JP6372033B2 - 防振減震装置 - Google Patents

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Description

この発明は、防振減震装置に関するものである。
従来から、発電設備、変圧設備、又は屋外空調機等の機器(以下、「設備機器」という。)を載置することにより、当該設備機器の稼動による振動が設置面に伝わることを抑制する防振架台が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
設備機器のなかでも、大型の設備機器は、建築物の地上階や地下に設けられることが一般的である。しかしながら建築物の地上階や地下は、津波等の水害時に被害を受けやすく、水害が発生した際には、設備機器が水没し、使用不可能となる虞があった。
特開平2−266135号公報
水害時の水没を防ぐためには、設備機器を建築物の中層階に設置することが求められる。
上述したように、設備機器は、運転時の振動が他の階へ伝わることを抑制するために、防振架台を設ける。一般的な設備機器が発する振動を効果的に抑制するためには、固有振動数が1Hz〜15Hzの防振架台を用いることが求められる。しかしながら、このような固有振動数を有する防振架台は、地震が発生した際の設置面の揺れに共振する虞がある。防振架台が地震の揺れと共振すると、設備機器と防振架台が地震の揺れを増幅し、設備機器の転倒のリスクが増す。特に、設備機器が中層階に設けられている場合には、増幅された揺れが建築物に伝わり、建築物の倒壊につながる虞がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであって、設備機器の稼動による振動が設置面に伝わることを抑制し、しかも地震発生時には揺れを増幅させることがなく減震(免震)の効果を奏することができる防振減震装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため本発明の防振減震装置は、設置面上に設けられ、圧縮空気が充填される内部空間を気密に囲む可撓性の外郭体を有する空気バネと、前記空気バネの内圧を制御する内圧制御部と、前記空気バネに支持され、設備機器を搭載する架台と、前記架台と前記設置面の間に間隙を介して設けられ、前記空気バネの内部に配置された免震支承と、地震による揺れを検知し検知結果を前記内圧制御部に送信する地震センサとを有し、前記免震支承が、前記架台の下面又は前記設置面の何れか一方の固定された滑り面と、前記架台の下面又は前記設置面の他方に固定され鉛直方向に延びる柱体と、前記柱体の先端に取り付けられた滑り部材と、を有する滑り支承であり、前記滑り支承は、前記滑り部材と前記滑り面との間に間隙を介し設けられ、地震発生時に前記地震センサが前記内圧制御部により前記空気バネの内圧を低下させ、前記架台を下降させて前記滑り部材と前記滑り面とを当接させて前記滑り支承により前記架台を支持させる構成であり、前記滑り面の周縁であって前記外郭体の内側に設けられて前記柱体と前記滑り面との水平方向の相対的な移動を制限する変位ストッパを備えたことを特徴とする。
また、上記の防振減震装置は、前記空気バネ用の作動流体としての空気を溜めるエアタンクと、該エアタンクと前記空気バネとの間の空気の出入を制御する制御弁と、該制御弁を介し空気の出入方向変更あるいは前記制御弁の閉塞状態を切り替えるレバー部を備えたバルブ部と、前記レバー部と前記架台を接続した連結軸が設けられ、前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離の場合に前記連結軸が前記レバー部を水平に支持して前記制御弁を閉塞状態とし、前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離から接近した場合に前記連結軸が前記レバー部先端を下降させて前記エアータンクから前記空気バネ側に空気を送る状態に切り替え、前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離から離間した場合に前記連結軸が前記レバー部先端を上昇させて前記空気バネから空気を抜く状態に切り替えるものであっても良い。
