情報が示す型番の機器２０の寿命を示す寿命情報等が含まれる。

　尚、機能群には、例えば、泡洗浄機能、自動便座開閉機能等が含まれる。ただし、これに限らず、機能群には、能力が異なる同種の機能が個別に含まれていてもよい（例えば、半自動の泡洗浄機能、全自動の泡洗浄機能等）。以下の説明で記載する機能群も同様である。

　照合用情報４１４には、ユーザが利用する施設２の一以上のユーザそれぞれのユーザＩＤ及び照合用データ等が含まれる。照合用データは、前記一以上のユーザそれぞれを認識する等の目的でセンサ情報との照合に用いられるデータである。具体的には、照合用データには、ユーザの顔又は全身を撮影した画像を示す画像データ及びユーザの声を示す音声データ等、ユーザの特徴を示す各種のデータが含まれる。

　第２ＤＢ４２は、ＨＤＤ及びＳＳＤ等の一以上の記憶装置によって構成されている。第２ＤＢ４２には、ユーザが利用する施設２の外部に据え付けられた機器２０に関する情報（以降、第２情報）が記憶されている。ユーザが利用する施設２の外部には、例えば、公共機関、商業施設、公園、モデルルーム及びホテルの空き部屋等の公共の施設が含まれる。尚、ユーザが利用する施設２の外部として、住宅等の個人が利用する施設２が含まれていてもよい。

　図３は、第２ＤＢ４２が記憶する第２情報の一例を示す図である。例えば、図３に示すように、第２ＤＢ４２が記憶する第２情報には、機器２０を管理するための機器管理情報４２１及び機器２０の仕様を示すスペック情報４２２が含まれる。第２情報には、更に、機器２０が有する特徴的な機能群を示す特徴機能情報４２３、機器２０が有する有益な機能群を示す有益機能情報４２４、及び機器２０に関連する関連製品に関する関連製品情報４２５等が含まれる。

　機器管理情報４２１には、第１情報に含まれる機器管理情報４１２と同様、機器２０が据え付けられている外部の施設２の施設ＩＤ、機器ＩＤ、型番情報、据付位置情報、及び利用期間情報、購入価格情報、据付価格情報等が含まれる。

　スペック情報４２２には、第１情報に含まれるスペック情報４１３と同様、型番情報、製造日時情報、機能群情報、及び寿命情報等が含まれる。

　特徴機能情報４２３には、型番情報及び型番情報が示す型番の機器２０が有する機能群の中で所定の特徴的な機能群を示す特徴機能群情報等が含まれる。特徴的な機能群には、例えば、過去よりも大幅に改善された機能及び新たに追加された機能等が含まれる。

　有益機能情報４２４には、型番情報、属性情報及び有益機能群情報等が含まれる。有益機能群情報は、型番情報が示す型番の機器２０が有する機能群の中で、属性情報が示す属性のユーザにとって有益な所定の機能群である有益機能群を示す情報である。例えば、ユーザが高齢であることを示す属性情報を含んだ有益機能情報４２４には、高齢のユーザにとって有益な機能群を示す有益機能群情報が含まれる。

　関連製品情報４２５には、型番情報、型番情報が示す型番の機器２０の関連製品の識別情報（以降、関連製品ＩＤ）及び当該関連製品に関する情報が掲載されたホームページのＵＲＬ等が含まれる。例えば、機器２０がトイレの場合、関連製品には、トイレ掃除用の器具及び洗剤並びに芳香剤等が含まれる。

　ログＤＢ４３は、ＨＤＤ及びＳＳＤ等の一以上の記憶装置によって構成されている。図４は、ログＤＢ４３が記憶する情報の一例を示す図である。ログＤＢ４３には、サーバ１０によって、機器２０から受信したログ情報４３１、センサ２１から受信したセンサ情報４３２及びユーザ端末３０から受信した移動履歴情報４３３が記憶される。

　尚、上記のように、ログ情報４３１には、機器ＩＤ、ログ情報４３１の送信日時、機器２０の動作状態等が含まれる。センサ情報４３２には、センサＩＤ、検出日時及び検出情報等が含まれる。移動履歴情報４３３には、ユーザＩＤ、現在日時、及びユーザの現在位置等が含まれる。

　ＷＥＢサーバ５０は、一台のサーバ装置又はクラウドサーバによって構成されている。ＷＥＢサーバ５０は、通信ネットワーク９０を介して外部装置から指示された要求に応じたＷＥＢページを当該外部装置に返信する。例えば、ＷＥＢサーバ５０は、外部装置から指示されたＵＲＬに該当するＷＥＢページを当該外部装置に返信する。また、ＷＥＢサーバ５０は、外部装置から指定された検索キーを含むＷＥＢページを検索し、該当するＷＥＢページを外部装置に返信する。

　サーバ１０は、一台のサーバ装置又はクラウドサーバによって構成されている。図５は、サーバ１０の構成の一例を示すブロック図である。サーバ１０は、通信回路１２０、プロセッサ１００（コンピュータの一例）及びメモリ１１０を備えている。

　通信回路１２０は、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）等の通信ネットワーク９０を用いた通信方式に対応した通信回路であり、サーバ１０を通信ネットワーク９０に接続する。通信回路１２０は、外部装置から通信ネットワーク９０を介して受信した各種の情報をプロセッサ１００に出力する。通信回路１２０は、プロセッサ１００による制御の下、通信ネットワーク９０に接続された外部装置に対して、通信ネットワーク９０を介して各種の情報を送信する。

　プロセッサ１００は、例えばＣＰＵで構成されている。プロセッサ１００は、サーバ１０の制御を行う。プロセッサ１００は、図５の実線矩形部に示すように、第一取得部１０１、第二取得部１０２、決定部１０３及び出力部１０４として機能する。第一取得部１０１～出力部１０４は、プロセッサ１００が所定のプログラムを実行することで実現されてもよいし、専用のハードウェア回路で構成されてもよい。

