JP6359403B2 - 乗物用メータ表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物に設けられる乗物用メータ表示装置に関する。
乗物用メータ表示装置として、略円形状の文字盤上で指針を回動させ、文字盤の外周部に記された目盛を指針でエンジン回転数を指し示すことで、運転者がエンジン回転数を視認できるものがある(例えば特許文献1)。
特開2013−200183号公報
運転者が走行中にメータ表示装置の表示内容を表示することから、視認性を向上することが要望される。
そこで、本発明の課題は、表示内容の視認性を向上することができる乗物用メータ表示装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の乗物用メータ表示装置は、走行時に連続的に変化する乗物状態を表示するために、前記乗物状態に連動して予め定める配列方向に移動することで指針位置が変化する指針体と、段階毎の前記乗物状態をそれぞれ示すための複数の指標部であって、間隔をあけて前記配列方向に並んで配置され、それぞれ個別に点灯形態を変化可能に設けられる複数の指標部を有する表示板と、前記乗物状態に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させる制御部とを備えることを特徴とする。
前記構成の乗物用メータ表示装置によれば、指針体だけでなく、複数の指標部の点灯形態によっても乗物状態を表示することができる。このようにして乗物状態を指針体以外でも表示することで、表示内容の視認性を向上させることができる。
ここで、点灯形態を変化させるとは、指標部で示される情報であって、運転者が視認可能な情報を変化させることを意味する。例えば指標部の点灯と消滅とを切り換えたり、指標部の点滅の間隔を変化させたり、指標部の点灯色や明るさを変化させることを含む。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記複数の指標部は、前記乗物状態を示すための指標値であり、前記制御部は、前記乗物状態に対応した対応指標値を含むと共に対応指標値に対して配列方向の一方に並ぶ指標値群の点灯形態と、前記対応指標値よりも配列方向の他方に並ぶ指標値群の点灯形態とを異ならせる。
前記実施形態によれば、指標値群の点灯形態の切り替わりによって対応指標値を強調して表示できる。このようにして強調された対応指標部を運転者が確認することで、乗物状態を把握できる。したがって、運転者による表示内容の視認性を向上できる。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記制御部は、前記乗物状態に対応した対応指標部の点灯形態と、この対応指標部以外の他の指標部の点灯形態とを異ならせる。
前記実施形態によれば、前記対応指標部の点灯形態と、この対応指標部以外の他の指標部の点灯形態とが異なるので、対応指標部を強調して表示できる。このようにして残余の指標部に比べて強調された対応指標部を運転者が確認することで、乗物状態を把握できる。したがって、運転者による表示内容の視認性を向上できる。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記制御部は、予め定められた条件が満たされたとき、前記複数の指標部の点灯形態を、前記条件が満たされる前の前記複数の指標部の点灯形態と異なる点灯形態にする。
前記実施形態によれば、前記複数の指標部の点灯形態は、前記条件が満たされる前後で異なるので、複数の指標部の点灯形態の変化によって、前記条件が満たされたことを強調して表示できる。したがって、運転者が前記条件が満たされたことを視認できる。
前記条件は、乗物状態の他にも、時報、走行時間などの時間的条件を満たした場合や、ABS作動、トラクションコントロール作動、ローンチ作動、リミット制御作動などの走行時に一時的に発生する特別制御状態の開始、終了、継続を示す特別制御条件を満たした場合、故障または異常状態を満たした場合に関する条件である。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記制御部は、運転者による設定指令に応じて設定値を設定するとき、前記設定指令に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させる。
前記実施形態によれば、運転者が設定値を設定するとき、前記複数の指標部の点灯形態は、前記設定指令に基づいて変化する。したがって、運転者が指標部の点灯状態を確認することで、運転者による設定指令を視認することができる。例えば、設定値が大きくなるにつれて、点灯すべき指標部を増やすことで、設定値の大きさを把握しやすくできる。
例えば前記設定値は、シフトアップ回転数、ローンチ回転数、ABSの作動しやすさやトラクションコントロールの作動しやすさであってもよい。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記設定値は、前記乗物状態についての設定値であり、前記制御部は、前記設定指令が前記設定値に達したとき、前記複数の指標部の点灯形態を、走行時に前記乗物状態の乗物状態値が前記設定値に達したときの前記複数の指標部の点灯形態と同じ点灯形態にする。
