JP6360821B2 - 位相差層付偏光板および画像表示装置 - Google Patents
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Description
1つの実施形態においては、上記位相差層付偏光板は、上記第2の接着層を除いた各層の合計厚みが140μm以下である。
1つの実施形態においては、上記位相差層は、ポリカーボネート系樹脂フィルムで構成されている。
1つの実施形態においては、上記位相差層付偏光板は、上記位相差層の外側に別の位相差層をさらに有する。
1つの実施形態においては、上記位相差層は、液晶化合物の配向固化層である。
1つの実施形態においては、上記位相差層は、第1の液晶化合物の配向固化層と第2の液晶化合物の配向固化層との積層構造を有する。
1つの実施形態においては、上記位相差層付偏光板は、上記位相差層の外側に導電層または導電層付等方性基材をさらに有する。
本発明の別の局面によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は、上記の位相差層付偏光板を備える。
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
「Re(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した面内位相差である。例えば、「Re(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した面内位相差である。Re(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Re(λ)=(nx−ny)×dによって求められる。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
「Rth(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した厚み方向の位相差である。例えば、「Rth(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した厚み方向の位相差である。Rth(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Rth(λ)=(nx−nz)×dによって求められる。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。
図1は、本発明の1つの実施形態による位相差層付偏光板の概略断面図である。本実施形態の位相差層付偏光板100は、偏光板10と、位相差層20と、偏光板10と位相差層20とを接着する第1の接着層30と、位相差層20の偏光板10と反対側の最外層として設けられた第2の接着層40と、を有する。第2の接着層40は、位相差層付偏光板と画像表示装置の表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)とを接着する。偏光板10は、偏光子11と、偏光子11の一方の側に配置された第1の保護層12と、偏光子11のもう一方の側に配置された第2の保護層13とを含む。目的に応じて、第1の保護層12および第2の保護層13の一方は省略されてもよい。例えば、位相差層20が偏光子11の保護層としても機能し得る場合には、第2の保護層13は省略されてもよい。
B−1.偏光子
偏光子11としては、任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、偏光子を形成する樹脂フィルムは、単層の樹脂フィルムであってもよく、二層以上の積層体であってもよい。
第1の保護層12は、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂等が挙げられる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、(メタ)アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。この他にも、例えば、シロキサン系ポリマー等のガラス質系ポリマーも挙げられる。また、特開2001−343529号公報(WO01/37007)に記載のポリマーフィルムも使用できる。このフィルムの材料としては、例えば、側鎖に置換または非置換のイミド基を有する熱可塑性樹脂と、側鎖に置換または非置換のフェニル基ならびにニトリル基を有する熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物が使用でき、例えば、イソブテンとN−メチルマレイミドからなる交互共重合体と、アクリロニトリル・スチレン共重合体とを有する樹脂組成物が挙げられる。当該ポリマーフィルムは、例えば、上記樹脂組成物の押出成形物であり得る。
