JP6364224B2 - 光学フィルム固定用両面粘着テープ - Google Patents
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しかしながら、このような両面粘着シートは厚みが薄いため光学フィルムの歪みを充分に抑制することは難しく、高い接着信頼性と光学フィルム歪みの抑制とを両立できる粘着テープの開発が求められている。
以下、本発明を詳述する。
これに対して、本発明者らは、重量平均分子量(Mw)50万〜150万かつ分子量分布(Mw/Mn)1.05〜2.5の(メタ)アクリル樹脂と、ロジン系粘着付与樹脂又はテルペン系粘着付与樹脂の一方又は両方と、架橋剤とを配合することにより、粘着剤層のゲル分率が0重量%以上35重量%以下の比較的低い範囲に調整されていても、高温条件下での荷重負荷時(例えば、定荷重、曲げ応力等を負荷した時)に充分に高い接着信頼性が得られることを見出した。本発明者らは、このような粘着剤層を少なくとも片面に有する両面粘着テープは、片面の粘着剤層の厚みが30μm以下の薄い両面粘着テープであっても、高温条件下での高い接着信頼性と、被着体である光学フィルムの歪みの抑制とを両立できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
基材両面の粘着剤層のうち、少なくとも片面の粘着剤層は、重量平均分子量(Mw)50万〜150万かつ分子量分布(Mw/Mn)1.05〜2.5の(メタ)アクリル樹脂と、ロジン系粘着付与樹脂又はテルペン系粘着付与樹脂の一方又は両方と、架橋剤とを含む粘着剤からなり、ゲル分率が0重量%以上35重量%以下である。
上記粘着剤層が上記(メタ)アクリル樹脂と、上記ロジン系粘着付与樹脂又はテルペン系粘着付与樹脂の一方又は両方と、上記架橋剤とを含む粘着剤からなり、ゲル分率が0重量%以上35重量%以下の比較的低い範囲に調整されていることにより、本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープは、片面の粘着剤層の厚みが30μm以下の薄い両面粘着テープであっても、高温条件下での高い接着信頼性と、被着体である光学フィルムの歪みの抑制とを両立できる。
即ち、本発明者らは、上記粘着剤層においては、上記(メタ)アクリル樹脂の分子量分布(Mw/Mn)が狭く、接着信頼性を低下させる低分子量成分が少ないことに加えて架橋基がほぼ全てのポリマーにほぼ均一に存在しているため、上記(メタ)アクリル樹脂のほぼ全てのポリマーがほぼ均一に架橋剤により架橋されていると推測している。一般に、粘着剤層を形成する粘着性の架橋樹脂の中に架橋密度のばらつきが生じていないと、粘着剤層に強い応力が加わった場合でも粘着剤層が柔軟に追随できる。従って、本発明者らは、本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープでは、被着体である光学フィルムが熱収縮することにより歪みを生じさせようとした場合に、光学フィルムに生じた応力を上記粘着剤層が効率よく緩和していると推測する。
上記有機テルル化合物として、例えば、(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−クロロ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−ヒドロキシ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−メトキシ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−アミノ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−ニトロ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−シアノ−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−メチルカルボニル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−フェニルカルボニル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−メトキシカルボニル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−フェノキシカルボニル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−スルホニル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−トリフルオロメチル−4−(メチルテラニル−メチル)ベンゼン、1−クロロ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−ヒドロキシ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−メトキシ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