JP4763539B2 - 無線システム、無線送信機および無線受信機 - Google Patents

無線システム、無線送信機および無線受信機 Download PDF

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Description

本発明は無線通信を行う無線システム、無線送信機および無線受信機に関する。
近年、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)の技術をベースにしたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と呼ばれる無線通信方式が開発されている。HSDPAは、適応変調方式を使用して、移動端末の電波受信環境に応じて、基地局側で変調方式を切り替える無線システムである。
HSDPAでは、同一セル内の移動端末であっても受信状態の良好な移動端末に対しては、高速な変調方式に切り替えることで、高速ダウンリンクパケット伝送を実現する。なお、変調方式の切り替えだけでなく、受信状態の良好な移動端末には、優先的にパケット伝送を行ったりもする。
基地局が移動端末の受信環境を認識する場合、まず、既知である搬送周波数を持つパイロット信号(共通パイロット信号)を基地局から送出し、移動端末がパイロット信号を受信する。移動端末では、パイロット信号を受信したときの、現在の受信環境における伝搬環境(干渉量)を測定し、伝搬環境情報を基地局に通知する。
そして、基地局では、通知された伝搬環境情報にもとづいて、干渉量の良好な移動端末を選択し、選択した移動端末に対して、高速変調の送信フォーマットでデータチャネルを送信し、または優先的にデータチャネルの送信を行う。
なお、伝搬環境情報とは、具体的にはCQI(Channel Quality Indicator)のことで、これはパイロット信号に対するSIR(Signal-to-Interference Ratio(S/I):信号対干渉比)の値を1〜30の30個の情報に換算したものである。例えば、CQI=1は、SIRの最低値を表し、受信側において、最も受信品質レベルが悪く、CQI=30は、SIRの最高値を表し、受信側において、最も受信品質レベルが良いものとなる。図8はCQIと変調方式の対応関係を示す図である。CQIと送信フォーマット(ブロックサイズ、変調方式)との対応関係を示している。
一方、パイロット信号に関しては、パイロット信号はユーザ個別に送信するのではなく、ある1つのコードに割り当てて、ユーザ間で共有して使用される。これにより、周波数の有効利用が可能である。また、すべての移動端末で使用されるために、パイロット信号の送信電力及び拡散比は大きく設定されている。
従来技術としては、移動局がパイロット信号の受信品質を測定して、上り品質制御チャネルを用いて品質情報を基地局へ送信する場合に、基地局へ上り品質制御チャネルの設定中に、所定の間隔で基地局へ品質情報の送信を開始する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−199173号公報(段落番号〔0027〕〜〔0031〕,第1図)
ところが、移動端末において、受信品質が非常に良好な環境で、パイロット信号を使って干渉量を測ろうとすると、パイロット信号の送信電力及び拡散比が大きいため、位相雑音やフェージングによる信号点の変動が見えてしまい、CQIの判定ミスを犯してしまうといった問題があった。
図9はSIRのシミュレーション結果を示す図である。コンスタレーション上におけるサンプリングされた測定信号のシンボルを示している。なお、測定信号の本来のシンボルは矢印の先端にあるとする。
シミュレーション環境において、送信電力及び拡散比を小さくした測定信号(データチャネルに該当)の伝搬時には、位相雑音やフェージングの影響が小さいため、これらの要因によって生じる受信品質劣化も小さくなる。
このような測定信号を受信して、電圧値を測定すると、元の測定信号のシンボルに対して、振幅変動(原点からシンボルまでの距離の変動)及び位相変動(原点を基準にしたシンボルの回転の変動)も小さくなるので、測定信号に関する複数のサンプリング時刻のシンボルは、本来の測定信号のシンボルに密集した位置Saにプロットされることになり、大きな誤差は生じないことがわかる。
これに対し、送信電力及び拡散比を大きくした測定信号(パイロット信号に該当)の伝搬時には、位相雑音やフェージングの影響が大きいため、これらの要因によって生じる受信品質劣化も大きくなる。
このような測定信号を受信して、電圧値を測定すると、元の測定信号のシンボルに対して、振幅変動及び位相変動が大きくなるので、測定信号に関する複数のサンプリング時刻のシンボルは、原点から離れ、かつ位相的にも離散した位置Sbにプロットされることになり、大きな誤差が生じてしまうことがわかる。
