JP2016084701A - 制振建物 - Google Patents

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Megumi Kawaguchi
恵 川口
直樹 藤永
Naoki Fujinaga
直樹 藤永
宜伸 柴田
Yoshinobu Shibata
宜伸 柴田
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Abstract

【課題】狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物においても、高い耐震性を有効に得る。
【解決手段】建物1は、地盤G中に構築された下部構造10と、下部構造10の上方に設けられた上部構造20と、上端部30tが上部構造20の少なくとも最上部20tに連結され、下端部30bが下部構造10に固定され、上部構造20の最上部20tまで延びて設けられた通し壁柱30と、上部構造20において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられ、それぞれ上部構造20と通し壁柱30とを連結する梁22と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、塔状比の高い建物に適した制振建物に関する。
ビルディング、マンション等の様々な用途の建物において、地震時における耐震性、安全性を高めるため、各種の制振構造が採用されている。
特許文献1には、このような制振構造の一種として、建物のコア部分に設けられて上下方向に連続する連層耐震壁(コアウォール)と、連層耐震壁と建物の外周部位とを結合する大梁(アウトリガービーム)と、を備えた構成が開示されている。このような構成は、平面積も広く、大規模な高層、超高層建物に適している。
特許4579615号公報
しかしながら、都心部等においては、狭い土地に建物を建てることがある。このような場合、建物の高さに対して間口の狭い、ペンシルビル等と称される塔状比(アスペクト比)の高い建物となることがある。このような建物は、平面視したときの短辺方向においては、短辺方向両端部に一対の柱を備えるのみの1スパン構成となることもある。
このような建物は、特許文献1に開示されたようなコアウォールやアウトリガービーム、その他の制振装置等の制振要素、ブレース等の耐震補強要素を設置するスペースの確保が難しい。このため、中小規模の塔状の建物等においては、建物内のスペースの確保と、耐震性との両立が難しい。
また、店舗用の建物等においては、各階の階高が大きいために、躯体自体の剛性面で条件が厳しく、地震時に層間変形が大きくなりやすい。
さらに、一部に吹き抜けがあるような場合、各階の階高が異なる場合、各階の重量が異なる場合等においては、躯体の構造的なバランスが悪く、地震時に層間変形が不均一になり、特定の階に変形が集中しやすい。
そこでなされた本発明の目的は、狭隘な土地等に建てられる中小規模の塔状比の高い建物においても、平面計画、断面計画の自由度を確保しながら、高い耐震性を有効に得ることのできる制振建物を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の制振建物は、地盤中に構築された下部構造と、前記下部構造の上方に設けられた上部構造と、下端部が前記下部構造に固定され、前記上部構造の上部まで延びて設けられた通し壁柱と、前記上部構造において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられ、それぞれ前記上部構造と前記通し壁柱とを連結する連結部材と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、地震発生時などに水平方向の外力が入力されて上部構造が水平方向に変位すると、上部構造を通し壁柱が連結部材を介して拘束する。このようにして剛性が非常に大きい通し壁柱に地震時慣性力が集まり、上部構造に入力される慣性力を軽減でき、これによって、上部構造の変位が抑制される。
また、連結部材は、上部構造において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられているので、通し壁柱による拘束力を、上部構造の上下方向の複数個所で伝達することができる。したがって、通し壁柱を上下方向に連続して連層で配置することで、通し壁柱による拘束力が、上部構造の上下方向に間隔をあけた複数個所で作用する。これにより、通し壁柱を備えない構成の場合であれば、相対的に剛性が低い層においても、本発明において通し壁柱を備えることによって、通し壁柱の剛性が有効に作用し、特定階に変形が集中するのを防ぐことができる。
