JP2016056614A - 電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両ドアの施錠場面において、ユーザに操作負担をかけることなく、電子キーの車内閉じ込みを効果的に防止できる電子キーシステムを提供する。
【解決手段】キーは、ロックスイッチ操作に基づくリクエスト信号、レスポンス信号の送受信(S11、S21)をトリガとして、ユーザのスマートフォンとBT接続する(S22)。BT接続中、キー及びスマートフォンは定期通信を行い、定期通信の度に受信信号のRSSIを検出する。RSSIが閾値以下になった場合又はBT接続が意図せずに切断された場合には、キーが車内にあると判断して、キーはドアの解錠を要求する解錠信号を車両に送信する(S29)。車両側の照合ECUは、解錠信号を受信した場合には、ドアを解錠し(S14)、警報ブザーを出力する(S15)。スマートフォンは、RSSIが閾値以下になった場合又はBT接続が意図せずに切断された場合にはユーザに通知する(S34)。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載された車載装置と車両のユーザに所持される電子キーとの双方向通信に基づいて、車両のドアの施解錠を行う電子キーシステムに関する。
従来、車両に搭載された車載装置と車両のユーザに所持される電子キーとの双方向通信に基づいて、車両のドアの施解錠を行う電子キーシステム(いわゆるスマートエントリーシステム)が知られている。この種の電子キーシステムにおいては、ドアの車外側に設けられたロックスイッチが操作された場合には、ドアに設けられた車外アンテナによって車外のドア周辺に電子キーが存在するか否かを確認する。そして、その確認ができた場合に、ドアの施錠を実施する。一方、車外アンテナから送信される信号は、車内に漏れることもあり、電子キーが車内に置かれているにもかかわらず、車外アンテナの信号に電子キーが応答してしまう場合もある。そこで、ロックスイッチが操作された場合には、車内アンテナによって電子キーが車内に置かれているか否かも確認し、電子キーが車内に置かれたままの場合には、ドアを解錠することで電子キーの車内への閉じ込みを防止している。
ところで、車内アンテナからの信号を車外に漏れないようにすると、車内のうち車内アンテナの信号が届かないエリア(隙間)ができてしまう可能性がある。そのエリアとしては、例えば、ドアのポケットであったり、ダッシュボード内であったり、各座席の足元などであったりする。信号が届かないエリアに電子キーがある場合や、周辺ノイズによる妨害が原因で車内アンテナの信号を電子キーが受信できなかった場合には、電子キーを車内に閉じ込めたままドアが施錠されてしまうという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、ドアの施錠後に、所定操作が検出された場合に、車内アンテナの出力を増加させ、又は使用する車内アンテナの数を増加させることで、車内アンテナの検知領域を拡大する技術の提案がある(特許文献1参照)。この特許文献1の技術によれば、車内アンテナの信号が届かないエリアの発生を抑制できるので、電子キーの閉じ込みを効果的に防止できるとしている。
特開2009−263901号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、車内に電子キーを置き忘れた場合にドアを解錠するためには、ユーザは所定操作をしなければならず、ユーザに操作負担がかかるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、車両ドアの施錠場面において、ユーザに操作負担をかけることなく、電子キーの車内閉じ込みを効果的に防止できる電子キーシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子キーシステムは、車両に搭載された車載装置と前記車両のユーザに所持される電子キー及び携帯機とを備え、
前記車載装置は、
前記車両のドアの施錠を指示する所定操作がされたことに基づいて、車外の前記ドアの周辺にリクエスト信号を送信する車外アンテナと、
前記リクエスト信号に応答して送信されたレスポンス信号を受信する車両側受信手段と、
前記車両側受信手段が前記レスポンス信号を受信したことに基づいて前記ドアを施錠するドアロック制御手段とを備え、
前記電子キーは、
前記リクエスト信号の送信エリアに入った場合に前記リクエスト信号を受信するとともに、受信した前記リクエスト信号に応答する前記レスポンス信号を周辺に送信する第1の通信手段と、
前記携帯機と無線通信を行う第2の通信手段と、
前記所定操作がされたときに行われる前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信である第1通信をトリガとして、前記第2の通信手段と前記携帯機との間の無線通信である第2通信の、前記電子キーと前記携帯機の間の距離に相関する状態に基づいて、前記電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定するキー側判定手段と、
前記キー側判定手段が前記電子キーが車内にあると判定したことに基づいて、前記ドアの解錠を要求する解錠信号を無線送信する送信手段とを備え、
前記車両側受信手段は、前記解錠信号も受信し、
前記ドアロック制御手段は、前記車両側受信手段が前記解錠信号を受信したことに基づいて前記ドアを解錠することを特徴とする。
