JP6258989B2 - 車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両のユーザが所持する携帯機と車両に備わる制御装置との間で無線通信を行って、車両の動作を制御する車両制御システムに関する。
ユーザが車両に接近すると自動的にドアの解錠を行い、車両から遠ざかると自動的にドアの施錠を行う車両制御システムが実用化されている。このシステムは、車両に搭載された車両制御装置と、ユーザが所持する携帯機とから構成される。
車両制御装置は、所定の周期で応答要求信号を送信し、ユーザの携帯機がこの応答要求信号を受信する。ユーザが車両に接近して、一定レベル以上の応答要求信号が携帯機で受信されると、携帯機はIDコードを含む応答信号を車両制御装置へ返信する。車両制御装置は、この応答信号を受信するとIDコードの認証を行い、認証結果が正常であれば、車両のドアを解錠するとともに、ドア付近の足元を照らす照明を点灯させるなどの制御を行う。このように、ユーザが車両に接近した場合に、自動的にドアの解錠や照明の点灯などを行う機能をウェルカム・エントリ(Welcome Entry)と呼び、以下では「WE」と表記する。
一方、ユーザが降車して車両から遠ざかり、携帯機で受信される応答要求信号の強度が所定値まで低下すると、携帯機は応答信号の返信を停止する。車両制御装置は、携帯機からの応答信号が停止したことを判別すると、車両のドアを施錠する。このように、ユーザが車両から遠ざかった場合に、自動的にドアの施錠を行う機能をウォーク・アウェイ・ロック(Walk Away Lock)と呼び、以下では「WAL」と表記する。
特許文献1には、上記のようなWEやWALの機能を備えた車両制御システムが記載されている。このシステムでは、携帯機を所持したユーザが車両から遠ざかる場合は、車両から比較的近距離の位置まで遠ざかった時点でドアが施錠され(WAL)、ユーザが車両に接近する場合は、車両から比較的遠距離の位置まで近づいた時点でドアが解錠される(WE)。これにより、車両から降車したユーザは、車両付近でドアの施錠を容易に確認することができ、また、急いで車両に向かっているユーザに対しては、早めにドアを解錠することができる。
しかしながら、従来の車両制御システムでは、WEにおいてドアが解錠される時点の携帯機と車両との距離、および、WALにおいてドアが施錠される時点の携帯機と車両との距離は、いずれも、閾値としてあらかじめ設定された固定の値であり、ユーザが自由に変更することはできなかった。
特開2001−90402号公報
本発明は、ドアの施錠・解錠などの車両制御に用いられる距離閾値を、ユーザの希望に合わせて容易にカスタマイズすることが可能な車両制御システムを提供することを課題とする。
本発明の車両制御システムは、車両に搭載された車両制御装置と、ユーザが所持する携帯機とから構成される。車両制御装置と携帯機との間で無線通信を行い、携帯機で受信された信号の強度から算出される携帯機と車両との距離を、所定の距離閾値と比較し、その比較結果に基づいて、車両制御装置が車両の制御を行う。携帯機は、車両制御装置と通信を行う第1携帯機と、この第1携帯機と通信を行う第2携帯機とからなる。第1携帯機は、第2携帯機でユーザによる第1操作が行われたことに基づいて、第2信号の送信を要求する第1信号を車両制御装置へ送信する。車両制御装置は、第1携帯機から第1信号を受信すると、第2信号を第1携帯機へ間欠的に送信する。第1携帯機は、第2携帯機で第1操作の後にユーザによる第2操作が行われたことに基づいて、車両制御装置から受信した第2信号の信号強度を測定する。車両制御装置または第1携帯機は、測定された信号強度から算出される第1携帯機と車両との距離を、距離閾値として設定する。
この車両制御システムによると、たとえば車両のドアを施錠または解錠する際の距離閾値をカスタマイズする場合、ユーザは、第2携帯機で第1操作を行った後、ドアを施錠または解錠したい位置まで移動する。そして、その位置において第2携帯機で第2操作を行うと、第1携帯機が測定した信号強度に基づいて、距離閾値が自動的に設定される。このため、ユーザの希望に沿った距離閾値を、複雑な操作をすることなく簡単に設定することができる。
本発明では、第2携帯機で第1操作が行われると、第2携帯機から第1携帯機を介して、車両制御装置へ第1信号が送信され、第2携帯機で第2操作が行われると、第2携帯機から第1携帯機へ第3信号が送信され、第1携帯機は、第2携帯機から第3信号を受信すると、第2信号の信号強度を測定するよう構成してもよい。
本発明では、車両制御装置または第1携帯機は、測定された信号強度に基づいて第1携帯機と車両との距離を算出し、車両制御装置が車両のドアを施錠する時点の、第1携帯機と車両との距離を第1距離閾値として設定し、車両制御装置が車両のドアを解錠する時点の、第1携帯機と車両との距離を第2距離閾値として設定してもよい。
本発明では、第2携帯機は、第1距離閾値の設定を選択する第1選択部と、第2距離閾値の設定を選択する第2選択部と、第1距離閾値を記憶させる第1設定部と、第2距離閾値を記憶させる第2設定部とを備え、第1選択部または第2選択部により第1操作が行われ、第1設定部または第2設定部により第2操作が行われるようにしてもよい。
