JP2011181853A - 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置 - Google Patents

太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011181853A
JP2011181853A JP2010047193A JP2010047193A JP2011181853A JP 2011181853 A JP2011181853 A JP 2011181853A JP 2010047193 A JP2010047193 A JP 2010047193A JP 2010047193 A JP2010047193 A JP 2010047193A JP 2011181853 A JP2011181853 A JP 2011181853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cell panel
identification information
information
maintenance terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010047193A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshikawa
幸司 吉川
Yamahiko Ito
山彦 伊藤
Shiro Suzuki
史郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010047193A priority Critical patent/JP2011181853A/ja
Publication of JP2011181853A publication Critical patent/JP2011181853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、太陽光発電システムの太陽電池パネルの位置情報を取得する。
【解決手段】メンテナンス端末2は、太陽電池パネル1の識別情報を取得すると共に
該メンテナンス端末2の位置を示す位置情報を太陽電池パネル1の位置情報として取得し、データロガー3を介して集中管理装置4に送信する。各太陽電池パネル1は、識別情報と動作状態を示す状態情報とをデータロガー3を介して集中管理装置4に送信する。
集中管理装置4は、識別情報と位置情報とに対応付けて、状態データを記憶する。集中管理装置4は、状態データから異常な太陽電池パネル1を特定し、その識別情報と位置情報とを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電システムなどにおいて、太陽電池パネルなどの設備機器の位置情報を取得・管理する技術に関する。
地球温暖化の防止、省エネルギーなどの観点から、複数の太陽電池パネルを備え、太陽光により発電する太陽光発電システムが普及しつつある。太陽光発電システムにおいて、例えば、太陽電池パネルが故障した場合、設置されている複数の太陽電池パネルのうちから故障した太陽電池パネルを特定し、修理を行う必要がある。しかし、多数の太陽電池パネルのうちから、故障している太陽電池パネルを特定すること自体容易ではない。
これに関連し、太陽光発電システムの設備機器(接続箱)に位置情報を発信する発信装置を取り付け、この発信装置と通信することで、設備機器の位置を特定する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−298075号公報
特許文献1に開示されている技術を、太陽電池パネルの位置の特定に利用することが考えられる。しかし、この場合、複数の太陽電池パネル1つ1つに発信装置を設置する必要があり、設備が大型化及び複雑化すると共にコストがかかるという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、太陽光発電システムの太陽電池パネルの位置情報を取得することを可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽光発電システムは、
複数の太陽電池パネルと、メンテナンス端末と、データ収集装置と、を備えた太陽光発電システムであって、
前記各太陽電池パネルは、該太陽電池パネルの動作状態を検出する動作状態検出手段と、該太陽電池パネルの識別情報と前記動作状態検出手段により検出された動作状態を示す状態データとを前記データ収集装置に送信する動作状態送信手段と、を備え、
前記メンテナンス端末は、前記太陽電池パネルを識別する識別情報を該太陽電池パネルから取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段が識別情報を取得した位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報と前記位置情報取得手段が取得した位置情報とを前記データ収集装置に送信する位置情報送信手段と、を備え、
前記データ収集装置は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報とを前記メンテナンス端末から受信し、受信した識別情報と位置情報とを対応付けて記憶し、前記識別情報と前記状態データとを各太陽電池パネルから受信し、受信した状態データを、該太陽電池パネルの識別情報と位置情報とに対応付けて記憶する手段を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、メンテナンス端末が太陽電池パネルの識別情報を取得したときの、メンテナンス端末の位置情報を、太陽電池パネルの識別情報と関連付けて記憶する。メンテナンス端末が太陽電池パネルの識別情報を取得したときのメンテナンス端末の位置は、その太陽電池パネルの位置とほぼ等しい。このため、太陽電池パネルに位置情報を発信する装置を設置しなくても、当該識別情報に対応した太陽電池パネルの所在を特定することができる。
実施の形態1に係る太陽光発電システムのブロック図である。 (a)は、図1に示す太陽電池パネルのブロック図、(b)は外観図である。 図1に示すメンテナンス端末のブロック図である。 図1に示すデータロガーのブロック図である。 (a)は、集中管理装置のブロック図であり、(b)は、集中管理装置の記憶部に格納される機器データベースの構成例を示す図である。 図1に示す監視端末のブロック図である。 太陽電池パネルの動作を説明するためのフローチャートである。 メンテナンス端末の位置情報登録処理を説明するためのフローチャートである。 メンテナンス端末の異常リスト要求処理を説明するためのフローチャートである。 メンテナンス端末のナビゲート処理を説明するためのフローチャートである。 データロガーのデータ受信処理を説明するためのフローチャートである。 データロガーのデータ送信処理を説明するためのフローチャートである。 集中管理装置のデータ受信処理を説明するためのフローチャートである。 監視端末の異常リスト生成処理を説明するためのフローチャートである。 (a)は、初期状態における集中管理装置の機器データベースの構成を示す図であり、(b)は、メンテナンス端末が収集する情報の構成を示す図であり、(c)は、機器データベースに位置情報を追加登録した状態を示す図である。 (a)は、各太陽電池パネルの正常・異常を示すテーブルの例を示し、(b)は、異常リストの例を示す。 メンテナンス端末の表示例を示す図であり、(a)は、異常リストを表示する画面の例、(b)は、ナビゲーション画面の例、(c)は、履歴情報を表示する画面の例を示す。 実施の形態2に係る太陽光発電システムのブロック図である。 実施の形態2に係るメンテナンス端末の作業時間収集処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係る作業管理端末が生成する作業管理用のデータの例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態に係る太陽光発電システムについて図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1に係る太陽光発電システム11について説明する。
