JP5223507B2 - 移動局および基地局 - Google Patents

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Description

この発明は、移動局と適応変調に対応した基地局とに関する。
移動通信においては、フェージングと呼ばれる受信レベルの短時間変動が生じることが知られている(図18参照)。近年の移動通信では、フェージング環境下での特性劣化を克服するために、適応変調技術が広く使われている。適応変調とは、受信側の受信レベルに応じて送信フォーマットを変化させる技術であり、各時点での最適な送信フォーマットを選ぶことにより、フェージング環境下でも良好な通信を行うことができる。
送信側の装置は、例えば、受信側の受信品質を用いて適応変調を行う。そこで、受信側の装置は、測定した受信品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)を送信側に通知し、送信側の装置は、通知された通信品質情報に基づいて送信フォーマットを決める(図19参照)。
特開2003−198426号公報
しかしながら、高速なフェージング環境下では、測定時と受信時で受信品質が異なるため、適応変調が有効に機能せずに特性が劣化することがある。図18の例で説明すると、車両1に搭載された通信装置のアンテナ11によって測定されたCQIが基地局2に送信され、CQIに対応する送信フォーマットのデータが基地局2から到着するまでの間に、車両1は異なる地点に移動している。そして、移動速度が高速であると、この間の車両1の移動距離が長くなり、アンテナ11の受信品質が、CQI送信時と変化して、基地局2から送信されるデータの送信フォーマットが現時点の受信品質に最適なものではなくなっている可能性が高くなる。
このような理由から、例えば、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)で適応変調の一種であるAMC(Adaptive Modulation and Coding)を用いた場合、30km/hでの環境(VA30)に比べて、120km/hの環境(VA120)では、最大スループットが約15%低下することが知られている。今後、通信速度を向上させるために、使用される電波の周波数が高くなることが予想され、高速なフェージング環境下での特性劣化はさらに大きくなると考えられる。
開示の技術は、移動局の移動による無線環境の変化に対応した移動局又は基地局を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示する移動局は、一つの態様において、離間して設けられた第1のアンテナと、第2のアンテナとを備えた移動局において、該第1のアンテナが設けられた位置から該第2のアンテナが設けられた位置に向けた方向に該移動局が移動する場合に、基地局から該第2のアンテナを介して受信した無線信号の受信品質を測定する受信品質測定部と、該受信品質測定部で測定した受信品質を前記基地局に通知する通知部と、該通知部により通知された受信品質に基づいて適応変調制御を行う該基地局から送信され、前記第1のアンテナを介して受信した無線信号の受信処理を行う受信処理部とを備える。
この発明の態様によれば、データを受信する第1のアンテナから進行方向に所定の距離だけ離れた位置に第2のアンテナを設置し、第2のアンテナの受信品質を、当該の移動局がアンテナ間の距離だけ移動するのに要する時間に応じて遅延させて基地局へ送信することとしたので、適応変調における受信品質測定時とデータ受信時の受信品質のずれを解消し、スループットを最適化することができる。
なお、本願の開示する移動局の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本発明によれば、移動局の移動による無線環境の変化に対応した移動局および基地局を提供できる。
以下に添付図面を参照して、本願の開示する移動局および基地局の好適な実施の形態を詳細に説明する。
本実施例に係る適応変調方法について説明する。図1は、本実施例に係る適応変調方法を示す図である。図1に示すように、本実施例に係る適応変調方法は、車両1に搭載された通信装置が、アンテナ11に加えて、アンテナ12を有する。アンテナ12は、アンテナ11の設置位置から、車両1の進行方向に所定の距離ずらした位置に設置される。
既に説明した通り、フェージングの主要因は空間にできた定在波である。したがって、アンテナ12で測定された受信品質は、アンテナ11がアンテナ12の位置に到達した場合に測定される未来の受信品質、あるいは、それに近い値になるはずである。
この原理に基づいて、本実施例に係る適応変調方法では、アンテナ12が受信品質を測定した地点と、その受信品質に基づいて決定された送信フォーマットのデータをアンテナ11が受信する地点が一致するように、受信品質情報の送信タイミングが調整される。このように、受信品質情報の送信タイミングを調整することにより、アンテナ11は、常に受信品質に適合した送信フォーマットのデータを受信することが可能になり、高速移動時のスループットが向上する。
次に、本実施例に係る適応変調方法を実現するための装置である移動局10と基地局2の構成について説明する。図2は、移動局10の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように移動局10は、アンテナ11と、アンテナ12と、デュプリケータ(以下「DUP」という)121と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部152と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ11および12は、無線通信用の電波の送受信用のアンテナであり、アンテナ12は、アンテナ11の位置から移動局10の進行方向に距離Lだけ離れた位置に設置される。DUP121は、アンテナ11が送信する信号の入力を受け付けるとともに、アンテナ11によって受信された信号を出力する。復調化/復号部131は、DUP121から出力された信号に対して復調化処理および復号処理をおこない、ユーザデータを再生して出力する。なお、復調化/復号部131が、実行する復調化処理および復号処理は、DUP121から出力された信号から判定される送信フォーマットに応じて変化する。
受信品質測定部142は、アンテナ12によって受信される電波の受信品質を測定する。受信品質は、例えば、SIR(Signal-to-Interference Ratio)値として求められる。速度取得部151は、移動局10が進行方向に移動する移動速度を取得する。移動速度は、例えば、移動局10が車両に搭載されている場合は、タイヤの回転数等から取得される。
遅延量決定部152は、受信品質測定部142によって測定された受信品質を基地局2へ通知するタイミングを調整するための遅延量を決定する。ここで、遅延量Tは、アンテナ11と12の距離をL、速度取得部151によって取得された速度をv、基地局2へ受信品質情報を送信してから対応する送信フォーマットのデータが届くまでの時間をDとすると、以下の式(1)によって算出される。
