JP6372576B2 - 過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、圧縮後の気体の一部をコンプレッサインペラの上流側に戻す還流路が形成される過給機に関する。
従来の過給機は、シャフトを回転自在に保持するベアリングハウジングを有する。シャフトの一端にはタービンインペラが設けられ、シャフトの他端にはコンプレッサインペラが設けられている。過給機はエンジンに接続され、エンジンから排出される排気ガスは過給機に流入する。排気ガスによってタービンインペラが回転すると、このタービンインペラの回転によって、シャフトを介してコンプレッサインペラが回転し、コンプレッサインペラに流入した空気は圧縮され、排出される。
このような過給機に対して、特許文献1は、過給機に気体(例えば空気)を導くインレットパイプと、過給機からエンジン側に圧縮空気を導くアウトレットパイプとを連通するバイパスホースを設けることが提案されている。この構成では、過給圧が上昇するとき、圧縮空気の一部を過給機の上流に戻すことで、サージを抑制することができる。しかし、パイプやホースの配置が複雑となり設計が困難な上、組立作業性が低くなってしまう。そこで、圧縮空気をコンプレッサインペラの上流側に戻すため、バイパス流路(還流路)を過給機本体の内部に形成することが普及している。
特開2006−336539号公報
ところで、過給機本体の内部に還流路を設ける場合、ハウジングを構成する壁の肉厚の範囲内で還流路を形成しなければならない。そのため、還流路の形状を設計の自由度が低く、稼動条件によっては、圧縮空気をコンプレッサインペラの上流側に戻す際の気流音が顕著になってしまうおそれがある。
本開示の目的は、設計作業の煩雑化を抑制しつつ、コンプレッサインペラの上流側に戻される圧縮空気による気流音の発生を抑制することが可能な過給機を提供することである。
本開示の一態様は過給機であって、コンプレッサインペラを収容し、前記コンプレッサインペラに流れる気体の吸気流路及び前記コンプレッサインペラから流れる気体の排気流路を有するハウジングと、排気流路から排気口に流れる気体の一部を吸気流路に戻す還流路を内部に有する還流パイプと、を備え、ハウジングは、排気流路を形成する該ハウジングの壁部に設けられ、還流パイプの第1の端部(一端部)に連結する第1の開口部(排気開口部)と、吸気流路を形成する該ハウジングの壁部に設けられ、還流パイプの第2の端部(他端部)に連結する第2の開口部(吸気開口部)と、を有し、還流パイプが第1の開口部と第2の開口部から外れた状態において、第2の開口部は、第1の開口部に対向する位置から視認可能な位置に設けられ、前記第1の開口部と前記第2の開口部に前記還流パイプを連結した状態で、前記還流パイプの前記第1の端部(一端部)側と前記第2の端部(他端部)側が平行となることを要旨とする。
第1の開口部の中心と第2の開口部の中心とを結ぶ仮想線分上から、コンプレッサハウジングが退避していてもよい。
ハウジングは、排気流路を形成するハウジングの壁部から突出し、第1の開口部を有する管状に形成された第1の突出部と、吸気流路を形成するハウジングの壁部から突出し、第2の開口部を有する管状に形成された第2の突出部と、を有してもよい。還流パイプは、弾性体で形成されてもよい。還流パイプが第1の開口部と第2の開口部から外れた状態において、第2の開口部は、第1の開口部に正対する位置から視認可能な位置に設けられていてもよい。
本開示によれば、設計作業の煩雑化を抑制しつつ、コンプレッサインペラの上流側に戻される圧縮空気による気流音の発生を抑制することが可能となる。
図1は、本開示の一実施形態に係る過給機の概略断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、本実施形態に係る還流パイプと貫通孔の連結構造について説明するための図である。 図3は、図2(a)における過給機のIII矢視図である。 図4は、本実施形態の変形例に係る過給機の外観図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印Lを過給機Cの左側を示す方向とし、矢印Rを過給機Cの右側を示す方向として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備える。過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の左側に締結機構3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング(ハウジング)6とを有する。これらは、一体化されている。
