JP6361149B2 - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡胴に関する。
近年、特にカメラのレンズ鏡胴は、小型・軽量で、低コストを達成しつつ、高性能であることが求められている。
レンズ鏡胴は、構造が複雑になることから、軽量化や低コスト化を優先させるために、合成樹脂成形部品を用いることが多いが、金属成形部品と比べて剛性が低下しやすい。そこで、特許文献1では、合成樹脂成形品である手動操作環の剛性を金属成形部品である補強リングを用いて向上させている。
特開2010−54600号公報
ところで、合成樹脂成形部品を用いる場合、小型化も併せて要望されることから、レンズ鏡胴の厚みを薄くする等して省スペース設計が行われているが、剛性の低下を招き、所要の性能を満たすことができなくなる。
しかも、レンズ鏡胴は、レンズ群の他に、絞り駆動装置や光線を規制するフレアカッター等の光学用部品を保持する場合もあり、複数のレンズ群を保持すること、絞り駆動装置の連動用開口をあける等すれば、さらなる剛性の低下を招くことになる。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、剛性を高めることで、小型・軽量で、低コストを達成しつつ、高性能を満たすことができるレンズ鏡胴を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明のレンズ鏡胴は、光軸方向に並設され、光学用部品をそれぞれ保持可能な2個の筒部を有する保持枠が備えられている。そして前記各筒部の間に、この各筒部の内面よりも内方に突出する内方突出部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、光学用部品をそれぞれ保持可能な2個の筒部の間に形成した内方突出部によって、各筒部の連結部分が補強されるようになる。したがって、保持枠を合成樹脂とし、しかも厚みを薄くする等して小型化を図っていても、剛性が高まるから、レンズ群等の光学用部品を高精度で保持できるようになる。
また、2個の筒部の連結部分は、内方突出部に隣接しているから、筒部で保持する光学用部品を、高強度および高精度で形成できる内方突出部に当接させることができるので、光学用部品をより高精度で保持できるようになる。
前記内方突出部の内面は、光軸方向から見て略多角形状である構成とすることができる。
この構成によれば、内方突出部の内面を略多角形状に形成することで、剛性がより高まるようになる。
前記内方突出部の外面に凹部が形成され、この凹部の底面は、光軸方向から見て略多角形状である構成とすることができる。
この構成によれば、内方突出部の外面の凹部の底面を略多角形状に形成することで、剛性がより高まるようになる。
前記保持枠は合成樹脂製であり、前記内方突出部の凹部は、肉厚が略一定になるように形成されている構成とすることができる。
この構成によれば、保持枠を合成樹脂製とすることで軽量化、低コスト化になる。また、肉厚が略一定になるように凹部を形成することで、剛性を確保しつつ、ヒケ等の成形時の変形が生じにくくなって、成形精度が安定するようになる。
前記略多角形状は、略三〜八角形である構成とすることができる。
この構成によれば、保持枠の小型化を図った成形が可能となる。
前記内方突出部の内面または前記凹部の底面の略多角形状は、隣り合う平坦部の間が円弧部で連結される構成とすることができる。
この構成によれば、隣り合う平坦部の間が角部のままであるよりも、成形加工が容易となり、かつ剛性の確保に効果的な形状となる。
前記凹部には、前記各筒部の外面に連結されるリブが形成されている構成とすることができる。
この構成によれば、凹部がリブで補強されるから、剛性がより高まるようになる。
前記内方突出部の内面に、前記光学用部品が保持可能である構成とすることができる。
この構成によれば、内径突出部は剛性が高いから、内方突出部の内面で光学用部品を高精度で保持することができる。
前記各筒部のいずれか一方に、前記内方突出部に隣接して絞り駆動装置が保持されている構成とすることができる。
この構成によれば、絞り駆動装置は径方向に大きなスペースが必要であるうえ、カメラ本体との機械的若しくは電気的な連動のために、筒部に連動開口をあける必要がある。そのため、絞り駆動装置を保持し、連動開口を形成した大径の筒部を内方突出部に隣接させることで、この筒部の剛性を確保することが可能となる。