T = |L/v|−D ・・・式(1)
例えば、アンテナ間の距離が10cm、移動速度が30km/hとすると、移動局10が10cm移動するのにかかる時間は、
0.1 / 30000 × 3600 = 0.012s = 12ms
である。そして、無線通信がHSDPA方式であるとすると、基地局2へ受信品質情報を送信してから対応する送信フォーマットのデータが届くまでの時間は10msなので、遅延量Tは、2msとなる。
この例の場合、アンテナ12によって受信された電波の品質を受信品質測定部142が測定した結果を、2ms遅延させて基地局2へ送信すれば、アンテナ11によって受信されるデータの送信フォーマットが受信品質に応じた最適なものとなる。なお、距離Lが長いほど、移動速度vが高い場合にも、アンテナ11によって受信されるデータの送信フォーマットを受信品質に適応させ、スループットを最適化することが可能になる。例えば、距離Lを1mとすれば、移動速度vが300km/hであっても、遅延量Tを2msとすることで、スループットを最適化することができる。
遅延処理部153は、受信品質測定部142によって測定された受信品質を、遅延量決定部152によって決定された遅延量だけ遅延させて、受信品質情報生成部161へ出力する。受信品質情報生成部161は、入力された受信品質から、基地局2に受信品質を通知するための受信品質情報を生成する。例えば、受信品質情報生成部161は、予め作成しておいた変換テーブルなどを用いて、SIR値をCQIに変換することによって受信品質情報を生成する。
また、受信品質情報生成部161は、通知する受信品質の精度が高いことを示す値を受信品質情報に含める。一般に、基地局は、高速なフェージング環境下では、実際の受信品質が無線通信端末から通知される受信品質よりも低くなることを想定して、通知された受信品質よりも低い受信品質に適応した送信フォーマットを選択するように設定されていることが多い。受信品質の精度が高いことを示す値を受信品質情報に含めて基地局に送信することにより、基地局は、通知された受信品質に適応した送信フォーマットを選択し、スループットを最適化させることが可能になる。
符号化/変調部162は、ユーザデータや、遅延処理部153によって生成された受信品質情報に対して符号化処理および変調処理をおこない、DUP121へ出力し、アンテナ11から送信させる。
なお、図2に示した構成では、受信品質測定部142の出力を遅延処理部153が遅延させる構成としたが、受信品質情報生成部161の出力を遅延処理部153が遅延させる構成としてもよい。
図3は、基地局2の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、基地局2は、アンテナ21と、DUP22と、復調化/復号部23と、送信フォーマット決定部24と、符号化/変調部25とを有する。
アンテナ21は、無線通信用の電波の送受信用のアンテナである。DUP22は、アンテナ21が送信する信号の入力を受け付けるとともに、アンテナ21によって受信された信号を出力する。復調化/復号部23は、DUP22から出力された信号に対して復調化処理および復号処理をおこない、ユーザデータや受信品質情報等を再生して出力する。
送信フォーマット決定部24は、復調化/復号部23から出力された受信品質情報に基づいて送信フォーマットを決定する。なお、送信フォーマット決定部24は、受信品質情報に受信品質の精度が高いことを示す値が含まれているか否かによって選択する送信フォーマットを変更する。具体的には、送信フォーマット決定部24は、受信品質情報に受信品質の精度が高いことを示す値が含まれていなければ、通知された受信品質よりも所定値だけ低い受信品質に対して最適な送信フォーマットを選択する。一方、送信フォーマット決定部24は、受信品質情報に受信品質の精度が高いことを示す値が含まれていれば、通知された受信品質に対して最適な送信フォーマットを選択する。
符号化/変調部25は、送信フォーマット決定部24によって決定された送信フォーマットに従って、ユーザデータ等に対して符号化処理および変調処理をおこない、DUP22へ出力し、アンテナ21から送信させる。
上述してきたように、本実施例では、データを受信するアンテナ11から進行方向に所定の距離だけ離れた位置にアンテナ12を設置し、アンテナ12の受信品質を、アンテナ間の距離や移動速度等に応じて遅延させて基地局2へ送信することとしたので、移動局10が高速で移動している場合であっても、アンテナ11によって受信されるデータの送信フォーマットを最適にし、スループットを向上させることができる。
実施例1では、アンテナを2本用いる例を示したが、アンテナを3本以上用いることにより、さらにスループットの向上を図ることができる。そこで、本実施例では、適応変調のためにアンテナを3本用いる例を示す。なお、以下の説明では、既に説明した部位と同一の部位には、既に説明した部位と同一の符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図4は、本実施例に係る移動局20の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、移動局20は、アンテナ11〜13と、DUP121と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、受信品質測定部243と、速度取得部151と、遅延量決定部252と、遅延処理部153と、遅延処理部254と、重み決定部261と、演算部262aと、演算部262bと、受信品質合成部271と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ13は、無線通信用の電波の送受信用のアンテナであり、アンテナ12の位置から移動局10の進行方向に距離Lだけ離れた位置に設置される。受信品質測定部243は、受信品質測定部142と同様の装置であり、アンテナ13によって受信される電波の受信品質を測定する。
遅延量決定部252は、受信品質測定部142および受信品質測定部243によって測定された受信品質を基地局2へ通知するタイミングを調整するための遅延量を決定する。具体的には、遅延量決定部252は、受信品質測定部142によって測定された受信品質については、実施例1と同様に、式(1)で求められる遅延量だけ遅延させる。そして、遅延量決定部252は、受信品質測定部243によって測定された受信品質については、以下の式(2)で求められる遅延量T´だけ遅延させる。
T´ = |L×2/v|−D ・・・式(2)
ここで、距離Lを2倍にしているのは、アンテナ11とアンテナ13の間隔が距離Lの2倍だからである。したがって、アンテナ11とアンテナ13の間隔が距離Lの1.5倍であれば、式2において距離Lに乗じる値は1.5になる。遅延処理部254は、受信品質測定部243によって測定された受信品質を、遅延量決定部252によって決定された遅延量だけ遅延させて出力する。
重み決定部261は、速度取得部151によって取得された速度に応じて、遅延処理部153が出力した受信品質に乗じる重みであるw1と、遅延処理部254が出力した受信品質に乗じる重みであるw2とを決定する。アンテナ12によって受信された電波の受信品質と、アンテナ13によって受信された電波の受信品質とを合成することにより、アンテナ12によって受信された電波の受信品質のみを用いる場合と比較して、アンテナ11の未来の受信品質をより高い精度で予測できる。
