JP6359359B2 - 電子キー装置 - Google Patents

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    • G07C2209/63Comprising locating means for detecting the position of the data carrier, i.e. within the vehicle or within a certain distance from the vehicle

Description

本発明は、車載機と携帯機との間で相互通信を行うことにより、車両のドアの解錠等の所定の制御を行う電子キー装置に関する。
特許文献1に記載の無線装置においては、車両の異なる位置に設けられた複数のアンテナから送信された電波を携帯手段が受信し、この携帯手段が測定した電界強度に基づいて、本体制御部が、車両に対する携帯手段の相対位置を算出し、それにもとづいて車両のドアの施錠又は解錠を制御している。
特許文献2に記載の制御システムでは、車両のドア又はトランクに備えたLF送信部からRSSI確認コマンドを送信し、キー側では、受信したRSSI確認コマンドのRSSI値を検出し、その数値を車両に返信する。車両では、受信したRSSI数値が所定の閾値以上であればドア又はトランクを解錠する。
特開2007−132139号公報 特開2012−17558号公報
しかしながら、特許文献1の無線装置や特許文献2の制御システムでは、例えば、車両に入る意思のない使用者が、車両から所定距離範囲の接近解錠領域内を通過するような場合にもドアやトランクが解錠してしまうという問題があった。
そこで本発明は、接近解錠領域内に使用者が入って来た場合に、車両のドアやトランクに向かって接近してきたときにだけ、確実に解錠する電子キー装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子キー装置は、使用者が携帯可能な携帯機と、前記携帯機と相互通信を行い所定の制御を行う車載機とを備えた電子キー装置であって、前記車載機は、車両の異なる位置に備えられて所定時間ごとに電波を送信する複数のアンテナを備え、前記携帯機は、互いに直交する3方向からの受信強度を検知できる3軸アンテナを備え、前記車載機に備えられた前記複数のアンテナから送信される電波の受信強度に基づいて最も受信強度が強い方向を示す受信ベクトルを算出し、前記受信ベクトルを含む応答信号前記車載機へ送信
前記車載機では、前記応答信号に含まれる前記受信ベクトルの情報から、前記携帯機の進行方向が前記車載機に備えられたどの前記アンテナに向かうものかを判別、且つ、前記車両と前記携帯機との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに、ドアを解錠する制御が行われることを特徴ととしている。
ここで、「所定時間ごとに電波を送信する」とは、一定の周期ごとに電波を送信するほか、途中で送信間隔を変更して送信する場合も含む。
これにより、接近解錠領域内に使用者が入って来た場合に、車両の車室ドアやトランクドアに向かって接近してきたときにだけ、すなわち、使用者が車両内に入る意思があるときにだけ、確実に解錠することができる。
また、受信ベクトルの情報から携帯機の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものか否かが判別するため、簡便な構成とすることができ、車載機側の判別処理の負担を軽減することができる。
本発明の電子キー装置において、受信ベクトルの方向の時間変化が所定値未満である場合、携帯機の進行方向がいずれかのアンテナに向かっていると判別されることが好ましい。
受信ベクトルは、受信強度と方向を有する量であるが、ここでは、方向の時間変化によって判別を行っている。
本発明の電子キー装置において、複数のアンテナは、車両の車室ドアの近傍及びトランクドアの近傍に設置されることが好ましい。
これにより、使用者がどのドアに接近しようとしているのかを具体的に判別することができるため、使用者が車両に入る意図があるときだけ確実に解錠することができる。
本発明の電子キー装置において、携帯機の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものと判別され、且つ車両と携帯機との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに、携帯機が向かっているアンテナと最も近い位置にあるドアを解錠する制御が行われることが好ましい。
本発明によると、接近解錠領域内に使用者が入って来た場合に、車両のドアやトランクに向かって接近してきたときにだけ、確実に解錠することができる。
