JP6369133B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来から、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。このような紙の通帳の発行の他、近年では、紙の通帳に記載される取引明細の内容を、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置の表示画面に提示し、利用者がいつでもどこでも確認できるようにする電子通帳システムの技術が提案されている。
金融機関のインターネットバンキングへアクセスして確認できる預金残高は、アクセスした時点での実際の口座にある残高が表示され、決算前(引き落とし前)のクレジットカードの利用金額は反映されていなかった。クレジットカードの利用金額に関しては、クレジットカードのサービスへアクセスする必要があった。
このような金融機関のインターネットバンキングへアクセスして確認できる預金残高と、クレジットカードの利用金額の取り扱いに関して、例えば以下の技術が提案されている。
下記特許文献1、2では、預金データと共に、クレジットカードの利用高(支出予定合計金額)と、預金残高からクレジットカード利用高を差し引いた推定残高を表示する技術が開示されている。また、下記特許文献3では、金融機関とクレジットカード会社のサーバを個別に接続して双方の情報を取得し、預金残高とクレジットカード利用情報を並列して表示する技術が記載されている。
特開2002−312599号公報 特開2005−70935号公報 特開2005−285054号公報
ここで、クレジットカードの利用金額の決済(引き落とし)は、1カ月に1回、クレジットカード会社毎に決められた決済日にクレジット会社から金融機関へまとめて利用金額の請求が実施され、決済日に預金残高がクレジットカードの利用金額を下回ると決済ができないといった問題があった。クレジットカードの利用額の合計が預金残高を下回るかの確認は、利用者がインターネットバンキングサービスとクレジットカード会社のサービスにそれぞれアクセスして事前に確認するか、クレジットカード会社から郵送されてくる利用明細を確認して残高と目視で照らし合わせるしかなかった。
また、上記特許文献1〜3では、預金残高とクレジットカード利用情報(利用額の合計)が一画面に表示され、また、預金残高からクレジットカード利用高を差し引いた推定残高も表示されるが、これらはそれぞれ独立した情報として表示されていた。また、クレジットカード利用額の詳細については、依然、クレジットカード会社のサービスにアクセスして確認するか、クレジットカード会社から郵送されてくる利用明細を確認するしかなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置であって、クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、を備え、前記編集部は、前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するよう前記取引明細画像を編集し、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示された場合は、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を示すよう前記取引明細画像を編集する、情報処理装置が提供される。
また、前記編集部は、前記確定した請求金額が前記顧客の預金口座から引き落とされた場合、前記確定後の請求金額を含む確定明細行を削除し、引き落とし取引を示す取引情報を表示した取引明細画像を生成するように編集してもよい。
また、前記クレジットカードの所定期間は、前記クレジットカードの前月締日翌日から当月締日までの期間であってもよい。
また、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行は区別して表示されてもよい。
また、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく確定明細行は区別して表示されてもよい。
また、前記情報処理装置は、通信部を備え、前記通信部は、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報とを受信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置を、クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、として機能させ、前記編集部は、前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するように取引明細画像を編集し、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示された場合は、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を示すよう前記取引明細画像を編集する、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることができる。