前記実施形態によれば、設定値を設定するにあたって、走行時の前記複数の指標部の点灯形態を再現して表示することで、運転者が設定値の大きさをさらに理解しやすい。
また、一実施形態の乗物用メータ表示装置では、前記乗物状態は、駆動源の回転数であり、前記指針体は、回転中心を有し、この回転中心周りに前記回転数に応じて角変位し、前記配列方向は、前記回転中心に対する周方向であり、前記複数の指標部は、前記配列方向に並ぶ数字表示部を含み、これらの数字表示部は、前記回転数を示す前記指針位置に対応している。
前記実施形態によれば、指標体の指針位置と指標部の数字表示部とによって、駆動源の回転数を明確に表示できる。このようにして明確に表示された駆動源の回転数を運転者が確認することで、駆動源の回転数を把握できる。したがって、運転者による表示内容の視認性を向上できる。
また、本発明の乗物用メータ表示装置では、連続的に変化する乗物状態を表示するために、前記乗物状態に連動して予め定める配列方向に移動することで指針位置が変化する指針体と、段階毎の前記乗物状態をそれぞれ示すための複数の指標部であって、間隔をあけて前記配列方向に並んで配置され、それぞれ個別に点灯形態を変化可能に設けられる複数の指標部を有する表示板とを備えることを特徴とする。
前記構成の乗物用メータ表示装置によれば、指針体によって乗物状態を表示できると共に、複数の指標部の点灯形態の変化によっても、乗物状態を表示できる。このため、乗物状態の表示を多様化でき、指標部の点灯形態を個別に変化させることで、運転者へ報知する乗物状態の表示を強調したり、追加したりすることができる。したがって、運転者の利便性を向上させることができる。
本発明の乗物用メータ表示装置によれば、乗物状態の表示を多様化できるので、表示内容の視認性を向上することができる。
本発明に係るメータ表示装置を備えた自動二輪車の操舵部を後上方から見た斜視図である。 前記メータ表示装置の正面図である。 前記メータ表示装置のブロック図である。 前記メータ表示装置の走行時の動作を説明するフローチャートである。 前記メータ表示装置の設定値の設定時の動作を説明するフローチャートである。 設定値の設定時における前記メータ表示装置の正面図である。
以下、本発明の乗物用メータ表示装置を図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のメータ表示装置およびこれを備えた自動二輪車の操舵部を示している。図1に示すように、この自動二輪車の操舵部は、操舵軸1と、操舵用のアッパーブラケット2と、操舵用のアンダーブラケット3と、右ハンドルバー5と、左ハンドルバー6とを備えている。
操舵軸1は、車体フレーム(図示せず)の前端部のヘッドパイプ10に回動自在に支持されており、操舵軸1の上端にアッパーブラケット2の左右幅方向の中央部が固着され、操舵軸1の下端にアンダーブラケット3の左右幅方向の中央部が固着されている。アッパーブラケット2の左右幅方向の両端部およびアンダーブラケット3の左右幅方向の両端部は、左右のフロントフォーク12に結合されており、左右のフロントフォーク12は下方に延び、それら下端部には、図示しない前輪が支持されている。
右ハンドルバー5は、アッパーブラケット2の右端部及び右側フロントフォーク12の上端部に固着され、右後方へ延びている。右ハンドルバー5には、押しボタン式のファンクションスイッチ82を有する右側ハンドルスイッチ装置7が設けられている。
左ハンドルバー6は、アッパーブラケット2の左端部及び左側フロントフォーク12の上端部に固着され、左後方へ延びている。左ハンドルバー6には、押しボタン式の表示変更スイッチ81を有する左側ハンドルスイッチ装置8が設けられている。表示変更スイッチ81は、順向送り操作部86と逆向送り操作部87とを有している。
アッパーブラケット2の前方にはメータ表示装置15が配置され、かつ、車幅方向の略中央に位置している。このメータ表示装置15は、図示しないブラケット等を介してヘッドパイプ10に支持されている。メータ表示装置15は、操舵軸1回りに左右に移動(角変位)するようになっている。
図2は、メータ表示装置15の平面図を示している。
図2に示すように、メータ表示装置15は、タコメータ21と、このタコメータに隣接して配置された液晶表示部22と、タコメータ21の外側に円弧状に配置されたインジケータ領域23とを備える。
タコメータ21は、略円形状の文字盤31と、この文字盤31上で回動する指針32とを有している。タコメータ21は、駆動源であるエンジンのエンジン回転数を表示するものである。なお、文字盤31は、表示板の一例である。また、指針32は、指針体の一例である。また、エンジン回転数は、乗物状態値の一例である。
指針32は、棒状部材からなっており、この棒状部材の色は赤色である。指針32は、回転中心32aと、この回転中心32aに近い方の一端部である基端部32bと、他端部である先端部32cとを有している。回転中心32aは、文字盤31の略中央に位置している。指針32は、エンジン回転数に応じて、回転中心32a周りに角変位制御され、基端部32bおよび先端部32cは、回転中心32a周りに周方向に角変位するようになっている。指針32の先端部32cの先端の位置が指針32の指針位置になる。