−アミノ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−ニトロ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−シアノ−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−メチルカルボニル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−フェニルカルボニル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−メトキシカルボニル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−フェノキシカルボニル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−スルホニル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−トリフルオロメチル−4−(1−メチルテラニル−エチル)ベンゼン、1−クロロ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−ヒドロキシ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−メトキシ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−アミノ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−ニトロ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−シアノ−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−メチルカルボニル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−フェニルカルボニル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−メトキシカルボニル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−フェノキシカルボニル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−スルホニル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、1−トリフルオロメチル−4−(2−メチルテラニル−プロピル)ベンゼン、2−(メチルテラニル−メチル)ピリジン、2−(1−メチルテラニル−エチル)ピリジン、2−(2−メチルテラニル−プロピル)ピリジン、2−メチルテラニル−エタン酸メチル、2−メチルテラニル−プロピオン酸メチル、2−メチルテラニル−2−メチルプロピオン酸メチル、2−メチルテラニル−エタン酸エチル、2−メチルテラニル−プロピオン酸エチル、2−メチルテラニル−2−メチルプロピオン酸エチル、2−メチルテラニルアセトニトリル、2−メチルテラニルプロピオニトリル、2−メチル−2−メチルテラニルプロピオニトリル等が挙げられる。上記化合物中のメチルテラニル基は、エチルテラニル基、n−プロピルテラニル基、イソプロピルテラニル基、n−ブチルテラニル基、イソブチルテラニル基、t−ブチルテラニル基、フェニルテラニル基等であってもよく、また、これらの有機テルル化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記(メタ)アクリル酸エステルは特に限定されず、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステルや、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルや、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸エステルは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記(メタ)アクリル樹脂においては、上記ラジカル重合性モノマー中の上記(メタ)アクリル酸エステルの含有量は、少ないと形成される粘着剤層の粘着力の低下につながり、光学フィルム固定用両面粘着テープが高温条件下で剥がれやすく、また、光学フィルムの歪みが大きくなってしまうことがあるので、50重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好ましい。
他のリビングラジカル重合法とは異なり、有機テルル重合開始剤を用いたリビングラジカル重合法は、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、アミド基及びニトリル基等の極性官能基を有するモノマーをいずれも保護することなく、同一の開始剤で分子量、分子量分布を制御することができる。このため、極性官能基を有するモノマーを容易に共重合することができる。