ベアリングハウジング2のタービンハウジング4近傍の外周面には、突起2aが設けられている。突起2aは、ベアリングハウジング2の径方向に突出している。また、タービンハウジング4のベアリングハウジング2近傍の外周面には、突起4aが設けられている。突起4aは、タービンハウジング4の径方向に突出している。ベアリングハウジング2とタービンハウジング4は、突起2a、4aを締結機構3によってバンド締結して固定される。締結機構3は、突起2a、4aを挟持する締結バンド(例えばGカップリング)で構成される。
ベアリングハウジング2には軸受孔2bが形成されている。軸受孔2bは、過給機Cの左右方向に延伸し、ベアリングハウジング2を貫通する。軸受孔2bには、軸受7が収容される。軸受7は、シャフト8(回転軸)を回転自在に支持する。シャフト8の一端にはタービンインペラ9が一体的に固定されている。タービンインペラ9は、タービンハウジング4内に回転自在に収容されている。シャフト8の他端にはコンプレッサインペラ10が一体的に固定されている。コンプレッサインペラ10は、コンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には吸気流路11が形成されている。吸気流路11は、過給機Cの右側に開口し、エアクリーナ(図示せず)に接続される。気体(例えば空気)は、コンプレッサインペラ10の回転によって吸引され、コンプレッサハウジング6の外からコンプレッサインペラ10の正面に向かって吸気流路11を流れる。
また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面が、気体を昇圧するディフューザ流路12を形成する。このディフューザ流路12は、シャフト8の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ10を介して吸気流路11に連通している。
また、コンプレッサハウジング6にはコンプレッサスクロール流路13が設けられている。コンプレッサスクロール流路13は、シャフト8の径方向においてディフューザ流路12よりも外側に位置し、環状に形成される。コンプレッサスクロール流路13は、エンジンの吸気口(図示せず)と連通するとともに、ディフューザ流路12にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ10が回転すると、気体がコンプレッサハウジング6外から吸気流路11に吸引される。そして、当該吸引された気体は、コンプレッサインペラ10の翼間を流通する過程において増圧増速され、ディフューザ流路12およびコンプレッサスクロール流路13で昇圧される。
コンプレッサインペラ10によって圧縮された気体は、コンプレッサスクロール流路13から排気口14を通ってコンプレッサハウジング6の外に導かれて、排気口14に接続するエンジンの吸気口(図示せず)に吐出される。
タービンハウジング4には吐出口15が形成されている。吐出口15は、過給機Cの左側に開口し、排気ガス浄化装置(図示せず)に接続される。また、タービンハウジング4には、流路16と、タービンスクロール流路17とが設けられている。タービンスクロール流路17は、シャフト8の径方向において流路16よりも外側に位置し、環状に形成されている。タービンスクロール流路17は、エンジンの排気マニホールドからの排気ガスが導かれるガス流入口(図示せず)と連通する。また、タービンスクロール流路17は、流路16にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路17に導かれた排気ガスは、流路16およびタービンインペラ9を介して吐出口15に導かれ、その流通過程においてタービンインペラ9を回転させる。そして、上記のタービンインペラ9の回転力は、シャフト8を介してコンプレッサインペラ10に伝達され、コンプレッサインペラ10の回転力によって、気体が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれる。
