JP2009187501A - 支払システム、および、支払方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人情報の保護しつつ、且つ、2重支払を防ぐ。
【解決手段】端末装置1は、利用者が持参した請求書から個人情報を含むバーコード情報を読み取り、センターサーバ2に送信する。センターサーバ2は、受信したバーコード情報を、単独では意味を有さない不可逆なハッシュ値に変換して、収納機関サーバ3に送信する。収納機関サーバ3は、このハッシュ値を既に保存しているか否かを判別する。既に保存している場合には、この支払いは既に支払が完了しているものと判別して、支払処理を中止する。保存していない場合には、そのハッシュ値を保存して、支払処理を継続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、支払人に予め送付されている請求書を用いて、公共料金等の支払処理を行う支払システム、および、支払方法に関する。
公共料金等の収納機関が、請求書(納付書)を各支払人(利用者)に送付し、利用者が、銀行等の窓口で請求書とともに料金を支払うことが行われている。
この支払いの際に、利用者の不注意等により、同じ請求に対して2重に料金を支払ってしまうこと(2重支払)がなされる可能性がある。この2重支払を防ぐために、支払いをした際の請求書や、該支払いに関するデータ(支払データ)を保存しておき、2重支払がなされていないかの確認に利用することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−259585号公報
しかしながら、2重支払の確認のために、個人情報を含む請求書や支払データを保存しておくことは、第三者が不正にこの請求書や支払データから個人情報を取得してしまう虞があり、セキュリティの面で問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、個人情報を保護しつつ、且つ、2重支払を防ぐことができる、支払システム、および、支払方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る支払システムは、
支払者からの請求書を受け付ける金融機関の端末装置とネットワークを介して接続されたセンターサーバと支払先である収納機関の収納機関サーバとを備える支払システムであって、
前記センターサーバは、
前記端末装置が請求書から読み取った支払金額情報を含む支払情報を取得する、支払情報取得手段と、
前記支払情報取得手段で取得した支払情報に所定のハッシュ関数を作用させて、ハッシュ値を作成するハッシュ作成手段と、
前記ハッシュ作成手段で作成したハッシュ値を、前記収納機関サーバに送信するハッシュ送信手段とを備え、
前記収納機関サーバは、
前記センターサーバより受信したハッシュ値を既に保存しているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段でハッシュ値を既に保存していると判別した場合、前記請求書の支払いは既になされていることを、前記センターサーバを介して、前記端末装置に通知する支払済通知手段と、
前記判別手段でハッシュ値を保存してないと判別した場合、前記センターサーバからの支払完了の通知に応答して、前記ハッシュ作成手段で作成したハッシュ値を保存する、ハッシュ保存手段と、
を備えることを特徴とする。
前記ハッシュ作成手段は、前記請求書が再発行された際に変化しうる情報を除いた支払情報に所定のハッシュ関数を作用させてハッシュ値を作成してもよい。
前記支払情報取得手段は、端末装置が請求書に記載されているバーコードから読み取った支払情報を取得してもよい。
前記ハッシュ保存手段はハッシュ値を現在日時情報と対応付けて保存し、
保存から所定の期間が経過したハッシュ値は消去してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る支払方法は、
端末装置が請求書から読み取った支払情報を取得し、
取得した支払情報に所定のハッシュ関数を作用させて、ハッシュ値を作成し、
作成したハッシュ値を既に保存しているか否かを判別し、
ハッシュ値を既に保存していると判別した場合、前記請求書の支払いは既になされていることを前記端末装置に通知し、
ハッシュ値を保存してないと判別した場合、前記端末装置からの支払完了の通知に応答して、作成したハッシュ値を保存する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、支払情報をハッシュ値に変換して保存し、2重支払いの確認に利用するため、個人情報を保護しつつ、且つ、2重支払を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る支払システム10について説明する。なお、この支払システム10では、予め、支払先の収納機関等により、各支払人(利用者)に対して、支払先の収納機関や請求金額等を示すバーコード情報が印刷されている請求書が送付されているものとする。そして、請求書を受け取った支払システム10の利用者が、銀行の窓口等でその支払を行うこととする。