また、上記の防振減震装置において、前記架台の周囲4方向にそれぞれ隙間を介し移動制限部が設けられたものであっても良い。
また、上記の防振減震装置において、前記地震センサは震度1〜震度4の地震時には前記空気バネの内圧を低下させず、震度5以上の地震時に前記滑り部材と前記滑り面とを当接させて前記滑り支承により前記架台を支持させるものでも良い。
また、上記の防振減震装置において、前記架台が平面視X方向に延びる複数のフレーム部材と平面視Y方向に延びる複数のフレーム部材を井桁状に組み付けて構成され、前記架台の4隅のコーナー部分のそれぞれに前記空気バネが設置されたものでも良い。
本発明の防振減震装置は、空気バネを介して設置面上に設備機器が搭載されていることで、設備機器の振動を空気バネで吸収し、設置面に伝えることがない。
また、防振減震装置は、地震発生時に空気バネの内圧を低下させて、前記架台を下降させる。これにより、架台の支持は、空気バネによるものから免震支承によるものに切り替わる。免震支承による支持により、架台は、設置面に対し水平面上を相対的に変位ストッパが許容する範囲内で移動でき、地震の水平方向の揺れが架台に伝わりにくくなる。また、空気バネにより地震の揺れが増幅されることがなく、設備機器の転倒を防ぎ、さらに建築物に損傷を与えることを防ぐことができる。また、免震支承の場合、変位ストッパが柱体の移動を制限する範囲内で架台が移動する。

一実施形態に係る防振減震装置を示す平面図である。 一実施形態に係る防振減震装置を示す正面図である。 一実施形態に係る防振減震装置の空気バネの断面図である。 一実施形態に係る防振減震装置のレベリングバルブの正面図である。 一実施形態に係る防振減震装置における滑り支承の柱体の先端を示す上面図である。 一実施形態に係る防振減震装置の動作を示すための空気バネの断面図であり、図6(a)は振動が入力される前の状態を示し、図6(b)は設備機器の振動、又は小規模な地震の揺れが入力された状態を示し、図6(c)は大規模な地震の揺れが入力された状態を示し、図6(c)は大規模な地震の揺れによって架台の移動が距離Wに達し変位ストッパが機能した状態を示す。
以下、一実施形態に係る防振減震装置1について図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
また、各図には、必要に応じて水平方向がX−Y平面となるX−Y−Z座標系を記載した。本明細書においては、これらの座標系に沿って各方向を定め説明を行う。
図1、図2に、本実施形態の防振減震装置1を、それぞれ平面図、正面図として示す。
防振減震装置1は、設置面Gの上に設置されており、支柱10と、空気バネ50と、空気バネ50の内圧を制御する内圧制御部60と、架台20と、滑り支承(免震支承)30と、地震センサ70と、を主に有している。さらに、防振減震装置1は、架台20の周囲を囲むように設置面Gに固定された移動制限部80が設けられている。
防振減震装置1は、建築物の2階以上の床面を設置面Gとして設置される。防振減震装置1は、設置面G側から上方に向かって、支柱10、空気バネ50、架台20が積層された構造を有する。また、空気バネ50の内部には、滑り支承30が設けられている。架台20には、発電機や変圧器などの設備機器Mが搭載される。
以下に、本実施形態の防振減震装置1の各部について詳細に説明する。
<架台>
図1に示すように、架台20は、X軸と平行に延びる3本のフレーム部材21と、Y軸と平行に延びる3本のフレーム部材22とが組み合わされ接合された形状を有している。フレーム部材21は、フランジが上下となるように配置されたH型鋼からなる。
フレーム部材21、22は、防錆処理型鋼やFRP材等からなる。本実施形態において特に説明がない場合は、架台20を構成する各フレーム部材21、22は、防錆処理型H鋼であるものとする。
なお、各フレーム部材21、22の材質、形状、本数等は、架台20に固定される設備機器Mの重量や当該設備機器Mの振動特性に従って適宜決定することが望ましい。