　第一取得部１０１は、第１ＤＢ４１から、ユーザが利用する施設２に据え付けられた機器２０に関する第１情報を取得する。以降、ユーザが利用する施設２に据え付けられた機器２０を、第１の機器２０と記載する。

　第二取得部１０２は、第２ＤＢ４２から、ユーザが利用する施設２の外部に据え付けられた複数の機器２０に関する第２情報を取得する。以降、ユーザが利用する施設２の外部に据え付けられた機器２０を、第２の機器２０と記載する。

　決定部１０３は、第１情報及び第２情報に基づいて、複数の第２の機器２０の中から、第１の機器２０に替え得る一以上の推薦機器を決定する。第１の機器２０に替え得る推薦機器とは、第１の機器２０に替えて、第１の機器２０が据え付けられた施設２に据え付け可能な第２の機器２０を示す。

　出力部１０４は、一以上の推薦機器をユーザに推薦する推薦情報を出力する。

　メモリ１１０は、フラッシュメモリ等の不揮発性の書き換え可能な半導体メモリ、ＨＤＤ、ＳＳＤ等により構成されている。図６は、サーバ１０のメモリ１１０が記憶する情報の一例を示す図である。メモリ１１０には、候補機器リスト１１１及び推薦履歴情報１１２等が記憶される。

　候補機器リスト１１１は、決定部１０３が決定した一以上の推薦機器に関する情報である。具体的には、候補機器リスト１１１には、ユーザＩＤ、決定部１０３が決定した一以上の推薦機器の識別情報（以降、推薦機器ＩＤ群）等が含まれる。

　推薦履歴情報１１２は、推薦情報を出力した履歴に関する情報である。具体的には、推薦履歴情報１１２には、ユーザＩＤ、宛先情報、推薦情報が出力された日時（以降、推薦日時）を示す推薦日時情報及び当該推薦情報等が含まれる。

　（候補機器リスト作成処理）
　次に、サーバ１０が実行する候補機器リスト作成処理について説明する。図７は、候補機器リスト作成処理の一例を示すフローチャートである。候補機器リスト作成処理は、例えば一日一回等、定期的に実行される。

　候補機器リスト作成処理が開始されると、第一取得部１０１は、第１ＤＢ４１から第１の機器２０に関する第１情報（図２）を取得する（ステップＳ１１）。次に、第二取得部１０２は、第２ＤＢ４２から、複数の第２の機器２０に関する第２情報（図３）を取得する（ステップＳ１２）。次に、決定部１０３は、ステップＳ１１で取得された第１情報及びステップＳ１２で取得された第２情報に基づいて候補機器リスト１１１（図６）を作成する（ステップＳ１３）。

　例えば、ステップＳ１３において、決定部１０３は、ユーザが利用する施設２に据え付けられた機器２０の寿命が近い場合、当該機器２０よりも新しく製造された一以上の第２の機器２０を、第１の機器２０に替え得る一以上の推薦機器として決定する。

　具体的には、決定部１０３は、第１情報に含まれる機器管理情報４１２及びスペック情報４１３を参照し、第２情報に含まれる機器管理情報４２１及びスペック情報４２２を参照する。そして、決定部１０３は、第１の機器２０の寿命（例えば１０年）に対する第１の機器２０の利用期間（例えば８年）の比率（＝寿命／利用期間）を算出する。決定部１０３は、当該比率（例えば０．８）が所定比率（例えば０．７）より大きい場合、第１の機器２０が寿命に近いと判定する。この場合、決定部１０３は、複数の第２の機器２０のうち、製造日時（例えば２０２１年９月１５日）が第１の機器２０の製造日時（例えば２０２１年８月１日）よりも新しい一以上の第２の機器２０を、一以上の推薦機器として決定する。

　そして、決定部１０３は、ユーザＩＤ及び決定した一以上の推薦機器の識別情報（推薦機器ＩＤ群）を含む候補機器リスト１１１（図６）を作成し、当該候補機器リスト１１１をメモリ１１０に記憶する。

　（推薦情報出力処理）
　次に、サーバ１０が実行する推薦情報出力処理について説明する。図８は、推薦情報出力処理の一例を示すフローチャートである。推薦情報出力処理は、少なくとも一回の候補機器リスト作成処理が実行された後、任意のタイミングで開始される。

　推薦情報出力処理が開始されると、出力部１０４は、推薦情報を出力する所定のタイミングになるまで待機する（ステップＳ２１でＮＯ）。出力部１０４は、所定のタイミングになると（ステップＳ２１でＹＥＳ）、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器をユーザに推薦する推薦情報を生成する（ステップＳ２２）。次に、出力部１０４は、ステップＳ２２で作成した推薦情報を出力する（ステップＳ２３）。その後は、ステップＳ２１以降の処理が繰り返される。

　例えば、ステップＳ２１において、出力部１０４は、ユーザの現在位置が、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器のうち少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることを検知した場合に、所定のタイミングになったと判定する。

　具体的には、ステップＳ２１において、出力部１０４は、ログＤＢ４３から、最も直近の現在日時を含む移動履歴情報４３３（図４）を、ユーザの現在位置を示す移動履歴情報４３３として取得する。

　出力部１０４は、当該移動履歴情報４３３と直近の候補機器リスト作成処理で取得された第２情報に含まれる機器管理情報４２１（図３）とを参照する。そして、出力部１０４は、候補機器リスト１１１（図６）の推薦機器ＩＤ群が示す一以上の推薦機器として決定された一以上の第２の機器２０のうち、据付位置がユーザの現在位置から所定距離内である少なくとも一の第２の機器２０が存在するか否かを判定する。

　出力部１０４は、前記少なくとも一の第２の機器２０が存在すると判定した場合、ユーザの現在位置が、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器のうち少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることを検知する。この場合、出力部１０４は、所定のタイミングになったと判定し、ステップＳ２２（図８）において、前記少なくとも一の第２の機器２０を推薦する推薦情報を生成する。

　推薦情報は、例えば、当該推薦情報が推薦する機器群の試用を促すテキスト情報、画像データ及び／又は音声データである。ただし、推薦情報は、これに限らず、例えば、当該推薦情報が推薦する機器群の購入を案内するテキスト情報、画像データ及び／又は音声データであってもよい。