第1実施形態に係る電子キー装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る電子キー装置による処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における車載機の構成を示す平面図であるとともに、使用者の移動経路例1を示す図である。 第1実施形態における車載機の構成を示す平面図であるとともに、使用者の移動経路例2を示す図である。 第1実施形態における車載機の構成を示す平面図であるとともに、使用者の移動経路例3を示す図である。 第1実施形態における車載機の構成を示す平面図であるとともに、使用者の移動経路例4を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る電子キー装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る電子キー装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、第1実施形態における車載機の構成を示している。
第1実施形態に係る電子キー装置は、車両1側に車載機2が設けられ、使用者が携帯可能な携帯機3との間で相互に無線通信を行って、複数の車室ドア1a及びトランクドア1bの解錠その他の車両1の所定の制御を行う。ここで、ドアは、車室ドア1aとトランクドア1bを含む。
車載機2は、車両1内に配置された電子制御ユニット2aと、3つの送信アンテナANT1〜ANT3と、受信アンテナ14とを備える。電子制御ユニット2aは、車両側受信部10(受信部)と、車両側送信部11(送信部)と、車両側制御部12(制御部)と、メモリ13とを備える。
車両側送信部11は、送信アンテナANT1〜ANT3によって、携帯機3に対して所定の時間(例えば100ms)ごとに電波を送信し、車両側受信部10は、受信アンテナ14によって、携帯機3から送信された信号として、例えば、車載機2から送信された電波の受信強度に基づいて算出された距離の情報を含んだ応答信号を受信する。
なお、携帯機3から送信される応答信号は、距離を含まない信号であってもよい。この場合の応答信号は、送信アンテナANT1〜ANT3によって送信された電波の受信強度に基づいた信号であり、上記距離は、応答信号を受信した車載機2側で算出される。
車両側制御部12は、(1)車両側受信部10と車両側送信部11の動作の制御、(2)携帯機3から送信される応答信号に基づいて行う、携帯機3がいずれかのアンテナに向かっているか否かを判別する接近判別(携帯機3の進行方向の判別)、(3)携帯機3から受信した応答信号に基づいて行う、車両1と携帯機3との距離が所定の閾値以下となったか否かの距離判別、(4)前記接近判別において、携帯機3が送信アンテナANT1〜ANT3のいずれかに向かっていると判別し、かつ、前記距離判別において、車両1と携帯機3との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに行う、携帯機3が向かっているアンテナと最も近い位置にある車室ドア1aを解錠する制御、などを行う。ここで、前記距離判別で用いる閾値は、接近解錠領域Au(図3〜図6)の範囲に対応する数値であり、距離が閾値以下になったとき携帯機3は接近解錠領域Auの範囲内にあると判別される。
また、車両側制御部12が行う接近判別は、より具体的には次のとおりである。
(a)携帯機3から送信される応答信号に含まれる距離が、その前の時刻(例えば所定の時間前の時刻(直前の時刻))に受信した応答信号に含まれる距離よりも近いと判別したときに、携帯機3がいずれかのアンテナに向かっていると判別する。
ここで、「その前の時刻に受信した応答信号」には、直前の時刻に受信した応答信号のほか、「直前の時刻」より前の時刻に受信した応答信号も含む。
(b)携帯機3から送信される応答信号に含まれる距離Lafterの、その前の時刻に受信した応答信号に含まれる距離Lbeforeに対する比「Lbefore/Lafter」が所定値以上のとき、又は、応答信号に含まれる距離Lafterと、その前の時刻に受信した応答信号に含まれる距離Lbeforeとの差「Lbefore−Lafter」が所定値以上のときに、応答信号に含まれる距離がその前の時刻に受信した応答信号に含まれる距離よりも近くなっており、このときに、携帯機がいずれかのアンテナに向かっていると判別する。
