JP2015225514A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置であって、クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図4
Description
1.背景
2.電子通帳システムの基本構成
3.実施形態の詳細な説明
3−1.構成
3−2.動作
4.変形例
4−1.第1の変形例
4−2.第2の変形例
5.まとめ
従来、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。利用者は、例えば金融機関に設置されたATM(Automated Teller Machine)において記帳を行うことにより、取引の明細を通帳に印字させることができる。
本発明は、一例として「3.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下では、まず、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について図1を参照して説明する。
情報処理装置10は、例えば無線通信により、無線アクセスポイント11を介して通信網12に接続可能な装置である。この情報処理装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PCなどであってもよい。
Memory)、およびRAM(Random Access Memory)が内部バスを介して入出力インターフェースに接続され、入出力インターフェースには入力装置、出力装置、HDD(Hard Disk Drive)、およびネットワークインターフェースが接続される構成を有する。
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
専用網14は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPNにより構成される。
銀行サーバ20は、インターネットバンキングシステム(銀行システム2)を管理する装置である。
クレジットカード会社サーバ30は、クレジットカード会社サービスシステム(銀行システム2)を管理する装置である。
中継サーバ13は、通信網12と専用網14とを接続する装置である。例えば、中継サーバ13は、通信網12から専用網14へ送信されるデータに関して、金融機関のシステム(銀行システム2)やクレジットカード会社サービスシステム3において処理可能な形式にデータを加工する。また、中継サーバ13は、専用網14から通信網12へ送信されるデータに関して、情報処理装置10において処理可能な形式にデータを加工する。
<3−1.構成>
以上、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について説明した。続いて、本実施形態による構成について詳細に説明する。
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図4に示したように、制御部100は、操作認識部102、表示制御部104、ログイン制御部106、および取引明細編集部108を有する。
操作認識部102は、操作表示部122に表示された表示画面における利用者のタッチ操作を認識する。例えば、メニュー画像が表示されている表示画面において、利用者により口座明細表示ボタンがタップ操作された場合、操作認識部102は、当該タップ操作を口座明細表示指示と認識し、表示制御部104に出力する。
表示制御部104は、利用者の口座の通帳画像を後述する操作表示部122に表示させることが可能である。なお、口座の通帳画像は、表紙画像、および取引明細画像の順に配列された画像である。また、口座の通帳画像は、紙の通帳に記載される内容とほぼ同じ内容を表示する画像である。
ログイン制御部106は、制御部100による通帳アプリケーション起動時に、所定の認証方式で、利用者により入力される認証情報を認証し、ユーザのログインの正当性を判断する。ユーザのログインの正当性が確認されると、制御部100は通帳アプリケーションを起動する。通帳アプリケーションの起動により、金融機関の明細データに基づく通帳表示等が可能となる。
取引明細編集部108は、表示制御部104により操作表示部122に表示される取引明細画像の編集を行う。具体的には、取引明細編集部108は、カード利用状況データDB124eに記憶されているカード利用状況データに基づいて、クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の取引金額(利用金額)を、預金口座の取引情報として取引明細画像に反映させる。かかる取引明細画像では、銀行取引明細DB124bに記憶されている預金口座の取引情報と、クレジットカードによる個々の利用情報とを、取引日付および利用日付に基づいて、日付順に並べる。このような取引明細画像については、図7を参照して後述する。
通信部120は、本発明における取得部の一例である。通信部120は、通信網12を介して通信網12に接続された各種の装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、制御部100の指示に従って、利用者の口座に対応づけて登録されている明細データの取得要求(銀行認証データを含んでもよい)を銀行サーバ20へ送信する。また、通信部120は、明細データを銀行サーバ20から受信する。
操作表示部122は、本発明における表示部の一例である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic Light
Emitting Diode)装置などにより実現される。操作表示部122は、表示制御部104の制御に従って、例えば口座の通帳画像など、各種の表示画像を表示画面に表示する。
記憶部124は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。例えば、記憶部124は、銀行認証DB124a、銀行取引明細DB124b、クレジットカード情報DB124c、クレジットカード決済日DB124d、およびカード利用状況データDB124eを記憶する。
続いて、本実施形態による動作について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態による表示制御処理を示すフローチャートである。
ここで、上記S124においてクレジットカード会社サーバ30から送信された利用状況情報にカード利用がない旨が含まれていた場合の取引明細画像の表示例を図6に示す。例えば1月15日に通帳アプリケーションを起動した場合、1月15日時点ではまだカード利用が行われていないため、クレジットカード会社サーバ30からはカード利用がない旨の情報が送信される(S124)。したがって、取引明細編集部108は、S145で銀行サーバ20から送信された口座明細データのみに基づいて取引明細画像を生成する。これにより、例えば図6に示すように、操作表示部122には、1月15日現在の取引明細行409、410を含む取引明細画像40が表示される。
一方、上記S124においてクレジットカード会社サーバ30から送信された利用状況情報にカード利用がある旨が含まれていた場合の取引明細画像の表示例を図7に示す。例えば1月24日に通帳アプリケーションを起動した場合、1月21日および1月24日にカード利用が行われていたため、クレジットカード会社サーバ30からは、カード利用があった旨と、利用日付・利用金額の情報が送信される(S124)。取引明細編集部108は、利用日付・利用金額の情報に基づいて予定明細行を追加(生成)し、銀行サーバ20から送信された口座明細データと共に、取引明細画像を生成する。具体的には、例えば図7に示すように、取引明細行409、410と、追加された予定明細行411、412が日付順で並べられた取引明細画像42となる。予定明細行411、412は、クレジットカード利用に応じた利用額引き落としの予定を示すものであって、個々の利用情報に対応して生成される。すなわち、カード利用額の合計金額を示す1の明細行ではなく、各利用日と利用金額が示された予定明細行411、412が追加される。これにより、利用者は、1月21日に650,000円のカード利用を行い、1月24日に30,000円のカード利用を行ったことを直感的に把握することができる。また、予定明細行の残高を参照することで、残高不足になるか否かをすぐに把握することができる。
