JP2017029199A - 賞品情報管理システム及び賞品情報管理方法 - Google Patents

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美樹 柏原
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Abstract

【課題】遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することを課題とする。【解決手段】本店管理装置90から賞品マスタ94aの更新内容を含む更新予約データ94cの情報が各店舗の会員管理装置50に配信され、会員管理装置50で配信された情報を記憶した更新予約データ55fに対する変更が行われたならば、会員管理装置50から本店管理装置90に変更内容を通知し、本店管理装置90は受け付けた各店舗の変更内容を更新予約変更履歴データ94dとして記憶する。そして、本店管理装置90で配信済みの更新予約データ94cの変更が行われると、変更された更新予約データ94cに更新予約変更履歴データ94dに登録された店舗での変更内容を反映して各店舗の会員管理装置50に再配信し、会員管理装置50は、受け付けた情報を更新予約データ55fとして記憶して、更新の適用日になったならば更新予約データ55fに基づいて会員管理装置50の管理する賞品マスタ55cを更新するようにした。【選択図】図1

Description

この発明は、パチンコ店等の遊技店において遊技客が獲得した遊技媒体と交換可能な賞品ごとの交換遊技媒体数などの情報を含む賞品マスタデータを管理する賞品情報管理システム及び賞品情報管理方法に関する。
従来、遊技店の賞品交換カウンタには、「賞品管理装置」と呼ばれる装置が配設されており、かかる賞品管理装置は、各賞品の交換に要する遊技媒体数(以下、「交換遊技媒体数」と言う)などの情報を管理している。そして、賞品交換カウンタに遊技客が訪れたならば、店員は、この賞品管理装置を用いて遊技客が獲得した遊技媒体を賞品に交換することになる。
最近では、例えば1玉4円で玉貸しを行う4円コーナーや、1玉1円で玉貸しを行う1円コーナーが一つの遊技店内に併設されるケースが増えてきたため、上記の賞品管理装置は、全ての賞品に係る遊技媒体の貸出レート毎の交換遊技媒体数の情報(以下、「賞品マスタデータ」と言う)を有して、該賞品マスタデータを用いて賞品交換処理を行っている。
遊技店が遊技客に提供する賞品が追加となった場合や賞品の価格が変更になった場合には、賞品マスタデータの更新を行う必要がある。そのため、特に複数の店舗を有する大型チェーン店などで多様な遊技媒体の貸出レートの遊技を提供しているような場合に各店舗に配設される賞品管理装置が有する賞品マスタデータを効率よく更新する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、賞品管理装置と通信可能に接続される上位管理装置で賞品毎に交換に関するデータの入力を受け付け、生成された賞品マスタデータを各店舗の賞品管理装置に配信することによって賞品管理装置が有する賞品マスタデータを更新する技術が開示されている。
この特許文献1によれば賞品マスタデータの更新時に管理装置から全店の賞品管理装置に更新された賞品マスタデータを配信することになり、配信を受けた賞品管理装置では、配信を受けた賞品マスタデータに基づいて、更新処理を行うことになる。
特開2003−103037号公報
しかしながら、賞品マスタデータの配信により、業務が非効率になる場合がある。例えば、賞品マスタデータに対して、店舗側の事情により変更を加えていた場合に、その後に配信された賞品マスタデータによる更新がなされ、変更内容の一部あるいは全部が失われてしまう場合がある。このような場合は、変更を再度行わなければならず非効率である。
これらのことから、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理をいかに効率的に行えるようにするかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためのものであって、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することのできる賞品情報管理システム及び賞品情報管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する賞品情報管理システムであって、遊技店の店舗内に設置され、遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する店舗内装置と、前記店舗内装置と通信可能に接続される上位管理装置とを含み、前記上位管理装置は、前記賞品情報に対する更新指示を受け付けて、前記店舗内装置に更新内容を送信するための更新用情報を作成する更新用情報作成手段と、前記更新用情報作成手段により作成された更新用情報を前記店舗内装置に送信する更新用情報送信手段とを備え、前記店舗内装置は、前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を記憶する更新用情報記憶手段と、前記更新用情報記憶手段に記憶された更新用情報に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する賞品情報更新手段と、所定の指示入力に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する指示更新手段と、前記指示更新手段による更新内容と、前記更新用情報の整合性を保持する整合性保持手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記整合性保持手段は、前記指示更新手段により行われた前記賞品情報の更新に係る履歴情報を前記上位管理装置に送信し、前記上位管理装置は、前記店舗内装置から受信した前記履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段をさらに備え、前記更新用情報作成手段は、受け付けた前記賞品情報に対する更新指示と、前記履歴情報記憶手段に記憶される前記履歴情報とに基づいて前記更新用情報を作成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記整合性保持手段は、前記指示更新手段により行われた前記賞品情報の更新に係る履歴情報を記憶し、前記更新用情報記憶手段は、前記整合性保持手段により記憶された前記履歴情報に基づいて、前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を更新して更新後の更新用情報を記憶することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記更新用情報作成手段は、前記賞品情報に対する更新指示に更新を適用する日付を示す適用日に係る指示が含まれる場合には、該適用日を含む更新用情報を生成し、前記賞品情報更新手段は、前記更新用情報に前記適用日が含まれている場合には、該適用日に応じたタイミングで自装置が管理する賞品情報を更新し、前記指示更新手段は、前記更新用情報記憶手段に記憶される前記更新用情報に含まれる前記適用日に至っていない場合に、前記所定の指示入力にて、該更新用情報により更新された後の賞品情報に係る更新指示を受け付けた場合には、前記更新用情報記憶手段に記憶される前記更新用情報を更新することを特徴とする。
また、本発明は、遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する賞品情報管理方法であって、遊技店の店舗内に設置される店舗内装置と通信可能に接続される上位管理装置において、遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報に対する更新指示を受け付けて、前記店舗内装置に更新内容を送信するための更新用情報を作成する更新用情報作成ステップと、前記更新用情報作成ステップにより作成された更新用情報を前記店舗内装置に送信する更新用情報送信ステップと、遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する前記店舗内装置において、前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を記憶する更新用情報記憶ステップと、前記更新用情報記憶ステップにより記憶された更新用情報に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する賞品情報更新ステップと、所定の指示入力に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する指示更新ステップと、前記指示更新ステップによる更新内容と、前記更新用情報の整合性を保持する整合性保持ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、遊技店の店舗内に設置される店舗内装置と通信可能に接続される上位管理装置において、遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報に対する更新指示を受け付けて、店舗内装置に更新内容を送信するための更新用情報を作成し、作成された更新用情報を店舗内装置に送信し、遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する店舗内装置において、上位管理装置から受信した更新用情報を記憶し、店舗内装置において、記憶された更新用情報に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新し、店舗内装置において、所定の指示入力に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新し、店舗内装置において、所定の指示入力に基づいて行った自装置が管理する賞品情報の更新内容と、更新用情報の整合性を保持するよう構成したので、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することができる。
図1は、実施例1に係る賞品情報管理システムにおける賞品マスタの予約更新に係る処理の概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る賞品情報管理システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示した台間カード処理機の実施例1に係るデータ構成について説明するための図である。 図6は、図2に示したカード管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図7は、図6に示したカード管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図である。 図8は、図2に示した会員管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図9は、図8に示した会員管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図(その1)である。 図10は、図8に示した会員管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図(その2)である。 図11は、図2に示した賞品管理装置の外観構成を示す図である。 図12は、図2に示した賞品管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図13は、図12に示した賞品管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図である。 図14は、図2に示した本店管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図15は、図14に示した本店管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図(その1)である。 図16は、図14に示した本店管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図(その2)である。 図17は、図14に示した本店管理装置の実施例1に係るデータ構成について説明するための図(その3)である。 図18は、図2に示した本店管理装置における実施例1に係る配布用賞品マスタを店舗の会員管理装置へ送信する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図19は、図2に示した本店管理装置における実施例1に係る賞品マスタの更新予約を行うための画面構成を示す図である。 図20は、図2に示した会員管理装置が本店管理装置から更新予約データに基づく更新予約情報を受け付けた後に、実施例1に係る更新予約情報の確認及び店舗における変更を行うための画面構成を示す図である。 図21は、図2に示した本店管理装置における実施例1に係る更新予約データの登録及び更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 図22は、図2に示した会員管理装置における実施例1に係る本店管理装置から配信された更新予約データに基づく更新予約情報を受信時の処理の処理手順を示すフローチャートである。 図23は、図2に示した会員管理装置における実施例1に係る本店管理装置から配信された配布用更新予約データの確認及び更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 図24は、図2に示した会員管理装置における実施例1に係る賞品マスタに対する賞品の追加処理の処理手順を示すフローチャートである。 図25は、図2に示した賞品管理装置における実施例1に係る睡眠賞品の賞品検索処理の処理手順を示すフローチャートである。 図26は、図2に示した会員管理装置における実施例1に係る賞品管理装置から睡眠賞品の賞品検索要求を受け付けたときの処理の処理手順を示すフローチャートである。 図27は、図2に示した本店管理装置における実施例1に係る賞品の移動に係る通知を受け付けたときの処理の処理手順を示すフローチャートである。 図28は、会員管理装置の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図29は、本店管理装置の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図30は、会員管理装置における実施例2に係る本店管理装置から更新予約データを受け付けたときの更新予約データの更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 図31は、会員管理装置の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。 図32は、本店管理装置の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。 図33は、図31に示した会員管理装置における、本店管理装置から更新された賞品マスタに係る情報が配信されたときの実施例3に係る自装置内の賞品マスタの更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 図34は、会員管理装置の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。 図35は、賞品管理装置の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る賞品情報管理システム及び賞品情報管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、実施例1に係る賞品情報管理システムにおける賞品マスタ94a、55cの予約更新に係る処理の概要について図1を用いて説明する。図1に示すのは、本店に配設される本店管理装置90で賞品マスタ94aの更新の予約情報である更新予約データ94cを作成し、更新予約データ94cの情報を店舗X及び店舗Yに配信後に、本店管理装置90における更新予約データ94cに対する変更及び各店舗の会員管理装置50におけるおいて配信された情報に基づいて内部に記憶した更新予約データ55fに対する変更が行われる場合の更新予約データ94c及び更新予約データ55fの管理手順の例である。
本店管理装置90において更新予約データ94cが登録されると、登録された更新予約データ94cの情報は(a)の配信処理により店舗X及び店舗Yの会員管理装置50に配信される。図1に示す例は、本店管理装置90で登録した更新予約データ94cには、A賞品、B賞品、C賞品及びD賞品に係る更新情報が含まれていることを示している。
配信された更新予約データ94cの情報を受け付けた店舗Xの会員管理装置50は、(b)の処理で受け付けた更新予約データ94cの情報に対してB賞品に係る更新情報の変更操作を受け付けて、受け付けた変更内容を反映したデータを更新予約データ55fとして記憶する。また、店舗Xの会員管理装置50は、(c)の変更内容の通知処理により、(b)で受け付けたB賞品の変更内容を本店管理装置90に送信する。
また、配信された更新予約データ94cの情報を受け付けた店舗Yの会員管理装置50は、(d)の処理で受け付けた更新予約データ94cの情報に対してB賞品及びC賞品に係る更新情報の変更操作を受け付けて、受け付けた変更内容を反映したデータを更新予約データ55fとして記憶する。また、店舗Yの会員管理装置50は、(e)の変更内容の通知処理により、(d)で受け付けたB賞品及びC賞品の変更内容を本店管理装置90に送信する。
本店管理装置90は、店舗X及び店舗Yから受け付けた更新予約データ94cの情報に対する変更内容を更新予約変更履歴データ94dに追加して管理する。図1の更新予約変更履歴データ94dの例は、B賞品の店舗Xにおける変更内容と、B賞品の店舗Yにおける変更内容と、C賞品の店舗Yにおける変更内容とが記憶されていることを示している。
その後、本店管理装置90において、(f)の更新予約データ94cに対する変更操作が行われると、自装置内の更新予約データ94cに受け付けた変更内容を反映する。図1に示す例では、(f)の変更処理においてC賞品及びD賞品の登録内容が更新されたことを示している。本店管理装置90では、一旦配信された更新予約データ94cの変更が行われると、(g)の処理で変更された更新予約データ94cに更新予約変更履歴データ94dに基づいて店舗別の変更内容をマージして配信する。
具体的には、店舗Xに対してはB賞品については店舗Xで変更された情報を反映し、C賞品及びD賞品は本店管理装置90で変更された情報の反映されたデータが配信され、店舗Xの会員管理装置50は、受け付けたデータを更新予約データ55fとして記憶する。また、店舗Yに対してはB賞品については店舗Yで変更された情報を反映し、C賞品及びD賞品は本店管理装置90で変更された情報の反映されたデータが配信され、店舗Yの会員管理装置50は受け付けたデータを更新予約データ55fとして記憶する。店舗Y向けに配信するデータについては、店舗Yでも本店管理装置90でも同じC賞品に対する変更が行われており、この場合については本店管理装置90で変更された情報を配信する。
なお、本実施例では同一の賞品に対する変更が本店管理装置90及び店舗の両方で行われた場合には、本店管理装置90で変更した情報を採用するものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、同一の賞品に対する変更であったとしても、変更した内容が例えば一方が賞品名で一方が賞品価格である場合のように異なる項目に対する変更である場合には、それぞれの変更をマージした内容としてもよい。