前記保持枠の外面に固定筒とカム筒が設けられ、前記保持枠は、前記固定筒とカム筒のいずれかで光軸方向に移動可能に保持されるように構成されている。また、前記内方突出部の凹部に、前記固定筒または前記カム筒に当接する付勢部材が設けられている構成とすることができる。
この構成によれば、保持枠を光軸方向に往復移動させてフォーカス等をする構成である場合、ガタ付きによる性能低下を抑制するため、固定部品に対して保持枠を付勢部材(板ばね等)で付勢する必要がある。この場合、内方突出部の凹部を利用して付勢部材を設けることができるから、付勢部材を設けるために各筒部を大径にする等しなくても良いので、より小型化を図ることができる。
前記保持枠の外面に固定筒とカム筒と外装部材が設けられ、前記保持枠の前側の筒部の後底部は、前記カム筒の後端部および前記固定筒と外装部材が結合される結合部よりも前方に位置して、前記結合部と径方向に重ならせている構成とすることができる。
この構成によれば、後底部を結合部と径方向に重ならせることで、より小型化を図ることができる。
本発明によれば、保持枠の剛性を高めることで、小型・軽量で、低コストを達成しつつ、高性能を満たすことができる。
本発明に係るレンズ鏡胴の光軸方向の断面図である。 保持枠部分の分解斜視図である。 (a)は保持枠の斜視図、(b)(c)は多角形状の変形例の正面図である。 (a)(b)は、保持枠の内方突出部の内面と円筒部の内面とを成形する金型の作動説明図である。 (a)〜(d)は、保持枠全体を成形する金型の作動説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1はレンズ鏡胴の光軸OA方向の断面図である。図2は保持枠部分の分解斜視図である。
レンズ鏡胴は、光軸OA方向に延在する円筒状の固定筒1を備え、この固定筒1の後端に、固定筒1の略後半分の外周囲を取り囲む外装部材2と、カメラ本体(不図示)に取付けるためのマウント部材3とが、ビス等で固定されている。
外装部材2の内方に位置する固定筒1の外面には、カム筒4が回転自在に嵌合され、このカム筒4のギア部(不図示)は、固定筒1の外周部に固定のフォーカス切り替えギアユニット(不図示)にギア結合されている。フォーカス切り替えギアユニットには、AF(オートフォーカス)用モータと手動用操作リング5とがギア結合されて、AFとMF(マニュアルフォーカス)とが選択できるようになっている。
操作リング5は、固定筒1の略前半分の外周囲を取り囲むように配置されて、固定筒1の凸部1aと、固定筒1の前端にビス等で固定された操作リング押さえ部材6とで、光軸OA方向の移動を規制されつつ、手動で回転操作自在に支持されている。
操作リング押さえ部材6に第1レンズ群ユニット8が嵌合されて、前止めリング9で固定されている。
固定筒1の外面には、AF用モータ、電気基板(不図示)、フォーカスエンコーダ用フレキシブル基板10がそれぞれ固定されて、各々が電気的に接続されている。電気基板は、接続用フレキシブル基板(不図示)を介してマウント部材3に設けた電気接点に電気的に接続されている。
カム筒4にはブラシ接片4aが取付けられ、このブラシ接片4aがフォーカスエンコーダ用フレキシブル基板10に接触することで、カム筒4の回転位置を検出できるようになっている。
固定筒1に直進溝、カム筒4にカム溝がそれぞれ円周上略等角度間隔で3セットずつ設けられて、保持枠11に一体成形された3つのフォロア11cが直進溝を通ってカム溝に係合するようになる。これにより、保持枠11は、カム筒4の回転で光軸OA方向に往復直進(フォーカス)移動できるようになる。
保持枠11は、カーボンブラック等の遮光材を添加した合成樹脂(例えばPC…ポリカボネート)製であり、この保持枠11には、光軸OA方向に並設され、光学用部品をそれぞれ保持可能な2個の円筒部11a,11bを有している。
保持枠11の光軸OA方向の前側(被写体側)の円筒部11aは大径とし、後側(焦点面側)の円筒部11bは小径としている。
前側の円筒部11aには第2レンズ群ユニット12が嵌合保持され、後側の円筒部11bには第3レンズ群ユニット13が嵌合保持されている。