本発明の実施の形態に係る支払システム10は、図1に示すように、金融機関の窓口等に配置される複数の端末装置1と、各端末装置1と金融機関内ネットワークN1を介して接続されるセンターサーバ2と、センターサーバ2と決済ネットワークN2を介して接続される収納機関の収納機関サーバ3とを備える。なお、金融機関内には、預金者の口座情報(口座種別、口座番号、預金額等)を管理する勘定系サーバが、金融機関内ネットワークN1を介して、センターサーバ2と接続されている。また、収納機関サーバ3は、各種の基幹系処理を行う、基幹系サーバ(システム)と接続されている。
端末装置1は、金融機関の窓口等に配置され、支払いに際して、利用者が持参した請求書に印刷されているバーコードからバーコード情報を読み取り、読み取ったバーコード情報を金融機関内ネットワークN1を介して、センターサーバ2に送信する。
端末装置1は、図2に示すように、入力部11と、出力部12と、通信部13と、記憶部14と、バーコード読取部15と、制御部16とを備え、各部はバス17を介して互いに接続されている。
入力部11は、銀行の窓口業務を行うテラーにより、端末装置1を操作するための情報等が入力されるものであり、キーボード、マウス等を備える。
出力部12は、種々な情報を出力するものであり、ディスプレイ等の表示装置を備える。
通信部13は、決済ネットワークN2を介して、センターサーバ2と通信を行うものであり、通信インタフェース等を備える。
記憶部14は、様々な情報やプログラム等を記憶するものであり、ハードディスク等の補助記憶装置を備える。
また、各端末装置1それぞれには、固有の識別情報(端末番号)や、自身が配置されている金融機関の識別情報(例えば、店舗番号)が付与されており、記憶部14は、この端末IDや識別情報を記憶している。
バーコード読取部15は、支払人が持参した請求書に印刷されているバーコードからバーコード情報を読み取り、読み取ったバーコード情報を制御部16に送る。
制御部16は、データの演算処理を行うとともに、バス17を介して入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14等を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)161、ROM(Read Only Memory)162、RAM(Random Access Memory)163等を備える。制御部16における演算処理及び制御処理は、具体的には、CPU161が、RAM163を作業領域として使用して各種データを一時的に記憶させながら、ROM162に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
そして、制御部16が、ROM162や記憶部14に記憶されているプログラムに従って上記各部を制御することにより、端末装置1における各種の処理等が行われる。
図1に戻り、センターサーバ2は、各端末装置1から送信されてきたバーコード情報から、請求元(支払先)や請求金額を示す情報を抽出し、抽出した情報に基づいて決済処理を行うサーバである。
なお、センターサーバ2は、各端末装置1からバーコード情報が送信されてきた際に、そのバーコード情報からハッシュ値を作成して、収納機関サーバ3に送信する処理を行う。
センターサーバ2は、図3に示すように、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、各部はバス24を介して互いに接続されている。
通信部21は、金融機関内ネットワークN1と決済ネットワークN2とを介して、端末装置1と収納機関サーバ3とそれぞれ通信を行うものであり、通信インタフェース等を備える。また、通信部21は、金融機関内ネットワークN1を介して、勘定系サーバとも通信を行う。
記憶部22は、様々な情報やプログラム等を記憶するものであり、ハードディスク等の補助記憶装置を備える。
また、記憶部22は、図4に示すような、請求書に印刷されているバーコードの定義情報(バーコード定義情報)221を記憶する。このバーコード定義情報221により、バーコードの各桁の数値が何を示しているのかが判別する。例えば、バーコードの38桁目〜43桁目の数値は、支払金額を示していることが分かる。また、バーコードの9桁目〜29桁目の数値は、収納機関が自由に使用するための数値であり、またこの自由使用欄には、支払人(顧客)を識別するための顧客番号が含まれている。