本発明では、従来の電子キーシステムとは異なり、車外アンテナからの信号が少なからず車内に漏れてしまうこと、及びユーザに所持される携帯機を利用して、ドアの施錠場面で電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定している。すなわち、ドアの施錠を指示する所定操作されたことに基づいて車外アンテナから送信されるリクエスト信号(車内に漏れたリクエスト信号又は車外のドア周辺に送信されたリクエスト信号)を電子キーが受信した場合には、そのリクエスト信号の受信及びレスポンス信号の送信(第1通信)をトリガとして、電子キーと携帯機との無線通信(第2通信)の状態を確認する。そして、その第2通信の状態に基づいて、電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定する。このとき、電子キーが携帯機とともに車外に持ち出されている場合には、電子キーと携帯機との距離が近くなる一方で、電子キーが車内に置き忘れ、携帯機のみが車外に持ち出された場合には、電子キーと携帯機との距離が離れる。つまり、電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかにより、電子キーと携帯機との距離が変わってくることで、第2通信の状態も変わってくる。よって、第2通信の状態に基づいて、電子キーが車内にあるか車外にあるかを判定できる。具体的には、第2通信の信号強度が閾値以下に低下した場合、又は第2通信が意図せずに切断された場合には、電子キーと携帯機との距離が離れたと判断できるので、電子キーが車内にあると判定することができる。反対に、第2通信の信号強度が閾値より大きい場合には、電子キーと携帯機との距離が近いと判断できるので、電子キーは車外に持ち出されたと判定することができる。そして、電子キーが車内にある場合には、電子キーはドアの解錠を要求する解錠信号を送信し、車載装置(ドアロック制御手段)は、その解錠信号を受信した場合には、ドアを解錠する。これによって、ユーザに操作負担をかけることなく、電子キーの車内閉じ込みを効果的に防止できる。
電子キーシステムの構成図である。 送信アンテナの設置位置等を説明する図である。 キーが車内にある場合における、ロックスイッチ操作後の、照合ECU、キー、スマホ間の通信の様子を示したシーケンス図である。 キーが車外に持ち出された場合における、ロックスイッチ操作後の、照合ECU、キー、スマホ間の通信の様子を示したシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の電子キーシステムの構成を示している。図1の電子キーシステム1は、車両10(図2参照)に搭載された車載装置2と、車両10のユーザに所持される電子キー7(以下、単にキーという)及び携帯機としてのスマートフォン(以下、単にスマホという)とを備えている。その電子キーシステム1は、車載装置2とキー7との間の無線通信に基づいて、車両10のドアの施解錠を行うシステムである。詳しくは、電子キーシステム1は、車載装置2とキー7との間の双方向通信に基づいてドアの施解錠を行うスマートエントリーシステムと、キー7から車載装置2への一方向通信に基づいてドアの施解錠を行うワイヤレスキーシステム(RKE:Remote Keyless Entry)の両方に対応可能なシステムとされている。先ず、電子キーシステム1における車載装置2の構成を説明する。
車載装置2は、送信アンテナ4、受信アンテナ5、ドアロック機構61、ロックスイッチ62、タッチセンサ63、警報器64及びこれらと接続した照合ECU3を備えている。送信アンテナ4は、その送信アンテナ4の周辺エリアに返信を要求するリクエスト信号を送信する。送信アンテナ4は、そのリクエスト信号をLF帯の周波数(例えば134kHz)の電波として送信する。
図2は、送信アンテナ4の設置位置等を説明する図であり、車両10の平面図を示している。図2に示すように、送信アンテナ4は、車両10の複数の箇所に設置されている。具体的には、送信アンテナ4は、車両10の各ドア101〜104に設置された車外アンテナ41〜44と、車内の前席付近に設置された車内前側アンテナ45と、車内の後席付近に設置された車内後側アンテナ46とを含む。
運転席ドア101に設置された車外アンテナ41は、車外の運転席ドア101の周辺エリア401にリクエスト信号を送信するアンテナである。助手席ドア102に設置された車外アンテナ42は、車外の助手席ドア102の周辺エリア(図示外)にリクエスト信号を送信するアンテナである。右後席ドア103に設置された車外アンテナ43は、車外の右後席ドア103の周辺エリア403にリクエスト信号を送信するアンテナである。左後席ドア104に設置された車外アンテナ44は、車外の左後席ドア104の周辺エリア(図示外)にリクエスト信号を送信するアンテナである。車内前側アンテナ45は、車内の前席エリア405にリクエスト信号を送信するアンテナである。車内後側アンテナ46は、車内の後席エリア406にリクエストを送信するアンテナである。
各車外アンテナ41〜44のリクエスト信号の送信エリア(送信距離)は、例えば各車外アンテナ41〜44から1m〜2m程度の範囲に設定されている。ただし、各車外アンテナ41〜44から送信されるリクエスト信号は、少なからず車内に漏れている(図2参照)。図2では、車外アンテナ41、43の送信エリア401、403が車内にまで及んでいる様子を示している。
一方、車内アンテナ45、46の送信エリア405、406は、できるだけ車外に漏れないように設定されている。そのため、図2に示すように、車内のうち、車内アンテナ45、46からのリクエスト信号が届かないエリア11(ドアのポケット、ダッシュボード内、各座席の足元など)が存在する場合がある。
受信アンテナ5は、キー7から送信されたRF帯の電波(例えば300〜400MHzの電波)の信号を受信するアンテナである。その受信アンテナ5は、1箇所に設置されていたとしても良いし、キー7からの信号を受信しやすくするために複数箇所に設置されていたとしても良い。
ドアロック機構61、ロックスイッチ62及びタッチセンサ63は、ドア101〜104ごとに設けられている。ドアロック機構61は、モータを有し、そのモータの作動によってドア101〜104の施解錠を行う。ロックスイッチ62は、例えば各ドア101〜104の車外側に設けられたドアハンドル付近に設けられ、ドア101〜104の施錠(ロック)を車載装置2に指示するための操作部(例えばプッシュスイッチ)である。ロックスイッチ62がユーザにより操作された場合には、操作されたことを示す信号が照合ECU3に入力される。
タッチセンサ63は、例えば各ドア101〜104のドアハンドルに設けられ、ドアハンドルへのユーザのタッチ(接触)を検出するセンサである。タッチセンサ63として例えば静電容量センサが使用される。タッチセンサ63による検出信号は照合ECU3に入力される。警報器64は、車外に向けてブザー音を出力する装置である。