ここで、図3に示すように使用者が車両1の車室ドア1aに向かっていく場合と、図4に示すように使用者が車両1の車室ドア1aに平行に移動する場合とを比較すると、図4に示す場合では「Lbefore」に対する「Lafter」の時間変化が小さいのに対して、図3に示すように使用者が車室ドア1a(AMT1)に向かって歩く時は、時間変化が大きくなる。したがって、時間変化に対応する、比「Lbefore/Lafter」、又は、差「Lbefore−Lafter」を用いることにより、携帯機がいずれかのアンテナに向かっていると判別することが可能となる。
ここで、判別に用いる「所定値」は、車載機2から携帯機3に電波を送信する時間間隔(所定時間)、携帯機3と車両1の距離、車載機2の送信アンテナの配置、人間の一般的な歩行速度等に応じて設定する。
ここで、接近判別は、上記(a)、(b)の判別を両方行うことが好ましい。特に、(b)の判別を行うことにより、比較する2つの時刻間に、携帯機3を携帯している使用者が移動した方向が、いずれかのアンテナに向かう方向であるか否か、さらに、どのアンテナに向かっているのか、をより正確に判別することができる。
また、車両側制御部12には、車室ドア1aを施錠・解錠するロック部32が接続されており、車両側制御部12の制御によって車室ドア1aが解錠される。
メモリ13は、車固有のID、1台の車両を操作可能な複数の携帯機のID、測定用信号の受信強度に基づいたデータに基づいて車両1の所定の制御を行うために必要な情報、車載機2から送信する信号の時間間隔に関する情報などを記憶する。
車両側送信部11には、第1の周波数で信号を送信するための3つの送信アンテナANT1〜ANT3が接続されている。ここで、第1の周波数は、長波領域の低周波数(LF)、例えば30〜300kHzが好ましく、超長波領域(VLF)を用いることもできる。
送信アンテナANT1〜ANT3は、車両1の異なる位置、例えば、図3〜図6に示すように、複数の車室ドア1a及びトランクドア1bの近傍にそれぞれ設けられている。3つの送信アンテナANT1〜ANT3は、位相のずれ、周波数の相違、送信のタイミング、送信の順番などにより、各アンテナからの電波を携帯機3が識別できるようにしている。
これらの送信アンテナANT1〜ANT3の通信能力及び配置によって、接近検出領域Ad(Approach detection area)と、その内側の接近解錠領域Au(Approach unlock area)(図3〜図6)とがそれぞれ設定される。ここで、図3〜図6においては、右側のドアについて設定された、接近検出領域Adと接近解錠領域Auを示しており、左側のドア及びトランクドア1bについての接近検出領域Adと接近解錠領域Auは図示を省略している。
携帯機3は、接近検出領域Adの外側近傍から、送信アンテナANT1〜ANT3から送信された電波を受信可能となり、電波が受信できない領域から電波を受信できる領域に入って電波を受信することによって、待機状態からウエイクアップ状態に変わる。また、車両側受信部10には、携帯機3から送信された信号を受信するための受信アンテナ14が接続されている。なお、車載機2の送信アンテナの数は、車両の大きさ、ドアの数、測定精度等を考慮して、4つ以上とすることもできる。
図1に示すように、携帯機3は、携帯機受信部20(受信部)と、携帯機送信部21(送信部)と、携帯機制御部22(制御部)と、携帯機受信アンテナ23(三軸アンテナ)と、携帯機送信アンテナ25と、メモリ24とを備える。
携帯機受信部20は、車載機2から送信された電波を受信する。携帯機制御部22は、携帯機受信部20と携帯機送信部21の動作を制御するほか、携帯機受信部20が受信した電波の受信強度に基づいて、携帯機3と車載機2の3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれとの距離を算出し、この距離を含む応答信号を生成する。携帯機送信部21は、車載機2に対して、携帯機制御部22が算出した距離を含む応答信号などを送信する。メモリ24は、携帯機3に設定されているID、車両側のID、電波の受信強度に基づいて距離を算出するのに必要な情報、携帯機3から送信する信号の時間間隔に関する情報などを記憶している。
また、携帯機受信部20には受信アンテナ23が接続されている。受信アンテナ23は、互いに直交する3方向の指向特性を有する三軸アンテナであって、車両側送信部11から送信された第1の周波数の信号を受信する。携帯機送信部21には、送信アンテナ25が接続されている。送信アンテナ25は、第2の周波数で車載機2に対して信号を送信する。距離を算出するための受信強度の情報は、受信アンテナ23の3軸の各軸が受信する強度情報である。ここで、第2の周波数は、上記第1の周波数よりも高い周波数(RF)である。
つぎに、図2を参照して、電子キー装置におけるドアの解錠制御の流れについて説明する。図2は、第1実施形態に係る電子キー装置による処理の流れを示すフローチャートである。
