JP2014235444A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】払込取扱票等の金融機関の伝票による口座への送金に関し、口座保有者等が、金融機関における送金処理において参照されない伝票の通信欄等に記入された内容を用いて、送金に付随する作業を好適に行うことを支援できる情報処理技術を提供することを課題とする。
【解決手段】払込取扱票8を写した画像に基づいて口座への送金処理を行う情報処理システム1に、払込取扱票8の記載から定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納部201と、当該書式識別情報の特定値を、払込取扱票8を写した画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、当該画像から読み取る読取部305とを備え、書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定されるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、伝票に基づいた送金処理に関する。
従来、金融機関の送金システムでは、例えば、払込取扱票等に基づく送金が処理された後、入金等の状況を示す振替受払通知票や払込取扱票の写し等が用紙に印字され、送金先口座の保有者へ郵送等されていた。払込取扱票には、金融機関の送金システムにおける送金処理の内容には影響しない自由記入欄としての通信欄が設けられる。この通信欄には、送金に関連する取引内容や払込人の識別情報等、払込人から送金先口座の保有者へ通知する内容が記入される。
また、払込取扱票に記入される口座番号等の内容を読み取るために、帳票に関するOCR(Optical Character Recognition)の技術が採用されることがあった。帳票に関するOCRについては、例えば、特許文献1から5に記載される技術がある。
特開2003−006712号公報 特開2008−199357号公報 特開2009−124594号公報 特開2004−005551号公報 特開2009−009357号公報
例えば、上述の払込取扱票の通信欄には、送金先口座の保有者が払込人を識別するための会員番号等の情報が記入されることがある。この場合、送金先口座の保有者は、金融機関から送付された払込取扱票の通信欄の記載を目視等により参照して、払込人からの予定された入金の有無を確認する作業を行うことがある。この確認は、消し込みと呼ばれることがある。
しかし、このような入金の確認作業等、通信欄を用いた送金に付随する作業は、目視によるため、送金の件数が多い場合、その作業に長時間を要するという問題があった。また、確認の誤り等が発生しやすいという問題もあった。
このような問題に鑑み、本発明は、払込取扱票等の金融機関の伝票による口座への送金に関し、口座保有者等が、金融機関における送金処理において参照されない伝票の通信欄等に記入された内容を用いて、送金に付随する作業を好適に行うことを支援できる情報処理技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願は、次の情報処理システムを開示する。
伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行う情報処理システムであって、
伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納手段と、
前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた
書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取手段と、
を備え、
書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
情報処理システム。
また、本願は、次の情報処理方法を開示する。
伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行う情報処理方法であって、
伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納部を備えるコンピュータによって、
前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取ステップが実行され、
書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
情報処理方法。
また、本願は、次のプログラムを開示する。
伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行うためのプログラムであって、
コンピュータを、
伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納手段と、
前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取手段と、
として機能させ、
書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
プログラム。
また、上記課題を解決するためには、このようなプログラムをコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものが採用されてもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本願が開示する情報処理システムの一側面によれば、払込取扱票等の金融機関の伝票による口座への送金に関し、口座保有者等が、金融機関における送金処理において参照されない伝票の通信欄等に記入された内容を用いて、送金に付随する作業を好適に行うことを支援できる。
実施形態に係る情報処理システムの構成を例示する図である。 実施形態に係る伝票を例示する図である。 プレ印字された払込取扱票を例示する図である。 記入済の払込取扱票を例示する図である。 記入済の払込取扱票の別の例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システムの機能構成及びデータベースを例示する図である。 書式データベースの書式明細テーブルのデータを例示する図である。 入金済払込取扱票データベースの入金テーブルのデータを例示する図である。 入金済払込取扱票データベースの通信欄テーブルのデータを例示する図である。 消込データベースの消込キー設定テーブルのデータを例示する図である。 消込データベースの消込テーブルのデータを例示する図である。 検証データベースの記載条件テーブルのデータを例示する図である。 払込取扱票データ取得画面を例示する図である。 払込取扱票データ一覧の出力データを例示する図である。 消込結果の出力データを例示する図である。 検証結果の出力データを例示する図である。 送金処理の流れを例示する図である。 通信欄の読取処理及び入金済伝票情報の記憶処理の流れを例示する図である。 消込処理の流れを例示する図である。 記載内容の検証処理の流れを例示する図である。 別の実施形態に係る払込取扱票を例示する図である。
以下、本発明に係る情報処理システムの実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明を実施するにあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されることが好ましい。
本実施形態における伝票は、口座への入金を銀行等の金融機関に依頼するための払込取扱票として実施される。ただし、伝票は、金融機関の他、金融機関の窓口業務と同様の業務を行うコンビニエンスストア等の店舗で用いられるものでもよい。なお、伝票は、振込依頼書、振込用紙、払込書、その他の名称の伝票であってもよい。また、伝票は、紙媒体の伝票に限らず、デジタル画像等により計算機上で実現されるものであってもよい。
本実施形態に係る情報処理システムは、払込取扱票を写した画像データに基づいて口座への送金処理を行う。本実施形態に係る情報処理システムは、払込人が、金融機関等の店舗の窓口または各地に設置されるATM(Automatic Teller Machine)に対し、記入済みの払込取扱票及び現金を引き渡し、金融機関によって送金先口座へ入金される送金方法を実現するためのシステムとして説明される。なお、情報処理システムは、現金を介さない、口座間の送金を実現するシステムであってもよい。