照合ECU3は、スマートエントリーシステム及びワイヤレスキーシステムに関する各種処理を実行するECU(電子制御装置)である。詳しくは、照合ECU3は、送信データ作成部32、LF変調部33、RF復調部34、受信データ解析部35及び制御部31を備えている。送信データ作成部32は、制御部31の指令に基づいて、リクエスト信号の変調前のデータ(ベースバンドデータ)を作成する部分である。LF変調部33は、送信データ作成部32で作成されたデータを受け取って、そのデータ(デジタルデータ)をLF帯の周波数のアナログデータに変調する部分である。そのLF変調部33で変調されたデータがリクエスト信号のLF電波として送信アンテナ4から送信される。
RF復調部34は、受信アンテナ5で受信されたキー7からのRF帯の電波(RF信号)が入力されて、そのRF信号を元のデジタルデータに復調する部分である。受信データ解析部35は、RF復調部34で復調されたデジタルデータ(受信データ)が所定のフォーマット(スマートエントリーシステムにおけるRF信号のフォーマット又は、ワイヤレスキーシステムにおけるRF信号のフォーマット)に則ったデータであるか否かを解析する部分である。受信データ解析部35は、受信データが所定のフォーマットに則ったデータであると解析した場合には、その受信データは制御部31に送られる。これに対して、受信データが所定のフォーマットに則ったデータではないと解析した場合には、その受信データはノイズであるとして制御部31に送られない。この場合には、キー7からの信号の受信は無いことになる。なお、受信アンテナ5、RF復調部34及び受信データ解析部35が本発明における車両側受信手段に相当する。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等から構成され、スマートエントリーシステム及びワイヤレスキーシステムに関する各種処理を実行する部分である。具体的には、制御部31は、スマートエントリーシステムに関する処理として、例えば、車両10が駐車状態のときには、車両10への乗員の接近の有無を確認するために、定期的に車外アンテナ41〜44にリクエスト信号を送信させる。その後、このリクエスト信号に応答してキー7が送信したレスポンス信号を受信アンテナ5が受信した場合には、制御部31は、そのレスポンス信号(受信データ解析部35から送られた受信データ)に含まれたIDコードとマスターIDコードとの照合を行う。そして、制御部31は、この照合が成功した場合には、タッチセンサ63をスタンバイ状態にし、その後、ドアハンドルがタッチされたことをタッチセンサ63が検出したときにドアロック機構61を制御してドア(ドア101〜104のうちドアハンドルのタッチが有ったドア)の解錠を行う。
また、制御部31は、スマートエントリーシステムに関する処理として、例えば、ドアが閉められた状態でロックスイッチ62が操作された場合には、ドアを施錠するための処理(ロック時制御)を実行する。このロック時制御の詳細は後述する。
さらに、制御部31は、ワイヤレスキーシステムに関する処理として、キー7から施錠又は解錠を指示するRF信号を受信した場合には、そのRF信号(受信データ解析部35から送られた受信データ)に含まれたIDコードとマスターIDコードとの照合を行う。そして、制御部31は、この照合が成功した場合には、ドアロック機構61を制御してドア(全てのドア101〜104)を施錠又は解錠する。
なお、照合ECU3(制御部31)は、車両10の駐車時には、スリープと起動とを交互に繰り返す間欠動作モードに移行する。そして、間欠動作モードにおける起動時に、スマートエントリーシステムにおけるリクエスト信号の送信及びレスポンス信号の受信を行う。また、間欠動作モードにおける起動時に、ワイヤレスキーシステムにおけるRF信号を照合ECU3に確実に受信させるために、そのRF信号のデータ構成(フォーマット)は、同一のデータ(フレーム)が複数連なったデータ構成となっている。そして、照合ECU3は、起動時に、ワイヤレスキーシステムのRF信号を受信した場合には、その受信が完了し、ドアを施錠又は解錠するまで、起動状態を維持する。
次に、キー7の構成を説明する。図1に示すように、キー7は、受信アンテナ72、LF復調部73、受信データ解析部74、送信データ作成部75、RF変調部76、送信アンテナ77、BTモジュール78、ロックスイッチ79、アンロックスイッチ80、及び制御部71を備えている。
受信アンテナ72は、車載装置2から送信されたリクエスト信号(LF電波)を受信するアンテナである。LF復調部73は、受信アンテナ72で受信された受信データが入力されて、その受信データ(アナログデータ)を、元のデジタルデータに復調する部分である。受信データ解析部74は、LF復調部73で復調された受信データ(デジタルデータ)が入力されて、その受信データが所定のフォーマット(リクエスト信号のフォーマット)に則ったデータであるか否かを解析する部分である。受信データ解析部74は、受信データが所定のフォーマットに則ったデータであると解析した場合には、その受信データは制御部71に送られる。これに対して、受信データが所定のフォーマットに則ったデータではないと解析した場合には、その受信データはノイズであるとして制御部71に送られない。この場合には、車載装置2からのリクエスト信号の受信は無いことになる。
送信データ作成部75は、制御部71の指令に基づいて、リクエスト信号に応答するレスポンス信号又はワイヤレスキーシステムにおける信号の変調前のデータ(ベースバンドデータ)を作成する部分である。なお、上述したように、ワイヤレスキーシステムにおける信号のデータ構成(フォーマット)は、同一のデータ(フレーム)が複数連なったデータ構成となっている。つまり、送信データ作成部75は、スマートエントリーシステムとワイヤレスキーシステムとで、異なるデータ構成のベースバンドデータを作成している。
RF変調部76は、送信データ作成部75で作成されたデータが入力されて、そのデータをRF帯の周波数のアナログデータに変調する部分である。そのRF変調部76で変調されたデータがレスポンス信号又はワイヤレスキーシステムの信号のRF電波として送信アンテナ77から送信される。なお、受信アンテナ72、LF復調部73、受信データ解析部74、送信データ作成部75、RF変調部76及び送信アンテナ77が本発明における第1の通信手段に相当する。
