JP2017102283A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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正章 田辺
Masaaki Tanabe
正章 田辺
邦博 吹野
Kunihiro Fukino
邦博 吹野
草野 正明
Masaaki Kusano
正明 草野
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Abstract

【課題】光学性能の向上したレンズ鏡筒を提供する。【解決手段】レンズ鏡筒は、第1筒部材50に対して回転可能で、互いに係合するカムフォロア62又はカム溝91の一方が内面に形成された第2筒部材90と、レンズL1を保持するレンズ保持筒11と、前記カムフォロア62又は前記カム溝91の他方が外面に形成され、前記第2筒部材90の回転により、前記カムフォロア62と前記カム溝91との係合位置が変化することにより、前記レンズ保持筒11とともに前記レンズL1の光軸方向に移動する第3筒部材60と、一端側が前記第3筒部材60に取り付けられ、前記一端側とは前記光軸方向の位置が異なる他端側が前記第1筒部材50に取り付けられ、前記第3筒部材60に付勢力を与える付勢部材65とを備える。【選択図】図1

Description

本発明はレンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
従来より、カム溝とカムフォロアの係合により、レンズ保持枠をカム筒の軸方向に移動させるレンズ鏡筒がある。そして、カム溝とカムフォロアとの間のガタを生じにくくするために、カム溝やカムフォロアを、特許文献1に記載されたような形状としたものがある。
特開2013−68711号公報
レンズ鏡筒は、第1筒部材に対して回転可能で、互いに係合するカムフォロア又はカム溝の一方が内面に形成された第2筒部材と、レンズを保持するレンズ保持筒と、前記カムフォロア又は前記カム溝の他方が外面に形成され、前記第2筒部材の回転により、前記カムフォロアと前記カム溝との係合位置が変化することにより、前記レンズ保持筒とともに前記レンズの光軸方向に移動する第3筒部材と、一端側が前記第3筒部材に取り付けられ、前記一端側とは前記光軸方向の位置が異なる他端側が前記第1筒部材に取り付けられ、前記第3筒部材に付勢力を与える付勢部材とを備える構成とした。
撮像装置は、上記レンズ鏡筒を備える構成とした。
レンズ鏡筒1の断面図である。 レンズ鏡筒1の分解斜視図である。 図1のレンズ鏡筒1のA−A線に沿った断面図である。
以下、図面等を参照して、実施形態のレンズ鏡筒1について説明する。図1はレンズ鏡筒1の断面図である。図2はレンズ鏡筒1の分解斜視図である。図3は図1のレンズ鏡筒1のA−A線に沿った断面図である。
本実施形態はカメラボディ2に対して着脱可能なレンズ鏡筒1について説明するが、これに限定されない。レンズ鏡筒とカメラボディとが一体のカメラであってもよい。
実施形態のレンズ鏡筒1は、被写体側から順に、1群レンズL1と、2群レンズL2と、3群レンズL3と、4群レンズL4とを備えるズームレンズである。
(1群レンズL1)
1群レンズL1は、フォーカスレンズであり、1群レンズ枠10に保持され、1群レンズ枠10は1群レンズ摺動筒11の被写体側端部に取り付けられている。1群レンズ摺動筒11は、図示しないモータで回転駆動される。
1群レンズ摺動筒11のカメラボディ2側外周面には、後述するカムリング60の内周面に設けられた台形めねじ64と係合する台形おねじ12が設けられている。
(2群レンズL2,4群レンズL4)
2群レンズL2は2群レンズ枠20に保持され、4群レンズL4は4群レンズ枠40に保持されている。
2群レンズ枠20と4群レンズ枠40とは、2−4群レンズ摺動筒21に取り付けられている。
2−4群レンズ摺動筒21の外周には、後述の3群カムフォロア32が挿通される開口部23が設けられている。
2−4群レンズ摺動筒21の外周には、外周側に突起する2−4群カムフォロア22が取り付けられている。2−4群カムフォロア22は、後述の固定筒50の穴を貫通して、ズームリング90の2−4群カム45溝と係合する。
(3群レンズL3)
3群レンズL3は、3群レンズ枠30に保持されている。3群レンズ枠30は、3群レンズ摺動筒31に取り付けられ、3群レンズ摺動筒31は2−4群レンズ摺動筒21の内部に配置されている。
3群レンズ摺動筒31の外周には、外周側に突起する3群カムフォロア32が取り付けられている。3群カムフォロア32は、上述の2−4群レンズ摺動筒21の開口部23からさらに外周方向に突き出している。
3群カムフォロア32は、さらに、後述の固定筒50の穴を貫通して、ズームリング90の3群カム44と係合する。
