JP2003303244A - 故障情報システム - Google Patents

故障情報システム

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JP2003303244A
JP2003303244A JP2002098967A JP2002098967A JP2003303244A JP 2003303244 A JP2003303244 A JP 2003303244A JP 2002098967 A JP2002098967 A JP 2002098967A JP 2002098967 A JP2002098967 A JP 2002098967A JP 2003303244 A JP2003303244 A JP 2003303244A
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Japan
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failure
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energy
appliance
management device
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JP2002098967A
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English (en)
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Hikari Ozaki
光 尾▲崎▼
Tetsuji Morita
哲司 森田
Toshishige Momose
敏成 百瀬
Masuo Motoike
益男 元池
Yuichi Murase
裕一 村瀬
Takeshi Takeda
剛 竹田
Naho Ueda
奈穂 上田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障に対して的確な対処を行なうことのでき
る故障情報システムを提供する。 【解決手段】 家庭内に備えられるガス器具は、台所等
に設置される集中管理装置で集中管理される。ガス器具
に発生した故障の情報は、集中管理装置に送信され、イ
ンターネットを介して修理サービスセンタに送信され
る。故障情報を受信した修理サービスセンタでは、修理
を行なう日程を決定するためのカレンダを提示し、ユー
ザの希望日の入力を受付け、作業日を決定する(S20
3)。さらに、修理サービスセンタは、交換するべき部
品の上限価格および下限価格を示す作業見積りを作成し
集中管理装置に送信する(S205)。また、修理を行
なうよりも、新機種を買換えた方がランニングコストを
含めて安価な場合、買替見積りを作成し集中管理装置に
送信する(S207)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は故障情報システム
に関し、特に、故障に対して的確な対処を行なうことの
できる故障情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内にあるガス器具を、台所等に設置
された遠隔管理装置によって集中的に管理するシステム
がある。このようなシステムにおいて、ガス器具に故障
が発生した場合、ガス器具本体や遠隔管理装置に、「1
11:不着火」等、故障コードと故障内容との報知を行
なう場合がある。ユーザは前記報知を確認すると、故障
サービスセンタ等へ電話等で連絡し、修理を依頼する。
なお、前述の不着火の場合は、そのガス器具において、
ガス供給が自動的に遮断されると共に、ガス器具自体が
運転停止状態に保持される。この状態は、一般的に、修
理の際に所定操作により解除される。
【0003】修理係員は、当該ガス器具の故障状況を確
認し、修理に必要な(交換する)部品等を確定し、部品
の発注等の修理の準備を行なう。そして準備が完了した
後に修理作業を開始する。
【0004】また、特開平5−312402号公報にお
いては、電話回線を用いた通信を行うことで、修理を行
なう作業員が遠隔のデータベースを用いて故障原因を推
論し、上述の修理作業を迅速に行なう故障診断装置につ
いて開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の対処方法では、修理係員が故障状況を確認してか
ら交換する部品等を確定し修理作業の準備を行なうた
め、迅速に修理作業が開始されない場合があるという問
題があった。
【0006】また、特開平5−312402号公報にお
いて開示されている故障診断装置を用いる場合であって
も、修理係員が故障状況を確認してから故障原因を推論
し、修理作業の準備を行なうため、迅速に修理作業が開
始されない場合があるという問題があった。
【0007】さらに、当該ガス器具の故障を修理するよ
りも買替えを行なう方がユーザにとって有利な場合であ
っても、ユーザはそのような有利な情報を得られない場
合があるという問題もあった。
【0008】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、故障に対して迅速な対処を行なうことのでき
る故障情報システムを提供することを第1の目的とし、
さらに、ユーザにとってより有利な情報を提供する故障
情報システムを提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のある局面に従うと、故障情報システムは、
電気通信回線で接続されたエネルギー器具管理装置と、
故障対応装置とからなる故障情報システムであって、エ
ネルギー器具管理装置は、エネルギー器具の故障を検知
する検知手段と、検知された故障の情報を報知する報知
手段と、検知された故障の情報を出力する出力手段とを
備え、故障対応装置は、故障の情報と交換するべき部品
の情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、エネルギー
器具管理装置より出力された故障の情報に基づいて記憶
手段を検索し、故障において交換すべき部品と、部品の
費用とを抽出する抽出手段と、抽出された故障において
交換すべき部品と、部品の費用との情報を出力する出力
手段とを備え、エネルギー器具管理装置の検知手段でエ
ネルギー器具における故障を検知すると、故障対応装置
の出力手段で出力される故障において交換すべき部品と
部品の費用との情報に基づいて、エネルギー器具管理装
置の報知手段は、故障の対応に必要な費用を報知する。
【0010】これによって、エネルギー器具の故障に対
して、迅速にかつ適切に対応することができる。また、
これによって、ユーザは予め必要な費用を知ることがで
きる。そのため、ユーザの利便性が多いに高められる。
【0011】また、上述の故障対応装置の抽出手段は、
記憶手段より複数の故障において交換すべき部品と、部
品の費用とを抽出し、故障対応装置の出力手段は、抽出
された複数の故障において交換すべき部品と、部品の費
用との情報のうち部品の費用が最高である情報と最低で
ある情報とを出力し、エネルギー器具管理装置の報知手
段は、故障の対応に必要な最高および最低の費用を報知
することが望ましい。
【0012】これによって、ユーザは、エネルギー器具
の故障に対して、適切に対応することができる。また、
これによって、ユーザは予め必要な費用の範囲を知るこ
とができる。そのため、ユーザの利便性がさらに高めら
れる。
【0013】また、上述の故障対応装置の記憶手段は、
さらに、故障の情報と交換するべき部品の情報と故障の
対応に必要な工賃とを対応付けて記憶し、抽出手段は、
故障の情報に基づいて記憶手段を検索し、故障の対応に
必要な工賃を抽出し、出力手段は、故障の対応に必要な
工賃を出力することが望ましい。
【0014】これによって、ユーザは、エネルギー器具
の故障に対して、適切に対応することができる。また、
これによって、ユーザは予め必要な工賃も含めた費用を
知ることができる。そのため、ユーザの利便性が多いに
高められる。
【0015】本発明の他の局面に従うと、故障情報シス
テムは、電気通信回線で接続されたエネルギー器具管理
装置と、故障対応装置とからなる故障情報システムであ
って、エネルギー器具管理装置は、エネルギー器具の故
障を検知する検知手段と、検知された故障の情報を報知
する報知手段と、ユーザより、検知された故障の修理作
業を行なう日程の希望を受付ける入力手段と、検知され
た故障の情報と、故障の修理作業を行なう日程の希望と