上記リビングラジカル重合の方法として、従来公知の方法が用いられ、例えば、溶液重合(沸点重合又は定温重合)、乳化重合、懸濁重合、塊状重合等が挙げられる。
上記リビングラジカル重合において重合溶媒を用いる場合、該重合溶媒は特に限定されず、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン等の非極性溶媒や、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等の高極性溶媒を用いることができる。これらの重合溶媒は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、重合温度は、重合速度の観点から0〜110℃が好ましい。
重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、ゲルパミエーションクロマトグラフィ(GPC)法によりポリスチレン換算分子量として測定される。具体的には、重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、(メタ)アクリル樹脂をテトラヒドロフラン(THF)によって50倍希釈して得られた希釈液をフィルターで濾過し、得られた濾液を用いてGPC法によりポリスチレン換算分子量として測定される。GPC法では、例えば、2690 Separations Model(Waters社製)等を使用できる。
なお、水酸基価は、JIS K1557(無水フタル酸法)により測定できる。
なお、軟化温度とは、JIS K2207環球法により測定した軟化温度である。
上記ロジンエステル系樹脂とは、アビエチン酸を主成分とするロジン樹脂、不均化ロジン樹脂及び水添ロジン樹脂や、アビエチン酸等の樹脂酸の二量体(重合ロジン樹脂)等を、アルコール類によってエステル化させて得られる樹脂である。エステル化に用いたアルコール類の水酸基の一部がエステル化に使用されずに樹脂内に含有されてなることで、水酸基価が上記範囲に調整されるものである。
ロジン樹脂をエステル化したものがロジンエステル樹脂、不均化ロジン樹脂をエステル化したものが不均化ロジンエステル樹脂、水添ロジン樹脂をエステル化したものが水添ロジンエステル樹脂、重合ロジン樹脂をエステル化したものが重合ロジンエステル樹脂である。上記エステル化に使用されるアルコール類としては、エチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールが挙げられる。
テルペンフェノール系樹脂とは、フェノールの存在下においてテルペンを重合させて得られた樹脂である。
重合ロジンエステル樹脂としては、例えば、荒川化学工業社製ペンセルD135(水酸基価45、軟化温度135℃)、同社製ペンセルD125(水酸基価34、軟化温度125℃)、同社製ペンセルD160(水酸基価42、軟化温度160℃)等が挙げられる。
水添ロジンエステル樹脂としては、例えば、荒川化学工業社製パインクリスタルKE−359(水酸基価42、軟化温度100℃)、同社製エステルガムH(水酸基価29、軟化温度70℃)等が挙げられる。
不均化ロジンエステル樹脂としては、例えば、荒川化学工業社製スーパーエステルA75(水酸基価23、軟化温度75℃)、同社製スーパーエステルA100(水酸基価16、軟化温度100℃)、同社製スーパーエステルA115(水酸基価19、軟化温度115℃)、同社製スーパーエステルA125(水酸基価15、軟化温度125℃)等が挙げられる。
テルペン系粘着付与樹脂としては、例えば、ヤスハラケミカル社製YSポリスターG150(軟化点150℃)、同社製YSポリスターT100(軟化点100℃),同社製YSポリスターG125(軟化点125℃)、YSポリスターT115(軟化点115℃)、同社製YSポリスターT130(軟化点130℃)等が挙げられる。
これらのロジン系粘着付与樹脂又はテルペン系粘着付与樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、ゲル分率は、次のようにして測定される。まず、光学フィルム固定用両面粘着テープを50mm×100mmの平面長方形状に裁断して試験片を作製し、試験片を酢酸エチル中に23℃にて24時間浸漬した後、酢酸エチルから取り出して、110℃の条件下で1時間乾燥させる。乾燥後の試験片の重量を測定し、下記式(1)を用いてゲル分率を算出する。なお、試験片には、粘着剤層を保護するための離型フィルムは積層されていないものとする。
ゲル分率(重量%)=100×(W2−W0)/(W1−W0) (1)
(W0:基材の重量、W1:浸漬前の試験片の重量、W2:浸漬、乾燥後の試験片の重量)
上記架橋剤の配合量は、少なすぎると高温条件下で光学フィルム固定用両面粘着テープの被着体に対する接着信頼性が低下すること、又は、光学フィルムの歪みが大きくなることがある。上記架橋剤の配合量は、多すぎると、上記粘着剤層の架橋密度が高くなりすぎて光学フィルム固定用両面粘着テープが剥がれやすくなり、被着体に対する接着信頼性が低下すること、又は、光学フィルムの歪みが大きくなることがある。従って、上記架橋剤の配合量は、上記(メタ)アクリル樹脂100重量部に対して0.01〜5重量部が好ましく、0.05〜3重量部がより好ましい。