本発明では、第1携帯機は、車両のドアを施錠または解錠するための電子キーであり、第2携帯機は、第1携帯機と近距離無線で通信を行うスマートフォンであってもよい。
本発明では、第1携帯機と第2携帯機を統合してもよい。この場合、車両制御システムは、車両制御装置と、ユーザが所持する単一の携帯機とから構成される。携帯機は、ユーザによる第1操作が行われたことに基づいて、第2信号の送信を要求する第1信号を車両制御装置へ送信する。車両制御装置は、携帯機から第1信号を受信すると、第2信号を携帯機へ間欠的に送信する。携帯機は、第1操作の後にユーザによる第2操作が行われたことに基づいて、車両制御装置から受信した第2信号の信号強度を測定する。車両制御装置または携帯機は、測定された信号強度から算出される携帯機と車両との距離を、距離閾値として設定する。
車両制御装置または携帯機は、測定された信号強度に基づいて携帯機と車両との距離を算出し、車両制御装置が車両のドアを施錠する時点の、携帯機と車両との距離を第1距離閾値として設定し、車両制御装置が車両のドアを解錠する時点の、携帯機と車両との距離を第2距離閾値として設定してもよい。
また、携帯機は、第1距離閾値の設定を選択する第1選択部と、第2距離閾値の設定を選択する第2選択部と、第1距離閾値を記憶させる第1設定部と、第2距離閾値を記憶させる第2設定部とを備え、第1選択部または第2選択部により第1操作が行われ、第1設定部または第2設定部により第2操作が行われるようにしてもよい。
また、携帯機はスマートフォンであってもよく、車両のドアを施錠または解錠するための電子キーであってもよい。
本発明によれば、ドアの施錠・解錠などの車両制御に用いられる距離閾値を、ユーザの希望に合わせて容易にカスタマイズすることが可能な車両制御システムを提供することができる。
第1実施形態による車両制御システムの概略図である。 第1実施形態による車両制御システムのブロック図である。 第1実施形態による車両制御システムの動作を示したフローチャートである。 携帯機の初期画面を示した図である。 携帯機の選択画面を示した図である。 携帯機のWALナビゲーション画面を示した図である。 携帯機のWEナビゲーション画面を示した図である。 携帯機の処理中画面を示した図である。 携帯機の設定完了通知画面を示した図である。 携帯機の設定中止通知画面を示した図である。 第2実施形態による車両制御システムの概略図である。 第2実施形態による車両制御システムのブロック図である。 第2実施形態による車両制御システムの動作を示したフローチャートである。 第3実施形態による車両制御システムの概略図である。 第3実施形態による車両制御システムのブロック図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
<第1実施形態>
第1実施形態の車両制御システムの構成につき、図1および図2を参照しながら説明する。図1に示すように、車両制御システム100は、車両Vに搭載された車両制御装置1と、この車両制御装置1と無線通信を行う電子キー2と、この電子キー2と無線通信を行うスマートフォン3とから構成される。電子キー2とスマートフォン3は、車両Vのユーザ(乗員)Pが所持している。
ここで、電子キー2は、本発明における「第1携帯機」の一例であり、スマートフォン3は、本発明における「第2携帯機」の一例である。
図1(a)は、ユーザPが降車して車両Vから遠ざかることで、車両制御装置1が車両Vのドアを自動的に施錠する、前述のWAL(Walk Away Lock)の場合を表している。ここで、ユーザPが車両Vから距離Xだけ離れた位置まで遠ざかった時点で、車両Vのドアが施錠されるとした場合、従来のシステムでは、閾値である距離Xの値は、あらかじめ設定された固定値であった。しかるに、本発明のシステムでは、スマートフォン3を用いて、距離Xの値をユーザPの希望にあわせて任意に設定することができる。すなわち、WALにおいてドアが施錠される時点の携帯機と車両との距離(以下「WAL距離閾値」という)をカスタマイズすることができる。その詳細については後述するが、概略を述べると以下の通りである。
WAL距離閾値をカスタマイズする場合、ユーザPは車両Vの近傍位置で、スマートフォン3を操作してカスタマイズ用のアプリケーションを起動し、画面に表示されるメニューからWAL距離設定を選択する。すると、車両制御装置1から周期的に距離測定用の信号Qが送信される。その後、ユーザPは、電子キー2とスマートフォン3を所持した状態で車両Vから離れてゆき、ドアを施錠させたい位置まで来ると、スマートフォン3の画面で距離を設定する操作を行う。すると、電子キー2が、車両制御装置1から受信した信号Qの強度を測定し、これに基づいて算出された電子キー2と車両Vとの距離Xが、WAL距離閾値として車両制御装置1または電子キー2に記憶される。これにより、ユーザPの希望に沿ったWAL距離閾値が設定され、以降はこの距離閾値に基づいたWAL動作が行われる。すなわち、ユーザPが降車して、車両Vから距離Xだけ離れた位置まで遠ざかった時点で、車両Vのドアが自動的に施錠される。