(ガイドバー70)
2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31は、ガイドバー70によって直進ガイドされる。ガイドバー70は、光軸OA方向に延在して設けられる軸状の部材である。
2−4群レンズ摺動筒21のカメラボディ2側端部には、ガイドバー保持板71が配置されている。ガイドバー保持板71は固定筒50に固定され、ガイドバー70のカメラボディ2側端部を保持している。
また、ガイドバー70の被写体側端部は後述する第2延在部54の被写体側端部に設けられたガイドバー保持部55によって保持される。
2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の外周側には、それぞれガイドバー取付部26,36が設けられている。
ガイドバー取付部26,36は、2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の外周から外方向に突出して設けられており、その突出すた部分に光軸OA方向に貫通する穴が設けられている。その孔には嵌合ブシュを介してガイドバー70が挿通されている。
これにより、2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31は、光軸OA方向に直進移動がガイドされる。
レンズ鏡筒1は、さらに、外周側に配置されたズームリング90と、ズームリング90のカメラボディ2側端部の内周側に配置された固定筒50と、カムリング60とを備える。
(ズームリング90)
ズームリング90は、レンズ鏡筒1の最外周に、回転可能に配置されている。
ズームリング90の被写体側内周面には、内周側に凹形状に突起して設けられたカムフォロア91が円周方向3カ所に設けられている。そのカムフォロア91にはカムリング60の立体カム62が係合している。
また、ズームリング90には、径方向に貫通する周溝92が設けられている。周溝92は円周に沿って形成されている。周溝92に、固定筒50に設けられた後述する回転制限ピン51が挿入されている。ズームリング90は、回転制限ピン51によって、周溝92の長さだけ周方向に回転する。
ズームリング90のカメラボディ2側の内周面には、2−4群レンズ摺動筒21の2−4群カムフォロア22、及び3群レンズ摺動筒31の3群カムフォロア32がそれぞれ係合する2−4群カム溝44及び3群カム45溝が形成されている。
(固定筒50)
ズームリング90のカメラボディ2側の内周側には固定筒50が配置されている。
固定筒50は、カメラボディ2側の円筒部50Aと、円筒部50Aから光軸OA方向被写体側に延びる第1延在部52と、を備える。また、固定筒50は、第1延在部52と円周上の異なる位置、本実施形態では第1延在部52が配置された位置よりも内側において円筒部50Aから被写体側に延びる第2延在部54及び第3延在部59を備える。
第1延在部52と、第2延在部54と、第3延在部59とは、円周方向に重複しないように、円筒部50Aと一体的に配置されている。
すなわち、光軸OAから径方向に延び且つ第1延在部52が設けられている部分の周方向両端を通る2つの直線の間の領域(図3の第1領域)と、光軸OAから径方向に延び、第2延在部54が設けられている部分の周方向両端を通る2つの直線の間の領域(図3の第2領域)と、光軸OAから径方向に延び、第3延在部59が設けられている部分の周方向両端を通る2つの直線の間の領域(図3の第3領域)とは、重複しないように配置されている。
円筒部50Aのカメラボディ2側端部には、カメラボディ2との着脱用のバヨネットマウント80が取り付けられている。
円筒部50Aのカメラボディ2側外周面には、ズームリング90に設けられた周溝92に係合する、前述の回転制限ピン51が外周側に突起して設けられている。
この回転制限ピン51により、ズームリング90は、光軸方向の移動が規制されつつ回転可能となっている。
また、円筒部50Aには、2−4群カムフォロア22及び3群カムフォロア32が貫通する孔58,57が設けられている。
(第1延在部52)
第1延在部52は周方向に略均等に3本設けられ、カムリング60とズームリング90との間に挿入されている。
カムリング60の被写体側には、外周側に突起した1群直進キー61が設けられ、第1延在部52の内周側には、光軸OA方向に沿って第1直進溝53が形成されており、1群直進キー61の直進移動を案内する。1群直進キー61が、第1直進溝53に沿って移動することにより、カムリング60が光軸OA方向に直進移動可能となっている。
(第2延在部54)
第2延在部54は、カムリング60の内側に延びる。