本実施形態による電子通帳システムの基本構成について説明するための図である。 従来の口座明細の表示例を示す図である。 従来のクレジットカード利用明細の表示例を示す図である。 本実施形態による情報処理装置の構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態による表示制御処理を示すフローチャートである。 カード利用が無い場合の取引明細画像の表示例を示す図である。 カード利用があった場合の請求確定日前の取引明細画像の表示例を示す図である。 カード利用があった場合の請求確定日前の取引明細画像の他の表示例を示す図である。 カード利用があった場合の請求確定日前の取引明細画像において残高がマイナスになる場合の表示例を示す図である。 確定されたクレジット引き落としを示す確定明細行を追加した取引明細画像の表示例を示す図である。 クレジット引き落とし後の取引明細画像の表示例を示す図である。 本実施形態による第1の変形例について説明する図である。 本実施形態による第1の変形例について説明する図である。 本実施形態による第2の変形例について説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。
また、以下に示す順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
1.背景
2.電子通帳システムの基本構成
3.実施形態の詳細な説明
3−1.構成
3−2.動作
4.変形例
4−1.第1の変形例
4−2.第2の変形例
5.まとめ
<<1.背景>>
従来、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。利用者は、例えば金融機関に設置されたATM(Automated Teller Machine)において記帳を行うことにより、取引の明細を通帳に印字させることができる。
また、近年、紙の通帳に記載される取引明細の内容を、PCやスマートフォン等の情報処理装置の表示画面に提示して、利用者がいつでもどこでも確認できるようにすることができる。例えば、図1に示すように、情報処理装置10からネットワークを介して銀行システム2に接続し、預金残高情報を取得することができる。
しかしながら、確認できる預金残高は、アクセスした時点での実際の口座にある残高であって、決算前(引き落とし前)のクレジットカードの利用金額は反映されていなかった。例えば図2に示すように、1月26日に銀行システム2にアクセスして表示される口座明細画面500では、クレジットカードの利用金額は反映されていない。クレジットカードの利用金額は、図1に示すように、情報処理装置1からネットワークを介してクレジットカード会社サービスシステム3に接続して取得する必要があった。例えば図3に示すように、1月26日にクレジットカード会社サービスシステム3にアクセスすると、クレジットカード明細画面520において、1月21日および1月24日にカード利用を行ったことが分かる。したがって、利用者は、図2に示す口座明細画面500の預金残高と、図3に示すクレジットカード明細画面520の請求確定額を照らし合わせて、預金残高不足の確認を行う必要があった。
また、預金残高とクレジットカード利用高が一画面で並列して表示された場合であっても、クレジットカード利用額の詳細については、依然、クレジットカード会社のサービスにアクセスして確認するか、クレジットカード会社から郵送されてくる利用明細を確認するしかなかった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態による情報処理装置10を創作するに至った。本実施形態による情報処理装置10は、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることが可能である。
<<2.電子通帳システムの基本構成>>
本発明は、一例として「3.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下では、まず、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による電子通帳システムは、情報処理装置10、通信網12、専用網14、銀行サーバ20、およびクレジットカード会社サーバ30を含む。
<2−1.情報処理装置10>
情報処理装置10は、例えば無線通信により、無線アクセスポイント11を介して通信網12に接続可能な装置である。この情報処理装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PCなどであってもよい。
また、情報処理装置10のハードウェア構成としては、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only
Memory)、およびRAM(Random Access Memory)が内部バスを介して入出力インターフェースに接続され、入出力インターフェースには入力装置、出力装置、HDD(Hard Disk Drive)、およびネットワークインターフェースが接続される構成を有する。
<2−2.通信網12>
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<2−3.専用網14>
専用網14は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPNにより構成される。
<2−4.銀行サーバ20>
銀行サーバ20は、インターネットバンキングシステム(銀行システム2)を管理する装置である。
また、銀行サーバ20は、口座番号ごとに取引内容の明細データが記憶されている預金情報DB21、決済情報が記憶されている決済情報DB22、顧客情報(店番、科目、口座番号等)が記憶されている顧客情報DB23に対するデータの登録や抽出など、明細データ、決済情報、顧客情報を管理する。また、銀行サーバ20は、利用者からのアクセスに応じて明細データを預金情報DB21から抽出して送信する際、所定の認証方式により、口座番号ごとにログイン用パスワード等が記憶されている顧客情報DB23を用いて認証を行う。
預金情報DB21は、口座番号に対応づけて登録された取引内容の明細データ(例えば取引日時、口座番号、取引種別、取引金額など)が記憶されたデータベースである。
