JP2017027523A - データベース管理システム及びデータベース管理方法 - Google Patents

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久美子 藤本
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Abstract

【課題】利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力できるようにすることを課題とする。【解決手段】目的などの検索処理の分類に基づいて標準的に出力する標準出力項目を決定し、検索条件に応じて検索条件に関連する補足項目を出力対象の項目に追加し、利用者の権限及び出力対象項目の出力優先度に基づいて出力対象項目数を抑制できるようにした。【選択図】図1

Description

この発明は、データベースから検索される情報の出力処理を行うデータベース管理システム及びデータベース管理方法である。
従来、多量のデータが存在する場合には、利用者が安全かつ効率的にデータを活用できるようにするために、リレーショナルデータベースやオブジェクト指向データベース等の各種データベースシステム(以下、「データベースシステム」と総称する)が構築される場合が多い。
利用者が、かかるデータベースシステムの検索条件入力画面上で所望の検索条件を入力すると、この検索条件に応答する検索結果を一覧で出力することが可能となる。具体的には、データベースシステムでは、検索条件に基づいて生成されたSQL言語等で記述された検索式を特定した後、この検索式に該当するレコードをデータベースから検索し、検索されたレコードに含まれる所定の項目が検索結果として一覧出力されることになる。
なお、一つのレコードには、数百の項目が含まれることが多く、検索されたレコードを形成する全ての項目を一覧出力したのでは、利用者にとって情報過多となり、利用者が却って検索結果を把握し難くなる。このため、該レコードに含まれる複数の代表的な項目のみを出力することが多い。
ここで、上記のレコードを形成する複数の項目のうち、いずれの項目を検索結果として出力するかが重要となるため、利用者が望む項目を含む出力形式で検索結果を出力する従来技術が知られている。例えば、特許文献1には、予め複数種類の出力形式を記憶しておき、利用者が自分の目的に応じた出力形式を選択すると、該利用者の識別情報に対応付けて選択された出力形式が記憶され、検索処理が行われると利用者に応じた出力形式で検索結果を出力する技術が記載されている。
特開2001−43061号公報
しかしながら、上記特許文献1を用いたとしても、利用者が望む項目が検索結果に含まれないケースがある。利用者は、様々な検索条件で検索を行うため、ある検索条件で検索した場合には利用者が望む項目が検索結果に含まれるとしても、他の検索条件で検索した場合に利用者が望む項目が検索結果に含まれない可能性が考えられるためである。
このため、上記特許文献1を用いて多様な出力形式を記憶しておき、多様な出力形式の中から利用者の目的に応じた項目を含む出力形式をその都度利用者に選択させることも可能ではあるが、このようにすると利用者による出力形式の選択に係る負担が過大となってしまう。
これらのことから、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果をいかに効率良く出力するかが重要な課題となっている。かかる課題は、データベースの種類を問わず共通的に生ずる課題である。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することができるデータベース管理システム及びデータベース管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、利用者により指定された検索条件を用いて、複数の項目により形成される複数のレコードを含むデータベースを検索するデータベース管理システムであって、前記検索条件に関連する関連出力項目を特定する関連出力項目特定部と、前記関連出力項目特定部により特定された関連出力項目を、検索結果に含まれる一又は複数のレコードに係る所定の主要出力項目とともに出力するよう制御する出力制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとに出力優先度を特定する優先度特定部をさらに備え、前記出力制御部は、前記優先度特定部により特定された前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとの出力優先度を特定し、該出力優先度の高い前記主要出力項目及び前記関連出力項目を優先的に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記出力制御部により出力するよう制御される出力形式の変更に係る形式変更情報を受け付ける形式変更情報受付部と、前記出力制御部により出力するよう制御される出力形式を前記検索条件に関連付けて記憶する出力形式記憶部とをさらに備え、前記出力制御部は、前記形式変更情報受付部により前記形式変更情報を受け付けた場合には、受け付けた前記形式変更情報に基づいて前記出力形式を変更して再出力するよう制御し、前記検索条件が前記出力形式記憶部で記憶される前記検索条件に一致する場合には、前記出力形式記憶部により記憶される前記出力形式で出力するよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検索条件以外に、検索の分類を示す情報を受け付ける分類受付部と、前記分類受付部により受け付けた前記検索の分類を示す情報に応じて前記主要出力項目を特定する主要出力項目特定部とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記利用者の権限を取得する権限取得部と、前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとに、前記権限取得部で取得した前記利用者の権限に基づいて出力の可否を判定する権限判定部とをさらに備え、前記出力制御部は、前記権限判定部により出力不可と判定された前記主要出力項目及び前記関連出力項目の出力を制限することを特徴とする。
また、本発明は、利用者により指定された検索条件を用いて、複数の項目により形成される複数のレコードを含むデータベースを検索するデータベース管理システムにおけるデータベース管理方法であって、前記検索条件に関連する関連出力項目を特定する関連出力項目特定ステップと、前記関連出力項目特定ステップにより特定された関連出力項目を、検索結果に含まれる一又は複数のレコードに係る所定の主要出力項目とともに出力するよう制御する出力制御ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、複数の項目により形成される複数のレコードを含むデータベースの検索処理において利用者により指定された検索条件に関連する関連出力項目を特定し、特定された関連出力項目を、検索結果に含まれる一又は複数のレコードに係る所定の主要出力項目とともに出力するよう制御するよう構成したので、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することができる。