ただし、アンテナ12によって受信された電波の受信品質と、アンテナ13によって受信された電波の受信品質とを比較すると、アンテナ12によって受信された電波の受信品質の方が、遅延が少ない分だけ確からしい。そこで、重み決定部261は、w1=0.6、w2=0.4というように、遅延が少ない方の受信品質に乗じる重みを大きく設定する。なお、移動速度が高くなるほど、遅延差は小さくなるため、重み決定部261は、移動速度が高くなるにつれて、w1とw2の差を小さくする。
演算部262aは、遅延処理部153が出力した受信品質に重みw1を乗じる。演算部262bは、遅延処理部254が出力した受信品質に重みw2を乗じる。受信品質合成部271は、演算部262aの出力と演算部262bの出力を加算する等して合成し、合成後の受信品質を受信品質情報生成部161に出力する。なお、受信品質の合成は、単純な加算以外に、平均値の算出等の各種演算によっておこなってもよい。
上述してきたように、本実施例では、移動局20の進行方向にアンテナ11〜13という3本のアンテナを並べて、アンテナ12および13で受信された電波の受信品質を、アンテナ11からの距離に応じて遅延させ、重み付けをして合成することとしたので、アンテナ11の受信品質の予測精度を高め、スループットを向上させることができる。
実施例1および2では、アンテナ12および13を受信品質の測定のためだけに用いる例を示したが、これらをデータの送受信にも用いることにより、送受信性能を向上させることができる。そこで、本実施例では、2本のアンテナを用いてダイバーシティ受信をおこなうように移動局10を変形した例を示す。
図5は、本実施例に係る移動局30の構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、移動局30は、アンテナ11と、アンテナ12と、DUP121と、DUP322と、復調化/復号部331と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部152と、遅延処理部153と、受信品質合成部371と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
DUP322は、アンテナ12が送信する信号の入力を受け付けるとともに、アンテナ12によって受信された信号を出力する。復調化/復号部331は、DUP121および322から出力された信号に対して復調化処理および復号処理をおこない、ユーザデータを再生して出力する。なお、復調化/復号部331が、実行する復調化処理および復号処理は、DUP121および322から出力された信号から判定される送信フォーマットに応じて変化する。
受信品質合成部371は、受信品質測定部142の測定した受信品質を遅延処理部が遅延量Tだけ遅延させたものと、遅延させていない受信品質とを、加算する等して合成して受信品質情報生成部161に出力する。
複数のアンテナを用いて電波を受信する場合、一般的には、それぞれのアンテナで測定された受信品質のうち最も高い値が基地局に通知される。ところが、データ受信時の受信品質を予測して基地局に通知することによりスループットの向上を図ることとした場合、遅延処理によってアンテナ11のデータ受信時の受信品質を予測することはできるが、アンテナ12の受信品質を予測することはできない。そこで、本実施例に係る適応変調方法では、アンテナ12の受信品質については、最新の値をそのまま用いて、それぞれのアンテナの受信品質を合成したものを基地局に通知することとしている。
なお、受信品質の予測精度は、遅延が考慮されているアンテナ11の受信品質の方が高いはずであるため、アンテナ11の受信品質に大きな重みを加えて、アンテナ12の受信品質には小さな重みを加えて、合成することとしてもよい。
図6は、HSDPAでAMCを用いた場合のスループットのシミュレーション結果を示す図である。図6の縦軸は、スループットであり、横軸は、受信品質の測定時のSIR値とデータ受信時のSIR値の相関値である。横軸の相関値は、移動局30が静止しているときに1となり、移動局30が極めて高速に移動しているときに0になる。図6から分かるように、通常は、高速移動時に3割程特性が劣化するが、本実施例に係る適応変調方法を用いることにより、1割程特性が改善する。
上述してきたように、本実施例では、受信品質の測定のために設けたアンテナ12をデータの送受信のためにも用いることとしたので、送受信性能を向上させることができる。
実施例1〜3では、移動局の進行方向が1方向である場合の例を示したが、例えば、移動局が鉄道車両に搭載されている場合には、移動局は、1方向だけでなく、逆方向にも移動することになる。そこで、本実施例では、逆方向に移動する場合でもスループットを最適化できるように、移動局30を変形した例を示す。
図7は、本実施例に係る移動局40の構成を示す機能ブロック図である。図7に示すように、移動局40は、アンテナ11と、アンテナ12と、DUP121と、DUP322と、復調化/復号部331と、受信品質測定部441と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部452と、遅延処理部153と、遅延処理部454と、重み決定部461と、演算部462a〜462dと、受信品質合成部471と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
受信品質測定部441は、アンテナ11によって受信される電波の受信品質を測定する。受信品質は、例えば、SIR値として求められる。遅延量決定部452は、既に説明した式(1)に基づいて、受信品質を基地局2へ通知するタイミングを調整するための遅延量を決定し、決定した遅延量を遅延処理部153と遅延処理部454へ出力する。遅延処理部454は、受信品質測定部441によって測定された受信品質を、遅延量決定部452によって決定された遅延量だけ遅延させて出力する。
重み決定部461は、速度取得部151によって取得された速度に応じて、受信品質測定部441に測定され、遅延処理部454によって遅延された受信品質に乗じる重みであるw1と、受信品質測定部441に測定され、遅延されていない受信品質に乗じる重みであるw2と、受信品質測定部142に測定され、遅延処理部153によって遅延された受信品質に乗じる重みであるw3と、受信品質測定部142に測定され、遅延されていない受信品質に乗じる重みであるw4とを決定する。
ここで、移動局40がアンテナ12の方向に移動する場合に、速度取得部151によって正の速度が取得され、移動局40がアンテナ11の方向に移動する場合に、速度取得部151によって負の速度が取得されるものとする。この場合、重み決定部461は、速度取得部151によって正の速度が取得されると、例えば、
w1 = w2 = 0, w3 = w4 = 1
のように重みを決定する。このように重みを決定すると、進行方向側のアンテナ12によって受信された電波の受信品質のみを利用して未来の受信品質が予測されることとなり、図5の構成と同様の効果が得られる。
