JP4541165B2 - 無線通信システム及び送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のアンテナを備え、各アンテナから異なる無線信号を送信可能な送信装置を備えた無線通信システム及び当該送信装置に関する。
複数のアンテナから並列に、異なるデータを同じ周波数帯域(更には、同じ拡散コード)を用いて送信することで、トータルとして伝送速度(伝送容量)を向上させることができる通信方式として、MIMO(Multi Input and Multi Output)通信方式がある。MIMO通信方式は、複数の送信アンテナから並列して複数のデータが送信され、それぞれ様々な通信路を通り合成された信号が複数の受信アンテナで受信される。図7は、MIMO通信方式の概要を示す図である。図7は、i本の送信アンテナ500とj本の受信アンテナ510で構成されるMIMO通信システムにおいて、送信アンテナ500から受信アンテナ510へ複数のデータ(x〜x)が送信され、各アンテナでは、それぞれこれらのデータ(x〜x)が合成された信号であるy〜yが得られる様子を示している。
尚、各アンテナからの送信信号を送信ベクトルxと表記し、各アンテナにおける受信信号を受信ベクトルyと表記し、無線伝播路の状態をチャネル行列H、雑音ベクトルをnと表記すると、y=Hx+nという関係がある。
図7に示すようなMIMO通信では、複数のアンテナから送信され合成された信号を受信する受信側の機器は、優れた無線特性を得るために最尤復号方式であるMLD(Maximum Likelihood Detection)という手法を利用する。これにより、受信側の機器は、合成された信号を分離し必要なデータを検出する。MLDは、送信側が送信し得る全ての送信データパターンの組み合わせについて、そのように送信されたとした場合に、得られるであろう受信信号がどれだけ実際の受信信号に近いか(最も尤度が大きい)かを判定することで、データパターンを検出する方法である(図8参照)。しかし、MLDでは例えば、1シンボルで4ビットのデータを送るデジタル変調方式である16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で送信アンテナ4本から信号が送信される場合、65536(=1
)通りの膨大なデータパターンの尤度を求める必要がある。この場合に、受信側の機器は、この膨大なデータパターンの中から最大の尤度を持つデータパターンを検出することになる。このようにMIMO通信方式は、データ検出のために膨大な処理量が必要となる。
このような問題を解決するための方式として、送信側の機器において図9(B)に示すPre−Rakeなどが用いられる。このPre−Rakeに代表される方式は、送信側の信号処理によって受信側の処理を低減させる方式である。例えば、図9には、通常のCDMA(Code Division Multiple Access)による無線通信(図9(A))と、Pre−
Rakeを用いたCDMAによる無線通信(図9(B))とを示している。図9(A)で示す通常のCDMAによる無線通信では、受信側で伝搬路情報に基づいた信号処理(チャネル補償)によりデータ検出が行われる。一方、図9(B)で示すPre−Rakeを用いた場合には、信号を送信する前に、信号の伝搬路情報に基づいて予め信号処理が施される。
Pre−Rake方式では、例えば、図10(A)に示すような伝搬環境(図10(A)に示すパス1及びパス2が存在する環境)であった場合に、通常受信側でその伝搬環境に応じたチャネル補償を行うところ、送信側で受信側と等価なチャネル補償処理を行うの
である。
例えば、図10(B)に示すような重み付け合成(Rake作成)部によって各伝搬環境の重み係数が送信信号についてそれぞれ掛け合わされる。これにより、受信側の信号処理を軽減させることができる。
このような、MIMO通信方式において送信側で伝搬路の情報を利用した信号処理を施すことにより、チャンネル容量を増大させる手法として、非特許文献1に示す技術が提案されている。
つまり、MIMO通信方式においては、優れた無線特性を得るために膨大な処理量を必要とするMLD受信機を用いた手法、及び、送信側で予め伝搬路を考慮した信号処理を行うことによって軽い処理量ですむ簡易な受信機を用いた手法などが提案されている。
しかし、MIMO通信を行う基地局では、上記MLD受信機又は簡易受信機を使い分けたい場合がある。このような場合に、上記手法を共存させる手法が存在しない。
星田、"基地局でのウエイト一括制御を用いたMTMRアレイシステムの送受信機の構成に関する検討", 2002年電子情報通信学会総合大会, B-5-54.