図2に示すように、架台20は、4つの空気バネ50を介し支柱10上に支持されている。
架台20には、設備機器Mを搭載可能な載置面20aが形成されている。設備機器Mは載置面20aにボルト等で固定されて搭載される。設備機器Mは、例えば発電機器であり、動力源であるエンジンの回転に伴う振動を生じる。架台20は、設備機器Mと固定されていることで設備機器Mと共に振動する。
<支柱>
図2に示すように、設置面Gには、4つの支柱10が立設されている。支柱10は、アンカーボルトなどにより、設置面Gに強固に固定されている。支柱10の上部には、それぞれ空気バネ50が取り付けられている。
支柱10の内部空間は、密閉された空洞となっており、高圧の空気が貯留されたエアタンク10a(図3参照)となっており、空気バネ50と連通して空気バネ50の内圧と同じ圧力の空気が貯留されている。
なお、本実施形態の支柱10は、それぞれ独立して配置されているが、支柱同士がフレーム部材を介し互いに固定された構造を有していても良い。
<空気バネ(防振部材)>
図2に示すように、空気バネ50は、4つの支柱10上にそれぞれ設けられ、架台20を支持している。本実施形態において空気バネ50の作動流体は空気であるが、これに限るものではない。
図3は、空気バネ50の断面図である。空気バネ50は、上端、下端にそれぞれ位置する上板59及び下板58と、上板59及び下板58の間に位置する可撓性のベローズ(外郭体)55と、ベローズ55を固定する一対のビードリング56と、ベローズ55の鉛直方向中間に配置される中間リング57と、を有する。
空気バネ50の内部空間50aには、圧縮空気が満たされてこの内圧により、架台20を支持しつつ、防振機能を実現する。また、空気バネ50の内部空間50aには、滑り支承30が設けられている。
ベローズ55は、圧縮空気が充填される空気バネ50の内部空間50aを気密に囲む蛇腹形状のゴム材料である。ベローズ55の上端及び下端には、それぞれビードリング56が設けられている。各ビードリング56は、ベローズ55の外周を覆い、図示略の固定ボルトによって、上板59又は下板58に固定され、ベローズ55の内部の気密性を保つ。
ベローズ55の鉛直方向中央にはくびれ部55aが形成されており、当該くびれ部55aを囲むように中間リング57が配置されている。
空気バネ50の上板59は、架台20の下面20bに、介在板23を介し固定されている。また、空気バネ50の下板58は、支柱10の天板11に固定されている。
支柱10の内部は、エアタンク10aとなっている。支柱10の天板11及び空気バネ50の下板58には、これらを貫通して空気バネ50の内部空間50aとエアタンク10aを連通させる連通孔12が設けられている。したがって、空気バネ50の内部空間50aとエアタンク10aとは、同じ圧力の空気で満たされている。
定常状態(地震が発生していない状態)で空気バネ50は、設備機器Mの振動に伴う架台20の全方向の振動(即ち、鉛直方向と水平方向の振動)を設置面Gに伝えないような内圧に設定される。より具体的には、空気バネ50は、鉛直方向、水平方向ともに、固有振動数を1Hz以上、15Hz以下とすることが好ましい。これにより、設備機器Mの振動は、設置面Gにほとんど伝わることがない。
図4に示すように、支柱10には、レベリングバルブ51が設けられている。レベリングバルブ51は、コンプレッサ等から圧縮空気を供給する供給配管(図示略)とエアタンク10aとの接続部に設けられている。レベリングバルブ51は、架台20の下降を検知して、架台20が水平となる様に、空気バネ50及びエアタンク10aの圧力を調整する。
図4にレベリングバルブ51の正面図を示す。
レベリングバルブ51は、エアタンク10aの圧力を調整する制御弁を備えたバルブ部52と、バルブ部52から水平方向に延びるレバー部53と、当該レバー部の先端から鉛直上方に延びて反対側の先端が架台20に取り付けられた連結軸54と、を有する。連結軸54の両端は回転可能なリンク機構となっており、設置面Gと架台20との距離が変わるとそれに応じて、連結軸54が上下しレバー部53がバルブ部52を中心に回転する。
