JP6363586B2

JP6363586B2 - たまご形凸部枕

Info

Publication number: JP6363586B2
Application number: JP2015240145A
Authority: JP
Inventors: 治雄稲葉
Original assignee: 治雄稲葉
Priority date: 2015-12-09
Filing date: 2015-12-09
Publication date: 2018-07-25
Anticipated expiration: 2035-12-09
Also published as: JP2017104274A

Description

本発明は、枕に関し、特に仰向きで寝る時でも、横向きで寝る時でも寝心地の良い枕に関する。

快眠をとるには、枕が重要である。
仰向け寝時は、背中のカーブによって最適な枕の高さが決まり、横向け寝時は肩幅によってこの最適な枕の高さが決まると言われている。
また、寝心地の良い枕には、頭部の支え方が安定している（感触）とともに、汗等の吸湿及び発散性も重要な要素の１つと言われている。

特許文献１には、高さ調整可能な枕を開示する。
しかし、同公報に開示する枕の構造は、複数の単位枕をアルバム状にその一辺側をつなぎ合せたものであり、高さ調整可能であっても頭部を支える部分が単なる包布状であり、使いやすいものではない。

特許文献２には、球形又は楕円形の複数の球を挿通した紐で固定した枕を開示するが、球を紐で結んだ構造では安定性に欠けるものである。

特開２０００−１３９６５４号公報実開昭５０−５４３０９号公報

本発明は、頭部の支え安定性に優れ、寝返りにも適した枕の提供を目的とする。

本発明に係る枕は、複数の、中に羽毛を詰めてたまご形に縫合した小袋を相互に側部で縫い付けることで、縦方向と横方向とに碁盤目状に並設してあり、且つ、前記複数の小袋の底部をベース部に縫い付けてあるたまご形クッション材を有することを特徴とする。
複数の小袋で形成したたまご形の凸部は、頭を支える枕の上部に形成したものである。
これらのたまご形をした凸部を縦方向と横方向とに碁盤目状に並べたものである。
また、たまご形状の大きさも１０ｍｍ〜５０ｍｍの範囲で選定するのがよい。

本発明は、仰向け寝と横向け寝とに、あるいは人の体格に合わせて高さ調整できるように、複数のたまご形の凸部を形成したたまご形クッション材と、高さ調整をするための高さ調整用クッション材を折り畳み可能に連設してあるのが好ましい。
連設する数や構造に制限はないが、例えば複数の袋部を連設した袋体を有し、１つの袋部に前記たまご形クッション材を収容し、他の袋部に前記高さ調整用クッション材を収容した態様が例として挙げられる。

本発明に係る枕は、頭部を支える部分に複数のたまご形の凸部を形成したので、仰向け寝時でも横向け寝時でも頭部の支えが安定し、吸湿性と発散性にも良好であり、寝心地がよい。

本発明に係る枕の構造例を示し、（ａ）は全体を展開した状態、（ｂ）はたまご形クッション材の部分を示し、（ｃ）はたまご形クッション材を袋体に入れる状態を示す。枕の構造を模式的に示し、（ａ）は左右方向に展開した状態、（ｂ）は第１高さ調整クッション材をたまご形クッション材の下側に折り畳んだ状態、（ｃ）は３段重ねに折り畳んだ状態を示す。（ａ）は２段重ね、（ｂ）は３段重ねの状態の斜視図を示す。（ａ）〜（ｃ）はたまご形クッション材の例を示す。（ａ），（ｂ）はたまご形状部の拡大図を示す。

本発明に係る枕の構造例を以下図に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されない。

本発明に係る枕の特徴は、図１（ｂ）に示すように頭部を支える、たまご形クッション材１２を有する点にある。
その拡大図を図５に示す。
たまご形クッション材１２はベース部１２ａの上に、たまご形をした凸部１２ｂを縦方向と横方向とに碁盤目状に並設してある。
ベース部１２ａはスポンジ等でもよく、本実施例では布袋に綿を詰めてある。
凸部１２ｂは、たまご形に縫合した小袋に羽毛を詰め、ベース部１２ａ及び相互の凸部１２ｂを図５（ｂ）に示すように１２ｃ及び１２ｄの部分で縫い付けてある。

本実施例に係る枕は、図１〜３に示すように３つの袋部１１ａ，１１ｂ，１１ｃをそれぞれ１１ｄ，１１ｅにて繋がるようにした袋体１１の１つの袋部１１ａに上記たまご形クッション材１２を収容し、他の２つの袋部１１ｂ，１１ｃには板状のスポンジからなるクッション材を第１，第２高さ調整クッション材１３，１４として収容した例になっている。
また、袋部１１ｂ，１１ｃに綿等を詰めてもよい。
袋体１１に収容する方法としては、ファスナー等を用いてもよく、特に制限はない。
本実施例は図１に示すように、袋の開口部１１１ａ，２１１ａとを重ね合せるように閉じた袋形状になっている。
他の重ね部１１１ｂ，１１１ｃも同様の構造になっている。
これにより、図２，３に示すように２段重ね又は３段重ねに折り畳むことができ、枕の高さが調整可能になっている。

１０枕
１１袋体
１１ａ袋部
１１ｂ袋部
１１ｃ袋部
１２たまご形クッション材
１３第１高さ調整クッション材
１４第２高さ調整クッション材

Claims

複数の、中に羽毛を詰めてたまご形に縫合した小袋を相互に側部で縫い付けることで、縦方向と横方向とに碁盤目状に並設してあり、且つ、前記複数の小袋の底部をベース部に縫い付けてあるたまご形クッション材を有することを特徴とする枕。
前記たまご形クッション材と、高さ調整をするための高さ調整用クッション材を折り畳み可能に連設してあることを特徴とする請求項１記載の枕。
複数の袋部を連設した袋体を有し、１つの袋部に前記たまご形クッション材を収容し、他の袋部に前記高さ調整用クッション材を収容したことを特徴とする請求項２記載の枕。