を、電気通信回線を介して出力する出力手段とを備え
る。
【0016】これによって、エネルギー器具の故障に対
して、迅速に対応することができる。また、これによっ
て、ユーザは、修理作業を行なう日程を迅速に知ること
ができる。そのため、ユーザの利便性が多いに高められ
る。
【0017】また、上述の入力手段は、ユーザより複数
の故障の修理作業を行なう日程の希望を受付け、故障対
応装置は、複数の故障の修理作業を行なう日程の希望の
中から、決定された故障の修理作業を行なう日程を電気
通信回線を介して出力する出力手段を備えることが望ま
しい。
【0018】また、故障対応装置は、故障の修理作業を
行なうことが可能な日程を予め提示する提示手段を備
え、エネルギー器具管理装置の入力手段は、提示された
故障の修理作業を行なうことが可能な日程の中からユー
ザの故障の修理作業を行なう日程の希望を受付けること
が望ましい。
【0019】これらによって、ユーザは、希望する日程
に修理作業を受けることができる。そのため、ユーザの
利便性が多いに高められる。
【0020】本発明の他の局面に従うと、故障情報シス
テムは、電気通信回線で接続されたエネルギー器具管理
装置と、故障対応装置とからなる故障情報システムであ
って、エネルギー器具管理装置は、エネルギー器具の故
障を検知する検知手段と、検知された故障の情報を報知
する報知手段と、検知された故障の情報と、エネルギー
器具の特性情報とを出力する出力手段とを備え、故障対
応装置は、故障の情報と交換するべき部品の情報とを対
応付けて記憶する第1の記憶手段と、エネルギー器具と
エネルギー器具の特性情報とを対応付けて記憶する第2
の記憶手段と、エネルギー器具管理装置より出力された
故障の情報に基づいて第1の記憶手段を検索し、故障に
おいて交換すべき部品と、部品の費用とを抽出する第1
の抽出手段と、エネルギー器具管理装置より出力された
エネルギー器具の特性情報に基づいて第2の記憶手段を
検索し、エネルギー器具に替わる代替エネルギー器具と
代替エネルギー器具の価格とを抽出する第2の抽出手段
と、エネルギー器具の情報として、第1の抽出手段で抽
出された部品の費用と、代替エネルギー器具の情報とし
て、第2の抽出手段で抽出された代替エネルギー器具
と、代替エネルギー器具の価格との情報とを出力する出
力手段とを備え、エネルギー器具管理装置の検知手段で
エネルギー器具における故障を検知すると、エネルギー
器具管理装置の報知手段は、故障対応装置の出力手段で
出力されるエネルギー器具の情報と代替エネルギー器具
の情報とを報知する。
【0021】これによって、ユーザは、エネルギー器具
を修理するよりも代替エネルギー器具の方が安価な場合
に、有利な情報を得ることができる。
【0022】また、上述の故障対応装置は、エネルギー
器具管理装置より出力されたエネルギー器具の特性情報
に基づいて、エネルギー器具の所定期間のランニングコ
ストを算出する第1の算出手段と、第2の抽出手段で抽
出された代替エネルギー器具の所定期間のランニングコ
ストを算出する第2の算出手段とをさらに備え、故障対
応装置の出力手段は、エネルギー器具の情報として、第
1の算出手段で算出されたエネルギー器具の所定期間の
ランニングコストの情報と、代替エネルギー器具の情報
として、代替エネルギー器具の所定期間のランニングコ
ストの情報とを出力し、故障対応装置の第2の抽出手段
は、当該代替エネルギー器具の価格と第2の算出手段で
算出される当該代替エネルギー器具の所定期間のランニ
ングコストとの合計が、第1の抽出手段で抽出された部
品の費用と第1の算出手段で算出されるエネルギー器具
の所定期間のランニングコストとの合計よりも安価な代
替エネルギー器具を抽出することが望ましい。
【0023】これによって、ユーザは、ランニングコス
トも考慮して、エネルギー器具を修理するよりも代替エ
ネルギー器具の方が安価な場合に、有利な情報を得るこ
とができる。
【0024】上述の第2の抽出手段は、エネルギー器具
の特性情報に基づいて、エネルギー器具が購入後所定期
間経過していると判断された場合において、代替エネル
ギー器具を抽出することが望ましい。
【0025】これによって、ユーザは、エネルギー器具
の購入後の期間も考慮して、エネルギー器具を修理する
よりも代替エネルギー器具の方が安価な場合に、有利な
情報を得ることができる。
【0026】また、第1の算出手段は、エネルギー器具
の特性情報に含まれるエネルギー器具の使用履歴に基づ
いて、エネルギー器具の所定期間のランニングコストを
算出することが望ましい。
【0027】これによって、ユーザは、エネルギー器具
の使用履歴も考慮して、エネルギー器具を修理するより
も代替エネルギー器具の方が安価な場合に、有利な情報
を得ることができる。
【0028】本発明の他の局面に従うと、故障情報シス
テムは、電気通信回線で接続されたエネルギー器具管理
装置と、故障対応装置とからなる故障情報システムであ
って、エネルギー器具管理装置は、エネルギー器具の故
障を検知する検知手段と、検知された故障の情報を報知
する報知手段と、検知された故障の情報を出力する出力
手段とを備え、故障対応装置は、故障の情報を受信した
日時の情報を取得する第1の取得手段と、故障の情報よ
り、エネルギー器具のユーザを特定する情報を取得する
第2の取得手段と、エネルギー器具管理装置より出力さ
れた故障の情報と、故障の情報を受信した日時の情報
と、エネルギー器具のユーザを特定する情報とを対応付
けて記憶する記憶手段とを備える。
【0029】これによって、故障の発生の原因の調査に
貢献でき、適切な対策を講じることに貢献できる。
【0030】また、故障情報システムは、故障対応装置
との通信手段を備える通信端末をさらに備えることが望
ましい。
【0031】これによって、エネルギー器具の故障に対
して、迅速にかつ適切に対応することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同
一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。
それらの名称および機能も同じである。したがってそれ
らについての詳細な説明は繰返さない。
【0033】図1は、本実施の形態における故障情報シ
ステムの構成を示す図である。図1を参照して、故障情
報システムは、各家庭に備えられるヒータや床暖房等の
ガス器具11〜13と、ガス器具11〜13に熱エネル
ギーを供給する熱源機1との故障に対応するシステムで
ある。
【0034】各家庭に備えられる、熱源機1およびガス
器具11〜13は、それらの管理を行なう集中管理装置
2に接続される。集中管理装置2は、台所等に設置され
る装置であって、熱源機1およびガス器具11〜13の
運転の開始、停止、温度設定の指示等をユーザより受付
け、遠隔より熱源機1およびガス器具11〜13の制御
を行なう。また、熱源機1およびガス器具11〜13の
状態を報知し、運転中であるか否か、設定温度、および
故障の有無および内容等をユーザに通知する。また、故
障の情報を出力する。
【0035】集中管理装置2は、集中管理装置2から出
力されるデータの形式をネットワークに対応する形式に
変換するデータ変換機3に接続される。データ変換機3
で変換された故障の情報のデータは、インターネット4
を介して、修理サービスセンタ5へ送信される。なお、
データ変換機3は、集中管理装置2に内蔵されていても
構わない。
【0036】サービスセンタ5は、データベース6と接
続され、各種情報をデータベース6より読出し、当該故
障に対応する。また、修理係員が携帯する携帯端末7に
情報を送信する。
【0037】次に、上述の故障情報システムの各構成要
素について、その構成を示しながら機能の説明を行な
う。
【0038】図2は、図1に示される熱源機1の構成を
示す機能ブロック図である。図2を参照して、熱源機1
は、CPU(Central Processing Unit)等から構成さ
れ、熱源機1全体の制御を行なう制御部101と、使用
履歴や機種番号や制御部101で実行されるプログラム
等を記憶する記憶部102と、ガス器具11〜13に供
給する熱エネルギーを発生させる熱源部103と、熱源
部103で発生させた熱エネルギーをガス器具11〜1
3に供給する熱源供給部104と、熱源機1内の温度等
を監視するセンサ105と、集中管理装置2と通信を行
なうための通信I/F(インタフェース)106と、ガ
ス器具11〜13と通信を行なうためのガス器具I/F
107とを含む。
【0039】上述のセンサ105は、運転時、常に熱源
機1内の温度等を監視し、随時そのセンサ情報を制御部