また、重み決定部461は、速度取得部151によって負の速度が取得されると、例えば、
w1 = w2 = 1, w3 = w4 = 0
のように重みを決定する。このように重みを決定すると、進行方向側のアンテナ11によって受信された電波の受信品質のみを利用して未来の受信品質が予測されることとなり、図5の構成と同様の効果が得られる。
このように、全てのアンテナによって受信された電波の受信品質を測定し、進行方向に応じて各アンテナの受信品質の重み付けを変更することにより、移動局40が逆方向に移動する場合にもスループットを最適化することができる。
なお、移動速度が極端に遅い場合は、遅延時間が極端に長くなるために、その間に空間の定在波の分布が変化してしまい、予測精度が落ちると考えられる。そこで、移動速度が所定の閾値よりも低い場合には、例えば、
w1 = w3 = 0, w2 = w4 = 1
として、現時点の受信品質を基地局2へ通知させるように重み決定部461を構成してもよい。
また、移動速度の閾値を複数設けて、移動速度が中間的な値であれば、例えば、
w1 = 0, w2 = w3 = 0.5, w4 = 1
のように中間的な重みにすることで、特性改善を改善するように重み決定部461を構成してもよい。
演算部462aは、遅延処理部454が出力した受信品質に重みw1を乗じる。演算部462bは、受信品質測定部441が出力した受信品質に重みw2を乗じる。演算部462cは、遅延処理部153が出力した受信品質に重みw3を乗じる。演算部462dは、受信品質測定部142が出力した受信品質に重みw4を乗じる。受信品質合成部471は、演算部462a〜462dの出力を加算する等して合成し、合成後の受信品質を受信品質情報生成部161に出力する。
上述してきたように、本実施例では、アンテナ12だけでなくアンテナ11の受信品質も測定し、速度取得部151によって取得された速度に応じて各受信品質の重みを変更することとしたので、移動局40が1方向だけでなく、逆方向に移動する場合でも、スループットを向上させることができる。
実施例1〜4では、移動局が、外部から移動速度に関するデータを取得して受信品質の通知の遅延時間を決定する例を示したが、移動局が外部からの移動速度に関するデータの供給を受けることなく遅延時間を決定するように構成することもできる。そこで、本実施例では、外部からの移動速度に関するデータの供給を受けることなく遅延時間を決定するように移動局40を変形した例を示す。
図8は、本実施例に係る移動局50の構成を示す機能ブロック図である。図8に示すように、移動局50は、アンテナ11と、アンテナ12と、DUP121と、DUP322と、復調化/復号部331と、受信品質測定部441と、受信品質測定部142と、相関算出部555と、最大相関判定部556と、遅延量決定部552と、遅延処理部153と、遅延処理部454と、重み決定部561と、演算部462a〜462dと、受信品質合成部471と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
相関算出部555は、受信品質測定部441によって測定された受信品質と、受信品質測定部142によって測定された受信品質とを所定の期間記憶し、それぞれの時間変化波形の相関を算出する。具体的には、相関算出部555は、受信品質測定部441によって測定された受信品質の時間変化波形をΔtずつ段階的に時間軸方向にずらしながら、受信品質測定部142によって測定された受信品質の時間変化波形との相関を段階毎に算出する。なお、相関の算出方式は、従来知られているどの方式であってもよい。
最大相関判定部556は、相関算出部555によって算出された各段階の相関を比較し、相関が最も高い段階でのΔtの累計値を取得する。そして、最大相関判定部556は、Δtの累計値を、遅延処理部153、遅延処理部454および重み決定部561へ出力する。
受信品質の時間変化波形の相関の一例を図9に示す。図8に示した相関が最も高い段階でのタイミング差tmaxが、相関が最も高い段階でのΔtの累計値に相当する。なお、図8に示した例では、正の方向のタイミング差に対応する相関のみを算出しているが、負の方向のタイミング差に対応する相関も算出することにより、移動局50が逆方向に移動している場合にも対応することが可能になる。
遅延量決定部552は、入力されたΔtの累計値と、基地局2へ受信品質情報を送信してから対応する送信フォーマットのデータが届くまでの時間Dとを以下の式(3)に適用して、遅延量Tを算出する。そして、遅延量決定部552は、算出した遅延量Tを、遅延処理部153、遅延処理部454および重み決定部561へ出力する。
T = |ΣΔt| − D ・・・式(3)
既に説明した通り、移動局50がアンテナ12の方向に移動している場合、アンテナ12の受信品質は、所定時間後のアンテナ11の受信品質とほぼ等しいと考えられる。したがって、受信品質測定部441によって測定された受信品質の時間変化波形を所定時間分だけ時間軸方向にずらした波形は、受信品質測定部142によって測定された受信品質の時間変化波形とほぼ一致するはずである。遅延量決定部552は、この原理に基づいて、移動速度が入力されなくても適切な遅延量を決定することができる。
重み決定部561は、入力されたΔtの累計値に応じて、重みw1〜w4を決定する。ここで、移動局50がアンテナ12の方向に移動する場合に、入力されるΔtの累計値が正になり、移動局50がアンテナ11の方向に移動する場合に、入力されるΔtの累計値が負になるものとする。この場合、重み決定部561は、正の値が入力されると、例えば、
w1 = w2 = 0, w3 = w4 = 1
のように重みを決定する。このように重みを決定すると、進行方向側のアンテナ12によって受信された電波の受信品質のみを利用して未来の受信品質が予測されることとなり、図5の構成と同様の効果が得られる。
また、重み決定部561は、負の値が入力されると、例えば、
w1 = w2 = 1, w3 = w4 = 0
のように重みを決定する。このように重みを決定すると、進行方向側のアンテナ11によって受信された電波の受信品質のみを利用して未来の受信品質が予測されることとなり、図5の構成と同様の効果が得られる。
なお、移動速度が極端に遅い場合は、遅延時間が極端に長くなるために、その間に空間の定在波の分布が変化してしまい、予測精度が落ちると考えられる。そこで、移動速度が極端に遅い場合、すなわち、入力された値の絶対値が所定の閾値よりも大きい場合には、例えば、
w1 = w3 = 0, w2 = w4 = 1
として、現時点の受信品質を基地局2へ通知させるように重み決定部561を構成してもよい。
また、入力値に対する閾値を複数設けて、移動速度が中間的な値であると判定された場合には、例えば、
w1 = 0, w2 = w3 = 0.5, w4 = 1
のように中間的な重みにすることで、特性改善を改善するように重み決定部561を構成してもよい。