図1は、本発明に係るデータベース検索結果の出力方法の概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した会員管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図4は、図3に示した会員管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図(その1)である。 図5は、図3に示した会員管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図(その2)である。 図6は、図2に示した会員管理装置における会員管理データの検索処理に係る検索条件を入力するための会員検索画面の画面構成を説明するための図である。 図7は、図2に示した会員管理装置における会員管理データの検索処理に係る検索結果を表示するための会員検索結果表示画面の画面構成を説明するための図である。 図8は、図2に示した会員管理装置における会員検索処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例2にかかる施設情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。 図10は、図9に示した施設情報管理装置の実施例2に係るデータ構成について説明するための図である。 図11は、図9に示した施設情報管理装置における施設マスタデータの検索処理に係る画面構成を説明するための図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係るデータベース管理システム及びデータベース管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
実施例1では、本発明に係るデータベース検索結果の出力方法を遊技システムの会員管理装置50における会員情報の検索に適用したときの実施例を記載する。まず、本発明に係るデータベース検索結果の出力方法の概要について図1を用いて説明する。
本発明に係る検索処理にかかる検索条件を入力するための検索画面(a)には、検索条件以外に検索処理の目的の指定を行うことができるようになっている。この検索処理の目的がダイレクトメール(DM)を送付する遊技客の検索である旨の入力が行われたならば、(b)に示すように標準出力項目として、住所、氏名、性別、年齢及び睡眠区分が自動的に選択される。一方、検索処理の目的が要注意遊技客の検索である旨の入力が行われたならば、(c)に示すように標準出力項目として、会員ID、性別、年齢及び職業が自動的に選択される。このように検索の目的が指定されると、指定された目的に対して適切な標準出力項目が自動的に選択されることになる。
検索画面(a)で、検索処理の目的が要注意遊技客の検索である旨の入力に続いて、検索条件として現在来店して遊技中の会員であることを示す入力が行われると、(d)に示すように、遊技中の遊技客を指定したことに応じて検索結果に出力される標準出力項目に加えて遊技中の遊技台番号及び前月来店回数が補助項目として追加されることを示している。このように、検索条件として指定した内容に応じて、その検索条件に関連した補足項目が自動的に追加される。
また、利用者の権限を確認して、店長などの管理者権限を有する者ではない場合には、(c)及び(d)でリストアップされた出力対象項目のうち、マスキング対象か否かの判定が行われる。その結果、(e)に示す例では、職業についてはマスキング対象の項目であると判定されたことを表している。
検索画面(a)で指定された検索条件によりデータベースが検索されたならば、検索されたレコードに係る情報が検索結果として出力されることになるが、検索されたレコードの(c)、(d)及び(e)で決定された項目が出力されることになる。図1に示す例では会員ID、性別、年齢及び職業は検索処理の目的の指定により決定された標準出力項目で、このうち職業は権限により出力対象外のマスキング項目と判定され、検索条件の指定に関連して遊技中遊技台番号及び前月退店回数が補足項目として追加されたことを示している。
また、図1では言及していないが、検索条件の指定追加に伴い補足項目として追加されると出力対象の項目が多くなりすぎて、かえって利用者にとって情報を把握しにくい状況になってしまうこともある。このような状況を回避するために、出力する項目ごとに出力優先度を有するようにしており、出力項目数を抑制する必要がある場合にはこの出力優先度の高い項目を優先的に出力するようにする。
これらのように、目的などの検索処理の分類に基づいて標準的に出力する標準出力項目を決定し、検索条件に応じて検索条件に関連する補足項目を出力対象の項目に追加し、利用者の権限及び出力対象項目の出力優先度に基づいて出力対象項目数を抑制できるようにしたので、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することができる。
次に、実施例1に係る遊技媒体管理システムのシステム構成を説明する。図2は、実施例1に係る遊技媒体管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、精算機80とが接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御装置は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の遊技玉が払い出される。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し並びにカード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉を払い出す。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10とを関連付けて管理し、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉口座の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉口座に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、対応するプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値残高及び持玉数を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データ55aを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連付けて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉口座の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連付けられた貯玉口座の残高を所定数減算し、減算後の貯玉口座の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。また、会員管理装置50は、カードIDに関連付けられた貯玉口座の増減処理を行った場合に、増減させた残高数と、その処理の種別(再プレイ、賞品交換、貯玉操作、等)を関連付けた履歴データを作成し、会員管理データ55aにおいて管理する。また、貯玉口座の増減処理を最終的に行った日時についても管理している。さらに、カード挿入通知、カード排出通知を受け付けた場合には、日時情報とともにこれらを履歴データとして会員管理データ55aにおいて管理する。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、カードが挿入されると、このカードのカードIDを含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値残高を取得し、取得したプリペイド価値残高に相当する現金の払い戻し処置を行うことができる。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、100円=1度数の場合に5度数)減算してカード管理データ45aを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば125玉)の遊技玉を払い出す。また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から、台間カード処理機10に現金の入金が行われたことに応じてカードのプリペイド価値を加算した場合、および玉貸要求に応じてプリペイド価値を減算した場合に、会員管理装置50に対し処理種別、加算・減算値とカードID、日時情報を関連付けることが可能なデータを送信する。会員管理装置50は、対象のカードIDについて、会員管理データ55aにおいてこれらを履歴データとして管理する。また、後述する持玉の再プレイについても、同様にカード管理装置40から会員管理装置50に送信された情報に基づいて会員管理データ55aに履歴データが管理される。
