JP2015021245A - 紛失防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載機との間で通信を行うことにより車両の遠隔制御を行う携帯装置の紛失を防止する紛失防止装置を提供する。
【解決手段】紛失防止装置は、車両に搭載され、該車両は、電子キーとして機能する複数の携帯装置を利用可能に構成されている。第1の検出手段(S201−S203)は、車両へユーザが乗車した状態である第1の乗車状態において、車両に存在する携帯装置を検出する。第2の検出手段(S208、S209)は、第1の乗車状態の後に車両からユーザが降車して再度乗車した状態である第2の乗車状態において、車両に存在する携帯装置を検出する。第1の報知手段(S210)は、第1の乗車状態において検出した携帯装置のうち少なくとも1つが第2の乗車状態において検出した携帯装置に含まれないと判断される場合に、車両に乗車したユーザに対する報知処理を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子キーを利用可能な車両に搭載される紛失防止装置に関する。
従来、車両の遠隔制御を行うシステムの一つとして、所謂スマートエントリシステムが知られている。スマートエントリシステムでは、駐車中の車両のドアがロックされているときに、電子キーを所持したユーザがそのエリア内に侵入し、例えば車両のドアハンドルに接触すると、車両のドアのロックが解除される。
このように構成されたスマートエントリシステムにおいて、近年では、ユーザが携帯する携帯電話機に電子キーと同様の機能を持たせる技術について、開発が進められている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−208419号公報
ところで、前述したスマートエントリシステムにおいて、電子キー及び携帯電話機のいずれもが利用可能であるとすると、車両の外に持ち出した電子キー及び携帯電話機のうち、いずれかの置き忘れに気づきにくくなるという問題がある。
すなわち、従来のように1つの電子キーしか利用できない場合には、電子キーを置き忘れたとしても、それが必要となった時点(例えば、電子キーとしての機能を使用する段階)で、電子キーの置き忘れに気づくことになる。これに対し、電子キー及び携帯電話機のいずれもが利用できる場合には、例えば電子キーを置き忘れたとしても、電子キーの機能を携帯電話機で代用することができる。つまり、電子キーが必ずしも必要とされないため、電子キーの置き忘れに気づきにくくなるという問題が生じる。なお、同様の理由により、携帯電話機を置き忘れた場合にも気づきにくくなるという問題が生じる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、電子キーとして機能する携帯装置の紛失を防止する紛失防止装置を提供することを目的とする。
本発明の紛失防止装置は、車両に搭載され、該車両は、電子キーとして機能する複数の携帯装置を利用可能に構成されている。紛失防止装置では、第1の検出手段が、車両へユーザが乗車した状態である第1の乗車状態において、車両に存在する携帯装置を第1検出携帯装置として検出する。また、第2の検出手段が、第1の乗車状態の後に車両からユーザが降車して再度乗車した状態である第2の乗車状態において、車両に存在する携帯装置を第2検出携帯装置として検出する。そして、第1の報知手段が、第1検出携帯装置と前記第2検出携帯装置との比較に基づいて、前記第1検出携帯装置のうち少なくとも1つが前記第2検出携帯装置に含まれないと判断される場合に、車両に乗車したユーザに対する報知処理を行う。従って、本発明の紛失防止装置では、外出先における携帯装置の置き忘れを防止することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した紛失防止装置の他、当該装置を構成要素とする各種システム、当該装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム、当該プログラムが記録された記録媒体、通信制御方法など、種々の形態で実現可能である。
スマートエントリシステムの概略構成を示す構成図である。 携帯機(電子キー)の概略構成を示す構成図である。 第1実施形態の紛失防止処理の概要を表すフローチャートである。 第1実施形態の紛失防止処理を表すフローチャートである。 紛失防止処理の効果を説明する図である。 第2実施形態の紛失防止処理の概要を表すフローチャートである。 第2実施形態の紛失防止処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
[全体構成]
図1は、本発明が適用された実施形態のスマートエントリシステムの構成を表すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のスマートエントリシステムは、車両(自動車)に搭載された車載機1と、車両のユーザが携帯し得るように構成された携帯機である電子キー3と、車両のユーザが携帯し得る携帯電話機2とから構成されている(電子キー3及び携帯電話機2は、図では一つずつ記載)。
電子キー3は、少なくとも、車両のドアのロック解除、車両のドアのロック、及び車両のエンジン始動のうち一つを行うためのものであり、車載機1との間でデータを送受信する無線装置として構成されている。電子キーは、図2に示すように、受信部61と送信部62と送受信制御部63とを備える。