上述してきたように、本実施例では、アンテナ11の受信品質とアンテナ12の受信品質の相関に基づいて遅延量を決定することとしたので、外部からの移動速度に関するデータの供給を受けることなく、最適な遅延時間を選択することができる。なお、本実施例では、受信品質の相関に基づいて遅延量を決定することとしたが、パイロット信号等を基準として、アンテナ11の受信する電波の強度と、アンテナ12の受信する電波の強度の相関に基づいて遅延量を決定することもできる。
本実施例に係る適応変調方法を有効に機能させるには、アンテナ間の距離が重要である。図1に示した構成について考えると、アンテナ間の距離Lが短いと、式(1)によって算出される遅延量が負の値になってしまい、遅延時間を最適に調整することができない。一方、アンテナ間の距離Lが長すぎると、受信品質の通知を遅延させている間に定在波が大きく変化し、基地局から送信されるデータの送信フォーマットが最適なものでなくなっている可能性が高くなる。
したがって、アンテナ間の距離Lは、式(1)が負にならない範囲でなるべく小さい値になるように調整されることが好ましい。そこで、本実施例では、移動速度に応じて、アンテナ間の距離Lを適切に調整するように移動局10を変形した例を示す。
図10は、本実施例に係る移動局60の構成を示す機能ブロック図である。図10に示すように、移動局60は、アンテナ11と、アンテナ12と、DUP121と、アンテナ駆動部623と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部652と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ駆動部623は、速度取得部151によって取得された速度に応じて、アンテナ12を進行方向に対して前後に移動させる。具体的には、アンテナ駆動部623は、速度取得部151によって取得された速度を式(1)に適用して得られる遅延量Tが
0 ≦ T ≦ Th
を満たすように、アンテナ12の位置を制御する。ここで、Thは、定在波の変化の影響を無視できる程度に十分に短い時間である。また、アンテナ駆動部623は、アンテナ11とアンテナ12の距離を遅延量決定部652に通知する。
遅延量決定部652は、速度取得部151によって取得された速度と、アンテナ駆動部623から通知されたアンテナ間の距離を式(1)に適用して、受信品質を基地局2へ通知するタイミングを調整するための遅延量を決定し、遅延処理部153に出力する。
上述してきたように、本実施例では、移動速度に応じてアンテナ間の距離を調整することとしたので、移動速度に関わらず、アンテナ間の距離を最適化し、スループットを向上させることができる。なお、本実施例では、アンテナ12を移動させることとしたが、アンテナ11、もしくは、アンテナ11および12の両方を移動させることとしてもよい。
実施例6では、アンテナ間の距離を最適に保つためにアンテナを移動させることとしたが、受信品質を測定するためのアンテナを、データを受信するためのアンテナからの距離を変えて複数設けることによっても同様の効果を得ることができる。そこで、本実施例では、アンテナ間の距離を最適に保つために、受信品質を測定するためのアンテナを複数設けるように移動局10を変形した例を示す。
図11は、本実施例に係る移動局70の構成を示す機能ブロック図である。図11に示すように、移動局70は、アンテナ11と、アンテナ12a〜12eと、DUP121と、アンテナ選択部724と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部752と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ12a〜12eは、アンテナ11からの距離がそれぞれ異なるように、アンテナ11の設置位置から、移動局70の進行方向に所定の距離ずらした位置に設置される。
アンテナ選択部724は、アンテナ12a〜12eのそれぞれについて、速度取得部151によって取得された速度と、アンテナ11との距離を式(1)に適用して遅延量Tを算出する。そして、アンテナ選択部724は、算出された遅延量Tが0以上で、かつ、最も小さいアンテナをアンテナ12a〜12eから選択する。そして、アンテナ選択部724は、選択したアンテナの受信している信号を受信品質測定部142へ出力し、選択したアンテナとアンテナ11の距離を遅延量決定部752に通知する。
遅延量決定部752は、速度取得部151によって取得された速度と、アンテナ選択部724から通知されたアンテナ間の距離を式(1)に適用して、受信品質を基地局2へ通知するタイミングを調整するための遅延量を決定し、遅延処理部153に出力する。
上述してきたように、本実施例では、受信品質を測定するためのアンテナを複数設け、移動速度に応じて最適なアンテナを選択することとしたので、移動速度に関わらず、アンテナ間の距離を最適化し、スループットを向上させることができる。
本実施例に係る適応変調方法を有効に機能させるには、受信品質を測定するためのアンテナと、データを受信するためのアンテナが進行方向に対して直線上に配置されていることが重要である。しかしながら、移動局が車両等に固定的に搭載されている場合、車両等が旋回している間は、進行方向は車両等の正面よりも内向きとなるため、アンテナの並びの方向と進行方向がずれてしまう。
このようにアンテナの並びの方向と進行方向にずれが生じると、進行方向側のアンテナの受信品質が、後方のアンテナの未来の受信品質を表しているとは必ずしも言えず、また、式(1)で算出される遅延量も最適な値ではなくなり、スループットが低下するおそれがある。そこで、本実施例では、車両等が旋回している場合でも、アンテナが進行方向に対して直線上に配置されるように移動局10を変形した例を示す。
図12は、本実施例に係る移動局80を搭載する車両1の旋回中の状態を示す図である。図12に示すように、移動局80においては、アンテナ11とアンテナ12は、アンテナ回動部825上に設置される。アンテナ回動部825は、軸825aを中心として任意の方向を向くことができるように構成されており、アンテナ11とアンテナ12を、車両1の進行方向と同一方向に並ばせる。
具体的には、アンテナ回動部825は、車両1が正面に対して角度yの方向に進行しているとすると、アンテナ11とアンテナ12が車両1の正面に対して角度yの向きで並ぶように回転する。このように、車両1の進行方向に合わせて、アンテナ11とアンテナ12の並ぶ方向を変更することにより、アンテナ11とアンテナ12を進行方向に対して常に直線上に配置させ、適応変調の精度を向上させることができる。
なお、車両1の進行方向は、車両1の前輪の向きxや、ハンドルを切った角度を変換して取得することとしてもよいし、車両1や移動局80に加速度センサを搭載して取得することとしてもよい。
図13は、本実施例に係る移動局80の構成を示す機能ブロック図である。図13に示すように、移動局80は、アンテナ11と、アンテナ12と、アンテナ回動部825と、進行方向取得部826と、角度決定部827と、DUP121と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部152と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ回動部825は、アンテナ11とアンテナ12が並ぶ向きを変化させる。進行方向取得部826は、移動局80の進行方向を示す情報を取得する。角度決定部827は、進行方向取得部826によって取得された情報に基づいて、アンテナ回動部825がどれだけの角度回転すれば、アンテナ11とアンテナ12を進行方向に対して直線上に配置されるかを算出し、算出結果をアンテナ回動部825に出力する。