BTモジュール78は、Bluetooth(登録商標)の通信機能を有した周囲の無線通信機と、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って無線通信を行う通信モジュールである。そのBTモジュール78は、制御部78a、通信部78b、アンテナ78c及びRSSI検出部78dを備えている。通信部78bは、アンテナ78cに接続して、そのアンテナ78cを介して、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って無線通信を行う部分である。詳しくは、通信部78bは、制御部78aから送られてくる送信用のデータを、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って変調し、その変調信号をアンテナ78cから出力させる。また、通信部78bは、アンテナ78cが受信した信号を、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って復調し、その復調信号を制御部78aに送る。
RSSI検出部78dは、アンテナ78cに接続し、また通信部78bと並列に配置され、アンテナ78cで受信された信号の電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を検出する部分である。RSSI検出部78dで検出されたRSSIは制御部78aに入力される。なお、RSSI検出部78dが本発明におけるキー側取得手段に相当する。
制御部78aは、CPU、ROM、RAM等から構成され、BTモジュール78内の各構成78b、78dを制御する部分である。その制御部78aはキー7の制御部71に接続されている。
BTモジュール78(制御部78a)は、Bluetooth(登録商標)の通信機能を有した周囲の無線通信機を探索する機能(探索機能)を有している。そして、BTモジュール78は、その探索機能により探索された無線通信機に対してペアリングを行うことで、以降、その無線通信機と無線通信が可能となる。なお、BTモジュール78が本発明における第2の通信手段に相当する。
ロックスイッチ79は、キー7の筐体から露出する形で設けられ、ドア101〜104の施錠(ロック)を指示するスイッチ(操作部)である。アンロックスイッチ80は、キー7の筐体から露出する形で設けられ、ドア101〜104の解錠(アンロック)を指示するスイッチ(操作部)である。これらスイッチ79、80は、例えばプッシュスイッチとされる。
制御部71は、CPU、ROM、RAM等から構成され、スマートエントリーシステム及びワイヤレスキーシステムに関する各種処理を実行する部分である。具体的には、スマートエントリーシステムに関する処理として、例えば、受信アンテナ72で車載装置2からのリクエスト信号を受信した場合には、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を作成データ作成部75に作成させ、これをRF変調部76で変調させた後、送信アンテナ77からRF電波として送信させる。この際、制御部71は、レスポンス信号に、車載装置2側でキー7が正規のキーか否かを認証するための暗号データ(IDコード)等を含ませる。
また、制御部71は、ワイヤレスキーシステムに関する処理として、ユーザによりロックスイッチ79又はアンロックスイッチ80が操作された場合には、ドアの施錠又は解錠を指示する信号を送信データ作成部75に作成させ、これをRF変調部76で変調させた後、送信アンテナ77からRF電波として送信させる。この際、制御部71は、送信する信号に、施錠を指示するデータ又は解錠を指示するデータや、車載装置2側でキー7が正規のキーか否かを認証するための暗号データ(IDコード)等を含ませる。
さらに、制御部71は、スマートエントリーシステムに関する処理の一つとして、ドアの施錠場面(車両10のロックスイッチ62の操作時)では、キー7が車内に閉じ込められた状態でドアが施錠されてしまうのを防止するための処理(ロック時制御)を実行する。このロック時制御の詳細は後述する。また、制御部71は、送信アンテナ77の出力を調整する機能を有する。制御部71は、送信アンテナ77から送信する信号の送信距離が例えば10m〜100mとなるように、送信アンテナ77の出力を調整している。
次に、スマホ8の構成を説明する。スマホ8は、電話機能、メール機能、インターネット閲覧機能、タッチパネル等を有した扁平状のいわゆるスマートフォン(携帯電話)である。そのスマホ8は、表示部82、スピーカ部83、振動部84、BTモジュール85及び制御部81を備えている。
表示部82は、扁平状のスマホ8の一方の面(表面)側に配置され、各種情報を表示する例えば液晶ディスプレイである。なお、その表示部82に重なるように、表示部82へのタッチ操作を検出するタッチセンサが配置される。スピーカ部83は、スマホ8周囲に音を出力する部分である。振動部84は、スマホ8を振動させる部分である。その振動部84は、例えばスマホ8に対する電話やメールの着信等を伝えるバイブレータである。
BTモジュール85は、Bluetooth(登録商標)の通信機能を有した周囲の無線通信機と、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って無線通信を行う通信モジュールである。そのBTモジュール85は、キー7のBTモジュール78と同様の構成であり、具体的には、制御部85a、通信部85b、アンテナ85c及びRSSI検出部85dを備えている。通信部85bは、アンテナ85cに接続して、そのアンテナ85cを介して、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って無線通信を行う部分である。詳しくは、通信部85bは、制御部85aから送られてくる送信用のデータを、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って変調し、その変調信号をアンテナ85cから出力させる。また、通信部85bは、アンテナ85cが受信した信号を、Bluetooth(登録商標)の通信規格に則って復調し、その復調信号を制御部85aに送る。