　尚、出力部１０４による、ユーザの現在位置が少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であるか否かを検知する方法はこれに限らない。

　例えば、候補機器リスト１１１（図６）の推薦機器ＩＤ群が示す一以上の推薦機器として決定された一以上の第２の機器２０のうち、所定距離内にある外部装置との間で近距離無線通信可能な無線通信回路を備えた第２の機器２０が存在するとする。また、ユーザ端末３０が同様の無線通信回路を備えているとする。そして、当該ユーザ端末３０を携帯するユーザが当該第２の機器２０との近距離無線通信圏内まで接近し、当該ユーザ端末３０及び当該第２の機器２０が、互いに近距離無線通信が可能になったことを検知したとする。

　この場合、当該ユーザ端末３０又は当該第２の機器２０が、外部装置が接近したことを示す情報（以降、接近情報）と共に、当該第２の機器２０の機器ＩＤをサーバ１０に送信するようにしてもよい。

　これに合わせて、ステップＳ２１（図８）では、出力部１０４が、通信回路１２０によって接近情報が受信された場合に、接近情報と共に受信された機器ＩＤが候補機器リスト１１１（図６）の推薦機器ＩＤ群に含まれているか否かを判定するようにしてもよい。そして、出力部１０４が、当該機器ＩＤが推薦機器ＩＤ群に含まれていると判定した場合に、ユーザの現在位置が、当該機器ＩＤが示す推薦機器の据付位置から所定距離内であることを検知して、所定のタイミングになったと判定するようにしてもよい。

　この場合、ステップＳ２２（図８）では、出力部１０４は、接近情報と共に受信された機器ＩＤが示す第２の機器２０が、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器に含まれる推薦機器であるものとして、当該推薦機器を推薦する推薦情報を作成すればよい。

　ステップＳ２３（図８）では、出力部１０４は、直近の候補機器リスト作成処理で取得された第１情報（図２）を参照し、ユーザ情報４１１に含まれる宛先情報が示す宛先にステップＳ２２（図８）で生成された推薦情報を送信する。また、出力部１０４は、ユーザＩＤ、当該推薦情報の送信先を示す宛先情報、当該推薦情報が出力された推薦日時、及び当該推薦情報を含んだ推薦履歴情報１１２（図６）を生成し、メモリ１１０に記憶する。

　推薦情報を受信したユーザ端末３０は、当該推薦情報に含まれるテキスト情報及び画像データが示す画像を、自身が有する液晶ディスプレイに表示し、当該推薦情報に含まれる音声データが示す音声を、自身が有するスピーカーに出力させる。

　本実施の形態の構成によれば、ユーザが利用する施設２に据え付けられた第１の機器２０に関する第１情報（図２）及び当該施設２の外部に据え付けられた複数の第２の機器２０に関する第２情報（図３）に基づいて、複数の第２の機器２０の中から、第１の機器２０に替え得る一以上の推薦機器を適切に決定することができる。そして、当該一以上の推薦機器をユーザに推薦する推薦情報を出力することにより、推薦情報を参照したユーザに、当該施設２の外部に据え付けられた当該一以上の推薦機器を推薦することができる。

　また、本実施の形態の構成によれば、第１の機器２０の寿命に対する第１の機器２０の利用期間の比率が所定比率より大きい場合に、製造日時が第１の機器２０の製造日時よりも新しい一以上の第２の機器２０を推薦する推薦情報が出力される。このため、第１の機器２０が寿命に近づいている場合に、ユーザが利用する施設２の外部に据え付けられた複数の機器２０の中で、第１の機器２０よりも新しい機器２０を、ユーザに推薦することができる。

　また、本実施の形態の構成によれば、ユーザの現在位置が一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることが検知されたときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報が出力される。このため、ユーザが前記少なくとも一の推薦機器に接近したときに、当該少なくとも一の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが、近傍に存在する推薦された機器２０を利用する可能性を向上することができる。

　（変形例）
　本開示は、以下の変形例が採用できる。

　（１）ステップＳ１３（図７）において、決定部１０３が、ステップＳ１１及びステップＳ１２（図７）で取得された第１情報（図２）及び第２情報（図３）を参照して、下記（１－１）～（１－５）に示す方法のうち少なくとも一の方法で、候補機器リスト１１１（図６）に含める一以上の推薦機器を決定するようにしてもよい。

　（１－１）決定部１０３が、複数の第２の機器２０のうち、第１の機器２０が有さない機能を有する一以上の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定するようにしてもよい。

　具体的には、決定部１０３は、第１情報（図２）に含まれる機器管理情報４１２及びスペック情報４１３を参照して、第１の機器２０が有する機能群を把握する。そして、決定部１０３は、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及びスペック情報４２２を参照して、複数の第２の機器２０のうち、第１の機器２０が有さない機能を有する一以上の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定する。

　（１－１）の方法によれば、第１の機器２０が有さない機能を有する第２の機器２０をユーザに推薦することができる。このため、当該第２の機器２０に対するユーザの関心の度合いを向上することができる。

　（１－２）決定部１０３が、複数の第２の機器２０のうち、第１の機器２０が有さない且つ所定の特徴的な機能を有する一以上の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定するようにしてもよい。

　具体的には、決定部１０３は、第１情報（図２）に含まれる機器管理情報４１２及びスペック情報４１３を参照して、第１の機器２０が有する機能群を把握する。そして、決定部１０３は、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１、スペック情報４２２及び特徴機能情報４２３を参照して、複数の第２の機器２０のうち、第１の機器２０が有さない且つ特徴機能群情報に含まれる機能を有する一以上の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定する。

　（１－２）の方法によれば、第１の機器２０が有さない且つ特徴的な機能を有する第２の機器２０をユーザに推薦することができる。このため、当該第２の機器２０に対するユーザの関心の度合いをより向上することができる。