また、図3に戻り、記憶部22は、端末装置1から受信したバーコード情報に含まれるメーカーコードから収納機関名や口座情報等の収納機関の属性情報を取得するために使用される変換テーブル222を備える。
具体的に、変換テーブル222は、図5に示すように、メーカーコードに対応付けて、収納機関名、収納機関コード、入金口座科目等を記憶する。
また、図3に戻り、記憶部22は、端末装置1から受信したバーコード情報を受信する度に、該バーコード情報が示す請求の決済情報を一時的に記憶しておく決済情報一時記憶DB223を備える。
具体的に、決済情報一時記憶DB223は、図6に示すように、一意な番号である処理通番と、バーコード情報を読み取った端末装置1の端末番号と、バーコード情報から変換テーブル222を参照して取得した収納機関コードおよび顧客コードと、当該バーコード情報とを対応付けて、決済情報として記憶する。
図3に戻り、制御部23は、データの演算処理を行うとともに、バス24を介して通信部21、記憶部22等を制御するものであり、CPU231、ROM(Read Only Memory)232、RAM(Random Access Memory)233等を備える。
そして、制御部23が、ROM232や記憶部22に記憶されているプログラムに従って上記各部を制御することにより、センターサーバ2における二重支払チェック処理等が行われる。
図1に戻り、収納機関サーバ3は、請求書の支払先である収納機関毎に設置されており、センターサーバ2から送信されたハッシュ値を用いて、二重支払がなされていないかの確認を行う。
また、収納機関サーバ3は、センターサーバ2から送信された支払完了情報に基づいて、該当する支払情報の消込等を行う。
収納機関サーバ3は、図7に示すように、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備え、各部はバス34を介して互いに接続されている。
通信部31は、決済ネットワークN2を介して、センターサーバ2と通信を行うものであり、通信インタフェース等を備える。
記憶部32は、様々な情報やプログラム等を記憶するものであり、ハードディスク等の補助記憶装置を備える。
また、記憶部32は、各利用者に対する支払請求に関する決済情報を記憶する決済情報記憶DB321を備える。この決済情報記憶DB321は、センターサーバ2から受信した決済情報一次記憶DB223のデータを収納機関の基幹系サーバ(システム)に送信するまで一時的に記憶するためのデータベースである。
また、記憶部32は、センターサーバ2がバーコード情報から作成したハッシュ値を、作成した日時情報と対応付けて記憶する、図8に示すような、ハッシュ記憶DB(データベース)322を備える。
図7に戻り、制御部33は、データの演算処理を行うとともに、バス34を介して通信部31、記憶部32等を制御するものであり、CPU331、ROM332、RAM333等を備える。
そして、制御部33が、ROM332や記憶部32に記憶されているプログラムに従って上記各部を制御することにより、支払の消込等が行われる。
次に、この支払システム10における、請求書を用いた支払処理の動作について、図9、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、利用者は、予め収納機関から送付されている請求書の支払いを行うために、該請求書を銀行の窓口に差し出す。窓口のテラーは、端末装置1のバーコード読取部15に利用者が差し出した請求書のバーコード部分を近接させて、バーコード情報を読み取らせる。そして、バーコード読取部15は、請求書からバーコード情報を読み取り、制御部16に送信する。制御部16は、バーコード読取部15から送信されたバーコード情報と端末装置1の端末番号とを、通信部13より金融機関内ネットワークN1を介してセンターサーバ2に送信する(ステップS1)。
センターサーバ2の制御部23は、端末装置1から送信されてきたバーコード情報を通信部21より受信すると(ステップS2)、バーコード定義情報221を参照して、受信したバーコード情報から再発行区分や支払期限日といった、再発行される度に、同じ支払いの請求書でも情報が変化する情報を除いた部分にハッシュ関数を作用させて、ハッシュ値を作成する(ステップS3)。
ここで、ハッシュ関数は、一方向性を有し、かつ、衝突防止性の高い関数であり、任意の長さのビット列データを入力すると、固定長のビット列データを出力する。本実施形態におけるこのハッシュ関数は、MD5(Message Digest #5)、SHA−1(Secure Hash Algorithm)等の公知のハッシュ関数を用いてもよく、また、支払システム10で独自に定義したハッシュ関数を用いてもよい。