受信部61は、車載機1からの所定周波数帯(例えばLF帯(約百KHz))の送信電波を受信アンテナにて受信して車載機1からの送信データを復調する。送受信制御部63は、受信部61にて復調されたデータに基づき、車載機1に対する応答用のデータを生成して出力する。送信部62は、送受信制御部63からの出力データを用いて所定周波数帯(例えばUHF帯(三百〜四百MHz帯))の送信用搬送波を変調することにより車載機1への送信信号を生成し、送信アンテナから送信する。尚、送受信制御部63は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータを用いて構成されている。
図1に戻り、携帯電話機2は、車載機1との間で、2.4GHz帯の電波を利用して、近距離無線通信規格の一つであるBluetooth(登録商標)規格に従った通信方式(以下、BT通信方式という)で通信を行う機能を備える携帯電話機(所謂スマートフォンを含む。)である。携帯電話機2の構成は多種多様であり、周知であるため、ここでは説明を省略する。携帯電話機2は、車載機1とのBT通信方式によるデータ通信に従って、各種機能(アプリケーション)を実現する。
車載機1は、BT通信部20、電子キー通信部10、センサ部31、エンジンECU41、ボデーECU44、メータECU47、ナビゲーションECU42、及びスマート制御ECU50、を備える。エンジンECU41、ボデーECU44、メータECU47、ナビゲーションECU42、及びスマート制御ECU50はCANバス22により接続され、相互にデータ通信を行うことができる。なおECUとは、電子制御装置(Electronic Control Unit)の略称である。
電子キー通信部10は、電子キー3に対してデータを送信する送信部11と、電子キー3から送信されてきたデータを受信するための受信部12とを備える。
送信部11は、車両周囲(車室外)の通信エリアに存在する電子キー3に対しては車室外送信機(アンテナ)13を介して、車室内の通信エリアに存在する電子キー3に対しては車室内送信機(アンテナ)14を介して、データを送信する。
車室外送信機13は、例えば、車両の運転席、助手席、及び左右後部座席への乗降用ドア等に夫々設けられている。そして、車室外送信機13は、これら各ドアを中心とする車両周囲の予め定められた範囲(例えば車両から約1mの領域)を通信エリアとして、そのエリア内に存在する電子キー3に対して信号(車室外信号という)を送信する。
また、車室内送信機14は、例えば、車室内の中央部分に設けられており、車室内を通信エリアとして、そのエリア内に存在する電子キー3に対して信号(車室内信号という)を送信する。以下では、車室外の通信エリア及び車室内の通信エリアを電子キー通信可能範囲という。
尚、送信部11は、スマート制御ECU50から出力された出力データについて、所定周波数帯(LF帯、例えば百数十kHz帯)の送信用搬送波を変調することにより、電子キー3への送信信号を生成する。そして、送信部11は、生成した送信信号を車室外送信機13及び車室内送信機14から送信させる。
一方、受信部12は、例えば運転席前方のルームミラー、ピラー及びトランクルームに設けられており、各通信エリア内の電子キー3から送信された信号を受信する。そして、受信部12は、受信機(アンテナ)15にて受信された受信信号からデータを復調して、スマート制御ECU50に入力する。
BT通信部20は、携帯電話機2との間で、BT通信方式にて通信を行うものである。BT通信部20は、車室内全体及び車両周囲の予め定められた範囲(車両から約数m〜数十mの領域)をカバーするエリアを通信エリア(以下、BT通信可能範囲という)とする。BT通信部20は、BT通信可能範囲内に存在する携帯電話機2との間で、周知のBT通信方式の手続きに従って、BT通信方式による通信接続(以下、BT接続という)を確立することが可能である。BT接続が確立されることにより、BT通信部20は、携帯電話機2との間で、BT通信方式によるデータ通信が可能となる。
センサ部31は、車両の乗降用ドアがユーザにより操作されたことを検出する検出スイッチ(タッチセンサ)を少なくとも備える。検出スイッチは、各乗降用ドアのドアハンドルに内蔵され、このドアハンドルへの人による接触を検出し、スマート制御ECU50へ検出信号を出力する。
エンジンECU41は、スマート制御ECU50によってエンジン始動スタンバイ状態に設定されると、ユーザ(この場合運転者)が図示しないエンジン始動スイッチを操作した際にエンジンを自動で始動するエンジン始動制御を行う。またこのとき、エンジン始動スイッチが操作されたことを知らせるエンジン始動検出信号をスマート制御ECU50に出力する。
ボデーECU44は、スマート制御ECU50によって、後述するアンロックスタンバイ状態に設定されると、ユーザによるドアハンドルの操作(例えばドアハンドルへの接触等、以下ではドアアンロック操作という)が行われたことが検出スイッチにより検出された場合に、ドア開閉機構45を作動させて、そのドアロックを自動で解除するアンロック制御を行う。