また、上部構造には、通し壁柱のみの設置スペースが必要となる。これによって、建物内のスペースが制振要素の設置のために割かれるのを抑え、建物内のスペースを有効に確保することができる。
本発明の一態様によれば、前記連結部材は、前記上部構造を構成する梁であり、前記通し壁柱と前記上部構造を構成する柱とを接合する。
このように、連結部材として、上部構造の躯体を構成する梁を用いることで、連結部材を別途設ける必要が無く、使用材料の削減、低コスト化を図ることができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱は、その下端部が、水平方向における変位を許容する支承部材によって支持されている。
これにより、支承部材により通し壁柱の鉛直方向の荷重を支持しつつ、通し壁柱の下端部の水平方向の変位が許容される。したがって、地震時等には、通し壁柱の下端部の拘束が緩められ、過大な剪断力が作用するのを抑えることができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱の下端部に、水平方向に予め定めた基準以上の剪断力が作用したときに、前記通し壁柱の前記下端部の水平方向の変位を許容する変位許容部材が設けられている。
これにより、通常時は下端部が固定された通し壁柱は、水平方向に予め定めた基準以上の剪断力が作用したときに、変位許容部材によって通し壁柱の下端部の水平方向の変位が許容される。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱の下端部に、水平方向に予め定めた基準以上の剪断力が作用したときに、前記通し壁柱の前記下端部の水平方向の変位を許容する変位許容部材が設けられ、該変位許容部材は、前記通し壁柱の下端部に設けられた板状の第一プレートと、前記下部構造側に前記第一プレートに沿うよう設けられ、前記第一プレートに対して鉛直方向に相対変位可能に連結された板状の第二プレートと、を備える。
これにより、第一プレートと第二プレートとが互いに沿うことで、地盤側の第二プレートから第一プレートに水平方向の変位を伝達することができる。
一方、第一プレートと第二プレートとが鉛直方向に相対変位可能に連結されているので、変位許容部材に鉛直方向の軸力が作用するのを抑えることができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱の下端部に、水平方向の変位を減衰する減衰付与部材が設けられている。
これにより、通し壁柱によって、上部構造に対して減衰力を付与することができる。したがって、上部構造の変位を有効に抑えることができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱は、前記上部構造を平面視したときの短手方向に長く、前記短手方向に直交する前記上部構造の長手方向に短い平断面形状を有している。
このような平断面形状とすることによって、通し壁柱は、建物の平面視短手方向の変位に対して、高い強度、変位抑制力を発揮することができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱は、水平面内における断面積が上方に向かって徐々に小さくなる。
これにより、通し壁柱は、地震時に大きなモーメント力が作用する上部構造の下部では、通し壁柱は高い剛性を備え、相対的に小さなモーメント力が作用する上部構造の上部では、通し壁柱の剛性を相対的に低くすることができる。したがって、必要十分な剛性を有した通し壁柱を、無駄なく構築することができる。
本発明の一態様によれば、前記通し壁柱とは前記上部構造を平面視したときの長手方向に異なる位置に、前記長手方向に直交する短手方向における前記上部構造の水平方向の変位を減衰する制振架構部材をさらに備える。
通し壁柱を設けることによって生じる、平面視した状態で通し壁柱が設けられている部分を中心としてねじるような変位に対し、制振架構部材により有効に抑制させることが可能となる。
本発明によれば、通し壁柱による拘束力が、上部構造の上下方向に間隔をあけた複数個所で作用するため、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物においても、高い耐震性を有効に得ることが可能となる。