RSSI検出部85dは、アンテナ85cに接続し、また通信部85bと並列に配置され、アンテナ85cで受信された信号のRSSIを検出する部分である。RSSI検出部85dで検出されたRSSIは制御部85aに入力される。なお、RSSI検出部85dが本発明における携帯機側取得手段に相当する。
制御部85aは、CPU、ROM、RAM等から構成され、BTモジュール85内の各構成85b、85dを制御する部分である。その制御部85aはスマホ8の制御部81に接続されている。BTモジュール85(制御部85a)は、Bluetooth(登録商標)の通信機能を有した周囲の無線通信機を探索する機能(探索機能)を有している。そして、BTモジュール85は、その探索機能により探索された無線通信機に対してペアリングを行うことで、以降、その無線通信機と無線通信が可能となる。なお、BTモジュール85が本発明における携帯機側通信手段に相当する。
制御部81は、CPU、ROM、RAM等から構成され、スマホ8内の各構成82〜85を制御する部分である。また、制御部81は、ドアの施錠場面(車両10のロックスイッチ62の操作時)では、キー7が車内に閉じ込められた状態でドアが施錠されてしまうのを防止するための処理(ロック時制御)を実行する。
以下、ドアの施錠場面における照合ECU3(制御部31)、キー7(制御部71)及びスマホ8(制御部81)が実行する処理(ロック時制御)の詳細を説明する。図3は、ロック時制御における照合ECU3、キー7、スマホ8間でどのような信号が送受信されるか、及び照合ECU3、キー7、スマホ8のそれぞれがどのような処理を実行するかを示したシーケンス図である。この図3は、キー7が車内に置かれた状態でロックスイッチ62が操作された場合におけるシーケンス図を示している。なお、図3において、図3の下側にいくほど時間が経過していることを示している。先ず、図3を参照して、キー7が車内に置かれた場合における処理を説明する。
照合ECU3(制御部31)は、車両10の駐車時にロックスイッチ62がユーザにより操作された場合には、車外アンテナ41〜44のうちロックスイッチ62が操作されたドアに設けられた車外アンテナからリクエスト信号(車外LF電波)を送信する(S11)。なお、全ての車外アンテナ41〜44からリクエスト信号を送信しても良い。また、照合ECU3は、S11で送信するリクエスト信号と、他の場面(例えば、駐車時に車両に乗り込むためにその車両に接近するユーザを検知する場面)で送信するリクエスト信号とを、キー7側で区別できるように、各場面で送信するリクエスト信号の内容を異ならせる。つまり、S11で送信するリクエスト信号に、ドア施錠用の信号であることを示すデータを含ませておく。
S11で送信されたリクエスト信号の送信エリアにキー7が存在する場合には、キー7はそのリクエスト信号を受信する。受信アンテナ72で受信されたリクエスト信号は、LF復調部73及び受信データ解析部74を介して制御部71に入力される。
S11で送信されたリクエスト信号が車内に漏れることにより、キー7がそのリクエスト信号を受信した場合には、キー7(制御部71)は、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信する(S21)。なお、キー7は、車外でリクエスト信号を受信した場合にも、レスポンス信号を送信する。S21で送信されたレスポンス信号は、受信アンテナ5を介して照合ECU3に受信される。なお、S11で送信したリクエスト信号の送信エリアにキー7が存在しない場合には、照合ECU3は、キー7からの応答が無いことを条件に、キー7を所持しないでロックスイッチ62が操作されたとして、ドアの施錠を行わない(解錠したままにする)。
次に、車内にキー7が置かれていないかを確認するために、照合ECU3は、車内アンテナ45、46からリクエスト信号(車内LF電波)を送信する(S12)。このとき、キー7がこのリクエスト信号が届かないエリア11(図2参照)に置かれている場合や、ノイズが存在する場合などには、キー7はこのリクエスト信号を受信できない。この場合、照合ECU3は、車外にキー7が持ち出されたと判断して、全てのドア101〜104を施錠する(S13)。
なお、キー7は、S12で送信されたリクエスト信号を受信した場合には、このリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信する。この場合、照合ECU3は、車内にキー7が置かれていると判断して、キー7の閉じ込みを防ぐためにドア101〜104の施錠を中止する。さらに、照合ECU3は、警報器64(図1参照)に警報ブザーを出力させる。なお、S13の処理を実行する制御部31が本発明におけるドアロック制御手段に相当する。
一方、キー7の制御部71は、S11で受信したリクエスト信号の内容から、現場面はドアを施錠しようとする場面であると判断する。そして、制御部71は、車内アンテナ45、46からのリクエスト信号を待ち、そのリクエスト信号が来ない場合には、S21でレスポンス信号を送信した後、言い換えると、S11のリクエスト信号の受信及びS21のレスポンス信号の送信(第1通信)をトリガとして、ドアの解錠を指示する解錠信号を送信するか否かの判定を行う。
具体的には、制御部71は、先ず、第1通信をトリガとして、BTモジュール78の制御部78aに指令を出して、BTモジュール78とスマホ8(BTモジュール85)とを無線通信可能に接続(ペアリング)させる(S22)。このペアリングにおいては、制御部78aは、先ず、Bluetooth(登録商標)の通信機能を有した周囲の無線通信機を探索する。そして、制御部78aは、探索した無線通信機のうち携帯電話の種別に属する無線通信機を選択し、その選択した無線通信機(スマホ8)に対してペアリングを行う。なお、予めスマホ8の識別情報(例えば、スマホ8の所有者名やスマホ8の製品番号を示した情報など)を制御部78a内のメモリに記憶しておき、複数の無線通信機が探索された場合には、このメモリに記憶された識別情報を有した無線通信機(スマホ8)をペアリングの相手として選択しても良い。これによって、運転手が所持するスマホ8と、運転手以外の乗員が所持するスマホとの両方が探索された場合であっても、スマホ8に対してペアリングを行うことができる。なお、S22のペアリングでは、キー7が親機であり、スマホ8が子機である。
