JP2014177963A - 空気ばね装置及び防振装置 - Google Patents

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Etsuro Yasuda
悦郎 安田
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Abstract

【課題】本構成を有さない場合と比較して、簡易な構造でより効果的に三次元方向の揺れを防止する空気ばね装置及び防振装置を提供する。
【解決手段】空気ばね装置16は、筒状部を備える枠体42と、この枠体42の内部に少なくとも一部が収容されるピストン部材44と、枠体42とピストン部材44との間に空気室50を形成するとともに、これら枠体42とピストン部材44とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体46と、を有し、枠体42とピストン部材44との垂直方向に対する距離が大きくなる場合に、これら枠体42とピストン部材44との水平方向に対する距離が大きくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気ばね装置及び防振装置に関する。
三次元方向の揺れに対応するように、水平方向の揺れを防止する手段と垂直方向の揺れを防止する手段とを備える防振装置がある。
特許文献1には、積層ゴムからなる水平免震手段と空気ばねからなる垂直免震手段とを直列に連結して、空気ばねは空気室を画成し外周を外筒の内周面に密着状態で覆われたベローズを備え、積層ゴムとしては鉛プラグ入り積層ゴムまたは高減衰積層ゴムが用いられ、ベローズ内に画成された空気室と作動体の内部に形成された補助タンクとがオリフィスを介して連通される3次元免震装置が開示されている。
特開2005−016633号公報
空気ばね装置は、主に垂直方向の揺れを防止することに用いられ、水平方向の揺れを防止する機能については十分ではなかった。このため、空気ばね装置は、三次元方向の揺れに対応しにくいという問題があった。
本発明は、本構成を有さない場合と比較して、より効果的に三次元方向の揺れを防止する空気ばね装置及び防振装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様における空気ばね装置は、筒状部を備える第一の部材と、前記第一の部材の内部に少なくとも一部が収容される第二の部材と、前記第一の部材と前記第二の部材との間に空気室を形成するとともに、該第一の部材と該第二の部材とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体と、を有し、前記第一の部材と前記第二の部材との垂直方向に対する距離が大きくなる場合に、該第一の部材と該第二の部材との水平方向に対する距離が大きくなる。
これにより、本構成を有さない場合と比較して、簡易な構造でより効果的に三次元方向の揺れを防止する空気ばね装置を提供することができる。
好適には、前記第二の部材は、前記第一の部材側が小径となっていて、該第一の部材の反対側に向けて徐々に径が大きくなるテーパー状に形成されている。
これにより、本構成を有さない場合と比較して、構造をより簡略化することができる。
好適には、テーパー角度が3 〜 10度である。
これにより、本構成を有さない場合と比較して、垂直方向の揺れに対してより効果的に対応することができる。
本発明の他の態様における防振装置は、対象物を載置する載置台と、前記載置台に載置される対象物への振動を防止する空気ばね装置と、を有し、前記空気ばね装置は、筒状部を備える第一の部材と、前記第一の部材の内部に少なくとも一部が収容される第二の部材と、前記第一の部材と前記第二の部材との間に空気室を形成するとともに、該第一の部材と該第二の部材とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体と、を有し、前記第一の部材と前記第二の部材との垂直方向に対する距離が大きくなる場合に、該第一の部材と該第二の部材との水平方向に対する距離が大きくなる。
これにより、本構成を有さない場合と比較して、簡易な構造でより効果的に三次元方向の揺れを防止する防振装置を提供することができる。
好適には、前記空気ばね装置に支持され、該空気ばね装置が防止する水平方向の振動よりも大きい震動に対応する水平方向免震機構、をさらに有する。
これにより、より大きな揺れに対しても対応することができる。
好適には、前記水平方向免震機構は、前記載置台を支持する基台と、前記載置台と前記基台との間に設けられ、該載置台及び該基台よりも滑り性が高い滑り性部材と、を有し、前記滑り性部材を介して、前記基台と前記載置台とを相互に滑らせるようにして震動に対応する。