第一実施形態に係る建物の立断面図である。 上記建物の上部構造における平断面図である。 通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。 通し壁柱の建方方法の流れを示す図であり、仮設部材上に通し壁柱を設置した状態を示す立断面図である。 通し壁柱の建方方法の流れを示す図であり、仮設部材を引き抜いて支承部材と差し替えるために、通し壁柱をジャッキで持ち上げた状態を示す立断面図である。 図2のA−A断面図であり、上部構造に設けた制振架構部材の一例を示す立断面図である。 図2のB−B断面図であり、上部構造に設けた制振架構部材の他の一例を示す立断面図である。 通し壁柱の下端部を、柱脚ブラケットを用いずに固定した構成の例を示す立断面図である。 本発明の第二実施形態に係る建物における、通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。 本発明の第三実施形態に係る建物における、通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。 通し壁柱の下端部の構成を示す図であり、図10の側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による制振建物を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本実施形態に係る建物の立断面図である。図2は、建物の上部構造における平断面図である。図3は、通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。
図1に示すように、建物(制振建物)1の躯体は、基礎構造たる下部構造10と、上部構造20と、を備えている。
図2に示すように、この建物1は、全体として平面視略長方形状で、その短辺1aに沿った方向を間口方向(短手方向)Xとし、長辺1bに沿った方向を奥行方向(長手方向)Yとして形成されている。建物1は、例えば、間口方向Xの長さが8〜9m程度、奥行方向Yの長さが35〜40m程度、高さ方向Hの寸法が例えば55m程度とされている。このように、建物1は、間口方向Xの長さに対して高さ方向Hの寸法が大きい、いわゆる塔状比が7程度と非常に大きい塔状の建物とされている。
図1に示すように、下部構造10は、建物1の荷重および地震時等に建物1に作用する外力を地盤Gに伝える。この下部構造は、直接基礎、杭基礎等、適宜の形式の基礎構造によって、地盤G中に強固に支持されている。この実施形態において、下部構造10は、建物1において地盤Gの表面Gfよりも下方に形成されている。
下部構造10は、例えば鉄骨鉄筋コンクリート造により形成されている。下部構造10は、地盤Gに掘削形成された基礎ピット11の底部に設置され、水平面内に位置するベース部12と、ベース部12の外周部から基礎ピット11の内側面に沿って立ち上がるよう形成された擁壁部13と、を一体に備えている。
図1、図2に示すように、上部構造20は、例えば鉄骨造により形成されている。上部構造20は、上部構造20の外周部に沿って設けられた複数の柱21と、間口方向Xにおいて互いに隣接する柱21,21間に架設された梁(連結部材)22と、奥行方向Yにおいて互いに隣接する柱21,21間に架設された梁23と、を主として備えている。
このような建物1には、通し壁柱30が備えられている。
通し壁柱30は、下部構造10および上部構造20を上下方向に貫通して設けられている。通し壁柱30は、その上端部30tが上部構造20の最上部(上部)20tに強固に固定されている。ここで、上部構造20の最上部20tに位置する梁22tは、その梁成(梁の高さ)が例えば800mm程度とされるのに対し、最上部20tの梁22tよりも下層に位置する梁22は、その梁成が例えば300mm程度とされている。これにより、通し壁柱30は、その上端部30tが最上部20tの梁22tに剛に接合される一方、下層階の梁22に対しては、上端部30tに比較すると相対的に柔に接合されている。
また、通し壁柱30は、その下端部30bが、基礎ピット11のベース部12に支持されている。
このような通し壁柱30は、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造等からなり、例えば、平断面視すると、間口方向Xに長く、奥行方向Yに短い平断面視長方形状の壁柱状としてもよい。これによって、通し壁柱30は、間口方向の変位に対して高い強度を有する。なお、通し壁柱30の断面形状は、壁柱状に限らず、円形、矩形、多角形状等であってもよい。
また、通し壁柱30は、上端部30tに向けて、間口方向Xの幅が漸次小さくなるよう形成されている。
図1、図3に示すように、通し壁柱30の下端部30bは、その鉛直荷重を支持するため、下部構造10のベース部12上に、水平方向の変位を許容する支承部材(変位許容部材、減衰付与部材)33Aによって支持されている。支承部材33Aとしては、オイルダンパー、すべり支承、積層ゴムなどを用いることができる。このような支承部材33Aは、通し壁柱30の下端部30bの拘束を緩め、地震時に過大な剪断力が通し壁柱30の下端部30bに入力されるのを抑える。