次に、図2に示したシステムで持玉又は貯玉の再プレイ処理について説明する。再プレイには、持玉の再プレイと貯玉の再プレイがあるが、実施例1では台間カード処理機10で遊技客から受け付けることができるのは再プレイの指示であり、持玉の再プレイ処理を行うのか貯玉の再プレイ処理を行うのかは、持玉又は貯玉を使用する優先度に従って自動的に選択される。
また、持玉再プレイ及び貯玉再プレイについて、遊技機20の玉の貸出レートと異なる持玉又は貯玉を用いて再プレイする乗入再プレイも可能である。複数の貸出レートに対する持玉口座又は貯玉口座がある場合に、再プレイの指示を受け付けたならば、どの貸出レートの持玉若しくは貯玉を使用するかは、再プレイを行う遊技機20の遊技種ごとに設定される再プレイに使用する持玉口座又は貯玉口座の優先度に従って自動的に選択される。
また、再プレイの指示は、台間カード処理機10の表示操作部に表示される「再プレイ」ボタンの押下等によって受け付けるが、持玉又は貯玉の再プレイ、持玉又は貯玉の乗入再プレイのいずれもできない場合には、再プレイの指示を受け付けるボタンを操作できない状態にすること等によって、再プレイの指示自体を受け付けられないように制御する。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードIDにより特定される各レートの持玉口座の残高をゼロにクリアする。台間カード処理機10は、再プレイ操作を受け付けて持玉再プレイを行う場合には、記憶した持玉の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けた場合には、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、各レートの持玉の残高と持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を受信した残高の値に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイが可能である。なお、ここでは、貯玉口座の残高が払出単位数以上である場合に貯玉再プレイが可能な場合について説明を行なったが、貯玉再プレイデータに貯玉再プレイ可能回数が示されているならば、貯玉再プレイ可能回数が1以上である場合に貯玉再プレイが可能としてもよい。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を行う場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉口座の残高を更新し、遊技玉を貯玉再プレイ単位数だけ払い出す。また、更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数に相当する値未満となったかを判定し、貯玉再プレイ単位数に相当する値未満であれば、貯玉再プレイ操作を受け付け不可とする。更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数に相当する値以上であれば、再度再プレイ操作を受け付け可能であり、再プレイ操作を受け付けて貯玉再プレイを行う場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイでは、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行なうように設定してもよい。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データ45aの持玉口座の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉口座が存在する場合には、該持玉口座の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉口座の残高に通知された持玉口座残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉口座の残高をゼロにクリアする。
次に、図2に示した会員管理装置50の実施例1に係る内部構成について説明する。図3は、会員管理装置50の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、会員管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続される。表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等であり、入力部52は、キーボードやマウス等である。
また、会員管理装置50は、外部ネットワーク通信部53と、店舗ネットワーク通信部54と、記憶部55と、制御部56とを有する。外部ネットワーク通信部53は、遊技店外のネットワークを介してデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内の通信回線を介して賞品管理装置60及びカード管理装置40等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員管理データ55a、賞品マスタ55b、会員照会パラメータ55c及び照会パターン登録データ55dを記憶する。会員管理データ55aは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに関連付けて、氏名、貯玉、携帯IDm、住所、電話番号等を関連付けたデータである。賞品マスタ55bは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータであり、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含む。
会員照会パラメータ55cは、会員管理データ55aの検索処理に係るパラメータであり、検索結果として出力される項目を決定するための情報である。この会員照会パラメータ55cは、検索処理の目的毎に、検索処理結果で出力する標準出力項目の情報と、検索条件によって追加される補足項目の情報と、各項目の出力優先度の情報と、各項目のセキュリティ情報等とを含む。
照会パターン登録データ55dは、利用者に関連付けられて登録された出力形式の情報である。会員管理データ55aの検索処理では、出力された項目の表示順を入れ替えたり、項目を非表示にしたり、レコードの表示順を変更したりすることが可能で、その変更した出力形式を記憶しておくことが可能である。また、この出力形式を記憶しておくことにより同一の利用者が同一の検索条件を指定して検索した場合に、記憶しておいた出力形式で検索結果を出力することができる。照会パターン登録データ55dは、これらの出力形式を記憶したデータである。
制御部56は、会員管理装置50を全体制御する制御部であり、会員管理部56a、賞品マスタ管理部56b、貯遊技媒体管理部56c及び会員管理データ検索部56dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
会員管理部56aは、貯遊技媒体に係る情報を除く会員管理データ55aに含まれる情報の管理を行なう処理部である。会員管理部56aは、会員登録要求を受け付けた場合には、会員管理データ55aに会員を追加する更新を行なう。賞品マスタ管理部56bは、賞品マスタ55bの更新及び更新を行った場合の賞品管理装置60への配信処理を行う。