ところで、過給機Cを搭載した車両などにおいて、アクセルのオフ等によってエンジンのスロットルバルブが閉じられると、過給圧が上昇するとともに吸気流量が減少する。その結果、サージが生じ、音が発生してしまう場合がある。そこで、コンプレッサハウジング6には、圧縮後の気体の一部を上流側に戻す機構が設けられている。
図1に示すように、過給機本体1(コンプレッサハウジング6)の右側には、穴18が形成される。穴18の右側の開口は、エアバイパスバルブ19の本体19aによって閉塞されている。また、この穴18とコンプレッサスクロール流路13との間には、貫通路20が設けられている。換言すれば、コンプレッサハウジング6は、エアバイパスバルブ19(本体19a)が装着される略筒状(略管状)の壁部6eを、コンプレッサハウジング6の壁面6bに有する。壁部6eは、エアバイパスバルブ19の弁体19bの駆動方向に延伸する穴18を有する。コンプレッサハウジング6の壁面6a及び壁面6cは、それぞれ、穴18の底面及び側面を形成する。穴18の直径は、弁体19bの作動が確保される値に設定されている。
穴18の底面を形成するコンプレッサハウジング6の壁面6aと、コンプレッサスクロール流路13との間には、貫通路20が設けられている。貫通路20は、壁面6aから、コンプレッサスクロール流路13を形成するコンプレッサハウジング6の壁面6bまで貫通している。つまり、貫通路20によって、コンプレッサハウジング6の穴18は、コンプレッサスクロール流路13に連通する。これらのコンプレッサスクロール流路13、貫通路20、および、穴18によって形成される排気流路に、コンプレッサインペラ10で昇圧された気体が導かれる。
エアバイパスバルブ19の弁体19bは、コンプレッサハウジング6の壁面6aにおいて、貫通路20の周囲近傍に位置するシート面に当接可能に配される。エアバイパスバルブ19の電動式アクチュエータは、例えばエンジン側からの制御信号によって弁体19bをシート面に当接させて貫通路20を閉じたり、弁体19bをシート面から離隔させて貫通路20を開いたりする。
ここでは、エアバイパスバルブ19が電動式アクチュエータで駆動する場合について説明したが、エアバイパスバルブ19は、コンプレッサスクロール流路13と吸気流路11の圧力差によってダイアフラムが作動して開閉する機械式のバルブであってもよい。
貫通孔21は、穴18の側面を形成するコンプレッサハウジング6の壁面6c(壁部6e)を貫通する孔である。貫通孔21は、排気流路(穴18)をコンプレッサハウジング6の外部に開口させる。また、貫通孔22は、吸気流路11を形成するコンプレッサハウジング6の壁面6dを貫通する孔である。貫通孔22は、吸気流路11をコンプレッサハウジング6の外部に開口させる。これらの貫通孔21、22には、コンプレッサハウジング6の外側から、図2(a)に示す還流パイプ23が連結されている。
図2(a)及び図2(b)は、還流パイプ23と貫通孔21、22の連結構造について説明するための図である。図2(a)は過給機Cの外観図を示し、図2(b)は還流パイプ23を取り外した過給機Cの外観図を示す。
図2(b)に示すように、コンプレッサハウジング6の壁部6eには突出部24が形成されている。突出部24は円筒状(管状)に形成され、壁部6eから貫通孔21の貫通方向に突出している。貫通孔21は、突出部24の径方向中心を貫通しており、突出部24の先端がコンプレッサハウジング6の外部に開口している。
排気開口部(第1の開口部)25は、突出部24の先端側に位置する貫通孔21の開口である。排気開口部25は、コンプレッサハウジング6の壁部6eに設けられ、排気流路をコンプレッサハウジング6の外部に開口させる。
コンプレッサハウジング6の壁部6fは、その内部に吸気流路11を形成する。壁部6fには突出部26が形成されている。突出部26は円筒状(管状)に形成され、壁部6fから貫通孔22の貫通方向に突出している。貫通孔22は、突出部26の径方向中心を貫通しており、突出部26の先端がコンプレッサハウジング6の外部に開口している。
吸気開口部(第2の開口部)27は、突出部26の先端側に位置する貫通孔22の開口である。コンプレッサハウジング6のうちの吸気流路11(図1参照)を形成する壁部6fに設けられ、吸気流路11をコンプレッサハウジング6の外部に開口させる。