図1(b)は、ユーザPが車両Vに接近することで、車両制御装置1が車両Vのドアを自動的に解錠する、前述のWE(Welcome Entry)の場合を表している。ここで、ユーザPが車両Vから距離Yだけ離れた位置まで接近した時点で、車両Vのドアが解錠されるとした場合、従来のシステムでは、閾値である距離Yの値は、あらかじめ設定された固定値であった。しかるに、本発明のシステムでは、スマートフォン3を用いて、距離Yの値をユーザPの希望にあわせて任意に設定することができる。すなわち、WEにおいてドアが解錠される時点の携帯機と車両との距離(以下「WE距離閾値」という)をカスタマイズすることができる。その詳細については後述するが、概略を述べると以下の通りである。
WE距離閾値をカスタマイズする場合、ユーザPは車両Vから比較的遠い位置で、スマートフォン3を操作してカスタマイズ用のアプリケーションを起動し、画面に表示されるメニューからWE距離設定を選択する。すると、車両制御装置1から周期的に距離測定用の信号Qが送信される。その後、ユーザPは、電子キー2とスマートフォン3を所持した状態で車両Vに近づいてゆき、ドアを解錠させたい位置まで来ると、スマートフォン3の画面で距離を設定する操作を行う。すると、電子キー2が、車両制御装置1から受信した信号Qの強度を測定し、これに基づいて算出された電子キー2と車両Vとの距離Yが、WE距離閾値として車両制御装置1または電子キー2に記憶される。これにより、ユーザPの希望に沿ったWE距離閾値が設定され、以降はこの距離閾値に基づいたWE動作が行われる。すなわち、ユーザPが車両Vから距離Yだけ離れた位置まで近づいた時点で、車両Vのドアが自動的に解錠される。
図2は、車両制御装置1、電子キー2、およびスマートフォン3の具体的構成を示している。以下、それぞれについて詳細に説明する。
車両制御装置1は、制御部10、記憶部11、LF(Low Frequency)送信部12、UHF(Ultra High Frequency)受信部13、リクエストスイッチ14、ドアロック装置15、および車載機器16を備えている。車両制御装置1には、これらの他にも各種のブロックが含まれているが、本発明に直接関係しないため、図示を省略してある。なお、図2の車両制御システム100は、電子キー2の操作によりドアの施錠または解錠を行うキーレスエントリシステムでもあり、また、ユーザがドアのノブに接近または接触した時に、車両制御装置1と電子キー2との間で通信を行って、ドアの施錠または解錠を行うパッシブエントリシステムでもある。
制御部10は、CPUを備えており、車両制御装置1の動作を制御する。記憶部11は、ROMやRAMなどのメモリから構成される。LF送信部12は、図1に示した距離測定用の信号Qを送信する。この信号Qは、LF(低周波)信号であって、所定の周期で間欠的に送信される。UHF受信部13は、電子キー2から送信される後述のUHF信号を受信する。リクエストスイッチ14は、電子キー2とともにパッシブエントリシステムを構成するもので、ドアのノブ付近に設けられており、ユーザの接近または接触を検知する。ドアロック装置15は、ドアの施錠や解錠を行うロック機構と、このロック機構を作動させる駆動回路などから構成される。車載機器16には、照明、空調装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置などが含まれている。
電子キー2は、制御部20、記憶部21、LF受信部22、UHF送信部23、近距離無線部24、操作部25、および表示部26を備えている。電子キー2には、これら以外のブロックも含まれているが、本発明に直接関係しないため、図示を省略してある。
制御部20は、CPUを備えており、電子キー2の動作を制御する。記憶部21は、ROMやRAMなどのメモリから構成される。LF受信部22は、車両制御装置1のLF送信部12から送信された距離測定用の信号Qを受信する。UHF送信部23は、後述するコマンドをUHF通信により車両制御装置1へ送信する。近距離無線部24は、ワイヤレスLANやBluetooth(登録商標)などの近距離無線用の通信回路から構成される。操作部25は、電子キー2の本体に設けられた複数の操作ボタンから構成される。表示部26は、電子キー2の本体に設けられた複数のLEDランプから構成される。
スマートフォン3は、制御部30、記憶部31、操作部32、表示部33、近距離無線部34、通話部35、および通信部36を備えている。スマートフォン3には、これら以外にも各種のブロックが含まれているが、本発明に直接関係しないため、図示を省略してある。
制御部30は、CPUを備えており、スマートフォン3の動作を制御する。記憶部31は、ROMやRAMなどのメモリから構成される。操作部32は、スマートフォン3の本体に設けられた操作ボタンや、表示部33に表示される操作ボタンから構成される。表示部33は、スマートフォン3の本体に設けられた液晶パネルとその駆動回路などから構成される。近距離無線部34は、電子キー2の近距離無線部24と同様の通信回路から構成される。通話部35は、スピーカ、マイクロフォン、および音声回路などから構成される。通信部36は、インターネット回線と接続されてサーバなどと通信を行う通信回路から構成される。
次に、以上の構成からなる車両制御システム100において、WAL距離閾値およびWE距離閾値をカスタマイズする場合の詳細な手順につき、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、距離閾値のカスタマイズにあたっては、ユーザPが電子キー2とスマートフォン3の双方を所持していることが条件となる。