キー7とスマホ8とのBluetooth(登録商標)の接続(以下、BT接続という)を開始した後、各BTモジュール78、85は、定期的に、つまり所定時間おきに信号の送受信(定期通信、第2通信)を行う(S23、S25、S27)。BTモジュール78の制御部78aは、定期通信(第2通信)を行う度に、BTモジュール85から送信された信号(受信信号)のRSSIをRSSI検出部78dに検出させ、検出された各RSSIを制御部71に送る(S24、S26、S28)。
制御部71は、BTモジュール78(制御部78a)から送られてくる各RSSIが所定の閾値以下に低下したか否かを判定する(S24、S26、S28)。ここで、キー7が車内にあり、スマホ8がユーザとともに車外に持ち出される場合には、ユーザが車両10から離れるのに伴いキー7とスマホ8間の距離が次第に離れることになるので、RSSIは時間の経過に伴い次第に低下していく。そして、あるときに、RSSIは閾値以下となる。図3では、S24、S26、S28の3回のRSSIの判定のうち最初の2回(S24、S26)のRSSIは閾値より大きく、3回目のRSSIが閾値以下になったことを示している。
制御部71は、RSSIが閾値以下になったことに基づいて、キー7は車内にあると判定する(S28)。また、制御部71は、各BTモジュール78、85の通信可能距離(例えば10m程度)以上に、キー7とスマホ8が離れたことにより、BT接続が意図せずに切断された場合にも、キー7は車内にあると判定する(S28)。なお、S24、S26、S28の処理を実行する制御部71が本発明におけるキー側判定手段に相当する。
制御部71は、キー7が車内にあると判定した場合には、ドアの解錠を要求する解錠信号(アンロック信号)を送信データ作成部75に作成させ、これをRF変調部76で変調後、RF電波として送信アンテナ77から送信する(S29)。この解錠信号のフォーマットとして、例えばワイヤレスキーシステムで使用するRF信号のフォーマット(フレーム)を用いる。ただし、車載装置2側で、ワイヤレスキーシステムのRF信号ではなく、スマートエントリーシステムにおけるキー閉じ込み防止用の信号であることを示すデータを含ませておく。
また、S29で送信する解錠信号は、通常のRF信号(レスポンス信号、ワイヤレスキーシステムのRF信号)の送信時よりも送信アンテナ77の出力を弱くする。具体的には、通常時の出力レベル(10m〜100m程度の送信距離)から、車内に届く程度の出力レベル(数m程度の送信距離)まで、送信アンテナ77の出力を弱くする。これによって、車外に持ち出されたキー7から誤って解錠信号が送信された場合(例えば車外に持ち出し後、キー7とスマホ8が何らかの理由で離れた場合など)にも、この解錠信号を車載装置2に受信させないようにできる。
さらに、キー7が車内にある場合に、解錠信号を確実に車載装置2に受信させるために、キー7は、例えば、所定時間おきに解錠信号を繰り返して送信(定期送信)するのが好ましい。これによって、周辺ノイズの影響で、車載装置2が解錠信号を受信できないという事態を回避できる。なお、解錠信号を定期送信する場合に、その定期送信を終了するタイミングは、例えば、最初に解錠信号を送信してから所定時間が経過したタイミングとしても良いし、解錠信号を所定回数だけ送信したタイミングとしても良い。
なお、制御部71は、解錠信号の送信後(解錠信号を定期送信する場合には、最後に解錠信号を送信した後)に、BTモジュール78の制御部78aに指令を出して、BT接続を強制的に切断させても良いし、キー7とスマホ8が離れることにより自然にBT接続が切断されるのを待っても良い。なお、S29の処理を実行する制御部71、送信データ作成部75、RF変調部76及び送信アンテナ77が本発明における送信手段に相当する。
一方、照合ECU3は、キー7から送信された解錠信号を受信アンテナ5、RF復調部34、受信データ解析部35により受信した場合には、車内にキー7が置かれていると判断して、ドアロック機構61を制御して、ドア(例えば全てのドア101〜104)を解錠する(S14)。また、照合ECU3は、警報器64で警報ブザー(例えば「ピー」という連続音)を出力させる(S15)。これによって、ユーザに、キー7が車内に置かれたままであることを容易に気付かせることができ、ユーザは、ドアを開けて、キー7を車外に持ち出すことができる(キー7の車内閉じ込みを防止できる)。なお、S14の処理を実行する制御部31が本発明におけるドアロック制御手段に相当する。また、S15の処理を実行する制御部31及び警報器64が本発明における警報手段に相当する。
一方、スマホ8のBTモジュール85(制御部85a)は、キー7との定期通信の度に、キー7(BTモジュール78)から送信された信号(受信信号)のRSSIをRSSI検出部85dに検出させ、検出された各RSSIを制御部81に送る(S31、S32、S33)。
スマホ8の制御部81は、上述のS24、S26、S28と同様に、BTモジュール85から送られてくるRSSIが所定の閾値以下に低下した、又はBT接続が意図せずに切断された場合にキー7が車内にあると判定し、各RSSIが全て閾値より大きい場合にはキー7が車外に持ち出されたと判定する(S31、S32、S33)。図3では、S31、S32、S33の3回のRSSI判定のうち最初の2回のRSSIは閾値より大きく(S31、S32)、3回目のRSSIが閾値以下になった又はBT接続が切断されたことを示している(S33)。つまり、S33の時点で、キー7が車内にあると判定している。なお、S31〜S33の処理を実行する制御部81が本発明における携帯機側判定手段に相当する。
制御部81は、キー7が車内にあると判定した場合には、スピーカ部83で警報音(例えば、「ピー」というブザー音であったり、「キーが車内にあります」等のメッセージ音など)を出力したり、振動部84によりスマホ8を振動させるなどの通知を行う(S34)。また、表示部82に、「キーが車内にあります」等のメッセージを表示しても良い。これによって、ユーザに、キー7が車内に置かれたままであることを容易に気付かせることができ、ユーザは、ドアを開けて、キー7を車外に持ち出すことができる(キー7の車内閉じ込みを防止できる)。なお、S34の処理を実行する制御部81、表示部82、スピーカ部83及び振動部84が本発明における通知手段に相当する。