第2の保護層13もまた、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料は、第1の保護層に関して上記B−2項で説明したとおりである。第2の保護層13は、光学的に等方性であることが好ましい。本明細書において「光学的に等方性である」とは、面内位相差Re(550)が0nm〜10nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)が−10nm〜+10nmであることをいう。
C−1.第1の位相差層の特性
第1の位相差層20は、目的に応じて任意の適切な光学的特性および/または機械的特性を有し得る。第1の位相差層20は、代表的には遅相軸を有する。1つの実施形態においては、第1の位相差層20の遅相軸と偏光子11の吸収軸とのなす角度θは、好ましくは38°〜52°であり、より好ましくは42°〜48°であり、さらに好ましくは約45°である。角度θがこのような範囲であれば、後述するように第1の位相差層をλ/4板とすることにより、非常に優れた円偏光特性(結果として、非常に優れた反射防止特性)を有する位相差層付偏光板が得られ得る。
第1の位相差層が樹脂フィルムで構成される場合、その厚みは、好ましくは60μm以下であり、好ましくは30μm〜55μmである。第1の位相差層の厚みがこのような範囲であれば、加熱時のカールを良好に抑制しつつ、貼り合わせ時のカールを良好に調整することができる。
第1の位相差層20は、液晶化合物の配向固化層であってもよい。液晶化合物を用いることにより、得られる位相差層のnxとnyとの差を非液晶材料に比べて格段に大きくすることができるので、所望の面内位相差を得るための位相差層の厚みを格段に小さくすることができる。その結果、位相差層付偏光板のさらなる薄型化を実現することができる。第1の位相差層20が液晶化合物の配向固化層で構成される場合、その厚みは、好ましくは0.5μm〜7μmであり、より好ましくは1μm〜5μmである。液晶化合物を用いることにより、樹脂フィルムよりも格段に薄い厚みで樹脂フィルムと同等の面内位相差を実現することができる。
D−1.第1の接着層および第2の接着層
第1の接着層および第2の接着層はそれぞれ、平均線膨張係数が上記A項に記載の関係を満足する限り、任意の適切な接着剤または粘着剤で構成され得る。
CH2=C(R1)−CONH2−m−(X−O−R2)m (1)
ここで、R1は水素原子またはメチル基を示し、Xは−CH2−基または−CH2CH2−基を示し、R2は−(CH2)n−H基(ただし、nは0,1または2)を示し、mは1または2を示す。
本発明の位相差層付偏光板を構成する各層の積層に用いられる他の接着層(図示せず)は、任意の適切な接着剤または粘着剤で構成され得る。好ましくは、他の接着層の平均線膨張係数は、第2の接着層の平均線膨張係数よりも小さい。
第2の位相差層50は、目的に応じて任意の適切な光学的特性を有し得る。1つの実施形態においては、第2の位相差層は、屈折率特性がnz>nx=nyの関係を示す、いわゆるポジティブCプレートであり得る。第2の位相差層としてポジティブCプレートを用いることにより、斜め方向の反射を良好に防止することができ、反射防止機能の広視野角化が可能となる。この場合、第2の位相差層の厚み方向の位相差Rth(550)は、好ましくは−50nm〜−300nm、より好ましくは−70nm〜−250nm、さらに好ましくは−90nm〜−200nm、特に好ましくは−100nm〜−180nmである。ここで、「nx=ny」は、nxとnyが厳密に等しい場合のみならず、nxとnyが実質的に等しい場合も包含する。すなわち、第2の位相差層の面内位相差Re(550)は10nm未満であり得る。
導電層は、任意の適切な成膜方法(例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、スプレー法等)により、任意の適切な基材上に、金属酸化物膜を成膜して形成され得る。金属酸化物としては、例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、インジウム−スズ複合酸化物、スズ−アンチモン複合酸化物、亜鉛−アルミニウム複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物が挙げられる。なかでも好ましくは、インジウム−スズ複合酸化物(ITO)である。
本発明の実施形態による位相差層付偏光板は、その他の位相差層をさらに含んでいてもよい。その他の位相差層の光学的特性(例えば、屈折率特性、面内位相差、Nz係数、光弾性係数)、厚み、配置位置等は、目的に応じて適切に設定され得る。
上記A項からG項に記載の位相差層付偏光板は、画像表示装置に適用され得る。したがって、本発明は、そのような位相差層付偏光板を用いた画像表示装置を包含する。画像表示装置の代表例としては、液晶表示装置、有機EL表示装置が挙げられる。本発明の実施形態による画像表示装置は、その視認側に上記A項からG項に記載の位相差層付偏光板を備える。位相差層付偏光板は、位相差層が表示セル(例えば、液晶セル、有機ELセル)側となるように(偏光子が視認側となるように)積層されている。