指針32の角変位の範囲は、例えば180度以上であり、本実施形態では、220度以上に設定されている。エンジン回転数が0rpmのときの指針32の指針位置は、停止角度位置である。この停止角度位置は、回転中心32aよりも下方で、かつ、回転中心32aよりも車幅方向右側である。指針32は、図示しないモータによって回転駆動され、エンジン回転数に応じて予め定められた配列方向である時計回り方向に角変位し、連続的に変化するエンジン回転数をアナログ表示する。
指針32は、エンジン回転数が予め定める低回転数域である場合と、この低回転数域より大きい高回転数域である場合とで、エンジン回転数の変化に対する角度変化を異ならせている。低回転数域では、所定のエンジン回転数の変化幅に対する角度変化が小さく、高回転数域では、所定のエンジン回転数の変化幅に対する角度変化が大きく設定される。これによって、予め定められた角度範囲において、運転者の視認要求が低いエンジン回転数域(低回転数域)での前記角度変化を小さくでき、運転者の視認要求が高いエンジン回転数域(高回転数域)での前記角度変化を大きくできるから、利便性を向上できる。
文字盤31は、板状部材からなっており、この板状部材の表面の色は黒色である。文字盤31は、複数の指標部としての数字表示部36と、目盛部37と、図示しない複数の発光体(具体的にはLED)とを有している。数字表示部36および目盛部37は、文字盤31の外周部に円弧状に配置されている。前記複数の発光体は、文字盤31内に設けられている。
数字表示部36は、エンジン回転数(0rpm〜16000rpm)を示すための指標値である。数字表示部36は、指針32の回転中心32aに対して、周方向に円弧状に並んで配置されている。具体的には、数字表示部36は、指針32の指針位置が角変位する角度範囲内に配置されている。本実施形態では、数字表示部36は、複数の数字(「0」,「1」,「2」,「3」,「4」,「6」,「8」,「10」,「12」,「14」,「16」)からなっている。数字表示部36は、文字盤31の外周部の右下部に配置された「0」から右上部に配置された「16」まで、指針32の回転中心32aに対して周方向時計回りに順に配置されている。指針32の回転中心32aから指針32の指針位置の半径距離よりも大きい半径距離で、数字表示部36が前記周方向に並んで配置されている。これによって、正面視において、数字表示部36が配置されている領域が指針32の指針位置の移動範囲よりも径方向外側に位置する。指針32が角変位することで、指針32の指針位置に近接する数字表示部36が変化する。
数字表示部36は、時計回りに周方向に変化する度に、表される数字が大きくなり、指針32の指針位置が示すエンジン回転数と、このエンジン回転数に対応する数字が表示される。すなわち、指針32の指針位置によって、エンジン回転数を示す回転数を意味する数字が付与される。具体的には、前記停止角度位置では、「0」が対応している。また、指針32の指針位置によって、エンジン回転数が「X×1000rpm」を表す指針位置には、「X」が対応している(ここで、Xは、任意の整数値)。
数字表示部36は、予め定められた値以上のエンジン回転数を示すものが、所定値未満のエンジン回転数を示すものに比べて、サイズが大きく設定される。言い換えると、発光量が大きく設定される。本実施形態では、8000rpm以上を示す数字表示部36のサイズが大きく設定されている。本実施形態では、サイズが大きくなる回転数は、指針32に設定されるエンジン回転数の変化に対する角度変化が切り替わる回転数よりも大きい値に設定される。例えば、サイズが大きくなる回転数は、通常定速走行に用いられるであろう常用回転数以上の値に設定される。
数字表示部36は、それぞれ個別に点灯状態を変化可能に構成されている。本実施形態では、数字表示部36ごとに、発光体が設けられ、各発光体を個別に制御することで、数字表示部36を個別に点灯させることができる。数字表示部36が点灯したときの色は、指針32の色と同じ赤色である。数字表示部36が消灯したときの色は、文字盤31の表面の色と同じ黒色である。これにより、消灯した数字表示部36は、目立ちにくくなる。
図2では、黒塗りで示した数字表示部36が点灯していることを示す一方、白抜きで示した数字表示部36が消灯表示していることを示す。指針32が任意の回転数を指針位置で示す場合には、指針32の指針位置に対応する数字表示部36と、この数字表示部36よりも反時計回り方向側に位置する全ての数字表示部36が全て点灯する。一方、指針32の指針位置に対応する数字表示部36よりも時計回り方向側に位置する数字表示部36が全て消灯する。本実施形態では、指針32が示すエンジン回転数以下を示す数字表示部36を全て点灯させ、指針32が示すエンジン回転数よりも大きいエンジン回転数を示す数字表示部36を全て消灯させる。