101に送信する。また、通信I/F106を介して、
随時そのセンサ情報を集中管理装置2へ送信する。さら
に制御部101は、センサ105より取得する温度等の
センサ情報に基づいて、異常の発生を判断する。異常の
発生が判断されると、制御部101は、センサ105よ
り取得する温度等のセンサ情報と記憶部102に記憶さ
れる故障情報とに基づいて、当該異常に対応する故障情
報を確定し、通信I/F106を介して集中管理装置2
へ当該故障情報を送信する。
【0040】なお、上述の異常の発生の判断の方法につ
いては、特開平10−96514号公報や特開2001
−221448号公報等に故障診断の方法として開示さ
れており、様々な方法が知られているため、ここではそ
の方法については限定を行なわない。また、その方法に
ついて、ここでの詳細な説明は省略する。
【0041】上述のガス器具I/F107は、ガス器具
11〜13に備えられるI/F(図示せず)を介して、
ガス器具11〜13に備えられるセンサ(図示せず)で
監視される温度等のセンサ情報を受信する。また、通信
I/F106を介して、随時そのセンサ情報を集中管理
装置2へ送信する。さらに制御部101は、取得したガ
ス器具11〜13の温度等のセンサ情報と記憶部102
に記憶される故障情報とに基づいて、ガス器具11〜1
3の異常の発生を判断し、当該異常に対応する故障情報
を確定して、通信I/F106を介して集中管理装置2
へ当該故障情報を送信する。なお、ガス器具11〜13
が、センサで監視される温度等のセンサ情報に基づいて
当該ガス器具の異常の発生を判断し、故障情報を確定す
る機能を備える場合には、熱源機1のガス器具I/F1
07は、ガス器具11〜13のI/Fを介して前記故障
の情報を受信してもよい。
【0042】図3は、図1に示される集中管理装置2の
構成を示す機能ブロック図である。図3を参照して、集
中管理装置2は、CPU等から構成され、集中管理装置
2全体の制御を行なう制御部201と、使用履歴や機種
番号や制御部201で実行されるプログラム等を記憶す
る記憶部202と、ボタンまたはタッチパネル式のディ
スプレイ等から構成され、ユーザからの入力情報を受付
ける入力部203と、ディスプレイや通知灯等から構成
され、ユーザに情報の報知を行なう表示部204と、熱
源機1およびデータ変換機3を介してインターネット4
と情報のやり取りを行なうための通信I/F205とを
含む。
【0043】上述の記憶部202には、制御部201で
実行されるプログラムだけではなく、当該装置を用いる
ユーザの特定情報(顧客コード:以下、ユーザIDと言
う)を記憶する。ユーザIDは、当該集中管理装置2を
設置する際に入力部203より入力されることで記憶部
202に記憶される。また、当該集中管理装置2が設置
される際に、自動的に割振られるものであってもよい
し、修理サービスセンタ5より通信I/F205を介し
て取得してもよい。
【0044】なお、集中管理装置2は、以下の説明にお
いて、上述の表示部204に各種情報を表示することに
よって、視覚によってユーザに情報の報知を行なうもの
とするが、報知の方法は、表示部204への表示のみに
限定されず、音声等の聴覚を用いた方法も含むものとす
る。
【0045】上述の集中管理装置2を用いて、ユーザ
は、熱源機1や家庭内の各所にあるガス器具11〜13
を集中的に管理することができる。具体的には、ユーザ
は(例えば台所に設置される)集中管理装置2の入力部
203より、ガス器具11〜13に相当する風呂用温水
器の運転開始の指示、設定温度を入力することや、床暖
房の運転停止の指示を入力すること等ができる。また、
表示部204でガスヒータの現在の温度の確認等を行な
うこともできる。
【0046】集中管理装置2においてこのような集中管
理を行なうために、通信I/F205は、熱源機1より
熱源機1のガス器具I/F107がガス器具11〜13
から受信した温度等のセンサ情報を読出す。また、制御
部201は、熱源機1のガス器具I/F107を介し
て、ガス器具11〜13に対して、制御信号を送信す
る。
【0047】なお、図1においては、ガス器具11〜1
3における温度等のセンサ情報やガス器具11〜13に
対する制御信号等は、熱源機1を介してガス器具11〜
13と集中管理装置2との間で送受信される場合につい
て示されているが、熱源機1を介さず、ガス器具11〜
13と集中管理装置2とが接続されてガス器具11〜1
3と集中管理装置2との間で送受信されてもよい。ま
た、集中管理装置2は、熱源機1から熱源機1およびガ
ス器具11〜13の故障情報を受信する場合について示
されているが、熱源機1およびガス器具11〜13のセ
ンサ情報を受信することで、当該器具の故障の判断を集
中管理装置2が行なってもよい。以降の説明において
は、先に説明された図1に示される形態であるものとし
て説明を行なうが、上述の場合においても同様である。
なお、集中管理装置2の行なう故障対応処理について
は、後にフローチャートを挙げ、説明を行なう。
【0048】図4は、図1に示される修理サービスセン
タ5の構成を示す機能ブロック図である。
【0049】図4を参照して、修理サービスセンタ5
は、CPU等から構成され、修理サービスセンタ5全体
の制御を行なう制御部501と、制御部501で実行さ
れるプログラム等を記憶する記憶部502と、ディスプ
レイ等から構成され、情報の報知を行なう表示部503
と、キーボードやマウス等から構成され、入力情報を受
付ける入力部504と、現在時刻や日付情報を取得し記
憶する時計およびカレンダ部512と、時計およびカレ
ンダ部512に記憶されているカレンダ情報より適当な
カレンダ情報を読出して提示を行なう日程提示部505
と、作業見積りを作成する作業見積り作成部506と、
買替案を作成し、その見積りを作成する買替見積り作成
部507と、代金の徴収のための処理を行なう代金徴収
部508と、インターネット4を介してデータのやり取
りを行なう通信I/F511と、データベース6とデー
タのやり取りを行なうデータベースI/F509と、携
帯端末7とデータのやり取りを行なう携帯端末I/F5
10とを含む。
【0050】修理サービスセンタ5の行なう故障対応処
理については、後にフローチャートを挙げ、説明を行な
う。
【0051】図5は、図1に示されるデータベース6に
記憶される情報の構成を示す概要図である。
【0052】図5を参照して、データベース6は、故障
コードデータベース61と、部品在庫データベース62
と、機種データベース63と、代替案データベース64
と、ユーザ情報データベース65と、故障情報データベ
ース66とを含む。
【0053】故障コードデータベース61は、故障に対
応した故障コードと、該当する原因と、交換すべき部品
とを記憶するデータベースである。修理サービスセンタ
5の制御部501は、集中管理装置2から取得した故障
コードに基づいて、データベースI/F509を介し、
当該故障コードデータベース61より当該故障コードに
対応した故障に該当する原因を検索することができる。
【0054】部品在庫データベース62は、修理サービ
スセンタ5に部品を供給することのできる在庫センタ等
に保管されている部品の在庫や価格等の情報を記憶する
データベースである。
【0055】機種データベース63は、機種番号に対応
するガス器具、当該ガス器具の機能、仕様、および当該
ガス器具に用いられている部品等の情報を記憶するデー
タベースである。
【0056】代替案データベース64は、故障に対応し
たするための代替案の情報を記憶するデータベースであ
る。なお、代替案については、後に説明を行なう。
【0057】ユーザ情報データベース65は、ユーザ情
報を記憶するデータベースであって、ユーザごとのユー
ザID、氏名、および住所等の情報を記憶する。
【0058】故障情報データベース66は、ユーザID
ごとに、故障履歴を記憶するデータベースである。
【0059】図6は、図1に示される携帯端末7の構成
を示す機能ブロック図である。図6に示される携帯端末
7は、故障が発生した熱源機1またはガス器具11〜1
3を備える家庭で修理を行なう修理係員が携帯する通信
端末であり、携帯電話やPDA(Personal Degital Ass
istants)等が該当する。
【0060】図6を参照して、携帯端末7は、CPU等
から構成され、携帯端末7全体の制御を行なう制御部7
01と、制御部701で実行されるプログラム等を記憶
する記憶部702と、ボタンやペン式の入力装置等から
構成され、入力情報を受付ける入力部703と、ディス
プレイ等から構成され、情報の報知を行なう表示部70
4と、基地局等を介して修理サービスセンタ5と無線に