決済情報DB22は、クレジットカード会社サービスシステム3から送信される決済情報が記憶されたデータベースである。
顧客情報DB23は、例えば利用者の口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)が記憶されたデータベースである。
なお、銀行サーバ20、預金情報DB21、決済情報DB22、および顧客情報DB23は、別々の装置として構成されてもよいし、銀行サーバ20が預金情報DB21、決済情報DB22、および顧客情報DB23を内部に含んでもよい。
さらに、銀行サーバ20は、預金管理や、口座管理等を行うホストコンピュータとしても機能し得る。例えば、銀行サーバ20は、インターネットバンキングシステムにおいて利用者により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行する。
<2−5.クレジットカード会社サーバ30>
クレジットカード会社サーバ30は、クレジットカード会社サービスシステム(銀行システム2)を管理する装置である。
クレジットカード会社サーバ30は、利用状況(利用日、利用店舗、利用金額等)が記憶されている利用状況DB31、決済日情報(利用金額合計、決済日等)が記憶されている決済日情報DB32、顧客情報(決済口座、ID、パスワード等)が記憶されている顧客情報DB33に対するデータの登録や抽出など、クレジットカードの利用データ、決済情報、顧客情報を管理する。また、クレジットカード会社サーバ30は、利用者からのアクセスに応じて利用データを利用状況DB31から抽出して送信する際、所定の認証方式により、カード番号ごとにログイン用パスワード等が記憶されている顧客情報DB33を用いて認証を行う。
また、クレジットカード会社サーバ30は、利用状況DB31、および決済日情報DB32を参照して、所定の締日までの顧客の利用額合計を請求確定日に確定し、決済日(引き落とし日)に銀行システム2に対して決済情報を送信して引き落としの請求を行う。
なお、クレジットカード会社サーバ30、利用状況DB31、決済日情報DB32、および顧客情報DB33は、別々の装置として構成されてもよいし、クレジットカード会社サーバ30が利用状況DB31、決済日情報DB32、および顧客情報DB33を内部に含んでもよい。
<2−6.中継サーバ13>
中継サーバ13は、通信網12と専用網14とを接続する装置である。例えば、中継サーバ13は、通信網12から専用網14へ送信されるデータに関して、金融機関のシステム(銀行システム2)やクレジットカード会社サービスシステム3において処理可能な形式にデータを加工する。また、中継サーバ13は、専用網14から通信網12へ送信されるデータに関して、情報処理装置10において処理可能な形式にデータを加工する。
<<3.実施形態の詳細な説明>>
<3−1.構成>
以上、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について説明した。続いて、本実施形態による構成について詳細に説明する。
図4は、本実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、情報処理装置10は、制御部100、通信部120、操作表示部122、および記憶部124を有する。
[3−1−1.制御部100]
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図4に示したように、制御部100は、操作認識部102、表示制御部104、ログイン制御部106、および取引明細編集部108を有する。
[3−1−2.操作認識部102]
操作認識部102は、操作表示部122に表示された表示画面における利用者のタッチ操作を認識する。例えば、メニュー画像が表示されている表示画面において、利用者により口座明細表示ボタンがタップ操作された場合、操作認識部102は、当該タップ操作を口座明細表示指示と認識し、表示制御部104に出力する。
[3−1−3.表示制御部104]
表示制御部104は、利用者の口座の通帳画像を後述する操作表示部122に表示させることが可能である。なお、口座の通帳画像は、表紙画像、および取引明細画像の順に配列された画像である。また、口座の通帳画像は、紙の通帳に記載される内容とほぼ同じ内容を表示する画像である。
例えば、表示制御部104は、第1の機能として、予め利用者により情報処理装置10にダウンロードされている通帳アプリケーションの起動時において、通帳アプリケーションの指示に従って、メニュー画像、または利用者の口座の通帳画像を操作表示部122に表示させる。
取引明細画像は、例えば銀行取引明細DB124bに記憶されている銀行取引明細データを参照して生成される。また、表示制御部104は、後述する取引明細編集部108により編集された取引明細画像を、操作表示部122に表示するよう制御する。
[3−1−4.ログイン制御部106]
ログイン制御部106は、制御部100による通帳アプリケーション起動時に、所定の認証方式で、利用者により入力される認証情報を認証し、ユーザのログインの正当性を判断する。ユーザのログインの正当性が確認されると、制御部100は通帳アプリケーションを起動する。通帳アプリケーションの起動により、金融機関の明細データに基づく通帳表示等が可能となる。
また、通帳アプリケーションが起動すると、当該通帳アプリケーションの一機能として、制御部100が、通信部120から、通信網12、中継サーバ13、および専用網14を介して銀行システム2にアクセスし、預金情報DB21に格納されている取引明細データを銀行サーバ20からダウンロードする。ダウンロードされた取引明細データは、銀行取引明細DB124bに格納される。ここで、銀行取引明細DB124bには、取引明細データとして、例えば取引明細番号、取引日時、取引種別、取引内容、取引金額、および口座残高が対応づけて記憶される。