貯遊技媒体管理部56cは、カード管理装置40及び賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉口座の残高を更新する。
会員管理データ検索部56dは、会員管理データ55aに対する検索処理を行う処理部である。会員管理データ検索部56dは、検索処理の目的及び検索条件の入力を受け付けて、受け付けた検索条件に基づいて会員管理データ55aを検索して、受け付けた検索処理の目的及び検索条件と会員照会パラメータ55cとにより出力対象項目を決定し、検索で特定されたレコードの出力対象項目の情報を出力する。また、会員管理データ検索部56dは、検索結果の出力画面で項目の非表示化、項目の並べ替え及びレコードの並び替えなどの出力形式の変更を行うことが可能である。また、会員管理データ検索部56dは、表示中の出力形式を保存する旨の指示を受け付けた場合には、操作者の識別情報に関連付けて、検索処理の目的、検索条件及び出力形式を照会パターン登録データ55dに記憶する。会員管理データ検索部56dは、同一の操作者により、同一の検索処理の目的及び同一の検索条件による検索を再度受け付けた時には、この照会パターン登録データ55dに記憶された出力形式の情報に準じて検索結果を出力することができる。
次に、図3に示した会員管理装置50の実施例1に係るデータ構成について説明する。図4及び図5は、会員管理装置50の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
図4の会員管理データ55aは、カードIDに関連付けて、会員区分、携帯IDm、暗証番号、会員属性情報、会員状態情報及び貯遊技媒体情報をレコードの保有項目とするデータである。会員属性情報には、氏名、性別、誕生日等の情報を有する。会員状態情報には、会員が有するポイント数、仮会員登録日、正式会員登録日及び最終来店日等の情報を有する。貯遊技媒体情報は遊技種毎に預け入れられた遊技媒体の数を有する。
図4の会員管理データ55aの例は、カードIDが「00001」の会員が、会員区分が「正規会員」で、暗証番号が「1234」で、氏名が「田中一郎」で、性別が「男」で、誕生日が「1990/5/10」で、有するポイント数が「200」ポイントで、正式会員登録日が「2014/10/1」で、最終来店日が「2015/6/20」で、遊技種が玉4円の貯玉が「0」玉で、遊技種が玉2円の貯玉が「1,000」玉で、遊技種が玉1円の貯玉が「300」玉で、遊技種がメダル20円の貯メダルが「0」枚で、遊技種がメダル5円の貯メダルが「0」枚であることを示している。
図4の賞品マスタ55bは、賞品を一意に識別する賞品コードに対し、賞品名、群コード、賞品価値及び交換遊技媒体数を関連付けたデータである。ここで、群コードは賞品を分類して管理する為の識別情報である。群コード「01」は、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な特殊賞品を示す。群コード「02」以降は、特殊賞品以外の日用品等を含む一般賞品である。
図4の賞品マスタ55bの例は、賞品コード「0001」に対し、賞品名「大賞品」、群コード「01」、賞品価値「5000」円、玉4円の交換玉数「1,250」、玉2円の交換玉数「2,500」、玉1円の交換玉数「5,000」、メダル20円の交換メダル数「250」並びにメダル5円の交換メダル数「1,000」を関連付けている。
また、図4の賞品マスタ55bの例は、賞品コード「0002」に対し、賞品名「中賞品」、群コード「01」、賞品価値「1000」円、玉4円の交換玉数「250」、玉2円の交換玉数「500」、玉1円の交換玉数「1,000」、メダル20円の交換メダル数「50」並びにメダル5円の交換メダル数「200」を関連付けている。
図4の照会パターン登録データ55dは、担当者コードと登録パターン名に関連付けられた検索項目指定内容と、出力形式情報とをレコード項目とする情報である。検索項目指定内容は、会員検索画面の入力項目に対応する情報であり、会員検索画面の入力項目で入力された内容が記憶されることになる。また、出力形式情報は、出力結果として表示される項目の順番と、各項目に対する並び替えの有無と、並び替えを行う場合の並び替え処理の順番とを含む。
図4の照会パターン登録データ55dのレコードの例は、担当者コードが「001」の利用者が、登録パターン名を「来店要注意客検索」として登録された情報であって、会員検索画面で目的に「要注意客検索」、性別に「男性」等が指定された場合には、項目の出力順は、「カードID」、「氏名」の順で、「氏名」で並び替え処理の順番「1」番で、「昇順」に並び替えすることを示している。
会員照会パラメータ55cは、検索処理の目的ごとに設定可能な情報である。図5に示す会員照会パラメータ55cの図では、検索処理の目的が「要注意客検索」に対する設定情報を例として、会員照会パラメータ55cの論理的な構造及び会員照会パラメータ55cに設定可能な情報について説明する。
図5に示す会員照会パラメータ55cの「DB項目目」は、会員管理データ55aのデータベース上の項目名に対応する。また、「グループ名」は、「DB項目名」に対するデータベース上の項目をグループ化した場合のグループの識別名称である。このグループ名の「会員属性情報」、「会員状態情報」及び「貯遊技媒体情報」は、図4の会員管理データ55aに示した会員属性情報、会員状態情報及び貯遊技媒体情報に対応する。
また、「表示項目名」は、検索結果表示画面に出力される項目に対応する情報であって、多くは「DB項目名」と1対1に対応するが、図5に示すように一部の表示項目名は複数のDB項目名に対応付けられている。このような項目は複数のDB項目名に対応する項目の情報に基づいて、対応する表示項目名の情報が生成されることを示している。例えば、DB項目名が「住所1」の項目と、DB項目名が「住所2」の項目は表示項目名が「住所」と対応しているが、これは、DB項目名が「住所1」の項目と、DB項目名が「住所2」の項目とをマージして表示項目名が「住所」の情報が生成されることを示している。
また、「セキュリティ区分」は、表示項目名ごとに設定される情報で、図5に示す例では、「1」は検索結果に出力不可な情報で、「2」は操作者が管理者の場合のみ出力することが可能なことを示している。図5の例では、表示項目名が「暗証番号」の項目は、セキュリティ区分が「1」であり、検索結果として出力不可であることを示している。また、表示項目名が「電話番号」の項目は、セキュリティ区分が「2」であり、操作者が管理者の場合のみ出力することが可能であることを示している。
また、「出力サイズ」は、表示項目名ごとに設定される情報で、検索結果表示画面上に表示する場合に必要な領域サイズを示している。検索結果表示画面に表示することができる領域が制限されている場合などは、当該出力サイズの情報により出力可能か否かの判定をすることができる。例えば、表示項目名が「カードID」に対する項目を検索結果表示画面に出力する場合には、出力サイズが「5」の領域が必要で、表示項目名が「会員区分」に対する項目を検索結果表示画面に出力する場合には、出力サイズが「4」の領域が必要であることを示している。
また、「標準出力項目(優先度)」は、表示項目名ごとに設定される情報で、検索条件の指定にかかわらず出力される標準出力項目の出力優先度を示す情報である。設定される数値は出力優先度を示し、標準出力項目が空白の場合には、対応する表示項目名に対する情報が標準出力項目ではないことを示している。例えば、表示項目名が「カードID」に対する標準出力項目(優先度)の設定は「1」であり、標準出力項目であり優先度が「1」番であることを示している。また、表示項目名が「会員区分」に対する標準出力項目(優先度)の設定は空白であり、標準出力項目ではないことを示している。