本店管理装置90では、更新適用日になったならば、更新予約データ94cに基づいて(h)に示す更新適用処理により賞品マスタ94aを更新する。図示しないが店舗X及び店舗Yにおいては、(g)の配信処理で更新予約データ55fが変更されたならば、更新予約データ55fの変更内容についての確認が行われる。店舗Xでは、更新されていないA賞品及び(b)で更新したB賞品については既に確認済みであり、C賞品及びD賞品が変更されており確認が必要で有ることが識別できるように表示される。また、店舗Yでも、更新されていないA賞品及び(d)で更新したB賞品については既に確認済みであり、C賞品及びD賞品が変更されており確認が必要で有ることが識別できるように表示される。店舗Yでは、C賞品に対する店舗独自の変更が必要であればこの時点でさらに変更をすることも可能である。
そして、店舗X及び店舗Yでは、このような確認及び必要に応じて変更が行われたそれぞれの更新予約データ55fに基づいて(i)、(j)の更新の適用処理にて、それぞれの賞品マスタ55cの更新が行われる。
このように、本店管理装置90から賞品マスタ94aの更新内容を含む更新予約データ94cの情報が各店舗の会員管理装置50に配信され、会員管理装置50で配信された情報を記憶した更新予約データ55fに対する変更が行われたならば、会員管理装置50から本店管理装置90に変更内容を通知し、本店管理装置90は受け付けた各店舗の変更内容を更新予約変更履歴データ94dとして記憶する。そして、本店管理装置90で配信済みの更新予約データ94cの変更が行われると、変更された更新予約データ94cに更新予約変更履歴データ94dに登録された店舗での変更内容を反映して各店舗の会員管理装置50に再配信し、会員管理装置50は、受け付けた情報を更新予約データ55fとして記憶して、更新の適用日になったならば更新予約データ55fに基づいて会員管理装置50の管理する賞品マスタ55cを更新するようにしたので、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することができる。この実施形態によれば、例えば以下のような効果もある。店舗では賞品名に「*」などのマークを付けることによって、価格が変更になっていることを分かり易くしたり、店舗独自のキャンペーンとして交換遊技媒体数を変更したりする場合がある。このように賞品マスタデータに含まれる情報を店舗で変更された後に、店舗側の変更とは別の変更が管理装置側で行われ再度賞品マスタデータの配信が行われると、店舗側で行われた変更が上書きされて消えてしまうこととなることを抑止できる。このため、店舗の担当者は店舗で行った賞品マスタデータの変更を再度行うような事態を避けることができ、業務が非効率になることを防止できる。また、店舗で行った賞品マスタデータの変更が、管理装置側からの賞品マスタデータの再配信により上書きされて消えてしまったことに気付かずに店舗側の賞品マスタデータの再変更が漏れてしまうと賞品交換の運用に支障をきたしたり、場合によっては店舗の意図と異なる数の遊技媒体と賞品とを交換してしまったりすることを防止できる。
次に、実施例1に係る賞品情報管理システムのシステム構成を説明する。図2は、実施例1に係る賞品情報管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、賞品情報管理システムは本店に設置される装置と、複数の店舗に設置される装置とを含む。本店には本店管理装置90が設置され、インタネットなどのデータ通信網を介して各店舗の会員管理装置50と接続される。本店管理装置90は、各店舗で遊技媒体と交換する賞品に係る情報を管理する装置である。本店管理装置90が管理する賞品に係る情報には、交換遊技媒体数を算出するための賞品価格などの賞品毎のマスタ情報、しばらく取扱実績のない睡眠賞品に係る情報及び賞品ごとの在庫情報などを含む。
また、図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、精算機80とが接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御装置は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の遊技玉が払い出される。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し並びにカード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉を払い出す。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10とを関連付けて管理し、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉口座の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉口座に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、対応するプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値残高及び持玉数を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データ55aを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連付けて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉口座の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連付けられた貯玉口座の残高を所定数減算し、減算後の貯玉口座の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、リーダがカードを受け付けた場合には、リーダで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、カードが挿入されると、このカードのカードIDを含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値残高を取得し、取得したプリペイド価値残高に相当する現金の払い戻し処理を行うことができる。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、100円=1度数の場合に5度数)減算してカード管理データ45aを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば125玉)の遊技玉を払い出す。
次に、図2に示したシステムで持玉又は貯玉の再プレイ処理について説明する。再プレイには、持玉の再プレイと貯玉の再プレイがあるが、台間カード処理機10で遊技客から受け付けることができるのは再プレイの指示であり、持玉の再プレイ処理を行うのか貯玉の再プレイ処理を行うのかは、持玉又は貯玉を使用する優先度に従って自動的に選択される。
また、持玉再プレイ及び貯玉再プレイについて、遊技機20の玉の貸出レートと異なる持玉又は貯玉を用いて再プレイする乗入再プレイも可能である。複数の貸出レートに対する持玉口座又は貯玉口座がある場合に、再プレイの指示を受け付けたならば、どの貸出レートの持玉若しくは貯玉を使用するかは、再プレイを行う遊技機20の遊技種ごとに設定される再プレイに使用する持玉口座又は貯玉口座の優先度に従って自動的に選択される。
また、再プレイの指示は、台間カード処理機10の表示操作部13に表示される「再プレイ」ボタンの押下等によって受け付けるが、持玉又は貯玉の再プレイ、持玉又は貯玉の乗入再プレイのいずれもできない場合には、再プレイの指示を受け付けるボタンを操作できない状態にすること等によって、再プレイの指示自体を受け付けられないように制御する。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードIDにより特定される各レートの持玉口座の残高をゼロにクリアする。台間カード処理機10は、再プレイ操作を受け付けて持玉再プレイを行う場合には、記憶した持玉の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けた場合には、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、各レートの持玉の残高と持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を受信した残高の値に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイが可能である。なお、ここでは、貯玉口座の残高が払出単位数以上である場合に貯玉再プレイが可能な場合について説明を行なったが、貯玉再プレイデータに貯玉再プレイ可能回数が示されているならば、貯玉再プレイ可能回数が1以上である場合に貯玉再プレイが可能としてもよい。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を行う場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉口座の残高を更新し、遊技玉を貯玉再プレイ単位数だけ払い出す。また、更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数に相当する値未満となったかを判定し、貯玉再プレイ単位数に相当する値未満であれば、貯玉再プレイ操作を受け付け不可とする。更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数に相当する値以上であれば、再度再プレイ操作を受け付け可能であり、再プレイ操作を受け付けて貯玉再プレイを行う場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイでは、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行なうように設定してもよい。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データ45aの持玉口座の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉口座が存在する場合には、該持玉口座の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉口座の残高に通知された持玉口座残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉口座の残高をゼロにクリアする。
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10の外観構成を示す図である。なお、図3では、遊技機20に接続された台間カード処理機10の外観構成として示している。また、併設される遊技機20は、破線で図示している。また、図3では、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12aとを有する。また、台間カード処理機10は、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13と、カードを受け付けるカード挿入口14aと、携帯端末等をかざすためのかざし部14bと、遊技玉を遊技機20に投出するノズルユニット18aと、遊技機20の下皿から落下させた遊技玉を計数する計数ユニット18bとを有する。
次に、図2に示した台間カード処理機10の実施例1に係る内部構成について説明する。図4は、台間カード処理機10の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、かざし部14bと、通信部15と、記憶部16と、制御部17と、ノズルユニット18aと、計数ユニット18bとを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て、リーダライタ14に対しカード挿入口14aと反対側に位置する図示しないカード収納部に収納される。カード収納部には、一般カードが複数枚収納可能になっている。そして、台間カード処理機10は、記憶部16の有価価値データ16b(プリペイド価値あるいは持玉)の残高が存在している場合に、遊技客によりカードの返却操作が行われた場合には、収納されているカードに有価価値データ16bを関連付ける処理を行った上で、カードを排出するカード発行動作を行う。なお、処理対象(有価価値データ16bの関連付けの対象)のカードが一般カードの場合には、カードIDをリーダライタ14の読み取り位置で読み取ってカード情報を取得した後、一般カードをカード収納部に収納してカードの排出まで待機させる。処理対象のカードが会員カードである場合には、カードIDをリーダライタ14の読み取り位置で読み取ってカード情報を取得した後、会員カードを当該読み取り位置で保持したままカードの排出まで待機させる。リーダライタ14は、一般カードを収納部に収納した状態で、会員カードを読み取り位置に保持できるようカード搬送路が構成されていることにより、一般カードと会員カードの双方を処理できるようになっている。かざし部14bは、携帯端末等がかざされた場合に、近距離無線通信により携帯端末の固有ID(例えばIDm)等の各種情報を読み取るインタフェースである。
通信部15は、遊技機20及び島コントローラ30との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。ノズルユニット18aは、玉貸し又は再プレイにより遊技玉を払い出す際に、その一部又は全ての払い出しに使用される。計数ユニット18bは、遊技玉を計数するユニットである。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、カードID16a、有価価値データ16b、装置ID16c及び遊技設定データ16dを記憶する。
カードID16aは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。また、カードが挿入されていない状態で入金が行なわれたならば、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。なお、実施例1ではカードが挿入されていない状態の入金操作で、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新されるとしたが、これに限定するものではない。最後にカードが排出された時に、図示しないカード収納部の一番上にあるカードをリーダライタ14に搬送して、カードIDを読み取って記憶しておくことによって、遊技客によるカード挿入がされていない状態で入金された場合には、記憶しているカードIDでカードID16aを更新するものとしてもよい。
有価価値データ16bは、遊技玉の払い出しを受けるために使用可能な有価価値を示すデータである。この有価価値には、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高、持玉口座の残高、貯玉再プレイ用の暗証番号並びに貯玉口座の残高を含む。なお、貯玉口座の残高は当日貯玉された分と、当日貯玉された分を含む貯玉口座ごとの合計の残高とを有する。また、有価価値データ16bは、カード挿入時にカード管理装置40に対して送信したカード挿入通知に対する応答が記憶されたもので、以降玉貸操作や再プレイ操作に応じて更新されて管理される。
装置ID16cは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技設定データ16dは、台間カード処理機10に設定された遊技種等を示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、1玉4円の貸出レートの遊技に「玉4円」、1玉2円の貸出レートの遊技に「玉2円」、1玉1円の貸出レートの遊技に「玉1円」のように、貸出レート毎に遊技種名を設定して管理している。したがって、4円区画に設置された台間カード処理機10は、遊技設定データ16dとして「玉4円」を記憶し、2円区画に設置された台間カード処理機10は、遊技設定データ16dとして「玉2円」を記憶し、1円区画に設置された台間カード処理機10は、遊技設定データ16dとして「玉1円」を記憶することとなる。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部17a及び計数処理部17bを有する。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID16a及び装置ID16cを含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値により有価価値データ16bを更新する。データ管理部17aは、有価価値データ16bに示されたプリペイド価値、持玉及び貯玉の値を適宜表示操作部13に表示制御する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID16a及び装置ID16cを含む玉貸要求をカード管理装置40に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、所定数の遊技玉を払い出す。
また、データ管理部17aは、遊技客により持玉再プレイ操作が行なわれた場合に、有価価値データ16bに示された持玉口座の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
また、データ管理部17aは、有価価値データ16bに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID16a及び装置ID16cを含む貯玉再プレイ要求をカード管理装置40を経由して会員管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、貯玉口座の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数の遊技玉を払い出す。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、有価価値データ16bに示された暗証番号と一致することを貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合に、カードID16a、装置ID16c並びに持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信して、自装置持玉口座の残高をゼロにクリアした後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID16a及び装置ID16cを含む入金通知をカード管理装置40に送信する。
計数処理部17bは、計数ユニット18bに遊技玉が投入された場合に、計数ユニット18bに遊技玉の計数を行わせ、計数結果を有価価値データ16bの持玉数に加算する処理を行なう。
次に、図4に示した台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明する。図5は、台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
有価価値データ16bは、カードID16aに関連付けて管理されているプリペイド価値、玉の貸出レートを示す遊技種ごとの持玉の残玉数、貯玉再プレイ用の暗証番号、遊技種ごとの貯玉の残玉数を有する。図5の有価価値データ16bの例は、プリペイド価値が「7000」円で、玉4円の持玉の残玉数が「2000」玉、玉2円の持玉の残玉数が「0」玉、玉1円の持玉の残玉数が「0」玉で、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」で、玉4円の貯玉の残玉数が「0」玉、玉2円の貯玉の残玉数が「1000」玉、玉1円の貯玉の残玉数が「300」玉であることを示している。