まず、WAL距離閾値、すなわちドア施錠用の距離閾値をカスタマイズする手順について説明する。この場合、ユーザPは車両Vの近傍位置でスマートフォン3を操作し、カスタマイズ用のアプリケーションを起動する(ステップS301)。すると、スマートフォン3の表示部33に、図4Aのような初期画面33aが表示される(ステップS302)。続いて、ユーザPが初期画面33aに表示されたカスタマイズボタンAを押下すると(ステップS303)、表示部33の画面が図4Bのような選択画面33bに切り替わる(ステップS304)。この選択画面33bには、設定対象を選択するためのボタンB1、B2が表示されている。ボタンB1は、WAL距離閾値を設定するためのWAL距離設定ボタンであり、ボタンB2は、WE距離閾値を設定するためのWE距離設定ボタンである。
ここで、WAL距離設定ボタンB1は、本発明における「第1選択部」の一例であり、WE距離設定ボタンB2は、本発明における「第2選択部」の一例である。また、WAL距離閾値は、本発明における「第1距離閾値」の一例であり、WE距離閾値は、本発明における「第2距離閾値」の一例である。
ユーザPが、選択画面33bにおいてWAL距離設定ボタンB1を押下することで、設定対象を選択すると(ステップS305)、スマートフォン3の近距離無線部34から電子キー2の近距離無線部24へ、WAL距離閾値の設定の開始を指令するカスタマイズ開始コマンドが送信される(ステップS306)。電子キー2は、近距離無線部24でカスタマイズ開始コマンドを受信すると(ステップS201)、このコマンドをUHF送信部23からUHF信号として車両制御装置1へ送信する(ステップS202)。
ここで、WAL距離設定ボタンB1の押下は、本発明における「第1操作」の一例であり、カスタマイズ開始コマンドは、本発明における「第1信号」の一例である。
車両制御装置1では、電子キー2からのカスタマイズ開始コマンドがUHF受信部13で受信されると(ステップS101)、制御部10がカスタマイズ設定モードをONにする(ステップS102)。これにより、LF送信部12は、距離測定用のLF信号Qを所定の周期で間欠的に送信する動作を開始する(ステップS103)。このLF信号Qは、電子キー2のLF受信部22で、所定の周期で間欠的に受信される(ステップS203)。
ここで、LF信号Qは、本発明における「第2信号」の一例である。
一方、スマートフォン3では、ステップS305においてWAL距離設定が選択されたことで、表示部33の画面が図4CのようなWALナビゲーション画面33cに切り替わる(ステップS307)。このWALナビゲーション画面33cには、スマートフォン3と電子キー2を持ちながら施錠させたい場所へ移動することをユーザPに促すメッセージMcとともに、WAL距離記憶ボタンC1と、WAL設定中止ボタンC2とが表示されている。
ここで、WAL距離記憶ボタンC1は、本発明における「第1設定部」の一例である。
ユーザPは、メッセージMcに従って電子キー2とスマートフォン3を所持した状態で、図1(a)に示したように車両Vから離れてゆき、ドアを施錠させたい位置まで来ると、WAL距離記憶ボタンC1を押下する(ステップS308)。すると、スマートフォン3の近距離無線部34から電子キー2の近距離無線部24へ、WAL距離閾値の設定の完了を指令するカスタマイズ完了コマンドが送信される(ステップS309)。電子キー2は、近距離無線部24でカスタマイズ完了コマンドを受信すると(ステップS204)、車両制御装置1から受信したLF信号Qの強度を測定し、この信号強度に基づいて、ユーザPにより設定された距離、すなわちユーザP(電子キー2)の現在位置から車両までの距離を演算する(ステップS205)。その後、電子キー2は、受信したカスタマイズ完了コマンドと、算出した設定距離とを、UHF送信部23からUHF信号として車両制御装置1へ送信する(ステップS206)。
ここで、WAL距離記憶ボタンC1の押下は、本発明における「第2操作」の一例であり、カスタマイズ完了コマンドは、本発明における「第3信号」の一例である。
車両制御装置1では、電子キー2からのカスタマイズ完了コマンドと設定距離がUHF受信部13で受信されると(ステップS104)、制御部10がカスタマイズ設定モードをOFFにする(ステップS105)。これにより、LF送信部12は、LF信号Qの送信を停止する。また、電子キー2から受信した設定距離が、WAL距離閾値として記憶部11に記憶される(ステップS106)。以降、このWAL距離閾値を用いてWAL動作が行われ、WAL距離閾値をXとした場合、ユーザPが降車して、車両Vから距離Xだけ離れた位置まで遠ざかった時点で、ドアロック装置15によってドアが自動的に施錠される。
一方、スマートフォン3では、電子キー2においてステップS204〜S206の処理が行われている間、図4Eのような処理中画面33eが表示される(ステップS310)。この画面には、処理中であることを通知するメッセージMeが表示されている。また、電子キー2では、ステップS206の送信が終了すると、近距離無線部24からスマートフォン3の近距離無線部34へ、距離閾値の設定が完了したことを示す設定完了通知が送信される(ステップS207)。そして、この設定完了通知がスマートフォン3の近距離無線部34で受信されると(ステップS311)、表示部33の画面が図4Fのような設定完了通知画面33fに切り替わる(ステップS312)。この画面には、設定の完了を通知するメッセージMfが表示されている。