車両側送信部11は、所定の時間ごとに携帯機3に対して電波を送信し続ける(ステップS1)。携帯機3を携帯した使用者が接近検出領域Adの外側近傍まで近づいてくると、携帯機3は、車両側送信部11からの電波を受信可能となって、ウエイクアップ状態となる。ここで、車両用送信部11から送信する電波は、起動部と強度測定用部を含んでおり、携帯機3は、起動部によってスリープ状態から起動してウエイクアップ状態となる。
携帯機3は、車両側送信部11が送信した電波の受信強度に基づいて、車載機2の3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれとの距離を算出し、算出した距離の情報を含んだ応答信号を車載機2側へ送信する(ステップS2)。車載機2は、受信した応答信号を時刻に対応させてメモリ13に記憶させる。
車両側制御部12は、携帯機3から送信された応答信号に含まれる、送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれから携帯機3までの距離から携帯機3の車両1に対する位置を求め、携帯機3が接近検出領域Ad内に入ったか否かを判別する(ステップS3)。ここで、携帯機3の位置によって、車両1が妨げとなって携帯機3が所定値以上の強度の電波を受信できないアンテナについては、以下の判別の対象としないことが好ましい。例えば、図3〜図6に示すように携帯機3が車両1の右後方から移動してくる場合、アンテナANT2からの電波は車両1によって妨げられて十分な強度で携帯機3が受信できないため、判別の対象から除くことが好ましい。
なお、ステップS3の判別処理を省略し、送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれから携帯機3までの距離が所定の距離(例えば、車両1から接近検出領域Adの境界線までの距離)となってから受信した2つ以上の応答信号を用いてS4以下の処理を行っても良い。
上記ステップS3において、携帯機3が接近検出領域Adに入っていない間(ステップS3でN)は、所定の時間ごとに車両側送信部11から送信される電波(ステップS1)に基づいて算出した距離(ステップS2)を用いて、携帯機3が接近検出領域Ad内に入ったか否かの判別を繰り返す。これに対して、携帯機3が接近検出領域Ad内に入ったと判別したとき(ステップS3でY)は、携帯機制御部22は、携帯機3から送信された応答信号から、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれについて、携帯機3との距離が、その直前の時刻の距離よりも小さいか否かを判別する(ステップS4)。
上記ステップS4において、携帯機3との距離が、直前の時刻の距離と等しい又は大きい場合(ステップS4でN)、車両側制御部12は、携帯機3は送信アンテナANT1〜ANT3のいずれにも近づいていないと判別する。これに対して、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のいずれか(図3〜図6に示す例では、判別対象となるアンテナANT1、ANT3の両方)について、携帯機3との距離が、その直前の時刻の距離よりも小さい場合(ステップS4でY)、車両側制御部12は、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれについて、携帯機3との距離Lafterで、その直前の時刻の距離Lbeforeを割った比「Lbefore/Lafter」が所定値Deltaよりも大きいか否かを判別する(ステップS5)。
上記ステップS5において、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のすべてについて、比「Lbefore/Lafter」が所定値Deltaと等しい又は所定値Deltaより小さい場合(ステップS5でN)、車両側制御部12は、携帯機3は3つの送信アンテナANT1〜ANT3のいずれにも向かっていないと判別する。これに対して3つの送信アンテナANT1〜ANT3のうちの1つ以上について、比「Lbefore/Lafter」が所定値Deltaより大きい場合(ステップS5でY)、携帯機3は、そのアンテナに向かっていると判別し、車両側制御部12は、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれについて、携帯機3との距離が所定の閾値よりも小さいか否かを判別する(ステップS6)。