遊技設定データ16dは、遊技種名と当該遊技種名に対応する遊技媒体種と遊技媒体単価と遊技媒体貸出単位とを含む。遊技媒体単価には、遊技媒体数と当該遊技媒体数に対応する税込の価格とを有する。また、遊技媒体貸出単位は、通常の遊技媒体の貸出の単位である遊技媒体数と当該遊技媒体数に対応する税込の価格とを有する。図5の遊技設定データ16dの例は、遊技種名が「玉4円」で、使用する遊技媒体の種類が「遊技玉」で、遊技媒体単価が遊技媒体数「25玉」が税込価格「100円」で、遊技媒体貸出単位が遊技媒体数「125玉」で税込価格「500円」であることを示している。
次に、図2に示したカード管理装置40の実施例1に係る内部構成について説明する。図6は、カード管理装置40の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図6に示すように、カード管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。店舗ネットワーク通信部44は、通信回線を介して台間カード処理機10、会員管理装置50、賞品管理装置60等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ45aを記憶する。カード管理データ45aは、カードIDに対し、プリペイド価値の残高と、各レートの持玉口座の残高と、該カードが挿入されている台間カード処理機10のIDを示す使用先IDとを対応付けたデータである。
制御部46は、カード管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46aを有する。実際には、この機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、このプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部46aは、カード管理データ45aの管理を行なう処理部である。具体的には、カード管理部46aは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、カード挿入通知に示されたカードIDの使用先IDを、同じくカード挿入通知に示された装置IDとする。また、カード挿入通知に示されたカードIDに関連付けられたプリペイド価値と各レートの持玉口座の残高とを有価価値として台間カード処理機10に通知する。また、挿入されたカードが会員カードである場合には、会員管理装置50に対してカード挿入通知を転送する。カード管理部46aは、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合に、持玉減算要求に示された持玉口座の残高をゼロにクリアしてカード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10からカードIDを含む玉貸要求を受信した場合に、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値が所定値以上であるか否かを判定する。プリペイド価値が所定値以上である場合には、カード管理部46aは、プリペイド価値を所定値減算してカード管理データ45aを更新し、台間カード処理機10に更新後のプリペイド価値を含む玉貸許可を送信する。一方、プリペイド価値が所定値未満である場合には、カード管理部46aは、台間カード処理機10に玉貸不可を通知する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10から金額、カードID16a及び装置ID16cを含む入金通知を受信した場合に、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値を入金通知に示された金額に対応する度数分加算して、カード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に転送する。また、貯玉再プレイ要求に対する会員管理装置50からの応答についても、カード管理部46aが転送制御をおこなう。
また、カード管理部46aは、持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉口座の残高に受信した持玉数を加算して、カード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、カード排出通知を受信した場合には、該カードIDの使用先IDについて値を消去し、カード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられた各レートの持玉口座の残高を賞品管理装置60に対して通知する。
次に、図6に示したカード管理装置40の実施例1に係るデータ構成について説明する。図7は、カード管理装置40の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
カード管理データ45aは、カードIDに関連付けて、該カードIDのカードを使用している装置の使用先IDと、プリペイド価値と、持遊技媒体数とを有する。また、持遊技媒体数は、遊技種ごとの持遊技媒体の残高であり、遊技種が玉4円、玉2円、玉1円、メダル20円及びメダル5円の持遊技媒体の残高を有している。
図7のカード管理データ45aの例は、カードID「00001」のカードが、使用先IDが示す「5006」の装置で使用中で、プリペイド価値が「7,000」円であり、玉4円の持玉数が「2,000」玉で、玉2円の持玉数が「0」玉で、玉1円の持玉数が「0」玉で、メダル20円の持メダル数が「0」枚で、メダル5円の持メダル数が「0」枚であることを示している。
次に、図2に示した会員管理装置50の実施例1に係る内部構成について説明する。図8は、会員管理装置50の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図8に示すように、会員管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続される。表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等であり、入力部52は、キーボードやマウス等である。
また、会員管理装置50は、外部ネットワーク通信部53と、店舗ネットワーク通信部54と、記憶部55と、制御部56とを有する。外部ネットワーク通信部53は、インタネットなどの通信網を介して本店管理装置90とデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内の通信回線を介して賞品管理装置60及びカード管理装置40等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員管理データ55a、遊技種設定データ55b、賞品マスタ55c、配布賞品マスタ55d、睡眠賞品データ55e、更新予約データ55f、更新予約変更履歴データ55g及び店舗追加賞品データ55hを記憶する。会員管理データ55aは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに関連付けて、氏名、貯玉、携帯IDm、住所、電話番号等を関連付けたデータである。詳細は後述する。
遊技種設定データ55bは、遊技種に対して遊技媒体の種類、貸出レート、交換レート及び表示名等を関連付けたデータである。賞品マスタ55cは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータであり、賞品毎の価格情報、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を有する。
配布賞品マスタ55dは、本店管理装置90から受信した賞品のマスタ情報を記憶した情報である。配布賞品マスタ55dは、賞品マスタ55cと同じデータ型式のデータであるが、当該店舗で所定期間取扱実績のない睡眠賞品の情報も含まれている。また、配布賞品マスタ55dには、逆に当該店舗で独自に追加された賞品に係る情報は含まれていない。
睡眠賞品データ55eは、本店管理装置90から受信した情報を記憶したデータであって、所定期間取扱実績のない睡眠賞品の情報を記憶したデータである。会員管理装置50は、賞品マスタ55cを賞品管理装置60に送信する際には、睡眠賞品データ55eに含まれる睡眠賞品を除くことによって送信データ量の削減を実現している。また、このように睡眠賞品データ55eに含まれる睡眠賞品を除いた賞品マスタ55cを作成することによって、賞品管理装置60における賞品検索に係る処理性能の向上に効果がある。
更新予約データ55fは、賞品マスタ55cに係る更新予約情報であって、賞品マスタ55cの更新内容と、該更新内容を適用する更新適用日などの情報を含む。また、更新予約データ55fは、本店管理装置90から受信した更新予約データ94cをそのまま記憶することにより生成され、店舗での確認及び変更指示を受け付けて、変更指示を受け付けた場合には受け付けた変更指示が反映される。
更新予約変更履歴データ55gは、本店管理装置90から受け付けた更新予約データ94cに対する変更履歴を記憶したデータである。店舗追加賞品データ55hは、店舗独自に追加した賞品に係る情報である。
制御部56は、会員管理装置50を全体制御する制御部であり、会員管理部56a、賞品マスタ管理部56b、睡眠賞品データ管理部56c、更新予約データ管理部56d、追加賞品データ管理部56e、賞品在庫管理部56f及び遊技種設定処理部56gを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、それぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
会員管理部56aは、貯遊技媒体に係る情報を除く会員管理データ55aに含まれる情報の管理を行なう処理部である。会員管理部56aは、会員登録要求を受け付けた場合には、会員管理データ55aに会員を追加する更新を行なう。また、会員管理部56aは、カード管理装置40を経由して台間カード処理機10から会員カードのカードIDを含むカード挿入通知を受け付けた場合には、会員管理データ55aを受け付けたカードIDで検索し、該カードIDに対応する貯遊技媒体数に基づいて貯遊技媒体再プレイデータを生成し、カード管理装置40を経由して台間カード処理機10に返信する。また、会員管理部56aは、カード管理装置40を経由して台間カード処理機10から会員カードのカードIDを含む貯遊技媒体再プレイ要求を受け付けた場合には、受け付けたカードIDに対応する会員の貯遊技媒体数を所定数減算し、減算後の貯遊技媒体数に対応する貯遊技媒体再プレイデータを生成して、カード管理装置40を経由して台間カード処理機10に返信する。
賞品マスタ管理部56bは、本店管理装置90から賞品マスタ55cの更新に係るデータを受け付けて、受け付けたデータを配布賞品マスタ55dに登録するとともに、配布賞品マスタ55dに基づいて賞品マスタ55cの更新を行う。賞品マスタ管理部56bは、配布賞品マスタ55dに含まれている賞品であっても睡眠賞品データ55eに含まれている賞品の場合には賞品マスタ55cには反映しない。また、賞品マスタ管理部56bは、配布賞品マスタ55dに含まれていない賞品であっても、店舗追加賞品データ55hに含まれている賞品は賞品マスタ55cに反映する。
睡眠賞品データ管理部56cは、本店管理装置90から睡眠賞品にかかる情報を受け付けて、受け付けた情報を睡眠賞品データ55eとして記憶する。また、睡眠賞品データ管理部56cは、賞品管理装置60から賞品検索要求を受け付けたならば、受け付けた検索要求に基づいて配布賞品マスタ55dを検索する。睡眠賞品データ管理部56cは、賞品検索要求に基づいて配布賞品マスタ55dを検索した結果、対応する賞品が検索された場合には、検索結果を賞品管理装置60に応答するとともに、睡眠賞品データ55eから当該賞品を削除し、店管理装置90に当該賞品に関する取り扱いがあった旨を通知する。
更新予約データ管理部56dは、本店管理装置90から賞品マスタ55cに係る更新予約情報を受け付けて、受け付けた情報を更新予約データ55fに登録する。また、更新予約データ管理部56dは、本店管理装置90から受け付けた更新予約情報を画面に表示し、確認及び変更指示を受け付けて、変更指示を受け付けた場合には受け付けた内容を更新予約データ55fに反映する。また、更新予約データ管理部56dは、更新予約情報に係る変更指示を受け付けた場合には、更新予約変更履歴データ55gに変更内容を登録すると共に、受け付けた変更内容を本店管理装置90に送信する。
追加賞品データ管理部56eは、店舗独自の賞品の追加を行うための処理部であり、追加賞品に係る情報を受け付けて店舗追加賞品データ55hに登録する。また、追加賞品データ管理部56eは、店舗独自の賞品の追加を受け付けると、受け付けた賞品に係る情報を本店管理装置90に通知する。このようにして本店管理装置90に店舗独自で追加された賞品が通知され、本店で全店共通の賞品とする旨の操作が行われると、本店管理装置90の管理する賞品マスタ94aに追加されることになる。追加賞品データ管理部56eは、本店管理装置90からの配信によって自装置の賞品マスタ55cに店舗独自に追加した賞品が追加されたことを確認したならば、店舗追加賞品データ55hから独自追加賞品の情報を削除する。
賞品在庫管理部56fは、取り扱う賞品の入荷及び出荷に伴って、入荷及び出荷に係る情報を受け付けて、受け付けた内容を本店管理装置90に通知する。また、賞品管理装置60における賞品交換の内容を受け付けて遊技客に遊技媒体と交換で受け渡された賞品の種類及び個数などの情報を本店管理装置90に通知する。遊技種設定処理部56gは、遊技種設定データ55bの情報を設定するための処理部である。また、遊技種設定処理部56gは、遊技種設定データ55bが更新されたならば遊技種設定データ55bを本店管理装置90に送信する。
次に、図8に示した会員管理装置50の実施例1に係るデータ構成について説明する。図9及び図10は、会員管理装置50の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
図9に示すように会員管理データ55aは、カードIDに関連付けられた、会員区分、携帯IDm、暗証番号、来店等により付与されたポイント数、会員個人情報及び貯遊技媒体数をレコードの保有項目とするデータである。会員個人情報には、氏名、住所、電話番号等の情報を有する。貯遊技媒体数は遊技種ごとに預け入れられた遊技媒体の数を有している。
図9の会員管理データ55aの例は、カードIDが「00001」の会員が、会員区分が「正規会員」で、暗証番号が「1234」で、ポイント数が「200」ポイントで、遊技種が玉4円の貯玉が「0」玉で、遊技種が玉2円の貯玉が「1,000」玉で、遊技種が玉1円の貯玉が「300」玉で、遊技種がメダル20円の貯メダルが「0」枚で、遊技種がメダル5円の貯メダルが「0」枚であることを示している。
図9に示すように遊技種設定データ55bは、遊技種名、遊技媒体種、貸出レート及び表示名等をレコードの保有項目とするデータである。図9の遊技種設定データ55bの例は、遊技種名が「玉4円」の遊技種とは、遊技媒体種が「遊技玉」で、貸出レートが1玉「4円」で、表示名が「4パチ」であり、遊技種名が「玉2円」の遊技種とは、遊技媒体種が「遊技玉」で、貸出レートが1玉「2円」で、表示名が「2パチ」であることを示すレコードを有していることを表している。
図9に示すように賞品マスタ55cは、賞品を一意に識別する賞品コードに関連付けられた賞品名、群コード、賞品価格、交換ポイント数及び遊技種毎の交換遊技媒体数をレコードの保有項目とするデータである。ここで、群コードは賞品を分類して管理する為の識別情報である。群コード「01」は、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な特殊賞品を示す。群コード「02」以降は、特殊賞品以外の日用品等を含む一般賞品である。
図9の賞品マスタ55cの例は、賞品コード「0001」の賞品は、賞品名が「大賞品」で、群コードが「01」で特殊賞品であることを示し、賞品価格が「5000」円で、交換ポイント数が「5000」ポイントで、玉4円の交換玉数が「1,250」玉で、玉2円の交換玉数が「2,500」玉で、玉1円の交換玉数が「5,000」玉で、メダル20円の交換メダル数が「250」枚で、メダル5円の交換メダル数が「1,000」枚であることを示している。
また、図9の賞品マスタ55cの例は、賞品コード「0002」の賞品は、賞品名が「中賞品」で、群コードが「01」で特殊賞品であることを示し、賞品価格が「1000」円で、交換ポイント数が「1000」ポイントで、玉4円の交換玉数が「250」玉で、玉2円の交換玉数が「500」玉で、玉1円の交換玉数が「1,000」玉で、メダル20円の交換メダル数が「50」枚で、メダル5円の交換メダル数が「200」枚であることを示している。
図9の賞品マスタ55cの例は、賞品毎に交換ポイント数と交換遊技媒体数とを有しているが、同一の賞品に対して必ずしも両方の情報が設定される必要はない。また、交換ポイント数又は交換遊技媒体数の一方の情報が設定された場合には、他方の情報には交換不可を示す「0」が設定されるようにして、同一の賞品をポイント及び遊技媒体のいずれとも交換できるような事態を確実に防止できるようにしてもよい。
配布賞品マスタ55dのデータ構造は賞品マスタ55cと同様であることから、配布賞品マスタ55dのデータ構造の説明は省略する。
図10に示すように睡眠賞品データ55eは、賞品コードに関連付けられた群コード及び睡眠区分をレコードの保有項目とするデータである。睡眠区分はコード化されたデータであって、「0」は睡眠賞品の登録が解除されていない未解除の状態で、「1」は睡眠賞品の登録が解除されている解除済の状態であることを示している。図10の睡眠賞品データ55eの例は、賞品コード「7011」の賞品は、群コードが「40」で、睡眠区分が「0」であり睡眠賞品であることが未解除であることを示している。
図10示すように更新予約データ55fは、確認区分と、当該更新予約データ55fの各レコードの更新内容を賞品マスタ55cに適用する予定日を示す更新適用日と、当該レコードを本店管理装置90で登録した日時を示す予約登録日時と、当該レコードを会員管理装置50で変更した日時を示す店舗変更日時と、賞品コードと、更新区分と、賞品名と、群コードと、賞品価格と、交換ポイント数と、遊技種毎の交換遊技媒体数とをレコード項目とするデータである。確認区分は、当該レコードが店舗で確認済であるか否かを示す情報であって、「確認済」又は「未確認」が記憶される。また、更新区分は、賞品マスタ55cに対する賞品の追加を示す「追加」、変更であることを示す「変更」、又は削除であることを示す「削除」のいずれかが設定される。図10に示すように、実施例1では更新予約データ55fは、当該更新予約データ55fの各レコードの更新内容を賞品マスタ55cに適用する予定日を示す更新適用日をレコード項目として有することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、当該更新予約データ55fの各レコードの更新内容を賞品マスタ55cに反映して運用開始する運用開始日を更新適用日の代わりにレコード項目としてもよい。その場合には、運用開始日の前営業日の閉店後若しくは運用開始日の開店前に更新内容を賞品マスタ55cに適用することになる。
図10に示した更新予約データ55fのレコード項目のうち、本店管理装置90から送信されてくる情報は更新適用日、予約登録日時及び賞品コードから交換ポイント数までの情報に対応するものであって、確認区分、店舗更新日時及び交換遊技媒体数の情報は店舗で追加された情報である。
図10に示す更新予約データ55fのレコードの例は、確認区分が「確認済」であり店舗で確認済みのレコードで、更新適用日が「2015/4/1」で、当該レコードの予約登録日時が「2015/3/10 10:30」、当該レコードに対する会員管理装置50で変更した日時が「2015/3/12 20:00」で、賞品コードが「0105」の賞品に対して、更新区分が「変更」であり登録内容の変更で、賞品名が「タバコA*」で、群コードが「05」で、賞品価格が「420」円で、交換ポイント数が「420」ポイントで、遊技種が玉4円の交換遊技媒体数が「105」玉で、遊技種が玉2円の交換遊技媒体数が「210」玉で、遊技種が玉1円の交換遊技媒体数が「420」玉で、遊技種がメダル20円の交換遊技媒体数が「21」枚で、遊技種がメダル5円の交換遊技媒体数が「84」枚であることを示している。