また、ボデーECU44は、スマート制御ECU50によって、後述するロックスタンバイ状態に設定されると、ユーザによるドアハンドルの操作(例えばドアハンドルへの接触等、以下では、この場合のドアハンドルの操作をドアロック操作という)が行われたことが検出スイッチにより検出された場合に、ドア開閉機構45を作動させて、そのドアロックを自動で施錠するロック制御を行う。さらにまた、ボデーECU44は、スマート制御ECU50によって、後述する車内検出状態に設定されると、ブザー46によって車外に向けて警告音を発する車室外警報処理を実行する。
メータECU47は、スマート制御ECU50によって、後述する車外置き忘れ状態に設定されると、車両メータの表示装置49に警告を表示するとともに、ブザー48によって車内に向けて警告音を発する車室内警報処理を実行する。
ナビゲーションECU42は、スマート制御ECU50によって、後述する位置検出状態に設定されると、GPS受信機43により測位された車両の現在位置を取得し、取得した現在位置を示すデータをスマート制御ECU50に出力する。
スマート制御ECU50は、電子キー3の送受信制御部63と同様に、CPU51、ROM52、RAM53等を中心とするマイクロコンピュータを用いて構成されている。
スマート制御ECU50内のCPU51は、ROM52に記憶されたプログラムに従って、電子キー3及び携帯電話機2との通信に基づいて、アンロック制御処理、エンジン始動制御処理等の制御処理とともに、紛失防止処理を実行する。
具体的には、スマート制御ECU50は、アンロック制御処理及びエンジン始動制御処理において、電子キー3については次のように制御処理を行う。すなわち、車両の全てのドアがロックされた車両の駐車時には、車室外送信機13及び受信機15を用いたデータの送受信により車室外の通信エリアに存在する電子キー3を検出し、該電子キー3が車両に予め登録されたキー(以下、登録キーという)であることを確認して、ボデーECU44をアンロックスタンバイ状態にする。そして、ボデーECU44は、スマート制御ECU50によってアンロックスタンバイ状態に設定されると、ユーザによるドアアンロック操作が検出スイッチにより検出された際に、そのドアロックを自動で解除するアンロック制御を行う。
また、ドアロックが解除され、且つ、エンジンが停止された車両の駐車時には、車室内送信機14及び受信機15を用いたデータの送受信により車室内の通信エリアに存在する電子キー3を検出し、該電子キー3が登録キーであることを確認して、エンジンECU41をエンジン始動スタンバイ状態にする。エンジンECU41は、スマート制御ECU50によってエンジン始動スタンバイ状態に設定されると、ユーザ(この場合運転者)が図示しないエンジン始動スイッチを操作した際にエンジンを自動で始動するエンジン始動制御を行う。
一方、スマート制御ECU50は、アンロック制御処理及びエンジン始動制御処理において、携帯電話機2については次のように制御処理を行う。すなわち、車両の全てのドアがロックされた車両の駐車時には、BT通信部20を用いたデータの送受信により車両周囲のBT通信可能範囲に存在する携帯電話機2を検出して、BT接続を確立する。そして、BT接続の確立後に、携帯電話機2が予め定められた自動解除許可範囲に存在することを検出し、該携帯電話機2が登録キーであることを確認して、ボデーECU44をアンロックスタンバイ状態にする。自動解除許可範囲は、電子キー通信可能範囲と同様の範囲(例えば、車両を中心とした半径約1mの範囲(車室内を含む))に設定されている。
携帯電話機2が自動解除許可範囲に存在するか否かは、BT通信部20にて受信した携帯電話機2から送信された無線信号の信号強度(所謂、RSSI(Received Signal Strength Indicator))により判断する。なお、RSSIに限らず、TOA(Time Of Arrival)、TDOA(Time Difference of Arrival)、及びAOA(Angle Of Arrival)等の周知技術を用いて、携帯電話機2が自動解除許可範囲に存在するか否かを判断してもよい。そして、自動解除可能範囲に存在する携帯電話機2を検出してボデーECU44をアンロックスタンバイ状態にした以降は、既述の電子キー3についての制御処理と同様の処理を行う。
このように、本実施形態のスマートエントリシステムでは、電子キー3又は携帯電話機2を携帯することによって、車両の駐車中にユーザが車両に乗り込む際に、ドアロック解除のための特別な操作を行うことなく、各ドアの開操作によって、自動的にドアロックが解除される。また、エンジン始動の際には、運転席に設けられたキーシリンダにエンジンキーを差し込むことなく、簡単なスイッチ操作でエンジンが始動される。以下、スマートエントリシステムにおける携帯電話機2を携帯電話キー2というものとする。
次に、車載機1のスマート制御ECU50内のCPU51にて実行される紛失防止処理について説明する。以下では、説明に応じて、電子キー3及び携帯電話キー2を単に携帯装置というものとする。
はじめに、図3のフローチャートを用いて紛失防止処理の概要を説明する。まずS110(Sはステップを表す)では、車両に乗車した状態で検出された携帯装置(第1検出携帯装置)について、これらの携帯装置のそれぞれと他の携帯装置とを識別可能なIDを特定する。次に、S120では、降車後、再乗車した状態で検出された携帯装置(第2検出携帯装置)のIDを特定する。続くS130では、第1検出携帯装置と、第2検出携帯装置との比較に基づいて、第1検出携帯装置のうち少なくとも1つが第2検出携帯装置に含まれるか否かを判断する。具体的には、第1検出携帯装置のIDと第2検出携帯装置のIDとを比較し、第1検出携帯装置のIDのすべてが、第2検出携帯装置のIDに含まれる場合は、携帯装置が車外に置き忘れられていないと判断して、本処理を終了する。一方、第1検出携帯装置のうち少なくとも1つのIDが第2検出携帯装置のIDに一致しない(存在しない)場合は、携帯電話装置が車外に置き忘れられたと判断して、S140に移行する。S140では、車外に携帯装置を置き忘れていることをユーザに報知する報知処理を行い、本処理を終了する。