なお、支承部材33Aは、減衰付与部材として、積層ゴム、オイルダンパー等、水平方向の変位を許容するのに加え、水平方向の変位を減衰する減衰力を通し壁柱30に付与できるものを採用するのが好ましい。
図3に示すように、通し壁柱30の下端部30bは、支承部材33A上に、柱脚ブラケット34を介して設けられている。柱脚ブラケット34は、中央部に貫通孔34hが形成されたリング状をなしている。通し壁柱30の下端部30bには、その中央部に下方に向けて突出する突起部35が設けられている。通し壁柱30の下端部30bは、突起部35を柱脚ブラケット34の貫通孔34h内に挿入した状態で、締結ボルト32によって柱脚ブラケット34に締結されている。
ここで、通し壁柱30の下端部30bの下面30kと、この下面30kに対向する柱脚ブラケット34の上面34u、突起部35の外周面35k、この外周面35kに対向する貫通孔34hの内周面34kには、それぞれ締結ボルト32の挿通孔(図示無し)が形成されている。これらの挿通孔は、締結ボルト32の外径よりも大きく形成され、これによって、通し壁柱30と柱脚ブラケット34が、水平方向および鉛直方向に相対的に変位可能とされている。そして、通し壁柱30の下面30kと柱脚ブラケット34の上面34uとの間、突起部35の外周面35kと貫通孔34hの内周面34kとの間に、それぞれ必要に応じてフィラープレートを挿入することで、通し壁柱30の水平方向位置、鉛直方向位置を調整できるようになっている。
前記の支承部材33Aは、基礎ピット11のベース部12上に敷設された鋼板等からなるベースプレート36上に固定されている。このような支承部材33Aは、柱脚ブラケット34の下側において、貫通孔34hの外周側に周方向に複数が設けられている。
図4は、通し壁柱の建方方法の流れを示す図であり、仮設部材上に通し壁柱を設置した状態を示す立断面図である。図5は、通し壁柱の建方方法の流れを示す図であり、仮設部材を引き抜いて支承部材と差し替えるために、通し壁柱をジャッキで持ち上げた状態を示す立断面図である。
図4に示すように、このような通し壁柱30を建方するには、基礎ピット11のベース部12上にベースプレート36を敷設した後、柱脚ブラケット34を、仮設部材37上に載置して設ける。
次いで、柱脚ブラケット34上に、通し壁柱30を建方していく。
通し壁柱30を建方していく間、通し壁柱30の鉛直度が予め定めた許容範囲を超えた場合、柱脚ブラケット34と通し壁柱30の下端部30bとの間に、図示しない板状のフィラープレート等を挿入し、鉛直度を調整する。
そして、図5に示すように、通し壁柱30を所定の高さまで建方した後、ジャッキ38をベースプレート36と通し壁柱30の突起部35との間に挿入し、ジャッキ38を上下方向に伸長させ、通し壁柱30をわずかに持ち上げる。次いで、柱脚ブラケット34とベースプレート36との間から仮設部材37を引き抜き、代わりに支承部材33Aを柱脚ブラケット34とベースプレート36との間に挿入する。支承部材33Aを柱脚ブラケット34とベースプレート36とに接合した後、ジャッキ38を縮めて通し壁柱30を下降させ、通し壁柱30の鉛直荷重を支承部材33Aに作用させる。このようにして、図3に示すように、通し壁柱30が設置される。
このようにして通し壁柱30を施工することで、通し壁柱30に長期軸力が入らないようにすることができる。通し壁柱30に長期軸力が入る構造であると、通し壁柱30が鉄骨造である場合には耐火被覆を施す必要があるが、長期軸力が入らない構造であれば、耐火被覆が不要となるからである。
図1に示すように、このようにして設置される通し壁柱30は、地震等によって、建物1が水平方向に変形しようとすると、上端部30tが上部構造20の最上部20tに連結された通し壁柱30が、変形に抵抗し、建物1の変形を抑える。
ここで、通し壁柱30には、上部構造20の各階の梁22の一端22aを剛接合し、梁22の他端22bは、建物1の外周部に位置する柱21に対して、ピン接合する。
このようにすると、上記したように通し壁柱30による水平方向の変形拘束力を、通し壁柱30に連結された梁22を介して柱21に伝達することができる。
図6は、図2のA−A断面図であり、上部構造に設けた制振架構部材の一例を示す立断面図である。図7は、図2のB−B断面図であり、上部構造に設けた制振架構部材の他の一例を示す立断面図である。