図10に示すように更新予約変更履歴データ55gは、店舗番号と、店舗で変更した項目名と、更新適用日と、本店管理装置90で予約登録した日時と、店舗で変更した日時と、賞品コードと、更新区分と、賞品名と、群コードと、賞品価格と、交換ポイント数とをレコード項目とするデータである。
図10に示す更新予約変更履歴データ55gのレコードの例は、店舗番号「110」の店舗で、店舗変更項目名が「賞品名」であり賞品名の変更が、更新適用日が「2015/4/1」の、更新予約データ55fの当該レコードの予約登録日時が「2015/3/10 10:30」のの情報に対して、店舗変更日時「2015/3/12 20:00」に変更が行われ、変更対象の賞品コードが「0105」で、変更区分が「変更」で、賞品名が「タバコA*」に変更され、群コードが「05」で、賞品価格が「420」円で、交換ポイント数が「420」ポイントであることを示している。
図10に示すように店舗追加賞品データ55hは、店舗で追加した賞品の賞品コードに関連付けられた、賞品名、群コード、賞品価格、交換ポイント数、遊技種毎の交換遊技媒体数及び追加区分をレコード項目とするデータである。追加区分は、コード化されたデータであって、「0」は、本店管理装置90の賞品マスタ94aに未反映であることを示し、「1」は、本店管理装置90の賞品マスタ94aに反映済であることを示す。
図10の店舗追加賞品データ55hのレコードの例は、賞品コードが「2055」で、賞品名が「ドリンクC」で、群コードが「25」で、賞品価格が「160」円で、交換ポイント数が「160」ポイントで、遊技種が玉4円の交換遊技媒体数が「40」玉で、遊技種が玉2円の交換遊技媒体数が「80」玉で、遊技種が玉1円の交換遊技媒体数が「160」玉で、遊技種がメダル20円の交換遊技媒体数が「8」枚で、遊技種がメダル5円の交換遊技媒体数が「32」枚で、追加区分が「0」であり本店管理装置90の賞品マスタ94aには未反映であることを示している。
次に、図2に示した賞品管理装置60の外観構成について説明する。図11は、図2に示した賞品管理装置60の外観構成を示す図である。図11に示すように、賞品管理装置60は、遊技店員用の筐体と遊技客用の筐体とを通信線により接続した構成を有する。遊技店員用の筐体には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、カードリーダ67a及び店員タグリーダ67bが設けられている。遊技客用の筐体には客側表示部64及び携帯端末リーダ67cが設けられている。
遊技店員は、遊技客が提示したカードをカードリーダ67aにかざすことにより、該カードからカードIDを読み取らせ、カードIDに対応付けられた持玉及び貯玉の残高を特定する。このように特定した残高は、特殊賞品又は一般賞品との賞品交換に使用される。遊技店員は、自身の店員タグを店員タグリーダ67bにかざすことにより、権限の認証を受けることができる。
店側表示部61は、操作者である遊技店員用の表示部兼操作部であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、賞品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、賞品交換操作入力などを行う際に使用される。
レシート発行部63は、登録リストや集計リストの各種レシート等を発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。
遊技客用の筐体に設けられた客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる持玉や貯玉の残高を確認することができる。さらに、客側表示部64は、上位の装置(例えばカード管理装置40)からイベント情報などを設定データとして通知された場合には、該イベント情報を表示することができる。また、客側表示部64は、貯玉を使用する際の暗証番号の入力にも使用される。携帯端末リーダ67cは、会員カードとして使用可能な携帯端末がかざされた場合に、該携帯端末からカードIDに対応する情報を読み取る。このカードIDに対応する情報により、持玉数及び貯玉数が特定できてもよい。
次に、図2に示した賞品管理装置60の実施例1に係る内部構成について説明する。図12は、図2に示した賞品管理装置60の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図12に示すように、この賞品管理装置60は、通信回線を介してカード管理装置40及び会員管理装置50に接続されている。賞品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、客側表示部64、カードリーダ67a、店員タグリーダ67b及び携帯端末リーダ67cと、記憶部65と、制御部66と、通信部68とを有する。通信部68は、賞品管理装置60がカード管理装置40及び会員管理装置50などと通信するためのインタフェース部である。
記憶部65は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ65a、賞品交換履歴データ65b、有価価値データ65c及び賞品交換候補データ65dを記憶する。賞品マスタ65aは、遊技媒体を賞品に交換する際に使用するデータであり、会員管理装置50から受信して記憶したデータである。
賞品交換履歴データ65bは、賞品交換を行った履歴のデータである。有価価値データ65cは、賞品交換時に遊技客のカードを読み取ってカード管理装置40及び会員管理装置50から取得した遊技種毎の持遊技媒体及び貯遊技媒体などの情報である。また、カードではなくレシートを受け付けた場合には、レシートから読み取った情報が展開される。
賞品交換候補データ65dは、交換する賞品の選択中の情報であって、交換する賞品の未確定情報である。交換する賞品が決まった時には、賞品交換候補データ65dの内容を賞品交換履歴データ65bに追加して、賞品交換候補データ65dはクリアされる。
制御部66は、賞品管理装置60を全体制御する制御部であり、賞品管理部66a及び賞品交換処理部66bを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより実現される。
賞品管理部66aは、記憶部65に記憶した賞品マスタ65aを用いて賞品管理装置60の取扱対象となる特殊賞品、一般賞品の交換玉数等を管理する管理部である。賞品管理部66aは、会員管理装置50から賞品マスタ55cを取得し、記憶部65に賞品マスタ65aとして格納する。
賞品交換処理部66bは、カードリーダ67aにより読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信し、カードIDに関連付けられた持遊技媒体の残高を取得して、取得した内容で有価価値データ65cを更新する。また、読み取ったカードが会員カードの場合には、会員管理装置50に読み取ったカードIDを送信して、カードIDに関連付けられた貯遊技媒体の残高を取得して、取得した内容で有価価値データ65cを更新する。賞品交換処理部66bは、賞品との交換対象となる持遊技媒体及び貯遊技媒体の遊技種の指定を受け付けて、指定された遊技種の持遊技媒体及び貯遊技媒体の残高に対応する価値の範囲内で、賞品マスタ65aに基づいて特殊賞品及び一般賞品との賞品交換処理を行う。
また、賞品交換処理部66bは、賞品交換処理が終了したならば、賞品交換履歴データ65bの終了した賞品交換処理に対応するレコードを会員管理装置50を介して本店管理装置90に送信する。賞品交換履歴データ65bの終了した賞品交換処理に対応するレコードを受信した本店管理装置90は、受信した情報に基づいて賞品の在庫情報を更新する。
次に、図12に示した賞品管理装置60の実施例1に係るデータ構成について説明する。図13は、賞品管理装置60の実施例1に係るデータ構成について説明するための図である。
賞品交換履歴データ65bは、賞品交換を行った日付及び時刻と、賞品交換履歴に対する通番及び枝番と、交換した賞品の賞品コード及び個数と、カードIDと、交換した遊技種ごとの遊技媒体数とを、レコードの保有項目とするデータである。図13の賞品交換履歴データ65bの例は、日付が「2015/3/15」の時刻が「15:30」に行った賞品交換は、履歴通番が「050」で、履歴枝番が「01」で、賞品コードが「0001」の賞品「2」個と、カードIDが「01001」に関連付けられた玉4円の遊技種の遊技媒体「2,500」玉との交換が行われたことを示している。
有価価値データ65cは、カードから読み込んだカードIDに関連付けて管理されているプリペイド価値、遊技種ごとの持遊技媒体の残高、貯玉再プレイ用の暗証番号及び遊技種ごとの貯遊技媒体の残高を有する。図13の有価価値データ65cの例は、プリペイド価値が「1000」円で、持遊技媒体の玉4円の遊技種の残高が「3000」玉、玉2円の遊技種の残高が「0」玉、玉1円の遊技種の残高が「0」玉、メダル20円の遊技種の残高が「0」枚、メダル5円の遊技種の残高が「0」枚で、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」で、貯遊技媒体の玉4円の遊技種の残高が「0」玉、玉2円の遊技種の残高が「0」玉、玉1円の遊技種の残高が「0」玉、メダル20円の遊技種の残高が「0」枚、メダル5円の遊技種の残高が「0」枚であることを示している。
賞品交換候補データ65dは、賞品交換履歴データ65bの日付、時刻、履歴通番及び履歴枝番を除いたレコード構成であり、交換対象の賞品を選択中に選択された賞品の一覧を示す情報である。図13の賞品交換候補データ65dの例は、賞品コードが「0002」の賞品「2」個と、カードIDが「01011」に関連付けられた玉4円の遊技種の遊技媒体「500」玉とを賞品交換の候補としていることを示している。
次に、図2に示した本店管理装置90の実施例1に係る内部構成を説明する。図14は、本店管理装置90の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図14に示すように、本店管理装置90は、表示部91及び入力部92と接続され、通信部93、記憶部94及び制御部95を有する。
表示部91は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部92は、キーボードやマウス等である。通信部93は、インタネット等の通信網を介して店舗の会員管理装置50とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部94は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ94a、睡眠賞品データ94b、更新予約データ94c、更新予約変更履歴データ94d、店舗追加賞品データ94e、賞品在庫データ94f、賞品移動管理データ94g、遊技種設定データ94h、配布用賞品マスタ94i及び配布用更新予約データ94jを記憶する。
賞品マスタ94aは、全店で扱われている全ての賞品に係るマスタ情報が登録されたデータである。睡眠賞品データ94bは、店舗ごとに所定期間に取扱実績がない賞品に係る情報が登録されたデータである。更新予約データ94cは、賞品マスタ94aに対する更新の予約情報である。更新予約変更履歴データ94dは、更新予約データ94cを店舗の会員管理装置50配信した後に、会員管理装置50で更新予約データ94cの変更が行われた際に会員管理装置50から送信された変更内容を記憶したデータである。更新予約変更履歴データ94dのレコードの保有項目は会員管理装置50の更新予約変更履歴データ55gと同じである。
店舗追加賞品データ94eは、店舗の会員管理装置50で店舗で独自の賞品が追加された際に会員管理装置50から送信される追加された賞品の情報を記憶したデータである。賞品在庫データ94fは、賞品マスタ94aに登録されている賞品の本店及び各店舗の在庫を記憶するデータである。賞品移動管理データ94gは、本店と一般の店舗との間、又は一般の店舗間の賞品の移動中の状態及び移動中の賞品の数量等を管理するためのデータである。
遊技種設定データ94hは、店舗の会員管理装置50から受信した遊技種設定データ55bに、店番号を付加したデータを蓄積したデータであり、全店の会員管理装置50から収集された店舗毎の遊技種の設定情報を含む。
配布用賞品マスタ94iは、賞品マスタ94aを店舗に配信する際に生成される一時的なワークデータであって、賞品マスタ94aのレコード形式に交換遊技媒体数の情報を付加したレコード形式のデータである。また、配布用更新予約データ94jは、更新予約データ94cを店舗に配信する際に生成される一時的なワークデータであって、更新予約データ94cと更新予約変更履歴データ94dをマージしたデータに交換遊技媒体数の情報を付加したデータである。
制御部95は、本店管理装置90の全体を制御する制御部であり、賞品マスタ管理部95a、睡眠賞品データ管理部95b、更新予約データ管理部95c、賞品在庫管理部95d、配布用賞品マスタ生成部95e及び配布用更新予約データ生成部95fを有する。実際には、この機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、このプログラムをCPUロードして実行することにより、対応するプロセスを実行させることになる。
賞品マスタ管理部95aは、賞品マスタ94aの管理を行う処理部で、賞品マスタ94aに係る更新内容を受け付けて賞品マスタ94aの更新を行う。
店舗の会員管理装置50において店舗で独自の賞品の追加が行われる際には会員管理装置50から賞品コード採番要求が本店管理装置90に送信される。賞品マスタ管理部95aは、会員管理装置50からの賞品コード採番要求を受け付けて、賞品コードを採番して会員管理装置50に返信する。
また、賞品マスタ管理部95aは、更新予約データ94cに応じて、指定された更新適用日に賞品マスタ94aの更新を行う。また、賞品マスタ管理部95aは、店舗追加賞品データ94eに含まれる賞品について、全店共通の賞品とすることの承認操作を受け付けたならば、承認操作が行われた賞品に係る情報を賞品マスタ94aに追加する。
睡眠賞品データ管理部95bは、店舗から受け付ける賞品交換の履歴情報及び賞品の入荷/出荷の移動の履歴情報に基づいて、店舗ごとに所定期間取扱実績のない賞品のリストである睡眠賞品データ94bを生成する。また、睡眠賞品データ管理部95bは、一旦睡眠賞品に登録された賞品に関して、取り扱った実績を検知したならば、睡眠賞品データ94bから対応する賞品に対するレコードを削除する。
更新予約データ管理部95cは、賞品マスタ94aに対する追加、変更又は削除に係る操作及び更新適用日付を受け付けて、受け付けた情報を更新予約データ94cに登録する。また、更新予約データ管理部95cは、一旦登録済みの更新予約データ94cに対する変更操作を受け付けたならば、受け付けた内容に基づいて更新予約データ94cの更新を行う。
賞品在庫管理部95dは、賞品在庫データ94f及び賞品移動管理データ94gを管理する。賞品在庫管理部95dは、賞品管理装置60から受け付けた賞品交換の履歴情報を受け付けて、受け付けた店舗に対する交換した賞品の個数を賞品在庫データ94fの対応する賞品在庫数から減算する。また、賞品在庫管理部95dは、本店及び一般の店舗からの賞品の移動に係る指示を受け付けて、受け付けた指示内容を賞品移動管理データ94gに登録する。また、賞品在庫管理部95dは、本店及び一般の店舗からの賞品の入庫及び出庫に係る情報を受け付けたならば、受け付けた入庫及び出庫に係る情報に基づいて賞品在庫データ94fの更新と賞品移動管理データ94gの更新を行う。
また、賞品在庫管理部95dは、賞品在庫に係る照会要求を受け付けて、賞品在庫データ94f及び賞品移動管理データ94gに基づいて、本店又は一般の店舗の在庫賞品数の照会結果を出力する。この在庫に係る照会結果の出力では、搬送中の賞品については搬送元若しくは搬送先の在庫として計上することにより、搬送中であることにより、どの店舗にも計上されないということがないように集計される。
配布用賞品マスタ生成部95eは、賞品マスタ94aが更新された場合に、店舗ごとに遊技種設定データ94h及び賞品マスタ94aに基づいて算出した賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含む配布用賞品マスタ94iを生成して、生成した配布用賞品マスタ94iを対応する店舗の会員管理装置50に送信する。また、配布用賞品マスタ生成部95eは、店舗の会員管理装置50から遊技種設定データ55bを受け付けると、受け付けた遊技種設定データ55bに基づいて遊技種設定データ94hを更新するとともに、更新された遊技種設定データ94h及び賞品マスタ94aに基づいて配布用賞品マスタ94iを生成して、生成した配布用賞品マスタ94iを対応する店舗の会員管理装置50に送信する。
また、配布用賞品マスタ生成部95eにより配布用賞品マスタ94iが会員管理装置50に送信される際には、睡眠賞品データ管理部95bにより睡眠賞品データ94bも併せて会員管理装置50に送信される。実施例1では、このように睡眠賞品データ94bを会員管理装置50に送信するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、配布用賞品マスタ生成部95eが、配布用賞品マスタ94iを会員管理装置50に送信する際に、配布用賞品マスタ94iから睡眠賞品として睡眠賞品データ94bに登録されている賞品に係る情報を除いて送信するようにしてもよい。
配布用更新予約データ生成部95fは、更新予約データ94cが更新された場合に、店舗ごとに遊技種設定データ94h及び更新予約データ94cに基づいて算出した賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含む配布用更新予約データ94jを生成して、生成した配布用更新予約データ94jを対応する店舗の会員管理装置50に送信する。
また、配布用更新予約データ生成部95fが会員管理装置50に配布用更新予約データ94jを送信した後に、会員管理装置50から更新予約変更履歴データ55gを受け付けたならば、受け付けた内容を更新予約変更履歴データ94dに登録する。また、配布用更新予約データ生成部95fは、更新予約データ94cの更新が行われたならば、更新された更新予約データ94cと更新予約変更履歴データ94dとを店舗ごとにマージしたうえで、配布用更新予約データ94jを生成して、生成した配布用更新予約データ94jを対応する店舗の会員管理装置50に送信する。
次に、図14に示した本店管理装置90の実施例1に係るデータ構成について図15、図16及び図17を用いて説明する。
図15に示すように賞品マスタ94aは、賞品コードに関連付けられた賞品名、群コード、賞品価格、交換ポイント数及び店舗毎の取扱状況をレコード項目とするデータである。取扱状況はコード化されたデータであって、「0」は取り扱っていないことを示し、「1」は取り扱っていることを示す。賞品マスタ管理部95aは、賞品マスタ94aの更新に伴って賞品マスタ94aを店舗の会員管理装置50に送信する場合には、店舗毎に取扱状況が「1」の取り扱っているレコードを抽出して送信することになる。図15に示した賞品マスタ94aは、店舗毎の取扱状況をレコード項目に含んでいることとしたが、賞品マスタ94aに店舗毎の取扱状況を含めずに、賞品毎の取扱状況は別のデータとして管理するようにしてもよい。
図15に示す賞品マスタ94aの1レコード目の例は、賞品コード「0105」に関連付けられている賞品が、賞品名が「タバコA」で、群コードが「05」で、賞品価格が「400」円で、交換ポイント数が「400」ポイントで、店舗A、店舗B及び店舗Cの取扱状況が「1」であり、店舗A、店舗B及び店舗Cで取り扱かわれていることを示している。また、賞品マスタ94aの2レコード目の例は、賞品コード「0106」に関連付けられている賞品が、賞品名が「タバコB」で、群コードが「05」で、賞品価格が「430」円で、交換ポイント数が「430」ポイントで、店舗Aの取扱状況が「0」で店舗Aでは取り扱かわれておらず、店舗B及び店舗Cの取扱状況が「1」であり、店舗B及び店舗Cで取り扱かわれていることを示している。