上記粘着剤層の片面当りの厚みは用途によって設定されるので特に限定されないが、好ましい下限が1μm、好ましい上限が30μmである。上記厚みが1μm未満であると、光学フィルム固定用両面粘着テープが剥がれやすくなり、被着体に対する接着信頼性が低下すること、又は、光学フィルムの歪みが大きくなることがある。上記厚みが30μmを超えると、薄い両面粘着テープが得られないことがある。上記厚みのより好ましい下限は2.5μm、より好ましい上限は25μmであり、更に好ましい上限は15μmであり、特に好ましい上限は10μmである。
上記基材は特に限定されないが、各種樹脂フィルム、各種樹脂発泡体、紙、不織布、ヤーンクロス布等が挙げられる。
樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィン系樹脂フィルム、PETフィルム等のポリエステル系樹脂フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル酸エステル共重合体等の変性オレフィン系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、シクロオレフィンポリマー樹脂フィルム等が挙げられる。
樹脂発泡体としては、例えば、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、アクリルフォーム、ウレタンフォーム、エチレンプロピレンゴムフォーム等が挙げられる。
ヤーンクロス布としては、例えば、ポリエチレンフラットヤーンを織ったものや、その表面に樹脂フィルムをラミネートしたもの等が挙げられる。
本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープが特に表示装置のモジュールの組み立てにおいて用いられる場合には、光透過防止のために黒色印刷された基材、光反射性向上のために白色印刷された基材、金属蒸着されたフィルム基材等を用いることが好ましい。
本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープは、表示装置製造用の両面粘着テープとして使用することができる。具体的には、額縁状に打ち抜いた両面粘着テープを用意し、この両面粘着テープの一方の面が、プリズムシート等の光学フィルム及び他の被着体と接し、両面粘着テープの反対面が、反対側の被着体と接していればよい。あるいは、額縁状に打ち抜いた両面粘着テープの両面が、プリズムシート等の光学フィルム及び他の被着体と接していてもよい。
また、表示画面のサイズが大きいと、光学フィルムのサイズも大きくなる。サイズの大きい光学フィルムは熱収縮によるサイズ変化が大きく、光学フィルムの歪みが顕著に現れる。しかし、本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープによれば、高温条件下での高い接着信頼性と、被着体である光学フィルムの歪みの抑制とを両立できるので、表示画面のサイズが大きい表示装置に用いる額縁状の両面粘着テープに適している。本発明の光学フィルム固定用両面粘着テープは、例えば、表示画面のサイズが8インチ以上の表示装置、より好ましくは9インチ以上の表示装置、更に好ましくは10インチ以上の表示装置に適している。
(合成1)
Tellurium(40メッシュ、金属テルル、アルドリッチ社製)6.38g(50mmol)をテトラヒドロフラン(THF)50mLに懸濁させ、これに1.6mol/Lのn−ブチルリチウム(アルドリッチ社製)34.4mL(55mmol)を、室温でゆっくり滴下した。この反応溶液を金属テルルが完全に消失するまで攪拌した。この反応溶液に、エチル−2−ブロモ−イソブチレート10.7g(55mmol)を室温で加え、2時間攪拌した。反応終了後、減圧下で溶媒を濃縮し、続いて減圧蒸留して、黄色油状物の2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチルを得た。
(合成2)
アルゴン置換したグローブボックス内で、反応容器中に、合成1で製造した2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル16μL、V−60(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、和光純薬工業社製)1.2mg、酢酸エチル1mLを計量した後、反応容器を密閉し、反応容器をグローブボックスから取り出した。続いて、反応容器にアルゴンガスを流入しながら、反応容器内に、表1(表1中、EAはエチルアクリレート、BAはブチルアクリレート、2EHAは2−エチルヘキシルアクリレート、AAcはアクリル酸、HEAはヒドロキシエチルアクリレートを表す)に示す組成のモノマー混合物100g、重合溶媒として酢酸エチル66.5gを投入し、60℃で24時間重合反応を行い、リビングラジカル重合(メタ)アクリル樹脂含有溶液を得た。