これにより、本構成を有さない場合と比較して、より効果的に大きな揺れに対しても対応することができる。
本発明によれば、本構成を有さない場合と比較して、簡易な構造でより効果的に三次元方向の揺れを防止することができる。
本発明の一実施形態に用いられる防振装置の上面図である。 本発明の一実施形態に用いられる防振装置の正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる免震機構の中心部分周辺の拡大正面図である。 第一の実施形態にかかる空気ばね装置周辺の概略図である。 第一の実施形態にかかる空気ばね装置の動作を説明する説明図である。 ピストン部材の形状について説明する説明図である。 第二の実施形態にかかる空気ばね装置周辺の概略図である。 第三の実施形態にかかる空気ばね装置周辺の概略図である。 第四の実施形態にかかる空気ばね装置周辺の概略図である。
[第一の実施形態]
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、防振装置10の上面図を示す。
図2は、防振装置10の正面図を示す。
図3は、免震機構14の中心部分周辺の拡大正面図を示す。
防振装置10は、テーブルや床などの設置面に設置され、この防振装置10に載置された対象物への振動を防止するようになっている。防振装置10には、対象物として例えば、精密機器や骨とう品等が載置される。
防振装置10は、対象物を載置する載置台12と、水平方向の免震として機能する免震機構14と、載置台12に載置された対象物への振動を防止する複数の空気ばね装置16と、これら空気ばね装置16の周囲を囲うようにして設けられたカバー18とを有する。載置台12の下方に免震機構14が配設され、この免震機構14が複数(本実施形態においては四つ)の空気ばね装置16により支持されている。
載置台12は、例えば、アルミやスチール、非磁性のステンレス等からなるハニカムベンチにより構成される。
カバー18には、空気ばね装置16に空気を供給する供給口20と、複数(本実施形態においては四つ)の固定部材22とが設けられている。
固定部材22は、例えばLアングルであり、カバー18と接触する面22aと、設置面に接触する面22bとを備える。固定部材22の面22aは、カバー18に対してねじ等により取り付けられるようになっている。固定部材22の面22bには、両面テープ等からなる接着部材24が設けられている。接着部材24により固定部材22と設置面とを接着することで、この設置面に与える影響を抑制して(穴などをあけることなく)防振装置10が設置面に対して固定される。
免震機構14は、空気ばね装置16が防止する水平方向の振動よりも大きい震動に対応する。免震機構14は、比較的大きい地震(例えば、震度4以上)が発生した場合に動作する。
ここで「振動」とは、例えば、歩行や建造物の揺れ等、日常の行為や現象に起因する揺れを示し、防振装置が防振の対象として通常想定する揺れを意味する。また、「震動」とは、地震等に起因する揺れを示し、「振動」よりも大きな揺れを意味する。
免震機構14は、ストッパ部材30と、載置台12の下面に設けられた板状の滑り性部材32と、載置台12の下方に配置されこの載置台12を支持する基台34とを備える。
ストッパ部材30は、水平方向に対する衝撃を緩衝する部材であり、例えばウレタンモールドベアリング等が用いられる。ストッパ部30は、表面が柔軟な素材からなり、垂直方向を軸として回転自在となっている。滑り性部材32は、載置台12及び基台34よりも高い滑り性を有する部材であり、例えばランナーステンレス等が用いられる。基台34の略中央にはこの基台34を貫通するように開口部36が形成されている。基台34の開口部36に対応するようにして、載置台12のストッパ部30が配置されている。
免震機構14は、滑り性部材32を介して、基台34と載置台12とを相互に滑らせるようにして震動に対応する。載置台12及び基台34が水平方向に対して予め定められた距離を相対的に移動すると、ストッパ部30が開口部36の内壁36aに衝撃を緩衝するようにして接触する。このため、衝撃を緩和しつつ、載置台12及び基台34が予め定められた距離以上離れることが防止される。
免震機構14によれば、本構成を有さない場合と比較して、高さ方向に対して省スペース化される。
次に、空気ばね装置16の詳細について説明する。
図4は、空気ばね装置16周辺の概略図を示す。
空気ばね装置16は、水平方向に対しては、「振動」及び比較的小さい地震(例えば、震度3以下)による「震動」に対応し、垂直方向に対しては、「振動」及び比較的小さい地震から比較的大きい地震による「震動」に対応する。