上部構造20には、通し壁柱30とは奥行方向Yにおいて異なる位置に、間口方向Xにおける上部構造20の水平方向の変位を減衰する制振架構部材39A,39Bが設けられている。ここで、制振架構部材39Aは、上部構造20において奥行方向Yの一端側に設けられ、制振架構部材39Bは、上部構造20において奥行方向Yの他端側に設けられている。
図6に示すように、制振架構部材39Aは、例えば、間口方向Xに沿って隣接する柱21,21間に斜めに架設された鋼管ブレース40と、ブレースダンパー41と、を備え、鋼管ブレース40に入力された軸方向の変位をブレースダンパー41によって減衰する。
図7に示すように、制振架構部材39Bは、間口方向Xの中間部に設けられた中柱25と柱21との間に設けられた、例えばV字状に延びるブレース材43と、ブレース材43の下端部と柱21との間に設けられ、間口方向Xに沿った作動軸を有する水平ダンパー44と、を備えている。
このような制振架構部材39A、39Bは、上部構造20の各階に設ける必要は無く、図6,図7に示すように、層間変形が比較的小さい上部を除き、層間変形の大きい中間階以下に設けてもよい。
上述したような構成によれば、建物1は、下端部30bが下部構造10に固定され、上部構造20の最上部20tまで延びて設けられた通し壁柱30と、上部構造20において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられ、それぞれ上部構造20と通し壁柱30とを連結する梁22と、を備える。
このような構成によれば、地震発生時などに水平方向の外力が入力され、下部構造10および上部構造20が振動すると、上部構造20の水平方向の変位を通し壁柱30が梁22を介して拘束する。このようにして剛性が非常に大きい通し壁柱30に地震時慣性力が集まり、上部構造20に入力される慣性力を軽減でき、これによって、上部構造20の変位が抑制される。
ここで、上部構造20と通し壁柱30とを連結する梁22は、上部構造20において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられているので、通し壁柱30による拘束力を、上部構造20の上下方向の複数個所で伝達することができる。このようにして、通し壁柱30を上下方向に連続して連層で配置することで、通し壁柱30による拘束力が、上部構造20の上下方向に間隔をあけた複数個所で上部構造20の上下方向の全体に作用する。通し壁柱30を備えない構成の場合には、相対的に剛性が低い層に変形が集中しやすいが、上述したように通し壁柱30を備えることによって、通し壁柱30の剛性が有効に作用し、通し壁柱30の周囲の上部構造20の特定階に変形が集中するのを防ぐことができる。これにより、建物1において層剛性が相対的に低い特定階、例えば吹き抜けのある階や、ピロティを有する階、階高が大きい階等に変形が集中するのを防ぎ、層間変形を平滑化することができる。
その結果、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物1においても、高い耐震性を有効に得ることが可能となる。
また、上部構造20には、通し壁柱30のみの設置スペースが必要となる。これによって、建物1内のスペースが制振要素の設置のために割かれるのを抑え、建物1内のスペースを有効に確保することができる。その結果、様々な構造的条件、意匠性、施工性等に対応することができる。
また、通し壁柱30と柱21とを連結する連結部材として、上部構造20の躯体を構成する梁22を用いているので、連結部材を別途設ける必要が無く、使用材料の削減、低コスト化を図ることができる。
また、通し壁柱30は、その下端部30bが、水平方向における変位を許容する支承部材33Aによって支持されている。これにより、支承部材33Aによって通し壁柱30の鉛直方向の荷重を支持しつつ、通し壁柱30の下端部30bの水平方向の変位を許容することができる。したがって、地震時に通し壁柱30の下端部30bに過大な剪断力が作用するのを抑えることができる。
さらに、支承部材33Aは、水平方向の変位を減衰する減衰力を備えるものとすることで、上部構造20に対して減衰力を付与することができる。これにより、上部構造20の変位を有効に抑えることができる。
さらに、通し壁柱30は、上部構造20を平面視したときの短手方向に長く、短手方向に直交する上部構造20の長手方向に短い平断面形状を有している。このような平断面形状とすることによって、通し壁柱30は、建物1の平面視短手方向の変位に対して、高い強度、変位抑制力を発揮することができる。
また、通し壁柱30は、水平面内における断面積が上方に向かって徐々に小さくなる。