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を例示する図である。情報処理システム1は、サーバ2、払込端末3、勘定系システム4、及びネットワーク5を有する。サーバ2、払込端末3、及び勘定系システム4は、ネットワーク5を介して互いに通信可能である。サーバ2及び受払管理端末6は、インターネット7を介して接続し、互いに通信可能である。
サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置24、ネットワーク5と接続するNIC(Network Interface Card)25、及びインターネット7と接続するNIC26、を備えるコンピュータである。図1では、サーバ2は1台のコンピュータで例示されているが、サーバ2は1台のコンピュータに限定される訳ではない。例えば、サーバ2は、ネットワークで接続された複数台のコ
ンピュータであってもよい。
CPU21は、中央処理装置であり、RAM22等に展開された各種プログラムの命令及びデータを処理することで、RAM22、補助記憶装置24、NIC25等を制御する。RAM22は、主記憶装置であり、CPU21によって制御され、各種命令やデータが書き込まれ、読み出される。補助記憶装置24は、不揮発性の記憶装置であり、RAM22にロードされる各種プログラム、データベース等、主にコンピュータの電源を落としても保持したい情報が書き込まれ、読み出される。なお、データベースは、サーバ2と通信可能に接続されたデータベースサーバ装置に記憶されてもよい。
払込端末3は、CPU31、RAM32、ROM33、補助記憶装置34、現金の受け取り及び引き渡しを行うための入出金装置35、ネットワーク5と接続するNIC36、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル等である操作部37、ディスプレイ等の表示装置である表示部38、及びイメージスキャナ39を備えたコンピュータである。払込端末3には、払込取扱票8を挿入するための挿入口が設けられており、イメージスキャナ39は、挿入口に挿入された払込取扱票8を撮像して、払込取扱票8を写した画像を取得することができる。払込端末3は、具体的には、払込人が操作するATMや金融機関等の店舗の窓口に設置される端末である。
勘定系システム4は、金融機関における口座取引等の情報を管理し、勘定系の処理を行うコンピュータシステムである。勘定系システム4は、1台以上のコンピュータによって構成される。勘定系システム4は、ネットワーク5を介して、口座への入金処理等の機能をサーバ2に提供する。
ネットワーク5は、専用回線等によって構築される通信ネットワークである。サーバ2、払込端末3、及び勘定系システム4は、ネットワーク5を介して互いに通信可能である。なお、ネットワーク5には、イントラネット、VPN(Virtual Private Network)等が用いられてもよい。
受払管理端末6は、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置等を備えたコンピュータである。受払管理端末6は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、その他のコンピュータである。受払管理端末6は、Webブラウザを搭載し、送金先口座を金融機関に開設して保有している者である口座保有者や口座保有者が法人である場合におけるその従業員等によって操作される。口座保有者は、払込取扱票8を用いた送金において、「振替加入者」または「加入者」と呼ばれることがある。
サーバ2及び受払管理端末6は、インターネット7に接続する。情報処理システム1及び受払管理端末6は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、HTTPS(HTTP over Secure Socket Layer)等の所定のプロトコルで互いに通信可能である。なお、インターネット7の代わりに、イントラネット、専用網その他のネットワークを採用してもよい。
図2は、実施形態に係る伝票を例示する図である。図2に示される伝票は、払込取扱票8の例である。払込取扱票8は、所定様式の用紙であり、送金先口座の口座番号を記入するための口座番号欄801、入金を依頼する金額を記入するための払込金額欄802、通信欄803、払込人の住所・氏名・電話番号等を記入するための払込人欄804、及び加入者名を記入するための加入者欄805を有する。口座番号欄801及び払込金額欄802は、情報処理システム1の送金処理において参照される情報が記入される所定の欄である。通信欄803は、情報処理システム1の送金処理において参照されない情報が記入される自由記入欄である。
払込取扱票8の各欄への記入は、払込人が行う。ただし、払込取扱票8の各欄への記入内容の一部は、予め印字されていてもよい。例えば、口座保有者等は、口座番号を口座番号欄801に印字した払込取扱票8を作成して払込人に配布することがある。このようにすることで、払込人が口座番号を記入する際に、手間の軽減や記入誤りの抑制が図られる。予め行われる印字は、プレ印字と呼ばれることがある。また、例えば、口座保有者等は、通信欄803に記入されることを期待する情報の項目やその記入位置を払込人に伝えるために、通信欄803に、記入内容や記入枠を印刷した払込取扱票8を作成して払込人に配布することがある。
図3Aは、プレ印字された払込取扱票8を例示する図である。図3Aに示される払込取扱票8は、「あいうえお後援会」の会員が年会費を納付するために用いられる払込取扱票8である。図3Aにおいて、口座番号欄801及び加入者欄805には、プレ印字がされている。また、通信欄803には、会員番号を記入するための会員番号欄821、及び会員種別を記入するための会員種別欄822が、説明書きとともに印刷されている。
図3Bは、記入済の払込取扱票8を例示する図である。図3Bは、図3Aに示される払込取扱票8に関し、払込人が、払込金額欄802、通信欄803の会員番号欄821及び会員種別欄822、並びに払込人欄804に情報を記入した例である。なお、図3Bでは、活字によって情報が記入されているが、手書きによって記入されてもよい。
図4は、記入済の払込取扱票8の別の例を示す図である。図4に示される払込取扱票8は、「ABCDE販売」に商品の注文を行う注文者が、代金を送金するために用いられる払込取扱票8である。図4に示される払込取扱票8は、図3Aに示される払込取扱票8と同様に、口座番号欄801及び加入者欄805に、プレ印字がされたものである。また、通信欄803には、商品コード1欄831A、単価1欄831B、数量1欄831C、小計1欄831D、商品コード2欄832A、単価2欄832B、数量2欄832C、小計2欄832D、及び合計欄833が、注文内容や注文金額を記入するための記入欄として印刷されている。図4では、2種類までの商品を注文することができる。商品コード1欄831A、単価1欄831B、数量1欄831C、小計1欄831Dは、それぞれ、1種類目の商品の商品コード、単価、数量、小計金額を記入する欄である。また、商品コード2欄832A、単価2欄832B、数量2欄832C、小計2欄832Dは、それぞれ、2種類目の商品の商品コード、単価、数量、小計金額を記入する欄である。合計欄833には、注文金額の合計を記入する欄である。
<データ構成>
図5は、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成及びデータベースを例示する図である。ここではデータベースについて説明する。機能構成については、後述する。サーバ2の補助記憶装置24に記憶されるデータベースには、書式データベースD1、入金済払込取扱票データベースD2、消込データベースD3、及び検証データベースD4が含まれる。本実施形態における各データベースは、リレーショナルデータベースである。なお、各データベースは、その他の方式のデータベースであってもよい。
(書式データベースD1)
本実施形態の書式データベースD1では、通信欄803に記入される記入項目の書式を示す書式情報が管理される。本実施形態において、口座番号は書式情報を識別する書式識別情報として扱われる。本実施形態の書式データベースD1では、口座番号の特定値ごとの書式情報が格納される。即ち、本実施形態の書式データベースD1では、特定口座ごとの書式情報が格納される。書式データベースD1に格納される書式情報は、金融機関に開設された口座すべての口座番号の値に応じた書式情報が格納されているとは限らない。書