上記ステップS6において、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のすべてについて、携帯機3との距離が所定の閾値と等しい又は所定の閾値より大きい場合(ステップS6でN)、車両側制御部12は、携帯機3は接近解錠領域Au内に入っていないと判別する。これに対して、3つの送信アンテナANT1〜ANT3のうちの1つ以上について、携帯機3との距離が閾値より小さい場合(ステップS6でY)、携帯機3は、該当するアンテナに対して接近解錠領域Au内に入ったものと判別し、ロック部32に対して車室ドア1a及びトランクドア1bを解錠することを指示する信号を送信し、この信号を受信したロック部32は、車室ドア1a及びトランクドア1bを解錠する(ステップS7)。
次に、図3〜図6を参照して具体的な判別例について説明する。図3〜図6は、第1実施形態における車載機の構成を示す平面図であるとともに、使用者の移動経路例1〜4をそれぞれ示す図である。図3〜図6は、車両1の右後方から使用者Uが移動してくる例を示しているが、使用者がほかの方向から移動してくる場合も第1実施形態を適用することができる。例えば左後方から移動してくる場合には、図3〜図6の例の場合のアンテナANT1、ANT3に代えて、アンテナANT2、ANT3に近づいてくるか否かを判別する。ここで、図3〜図6に示すように携帯機3が車両1の右後方から移動してくる場合、アンテナANT2からの電波は車両1によって妨げられて十分な強度で携帯機3が受信できないため、判別の対象から除いている。
(移動経路例1)
図3に示す例1では、携帯機3を携帯する使用者Uは、ある時刻において位置P11におり、1周期後の時刻においては位置P12に移動している。位置P11は接近検出領域Ad内にあり、位置P12は接近解錠領域Au内にあり、位置P11から位置P12に移動することによって携帯機3は車両1に近づいている。ここで、各位置から各アンテナまでの距離を次のように定義する。この定義は例2〜4についても同様である。
位置P11からアンテナANT1までの距離:L1-before、
位置P11からアンテナANT3までの距離:L3-before、
位置P12からアンテナANT1までの距離:L1-after、
位置P12からアンテナANT3までの距離:L3-after、
このときの電子キー装置における処理の流れは次のようになる。
(1)携帯機3は、車載機2から所定時間ごとに受信している電波に基づいて各アンテナと携帯機3の距離を算出する。使用者が位置P11に来たとき、各アンテナと携帯機3との距離から、携帯機3が接近検出領域Adに入ったと判別される(図2のステップS1〜S3)。
(2)つづいて使用者が位置P12へ移動したとき、位置P12と各アンテナとの距離が算出され、その距離が、直前の時刻での距離、すなわち位置P11と各アンテナとの距離より小さいかどうかが判別される(図2のステップS4)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before>L1-afterが成り立ち、アンテナANT3については、L3-before>L3-afterが成り立つため、携帯機3がアンテナANT1、ANT3のいずれにも近づいていると判別する。
(3)次に、位置P12と各アンテナとの距離で、直前の時刻での位置P11と各アンテナとの距離を割った比が所定値より大きいか否かが判別される(図2のステップS5)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before/L1-after>Delta1が成り立ち、アンテナANT3については、L3-before/L3-after>Delta3 は成り立たないため、携帯機3はアンテナANT1に向かっていると判別する。
なお、上記比は、直前の時刻すなわち1周期前の時刻での距離との比に限定されず、例えば、2周期ごとや3周期ごとの距離の比であってもよい。これは、以下の移動経路例でも同様である。
(4)さらに、位置P12と各アンテナとの距離が所定の閾値よりも小さいか否かが判別される(図2のステップS6)。図3に示す例1では、アンテナANT1、ANT3のいずれについても、携帯機3との距離は閾値よりも小さくなっており、携帯機3が接近解錠領域Au内にあると判別される。
(5)以上の(1)〜(4)の判別により、携帯機3は、接近検出領域Adの位置P11から接近解錠領域Au内の位置P12まで移動して車両1に接近し、かつ、アンテナANT1に向かって進行していると判別され、これにより、アンテナANT1近傍のドアを解錠する処理が実行される。
(移動経路例2)
図4に示す例2では、携帯機3を携帯する使用者Uは、ある時刻において位置P21におり、1周期後の時刻においては位置P22に移動している。位置P21は接近検出領域Ad内にあり、位置P22は接近解錠領域Au内にあるが、位置P21から位置P22からへの移動は、右側の車室ドア1aに平行な移動である。ここで、位置P21、P22から各アンテナまでの距離の定義は例1の場合と同様であるため省略する。