目盛部37は、複数の目盛からなっている。目盛部37は、指針32の回転中心32aに対して、周方向に円弧状に並んで配置されている。具体的には、目盛部37は、指針32の指針位置が角変位する角度範囲内に配置されている。本実施形態では、指針32の回転中心32aから指針32の指針位置までの半径距離と同じ半径距離で、目盛部37が前記周方向に並んで配置されている。これによって、正面視において、目盛部37が配置されている領域が指針32の指針位置の移動範囲に重なる。指針32が角変位することで、指針32の指針位置に重なる目盛部37が変化する。
より詳しくは、目盛部37は、文字盤31の外周部の右下部(数字表示部36の「0」に対応する位置)と右上部(数字表示部36の「16」に対応する位置)との間で周方向右回りに等間隔に配置されている。目盛部37は、エンジン回転数(0rpm〜16000rpm)を500rpm毎に指示する位置に設けられている。目盛部37のうち、数字表示部36に対応する目盛部37は、数字表示部36に対応しない目盛部37に比べて大きくなっている。
また、目盛部37は、目盛部37に対応する図示しない発光源によって発光可能に設けられている。自動二輪車の走行準備が完了した段階で、全ての目盛部37が点灯され、走行が終了した段階で、全ての目盛部37が消灯される。目盛部37が点灯したときの色は、一般に白色だが、文字盤31の外周部の右上部(数字表示部36の「14」と「16」との間に対応する位置)に位置する目盛が点灯したときの色は、赤色である。この赤色は、エンジン回転数のいわゆるレッドゾーンを表している。
液晶表示部22は、タコメータ21で表示される情報以外の情報、例えば、車速、ギア位置、オドメータ、積算メータ、時刻、水温、走行モード、エラー情報などを液晶表示するようになっている。
インジケータ領域23は、タコメータ21および液晶表示部22で表示される情報以外の情報を表示するようになっている。インジケータ領域23は、タコメータ21の右下から右上まで指針32の回転中心32a周りに180度以上延在する円弧状の領域である。本実施形態では、このインジケータ領域23は、数字表示部36が配置される配置領域の回転中心32a周りの角度範囲よりも大きい角度範囲に設定されている。
インジケータ領域23の上部23aには、ニュートラル表示、ハイビーム表示、左右指示器動作表示、燃料残量低下表示、ハザード表示などの乗物状態を示す表示が、前記周方向に間隔をあけて配置されている。インジケータ領域23の左部23bには、ABS(Anti-lock Brake System)装置の異常、エンジンオイルの圧力低下の異常、レインモード表示などの異常表示やモード表示が、前記周方向に間隔をあけて配置されている。インジケータ領域23の右下部23cには、水温表示(水温低)、水温表示(水温高)、および充電警告表示の乗物状態を示す表示が、前記周方向に間隔をあけて配置されている。インジケータ領域23の各表示は、発光体によって点灯されるようになっている。
図3は、メータ表示装置15のブロック図を示している。
図3に示すように、メータ表示装置15は、制御部の一例としてのCPU51と、メモリ52と、指針駆動回路53と、LED駆動回路54と、液晶駆動回路55とを備えている。CPU51と、メモリ52等の関連デバイス53,54,55とが電気的に接続されている。CPU51には、乗物状態を制御するためのECU(エンジン・コントロール・ユニット)70と、イグニッションスイッチ80と、表示変更スイッチ81と、ファンクションスイッチ82とが電気的に接続されている。
メモリ52は、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリによって構成されて各種の制御プログラムや初期設定値を記憶しているROMと、後述する各種センサからのデータや制御プログラムや設定内容をワークメモリとして一時的に記憶しているRAMとを有している。
CPU51は、メータ表示装置15においてやり取りされる各種の信号の入力や出力を制御する。CPU51は、イグニッションスイッチ80のオンによりメモリ52のROMに記憶された制御プログラムを実行するが、その実行に必要な各種のデータや信号をメモリ52のRAMから読み込むようになっている。
指針駆動回路53は、タコメータ21の指針32の回動を制御する回路である。指針32は、ECU70や前記センサからの電気信号に基づいて、指針駆動回路53および図示しないモータによって角変位するようになっている。
LED駆動回路54は、タコメータ21の複数のLED35のうち、いずれのLED35を点灯又は消灯にするかを制御する回路である。
液晶駆動回路55は、各種の乗物状態の情報を液晶表示部22に表示させるために液晶を駆動制御する回路である。
ECU70は、各種の乗物状態の情報を検出するセンサ、例えばエンジン回転数センサ71,ギア位置センサ72,車速センサ73,オイル温度センサ74,水温センサ75から得られた各種の乗物状態の情報に関する信号をCPU51に出力する。すなわち、ECU70は、エンジン回転数、ギア位置、車速、オイル温度、水温等の乗物状態の情報をCPU51に出力する。
ファンクションスイッチ82は、押すことにより、設定指令に関する信号をCPU51に送って、例えば液晶表示部22の表示内容を順次変更するようになっている。表示変更スイッチ81は、押すことにより、設定指令に関する信号をCPU51に送って、設定指令に応じて設定値を設定できるようになっている。具体的には、表示変更スイッチ81の順向送り操作部86(図1参照)を押すことにより、例えば液晶表示部22に表示された設定値を1ずつ増加させることができる。また、表示変更スイッチ81の逆向送り操作部87(図1参照)を押すことにより、例えば前記設定値の値を1ずつ減少させることができる。