よる通信を行なう通信I/F705とを含む。
【0061】なお、上述の如く、携帯端末7には携帯電
話等が該当するため、上述以外の構成要素が含まれてい
ても構わない。
【0062】続いて、上述の故障情報システムにおいて
実行される故障対応処理ついて説明を行なう。
【0063】まず、集中管理装置2における故障対応処
理について説明を行なう。図7は、集中管理装置2にお
ける故障対応処理について示すフローチャートである。
図7のフローチャートに示される処理は、集中管理装置
2の制御部201が記憶部202に記憶されているプロ
グラムを実行することによって実現される。
【0064】図7を参照して、集中管理装置2の制御部
201は、通信I/F205で、熱源機1およびガス機
器11〜13の温度等のセンサ情報と共に受信する、熱
源機1およびガス機器11〜13における故障の発生の
有無を常時監視している(S101)。
【0065】ステップS101において、故障を検知す
ると(S101でYES)、受信した故障コードおよび
故障内容を表示部204で報知させる(S103)。ス
テップS103においては、読出された故障コードおよ
び故障内容は故障報知画面として表示部204で報知さ
れる。この、表示部204に報知される故障報知画面に
ついては、後に具体例を挙げて説明を行なう。
【0066】さらに、入力部203より当該故障の情報
を修理サービスセンタ5に報知する旨の指示を受付ける
と(S105でYES)、上述の故障情報と、当該故障
が発生している熱源機1またはガス機器11〜13(以
下、当該故障が発生した器具、あるいは当該器具とい
う)の機種番号と、使用履歴等の情報とを通信I/F2
05より修理サービスセンタ5に対して送信する(S1
07)。このとき、これらの情報と共に、ユーザIDが
送信されてもよい。
【0067】以上で、故障対応処理のプログラムが終了
し、引続きステップS101における故障の発生の監視
を続行する。
【0068】次に、修理サービスセンタ5における故障
対応処理について説明を行なう。図8は、修理サービス
センタ5における故障対応処理について示すフローチャ
ートである。図8のフローチャートに示される処理は、
修理サービスセンタ5の制御部501が記憶部502に
記憶されているプログラムを実行することによって実現
される。
【0069】図8を参照して、修理サービスセンタ5の
制御部501は、通信I/F511による集中管理装置
2からの故障情報の受信の有無を常時監視している(S
201)。
【0070】ステップS201において、通信I/F5
11が集中管理装置2から故障情報を受信すると(S2
01でYES)、まず発生日時処理を実行する(S20
2)。ステップS202で実行される発生日時処理は、
当該故障が発生した日時の情報と当該故障が発生した器
具のユーザ情報とを対応付けて記憶させる処理であっ
て、その詳細については後にサブルーチンを挙げて説明
を行なう。
【0071】続いて、修理作業予定日決定処理を実行す
る(S203)。ステップS203で実行される修理作
業予定日決定処理は、修理係員が当該故障が発生した器
具の修理作業を行なう日程を決定する処理であって、そ
の詳細については後にサブルーチンを挙げて説明を行な
う。
【0072】続いて、作業見積り作成部506におい
て、作業見積り作成処理を実行させる(S205)。ス
テップS205で実行される作業見積り作成処理は、事
前に修理作業に要する費用の見積りをユーザに提示する
ための処理であって、その詳細については後にサブルー
チンを挙げて説明を行なう。
【0073】引続いて、買替見積り作成部507におい
て、買替見積り作成処理を実行させる(S207)。ス
テップS207で実行される買替見積り作成処理は、修
理に替えて、買替案をユーザに提示するための処理であ
って、その詳細については後にサブルーチンを挙げて説
明を行なう。
【0074】ステップS203で決定した予定日に修理
作業が完了し(あるいはステップS207で提案された
買替えを行なって)、通信I/F511が集中管理装置
2よりその旨の情報を受信すると(S209でYE
S)、代金徴収部508において代金徴収処理を実行さ
せる(S211)。ステップS211で実行される代金
徴収処理は、修理の代金をユーザより徴収するための処
理であって、その詳細については後にサブルーチンを挙
げて説明を行なう。
【0075】以上で、故障対応処理のプログラムが終了
し、引続きステップS201における故障情報の受信の
監視を続行する。なお、上述の故障対応処理において、
ステップS203,S205,S207に示される処理
については、その順番を限定するものではない。
【0076】さらに、上述の図8のフローチャート中ス
テップS203,S205,S207,S211にサブ
ルーチンで示される処理について、以下にフローチャー
トを挙げ、詳細な説明を行なう。
【0077】まず、図8のステップS203で実行され
る修理作業予定日決定処理について説明を行なう。図9
は、修理作業予定日決定処理について示すフローチャー
トである。
【0078】図9を参照して、図8のステップS201
で通信I/F511が集中管理装置2から故障情報を受
信すると、日程提示部505は、時計およびカレンダ部
152に記憶されているカレンダ情報より適当なカレン
ダ情報を読出し、通信I/F511より集中管理装置2
に対して送信する(S301)。ステップS301で送
信されたカレンダ情報は、通信I/F205を介して集
中管理装置2で受信され、表示部204に修理作業日程
入力画面として報知される。この、表示部204で報知
される修理作業日程入力画面については、後に具体例を
挙げて説明を行なう。
【0079】そして、通信I/F511は、ステップS
301で送信したカレンダ情報に基づいたユーザの希望
修理作業日程の入力を、集中管理装置2から受信する
(S303)。ステップS303で受信したユーザの希
望修理作業日程の情報は、表示部503等に出力される
ことで通知される。
【0080】入力部504は、ステップS303で受信
したユーザの希望修理作業日程の情報に基づいて決定さ
れた修理作業の日程の入力を受付け(S305)、通信
I/F511より集中管理装置2に対して送信する(S
307)。
【0081】以上で本プログラムが終了し、図8に示さ
れるメインルーチンへ処理を戻す。次に、図8のステッ
プS205で実行される作業見積り作成処理について説
明を行なう。図10は、作業見積り作成処理について示
すフローチャートである。
【0082】図10を参照して、まず制御部501は、
図8のステップS201において通信I/F511が集
中管理装置2より受信した故障情報に含まれる故障コー
ドに基づいて、データベースI/F509を介してデー
タベース6の故障コードデータベース61より故障原因
を検索する(S401)。例えば、図8のステップS2
01において「111:不着火」の故障情報を受信した
場合、当該故障情報に含まれる故障コード「111」に
基づいて、データベース6の故障コードデータベース6
1より故障原因を検索する。
【0083】一般的に故障原因としては、制御系統のエ
ラーや部品故障等、様々な原因が考えられ、故障コード
データベース61では1つの故障コードに対して複数の
故障原因が記憶されている場合が多くある。そのような
場合、ステップS401では、記憶されている全ての故
障原因を抽出する。
【0084】さらに、データベースI/F509を介し
て、故障コードデータベース61よりステップS401
で抽出された故障原因に対して交換すべき部品を抽出す
る。また、図8のステップS201において通信I/F
511が集中管理装置2より故障情報と共に受信した当
該故障が発生した器具の機種番号に基づいて、データベ
ース6の機種データベース63より、交換すべき部品で
あって当該器具に含まれる部品を抽出する。さらに、デ
ータベース6の部品在庫データベース62より前記部品
の在庫状況および価格を検索する(S403)。
【0085】そして、ステップS403で抽出された情
報に基づいて、作業見積り作成部506において、当該
部品を取替えて修理を行なう場合の費用を算出させる
(S405)。
【0086】なお、上述のステップS403およびS4
05の処理は、ステップS401において複数の故障原
因が抽出された場合は、全ての故障原因に対して実行す
る。
【0087】さらに、作業見積り作成部506におい
て、ステップS405で算出された全ての故障原因に対
する費用の内の最高および最低額を抽出し、通信I/F
511より、集中管理装置2に対して、上限および下限