初期状態においては、レバー部53は、水平となっている。レバー部53が水平となった状態では、バルブ部52の内部の制御弁は閉塞されている。
設置面Gと架台20との鉛直距離が近づくと、連結軸54が下方に下がり、それに伴いレバー部53が図4に示す正面視で右下に傾いた状態となる。これにより、バルブ部52の内部において、エアタンク10aから空気バネ50に供給する空気の制御弁が開放される。空気バネ50に空気が供給されることで架台20が上昇し、同時に連結軸54が上昇してレバー部53が徐々に左回転する。レバー部53は、設置面Gとの距離が所定の範囲内となった段階で水平となり、バルブ部52の制御弁が自動的に閉塞される。
設置面Gと架台20との鉛直距離が所定の距離より離れている場合には、連結軸54により、レバー部53が図4に示す正面視で右上に傾いた状態となる。このとき、バルブ部52において、空気バネ50から空気を抜くように制御弁が開放される。空気バネ50から空気が抜かれることで、架台20は下降し同時に連結軸54が下降してレバー部53が徐々に右回転する。レバー部53は、設置面Gと架台20との距離が所定の範囲内となった段階で水平となり、バルブ部52の制御弁が自動的に閉塞される。
レベリングバルブ51は、設置面Gと架台20との距離の変化に連動して空気バネ50に対し空気を給排する。これにより、空気バネ50の空気圧を調節して、設置面Gと架台20との距離を一定に保つ。
<内部制御部、地震センサ>
図2に示すように、支柱10には内圧制御部60が接続されている。また、内圧制御部60には、地震センサ70が電気的に接続されている。地震センサ70は、所定の震度の地震を検知した際に、検知結果を信号として内圧制御部60に送信する。
地震センサ70は、地面の揺れを検知するものであっても、設置面G(建築物の2階以上の床面)の揺れを検知するものであっても良い。
内圧制御部60は、空気バネ50及びエアタンク10aの内圧を低下させることができる。内圧制御部60は、地震センサ70の検知結果に基づき、空気バネ50及びエアタンク10aの内圧を低下、又は開放させることができる。このとき、レベリングバルブ51に接続される供給配管は、圧縮空気の供給を停止する。
内圧制御部60は、地震の規模(震度)に応じて、内圧を制御することができる。一例として、以下のような制御を行うことができる。
内圧制御部60は、震度1〜震度4程度の小規模、又は中規模の地震が発生した場合には、空気バネ50の内圧を低下させない。また、内圧制御部60は、震度5程度の地震が発生した場合には、空気バネ50の内圧を低下させ、完全には開放させない。さらに、内圧制御部60は、震度6以上の地震が発生した場合には、空気バネ50の内圧を完全に開放する。
<滑り支承(免震支承)>
図3に示すように、滑り支承30は、前記架台20と前記設置面Gの間に間隙33を介して設けられている。また、滑り支承30は、空気バネ50の内部空間(内部)50aに設けられている。
滑り支承30は、滑り支持体35と、柱体31と、滑り部材34と、を有している。
滑り支持体35は、例えばステンレス鋼からなり、架台20の下面20bに、介在板23及び上板59を介し固定されている。滑り支持体35は、滑り面35aと、滑り面35aの周縁に形成され、下方に延びる環状突出部(変位ストッパ)35bと、を有している。滑り面35aは平滑であり、かつ塗装が施されていない。これにより、滑り支承30の当接部である滑り部材34との摩擦係数が低減されている。
柱体31は、円柱形状を有し、設置面G側から上方に延びている。柱体31は、その下端に設けられた土台部32を介し空気バネ50の下板58に固定されている。柱体31の先端(上端)には、保持部材31aが設けられている。保持部材31aは、滑り部材34を保持している。
図5に、柱体31の上面図を示す。図5に示すように、柱体31の先端に設けられた保持部材31aには、3つの取付孔31cが設けられている。各取付孔31cには、滑り部材34を取り付けられている。