また、「検索項目に対応する補足項目優先度」は、会員検索画面の検索条件の指定に対して検索結果表示画面に追加出力する補足項目を規定する情報であり、設定される数値は出力優先度を示す。図5に示す例では、会員検索画面で誕生日にかかる検索条件を設定された場合には、表示項目名が「誕生日」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「5」番目であることを示している。また、会員検索画面で遊技中会員であるか否かを検索条件に設定した場合には、表示項目名が「前月来店回数」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「21」番目であり、表示項目名が「遊技中遊技台番号」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「23」番目であることを示している。
次に、図2に示した会員管理装置50における会員管理データ55aの検索処理に係る検索条件を入力するための会員検索画面の画面構成について図6を用いて説明する。
画面最上部には、当該画面が会員管理データ55aの検索用の画面であることを示す「会員検索画面」という画面タイトルが出力される。この画面タイトルの下には、検索処理の目的を指定するための項目が配置される。図6に示すように、検索の目的として「DM送付客検索」なのか、「要注意客検索」なのかを指定することが可能であり、このいずれでもない場合には「指定しない」が自動選択されることになる。
また、検索処理の目的を入力する項目の下には、検索のパターンを選択するための項目が配置される。検索のパターンは、当該項目でプルダウンされる選択肢から入力することが可能で、選択肢には利用者が以前に照会パターン登録データ55dに登録した情報の登録パターン名が表示される。この検索のパターンが選択されると、選択されたパターン名に対応して登録されている検索項目指定内容が、画面上の検索条件に自動的に反映される。検索のパターンを選択することにより検索条件に登録内容を自動反映にした後に、検索条件を変更することもできる。
また、パターンを選択するための項目の下には、検索条件を指定するための項目が続いている。図6に示す例では、検索条件として、性別、年齢、誕生日、会員ランク、遊技中会員であるか否か、睡眠会員であるか否か、保持媒体、DM要否及び職業に係る条件を指定することができることを示している。
また、画面最下部には、表示されている検索処理の目的及び検索条件で検索を開始することを示す「検索」ボタンが配置される。当該「検索」ボタンが操作されると、指定された検索条件により会員管理データ55aの検索が行われ、指定された検索処理の目的及び検索条件と、会員照会パラメータ55cの情報に基づいて出力対象項目が決定され、検索された会員にかかる出力対象項目の情報を含む検索結果表示画面が表示される。
次に、図2に示した会員管理装置50における会員管理データ55aの検索処理に係る検索結果を表示するための会員検索結果表示画面の画面構成について図7を用いて説明する。
画面最上部には、当該画面が会員管理データ55aの検索結果を表示するための画面であることを示す「会員検索結果表示画面」という画面タイトルが出力される。この画面タイトルの下には、検索された会員に対する情報が一覧表の形式で表示される。この一覧表の各列は、指定された検索処理の目的及び検索条件と、会員照会パラメータ55cの情報に基づいて決定された出力対象項目に対応する。図7に示す画面では、指定された検索処理の目的及び検索条件と、会員照会パラメータ55cの情報に基づいて決定された出力対象項目が、図5の会員照会パラメータ55cに示す表示項目名がカードID、氏名、性別、年齢、ポイント数、最終来店日、前月来店回数、ランク、遊技中遊技台番号、睡眠会員及び要注意会員に対する項目であることを示している。
また、図7に示すように、カードID、氏名、性別、年齢、ポイント数及び最終来店日は、検索処理の目的により決定された標準出力項目であり、前月来店数、ランク、遊技中の台番号、睡眠会員か否か及び要注意会員か否かの項目は、検索条件に応じて選択された補足項目である。また、図5の会員照会パラメータ55cによると、図7に示した項目以外にも標準出力項目があるが、画面表示幅で制限されたことにより出力優先度の低い項目の情報は表示されていない。
また、図7に示すように、検索結果の項目タイトル部分をマウスで右クリックすると、クリックされた項目に対して、項目非表示、右へ移動、左へ移動及び並び替えなどの出力形式を変更するための操作メニューが表示される。このメニューに表示される指示内容を選択することにより、選択された指示内容に応じた出力形式の変更を行うことができる。
また、図7に示すように、画面の最下部には、出力中の出力形式を登録するための「パターン登録」ボタンや、現在使用中の出力形式を削除することを示す「パターン削除」ボタンが配置される。また、画面の最下部の右側には検索処理を終了する旨を指示するための「検索終了」ボタンが配置される。
次に、図2に示した会員管理装置50における会員検索処理の処理手順について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図6に示した会員検索画面で「検索」ボタンの操作を受け付けると、会員管理データ検索部56dは、操作者の担当者コードと、会員検索画面の指定内容とに基づいて照会パターン登録データ55dに登録されている出力形式情報を検索する(ステップS101)。ステップS101の検索処理において操作者の担当者コードと、会員検索画面の指定内容と対応して登録されている出力形式情報が無い場合(ステップS102;No)には、会員管理データ検索部56dは、会員検索画面で受け付けた検索処理の目的及び検索条件と、会員照会パラメータ55cとに基づいて標準出力項目及び補足項目を含む出力対象項目の候補を特定する(ステップS103)。
また、会員管理データ検索部56dは、会員照会パラメータ55cのセキュリティ区分の情報に基づいてステップS103で特定された出力対象項目の候補に対して、操作者の権限に基づいて出力可否の判定を行い、出力不可な項目については出力対象項目の候補から除外する(ステップS104)。
また、会員管理データ検索部56dは、出力結果に対する出力サイズの制限を設けている場合には、会員照会パラメータ55cの出力サイズを用いて出力対象項目の候補の合計出力サイズを算出し、制限の出力サイズを超えている場合には制限の出力サイズ内におさまるように優先度の低い項目を出力対象項目の候補から除外する(ステップS105)。
一方、ステップS101の検索処理において操作者の担当者コードと、会員検索画面の指定内容と対応して登録されている出力形式情報が検索された場合(ステップS102;Yes)には、会員管理データ検索部56dは、照会パターン登録データ55dから登録されている出力形式情報を読み出す(ステップS106)。
会員管理データ検索部56dは、会員検索画面で指定された検索条件に従って会員管理データ55aの検索処理を行い(ステップS107)、ステップ103〜ステップS105で決定された出力対象項目若しくはステップS106で照会パターン登録データ55dから読み出された出力形式情報に基づいて検索結果を表示する(ステップS108)。
ステップS108で表示された画面において、表示項目の非表示、左右の移動若しくは行の並び替えなどの出力形式の変更の指示を受け付けると(ステップS109;Yes)、会員管理データ検索部56dは、受け付けた指示に基づいて表示形式の変更を行う(ステップS110)。ステップS108で表示された画面において出力形式の変更の指示を受け付けていなければ(ステップS109;No)、ステップS110の処理はスキップする。
ステップS108で表示された画面において、「パターン登録」又は「パターン削除」の操作を受け付けた場合(ステップS111;Yes)には、会員管理データ検索部56dは、現在出力されている出力形式を照会パターン登録データ55dに登録したり、使用して表示している出力形式を照会パターン登録データ55dから削除する(ステップS112)。ステップS108で表示された画面において、「パターン登録」又は「パターン削除」の操作を受け付けていない場合(ステップS111;No)には、ステップS112の処理をスキップする。