　（１－３）決定部１０３が、上記の実施の形態、上記（１－１）又は上記（１－２）の方法で一以上の推薦機器として決定した一以上の第２の機器２０のうち、ユーザが利用する施設２の一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な有益機能群に含まれる機能を有する少なくとも一の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定するようにしてもよい。

　具体的には、決定部１０３は、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及びスペック情報４２２を参照して、上記の実施の形態、上記（１－１）又は上記（１－２）の方法で一以上の推薦機器として決定した一以上の第２の機器２０のそれぞれが有する機能群を把握する。決定部１０３は、第１情報（図２）に含まれるユーザ情報４１１及び第２情報（図３）に含まれる有益機能情報４２４を参照して、一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な有益機能群を把握する。

　そして、決定部１０３は、上記の実施の形態、上記（１－１）又は上記（１－２）の方法で一以上の推薦機器として決定した一以上の第２の機器２０のうち、把握した有益機能群に含まれる機能を有する少なくとも一の第２の機器２０を、前記一以上の推薦機器として決定する。

　（１－３）の方法によれば、上記（１－１）又は上記（１－２）の方法で決定した一以上の推薦機器を、前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な機能を有するものに制限して、ユーザに推薦することができる。このため、推薦された第２の機器２０に対するユーザの関心の度合いをより向上することができる。

　（１－４）決定部１０３が、第１情報（図２）及び第２情報（図３）に基づき設定されたルールを示す情報を取得し、前記ルールに従って、複数の第２の機器２０の中から一以上の推薦機器を決定するようにしてもよい。

　具体的には、前記ルールを示す情報は、第２の機器２０のメーカーによって設定され、メモリ１１０又は第２ＤＢ４２等に予め記憶されている。例えば、市場調査の結果、機能Ａを有する第１の機器２０のユーザが、機能Ｂを有する第２の機器２０を利用する傾向であることがわかったとする。この場合、第１情報（図２）を参照して、第１の機器２０が機能Ａを有すると判定した場合に、第２情報（図３）を参照して、機能Ｂを有する一以上の第２の機器２０を一以上の推薦機器として決定するというルールを設定すればよい。そして、当該ルールを示す情報を、メモリ１１０又は第２ＤＢ４２等に予め記憶すればよい。

　この場合、決定部１０３は、メモリ１１０又は第２ＤＢ４２等から当該ルールを示す情報を取得し、当該ルールに従って、第１情報（図２）に含まれる機器管理情報４１２及びスペック情報４１３を参照して、第１の機器２０が機能Ａを有するか否かを判定する。そして、第１の機器２０が機能Ａを有する場合、決定部１０３は、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及びスペック情報４２２を参照して、機能Ｂを有する一以上の第２の機器２０を、一以上の推薦機器として決定する。

　（１－４）の方法によれば、ユーザに推薦する第２の機器２０を決定するルールを、第１情報（図２）及び第２情報（図３）に基づいて、予め柔軟に設定することができる。

　（１－５）決定部１０３が、ユーザによる第１情報（図２）及び第２情報（図３）に基づくルールの設定を受け付け、（１－４）と同様に、受け付けたルールに従って、複数の第２の機器２０の中から一以上の推薦機器を決定するようにしてもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。ユーザ端末３０において、ユーザが、第１情報（図２）及び第２情報（図３）に基づくルールを示す情報を設定する所定の操作を行ったとする。この場合、ユーザ端末３０は、ユーザが設定したルールを示す情報と共に、当該ルールの設定を要求する情報（以降、設定要求情報）をサーバ１０に送信する。前記所定の操作は、第２の機器２０のメーカーによって設定された複数のルールの中から一のルールを選択して設定する操作であってもよいし、ユーザが第１情報及び第２情報に基づくルールを示す情報を任意に編集して設定する操作であってもよい。

　そして、通信回路１２０が設定要求情報を受信した場合に、決定部１０３は、通信回路１２０が当該設定要求情報とともに受信したルールを示す情報を取得することによって、当該ルールの設定を受け付ける。

　（１－５）の方法によれば、ユーザ自身が第１情報（図２）及び第２情報（図３）に基づき設定したルールに従う第２の機器２０を、ユーザに推薦することができる。このため、推薦された第２の機器２０に対するユーザの関心の度合いをより向上することができる。

　（２）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４が、更に、以下の（２－１）～（２－６）に示す方法で、推薦情報を出力する所定のタイミングになったことを判定するようにしてもよい。

　（２－１）出力部１０４は、機器２０の買い替えを促す施設群の位置を示す情報を取得し、ユーザの現在位置が前記施設群のうちの少なくとも一の施設２から所定の第１距離内であることを検知したときに、所定のタイミングになったと判定してもよい。機器２０の買い替えを促す施設２には、例えば、機器２０の新製品が展示されている家電量販店、モデルルーム及び住宅展示場等が含まれる。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。出力部１０４は、ＷＥＢサーバ５０に対して、機器２０の買い替えを促す施設群の位置を示す情報の送信を要求する。出力部１０４は、当該要求に応じてＷＥＢサーバ５０から返信された施設群の位置を示す情報を取得する。出力部１０４は、ログＤＢ４３から、最も直近の現在日時を含む移動履歴情報４３３（図４）を、ユーザの現在位置を示す移動履歴情報４３３として取得する。

　そして、出力部１０４は、取得した移動履歴情報４３３と施設群の位置を示す情報とを参照して、ユーザの現在位置が機器２０の買い替えを促す施設群のうちの少なくとも一の施設２から所定の第１距離内であるか否かを検知する。

　ステップＳ２２（図８）では、出力部１０４は、直近の候補機器リスト作成処理で取得された第２情報に含まれる機器管理情報４２１（図３）を参照する。そして、出力部１０４は、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器として設定された一以上の第２の機器２０のうち、前記少なくとも一の施設２から所定の第２距離内に据え付けられている少なくとも一の第２の機器２０を推薦する情報を、推薦情報として生成する。そして、出力部１０４は、ステップＳ２３（図８）で当該推薦情報を出力する。