太陽光発電システム11は、図1に示すように、太陽電池パネル1と、メンテナンス端末2と、データロガー3と、集中管理装置4と、監視端末5と、を備える。メンテナンス端末2、データロガー3、集中管理装置4、及び監視端末5は、インターネットなどの通信ネットワーク6に接続されている。
データロガー3と、集中管理装置4と、監視端末5と、は、通信ネットワーク6により、有線通信又は無線通信により接続されている。メンテナンス端末2は、作業員が携帯するため、通信ネットワーク6上に配置されているアクセスポイント6aに無線通信により接続されている。使用する通信規格などは任意である。
太陽電池パネル1(1、1...1)は、それぞれ、光エネルギーを電力に変換する機器であり、設置エリアにマトリクス状に配置されている。各太陽電池パネル1(1、1...1)は、一定の時間間隔で自己の動作状態を判別し、動作状態を示す状態データを自己の識別情報と共にデータロガー3に送信する。
各太陽電池パネル1(1、1...1)は、図2(a)に示すように、発電部100と、動作状態検出部101と、制御部102と、状態データ送信部103とを備える。
発電部100は、光エネルギーを電力に変換する太陽電池から構成される。発電部100は、発電した電力を外部に出力する。また、その電力の一部が動作状態検出部101と制御部102と状態データ送信部103の駆動電源として使用される。
動作状態検出部101は、発電部100の動作状態(動作しているか否か、動作している場合には、その動作が正常であるか否か)を判別するための状態データを出力する。本実施形態においては、動作状態検出部101は、電力量計から構成される。電力量計は、太陽電池パネル1が発電した所定時間毎の電力量を検出し、検出した電力量を示す状態データを制御部102に出力する。電力量計の検出した電力量が「0」の場合、太陽電池パネル1が動作していないと判別できる。また、電力量が0で無い場合でも、基準レベル以下の場合には、何らかの異常、例えば、短絡が発生していることを判別することができる。
制御部102は、メモリ内蔵型のワンチッププロセッサなどから構成され、内部メモリに記憶したプログラムに従って動作し、主に、識別情報記憶部102aとタイマ102bと通信制御部102cとして機能する。
識別情報記憶部102aは、自太陽電池パネル1に予め割り当てられている固有の識別情報を予め記憶している。
タイマ102bは、現在時刻を計時すると共に一定の時間経過を計測する。
通信制御部102cは、タイマ102bが所定の経過時間を計測する度に、識別情報記憶部102aから読み出した識別情報と動作状態検出部101が出力した状態データとタイマ102bが計測している現在時刻(タイムスタンプ)を対応付けて、動作状態送信部103を介して、データロガー3に送信する。
状態データ送信部103は、LAN(Local Area Network)インタフェースなどから構成され、通信制御部102cの制御に従って、識別情報と状態データとタイムスタンプとを対応付けてデータロガー3に送信する。即ち、動作状態送信部103は、自太陽電池パネル1の識別情報と自太陽電池パネル1が所定時間内に発電した電力量を示す状態データと現在時刻を対応付けてデータロガー3に周期的に送信する。
ここで、動作状態検出部101は、動作状態検出手段として機能し、制御部102と状態データ送信部103は、動作状態送信手段として機能する。
各太陽電池パネル1(1、1...1)の外表面には、図2(b)に示すように、ラベル104が貼付されている。ラベル104は、太陽電池パネル1の受光領域105を避けて配置されている。ラベル104は、その表面にバーコードが印刷されている。このバーコードは、識別情報記憶部102aに記憶されている自太陽電池パネル1の識別情報と同一の識別情報を表している。
図1に示すメンテナンス端末2は、例えば、太陽電池パネル1(1、1...1)を設置するときや、太陽電池パネル1が故障したときに、作業員が携帯して使用する端末である。メンテナンス端末2は、各太陽電池パネル1(1、1...1)の識別情報と自装置の位置を示す位置情報とを取得し、取得した識別情報と位置情報とを対応付けてデータロガー3に送信する。また、メンテナンス端末2は、メンテナンス対象の太陽電池パネル1を特定する情報を監視端末5から受信し、その太陽電池パネル1に至る経路をガイダンスすると共にメンテナンス用の情報を提供する。
メンテナンス端末2は、図3に示すように、識別情報取得部201と、位置情報取得部202と、通信部203と、操作部204と、表示部205と、制御部206とを備える。
識別情報取得部201は、バーコードリーダなどから構成される。識別情報取得部201は、制御部206の制御下に、ユーザの操作に従って、太陽電池パネル1に貼付されたラベル104に印刷されたバーコードを読み取り、これをデコードして識別情報を再生し、制御部206に出力する。
位置情報取得部202は、GPS(Global Positioning System)装置などから構成され、制御部206の制御に従って、メンテナンス端末2の現在位置(緯度、経度、標高)を示す位置情報を取得し、制御部206に出力する。
通信部203は、無線LAN(Local Area Network)インタフェースなどから構成され、制御部206の制御に従って、識別情報取得部201が取得した太陽電池パネル1の識別情報と位置情報取得部202が取得した位置情報と現在時刻とを対応付けて、アクセスポイント6a、通信ネットワーク6を介してデータロガー3に送信する。また、通信部203は、監視端末5からのメンテナンス情報をアクセスポイント6aを介して受信し、受信したメンテナンス情報を制御部206に供給する。
操作部204は、キーボード、タッチパネルなどから構成され、ユーザにより操作され、ユーザの指示を制御部206に伝達する。
表示部205は、制御部206の制御に従って、種々のメニュー、ナビゲーション画像などを表示する。
制御部206は、メモリとプロセッサなどから構成され、メモリに記憶したプログラムに従って動作し、このメンテナンス端末2全体の動作を制御する。例えば、制御部206は、ユーザの操作に応答して、識別情報と位置情報とタイムスタンプ(現在時刻)を、通信部203、アクセスポイント6aを介して、データロガー3に送信する。また、制御部206は、監視端末5から送信されたメンテナンス情報を受信し、メンテナンス情報が示しているメンテナンスを必要とする太陽電池パネル1に至るためのナビゲーション情報を生成し、表示部205に表示する。また、制御部206は、タイマを備え、現在時刻を計時する。
ここで、識別情報取得部201は、識別情報取得手段として機能し、位置情報取得部202は、位置情報取得手段として機能し、通信部203と制御部206とは、位置情報送信手段として機能する。
図1に示すデータロガー3は、データを一時的に記憶する一種のバッファ装置であり、各太陽電池パネル1から送信されたデータと、メンテナンス端末2から送信されたデータとを受信して記憶する。データロガー3は、また、集中管理装置4からの送信要求に応答して、記憶しているデータを集中管理装置4に送信する。
データロガー3は、図4に示すように、通信部301と記憶部302と制御部303とを備える。