図10はCQI−SIR変換テーブルを示す図である。縦軸はSIR(dB)、横軸はCQIである。曲線K1は、位相雑音なしの場合のSIRのシミュレーション結果であり、曲線K2は、位相雑音ありの場合のSIRのシミュレーション結果を示す。
位相雑音が生じない場合、曲線K1は、ほぼ直線に近い形状を保つが、位相雑音が発生すると、図9で上述したように誤差が発生するので、曲線形状が変化し、図10に示すように、CQI=22付近からSIRが下降して、曲線K2のような形状になってくる。
ここで、パイロット信号(曲線K2)のSIRを測定して26dBであったときのCQIは28となるが、SIRが26dBのときの実際のデータチャネル(曲線K1)のCQIは25となって、パイロット信号のSIR測定時のCQIと、データチャネルのSIR測定時のCQIとにずれが生じることがわかる。
すなわち、CQIは本来、データチャネルの受信状態を示す情報であるが、従来では、データチャネルの伝搬状態とは異なる、位相雑音やフェージングの影響を受けやすいパイロット信号にもとづいて、SIRを測定してCQIを判定しているので、実際のデータチャネルの受信状態とCQIとの対応関係にずれが生じてしまう問題があった。また、その結果、基地局から適切な送信フォーマットでデータチャネルを送信できなくなるため、スループット特性の劣化を引き起こすことになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、データチャネルのSIRとパイロット信号のSIRとの誤差が抑制されるようにパイロット信号を送信して無線伝送品質の向上を図った無線システムを提供することを目的とする。
記課題を解決するために、無線通信を行う無線システムが提供される。無線システムは、データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する基礎パイロット信号送出部と、前記データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、通知された前記伝搬環境情報の値から、受信機側での受信品質レベルを判断し、前記受信品質レベルが通常品質レベルと判断した場合は、前記データチャネルを送信し、前記受信品質レベルが高品質レベルと判断した場合は、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを含む特定無線信号を送信する無線送信部と、を有する無線送信機と、前記特定パイロット信号を検知しない場合は、前記基礎パイロット信号から信号対干渉比を測定し、前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号から信号対干渉比を測定して、測定結果に対応する前記伝搬環境情報を判定して前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部と、受信した前記データチャネルの受信処理を行うデータチャネル受信部と、を有する無線受信機とを備える。また、前記無線送信部は、通知された前記伝搬環境情報が、前記基礎パイロット信号の信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数である基礎パイロット信号関数曲線と、前記データチャネルの信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数であるデータチャネル関数曲線と、で不一致が生じる誤差発生範囲内に存在するか否かを判断し、前記誤差発生範囲内に存在しなければ、前記無線受信機の前記受信品質レベルは通常品質レベルと認識し、前記誤差発生範囲内に存在すれば、前記無線受信機の前記受信品質レベルは高品質レベルと認識する。
常な伝搬環境情報の判定を行って、無線伝送品質の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は無線システムの原理図である。第1の実施の形態の無線システム1は、無線送信機10(基地局に該当)と無線受信機20(移動端末に該当)を有する。
無線送信機10は、特定パイロット信号生成部11、データチャネル生成部12、無線送信部13を有する。特定パイロット信号生成部11は、データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する。データチャネル生成部12は、伝搬環境情報(以下、CQI)を受信して、CQIに対応する送信フォーマットでデータチャネルを生成する。無線送信部13は、特定パイロット信号とデータチャネルとを送信する。
無線受信機20は、CQI通知部21とデータチャネル受信部22とを有する。CQI通知部21は、特定パイロット信号を検知した場合は、特定パイロット信号の信号対干渉比(以下、SIR)を測定し、SIRに対応するCQIを生成して、無線送信機10へ通知する。データチャネル受信部22は、受信したデータチャネルの受信処理を行う。