このときの電子キー装置における処理の流れは次のようになる。
(1)携帯機3は、車載機2から所定時間ごとに受信している電波に基づいて各アンテナと携帯機3の距離を算出する。使用者が位置P21に来たとき、各アンテナと携帯機3との距離から、携帯機3が接近検出領域Adに入ったと判別される(図2のステップS1〜S3)。
(2)つづいて使用者が位置P22へ移動したとき、位置P22と各アンテナとの距離が算出され、その距離が、直前の時刻での距離、すなわち位置P21と各アンテナとの距離より小さいかどうかが判別される(図2のステップS4)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before>L1-afterが成り立ち、アンテナANT3については、L3-before>L3-afterが成り立つため、携帯機3がアンテナANT1、ANT3の両方に近づいていると判別する。
(3)次に、位置P22と各アンテナとの距離で、直前の時刻での位置P21と各アンテナとの距離を割った比が所定値より大きいか否かが判別される(図2のステップS5)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before/L1-after>Delta1が成り立たず、アンテナANT3についても、L3-before/L3-after>Delta3は成り立たない。このため、携帯機3はいずれのアンテナにも向かっていないと判別する。
(4)以上の(1)〜(3)の判別により、携帯機3は、接近検出領域Adの位置P21から接近解錠領域Au内の位置P22まで移動してはいるものの、いずれのアンテナにも向かわずに進行していると判別され、これにより、車両1の施錠状態が維持される。
(移動経路例3)
図5に示す例3では、携帯機3を携帯する使用者Uは、ある時刻において位置P31におり、1周期後の時刻においては位置P32に移動している。位置P31、P32ともに接近解錠領域Au内にあるが、位置P31から位置P32への移動は、右側の車室ドア1aに平行な移動である。ここで、位置P31、P32から各アンテナまでの距離の定義は例1の場合と同様であるため省略する。
このときの電子キー装置における処理の流れは次のようになる。
(1)携帯機3は、車載機2から所定時間ごとに受信している電波に基づいて各アンテナと携帯機3の距離を算出する。使用者が接近検出領域Ad内に入って位置P31まで来たとき、各アンテナと携帯機3との距離から、携帯機3が接近検出領域Adに入っていると判別される(図2のステップS1〜S3)。
(2)つづいて使用者が位置P32へ移動したとき、位置P32と各アンテナとの距離が算出され、その距離が、直前の時刻での距離、すなわち位置P31と各アンテナとの距離より小さいかどうかが判別される(図2のステップS4)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before>L1-afterが成り立つが、アンテナANT3については、L3-before>L3-afterが成り立たないため、携帯機3は、ANT3には近づいてはいないと判別する。
(3)次に、位置P32と各アンテナとの距離で、直前の時刻での位置P31と各アンテナとの距離を割った比が所定値より大きいか否かが判別される(図2のステップS5)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before/L1-after>Delta1が成り立たず、アンテナANT3については、L3-before/L3-after>Delta3は成り立たないため、携帯機3はいずれのアンテナにも向かっていないと判別する。
(4)以上の(1)〜(3)の判別により、携帯機3は、位置P31から位置P32までの移動で車両1に接近していないと判別され、これにより、車両1の施錠状態が維持される。
(移動経路例4)
図6に示す例4では、携帯機3を携帯する使用者Uは、ある時刻において位置P41におり、1周期後の時刻においては位置P42に移動している。位置P41、P42ともに接近解錠領域Au内にあり、位置P41から位置P42に移動することによって携帯機3は車両1に近づいている。ここで、位置P41、P42から各アンテナまでの距離の定義は例1の場合と同様であるため省略する。
このときの電子キー装置における処理の流れは次のようになる。
(1)携帯機3は、車載機2から所定時間ごとに受信している電波に基づいて各アンテナと携帯機3の距離を算出する。使用者が接近検出領域Ad内に入って位置P41まで来たとき、各アンテナと携帯機3との距離から、携帯機3が接近検出領域Adに入っていると判別される(図2のステップS1〜S3) 。