次に、該紛失防止処理を本実施形態のスマートエントリシステムに適用した場合の具体的な処理を、図4に示すフローチャートに従って説明する。ここでは簡単のため、携帯装置を、1台の携帯電話キー2及び1台の電子キーの合計2台とした場合の処理について説明する。
S201では、車両へのユーザの乗車が検出されたか否かを判断する。車両へのユーザの乗車は、ユーザによるドアアンロック操作の有無に基づき行われる(ドアアンロック操作が行われた場合にユーザの乗車として検出する)。ユーザの乗車が検出されていないと判断された場合には、ユーザの乗車が検出されるまで待機する。一方、ユーザの乗車が検出された場合にはS202に移行する。
次に、S202では、車両が駐車されている現在位置が、予め設定された設定領域内に位置するか否かを判断する。設定領域とは、電子キー3及び携帯電話キー2が置き忘れられたとしても問題が生じない領域(場所)をいい、本実施形態では、ユーザの自宅を表す領域(例えば自宅の駐車場)が設定領域に定められている。設定領域を示す情報(例えば、設定領域を一定半径の円領域として表す場合、その中心点となる緯度及び経度)は、予めROM52等に記憶されている。
具体的には、S202では、ナビゲーションECU42を位置検出状態に設定し、ナビゲーションECU42から車両の現在位置を取得して、取得した現在位置が設定領域内であるか否かを判断する。ここで、現在位置が設定領域内でない場合、S201に戻る。一方、現在位置が設定領域内である場合はS203に移行する。
次に、S203では、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証されたか否かを判断する。電子キー3及び携帯電話キー2のうち少なくとも一方が認証されていないと判断された場合、S201に戻る。一方、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証されたと判断された場合、S204に移行する。
つまり、車両に持ち込まれた携帯装置の数が1つの場合にはS204以降の処理を実行せず、2つ以上の携帯装置(本実施形態では電子キー3及び携帯電話キー2)が車両に持ち込まれたことを条件として、S204以降の処理を実行する。車外での携帯装置の置き忘れに気づきにくくなるという問題が生じるのは、2つ以上の携帯装置が車両に持ち込まれた場合だからである。
具体的には、電子キー3について認証された状態とは、電子キー3が電子キー通信可能範囲内に存在していることが検出された状態をいう。換言すれば、予め定められた手順に従って、電子キー3自身を識別する識別コード(ID)が、予めROM(例えばフラッシュROM)52に記憶されている正規の電子キー3のIDに一致していることが識別され(電子キー3が登録キーであることが確認され)、電子キー3との間で通信接続が確立された状態をいう。
また、携帯電話キー2について認証された状態とは、携帯電話キー2と車載機1とのBT接続が確立し、且つ携帯電話キー2が解除許可範囲内に存在し、更に、ユーザの車両を特定する予め定められた車両コードに、携帯電話キーに記憶されている車両コードが一致している状態をいう。該車両コードは、車載機1側については、ROM52に予め記憶されている。なお、BT接続の確立時には、周知のBT通信方式の手順により、携帯電話キー2自身を識別する識別コード(ID)が、ROM52に予め記憶されている車両ユーザの携帯電話のIDに一致すること(携帯電話キー2が登録キーであること)が確認される。
つまり、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が、車両に(本実施形態では電子キー通信可能範囲内に)存在することが検出された場合に、S204に移行する。なお、S203の判断は、車両へユーザが乗車した状態(第1の乗車状態)において、車両に存在する携帯装置を検出するための処理である。したがって、S201の判断時点から一定時間(例えば数秒)待機した後にS203の判断を行うようにしてもよい。また、本実施形態では、S203にて検出した携帯装置のそれぞれのID(電子キー3のID及び携帯電話キー2のID)は、例えばROM52に記憶される。
続くS204では、車両からのユーザの降車が検出されたか否かを判断する。車両からのユーザの降車は、ユーザによるドアロック操作の有無に基づき行われる(ドアロック操作が行われた場合にユーザの降車として検出する)。ユーザの降車が検出されていないと判断された場合には、ユーザの降車が検出されるまで待機する。一方、ユーザの降車が検出された場合にはS205に移行する。
次に、S205では、電子キー3及び携帯電話キー2のうち一方が車室内に置き忘れられたか否か(換言すれば、一方だけが車外へ持ち出されたか否か)を判断する。ここでは、車両からユーザが降車した状態(降車状態)において、車両に存在する携帯装置が検出される。具体的には、電子キー3については、車室内信号を用いた通信により電子キー3が検出されない場合に、電子キー3が車外へ持ち出されたと判断される。