滑り部材34は、円柱形状を有し、保持部材31aの取付孔31cから上方に若干突出するように嵌め込まれている。滑り部材34は、滑り支持体35の滑り面35aとの摩擦係数が低い材料からなり、一例としてナイロンなどの熱可塑性樹脂を用いることができる。
図3に示すように、空気バネ50の内圧が高められた状態において、滑り支承30は、滑り部材34と滑り支持体35とのに間隙33を形成する。
また、空気バネ50の内圧を低下、又は開放させた状態では、架台20が下降し、これに伴い滑り部材34と滑り支持体35の滑り面35aとが当接する。これにより、滑り支承30により架台20を支持する(後段において説明する図6(c)参照)。滑り支承30が架台20を支持する場合には、水平方向の揺れが設置面Gに入力されると、滑り面35aが滑り部材34に対して滑動する。これにより、免震機能を果たすことができる。
図5に示すように、柱体31の先端に位置する保持部材31aは、平面視円形であり、円周外面31bを有している。保持部材31aの円周外面31bと、滑り支持体35の環状突出部35bの円周内面35cとは、周方向に亘って一定の距離Wとされている。
滑り支承30が機能し、柱体31に対して滑り支持体35が水平方向に距離W以上移動しようとすると、保持部材31aの円周外面31bと滑り支持体35の円周内面35cとが当接する。これにより、環状突出部35bは、滑り支承30の水平方向の移動を距離Wで制限する。
距離Wは、設計段階で想定する地震の大きさに従い決定すればよい。
保持部材31aの円周外面31bと滑り支持体35の円周内面35cとの衝突を緩和するために、円周外面31bの円周内面35cうち、何れか一方又は両方に、緩衝部材を設けても良い。
本実施形態の防振減震装置1は、免震支承として滑り支承30が採用されているが、設置面Gに対して架台20を低抵抗でX−Y平面方向に移動させることができる免震支承であれば、その構成に限定されない。一例として、滑り支承30に代えて転がり支承を採用しても良い。転がり支承を採用する場合は、柱体31の先端と滑り支持体35との間に、単数又は複数の鋼球を介在させる構成を採用できる。
<移動制限部>
図1、図2に示すように、移動制限部80は、架台20の4方向にそれぞれ距離W80の隙間を介して設けられている。なお、図2において、Y方向に配置された2つの移動制限部80は、図示を省略した。
移動制限部80は、L字状に組み合わされた固定板81と立設板82を有する。また、移動制限部80は、固定板81と立設板82との間に接合された補強リブ83と、立設板82に固定された衝撃緩衝板84と、固定用のボルト85と、を有する。
固定板81には、貫通孔が設けられボルト85によって、設置面Gに固定されている。
立設板82は、架台20と対向して配置されている。立設板82の架台20と対向する側の面には、衝撃緩衝板84が接着固定されている。
衝撃緩衝板84は、弾性と減衰性を合わせ持つ材料からなる。例えば、減衰ゴムや、高減衰性熱可塑性エラストマー樹脂等の材料を適用することができる。地震等により鉛直方向に大きな振動が加わった際には、衝撃緩衝板84を介して移動制限部80が架台20と衝突し、地震の衝撃を和らげるとともに、地震のエネルギを減衰させることができる。
架台20の4方向にそれぞれ配置された移動制限部80は、防振減震装置1に地震による過剰な揺れが加わった際に、架台20が支柱10から脱落することを防止するために設けられている。
移動制限部80と架台20との距離W80は、滑り支承30における保持部材31aの円周外面31bと環状突出部35bの円周内面35cとの距離W(図5参照)より大きい。これにより、想定以上の地震が発生するなどして、架台20が傾き、距離Wの移動制限を超えて架台20が移動しようとした場合にのみ、移動制限部80が機能する。移動制限部80と架台20との距離W80は、設計段階で想定する地震の大きさに従い決定すればよい。
<作用>
次に、この防振減震装置1の作用について説明を行う。
図6(a)〜図6(d)に、防振減震装置1の動作について説明を行う。
図6(a)は、防振減震装置1において、地震発生前(定常状態)、かつ設備機器Mの停止時の空気バネ50の断面図である。