図15に示すように睡眠賞品データ94bは、店舗番号及び睡眠賞品コード及び群コードをレコード項目とするデータである。図15の睡眠賞品データ94bの例は、店舗番号「110」の店舗では、睡眠賞品コードが「7011」で、群コードが「40」の賞品が睡眠賞品として登録されていることを示している。
図15に示すように更新予約データ94cは、更新適用日と、本店で更新内容を予約登録した日時と、賞品コードと、更新区分と、賞品名と、群コードと、賞品価格と、交換ポイント数とをレコード項目とするデータである。
図15に示す更新予約データ94cのレコードの例は、更新適用日が「2015/4/1」で、当該レコードに対する本店で更新内容を予約登録した日時が「2015/3/10 10:30」で、変更対象の賞品コードが「0105」で、変更区分が「変更」で、賞品名が「タバコA」で、群コードが「05」で、賞品価格が「420」円で、交換ポイント数が「420」ポイントであることを示している。
図16に示すように店舗追加賞品データ94eは、店舗番号及び店舗で追加した賞品の賞品コードに関連付けられた、賞品名、群コード、賞品価格、交換ポイント数及び追加区分をレコード項目とするデータである。追加区分は、コード化されたデータであって、「0」は、賞品マスタ94aに未反映であることを示し、「1」は、賞品マスタ94aに反映済であることを示す。
図16の店舗追加賞品データ94eのレコードの例は、店舗番号が「110」の店舗で、賞品コード「2055」で、賞品名が「ドリンクC」で、群コードが「25」で、賞品価格が「160」円で、交換ポイント数が「160」ポイントで、追加区分が「0」であり賞品マスタ94aには未反映であることを示している。
図16に示すように賞品在庫データ94fは、店舗番号及び賞品コードに関連付けられた在庫数及び当該賞品の原価をレコード項目とするデータである。図16の賞品在庫データ94fの例は、店舗番号「101」の店舗の賞品コード「5010」の賞品の在庫数は「100」個で、原価が「100」円で、店舗番号「210」の店舗の賞品コード「5010」の賞品の在庫数は「20」個で、原価が「90」円であることを示している。店舗によって原価が違うのは仕入れ価格が変更になったことなどによる。
図16に示すように賞品移動管理データ94gは、賞品の移動に係る指示内容と、移動元の処理状況と、移動先の処理状況とをレコード保有項目とするデータである。賞品の移動に係る指示内容は、指示日時、指示を実施した店舗番号、移動対象の賞品の賞品コード、移動する数量、移動元の店舗番号及び移動先の店舗番号を含む。また、移動元の処理状況は、移動元から出庫の処理を行った日時、移動元の店舗番号、移動する賞品の数量及び出庫時の移動元における当該賞品の原価を含む。また、移動先の処理状況は、移動先に入庫の処理を行った日時、移動先の店舗番号、移動する賞品の数量及び入庫時の移動先における当該賞品の原価を含む。
図16の賞品移動管理データ94gの1レコード目の例は、指示日時が「2015/3/14 10:00」に指示実施店舗番号「900」の店舗で行われた指示が、賞品コード「2190」の賞品を、「50」個、移動元店舗番号が「355」の店舗から、移動先店舗番号「420」の店舗への移動であり、この指示に対して移動元では処理実施日時「2015/3/14 12:00」に、移動元店舗番号「355」の店舗から、「50」個の賞品を出庫し、その賞品の移動元における出荷時の原価が「150」円で、移動先では処理実施日時「2015/3/14 17:00」に、移動先店舗番号「420」の店舗に、「50」個の賞品を入庫し、その賞品の移動先における入庫時の原価が「150」円であることを示している。
また、図16の賞品移動管理データ94gの2レコード目の例は、指示日時が「2015/3/14 11:00」に指示実施店舗番号「900」の店舗で行われた指示が、賞品コード「5010」の賞品を、「30」個、移動元店舗番号が「101」の店舗から、移動先店舗番号「210」の店舗への移動であり、この指示に対して移動元では処理実施日時「2015/3/15 10:00」に、移動元店舗番号「101」の店舗から、「30」個の賞品を出庫し、その賞品の移動元における出庫時の原価が「100」円で、移動先では入庫がまだ行われていないことを示している。
図17の遊技種設定データ94hは、店舗番号、遊技種名、遊技媒体種、貸出レート及び表示名等をレコードの保有項目とするデータである。図17の遊技種設定データ94hの例は、店舗番号「110」の店舗における遊技種名が「玉4円」の遊技種とは、遊技媒体種が「遊技玉」で、貸出レートが1玉「4円」で、表示名が「4パチ」であり、店舗番号「110」の店舗における遊技種名が「玉2円」の遊技種とは、遊技媒体種が「遊技玉」で、貸出レートが1玉「2円」で、表示名が「2パチ」であることを示すレコードを有していることを表している。
図17の配布用賞品マスタ94iは、賞品を一意に識別する賞品コードに関連付けられた、賞品名、群コード、賞品価格、交換ポイント数及び遊技種毎の交換遊技媒体数をレコードの保有項目とするデータである。ここで、群コードは賞品を分類して管理する為の識別情報である。
図17の配布用賞品マスタ94iの例は、賞品コード「0105」の賞品は、賞品名が「タバコA」で、群コードが「05」で、賞品価格が「400」円で、交換ポイント数が「400」ポイントで、遊技種1の交換遊技媒体数が「100」で、遊技種2の交換遊技媒体数が「200」で、遊技種3の交換遊技媒体数が「400」で、遊技種4の交換遊技媒体数が「20」で、遊技種5の交換遊技媒体数が「80」であることを示している。
図17の配布用更新予約データ94jは、当該配布用更新予約データ94jを賞品マスタ55cに適用する予定日を示す更新適用日と、当該レコードに対する情報が更新予約データ94cのレコードに登録された日時を示す予約登録日時と、賞品コードと、更新区分と、賞品名と、群コードと、賞品価格と、交換ポイント数と、遊技種毎の交換遊技媒体数とをレコード項目とするデータである。
図17に示す配布用更新予約データ94jのレコードの例は、更新適用日が「2015/4/1」で、予約登録日時が[2015/3/10 10:30]で、賞品コードが「0105」の賞品に対して、更新区分が「変更」であり登録内容の変更で、賞品名が「タバコA」で、群コードが「05」で、賞品価格が「420」円で、交換ポイント数が「420」ポイントで、遊技種1の交換遊技媒体数が「105」で、遊技種2の交換遊技媒体数が「210」で、遊技種3の交換遊技媒体数が「420」で、遊技種4の交換遊技媒体数が「21」で、遊技種5の交換遊技媒体数が「84」であることを示している。
次に、図2に示した本店管理装置90における実施例1に係る配布用賞品マスタ94iを店舗の会員管理装置50へ送信する処理の処理手順について図18に示すフローチャートを用いて説明する。
賞品マスタ94aが更新された場合に、配布用賞品マスタ生成部95eは、賞品マスタ94aの店舗ごとの取扱状況の情報に基づいて、賞品マスタ94aの更新が影響する賞品マスタ94aの更新内容を配布する必要のある店舗を1店舗選択する(ステップS101)。次に、配布用賞品マスタ生成部95eは、配布用賞品マスタ94iを初期化する(ステップS102)。
配布用賞品マスタ生成部95eは、ステップS101で選択した店舗で取り扱っている全ての賞品マスタ94aに含まれる賞品について、それぞれの賞品価格と遊技種設定データ94hの遊技種ごとの遊技媒体の貸出レートに基づいて、賞品及び遊技種ごとの交換遊技媒体数を算出し(ステップS103)、算出結果に基づいて配布用賞品マスタ94iを生成する(ステップS104)。
また、配布用賞品マスタ生成部95eは、ステップS104で生成した配布用賞品マスタ94iを、ステップS101で選択した店舗の会員管理装置50に送信する(ステップS105)。
賞品マスタ94aの更新内容を配布する必要のある店舗に対する配布が終了している場合(ステップS106;Yes)には、処理を終了する。賞品マスタ94aの更新内容を配布する必要のある店舗に対する配布が終了していない場合(ステップS106;No)には、ステップS101に戻る。
次に、図2に示した本店管理装置90における実施例1に係る賞品マスタ55cの更新予約を行うための画面構成について図19を用いて説明する。図19に示す画面は、本店管理装置90で管理されている賞品マスタ94aの更新内容の予約登録を行うための画面の例であって、更新内容の登録中の画面表示内容の例である。
画面の最上部には賞品マスタ94aの更新内容を予約登録するための画面である旨を示す画面タイトルが表示される。また、この画面タイトルの下には、登録された更新内容を賞品管理装置60の賞品マスタ65aに適用する更新適用日付を入力するためのフィールドが配置される。また、この更新適用日付の入力フィールドの右には「予約内容確認」ボタンが配置され、更新適用日付が入力された状態で「予約内容確認」ボタンの操作が行われると、既に登録されている更新適用日付に対応する更新内容があればその内容を表示させることができる。
また、更新適用日付の入力フィールドの下は、賞品マスタ94aに対する更新内容を入力するための領域である。この領域は、1行1賞品の表形式で賞品の更新内容を入力するための領域であり、賞品毎に更新区分、賞品コード、群コード、賞品名、賞品価格及び交換ポイント数の入力が可能である。更新区分は、「追加」、「変更」又は「削除」の指定が可能である。
また、更新区分が「変更」の場合の賞品価格に対するフィールドには、変更前の情報が表示され、変更後の賞品価格が入力されると変更率が自動的に算出されて表示される。また、図19に示すように賞品の更新内容を入力する領域の右に「店舗変更」ボタンが表示されているのは、対応する行の賞品に対する本店管理装置90で登録した更新内容に対して店舗で変更されていることを示しており、この「店舗変更」ボタンが操作されると店舗の変更内容を照会することができる。
また、画面最下部には当該画面による賞品マスタ55cの更新内容の予約登録処理のキャンセルを指示するための「キャンセル」ボタンと、画面に表示された内容で賞品マスタ55cの更新内容の予約登録処理を実行することを指示するための「予約登録」ボタンとが配置される。
次に、図2に示した会員管理装置50が本店管理装置90から更新予約データ94cに基づく更新予約情報を受け付けた後に、実施例1に係る更新予約情報の確認及び店舗における変更を行うための画面構成について図20を用いて説明する。図20に示す画面は、会員管理装置50において本店管理装置90から受信した更新予約情報に基づいて更新された更新予約データ55fの内容の確認操作及び店舗独自の変更の指示操作を受け付けるための画面の表示例である。
画面の最上部には予約登録されている賞品マスタ55cの更新予約内容を確認する画面である旨を示す画面タイトルが表示される。また、この画面タイトルの下には、登録された更新予約内容を賞品管理装置60の賞品マスタ65aに適用する更新適用日付を入力するためのフィールドが配置される。また、この更新適用日付の入力フィールドの右には「予約内容確認」ボタンが配置され、更新適用日付が入力された状態で「予約内容確認」ボタンの操作が行われると、更新予約データ55fに更新適用日付に対応する更新内容があればその内容を照会することができる。
また、更新適用日付の入力フィールドの下は、賞品マスタ55cに対する更新内容を表示するための領域がある。この領域は、1行1賞品の表形式で賞品の更新内容が表示される領域であり、賞品毎に店舗確認、更新区分、賞品コード、群コード、賞品名、賞品価格、遊技種毎の交換遊技媒体数及び交換ポイント数が表示される。店舗確認のフィールドは、該当する行の賞品に係る更新内容について過去に確認済みであることを示す「済」と、未だ確認されていないことを示す「未」とが表示される。図20に示すように4つの賞品に係る更新内容が表示されていて、内3つの賞品が過去に確認済みであることを示す「済」で、内1つの賞品が過去に未だ確認されていないことを示す「未」であるのは、例えば一旦3つの賞品に係る更新内容を含む更新予約データ94cを受け付けて、受け付け後に該3つの賞品に係る更新内容を確認後に、4つ目の賞品の追加された更新予約データ94cを新たに受け付けたようなケースである。
更新区分及び賞品価格に表示される内容は、図19で説明した本店管理装置90で表示される画面の更新区分及び賞品価格と同様である。また、交換遊技媒体数は、会員管理装置50で遊技種設定データ55bと、各賞品の賞品価格に基づいて算出された値が表示される。
また、図20の画面では、予約登録されている賞品マスタ55cの更新内容を確認するだけではなく、賞品の更新内容に対応するフィールドに表示されている内容を変更することによって店舗独自の変更を行うことも可能である。図20に示す賞品コード「105」に対応する賞品名の「タバコA*」が白黒反転表示されているのは、店舗独自の変更が行われた項目であることを示している。
また、画面最下部には当該画面による賞品マスタ55cの更新内容の確認処理のキャンセルを指示するための「キャンセル」ボタンと、画面に表示された内容で賞品マスタ55cの更新内容の確認処理を実行することを指示するための「更新内容登録」ボタンとが配置される。
次に、図2に示した本店管理装置90における実施例1に係る更新予約データ94cの登録及び更新処理の処理手順について図21に示すフローチャートを用いて説明する。
更新予約データ管理部95cは、図19に示したような賞品マスタ94aの更新内容の予約登録を行うための画面の表示を行って、賞品マスタ94aの更新内容の入力を受け付ける(ステップS201)。ステップS201で表示した画面において、賞品マスタ94aの更新内容に係る入力操作を受け付けたならば(ステップS202;Yes)、更新予約データ管理部95cは、受け付けた内容に対する更新予約データ94cに追加又は更新するレコードの情報を編集する(ステップS203)。ステップS201で表示した画面において、賞品マスタ94aの更新内容に係る入力操作を受け付けていない場合(ステップS202;No)には、ステップS203をスキップしてステップS204に移行する。
ステップS201で表示した画面において、賞品マスタ94aの更新内容の登録処理の中断を示す「キャンセル」ボタンの操作を受け付けた場合(ステップS204;Yes)には、処理を終了する。また、賞品マスタ94aの更新内容の登録処理の実行を示す「予約登録」ボタンの操作も受け付けていない場合(ステップS204;No、ステップS205;No)には、ステップS201に戻る。
また、賞品マスタ94aの更新内容の登録処理の実行を示す「予約登録」ボタンの操作を受け付けていて(ステップS205;Yes)、ステップS201で賞品マスタ94aの更新内容に係る入力操作を受け付けている場合(ステップS206;Yes)には、更新予約データ管理部95cは、ステップS203で編集したレコードの情報に基づいて更新予約データ94cの内容を更新する(ステップS207)。また、ステップS201で賞品マスタ94aに対する更新内容に係る入力操作が行われていない場合(ステップS206;No)には、処理を終了する。
配布用更新予約データ生成部95fは、更新された更新予約データ94cに係る情報を送信する対象店舗を1つ選択し(ステップS208)、更新予約変更履歴データ94dを参照して一旦配信済みの更新予約データ94cに係る情報に対する選択した店舗における変更履歴が有る場合(ステップS209;Yes)には、選択した店舗の変更履歴と更新予約データ94cとをマージして配布用更新予約データ94jを生成する(ステップ210)。また、更新予約変更履歴データ94dを参照して一旦配信済みの更新予約データ94cに係る情報に対する選択した店舗における変更履歴が無い場合(ステップS209;No)には、配布用更新予約データ生成部95fは、更新された更新予約データ94cそのものを配布用更新予約データ94jにコピーする(ステップS211)。ステップS210及びステップS211で配布用更新予約データ94jに登録されたデータは、更新予約データ94c又は更新予約変更履歴データ94dの情報を移行及びマージしただけなので、まだこの時点では遊技種毎の賞品との交換遊技媒体数の情報は含まれてない。
配布用更新予約データ生成部95fは、ステップS210又はステップ211で登録された配布用更新予約データ94jの賞品価格の情報と、遊技種設定データ94hに含まれるステップS208で選択された店舗に対する遊技種ごとの遊技媒体貸出レートの情報とに基づいて、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出して配布用更新予約データ94jに登録する(ステップS212)。また、配布用更新予約データ生成部95fは、ステップS212で交換遊技媒体数の情報が付加された配布用更新予約データ94jをステップS208で選択された店舗の会員管理装置50に送信する(ステップS213)。
更新された更新予約データ94cに係る情報が未送信の送信対象店舗が有る場合(ステップS214;Yes)には、ステップS208に戻る。また、更新された更新予約データ94cが未送信の送信対象店舗が無い場合(ステップS214;No)には、処理を終了する。
次に、図2に示した会員管理装置50における実施例1に係る本店管理装置90から配信された配布用更新予約データ94jに基づく更新予約情報を受信時の処理の処理手順について図22に示すフローチャートを用いて説明する。
更新予約データ管理部56dは、本店管理装置90から配布用更新予約データ94jを受信したならば、受信した配布用更新予約データ94jの中の1レコードを選択して(ステップS301)、選択したレコードの賞品及び更新適用日に対する情報が更新予約データ55fに無い場合(ステップS302;Yes)には、ステップS301で選択したレコードを更新予約データ55fに追加して登録する(ステップS303)。
また、更新予約データ管理部56dは、ステップS303で追加したレコードの確認区分に、当該レコードに対する店舗確認がまだ行われていないことを示す「未確認」に初期化する(ステップS304)。本店管理装置90から受信した更新予約情報について未処理のレコードが有る場合(ステップS305;Yes)には、ステップS301に戻る。また、本店管理装置90から受信した更新予約情報について未処理のレコードが無い場合(ステップS305;No)には、処理を終了する。
ステップS301で選択したレコードの賞品及び更新適用日に対する情報が更新予約データ55fに存在して(ステップS302;No)、ステップS301で選択したレコードに含まれる予約登録日時が更新予約データ55fの対応するレコードの予約登録日時と不一致である場合(ステップS306;Yes)には、更新予約データ管理部56dは、ステップS301で選択したレコードの情報で、更新予約データ55fの対応するレコードの対応する情報を更新して(ステップS307)、ステップS304に移行する。
また、ステップS301で選択したレコードの賞品及び更新適用日に対する情報が更新予約データ55fに存在して(ステップS302;No)、ステップS301で選択したレコードに含まれる予約登録日時が更新予約データ55fの対応するレコードの予約登録日時と一致する場合(ステップS306;No)には、当該レコードについては以前に配信された情報から変更されていないことから、当該レコードの更新処理は行わずにステップS305に移行する。
次に、図2に示した会員管理装置50における実施例1に係る本店管理装置90から配信された更新予約データ94cの確認及び更新処理の処理手順について図23に示すフローチャートを用いて説明する。
更新予約データ管理部56dは、図20に示したような画面の表示を行い、賞品マスタ55cの更新内容である更新予約データ55fの内容を表示すると共に確認操作及び変更操作を受け付ける(ステップS401)。ステップS401で表示した画面で更新予約データ55fの変更を指示する操作を受け付けたならば(ステップS402;Yes)、受け付けた変更指示操作に対応する更新予約データ55fに反映するレコードの編集を行う(ステップS403)と共に、更新予約変更履歴データ55gに追加するレコードを編集する(ステップS404)。ステップS401で表示した画面で更新予約データ55fの変更を指示する操作を受け付けていない場合(ステップS402;No)には、ステップS403及びステップS404の処理をスキップしてステップS405に移行する。