防振装置10は、「振動」及び比較的小さい地震による「震動」に対しては空気ばね装置16で対応し、比較的大きい「震動」に対しては空気ばね装置16及び免震機構14で対応するようになっている。このように、防振装置10は、防振に加え、免震としても機能する。
空気ばね装置16は、筒状部を備える第一の部材としての枠体42と、第二の部材としてのピストン部材44と、これら枠体42とピストン部材44とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体(横隔膜状部材)46とを備える。
枠体42は、上面が開口し側面及び底面が囲われた筒状に形成されている。枠体42は、下部が設置面と接触するようになっている。枠体42の内壁は、垂直方向に対して略平行となっている。
枠体42の内部の底面には、例えば低反発スポンジ等からなり衝撃を緩衝する緩衝部材48が設けられている。
空気ばね本体46は、枠体42の上面を覆うようにして設けられている。空気ばね本体46は弾性体からなり横隔膜状に形成されている。空気ばね本体46は、外縁が枠体42に挟み込まれている。
本実施形態においては、空気ばね本体46と枠体42とで囲まれる空間に空気室50が形成される。空気室50には、枠体42に設けられた空気導通路(オリフィス)52を介して空気タンク54から空気が吸入・吸出するようになっている。
ピストン部材44は、枠体42の上方に空気ばね本体46を介して設けられ、少なくともその一部が枠体42の内部に収容されるようになっている。
ピストン部材44の下面に、空気ばね本体46及びリテーナ55がねじ56によって取り付けられている。水平方向においてピストン部材44と枠体42とで挟まれた箇所に、空気ばね本体46の折り返し部分46aが形成される。
ピストン部材44は、載置台12及び免震機構14を支持している。
ピストン部材44の上面には凸部44aが形成されており、この凸部44aは基台34の下面に形成された凹部34aに嵌るようになっている。ピストン部材44の凸部44aと基台34の凹部34aとが嵌り合うことで、これらが位置合わせされる。凸部44aは例えば、ねじ頭などにより構成するようにしてもよい。
このように、空気ばね本体46によって、枠体42とピストン部材44との間に空気室50が形成されるとともに、これら枠体42とピストン部材44とが相対的に移動自在に接続されている。
ピストン部材44は、枠体42側(下方側)が小径となっていて、この枠体42の反対側(上方側)に向けて徐々に径が大きくなるテーパー状に形成されている。
ピストン部材44の側面は略面一(つらいち)に形成され、上面から下面に向けて直線状に傾斜している。ピストン部材44の水平方向の長さ(幅)は、上方から下方に向けて直線的に減少するようになっている。
空気ばね装置16は、可動範囲(ストロークの長さ)が下降方向よりも上昇方向に長くなっている。例えば、空気ばね装置16は、ストロークの長さが−10 〜 +25 mmとなっている。すなわち、空気ばね装置16においては、ピストン部材44は、通常の状態において枠体42の内部の底面から10 mm上昇するようにして配置されている。空気ばね装置16は、本構成を有さない場合と比較して、上昇方向への変位が大きくなっている。
通常の防振装置に用いられる空気ばね装置においては、ストロークの長さは例えば±10 mm程度である。このため、本実施形態における空気ばね装置16は、通常想定される振動よりも大きな震動についても、対応するようになっている。
次に、空気ばね装置16の垂直方向の動作について説明する。
図5は、空気ばね装置16の動作を説明する説明図を示す。
図5(a)は、ピストン部材44が枠体42に対して最も離間(上昇)している状態(以下、「上昇状態」と称す)を示し、図5(b)は、通常の状態(以下、「通常状態」と称す)を示し、図5(c)は、ピストン部材44が枠体に対して最も接近(下降)している状態(以下、「下降状態」と称す)を示す。
図5(b)に示すように、通常状態においてピストン部材44は、上昇及び下降自在に配置されている。
この際、水平方向に対して、ピストン部材44と枠体42とが最も近づく位置の距離(最近接距離)は「X2」(例えば5 mm程度)となり、空気ばね本体46の折り返し部分46aの間の幅は「Y2」(例えば4 mm程度)となる。
空気ばね本体46の折り返し部分46aの幅は、枠体42の特定の位置(高さ)において対向する空気ばね本体46の距離として求められる。この基準点において水平方向について折り返し部分46aが対向しない場合(図5(a))は、ピストン部材44の側面の下限と接触する空気ばね本体46の位置を垂直に下した線Lまでの距離として求めるようにすればよい。