空気バネ50の内部空間50aは、内圧が高められており、滑り支承30の滑り部材34と滑り面35aの間には、間隙33が設けられた状態となっている。この間隙33が設けられていることで、架台20は、滑り支承30に支持されず、空気バネ50に支持される。
図6(a)において、防振減震装置1に振動は入力されていないため、柱体31の中心線O31と滑り支持体35の中心線O35とは、一致している。
図6(b)は、防振減震装置1において、設備機器Mの運転時の空気バネ50の断面図である。
この状態において、架台20は、空気バネ50のみで支持された状態となっているため、空気バネ50が防振部材として機能する。架台20上に搭載される設備機器Mの振動は、空気バネ50を介して設置面Gに伝わる。空気バネ50において振動が吸収されることで、設置面Gに設備機器Mの振動がほとんど伝わらない。
また、図6(b)は、防振減震装置1において、例えば震度1〜震度4程度の小規模、又は中規模の地震が発生した際の空気バネ50の様子を合わせて示している。
防振減震装置1は、地震の規模が小さい(即ち、入力される振動の加速度が小さい)場合には、地震による振動を空気バネ50の横剛性で揺れを抑制する。したがって、架台20に振動が大きな加速度の振動が伝わりにくく設備機器Mの破損や転倒を防止できる。また、地震による鉛直方向、水平方向の振動は、空気バネ50の減衰効果によって、減衰させる。
図6(c)は、例えば震度5以上の大規模な地震が発生した場合における、防振減震装置1の空気バネ50の断面図である。
地震センサ70が震度5以上の地震を検知すると、設備機器Mの運転を停止すると共に内圧制御部60により空気バネ50の内圧を開放する。これにより、架台20が低下して、設置面Gに近接する。これに伴い、滑り支承30において、滑り面35aが滑り部材34と当接し、架台20が滑り支承30に支持される。
滑り支承30において、滑り面35aは、滑り部材34に対し、水平方向に相対的に滑動する。滑り支承30に支持された架台20は、滑り面35aと滑り部材34との相対的な移動によって、設置面Gの水平方向の揺れを受け流す。したがって、地震による設置面Gの揺れは、架台20に伝わりにくくなる。
また、内圧を開放された空気バネ50は、ゴム製のベローズ55の働きにより減衰作用を持つ。即ち、空気バネ50は、架台20と設置面Gとの相対的な移動速度に応じた反力を生じる。これにより、防振減震装置1は、架台20と設置面Gとを相対的に移動させる振動エネルギを減衰させることができる。
空気バネ50は、内圧を低下させつつ完全に内圧を解放しなくても良い。この場合は、空気バネ50の内圧を、滑り支承30の滑り面35aと滑り部材34とを当接させ滑り支承30により架台20を支持させつつ、空気バネ50の横剛性を保つ程度とする。これにより、空気バネ50横剛性により、架台20と設置面Gとの相対的な移動に対して復元力を与えることができる。これにより、架台20には、設置面Gと相対的な移動量に比例する復元力が加えられるため、柱体31の中心線O31と滑り支持体35の中心線O35とは、地震の揺れが収まった後に自動的に一致する。
図6(d)は、図6(c)に示す地震の規模よりさらに大きな規模の地震が発生した場合における、防振減震装置1の空気バネ50の断面図である。
図6(c)に示した例と同様に、地震センサ70による地震の揺れの検知結果に基づき、設備機器Mの運転を停止すると共に空気バネ50の内圧が開放され、滑り支承30により架台20が支持される。また、滑り支承30において、滑り面35aは、滑り部材34に対し、水平方向に相対的に滑動する。
架台20と設置面Gとの相対的な移動距離が、柱体31の先端に設けられた保持部材31aの円周外面31bと滑り支持体35の環状突出部35bの円周内面35cとの距離W(図5参照)に達すると、保持部材31aと環状突出部35bとが衝突する。これにより、架台20と設置面Gとの相対的な移動が制限される。