第2延在部54の被写体側端部には、前述したように、2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の直進移動を案内するガイドバー70を保持するガイドバー保持部55が設けられている。
(第3延在部59)
第3延在部59は、第2延在部54と同様に第1延在部52よりも内側において円筒部50Aから被写体側に延び、第2延在部54に対して、光軸を中心として略対称位置に配置されている。
3群レンズ摺動筒31の外周には外周側へ突起した3群直進キー34が設けられ、2−4群レンズ摺動筒21の外周には外周側へ突起した2−4群直進キー24が設けられている。第3延在部59には、3群直進キー34及び2−4群直進キー24が係合する直進溝56が光軸OA方向に沿って設けられている。3群直進キー34及び2−4群直進キー24が直進溝56に沿って移動することにより、光軸OAと直角の面内におけるガイドバー70を回転中心とする2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の振れが規制される。
(カムリング60)
ズームリング90のカメラボディ2側の、固定筒50の前方内側には、カムリング60が挿入されている。
カムリング60の外周面には、1群直進キー61が設けられている。1群直進キー61は固定筒50の第1延在部52に設けられた第1直進溝53と係合することにより、光軸OA方向に直進移動可能となっている。
カムリング60の外周面には1群レンズ摺動筒11のズーム軌跡を有する立体カム62が設けられている。立体カム62は、ズームリング90の被写体側内周面のカムフォロア91と係合している。立体カム62は周方向に略均等に3か所設けられている。
カムリング60の内周面には台形めねじ64が設けられている。台形めねじ64は、1群レンズ摺動筒11の後部外周面に設けられた台形おねじ12と係合している。
(引っ張りコイルばね65)
カムリング60と、固定筒50の円筒部50Aとの間には、引っ張りコイルばね65が取り付けられている。
引っ張りコイルばね65のカメラボディ2側は、固定筒50の円筒部50Aの、外側から内側に挿入されたピン50Cに固定されている。また、引っ張りコイルばね65の被写体側は、カムリング60のカメラボディ2側端部に固定されている。引っ張りコイルばね65は、光軸OA方向に延在して設けられており、カムリング60のカメラボディ2側端部と円筒部50Aのピン50Cとの間で光軸OA方向に付勢力が生じている。
以上のような構成により、引っ張りコイルばね65によりカムリング60は、固定筒50側の円筒部50A側(カメラボディ2側、マウント80側)に付勢された状態にある。
なお、本実施形態において引張りコイルばね65は、図2に示すように、周方向に略均等に3か所設けられている。また、上述のように、立体カム62も周方向に略均等に3か所設けられている。
このように、引張りコイルばね65と立体カム62とが、同じように周方向に略均等に3か所設けられているので、引張りコイルばね65によってカムリング60が固定筒50の円筒部50A側に付勢された場合のバランスが良い。
ただし、立体カム62が1本で構成される場合には、引っ張りコイルばね65は必ずしも3か所に設けられていなくてもよい。
(動作)
ズームリング90を回転すると、カムフォロア91及び立体カム62を介してカムリング60が移動する。
このとき、1群直進キー61は、第1延在部52に設けられた第1直進溝53によって直進案内され、カムリング60は光軸OA方向へ直進移動する。
カムリング60が移動すると、カムリング60に設けられた台形めねじ64が1群レンズ摺動筒11に設けられた台形おねじ12と係合しているので、1群レンズ摺動筒11及び1群レンズL1が光軸OA方向へ移動する。
さらに、1群レンズ摺動筒11及び1群レンズL1は、図示しないフォーカスモータで回転駆動される。
また、ズームリング90を回転すると、3群カムフォロア32,2−4群カムフォロア22を介して、3群レンズ摺動筒31、2−4群レンズ摺動筒21、すなわち2群レンズL2.3群レンズ、4群レンズL4が光軸OA方向に直進移動してズーミングが行われる。
このとき、3群レンズ摺動筒31及び2−4群レンズ摺動筒21は、第2延在部54に保持されたガイドバー70によって直進ガイドされる。
3群レンズ摺動筒31及び2−4群レンズ摺動筒21に設けられた3群直進キー34及び2−4群直進キー24は、第3延在部59に設けられた直進溝56に沿って移動する。これにより、光軸OAと直角の面内におけるガイドバー70を回転中心とする2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の振れが規制される。
ここで、カムリング60の立体カム62は、ズームリング90のカムフォロア91に沿って移動する。カムフォロア91は、ズームリング90の内面に設けられた互いに平行な2本の突条部の間に形成された溝部である。