このような明細ダウンロード時には、上述したアプリ認証で用いられた認証とは別に、銀行システム2(インターネットバンキング)において所定の認証方式により再度認証が行われる。この際用いられる認証データは、情報処理装置10の銀行認証DB124aに格納されている。
また、制御部100は、当該通帳アプリケーションの一機能として、通信部120から、通信網12、中継サーバ13、および専用網14を介してクレジットカード会社サービスシステム3にアクセスし、利用状況DB31に格納されているカード利用状況データをクレジットカード会社サーバ30からダウンロードする。ダウンロードされたカード利用状況データは、カード利用状況データDB124eに格納される。ここで、カード利用状況データDB124eには、カード利用状況データとして、例えば利用日時、利用内容、利用金額等が対応づけて記憶される。
このようなカード利用状況ダウンロード時には、上述したアプリ認証で用いられた認証とは別に、クレジットカード会社サービスシステムにおいて所定の認証方式により再度認証が行われる。この際用いられる認証データは、情報処理装置10のクレジットカード情報DB124cに格納されている。ここで、クレジットカード情報DB124cには、ユーザが所有するクレジットカードに関する情報として、カード会社情報、ユーザID、およびパスワード等が記憶されている。また、クレジットカード決済日についての情報は、クレジットカード決済日DB124dに記憶されている。
[3−1−5.取引明細編集部108]
取引明細編集部108は、表示制御部104により操作表示部122に表示される取引明細画像の編集を行う。具体的には、取引明細編集部108は、カード利用状況データDB124eに記憶されているカード利用状況データに基づいて、クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の取引金額(利用金額)を、預金口座の取引情報として取引明細画像に反映させる。かかる取引明細画像では、銀行取引明細DB124bに記憶されている預金口座の取引情報と、クレジットカードによる個々の利用情報とを、取引日付および利用日付に基づいて、日付順に並べる。このような取引明細画像については、図7を参照して後述する。
なお、後述する取引明細画像の追加・削除等の編集については、表示用の取引明細データを銀行取引明細DB124bとは別のデータベース(不図示)に保有し、その取引明細データに対してカード利用状況データDB124eの追加・削除等を行い、表示用の取引明細画像を生成するように取引明細編集部108が動作する。または、別の方法として銀行取引明細DB124bの個々の明細について、明細が預金口座の取引であるか、クレジットカードの取引であるかを示すフラグを設け、カード利用状況データを追加する場合にはクレジットカードの取引であるフラグを付与した上で明細を追加し、利用状況データを削除する場合にはフラグが付与された明細を削除するようにして、表示用の取引明細画像を生成してもよい。さらに、表示の都度、銀行取引明細DB124bおよびカード利用状況データDB124eから取引明細画像を生成するようにしてもよい。この場合は、クレジットカード会社から受信した利用状況情報および決済確定状況に基づき、カード利用状況データを銀行取引明細に埋め込んで表示する。この場合、後述する「明細行を追加する」とは、カード利用状況データを銀行取引明細に埋め込んで表示することを意味し、「明細行を削除する」とは、カード利用状況データを埋め込まずに銀行取引明細を表示することにより、利用者には「削除されたように見える」ことを意味する。
また、取引明細編集部108は、クレジットカードの所定期間における請求金額が確定した場合、クレジットカードの取引情報に含まれる個々の請求金額を反映させた個々の利用情報を取引明細画像から削除し、確定後の請求金額を含む取引情報を追加する編集を行う。このように編集された取引明細画像については、図10、図11を参照して後述する。
なお、クレジットカードの所定期間とは、クレジットカード決済日DB124dに記憶されているクレジットカードの締日、請求確定日、および引き落とし日(決済日)に基づくクレジットカードの利用期間である。例えば、クレジットカード利用期間の締日、利用期間中における利用額に基づく請求金額を確定する請求確定日、および請求金額を利用者の口座から引き落とす引き落とし日(決算日とも称す)が設定されている場合、先月の締日翌日から今月の締日までがクレジットカードの利用期間となる。
[3−1−6.通信部120]
通信部120は、本発明における取得部の一例である。通信部120は、通信網12を介して通信網12に接続された各種の装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、制御部100の指示に従って、利用者の口座に対応づけて登録されている明細データの取得要求(銀行認証データを含んでもよい)を銀行サーバ20へ送信する。また、通信部120は、明細データを銀行サーバ20から受信する。
また、通信部120は、制御部100の指示に従って、利用者のクレジットカード番号に対応づけて登録されている利用状況データの取得要求(カード認証データを含んでもよい)をクレジットカード会社サーバ30へ送信する。また、通信部120は、利用状況データをクレジットカード会社サーバ30から受信する。
[3−1−7.操作表示部122]
操作表示部122は、本発明における表示部の一例である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic Light