ステップS108で表示された画面において、検索処理の終了を示す「検索終了」ボタンの操作を受け付けたならば(ステップS113;Yes)、処理を終了する。また、検索処理の終了を示す「検索終了」ボタンの操作を受け付けていない場合(ステップS113;No)には、ステップS109に戻る。
ここで、補足項目として出力可能な対象としては、予め「項目」として独立して管理されているものに限らず、検索条件に対して新たに生成されるものも含む。例えば、「○月○日に○○玉以上再プレイを行った会員」を検索した場合には、会員管理データ55aの履歴データから、検索対象となった会員の当該期日の再プレイ玉数が補足項目として新たに生成されて表示される。
上述してきたように、実施例1では、目的などの検索処理の分類に基づいて標準的に出力する標準出力項目を決定し、検索条件に応じて検索条件に関連する補足項目を出力対象の項目に追加し、利用者の権限及び出力対象項目の出力優先度に基づいて出力対象項目数を抑制できるよう構成したので、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することができる。
実施例1では、遊技システムにおける会員管理装置50における会員情報の検索処理に本発明内容を適用した場合について説明してきたが、本発明に係る技術は遊技システムに適用先を限定するものではない。そこで、実施例2では、レストランなどの施設に係る各種情報が登録されたデータベースを抱える施設情報管理装置100における、施設に係る検索処理に本発明に係るデータベース検索方法を適用した実施例を説明する。
まず、実施例2にかかる施設情報管理装置100の内部構成について説明する。図9は、実施例2にかかる施設情報管理装置100の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、施設情報管理装置100は、表示部110及び入力部120と接続される。表示部110は、液晶パネルやディスプレイ装置等であり、入力部120は、キーボードやマウス等である。
また、施設情報管理装置100は、通信部150と、記憶部130と、制御部140とを有する。通信部150は、インターネットなどの通信網を介して他のコンピュータとのデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部130は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、施設マスタデータ131、施設照会パラメータ132及び照会パターン登録データ133を記憶する。施設マスタデータ131は、レストランなどの施設の施設名、住所、施設利用料、電話番号などの施設に係る各種情報を有するデータベースである。
施設照会パラメータ132は、施設マスタデータ131の検索処理に係るパラメータであり、検索結果として出力される項目を決定するための情報である。この施設照会パラメータ132は、検索処理の種類毎に、検索処理結果で出力する標準出力項目の情報と、検索条件によって追加される補足項目の情報と、各項目の出力優先度の情報と、各項目のセキュリティ情報等とを含む。
照会パターン登録データ133は、利用者に関連付けられて登録された出力形式の情報である。施設マスタデータ131の検索処理では、出力された項目の表示順を入れ替えたり、項目を非表示にしたり、レコードの表示順を変更したりすることが可能で、その変更した出力形式を記憶しておくことが可能である。また、この出力形式を記憶しておくことにより同一の利用者が同一の検索条件を指定して検索した場合に記憶しておいた出力形式で検索結果を出力することができる。照会パターン登録データ133は、これらの出力形式を記憶したデータである。
制御部140は、施設情報管理装置100の全体を制御する制御部であり、施設データ管理部141及び施設データ検索処理部142を有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、それぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
施設データ管理部141は、施設マスタデータ131に含まれる情報の管理を行なう処理部である。施設データ管理部141は、施設に係る情報の登録、更新及び削除の指示を受け付けて、受け付けた指示に基づいて施設マスタデータ131の更新を行う。
施設データ検索処理部142は施設マスタデータ131に対する検索処理を行う処理部である。施設データ検索処理部142は、検索処理の種類及び検索条件の入力を受け付けて、受け付けた検索条件に基づいて施設マスタデータ131を検索して、受け付けた検索処理の種類及び検索条件と施設照会パラメータ132とにより出力対象項目を決定し、検索で特定されたレコードの出力対象項目の情報を出力する。
また、施設データ検索処理部142は、検索結果の出力画面で項目の非表示化、項目の並べ替え及びレコードの並び替えなどの出力形式の変更を行うことが可能である。また、施設データ検索処理部142は、表示中の出力形式を保存する旨の指示を受け付けた場合には、操作者の識別情報に関連付けて、検索処理の種類、検索条件及び出力形式を照会パターン登録データ133に記憶する。施設データ検索処理部142は、同一の操作者により、同一の検索処理の種類及び同一の検索条件による検索を再度受け付けた時には、この照会パターン登録データ133に記憶された出力形式の情報に準じて検索結果を出力することができる。
次に、図9に示した施設情報管理装置100の実施例2に係るデータ構成について図10を用いて説明する。実施例2の施設情報管理装置100のデータは、実施例1の会員管理装置50の会員管理データ55a、会員照会パラメータ55c及び照会パターン登録データ55dに、それぞれ施設マスタデータ131、施設照会パラメータ132及び照会パターン登録データ133が対応する。会員管理装置50が備える会員管理データ55aと、施設情報管理装置100が備える施設マスタデータ131とは、保有する情報が全く異なるが、会員照会パラメータ55cのデータ構造と施設照会パラメータ132のデータ構造とは同等である。また、照会パターン登録データ55dと、照会パターン登録データ133も検索画面に含まれる項目の違いによる差異はあるが、データ構造は同等である。そこで、図10では、施設照会パラメータ132を説明することにより、施設マスタデータ131の保有項目と、施設照会パラメータ132の設定例を説明するものとし、施設マスタデータ131及び照会パターン登録データ133のデータ構造の説明は省略するものとする。
施設照会パラメータ132は、照会処理の種類ごとに設定可能な情報である。図10に示す施設照会パラメータ132の図では、検索処理の種類が「場所優先検索」に対する設定情報を例として、施設照会パラメータ132の論理的な構造及び施設照会パラメータ132に設定可能な情報について説明する。
図10に示す施設照会パラメータ132の「DB項目目」は、施設マスタデータ131のデータベース上の項目名に対応する。また、「表示項目名」は、検索結果表示画面に出力される項目に対応する情報であって、多くは「DB項目名」と1対1に対応するが、図10に示すように一部の表示項目名は複数のDB項目名に対応付けられている。
また、「セキュリティ区分」は、表示項目名ごとに設定される情報で、図10に示す例では、「1」は会員になっている利用者のみ参照可能な情報であることを示している。図10の例では、表示項目名が「昼評価」及び「夜評価」の項目は、セキュリティ区分が「1」であり、会員である利用者のみ参照可能な情報であることを示している。
また、「出力サイズ」は、表示項目名ごとに設定される情報で、検索結果表示画面上に表示する場合に必要な領域サイズを示している。検索結果表示画面に表示することができる領域が制限されている場合などは、当該出力サイズの情報により出力可能か否かの判定をすることができる。