費用情報として送信する(S407)。ステップS40
7で集中管理装置2に対して送信される上限および下限
費用情報は、通信I/F205を介して集中管理装置2
で受信され、表示部204に故障修理概略費用報知画面
として報知される。表示部204で報知される故障修理
概略費用報知画面については、後に具体例を挙げて説明
を行なう。また、ステップS407で集中管理装置2に
送信される上限および下限費用情報は、同時に携帯端末
I/F510より携帯端末7にも送信される。
【0088】なお、ステップS405においては、作業
内容に応じた費用を記憶したデータベース(図示せず)
より作業費用(工賃)を読出すことで、工賃を考慮した
費用の算出を行なうこともできる。
【0089】以上で本プログラムが終了し、図8に示さ
れるメインルーチンへ処理を戻す。次に、図8のステッ
プS207で実行される買替見積り作成処理について説
明を行なう。図11は、買替見積り作成処理について示
すフローチャートである。
【0090】図11を参照して、まず制御部501は、
図8のステップS201において通信I/F511が集
中管理装置2より故障情報と共に受信した当該故障が発
生した器具の使用履歴が、所定年数に達しているか否か
を判断する(S501)。
【0091】該買替見積り作成処理を実行して買替案を
ユーザに提案するに当たって、当該故障が発生した器具
の使用年数は重要なファクタである。すなわち、購入ま
もない機器である場合は、ユーザが買替えを検討する可
能性は非常に低く、逆に長く使用している器具である場
合は、ユーザが買替えを検討する可能性が高いからであ
る。そのため、該買替見積り作成処理を実行するに当た
って、ステップS501において、まず、当該故障が発
生した器具の使用年数を考慮する。
【0092】ステップS501において、当該故障が発
生した器具がユーザが買替えを検討する可能性の高い所
定の使用年数であると判断された場合(S501でYE
S)、買替見積り作成部507において、図8のステッ
プS201において受信した当該器具の機種番号に基づ
いて、データベースI/F509を介し、データベース
6の機種データベース63より、当該器具の機能および
仕様を読出す。さらに、機種データベース63より、前
記仕様に近い仕様であって前記機能よりも高機能である
代替器具を選定する(S503)。
【0093】買替見積り作成部507においては、機種
データベース63より読出された器具の機能および仕様
に基づいて、当該故障が発生した器具とステップS50
3で選定された代替器具との、所定の期間におけるラン
ニングコストを算出し(S505)、買替え費用も含め
たコストを算出して比較する(S507)。
【0094】上述のステップS503〜S507の処理
を繰返し、代替器具のコストの方が安価である代替器具
を選定し(S509でYES)、代替器具を決定する
(S511)。
【0095】なお、ステップS505においては、当該
故障が発生した器具の使用履歴に基づいてランニングコ
ストを算出してもよい。具体的には、当該器具を用いて
いる家庭における当該器具の使用の特徴を解析し、解析
された使用の特徴に応じたランニングコストを算出して
もよい。
【0096】そして、買替提案情報として、ステップS
511で決定した代替器具およびそのコスト情報を通信
I/F511より集中管理装置2に対して送信する(S
513)。ステップS513で集中管理装置2に対して
送信される買替提案情報は、通信I/F205を介して
集中管理装置2で受信され、表示部204に買替提案報
知画面として報知される。この、表示部204で報知さ
れる買替提案報知画面については、後に具体例を挙げて
説明を行なう。なお、ステップS513で集中管理装置
2に送信される買替提案情報は、同時に携帯端末I/F
510より携帯端末7にも送信される。また、買替提案
情報は、代替案情報として代替案データベース64に記
憶される。
【0097】以上で本プログラムが終了し、図8に示さ
れるメインルーチンへ処理を戻す。さらに、図8のステ
ップS211で実行される代金徴収処理について説明を
行なう。図12は、代金徴収処理について示すフローチ
ャートである。
【0098】図12を参照して、始めに、修理サービス
センタ5は、当該故障の修理作業の内容についての入力
を受付ける(S601)。ステップS601で受付ける
作業内容の入力は、修理サービスセンタ5の入力部50
4より受付けるものであってもよいし、集中管理装置2
の入力部203より通信I/F511を介して受付ける
ものであってもよいし、携帯端末7の入力部703より
携帯端末I/F510を介して受付けるものであっても
よい。
【0099】ステップS601で受付けた当該故障の修
理作業の内容に基づいて、代金徴収部508において、
請求する代金の算出を実行させる(S603)。ステッ
プS603において、代金徴収部508は、データベー
スI/F509を介してデータベース6の部品在庫デー
タベース62より部品費用を読出し、また、作業内容に
応じた費用を記憶したデータベース(図示せず)より作
業費用(工賃)を読出し、それらの情報に基づいて代金
の算出を行なう。なお、実際の工賃は、直接労務費とし
ての標準工賃に加えて、出張費等の間接労務費も発生す
る場合がある。この場合、間接労務費を、管理費とし
て、予め、部品価格あるいは標準工賃の所定割合に定め
て算出する方法等が考えられる。
【0100】ステップS603で算出された代金情報
は、通信I/F511より送信される(S605)。
【0101】ステップS605においては、通信I/F
511よりインターネット4を介して集中管理装置2に
送信されてもよい。この場合、送信された代金情報は、
通信I/F205を介して集中管理装置2で受信され、
表示部204で報知される。この報知を確認することで
ユーザは店頭での支払いや金融機関での支払い等、然る
べき方法を用いて代金の支払を行なうことができる。
【0102】またステップS605においては、携帯端
末I/F510より携帯端末7に送信されてもよい。こ
の場合、送信された代金情報は、通信I/F705を介
して携帯端末7で受信され、表示部704で報知され
る。当該携帯端末7を携帯して修理を行なっている修理
係員は、この報知を確認してユーザに代金の請求を行な
うことができる。
【0103】さらにステップS605における代金情報
の出力および徴収方法については、上述の方法に限定さ
れず、その他の方法で行なわれてもよい。
【0104】以上で本プログラムが終了し、図8に示さ
れるメインルーチンへ処理を戻す。上述の処理が実行さ
れることで、本実施の形態における故障情報システムで
は、迅速な故障への対応および適切な買替案の提案を行
なうことができる。
【0105】さらに、以下に、集中管理装置2の表示部
204で報知される画面の具体例を挙げ、上述の処理に
おける報知や操作を具体的に説明する。なお、以下の具
体例においては、熱源機1に不着火の故障が発生したも
のとして説明を行なう。
【0106】図13は、故障報知画面の具体例を示す図
である。図13に具体例が示される故障報知画面は、図
7のステップS103において、集中管理装置2の表示
部204で報知される画面である。
【0107】図13を参照して、集中管理装置2は、図
7のステップS101において、熱源機1から不着火に
よる故障が発生した旨の故障情報を受信すると、図7の
ステップS103において、当該故障が発生した器具と
して「熱源機1」、および故障情報として故障コードと
故障内容とを示す「111:不着火」の情報を故障報知
画面で報知する。
【0108】図13に示される故障報知画面において、
図7のステップS105に示される、ユーザに故障の発
生を修理サービスセンタ5に報知する指示の入力を促
す。ユーザは、入力部203を構成するボタンやスクロ
ールボタン等で、修理サービスセンタ5への報知の指示
を入力することができる。また、表示部204がタッチ
パネル式の入力部203でもある場合には、表示部20
4に触れることでその旨の入力を行なうことができる。
【0109】次に図14は、修理作業日程入力画面の具
体例を示す図である。図14に具体例が示される修理作
業日程入力画面は、図9のステップS301において、
修理サービスセンタ5から送信されたカレンダ情報を受
信した集中管理装置2の表示部204で報知される画面
である。
【0110】図14を参照して、集中管理装置2は、図
9のステップS301において修理サービスセンタ5か
ら送信された修理作業に該当する適当なカレンダ情報を
受信し、表示部204に日および時間帯の情報を選択肢
として報知する。
【0111】なお、図9のステップS301において修
