JP6364933B2 - 半導体光デバイスを製造する方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態に係る半導体光デバイスを製造する方法を示す流れ図である。図2及び図3は、図1に示す方法の各工程により作製される生産物を示す断面図である。図2及び図3には、XYZ座標系が描かれており、XYZ座標系によって生産物の向きが示される。第1実施形態では、半導体光デバイスとして、実屈折率結合型の分布帰還型量子カスケードレーザが製造される。
SiCl4ガスの流量:1〜100sccm。
プロセス圧力:1〜10Pa。
ICPパワー:20〜300W。
Biasパワー:10〜200W。
回折格子12Gが形成された後は、プロセスチャンバ32内に残留するエッチングガスなどが、ガス排出口34bを介して外部に排出される。ガスの排出後、基板10は、プロセスチャンバ32から取り出される。工程S5までの工程により、回折格子形成層12に回折格子12Gが形成され、回折格子層12Aが得られる。
図6は、回折格子形成層のエッチング時における基板温度と経過時間との関係を示す図である。方法M1では、希ガスプラズマによる加熱が行われる一方で、プラズマ加熱が停止された後に、回折格子形成層のエッチングが行われる。このため、エッチングが行われている間に、基板の温度は下降する。図6は、基板温度の下降の様子を調べるための実験を行った結果である。基板はInPを含む。図6に示す実験では、図4に示されるICP−RIE装置において、基板が図5と同様のプラズマ加熱を受けて、基板温度が約200℃に達した時刻が0秒である。また、図6に示す実験では、ICP−RIE装置内の基板支持台の温度は80℃に設定されている。基板支持台の温度調整は、基板支持台に基板が保持された時から開始される。90秒間の希ガスプラズマによる加熱を行う。この加熱が停止された後に、基板温度は、約200℃から下降し始め、60秒後には約180℃にまで下降する。さらに時間が経過すると、基板支持台33に保持された基板の温度は、基板支持台の設定温度に近い約80℃にまで下降し、その後には、ほぼ80℃を維持することが示された。
エッチングガス:SiCl4ガス。
希釈ガス:Arガス。
SiCl4ガスの流量:2 sccm。
Arガスの流量:97sccm。
プロセス圧力:2.5Pa。
ICPパワー:25W。
Biasパワー:15W。
図11は、第2実施形態に係る半導体光デバイスを製造する方法を示す流れ図である。図12及び図13は、図11に示す方法の各工程により作製される生産物を示す断面図である。図12及び図13には、XYZ座標系が描かれており、XYZ座標系によって生産物の向きが示される。第2実施形態では、半導体光デバイスとして、複素屈折率結合型の分布帰還型量子カスケードレーザが製造される。
Claims (9)
- 半導体光デバイスを製造する方法であって、
III族構成元素としてインジウムを含むIII−V族化合物半導体を含む回折格子形成層を基板の上に形成する工程と、
回折格子のためのパターンを有するマスクを前記回折格子形成層の上に形成する工程と、
前記マスクを形成した後に、エッチング装置において、温度設定可能な基板支持台の上に前記基板を配置する工程と、
前記エッチング装置において、放電により生成された希ガスプラズマに前記回折格子形成層を晒して、前記回折格子形成層の温度を高める工程と、
前記希ガスプラズマの生成を停止するとともに、前記エッチング装置にハロゲンガスを供給して、前記回折格子の形成のために、前記ハロゲンガスから生成されたエッチャントに前記回折格子形成層を晒す工程と、
を備え、
前記希ガスプラズマに前記回折格子形成層を晒すことにより、前記回折格子形成層の温度は、前記ハロゲンガスを用いて前記回折格子形成層をエッチング可能な第1温度より高くなり、
前記ハロゲンガスから生成されたエッチャントに前記回折格子形成層を晒す前記工程において、前記回折格子形成層の温度は、前記第1温度より低い第2温度に降下し、
前記第2温度におけるエッチングレートは、前記第1温度におけるエッチングレートより低く、
前記基板支持台の温度は、前記第1温度及び前記第2温度より低い温度に設定されている、半導体光デバイスを製造する方法。 - 前記III−V族化合物半導体がInGaAs又はInGaAsPであり、
前記ハロゲンガスが塩素又はヨウ素を含む化合物である、請求項1に記載の半導体光デバイスを製造する方法。 - 前記第1温度が200℃以上であり、
前記第2温度が180℃以下である、請求項1又は請求項2に記載の半導体光デバイスを製造する方法。 - 前記希ガスプラズマとしてアルゴンプラズマを備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
- 前記基板支持台が、ヘリウムガスを用いて前記基板の温度を調整する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
- 前記エッチング装置が、誘導性結合プラズマ―反応性イオンエッチング法を適用可能である、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
- 当該半導体光デバイスが量子カスケードレーザである、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
- 前記回折格子形成層の温度が前記第2温度に達したとき、前記ハロゲンガスから生成されたエッチャントに前記回折格子形成層を晒す前記工程におけるエッチングが実質的に停止する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
- 前記回折格子形成層の温度が前記第2温度に達したとき、前記エッチング装置に前記ハロゲンガスを供給することを停止する、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の半導体光デバイスを製造する方法。
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