次に、メータ表示装置15の走行時の動作を、図2〜図4を参照しながら説明する。図4は、メータ表示装置15の走行時の動作のフローチャートである。
図4に示すように、まず、イグニッションスイッチ80がオンになってスタートすると、ステップS101で、CPU51は、液晶駆動回路55を介して液晶表示部22に初期画面を表示させる。次に、ステップS102に進んで、CPU51は、エンジン回転数センサ71からECU70を介してエンジン回転数の情報を取得する。
次に、ステップS103に進んで、CPU51は、取得したエンジン回転数の情報に基づいて指針駆動回路53を介して指針32を駆動制御すると共に、LED駆動回路54を介して前記複数のLED35の点灯または消灯を制御して、数字表示部36の点灯形態を制御する。
具体的には、図2に示すように、エンジン回転数が8000rpm以上10000rpm未満のとき、数字表示部36の「0」〜「8」を点灯すると共に、数字表示部36の「10」〜「16」を消灯する。その後、エンジン回転数が上昇して10000rpmに達したり、10000rpmを超過すると、数字表示部36の「10」を新たに点灯する。その後、エンジン回転数が下降して、8000rpm以上10000rpm未満のときには、数字表示部36の「0」〜「8」を点灯すると共に、数字表示部36の「10」〜「16」を消灯する。
次に、ステップS104に進んで、CPU51は、メモリ52に保存されている設定値であるシフトアップ回転数の読み取りを行い、前記エンジン回転数が予め定められたシフトアップ回転数以上であるか否か判別する。エンジン回転数がシフトアップ回転数以上のときは、ステップS105に進む一方、エンジン回転数がシフトアップ回転数未満のときは、ステップS106に進む。
ステップS105では、CPU51は、LED駆動回路54を介して前記複数のLED35の点灯または消灯を制御して、数字表示部36の点灯形態をシフトアップ時の点灯形態にする。具体的には、点灯状態の数字表示部36を点滅表示する。この点灯形態により、エンジン回転数がシフトアップ回転数に到達したことを運転者に報知する。その後、図4のステップS102に進む。
一方、ステップS106では、CPU51は、表示終了、すなわちイグニッションスイッチがオフであるか否か判別する。イグニッションスイッチがオフでないときは、ステップS102に進む一方、イグニッションスイッチがオフのときは、メータ表示装置15の動作を終了する。
次に、メータ表示装置15の設定値(シフトアップ回転数)を設定するときの動作を、図3、図5、および図6を参照しながら説明する。図5は、メータ表示装置15の設定値の設定時の動作のフローチャートである。図6は、設定値の設定時におけるメータ表示装置15の正面図である。
前記設定値を設定するときは、自動二輪車の走行状態において、前記設定値となったときのメータ表示装置15の表示形態と同様の表示形態となる。具体的には、図5に示すように、まず、イグニッションスイッチ80がオンになってスタートすると、ステップS201で、CPU51は、液晶駆動回路55を介して液晶表示部22に初期画面を表示させる。次に、ステップS202に進んで、CPU51は、設定モードか否か、すなわち表示変更スイッチ81がオンされたか否か判別する。表示変更スイッチ81がオンされると、ステップS203に進む。
ステップS203では、CPU51は、設定値の取得、すなわちファンクションスイッチ82を介して運転者からの前記設定値の指令情報を取得する。
次に、ステップS204に進んで、CPU51は、取得した前記設定値の指令情報に基づいて、液晶駆動回路55を介して液晶表示部22に設定画面を表示させる。また、CPU51は、LED駆動回路54を介して前記複数のLED35を点灯または消灯して、数字表示部36の点灯形態を制御する。
具体的には、図6に示すように、CPU51は、液晶表示部22に前記設定値が10000rpmであることを表示する。また、CPU51は、前記設定値であるときの指針32の指針位置に指針32を角変位させると共に、前記設定値以下の回転数を示す数字表示部36(「0」〜「10」)を点滅表示させ、前記設定値より大きい回転数を示す数字表示部36(「12」〜「16」)を消灯する。これらの点灯形態により、エンジン回転数が前記設定値に到達したときに、数字表示部36がどのような点灯形態になるか運転者に報知する。
次に、図5のステップS205に進んで、CPU51は、設定終了、すなわちファンクションスイッチ82を介して運転者から設定値を確定する入力があるか否かを判別する。設定値を確定する入力がなかったときは、ステップS203に進む一方、設定値を確定する入力があったときは、ステップS206に進んで、CPU51は設定値をメモリ52に記憶して、設定値の設定を終了する。
前記構成のメータ表示装置15によれば、指針32だけでなく、複数の数字表示部36の点灯形態によってもエンジン回転数を表示することができる。このようにしてエンジン回転数を指針32以外でも表示することで、表示内容の視認性を向上させることができる。