ここで、予定明細行の削除に応じて、確定されたクレジット引き落としを示す確定明細行を追加した取引明細画像を図10に示す。図10に示す取引明細画像46では、図8に示す取引明細画像44−1から、予定明細行411、412が削除され、取引明細行413が繰り上げられ、さらに請求確定日に紐付けられた確定明細行415が追加されている。すなわち、取引明細編集部108は、決済確定情報に基づいて、1月30日現在(請求確定日)において、1月21日と1月24日のカード利用の合計額680,000円が請求額として確定されたことを認識し、予定明細行411、412を削除して確定明細行415を追加する。
また、上記請求確定額の引き落とし後は、銀行サーバ20からの口座明細データにおいて、クレジット引き落としが行われているため、取引明細編集部108は、確定明細行415を削除する。例えば、2月10日に通帳アプリケーションを起動し場合、図11に示すように、銀行サーバ20からの口座明細データに基づいて生成された取引明細画像48が表示され、この際、取引明細行416でクレジットカードの引き落とし処理が示されるため、取引明細編集部108は、図10に示す確定明細行415を削除する(S148)。
続いて、本実施形態の変形例について図12〜図14を参照して説明する。
図12〜図13は、第1の変形例を説明する図である。第1の変形例では、クレジットカードにより分割払いを行った場合の例を説明する。
図14は、第2の変形例を説明する図である。上述した実施形態では、請求確定後、当月のカード利用額は合算して表示したが、本発明はこれに限定されず、第2の変形例では、特定の利用情報を記録に残すことが可能である。
以上説明したように、本実施形態による情報処理装置10は、通帳アプリケーションを利用して表示される取引明細画像において、クレジットカードによる個々の利用情報を預金口座明細画面に反映させることができる。
12 通信網
13 中継サーバ
14 専用網
20 銀行サーバ
21 預金情報DB
22 決済情報DB
23 顧客情報DB
30 クレジットカード会社サーバ
31 利用状況DB
32 決済日情報DB
33 顧客情報DB
100 制御部
102 操作認識部
104 表示制御部
106 ログイン制御部
108 取引明細編集部
120 通信部
122 操作表示部
124 記憶部
124a 銀行認証DB
124b 銀行取引明細DB
124c クレジットカード情報DB
124d クレジットカード決済日
124e カード利用状況データDB
Claims (16)
- 顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置であって、
クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、
前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記編集部は、前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するように取引明細画像を編集する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記編集部は、前記確定した請求金額が前記顧客の預金口座から引き落とされた場合、前記確定後の請求金額を含む確定明細行を削除し、引き落とし取引を示す取引情報を表示した取引明細画像を生成するように編集する、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記クレジットカードの所定期間は、前記クレジットカードの前月締日翌日から当月締日までの期間である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行は区別して表示される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく確定明細行は区別して表示される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、通信部を備え、
前記通信部は、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報とを受信する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記編集部は、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示されると、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を表示する、請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 顧客の預金口座の取引情報を取引明細画像として表示部に表示する情報処理装置を、
クレジットカードの所定期間の利用情報に含まれる個々の利用金額を、前記預金口座の取引情報として反映させ、前記預金口座の取引明細行と、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を、日付順に前記取引明細画像として編集する編集部と、
前記取引明細画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
として機能させるためのプログラム。 - 前記編集部は、前記クレジットカードの所定期間における前記利用金額の請求が確定した場合、前記クレジットカードの利用情報に含まれる個々の利用金額を反映させた個々の予定明細行を削除し、確定後の請求金額を含む確定明細行を追加するように取引明細画像を編集する、請求項9に記載のプログラム。
- 前記編集部は、前記確定した請求金額が前記顧客の預金口座から引き落とされた場合、前記確定後の請求金額を含む確定明細行を削除し、引き落とし取引を示す取引情報を表示した取引明細画像を生成するように編集する、請求項10に記載のプログラム。
- 前記クレジットカードの所定期間は、前記クレジットカードの前月締日翌日から当月締日までの期間である、請求項9〜11のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行は区別して表示される、請求項9〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報に基づく確定明細行は区別して表示される、請求項9〜13のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記情報処理装置は、通信部を備え、
前記通信部は、前記預金口座の取引情報と、前記クレジットカードの利用情報とを受信する、請求項9〜14のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記編集部は、前記クレジットカードの利用情報に基づく予定明細行の保存が指示されると、前記請求金額の確定後も当該予定明細行を削除せず、前記請求金額から当該予定明細行で示される利用金額を控除した取引情報を表示する、請求項10または11に記載のプログラム。
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