前側の円筒部11aには、後底部11dと第2レンズ群ユニット12との間に、絞り駆動装置(保持部材、絞り羽根、駆動板等)14を組み込んでいる。絞り駆動装置14の駆動板は、後底部11dに形成された連動開口11e〔図3(a)参照〕を通って後方に腕部を延在させている。そして、マウント部材3に設けた絞りレバー15と回転方向に連動し、光軸OA方向に自由に移動自在できるように連結されている。これにより、フォーカス駆動によって絞り駆動装置14を含む保持枠11が光軸OA方向に往復直進移動しても連動状態を保持でき、カメラ本体側から絞りレバー15を操作することで、絞り径を調整することができる。なお、前側の円筒部11aには、絞り駆動装置14だけを組み込む型式、ないしは第2レンズ群ユニット12だけを組み込む型式もある。
後底部11dは、図1のように、カム筒4の後端部および固定筒1と外装部材2が結合される結合部よりも前方に位置して、結合部と径方向に重ならせている。これにより、後底部11dを結合部と径方向に重ならせることで、より小型化を図ることができる。
保持枠11の前側の円筒部11aと後側の円筒部11bとの間には、各円筒部11a,11bの内面よりも内方、つまり光軸OAの中心方向に突出する環状の内方突出部11fが一体形成されている。
内方突出部11fの内面は、光軸OA方向から見て略円形であっても良いが、図4のように、略正多角形状であることが好ましい。
内方突出部11fの外面に環状の凹部11gが一体形成されている。保持枠11が合成樹脂製である場合、内方突出部11fの凹部11gは、肉厚が略一定になるように形成することが好ましい。
凹部11gの底面は、光軸OA方向から見て略円形であっても良いが、図4のように、内方突出部11fの内面と同じ略正多角形状であることが好ましい。
図4の略正多角形状は、略六角形であるが、図3(b)のような三角形、図3(c)のような四角形でも良く、特に図示しないが五角形、七角形、八角形、それ以上の角形でも良い。
内方突出部11fの内面(以下、特に指摘しない限り、凹部11gの底面も含む。)の略多角形状は、図4のような略六角形とした場合、6面の平坦部11hは、それぞれ40〜55度の角度範囲θで設定することが好ましい。また、隣り合う平坦部11hの間を円弧部11iで連結することが好ましい。
平坦部11hの角度範囲θが狭いと、保持枠11の剛性の向上が少なく、平坦部11hを部品の当接面として利用するときには、当接面積が狭くなる。逆に、平坦部11hの角度範囲が広すぎると、角部分が外方に延在するので内外径の差が大きくなり、径方向の必要スペースが大きくなって、成形金型の制約上、保持枠11の成形が困難になる場合がある。
凹部11gの平坦部11hには、隣り合う円筒部11a,11bの外面に連結される光軸OA方向のリブ11jが円周上複数本で形成されていることが好ましい。
内方突出部11fの内端面には、後側の円筒部11bに嵌合した第3レンズ群ユニット13の端面が直接当接されて、保持枠11にネジ結合で固定、またはビスで固定されている。
なお、第3レンズ群ユニット13は、後側の円筒部11bに代えて、内方突出部11fの内面である略六角形の平坦部11hの内接円に嵌合させて、6点接触で保持させることもできる。この場合、内方突出部11fは、後側の円筒部11bよりも剛性が高いために高精度で保持することができる。また、光線を規制するフレアカッター等を内方突出部11fの平坦部11hの内接円に嵌合させて、6点接触で保持させることもできる。
前側の円筒部11aに嵌合した第2レンズ群ユニット12は、円筒部11aの底部の凸部11dに当接した状態で、押さえワッシャ17で固定されているが、第3レンズ群ユニット13と同様に、保持枠11にビスで固定することもできる。
凹部11gの底面の平坦部11hには、フォロア11cの両側から前側の円筒部11aの窪み部11mに入り込んで、固定筒1の内面に当接する二股状の板ばね(付勢部材)18の基部18aが固定されている。凹部11gの底面の平坦部11hには突起11kが形成され、この突起11kに基部18aの穴18bを嵌め込むことで、凹部11gの底面の平坦部11hに板ばね18が位置決めされるようになる。なお、固定筒1の内面側にカム筒4を配置する型式では、板ばね18をカム筒4の内面に当接させるようにする。
次に、合成樹脂製の保持枠11を成形するための金型を説明する。図4(a)(b)は、内方突出部11fの内面と各円筒部11a,11bの内面とを成形する第1金型21の作動説明図である。図5(a)〜(d)は、保持枠11全体を成形する第1金型21〜第5金型25の作動説明図である。