これにより、通し壁柱30は、地震時に大きなモーメント力が作用する上部構造20の下部では、通し壁柱30は高い剛性を備え、相対的に小さなモーメント力が作用する下方では、通し壁柱30の剛性を相対的に低くすることができる。したがって、必要十分な剛性を有した通し壁柱30を、無駄なく構築することができる。
また、建物1は、通し壁柱30とは上部構造20を平面視したときの長手方向に異なる位置に、長手方向に直交する短手方向における上部構造20の水平方向の変位を減衰する制振架構部材として、鋼管ブレース40およびブレースダンパー41や、ブレース材43および水平ダンパー44をさらに備えている。これによって、平面視した状態で、通し壁柱30が設けられている部分を中心としてねじるような変位が生じた場合に、その変位をブレースダンパー41,水平ダンパー44により有効に抑制させることが可能となる。
なお、上記第一実施形態において、柱脚ブラケット34は、中央部に貫通孔34hが形成されたリング状をなしているが、その形状、構造は何ら限定するものではない。さらには、柱脚ブラケット34を用いずに通し壁柱30の下端部30bを支持する構成とすることも可能である。
図8は、柱脚ブラケット34を用いずに、通し壁柱30の下端部30bを支持する構成を示す図である。この図8に示すように、通し壁柱30の下端部30bは、その鉛直荷重を支持するため、下部構造10のベース部12上に、水平方向の変位を許容する支承部材33Aによって支持されている。
[第二実施形態]
次に、本発明にかかる制振建物の第二実施形態について説明する。なお、以下に説明する第二実施形態においては、通し壁柱30の下方に設けた支承部材33Bの構成が上記第一実施形態で示した支承部材33Aと異なるのみで、建物1の全体の構成等については上記第一実施形態と共通する。そこで、以下の説明において、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の第二実施形態に係る建物における、通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。
この図9に示すように、建物1に備えられた通し壁柱30の下端部30bと下部構造10のベース部12との間には、水平方向の変位を許容する支承部材(変位許容部材)33Bが設けられている。
この実施形態における支承部材33Bとしては、鋼板プレート50が用いられている。鋼板プレート50は、鉛直面内で、上部構造20を平面視したときの長手方向である奥行き方向Yに沿うように設けられ、その板厚方向を、上部構造20を平面視したときの短手方向である間口方向Xに一致させている。
鋼板プレート50の上下の端部50a,50bは、通し壁柱30の下端部30bとベース部12とに、溶接、ブラケットを用いた接合等の各種接合方法により接合されている。
鋼板プレート50は、間口方向Xに沿って間隔を空けて、複数枚を設けることができる。この実施形態では、鋼板プレート50を、例えば3枚設けている。
このような鋼板プレート50からなる支承部材33Bは、地震時に水平方向の間口方向Xに予め定めた基準以上の過大な剪断力が作用したときには、鋼板プレート50が板厚方向(間口方向X)に変形する。これにより、過大な剪断力が作用したときに、通し壁柱30の下端部30bの拘束を緩め、通し壁柱30の下端部30bの水平方向の変位を許容する。
上述したような構成によれば、通し壁柱30は、その下端部30bが、水平方向における変位を許容する鋼板プレート50からなる支承部材33Bによって支持されている。これにより、支承部材33Bによって通し壁柱30の鉛直方向の荷重を支持しつつ、通し壁柱30の下端部30bの水平方向の変位を許容することができる。したがって、地震時に通し壁柱30の下端部30bに過大な剪断力が作用するのを抑えることができる。
また、上記第一実施形態と同様、地震発生時などに水平方向の外力が入力され、下部構造10および上部構造20が振動すると、上部構造20の水平方向の変位を通し壁柱30が梁22を介して拘束する。このようにして剛性が非常に大きい通し壁柱30に地震時慣性力が集まり、上部構造20に入力される慣性力を軽減でき、これによって、上部構造20の変位が抑制される。
その結果、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物1においても、高い耐震性を有効に得ることが可能となる。
[第三実施形態]
次に、本発明にかかる制振建物の第三実施形態について説明する。なお、以下に説明する第三の実施形態においては、通し壁柱30の下方に設けた支承部材33Cの構成が上記第一、第二実施形態で示した支承部材33A、33Bと異なるのみで、建物1の全体の構成等については上記第一実施形態と共通する。そこで、以下の説明において、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図10は、本発明の第三実施形態に係る建物における、通し壁柱の下端部の構成を示す拡大立断面図である。図11は、通し壁柱の下端部の構成を示す図であり、図10の側面図である。