引っ張りコイルばね65によって、カムリング60は、固定筒50側の円筒部50A側(カメラボディ2側、マウント80側)に付勢されている。
そうすると、立体カム62のボディ側の側面は、カムフォロア91のボディ側の側面(カムフォロア91を形成する溝部のボディ側に設けられた被写体側を向いた面)を押圧する。
これにより、立体カム62と、カムフォロア91との間のガタを取ることができる。
また、ズームリング90も、ボディ側に引っ張られる。そうすると、ズームリング90に設けられた周溝92の被写体側側面(ボディ側を向いた側面)が、回転制限ピン51と当接する。これにより、回転制限ピン51とズームリング90の周溝92の間のガタを取ることができる。
なお、引っ張りバネ65のバネ定数は適宜選択することにより、カムリング60の移動範囲において操作感に違和感を生じないようにすることが好ましい。違和感は、例えば、使用者がズームリング90を回したときに、負荷が急に重くなる等の違和感である。
(本実施形態の効果)
(1)従来のレンズ鏡筒の多くは、カムとカムフォロア等の係合により、操作される回転運動を直進運動にし、各レンズ室に応じた移動量でレンズ間隔を変化させ、必要なズーム倍率を得ている。
カムとカムフォロア等の係合部にはスムースな作動のためのガタ(クリアランス)が必要となる。しかしこのガタが累積すると、光学性能上問題となる。例えば、ガタが大きいとガタによりレンズがチルトし、また、そのチルトが不安定となり、光学性能が劣化する。
しかし、ガタを小さくすると、部品の出来、寸法のばらつきなどによって、操作感異常や動作不良を生じ、さらには、故障につながる事となるため、容易に小さく設定することは出来ない。
しかし、本実施形態では、カムリング60が引っ張りバネ65で付勢されている。したがって、ズームリング90を回転したときに、常にガタが生じない状態でカムリング60を回転することができる。ゆえに、光学性能の劣化が生じない。
(2)また、部品の出来や複数部品の組合せ相性によるシフト・チルトの偏心以外に、特に対物側に繰り出しズーム調整する構造の1群レンズL1や1群レンズ摺動筒11は、繰り出した自重による偏心の変化も不安定要因となっている。
このため、1群レンズL1の駆動構造の部分に、実施形態のように引っ張りバネ65によって付勢することにより、姿勢差に影響なく光学性能を確保し、つまり設計通りの姿勢状態を維持できる。
これにより、1ランク上の光学性能、例えば調心不要な鏡筒構造の実現も可能となる。
(3)移動量の基準となるカム(曲線)を、一方向の一面だけ高精度に仕上げれば良いため、設計的にも自由度が増える。
(4)生産の観点から見た場合には、成型型の精度出しも単純に負担が軽減され、成型品のばらつきにおいても、不安定要因が減るために、安定した生産が予想され、総合的なコストダウンが見込まれる。
(5)固定筒50は、内周に第1直進溝53を有し、光軸OA方向に延伸し、且つ円周方向の3カ所に設けられた第1延在部52を備える。さらに固定筒50は、第1延在部52より径方向内側であって、光軸OAに対して対称な2カ所の一方にガイドバー70を保持する第2延在部54を備える。そして、固定筒50は、対称な2カ所の他方に直進案内溝を有し、光軸OA方向に延伸する第3延在部59を備える。
これらの3本の第1延在部52と、第2延在部54と、第3延在部59とが、円周方向に重複していると、固定筒50をプラスチック等による一体成型する場合、径方向に型を抜く片割りができない。したがって、光軸OA方向に勾配のついたテーパーを有する型が必要になる。
しかし、本実施形態は、3本の第1延在部52が設けられた第1領域と、第2延在部54が設けられた第2領域と、第3延在部59が設けられた第3領域とは、円周方向に重複しないように、円周上の異なる位置に配置されている。したがって、固定筒50をプラスチック等による一体成型する場合、径方向に型を抜く片割りが可能である。径方向に抜く型はテーパーが必要でないため、製造が容易である。
(6)固定筒50は、第1延在部52と、第2延在部54と、第3延在部59とを備える。これらの第1延在部52と、第2延在部54及び第3延在部59とは光軸OAからの距離が異なる位置に配置されている。
したがって、第1延在部52と、第2延在部54及び第3延在部59とに、異なる筒部材を駆動するための異なる機能を持たせることができる、
すなわち、第1延在部52は、1群直進キー61の直進移動を案内する第1直進溝53が形成されている。第2延在部54には、2−4群レンズ摺動筒21及び3群レンズ摺動筒31の直進移動を案内するガイドバー70を保持するガイドバー保持部55が形成されている。第3延在部59には、3群直進キー34及び2−4群直進キー24が係合する直進溝56が形成されている。