通信部301は、LAN(Local Area Network)インタフェースなどから構成され、制御部303の制御に従って、他装置との間で通信を行う。通信部301は、メンテナンス端末2から位置情報などを受信する位置情報受信部としての機能と、各太陽電池パネル1から状態データなどを受信する状態データ受信部として機能を兼ね備える。
記憶部302は、太陽電池パネル1から受信したデータ、メンテナンス端末2から受信したデータなどを記憶する。
制御部303は、メモリとプロセッサなどから構成され、メモリに記憶したプログラムに従って動作し、通信部301を介してデータの送受信を行う。
図1に示す集中管理装置4は、太陽光発電システム11内の各太陽電池パネル1(1、1...1)の位置及び動作状態などを、管理(記憶・更新・出力)するコンピュータ装置である。この管理処理のため、集中管理装置4は、データロガー3が記憶している各太陽電池パネル1の識別情報、位置情報、状態データを収集し、対応付けて内部記憶装置に記憶し、管理動作を実行する。また、集中管理装置4は、記憶しているデータに基づいて、メンテナンスが必要な(例えば、故障している)太陽電池パネル1を特定し、特定した太陽電池パネル1に関する情報を監視端末故障又は情報を監視端末5に送信する。また、集中管理装置4は、監視端末5からの要求に応答して、記憶している情報を監視端末5に送信する。
集中管理装置4は、図5に示すように、通信部401と、記憶部402と、制御部403とを備える。
通信部401は、通信インタフェースなどから構成され、制御部403の制御に従って、通信ネットワーク6を介して、他の装置と通信を行う。
記憶部402は、太陽電池パネル1に関する種々の情報を記憶する機器DB(データベース)402aを記憶する。具体的には、機器DB402aは、図5(b)に示すように、各太陽電池パネル1の、識別情報と、その位置を示す位置情報(緯度・経度)と、履歴データとを対応付けて記憶する。位置情報に付されているタイムスタンプは、その位置情報を取得したときの日時を示す。履歴データは、タイムスタンプが付された状態データを蓄積したものであり、過去の各時間において、動作状態がどのようなものであったかを表す。
制御部403は、メモリとプロセッサなどから構成され、メモリに記憶したプログラムに従って動作し、通信部401を介して、データロガー3に格納されている識別情報と状態データとタイムスタンプの組と、識別情報と位置情報とタイムスタンプの組とをそれぞれ読み出し、識別情報をキーとして整理して、図5(b)に例示するように、記憶部402に格納する。また、制御部403は、監視端末5からの要求に応答して、記憶部402に格納されているデータを読み出し、通信部401を介して送信する。
図1に示す監視端末5は、集中管理装置4から、各太陽電池パネル1(1、1...1)の識別情報、位置情報、履歴情報などを受信し、これらを対応付けて表示する。また、監視端末5は、メンテナンスが必要な太陽電池パネル1に関するデータをメンテナンス端末2に送信する。
監視端末5は、図6に示すように、通信部501と、操作部502と、表示部503と、記憶部504と、印刷部505と、制御部506とを備える。
通信部501は、通信インタフェースなどから構成され、制御部506の制御に従って動作し、他の装置と通信を行う。
操作部502は、キーボード、マウスなどから構成され、ユーザにより操作され、ユーザの指示を制御部506に伝達する。
表示部503は、制御部506の制御に従って、太陽電池パネル1の識別情報と履歴情報とを対応付けて表示する。
記憶部504は、集中管理装置4の機器DB402aから読み出したデータや、異常・故障状態にある太陽電池パネル1のリストである異常リストを記憶する。
印刷部505は、機器DB402aや異常リストを印刷する。
制御部506は、メモリとプロセッサなどから構成され、メモリに記憶したプログラムに従って動作し、監視端末5全体の動作を制御する。例えば、制御部504は、ユーザの操作に応答して、集中管理装置4に格納されている識別情報と状態データとを読み出して、異常・故障状態にある太陽電池パネル1を特定し、異常リストを作成する。また、制御部506は、ユーザ操作に応答して、異常リストを、通信部501を介してメンテナンス端末2に送信する。
次に、太陽光発電システム11の各構成要素の動作を個別に説明する。
まず、各太陽電池パネル1の動作を説明する。
各太陽電池パネル1の発電部100は、入射光の強度に応じた電力を発生する。発生した電力の一部は、動作電力として、動作状態検出部101、制御部102及び状態データ送信部103にも供給される。
制御部102は、太陽電池パネル1から供給される電力により動作し、図7に示す処理を順次繰り返して実行する。
まず、制御部102は、タイマ102bのカウント値(t)を0にリセットして、計時を再開させる(ステップS1)。次に、制御部102は、タイマ102bの計測時間tが所定の期間t1以上となったか否かを判断する(ステップS2)。この期間tlは、太陽電池パネル1がデータロガー3にステータス情報を送信する周期に相当する。
制御部102は、計測時間tが所定の期間t1未満であると判別すると(ステップS2;No)、ステップS2を繰り返す。一方、制御部102は、計測時間tが所定の期間t1以上である、即ち、期間tlが経過したと判別すると(ステップS2;Yes)、動作状態検出部101から状態データを読み込む(ステップS3)。この状態データは、直近の期間t1にいて、発電部100が発電した電力量を示す。次に、制御部102は、動作状態検出部101の計測値を0にリセットする(ステップS4)。
次に、制御部102は、識別情報記憶部102aから自太陽電池パネル1の識別情報を読み出す(ステップS5)。次に、制御部102は、識別情報と、状態データと現在時刻を示すタイムスタンプとを対応付けてデータロガー3に送信する(ステップS6)。
その後、制御は、ステップS1にリターンし、制御部102は同様の処理を繰り返す。この結果、各太陽電池パネル1は、t1周期で、発電量を示す状態データをデータロガー3に送信する。
次に、メンテナンス端末2の動作を説明する。
メンテナンス端末2は、作業者に携帯され、作業の操作に従って、種々の動作を行う。
(太陽電池パネル1の位置情報を取得・送信する動作)
この動作は、太陽電池パネル1を設置する際などに行われる。
操作者は、メンテナンス端末2を所持し、各太陽電池パネル1に貼付されたラベル104に印刷された二次元バーコードの読み取りを、操作部204を操作して指示する。
制御部206は、この操作指示に応答し、図8に示す処理を開始する。
まず、制御部206は、識別情報取得部201を制御し、バーコードの読み取り及びデコードを実行させ、太陽電池パネル1の識別情報を取得する(ステップS11)。
次に、制御部206は、位置情報取得部202を制御して、メンテナンス端末2の位置(緯度x,経度y)を示す位置情報を取得する(ステップS12)。この位置は、識別情報を取得した太陽電池パネル1の位置にほぼ一致する。
制御部206は、ステップS11で取得した識別情報と、ステップS12で取得した位置情報(x,y)とタイムスタンプとを対応付けて、送信部203とアクセスポイント6aを介して、データロガー3に送信する(ステップS13)。
こうして、各太陽電池パネル1の識別情報をメンテナンス端末2で順次読み取ることにより、各太陽電池パネル1の位置情報が得られる。
(メンテナンス端末2によるメンテナンス情報取得動作)
作業者が、操作部204を操作して、所定のナビゲーションを指示すると、制御部206は、図9に示す処理を開始し、まず、通信部203を介して、監視端末5に、異常リストを要求する(ステップS21)。異常リストは、「異常」、「故障」などと判別されている太陽電池パネル1の識別情報と位置情報と履歴情報とを含む。