(2)つづいて使用者が位置P42へ移動したとき、位置P42と各アンテナとの距離が算出され、そのときの距離が、直前の時刻での距離、すなわち位置P41と各アンテナとの距離より小さいかどうかが判別される(図2のステップS4)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before>L1-afterが成り立ち、アンテナANT3については、L3-before>L3-afterが成り立つため、携帯機3がアンテナANT1、ANT3の両方に近づいていると判別する。
(3)次に、位置P42と各アンテナとの距離で、直前の時刻での位置P41と各アンテナとの距離を割った比が所定値より大きいか否かが判別される(図2のステップS5)。具体的には、アンテナANT1については、L1-before/L1-after>Delta1が成り立ち、アンテナANT3については、L3-before/L3-after>Delta3が成り立たないため、携帯機3はアンテナANT1に向かっていると判別する。
(4)さらに、位置P42と各アンテナとの距離が所定の閾値よりも小さいか否かが判別される(図2のステップS6)。図6に示す例4では、アンテナANT1、ANT3のいずれについても、携帯機3との距離は閾値よりも小さくなっており、携帯機3が接近解錠領域Au内にあると判別される。
(5)以上の(1)〜(4)の判別により、携帯機3は、接近検出領域Adの位置P41から接近解錠領域Au内の位置P42まで移動して車両1に接近し、かつ、アンテナANT1に向かって進行していると判別され、これにより、アンテナANT1を解錠する処理が実行される。
以下に変形例について説明する。
第1実施形態においては、携帯機3が受信した電波の受信強度に基づいて、携帯機3と車載機2の3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれとの距離を算出し、算出した距離の情報を含む応答信号を車載機2へ送信していた。第2実施形態では、これに代えて、携帯機3は受信した電波の受信強度を車載機2へ送信し、車両側制御部12が携帯機3と車載機2の3つの送信アンテナANT1〜ANT3のそれぞれとの距離を算出してもよい。
第1実施形態は、後部の2つの車室ドアとトランクドアの近傍に、3つの送信アンテナANT1〜ANT3をそれぞれ設けていたが、送信アンテナの数及び配置はこれに限定されない。例えば、4つの全ての車室ドアの近傍に設けるとより正確な判別を行うことができる。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)携帯機3からは、3つのアンテナANT1〜ANT3から送信される電波の受信強度から、それぞれのアンテナとの距離の情報を含んだ応答信号が車載機へ周期ごとに送信され、車載機2では、前記応答信号から、それぞれのアンテナから携帯機3までの距離と、携帯機3の進行方向が判別され、携帯機3の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものと判別され、且つ車両1と携帯機3との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに、携帯機3が向かっているアンテナと最も近い位置にある車室ドア1aを解錠する制御が行われる。
これにより、接近解錠領域Ru内に使用者が入って来た場合に、車両1の車室ドア1aやトランクドア1bに向かって接近してきたときにだけ、すなわち、使用者が車両1内に入る意思があるときにだけ、確実に解錠することができる。別言すると、上述のように使用者が車両1内に入る意思がある場合と、車両1内に入る意思のない使用者が、接近解錠領域Ru内を通りすぎる場合とを確実に判別し、車両1内に入る意思のない使用者が接近しても解錠処理を行わない。
(2)3つのアンテナANT1〜ANT3から携帯機3までの距離が、その前の時刻に受信した応答信号で得られた距離に対して所定の比率以上で短くなり、または所定の差を超えて短くなったと判別されたら、携帯機3がいずれかのアンテナに向かっていると判別している。
2つの時刻における距離の比又は差によって判別するため、簡便な構成で確実に携帯機3を持つ使用者の移動方向を判別することができる。
(3)3つのアンテナANT1〜ANT3は、車両1の車室車室ドア1aの近傍及びトランクドア1bの近傍に設置されている。
これにより、使用者がどのドアに接近しようとしているのかを具体的に判別することができるため、使用者が車両1に入る意図があるときだけ確実に解錠することができる。
<第2実施形態>