　本構成によれば、ユーザが機器２０の買い替えを促す少なくとも一の施設２に接近したときに、候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器の中で当該少なくとも一の施設２の近傍に据え付けられている少なくとも一の推薦機器を、ユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが、近傍に存在する推薦された推薦機器を試用する可能性を向上することができる。その結果、ユーザが第１の機器２０の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　（２－２）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４は、ユーザが第１の機器２０を使用した履歴を示す履歴情報を取得してもよい。そして、出力部１０４は、当該履歴情報を参照して、直近の第１期間におけるユーザによる第１の機器２０の使用頻度が、第１期間より前の第２期間よりも所定頻度以上変化したことを検知したときに、所定のタイミングになったと判定してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。出力部１０４は、ログＤＢ４３から、ログ情報４３１及び移動履歴情報４３３（図４）を、前記履歴情報として取得する。出力部１０４は、当該ログ情報４３１及び移動履歴情報４３３と、過去の候補機器リスト作成処理で取得された第２情報に含まれる機器管理情報４２１（図３）と、を参照して、ユーザが第１の機器２０の据付位置に存在する時点における第１の機器２０の動作状態を把握する。出力部１０４は、当該動作状態が、機器２０が使用中であることを示している場合、ユーザが当該時点において第１の機器２０を使用していると判断する。

　出力部１０４は、このようにして、直近の第１期間（例えば１か月）におけるユーザによる第１の機器２０の使用回数及び第１期間より前の第２期間（例えば１か月）におけるユーザによる第１の機器２０の使用回数を算出する。そして、出力部１０４は、直近の第１期間におけるユーザによる第１の機器２０の使用回数が、第１期間より前の第２期間よりも所定回数以上変化したことを検知したときに、所定のタイミングになったと判定する。

　これに限らず、出力部１０４が、直近の第１期間及び第１期間より前の第２期間のそれぞれにおけるユーザによる第１の機器２０の一日当たりの使用回数の平均値を算出するようにしてもよい。そして、出力部１０４は、直近の第１期間におけるユーザによる第１の機器２０の一日当たりの使用回数の平均値が、第１期間より前の第２期間よりも所定値以上変化したことを検知したときに、所定のタイミングになったと判定するようにしてもよい。

　本構成によれば、例えば、ユーザが利用する施設２のユーザが増加したこと又はユーザのライフスタイルが変化したこと等が原因で、第１の機器２０の使用頻度が大きく変化したときに、当該施設２の外部に据え付けられた一以上の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが第１の機器２０の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　（２－３）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４は、ユーザが、候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器に関する情報をＷＥＢサーバ５０等の外部装置に要求したことを示す通知を受け付けるようにしてもよい。そして、出力部１０４は、前記通知を受け付けたときに、所定のタイミングになったと判定してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。ＷＥＢサーバ５０は、ユーザ端末３０から指示された要求に応じて、複数の第２の機器２０のうちの一以上の第２の機器２０に関する情報を含むＷＥＢページをユーザ端末３０に返信したとする。この場合、ＷＥＢサーバ５０は、当該要求に応じたことを示す情報（以降、応答情報）と共に、返信したＷＥＢページに含まれる一以上の第２の機器２０の機器ＩＤをサーバ１０に送信する。

　出力部１０４は、通信回路１２０が応答情報を受信した場合に、通信回路１２０が応答情報と共に受信した一以上の第２の機器２０の機器ＩＤを取得する。出力部１０４は、取得した一以上の第２の機器２０の機器ＩＤのうち、少なくとも一の機器ＩＤが候補機器リスト１１１（図６）の推薦機器ＩＤ群に含まれている場合、前記通知を受け付け、所定のタイミングになったと判定する。

　ステップＳ２２（図８）では、出力部１０４は、候補機器リスト１１１（図６）の推薦機器ＩＤ群に含まれていた前記少なくとも一の機器ＩＤが示す少なくとも一の第２の機器２０を推薦する情報を推薦情報として生成し、ステップＳ２３（図８）で当該推薦情報を出力する。

　本構成によれば、ユーザが、候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器に含まれる少なくとも一の推薦機器に関する情報をＷＥＢサーバ５０に要求したときに、当該少なくとも一の推薦機器を推薦する推薦情報をユーザに推薦することができる。

　尚、本構成のステップＳ２２（図８）において、出力部１０４が、更に、ユーザが、推薦情報が推薦する前記少なくとも一の第２の機器２０のうちの何れかの機器群を過去に使用していた場合に、当該何れかの機器群を使用していたことを示す情報を推薦情報に含めるようにしてもよい。

　具体的には、出力部１０４は、第２ＤＢ４２に記憶されている第２情報（図３）及びログＤＢ４３に記憶されているログ情報４３１及び移動履歴情報４３３（図４）を参照すればよい。そして、出力部１０４は、前記少なくとも一の第２の機器２０に含まれる各機器２０の据付位置にユーザが存在する時点における、各機器２０の動作状態が使用中であるか否かによって、各機器２０がユーザによって使用されたか否かを判断すればよい。

　（２－４）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４は、定期的に候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器の価格を示す価格情報を取得するようにしてもよい。そして、出力部１０４は、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器のうち、価格情報が示す価格が前回取得した価格情報が示す価格に対して所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器を検知したときに、所定のタイミングになったと判定してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。出力部１０４は、定期的に候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器の価格を示す価格情報を送信するようＷＥＢサーバ５０に要求する。出力部１０４は、ＷＥＢサーバ５０から当該要求に応じて返信された価格情報を取得する。出力部１０４は、候補機器リスト１１１が示す一以上の推薦機器のうち、取得した価格情報が示す価格が、前回取得した価格情報が示す価格に対して所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器を検知したときに、所定のタイミングになったと判定する。

　ステップＳ２２（図８）では、出力部１０４は、所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を推薦情報として生成し、ステップＳ２３（図８）で当該推薦情報を出力する。

　本構成によれば、候補機器リスト１１１（図６）が示す一以上の推薦機器のうち、少なくとも一の推薦機器の価格が大きく減額したときに、当該少なくとも一の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザに、価格が低下した少なくとも一の推薦機器の購入を動機付けることができる。