次に、制御部206は、監視端末5より、異常リストを受信するまで待機する(ステップS22)。
制御部206は、異常リストを受信すると(ステップS22;Yes)、受信した異常リストを記憶部303に格納する(ステップS23)。
(メンテナンス端末2によるナビゲーション動作)
メンテナンス端末2は、作業者が、メンテナンス対象の太陽電池パネルを特定する際に、使用される。作業者が、操作部204を操作してメンテナンス処理の開始を指示すると、制御部205は、図10に示す処理を開始し、記憶部303に記憶されている異常リストに基づいて、異常・故障状態にある太陽電池パネル1の一覧を、表示部205に表示する(ステップS31)。
作業者が操作部204を操作し、この一覧から1つの太陽電池パネル1を選択すると、制御部206は、これを検出する(ステップS32)。
次に、制御部206は、指定された太陽電池パネル1の位置情報を読み出す(ステップS33)。
次に、制御部206は、位置情報取得部202を制御して、現在位置を示す位置情報を取得する(ステップS34)。
次に、制御部206は、ステップS33とS34で読み出した位置情報に基づいて、メンテナンス対象の太陽電池パネル1の位置と現在の位置とが一致しているか否かを判別する(ステップS35)。
一致していない場合には、現在位置からメンテナンス対象の太陽電池パネル1に至るルートを案内するナビゲート情報を生成し、表示部205に表示する(ステップS36)。
制御部206は、その後、ステップS34に制御を進め、同様の処理を繰り返す。
作業者が、表示されたナビゲート情報に従ってメンテナンス対象の太陽電池パネル1に向かって移動すると、ステップS35で、メンテナンス対象の太陽電池パネル1の位置=現在位置と判別される(ステップS35;Yes)。すると、制御部206は、識別情報の読み取りを、メッセージ・音声などで案内(ステップS37)。
制御部206は、識別情報の読み取りを待機する(ステップS38)。
作業者が、識別情報取得部201を用いて、太陽電池パネル1に貼付されているラベル104に印刷されている二次元バーコードを読み取ると、ステップS38でYesと判別され、読み取った二次元バーコードをデコードして得られた識別情報が、ステップS32で特定された太陽電池パネル1の識別情報に一致するか否かを判別する(ステップS39)。
一致していないと判別された場合(ステップS39;No)、制御はステップS34にリターンして、同様の処理を繰り返す。一方、一致していると判別した場合(ステップS39;Yes)、制御部206は、その識別情報に対応付けられている履歴情報を記憶部205から読み出し、表示する(ステップS40)。作業者は、表示されている履歴情報を参考に、太陽電池パネル1の修理などを行う。
こうして、作業者は、メンテナンス対象の太陽電池パネル1を容易に特定して、履歴情報を参考にして、修理を行うことができる。
次に、データロガー3の動作を説明する。
(データ受信動作)
データロガー3の制御部303は、太陽電池パネル1或いはメンテナンス端末2よりデータ受信要求を通信部301を介して受け付けると、図11の処理を開始し、まず、受信要求のあったデータを受信する(ステップS51)。制御部303は、送信元が太陽電池パネル1の場合には、受信したデータから、識別情報と状態データとタイムスタンプを抽出し、送信元がメンテナンス端末の場合には、識別情報と位置情報とタイムスタンプを抽出する(ステップS52)。制御部303は、抽出したデータを記憶部302に格納する(ステップS53)。
(データ送信動作)
データロガー3の制御部303は、集中管理装置4よりデータ送信要求を通信部301を介して受け付けると、図12の処理を開始し、記憶部302に記憶しているデータ、即ち、太陽電池パネル1から受信した識別情報と状態データとタイムスタンプ、メンテナンス端末2から受信した識別情報と位置情報とタイムスタンプを通信部301を介して集中管理装置4に送信する(ステップS61)。
次に、集中管理装置4の動作について説明する。
(データロガー3からデータを受信する処理)
集中管理装置4の制御部403は、内部タイマからのタイマ割込などにより、周期的に、図13に示すデータ受信処理を実行し、まず、データロガー3に記憶データの送信を要求し(ステップS71)、受信まで待機する(ステップS72)。
続いて、制御部403は、データロガー3からデータを受信する(ステップS73)。
次に、制御部403は、受信データの1つを特定し(ステップS74)、太陽電池パネル1から送信された識別情報と状態データとタイムスタンプの組であるか、制御部403は、メンテナンス端末2から送信された識別情報と位置情報とタイムスタンプの組であるかを判別する(ステップS75)。
受信データが、メンテナンス端末2から送信された識別情報と位置情報とタイムスタンプの組である場合(ステップS75;位置情報)、制御部403は、その識別情報で特定される太陽電池パネル1に関し、機器DB402aに位置情報が既に登録されているか否かを判別する(ステップS76)。登録されていない場合(ステップS76;No)、制御部403は、受信した位置情報とタイムスタンプを、該識別情報に対応付けて管理リストに登録する(ステップS77)。一方、登録されていると判別した場合(ステップS76;Yes)、制御部403は、受信したタイムスタンプと機器DB402aに登録されている対応する位置情報のタイムスタンプのいずれが新しいかを判別する(ステップS78)。今回受信したタイムスタンプの方が新しい場合には、受信した位置情報とタイムスタンプを、管理リストの識別情報に対応付けて上書き記録する(ステップS77)。
一方、ステップS75で、特定したデータが、太陽電池パネル1から送信された識別情報と状態データとタイムスタンプの組であると判別した場合(ステップS75;状態データ)、制御部403は、受信したタイムスタンプと状態データとを、管理リストの対応する識別情報の履歴情報に追加して記録する(ステップS79)。
次に、制御部403は、今回受信した全てのデータについて記録処理が終了したか否かを判別し(ステップS80)、未処理のデータが残っている場合には(ステップS80;No)、ステップS74にリターンし、次のデータについて同様の処理を実行する。今回受信した全てのデータについて記録処理が終了すると(ステップS80;Yes)、今回の処理を終了する。
こうして、当初は、識別情報だけが登録されていた機器DB402aに、メンテナンス端末2で読み取られた各太陽電池パネル1の位置情報が追加され、さらに、状態データが定期的に追加され、履歴情報が構築されていく。
次に、監視端末5の動作について説明する。
監視端末5の制御部506は、操作部502からの操作者の指示に従って、集中管理装置4の記憶部402に格納されている機器DB402aを読み出し、記憶部504に格納する(ステップS81)。
制御部506は、読み出した機器DB402aに格納されている履歴情報から、異常(故障)状態の太陽電池パネル1を特定する(ステップS82)。例えば、制御部504は、出力が基準レベルに低下となっている太陽電池パネル1を異常と判別することができる。
制御部506は、異常と判別した太陽電池パネル1の識別情報と位置情報と履歴情報とを、異常リストに登録し、記憶部504に格納し(ステップS83)、今回の処理を終了する。
制御部506は、操作部506からの指示などに応じて、生成した異常リストを表示部503に表示し、或いは、印刷部505により印刷する。
次に、上記構成を有する太陽光発電システム11全体の動作を説明する。
(太陽電池パネル設置時)
まず、太陽電池パネル1の設置時の処理について説明する。