続いて、制御部23は、バーコード定義情報221を参照して、受信したバーコード情報からメーカーコードを取得し、取得したメーカーコードで特定できる収納機関の収納機関サーバ3に、作成したハッシュ値を送信する(ステップS4)。
収納機関サーバ3の制御部33は、センターサーバ2からハッシュ値を受信すると(ステップS5)、そのハッシュ値が、ハッシュ記憶DB322に記憶されていないことを確認する(ステップS6)。そして、制御部33は、確認が完了すると、その旨をセンターサーバ2に通知する(ステップS7)。
なお、作成したハッシュ値が既にハッシュ記憶DB322に記憶されている場合には、当該ハッシュ値に対応する請求は、既に支払が完了していることとなり、制御部33は、センターサーバ2にそのことを通知する。そして、センターサーバ2では、その通知を受けて、端末装置1に、請求が2重支払であることを示したメッセージを送信する。そして、端末装置1では、そのメッセージを出力部12に表示する。従って、テラーは、この表示より、既に支払が完了している請求であることを確認でき、その旨を窓口の顧客に伝え、2重支払いを防ぐことができる。
ハッシュ値の確認が済んだことを収納機関サーバより通知されると、センターサーバ2の制御部23は、バーコード定義情報221と変換テーブル222とを参照して、ステップS2で端末装置1より受信したバーコード情報から、請求に関する各種情報(収納機関の属性情報、および、支払金額)を取得する(ステップS8)。
具体的には、制御部23は、バーコード定義情報221からメーカーコードの位置(桁目)を判別して、受信したバーコード情報からその位置の数値を抽出することで、メーカーコードを取得する。そして、そのメーカーコードに対応付けられている収納機関の属性情報(収納機関名、収納機関コード、入金口座科目、等)を、変換テーブル222から取得する。さらに、制御部23は、バーコード定義情報221から、支払金額の位置(桁目)を判別して、その位置の数値をバーコード情報から抽出することで、支払金額を取得する。
続いて、制御部23は、一意の処理通番を発行し、該処理通番にステップS2で受信したバーコード情報とステップS8で取得した各種情報とを対応付けたものを決済情報として、決済情報一時記憶DB223に保存する(ステップS9)。
続いて、制御部23は、通信部21より、金融機関内ネットワークN1を介して、ステップS8でバーコード情報から取得した各種情報を、バーコード情報の送信元である端末装置1に送信する(ステップS10)。
端末装置1では、センターサーバ2からの情報を受信すると(ステップS11)、受信した情報等を表示するための図11(A)に示すような入金処理確認画面を作成して、出力部12に表示する(ステップS12)。なお、この入金処理確認画面に表示されている店番は、あらかじめ端末装置1に設定されている番号である。また、この入金処理確認画面に表示されている口座の番号は、金融機関の別段口座の口座番号であり、あらかじめ端末装置1に設定されていてもよいし、センターサーバ2から取得してもよい。
続いて、テラーは、この入金処理確認画面の表示内容を確認した後、利用者から支払料金を受け取り、入金の指示を入力部11を操作して行う。なお、図11(A)に示すような入金処理確認画面が表示されている場合には、画面上の「はい」ボタンをクリックすることが、この入金の指示の操作に相当する。そして、端末装置1の制御部16は、この入金の指示に応答して、ステップS11で受信した情報に含まれる支払金額情報を含んだ入金指示を、通信部13より、勘定系サーバに送信する(ステップS13)。
勘定系サーバでは、入金指示を受信し、入金指示に含まれる支払金額情報が示す支払金額を、所定の別段口座に入金する処理を行う。そして、入金の処理が完了すると、入金完了通知を入金指示の送信元である端末装置1に送信する。なお、その後、金融機関間の所定の方法により、この別段口座から支払先の金融機関の口座へと支払金額が入金される。
入金完了通知を受信すると、端末装置1の制御部16は、端末装置1の端末IDとステップS11でセンターサーバ2から受信した情報に含まれる処理通番とを含んだ支払完了通知を、センターサーバ2に送信する(ステップS14)。
センターサーバ2の制御部23は、端末装置1からの支払完了通知を受信すると(図10、ステップS15)、受信した支払完了通知に含まれる処理通番の決済情報を決済情報一時記憶DB223より取得し、取得した決済情報に含まれる収納機関コードで特定される収納機関の収納機関サーバ3に、その決済情報を送信する(ステップS16)。なお、この送信が終了すると、制御部23は、決済情報一時記憶DB223から、送信した決済情報を削除する。