　（２－５）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４は、１年に１回等の定期的に、所定のタイミングになったと判定してもよい。

　本構成によれば、定期的に一以上の推薦機器をユーザに推薦することができる。これにより、ユーザが第１の機器２０の買い替えを検討する可能性を向上することができる。

　尚、本構成のステップＳ２２（図８）では、出力部１０４が、推薦情報において推薦する推薦機器の台数を所定の上限数以下に制限するようにしてもよい。

　（２－６）ステップＳ２１（図８）において、出力部１０４は、ユーザによる推薦情報の出力を要求する情報（以降、出力要求情報）の入力を受け付けるようにしてもよい。そして、出力部１０４は、出力要求情報を受け付けたときに、所定のタイミングになったと判定してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。ユーザ端末３０は、ユーザによる出力要求情報を入力する所定の操作が行われた場合に、出力要求情報をサーバ１０に送信する。出力部１０４は、通信回路１２０が出力要求情報を受信した場合、当該出力要求情報を受け付け、所定のタイミングになったと判定する。

　本構成によれば、ユーザは、ユーザ端末３０において、意図したタイミングで出力要求情報を入力する所定の操作を行い、即座に推薦情報を把握することができる。

　尚、出力要求情報には、推薦情報において推薦する推薦機器の台数の上限値及び推薦順に関する情報が含まれてもよい。これに合わせて、ステップＳ２２（図８）では、出力部１０４が、出力要求情報に含まれる上限値及び推薦順に従って、推薦情報によって推薦する推薦機器群の台数を上限値以下に制限し、且つ、当該推薦機器群のそれぞれを表示又は音声通知する順番を示す情報を推薦情報に含めるようにしてもよい。この場合、ステップＳ２３（図８）で出力された当該推薦情報を受信したユーザ端末３０が、当該推薦情報が示す順番で、推薦機器群のそれぞれを推薦する情報を表示又は音声出力するようにしてもよい。

　（３）以下の（３－１）～（３－２）に示すように、ステップＳ２２（図８）において、出力部１０４は、推薦情報と共に出力する情報（以降、推薦関連情報）を取得し、ステップＳ２３（図８）において、推薦情報と共に推薦関連情報を出力してもよい。

　（３－１）ステップＳ２２（図８）において、出力部１０４が、推薦情報の生成後、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報を、推薦関連情報として取得してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。出力部１０４は、上記の実施の形態及び（２－１）～（２－６）の変形例に示した方法で推薦情報を生成した後、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及び特徴機能情報４２３を参照する。そして、出力部１０４は、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する所定の特徴機能群を示す情報を、推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報として取得し、これを推薦関連情報とする。

　尚、出力部１０４は、第１情報（図２）に含まれるユーザ情報４１１及び第２情報（図３）に含まれる有益機能情報４２４を参照してもよい。そして、出力部１０４は、推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する、ユーザが利用する施設２の一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な有益機能群を示す情報を、推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報として取得し、これを推薦関連情報としてもよい。

　又は、特徴機能情報４２３（図３）と同様、型番情報及び型番情報が示す型番の機器２０が有する機能群の中で、当該機器２０が推薦された時に実行させる所定の機能群（以降、推薦機能群）を示す情報等を含む推薦機能情報を、第２ＤＢ４２に予め記憶するようにしてもよい。推薦機能群には、例えば、機器２０が有する所定のＬＥＤを点灯又は点滅させる機能等が含まれる。

　これに合わせて、出力部１０４は、ステップＳ２２（図８）において、上記の実施の形態及び（２－１）～（２－６）の変形例に示した方法で推薦情報を生成した後、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及び推薦機能情報を参照してもよい。そして、出力部１０４は、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する推薦機能群を示す情報を、推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報として取得し、これを推薦関連情報としてもよい。

　本構成のステップＳ２３（図８）では、出力部１０４は、推薦情報とともに推薦関連情報を、ユーザ情報４１１（図２）に含まれる宛先情報が示す宛先に送信する。尚、出力部１０４が、更に、推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに対し、推薦関連情報が示す推薦対象の機能群の実行を指示する制御命令を送信するようにしてもよい。

　（３－２）ステップＳ２２（図８）において、出力部１０４が、推薦情報の生成後、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群を示す情報を、推薦関連情報として取得してもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。出力部１０４は、上記の実施の形態及び（２－１）～（２－６）の変形例に示した方法で推薦情報を生成した後、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１及び関連製品情報４２５を参照する。そして、出力部１０４は、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品情報４２５を、推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群を示す情報として取得し、これを推薦関連情報とする。

　ステップＳ２３（図８）では、出力部１０４は、推薦情報とともに推薦関連情報を、ユーザ情報４１１（図２）に含まれる宛先情報が示す宛先に送信する。

　本構成によれば、推薦情報とともに、当該推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品情報４２５が出力される。このため、ユーザに、推薦情報が推薦する推薦機器群だけでなく、当該推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群も併せて推薦することができる。

　（４）図５の破線矩形部に示すように、プロセッサ１００が更に、出力部１０４によって出力された推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれのユーザによる使用及び購入のうち、少なくとも一方に関する情報を記憶する管理部１０５として機能するようにしてもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。管理部１０５は、定期的に、以下の処理を行う。管理部１０５は、メモリ１１０（図６）に記憶されている推薦履歴情報１１２、第１ＤＢ４１に記憶されている第１情報（図２）、第２ＤＢ４２に記憶されている第２情報（図３）及びログＤＢ４３に記憶されているログ情報４３１及び移動履歴情報４３３（図４）を参照する。

　そして、管理部１０５は、推薦情報が出力された推薦日時以降の、当該推薦情報が推薦する推薦機器群の据付位置にユーザが存在する時点における、当該推薦機器群の動作状態を把握する。管理部１０５は、推薦機器群のうち何れかの推薦機器の動作状態が使用中であることを示している場合、推薦情報が推薦する当該何れかの推薦機器をユーザが使用していると判断する。このようにして、管理部１０５は、出力部１０４によって出力された推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれのユーザによる使用回数を把握する。そして、管理部１０５は、ユーザＩＤと、ユーザが使用した推薦機器の機器ＩＤ及び使用回数と、当該推薦機器を推薦する推薦情報と、を対応付けた推薦機器使用情報を、当該推薦機器のユーザによる使用に関する情報として、メモリ１１０に記憶する。