図2は特定パイロット信号の伝送フォーマットを示す図である。無線送信部13において、特定パイロット信号P1の専用チャネルである特定パイロット信号専用チャネルCHpを設けて、データチャネルCHdと、特定パイロット信号専用チャネルCHpとを独立して送信するときのフォーマットを示している。
特定パイロット信号生成部11は、データチャネルCHdと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号P1を生成し、無線送信部13は、特定パイロット信号P1(特定パイロット信号専用チャネルCHp)とデータチャネルCHdとを送信する。
なお、データチャネルCHdの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ、通常のパイロット信号Pc(以下、基礎パイロット信号と呼ぶ)は、従来どおり無線送信機10から常に送出されていてもよいし、特定パイロット信号P1のみを使用するならば、送出を停止しても構わない。
無線受信機20のCQI通知部21では、特定パイロット信号P1を検知した場合は、特定パイロット信号P1を受信した現在の受信環境におけるSIRを測定し、測定したSIRに対応するCQIを無線送信機10へ通知する。
そして、無線送信機10は、通知されたCQIにもとづいて、適切な送信フォーマットを選択し(すなわち、図8を利用して、通知されたCQIに対応するブロックサイズや変調方式でデータチャネルCHdの送信フォーマットを作成)、選択した送信フォーマットでデータチャネルCHdを無線受信機20へ送信する。
図3は特定パイロット信号の伝送フォーマットを示す図である。無線送信部13において、データチャネルを時分割して特定パイロット信号P1を多重化し、1つのチャネルで特定パイロット信号とデータとを送信するときのフォーマットを示している。
以上説明したように、無線送信機10では、データチャネルと同じ送信電力及び同じ拡散比の特定パイロット信号P1を送信し、無線受信機20では特定パイロット信号P1の受信状態を測定してCQIを生成するので、実際のデータチャネルと同じ受信状態のCQIを判定することが可能になる。また、その結果、無線送信機10は、データチャネルの受信品質を的確に示すCQIを取得するので、無線送信機10からは、適切な送信フォーマットでデータチャネルを送信でき、CQIの誤差から生じていた従来のスループット特性の劣化を抑制することが可能になる。
次に第2の実施の形態の無線システムについて説明する。図4は第2の実施の形態の無線システムの構成を示す図である。無線システム2は、無線送信機30と無線受信機40を有する。
無線送信機30は、特定パイロット信号生成部31、データチャネル生成部32、無線送信部33、基礎パイロット信号送出部34を有する。基礎パイロット信号送出部34は、データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する。
特定パイロット信号生成部31は、データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する。データチャネル生成部32は、CQIを受信して、CQIに対応する送信フォーマットでデータチャネルを生成する。無線送信部33は、通知されたCQIの値から、無線受信機40側での受信品質レベルを判断し、受信品質レベルが通常品質レベルと判断した場合は、データチャネルを送信し、受信品質レベルが高品質レベルと判断した場合は、特定パイロット信号とデータチャネルとを含む特定無線信号を送信する。
無線受信機40は、CQI通知部41とデータチャネル受信部42とを有する。CQI通知部41は、特定パイロット信号を検知しない場合は、基礎パイロット信号からSIRを測定し、特定パイロット信号を検知した場合は、特定パイロット信号からSIRを測定して、測定結果に対応するCQIを判定して無線送信機30へ通知する。データチャネル受信部42は、受信したデータチャネルの受信処理を行う。
ここで、基礎パイロット信号のSIR(基礎SIR)と、基礎SIRに対応するCQI(基礎CQI)との関数である基礎パイロット信号関数曲線(曲線K2)と、データチャネルのSIR(データSIR)と、データSIRに対応するCQI(データCQI)との関数であるデータチャネル関数曲線(曲線K1)と、で不一致が生じる範囲を誤差発生範囲と呼ぶ。
すなわち、図10で示したCQI−SIR変換テーブルに対して、曲線K2(基礎パイロット信号)と、曲線K1(データチャネル)とで不一致を生じる境界点がCQI=22であり、CQI=23〜30までの範囲(SIR≒23dB〜32dBまでの範囲)が、基礎パイロット信号のSIRにもとづくCQIと、データチャネルのSIRにもとづくCQIとで誤差が生じてくる範囲(誤差発生範囲)である。
無線送信部33は、通知されたCQIが、誤差発生範囲内に存在するか否かを判断する。誤差発生範囲内にCQIが存在しなければ、無線受信機40の受信品質レベルは通常品質レベルと認識して、データチャネルを送信し、誤差発生範囲内にCQIが存在すれば、無線受信機40の受信品質レベルは高品質レベルと認識して、特定無線信号を送信する。