なお、車室内信号及び車室外信号を用いて、車外への持ち出しを判断してもよい。すなわち、車室内信号を用いた通信により電子キー3が検出されず、且つ、車室外信号を用いた通信により電子キー3が検出された場合に、電子キー3が車外へ持ち出されたと判断されてもよい。
一方、携帯電話キー2については、自動解除許可範囲内に携帯電話キー2が存在しない場合に、携帯電話キー2が車外へ持ち出されたと判断される。つまり、携帯電話キー2については、車内または車外のどちらに携帯電話キー2が存在するかを検出するのではなく、所定範囲(車両から約1mの範囲)内に存在しないことを検出することで、携帯電話キー2が車外へ持ち出されようとしていることが判断される。
そして、電子キー3及び携帯電話キー2のうちいずれか一方が車外へ持ち出されたと判断されたにもかかわらず、他方については車外へ持ち出されたと判断されない場合に、その他方が車室内に置き忘れられたと判断する。なお、車外へ持ち出されたと判断されるタイミングにはタイムラグが生じ得るため、一方が車外へ持ち出されたと判断されてから一定時間(例えば数秒)が経過するまでに、他方が車外へ持ち出されたと判断されない場合に、置き忘れられたと判断してもよい。
この場合、その一定時間内に他方についても車外へ持ち出されたと判断された場合に、いずれも置き忘れられなかった(いずれも車外へ持ち出された)と判断される。なお、ここでは、必ずしも厳密に車外へ持ち出されたか否かが判断されなくてもよく、車外へ持ちだされようとしていることが判断されれば足りるものとする。
S205で、電子キー3及び携帯電話キー2のうち一方が車室内に置き忘れられたと判断された場合、S206に移行する。S206では、ボデーECU44を車内検出状態にして、ブザー46による警報で携帯装置の置き忘れを車外(に居るユーザ)に報知する報知処理を行う(車室外警報処理)。そして、S207に移行する。一方、S205で、電子キー3及び携帯電話キー2のいずれも車室内に置き忘れられていないと判断された場合、そのままS207に移行する。
続くS207では、S202と同様に、車両が駐車されている現在位置が設定領域内であるか否かを判断する。ここで、現在位置が設定領域内である場合、S201に戻る。一方、現在位置が設定領域内ではない場合、S208に移行する。
次にS208では、S201と同様に、車両へのユーザの乗車が検出されたか否かを判断する。ユーザの乗車が検出されていないと判断された場合には、ユーザの乗車が検出されるまで待機する。一方、ユーザの乗車が検出された場合にはS209に移行する。
次にS209では、S203で記憶されたIDを有する電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証されたか否かを判断する。ここでは、前述した降車状態の後にユーザが再度乗車した状態(第2の乗車状態)において、車両に存在する携帯装置が検出される。具体的には、電子キー3及び携帯電話キー2が認証されるタイミングにはタイムラグが生じ得るため、一方が認証されてから一定時間(例えば数秒)が経過するまでに、他方が認証されない場合に、一方だけが認証されたと判断してもよい。この場合、その一定時間内に他方についても認証された場合には、両方が認証されたと判断される。
つまり、S209では、ユーザの乗車をきっかけとして、S203で車内へ持ち込まれたものと同一のIDを有する電子キー3及び携帯電話キー2について、車内への再持ち込みの有無を判断している。なおここでは、必ずしも厳密に車内へ持ち込まれたか否かが判断されなくてもよく、車内へ持ち込まれようとしていることが判断されれば足りるため、本実施形態では、携帯電話キー2については、持ち込みの有無の判断ではなく認証の有無により判断している。
S209で、S203で記憶されたIDを有する携帯装置のうち一方だけが認証されたと判断された場合、S210に移行する。S210では、メータECU47を車外置き忘れ検出状態にして、メータパネルの表示装置49への警告の表示及びブザー48による警告音によって、携帯装置の置き忘れを車室内(に居るユーザ)に報知する報知処理を行う(車室内警報処理)。そして、S209に戻り、S203で記憶されたIDを有する携帯装置の両方が認証されたと判断されるまで、S210での報知処理を繰り返す。一方、S209で、両方が認証されたと判断された場合、そのままS204に戻る。
[効果]
以上説明したように、本実施形態の車載機1は、電子キーとして機能する複数の携帯装置として、電子キー3及び携帯電話キー2を利用可能に構成されている。車載機1では、図5に示すように自宅Pから電子キー3及び携帯電話キー2の両方を所持したユーザが車両に乗車したことを検出する(S201:YES、S202:YES、S203:YES)。そして、自宅外の場所Qにて降車の際に、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が車外に持ち出されたことを検出する(S204:YES、S205:YES、S207:NO)。
さらに、その後に再度乗車した際に、電子キー3及び携帯電話キー2のうちいずれか一方が認証されない場合(S208:YES、S209:NO)、いずれか一方を車外に置き忘れてきたと判断し、置き忘れを報知する報知処理を行う(S210)。なお、図5では電子キー3が自宅以外の場所Qに置き忘れられている状態を示す。