Emitting Diode)装置などにより実現される。操作表示部122は、表示制御部104の制御に従って、例えば口座の通帳画像など、各種の表示画像を表示画面に表示する。
また、操作表示部122は、利用者による情報処理装置10に対する各種の入力操作を受け付ける。具体的には、表示部に積層されたタッチパネルにより受け付ける。操作表示部122は、例えばメニュー画面に表示されたメニューボタンに対する選択操作(タップ操作)を受け付ける。
[3−1−8.記憶部124]
記憶部124は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。例えば、記憶部124は、銀行認証DB124a、銀行取引明細DB124b、クレジットカード情報DB124c、クレジットカード決済日DB124d、およびカード利用状況データDB124eを記憶する。
以上、本実施形態による情報処理装置10の構成について説明した。なお情報処理装置10の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、銀行認証DB124aは、情報処理装置10に含まれる代わりに、情報処理装置10が通信可能な他の装置に備えられてもよい。
<3−2.動作>
続いて、本実施形態による動作について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態による表示制御処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、ステップS101において、クレジットカード会社サーバ30は、利用者によるクレジットカードの利用結果の記録処理を行う。例えば、クレジットカード会社サーバ30は、クレジット加盟店からクレジットカードの利用結果通知を受信し、受信した利用結果を利用状況DB31に格納する。
また、ステップS102において、銀行サーバ20は、利用者の口座における取引結果(引き落とし処理や給与振り込み等の入出金取引)の記録処理を行う。例えば、銀行サーバ20は、ATM(Automated Teller Machine)や銀行窓口で行われた入出金取引通知を受信し、受信した入出金取引内容(取引情報)を預金情報DB21に格納する。
なお上記S101、S102に示す処理は、クレジットカードの利用結果通知、入出金取引通知をそれぞれ受信する度に行われる。
一方、ステップS103において、情報処理装置10の制御部100は、操作表示部122に対する利用者の操作により、通帳アプリケーションを起動する。この際、表示制御部104は、通帳アプリ起動用の認証情報を入力するための認証情報入力画像を操作表示部122に表示させ、利用者に認証情報を入力させ、制御部100により通帳アプリ起動用の認証が行われる。利用者の正当性が確認されると、制御部100は通帳アプリケーションを起動する。
次に、ステップS106において、ログイン制御部106は、銀行システム2(銀行サーバ20)へアクセスし、続くステップS109において、ログイン情報の確認(認証処理)が行われ、正当性が確認されると銀行システム2にログインする。これにより、情報処理装置10は、銀行システム2から口座明細データをダウンロードすることが可能になる(ステップS145)。
また、ステップS112において、ログイン制御部106は、クレジットカード会社サービスシステム3(クレジットカード会社サーバ30)へアクセスし、続くステップS115において、ログイン情報の確認(認証処理)が行われ、正当性が確認されるとクレジットカード会社サービスシステム3にログインする。これにより、情報処理装置10は、クレジットカード会社サービスシステム3から利用状況データをダウンロードすることが可能になる(ステップS124、S130、S139)。
ここで、本実施形態による情報処理装置10では、銀行システム2からダウンロードした口座明細データと、クレジットカード会社サービスシステム3からダウンロードした利用状況データに基づいて、口座の取引明細画像にカード利用明細を埋め込むよう編集して表示することができる。このような取引明細画像の編集について、以下具体的に説明する。
まず、ステップS118において、制御部100は、請求確定日か否かを判断する。また、ステップS121において、クレジットカード会社サーバ30でも請求確定日か否かが判断される。本実施形態では、例えば締日が25日、請求確定日が当月30日、引き落とし日が翌月10日として説明する。
次に、請求確定日ではない場合(S121/No)、ステップS124において、クレジットカード会社サーバ30は、現時点までの利用状況情報を情報処理装置1に送信する。利用状況情報には、カードの利用がある場合には、利用日付・利用金額が含まれ、利用が無い場合には、利用が無い旨の情報が含まれる。
次いで、ステップS127において、情報処理装置10の取引明細編集部108は、クレジットカード会社サーバ30から受信した利用状況情報に基づいて、必要に応じて取引明細画像への予定明細行の追加を行う。具体的には、取引明細編集部108は、カード利用がある場合は、カード利用情報(利用日付・利用金額)を予定明細行として新たに生成し、カード利用がない場合は、何ら処理を行わない。
続いて、ステップS148において、取引明細編集部108は、ステップS145で銀行サーバ20から送信された口座明細データに基づいて、取引明細画像を生成(編集)する。具体的には、取引明細編集部108は、上記S127で予定明細行が追加された場合、予定明細行を取引明細画像に埋め込み、日付順に並べるよう編集する。
そして、ステップS151において、表示制御部104は、取引明細編集部108により編集された取引明細画像を操作表示部122に表示するよう制御する。
−カード利用がない場合の取引明細画像−