塗布形成された位相差層(液晶化合物の配向固化層)については、大塚電子製MCPD2000を用いて干渉膜厚測定法によって測定した。その他のフィルムについては、デジタルマイクロメーター(アンリツ社製KC−351C)を用いて測定した。
(2)平均線膨張係数
エスアイアイ・ナノテクノロジー製のTMA(SS7100)を用いて、実施例および比較例で用いたそれぞれの接着層形成用溶液を厚みが約100μmのフィルムとなるよう製膜し、そのフィルムを約6mm角に切削して試料台に設置し、JIS K 7197に準じてTMA(圧縮膨張法)測定を行った。測定荷重は19.6mN、プローブ径は3.5mmφ、昇温速度は5℃/分で−150℃から20℃の範囲で測定を行い、得られた寸法変化のデータからこの範囲の平均線膨張係数を算出した。
(3)位相差層の位相差値
実施例および比較例で用いた位相差層の屈折率nx、nyおよびnzを、自動複屈折測定装置(王子計測機器株式会社製,自動複屈折計KOBRA−WPR)により計測した。面内位相差Reの測定波長は450nmおよび550nmであり、厚み方向位相差Rthの測定波長は550nmであり、測定温度は23℃であった。
(4)リワーク性
三星無線社製のスマートフォン(Galaxy−S5)を分解して有機ELパネルを取り出した。次いで、実施例および比較例で得られた位相差層付偏光板を当該パネルのサイズに合うように切り出し、貼り合わせた。位相差層付偏光板が貼り合されたパネルを液体窒素中に30秒間浸漬した後、取り出して位相差層付偏光板が剥離されているか否かを確認した。各実施例および比較例について、位相差層付偏光板が貼り合されたパネルをそれぞれ20枚ずつ作製して評価を行った。以下の基準で評価した。
良好:20個のパネルすべてについて位相差層付偏光板が良好に剥離
不良:少なくとも1個のパネルについて剥離されなかった位相差層付偏光板が存在する
厚み30μmのポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルム(クラレ製、製品名「PE3000」)の長尺ロールを、ロール延伸機により長尺方向に5.9倍になるように長尺方向に一軸延伸しながら同時に膨潤、染色、架橋、洗浄処理を施し、最後に乾燥処理を施すことにより厚み12μmの偏光子1を作製した。
具体的には、膨潤処理は20℃の純水で処理しながら2.2倍に延伸した。次いで、染色処理は得られる偏光子の単体透過率が45.0%になるようにヨウ素濃度が調整されたヨウ素とヨウ化カリウムの重量比が1:7である30℃の水溶液中において処理しながら1.4倍に延伸した。更に、架橋処理は、2段階の架橋処理を採用し、1段階目の架橋処理は40℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.2倍に延伸した。1段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は5.0重量%で、ヨウ化カリウム含有量は3.0重量%とした。2段階目の架橋処理は65℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.6倍に延伸した。2段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は4.3重量%で、ヨウ化カリウム含有量は5.0重量%とした。また、洗浄処理は、20℃のヨウ化カリウム水溶液で処理した。洗浄処理の水溶液のヨウ化カリウム含有量は2.6重量%とした。最後に、乾燥処理は70℃で5分間乾燥させて偏光子1を得た。
得られた偏光子1の両面に、ポリビニルアルコール系接着剤を介して、コニカミノルタ株式会社製のTACフィルム(製品名:KC2UA、厚み:25μm、第2の保護層に対応する)及び当該TACフィルムの片面にハードコート処理により形成されたハードコート(HC)層を有するHC−TACフィルム(厚み:32μm、第1の保護層に対応する)をそれぞれ貼り合わせて、第1の保護層/偏光子1/第2の保護層の構成を有する偏光板1を得た。
2−1.ポリカーボネート樹脂フィルムの作製
イソソルビド(ISB)26.2質量部、9,9−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン(BHEPF)100.5質量部、1,4−シクロヘキサンジメタノール(1,4−CHDM)10.7質量部、ジフェニルカーボネート(DPC)105.1質量部、および、触媒として炭酸セシウム(0.2質量%水溶液)0.591質量部をそれぞれ反応容器に投入し、窒素雰囲気下にて、反応の第1段目の工程として、反応容器の熱媒温度を150℃にし、必要に応じて攪拌しながら、原料を溶解させた(約15分)。