次に、キー7がスマホ8ととともに車外に持ち出された場合における照合ECU3、キー7、スマホ8の処理を説明する。図4は、キー7が車外に持ち出された場合における図3と同様のシーケンス図である。なお、図4において、図3と同様の処理には同一の符号を付している。
照合ECU3は、ロックスイッチ62がユーザにより操作された場合には、車外アンテナからリクエスト信号を送信し(S11)、キー7はそのリクエスト信号に応答してレスポンス信号を送信する(S21)。その後、照合ECU3は車内アンテナからリクエスト信号を送信するが(S12)、キー7は車外にあるので、このリクエスト信号はキー7に受信されない。照合ECU3は、キー7は車外に持ち出されたと判断して、ドアを施錠する(S13)。
キー7は、S11、S21の通信(第1通信)をトリガとして、スマホ8をペアリング(接続)し(S22)、その接続中は、キー7及びスマホ8は定期的に信号の送受信を行う(S23、S25、S27)。また、キー7のBTモジュール78は、スマホ8との定期通信の度に、受信信号のRSSIを検出する(S24‘、S26’、S28‘)。そして、キー7(制御部71)は、検出した各RSSIが閾値以下に低下したか否かを判定する(S24‘、S26’、S28‘)。このとき、キー7はスマホ8とともに車外に持ち出され、キー7とスマホ8の距離は近くなっているので、検出されたRSSIはいずれも閾値より大きい値となっている。なお、S24‘、S26’、S28‘を実行する制御部71が本発明におけるキー側判定手段に相当する。
制御部71は、BT接続を開始してから、RSSIが所定時間以上、閾値より大きい状態が続く場合には、キー7は車外に持ち出されたと判断して、解錠信号の送信は行わない。そして、制御部71は、BTモジュール78の制御部78aに指令を出して、BT接続を切断させる(S30)。これによって、いつまでもBT接続が継続するのを防ぐことで、キー7、スマホ8の消費電力を抑えることができる。また、キー7からの解錠信号の送信が無いので、ドアの施錠が維持される。
一方、スマホ8のBTモジュール85も、キー7との定期通信の度に、受信信号のRSSIを検出し、制御部81は、各RSSIが閾値以下に低下したか否かを判定する(S31‘、S32’、S33‘)。この場合も、RSSIはいずれも閾値より大きい値となっているので、制御部81は、キー7が車外に持ち出されたと判断して、ユーザへの通知は行わない。その後、キー7側からBT接続が切断されることで(S30)、スマホ8は、RSSIの検出及び判定を終了する。なお、S31‘、S32’、S33‘を実行する制御部81が本発明における携帯機側判定手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ドア施錠場面では、キー自らの判断で車内にあるか車外に持ち出されたかを判断し、車内にある場合には解錠信号を車載装置側に送信しているので、車内アンテナの信号が届かないエリアにキーがあった場合や、ノイズで車内アンテナの信号を受信できない場合であっても、キーの車内閉じ込みを防止できる。また、キーの車内閉じ込みを防止するために、ユーザの操作を必要としないので、ユーザに操作負担をかけることなく、キーの閉じ込みを防止できる。さらに、車内アンテナの検知領域の拡大も必要としないので、車内アンテナの信号が車外に漏れてしまうのを抑制できる。
また、本実施形態では、ロックスイッチ操作に基づくリクエスト信号、レスポンス信号の送受信をトリガとして、キーとスマホとをBT接続するので、ロックスイッチの操作後のキー、スマホ間の距離変化(RSSI変化)を確実に検出でき、また、常時、BT接続する場合に比べて、キー、スマホの消費電力を抑えることができる。また、キーは、多くのユーザが肌身離さずに所持するスマホ(携帯電話)とBT接続しているので、キーがユーザ(スマホ)から離れたか否かを高精度に判定できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、リクエスト信号、レスポンス信号の送受信をトリガとして、キーとスマホとをBT接続していたが、リクエスト信号、レスポンス信号の送受信前(例えば、キーとスマホがBT接続が可能な距離に近づいた時)からBT接続をしていても良い。この場合、キーは、ロックスイッチ操作に基づくリクエスト信号、レスポンス信号の送受信をトリガとして、RSSIの検出及び閾値以下か否かの判定を開始すれば良い。また、キーは、リクエスト信号、レスポンス信号の送受信をトリガとして、スマホにロックスイッチ操作のイベント情報を送信し、スマホはそのイベント情報の受信をトリガとして、RSSIの検出及び閾値以下か否かの判定を開始すれば良い。
また、上記実施形態では、キーとスマホの両方にRSSI検出部を備えた例を説明したが、どちらか一方のみにRSSI検出部を備え、そのRSSI検出部で検出されたRSSIを、RSSI検出部を備えていない方に送信するようにしても良い。また、上記実施形態では、キーとスマホとをBT接続しているが、他の通信方式(例えば、無線LANなど)でキーとスマホとを接続しても良い。
また、上記実施形態では、照合ECUは、車外アンテナによりキーの存在を確認でき(図3、図4のS11、S21)、車内アンテナによりキーの存在を確認できなかった場合(図3、図4のS12)に、ドアを施錠し(図3、図4のS13)、その後に、解錠信号の受信があった場合にドアを解錠していた(図3のS14)。これに代えて、照合ECUは、車外アンテナによりキーの存在を確認でき、車内アンテナによりキーの存在を確認できなかった場合であっても、解除信号の受信の有無を判定するまで、ドアを解錠したままとする。そして、照合ECUは、解除信号の受信が無い場合に、ドアの施錠を実施し、解除信号の受信が有る場合にはその施錠を中止するという構成を採用しても良い。つまり、図3の例(キーが車内にある例)では、S13の処理を省略し、S14では、ドアを解錠したまま、つまりドアロック機構の制御を行わないようにする。これによっても、上記実施形態と同じ効果が得られる。