式データベースD1は、書式明細テーブルを有する。
図6は、書式データベースD1の書式明細テーブルのデータを例示する図である。書式明細テーブルでは、通信欄803に記入される記入項目それぞれの書式を示す書式明細情報が格納される。1件の書式情報は、1件以上の書式明細情報を含む。図6では、1行が1件のレコードであり、1件のレコードが、1件の書式明細情報を表す。
書式明細テーブルのレコードは、口座番号、項目ID、項目名、基準座標、寸法、文字種、及び桁数のフィールドを含む。口座番号は、書式情報を識別し、口座番号の値をとる。項目IDは、1件の書式情報において、各記入項目を識別する。つまり、項目IDは、書式情報に従って管理される、通信欄803内の記入項目をそれぞれ識別する情報である。項目名は、記入項目の名称を示す。基準座標は、通信欄803における記入項目の記入欄が設けられる基準となる位置を示す。寸法は、通信欄803における記入項目の記入欄の大きさを示す。文字種は、記入項目に記入される文字の種類を示し、記入された文字の読取に用いられる。桁数は、記入項目の記入欄に記入される桁数、あるいは文字数を示す。通信欄803に印刷される、図3Aの会員番号欄821等の記入欄は、書式明細テーブルの基準座標及び寸法のデータと対応して設けられる。
図6において、レコードR001及びR002は、口座番号「9911091234567」に応じた書式情報に含まれる書式明細情報を示す。レコードR001及びR002に示される書式明細情報は、それぞれ、図3Aの払込取扱票8における会員番号欄821及び会員種別欄822と対応する。また、レコードR011〜R019は、口座番号「9911091234567」に応じた書式情報に含まれる書式明細情報を示す。これらのレコードに示される書式明細情報は、それぞれ、図4の払込取扱票8における商品コード1欄831A、単価1欄831B、数量1欄831C、小計1欄831D、商品コード2欄832A、単価2欄832B、数量2欄832C、小計2欄832D、合計欄833と対応する。
本実施形態において、サーバ2は、書式情報の登録機能を備えている。書式データベースD1の記入欄書式明細テーブルのデータは、例えば、口座保有者が金融機関の窓口でプレ印字等する払込取扱票8の書式申請をした場合に、申請に基づいて金融機関によってサーバ2へ入力され、登録される。
なお、本実施形態では、口座番号が書式識別情報として扱われるが、書式識別情報と口座番号の対応表が設けられ、当該対応表に従って書式識別情報が口座番号に応じて決定されてもよい。このようにすることで、例えば、複数の口座番号を共通の書式情報と対応付けることができる。この場合、口座保有者等は、予め登録された共通の書式情報を利用して、払込取扱票8の通信欄803の書式を定めることができる。
(入金済払込取扱票データベースD2)
本実施形態の入金済払込取扱票データベースD2では、入金済の払込取扱票8に関する情報である入金済伝票情報が管理される。1件の入金済伝票情報は、1件の入金に対応する。入金済伝票情報には、入金済の払込取扱票8の記載に関する情報、及び、当該払込取扱票8に基づいた送金処理に関する情報が含まれる。入金済伝票情報は、送金先口座の口座番号及び通知番号の組によってユニークに識別される。通知番号は、入金済伝票情報に対して採番される番号である。入金済払込取扱票データベースD2は、入金テーブル、通信欄テーブル、画像テーブル、払込人テーブル、及びメモテーブルを有する。
図7は、入金済払込取扱票データベースD2の入金テーブルのデータを例示する図である。入金テーブルには、入金済伝票情報のうち、入金に関する情報が格納される。図7で
は、1行が1件のレコードであり、1件のレコードは、1件の入金済伝票情報の入金に関する情報を表す。入金テーブルのレコードは、口座番号、通知番号、払込金額、取扱年月日、及び取扱店番号のフィールドを含む。口座番号は、払込取扱票8の口座番号欄801に記入され、入金された口座の口座番号である。通知番号は、同一の口座において入金済伝票情報を識別するための番号である。払込金額は、払込取扱票8の払込金額欄802に記入され、入金された金額である。取扱年月日は、入金がされた年月日であり、日単位の入金時刻である。取扱店番号は、払込取扱票8が取り扱われた金融機関の取扱店を識別する番号である口座番号及び通知番号の組は、入金テーブルにおけるキーになる。ここで、キーとは、テーブル中でレコードをユニークに識別する情報を意味する。
図8は、入金済払込取扱票データベースD2の通信欄テーブルのデータを例示する図である。通信欄テーブルには、入金済伝票情報のうち、通信欄803の記入内容に関する情報が格納される。図8では、1行が1件のレコードであり、1件のレコードは、通信欄803に記入された特定の記入項目の1つの記入内容を表す。通信欄テーブルのレコードは、口座番号、通知番号、項目ID、値のフィールドを含む。口座番号及び通知番号は、それぞれ、入金テーブルの口座番号及び通知番号と同様である。項目IDは、記入項目を示し、書式データベースD1の書式明細テーブルの項目IDと対応する。値は、記入項目の記入内容を示す。口座番号、通知番号、項目IDの組は、通信欄テーブルにおけるキーになる。
画像テーブルは、入金済の払込取扱票8を写した画像データを格納する。画像テーブルでは、口座番号及び通知番号の組がキーとなって、画像のビットマップが各レコードに格納される。ただし、画像テーブルには、口座番号及び通知番号の組がキーとなって、画像のビットマップの格納先を示す、補助記憶装置24内のアドレス、ファイル名等を格納してもよい。
払込人テーブルは、払込人に関する情報を格納する。メモテーブルは、払込取扱票に関するメモ情報を格納する。払込人テーブル及びメモテーブルにおいては、何れも、口座番号及び通知番号の組がキーになる。
入金テーブル、通信欄テーブル、画像テーブル等のレコードのうち、同一の口座番号及び通知番号を有するレコードは、1件の入金済伝票情報に含まれる情報を示す。例えば、図7のレコードR101、及び図8のレコードR201及びR202は、口座番号「9911091234567」、通知番号「5138」であり、何れも1件の入金済伝票情報に含まれる情報を示す。
(消込データベースD3)
消込データベースD3では、消込情報が口座ごとに管理される。消込情報は、口座への入金予定を意味し、入金予定どおりの入金がされたか否かを確認するために用いられる。消込情報は、入金済伝票情報に関する条件として記述される。本実施形態では、条件は、通信欄803の記入内容に関する条件、取扱年月日に関する条件、及び払込金額に関する条件によって記述される。
消込データベースD3は、消込キー設定テーブル及び消込テーブルを有する。
図9は、消込データベースD3の消込キー設定テーブルのデータを例示する図である。消込キー設定テーブルには、通信欄803の記入内容に関する条件において用いられる消込キーの設定が、口座ごとに格納される。消込キーは、通信欄803の記入項目のうち、入金を区別する項目が何れであるかを意味する。図9では、1行が1件のレコードであり、1件のレコードは、1つの口座1件に対する消込キーの設定を示す。
消込キー設定テーブルのレコードは、口座番号及び消込キーのフィールドを含む。口座番号は、消込キーの設定対象の口座を示す。消込キーは、消込キーが通信欄803の記入項目の何れであるかの設定を示し、書式明細テーブルに格納された書式明細情報の項目IDの値をとる。例えば、図9のレコードR301は、口座番号「9911091234567」の消込キーが、図6のレコードR001が示す会員番号の記入項目であることを意味する。
なお、本実施形態において、消込キーには、通信欄803の単一の記入項目が設定されるが、複数の通信欄803の記入項目の組が設定されてもよい。このようにすることで、複数の通信欄803の記入項目によって特定される入金を記述することができる。例えば、月ごとの会費を納付するために払込取扱票8を用いる場合に、会員番号の記入項目と納付会費月の記入項目とを通信欄803に設け、両記入項目の組を消込キーに設定することが考えられる。両記入項目の記入内容によって、払込取扱票8を用いた入金が、どの会員からのどの月の会費に対する入金であるかを特定できる。そのため、それぞれの会員のそれぞれの月の会費に対する入金の有無を確認することが可能になる。