次いで、反応容器内の圧力を常圧から13.3kPaにし、反応容器の熱媒温度を190℃まで1時間で上昇させながら、発生するフェノールを反応容器外へ抜き出した。
反応容器内温度を190℃で15分保持した後、第2段目の工程として、反応容器内の圧力を6.67kPaとし、反応容器の熱媒温度を230℃まで、15分で上昇させ、発生するフェノールを反応容器外へ抜き出した。攪拌機の攪拌トルクが上昇してくるので、8分で250℃まで昇温し、さらに発生するフェノールを取り除くため、反応容器内の圧力を0.200kPa以下に減圧した。所定の攪拌トルクに到達後、反応を終了し、生成した反応物を水中に押し出した後に、ペレット化を行い、BHEPF/ISB/1,4−CHDM=47.4モル%/37.1モル%/15.5モル%のポリカーボネート樹脂を得た。
得られたポリカーボネート樹脂のガラス転移温度は136.6℃であり、還元粘度は0.395dL/gであった。
得られたポリカーボネート樹脂を80℃で5時間真空乾燥をした後、単軸押出機(いすず化工機社製、スクリュー径25mm、シリンダー設定温度:220℃)、Tダイ(幅200mm、設定温度:220℃)、チルロール(設定温度:120〜130℃)および巻取機を備えたフィルム製膜装置を用いて、厚み120μmのポリカーボネート樹脂フィルムを作製した。
テンター延伸機を用いて、得られたポリカーボネート樹脂フィルムを横延伸し、厚み50μmの位相差フィルムを得た。その際、延伸倍率は250%であり、延伸温度を137〜139℃とした。
得られた位相差フィルムのRe(550)は137〜147nmであり、Re(450)/Re(550)は0.89であり、Nz係数は1.21であり、配向角(遅相軸の方向)は長尺方向に対し90°であった。この位相差フィルムを位相差層1として用いた。
ネマチック液晶相を示す重合性液晶(BASF社製:商品名「Paliocolor LC242」、下記式で表される)10gと、当該重合性液晶化合物に対する光重合開始剤(BASF社製:商品名「イルガキュア907」)3gとを、トルエン40gに溶解して、液晶組成物(塗工液)を調製した。
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚み38μm)表面を、ラビング布を用いてラビングし、配向処理を施した。配向処理の方向は、偏光板に貼り合わせる際に偏光子の吸収軸の方向に対して視認側から見て−15°方向となるようにした。この配向処理表面に、参考例3と同様の液晶塗工液を塗工し、参考例3と同様にして液晶化合物を配向および硬化させて、PETフィルム上に位相差層3を形成した。位相差層3の厚みは1.2μm、面内位相差Re(550)は140nmであった。さらに、位相差層3は、nx>ny=nzの屈折率分布を有していた。
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル99部、アクリル酸4−ヒドロキシブチル1.0部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.3部を酢酸エチルと共に加えた。反応容器中の混合物を、窒素ガス気流下、60℃で4時間反応させた後、当該反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量165万のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固形分濃度30%)を得た。上記アクリル系ポリマー溶液の固形分100部あたり0.15部のジベンゾイルパーオキシド(日本油脂製(株):ナイパーBO−Y)と、0.1部のトリメチロールプロパンキシレンジイソシアネート(三井武田ケミカル(株):タケネートD110N)と、0.2部のシランカップリング剤(綜研化学株式会社製:A−100,アセトアセチル基含有シランカップリング剤)とを配合して、接着層形成用溶液を得た。上記接着層形成用溶液を、シリコーン系剥離剤で表面処理したポリエステルフィルムからなるセパレータに塗工し、155℃で3分間加熱処理して厚さ15μmの接着層Aを得た。
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた4つ口フラスコに、ブチルアクリレート99部およびアクリル酸4−ヒドロキシブチル1部を含有するモノマー混合物を仕込んだ。さらに、このモノマー混合物(固形分)100部に対して、重合開始剤として2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.1部を酢酸エチルと共に仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入して窒素置換した後、フラスコ内の液温を60℃付近に保って7時間重合反応を行った。その後、得られた反応液に、酢酸エチルを加えて、重量平均分子量140万のアクリル系ポリマーの溶液(固形分濃度30%)を調製した。