このように、固定筒50は、一部材で種々の機能を有している。これらを、それぞれ別部材で製造すると、部品点数が多くなる。部品点数が多くなると、部品加工精度が累積するのでマウント基準のレンズ群の偏芯が大きくなる。しかし、本実施形態では一体成形されているので、部品加工精度の累積を半減することができる。
さらに、本実施形態によると、部品点数が少ないので、組立工数も削減可能となり、コストダウンが可能となる。部品加工をプラスチック成形とすれば、さらに大幅なコストダウンが可能となる。
(7)本実施形態によると、ガイドバー70方式を採用しているので、2群レンズL2,3群レンズL3,4群レンズL4の偏芯を小さく出来るとともに、ズーミングによる変動も小さくなるので、光学性能の確保が容易となる。このため、製造工程における光学性能良品率の改善が可能となる。
(8)第1直進溝53が形成されている第1延在部52は固定筒50の周方向の3か所に設けられているので、1群直進キー61も周方向の3か所に設けることができ、安定した直進案内が可能である。
(9)固定筒50は、2群レンズL2、3群レンズL3、4群レンズL4の直進移動を案内する第2直進溝が形成されている第3延在部59を有するので、これらのレンズの安定した移動が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態は、以下に示すような種々の変形や変更が可能である。
(1)本実施形態では、1群レンズの駆動に関連するカムリング60を引っ張る構成としたが、他のレンズの駆動に関連する筒部材を引っ張る構造であっても良い。
(2)また、引っ張りバネでなく、ゴム等の他の付勢部材であっても良い。
(3)たとえば、本実施形態では、固定筒50において、ガイドバー70を保持する第2延在部54が内側、第1直進溝53が設けられた第1延在部52が外側に形成されているが、逆であってもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
1:レンズ鏡筒、2:カメラボディ、11:1群レンズ摺動筒、21:2群レンズ摺動筒、22:2群カムフォロア、24:2−4群直進キー、26:ガイドバー取付部、31:3群レンズ摺動筒、32:3群カムフォロア、34:3群直進キー、36:ガイドバー取付部、40:4群レンズ枠、44:4群カム溝、45:4群カム溝、50:固定筒、50A:円筒部、51:回転制限ピン、52:第1延在部、53:第1直進溝、54:第2延在部、55:ガイドバー保持部、56:直進溝、59:第3延在部、60:カムリング、61:1群直進キー、62:カムフォロア、65:引っ張りバネ、70:ガイドバー、71:ガイドバー保持板、90:ズームリング、91:カム、92:周溝

Claims (6)

  1. 第1筒部材に対して回転可能で、互いに係合するカムフォロア又はカム溝の一方が内面に形成された第2筒部材と、
    レンズを保持するレンズ保持筒と、
    前記カムフォロア又は前記カム溝の他方が外面に形成され、前記第2筒部材の回転により、前記カムフォロアと前記カム溝との係合位置が変化することにより、前記レンズ保持筒とともに前記レンズの光軸方向に移動する第3筒部材と、
    一端側が前記第3筒部材に取り付けられ、前記一端側とは前記光軸方向の位置が異なる他端側が前記第1筒部材に取り付けられ、前記第3筒部材に付勢力を与える付勢部材と、
    を備えるレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記付勢部材は、引っ張りコイルバネであること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記付勢部材は、前記第3筒部材と前記第1筒部材との間の円周方向の3か所に配置されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記第3筒部材は、互いに係合する雌ヘリコイドねじ又は雄ヘリコイドねじの一方が内面に形成され、
    前記レンズ保持筒は、前記雌ヘリコイドねじ又は前記雄ヘリコイドねじの他方が外面に形成され、前記第3筒部材に対して光軸方向に移動可能であること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記第3筒部材は、互いに係合する雌ヘリコイドねじ又は雄ヘリコイドねじの一方が内面に形成され、
    前記レンズ保持筒は、前記雌ヘリコイドねじ又は前記雄ヘリコイドねじの他方が外面に形成され、前記第3筒部材に対して光軸方向に移動可能であること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置。
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