ステップS401で表示した画面で更新予約データ55fの内容の確認及び変更操作を取り止めることを示す「キャンセル」ボタンの操作を受け付けた場合(ステップS405;Yes)には、処理を終了する。また、画面に表示された更新予約データ55fの更新予約内容で登録することを示す「更新内容登録」ボタンの操作を受け付けていない場合(ステップS405;No、ステップS406;No)には、ステップS401に戻る。
また、画面に表示された更新予約データ55fの更新予約内容で確認を終了することを示す「更新内容登録」ボタンの操作を受け付けて(ステップS406;Yes)、ステップS401の画面で更新予約データ55fに対する何らかの変更操作が行われている場合(ステップS407;Yes)には、更新予約データ管理部56dは、ステップS403で編集したレコードを更新予約データ55fに反映することによって受け付けた変更指示を更新予約データ55fに反映する(ステップS408)。
また、更新予約データ管理部56dは、ステップS404で編集したレコードを更新予約変更履歴データ55gに反映し(ステップS409)、更新予約変更履歴データ55gに反映したレコードを更新予約データ55fの変更履歴として本店管理装置90に送信(ステップS410)する。また、更新予約データ管理部56dは、更新予約データ55fの対応する同じ更新適用日付の全てのレコードの確認区分を確認済みであることを示す「確認済」に更新して(ステップS411)、処理を終了する。また、画面に表示された更新予約データ55fの更新予約内容で登録することを示す「更新内容登録」ボタンの操作を受け付けている場合(ステップS406;Yes)であっても、ステップS401の画面で更新予約データ55fに対する何の変更操作も行われていない場合(ステップS407;No)には、ステップS408からステップS410の処理をスキップしてステップS411に移行する。
次に、図2に示した会員管理装置50における実施例1に係る賞品マスタ55cに対する賞品の追加処理の処理手順について図24に示すフローチャートを用いて説明する。
追加賞品データ管理部56eは、店舗で独自に追加する賞品情報を入力するための画面の表示を行い、追加する賞品に係る情報の入力を受け付ける(ステップS501)。追加賞品データ管理部56eは、追加する賞品に係る情報の入力を受け付けたならば、本店管理装置90に賞品コード採番要求を行うことによって本店管理装置90で採番した賞品コードを取得する(ステップS502)。また、追加賞品データ管理部56eは、ステップS501で受け付けた賞品価格と、遊技種設定データ55bとに基づいて、遊技種毎の交換遊技媒体数を算出する(ステップS503)。このようにしてステップS501からステップS503の処理において取得した情報に基づいて、追加賞品データ管理部56eは、店舗追加賞品データ55hに追加賞品に係るレコードを追加する(ステップS504)。
他の追加賞品の登録を行う場合(ステップS505;Yes)には、ステップS501に戻る。また、他の追加賞品の登録を行わず追加賞品の登録を終了する場合(ステップS505;No)には、追加賞品データ管理部56eは、店舗追加賞品データ55hに追加したレコードの情報を本店管理装置90に送信して(ステップS506)、処理を終了する。これを受信した本店管理装置90は、受け付けた店舗独自に追加した賞品の情報を店舗追加賞品データ94eに登録して管理する。また、本店管理装置90では、この店舗追加賞品データ94eに登録された賞品について、承認の操作を受け付けて全店共通の賞品マスタ94aに反映することも可能である。
なお、実施例1では、図24で説明したように店舗で独自に賞品を追加する場合に、本店管理装置90に依頼することによって全店でユニークとなる賞品コードを採番するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、賞品コードの採番は会員管理装置50でローカルに実施し、本店管理装置90で全店共通の賞品マスタ94aに登録する際に全店でユニークとなるように採番しなおして登録し、賞品コードが変更になった場合には、過去の賞品交換履歴データ65bなどに記録されている賞品コードを新たに採番しなおされた賞品コードに置換するようにしてもよい。また、例えば、予め店舗毎に追加する賞品コードの番号帯を決めておいて、会員管理装置50でそれぞれの店舗ごとに決められた賞品コードの番号帯から追加する賞品の賞品コードを採番するようにしてもよい。
次に、図2に示した賞品管理装置60における実施例1に係る睡眠賞品の賞品検索処理の処理手順について図25に示すフローチャートを用いて説明する。
賞品交換処理部66bは、賞品交換処理などで賞品コードの入力操作を受け付けたならば(ステップS601)、受け付けた賞品コードで賞品マスタ65aを検索する(ステップS602)。ステップS602の検索処理において、指定された賞品コードに対応する賞品が賞品マスタ65aに存在した場合(ステップS603;Yes)には、検索されたレコードを参照することによって指定された賞品に係る賞品名や交換遊技媒体数等の情報を特定して(ステップS604)、処理を終了する。
また、ステップS602の検索処理において、睡眠賞品などの理由により指定された賞品コードに対応する賞品が賞品マスタ65aに存在しなかった場合(ステップS603;No)には、賞品管理部66aは、会員管理装置50にステップS601で受け付けた賞品コードを含む賞品検索要求を送信する(ステップS605)。ステップS605の賞品検索要求に対応する会員管理装置50からの応答が、対応する賞品が存在する旨の応答であった場合(ステップS606;Yes)には、賞品管理部66aは、賞品検索要求の応答として受け付けた賞品コードに対応する賞品情報に基づいて、賞品マスタ65aに指定した賞品コードに係る情報を追加登録し(ステップS607)、ステップS607で追加登録した情報によって指定された賞品に係る賞品名や交換遊技媒体数等の情報を特定して(ステップS608)、処理を終了する。
また、ステップS605の賞品検索要求に対応する会員管理装置50からの応答が対応する賞品が存在しなかった場合(ステップS606;No)には、賞品管理部66aは、ステップS601で受け付けた賞品コードが正しくない旨のエラーメッセージを表示して(ステップS609)、処理を終了する。
次に、図2に示した会員管理装置50における実施例1に係る賞品管理装置60から睡眠賞品の賞品検索要求を受け付けたときの処理の処理手順について図26に示すフローチャートを用いて説明する。
図25のステップS605で賞品管理装置60から送信された賞品検索要求を受け付けたならば、睡眠賞品データ管理部56cは、受け付けた賞品検索要求に含まれる賞品コードで配布賞品マスタ55dを検索して(ステップS701)、その検索処理結果を賞品管理装置60に返信する(ステップS702)。
ステップS701の検索処理において、指定された賞品コードに対応する賞品が検索された場合(ステップS703;Yes)には、睡眠賞品データ管理部56cは、睡眠賞品データ55eの対応する賞品が睡眠賞品として睡眠区分が未解除状態として残っている場合には睡眠区分を解除済に変更して(ステップS704)、対応する賞品の情報を賞品マスタ55cに反映する(ステップS705)。
また、睡眠賞品データ管理部56cは、賞品コードを含む睡眠賞品の解除が行われた旨を示す睡眠賞品解除通知を本店管理装置90に送信して(ステップS706)、処理を終了する。睡眠賞品解除通知を受け付けた本店管理装置90は、受け付けた睡眠賞品解除通知に基づいて、本店管理装置90が管理する睡眠賞品データ94bの更新を行い、通知された賞品を当該通知の送信元の店舗に対する睡眠賞品から除外する。また、ステップS701の検索処理において、指定された賞品コードに対応する賞品が検索されなかった場合(ステップS703;No)には、ステップS704からステップS706の処理をスキップして処理を終了する。
実施例1では、本店管理装置90は、全ての店舗で扱われる全ての賞品の情報及び店舗毎の取扱状況を賞品マスタ94aとして管理し、店舗毎の睡眠賞品を睡眠賞品データ94bとして管理し、各店舗で取り扱われている賞品に絞って賞品マスタ94aより生成された配布用賞品マスタ94i及び睡眠賞品データ94bの情報を各店舗の会員管理装置50に送信するようにしている。また、各店舗の会員管理装置50は、本店管理装置90から受け付けた配布用賞品マスタ94i及び睡眠賞品データ94bを配布賞品マスタ55d及び睡眠賞品データ55eに記憶し、配布賞品マスタ55dに含まれる賞品から睡眠賞品データ55eに含まれる賞品を除いた自店用の賞品マスタ55cを生成して、賞品管理装置60に配布するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、賞品毎の取り扱われる頻度を店舗毎に管理するようにして、会員管理装置50は、取り扱われる頻度の低い賞品は賞品マスタ55cに反映しないようにしてもよい。このようにすることによって、会員管理装置50から、店舗内の賞品管理装置60に配信するデータ量をさらに抑制することができる。また、賞品管理装置60は、賞品マスタ65aに含まれる賞品数が少なくなることにより賞品の検索性能を向上させることができる。また、取り扱われる頻度が低く賞品管理装置60の賞品マスタ65aに含まれない賞品の指定を受け付けた場合には、図26に示したのと同様の処理を行うことになるが、睡眠賞品データ55eに登録されていない商品に対する検索の場合には、睡眠賞品データ更新処理(ステップS704)及び睡眠賞品解除通知送信処理(ステップS706)は不要である。また、賞品マスタ更新処理(ステップS705)は、取り扱われる頻度に応じた更新処理となる。
次に、図2に示した本店管理装置90における実施例1に係る賞品の移動に係る通知を受け付けたときの処理の処理手順について図27に示すフローチャートを用いて説明する。
店舗の賞品管理装置60から会員管理装置50を経由して賞品交換履歴の情報を受け付けたならば(ステップS801;Yes)、賞品在庫管理部56fは、受け付けた賞品交換履歴に基づいて、賞品在庫データ94fの対応する店舗の対応する賞品の在庫数から賞品交換された数量を減算して(ステップS802)、処理を終了する。
また、店舗の会員管理装置50から賞品の移動指示又は自装置における賞品の移動指示操作を受け付けたならば(ステップS801;No、ステップS803;Yes)、賞品在庫管理部56fは、賞品移動管理データ94gに受け付けた賞品移動の指示に対するレコードを追加して、追加したレコードに賞品移動の指示内容を登録して(ステップS804)、処理を終了する。
また、ステップS804で賞品移動管理データ94gに追加したレコードの賞品移動の指示内容に対する店舗の会員管理装置50からの賞品の出庫の通知又は自装置における賞品の出庫操作を受け付けたならば(ステップS803;No、ステップS805;Yes)、賞品在庫管理部56fは、賞品移動管理データ94gの移動元処理状況に出庫に係る情報を登録して(ステップS806)、処理を終了する。このステップS806の処理において、移動元処理状況に登録する移動元原価は、賞品在庫データ94fの対応する店舗の対応する賞品コードに関連付けて記憶されている原価を登録する。
また、ステップS804で賞品移動管理データ94gに追加したレコードの賞品移動の指示内容に対する店舗の会員管理装置50からの賞品の入庫の通知又は自装置における賞品の入庫操作を受け付けたならば(ステップS805;No、ステップS807;Yes)、賞品在庫管理部56fは、賞品移動管理データ94gの移動先処理状況に入庫に係る情報を登録する(ステップS808)。このステップS808の処理において、移動先処理状況に登録する移動先原価は、その時点の賞品在庫データ94fの対応する店舗の対応する賞品コードに関連付けて記憶されている原価を登録する。
また、賞品在庫管理部56fは、賞品在庫データ94fの移動先の店舗の対応する賞品に対する賞品原価を算出する(ステップS809)。具体的には、賞品移動管理データ94gの移動元処理状況に登録された移動元原価と、移動先処理状況に登録された移動先原価とが同じ場合には、賞品在庫データ94fの移動先の店舗の対応する賞品に対する賞品原価は変更しない。賞品移動管理データ94gの移動元処理状況に登録された移動元原価と、移動先処理状況に登録された移動先原価とが同じでない場合には、元々移動先に在庫としてあった対応する賞品の合計価値と、移動する賞品の移動元の店舗の原価で算出した合計価値との合計値を、元々移動先に在庫としてあった在庫数と、移動元から移動した個数との合計値で除算した結果を、賞品在庫データ94fの移動先の店舗の対応する賞品に対する賞品原価として登録する。
また、賞品在庫管理部56fは、賞品在庫データ94fの移動元の店舗の対応する賞品に対する在庫数から移動した賞品数を減算し(ステップS810)、賞品在庫データ94fの移動先の店舗の対応する賞品に対する在庫数に移動した賞品数を加算し(ステップS811)、処理を終了する。
また、ステップS804で賞品移動管理データ94gに追加したレコードの賞品移動の指示内容に対する店舗の会員管理装置50からの賞品の入庫の通知又は自装置における賞品の入庫操作のいずれも受け付けていない場合(ステップS807;No)にも、何もせずに処理を終了する。
上述してきたように、本店管理装置90から賞品マスタ94aの更新内容を含む更新予約データ94cの情報が各店舗の会員管理装置50に配信され、会員管理装置50で配信された情報を記憶した更新予約データ55fに対する変更が行われたならば、会員管理装置50から本店管理装置90に変更内容を通知し、本店管理装置90は受け付けた各店舗の変更内容を更新予約変更履歴データ94dとして記憶するようにした。そして、本店管理装置90で配信済みの更新予約データ94cの変更が行われると、変更された更新予約データ94cに更新予約変更履歴データ94dに登録された店舗での変更内容を反映して各店舗の会員管理装置50に再配信し、会員管理装置50は、受け付けた情報を更新予約データ55fとして記憶して、更新の適用日になったならば更新予約データ55fに基づいて会員管理装置50の管理する賞品マスタ55cを更新するよう構成したので、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することができる。
なお、実施例1では、本店管理装置90において賞品マスタ94aと遊技種設定データ94hに基づいて賞品ごとの交換遊技媒体数を算出して、算出した交換遊技媒体数の情報を含む配布用賞品マスタ94iを店舗の会員管理装置50に配信するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、賞品マスタ94aのレコード構成に全ての店舗の全ての遊技種に対する交換遊技媒体数の情報を追加して、該交換遊技媒体数の情報に賞品価格と遊技種設定データ94hに基づいて算出した交換遊技媒体数を記憶させるようにしてもよい。このようにすることにより、同一の遊技種に対する交換遊技媒体数を店舗ごとに算出しなくてもよくなることから、処理を効率化することができる。
また、実施例1では、所定の期間、取扱の実績の有無に基づいて睡眠賞品であるか否かの判定を行い、この判定結果に基づいて睡眠賞品データ94bを管理するのは本店管理装置90で、本店管理装置90は睡眠賞品を含む配布用賞品マスタ94iと睡眠賞品データ94bとを店舗の会員管理装置50に配信し、会員管理装置50は、受け付けた配布用賞品マスタ94iから睡眠賞品データ94bを除外して賞品マスタ55cを生成し、生成した賞品マスタ55cを賞品管理装置60に配信するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本店管理装置90で、店舗の会員管理装置50に配布用賞品マスタ94iを配信する際に睡眠賞品データ94bに関するデータを除外した配布用賞品マスタ94iを送信するようにしてもよい。その場合には、本店管理装置90は、店舗の会員管理装置50に睡眠賞品データ94bの情報は送信する必要がないかわりに、睡眠賞品に関する検索要求を受け付けて、賞品マスタ94aを検索した結果に交換遊技媒体数を付加したものを要求元に検索結果として返却すると共に、該検索要求の発生をトリガとして睡眠賞品であることを解除するという機能が必要となる。
また、実施例1では、賞品の在庫情報を本店管理装置90で管理するようにしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、賞品ごとの在庫情報は、店舗ごとに会員管理装置50で管理するようにしてもよい。
また、実施例1では、本店管理装置90では、商品の在庫に対する原価を移動平均法により管理する例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない、例えば移動平均法ではなく、総平均法に基づいて賞品の在庫に対する原価を管理するようにしてもよい。その場合には、賞品原価の算出サイクルの間は、各賞品の仕入原価ごとの数量を管理できるようにし、賞品原価の算出サイクルの最後に賞品毎の平均原価を算出することになる。
実施例1では、会員管理装置50で配信された更新予約情報に対する変更内容を本店管理装置90に通知し、更新予約データ94cに対する各店舗の変更内容を本店管理装置90で管理するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、会員管理装置50に配信された更新予約データ94cに対する変更内容を会員管理装置50で管理するようにしてもよい。実施例2では、会員管理装置50で配信された更新予約データ94cに対する変更内容を管理する例を説明する。
まず、会員管理装置150の実施例2に係る内部構成を説明する。図28は、会員管理装置150の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。図28に示す会員管理装置150のブロック図においては、実施例1の会員管理装置50と同じ構成要素については図8に示した会員管理装置50のブロック図と同じ符号を付与し、実施例1の会員管理装置50と異なる構成要素については図8に示した会員管理装置50のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。会員管理装置150の内部構成の説明では、実施例1の会員管理装置50と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例1の会員管理装置50と異なる構成要素について主に説明するものとする。
会員管理装置150の、実施例1の会員管理装置50との差異は、記憶部55に配布更新予約データ155iが追加となっている部分と、制御部56の更新予約データ管理部156dが実施例1の更新予約データ管理部56dと異なるという部分である。
実施例1では、本店管理装置90から配信される配布用更新予約データ94jは、過去に店舗での変更履歴が有る場合には配布用更新予約データ94jに変更履歴を反映して送信されてきたので、受信した配布用更新予約データ94jを、更新予約データ55fに反映しても問題はなかったが、実施例2では、本店管理装置90からは店舗の変更履歴が反映されていない配布用更新予約データ94jが配信されてくるので、これを一旦記憶するための配布更新予約データ155iが追加となっている。実施例2では、受信した配布用更新予約データ94jを配布更新予約データ155iに記憶し、この配布更新予約データ155iと、店舗での変更履歴である更新予約変更履歴データ55gとに基づいて、更新予約データ55fの更新が行われる。配布更新予約データ155iのデータ構造は、本店管理装置190から配信される配布用更新予約データ94jと同じである。