図4(a)は成形時の金型位置、図4(b)は保持枠11の取り出し時の金型位置である。
内方突出部11fの内面が略六角形であるとした場合、第1金型21は、円周上略等角度間隔で6等分されていて、0度、120度、240度の3位置の割金型21Aと、60度、180度、300度の3位置の割金型21Bとで構成されている。
割金型21Aは、平坦部11hと、それに連なる左右の円弧部11iを成形する略山型の成形面21aと、後側の円筒部11bの内面の略6分の1を成形する円弧状の成形面21bとを有している。
割金型21Bは、平坦部11hを成形するフラットな成形面21cと、後側の円筒部11bの内面の略6分の1を成形する円弧状の成形面21dとを有している。
なお、図4では具体的に図示しないが、割金型21A,21Bには、前側の円筒部11aの内面の略6分の1を成形する円弧状の成形面21e,21f(図5参照)もそれぞれ有している。
そして、図4(a)の成形時から図4(b)の保持枠11の取り出し時に移動する場合には、先ず、3位置の割金型21Bを内方、つまり光軸OAの中心方向に同時移動させ、次いで、3位置の割金型21Aを内方、つまり光軸OAの中心方向に同時移動させる。このとき、割金型21Bの円弧状の成形面21dは平坦部11hの内方に大きく移動し、割金型21Aの円弧状の成形面21bも平坦部11hの内方に僅かの隙間を隔てて移動するようになる。
これにより、後述するように、成形された保持枠11を第1金型21から後側の円筒部11bの方向に取り出すことができる。
図5(a)は、保持枠11全体の成形時の金型位置である。第2金型22は、内方突出部11fの外面と円筒部11a,11bの外面とを成形するものである。第3金型23は、保持枠11の後側の円筒部11bの後端を成形するものである。第4金型24は、保持枠11の前側の円筒部11aの前端を成形するものである。第5金型25は、第1金型21を成形位置に保持するものである。なお、各金型21〜25は、成形の都合で割金型となっているものがある。
そして、図5(a)の成形時から図5(d)の保持枠11の取り出し時に移動する場合には、先ず、第3金型23と第5金型25とを矢印の方向に移動させ、次いで、図5(b)のように、第2金型22と第1金型21とを矢印の方向に移動させる。なお、第1金型21の移動は、図4で説明した通りである。
図5(c)の状態では、成形された保持枠11は、第4金型24で保持されていて、この状態であっても、内方突出部11fの内面と第1金型21との間に隙間Sがあるので、第1金型21から後側の円筒部11bの方向に取り出すことができる。
前記のように構成したレンズ鏡胴であれば、保持枠11は、レンズ群ユニット12,13、絞り駆動装置14、フレアカッター等の光学用部品をそれぞれ保持可能な2個の円筒部11a,11bの間に内方突出部11fを形成している。この内方突出部11fによって、各円筒部11a,11bの連結部分が補強されるようになる。したがって、保持枠11を合成樹脂とし、しかも厚みを薄くする等して小型化を図っていても、剛性が高まるから、レンズ群ユニット12,13等の光学用部品を高精度で保持できるようになる。
また、2個の円筒部11a,11bの連結部分は、内方突出部11fに隣接しているから、円筒部11a,11bで保持する光学用部品を、高強度および高精度で形成できる内方突出部11fに当接させることができる。これにより、光学用部品をより高精度で保持できるようになる。
さらに、内方突出部11fの内面を略多角形状に形成することで、剛性がより高まるようになる。
また、内方突出部11fの外面の凹部11gの底面を略多角形状に形成することで、剛性がより高まるようになる。
さらに、保持枠11を合成樹脂製とすることで軽量化、低コスト化になる。また、肉厚が略一定になるように凹部11gを形成することで、剛性を確保しつつ、ヒケ等の成形時の変形が生じにくくなって、成形精度が安定するようになる。
また、略多角形状が略三〜八角形であれば、保持枠の小型化を図った成形が可能となる。
さらに、内方突出部11fの内面または凹部11gの底面の略多角形状は、隣り合う平坦部11hの間を円弧部11iで連結している。したがって、隣り合う平坦部11hの間が角部のままであるよりも、成形加工が容易となり、かつ剛性の確保に効果的な形状となる。