図10は、消込データベースD3の消込テーブルのデータを例示する図である。消込テーブルには、消込情報が格納される。図10では、1行が1件のレコードであり、1件のレコードは、1件の消込情報を示す。
消込テーブルのレコードは、口座番号、消込キー値、金額、及び期限のフィールドを含む。口座番号は、消込情報が対象とする口座を示す。消込キー値は、消込キー設定テーブルで設定される消込キーの値であり、消込キーとして設定される記入項目が当該値であるという条件を意味する。例えば、消込キーとして設定される記入項目が会員番号の場合には、消込キー値として、それぞれの会員の会員番号が設定され、それぞれの会員からの入金の有無が管理される。金額は、入金される金額であり、入金される金額が当該金額であるという条件を意味する。期限は、日単位の入金時刻で表される入金の期限であり、入金が当該期限以前であるという条件を意味する。
図10において、例えば、レコードR401は、次の条件の入金を記述している。条件:(1)口座番号「9911091234567」への入金であり、かつ、(2)消込キー値が「1234」である、即ち、入金に用いられる払込取扱票8の通信欄803の会員番号欄821に「1234」と記入されており、かつ、(3)金額「5000」円であり、かつ、(4)平成24年12月31日以前である。
(検証データベースD4)
検証データベースD4では、払込取扱票8の記載内容に関する記載条件が口座ごとに管理される。記載条件は、払込取扱票8の記載内容の妥当性を確認するために用いられる。検証データベースD4は、記載条件テーブルを有する。
図11は、検証データベースD4の記載条件テーブルのデータを例示する図である。図10では、1行が1件のレコードであり、1件のレコードは、1件の記載条件を表す。記載条件テーブルのレコードは、口座番号、及び条件式のフィールドを有する。口座番号は、記載条件が対象とする口座である。条件式は、通信欄803の記入項目や入金に関する情報を要素として記述される式である。
図11のレコードR501の記載条件は、図4に示される払込取扱票8を対象としたものである。レコードR501の条件式は、「単価1×数量1+単価2×数量2=合計 AND 合計=払込金額」となっており、条件式「単価1×数量1+単価2×数量2=合計
」及び条件式「合計=払込金額」の論理積であることを示す。前者は、記入項目「単価1」の記入内容の数値、及び記入項目「数量1」の記入内容の数値の積と、記入項目「単価2」の記入内容の数値、及び記入項目「数量2」の記入内容の数値の積との和が記入項目「合計」の記入内容を数値と等しいことを示す。後者は、記入項目「合計」の記入内容の数値と払込金額欄802に記入された金額が等しいことを示す。図4に示される払込取扱票8の記入内容では、単価1、数量1、単価2、数量2、合計、及び払込金額の値は、それぞれ、500、2、2000、1、3000、及び3000となっているため、この払込取扱票8の記載は、レコードR501の条件式が真となるため、レコードR501の示す記載条件を満たしている。
<機能構成>
図5は、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成及びデータベースを例示する図である。図5には、サーバ2及び払込端末3の主要な機能がデータベースの関係とともに例示されている。払込端末3、サーバ2の順に、機能について説明する。
(払込端末3の機能構成)
払込端末3は、補助記憶装置34に記憶されているプログラムが、RAM32に読み出され、CPU31によって実行されることで、画像取得部301、送金情報読取部302、送金処理部303、書式情報取得部304及び読取部305を備えるコンピュータとして機能する。
なお、本実施形態では、コンピュータの備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU31によって実行されるが、これらの機能の一部または全部は、1または複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。ここで、ハードウェアの演算回路とは、例えば、論理ゲートを組み合わせた加算回路、乗算回路、フリップフロップ等をいう。また、これらの機能の一部または全部は、サーバ2において実行されてもよい。
本実施形態において、払込端末3の画像取得部301は、払込取扱票8を写した画像データを取得する。具体的には、画像取得部301は、挿入口に挿入された払込取扱票8を写した画像データを、イメージスキャナ39から取得する。
本実施形態において、払込端末3の送金情報読取部302は、画像取得部301によって取得された画像データから、送金処理で参照される情報である送金情報を読み取る。具体的には、送金情報読取部302は、当該画像データが写す払込取扱票8の払込取扱票8の口座番号欄801及び払込金額欄802に記入された文字列を、それぞれ送金情報の口座番号、払込金額として、OCRによって読み取る。口座番号欄801及び払込金額欄802に記入される文字は、活字であっても手書きであってもよい。
なお、例えば、払込金額等、送金処理で参照される情報の一部は、OCRによって読み取られずに、ユーザの操作等により入力されてもよい。
本実施形態において、払込端末3の送金処理部303は、払込取扱票8を写した画像データに基づいて口座への送金処理を行う。具体的には、送金処理部303は、送金情報読取部302によって読み取られた送金情報の払込金額に応じた現金が入出金装置35に投入された場合に、送金情報をサーバ2へ送信して、サーバ2に入金処理を要求する。ここで、払込金額に応じた現金とは、払込金額に所定の料金を加えた金額の貨幣である。次に、送金処理部303は、サーバ2から入金処理の要求に対する結果として入金処理結果を受信する。
本実施形態において、払込端末3の書式情報取得部304は、サーバ2の書式情報格納部201が格納する書式情報を識別する口座番号の特定値を、払込取扱票8を写した画像データから検出した場合に、検出された口座番号の特定値に応じた書式情報を取得する。
具体的には、書式情報取得部304は、払込取扱票8を写した画像データから送金情報読取部302によって読み取られた口座番号の値をサーバ2へ送信して、書式情報をサーバ2に要求する。書式情報取得部304は、この書式情報の要求によって、サーバ2に、口座番号の当該値に応じた書式情報を検索させ、検索により見つかった書式情報を当該払込端末3へ送信させる。書式情報取得部304は、サーバ2から送信された書式情報を取得する。サーバ2において書式情報が見つかった場合は、前述の「検出した場合」に相当する。また、サーバ2において書式情報が見つからない場合は、書式情報取得部304は、書式情報を取得しない。
なお、本実施形態では、書式データベースD1は、サーバ2の補助記憶装置24に格納されるが、そのデータが、定期的に払込端末3へ配信され、書式データベースD1のコピーが払込端末3に格納されてもよい。この場合、払込端末3の書式情報取得部304は、書式情報の要求をサーバ2へ送信することなく、払込端末3の書式データベースD1のコピーから書式情報を取得してもよい。
本実施形態において、払込端末3の読取部305は、書式情報取得部304によって口座番号の特定値に応じた書式情報が取得された場合に、取得された書式情報に従って、払込取扱票8の通信欄803に記入された情報を、払込取扱票8を写した画像データから読み取る。ここで、通信欄803に記入された情報は、送金処理で参照されない情報である。具体的には、読取部305は、書式情報に含まれる書式明細情報それぞれに従って、当該画像データから、記入項目それぞれの情報をOCRによって文字データとして読み取る。
なお、通信欄803に記入される情報の一部または全部は、マークシート、バーコード等により記入されてもよい。この場合、読取部305は、マークシート、バーコード等が表す情報を読み取ってもよい。
(サーバ2の機能構成)
サーバ2は、補助記憶装置24に記憶されているプログラムが、RAM22に読み出され、CPU21によって実行されることで、書式情報格納部201、書式情報検索部202、入金処理部203、入金済伝票情報記憶部204、入金済伝票条件入力部211、入金済伝票存否確認部212、記載条件入力部221、及び記載条件確認部222を備えるコンピュータとして機能する。なお、本実施形態では、コンピュータの備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU31によって実行されるが、これらの機能の一部または全部は、1または複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。また、これらの機能の一部または全部は、払込端末3において実行されてもよい。