理サービスセンタ5から送信されるカレンダ情報には、
予め修理作業が不可能な日が選択できない日程情報とし
て含まれていてもよい。図14に示される修理作業日程
入力画面においては、所定曜日(日曜日および水曜日)
が修理作業が不可能な日として選択できないように暗転
して示される。さらに、データベース6が修理係員のス
ケジュール情報も管理する場合、図9のステップS30
1において、修理係員のスケジュール情報を反映させた
カレンダ情報を送信してもよい。すなわち、当該修理作
業を行なう修理係員の作業可能な日のみを選択肢として
図14に示される修理作業日程入力画面において示され
てもよい。
【0112】図14に示される修理作業日程入力画面に
おいて、ユーザは希望する修理日および時間帯の情報を
入力することができる。入力方法は、上述の故障報知画
面における入力方法と同様である。
【0113】なお、図14においては、第1〜第3の希
望修理作業日程の入力を行なうことのできる修理作業日
程入力画面が示されるが、希望修理作業日程の入力は上
記に限定されず、第1の希望修理作業日程のみ入力を行
なってもよい。
【0114】図14に示される修理作業日程入力画面よ
り入力されたユーザの希望修理作業日程に基づいて、図
9のステップS305では修理作業日程が決定され、ス
テップS307において修理サービスセンタ5より送信
される。受信した決定修理作業日程は、修理作業日程決
定画面(図示せず)としてした集中管理装置2の表示部
204で報知される。
【0115】次に図15は、故障修理概略費用報知画面
の具体例を示す図である。図15に具体例が示される故
障修理概略費用報知画面は、図10のステップS407
において、修理サービスセンタ5から送信された上限お
よび下限費用情報を受信した集中管理装置2の表示部2
04で報知される画面である。
【0116】図10のステップS401において、熱源
機1の不着火による故障の原因として複数の原因が挙げ
られ、ステップS405で算出された修理費用を比較し
たときに、熱源機1の本体制御ボックス(制御部10
1)の交換を行なう作業が最高額であり、点火プラグ
(図示せず)の交換を行なう作業が最低額であると判断
されたものとする。このとき、図15を参照して、故障
修理概略費用報知画面において、上述の費用が修理費用
上限および修理費用下限として報知される。
【0117】ユーザは図15に示される故障修理概略費
用報知画面を確認することで、当該故障の修理に要する
おおまかな費用を予め認識することができる。
【0118】次に、図16は、買替提案報知画面の具体
例を示す図である。図16に具体例が示される買替提案
報知画面は、図11のステップS513において、修理
サービスセンタ5から送信された買替提案情報を受信し
た集中管理装置2の表示部204で報知される画面であ
る。また、図16に示される買替提案報知画面は、図1
5に示される故障修理概略費用報知画面に報知される
「お買い得情報」を選択することでも表示部204で報
知させることもできる。
【0119】図16を参照して、買替提案報知画面にお
いて、今回熱源機1を修理し、さらに5年間使用した場
合の、上限の修理費用および5年間のランニングコスト
と、修理を行なわず新たな熱源機を購入し、さらに5年
間使用した場合の、購入費用および5年間のランニング
コストとを比較して報知し、ユーザに対してコストの安
い買替案を提案するものである。
【0120】ユーザは図16に示される買替提案報知画
面を確認することで、より安価である情報を得ることが
でき、その情報に基づいて、当該故障の修理を行なうか
否か、あるいは新機種の購入を行なうか否かの検討を行
なうことができる。
【0121】さらに、以下に、図8のステップS202
で実行される発生日時処理について説明を行なう。図1
7は、発生日時処理について示すフローチャートであ
る。
【0122】図17を参照して、修理サービスセンタ5
では、図8のステップS201で故障情報を受信する
と、受信した時点の日時を、時計およびカレンダ部51
2より取得する(S701)。
【0123】さらに、受信した故障情報より、ユーザI
Dを取得する(S703)。ステップS703では、受
信した故障情報にユーザIDが含まれている場合は、故
障情報よりユーザIDを抽出する。受信した故障情報に
ユーザIDが含まれていない場合には、故障情報に含ま
れている、当該故障が発生した器具の機種番号に基づい
て、ユーザ情報データベース65より当該器具のユーザ
のユーザIDを取得する。
【0124】続いて、受信した故障情報より、故障の内
容を示す情報(故障コード)を取得する(S705)。
【0125】そして、取得したユーザIDと、故障の内
容を示す情報と、その故障情報を受信した日時の情報と
を対応付けて、故障情報データベース66に記憶する
(S707)。
【0126】以上で本プログラムが終了し、図8に示さ
れるメインルーチンへ処理を戻す。このように、上述の
発生日時処理が実行されることで、データベース6に含
まれる故障情報データベース66に、ユーザごとの故障
の履歴が蓄積される。
【0127】本実施の形態の故障情報システムでは、こ
のような故障の履歴を、以下のように活用することが考
えられる。
【0128】すなわち、まず、修理サービスセンタ5に
おいては、所定の期間あるいは、所定の件数、故障情報
を受付けると、表示部503に故障発生の表示を行なう
ことができる。
【0129】図18は、故障発生を報知する表示画面の
第1の具体例を示す図である。図18に示される表示画
面は、修理サービスセンタ5の表示部503に表示され
る。また、携帯端末I/F510を介して送信されるこ
とで、携帯端末7の表示部704に表示されてもよい。
【0130】まず、故障発生の報知の第1の具体例とし
て、所定地区や所定建物(マンション等)の、特定の方
向ごとに、特定の故障の発生の件数の時間の変化を表示
することができる。
【0131】図18を参照して、図18(a)は、西向
きの世帯で発生した「不着火」の発生件数の時間変化を
表示する。図18(b)は、南向きの世帯で発生した件
数の時間変化を表示する。
【0132】図18に示される表示は、ある1日の発生
件数の表示であってもよいし、1週間あるいは1ヶ月等
の所定の期間における発生件数であってもよい。
【0133】図18に示される画面表示を行なうため
に、修理サービスセンタ5の制御部は、データベース6
に含まれる故障情報データベース66より、所定の期間
の所定の故障(不着火)を抽出する。さらに、対応付け
て記憶されているユーザIDに基づいて、ユーザ情報デ
ータベース65に記憶されている該当するユーザの住所
の情報を取得し、所定の地区や建物の、特定の方向ごと
に該当する故障の発生件数を抽出する。なお、抽出の順
序は、上述の順序に限定されない。
【0134】次に、図19は、故障発生を報知する表示
画面の第2の具体例を示す図である。故障発生の報知の
第2の具体例として、所定範囲において、特定の故障の
発生の件数を表示することができる。また、発生の件数
を時間ごとに表示することもできる。
【0135】図19を参照して、図19(a)は、所定
範囲において、午前6時から正午までに発生した「通信
不良」の件数を表示する。図19(b)は、正午から午
後6時までに発生した件数を表示する図19に示される
表示は、ある1日の発生件数の表示であってもよいし、
1週間あるいは1ヶ月等の所定の期間における発生件数
であってもよい。
【0136】図19に示される画面表示を行なうため
に、上述の場合と同様に、修理サービスセンタ5の制御
部は、データベース6に含まれる故障情報データベース
66より、所定の故障(通信不良)を抽出する。さら
に、対応付けて記憶されているユーザIDに基づいて、
ユーザ情報データベース65に記憶されている該当する
ユーザの住所の情報を取得し、所定の範囲での故障の発
生した場所を特定する。なお、処理の順序は、上述の順
序に限定されない。
【0137】上述の図18および図19に具体例が示さ
れるような表示を行なうことで、当該故障の発生や故障
の発生の履歴を視覚的に認識することができる。そのた
め、当該故障の発生の原因を調査する際、修理サービス
センタ5に蓄積されている故障の履歴を有効に利用する
ことができる。
【0138】すなわち、上述の図18および図19に示
される表示画面を用いて当該故障の発生の原因を調査す
る場合、以下のように考察することができる。
【0139】図18に表示画面が示される第1の例の場
合、夕刻に西向きの世帯において不着火が多く発生して
おり、その他の時間ではあまり多く発生していない。ま