また、「標準出力項目(優先度)」は、表示項目名ごとに設定される情報で、検索条件の指定にかかわらず出力される標準出力項目の出力優先度を示す情報である。図10の「標準出力項目(優先度)」の設定内容は、施設名、所在地、電話番号、分類、最寄駅、総合評価及び地図URLが標準出力項目であり、出力優先度が、それぞれ1、20、10、4、2、5及び30であることを示している。
また、「検索項目に対応する補足項目優先度」は、施設検索画面の検索条件の指定に対して検索結果表示画面に追加出力する補足項目を規定する情報であり、設定される数値は出力優先度を示す。
図10に示す例では、施設検索画面で最寄駅にかかる検索条件を指定した場合には、表示項目名が「最寄駅からの徒歩時間」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「3」番目であることを示している。また、施設検索画面で施設を利用したい日付を検索条件に指定した場合には、表示項目名が「日曜営業」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「11」番目であることを示している。また、施設検索画面で施設を利用したい時間帯を検索条件に指定した場合には、表示項目名が「昼評価」に対する項目と「夜評価」に対する項目とが補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度がそれぞれ「12」番目及び「13」番目であることを示している。また、施設検索画面で施設を利用したい曜日を検索条件に指定した場合には、表示項目名が「日曜営業」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「11」番目であることを示している。また、施設検索画面で施設を利用する人数を検索条件に指定した場合には、表示項目名が「収容人数」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度が「6」番目であることを示している。また、施設検索画面で個室に係る検索条件に指定した場合には、表示項目名が「個室数(4名)」、「個室数(8名)」、「個室数(9名以上)」、「貸切可否」及び「貸切最低人数」に対する項目が補足項目として出力対象項目であり、その出力優先度がそれぞれ「14」番目、「15」番目、「16」番目、「17」番目及び「18」番目であることを示している。
次に、図9に示した施設情報管理装置100における施設マスタデータ131の検索処理に係る画面構成について、図11を用いて説明する。
図11(a)は、施設マスタデータ131の検索処理に係る検索条件を入力するための会員検索画面である。
画面最上部には、当該画面が施設マスタデータ131の検索用の画面であることを示す「施設検索画面」という画面タイトルが出力される。この画面タイトルの下には、検索処理の種類を指定するための項目が配置される。図11(a)に示すように、検索の種類として「場所優先検索」なのか、「分類優先検索」なのかを指定することが可能であり、このいずれでもない場合には「指定しない」が自動選択されることになる。
また、検索処理の種類を入力する項目の下には、検索のパターンを選択するための項目が配置される。検索のパターンは、当該項目でプルダウンされる選択肢から入力することが可能で、選択肢には利用者が以前に照会パターン登録データ133に登録した情報の登録パターン名が表示される。この検索のパターンが選択されると、選択されたパターン名に対応して登録されている検索項目指定内容が、画面上の検索条件に自動的に反映される。検索のパターンを選択することにより検索条件に登録内容を自動反映にした後に、検索条件を変更することもできる。
また、パターンを選択するための項目の下には、検索条件を指定するための項目が続いている。図11(a)に示す例では、検索条件として、最寄りの駅、分類、日付、曜日、人数及び個室の有無に係る条件を指定することができることを示している。
また、画面最下部には、表示されている検索処理の目的及び検索条件で検索を開始することを示す「検索」ボタンが配置される。当該「検索」ボタンが操作されると、指定された検索条件により施設マスタデータ131の検索が行われ、指定された検索処理の種類及び検索条件と、施設照会パラメータ132の情報に基づいて出力対象項目が決定され、検索された施設にかかる出力対象項目の情報を含む検索結果表示画面が表示される。
図11(b)は、施設マスタデータ131の検索処理に係る検索結果を表示するための施設検索結果表示画面である。画面最上部には、当該画面が施設マスタデータ131の検索結果を表示するための画面であることを示す「施設検索結果表示画面」という画面タイトルが出力される。
この画面タイトルの下には、検索された施設に対する情報が一覧表の形式で表示される。この一覧表の各列は、指定された検索の種類及び検索条件と、施設照会パラメータ132の情報に基づいて決定された出力対象項目に対応する。図11(b)に示す画面では、指定された検索の種類及び検索条件と、施設照会パラメータ132の情報に基づいて決定された出力対象項目が、図10の施設照会パラメータ132に示す表示項目名が施設名、最寄駅、最寄駅からの徒歩時間、分類、総合評価、個室数(4名)、個室数(8名)、個室数(9名以上)、貸切可否及び貸切人数に対する項目であることを示している。
また、図11(b)に示すように、施設名、最寄駅、分類及び総合評価の項目は、検索処理の目的により決定された標準出力項目であり、徒歩時間、個室数(4名)、個室数(8名)、個室数(9名以上)、貸切可否及び貸切人数の項目は、検索条件(ここでは、個室にかかる検索条件の指定)に応じて選択された補足項目である。また、図11(b)の施設照会パラメータ132によると、図11(b)に示した項目以外にも標準出力項目があるが、画面表示幅で制限されたことにより出力優先度の低い項目の情報は表示されていない。
また、図11(b)に示すように、検索結果の項目タイトル部分をマウスで右クリックすると、クリックされた項目に対して、項目非表示、右へ移動、左へ移動及び並び替えなどの出力形式を変更するための操作メニューが表示される。このメニューに表示される指示内容を選択することにより、選択された指示内容に応じた出力形式の変更を行うことができる。
また、図11(b)に示すように、画面の最下部には、出力中の出力形式を登録するための「パターン登録」ボタンや、現在使用中の出力形式を削除することを示す「パターン削除」ボタンが配置される。また、画面の最下部の右側には検索処理を終了する旨を指示するための「検索終了」ボタンが配置される。
上述してきたように、実施例2では、検索の種類などの検索処理の分類に基づいて標準的に出力する標準出力項目を決定し、検索条件に応じて検索条件に関連する補足項目を出力対象の項目に追加し、利用者が会員であるか否か及び出力対象項目の出力優先度に基づいて出力対象項目数を抑制できるよう構成したので、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することができる。
なお、上述の実施例1及び実施例2で示したデータ構成は、論理的なデータ構成の例を示したものであって、物理的なデータ構成を限定したものではない。また、上述の実施例1及び実施例2では、標準出力項目及び補足項目は同一のデータベース内に含まれる項目であることを前提として説明を行ってきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、標準出力項目及び補足項目が、他のデータベースに含まれる情報、他のシステムから取得することができる情報又はプログラムコンスタントであってもよい。