また、凹部11gにリブ11jを形成すれば、凹部11gがリブ11jで補強されるから、剛性がより高まるようになる。
さらに、内方突出部11fの内面に、第3レンズ群ユニット13やフレアカッター等の光学用部品を保持すれば、内方突出部11fは剛性が高いから、内方突出部11fの内面で光学用部品を高精度で保持することができる。
また、大径の円筒部11aに、内方突出部11fに隣接して絞り駆動装置14を保持すれば、絞り駆動装置14は径方向に大きなスペースが必要である。しかも、カメラ本体との機械的若しくは電気的な連動のために、円筒部11aに連動開口11eをあける必要がある。そのため、絞り駆動装置14を保持し、連動開口11eを形成した大径の円筒部11aを内方突出部11fに隣接させることで、この円筒部11aの剛性を確保することが可能となる。
さらに、保持枠11を光軸OA方向に往復移動させてフォーカス等をする構成である場合、ガタ付きによる性能低下を抑制するため、固定部品に対して保持枠11を付勢部材(板ばね等)で付勢する必要がある。この場合、内方突出部11fの凹部11gを利用して板ばね18を設けることができるから、板ばね18を設けるために円筒部11a,11bを大径にする等しなくても良いので、より小型化を図ることができる。
1 固定筒
2 外装部材
4 カム筒
11 保持枠
11a 前側の円筒部(筒部)
11b 後側の円筒部(筒部)
11d 後底部
11e 連動開口
11f 内方突出部
11g 凹部
11h 平坦部
11i 円弧部
11j リブ
12,13 レンズ群ユニット(光学用部品)
14 絞り駆動装置(光学用部品)
15 絞りレバー
18 板ばね(付勢部材)
OA 光軸

Claims (9)

  1. 光軸方向に並設され、光学用部品をそれぞれ保持可能な2個の筒部を有する保持枠が備えられ、前記各筒部の間に、この各筒部の内面よりも内方に突出する内方突出部が形成されており、
    前記内方突出部の外面に凹部が形成され、この凹部の底面は、光軸方向から見て略多角形状であり、
    前記凹部は、前記内方突出部の直ぐ外面に形成され、
    光軸を含む平面で切断したときの前記内方突出部の断面は、前記凹部により肉厚が略一定のコ字状に形成され
    前記内方突出部の内面は、光軸方向から見て略多角形状であることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記保持枠は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記略多角形状は、略三〜八角形であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記内方突出部の内面または前記凹部の底面の略多角形状は、隣り合う平坦部の間が円弧部で連結されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
  5. 前記凹部には、前記各筒部の外面に連結されるリブが形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
  6. 前記内方突出部の内面に、前記光学用部品が保持可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
  7. 前記各筒部のいずれか一方に、前記内方突出部に隣接して絞り駆動装置が保持されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
  8. 前記保持枠の外面に固定筒とカム筒が設けられ、前記保持枠は、前記固定筒とカム筒のいずれかで光軸方向に移動可能に保持されるように構成され、前記内方突出部の凹部に、前記固定筒または前記カム筒に当接する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
  9. 前記保持枠の外面に固定筒とカム筒と外装部材が設けられ、前記保持枠の前側の筒部の後底部は、前記カム筒の後端部および前記固定筒と外装部材が結合される結合部よりも前方に位置して、前記結合部と径方向に重ならせていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のレンズ鏡胴。
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