作業者は、設定対象の各電池パネル1に識別情報を割り振り、識別情報記憶部102aに格納する。また、識別情報をエンコードして、ラベル104に二次元バーコードを印刷し、太陽電池パネル1に貼付する。
さらに、集中管理装置4の記憶部402内の機器DB402aに各識別情報を登録する。例えば、1000枚の太陽電池パネル1を設置する場合には、例えば、識別情報000〜999を設定し、図15(a)に示すように、機器DB402aに設定する。
作業者は、対象電池パネル1を設置する。
対象電池パネル1の設置後(太陽電池パネル1の設置作業と並行してもよい)、作業者は、メンテナンス端末2を所持し、図8に示す位置情報登録処理を実行し、各太陽電池パネル1に貼付されたラベル104に印刷された二次元バーコードを読み取る。これにより、メンテナンス端末2は、図15(b)に示すように、識別情報と位置情報とタイムスタンプとを対応付けて記憶し、これをデータロガー3に送信する。
データロガー3は、図11に示すデータ受信処理により、メンテナンス端末2からのデータを受信し、さらに、図12に示すデータ送信処理により、集中管理装置4に送信する。
集中管理装置4は、図13に示すデータを受信処理により、データロガー3からデータを受信し、図15(c)に示すように、受信した位置情報を識別情報に対応付けて機器DB402aの位置情報の欄に登録する。
(太陽電池パネル1の運用開始後)
各太陽電池パネル1は、図7に示す状態データ送信処理により、周期的に、発電量を示す状態データをデータロガー3に送信する。データロガー3は、図11に示すデータ受信処理により、メンテナンス端末2からのデータを受信し、さらに、図12に示すデータ送信処理により、集中管理装置4に送信する。集中管理装置4は、図13に示すデータを受信処理により、データロガー3からデータを受信し、受信した状態データを識別情報に対応付けて機器DB402aの履歴情報の欄に追加登録する。こうして、図5(b)に示す機器DB402aが生成され且つ更新される。
監視端末5は、図14に示す異常リスト生成処理を実行することにより、機器DB402aを参照し、履歴情報に基づいて、図16(a)に示すように、各太陽電池パネル1の正常・異常を判別し、異常・故障状態にある太陽電池パネル1の識別情報と位置情報と履歴情報をリスト化して図16(b)に示すような異常リストを生成する。メンテナンス端末2は、図9に示す異常リスト要求処理により、監視端末5から異常リストを入手する。作業者は、図10に示すナビゲート処理を実行することにより、図17(a)に示すような異常リストを表示し、任意の太陽電池パネル1を選択する。さらに、選択した太陽電池パネル1に至るナビゲーションを図17(b)に示すように表示する。作業者は、ナビゲーションに従って、容易に、修理対象の太陽電池パネル1に到達できる。太陽電池パネル1に到達後、メンテナンス端末2は、図17(c)に示すように、その太陽電池パネル1の履歴情報を表示する。これにより、作業者は、メンテナンス端末2の表示・ガイダンスを用いて容易に、異常・故障状態の太陽電池パネル1を特定し、修理を行うことができる。
以上、説明したように、この実施の形態1に係る太陽光発電システムによれば、メンテナンス端末2により、各太陽電池パネル1の位置情報が収集され、識別情報と対応付けて機器DB402aに格納される。従って、簡単な構成で、各太陽電池パネル1の位置情報を登録することが可能である。
さらに、監視端末5が異常な(故障している)太陽電池パネル1を特定し、その位置を特定することが可能であり、太陽電池パネル1の故障を発見し、その事実をユーザに知らせることができ、メンテナンスサービスの向上を図ることができる。
また、作業員にとっては、メンテナンス端末2の機能により、故障している太陽電池パネルを見つけ出し、履歴情報を参照しつつ修理することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、各太陽電池パネル1の位置情報を取得し、登録することを主な機能として説明したが、他の情報を取得する機能を付加してもよい。
以下、各作業者が、作業に要した時間を収集して登録・集計することが可能な太陽光発電システム21を、実施の形態2として説明する。
本実施の形態に係る太陽光発電システム21は、図18に示すように、太陽電池パネル1と、メンテナンス端末2と、データロガー3と、集中管理装置4と、作業管理端末7と、を備える。作業管理端末7は、太陽電池パネル1の設置や修理にかかった時間(作業時間)及び位置情報を表示する端末である。
作業管理端末7の構成は、監視端末5と同一である。ただし、記憶部504には、作業者のIDが予め登録されている。
実施の形態2に係る太陽電池パネル1の動作は、発電部100が光エネルギーを電力に変換するのみである。
次に、図19を参照しながら、実施の形態2に係るメンテナンス端末2の動作を説明する。
本実施形態においては、作業者は、太陽電池パネル1に関し、何らかの作業を行う際には、メンテナンス端末2を保持して作業を行う。
作業者は、作業開始時などに、予め登録されている自己の識別情報とパスワードをメンテナンス端末2に入力し、ログインしておく。
作業者は、太陽電池パネル1の設置・修理などの処理を行う場合には、操作部204を操作して、作業開始を指示する。
この操作指示に応答して、制御部206は、図19に示す処理を開始し、まず、タイマを起動して計時を開始する(ステップS91)。
続いて、作業者は、作業対象の太陽電池パネル1の識別情報を、識別情報取得部201により取得する。制御部206は、識別情報取得部201が取得した識別情報を取りこむ(ステップS92)。続いて、制御部206は、位置情報取得部202を制御してメンテナンス端末2の位置情報(≒太陽電池パネル1の位置情報)を取得し(ステップS93)、続いて待機状態に入る(ステップS94)。
作業者は、この太陽電池パネル1について、必要な作業を行い、作業を終了すると、操作部204から、作業の終了を指示する。
制御部206は、処理終了の指示に応答して(ステップS94;Yes)、タイマを停止し(ステップS95)、太陽電池パネル1の識別情報と位置情報と、タイマによって計測された時間(作業時間)と、ログイン時に使用された作業員IDとを対応付けてデータロガー3に送信する(ステップS96)。
メンテナンス端末2により送信されたデータは、データロガー3を介して、集中管理装置4に収集される。
集中管理装置4の制御部403は、通信部401を介して作業時間を含むデータをデータロガー3から受信し。受信データから太陽電池パネル1の識別情報と位置情報と作業時間と作業者のIDを抽出する。制御部403は、図20に例示するように、抽出した識別情報と位置情報と作業時間と作業者IDを対応付けて、機器DB402aに格納する。
作業管理端末7は、作業時間を含む機器DB402aを集中管理装置4から読み出し、例えば、作業員IDをキーとして、対象電池パネル1の識別情報と所要時間とを対応付けて出力する。
これにより、各作業員が作業した太陽電池パネルの位置と作業時間とを確認することができ、その結果を勤怠記録に記入する際に利用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、実施の形態1と実施の形態2を組み合わせてもよい。これにより、太陽電池パネル1の識別情報に対応する太陽電池パネル1が発電した電力量と作業時間を特定することができるので、電力量と作業時間の相関関係を確認することができる。例えば、太陽電池パネルの清掃などのメンテナンスにかかった作業時間が少ない場合に、太陽電池パネルが発電した電力量が少ないなどの傾向を把握することも可能となる。