つまり、車載機1は、車両へユーザが乗車した状態での携帯装置のIDのうち少なくとも1つが、その後にユーザが降車して再度乗車した状態での携帯装置のIDに含まれない場合に、いずれかを車外に置き忘れたと判断し、報知処理を行う。
このように構成された車載機1では、外出先における携帯装置の置き忘れを防止することができる。特に、電子キー3については、携帯しているか否かを意識し易い携帯電話キー2と異なり、外出先で置き忘れたとしても気づきにくいため、より置き忘れ防止の効果が有る。
さらに、車載機1では、S202で検出された(IDが記憶された)携帯電話キー2及び携帯キー3のいずれか一方が外出先に置き忘れられた場合、再度乗車の際に、車両に予め登録された第三の携帯装置(携帯電話キー2及び携帯キー3以外の登録キー)が外出先から車両に持ち込まれるようなことが仮にあったとしても、ユーザへの報知処理が行われる。従って、外出先で携帯装置が入れ替わったような場合にも、携帯装置の外出先での置き忘れを防止することができる。
また、車載機1は、車両の現在位置が予め登録された設定領域内(自宅を表す領域)であると判断された場合には(S207:YES)、車外に置き忘れたことの報知処理を行わない。仮に、電子キー3及び携帯電話キー2を自宅に置き忘れたとしても支障が無いと考えられる為である。これにより、電子キー3及び携帯電話キー2を自宅に置き忘れてきたとしても、そのたびに報知処理が行われる煩わしさを取り除くことができる。
さらにまた、車載機1では、降車の際に電子キー3及び携帯電話キー2のうち一方が車室内に置き忘れられた場合に(S205:YES)、ブザー46によって車室外に警告音を発生させることにより報知処理を行う(S206)。これにより、外出先において、電子キー3及び携帯電話キー2の車室内への置き忘れを防止することができる。
[特許請求の範囲との対応]
車載機1が特許請求の範囲における「紛失防止装置」に相当し、携帯電話キー2及び電子キー3が「携帯装置」に相当する。また図3に示すS110及び図4に示すS201−203が「第1の検出手段」に相当し、図3に示すS120及び図4に示すS208、S209が「第2の検出手段」に相当する。さらにまた、図3に示すS140及び図4に示すS210が「第1の報知手段」に相当する。また、図4に示すS202、S207が「位置判定手段」に相当し、S205が「第3の検出手段」に相当し、S206が「第2の報知手段」に相当する。
[第2実施形態]
本実施形態の紛失防止装置は、第1実施形態の紛失防止装置と比べて、スマート制御ECU(CPU51)50で実行される紛失防止処理の一部が異なっているため、以下ではその異なる部分を中心に説明する。
はじめに、図6のフローチャートを用いて、本実施形態の紛失防止処理の概要を説明する。図6では図3に示すフローチャートと比べて、S110がS111に、S120がS121に、S130がS131に置換されている。まずS111では、車両に乗車した状態で検出された携帯装置(第1検出携帯装置)の数を特定する(M個)。次に、S121では、降車後、再乗車した状態で検出された携帯装置(第2検出携帯装置)の数を特定する(N個)。
続くS131では、S111にて特定した携帯装置の数(M個)と、S121にて特定した携帯装置の数(N個)とを比較し、N<Mではない場合は本処理を終了する。一方、N<Mである場合は、S140に移行する。S140では、図3と同様に、車外に携帯装置を置き忘れていることをユーザに報知する報知処理を行い、本処理を終了する。
つまり、本実施形態の紛失防止処理では、車両への乗車時に持ち込んだ携帯装置の数が、車外に持ち出した携帯装置の数より少ないことを検出することにより、いずれかを車外に置き忘れたと判断する。
次に、図7に示すフローチャートに従って、本実施形態の紛失防止処理をスマートエントリシステム(図1参照)に適用した場合の具体的な処理を説明する。ここでは、第1実施形態と同様に、携帯装置を1台の携帯電話キー2及び1台の電子キーの合計2台とした場合の処理について説明する。
図7では、図4に示すフローチャートと比べて、S203がS213に、S209がS219に置換されている。図7に示す本実施形態の紛失防止処理において、S201からS202を実行した後のS213では、図4のS203と同様に、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が、車両内(電子キー通信可能範囲内)に存在することが検出された場合に、S204に移行する。但し、S213では、図4のS203とは異なり、それぞれのID(電子キー3のID及び携帯電話キー2のID)の代わりに、検出した携帯装置の数をROM52に記憶する。
続くS204からS208では、図4にて説明した処理と同様の処理を行う。そして、S208にて車両へのユーザの乗車が検出された際に移行するS219では、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証された場合、つまり、認証された携帯装置の数を検出し、この数がS203にて記憶した携帯装置の数に一致している場合、S204に移行する。そして、電子キー3及び携帯電話キー2のうち一方だけが認証された場合、つまり、認証された携帯装置の数が、S203にて記憶した携帯装置の数に一致していない場合、S210に移行する。S210では、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証されるまで、車室内警報処理を繰り返す。