なお、図4CのWALナビゲーション画面33cにおいて、ユーザPがWAL設定中止ボタンC2を押下した場合は(ステップS313)、スマートフォン3の画面が図4Gのような設定中止通知画面33gに切り替わる(ステップS314)。この画面には、設定の中止を通知するメッセージMgが表示されている。
次に、WE距離閾値、すなわちドア解錠用の距離閾値をカスタマイズする手順について説明する。この場合、ユーザPは車両Vから比較的遠い位置でスマートフォン3を操作する。図3におけるステップS301〜S304の手順については、WALの場合と同じである。ステップS305では、図4Bの選択画面33bにおいて、WE距離設定ボタンB2を押下する。すると、近距離無線部34からWE距離閾値の設定の開始を指令するカスタマイズ開始コマンドが送信される(ステップS306)。この開始コマンドを受信した電子キー2および車両制御装置1の以後の動作(ステップS201〜S207、ステップS101〜S106)については、WALがWEに替わるだけで、WALの場合と基本的に同じであるので、説明を省略する。
ここで、WE距離設定ボタンB2の押下は、本発明における「第1操作」の一例であり、カスタマイズ開始コマンドは、本発明における「第1信号」の一例である。
スマートフォン3では、ステップS305においてWE距離設定が選択されたことで、表示部33の画面が図4DのようなWEナビゲーション画面33dに切り替わる(ステップS307)。このWEナビゲーション画面33dには、スマートフォン3と電子キー2を持ちながら解錠させたい場所へ移動することをユーザPに促すメッセージMdとともに、WE距離記憶ボタンD1と、WE設定中止ボタンD2とが表示されている。
ここで、WE距離記憶ボタンD1は、本発明における「第2設定部」の一例である。
ユーザPは、メッセージMdに従って電子キー2とスマートフォン3を所持した状態で、図1(b)に示したように車両Vに近づいてゆき、ドアを解錠させたい位置まで来ると、WE距離記憶ボタンD1を押下する(ステップS308)。以後のステップS309〜S312は、WALの場合と同じである。すなわち、近距離無線部34からWE距離閾値の設定の完了を指令するカスタマイズ完了コマンドが送信された後(ステップS309)、表示部33の画面が図4Eの処理中画面33eに切り替わり(ステップS310)、電子キー2から設定完了通知を受信すると(ステップS311)、表示部33の画面が図4Fの設定完了通知画面33fに切り替わる(ステップS312)。
ここで、WE距離記憶ボタンD1の押下は、本発明における「第2操作」の一例であり、カスタマイズ完了コマンドは、本発明における「第3信号」の一例である。
また、図4DのWEナビゲーション画面33dにおいて、ユーザPがWE設定中止ボタンD2を押下した場合は(ステップS313)、表示部33の画面が図4Gの設定中止通知画面33gに切り替わる(ステップS314)。
上述した第1実施形態によれば、ユーザPは、スマートフォン3のWAL距離設定ボタンB1またはWE距離設定ボタンB2を押下した後、車両Vのドアを施錠または解錠したい位置まで移動し、その位置でスマートフォン3のWAL距離記憶ボタンC1またはWE距離記憶ボタンD1を押下するだけで、自分の希望に沿ったWAL距離閾値やWE距離閾値を、簡単に設定することができる。
また、第1実施形態では、携帯機として電子キー2とスマートフォン3を用い、スマートフォン3から電子キー2を介して車両制御装置1へ信号を送信するので、電子キー2がゲートウェイの役割を果たすこととなる。このため、インターネットに接続されているスマートフォン3から直接、車両制御装置1へ信号を送信する場合に比べて、車両側のセキュリティ性を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の車両制御システムの構成につき、図5および図6を参照しながら説明する。図5に示すように、車両制御システム200は、車両Vに搭載された車両制御装置1と、この車両制御装置1と無線通信を行うスマートフォン4とから構成される。スマートフォン4は、車両Vのユーザ(乗員)Pが所持している。第2実施形態では、スマートフォン4が電子キーを兼用している。スマートフォン4は、本発明における「携帯機」の一例である。
図5(a)は、WAL(Walk Away Lock)の場合を表しており、図5(b)は、WE(Welcome Entry)の場合を表している。それぞれの場合における距離閾値のカスタマイズ手順は、電子キーが存在しないことで信号の送受信形態が変更される点を除き、図1(a)、(b)の場合と基本的に同じである。
図6は、車両制御装置1およびスマートフォン4の具体的構成を示している。車両制御装置1の構成については、図2と同じであるので説明を省略する。スマートフォン4は、制御部40、記憶部41、LF受信部42、UHF送信部43、操作部44、表示部45、通話部46、および通信部47を備えている。スマートフォン4には、これら以外にも各種のブロックが含まれているが、本発明に直接関係しないため、図示を省略してある。