また、複数の数字表示部36の点灯形態の切り替わりによってエンジン回転数に対応する数字表示部36を強調して表示できる。このようにして強調された数字表示部36を運転者が確認することで、エンジン回転数を把握できる。したがって、運転者による表示内容の視認性を向上できる。
また、エンジン回転数に対応する数字表示部36の点灯形態と、このエンジン回転数に対応する数字表示部36以外の他の数字表示部36の点灯形態とが異なるので、エンジン回転数に対応する数字表示部36を強調して表示できる。このようにして残余の数字表示部36に比べて強調されたエンジン回転数に対応する数字表示部36を運転者が確認することで、エンジン回転数を把握できる。したがって、運転者による表示内容の視認性を向上できる。
また、複数の数字表示部36の点灯形態は、エンジン回転数がシフトアップ回転数に達する前後で異なるので、複数の数字表示部36の点灯形態の変化によって、エンジン回転数がシフトアップ回転数に達したことを強調して表示できる。したがって、運転者がエンジン回転数がシフトアップ回転数に達したことを視認できる。
エンジン回転数がシフトアップ回転数に達する場合の他にも、時報、走行時間などの時間的条件を満たした場合や、ABS作動、トラクションコントロール作動、ローンチ作動、リミット制御作動などの走行時に一時的に発生する特別制御状態の開始、終了、継続を示す特別制御条件を満たした場合、故障または異常状態を満たした場合であってもよい。
また、運転者が設定値を設定するとき、複数の数字表示部36の点灯形態は、前記指令情報に基づいて変化する。したがって、運転者が数字表示部36の点灯状態を確認することで、運転者による設定指令を視認することができる。例えば、設定値が大きくなるにつれて、点灯すべき数字表示部36を増やすことで、設定値の大きさを把握しやすくできる。
例えば前記設定値は、シフトアップ回転数の他にも、ローンチ回転数、ABSの作動しやすさやトラクションコントロールの作動しやすさであってもよい。
また、設定値を設定するにあたって、走行時の前記複数の数字表示部36の点灯形態を再現して表示することで、運転者が設定値の大きさをさらに理解しやすい。
また、インジケータ領域23は、タコメータ21の左下から右上までタコメータ21の周方向に略180度以上延在する円弧状の領域であるので、各種のインジケータを例えば液晶表示部22内に配置するよりも多く配置できると共に、インジケータの表示の大きさを大きくできる。
また、本発明のメータ表示装置15は、自動二輪車のような鞍乗り型車両に好適に適用される。4輪車に比べて表示領域が狭く形成されており、シフトアップインジケータなどのインジケータを増やすには限度があるが、本発明では、インジケータの種類を増やすことなく、運転者に乗物状態値等の情報を伝えやすくすることができ、メータ表示装置の大型化を防ぐことができる。
また、自動二輪車のような鞍乗り型車両では、コーナリング時に、メータ表示装置15に対する運転者の視認方向が左右に変化する場合がある。例えば運転者が上半身を車体中心に対して旋回中心寄りにずらして車体を傾斜(バンク)させて走行することがある。このような場合には、運転者の頭部とメータ表示装置15とを結ぶ直線が車体中心から離れて、運転者の視認方向がずれる。本発明では、このように視認方向がずれたとしても、指針32以外の数字表示部36によってもエンジン回転数を視認可能とすることができるので、運転者によるメータ表示装置15の視認性を向上できる。
駆動源であるエンジンのエンジン回転数ごとに出力トルクが変化するので、運転者が出力可能なトルクを判断するために、エンジン回転数の視認性を向上することが好ましい。また、エンジンから車輪へ動力を伝達する伝達経路に変速装置を備える場合には、運転者が変速のタイミングを判断するために、エンジン回転数の視認性を向上することが好ましい。
(その他の実施形態)
なお、前記実施形態では、CPU51は、エンジン回転数に基づいて、数字表示部36の点灯形態を変化させていたが、これに限られず、他の設定時に数字表示部を個別に点灯して運転者に情報を報知してもよい。例えば、乗物制御(ABS、トラクションコントロール、ローンチ、リミット制御)の作動または終了条件を運転者が事前に設定可能な場合に、作動条件の大きさ(作動のしやすさ)を数字表示部の点灯数で表すことで、運転者に作動条件を示しやすくすることができる。例えば、設定するローンチ回転数を数字表示部で個別に示してもよい。
また、前記実施形態では、エンジンを駆動源としていたが、これに限らず、電動モータなどを駆動源としていてもよい。駆動源の出力軸の回転数の変化に応じて出力トルクが変化する乗物、駆動源の出力軸の回転数を変速して駆動輪に伝達する乗物等において、駆動源の出力軸の回転数を運転者が視認する要求が多いので、駆動源の出力軸の回転数を乗物状態値とすることに、特に有利な効果が生じる。