[効果]
以上説明したように、本実施形態では、車両へユーザが乗車した状態での携帯装置の数と比較して、その後にユーザが降車して再度乗車した状態での携帯装置の数が少ない場合に、いずれかを車外に置き忘れたと判断し、報知処理を行う。これにより、上記第1実施形態と同様に、外出先における携帯装置の置き忘れを防止することができる。
[特許請求の範囲との対応]
車載機1が特許請求の範囲における「紛失防止装置」に相当し、携帯電話キー2及び電子キー3が「携帯装置」に相当する。また図6に示すS111及び図7に示すS201、S202、S213が「第1の検出手段」に相当し、図6に示すS121及び図7に示すS208、S219が「第2の検出手段」に相当する。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。
(a)上記実施形態では、少なくとも車両のドアのロック解除を行うための携帯装置として、ドアハンドルへの接触によりドアをアンロック可能とするタイプのロック解除機能を備える携帯装置を例示したが、これに限るものではない。例えば、ドアアンロック操作は、ドアハンドルへの接触以外(例えばドアハンドルに設けられたボタンを押す操作)であってもよい。または、携帯装置に設けられたボタンを押す操作でドアロックが解除されるようにしてもよい。また、ユーザによるドアアンロック操作を要求することなく直ちにドアロックが解除されるようにしてもよい。
(b)上記実施形態では、S202及びS207にて、車載機1が備えるGPS受信機43により、車両の現在位置の測位結果を取得していた。これに対し、携帯電話キー2がGPS受信機を備える場合、該GPS受信機を用いて、携帯電話キー2の現在位置(携帯電話キー2を所持するユーザのいる位置すなわち車両の位置)を測位し、この測位結果を車両の現在位置として用いてもよい。また、上記実施形態では、設定領域が車載機1側に記憶されていたが、GPS受信機を備える携帯電話キー2側に記憶されていてもよい。なお、車載機1がGPS受信機43を備えない場合、GPS受信機を備え且つ設定領域を記憶している携帯電話キーを代わりに用いて、車両の現在位置が設定領域内であるかを判定してもよい。
(c)上記実施形態では、降車時及び乗車時は、ドアロック操作及びドアアンロック操作の有無によって判断されたが、これに限るものではない。降車時及び乗車時についての判断は、エンジンの停止及び始動、運転者側のドアの開閉等によって判断されてもよいし、これらの組み合わせによって判断されてもよい。例えば、ドアアンロック操作及びエンジン始動の少なくとも一方によって乗車が判断されてもよい。なお、乗車時についての判断は、エンジンの始動時とすることがより望ましい。
(d)上記実施形態では、携帯装置を1つの電子キー3及び1つの携帯電話キー2の合計2個とした場合について説明したが、携帯装置の数は3つ以上であってもよい。また、携帯装置は、全てが電子キーであってもよいし、全てが携帯電話キーであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。また、車載機1と通信を行うことにより車両の機能を制御する携帯装置であれば、既述の電子キー及び携帯電話キー以外のものであってもよい。
(e)上記実施形態では、現在位置が所定領域内である場合において、2つ以上の携帯装置が車両に持ち込まれたことを条件として、報知のための処理を実行するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、上記第1実施形態の図4のフローチャートにおけるS203で、電子キー3及び携帯電話キー2の両方が認証されたか否かの判断に代えて、1つ以上の携帯装置が認証されたか否かを判断し、認証されたと判断された場合にS204に移行するようにしてもよい。つまり、最初に持ち込まれた携帯装置が1つである場合にも、報知のための処理(S204以降の処理)を実行する。このようにすれば、ある携帯装置Pが車外へ持ち出された後、別の携帯装置Qが持ち込まれた場合に、携帯装置Pが車外へ置き忘れたことを報知することができる。
(f)上記第1実施形態の図4のフローチャートでは、S209において、少なくとも第1検出携帯装置のIDの全てが第2検出携帯装置のIDに含まれる場合、S210の報知処理を行わないようにしていたが、これに限定されるものではない。例えば、第1検出携帯装置のIDと第2検出携帯装置のIDとが完全に一致しなければS210の報知処理を行い、完全に一致する場合に限り報知処理を行わないようにしてもよい。すなわち、例えば特定された第1検出携帯装置のIDがA、Bの2つであり、特定された第2検出携帯装置のIDがA、B、Cの3つであるような場合、(第1実施形態では、置き忘れではないためS210の報知処理は行われないが、)置き忘れではないものの何らかの変化が生じているとして、S210の報知処理を行うようにしてもよい。
(g)上記実施形態では、スマート制御ECU50(CPU51)が紛失防止処理を実行していたが、このような構成に限るものではない。例えば、BT通信部20、及び電子キー通信部10がそれぞれ、CPU、ROM、RAM等を備えるマイコンからなるBT通信部ECU及び電子キー通信部ECUなるものを備え、これらのECUが、スマート制御ECU50が実行する処理の一部を実行するように構成してもよい。また、スマート制御ECU50は、受信部12及び受信機15が有する機能の少なくとも一部を含んでいても良い。