ここで、上記S124においてクレジットカード会社サーバ30から送信された利用状況情報にカード利用がない旨が含まれていた場合の取引明細画像の表示例を図6に示す。例えば1月15日に通帳アプリケーションを起動した場合、1月15日時点ではまだカード利用が行われていないため、クレジットカード会社サーバ30からはカード利用がない旨の情報が送信される(S124)。したがって、取引明細編集部108は、S145で銀行サーバ20から送信された口座明細データのみに基づいて取引明細画像を生成する。これにより、例えば図6に示すように、操作表示部122には、1月15日現在の取引明細行409、410を含む取引明細画像40が表示される。
−カード利用があった場合の取引明細画像−
一方、上記S124においてクレジットカード会社サーバ30から送信された利用状況情報にカード利用がある旨が含まれていた場合の取引明細画像の表示例を図7に示す。例えば1月24日に通帳アプリケーションを起動した場合、1月21日および1月24日にカード利用が行われていたため、クレジットカード会社サーバ30からは、カード利用があった旨と、利用日付・利用金額の情報が送信される(S124)。取引明細編集部108は、利用日付・利用金額の情報に基づいて予定明細行を追加(生成)し、銀行サーバ20から送信された口座明細データと共に、取引明細画像を生成する。具体的には、例えば図7に示すように、取引明細行409、410と、追加された予定明細行411、412が日付順で並べられた取引明細画像42となる。予定明細行411、412は、クレジットカード利用に応じた利用額引き落としの予定を示すものであって、個々の利用情報に対応して生成される。すなわち、カード利用額の合計金額を示す1の明細行ではなく、各利用日と利用金額が示された予定明細行411、412が追加される。これにより、利用者は、1月21日に650,000円のカード利用を行い、1月24日に30,000円のカード利用を行ったことを直感的に把握することができる。また、予定明細行の残高を参照することで、残高不足になるか否かをすぐに把握することができる。
上述した予定明細行411、412と取引明細行409、410は日付順に表示されるため、例えば1月25日以降の取引明細行は、予定明細行412の次に表示される。具体的には、例えば図8の取引明細画像44−1に示すように、1月25日に通帳アプリケーションを起動した場合、1月25日までの取引明細データとカード利用情報が、全て日付順に表示される。したがって、1月25日に行われた出金取引を示す取引明細行413は、1月24日に行われたカード利用を示す予定明細行412の次に表示される。
また、1月25日現在の取引明細画像の第2の表示例として、残高不足になった場合の表示例を図9に示す。図9の取引明細画像44−2に示すように、1月25日の出金取引により、30,000円の不足が生じてしまう場合、不足残高の表示領域では、マイナスを示すマークが表示され、また、当該表示領域を点滅させたり異なる色で表示させたりすることで、利用者に残高不足を通知する。この場合、利用者は、口座からの引き落とし日はまだ先であるので、引き落とし日までに口座への入金処理を行うことで、残高不足を事前に解消することができる。
以上、請求確定日ではない場合(S118/No、S121/No)における取引明細画像の表示処理について具体的に説明した。続いて、請求確定日である場合(S118/Yes、S121/Yes)における取引明細画像の表示処理について具体的に説明する。
請求確定日である場合(S121/Yes)、ステップS130において、クレジットカード会社サーバ30は、決済確定情報(請求確定情報)を情報処理装置10に送信する。決済確定情報には、対象となる利用期間においてカードの利用がある場合には、請求金額及び個々の利用日付・利用店舗名・支払回数・金額が含まれ、対象となる利用期間における利用が無い場合には請求が無い旨の情報が含まれる。対象となる利用期間とは、例えば前月締日後から当月締日までの期間である。例えば締日が25日であって、現在が1月30日(請求確定日)である場合、クレジットカード会社サーバ30は、12月26日〜1月25日までの利用分の確定情報を情報処理装置10に送信する。
次に、ステップS133において、情報処理装置10の取引明細編集部108は、決済確定情報に基づいて、クレジットカード会社サーバ30からの請求があるか無いかを判断する。
次いで、請求がある場合(S133/Yes)、ステップS136において、取引明細編集部108は、予定明細行を削除する処理を行う。すなわち、請求確定日前に、クレジット引き落とし予定として、カード利用情報に応じて個々に追加していた予定明細行(上記S127、および図7〜図9)を削除する。
次に、ステップS139において、クレジットカード会社サーバ30は、当月締日から現時点までの利用状況情報を情報処理装置10に送信する。例えば締日が25日であって、現在が1月30日(請求確定日)である場合、1月26日〜30日までの利用分は、今回の請求確定情報には含まれないため、利用状況情報として送信される。
次いで、ステップS142において、情報処理装置10の取引明細編集部108は、上記S127と同様に、利用状況情報に含まれる利用日付・利用金額に基づいて、予定明細行の追加を行う。
次に、ステップS145において、銀行サーバ20は、現時点での口座明細データを情報処理装置10に送信する。
次いで、ステップS148において、情報処理装置10の取引明細編集部108は、取引明細の編集(生成)を行う。具体的には、上記S136での予定明細行の削除に応じて、現時点が引き落とし前の場合(銀行サーバ20からの口座明細データにおいてクレジット引き落としが行われていない場合)、確定されたクレジット引き落としを示す確定明細行を追加する。
−請求確定時の取引明細画像−