　また、管理部１０５は、第１の機器２０の型番と同じ型番の機器２０が、第１の機器２０の利用期間よりも前に出力された推薦情報が推薦する推薦機器群に含まれている場合、当該推薦情報が推薦する、第１の機器２０の型番と同じ型番の機器２０を、ユーザが購入したと判断する。この場合、管理部１０５は、ユーザＩＤと、当該第１の機器２０の型番と同じ型番の機器２０の機器ＩＤと、当該推薦情報と、を対応付けた推薦機器購入情報を、当該第１の機器２０の型番と同じ型番の機器２０のユーザによる購入に関する情報として、メモリ１１０に記憶する。

　尚、管理部１０５が、推薦機器使用情報又は推薦機器購入情報をメモリ１１０に記憶しないようにしてもよい。

　本構成によれば、メモリ１１０に記憶された推薦機器使用情報及び推薦機器購入情報のうち少なくとも一方を参照することで、推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれのユーザによる使用及び購入のうち、少なくとも一方に関する情報を把握することができる。これにより、推薦情報による推薦機器の推薦が、ユーザによる機器２０の使用及び購入のうち少なくとも一方に与える影響を把握することができる。

　その結果、例えば、推薦機器のメーカーは、ユーザによる当該推薦機器の使用回数に応じて、又は当該推薦機器の購入数に応じて、当該推薦機器が据え付けられている施設２の管理会社に対して還元金を支払うことができる。

　（５）図５の破線矩形部に示すように、プロセッサ１００が更に、出力部１０４によって出力された推薦情報が推薦する推薦機器群のうち何れかの推薦機器のユーザによる使用を検知したときに、前記何れかの推薦機器の購入に関する情報を出力する販促部１０６として機能するようにしてもよい。

　本構成は、例えば以下のようにして実現することができる。第２ＤＢ４２に記憶されているスペック情報４２２（図４）には、更に、型番情報が示す型番の機器２０の購入に関する購入関連情報が含まれる。購入関連情報は、例えば、機器２０の購入方法が掲載されたＷＥＢページを示すＵＲＬ又は機器２０の購入操作が可能なＷＥＢページを示すＵＲＬ等である。

　販促部１０６は、定期的に、以下の処理を行う。販促部１０６は、メモリ１１０（図６）に記憶されている推薦履歴情報１１２、第１ＤＢ４１に記憶されている第１情報（図２）、第２ＤＢ４２に記憶されている第２情報（図３）及びログＤＢ４３に記憶されているログ情報４３１及び移動履歴情報４３３（図４）を参照する。

　そして、販促部１０６は、推薦情報が出力された推薦日時以降の、当該推薦情報が推薦する推薦機器群の据付位置にユーザが存在する時点における、当該推薦機器群の動作状態を把握する。販促部１０６は、推薦機器群のうち何れかの推薦機器の動作状態が使用中であることを示している場合、当該何れかの推薦機器をユーザが使用していることを検知する。この場合、販促部１０６は、ステップＳ２３（図８）と同様にして、当該何れかの推薦機器の購入に関する情報を出力する。

　本構成によれば、推薦情報が推薦する何れかの推薦機器を使用したユーザに、迅速に当該何れかの推薦機器の購入に関する情報を参照させることができる。これにより、当該ユーザによる当該何れかの推薦機器の購入意欲を向上させることができる。

　（６）出力部１０４は、ステップＳ２２（図８）において、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１を参照して、推薦情報に、当該推薦情報が推薦する推薦機器群の据付位置と、当該推薦機器群の据付位置を含む地域の地図を示す地図情報とを含めるようにしてもよい。例えば、出力部１０４は、ＷＥＢサーバ５０等の外部装置に当該地図情報の送信を要求し、これに応じて外侮装置から返信された地図情報を取得すればよい。

　この場合、ステップＳ２３（図８）で出力された当該推薦情報を受信したユーザ端末３０が、当該推薦情報に含まれる地図情報が示す地図を表示し、当該地図上における当該推薦情報が推薦する推薦機器群の据付位置に、所定のマークを表示するようにしてもよい。

　（７）上記の実施の形態及び変形例において、出力部１０４が、ログＤＢ４３（図４）に記憶されているセンサ情報４３２及び第１情報（図３）に含まれる照合用情報４１４を用いて、ある特定のユーザが第１の機器２０及び第２の機器２０の据付位置に存在する時点を把握するようにしてもよい。

　具体的には、第１情報（図２）及び第２情報（図３）には、それぞれ、施設２に据え付けられた機器２０に関する機器管理情報４１２（図２）及び機器管理情報４２１（図３）だけでなく、当該施設２に据え付けられたセンサ２１に関する機器管理情報４１２及び機器管理情報４２１が記憶されている。

　出力部１０４は、ログＤＢ４３（図４）から、センサ情報４３２及び移動履歴情報４３３を取得し、第１情報（図２）に含まれる機器管理情報４１２及び照合用情報４１４と、第２情報（図３）に含まれる機器管理情報４２１と、取得したセンサ情報４３２及び移動履歴情報４３３と、を参照する。そして、出力部１０４は、第１の機器２０から所定距離内に据え付けられたセンサ２１が検出した検出情報と照合用情報４１４とに基づいて特定したユーザが、当該検出情報の検出日時に、第１の機器２０の据付位置に存在することを把握する。

　同様に、出力部１０４は、第２の機器２０から所定距離内に据え付けられたセンサ２１が検出した検出情報と照合用情報４１４とに基づいて特定したユーザが、当該検出情報の検出日時に、第２の機器２０の据付位置に存在することを把握する。