制御部40は、CPUを備えており、スマートフォン4の動作を制御する。記憶部41は、ROMやRAMなどのメモリから構成される。LF受信部42は、車両制御装置1のLF送信部12から送信された距離測定用のLF信号Qを受信する。UHF送信部43は、後述するコマンドをUHF通信により車両制御装置1へ送信する。操作部44は、スマートフォン4の本体に設けられた操作ボタンや、表示部45に表示される操作ボタンから構成される。表示部45は、スマートフォン4の本体に設けられた液晶パネルとその駆動回路などから構成される。通話部46は、スピーカ、マイクロフォン、および音声回路などから構成される。通信部47は、インターネット回線と接続されてサーバなどと通信を行う通信回路から構成される。
以上の構成からなる車両制御システム200において、WAL距離閾値およびWE距離閾値をカスタマイズする手順が、図7のフローチャートに示されている。図7では、図3と同じ処理を行うステップに同じ符号を付してある。
車両制御装置1における一連の手順(ステップS101〜S106)については、第1実施形態(図3)の場合と同じであるので、説明を省略する。また、スマートフォン4におけるステップS301〜S305、S307、S308、S310、S312〜S314の手順についても、第1実施形態の場合と同じであるので説明を省略し、以下では、第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、スマートフォン4の表示部45に表示される画面は、電子キーに関する部分が省略される点を除き、図4A〜図4Gに示したものと同じである。
第1実施形態では、図3のステップS306において、カスタマイズ開始コマンドを近距離無線によって電子キー2へ送信したが、第2実施形態では、図7のステップS306aにおいて、カスタマイズ開始コマンドをUHF通信によって車両制御装置1へ送信する。
また、第1実施形態では、図3のステップS203において、距離測定用のLF信号Qを電子キー2が受信したが、第2実施形態では、図7のステップS203aにおいて、距離測定用のLF信号Qをスマートフォン4が受信する。
また、第1実施形態では、図3のステップS309において、カスタマイズ完了コマンドを電子キー2へ送信し、ステップS311において、電子キー2から設定完了通知を受信したが、第2実施形態では、図7においてこれらのステップS309、S311が省略されている。
また、第1実施形態では、図3のステップS205において、電子キー2がLF信号の強度測定と設定距離の演算を行ったが、第2実施形態では、図7のステップS205aにおいて、スマートフォン4がLF信号の強度測定と設定距離の演算を行う。
さらに、第1実施形態では、図3のステップS206において、電子キー2がカスタマイズ完了コマンドと設定距離とを車両制御装置1へ送信したが、第2実施形態では、図7のステップS206aにおいて、スマートフォン4がカスタマイズ完了コマンドと設定距離とを車両制御装置1へ送信する。
上述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ユーザPの希望に沿ったWAL距離閾値またはWE距離閾値を簡単に設定することができる。また、携帯機がスマートフォン4のみとなるため、システムを簡略化することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の車両制御システムの構成につき、図8および図9を参照しながら説明する。図8に示すように、車両制御システム300は、車両Vに搭載された車両制御装置1と、この車両制御装置1と無線通信を行う電子キー5とから構成される。電子キー5は、車両Vのユーザ(乗員)Pが所持している。第3実施形態では、電子キー5に距離設定の機能を持たせている。電子キー5は、本発明における「携帯機」の一例である。
図8(a)は、WAL(Walk Away Lock)の場合を表しており、図8(b)は、WE(Welcome Entry)の場合を表している。それぞれの場合における距離閾値のカスタマイズ手順は、スマートフォンが存在しないことで信号の送受信形態が変更される点を除き、図1(a)、(b)の場合と基本的に同じである。
図9は、車両制御装置1および電子キー5の具体的構成を示している。車両制御装置1の構成については、図2と同じであるので説明を省略する。電子キー5は、制御部50、記憶部51、LF受信部52、UHF送信部53、操作部54、および表示部55を備えている。電子キー5には、これら以外のブロックも含まれているが、本発明に直接関係しないため、図示を省略してある。
制御部50は、CPUを備えており、電子キー5の動作を制御する。記憶部51は、ROMやRAMなどのメモリから構成される。LF受信部52は、車両制御装置1のLF送信部12から送信された距離測定用のLF信号Qを受信する。UHF送信部53は、前述のカスタマイズ開始コマンドやカスタマイズ完了コマンドを、UHF通信により車両制御装置1へ送信する。操作部54は、たとえば、電子キー5の本体に設けられた複数の操作ボタンから構成される。表示部55は、たとえば、電子キー5の本体に設けられた複数のLEDランプから構成される。