上述してきたように、本実施例では、進行方向の変化に合わせて、アンテナ11とアンテナ12が並ぶ向きを変化させることとしたので、アンテナ11とアンテナ12を進行方向に対して常に直線上に配置させ、適応変調の精度を向上させることができる。
実施例8では、アンテナを進行方向に対して常に直線上に配置させるためにアンテナを回転移動させることとしたが、受信品質を測定するためのアンテナを、データを受信するためのアンテナからみた方向がそれぞれ異なるように複数設けることによっても同様の効果を得ることができる。そこで、本実施例では、受信品質を測定するためのアンテナを、データを受信するためのアンテナからみた方向がそれぞれ異なるように複数設ける場合の移動局10の変形例を示す。
図14は、本実施例に係る移動局90を搭載する車両1の旋回中の状態を示す図である。図14に示すように、移動局90においては、アンテナ11からみた方向がそれぞれ異なるようにアンテナ12a〜12eが設置される。そして、アンテナ12a〜12eのうち、アンテナ11からみた方向が、車両1の進行方向に最も近いものの受信品質を用いて適応変調がおこなわれる。
例えば、車両1が正面に対して角度yの方向に進行しているとすると、アンテナ11からみた角度が角度yに最も近いアンテナ12bの受信品質を用いて適応変調がおこなわれる。なお、車両1の進行方向は、車両1の前輪の向きxや、ハンドルを切った角度を変換して取得することとしてもよいし、車両1や移動局90に加速度センサを搭載して取得することとしてもよい。
図15は、本実施例に係る移動局90の構成を示す機能ブロック図である。図15に示すように、移動局90は、アンテナ11と、アンテナ12a〜12eと、アンテナ選択部924と、進行方向取得部826と、DUP121と、復調化/復号部131と、受信品質測定部142と、速度取得部151と、遅延量決定部152と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
アンテナ選択部924は、進行方向取得部826によって取得された情報に基づいて、アンテナ12a〜12eから、アンテナ11からみた方向が移動局90の進行方向に最も近いものを選択する。そして、アンテナ選択部924は、選択したアンテナの受信した信号を受信品質測定部142に出力する。なお、アンテナ12a〜12eとアンテナ11の距離がそれぞれ異なる場合は、アンテナ選択部924は、選択したアンテナとアンテナ11の距離を遅延量決定部152に通知する。
上述してきたように、本実施例では、進行方向の変化に合わせて、アンテナ12a〜12eのいずれかを選択することとしたので、受信品質を測定するためのアンテナとデータを受信するためのアンテナを進行方向に対して常に直線上に配置させ、適応変調の精度を向上させることができる。
実施例9では、移動局の進行方向を外部から取得してアンテナを選択する例を示したが、移動局が外部から進行方向に関するデータの供給を受けることなくアンテナを選択するように構成することもできる。そこで、本実施例では、外部から進行方向に関するデータの供給を受けることなくアンテナを選択するように移動局90を変形した例を示す。
図16は、本実施例に係る移動局100の構成を示す機能ブロック図である。図16に示すように、移動局100は、アンテナ11と、アンテナ12a〜12eと、アンテナ選択部1024と、DUP121と、復調化/復号部131と、相関算出部1055と、最大相関判定部1056と、受信品質測定部142と、遅延量決定部1052と、遅延処理部153と、受信品質情報生成部161と、符号化/変調部162とを有する。
相関算出部1055は、アンテナ11が受信する電波の強度と、アンテナ12a〜12eが受信する電波の強度の相関を算出する。具体的には、相関算出部1055は、パイロット信号等を基準として、アンテナ11が受信する電波の強度と、アンテナ12a〜12eが受信する電波の強度を測定する。そして、相関算出部1055は、アンテナ11が受信する電波の強度を所定の期間測定して得られた時間変化波形と、アンテナ12aが受信する電波の強度を所定の期間測定して得られた時間変化波形とをΔtずつ段階的に時間軸方向にずらしながら、相関を段階毎に算出する。また、相関算出部1055は、アンテナ12b〜12eが受信する電波の強度の時間変化波形についても、それぞれ、Δtずつ段階的に時間軸方向にずらしながら、アンテナ11が受信する電波の強度の時間変化波形との相関を段階毎に算出する。
最大相関判定部1056は、相関算出部1055によって算出された各相関を比較して、どの段階におけるどのアンテナの相関が最も高いかを判定し、相関が最も高い段階でのΔtの累計値を取得する。そして、最大相関判定部1056は、アンテナ12a〜12eの中のどれから最も高い相関が得られたかをアンテナ選択部1024に通知するとともに、相関が最も高い段階でのΔtの累計値を遅延量決定部1052へ出力する。
電波強度の時間変化波形の相関の一例を図17に示す。図17は、図14に示した場面における相関の一例を示しており、タイミング差tmaxにおいてアンテナ12bとの相関が最も大きくなっている。相関が最も高い段階でのタイミング差tmaxが、相関が最も高い段階でのΔtの累計値に相当する。この例の場合、最大相関判定部1056は、アンテナ選択部1024に対して、アンテナ12bに対応する信号を出力し、tmaxを遅延量決定部1052へ出力する。
アンテナ選択部1024は、アンテナ12a〜12eから、最大相関判定部1056によって通知されたものを選択する。そして、アンテナ選択部1024は、選択したアンテナの受信した信号を受信品質測定部142に出力する。なお、アンテナ12a〜12eとアンテナ11の距離がそれぞれ異なる場合は、アンテナ選択部1024は、選択したアンテナとアンテナ11の距離を遅延量決定部1052に通知する。
遅延量決定部1052は、入力されたΔtの累計値と、基地局2へ受信品質情報を送信してから対応する送信フォーマットのデータが届くまでの時間Dとを式(3)に適用して、遅延量Tを算出する。そして、遅延量決定部1052は、算出した遅延量Tを、遅延処理部153へ出力する。
上述してきたように、本実施例では、電波の強度の相関に基づいて、アンテナ12a〜12eのいずれかを選択することとしたので、外部から進行方向に関するデータの供給を受けることなく、進行方向に位置するアンテナを受信品質を測定するためのアンテナとして選択し、適応変調の精度を向上させることができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。なお、上記の各実施例に示した移動局の構成は、要旨を脱しない範囲で構成を種々に変更することができる。例えば、上記の各実施例に示した移動局の構成を、適宜組み合わせて移動局を構成することとしてもよい。
(付記1)離間して設けられた第1のアンテナと、第2のアンテナとを備えた移動局において、