ここで、予定明細行の削除に応じて、確定されたクレジット引き落としを示す確定明細行を追加した取引明細画像を図10に示す。図10に示す取引明細画像46では、図8に示す取引明細画像44−1から、予定明細行411、412が削除され、取引明細行413が繰り上げられ、さらに請求確定日に紐付けられた確定明細行415が追加されている。すなわち、取引明細編集部108は、決済確定情報に基づいて、1月30日現在(請求確定日)において、1月21日と1月24日のカード利用の合計額680,000円が請求額として確定されたことを認識し、予定明細行411、412を削除して確定明細行415を追加する。
−引き落とし後の取引明細画像−
また、上記請求確定額の引き落とし後は、銀行サーバ20からの口座明細データにおいて、クレジット引き落としが行われているため、取引明細編集部108は、確定明細行415を削除する。例えば、2月10日に通帳アプリケーションを起動し場合、図11に示すように、銀行サーバ20からの口座明細データに基づいて生成された取引明細画像48が表示され、この際、取引明細行416でクレジットカードの引き落とし処理が示されるため、取引明細編集部108は、図10に示す確定明細行415を削除する(S148)。
以上説明したように、本実施形態では、クレジットカードの利用情報に基づいて、個々のカード利用に対応した予定明細行を追加することで、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることができる。利用者は、クレジットカード利用額の詳細(個々の利用日付・利用額)や、カード利用額を差し引いた預金残高を直感的に把握することができる。
また、本実施形態では、クレジットカードの利用額の請求が確定した場合、追加した予定明細行を削除し、確定明細行を追加することで、当月のカード利用額の総額と、カード利用総額を差し引いた預金残高を直感的に把握することができる。
さらに、本実施形態では、クレジットカードの利用額が口座から引き落とされた場合、追加した確定明細行を削除し、通常の取引明細行(カードによる引き落とし取引)を表示することで、実際に口座からカード利用額が引き落とされたことが分かる。
<<4.変形例>>
続いて、本実施形態の変形例について図12〜図14を参照して説明する。
<4−1.第1の変形例>
図12〜図13は、第1の変形例を説明する図である。第1の変形例では、クレジットカードにより分割払いを行った場合の例を説明する。
図12の上に示すように、例えば1月25日(締日)時点での取引明細画像50では、1月21日と1月24日にそれぞれカード利用が行われたため、各カード利用に対応する予定明細行411、412が追加されている。ここで、予定明細行411で示されるカード利用時に、分割2回払いが選択されたとする。この時の利用額は「650,000円」であるので、分割2回払いの場合、1回当り「325,000円」の引き落としとなる。
次に、図12の中央に示すように、1月30日(請求確定日)時点での取引明細画像50では、取引明細画像50で表示した予定明細行411、412は削除され、予定明細行411の分割1回目の請求額「325,000円」と、予定明細行412の請求額「30,000円」を合せた「355,000円」が、請求額として確定され、確定明細行420として追加される。さらに、分割2回目の請求額「325,000円」が、予定明細行421として追加される。
次いで、図12の下に示すように、2月10日(引き落とし日)時点での取引明細画像54では、確定明細行420が削除され、口座に対する通常の引き落とし取引として取引明細行422が表示される。また、分割2回目の請求額「325,000円」については、依然、予定明細行423として表示が継続される。
次に、図13の上に示すように、3月1日(請求確定後)時点での取引明細画像56では、予定明細行423が削除され、分割2回目の請求額「325,000円」が確定され、確定明細行424として追加される。
そして、図13の下に示すように、3月10日(引き落とし日)時点での取引明細画像58では、確定明細行424が削除され、口座に対する通常の引き落とし取引として取引明細行425が表示される。
<4−2.第2の変形例>
図14は、第2の変形例を説明する図である。上述した実施形態では、請求確定後、当月のカード利用額は合算して表示したが、本発明はこれに限定されず、第2の変形例では、特定の利用情報を記録に残すことが可能である。
具体的には、例えば図14の上に示すように、1月25日(締日)時点での取引明細画像60では、個々のカード利用に応じた予定明細行411、412が表示されている。利用者は、残したい予定明細行411をタップして表示される、取引を残すボタン61を選択する。なお、取引を残すボタン61を選択した予定明細行411は、他の明細行とは異なる色で表示しておいてもよい。
次に、図14の中央に示すように、1月30日(請求確定日)時点での取引明細画像62では、当月のカード利用に応じて確定した請求額を確定明細行432として追加するが、この際、取引を残すと選択された予定明細行411に対応する取引明細行431が、利用状況データに基づいて生成され、予定明細行411に代わり追加される。また、確定明細行432の確定請求額は、取引明細行431の利用額が差し引いて表示されることで、想定残高の整合が図られる。
そして、図14の下に示すように、2月10日(引き落とし日)時点での取引明細画像64では、確定明細行432が削除され、口座に対する通常の引き落とし取引として取引明細行433が表示される。ここで、取引明細行433は、実際の引き落とし金額は「680,000円」だが、取引明細行431として残した取引記録分の「650,000円」を差し引いた金額「30,000円」を表示することで、残高の整合が図られる。
<<5.まとめ>>