図5(a)に示すように、上昇状態においては、ピストン部材44と枠体42との垂直方向に対する距離が最も大きくなっている。
この際、水平方向に対して、ピストン部材44と枠体42との最近接距離は「X3」(例えば9 mm程度)となり、空気ばね本体46の折り返し部分46aの間の幅は「Y3」(例えば7 mm程度)となる。
図5(c)に示すように、下降状態においては、ピストン部材44と枠体42との垂直方向に対する距離が最も小さくなっている。
この際、水平方向に対して、ピストン部材44と枠体42との最近接距離は「X1」(例えば4 mm程度)となり、空気ばね本体46の折り返し部分46aの間の幅は「Y1」(例えば3 mm程度)となる。
この際、垂直方向に対してピストン部材44の9割程度が枠体42の内部に収容された状態となる。
下降状態においては、ピストン部材44の下部は、緩衝部材48を介して枠体42と接触する。このため、ピストン部材44が下降した際に、枠体42と接触する衝撃が緩衝される。
このように、ピストン部材44と枠体42との最近接距離は小さい順に、下降状態における「X1」、通常状態における「X2」、上昇状態における「X3」となる。また、空気ばね本体46の折り返し部分46aの間の幅は小さい順に、下降状態における「Y1」、通常状態における「Y2」、上昇状態における「Y3」となる。
比較的大きな震動は、下から突き上げるような揺れを含むものが多い。一般的に、震動が下から突き上げるような揺れを含む場合、震度が大きくなり易く、水平方向に対する揺れも大きくなり易い。このため、ピストン部材44が下降する場合と比較して、このピストン部材44が上昇する場合ほど、水平方向の揺れに対応する必要性が増す。
空気ばね装置16は、枠体42とピストン部材44との垂直方向に対する距離が大きくなるほど、これら枠体42とピストン部材44との水平方向に対する距離が大きくなるようになっている。このため、ピストン部材44が上昇するほどこのピストン部材44と枠体42との距離が大きくなり、この部分における空気ばね本体46の折り返し部分46aの幅が大きくなる。
空気ばね装置16は、垂直方向の揺れの防止に加え、本構成を有さない場合と比較して、より効果的に水平方向に対する揺れを防止する。
次に、ピストン部材44の形状と、その垂直方向への移動に与える影響について説明する。
図6は、ピストン部材44の形状について説明する説明図を示す。
ピストン部材44のテーパー角度θは3 〜 10度であることが好ましく、5 〜 8度であることがより好ましい。ピストン部材44のテーパー角度がこの範囲にある場合、この範囲外である場合と比較して、垂直方向への移動が阻害されにくい。
「テーパー角度θ」は、ピストン部材44の側面と空気室50の内壁とのなす角度を示す。
図6(a)に示すように、ピストン部材44のテーパー角度が3 〜 10度である場合、このピストン部材44を浮上(上昇)させたとき、空気ばね本体46が座屈しにくく、空気室50からの圧力がピストン部材44に加わり易い。このため、ピストン部材44の垂直方向への移動が阻害されにくい。
図6(b)に示すように、テーパーが形成されていないピストン部材57を用いた場合、あるいは、テーパー角度が小さいピストン部材57を用いた場合(テーパー角度が3度未満である場合)、このピストン部材57を浮上させたとき、空気ばね本体46の折り返し部分46aが座屈することがあり、空気室50からの圧力がピストン部材57に加わりにくくなる。このため、ピストン部材57の垂直方向への移動が阻害され易い。
図6(c)に示すように、テーパー角度が大きいピストン部材58を用いた場合(テーパー角度が10度を超える場合)、空気ばね本体46の浮上力が弱く空気室50からの圧力がピストン部材58に加わりにくくなることがある。また、空気室50内の圧力を上げると、空気ばね本体46の折り返し部分46aが膨らむことがある。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。
第一の実施形態においては、筒状部を備える枠体42の上方にピストン部材44が配置された空気ばね装置16を用いていたのに対し、第二の実施形態においては空気ばね装置60を用いている点で、両者は異なる。実質的に同一の部材については、説明を省略する。
図7は、第二の実施形態における空気ばね装置60周辺の概略図を示す。
第二の実施形態における空気ばね装置60は、筒状部を備える第一の部材としての枠体62と、第二の部材としてのピストン部材64と、これら枠体62とピストン部材64とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体46とを備える。
枠体62は、下面が開口し側面及び底面が囲われた筒状に形成されている。枠体62の内壁は、垂直方向に対して略平行となっている。