また、前記実施形態では、指針32が示すエンジン回転数以下を示す数字表示部36を全て点灯させ、指針32が示すエンジン回転数よりも大きいエンジン回転数を示す数字表示部36を全て消灯させていたが、これに限られない。指針が示すエンジン回転数以下を示す数字表示部を点滅表示してもよいし、点滅間隔を変化させて表示してもよい。また、指針が示すエンジン回転数以下を示す数字表示部を点灯する発光体の輝度を大きくしてもよいし、数字表示部の点灯色を赤色以外の青色などの他の点灯色にしてもよい。また、指針が示すエンジン回転数以下を示す数字表示部を消灯すると共に、指針が示すエンジン回転数よりも大きいエンジン回転数を示す数字表示部を点灯してもよい。さらに、指針が示す数字表示部の次に大きい回転数を示す数字表示部を点灯させてもよいし、指針が示すエンジン回転数に対して時間遅れまたは時間進みを持たせて、数字表示部による点灯を行わせてもよい。
また、前記実施形態では、CPU51は、走行時および設定値の設定時に数字表示部36の点灯形態を制御していたが、これに限らず、走行時および設定値の設定時以外でも、複数の指標部の点灯形態を制御してもよい。例えば、制御部は、始動動作時または終了動作時に、複数の指標部を個別に制御して、始動または終了を表す表示を行ってもよい。
また、前記実施形態では、タコメータ21の目盛部37は、エンジン回転数にかかわらず常に点灯していたが、これに限られない。エンジン回転数などの乗物状態値の変化に応じて、個別に点灯や点滅をしたり、点灯色を変化させたり、消灯してもよい。目盛部と数字表示部の少なくともいずれか一方が、個別に点灯してもよい。
また、前記実施形態では、指針32が角変位して、エンジン回転数をアナログ表示していたが、デジタル表示してもよい。また、指針32は、ECU70やセンサからの電気信号に基づいて、モータによって角変位していたが、これに限られない。センサを用いずに、例えば遠心式タコメータや磁気式タコメータなどのように、乗物状態の変化に基づく動力の変化を機械的に取り込んで指針を駆動させてもよい。
また、前記実施形態では、CPU51は、取得したエンジン回転数の情報に基づいて指針駆動回路53を介して指針32を駆動制御すると共に、LED駆動回路54を介して前記複数のLEDの点灯または消灯を制御して、数字表示部36の点灯形態を制御していたが、これに限られない。指標部の点灯形態は、乗物状態値と連動していればよく、指針位置と一致していなくてもよい。例えば、指針位置が示す乗物状態値よりも大きい状態値を示す指標部が点灯してもよいし、不所望な指標部の点滅を防ぐために、指標部の点灯または消灯に遅れを持たせてもよいし、点灯条件と消灯条件とにヒステリシスを与えてもよい。
また、前記実施形態では、エンジン回転数がシフトアップ回転数に到達したとき、数字表示部36の点灯形態をシフトアップ時の点灯形態にしていたが、これに限られない。シフトアップ動作について、設定した回転数に対して所定回転数前から事前に点滅を行ってもよい。すなわち、設定回転数に対して所定回転数前と、設定回転数以上とで、点滅状態を異ならせる。例えば、設定回転数の500rpm前から長い周期で点滅(3Hz)を開始して、設定回転数以上で短い周期(8Hz)で点滅させる。このようにすることで、運転者に事前にシフトアップ回転数に近づいたことを表示することができ、利便性を向上させることができる。
また、前記実施形態では、減速比にかかわらず、一定のシフトアップ回転数を設定していたが、減速比ごとにシフトアップ回転数を設定してもよい。また、最小減速比では、シフトアップ時の点灯形態にしなくてもよい。
また、前記実施形態では、エンジン回転数がシフトアップ回転数に到達したとき、数字表示部36の点灯形態を通常状態とは異なる点灯形態にしていたが、これに限られない。シフトアップ回転数に到達したとき以外に、他の条件を満足すると、数字表示部を通常状態とは異なる点灯形態としてもよい。例えば、乗物制御の作動、継続、終了を、数字表示部を用いて表示してもよい。具体的には、乗物制御(例えばローンチ制御)の作動時に、所定期間数字表示部を点滅させてもよい。これによって、運転者に通常とは異なる乗物制御が作動したことを表示することができる。作動に限らず、継続、終了を数字表示部を用いて表示してもよい。
また、前記実施形態では、エンジン回転数の表示や、シフトアップ回転数の設定時に数字表示部36を個別に点灯していたが、これに限らず、数字表示部を個別に点灯することで別情報を表示することができる。例えば、メータ表示装置の起動時に、各数字表示部を時間変化に応じて個別に点灯することで、アニメーション表示として、起動状態を示すようにしてもよい。また、運転者の指令により、時刻に対応した数字表示部を点灯させるようにしてもよい。また、予め定めた設定時刻に対するカウントダウン値に対応した数字表示部を点灯させるようにしてもよい。このように数字表示部を個別に点灯することで、他のメータ表示部分に示される情報を強調表示したり、他のメータ表示部分には示されていない情報を別途表示したりして、多様な情報を運転者に知らせることができる。
また、前記実施形態では、発光体はLEDであったが、これに限らず、EL(Electroluminescence)や電球であってもよい。また、数字表示部36を個別に点灯するにあたって、1つの光源に対して、数字表示部への光の透過を個別に制御するシャッター素子、例えば液晶表示素子を設けて、数字表示部を個別に点灯してもよい。なお、数字表示部は、反射型液晶等に比べて自発光型である方が好ましい。