(h)上記実施形態では、S206ではブザー46による警報で携帯装置の置き忘れを車外に居るユーザに報知していたが、報知の方法はこれに限るものではない。例えば、電子キー3が置き忘れられており、携帯電話キー2がユーザによって車外に持ち出されている場合は、携帯電話キー2に予め備えられている振動機能、表示機能、及び音出力機能等を用いて電子キー3が置き忘れられていることを報知してもよい。
(i)上記実施形態では、携帯電話キー2が検出されるエリア(自動解除許可範囲)は、車両を中心とした半径約1mの範囲(車室内を含む)に設定されていたが、これに限るものではない。例えば、車室外において、電子キー3と同様に各ドアから半径約1mの範囲にて携帯電話キー2が検出されるように、車載機(BT通信部)が構成されてもよい。また、電子キー3の検出と同様に車室内及び車室外を区別して携帯電話キー2が検出されるように、車載機(BT通信部)が構成されてもよい。
(j)上記実施形態では、近距離無線通信方式であるBT通信方式を適用してスマートエントリシステムを構成していたが、適用される近距離無線通信方式はこれに限るものではない。スマートエントリシステムに適用される近距離無線通信方式は、例えば、WiFi(登録商標)やZigBee(登録商標)等であってもよい。
1・・・車載機 2・・・携帯電話機(携帯電話キー) 3・・・電子キー 50・・・スマート制御ECU 51・・・CPU 52・・・ROM 53・・・RAM

Claims (8)

  1. 電子キーとして機能する複数の携帯装置を利用可能な車両に搭載された紛失防止装置であって、
    前記車両へユーザが乗車した状態である第1の乗車状態において、前記車両に存在する前記携帯装置を第1検出携帯装置として検出する第1の検出手段(S110、S111、S201―S203、S213)と、
    前記第1の乗車状態の後に前記車両からユーザが降車して再度乗車した状態である第2の乗車状態において、前記車両に存在する前記携帯装置を第2検出携帯装置として検出する第2の検出手段(S120、S121、S208、S209、S219)と、
    前記第1検出携帯装置と前記第2検出携帯装置との比較に基づいて、前記第1検出携帯装置のうち少なくとも1つが前記第2検出携帯装置に含まれないと判断される場合に、前記車両に乗車したユーザに対する報知処理を行う第1の報知手段(S140、S210)と、
    を備えることを特徴とする紛失防止装置。
  2. 前記携帯装置のそれぞれは、他の前記携帯装置と識別可能なIDを有し、
    前記第1の報知手段は、前記第1検出携帯装置のIDと前記第2検出携帯装置のIDとを比較して、前記第1検出携帯装置のIDのうち少なくとも1つのIDが前記第2検出携帯装置のIDに含まれない場合に、前記報知処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の紛失防止装置。
  3. 前記第1の報知手段は、前記第2検出携帯装置の数が、前記第1検出携帯装置の数よりも少ない場合に、前記報知処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の紛失防止装置。
  4. 前記車両の位置が予め登録された設定領域内であるかを判定する位置判定手段(S202、S207)を更に備え、
    前記第1の報知手段は、前記位置判定手段により前記車両の位置が前記設定領域内であると判定された場合には、前記報知処理を行わないことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の紛失防止装置。
  5. 前記第1の報知手段は、前記第1の検出手段により検出された前記携帯装置の数が2つ以上であることを条件として、前記報知処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の紛失防止装置。
  6. 前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段のうち少なくとも一方は、前記車両へのユーザの乗車を、前記車両のドアのアンロック操作によって検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の紛失防止装置。
  7. 前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段のうち少なくとも一方は、前記車両へのユーザの乗車を、前記車両のエンジン始動によって検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の紛失防止装置。
  8. 前記第1の乗車状態の後に前記車両からユーザが降車した後の状態であって、前記第2の乗車状態の前の状態である降車状態において、前記車両に存在する前記携帯装置を検出する第3の検出手段(S205)と、
    前記第3の検出手段により前記携帯装置が検出された場合に、前記車両から降車したユーザに対する報知処理を行う第2の報知手段(S206)と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の紛失防止装置。
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