得られたリビングラジカル重合(メタ)アクリル樹脂をテトラヒドロフラン(THF)によって50倍希釈して得られた希釈液をフィルター(材質:ポリテトラフルオロエチレン、ポア径:0.2μm)で濾過し、得られた濾液をゲルパミエーションクロマトグラフ(Waters社製、2690 Separations Model)に供給して、サンプル流量1ミリリットル/min、カラム温度40℃の条件でGPC測定を行い、リビングラジカル重合(メタ)アクリル樹脂のポリスチレン換算分子量を測定して、重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)を求めた。カラムとしてはGPC KF−806L(昭和電工社製)を用い、検出器としては示差屈折計を用いた。
(合成3)
合成2の手順に従った。2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル、V−60は表1に示す量を使用した。
(合成4)
合成2の手順に従った。2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル、V−60は表1に示す量を使用した。
(合成5)
合成2の手順に従った。2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル、V−60は表1に示す量を使用した。
(合成6)
合成2の手順に従った。2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル、V−60は表1に示す量を使用した。
(合成7)
合成2の手順に従った。2−メチル−2−n−ブチルテラニル−プロピオン酸エチル、V−60は表1に示す量を使用した。
反応容器内に、重合溶媒として酢酸エチル50gを加え、窒素でバブリングした後、窒素を流入しながら反応容器を加熱して還流を開始した。次いで、重合開始剤としてV−60(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、和光純薬工業社製)0.15gを酢酸エチルで10倍希釈した重合開始剤溶液を反応容器内に投入し、表1に示す組成のモノマー混合物100gを2時間かけて滴下添加した。滴下終了後、重合開始剤としてV−60(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、和光純薬工業社製)0.15gを酢酸エチルで10倍希釈した重合開始剤溶液を反応容器内に再度投入し、4時間重合反応を行い、フリーラジカル重合(メタ)アクリル樹脂含有溶液を得た。
合成2と同様にして、重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)を求めた。
ロジン系粘着付与樹脂としてペンセルD135(荒川化学工業社製)を、テルペン系粘着付与樹脂としてYSポリスターG125(ヤスハラケミカル社製)を、石油系粘着付与樹脂としてFTR6100を使用した。
イソシアネート系架橋剤としてコロネートL(日本ポリウレタン工業社製)又はマイテックNY260A(三菱化学社製)を使用した。
上記で得られた(メタ)アクリル樹脂含有溶液に、その不揮発分100重量部に対して表2に示す所定量の粘着付与樹脂を添加し、酢酸エチルを加えて攪拌し、更に、表2に示す所定量の架橋剤を添加して攪拌し、不揮発分20重量%の粘着剤溶液を得た。厚み50μmの離型処理したPETフィルムに、得られた粘着剤溶液を、乾燥後に粘着剤層の厚みが7.5μmとなるように塗工した後、90℃で3分間乾燥させ、粘着剤層を得た。得られた粘着剤層を10μmのコロナ処理したPET基材に転写した後、同様の操作で基材の反対側の面にも粘着剤層を準備し、基材両面に片面当たりの厚みが7.5μmの粘着剤層が積層一体化された両面粘着テープを作製した。作製した両面粘着テープを40℃で2日間養生した。
得られた両面粘着テープを50mm×100mmの平面長方形状に裁断して試験片を作製し、離型フィルムを剥離除去した。試験片を酢酸エチル中に23℃にて24時間浸漬した後、酢酸エチルから取り出して、110℃の条件下で1時間乾燥させた。乾燥後の試験片の重量を測定し、下記式(1)を用いてゲル分率を算出した。
ゲル分率(重量%)=100×(W2−W0)/(W1−W0) (1)
(W0:基材の重量、W1:浸漬前の試験片の重量、W2:浸漬、乾燥後の試験片の重量)
実施例、比較例で得られた両面粘着テープについて、接着信頼性評価として高温条件下での定荷重剥離試験と耐反発力試験とを行い、光学フィルム歪みの程度を測るために、高温条件下放置後の外観変化の観察評価を行った。それぞれの試験は以下の要領で行い、結果を表2に示した。
図1は、定荷重剥離試験の試験方法を示した図である。図1に示したように、得られた両面粘着テープを20mm幅の短冊状に裁断して試験片2を作製し、この試験片2の表面から離型フィルムを剥離除去して粘着剤層を露出させ、ポリカーボネート樹脂板1上に粘着剤層が対向した状態となるように載せた。
続いて、上記試験片2の裏面から離型フィルムを剥離除去して、露出した粘着剤層上に厚み23μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(図示せず)を積層した後、上記試験片2の裏面上に300mm/分の速度で2kgのゴムローラを一往復させることにより、試験片2とポリカーボネート樹脂板1とを貼着させ、23℃、相対湿度50%の条件下で24時間静置することにより試験サンプル3を作製した。