図5は無線システム2の動作フローを示す図である。
〔S1〕基礎パイロット信号送出部34は、データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を常時送出する。
〔S2〕CQI通知部41は、特定パイロット信号を検知せず、基礎パイロット信号を検知した場合は、基礎パイロット信号のSIRを測定し、測定結果にもとづいてCQIを判定し、判定したCQIを無線送信機30へ通知する。
〔S3〕無線送信部33は、通知されたCQIが、誤差発生範囲内に含まれるCQIか否かを判断する。CQIが誤差発生範囲内に含まれない場合はステップS4へいき、誤差発生範囲内に含まれる場合はステップS5へいく。
〔S4〕無線送信部33は、データチャネルを送信する。
〔S5〕無線送信部33は、データチャネルと特定パイロット信号を含む特定無線信号を送信する。
〔S6〕無線受信機40のCQI通知部41は、特定パイロット信号を検知するので、特定パイロット信号のSIRを測定し、測定結果にもとづいてCQIを判定し、判定したCQIを無線送信機30へ通知する。そして、ステップS3へ戻る。
上記のように、無線送信機30では、通知されたCQIが誤差発生範囲内になければ、パイロット信号のCQI−SIRの関数曲線と、データチャネルのCQI−SIRの関数曲線が一致するので、通知されたCQIに誤差がないものとみなして、無線送信部33はデータチャネルのみ送信する(特定パイロット信号は送信しない。また、無線受信機40は基礎パイロット信号にもとづきCQI判定を行う)。
一方、通知されたCQIが誤差発生範囲内にあれば、パイロット信号のCQI−SIRの関数曲線と、データチャネルのCQI−SIRの関数曲線が不一致となるので、通知されたCQIには誤差があるものとみなして、無線送信部33は特定無線信号(特定パイロット信号+データチャネル)を送信する。無線受信機40では、特定パイロット信号を検知することにより、特定パイロット信号からCQIを求めることになる。
ここで、無線送信機30が特定無線信号を送信しているときに、無線受信機40が特定パイロット信号からCQIを判定した値が23〜30の範囲にあった場合は、このCQIは、データチャネルのCQI−SIRの関数曲線(曲線K1)にもとづくCQIであるから誤差はなく(データチャネルの電力及び拡散比に等しい特定パイロット信号から求めたCQIなので誤差はない)、無線送信機30では受信側は高品質の受信状態とみなして、特定無線信号を継続して送信する。
また、特定無線信号(または基礎パイロット信号)の送信時に、通知されたCQIが1〜22の範囲にあった場合は、パイロット信号のCQI−SIRの関数曲線と、データチャネルのCQI−SIRの関数曲線とは一致することから、通常受信品質レベルとみなし、無線送信機30は、特定パイロット信号を送信する必要はないので、無線送信部33からはデータチャネルのみ送信する(基礎パイロット信号は常時送出されており、無線受信機40は基礎パイロット信号からCQI判定を行うことになる)。
このように、第2の実施の形態では、無線受信機40の受信品質に応じて、特定パイロット信号の送信切り替えを行うことにより、高い受信品質が不要の場合には、特定パイロット信号を送信しないので、無線電波の送信効率を向上することが可能になる。また、第1の実施の形態の効果と同様にして、実際のデータチャネルと同じ受信状態のCQIを判定することができ、その結果、無線送信機30からは、適切な送信フォーマットでデータチャネルを送信できるので、CQIの誤差から生じていた従来のスループット特性の劣化を抑制することが可能になる。
図6は特定無線信号の伝送フォーマットを示す図である。通知されたCQIが誤差発生範囲外にあるときの伝送フォーマットはフォーマットF0(通常時)となり、通知されたCQIが誤差範囲内にあるときの伝送フォーマットはフォーマットF1(高品質時)となる。
特定無線信号のフォーマットF1は、特定パイロット信号P1の専用チャネルである特定パイロット信号専用チャネルCHpを設けて、データチャネルCHdと、特定パイロット信号専用チャネルCHpとを独立して送信する。
図7は特定無線信号の伝送フォーマットを示す図である。通知されたCQIが誤差発生範囲外にあるときの伝送フォーマットはフォーマットF0(通常時)となり、通知されたCQIが誤差発生範囲内にあるときの伝送フォーマットはフォーマットF2(高品質時)となる。
特定無線信号のフォーマットF2は、データチャネルを時分割して特定パイロット信号P1を多重化し、1つのチャネルで特定パイロット信号と、データチャネルのデータとを送信する。
(付記1) 無線通信を行う無線システムにおいて、
データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを送信する無線送信部と、を有する無線送信機と、