つづいて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、携帯機3から送信される応答信号に含まれる距離の、その前の時刻に受信した応答信号に含まれる距離に対する比又は差から、携帯機3がいずれかのアンテナに向かっているか否かが判別されていた。これに対して、第2実施形態においては、携帯機3の受信アンテナ23(3軸受信アンテナ)の各軸で受信した電波の受信強度に基づいて、互いに直交する3つの方向からの受信強度に基づいて最も受信強度が強い方向を示す受信ベクトルを算出し、この受信ベクトルを含む応答信号を車載機2へ送信する。ここで、受信ベクトルは、受信強度と方向を有する量である。
車載機2では、車両側制御部12により、応答信号に含まれる受信ベクトルの情報から、携帯機3の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものか否かが判別される。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態において車両側制御部12が行う接近判別は次のとおりである。
(a)携帯機3から送信される応答信号に含まれる距離が、その前の時刻(例えば所定の時間前の時刻)に受信した応答信号に含まれる距離よりも近いと判別したときに、携帯機3がいずれかのアンテナに向かっていると判別する。
(b)携帯機3から送信される応答信号に含まれる受信ベクトルの情報に基づいて、携帯機3の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものか否かを判別する。例えば、受信ベクトルの方向の時間変化 が所定値未満である場合には、いずれかのアンテナに向かっていると判別する。
このように受信ベクトルの情報から携帯機3の進行方向がいずれかのアンテナに向かうものか否かが判別するため、簡便な構成とすることができ、車載機2側の判別処理の負担を軽減することができる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的又は本発明の思想の範囲内において改良又は変更が可能である。
以上のように、本発明に係る電子キー装置は、使用者が所持する携帯機の進行方向に基づいて、使用者が車両内に入る意思があるか否かを判別し、その意思がある場合にのみドアの解錠処理を行うことができ、これにより、意図しない場面でドアが解錠されてしまうことを防ぐことができる。
1 車両
1a 車室ドア
1b トランクドア
2 車載機
3 携帯機
10 車両側受信部
11 車両側送信部
12 車両側制御部
14 受信アンテナ
20 携帯機受信部
21 携帯機送信部
22 携帯機制御部
23 受信アンテナ
25 送信アンテナ
Ad 接近検出領域
ANT1、ANT2、ANT3 アンテナ
Au 接近解錠領域

Claims (4)

  1. 使用者が携帯可能な携帯機と、前記携帯機と相互通信を行い所定の制御を行う車載機とを備えた電子キー装置であって、
    前記車載機は、車両の異なる位置に備えられて所定時間ごとに電波を送信する複数のアンテナを備え、
    前記携帯機は、互いに直交する3方向からの受信強度を検知できる3軸アンテナを備え、前記車載機に備えられた前記複数のアンテナから送信される電波の受信強度に基づいて最も受信強度が強い方向を示す受信ベクトルを算出し、前記受信ベクトルを含む応答信号前記車載機へ送信
    前記車載機では、
    前記応答信号に含まれる前記受信ベクトルの情報から、前記携帯機の進行方向が前記車載機に備えられたどの前記アンテナに向かうものかを判別、且つ、前記車両と前記携帯機との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに、ドアを解錠する制御が行われることを特徴とする電子キー装置。
  2. 前記受信ベクトルの方向の時間変化が所定値未満であるときに、前記携帯機の進行方向がどの前記アンテナに向かっているかを判別することを特徴とする請求項1に記載の電子キー装置。
  3. 前記複数のアンテナは、前記車両の車室ドアの近傍及びトランクドアの近傍に設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キー装置。
  4. 前記携帯機の進行方向がどの前記アンテナに向かうかを判別、且つ車両と前記携帯機との距離が所定の閾値以下となったと判別したときに、前記携帯機が向かっている前記アンテナと最も近い位置にあるドアを解錠する制御が行われることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子キー装置。
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