該第1のアンテナが設けられた位置から該第2のアンテナが設けられた位置に向けた方向に該移動局が移動する場合に、基地局から該第2のアンテナを介して受信した無線信号の受信品質を測定する受信品質測定部と、
該受信品質測定部で測定した受信品質を前記基地局に通知する通知部と、
該通知部により通知された受信品質に基づいて適応変調制御を行う該基地局から送信され、前記第1のアンテナを介して受信した無線信号の受信処理を行う受信処理部と
を備えたことを特徴とする移動局。
(付記2)前記通知は、前記適応変調制御が行われるタイミングに合わせて、遅延して実行されることを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記3)前記受信処理は、前記移動局の移動により、前記受信品質が測定された際に前記第2のアンテナが位置していたエリアに、前記第1のアンテナが位置する際に行われることを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記4)該移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間から、該移動局と前記基地局の間で情報をやり取りするために要する時間を減算した値に基づいて、遅延時間を決定する遅延量決定部と、
前記受信品質測定部によって測定された受信品質が前記基地局に通知されるタイミングを前記遅延量決定部によって決定された遅延時間だけ遅延させる遅延処理部と
を備えたことを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記5)当該の移動局の移動速度を取得する移動速度取得部をさらに備え、
前記遅延量決定部は、前記移動速度取得部によって取得された移動速度と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離とに基づいて、当該の移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間を算出することを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記6)当該の無線通信端末装置の進行方向に前記第2のアンテナから所定の距離だけ離れた位置に設けられた第3のアンテナと、
前記第3のアンテナの受信品質を測定する第2の受信品質測定部と、
当該の無線通信端末装置の移動にともなって前記第1のアンテナが前記第3のアンテナの位置に達するまでの時間から、当該の無線通信端末装置と前記基地局の間で情報をやり取りするために要する時間を減算した値に基づいて、遅延時間を決定する第2の遅延量決定部と、
前記第2の受信品質測定部によって算出された受信品質が前記基地局に送信されるタイミングを前記第2の遅延量決定部によって決定された遅延時間だけ遅延させる第2の遅延処理部をさらに備え、
前記通知部は、前記遅延処理部によって送信タイミングが遅延された受信品質と、前記第2の遅延処理部によって送信タイミングが遅延された受信品質とを合成して前記基地局へ通知することを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記7)前記通知部は、前記遅延処理部によって送信タイミングが遅延された受信品質と、前記受信品質測定部によって測定され、送信タイミングが遅延されていない受信品質とを合成して前記基地局へ通知することを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記8)前記第1のアンテナの受信品質を測定する第2の受信品質測定部と、
前記第2の受信品質測定部によって測定された受信品質が前記基地局に送信されるタイミングを前記遅延量決定部によって決定された遅延時間だけ遅延させる第2の遅延処理部とをさらに備え、
前記通知部は、前記遅延処理部によって送信タイミングが遅延された受信品質と、前記受信品質測定部によって測定され、送信タイミングが遅延されていない受信品質と、前記第2の遅延処理部によって送信タイミングが遅延された受信品質と、前記第2の受信品質測定部によって測定され、送信タイミングが遅延されていない受信品質とを合成して前記基地局へ通知することを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記9)前記第1のアンテナの受信品質を測定する第2の受信品質測定部をさらに備え、
前記遅延量決定部は、前記受信品質測定部によって測定された受信品質と前記第2の受信品質測定部によって測定された受信品質の相関に基づいて、当該の移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間を求めることを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記10)前記遅延量決定部によって決定される遅延時間が、0以上、かつ、所定の閾値以下となるように前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離を変化させるアンテナ駆動部をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記11)複数のアンテナから、前記遅延量決定部によって決定される遅延時間が、0以上、かつ、最小となるアンテナを前記第2のアンテナとして選択するアンテナ選択部をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の移動局。
(付記12)前記第1のアンテナからみて前記第2のアンテナが当該の移動局の進行方向に位置するように、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナを回動させるアンテナ回動部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記13)複数のアンテナから、前記第1のアンテナからみて当該の移動局の進行方向に最も近いアンテナを前記第2のアンテナとして選択するアンテナ選択部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記14)複数のアンテナから、前記第1のアンテナと受信品質の相関が最も高いアンテナを前記第2のアンテナとして選択するアンテナ選択部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記15)基地局において、
離間して設けられた第1のアンテナと、第2のアンテナとを備えた移動局が該第1のアンテナが設けられた位置から該第2のアンテナが設けられた位置に向けた方向に移動する場合に、該移動局が該第2のアンテナを介して該基地局から受信した無線信号の受信品質の通知を受信する受信部と、
受信した該受信品質に基づいて送信信号について適応変調制御を行う適応変調制御部と、
該適応変調制御が行われた前記送信信号を前記移動局が前記第1のアンテナで受信可能なように送信する送信部と、
を備えたことを特徴とする基地局。