更新予約データ管理部156dは、本店管理装置190から配布用更新予約データ94jを受け付けると受け付けた内容を配布更新予約データ155iに記憶する。また、更新予約データ管理部156dは、配布更新予約データ155iの内容が更新されると、更新された配布更新予約データ155iと更新予約変更履歴データ55gとに基づいて、更新予約データ55fの更新を行う。実施例1では、本店管理装置90が、店舗で行われた配布用更新予約データ94jに対する変更情報を会員管理装置50から受け付けて、受け付けた変更情報を更新予約変更履歴データ94dとして蓄積しておいて、本店管理装置90で更新予約データ94cが変更された場合には、本店管理装置90で変更された更新予約データ94cと、蓄積しておいた更新予約変更履歴データ94dとをマージして、店舗での変更情報が反映された配布用更新予約データ94jが配信されていた。実施例2では、店舗で行われた更新予約データ94cに対する変更情報は、会員管理装置150内で更新予約変更履歴データ55gとして蓄積しておき、本店管理装置90から更新された配布用更新予約データ94jを受信した場合には、会員管理装置50が、受信した配布用更新予約データ94jと、更新予約変更履歴データ55gとをマージして、更新予約データ55fに反映するという部分が実施例1と大きく異なる。
次に、本店管理装置190の実施例2に係る内部構成を説明する。図29は、本店管理装置190の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。図29に示す本店管理装置190のブロック図においては、実施例1の本店管理装置90と同じ構成要素については図14に示した本店管理装置90のブロック図と同じ符号を付与し、実施例1の本店管理装置90と異なる構成要素については図14に示した本店管理装置90のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。本店管理装置190の内部構成の説明では、実施例1の本店管理装置90と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例1の本店管理装置90と異なる構成要素について主に説明するものとする。
実施例2の本店管理装置190の記憶部94には、実施例1の本店管理装置90にあった更新予約変更履歴データ94dは存在しない。実施例2では、会員管理装置150に配信した配布用更新予約データ94jに対して会員管理装置150で変更されたとしても、会員管理装置150からその変更に係る情報は通知されない。このため、本店管理装置190には、店舗での更新予約データ94cに係る変更内容を記録されたデータである更新予約変更履歴データ94dは存在しない。
また、実施例2の本店管理装置190の制御部95の更新予約データ管理部195cは、実施例1の本店管理装置90の制御部95の更新予約データ管理部95cと差異がある。実施例1の更新予約データ管理部95cは、店舗に配信された配布用更新予約データ94jに対する変更が店舗で行われている場合には、配布用更新予約データ94jに対する店舗での変更内容である更新予約変更履歴データ94dの内容を管理しており、更新予約データ94cが更新された場合などに配布用更新予約データ94jを再度配信する場合には、更新予約変更履歴データ94dの内容を配布用更新予約データ94jに反映して再配信するものとしたが、実施例2では店舗での変更内容である更新予約変更履歴データ94dを管理していないので、更新予約データ管理部195cは、店舗での変更内容が反映されていない配布用更新予約データ94jの配信を行う。
次に、会員管理装置150における実施例2に係る本店管理装置190から配布用更新予約データ94jを受け付けたときの更新予約データ55fの更新処理の処理手順について図30に示すフローチャートを用いて説明する。
更新予約データ管理部156dは、本店管理装置190から配布用更新予約データ94jを受け付けたならば、受け付けた配布用更新予約データ94jで配布更新予約データ155iを上書きして更新する(ステップS901)。また、更新予約データ管理部156dは、更新した配布更新予約データ155iの中の1つの賞品に対するレコードを選択して(ステップS902)、選択した配布更新予約データ155iのレコードの予約登録日時が、同じ賞品に対する更新予約データ55fのレコードの予約登録日時と同じでない場合(ステップS903;No)には、配布更新予約データ155iの選択されたレコードに基づいて更新予約データ55fの対応するレコードを更新する(ステップS904)。
また、更新予約データ管理部156dは、ステップS904で更新した更新予約データ55fのレコードの確認区分を未確認であることを示す「未確認」に更新する(ステップS905)。ステップS902で選択した配布更新予約データ155iのレコードの予約登録日時が、同じ賞品に対する更新予約データ55fのレコードの予約登録日時と同じ場合(ステップS903;Yes)には、ステップS904及びステップS905の処理をスキップしてステップS906に移行する。
ステップS901で更新した配布更新予約データ155iのレコードの中で、ステップS903からステップS905の処理がまだ行われていないレコードがある場合(ステップS906;Yes)には、ステップS902に戻る。また、ステップS901で更新した配布更新予約データ155iの全てのレコードに対して、ステップS903からステップS905の処理が終了している場合(ステップS906;No)には、処理を終了する。
次に、会員管理装置150における実施例2に係る本店管理装置190から配布用更新予約データ94jを受け付けた後に、更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順について説明する。この、更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順については、図23に示した実施例1における更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順にほぼ同じなので、実施例1における更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順については、図23を用いてその差異がある部分を主に説明する。
実施例2の更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順は、実施例1の更新予約データ55fの確認及び変更処理の処理手順と比較すると、ステップS410の更新予約変更履歴データ55gを本店管理装置90に送信する処理が無い部分が異なる。これ以外の処理手順は実施例1と全く同様である。
上述してきたように、実施例2では、本店管理装置190から賞品マスタ94aの更新内容を含む配布用更新予約データ94jが各店舗の会員管理装置150に配信され、会員管理装置150で配信された配布用更新予約データ94jに対する変更が行われたならば、その変更内容を更新予約変更履歴データ55gとして記憶する。そして、本店管理装置190は、配信済みの更新予約データ94cの変更が行われると、変更された更新予約データ94cに対応する配布用更新予約データ94jを各店舗の会員管理装置150に再配信し、会員管理装置150は、受け付けた配布用更新予約データ94jに更新予約変更履歴データ55gに登録された店舗での変更内容を反映したデータを更新予約データ55fとして記憶して、更新の適用日になったならば更新予約データ55fに基づいて会員管理装置150の管理する賞品マスタ55cを更新するよう構成したので、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することができる。
なお、実施例1及び実施例2では、更新予約データ94cに含まれる情報が店舗で変更された場合には、その変更内容を更新予約変更履歴データ55gとして記憶するようにした。そして、その後、本店管理装置90、190で更新予約データ94cの更新が行われたとしても、店舗で変更された内容を含めて会員管理装置50、150の管理する賞品マスタ55cの更新を行うようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、会員管理装置50、150において更新予約データ94cの内容の確認処理において、更新予約変更履歴データ55gと比較して差異がある場合には、更新予約データ94cの内容と差異がある旨のメッセージを操作者に報知するようにしてもよい。また、このメッセージに対する所定の操作を受け付けた場合に更新予約変更履歴データ55gの内容に基づいて賞品マスタ55cの更新を行うようにしてもよい。
また、実施例1及び実施例2では、会員管理装置50、150は、本店管理装置90、190から配信された更新予約データ94cに基づいて自装置内の更新予約データ55fを生成し、更新予約データ55fに係る変更指示に基づいて更新予約データ55fを更新するとともに、その更新内容を更新予約変更履歴データ55gに記憶するようにした。また、会員管理装置50、150において更新予約データ55fに係る変更指示が行われた後に、本店管理装置90、190で更新予約データ94cの変更が行われ、これに基づいて会員管理装置50、150の更新予約データ55fの更新を行う場合に、更新予約変更履歴データ55gを用いることによって会員管理装置50、150で行われた変更内容が無効化されないようにした。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、本店管理装置90、190から賞品マスタ55cの更新に係る情報を受け付け、会員管理装置50、150で受け付けた情報に基づいて賞品マスタ55cの更新を行い、その後、会員管理装置50、150にて賞品マスタ55cの変更指示を受け付けた場合には、賞品マスタ55cの更新を行うとともにその更新履歴を記憶するようにして、以降本店管理装置90、190から賞品マスタ55cの更新に係る情報を受け付けた場合には、記憶した更新履歴を利用することによって会員管理装置50、150で行われた変更内容が無効化されないようにしてもよい。
実施例1及び実施例2では、会員管理装置50、150から賞品管理装置60に配信する賞品マスタ55cに含まれる賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数は、本店管理装置90、190が、自装置で管理する賞品マスタ94aに含まれる賞品価格と、会員管理装置50、150から取得して蓄積した遊技種設定データ94hとに基づいて算出される旨の説明を行ってきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、店舗の会員管理装置250で、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の算出を行うようにしてもよい。実施例3では、本店管理装置290から店舗の会員管理装置250へは賞品毎の賞品価格の情報を配信して、会員管理装置250で遊技種毎の遊技媒体の貸出レートと、配信された賞品価格の情報に応じて賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出する実施例について説明する。
まず、会員管理装置250の実施例3に係る内部構成を説明する。図31は、会員管理装置250の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。図31に示す会員管理装置250のブロック図においては、実施例1の会員管理装置50と同じ構成要素については図8に示した会員管理装置50のブロック図と同じ符号を付与し、実施例1の会員管理装置50と異なる構成要素については図8に示した会員管理装置50のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。会員管理装置250の内部構成の説明では、実施例1の会員管理装置50と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例1の会員管理装置50と異なる構成要素について主に説明するものとする。
会員管理装置250の記憶部55については、実施例1の配布賞品マスタ55dとのデータ構成に差異がある。実施例1の配布賞品マスタ55dについては賞品毎の交換遊技媒体数の情報を含んでいたが、実施例3の配布賞品マスタ255dには賞品毎の交換遊技媒体数の情報を含んでいない。よって、実施例3の配布賞品マスタ255dのデータ構成は、図9に示した実施例1の配布賞品マスタ55dデータ構成と比較すると、交換遊技媒体数の情報が存在しない。
また、実施例3の会員管理装置250の制御部56の賞品マスタ管理部256b、更新予約データ管理部256d及び遊技種設定処理部256gは、実施例1の制御部56の賞品マスタ管理部56b、更新予約データ管理部56d及び遊技種設定処理部56gと差異がある。
実施例1の賞品マスタ管理部56bは、本店管理装置90から配信された配布用賞品マスタ94iには賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含んでいたので、配信された配布用賞品マスタ94iを配布賞品マスタ55dに記憶して、配布賞品マスタ55dから睡眠賞品に対するレコードを排除して、店舗で追加された賞品に対するレコードを追加することによって賞品マスタ94aを生成していた。しかし、実施例3で本店管理装置290からは、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含まない賞品マスタ94aと同じ形式の情報が配信されるだけであるので、睡眠賞品に対するレコードを排除して、店舗で追加された賞品に対するレコードを追加することに加えて、遊技種設定データ55bの情報に基づいて、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出して、算出された賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を配信された情報に付け加えることによって賞品マスタ55cを生成する。
更新予約データ管理部256dについても、実施例1では本店管理装置90から賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含む配布用更新予約データ94jが配信されたが、実施例3では賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を含まない更新予約データ94cと同じ形式の情報が配信されるので、遊技種設定データ55bの情報に基づいて、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出して、算出された賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を配信された更新予約データ94cと同じ形式の情報に付け加えることによって更新予約データ55fを生成する。
また、実施例1の遊技種設定処理部56gは、遊技種設定データ55bが更新されたならば遊技種設定データ55bを本店管理装置90に送信していたが、実施例3の遊技種設定処理部256gは、本店管理装置290では店舗の遊技種設定に係る情報を管理しないので遊技種設定データ55bが更新されたとしても本店管理装置290に遊技種設定データ55bを送信しない。
次に、本店管理装置290の実施例3に係る内部構成を説明する。図32は、本店管理装置290の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。図32に示す本店管理装置290のブロック図においては、実施例1の本店管理装置90と同じ構成要素については図14に示した本店管理装置90のブロック図と同じ符号を付与し、実施例1の本店管理装置90と異なる構成要素については図14に示した本店管理装置90のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。本店管理装置290の内部構成の説明では、実施例1の本店管理装置90と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例1の本店管理装置90と異なる構成要素について主に説明するものとする。
実施例3の本店管理装置290の記憶部94は、実施例1の記憶部94に存在していた遊技種設定データ94h、配布用賞品マスタ94i及び配布用更新予約データ94jが存在しない。実施例1の本店管理装置90では店舗の会員管理装置50から収集される遊技種設定データ55bを遊技種設定データ94hに記憶して管理していたが、実施例3では会員管理装置250から遊技種設定データ55bは収集されないので遊技種設定データ94hも存在しない。
また、実施例1では、賞品マスタ94aを店舗の会員管理装置50に配信する際に、賞品マスタ94aには含まれない賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出して、算出した交換遊技媒体数の情報を賞品マスタ94aに付加した配布用賞品マスタ94iを生成し、生成した配布用賞品マスタ94iを会員管理装置50に配信していた。しかし、実施例3では、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の算出処理を会員管理装置250で実施することから、配布用賞品マスタ94iを生成する必要がないため配布用賞品マスタ94iが存在しない。
また、同様に、実施例1では、更新予約データ94cを店舗の会員管理装置50に配信する際に、更新予約データ94cには含まれない賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数を算出して、算出した交換遊技媒体数の情報を賞品マスタ94aに付加した配布用更新予約データ94jを生成し、生成した配布用更新予約データ94jを会員管理装置50に配信していた。しかし、しかし、実施例3では、賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の算出処理を会員管理装置250で実施することから、配布用更新予約データ94jを生成する必要がないため配布用更新予約データ94jが存在しない。
実施例3の本店管理装置290の制御部95には、実施例1の制御部95に存在した配布用賞品マスタ生成部95e及び配布用更新予約データ生成部95fが存在しない。これは、前述の通り賞品毎及び遊技種毎の交換遊技媒体数の算出処理を会員管理装置250で実施することから、配布用賞品マスタ94i及び配布用更新予約データ94jを生成する必要がないことから存在しない。
また、実施例3の本店管理装置290の制御部95の賞品マスタ管理部295a及び更新予約データ管理部295cの処理内容は、実施例1の賞品マスタ管理部95a及び更新予約データ管理部95cの処理内容と差異がある。
賞品マスタ管理部295aは、賞品マスタ94aに係る更新内容を受け付けたならば賞品マスタ94aの更新を行うとともに、更新された賞品マスタ94aの情報に応じて関連する店舗の会員管理装置250にその店舗に応じた賞品マスタ94aに含まれる情報の配信を行う。また、更新予約データ管理部295cは、更新予約データ94cが新たに登録された場合や更新された場合には、更新予約データ94cを各店舗の会員管理装置250に配信する。また、更新予約データ管理部295cは、店舗に配信済みの更新予約データ94cに対する店舗での変更に係る情報が更新予約変更履歴データ94dに登録されている場合には、更新予約データ94cに店舗での変更内容を反映した上で会員管理装置250に送信する。
次に、図31に示した会員管理装置250における、本店管理装置290から更新された賞品マスタ94aに係る情報が配信されたときの実施例3に係る自装置内の賞品マスタ55cの更新処理の処理手順について図33に示すフローチャートを用いて説明する。
賞品マスタ管理部256bは、本店管理装置290から自店舗向けの賞品マスタ94aに係る情報を受信したならば、受信した内容を配布賞品マスタ255dとして記憶する(ステップS1001)。また、賞品マスタ94aに係る情報と併せて睡眠賞品データ94bを受け付けたならば、睡眠賞品データ管理部56cは、受け付けた情報を睡眠賞品データ55eとして記憶する(ステップS1002)。
