JP6368522B2 - 建物 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の本発明に係る建物は、請求項1又は2に記載の建物であって、前記屋根の自由端側と前記スタンドとが前記エネルギ吸収部材とは別のダンパで上下に連結されている。
請求項4に記載の本発明に係る建物は、請求項1〜3の何れか1項に記載の建物であって、前記スタンドは、免震装置を介して基礎上に構築されており、前記支持体は、前記基礎に直接立設されている。
請求項5に記載の本発明に係る建物は、請求項1〜4の何れか1項に記載の建物であって、前記支持体は、前記スタンドの外周部の上に立設されている。
以下、図面を参照しながら、第1実施形態に係る建物について説明する。なお、各図において、鉛直方向(上下方向)を矢印Zで示し、水平方向における直交する2方向を矢印X及び矢印Yで示す。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物10では、屋根構造物12とスタンド14とがダンパ20によって連結されている。これにより、制振機能を備えた建物10を構築することができる。すなわち、地震時に建物10に地震力が作用した際に、ダンパ20が伸縮されて振動を減衰させることができる。
次に、第2実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図2に示されるように、本実施形態の建物50は、屋根16とスタンド14とをエネルギ吸収部材としてのダンパ42によって上下に連結した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物50では、第1実施形態の建物10と比較して、地震力によって屋根16が損傷するのをより効果的に抑制することができる。特に、支持体18で屋根16を片持ち支持している場合は、屋根16の自由端部が大きく上下に振動する。このため、ダンパ42でスタンド14と屋根16とを連結することにより、この屋根16の振動を減衰させて建物50全体の減衰効果を高めることができる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
次に、第3実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図3に示されるように、本実施形態の建物50は、スタンド14を免震化した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物50では、スタンド14を免震化することにより、地震時にスタンド14が大きく揺れるのを抑制することができる。また、免震化によってスタンド14の周期が変化するので、屋根構造物12との周期の違いによって効果的にダンパ20を伸縮させることができ、高い減衰効果を得ることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、第4実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図4に示されるように、本実施形態の建物60は、屋根構造物12とスタンド14とが低層部を共有している点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物60では、屋根構造物12を構成する鉄骨部材を削減することができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、第5実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図5に示されるように、本実施形態の建物70は、地震時に屋根構造物12を浮き上がらせることで制振する、所謂ステッピング制振構造とした点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物70では、屋根構造物12にステッピング制振構造を採用しているので、地震時にスタンド14側の鉄骨柱24が浮き上がって、地震力が伝達されるのを抑制することができる。特に、屋根構造物12のようなアスペクト比が大きい構造物では、地震時に支持体18の鉄骨柱24と基礎22との間に強力な引き抜き力が作用するため、支持体18の浮き上がりを許容することにより、引き抜き力が作用するのを抑制して屋根構造物12の制振機能を向上させることができる。また、支持体18が浮き上がった際に、ダンパ76が伸縮して振動を減衰させることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、第6実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図6に示されるように、本実施形態の建物80は、回転ダンパ84と方杖ダンパ86とを用いた点を特徴としている。ここで、本実施形態の建物80は、基本的には、第1実施形態の建物10や第2実施形態の建物50と組み合わされて用いられる。すなわち、競技領域200に沿って一定の間隔で本実施形態の構成が用いられている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物80では、回転ダンパ84及び方杖ダンパ86を用いることにより、地震時に屋根16が大きく上下に振動するのを抑制することができる。また、方杖ダンパ86によって、屋根16が支持されているので、屋根16を片持ち支持構造とした場合と比較して、屋根16の支持強度を向上させることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、第7実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図7に示されるように、本実施形態の建物90は、スタンド96を構成する架構内に屋根構造物94の支持体92を立設した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物90によれば、屋根構造物94の支持体92をスタンド96の架構内に立設することにより、屋根構造物94を構築するための領域をスタンド96の外側に別途確保する必要がない。また、ダンパ99A及びダンパ99Bによってスタンド96と支持体92とをX方向及びY方向に連結しているので、それぞれの方向に作用する地震力に対して減衰効果を得ることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、第8実施形態に係る建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。図9に示されるように、本実施形態の建物100は、簡易な下部架構112によってスタンド106を構成した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態の建物100では、Y方向に間隔をあけて下部架構112を設けられており、この下部架構112の上に段床部118を架け渡した構成としている。このように、下部架構112に対してY方向(一方向)に架け渡される梁を省略することで、簡易な架構でスタンド106を構成することができる。
12 屋根構造物
14 スタンド(下部構造物)
16 屋根
18 支持体
20 ダンパ(エネルギ吸収部材)
40 建物
42 ダンパ(エネルギ吸収部材)
50 建物
60 建物
70 建物
76 ダンパ(エネルギ吸収部材)
80 建物
84 回転ダンパ(エネルギ吸収部材)
86 方杖ダンパ(エネルギ吸収部材)
90 建物
92 支持体
94 屋根構造物
96 スタンド(下部構造物)
99 ダンパ(エネルギ吸収部材)
100 建物
104 屋根構造物
112 下部架構(下部構造物)
122 ダンパ(第2エネルギ吸収部材)
126 ダンパ(第1エネルギ吸収部材)
Claims (6)
- 支持体と該支持体に支持された屋根とを備えた屋根構造物と、
前記屋根の下方に構築された下部構造物と、
前記屋根構造物と前記下部構造物とを連結して地震時の振動を減衰させるエネルギ吸収部材と、
を有し、
前記屋根は、一端部が前記支持体に支持され他端部が自由端とされており、
前記下部構造物は、競技場の外周に沿って構築されたスタンドである建物。 - 前記屋根構造物は、鉄骨部材で形成されており、
前記スタンドは、鉄筋コンクリートで形成されている請求項1に記載の建物。 - 前記屋根の自由端側と前記スタンドとが前記エネルギ吸収部材とは別のダンパで上下に連結されている請求項1又は2に記載の建物。
- 前記スタンドは、免震装置を介して基礎上に構築されており、
前記支持体は、前記基礎に直接立設されている請求項1〜3の何れか1項に記載の建物。 - 前記支持体は、前記スタンドの外周部の上に立設されている請求項1〜4の何れか1項に記載の建物。
- 一方向に間隔をあけて設けられた支持体と、前記支持体に支持された屋根と、前記支持体同士を連結し、一方向の振動を減衰させる第1エネルギ吸収部材と、を備えた屋根構造物と、
前記屋根の下方に一方向に間隔をあけて設けられると共に、一方向と交差する他方向に延在され、且つ前記支持体に上下方向にスライド可能に連結された下部構造物と、
前記下部構造物と前記支持体とに連結され、他方向の振動を減衰させる第2エネルギ吸収部材と、
を有する建物。
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