決済情報を受信すると(ステップS17)、支払いが無事完了したことになり、収納機関サーバ3の制御部33は、ステップS5でセンターサーバ2より受信したハッシュ値と、該ハッシュ値の作成日を示す情報とを対応付けて、ハッシュ記憶DB322に保存する(ステップS18)。
なお、このハッシュ記憶DB322に記憶したハッシュ値は、作成日から所定の期間が経過する毎に、制御部23による割り込み処理よって消去される。そのため、ハッシュ値が記憶され続けることによる記憶容量の増大をある程度防ぐことができる。なお、ハッシュ値の消去を行わない場合には、ステップS18の処理で、作成日は保存しないで、ハッシュ値のみを保存するようにしてもよい。
続いて、収納機関サーバ3の制御部33は、ステップS17で受信した決済情報の一時記憶を行う(ステップS19)。具体的に、制御部33は、センターサーバ2から受信した決済情報が、所定の処理によって、収納機関サーバ3から収納機関の基幹系サーバ(システム)に送信されるまで、当該決済情報を一時的に決済情報記憶DB321に記憶する。
そして、制御部33は、通信部31より、決済データの送信元のセンターサーバ2に、消込完了通知を送信する(ステップS20)。
センターサーバ2の制御部23は、消込完了通知を受信すると(ステップS21)、該消込完了通知を端末装置1に送信する(ステップS22)。
端末装置1の制御部16は、消込完了通知を受信すると(ステップS23)、図11(B)に示すような、入金が完了したことを示す入金完了画面を作成して、出力部12に表示する(ステップS24)。テラーは、この入金完了画面を確認することで、入金が完了したことを確認して、その旨を窓口の利用者に伝え、当該画面を閉じる等の操作を行い、請求処理は完了する。
このように、本実施形態では、請求の支払いの際に、請求書に記載されている個人情報を含むバーコード情報が端末装置1によって読み取られるが、センターサーバ2で不可逆なハッシュ値に変換されて、支払先の収納機関の収納機関サーバ3に保存される。そして、以後、請求書からのバーコード情報の受信の度に、該バーコード情報をハッシュ値に変換して、このハッシュ値が既に保存されているか否かを判別することで、既に支払いが完了した請求であるか否かを判別することができる。従って、2重支払を防ぐことができるとともに、その防止のために用いるデータはそれ単独では意味を有さないハッシュ値であるため、個人情報も保護できる。
上記実施の形態は一例であり、本発明はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、センターサーバ2でバーコード情報からハッシュ値を作成して、収納機関サーバ3に送信したが(ステップS3、ステップS4)、収納機関サーバ3でバーコード情報からハッシュ値を作成してもよい。
また、上記実施の形態では、センターサーバ2が、バーコード情報から支払金額を取得して(ステップS8)、端末装置1に送信したが(ステップS10)、収納機関サーバ3が、バーコード情報から支払金額を取得し、センターサーバ2を経由して端末装置1に送信するようにしてもよい。なお、この場合には、収納機関サーバ3は、予め、バーコード定義情報221を記憶しておく必要がある。
また、上記実施の形態では、ハッシュ値の有無による2重支払いの確認(ステップS6)、および、ハッシュ値の保存(ステップS18)を、収納機関サーバ3が行ったが、センターサーバ2が行ってもよいし、別の専用のサーバ等が行ってもよい。
また、端末装置1が、バーコードだけではなく、請求書全体を読み込むことができる、OCR(Optical Character Recording)機能を備えた読取部を備えてもよい。この場合、端末装置1の記憶部14には、図12に示すような、請求書の種類(収納機関)毎に、請求書内でのバーコードの位置や、支払人の氏名欄の位置を示す請求書定義データが予め記憶されている。そして、支払い処理において読取部から読み込まれた請求書から、請求書定義データを参照してバーコード部分を特定し、バーコード情報を読み取り、以下同様の処理を行うようにしてもよい。さらに、端末装置1が印刷部を備え、請求書全体を読み込んだときに、請求書定義情報を参照して、支払人の氏名を読み取り、納付依頼書(金融機関窓口の伝票等)の所定の位置に印字する処理を行ってもよい。このようにすることで、支払者が支払の都度行う必要がある納付依頼書の記入の手間を低減することができる。
また、本実施形態では、請求書記載のバーコードを読み取ることで、請求に関する各種情報を取得したが、これに限らず、バーコード情報に対応する数値をOCRで読み込んで取得したり、また直接テラーや支払人が入力部11を操作して入力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、銀行窓口に配置されている端末装置から請求書記載のバーコード情報を読み取ったが、例えば、ATM(Automated Teller Machine)等から請求書記載のバーコード情報を読み取ってもよい。