以上説明したように、本実施形態による情報処理装置10は、通帳アプリケーションを利用して表示される取引明細画像において、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、予定明細行には取引内容欄に「予」と表示し、確定明細行には取引内容欄に「確」と表示することで、他の通常の取引明細行と区別しているが、さらに明細行の色を変えて表示してもよい。
また、図7〜図9等に示す取引明細画像では、各取引情報や予定明細行を古い日付が上になる順番で表示したが、本実施形態はこれに限定されず、最新の日付が上になる順番で表示してもよい。
また、本発明の実施形態によれば、CPU、ROM、およびRAMなどのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10 情報処理装置
12 通信網
13 中継サーバ
14 専用網
20 銀行サーバ
21 預金情報DB
22 決済情報DB
23 顧客情報DB
30 クレジットカード会社サーバ
31 利用状況DB
32 決済日情報DB
33 顧客情報DB
100 制御部
102 操作認識部
104 表示制御部
106 ログイン制御部
108 取引明細編集部
120 通信部
122 操作表示部
124 記憶部
124a 銀行認証DB
124b 銀行取引明細DB
124c クレジットカード情報DB
124d クレジットカード決済日
124e カード利用状況データDB

Claims (12)

  1. 顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置であって、
    クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、
    前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
    を備え
    前記編集部は、
    前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するよう前記取引明細画像を編集し、
    前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示された場合は、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を示すよう前記取引明細画像を編集する、情報処理装置。
  2. 前記編集部は、前記確定した請求金額が前記顧客の預金口座から引き落とされた場合、前記確定後の請求金額を含む確定明細行を削除し、引き落とし取引を示す取引情報を表示した取引明細画像を生成するように編集する、請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記クレジットカードの所定期間は、前記クレジットカードの前月締日翌日から当月締日までの期間である、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行は区別して表示される、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく確定明細行は区別して表示される、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、通信部を備え、
    前記通信部は、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報とを受信する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置を、
    クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、
    前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
    として機能させ
    前記編集部は、
    前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するように取引明細画像を編集し、
    前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示された場合は、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を示すよう前記取引明細画像を編集する、プログラム。
  8. 前記編集部は、前記確定した請求金額が前記顧客の預金口座から引き落とされた場合、前記確定後の請求金額を含む確定明細行を削除し、引き落とし取引を示す取引情報を表示した取引明細画像を生成するように編集する、請求項に記載のプログラム。
  9. 前記クレジットカードの所定期間は、前記クレジットカードの前月締日翌日から当月締日までの期間である、請求項7または8に記載のプログラム。
  10. 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行は区別して表示される、請求項7〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく確定明細行は区別して表示される、請求項7〜10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 前記情報処理装置は、通信部を備え、
    前記通信部は、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報とを受信する、請求項7〜11のいずれか1項に記載のプログラム。
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