なお、サーバ2は、Webサーバとしても機能し、受払管理端末6等に対して、各種画面をWebページとして提供する。また、サーバ2は、Webサーバにアクセスするユーザが特定の口座の管理権限を有する口座保有者等であることを、ユーザID及びパスワードを用いたアカウントへのログインにより確認する認証部としても機能する。ログイン対象のアカウントには、特定の口座が紐付けられている。また、サーバ2は、各種データベースを管理するデータベース管理システムとしても機能する。
本実施形態において、サーバ2の書式情報格納部201は、書式識別情報としての口座番号の特定値ごとの書式情報を格納する。具体的には、本実施形態の書式情報格納部20
1は、前述した書式データベースD1に書式情報を格納する。
本実施形態の書式情報格納部201によれば、払込取扱票8に記入される口座番号の値ごとの書式情報が格納されるため、払込取扱票8の通信欄803等の自由記入欄の書式を送金先口座に応じて用意することができる。そのため、送金先口座の口座保有者等は、通信欄803の書式をカスタマイズした所望の払込取扱票8を払込人等に提供等できる。
本実施形態において、サーバ2の書式情報検索部202は、払込端末3から、口座番号の値を受信して書式情報を要求されると、口座番号の当該値に応じた書式情報を、書式データベースD1を用いて検索する。書式情報検索部202は、書式情報が見つかった場合に、書式情報の要求元へ当該書式情報を送信する。
本実施形態において、サーバ2の入金処理部203は、送金情報を払込端末3から受信した場合に、入金処理を行う。具体的には、入金処理部203は、受信した送金情報に含まれる口座番号、及び払込金額を参照して、当該口座番号が識別する口座への払込金額の入金処理を、勘定系システム4に依頼する。入金処理部203は、入金処理の成否に関する入金処理結果を、送金情報の送信元の払込端末3へ送信する。
本実施形態において、サーバ2の入金済伝票情報記憶部204は、払込取扱票8に関する口座への入金が成功した場合に、当該払込取扱票8に関する情報を、入金済伝票情報として記憶する。具体的には、入金済伝票情報記憶部204は、口座への入金が成功した場合に、当該入金に対して1件の入金済伝票情報を生成し、生成した入金済伝票情報を入金済払込取扱票データベースD2に格納する。入金済伝票情報記憶部204は、生成する入金済伝票情報に対して口座ごとにユニークになるように通知番号を採番する。
入金済伝票情報には、読取部305によって読み取られた通信欄803の記入内容、払込金額、入金された年月日等が含まれる。ただし、払込取扱票8に関し、読取部305によって読み取られた通信欄803の記入内容がない場合、入金済伝票情報には、当該記載内容が含まれない。また、入金済伝票情報には、払込取扱票8の画像データが含まれる。通信欄803の記入内容や払込取扱票8の画像データは、払込端末3からサーバ2へ送信され、入金済伝票情報に含められる。
口座保有者等は、受払管理端末6を操作して、入金済伝票情報記憶部204に記憶される入金済伝票情報を閲覧、取得することができる。サーバ2は、払込取扱票データ取得画面をWebページとして受払管理端末6へ提供する。また、サーバ2は、指定された口座に関する入金済伝票情報を払込取扱票データ一覧として出力して受払管理端末6へ提供する。
図12は、払込取扱票データ取得画面SC1を例示する図である。払込取扱票データ取得画面SC1には、入金済伝票情報データベースに格納された1件の入金済伝票情報に関するデータが表示される。払込取扱票データ取得画面SC1によって、口座保有者は、保有する口座に関する入金済伝票情報を取得することができる。図12の払込取扱票データ取得画面SC1では、図3Bに示される払込取扱票8による入金に対して生成・格納された入金済伝票情報に関するデータが表示されている。
払込取扱票データ取得画面SC1の左部に設けられた画像閲覧部SC11には、払込取扱票を写した画像データが表示される。払込取扱票データ取得画面SC1の右部に設けられた払込取扱票データ欄SC12には、払込取扱票に関する情報が文字データとして表示される。払込取扱票データ欄SC12には、入金に関する情報が表示される入金情報欄SC121、払込人欄804の記入内容が表示される払込人情報欄SC122、通信欄80
3の記入内容が表示される通信欄情報欄SC123、及び、払込取扱票8に関するメモの情報が表示されるメモ情報欄SC124が設けられている。また、画像閲覧部SC11の下部には、表示対象の入金済伝票情報を変更するための操作ボタンSC13が設けられている。
なお、通信欄情報欄SC123は、読取部305によって読み取られた通信欄803の記入内容がある場合に、入金済払込取扱票データベースD2の通信欄テーブルに基づいて表示されるものである。送金先口座に応じた書式情報が書式情報格納部201によって格納されていない場合には、通信欄803の記入内容が読み取られないため、通信欄情報欄SC123は、表示されない。
払込情報欄SC121、払込人情報欄SC122、及びメモ情報欄SC124には、文字データの入力、編集が可能なフォームが設けられている。口座保有者は、画像閲覧部SC11に表示される画像データを視認しながら、払込情報欄SC121、払込人情報欄SC122、及びメモ情報欄SC124のデータを入力、編集できる。この入力、編集に応じて、入金済払込取扱票データベースD2に格納された入金済伝票情報は変更される。例えば、口座保有者は、払込取扱票8の通信欄803の表示を参照しながら、通信欄803の記入内容を通信欄情報欄SC123やメモ情報欄SC124に入力することや、通信欄情報欄SC123に入力された文字データを編集できる。このような入力、編集によれば、払込取扱票8の表示を参照しながら、払込取扱票8に関する文字データを、簡易、効率的に入力、編集等することができる。また、このような入力、編集によれば、紙に印字された払込取扱票8の写しを参照して文字データを入力する場合に比べ、紙資源を節約できる。
図13は、払込取扱票データ一覧の出力データを例示する図である。払込取扱票データ一覧は、例えば、CSV(Comma−Separated Values)のファイルとして受払管理端末6へダウンロードされる。払込取扱票データ一覧は、指定された口座の入金済伝票情報に関する文字データが入金済伝票情報データベースから一括して出力されたものである。なお、払込取扱票データ取得画面SC1において、入力、編集されたデータがある場合は、当該入力、編集後の文字データが出力される。
また、払込取扱票データ一覧において出力される入金済伝票情報は、一定の条件を満たす入金済伝票情報の一覧であってもよい。一定の条件を満たす入金済伝票情報の一覧は、例えば、カレンダー表示等のユーザインタフェースからユーザによって指定される入金日に対応する取扱年月日の値を有する入金済伝票情報の一覧や、ユーザによって指定される期間内の取扱年月日の値を有する入金済伝票情報等であってもよい。また、払込取扱票データ一覧において出力される入金済伝票情報は、指定された口座に関する入金済伝票情報全件であってもよい。また、払込取扱票データ一覧において出力される入金済伝票情報の項目や各項目の値等の表示形式等は、ユーザの指定に基づいて調整されて出力されてもよい。例えば、「メモ1」の項目を出力しない指定、取扱年月日を西暦表示にする指定、払込金額の項目の列幅の指定等に基づいて出力されてもよい。このようにすることで、ユーザは、所望の入金済伝票情報を所望の形式で取得することができる。
本実施形態において、サーバ2の入金済伝票条件入力部211は、入金済伝票情報に関する条件を、口座を指定して入力する。当該条件は、前述した消込情報によって表される。また、当該条件は、読取部305によって読み取られる通信欄803の記入内容に関する条件を含み、入金済伝票情報が含む読み取られた通信欄803の記入内容と比較されることになる。
具体的には、入金済伝票条件入力部211は、消込情報を入力するためのWebページ
を、前述の認証部によってログインされたユーザが操作する受払管理端末6へ提供する。入金済伝票条件入力部211は、当該Webページを介して、1件以上の消込情報が表形式で記載されたデータファイルのアップロードを受払管理端末6から受け付ける。この際、ログインされているアカウントに紐付けられている口座が、指定された口座である。入金済伝票条件入力部211は、データファイルを受け付けると、当該データファイルに記載された消込情報を、指定された口座の消込情報として消込データベースD3に格納する。