得られたアクリル系ポリマー溶液の固形分100部に対して、トリメチルプロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(東京化成工業製)0.2部を配合し、さらに、トリメチロールプロパンキシリレンジイソシアネート(三井化学社製:タケネートD110N)0.1部と、ジベンゾイルパーオキサイド0.3部と、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン(信越化学工業社製:KBM−403)0.075部を配合して、接着層形成用溶液を調製した。次いで、この接着層形成用溶液を、シリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータフィルム)の表面に、ファウンテンコータで均一に塗工し、155℃の空気循環式恒温オーブンで2分間乾燥し、セパレータフィルムの表面に厚さ15μmの接着層Bを形成した。
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル94.9部、アクリル酸5部およびアクリル酸2−ヒドロキシエチル0.1部、ならびに、これらのモノマー(固形分)100部に対して0.3部のベンゾイルパーオキサイドを酢酸エチルと共に加えた。反応容器中の混合物を、窒素ガス気流下、60℃で7時間反応させた後、当該反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量220万のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固形分濃度30重量%)を得た。上記アクリル系ポリマー溶液の固形分100部あたり0.6部のトリメチロールプロパントリレンジイソシアネート(日本ポリウレタン(株)製:コロネートL)と、0.075部のγ−グリシドキシプロピルメトキシシラン(信越化学工業(株)製:KBM−403)を配合して、接着層形成用溶液を得た。上記接着層形成用溶液を、シリコーン系剥離剤で表面処理したポリエステルフィルムからなるセパレータに塗工し、155℃で3分間加熱処理して厚さ15μmの接着層Cを得た。
単官能ラジカル重合性化合物として、ヒドロキシエチルアクリルアミド(興人社製、logP=−0.56、ホモポリマーのTg=123℃)10部およびテトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート(日立化成社製、logP=1.13、ホモポリマーのTg=45℃)10部と、単官能ラジカル重合性化合物として、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート(共栄社化学社製、「ライトアクリレートDCP−A」、logP=3.05、ホモポリマーのTg=134℃)80部と、ラジカル重合開始剤として、IRGACURE 907を3部およびKAYACURE DETX−Sを3部と、を混合し、50℃で1時間撹拌して、活性エネルギー線硬化型接着剤(接着層Dを形成する接着剤)を得た。
偏光板1の第2の保護層面と位相差層1とを、偏光子の吸収軸と位相差層の遅相軸とのなす角度が45°となるように接着層Bを介して貼り合わせ、位相差層付偏光板を得た。得られた位相差層付偏光板1の位相差層面に接着層Aを最外層として貼り合わせ、位相差層付偏光板1とした。得られた位相差層付偏光板1を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。その結果、作製した20個のパネルすべてにおいて、位相差層付偏光板1が良好に剥離された。結果を表2に示す。
偏光板1と位相差層1との貼り合わせに接着層Cを用いたこと、および、最外層として接着層Bを用いたこと以外は実施例1と同様にして位相差層付偏光板2を得た。得られた位相差層付偏光板2を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。結果を表2に示す。
偏光板1と位相差層1との貼り合わせに接着層Bを用いたこと、および、最外層として接着層Cを用いたこと以外は実施例1と同様にして位相差層付偏光板3を得た。得られた位相差層付偏光板3を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。結果を表2に示す。
シクロオレフィン系の位相差フィルムA(カネカ社製、製品名「KUZ−フィルム#270」、厚み33μm、Re(550)=270nm、Re(450)/Re(550)=1.00、Nz係数=1.00)とシクロオレフィン系の位相差フィルムB(カネカ社製、製品名「KUZ−フィルム#140」、厚み28μm、Re(550)=140nm、Re(450)/Re(550)=1.00、Nz係数=1.00)とを、それぞれの遅相軸のなす角度が60°となるように厚みが5μmのアクリル系接着層を介して貼り合せて位相差層4を作製した。