第3実施形態の車両制御システム300では、スマートフォンを用いないため、操作にあたって画面表示がされないが、電子キー5に備わっている操作部54の操作ボタンや、表示部55のLEDランプを利用して、ユーザPにカスタマイズに必要な操作を行わせることは可能である。
以上の構成からなる車両制御システム300において、WAL距離閾値およびWE距離閾値をカスタマイズする手順は、第2実施形態のスマートフォン4が電子キー5に置き換わり、電子キー5に画面表示がされない点を除いて、図7の手順と基本的に同じであり、図7から容易に類推できるため、説明を省略する。
上述した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ユーザPの希望に沿ったWAL距離閾値またはWE距離閾値を簡単に設定することができる。また、携帯機が電子キー5のみとなるため、第2実施形態と同様に、システムを簡略化することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述した以外にも、以下のような種々の実施形態を採用することができる。
図3および図7のステップS106では、設定距離(距離閾値)を車両制御装置1の記憶部11に記憶させたが、これを電子キー2の記憶部21や、スマートフォン3、4の記憶部31、41に記憶させてもよい。また、車両制御装置1の記憶部11と電子キー2の記憶部21の双方、あるいは、車両制御装置1の記憶部11とスマートフォン3、4の記憶部31、41の双方に、設定距離(距離閾値)を記憶させてもよい。
図3のステップS205では、電子キー2において設定距離の演算を行ったが、電子キー2で測定された信号強度を車両制御装置1へ送信して、車両制御装置1において設定距離の演算を行ってもよい。同様に、図7のステップS205aでは、スマートフォン4において設定距離の演算を行ったが、スマートフォン4で測定された信号強度を車両制御装置1へ送信して、車両制御装置1において設定距離の演算を行ってもよい。
第1実施形態と第2実施形態においては、携帯機としてスマートフォン3、4を例に挙げたが、スマートフォンに代えて、他の携帯電話機や携帯型タブレットなどを携帯機として用いてもよい。
第3実施形態においては、画面上での操作に代えて、電子キー5の操作ボタンやLEDランプを利用して操作を行う例を挙げたが、電子キー5の表示部55を液晶パネルで構成することで、スマートフォンのような画面上の操作ができるようにしてもよい。
図4Fの設定完了通知画面33fにおいては、距離設定が完了した旨のメッセージMfのみを表示したが、これに加えて、設定された距離の値(WAL距離閾値、WE距離閾値)を表示してもよい。
以上の各実施形態では、携帯機で受信された第2信号の強度を測定し、この信号強度に基づいて距離閾値を設定したが、これ以外の方法で距離閾値を設定することもできる。たとえば、TOF(Time of Flight)法を用いて、第2信号の送信から受信までの時間差を測定し、この時間差に基づいて距離閾値を設定してもよい。あるいは、FM−CW(Frequency Modulated−Continuous Wave)方式により、第2信号の送信周波数と受信周波数の周波数差を測定し、この周波数差に基づいて距離閾値を設定してもよい。その他、第2信号の送信時と受信時の位相の差などに基づいて、距離閾値を設定することも可能である。
以上の各実施形態では、ドアの施錠および解錠を行うための閾値として、距離閾値のみを用いたが、距離閾値と他の閾値とを組み合わせて、ドアの施錠および解錠を行ってもよい。たとえば、他の閾値として時間閾値を設定し、携帯機と車両との距離が距離閾値以上であり、かつ降車からの時間が時間閾値を経過した場合に、ドアを施錠するようにしてもよい。
以上の各実施形態では、距離閾値に基づく車両制御として、ドアの施錠および解錠を例に挙げたが、これだけに限らず、車内照明や空調装置などを入切する制御を行ってもよい。
以上の各実施形態では、キーレスエントリシステムやパッシブエントリシステムを採用した車両制御システムを挙げたが、本発明は、WALやWEの機能のみを備えた車両制御システムに対しても適用することができる。
1 車両制御装置
2 電子キー(第1携帯機)
3 スマートフォン(第2携帯機)
4 スマートフォン(第2携帯機)
5 電子キー(第1携帯機)
100、200、300 車両制御システム
B1 WAL距離設定ボタン(第1選択部)
B2 WE距離設定ボタン(第2選択部)
C1 WAL距離記憶ボタン(第1設定部)
D1 WE距離記憶ボタン(第2設定部)
P ユーザ
V 車両

Claims (10)

  1. 車両に搭載された車両制御装置と、ユーザが所持する携帯機とから構成され、前記車両制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行い、前記携帯機で受信された信号の強度から算出される当該携帯機と車両との距離を、所定の距離閾値と比較し、その比較結果に基づいて、前記車両制御装置が車両の制御を行う車両制御システムであって、
    前記携帯機は、前記車両制御装置と通信を行う第1携帯機と、前記第1携帯機と通信を行う第2携帯機とからなり、
    前記第1携帯機は、前記第2携帯機でユーザによる第1操作が行われたことに基づいて、第2信号の送信を要求する第1信号を前記車両制御装置へ送信し、