この図10、図11に示すように、建物1に備えられた通し壁柱30の下端部30bと下部構造10のベース部12との間には、水平方向の変位を許容する支承部材(変位許容部材)33Cが設けられている。
この実施形態における支承部材33Cは、上部鋼板プレート(第一プレート)61と下部鋼板プレート(第二プレート)62とが、ボルト等のピン63によって接続されている。
ここで、上部鋼板プレート61および下部鋼板プレート62は、それぞれ、鉛直面内で、上部構造20を平面視したときの長手方向である奥行き方向Yに沿うように設けられ、その板厚方向を、上部構造20を平面視したときの短手方向である間口方向Xに一致させている。
上部鋼板プレート61は、二枚一対で、下部鋼板プレート62の両面に沿うよう設けられている。各上部鋼板プレート61は、その上端部61aが、通し壁柱30の下端部30bに、溶接、ブラケットを用いた接合等の各種接合方法により接合されている。
下部鋼板プレート62は、その下端部62bが、ベース部12に、溶接、ブラケットを用いた接合等の各種接合方法により接合されている。
上部鋼板プレート61,61と下部鋼板プレート62とは、互いに沿うように設けられることで、上部構造20を平面視したときの短手方向である間口方向Xにおいては、相対移動不能とされている。また、上部鋼板プレート61,61と、下部鋼板プレート62とは、ピン63を介し、上下方向に相対移動可能に連結されている。このため、例えば、下部鋼板プレート62には、上下方向に連続する長孔62hが形成されている。ピン63は、上部鋼板プレート61,61を貫通し、上部鋼板プレート61,61の間の下部鋼板プレート62においては、長孔62hに挿入されている。
このような上部鋼板プレート61,61と下部鋼板プレート62とは、間口方向Xに沿って間隔を空けて、複数組を設けることができる。この実施形態では、上部鋼板プレート61,61と下部鋼板プレート62を、例えば3組設けている。
このような支承部材33Cは、地震時に過大な剪断力が作用したときには、通し壁柱30の下端部30bの拘束を緩め、上部鋼板プレート61,61及び下部鋼板プレート62が板厚方向(間口方向X)に変形する。
上述したような構成によれば、通し壁柱30は、その下端部30bが、水平方向における変位を許容する上部鋼板プレート61,61と下部鋼板プレート62とからなる支承部材33Cによって支持されている。これにより、通し壁柱30の下端部30bの水平方向の変位を許容することができる。したがって、地震時に通し壁柱30の下端部30bに過大な剪断力が作用するのを抑えることができる。
また、上部鋼板プレート61,61と下部鋼板プレート62とは、ピン63を介して上下方向に相対移動可能に連結されている。
これにより、支承部材33Cには、鉛直方向の軸力が作用しないようになっている。
また、上記第一実施形態と同様、地震発生時などに水平方向の外力が入力され、下部構造10および上部構造20が振動すると、上部構造20の水平方向の変位を通し壁柱30が梁22を介して拘束する。このようにして剛性が非常に大きい通し壁柱30に地震時慣性力が集まり、上部構造20に入力される慣性力を軽減でき、これによって、上部構造20の変位が抑制される。
その結果、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物1においても、高い耐震性を有効に得ることが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の制振建物は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、上部構造20において上下方向に間隔をあけた複数個所において、上部構造20と通し壁柱30とを梁22で連結するようにしたが、例えば、この梁22にダンパー等の制振要素を備える。このようにすることで、上部構造20に対して制振効果を付与することも可能となる。
さらに、上記実施形態で示した通し壁柱30の配置は、一例に過ぎず、建物の平面形状や構造等に応じて、適宜の位置、配置方向で設ければ良い。
また、上記実施形態では、通し壁柱30を、上端部30tに向けて、間口方向Xの幅が漸次小さくなるよう形成したが、これに限らない。例えば、通し壁柱30を下端部30bから上端部30tまで同一断面としても良いし、そのほか、強度上、施工上、デザイン上等の理由により、自由に形状を変更しても良い。