なお、上記実施の形態では、太陽電池パネル1に二次元バーコードが印刷されたラベル104を貼付しているが、この発明はこれに限定されず、メンテナンス端末2に識別情報を提供でできるならば、任意の構成を採用できる。例えば、二次元バーコードの代わりに、任意のコードを採用してもよく、また、識別情報を記憶したICタグを太陽電池パネル1に配置してもよい。ICタグを採用した場合には、メンテナンス端末2の識別情報取得部201は、ICタグリーダから構成される。ICタグを使用する場合には、二次元バーコードに比べて、太陽光による退色で読み取りができなくなるといった不都合がない。
また、太陽電池パネル1を修理する際に、異常リストを監視端末5からメンテナンス端末2に送信したが、監視端末5で異常リストを印刷し、GPS機能により、メンテナンス対象の太陽電池パネル1を特定するようにしてもよい。また、ユーザなどから特定の太陽電池パネル1の不具合が指摘された際に、その識別情報から位置情報を検索することも可能である。
また、上記実施の形態では、位置情報にタイムスタンプを付し、タイムスタンプの新旧により機器DB402a上の位置情報の更新・非更新を制御したが、機器DB402aへの位置情報の登録を、太陽電池パネル1の設置時に制限すれば、タイムスタンプは使用しなくてもかまわない。この場合、例えば、メンテナンス端末2は、登録指示と共に位置情報をデータロガー3に送信し、集中管理装置4は、登録指示に応答して、位置情報を機器DB402aに登録する。
上記実施の形態においては、機器データベース402aに予め太陽電池パネル1の識別情報を登録しておき、メンテナンス端末2から受信した位置情報を、識別情報に対応付けて登録することにより、太陽電池パネル1の識別情報と位置情報とを対応付けてDBに登録する例を示したが、メンテナンス端末2から受信した識別情報と位置情報とを機器DB402aに順次登録し、最後に、必要に応じて、登録データを識別番号順にソートする等してもよい。
上記実施の形態においては、太陽電池パネル1の動作状態(正常、異常(故障)の別)を特定するために発電電力を検出したが、動作状態を特定するならば、どのようなデータを使用してもよい。例えば、太陽電池パネル1の正常・異常を判別するために、発電部101の出力電圧や出力電流を検出し、検出値を示す状態データを、動作状態を特定するデータとすることも可能である。
また、上記実施の形態では、データロガー3、集中管理装置4、監視端末5を別々の装置構成としたが、これらを1台の装置で置き換えることも可能である。
この発明は、設置作業を含むメンテナンス時に位置が固定される機器の位置情報を取得するシステムへ利用が可能である。
1 太陽電池パネル
2 メンテナンス端末
3 データロガー
4 監視端末
5 集中管理装置
6 通信ネットワーク
7 作業管理端末
11 太陽光発電システム
21 太陽光発電システム
100 発電部
101 動作状態検出部
102 制御部
103 状態データ送信部
104 ラベル
201 識別情報取得部
202 位置情報取得部
203 通信部
204 操作部
205 表示部
301 通信部
302 記憶部
303 制御部
401 通信部
402 記憶部
403 制御部
501 通信部
502 操作部
503 表示部
504 記憶部
505 印刷部

Claims (10)

  1. 複数の太陽電池パネルと、メンテナンス端末と、データ収集装置と、を備えた太陽光発電システムであって、
    前記各太陽電池パネルは、該太陽電池パネルの動作状態を検出する動作状態検出手段と、該太陽電池パネルの識別情報と前記動作状態検出手段により検出された動作状態を示す状態データとを前記データ収集装置に送信する動作状態送信手段と、を備え、
    前記メンテナンス端末は、前記太陽電池パネルを識別する識別情報を該太陽電池パネルから取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段が識別情報を取得した位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報と前記位置情報取得手段が取得した位置情報とを前記データ収集装置に送信する位置情報送信手段と、を備え、
    前記データ収集装置は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報とを前記メンテナンス端末から受信し、受信した識別情報と位置情報とを対応付けて記憶し、前記識別情報と前記状態データとを各太陽電池パネルから受信し、受信した状態データを、該太陽電池パネルの識別情報と位置情報とに対応付けて記憶する手段を備える、
    ことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記データ収集装置は、
    記憶している状態データに基づいて、異常な状態にある太陽電池パネルを特定し、特定した太陽電池パネルの識別情報と位置情報とを出力する手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記メンテナンス端末は、さらに、前記太陽電池パネルの処理作業に要した時間を計測する計時手段を備え、前記位置情報送信手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報と該太陽電池パネルの処理作業に要した時間とを前記データ収集装置に送信し、
    前記データ収集装置のデータ記憶手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報と該太陽電池パネルの処理作業に要した時間とを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記メンテナンス端末は、該メンテナンス端末の使用者を特定する使用者識別情報を得る使用者特定手段を備え、
    前記メンテナンス端末の前記位置情報送信手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と、該太陽電池パネルの位置情報と、該太陽電池パネルの処理作業に要した時間と、さらに前記使用者特定手段により特定された使用者識別情報とを前記データ収集装置に送信し、
    前記データ収集装置のデータ記憶手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報と該太陽電池パネルの処理作業に要した時間と処理を担当した作業者の作業者識別情報を関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電システム。
  5. 太陽電池パネルの動作状態の指標となるデータを収集するデータ収集装置と通信可能なメンテナンス端末であって、
    前記太陽電池パネルを識別する識別情報を該太陽電池パネルから取得する識別情報取得手段と、
    前記太陽電池パネルの識別情報とこのメンテナンス端末の位置情報とを前記データ収集装置に送信する位置情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするメンテナンス端末。
  6. 前記メンテナンス端末は、太陽電池パネルの処理に要した時間を求める計時手段をさらに備え、
    前記位置情報送信手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報に加えて前記計時手段により計測された時間を示す時間情報を前記データ収集装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のメンテナンス端末。
  7. 前記メンテナンス端末は、
    該メンテナンス端末の使用者を特定する使用者識別情報を得る使用者特定手段を備え、
    前記位置情報送信手段は、前記時間情報に加えて前記使用者特定手段により特定された使用者識別情報を前記データ収集装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のメンテナンス端末。