　（８）上記の第１ＤＢ４１、第２ＤＢ４２、ログＤＢ４３及びメモリ１１０のデータ構造は例示に過ぎず、異なるデータ構造であってもよい。例えば、プロセッサ１００が、第１ＤＢ４１が記憶する第１情報（図２）に含まれるスペック情報４１３に代えて、第２ＤＢ４２が記憶する第２情報（図３）に含まれるスペック情報４２２を参照するようにしてもよい。そして、第１ＤＢ４１が記憶する第１情報（図２）にスペック情報４１３が含まれないようにしてもよい。

　本開示は、ユーザが利用する施設に据え付けられた機器に替え得る、施設の外部に据え付けられた機器群をユーザに推薦することができるため、トイレや風呂等のユーザ自身による据え付けが困難な耐用年数が長い機器の買い替えを促すうえで有用である。

Claims

　コンピュータが、
　ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得し、
　前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得し、
　前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定し、
　前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する、
情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器の製造日時、利用期間及び寿命を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの製造日時を含み、
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記第１の機器の寿命に対する前記第１の機器の利用期間の比率が所定比率より大きい場合に、前記複数の第２の機器のうち、製造日時が前記第１の機器の製造日時よりも新しい一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群を含み、
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記複数の第２の機器のうち、前記第１の機器が有さない機能を有する一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群及び前記複数の第２の機器のそれぞれが有する所定の一以上の特徴的な機能を含み、
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記複数の第２の機器のうち、前記第１の機器が有さない且つ前記一以上の特徴的な機能に含まれる機能を有する一以上の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器が有する機能群と、前記施設を利用する一以上のユーザのそれぞれの属性と、を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する機能群と、前記複数の第２の機器のそれぞれが有する前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な所定の機能群である有益機能群と、を含み、
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記一以上の第２の機器のうち、前記一以上のユーザのそれぞれの属性に対して有益な前記有益機能群に含まれる機能を有する少なくとも一の第２の機器を、前記一以上の推薦機器として決定する、
請求項２から４の何れか一項に記載の情報出力方法。
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記第１情報及び前記第２情報に基づき設定されたルールを示す情報を取得し、
　前記ルールに従って、前記複数の第２の機器の中から前記一以上の推薦機器を決定する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記一以上の推薦機器の決定では、
　前記ユーザによる前記第１情報及び前記第２情報に基づくルールの設定を受け付け、
　前記ルールに従って、前記複数の第２の機器の中から前記一以上の推薦機器を決定する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　前記ユーザの現在位置が前記一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器の据付位置から所定距離内であることを検知したときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、機器の買い替えを促す所定の施設群の位置を示す情報を取得し、
　更に、前記ユーザの現在位置が前記施設群のうちの少なくとも一の施設から所定の第１距離内であることを検知したときに、前記一以上の推薦機器のうち、前記少なくとも一の施設から所定の第２距離内に据え付けられている少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、前記ユーザが前記第１の機器を使用した履歴を示す履歴情報を取得し、
　更に、前記履歴情報を参照して、直近の第１期間における前記ユーザによる前記第１の機器の使用頻度が、前記第１期間より前の第２期間よりも所定頻度以上変化したことを検知したときに、前記推薦情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、前記ユーザが前記一以上の推薦機器のうちの少なくとも一の推薦機器に関する情報を外部装置に要求したことを示す通知を受け付け、
　更に、前記通知を受け付けたときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、定期的に前記一以上の推薦機器の価格を示す価格情報を取得し、
　更に、前記一以上の推薦機器のうち、前記価格情報が示す価格が前回取得した前記価格情報が示す価格に対して所定率以上減額した少なくとも一の推薦機器を検知したときに、前記少なくとも一の推薦機器を推薦する情報を、前記推薦情報として出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、定期的に前記推薦情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、前記ユーザによる前記推薦情報の出力を要求する情報の入力を受け付け、
　更に、前記推薦情報の出力を要求する情報を受け付けたときに、前記推薦情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれが有する所定の推薦対象の機能群を示す情報を取得し、
　更に、前記推薦情報とともに、前記推薦対象の機能群を推薦する情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記推薦情報の出力では、
　更に、前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれに関連する関連製品群を示す情報を取得し、
　更に、前記推薦情報とともに、前記関連製品群を推薦する情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器の利用期間を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの据付位置を含み、
　更に、前記ユーザの現在位置の履歴を示す移動履歴情報及び前記複数の第２の機器のそれぞれの動作状態を示すログ情報を取得し、
　更に、前記第１情報、前記第２情報、前記移動履歴情報及び前記ログ情報を参照して、出力された前記推薦情報が推薦する推薦機器群のそれぞれの前記ユーザによる使用及び購入のうち、少なくとも一方に関する情報を記憶する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　前記第１情報は、前記第１の機器の利用期間を含み、
　前記第２情報は、前記複数の第２の機器のそれぞれの据付位置及び購入に関する情報を含み、
　更に、前記ユーザの現在位置の履歴を示す移動履歴情報及び前記複数の第２の機器のそれぞれの動作状態を示すログ情報を取得し、
　更に、前記第１情報、前記第２情報、前記移動履歴情報及び前記ログ情報を参照して、出力された前記推薦情報が推薦する推薦機器群のうち何れかの推薦機器の前記ユーザによる使用を検知したときに、前記何れかの推薦機器の購入に関する情報を出力する、
請求項１に記載の情報出力方法。
　ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得する第一取得部と、
　前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得する第二取得部と、
　前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定する決定部と、
　前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する出力部と、
を備える情報出力装置。
　コンピュータを機能させるプログラムであって、
　前記コンピュータを、
　ユーザが利用する施設に据え付けられた第１の機器に関する第１情報を取得する第一取得部と、
　前記施設の外部に据え付けられた複数の第２の機器に関する第２情報を取得する第二取得部と、
　前記第１情報及び前記第２情報に基づいて、前記複数の第２の機器の中から前記第１の機器に替え得る一以上の推薦機器を決定する決定部と、
　前記一以上の推薦機器を前記ユーザに推薦する推薦情報を出力する出力部、
として機能させるプログラム。