また、上記実施形態では、下部構造10を鉄骨鉄筋コンクリート造とし、上部構造20を鉄骨造としたが、これに限るものではなく、下部構造10,上部構造20はいかなる構造としてもよい。例えば、上部構造20は、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造等であってもよい。
また、上記実施形態で示した建物1の各部の寸法や平面形状は、一例に過ぎず、適宜他の構成としてもよい。上記実施形態では、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物1を例示したが、本発明は、狭隘な土地等に建てられる塔状比の高い建物1に限らず、中小規模、あるいは大規模の建物にも適用することが可能であり、それらの場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、通し壁柱30の下端部30bを、水平方向における変位を許容しつつ支持する支承部材33A〜33C、通し壁柱30の下端部30bの水平方向の変位を減衰する減衰付与部材は、本発明においては必須の構成ではなく、これらを適宜省略する構成とすることも可能である。
また、制振架構部材39A,39Bも、建物の応答性状により、必要に応じて設置すればよく、不要であればこれらを備えない構成とすることもできる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 建物(制振建物)
1a 短辺
1b 長辺
10 下部構造
11 基礎ピット
12 ベース部
20 上部構造
20t 最上部(上部)
21 柱
22 梁(連結部材)
22a 一端
22b 他端
30 通し壁柱
30b 下端部
30t 上端部
33A 支承部材(変位許容部材、減衰付与部材)
33B、33C 支承部材(変位許容部材)
39A,39B 制振架構部材
40 鋼管ブレース
41 ブレースダンパー
43 ブレース材
44 水平ダンパー
50 鋼板プレート
61 上部鋼板プレート(第一プレート)
62 下部鋼板プレート(第二プレート)
63 ピン
G 地盤
X 間口方向(短手方向)
Y 奥行方向(長手方向)

Claims (7)

  1. 地盤中に構築された下部構造と、
    前記下部構造の上方に設けられた上部構造と、
    下端部が前記下部構造に固定され、前記上部構造の上部まで延びて設けられた通し壁柱と、
    前記上部構造において上下方向に間隔をあけた複数個所に設けられ、それぞれ前記上部構造と前記通し壁柱とを連結する連結部材と、
    を備えることを特徴とする制振建物。
  2. 前記連結部材は、前記上部構造を構成する梁であり、前記通し壁柱と前記上部構造を構成する柱とを接合することを特徴とする請求項1に記載の制振建物。
  3. 前記通し壁柱の下端部に、水平方向に予め定めた基準以上の剪断力が作用したときに、前記通し壁柱の前記下端部の水平方向の変位を許容する変位許容部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の制振建物。
  4. 前記通し壁柱の下端部に、水平方向に予め定めた基準以上の剪断力が作用したときに、前記通し壁柱の前記下端部の水平方向の変位を許容する変位許容部材が設けられ、
    該変位許容部材は、前記通し壁柱の下端部に設けられた板状の第一プレートと、前記下部構造側に前記第一プレートに沿うよう設けられ、前記第一プレートに対して鉛直方向に相対変位可能に連結された板状の第二プレートと、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の制振建物。
  5. 前記通し壁柱の下端部に、水平方向の変位を減衰する減衰付与部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の制振建物。
  6. 前記通し壁柱は、前記上部構造を平面視したときの短手方向に長く、前記短手方向に直交する前記上部構造の長手方向に短い平断面形状を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の制振建物。
  7. 前記通し壁柱とは前記上部構造を平面視したときの長手方向に異なる位置に、前記長手方向に直交する短手方向における前記上部構造の水平方向の変位を減衰する制振架構部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の制振建物。
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