  8. 太陽電池パネルを識別する識別情報と該太陽電池パネルの位置を示す位置情報とを取得するメンテナンス端末に通信可能なデータ収集装置であって、
    前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの動作状態を示す指標とを該太陽電池パネルから受信する動作状態受信手段と、
    前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報とを前記メンテナンス端末から受信する位置情報受信手段と、
    前記位置情報受信手段が受信した前記太陽電池パネルの識別情報と前記太陽電池パネルの位置情報とを関連付けて記憶し、さらに、前記動作状態受信手段が受信した前記太陽電池パネルの識別情報と前記太陽電池パネルの動作状態とを関連付けて記憶するデータ記憶手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ収集装置。
  9. 前記位置情報受信手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と該太陽電池パネルの位置情報に加えて該太陽電池パネルの処理に要した時間を前記メンテナンス端末から受信し、
    前記データ記憶手段は、前記太陽電池パネルの識別情報と、該太陽電池パネルの位置情報と、さらに前記太陽電池パネルの処理に要した時間とを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ収集装置。
  10. 前記データ収集装置は、
    記憶している状態データに基づいて、異常な状態にある太陽電池パネルを特定し、
    特定した太陽電池パネルの識別情報と位置情報とを出力する手段を備える、ことを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ収集装置。
JP2010047193A 2010-03-03 2010-03-03 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置 Pending JP2011181853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010047193A JP2011181853A (ja) 2010-03-03 2010-03-03 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010047193A JP2011181853A (ja) 2010-03-03 2010-03-03 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011181853A true JP2011181853A (ja) 2011-09-15

Family

ID=44693025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010047193A Pending JP2011181853A (ja) 2010-03-03 2010-03-03 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011181853A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070210A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 Necネッツエスアイ株式会社 太陽光発電システムの監視システム
JP2015159675A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 太陽誘電株式会社 コンバータ及び当該コンバータを含む太陽光発電システム
JP2016050691A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社ガスター 給湯器リモートコントローラ及びプログラム
JP2016135094A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 太陽光発電装置
JP2016136802A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 紹元 蕗 太陽電池パネルの設備管理システム
CN106169522A (zh) * 2016-08-29 2016-11-30 孟玲 一种利用齿形带驱动的太阳能电池板系统维修系统
JP2017513452A (ja) * 2015-01-29 2017-05-25 フーベイ ユニバーシティ フォー ナショナリティズ 光起電力発電システムおよびその故障検出方法
JP2017184580A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 太陽誘電株式会社 太陽光発電システムに用いるストリング監視装置の配置を確認するシステム、ストリング監視装置、検査用無線通信装置、及び配置確認方法
JP2020046697A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 テクサジャパン株式会社 太陽光発電設備保守システム
JP2021145488A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 株式会社Nttファシリティーズ 太陽電池パネル及び太陽電池パネル監視装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133570A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Canon Inc 通信制御装置およびそれを備える電力変換装置ならびに太陽光発電システム
JP2002277027A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機のメインテナンスシステム
JP2005346623A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Nec Fielding Ltd ユーザ対応保守システム、保守拠点システム、保守システム、ユーザ対応保守方法、保守拠点方法、ユーザ対応保守プログラム、および、保守拠点プログラム
JP2008527749A (ja) * 2005-01-18 2008-07-24 ソーラー セントリー コーポレーション 光発電システムの監視システム及びその方法
JP2008204407A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Fujitsu Fsas Inc 保守管理方法および保守管理システム
JP2008225729A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、携帯端末と受発信装置ならびにプログラムとプログラムを記録した記録媒体
JP2009003896A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Daikin Ind Ltd 管理システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133570A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Canon Inc 通信制御装置およびそれを備える電力変換装置ならびに太陽光発電システム