なお、入金済伝票条件入力部211は、データファイルのアップロードによらず、Webページに設けられたフォームへの入力等によって、消込情報の入力を受け付けてもよい。
本実施形態において、サーバ2の入金済伝票存否確認部212は、入金済伝票条件入力部211によって入力された条件を満たす入金済伝票情報が、入金済伝票情報記憶部204によって記憶されているか否かを確認する。
具体的には、入金済伝票存否確認部212は、ログインされたユーザが操作する受払管理端末6から消込要求を受信した場合に、消込データベースD3に格納されている消込情報のうち、ログインされているアカウントに紐付けられている口座の消込情報全件について、当該確認を行う。消込要求は、サーバ2が提供するWebページを介して、受払管理端末6から送信される。
より具体的には、まず、入金済伝票存否確認部212は、確認対象となる口座の口座番号を検索のキーとして、消込データベースD3から消込情報を全件取得する。次に、入金済伝票存否確認部212は、取得した消込情報それぞれが表す条件に関し、検索式を生成して入金済払込取扱票データベースD2を検索するクエリを発行する。検索の結果、入金済伝票情報が見つかった場合は、入金済伝票情報が記憶されていることになり、入金済伝票情報が見つからなかった場合は、入金済伝票情報が記憶されていないことになる。ここで、検索される入金済伝票情報は、次の条件を満たすものである。条件:(1)入金済伝票情報の口座番号が消込情報の口座番号と等しく、かつ、(2)消込情報で消込キーに設定されている、通信欄803の記入項目の値が、消込情報の消込キー値と等しく、かつ、(3)入金済伝票情報の払込金額が消込情報の金額と等しく、かつ、(4)入金済伝票情報の取扱年月日が消込情報の期限以前である。
次に、入金済伝票存否確認部212は、入金済払込取扱票データベースD2の検索結果に基づいて消込結果の出力データを生成して、受払管理端末6へ送信することで出力する。
図14は、消込結果の出力データを例示する図である。本実施形態では、出力データは表形式で表され、例えば、CSVのファイルとして受払管理端末6へダウンロードされる。
図14の表には、図7に示される入金済払込取扱票データベースD2のデータと図9及び図10に示される消込データベースD3のデータとに基づいた、口座番号「9911091234567」の口座についての消込結果が示される。図14の表は、会員番号、金額、期限、取扱年月日、及び消込結果の列を有する。会員番号、金額、及び期限の列には、消込情報に関する情報が出力される。消込結果の列には、消込結果の情報が出力される。
例えば、1行目の消込結果は、「OK」である。このことは、図10のレコードR40
1の消込情報が表す条件を満たす入金済伝票情報が、入金済伝票情報記憶部204によって記憶されていたことを示す。即ち、次の条件の入金があったことを意味する。条件:(1)口座番号「9911091234567」への入金であり、かつ、(2)入金に用いられた払込取扱票8の通信欄803の会員番号欄821に「1234」と記入されており、かつ、(3)金額「5000」円であり、かつ、(4)平成24年12月31日以前である。また、例えば、2行目の消込結果は、「NG」である。このことは、図10のレコードR402の消込情報が表す条件を満たす入金済伝票情報が、入金済伝票情報記憶部204によって記憶されていなかったことを示す。
なお、本実施形態では、消込結果として「OK」、「NG」の2値が出力されるが、入金された金額が不足であることを示す「金額不足」や、期限を超過して入金されたことを示す「期限超過」等も出力されてもよい。この場合、入金済伝票存否確認部212は、金額の大小や期限の値の大小を加味した検索式を生成する。
本実施形態において、サーバ2の記載条件入力部221は、払込取扱票8の記載内容に関する記載条件を、口座を指定して入力する。当該記載条件は、読取部305によって読み取られる通信欄803の記入内容に関する条件を含む。
具体的には、記載条件入力部221は、記載条件を入力するためのWebページを、前述の認証部によってログインされたユーザが操作する受払管理端末6へ提供する。記載条件入力部221は、当該Webページを介して、記載条件を記述した条件式の入力を受払管理端末6から受け付ける。この際、ログインされているアカウントに紐付けられている口座が、指定された口座である。記載条件入力部221は、受け付けた条件式を、指定された口座の記載条件として検証データベースD4に格納する。
本実施形態において、サーバ2の記載条件確認部222は、入金済伝票情報記憶部204によって記憶されている入金済伝票情報のうち、記載条件入力部221によって入力された記載条件に関して指定された口座の入金済伝票情報それぞれが、当該記載条件を満たすか否かを確認する。具体的には、記載条件確認部222は、ログインされたユーザが操作する受払管理端末6から記載条件確認要求を受信した場合に、入金済払込取扱票データベースD2に格納されている入金済伝票情報のうち、ログインされているアカウントに紐付けられている口座の入金済伝票情報全件について、当該確認を行う。
より具体的には、まず、記載条件確認部222は、確認対象となる口座の口座番号を検索のキーとして、検証データベースD4から記載条件を取得する。次に、記載条件確認部222は、確認対象となる口座の口座番号を検索のキーとして、入金済払込取扱票データベースD2から入金済伝票情報の一覧を取得する。次に、記載条件確認部222は、取得した入金済伝票情報それぞれに関し、取得した記載条件が満たされるか否かを判定する。ここでは、記載条件の条件式の真偽が判定される。記載条件確認部222は、判定した結果を、払込取扱票8の記載の検証結果として受払管理端末6へ送信して出力する。
図15は、検証結果の出力データを例示する図である。本実施形態では、出力データは表形式で表され、例えば、CSVのファイルとして受払管理端末6へダウンロードされる。本実施形態では、検証結果は、入金済伝票情報の文字データとともに出力される。
図15の表には、図7に示される入金済払込取扱票データベースD2のデータと図11に示される検証データベースD4のデータとに基づいた、口座番号「9912347654321」の口座についての検証結果が示されている。図15の表は、通知番号、検証結果、払込金額、取扱年月日、取扱店番号、商品、コード1、単価1、数量1、及び小計1の列を有する。これらの列のうち、検証結果の列には、検証結果が出力される。その他の
列には、入金済伝票情報の文字データが出力される。
図15において、例えば、1行目の検証結果は、「OK」である。このことは、図7のレコードR111が表す入金済伝票情報が、図11のレコードR501の表す記載条件を満たすことを示す。また、例えば、2行目の検証結果は、「NG」である。このことは、図7のレコードR112が表す入金済伝票情報が、図11のレコードR501の表す記載条件を満たさないことを示す。
本実施形態の記載条件入力部221及び記載条件確認部222によれば、ユーザが入力した、払込取扱票8の通信欄803の記載内容に関する条件がコンピュータ処理で確認されるため、一般的な送金のシステムでは確認されない、通信欄803の記載内容の妥当性を、迅速かつ効率的に確認することができる。
<処理の流れ>
図16から図19を用いて、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の流れを説明する。なお、これらの図に示された処理の具体的な内容及び順序は一例であり、処理内容及び順序には、実施の形態に適したものが適宜採用されることが好ましい。
図16は、送金処理の流れを例示する図である。図16に示される処理の流れは、UML(Unified Modeling Language)のアクティビティ図で記載されている。この処理の流れは、例えば、払込端末3の表示部38に表示される操作画面から送金のメニューが選択された後、払込端末3の挿入口に払込取扱票8が挿入されたことを契機に開始する。
ステップS101では、払込端末3の画像取得部301が、払込取扱票8を写した画像データを取得する。
ステップS102では、払込端末3の送金情報読取部302が、画像取得部301によって取得された画像データから、口座番号及び払込金額を含む送金情報を読み取る。なお、この際、読取結果の正誤をユーザに確認するための処理が行われてもよい。