上記実施の形態にかかる端末装置1、センターサーバ2、及び、収納機関サーバ3は、専用装置によって実現可能なことはもとより、汎用装置よって構成することもできる。この場合、上記各処理を実現するためのプログラムを汎用装置にインストールしてOSと協働させて実行することで、汎用装置を、上記端末装置1、センターサーバ2、及び、収納機関サーバ3として機能させることができる。
また、上述の機能を実現するプログラムの提供方法は任意であり、CD−ROMなどの記録媒体に格納して提供可能なことはもとより、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供してもよい。
本発明の実施の形態に係る支払システムの構成を示す図である。 図1に示す端末装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すセンターサーバの構成を示すブロック図である。 バーコード定義情報の例を示す図である。 変換テーブルの構成を示す図である。 決済情報一時記憶DBの構成を示す図である。 図1に示す収納機関サーバの構成を示すブロック図である。 ハッシュ記憶DBの構成を示す図である。 支払処理を説明するためのフローチャートである。 支払処理を説明するためのフローチャートである。 (A)は、入金処理確認画面の例を示した図である。(B)は、入金完了画面の例を示した図である。 請求書定義情報の例を示す図である。
符号の説明
1 端末装置
2 センターサーバ
3 収納機関サーバ
10 支払システム
N1 金融機関内ネットワーク
N2 決済ネットワーク

Claims (5)

  1. 支払者からの請求書を受け付ける金融機関の端末装置とネットワークを介して接続されたセンターサーバと支払先である収納機関の収納機関サーバとを備える支払システムであって、
    前記センターサーバは、
    前記端末装置が請求書から読み取った支払金額情報を含む支払情報を取得する、支払情報取得手段と、
    前記支払情報取得手段で取得した支払情報に所定のハッシュ関数を作用させて、ハッシュ値を作成するハッシュ作成手段と、
    前記ハッシュ作成手段で作成したハッシュ値を、前記収納機関サーバに送信するハッシュ送信手段とを備え、
    前記収納機関サーバは、
    前記センターサーバより受信したハッシュ値を既に保存しているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段でハッシュ値を既に保存していると判別した場合、前記請求書の支払いは既になされていることを、前記センターサーバを介して、前記端末装置に通知する支払済通知手段と、
    前記判別手段でハッシュ値を保存してないと判別した場合、前記センターサーバからの支払完了の通知に応答して、前記ハッシュ作成手段で作成したハッシュ値を保存する、ハッシュ保存手段と、
    を備えることを特徴とする、支払システム。
  2. 前記ハッシュ作成手段は、前記請求書が再発行された際に変化しうる情報を除いた支払情報に所定のハッシュ関数を作用させてハッシュ値を作成する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の支払システム。
  3. 前記支払情報取得手段は、端末装置が請求書に記載されているバーコードから読み取った支払情報を取得する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の支払システム。
  4. 前記ハッシュ保存手段はハッシュ値を現在日時情報と対応付けて保存し、
    保存から所定の期間が経過したハッシュ値は消去する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載の支払システム。
  5. 端末装置が請求書から読み取った支払情報を取得し、
    取得した支払情報に所定のハッシュ関数を作用させて、ハッシュ値を作成し、
    作成したハッシュ値を既に保存しているか否かを判別し、
    ハッシュ値を既に保存していると判別した場合、前記請求書の支払いは既になされていることを前記端末装置に通知し、
    ハッシュ値を保存してないと判別した場合、前記端末装置からの支払完了の通知に応答して、作成したハッシュ値を保存する、
    ことを特徴とする、支払方法。
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