実施例1に係る適応変調方法を示す図である。 実施例1に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 基地局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例3に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 HSDPAでAMCを用いた場合のスループットのシミュレーション結果を示す図である。 実施例4に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例5に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 受信品質の時間変化波形の相関の一例を示す図である。 実施例6に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例7に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例8に係る移動局を搭載する車両の旋回中の状態を示す図である。 実施例8に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例9に係る移動局を搭載する車両の旋回中の状態を示す図である。 実施例9に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 実施例10に係る移動局の構成を示す機能ブロック図である。 電波強度の時間変化波形の相関の一例を示す図である。 フェージング環境の一例を示す図である。 適応変調の概要を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 基地局
21 アンテナ
22 DUP
23 復調化/復号部
24 送信フォーマット決定部
25 符号化/変調部
10、20、30、40、50、60、70、80、90、100 移動局
11、12、12a〜12e、13 アンテナ
121、322 デュプリケータ(DUP)
623 アンテナ駆動部
724、924、1024 アンテナ選択部
825 アンテナ回動部
825a 軸
826 進行方向取得部
827 角度決定部
131、331 復調化/復号部
142、243、441 受信品質測定部
151 速度取得部
152、252、452、552、652、752、1052 遅延量決定部
153、254、454 遅延処理部
555、1055 相関算出部
556、1056 最大相関判定部
161 受信品質情報生成部
162 符号化/変調部
261、461、561 重み決定部
262a〜262b、462a〜462d 演算部
271、371、471 受信品質合成部

Claims (8)

  1. 離間して設けられた第1のアンテナと、第2のアンテナとを備えた移動局において、
    該第1のアンテナが設けられた位置から該第2のアンテナが設けられた位置に向けた方向に該移動局が移動する場合に、基地局から該第2のアンテナを介して受信した無線信号の受信品質を測定する受信品質測定部と、
    該受信品質測定部で測定した受信品質を前記基地局に通知する通知部と、
    該通知部により通知された受信品質に基づいて適応変調制御を行う該基地局から送信され、前記第1のアンテナを介して受信した無線信号の受信処理を行う受信処理部と
    前記移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間から、該移動局と前記基地局の間で情報をやり取りするために要する時間を減算した値に基づいて、遅延時間を決定する遅延量決定部と、
    前記受信品質測定部によって測定された受信品質が前記基地局に通知されるタイミングを前記遅延量決定部によって決定された遅延時間だけ遅延させる遅延処理部と
    を備えたことを特徴とする移動局。
  2. 前記受信処理は、前記移動局の移動により、前記受信品質が測定された際に前記第2のアンテナが位置していたエリアに、前記第1のアンテナが位置する際に行われることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 当該の移動局の移動速度を取得する移動速度取得部をさらに備え、
    前記遅延量決定部は、前記移動速度取得部によって取得された移動速度と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離とに基づいて、当該の移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間を算出することを特徴とする請求項に記載の移動局。
  4. 前記第1のアンテナの受信品質を測定する第2の受信品質測定部をさらに備え、
    前記遅延量決定部は、前記受信品質測定部によって測定された受信品質と前記第2の受信品質測定部によって測定された受信品質の相関に基づいて、当該の移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間を求めることを特徴とする請求項に記載の移動局。
  5. 前記遅延量決定部によって決定される遅延時間が、0以上、かつ、所定の閾値以下となるように前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離を変化させるアンテナ駆動部をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の移動局。
  6. 複数のアンテナから、前記遅延量決定部によって決定される遅延時間が、0以上、かつ、最小となるアンテナを前記第2のアンテナとして選択するアンテナ選択部をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の移動局。
  7. 複数のアンテナから、前記第1のアンテナからみて当該の移動局の進行方向に最も近いアンテナを前記第2のアンテナとして選択するアンテナ選択部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  8. 基地局において、
    離間して設けられた第1のアンテナと、第2のアンテナとを備えた移動局が該第1のアンテナが設けられた位置から該第2のアンテナが設けられた位置に向けた方向に移動する場合に、該移動局が前記第1のアンテナと前記第2のアンテナの距離だけ進行方向に移動するのに要する時間から、該移動局と前記基地局の間で情報をやり取りするために要する時間を減算した値に基づいて決定された遅延時間だけ遅延されて送信された、該移動局が該第2のアンテナを介して該基地局から受信した無線信号の受信品質の通知を受信する受信部と、
    受信した該受信品質に基づいて送信信号について適応変調制御を行う適応変調制御部と、
    該適応変調制御が行われた前記送信信号を前記移動局が前記第1のアンテナで受信可能なように送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする基地局。
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