枠体62の内部の下面には、緩衝部材48が設けられている。
第二の実施形態においては、枠体62が、載置台12及び免震機構14を支持している。
枠体62の上面には凸部62aが形成されており、この凸部62aは基台34の下面に形成された凹部34aに嵌るようになっている。枠体62の凸部62aと基台34の凹部34aとが嵌り合うことで、これらが位置合わせされる。凸部62aは例えば、ねじ頭などにより構成するようにしてもよい。
空気ばね本体46は、枠体42の下面を覆うようにして設けられている。
第二の実施形態においては、空気ばね本体46と枠体62とで囲まれる空間に空気室50が形成される。
ピストン部材64は、下部が設置面と接触するようになっている。ピストン部材64は、枠体62の下方に空気ばね本体46を介して設けられ、少なくともその一部が枠体62の内部に収容されるようになっている。
ピストン部材64の上面に、空気ばね本体46及びリテーナ55がねじ56によって取り付けられている。水平方向においてピストン部材64と枠体62とで挟まれた箇所に、空気ばね本体46の折り返し部分46aが形成される。
このように、空気ばね本体46によって、枠体62とピストン部材64との間に空気室50が形成されるとともに、これら枠体62とピストン部材64とが相対的に移動自在に接続されている。
ピストン部材64は、枠体62側(上方側)が小径となるテーパー状に形成されている。
[第三の実施形態]
次に、第三の実施形態について説明する。
第一の実施形態においては、筒状部を備える枠体42の上方にテーパー状に形成されたピストン部材44が配置された空気ばね装置16を用いていたのに対し、第三の実施形態においては空気ばね装置70を用いている点で、両者は異なる。実質的に同一の部材については、説明を省略する。
図8は、第三の実施形態における空気ばね装置70周辺の概略図を示す。
第三の実施形態における空気ばね装置70は、筒状部を備える第一の部材としての枠体72と、第二の部材としてのピストン部材74と、これら枠体72とピストン部材74とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体46とを備える。
枠体72は、上面が開口し側面及び底面が囲われた筒状に形成されている。枠体42は、下部が設置面と接触するようになっている。枠体72の内壁は、設置面側が小径となるテーパー状に形成されている。
枠体72の内部の底面には、緩衝部材48が設けられている。
空気ばね本体46は、枠体72の上面を覆うようにして設けられている。
本実施形態においては、空気ばね本体46と枠体72とで囲まれる空間に空気室50が形成される。
ピストン部材74は、枠体72の上方に空気ばね本体46を介して設けられ、少なくともその一部が枠体72の内部に収容されるようになっている。ピストン部材74の側面は、通常状態において、垂直方向に対して略平行となっている。
ピストン部材74の下面に、空気ばね本体46及びリテーナ55がねじ56によって取り付けられている。水平方向においてピストン部材74と枠体72とで挟まれた箇所に、空気ばね本体46の折り返し部分46aが形成される。
第三の実施形態においては、ピストン部材74が、載置台12及び免震機構14を支持している。
ピストン部材74の上面には凸部74aが形成されており、この凸部74aは基台34の下面に形成された凹部34aに嵌るようになっている。ピストン部材74の凸部74aと基台34の凹部34aとが嵌り合うことで、これらが位置合わせされる。凸部74aは例えば、ねじ頭などにより構成するようにしてもよい。
このように、空気ばね本体46によって、枠体72とピストン部材74との間に空気室50が形成されるとともに、これら枠体72とピストン部材74とが相対的に移動自在に接続されている。
[第四の実施形態]
次に、第四の実施形態について説明する。
第一の実施形態においては、筒状部を備える枠体42の上方にテーパー状に形成されたピストン部材44が配置された空気ばね装置16を用いていたのに対し、第四の実施形態においては空気ばね装置80を用いている点で、両者は異なる。実質的に同一の部材については、説明を省略する。
図9は、第四の実施形態における空気ばね装置80周辺の概略図を示す。
第四の実施形態における空気ばね装置80は、筒状部を備える第一の部材としての枠体82と、第二の部材としてのピストン部材84と、これら枠体82とピストン部材84とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体46とを備える。