JP2002277027A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機のメインテナンスシステム
JP2005346623A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Nec Fielding Ltd ユーザ対応保守システム、保守拠点システム、保守システム、ユーザ対応保守方法、保守拠点方法、ユーザ対応保守プログラム、および、保守拠点プログラム
JP2008527749A (ja) * 2005-01-18 2008-07-24 ソーラー セントリー コーポレーション 光発電システムの監視システム及びその方法
JP2008204407A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Fujitsu Fsas Inc 保守管理方法および保守管理システム
JP2008225729A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、携帯端末と受発信装置ならびにプログラムとプログラムを記録した記録媒体
JP2009003896A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Daikin Ind Ltd 管理システム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070210A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 Necネッツエスアイ株式会社 太陽光発電システムの監視システム
JP2015159675A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 太陽誘電株式会社 コンバータ及び当該コンバータを含む太陽光発電システム
JP2016050691A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社ガスター 給湯器リモートコントローラ及びプログラム
US9882388B2 (en) 2015-01-19 2018-01-30 Lsis Co., Ltd. Photovoltaic device
KR20160089228A (ko) * 2015-01-19 2016-07-27 엘에스산전 주식회사 태양광발전 장치
JP2016135094A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 太陽光発電装置
KR101962329B1 (ko) * 2015-01-19 2019-03-26 엘에스산전 주식회사 태양광발전 장치
JP2016136802A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 紹元 蕗 太陽電池パネルの設備管理システム
JP2017513452A (ja) * 2015-01-29 2017-05-25 フーベイ ユニバーシティ フォー ナショナリティズ 光起電力発電システムおよびその故障検出方法
JP2017184580A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 太陽誘電株式会社 太陽光発電システムに用いるストリング監視装置の配置を確認するシステム、ストリング監視装置、検査用無線通信装置、及び配置確認方法
CN106169522A (zh) * 2016-08-29 2016-11-30 孟玲 一种利用齿形带驱动的太阳能电池板系统维修系统
JP2020046697A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 テクサジャパン株式会社 太陽光発電設備保守システム
JP7070857B2 (ja) 2018-09-14 2022-05-18 テクサジャパン株式会社 太陽光発電設備保守システム
JP2021145488A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 株式会社Nttファシリティーズ 太陽電池パネル及び太陽電池パネル監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011181853A (ja) 太陽光発電システム、メンテナンス端末及びデータ収集装置
US11843904B2 (en) Automated combined display of measurement data
US11244272B2 (en) Patrol check system, patrol check device, patrol check method, and storage medium
CN101540069B (zh) 一种热力系统巡检与管理的方法
JP2006209594A (ja) メインテナンス支援システム
KR101525884B1 (ko) 태양광 발전 통합 관제시스템 및 방법
US9329651B2 (en) Electric power management system, electric power management device, electric power management method, and computer readable recording medium
KR20140104219A (ko) 스마트기기 및 인스톨러 동글을 이용한 원격 검침 시스템의 설치점검, 검침 및 유지보수방법
JP2007164542A (ja) 現場作業支援システム
JP2018055512A (ja) 自動点検システム、自動点検システム用点検対象読取り装置および自動点検システムの制御方法
EP3989329A1 (en) Maintenance assistance method, maintenance assistance system, maintenance assistance device, and computer program
KR20160108883A (ko) 사물 인터넷과 아이티 기술을 이용한 건물 설비 안전 안전 관리 시스템
JP7095779B2 (ja) 保守支援装置及び保守支援方法
JP2018156373A (ja) 設備保全情報管理システム及び設備保全情報管理方法
JP6822443B2 (ja) 通信デバイス、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラム
JP2006284480A (ja) メーター管理装置およびメーター管理システム
JP7115597B2 (ja) 保守支援方法及びコンピュータプログラム
KR100971357B1 (ko) 계량기 교체 관리 시스템 및 방법
JP2013161435A (ja) 検針作業支援システム
JP2017134836A (ja) 検出装置及びプラント機器状態収集システム
JP2007131387A (ja) ビル設備の作業報告書作成装置
JP4744619B2 (ja) 設備情報表示装置及びそのプログラム並びに設備情報表示システム
JP2022018920A (ja) 給水装置および通信端末
KR20140058133A (ko) 기상관측장치의 관리 방법, 이를 수행하는 단말기 및 시스템
KR20100131037A (ko) Rfid를 이용한 설비관리 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702