環状突出部35bが設けられていることによって、滑り支持体35が柱体31の先端から滑落してしまうことを抑止できる。このように、環状突出部35bは、柱体31と滑り面35aとの水平方向の相対的な移動を制限する変位ストッパとして機能する。これにより、防振減震装置1は、滑り支承30による架台20の支持を保つことができる。
地震の振動が収まった後には、内圧制御部60は、空気バネ50の内圧を再び上昇させる。これにより、図6(a)の状態となり、設備機器Mの稼動を再開しても、稼働時の振動を設置面Gに伝えにくくできる。
<効果>
本実施形態の防振減震装置1は、地震が発生していない定常時において、空気バネ50が設備機器Mを搭載する架台20を支持する。防振減震装置1は、空気バネ50の防振効果により、設備機器Mの運転時の振動を設置面Gに伝わることを抑制できる。
また、防振減震装置1は、地震が発生した場合に、空気バネ50の内圧を低下させて、架台20の支持を空気バネ50から滑り支承30に切り替えることができる。滑り支承30は、設置面Gの地震の揺れを受け流し、架台20に伝わることを抑制できるため、建築物の地震による揺れが増幅されない。これにより、設備機器Mが転倒するリスクを大幅に軽減できる。
さらに、地震発生時の空気バネ50の内圧を完全に解放せず、空気バネ50の復元力を維持させた状態としてもよい。これにより、架台20は、滑り支承30に支持されつつ、空気バネ50による復元力と減衰力を与えることができる。したがって、設置面Gに対し架台20が大きく移動することを抑制しつつ、揺れを減衰させることができる。
また、防振減震装置1の滑り支承30は、空気バネ50の内部空間50aに設けられている。
滑り支承30の滑り部材34及び滑り面35aは、定常時(地震が発生していない状態)には間隙33を介して配置されている。滑り支承30が外部に配置されていると、滑り部材34及び滑り面35aに埃等の異物が付着し、滑り部材34と滑り面35aとの摩擦係数が低下する虞がある。
滑り支承30が空気バネ50の内部空間50aに設けられていることで、滑り部材34と滑り面35aは、定常時には水分や埃等から保護され、地震発生時には意図した摩擦抵抗で滑動することができる。したがって、信頼性の高い防振減震装置1を構成できる。
さらに、滑り支承30が空気バネ50の内部空間50aに設けられていることで、滑り支承30の設置スペースを設ける必要がなく、省スペースな防振減震装置1を提供できる。
この防振減震装置1及び設備機器Mは、建築物の中層階に設けられていてもよい。
一般的に、地震時の中層階における揺れは、地上での地震の揺れより大きい。これは、中層階において建築物自身の固有振動数により揺れが増幅されるためである。一例として、1Gの地震は、中層階では2G〜3Gの揺れに増幅される。
このような事情から、中層階に大重量の設備機器Mを設置すると大きな揺れにより転倒しやすいことが知られている。また、中層階に大きな重量があることで、建築物が地震の揺れをさらに増幅しやすく、増幅された揺れと設備機器Mの重量とにより建築物が地震の揺れに耐えきれなくなり倒壊するリスクが高まることが知られている。
これに対して、本実施形態の防振減震装置1に設備機器Mを搭載することで、地震の揺れを増幅することがないため、設備機器Mを建築物の中層階に設置することが可能となる。中層階に設置することで、津波等の水害が発生した場合であっても、設備機器Mが水没することを防ぐことができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、滑り支承30は、空気バネ50の内部空間50aに設けられていなくても良い。この場合には、滑り支承30は、外部に露出した状態で、架台20の下面20bと設置面Gとの間に設けられる。
また、滑り支承30は、柱体31と滑り支持体35の配置を上下逆転させた構成としても良い。即ち、滑り支承として、架台20の下面20bから下方に延びる柱体と、設置面G側の支柱10の上面に固定された滑り支持体と、を備えた構成を採用しても良い。
さらに、地震センサ70を設けず、例えば、気象庁から発信される緊急地震速報を基に内圧制御部60を動作させ、空気バネ50の内圧を低下させる構成とすることもできる。