図2(a)に示すように、コンプレッサハウジング6には、還流パイプ23が取り付けられている。突出部24の先端側には小径部24aが形成されている。小径部24aは、突出部24の基端側よりも外径が小さい。同様に、突出部26の先端側には小径部26aが形成されている。小径部26aは、突出部26の基端側よりも外径が小さい。突出部24の小径部24aが還流パイプ23の一端(第1の端)23aに挿入され、突出部26の小径部26aが還流パイプ23の他端(第2の端)23bに挿入される。還流パイプ23は、ゴムなどの弾性体で形成されている。還流パイプ23の一端23a側及び他端23b側の各外周は、締結バンド(図示せず)によって締め付けられる。これによって、還流パイプ23が突出部24、26に連結されている。
すなわち、還流パイプ23の一端23a側は排気開口部25に連結され、還流パイプ23の他端23b側は吸気開口部27に連結される。そして、還流パイプ23の内部には、還流路23cが形成される。還流路23cは、排気流路から排気口14(図1参照)へ向けて流通する気体の一部を吸気流路11に戻す。
例えば、過給圧が上昇し流量が減少し過ぎる場合、エアバイパスバルブ19を開いて圧縮気体の一部を、還流路23cを介して、コンプレッサインペラ10の上流側の吸気流路11に戻す。これにより、コンプレッサインペラ10に向かう気体の流量が増加するので、サージの発生を回避することができる。
上述の通り、還流路23cを過給機本体1の外部に設けることで、還流路23cの形状の自由度が向上する。例えば、還流路23cの流路面積を大きくして、コンプレッサインペラ10の上流側のコンプレッサインペラ10から離れた位置に吸気開口部27を設けることができる。これによって、過給機本体1の内部に設ける場合に比べて、吸気流路11の主流との干渉を小さくし、気流音を抑えることができる。
排気開口部25と吸気開口部27は、還流パイプ23が両者から外れた状態で、排気開口部25に対向する位置から、吸気開口部27を視認可能な関係性を有している。例えば、図2(b)に示すように、排気開口部25と吸気開口部27は、還流パイプ23が両者から外れた状態で、排気開口部25に正対する位置から(すなわち、図2(b)に矢印で示す方向から排気開口部25を正面に捉えたとき)、吸気開口部27を視認可能な関係性を有している。換言すれば、還流パイプ23が排気開口部25と吸気開口部27から外れた状態において、吸気開口部27は、排気開口部25に対向する(正対する)位置から視認可能な位置に設けられている。そのため、還流パイプ23の小径部24a、26aへの取り付け作業が容易になる。
また、排気開口部25の中心と吸気開口部27の中心とを結ぶ仮想線分A上から、コンプレッサハウジング6が退避している。言い換えれば、排気開口部25と吸気開口部27の間の直線上にコンプレッサハウジング6が位置していない。
そのため、還流パイプ23の小径部24a、26aへの取り付け作業に際し、コンプレッサハウジング6を避けながら還流パイプ23を配設するといった手間が省け、作業性が向上する。
図3は、図2(a)における過給機CのIII矢視図である。図3に示すように、排気開口部25と吸気開口部27に還流パイプ23を連結した状態において、還流パイプ23の一端23a側と他端23b側は平行となっている。すなわち、突出部24、26の突出方向が平行であって、小径部24a、26aが平行に延在している。
そのため、還流パイプ23を小径部24a、26aに取り付けるとき、還流パイプ23の一端23aと他端23bで小径部24a、26aの挿入方向が同じであることから、挿入方向が異なる場合に比べて作業性が向上する。
また、図3に示すように、排気流路(図1に示すコンプレッサスクロール流路13)から排気口14に向かう気体の流れ方向(図3中、白抜き矢印で示す)に対し、排気開口部25に向かう気体の流れ方向(図3中、ハッチングを施した矢印で示す)が反転する。すなわち、排気開口部25に向かう気体は、コンプレッサスクロール流路13から貫通路20を通って穴18側に分岐した後、排気流路から排気口14に向かう気体に対して逆方向に流れる。
図4は、変形例における過給機Caの外観図である。上述の実施形態(図2(a)参照)では、突出部26は、吸気流路11のうち、コンプレッサインペラ10の径方向外側に向かって突出している。すなわち、突出部26を貫通する貫通孔22は、コンプレッサインペラ10の回転軸に向かって貫通していた。
一方、変形例の突出部36は、図4に示すように、コンプレッサインペラ10の回転軸からオフセットしている。突出部36を貫通する貫通孔(図示せず)も、コンプレッサインペラ10の回転軸に対してオフセットする位置に向かって貫通している。