ステップS103では、払込端末3の送金処理部303が、払込金額に応じた現金を、入出金装置35を介して受け入れる。
ステップS104では、払込端末3の送金処理部303が、送金情報をサーバ2へ送信して、サーバ2に入金処理を要求する。
ステップS105では、サーバ2の入金処理部203が、送金情報を払込端末3から受信し、入金処理を行う。入金処理部203は、入金処理結果を払込端末3へ送信する。
ステップS106では、払込端末3の送金処理部303が、入金処理結果をサーバ2から受信する。この際、払込端末3は、受信された入金処理結果を表示部38に表示してユーザに通知する。
ステップS106で受信された入金処理結果が入金処理の成功を示す場合、処理は通信欄803の読取処理へ進む(記号A)。入金処理結果が入金処理の失敗を示す場合、処理は通信欄803の読取処理へ進まずに、エラーとして終了する。
図17は、通信欄803の読取処理及び入金済伝票情報の記憶処理の流れを例示する図である。図17に示される処理の流れは、UMLのアクティビティ図で記載されている。
この処理の流れは、図16のステップS106の後、入金処理結果が入金処理の成功を示す場合に開始する。
ステップS201では、払込端末3が、画像取得部301によって取得された払込取扱票8の画像データをサーバへ送信する。ステップS202では、サーバ2の入金済伝票情報記憶部204が、払込端末3から画像データを受信する。
ステップS203では、払込端末3の書式情報取得部304が、読取部305によって読み取られた口座番号の値を、書式識別情報としてサーバ2へ送信して、書式情報をサーバ2に要求する。
ステップS204では、サーバ2の書式情報検索部202が、払込端末3から口座番号の値を受信して、口座番号の当該値に応じた書式情報を、書式データベースD1を用いて検索する。
ステップS205では、サーバ2の書式情報検索部202が、書式情報の検索結果を判定する。ステップS205で、書式情報が見つかったと判定された場合に、書式情報検索部202は、見つかった書式情報を書式情報の要求元の払込端末3へ送信する。この場合、払込端末3の書式情報取得部304が書式情報を取得し、処理はステップS206へ進む。また、ステップS205で、書式情報が見つからなかったと判定された場合に、書式情報検索部202は、処理はステップS207へ進む。
ステップS206では、払込端末3の読取部305が、取得された書式情報に従って、払込取扱票8の通信欄803に記入された情報を、払込取扱票8を写した画像データから読み取る。払込端末3は、読取部305によって読み取られた通信欄803に記入された情報をサーバ2へ送信する。
ステップS207では、入金済伝票情報が生成され、記憶される。具体的には、サーバ2の入金済伝票情報記憶部204は、払込端末3から受信した、通信欄803に記入された情報や払込取扱票8の画像データ、及び図16のステップS105で成功した入金処理に関連する情報に基づいて、1件の入金済伝票情報を生成する。次に、入金済伝票情報記憶部204は、生成した入金済伝票情報を入金済払込取扱票データベースD2に格納する。
ステップS207の後、送金先口座の口座保有者等は、入金済払込取扱票データベースD2に格納された入金済伝票情報を、図12の払込取扱票データ取得画面SC1等により、閲覧、取得できるようになる。
図18は、消込処理の流れを例示する図である。図18に示される処理の流れは、UMLのアクティビティ図で記載されている。この処理は、サーバ2において実行される。また、この処理の流れは、消込情報が入力されて消込データベースD3に格納されている場合において、サーバ2が受払管理端末6から消込要求を受信したことを契機に開始する。この処理の流れでは、対象となる口座についての消込情報それぞれに関して、処理時点での入金の状況に応じて消込結果が判定され、判定された消込結果の一覧が出力される。
ステップS301では、入金済伝票存否確認部212が、対象となる口座の口座番号、即ち、ログインされているアカウントに紐付けられている口座の口座番号を検索のキーとして、消込データベースD3から消込情報の一覧を取得する。ここで取得された消込情報の一覧が含む消込情報全件に関して、ステップS302及びS307が構成するループ処理によって、消込結果が判定処理される。
ステップS302からステップS306では、1件の消込情報に関して、消込結果が判定処理される。
まず、ステップS302では、入金済伝票存否確認部212が、取得された消込情報の一覧のうち、本消込処理において消込結果が未判定である消込情報1件を、消込結果判定対象の消込情報として決定する。次に、ステップS303では、入金済伝票存否確認部212が、消込結果判定対象の消込情報が表す条件に応じた検索式を生成して、入金済払込取扱票データベースD2を検索する。
次に、ステップS304では、入金済伝票存否確認部212が、検索結果を判定する。ステップS304で、入金済伝票情報が見つかったと判定された場合、処理はステップS305へ進む。ステップS304で、入金済伝票情報が見つからなかったと判定された場合、処理はステップS306へ進む。
ステップS305では、入金済伝票存否確認部212が、消込結果判定対象の消込情報に関し、消込結果を「OK」と判定する。ステップS306では、入金済伝票存否確認部212が、消込結果判定対象の消込情報に関し、消込結果を「NG」と判定する。ステップS305またはS306で判定された消込結果に関し、図18の処理の流れでは、消込情報全件分に対応する消込結果が、ステップS308で受払管理端末6へ一括して送信され出力される。なお、ステップS305またはS306で、判定された消込結果1件分の消込結果が即座に受払管理端末6へ送信され出力されてもよい。
ステップS307では、入金済伝票存否確認部212が、ステップS301で取得された消込情報の一覧に、消込結果が未判定の消込情報があるか否かを判定する。ステップS307で、消込結果が未判定の消込情報があると判定された場合、処理はステップS302へ戻る。ステップS307で、消込結果が未判定の消込情報がないと判定された場合、処理はステップS308へ進む。
ステップS308では、入金済伝票存否確認部212が、ステップS305またはS306で判定された消込結果に基づき、図14で例示される消込結果の出力データを生成して受払管理端末6へ送信することで出力する。
以上の消込処理の流れによれば、最新の入金済払込取扱票データベースD2が参照され、その時点の入金の状況に応じて判定された消込結果が出力される。また、後日、サーバ2が受払管理端末6から消込要求を再度受信した場合には、その時点の入金の状況に応じて判定された消込結果が再度出力される。そのため、口座保有者等は、入金予定どおりの入金がされたか否かの最新の状況を、簡易、迅速に把握することができる。
図19は、記載内容の検証処理の流れを例示する図である。図19に示される処理の流れは、UMLのアクティビティ図で記載されている。この処理は、サーバ2において実行される。また、この処理の流れは、記載条件が入力されて検証データベースD4に格納されている場合において、サーバ2が受払管理端末6から記載条件確認要求を受信したことを契機に開始する。この処理の流れでは、対象となる口座についての入金済伝票情報それぞれに関して、検証結果が判定され、判定された検証結果の一覧が出力される。
ステップS401では、記載条件確認部222が、確認対象となる口座の口座番号、即ち、ログインされているアカウントに紐付けられている口座の口座番号を検索のキーとして、検証データベースD4から記載条件を取得する。
ステップS402では、記載条件確認部222が、確認対象となる口座の口座番号を検索のキーとして、入金済払込取扱票データベースD2から入金済伝票情報の一覧を取得する。ここで取得された入金済伝票情報の一覧が含む入金済伝票情報全件に関して、ステップS402及びS407が構成するループ処理によって、検証結果が判定処理される。
ステップS403からS406では、1件の入金済伝票情報に関し、検証結果が判定処理される。
まず、ステップS403では、記載条件確認部222が、ステップS402で取得された入金済伝票情報の一覧のうち、本検証処理において未検証である入金済伝票情報1件を、検証対象の入金済伝票情報として決定する。