た、昼間に南向きの世帯においても不着火が多く発生し
ており、その他の時間ではあまり多く発生していない。
この事実と、当該期間の気象情報とを比較し、例えば、
当該期間の風向きが、昼間は南風で、夕刻には西風であ
ることが、不着火の原因ではないかと考察することがで
きる。また、さらに、考察を進めるために、当該故障の
発生した世帯が何階であるかも反映させた表示を行なう
ことも有効である。
【0140】図19に表示画面が示される第2の例の場
合、午前中は学校(地図上右上)付近の世帯において通
信不良がやや発生し、午後は工場(地図上左側)付近の
世帯において通信不良が多く発生している。この事実に
基づいて、当該時間帯に、学校または工場から、ガス器
具の通信の妨げとなる電波が発生しているのではないか
と考察することができる。
【0141】このように、故障の原因を調査し考察する
ことで、当該故障を防ぐために有効な対策を講じること
ができる。また、例えば上述の原因による故障である場
合は、必ずしもガス器具の部品の交換等を必要とせず、
設置方法を変更する、あるいは、故障発生の原因を取除
く等の処置を行なうことで、これらの故障の発生を防ぐ
ことも可能である。このような場合、図14〜図16に
示す修理や修理に要する費用の提示等に替えて、その旨
をユーザに報知することもできる。
【0142】言うまでもなく、データベース6に含まれ
る故障情報データベース66に蓄積されている故障の履
歴と、ユーザ情報データベース65に記憶されているユ
ーザ情報とに基づいて、上述以外の故障の原因の調査を
行なうこともできる。そのため、修理サービスセンタ5
の表示部503に表示される表示画面は、図18および
図19に示される表示画面の具体例に限定されない。ま
た、言うまでもなく、調査を行なう故障の原因は、上述
の「不着火」と「通信不良」とのみには限定されず、そ
の他全ての原因について、適当な表示を行なうこともで
き、最適な調査を行なうものとする。
【0143】本実施の形態における故障情報システム
が、上述の処理を行なうことで、ユーザは、所有する器
具に故障が発生したときに、迅速で最適な対処を行なう
ことができる。
【0144】また、予め修理に要する費用の目安を確認
することができることより、スムーズな代金の支払を行
なうことができる。
【0145】また、修理に要する費用やその後のランニ
ングコストよりも安価になる買替の提案を得ることがで
きるため、ユーザは修理か買替かの、より経済性の高い
選択を行なうことができる。すなわち、ユーザは、より
有利な情報を得ることができる。
【0146】さらに、本実施の形態における故障情報シ
ステムを用いて、発生した故障の原因の調査を行なうこ
とができる。そして、故障の発生を防止するための的確
な対策を講じることに多いに貢献することができる。
【0147】なお、本実施の形態の故障情報システム
は、図1に示される構成に限定されるものではない。具
体的には、集中管理装置2が、熱源機1またはガス器具
11〜13のいずれかの器具に含まれていてもよい。ま
た、熱源機1またはガス器具11〜13が、各々、上述
の集中管理装置2が備える機能を備える場合、故障情報
システムに集中管理装置2が含まれていなくても構わな
い。
【0148】さらに、上述の実施の形態においては、熱
源機1およびガス器具11〜13の故障に対応する故障
情報システムについての説明を行なったが、当該故障情
報システムはガス器具等にのみ適用を限定されるもので
はなく、電気器具や、電気器具とガス器具との組合せ
等、様々なエネルギー器具に対して適用することができ
る。
【0149】なお、上述の故障情報システムにおいて行
なわれる故障対応方法を、プログラムとして提供するこ
ともできる。このようなプログラムは、コンピュータに
付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、RO
M、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取
り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品とし
て提供することもできる。あるいは、コンピュータに内
蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、
プログラムを提供することもできる。また、ネットワー
クを介したダウンロードによって、プログラムを提供す
ることもできる。
【0150】提供されるプログラム製品は、ハードディ
スクなどのプログラム格納部にインストールされて実行
される。
【0151】なお、プログラム製品は、プログラム自体
と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0152】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における故障情報システムの構
成を示す図である。
【図2】 図1に示される熱源機1の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】 図1に示される集中管理装置2の構成を示す
機能ブロック図である。
【図4】 図1に示される修理サービスセンタ5の構成
を示す機能ブロック図である。
【図5】 図1に示されるデータベース6に記憶される
情報の構成を示す概要図である。
【図6】 図1に示される携帯端末7の構成を示す機能
ブロック図である。
【図7】 集中管理装置2における故障対応処理につい
て示すフローチャートである。
【図8】 修理サービスセンタ5における故障対応処理
について示すフローチャートである。
【図9】 修理作業予定日決定処理について示すフロー
チャートである。
【図10】 作業見積り作成処理について示すフローチ
ャートである。
【図11】 買替見積り作成処理について示すフローチ
ャートである。
【図12】 代金徴収処理について示すフローチャート
である。
【図13】 故障報知画面の具体例を示す図である。
【図14】 修理作業日程入力画面の具体例を示す図で
ある。
【図15】 故障修理概略費用報知画面の具体例を示す
図である。
【図16】 買替提案報知画面の具体例を示す図であ
る。
【図17】 発生日時処理について示すフローチャート
である。
【図18】 故障発生を報知する表示画面の第1の具体
例を示す図である。
【図19】 故障発生を報知する表示画面の第2の具体
例を示す図である。
【符号の説明】
1 熱源機、2 集中管理装置、3 データ変換機、4
インターネット、5修理サービスセンタ、6 データ
ベース、7 携帯端末、11,12,13ガス器具、6
1 故障コードデータベース、62 部品在庫データベ
ース、63機種データベース、64 代替案データベー
ス、65 ユーザ情報データベース、66 故障情報デ
ータベース、101 熱源機の制御部、102 熱源機
の記憶部、103 熱源部、104 熱源供給部、10
5 センサ、106 熱源機の通信I/F、107 ガ
ス器具I/F、201 集中管理装置の制御部、202
集中管理装置の記憶部、203 集中管理装置の入力
部、204 集中管理装置の表示部、205 集中管理
装置の通信I/F、501 修理サービスセンタの制御
部、502 修理サービスセンタの記憶部、503 修
理サービスセンタの表示部、504 修理サービスセン
タの入力部、505 日程提示部、506 作業見積り
作成部、507 買替見積り作成部、508 代金徴収
部、509 データベースI/F、510 携帯端末I
/F、511 修理サービスセンタの通信I/F、51
2 時計およびカレンダ部、701 携帯端末の制御
部、702 携帯端末の記憶部、703 携帯端末の入
力部、704 携帯端末の表示部、705 携帯端末の
通信I/F。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百瀬 敏成 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 元池 益男 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 村瀬 裕一 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 竹田 剛 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 上田 奈穂 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信回線で接続されたエネルギー器