また、上述の実施例1及び実施例2では、データベースを自装置内に備える装置が、自装置が備える表示部51、110及び入力部52、120を用いて検索画面の表示及び検索条件の入力を受け付けて、受け付けた内容に基づいてデータベースの検索を行い、検索結果を自装置が備える表示部51、110に出力する旨を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、データベースを抱える装置とは別の装置で検索画面の表示及び検索条件の入力を受け付けて、受け付けた内容を含む検索要求をデータベースを抱える装置に送信し、データベースを抱える装置が受け付けた検索要求に基づいてデータベースを検索し、検索結果に応じた出力内容を編集して、検索要求の送信元の別の装置に編集された出力結果を返信し、別の装置で編集された出力結果を表示するようにしてもよい。また、出力結果についても、ディスプレイ装置に対する表示に限定するものではなく、プリンタで紙などの媒体に出力するようにしてもよいし、他の出力媒体へ受け付けた編集された出力結果を出力するようにしてもよい。
また、上述の実施例1及び実施例2では、検索項目ごとに、何らかの条件が指定された場合に出力対象項目に追加する補足項目を特定するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、検索項目に設定される条件に応じて異なる補足項目を追加するようにしてもよい。また、複数の検索項目に所定の条件が設定されたことを条件に補足項目を追加するようにしてもよい。
また、上述の実施例1及び実施例2において、所定の操作(たとえば項目部分をクリックするなど)に応じて、検索結果を項目についての昇順・降順に並び替えできるようにしてもよく、また、検索結果として抽出された履歴の抽出頻度に応じて自動的に並べ替えられて表示されるようにしてもよい。
また、上述の実施例1及び実施例2においては、検索結果表示画面として単一の検索結果画面が表示される例を示しているが、これに限らず、複数の条件を指定して、複数の検索結果を並行的に表示できるようにしてもよい。また、1度目の検索結果画面を保持したまま、次の検索結果表示画面を並行的に表示できるようにしてもよい。また、このように複数の検索結果を表示する場合に、複数の検索結果間の検索サンプルの異同を判別し、同一サンプルには同一パターンの着色等ができるようにしてもよい。このような構成により、例えば複数の検索結果を見比べることができるとともに、抽出結果の異同が判別しやすくなる、という効果がある。さらに、所定の操作に応じて、検索結果画面の画面データを外部の別の装置に出力できるようにしてもよい。例えば、外部の別の装置として携帯端末(携帯電話、スマートフォン等)を想定した場合には、携帯端末に内蔵されたICチップと非接触通信可能なリーダ/ライタを設け、リーダ/ライタを通じて画面データ情報を出力する方法や、検索結果画面を二次元コード化して画面に表示し、携帯端末に内蔵された撮像装置にてこれを撮像させ、携帯端末内部の二次元コード処理プログラムによってコードから検索結果画面データを取り出させる方法などが適用できる。
また、上述の実施例1及び実施例2で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係るデータベース管理システム及びデータベース管理方法は、利用者が検索しようとする内容に適合する項目を含む検索結果を効率良く出力することに適している。
10 台間カード処理機
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
45a カード管理データ
50 会員管理装置
51、110表示部
52、120 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55、130 記憶部
55a 会員管理データ
55b 賞品マスタ
55c 会員照会パラメータ
55d、133 照会パターン登録データ
56、140 制御部
56a 会員管理部
56b 賞品マスタ管理部
56c 貯遊技媒体管理部
56d 会員管理データ検索部
60 賞品管理装置
80 精算機
100 施設情報管理装置
131 施設マスタデータ
132 施設照会パラメータ
141 施設データ管理部
142 施設データ検索処理部
150 通信部

Claims (6)

  1. 利用者により指定された検索条件を用いて、複数の項目により形成される複数のレコードを含むデータベースを検索するデータベース管理システムであって、
    前記検索条件に関連する関連出力項目を特定する関連出力項目特定部と、
    前記関連出力項目特定部により特定された関連出力項目を、検索結果に含まれる一又は複数のレコードに係る所定の主要出力項目とともに出力するよう制御する出力制御部と
    を備えたことを特徴とするデータベース管理システム。
  2. 前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとに出力優先度を特定する優先度特定部
    をさらに備え、
    前記出力制御部は、
    前記優先度特定部により特定された前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとの出力優先度を特定し、該出力優先度の高い前記主要出力項目及び前記関連出力項目を優先的に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理システム。
  3. 前記出力制御部により出力するよう制御される出力形式の変更に係る形式変更情報を受け付ける形式変更情報受付部と、
    前記出力制御部により出力するよう制御される出力形式を前記検索条件に関連付けて記憶する出力形式記憶部と
    をさらに備え、
    前記出力制御部は、
    前記形式変更情報受付部により前記形式変更情報を受け付けた場合には、受け付けた前記形式変更情報に基づいて前記出力形式を変更して再出力するよう制御し、
    前記検索条件が前記出力形式記憶部で記憶される前記検索条件に一致する場合には、前記出力形式記憶部により記憶される前記出力形式で出力するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータベース管理システム。
  4. 前記検索条件以外に、検索の分類を示す情報を受け付ける分類受付部と、
    前記分類受付部により受け付けた前記検索の分類を示す情報に応じて前記主要出力項目を特定する主要出力項目特定部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のデータベース管理システム。
  5. 前記利用者の権限を取得する権限取得部と、
    前記主要出力項目及び前記関連出力項目ごとに、前記権限取得部で取得した前記利用者の権限に基づいて出力の可否を判定する権限判定部と
    をさらに備え、
    前記出力制御部は、
    前記権限判定部により出力不可と判定された前記主要出力項目及び前記関連出力項目の出力を制限する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデータベース管理システム。
  6. 利用者により指定された検索条件を用いて、複数の項目により形成される複数のレコードを含むデータベースを検索するデータベース管理システムにおけるデータベース管理方法であって、
    前記検索条件に関連する関連出力項目を特定する関連出力項目特定ステップと、
    前記関連出力項目特定ステップにより特定された関連出力項目を、検索結果に含まれる一又は複数のレコードに係る所定の主要出力項目とともに出力するよう制御する出力制御ステップと
    を含んだことを特徴とするデータベース管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018160066A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム

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JP2018160066A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム

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