そのほかに、防振減震装置1は、架台20の鉛直方向の変位を制限する鉛直方向変位リミッタや、架台20と設置面Gとの相対的な移動速度に応じて、振動エネルギを減衰させる油圧ダンパが設けられていても良い。
1…防振減震装置、10…支柱、10a…エアタンク、20…架台、20a…載置面、20b…下面、30…滑り支承、31…柱体、31a…保持部材、31b…円周外面、33…間隙、34…滑り部材、35…滑り支持体、35a…滑り面、35b…環状突出部、35c…円周内面、50…空気バネ、50a…内部空間、51…レベリングバルブ、55…ベローズ(外郭体)、56…ビードリング、57…中間リング、58…下板、59…上板、60…内圧制御部、70…地震センサ、80…移動制限部、81…固定板、G…設置面、M…設備機器、W、W80…距離

Claims (5)

  1. 設置面上に設けられ、圧縮空気が充填される内部空間を気密に囲む可撓性の外郭体を有する空気バネと、
    前記空気バネの内圧を制御する内圧制御部と、
    前記空気バネに支持され、設備機器を搭載する架台と、
    前記架台と前記設置面の間に間隙を介して設けられ、前記空気バネの内部に配置された免震支承と、
    地震による揺れを検知し検知結果を前記内圧制御部に送信する地震センサとを有し、
    前記免震支承が、前記架台の下面又は前記設置面の何れか一方の固定された滑り面と、前記架台の下面又は前記設置面の他方に固定され鉛直方向に延びる柱体と、前記柱体の先端に取り付けられた滑り部材と、を有する滑り支承であり、
    前記滑り支承は、前記滑り部材と前記滑り面との間に間隙を介し設けられ、地震発生時に前記地震センサが前記内圧制御部により前記空気バネの内圧を低下させ、前記架台を下降させて前記滑り部材と前記滑り面とを当接させて前記滑り支承により前記架台を支持させる構成であり、
    前記滑り面の周縁であって前記外郭体の内側に設けられて前記柱体と前記滑り面との水平方向の相対的な移動を制限する変位ストッパを備えた防振減震装置。
  2. 前記空気バネ用の作動流体としての空気を溜めるエアタンクと、該エアタンクと前記空気バネとの間の空気の出入を制御する制御弁と、該制御弁を介し空気の出入方向変更あるいは前記制御弁の閉塞状態を切り替えるレバー部を備えたバルブ部と、前記レバー部と前記架台を接続した連結軸が設けられ、
    前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離の場合に前記連結軸が前記レバー部を水平に支持して前記制御弁を閉塞状態とし、
    前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離から接近した場合に前記連結軸が前記レバー部先端を下降させて前記エアータンクから前記空気バネ側に空気を送る状態に切り替え、
    前記架台と前記設置面の鉛直距離が適正距離から離間した場合に前記連結軸が前記レバー部先端を上昇させて前記空気バネから空気を抜く状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の防振減震装置。
  3. 前記架台の周囲4方向にそれぞれ隙間を介し移動制限部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防振減震装置。
  4. 前記地震センサは震度1〜震度4の地震時には前記空気バネの内圧を低下させず、震度5以上の地震時に前記滑り部材と前記滑り面とを当接させて前記滑り支承により前記架台を支持させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防振減震装置。
  5. 前記架台が平面視X方向に延びる複数のフレーム部材と平面視Y方向に延びる複数のフレーム部材を井桁状に組み付けて構成され、前記架台の4隅のコーナー部分のそれぞれに前記空気バネが設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防振減震装置。
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