前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号の信号対干渉比を測定し、前記信号対干渉比に対応する前記伝搬環境情報を判定して、前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部と、受信した前記データチャネルの受信処理を行うデータチャネル受信部と、を有する無線受信機と、
を備えたことを特徴とする無線システム。
(付記2) 前記無線送信部は、前記特定パイロット信号の専用チャネルを設けて、前記データチャネルと、特定パイロット信号専用チャネルとを独立して送信することを特徴とする付記1記載の無線システム。
(付記3) 前記無線送信部は、前記データチャネルを時分割して前記特定パイロット信号を多重化し、1つのチャネルで前記特定パイロット信号と前記データチャネルのデータとを送信することを特徴とする付記1記載の無線システム。
(付記4) 無線通信を行う無線システムにおいて、
データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する基礎パイロット信号送出部と、前記データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、通知された前記伝搬環境情報の値から、受信機側での受信品質レベルを判断し、前記受信品質レベルが通常品質レベルと判断した場合は、前記データチャネルを送信し、前記受信品質レベルが高品質レベルと判断した場合は、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを含む特定無線信号を送信する無線送信部と、を有する無線送信機と、
前記特定パイロット信号を検知しない場合は、前記基礎パイロット信号から信号対干渉比を測定し、前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号から信号対干渉比を測定して、測定結果に対応する前記伝搬環境情報を判定して前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部と、受信した前記データチャネルの受信処理を行うデータチャネル受信部と、を有する無線受信機と、
を備えたことを特徴とする無線システム。
(付記5) 前記無線送信部は、通知された前記伝搬環境情報が、前記基礎パイロット信号の信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数である基礎パイロット信号関数曲線と、前記データチャネルの信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数であるデータチャネル関数曲線と、で不一致が生じる誤差発生範囲内に存在するか否かを判断し、前記誤差発生範囲内に存在しなければ、前記無線受信機の前記受信品質レベルは通常品質レベルと認識し、前記誤差発生範囲内に存在すれば、前記無線受信機の前記受信品質レベルは高品質レベルと認識することを特徴とする付記4記載の無線システム。
(付記6) 前記無線送信部は、前記特定無線信号を送信する場合、前記特定パイロット信号の専用チャネルを設けて、前記データチャネルと、特定パイロット信号専用チャネルとを独立して送信することを特徴とする付記4記載の無線システム。
(付記7) 前記無線送信部は、前記特定無線信号を送信する場合、前記データチャネルを時分割して前記特定パイロット信号を多重化し、1つのチャネルで前記特定パイロット信号と前記データチャネルのデータとを送信することを特徴とする付記4記載の無線システム。
無線システムの原理図である。 特定パイロット信号の伝送フォーマットを示す図である。 特定パイロット信号の伝送フォーマットを示す図である。 第2の実施の形態の無線システムの構成を示す図である。 無線システムの動作フローを示す図である。 特定無線信号の伝送フォーマットを示す図である。 特定無線信号の伝送フォーマットを示す図である。 CQIと変調方式の対応関係を示す図である。 SIRのシミュレーション結果を示す図である。 CQI−SIR変換テーブルを示す図である。
符号の説明
1 無線システム
10 無線送信機
11 特定パイロット信号生成部
12 データチャネル生成部
13 無線送信部
20 無線受信機
21 伝搬環境情報通知部
22 データチャネル受信部

Claims (4)

  1. 無線通信を行う無線システムにおいて、
    データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する基礎パイロット信号送出部と、前記データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、通知された前記伝搬環境情報の値から、受信機側での受信品質レベルを判断し、前記受信品質レベルが通常品質レベルと判断した場合は、前記データチャネルを送信し、前記受信品質レベルが高品質レベルと判断した場合は、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを含む特定無線信号を送信する無線送信部と、を有する無線送信機と、