枠体82は、下面が開口し側面及び底面が囲われた筒状に形成されている。枠体82の内部の下面には、緩衝部材48が設けられている。枠体82の内壁は、下方側が小径となるテーパー状に形成されている。
第四の実施形態においては、枠体82が、載置台12及び免震機構14を支持している。
枠体82の上面には凸部82aが形成されており、この凸部82aは基台34の下面に形成された凹部34aに嵌るようになっている。枠体82の凸部82aと基台34の凹部34aとが嵌り合うことで、これらが位置合わせされる。凸部82aは例えば、ねじ頭などにより構成するようにしてもよい。
空気ばね本体46は、枠体82の下面を覆うようにして設けられている。
第四の実施形態においては、空気ばね本体46と枠体82とで囲まれる空間に空気室50が形成される。
ピストン部材84は、下部が設置面と接触するようになっている。ピストン部材84の側面は、垂直方向に対して略平行となっている。
ピストン部材84は、枠体82の下方に空気ばね本体46を介して設けられ、少なくともその一部が枠体82の内部に収容されるようになっている。
ピストン部材84の上面に、空気ばね本体46及びリテーナ55がねじ56によって取り付けられている。水平方向においてピストン部材84と枠体82とで挟まれた箇所に、空気ばね本体46の折り返し部分46aが形成される。
このように、空気ばね本体46によって、枠体82とピストン部材84との間に空気室50が形成されるとともに、これら枠体82とピストン部材84とが相対的に移動自在に接続されている。
上記第一〜第四の実施形態においては、枠体及びピストン部材いずれか一方をテーパー状に形成する構成について説明したが、これに限らず、両方をテーパー状に形成するようにしてもよい。
上記実施形態においては、通常想定される振動を超える震動として地震を想定した場合について説明したが、これに限らず、設置箇所への衝突による突発的な振動等についても適用される。
防振装置を床として設置するようにしてもよい。
また、防振装置に、対象物としてガスボンベ等を設置するようにしてもよい。ガスボンベのように筒状のものは転倒した場合、転がって周囲の装置や機器等を破損させることがある。このため、ガスボンベ等は特に転倒を抑制することが好ましい。ボンベチェーンやボンベスタンドを防振装置と併用することで、さらにガスボンベが転倒しにくくなる。
10 防振装置
12 載置台
14 免震機構
16 空気ばね装置
30 ストッパ部
34 基台
42 枠体
44 ピストン部材
46 空気ばね本体
46a 折り返し部分
48 緩衝部材
50 空気室

Claims (6)

  1. 筒状部を備える第一の部材と、
    前記第一の部材の内部に少なくとも一部が収容される第二の部材と、
    前記第一の部材と前記第二の部材との間に空気室を形成するとともに、該第一の部材と該第二の部材とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体と、
    を有し、
    前記第一の部材と前記第二の部材との垂直方向に対する距離が大きくなる場合に、該第一の部材と該第二の部材との水平方向に対する距離が大きくなる空気ばね装置。
  2. 前記第二の部材は、前記第一の部材側が小径となっていて、該第一の部材の反対側に向けて徐々に径が大きくなるテーパー状に形成されている請求項1記載の空気ばね装置。
  3. テーパー角度が3 〜 10度である請求項2記載の空気ばね装置。
  4. 対象物を載置する載置台と、
    前記載置台に載置される対象物への振動を防止する空気ばね装置と、
    を有し、
    前記空気ばね装置は、
    筒状部を備える第一の部材と、
    前記第一の部材の内部に少なくとも一部が収容される第二の部材と、
    前記第一の部材と前記第二の部材との間に空気室を形成するとともに、該第一の部材と該第二の部材とを相対的に移動自在に接続する空気ばね本体と、
    を有し、
    前記第一の部材と前記第二の部材との垂直方向に対する距離が大きくなる場合に、該第一の部材と該第二の部材との水平方向に対する距離が大きくなる防振装置。
  5. 前記空気ばね装置に支持され、該空気ばね装置が防止する水平方向の振動よりも大きい震動に対応する水平方向免震機構、
    をさらに有する請求項4記載の防振装置。
  6. 前記水平方向免震機構は、
    前記載置台を支持する基台と、
    前記載置台と前記基台との間に設けられ、該載置台及び該基台よりも滑り性が高い滑り性部材と、
    を有し、
    前記滑り性部材を介して、前記基台と前記載置台とを相互に滑らせるようにして震動に対応する請求項5記載の防振装置。
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