賞品マスタ管理部256bは、ステップS1001で記憶した配布賞品マスタ255dに基づいて賞品マスタ55cの更新を行う前に、賞品マスタ55cを初期化する(ステップS1003)。次に、賞品マスタ管理部256bは、配布賞品マスタ255dから1つのレコードを読み取って(ステップS1004)、睡眠賞品データ55eを参照することによって読み取ったレコードに対応する賞品が自店舗で睡眠賞品であるか否かの判定を行い、睡眠賞品ではなかった場合(ステップS1005;No)には、読み取った配布賞品マスタ255dのレコードに含まれる賞品価格と、遊技種設定データ55bの遊技種毎の遊技媒体の貸出レートに基づいて遊技種毎の当該賞品との交換遊技媒体数を算出する(ステップS1006)。
また、賞品マスタ管理部256bは、読み取った配布賞品マスタ255dのレコードの情報にステップS1006で算出した遊技種毎の交換遊技媒体数の情報を加えて賞品マスタ55cに登録する(ステップS1007)。配布賞品マスタ255dから読み取ったレコードに対応する賞品が睡眠賞品であった場合(ステップS1005;Yes)には、ステップS1006及びステップS1007の処理はスキップしてステップS1008に移行する。
また、ステップS1004で配布賞品マスタ255dから読み取ったレコードに対応する賞品が店舗追加賞品データ55hに登録されていて本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映の賞品である場合(ステップS1008;Yes)には、店舗追加賞品データ55hの追加区分を本店管理装置290の賞品マスタ94aに反映済みであることを示す「1」に更新する(ステップS1009)。また、ステップS1004で配布賞品マスタ255dから読み取ったレコードに対応する賞品が店舗追加賞品データ55hに登録されている店舗追加賞品ではないか、店舗追加賞品データ55hに登録されている店舗追加賞品であっても本店管理装置290の賞品マスタ94aに反映済みの賞品である場合(ステップS1008;No)には、ステップS1009の処理をスキップしてステップS1010に移行する。
配布賞品マスタ255dで未処理のレコードが有る場合(ステップS1010;Yes)には、ステップS1004に戻る。また、配布賞品マスタ255dで未処理のレコードが無くて(ステップS1010;No)、店舗追加賞品データ55hに本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映の店舗で追加した賞品が有る場合(ステップS1011;Yes)には、店舗追加賞品データ55hに登録されている本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映の賞品のレコードを1レコード読み取って(ステップS1012)、読み取ったレコードに対応する賞品が睡眠賞品ではなかったならば(ステップS1013;No)、ステップS1012で読み取った店舗追加賞品データ55hのレコードに対応する賞品の情報を賞品マスタ55cに登録する(ステップS1014)。
また、ステップS1012で読み取ったレコードに対応する賞品が睡眠賞品であった場合(ステップS1013;Yes)には、ステップS1014の処理はスキップしてステップS1015に移行する。店舗追加賞品データ55hの追加賞品のうち、本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映で、ステップS1012からステップS1014の処理が行われていないレコードが有る場合(ステップS1015;Yes)には、ステップS1012に移行する。また、店舗追加賞品データ55hの追加賞品のうち、本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映で、ステップS1012からステップS1014の処理が行われていないレコードがもう無い場合(ステップS1015;No)には、処理を終了する。また、店舗追加賞品データ55hに本店管理装置290の賞品マスタ94aに未反映の店舗で追加した賞品が無い場合(ステップS1011;No)には、処理を終了する。
上述してきたように、実施例3では、本店管理装置290から賞品マスタ94aの更新内容を含む更新予約データ94cが各店舗の会員管理装置250に配信され、会員管理装置250で配信された更新予約データ94cに対する変更が行われたならば、会員管理装置250から本店管理装置290に変更内容を通知し、本店管理装置290は受け付けた各店舗の変更内容を更新予約変更履歴データ94dとして記憶する。そして、本店管理装置290で配信済みの更新予約データ94cの変更が行われると、変更された更新予約データ94cに更新予約変更履歴データ94dに登録された店舗での変更内容を反映して各店舗の会員管理装置250に再配信し、会員管理装置250は、受け付けた情報を更新予約データ55fとして記憶して、更新の適用日になったならば更新予約データ55fに基づいて会員管理装置250の管理する賞品マスタ55cを更新するよう構成したので、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することができる。
実施例1、実施例2及び実施例3では、会員管理装置50、150、250の賞品マスタ55cにはそれぞれの賞品について遊技種設定データ55bに設定された遊技種ごとの交換遊技媒体数が登録されている。しかしながら、遊技種の設定は店舗ごとに異なる設定が可能であることから賞品マスタ55cは、店舗の遊技種設定データ55bに基づいて設定しなければならず、遊技種を追加したり既存の遊技種の遊技媒体の貸出レートの変更が行われたりすると賞品マスタ55cを作り直さなければならなかった。そこで、実施例4では、会員管理装置350で管理する賞品マスタ355c及び賞品管理装置360で管理する賞品マスタ365aに交換遊技媒体数の情報を持たせないようにすることにより、遊技種を追加したり既存の遊技種の遊技媒体の貸出レートの変更が行われたりしても賞品マスタ55cを作り直す必要がないような実施例を説明する。
まず、会員管理装置350の実施例4に係る内部構成を説明する。図34は、会員管理装置350の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。図34に示す会員管理装置350のブロック図においては、実施例3の会員管理装置250と同じ構成要素については図31に示した会員管理装置250のブロック図と同じ符号を付与し、実施例3の会員管理装置250と異なる構成要素については図31に示した会員管理装置250のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。会員管理装置350の内部構成の説明では、実施例3の会員管理装置250と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例3の会員管理装置250と異なる構成要素について主に説明するものとする。
会員管理装置350の記憶部55に係る実施例3の会員管理装置250との差異は、賞品マスタ355c、更新予約データ355f及び店舗追加賞品データ355hが、それぞれ実施例3の賞品マスタ55c、更新予約データ55f及び店舗追加賞品データ55hと構成が異なっている。実施例3の賞品マスタ55c、更新予約データ55f及び店舗追加賞品データ55hには、それぞれの賞品ごとに交換遊技媒体数の情報を有していたが、実施例4の賞品マスタ355c、更新予約データ355f及び店舗追加賞品データ355hには交換遊技媒体数の情報は含まない。賞品マスタ355c、更新予約データ355f及び店舗追加賞品データ355hの詳細なデータ構成は、図示しないが、図9に示した賞品マスタ55c、図10に示した更新予約データ55f及び店舗追加賞品データ55hの交換遊技媒体数の情報だけを除いたデータ構成である。
また、実施例4の会員管理装置350の制御部56の賞品マスタ管理部356b、更新予約データ管理部356d及び追加賞品データ管理部356eは、実施例3の制御部56の賞品マスタ管理部256b、更新予約データ管理部256d及び追加賞品データ管理部56eと差異がある。
実施例3の賞品マスタ管理部256bは、本店管理装置290から配信された賞品マスタ94aに対して算出した交換遊技媒体数の情報を付加して賞品マスタ55cを更新したが、実施例4の賞品マスタ管理部356bは、賞品マスタ355cにも交換遊技媒体数の情報は含まないので、本店管理装置90から配信された賞品マスタ94aに対して交換遊技媒体数の情報等を付加せず、そのままの形式で賞品マスタ355cに反映することになる。
実施例3の更新予約データ管理部256dは、本店管理装置290から配信された更新予約データ94cに対して算出した交換遊技媒体数の情報を付加して更新予約データ55fを更新したが、実施例4の更新予約データ管理部356dは、更新予約データ355fにも交換遊技媒体数の情報は含まないので、本店管理装置290から配信された更新予約データ94cに対して交換遊技媒体数の情報等を付加せず、そのままの形式で更新予約データ355fに反映することになる。
実施例3の追加賞品データ管理部56eは、交換遊技媒体数の情報を含む店舗追加賞品データ55hの管理を行う処理部であったが、実施例4の追加賞品データ管理部356eは、交換遊技媒体数の情報を含まない店舗追加賞品データ355hの管理を行う。
次に、賞品管理装置360の実施例4に係る内部構成を説明する。図35は、賞品管理装置360の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。図35に示す賞品管理装置360のブロック図においては、実施例1の賞品管理装置60と同じ構成要素については図12に示した賞品管理装置60のブロック図と同じ符号を付与し、実施例1の賞品管理装置60と異なる構成要素については図12に示した賞品管理装置60のブロック図とは異なる符号を新たに採番した。賞品管理装置360の内部構成の説明では、実施例1の賞品管理装置60と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、符号を新たに採番した実施例1の賞品管理装置60と異なる構成要素について主に説明するものとする。
賞品管理装置360の記憶部65に係る実施例1の賞品管理装置60との差異は、賞品マスタ365aが、実施例1の賞品マスタ65aと構成が異なっている。また、実施例1の賞品管理装置60には存在しなかった遊技種設定データ365fが追加となっている。
賞品マスタ365aは、実施例1の賞品マスタ65aと比較すると交換遊技媒体数の情報が存在しない。また、追加になった遊技種設定データ365fは、会員管理装置350の遊技種設定データ55bと同じである。
また、実施例4の賞品管理装置360の制御部66の賞品管理部366a及び賞品交換処理部366bは、実施例1の制御部66の賞品管理部66a及び賞品交換処理部66bと差異がある。
賞品管理部366aは、管理する賞品マスタ365aの構成が実施例1の賞品マスタ65aから変更になっていることに伴う処理内容に差異があるだけである。賞品交換処理部366bは、賞品マスタ365aには交換遊技媒体数が存在しないことから、賞品マスタ365aに含まれる賞品価格の情報と、遊技種設定データ365fとに基づいて遊技種ごとの遊技媒体数を賞品交換時に都度算出する機能が追加されている。これによって、賞品マスタ365aに交換遊技媒体数の情報が存在しなくとも、交換遊技媒体数の情報を賞品交換処理時に特定し賞品交換処理を行うことを可能としている。
上述してきたように、実施例4では、会員管理装置350の賞品マスタ355c及び賞品管理装置360の賞品マスタ365aには店舗ごとの設定に依存する遊技種に応じた交換遊技媒体数の情報を含めないようにしたので、遊技種を追加したり既存の遊技種の遊技媒体の貸出レートの変更が行われたりしても賞品マスタ355cを更新する必要はなくなった。
なお、実施例1〜実施例4では、本店管理装置90、190、290を設けて、該本店管理装置90、190、290で賞品マスタ94a、睡眠賞品データ94b、更新予約データ94cなどの情報を管理して、これらの情報を各店舗の会員管理装置50、150、250、350に配布するようにしたが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施例1〜実施例4で説明してきた本店管理装置90、190、290の機能をいずれかの店舗の会員管理装置50、150、250、350に持たせて、該会員管理装置50、150、250、350から他の店舗の会員管理装置50、150、250、350に賞品マスタ94a、睡眠賞品データ94b、更新予約データ94cなどのデータを配信するようにしてもよい。
また、上述の実施例1〜実施例4で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る賞品情報管理システム及び賞品情報管理方法は、遊技店で管理される賞品マスタデータの更新処理を効率化することに適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15、68、93 通信部
16、45、55、65、94 記憶部
16a カードID
16b、65c 有価価値データ
16c 装置ID
16d 遊技設定データ
17、46、56、66、95 制御部
17a データ管理部
17b 計数処理部
18a ノズルユニット
18b 計数ユニット
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
41、51、91 表示部
42、52、92 入力部
44、54 店舗ネットワーク通信部
45a カード管理データ
46a カード管理部
50、150、250、350 会員管理装置
53 外部ネットワーク通信部
55a 会員管理データ
55b、94h、365f 遊技種設定データ
55c、65a、94a、355c、365a 賞品マスタ
55d、255d 配布賞品マスタ
55e、94b 睡眠賞品データ
55f、94c、355f 更新予約データ
55g、94d 更新予約変更履歴データ
55h、94e、355h 店舗追加賞品データ
56a 会員管理部
56b、95a、256b、295a、356b 賞品マスタ管理部
56c、95b 睡眠賞品データ管理部
56d、95c、156d、195c、256d、295c、356d 更新予約データ管理部
56e、356e 追加賞品データ管理部
56f、95d 賞品在庫管理部
56g、256g 遊技種設定処理部
60、360 賞品管理装置
61 店側表示部
62 操作部
63 レシート発行部
64 客側表示部
65b 賞品交換履歴データ
65d 賞品交換候補データ
66a、366a 賞品管理部
66b、366b 賞品交換処理部
67a カードリーダ
67b 店員タグリーダ
67c 携帯端末リーダ
80 精算機
90、190、290 本店管理装置
94f 賞品在庫データ
94g 賞品移動管理データ
94i 配布用賞品マスタ
94j 配布用更新予約データ
95e 配布用賞品マスタ生成部
95f 配布用更新予約データ生成部
155i 配布更新予約データ

Claims (5)

  1. 遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する賞品情報管理システムであって、
    遊技店の店舗内に設置され、遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する店舗内装置と、前記店舗内装置と通信可能に接続される上位管理装置とを含み、
    前記上位管理装置は、
    前記賞品情報に対する更新指示を受け付けて、前記店舗内装置に更新内容を送信するための更新用情報を作成する更新用情報作成手段と、
    前記更新用情報作成手段により作成された更新用情報を前記店舗内装置に送信する更新用情報送信手段と
    を備え、
    前記店舗内装置は、
    前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を記憶する更新用情報記憶手段と、
    前記更新用情報記憶手段に記憶された更新用情報に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する賞品情報更新手段と、
    所定の指示入力に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する指示更新手段と、
    前記指示更新手段による更新内容と、前記更新用情報の整合性を保持する整合性保持手段と
    を備えたことを特徴とする賞品情報管理システム。
  2. 前記整合性保持手段は、
    前記指示更新手段により行われた前記賞品情報の更新に係る履歴情報を前記上位管理装置に送信し、
    前記上位管理装置は、
    前記店舗内装置から受信した前記履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段
    をさらに備え、
    前記更新用情報作成手段は、
    受け付けた前記賞品情報に対する更新指示と、前記履歴情報記憶手段に記憶される前記履歴情報とに基づいて前記更新用情報を作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の賞品情報管理システム。
  3. 前記整合性保持手段は、
    前記指示更新手段により行われた前記賞品情報の更新に係る履歴情報を記憶し、
    前記更新用情報記憶手段は、
    前記整合性保持手段により記憶された前記履歴情報に基づいて、前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を更新して更新後の更新用情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の賞品情報管理システム。
  4. 前記更新用情報作成手段は、
    前記賞品情報に対する更新指示に更新を適用する日付を示す適用日に係る指示が含まれる場合には、該適用日を含む更新用情報を生成し、
    前記賞品情報更新手段は、
    前記更新用情報に前記適用日が含まれている場合には、該適用日に応じたタイミングで自装置が管理する賞品情報を更新し、
    前記指示更新手段は、
    前記更新用情報記憶手段に記憶される前記更新用情報に含まれる前記適用日に至っていない場合に、前記所定の指示入力にて、該更新用情報により更新された後の賞品情報に係る更新指示を受け付けた場合には、前記更新用情報記憶手段に記憶される前記更新用情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の賞品情報管理システム。
  5. 遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する賞品情報管理方法であって、
    遊技店の店舗内に設置される店舗内装置と通信可能に接続される上位管理装置において、遊技店内で遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報に対する更新指示を受け付けて、前記店舗内装置に更新内容を送信するための更新用情報を作成する更新用情報作成ステップと、
    前記更新用情報作成ステップにより作成された更新用情報を前記店舗内装置に送信する更新用情報送信ステップと、
    遊技媒体と交換される賞品に関する賞品情報を管理する前記店舗内装置において、前記上位管理装置から受信した前記更新用情報を記憶する更新用情報記憶ステップと、
    前記更新用情報記憶ステップにより記憶された更新用情報に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する賞品情報更新ステップと、
    所定の指示入力に基づいて、自装置が管理する賞品情報を更新する指示更新ステップと、
    前記指示更新ステップによる更新内容と、前記更新用情報の整合性を保持する整合性保持ステップと
    を含んだことを特徴とする賞品情報管理方法。
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