    前記特定パイロット信号を検知しない場合は、前記基礎パイロット信号から信号対干渉比を測定し、前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号から信号対干渉比を測定して、測定結果に対応する前記伝搬環境情報を判定して前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部と、受信した前記データチャネルの受信処理を行うデータチャネル受信部と、を有する無線受信機と、
    を備え、
    前記無線送信部は、通知された前記伝搬環境情報が、前記基礎パイロット信号の信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数である基礎パイロット信号関数曲線と、前記データチャネルの信号対干渉比及び前記信号対干渉比に対応する伝搬環境情報の関数であるデータチャネル関数曲線と、で不一致が生じる誤差発生範囲内に存在するか否かを判断し、前記誤差発生範囲内に存在しなければ、前記無線受信機の前記受信品質レベルは通常品質レベルと認識し、前記誤差発生範囲内に存在すれば、前記無線受信機の前記受信品質レベルは高品質レベルと認識する、
    ことを特徴とする無線システム。
  2. 無線送信機と無線受信機とが無線通信を行う無線システムにおいて、
    前記無線送信機は、
    データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する基礎パイロット信号送出部と、
    前記データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、
    伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、
    通知された前記伝搬環境情報の値が、前記基礎パイロット信号に対応する伝搬環境情報と前記データチャネルに対応する伝搬環境情報との誤差に基づく所定の値の範囲に属するか否かに応じて、前記データチャネルを送信し、又は、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを含む特定無線信号を送信する無線送信部と、を有し、
    前記無線受信機は、
    前記特定パイロット信号を検知しない場合は、前記基礎パイロット信号に基づく伝搬環境情報を前記無線送信機へ通知し、前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号に基づく伝搬環境情報を前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部と、
    受信した前記データチャネルの受信処理を行うデータチャネル受信部と、を有する、
    ことを特徴とする無線システム。
  3. データチャネルの電力及び拡散比よりも大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号を送出する基礎パイロット信号送出部と、
    前記データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を生成する特定パイロット信号生成部と、
    前記基礎パイロット信号又は前記特定パイロット信号に基づく伝搬環境情報を受信して、前記伝搬環境情報に対応する送信フォーマットで前記データチャネルを生成するデータチャネル生成部と、
    通知された前記伝搬環境情報の値が、前記基礎パイロット信号に対応する伝搬環境情報と前記データチャネルに対応する伝搬環境情報との誤差に基づく所定の値の範囲に属するか否かに応じて、前記データチャネルを送信し、又は、前記特定パイロット信号と前記データチャネルとを含む特定無線信号を送信する無線送信部と、
    を備えたことを特徴とする無線送信機。
  4. データチャネルと同じ電力及び同じ拡散比を持つ特定パイロット信号を検知しない場合は、前記データチャネルの電力及び拡散比よりも、大きな電力及び大きな拡散比を持つ基礎パイロット信号に基づく伝搬環境情報を無線送信機へ通知し、前記特定パイロット信号を検知した場合は、前記特定パイロット信号に基づく伝搬環境情報を前記無線送信機へ通知する伝搬環境情報通知部を備え、
    前記特定パイロット信号は、前記無線送信機に通知された伝搬環境情報の値が、前記基礎パイロット信号に対応する伝搬環境情報と前記データチャネルに対応する伝搬環境情報との誤差に基づく所定の値の範囲に属する場合に前記無線送信機から送信され、前記所定の値の範囲に属さない場合には前記無線送信機から送信されない信号である、
    ことを特徴とする無線受信機。
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