偏光板1の第2の保護層面と位相差層4とを、偏光子の吸収軸と位相差フィルムAの遅相軸とのなす角度が15°となり、偏光子の吸収軸と位相差フィルムBの遅相軸とのなす角度が75°となるように接着層Bを介して貼り合わせ、位相差層付偏光板を得た。得られた位相差層付偏光板1の位相差層面に接着層Cを最外層として貼り合わせ、位相差層付偏光板4とした。得られた位相差層付偏光板4を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。結果を表2に示す。
偏光板1の第2の保護層面と位相差層2とを、参考例8で得られた活性エネルギー線硬化型接着剤(接着層D)を介して貼り合わせたこと、および、位相差層として位相差層2と位相差層3の2層を用いたこと以外は実施例1と同様にして位相差層付偏光板5を得た。具体的には以下のとおりである:PETフィルム/位相差層2の積層体の位相差層2上に、活性エネルギー線硬化型接着剤を硬化後の厚み1.0がμm程度になるように塗工した後、ロール貼合せ機を用いて偏光板1と貼り合せた。その後、位相差層2側からIRヒーターを用いて50℃に加温し、さらに、活性エネルギー線として可視光線(ガリウム封入メタルハライドランプ)を位相差層2側から照射して接着剤を硬化させた。その結果、偏光子の吸収軸と位相差層2の遅相軸とのなす角度が15°となった。なお、活性エネルギー線照射装置としてFusion UV Systems,Inc社製「Light Hammer10」を、バルブとしてVバルブを使用した。ピーク照度は1600mW/cm2であり、積算照射量は1000mJ/cm2(波長380〜440nm)であった。可視光線の照度は、Solatell社製のSola−Checkシステムを使用して測定した。次いで、PETフィルムを剥離し、当該剥離面に位相差層3を、位相差層2と同様にして貼り合わせた。その結果、偏光子の吸収軸と位相差層3の遅相軸とのなす角度が75°となった。さらに、位相差層3が形成されていたPETフィルムを剥離し、偏光板/位相差層2/位相差層3の構成を有する位相差層付偏光板を得た。得られた位相差層付偏光板の位相差層3面に接着層Aを最外層として貼り合わせ、位相差層付偏光板5とした。
得られた位相差層付偏光板5を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。結果を表2に示す。
偏光板1と位相差層1との貼り合わせに接着層Aを用いたこと以外は実施例1と同様にして位相差層付偏光板6を得た。得られた位相差層付偏光板6を、上記(4)にしたがってリワーク性の評価に供した。結果を表2に示す。
表2から明らかなように、本発明の実施例の位相差層付偏光板は、液体窒素を用いた低音でのリワーク性に優れることがわかる。なお、比較例1の位相差層付偏光板は、低温でリワークできなかったフィルム(表示セルから剥離せず残った位相差層)を人の手で剥離しようとすると、フィルムが破断してしまいリワークすることができなかった。一方、比較例2の位相差層付偏光板は、低温でリワークできなかったフィルムを破断させることなく人の手で剥離することができた。
11 偏光子
12 第1の保護層
13 第2の保護層
20 位相差層(第1の位相差層)
30 第1の接着層
40 第2の接着層
50 別の位相差層(第2の位相差層)
100 位相差層付偏光板
101 位相差層付偏光板
102 位相差層付偏光板
Claims (8)
- 偏光子と該偏光子の少なくとも一方の側に保護層とを含む偏光板と、位相差層と、該偏光板と該位相差層とを接着する第1の接着層と、該位相差層の該偏光板と反対側の最外層として設けられた第2の接着層と、を有し
周囲温度を−150℃から20℃まで変化させた際の該第2の接着層の平均線膨張係数が38.0(×10−5/℃)〜200(×10 −5 /℃)であり、かつ、周囲温度を−150℃から20℃まで変化させた際の該第1の接着層の平均線膨張係数よりも大きい、
位相差層付偏光板。 - 前記第2の接着層を除いた各層の合計厚みが140μm以下である、請求項1に記載の位相差層付偏光板。
- 前記位相差層が、ポリカーボネート系樹脂フィルムで構成されている、請求項1または2に記載の位相差層付偏光板。
- 前記位相差層の外側に別の位相差層をさらに有する、請求項3に記載の位相差層付偏光板。
- 前記位相差層が、液晶化合物の配向固化層である、請求項1または2に記載の位相差層付偏光板。
- 前記位相差層が、第1の液晶化合物の配向固化層と第2の液晶化合物の配向固化層との積層構造を有する、請求項1または2に記載の位相差層付偏光板。
- 前記位相差層の外側に導電層または導電層付等方性基材をさらに有する、請求項1から6のいずれかに記載の位相差層付偏光板。
- 請求項1から7のいずれかに記載の位相差層付偏光板を備える、画像表示装置。
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