また、上記実施形態では、スマートエントリーシステムとワイヤレスキーシステムの両方に対応可能な電子キーシステムに本発明を適用した例を説明したが、スマートエントリーシステムのみの電子キーシステムに本発明を適用しても良い。また、上記実施形態では、照合ECUは、ロックスイッチが操作されると、車内アンテナを用いてキーが車内にあるか否かを判定するが(図3、図4のS12)、その車内アンテナからのリクエスト信号の送信を省略しても良い。これによって、処理を簡素化できるとともに、RSSIに基づいてキーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定できる。
また、上記実施形態では、携帯電話(スマホ)とキーとをBT接続していたが、携帯電話以外のユーザに所持される携帯機(例えば、腕時計やメガネなどのユーザが身に着けているものに組み込まれる形で設けられた通信機)とキーとをBT接続しても良い。これによっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1 電子キーシステム
2 車載装置
3 照合ECU
41〜44 車外アンテナ
7 電子キー
78 電子キーのBTモジュール
8 スマートフォン
85 スマートフォンのBTモジュール
10 車両
101〜104 ドア

Claims (11)

  1. 車両(10)に搭載された車載装置(2)と前記車両のユーザに所持される電子キー(7)及び携帯機(8)とを備え、
    前記車載装置は、
    前記車両のドア(101〜104)の施錠を指示する所定操作がされたことに基づいて、車外の前記ドアの周辺にリクエスト信号を送信する車外アンテナ(41〜44)と、
    前記リクエスト信号に応答して送信されたレスポンス信号を受信する車両側受信手段(5、34、35)と、
    前記車両側受信手段が前記レスポンス信号を受信したことに基づいて前記ドアを施錠するドアロック制御手段(S13)とを備え、
    前記電子キーは、
    前記リクエスト信号の送信エリアに入った場合に前記リクエスト信号を受信するとともに、受信した前記リクエスト信号に応答する前記レスポンス信号を周辺に送信する第1の通信手段(72〜77)と、
    前記携帯機と無線通信を行う第2の通信手段(78)と、
    前記所定操作がされたときに行われる前記リクエスト信号の受信及び前記レスポンス信号の送信である第1通信をトリガとして、前記第2の通信手段と前記携帯機との間の無線通信である第2通信の状態に基づいて、前記電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定するキー側判定手段(S24、S26、S28、S24‘、S26’、S28‘)と、
    前記キー側判定手段が前記電子キーが車内にあると判定したことに基づいて、前記ドアの解錠を要求する解錠信号を無線送信する送信手段(S29、75、76、77)とを備え、
    前記車両側受信手段は、前記解錠信号も受信し、
    前記ドアロック制御手段(S14)は、前記車両側受信手段が前記解錠信号を受信したことに基づいて前記ドアを解錠することを特徴とする電子キーシステム(1)。
  2. 前記電子キーは、前記第2通信における信号強度を取得するキー側取得手段(78d)を備え、
    前記キー側判定手段は、前記第1通信をトリガとして、前記キー側取得手段が取得した前記信号強度が閾値以下に低下したか否かを、前記電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかとして判定することを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記キー側判定手段は、前記第2通信が意図せずに切断された場合に、前記電子キーが車内にあると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記車載装置は、前記車両側受信手段が前記解錠信号を受信したことに基づいて、車外に向けて警報を出力する警報手段(S15、64)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
  5. 前記携帯機は、
    前記電子キーとの間で前記第2通信を行う携帯機側通信手段(85)と、
    前記第2通信の状態に基づいて、前記電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかを判定する携帯機側判定手段(S31、S32、S33、S31‘、S32’、S33‘)と、
    前記携帯機側判定手段が前記電子キーが車内にあると判定したことに基づいて、前記ユーザへの通知を行う通知手段(S34、82〜84)とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
  6. 前記携帯機は、前記第2通信における信号強度を取得する携帯機側取得手段(85d)を備え、
    前記携帯機側判定手段は、前記携帯機側取得手段が取得した前記信号強度が閾値以下に低下したか否かを、前記電子キーが車内にあるか車外に持ち出されたかとして判定することを特徴とする請求項5に記載の電子キーシステム。
  7. 前記携帯機側判定手段は、前記第2通信が意図せずに切断された場合に、前記電子キーが車内にあると判定することを特徴とする請求項5又は6に記載の電子キーシステム。
  8. 前記第2の通信手段は、前記第1通信をトリガとして前記携帯機と無線通信可能に接続することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
  9. 前記第2の通信手段は、前記第1通信をトリガとして前記携帯機と無線通信可能に接続するとともに、その接続中に、所定時間おきに前記第2通信を行い、
    前記キー側取得手段は、前記第2通信を行う度に前記信号強度を取得し、
    前記第2の通信手段は、前記信号強度が所定時間以上、前記閾値より大きい状態が続く場合には、前記携帯機との接続を切断することを特徴とする請求項2に記載の電子キーシステム。
  10. 前記送信手段は、車内に届く程度の出力レベルで前記解錠信号を送信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
  11. 前記携帯機は携帯電話であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子キーシステム。
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