次に、ステップS404では、記載条件確認部222が、検証対象の入金済伝票情報が記載条件を満たすか否かを判定する。ステップS404で、検証対象の入金済伝票情報が記載条件を満たすと判定された場合は、処理はステップS405へ進む。ステップS404で、検証対象の入金済伝票情報が記載条件を満たさないと判定された場合は、処理はステップS406へ進む。
ステップS405では、記載条件確認部222が、処理対象の入金済伝票情報に関し、検証結果を「OK」と判定する。ステップS406では、記載条件確認部222が、処理対象の入金済伝票情報に関し、検証結果を「NG」と判定する。
ステップS407では、記載条件確認部222が、ステップS402で取得された入金済伝票情報の一覧に、未検証の入金済伝票情報があるか否かを判定する。ステップS407で、未検証の入金済伝票情報があると判定された場合、処理はステップS403へ戻る。ステップS407で、未検証の入金済伝票情報がないと判定された場合、処理はステップS408へ進む。
ステップS408では、記載条件確認部222が、ステップS405またはS406で判定された検証結果に基づき、図15で例示される検証結果の出力データを生成して受払管理端末6へ送信することで出力する。
以上述べたように、本実施形態によれば、払込取扱票8から読み取られた口座番号に応じた書式情報に従って、払込取扱票8の通信欄803の記入内容が読み取られる。そのため、送金先口座に応じた書式で記入される通信欄803の記入内容を、精度よく文字データ等として読み取ることができる。そのため、読み取られた情報の電子データを送金先口座の口座保有者等へ提供することで、口座保有者等が通信欄803等に記入された内容を用いて、入金有無の確認や通信欄803に記載される内容の電子データ化等、送金に付随する作業を好適に行うことを支援できる。本実施形態によれば、払込取扱票8の通信欄803を目視等により参照して送金に付随する作業を行う場合に比べ、作業ミスの軽減やコンピュータによる迅速な処理の実現が可能になる。
また、本実施形態によれば、消込情報が表す条件で入金済払込取扱票データベースD2の検索されるため、口座保有者等によって入力された消込情報が含む通信欄8の記入内容に関する条件が、入金済の払込取扱票8の通信欄803の記入内容と比較され、比較結果が消込結果として出力される。そのため、通信欄803の記入内容によって、払込人や送金目的等を区別することができる。そのため、例えば、払込人等を区別した入金実績の確認を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、払込人によって記入された入金済の払込取扱票8の通信欄
803の記入内容が、送金先口座の口座保有者等によって入力された記載条件を満たすか否かが確認される。そのため、通信欄803の記入内容の誤りを容易かつ迅速に検出することができる。
≪変形例≫
以上に述べた実施の形態では、書式情報を識別する書式識別情報は口座番号であった。別の実施形態において、書式識別情報は、口座番号と払込取扱票8に所定書式で記載されるサブ書式識別情報との組であってもよい。
図20は、別の実施形態に係る払込取扱票8を例示する図である。図20では、バーコード824で表現されたサブ書式識別情報が、通信欄803の所定の位置に記載されている。なお、サブ書式識別情報は、文字やQRコード(登録商標)等で表現されてもよい。
本実施形態において、サーバ2の書式情報格納部201は、口座番号及びサブ書式識別情報の組の特定値ごとの書式情報を格納する。例えば、口座番号及びサブ書式識別情報の組の値が、口座番号「9911091234567」及びサブ書式識別情報「1」に応じた書式情報と、口座番号「9911091234567」及びサブ書式識別情報「2」に応じた書式情報は別の書式情報として格納される。
本実施形態の書式情報格納部201によれば、1つの送金先口座に関して、複数の書式情報を格納できる。
なお、書式識別情報は、口座番号、及び払込取扱票8の払込金額欄802に記入される払込金額の組であってもよい。このようにすることでも、1つの送金先口座に関して、複数の書式情報を格納できる。
1 情報処理システム
2 サーバ
3 払込端末
4 勘定系システム
5 ネットワーク
6 受払管理端末
7 インターネット
8 払込取扱票
D1 書式データベース
D2 入金済払込取扱票データベース
D3 消込データベース
D4 検証データベース

Claims (8)

  1. 伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行う情報処理システムであって、
    伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納手段と、
    前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取手段と、
    を備え、
    書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
    情報処理システム。
  2. 伝票には、送金処理で参照される情報が記入される所定の欄、及び、送金処理で参照されない情報が記入される自由記入欄が設けられ、
    前記読取手段は、自由記入欄に記入された情報を読み取る、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 伝票に係る送金処理において口座への入金が成功した場合に、前記伝票を写した画像から前記読取手段によって読み取られた情報を含む、前記伝票に関する情報を、入金済伝票情報として記憶する入金済伝票情報記憶手段と、
    を更に備える、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記読取手段によって読み取られる情報に関する条件を含む、入金済伝票情報に関する条件を、口座を指定して入力する入金済伝票条件入力手段と、
    前記入力された条件を満たす入金済伝票情報が、前記入金済伝票情報記憶手段によって記憶されているか否かを確認する入金済伝票存否確認手段と、
    を更に備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記入金済伝票情報には、伝票に係る送金処理において口座へ入金された時刻を示す入金時刻が含まれ、
    前記伝票条件入力手段によって入力される伝票に関する条件には、入金時刻に関する条件が含まる、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記読取手段によって読み取られる情報に関する条件を含む、伝票の記載内容に関する記載条件を、口座を指定して入力する記載条件入力手段と、
    前記入金済伝票情報記憶手段によって記憶されている入金済伝票情報のうち、前記入力された記載条件に関して指定された口座に係る入金済伝票情報それぞれが、前記入力された記載条件を満たすか否かを確認する記載条件確認手段と、
    を更に備える、請求項3から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
  7. 伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行う情報処理方法であって、
    伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納部を備えるコンピュータによって、
    前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取ステップが実行され、
    書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
    情報処理方法。
  8. 伝票を写した画像に基づいて口座への送金処理を行うためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    伝票の記載から一意に定まる書式識別情報の特定値ごとの書式情報を格納する書式情報格納手段と、
    前記書式識別情報の特定値を前記画像から検出した場合に、検出された特定値に応じた書式情報を取得し、取得した書式情報に従って、伝票に記入された送金処理で参照されない情報を、前記画像から読み取る読取手段と、
    として機能させ、
    書式識別情報は、伝票に記載される送金先口座の識別情報に応じて決定される、
    プログラム。
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