そして、還流路23cから吸気流路11に流入する圧縮気体は、吸気流路11内においてコンプレッサインペラ10の回転方向に沿って流れる。そのため、還流路23cからの気体による吸気流路11の主流への干渉が小さくなり、気流音を抑えることが可能となる。
上述した実施形態および変形例では、排気開口部25の中心と吸気開口部27の中心とを結ぶ仮想線分A上から、コンプレッサハウジング6が退避している。しかし、排気開口部25の中心と吸気開口部27の中心とを結ぶ仮想線分A上にコンプレッサハウジング6の一部が位置していてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、排気開口部25と吸気開口部27に還流パイプ23を連結した状態において、還流パイプ23の一端23a側と他端23b側は平行となっている。しかし、還流パイプ23の一端23a側と他端23b側が平行でなく、互いに傾斜していてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、図3に示す通り、排気流路から排気口14に向かう気体の流れ方向に対し、排気開口部25に向かう気体の流れ方向が反転する方向に還流路が形成されている。しかし、排気流路から排気口14に向かう気体の流れ方向に対し、排気開口部25に向かう気体の流れ方向が必ずしも反転する方向に還流路を設ける必要はない。
また、上述した実施形態および変形例において、還流パイプ23は、ゴムなどの弾性体で形成されている。しかしながら、還流パイプ23の材質は弾性体に限られない。ただし、還流パイプ23を弾性体で形成することで、還流路23cを流れる気体の還流パイプ23への衝突エネルギーを吸収し、気流音を低減することが可能となる。
また、上述した変形例では、突出部36および貫通孔(図示せず)が回転軸に対してオフセットしていた。しかしながら、突出部36がオフセットせずに、貫通孔のみがオフセットしてもよい。すなわち、コンプレッサインペラ10の回転方向に沿うように、回転軸に向かう方向から傾斜するように形成される貫通孔を設けてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本開示は、圧縮後の気体の一部をコンプレッサインペラの上流側に戻す還流路が形成される過給機に利用することができる。

Claims (5)

  1. 過給機であって、
    コンプレッサインペラを収容し、前記コンプレッサインペラに流れる気体の吸気流路及び前記コンプレッサインペラから流れる気体の排気流路を有するハウジングと、
    前記排気流路から排気口に流れる気体の一部を前記吸気流路に戻す還流路を内部に有する還流パイプと、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記排気流路を形成する該ハウジングの壁部に設けられ、前記還流パイプの第1の端部に連結する第1の開口部と、
    前記吸気流路を形成する該ハウジングの壁部に設けられ、還流パイプの第2の端部に連結する第2の開口部と、
    を有し、
    前記還流パイプが前記第1の開口部と前記第2の開口部から外れた状態において、前記第2の開口部は、前記第1の開口部に対向する位置から視認可能な位置に設けられ
    前記第1の開口部と前記第2の開口部に前記還流パイプを連結した状態で、前記還流パイプの前記第1の端部側と前記第2の端部側が平行となる過給機。
  2. 前記第1の開口部の中心と前記第2の開口部の中心とを結ぶ仮想線分上から、前記ハウジングが退避している請求項1に記載の過給機。
  3. 前記ハウジングは、
    前記排気流路を形成する前記ハウジングの壁部から突出し、前記第1の開口部を有する管状に形成された第1の突出部と、
    前記吸気流路を形成する前記ハウジングの壁部から突出し、前記第2の開口部を有する管状に形成された第2の突出部と、
    を有する請求項1又は2に記載の過給機。
  4. 前記還流パイプが前記第1の開口部と前記第2の開口部から外れた状態において、前記第2の開口部は、前記第1の開口部に正対する位置から視認可能な位置に設けられている請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の過給機。
  5. 前記還流パイプは、弾性体で形成される請求項1〜4のうちの何れか一項に記載の過給機。
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