次に、この試験サンプル3を85℃のオーブンに入れ、図1に示したように、試験サンプル3の試験片2の一端に、この試験片2に貼着面に対して垂直方向に負荷がかかるように50g錘4を取り付け、試験片2がポリカーボネート樹脂板1から落下するまでの時間を測定した。
◎:3時間を超えて落下せず保持された
○:0.5〜3時間の間で落下した
×:0.5時間に達するまでに落下した
図2は、耐反発力の試験方法を示した図である。図2に示したように、得られた両面粘着テープを横25mm×縦150mmの平面長方形状に裁断して試験片5を作製し、試験片5の両面に設けられている離型フィルムを剥離除去して粘着剤層を露出させた。
しかる後、試験片5の表面に横25mm×縦150mm×厚み0.3mmのアルミニウム板6を、試験片5の裏面に横25mm×縦200mm×厚み1mmのポリカーボネート樹脂板7を重ね合わせた。なお、試験片5がポリカーボネート樹脂板7の長さ方向の中央部に位置するように調整した。
次に、ポリカーボネート樹脂板7上に300mm/分の速度で2kgのゴムローラを一往復させて、ポリカーボネート樹脂板7とアルミニウム板6とを試験片5を介して一体化させ、23℃で24時間に亘って静置することにより、試験片5を介してアルミニウム板6がポリカーボネート樹脂板7の縦方向の中央部に貼着一体化されてなる試験サンプル8を作製した。
続いて、図2に示したように、上記試験サンプル8を冶具9にセットし、試験サンプル8の縦方向に曲げ応力を加えることによって試験サンプル8をそのポリカーボネート樹脂板7の長さ方向の両端間の距離が180mmとなるように円弧状に反った状態に変形させ、この状態にて試験サンプル8を85℃のオーブンに入れて24時間に亘って静置した。
しかる後、試験サンプル8を円弧状に反った状態のままオーブンから取り出し、アルミニウム板6とポリカーボネート樹脂板7との間の浮きの高さH(mm)をノギスで測定し、この平均値を耐反発力の評価の値とした。
ここで、上記試験サンプル8のアルミニウム板6とポリカーボネート樹脂板7との間の浮きの高さH(mm)とは、冶具9の上面に対して垂直方向におけるアルミニウム板6とポリカーボネート樹脂板7との対向面間の間隔が最大値をとる位置を特定し、この位置にて、冶具9の上面に対して垂直方向において、アルミニウム板6とポリカーボネート樹脂板7との対向面間の間隔から試験片5の厚みを減じた値をいう。
◎:浮きの高さが0.5mm以下
○:浮きの高さが0.5mmを超えるが5mm以下
×:浮きの高さが5mmより大きい
図3は、光学フィルム歪みの程度を測る試験方法を示した図である。温度変化による光学フィルムの伸縮変形を粘着剤層で緩和できるかどうか、図3に示したような試験サンプルを高温条件にさらすことにより評価した。
両面粘着テープを2.5mm幅の額縁状に打ち抜いた試験片10の一方の面の離型フィルムを剥離除去して、露出した粘着剤層上に、図3のように、窓枠4インチ、枠幅5mm、100mm×63mmのPCフレーム11と、88mm×51mmのBEFシート(光学フィルム)12〔TBEF II GMV2(24)〕とを貼りあわせた。この時に、試験片10とPCフレーム11、試験片10とBEFシート12のそれぞれの接着幅は1mmになるよう調整した。
次に、試験片10の反対面の離型フィルムを剥離除去して、露出した粘着剤層上にガラス板13を貼りあわせ、10Kgの錘を10秒間のせることで、貼着させた。その後、23℃、相対湿度50%の条件下で少なくとも24時間静置することにより、試験サンプル14を作製した。
試験サンプル14を85℃のオーブンに入れて96時間に亘って静置した。
しかる後、30分以上かけてゆっくりと常温まで戻し、光学フィルムの歪みがないか評価を行った。
◎:光学フィルムに歪みが全く生じなかった
○:光学フィルムに、映像表示に影響がない程度の歪みが生じた
×:光学フィルムに、映像表示に影響がでる歪みが生じた
2 試験片
3 試験サンプル
4 50g錘
L 剥離した部分の最大長さ(mm)
5 試験片
6 アルミニウム板
7 ポリカーボネート樹脂板
8 試験サンプル
9 冶具
H アルミニウム板とポリカーボネート樹脂板との間の浮きの高さ(mm)
10 試験片
11 PCフレーム
12 BEFシート
13 ガラス板
14 試験サンプル
Claims (1)
- 光学フィルムを被着体に額縁状に固定する両面粘着テープであって、
基材両面に粘着剤層が積層一体化されており、
少なくとも前記光学フィルムに貼り合わせる側の粘着剤層が、重量平均分子量(Mw)50万〜150万かつ分子量分布(Mw/Mn)1.05〜2.5の(メタ)アクリル樹脂と、ロジン系粘着付与樹脂又はテルペン系粘着付与樹脂の一方又は両方と、架橋剤とを含む粘着剤からなり、ゲル分率が0重量%以上35重量%以下であり、厚みが30μm以下である
ことを特徴とする、光学フィルム固定用両面粘着テープ。
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