    前記車両制御装置は、前記第1携帯機から前記第1信号を受信すると、前記第2信号を前記第1携帯機へ間欠的に送信し、
    前記第1携帯機は、前記第2携帯機で前記第1操作の後にユーザによる第2操作が行われたことに基づいて、前記車両制御装置から受信した前記第2信号の信号強度を測定し、
    前記車両制御装置または前記第1携帯機は、測定された前記信号強度から算出される前記第1携帯機と車両との距離を、前記距離閾値として設定する、ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムにおいて、
    前記第2携帯機で前記第1操作が行われると、前記第2携帯機から前記第1携帯機を介して、前記車両制御装置へ前記第1信号が送信され、
    前記第2携帯機で前記第2操作が行われると、前記第2携帯機から前記第1携帯機へ第3信号が送信され、
    前記第1携帯機は、前記第2携帯機から前記第3信号を受信すると、前記第2信号の信号強度を測定する、ことを特徴とする車両制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置または前記第1携帯機は、
    測定された前記信号強度に基づいて前記第1携帯機と車両との距離を算出し、
    前記車両制御装置が車両のドアを施錠する時点の、前記第1携帯機と車両との距離を第1距離閾値として設定し、
    前記車両制御装置が車両のドアを解錠する時点の、前記第1携帯機と車両との距離を第2距離閾値として設定する、ことを特徴とする車両制御システム。
  4. 請求項3に記載の車両制御システムにおいて、
    前記第2携帯機は、
    前記第1距離閾値の設定を選択する第1選択部と、
    前記第2距離閾値の設定を選択する第2選択部と、
    前記第1距離閾値を記憶させる第1設定部と、
    前記第2距離閾値を記憶させる第2設定部と、を備え、
    前記第1選択部または前記第2選択部により前記第1操作が行われ、
    前記第1設定部または前記第2設定部により前記第2操作が行われる、ことを特徴とする車両制御システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記第1携帯機は、車両のドアを施錠または解錠するための電子キーであり、
    前記第2携帯機は、前記第1携帯機と近距離無線で通信を行うスマートフォンである、ことを特徴とする車両制御システム。
  6. 車両に搭載された車両制御装置と、ユーザが所持する単一の携帯機とから構成され、前記車両制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行い、前記携帯機で受信された信号の強度から算出される当該携帯機と車両との距離を、所定の距離閾値と比較し、その比較結果に基づいて、前記車両制御装置が車両の制御を行う車両制御システムであって、
    前記携帯機は、ユーザによる第1操作が行われたことに基づいて、第2信号の送信を要求する第1信号を前記車両制御装置へ送信し、
    前記車両制御装置は、前記携帯機から前記第1信号を受信すると、前記第2信号を前記携帯機へ間欠的に送信し、
    前記携帯機は、前記第1操作の後にユーザによる第2操作が行われたことに基づいて、前記車両制御装置から受信した前記第2信号の信号強度を測定し、
    前記車両制御装置または前記携帯機は、測定された前記信号強度から算出される前記携帯機と車両との距離を、前記距離閾値として設定する、ことを特徴とする車両制御システム。
  7. 請求項6に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置または前記携帯機は、
    測定された前記信号強度に基づいて前記携帯機と車両との距離を算出し、
    前記車両制御装置が車両のドアを施錠する時点の、前記携帯機と車両との距離を第1距離閾値として設定し、
    前記車両制御装置が車両のドアを解錠する時点の、前記携帯機と車両との距離を第2距離閾値として設定する、ことを特徴とする車両制御システム。
  8. 請求項7に記載の車両制御システムにおいて、
    前記携帯機は、
    前記第1距離閾値の設定を選択する第1選択部と、
    前記第2距離閾値の設定を選択する第2選択部と、
    前記第1距離閾値を記憶させる第1設定部と、
    前記第2距離閾値を記憶させる第2設定部と、を備え、
    前記第1選択部または前記第2選択部により前記第1操作が行われ、
    前記第1設定部または前記第2設定部により前記第2操作が行われる、ことを特徴とする車両制御システム。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記携帯機はスマートフォンである、ことを特徴とする車両制御システム。
  10. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記携帯機は車両のドアを施錠または解錠するための電子キーである、ことを特徴とする車両制御システム。
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