    具管理装置と、故障対応装置とからなる故障情報システ
    ムであって、 前記エネルギー器具管理装置は、 エネルギー器具の故障を検知する検知手段と、 前記検知された故障の情報を報知する報知手段と、 前記検知された故障の情報を出力する出力手段とを備
    え、 前記故障対応装置は、 故障の情報と交換するべき部品の情報とを対応付けて記
    憶する記憶手段と、 前記エネルギー器具管理装置より出力された前記故障の
    情報に基づいて前記記憶手段を検索し、前記故障におい
    て交換すべき部品と、前記部品の費用とを抽出する抽出
    手段と、 前記抽出された前記故障において交換すべき部品と、前
    記部品の費用との情報を出力する出力手段とを備え、 前記エネルギー器具管理装置の前記検知手段で前記エネ
    ルギー器具における故障を検知すると、前記故障対応装
    置の出力手段で出力される前記故障において交換すべき
    部品と前記部品の費用との情報に基づいて、前記エネル
    ギー器具管理装置の報知手段は、前記故障の対応に必要
    な費用を報知する、故障情報システム。
  2. 【請求項2】 前記故障対応装置の抽出手段は、前記記
    憶手段より複数の前記故障において交換すべき部品と、
    前記部品の費用とを抽出し、 前記故障対応装置の出力手段は、前記抽出された前記複
    数の故障において交換すべき部品と、前記部品の費用と
    の情報のうち、前記部品の費用が最高である情報と最低
    である情報とを出力し、 前記エネルギー器具管理装置の報知手段は、前記故障の
    対応に必要な最高および最低の費用を報知する、請求項
    1に記載の故障情報システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、さらに、故障の情報と
    交換するべき部品の情報と故障の対応に必要な工賃とを
    対応付けて記憶し、 前記抽出手段は、前記故障の情報に基づいて前記記憶手
    段を検索し、前記故障の対応に必要な工賃を抽出し、 前記出力手段は、前記故障の対応に必要な工賃を出力す
    る、請求項2または3に記載の故障情報システム。
  4. 【請求項4】 電気通信回線で接続されたエネルギー器
    具管理装置と、故障対応装置とからなる故障情報システ
    ムであって、 前記エネルギー器具管理装置は、 エネルギー器具の故障を検知する検知手段と、 前記検知された故障の情報を報知する報知手段と、 ユーザより、前記検知された故障の修理作業を行なう日
    程の希望を受付ける入力手段と、 前記検知された故障の情報と、前記故障の修理作業を行
    なう日程の希望とを、前記電気通信回線を介して出力す
    る出力手段とを備える、故障情報システム。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、前記ユーザより複数の
    前記故障の修理作業を行なう日程の希望を受付け、 前記故障対応装置は、前記複数の故障の修理作業を行な
    う日程の希望の中から、決定された前記故障の修理作業
    を行なう日程を前記電気通信回線を介して出力する出力
    手段を備える、請求項4に記載の故障情報システム。
  6. 【請求項6】 前記故障対応装置は、前記故障の修理作
    業を行なうことが可能な日程を予め提示する提示手段を
    備え、 前記エネルギー器具管理装置の入力手段は、前記提示さ
    れた前記故障の修理作業を行なうことが可能な日程の中
    から前記ユーザの前記故障の修理作業を行なう日程の希
    望を受付ける、請求項4または5に記載の故障情報シス
    テム。
  7. 【請求項7】 電気通信回線で接続されたエネルギー器
    具管理装置と、故障対応装置とからなる故障情報システ
    ムであって、 前記エネルギー器具管理装置は、 エネルギー器具の故障を検知する検知手段と、 前記検知された故障の情報を報知する報知手段と、 前記検知された故障の情報と、前記エネルギー器具の特
    性情報とを出力する出力手段とを備え、 前記故障対応装置は、 故障の情報と交換するべき部品の情報とを対応付けて記
    憶する第1の記憶手段と、 エネルギー器具とエネルギー器具の特性情報とを対応付
    けて記憶する第2の記憶手段と、 前記エネルギー器具管理装置より出力された前記故障の
    情報に基づいて前記第1の記憶手段を検索し、前記故障
    において交換すべき部品と、前記部品の費用とを抽出す
    る第1の抽出手段と、 前記エネルギー器具管理装置より出力された前記エネル
    ギー器具の特性情報に基づいて前記第2の記憶手段を検
    索し、前記エネルギー器具に替わる代替エネルギー器具
    と前記代替エネルギー器具の価格とを抽出する第2の抽
    出手段と、 前記エネルギー器具の情報として、前記第1の抽出手段
    で抽出された前記部品の費用と、前記代替エネルギー器
    具の情報として、前記第2の抽出手段で抽出された前記
    代替エネルギー器具と、前記代替エネルギー器具の価格
    との情報とを出力する出力手段とを備え、 前記エネルギー器具管理装置の前記検知手段で前記エネ
    ルギー器具における故障を検知すると、前記エネルギー
    器具管理装置の報知手段は、前記故障対応装置の出力手
    段で出力される前記エネルギー器具の情報と前記代替エ
    ネルギー器具の情報とを報知する、故障情報システム。
  8. 【請求項8】 前記故障対応装置は、 前記エネルギー器具管理装置より出力された前記エネル
    ギー器具の特性情報に基づいて、前記エネルギー器具の
    所定期間のランニングコストを算出する第1の算出手段
    と、 前記第2の抽出手段で抽出された前記代替エネルギー器
    具の所定期間のランニングコストを算出する第2の算出
    手段とをさらに備え、 前記故障対応装置の前記出力手段は、前記エネルギー器
    具の情報として、前記第1の算出手段で算出された前記
    エネルギー器具の所定期間のランニングコストの情報
    と、前記代替エネルギー器具の情報として、前記代替エ
    ネルギー器具の所定期間のランニングコストの情報とを
    出力し、 前記故障対応装置の前記第2の抽出手段は、当該代替エ
    ネルギー器具の価格と第2の算出手段で算出される当該
    代替エネルギー器具の所定期間のランニングコストとの
    合計が、前記第1の抽出手段で抽出された前記部品の費
    用と第1の算出手段で算出される前記エネルギー器具の
    所定期間のランニングコストとの合計よりも安価な代替
    エネルギー器具を抽出する、請求項7に記載の故障情報
    システム。
  9. 【請求項9】 前記第2の抽出手段は、前記エネルギー
    器具の特性情報に基づいて、前記エネルギー器具が購入
    後所定期間経過していると判断された場合において、前
    記代替エネルギー器具を抽出する、請求項7または8に
    記載の故障情報システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の算出手段は、前記エネルギ
    ー器具の特性情報に含まれる前記エネルギー器具の使用
    履歴に基づいて、前記エネルギー器具の所定期間のラン
    ニングコストを算出する、請求項8または9に記載の故
    障情報システム。
  11. 【請求項11】 電気通信回線で接続されたエネルギー
    器具管理装置と、故障対応装置とからなる故障情報シス
    テムであって、 前記エネルギー器具管理装置は、 エネルギー器具の故障を検知する検知手段と、 前記検知された故障の情報を報知する報知手段と、 前記検知された故障の情報を出力する出力手段とを備
    え、 前記故障対応装置は、 前記故障の情報を受信した日時の情報を取得する第1の
    取得手段と、 前記故障の情報より、前記エネルギー器具のユーザを特
    定する情報を取得する第2の取得手段と、 前記エネルギー器具管理装置より出力された前記故障の
    情報と、前記故障の情報を受信した日時の情報と、前記
    エネルギー器具のユーザを特定する情報とを対応付けて
    記憶する記憶手段とを備える、故障情報システム。
  12. 【請求項12】 前記故障対応装置との通信手段を備え
    る通信端末をさらに備える、請求項1〜11のいずれか
    に記載の故障情報システム。
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