また、本発明のメータ表示装置は、タコメータ(エンジン回転数メータ)に限定されず、タコメータ以外の指針を用いて乗物状態が示される表示装置に適用できる。例えば、指針を備える、速度計、油温計、水温計、燃料計(走行可能距離計)、吸気圧計(ブースト圧)などにも適用可能である。
また、本発明のメータ表示装置は、自動二輪車に限定されず、自動二輪車以外の車輌にも適用可能である。たとえば前後にそれぞれ車輪を備える車輌、たとえば3輪以上の車輪を備える鞍乗り型車輌にも適用可能である。特に、旋回時に車体を傾斜させる乗物について、本発明を好適に用いることができる。
前記実施形態およびその他の実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
15 メータ表示装置
21 タコメータ
31 文字盤
32 指針
32a 回転中心
36 数字表示部
51 CPU

Claims (7)

  1. 連続的に変化する乗物状態を表示するために、前記乗物状態に連動して予め定められた配列方向に移動することで指針位置が変化する指針体と、
    段階毎の前記乗物状態をそれぞれ示すための複数の指標部であって、間隔をあけて前記配列方向に並んで配置され、前記複数の指標部ごとに設けられた発光体によりそれぞれ個別に点灯形態を変化可能に設けられる複数の指標部を有する表示板と、
    乗物の走行時に、前記乗物状態に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させる制御部と
    を備え
    前記制御部は、前記乗物状態に対応した対応指標部の点灯形態と、この対応指標部以外の他の指標部の点灯形態とを異ならせることを特徴とする乗物用メータ表示装置。
  2. 請求項に記載の乗物用メータ表示装置において、
    前記制御部は、予め定められた条件が満たされたとき、前記複数の指標部の点灯形態を、前記条件が満たされる前の前記複数の指標部の点灯形態と異なる点灯形態にする、乗物用メータ表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用メータ表示装置において、
    前記制御部は、運転者による設定指令に応じて設定値を設定するとき、前記設定指令に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させる、乗物用メータ表示装置。
  4. 請求項に記載の乗物用メータ表示装置において、
    前記設定値は、前記乗物状態についての設定値であり、前記制御部は、前記設定指令が前記設定値に達したとき、前記複数の指標部の点灯形態を、走行時に前記乗物状態の乗物状態値が前記設定値に達したときの前記複数の指標部の点灯形態と同じ点灯形態にする、乗物用メータ表示装置。
  5. 連続的に変化する乗物状態を表示するために、前記乗物状態に連動して予め定められた配列方向に移動することで指針位置が変化する指針体と、
    段階毎の前記乗物状態をそれぞれ示すための複数の指標部であって、間隔をあけて前記配列方向に並んで配置され、それぞれ個別に点灯形態を変化可能に設けられる複数の指標部を有する表示板と、
    乗物の走行時に、前記乗物状態に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、運転者による設定指令に応じて設定値を設定するとき、前記設定指令に基づいて、前記複数の指標部の点灯形態を変化させ、
    前記設定値は、前記乗物状態についての設定値であり、前記制御部は、前記設定指令が前記設定値に達したとき、前記複数の指標部の点灯形態を、走行時に前記乗物状態の乗物状態値が前記設定値に達したときの前記複数の指標部の点灯形態と同じ点灯形態にする、乗物用メータ表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の乗物用メータ表示装置において、
    前記制御部は、前記複数の指標部の点灯形態を、前記指針体の移動と同期して変化させて、当該指針体の移動によって示される前記乗物状態の変化を表す第1の点灯形態に変化させ、
    さらに、前記制御部は、予め定められた条件が満たされたとき、前記複数の指標部の点灯形態を、前記第1の点灯形態とは異なる第2の点灯形態に変化させる、乗物用メータ表示装置。
  7. 連続的に変化する乗物状態を表示するために、前記乗物状態に連動して予め定める配列方向に移動することで指針位置が変化する指針体と、
    段階毎の前記乗物状態をそれぞれ示すための複数の指標部であって、間隔をあけて前記配列方向に並んで配置され、それぞれ個別に点灯形態を変化可能に設けられる複数の指標部を有する表示板と
    を備え
    前記複数の指標部は、前記指針体の移動と同期して変化することによって、当該指針体の移動によって示される前記乗物状態の変化を示す第1の点灯形態になり、
    さらに、予め定められた条件が満たされたときに、前記複数の指標部の点灯形態は、前記第1の点灯形態とは異なる第2の点灯形態になることを特徴とする乗物用メータ表示装置。
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