本発明の目的は、受信機の構成に応じて無線信号の送信方法を適切に切り替えることができる無線通信システムを提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、複数のアンテナを有し、これらアンテナからそれぞれ異なる無線信号を送信可能な送信装置と、少なくとも1つのアンテナを有し、上記送信装置により送信された無線信号を受信する受信装置を備える無線通信システムについてのものである。本発明では、上記受信装置は、当該受信装置の構成に関する構成情報を上記送信装置へ送信する情報送信部を備え、上記送信装置は、上記受信装置から受信した上記構成情報に対応する送信方法により、上記無線信号を送信する送信部を備える。
本発明では、受信装置の構成情報が送信装置へ通知され、当該送信装置は、通知された構成情報に基づいた送信方法により、無線信号を送信する。
従って、本発明によれば、受信装置の構成に応じて、適宜、送信装置における送信方法を変更することができる。
また、本発明は、上記構成情報には、受信装置が有するアンテナ数情報が含まれており、上記送信部は、上記構成情報に含まれるアンテナ数情報に基づいて送信方法を決定する。
従って、本発明によれば、受信装置のアンテナ数情報に応じて、送信装置における送信方法を変更することが可能となる。
また、本発明は、上記受信装置が、受信した無線信号からこの無線信号が伝搬される環境に対応する伝搬路情報を含んだ伝搬特性情報を抽出する抽出部をさらに備え、上記情報送信部が、上記構成情報と、上記伝搬特性情報とを送信し、送信装置が、受信装置から受信した伝搬特性情報から、上記伝搬路情報を検出する検出部と、検出された伝搬路情報と
上記構成情報に含まれるアンテナ数情報とに基づいて、送信信号を変換する変換部とをさらに備え、上記送信部は、変換された送信信号に対応する無線信号を送信する。
本発明では、受信装置が伝搬特性情報と当該受信装置の構成情報を送信装置へ通知する。そして、送信装置は、通知された伝搬特性情報から伝搬路情報を検出する。さらに、送信装置は、検出された伝搬路情報と当該受信装置のアンテナ数情報に基づいて、当該受信装置がアンテナ数情報に応じた無線信号のみを受信できるよう、送信信号を変換し、送信する。
従って、本発明によれば、受信装置のアンテナ数情報及び伝搬路情報との両方を加味し、高度な復調機能を有しない受信装置であって、当該受信装置のアンテナ数情報に応じた送信方法を決定することができる。
なお、本発明は、以上の何れかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であってもよい。
本発明によれば、受信機の構成に応じて無線信号の送信方法を適切に切り替えることができる無線通信システムを実現することが可能となる。
〔実施の形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係るMIMO通信システムの実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈装置構成〉
図1は、本発明によるMIMO通信システムの実施形態におけるハードウェア(H/W)概略構成を示す図である。以下に、本発明の実施形態におけるH/W構成の概略について図1を用いて説明する。
本実施形態におけるMIMO通信システムは、例として、送信機11と複数の受信機21、22及び23とによって構成される。送信機11は例として4本のアンテナ素子10を持ち、受信機21は1本のアンテナ素子200を、受信機22は1本のアンテナ素子201を、受信機23は2本のアンテナ素子203をそれぞれ持つ。
送信機11のアンテナ素子10から送信される信号は、各アンテナ素子201、202及び203によって受信され、それぞれの受信器21、22、23によってデータ検出される。また、受信機21、22及び23の信号処理によって、それぞれのアンテナで受信された信号の伝搬特性情報がそれぞれ特定される(図1に示す(2))。そして、その伝搬特性情報及び受信機の構成情報(図1に示す(1))が、例えば専用のアンテナ(図示せず)を使って、送信機11に送信される。もちろん、図示したアンテナを用いることもできる。伝搬特性情報とは、送信アンテナ10のそれぞれから各受信アンテナ200、201、202及び203のそれぞれに信号が伝搬される間の伝搬路の特性情報である。また、受信機の構成情報には、受信機の数、各受信機が有するアンテナ素子の数、各受信機の復調方式、及び受信機の性能(処理速度、信号処理の高度性)などについての情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
受信機の構成情報及び伝搬特性情報を受信した送信機11は、それらの情報に基づいて、送信信号に信号処理を施した後、その信号を受信機21、22及び23へ送信する。な
お、本実施形態では説明を分かりやすくするため、送信機及び受信機とに分け、一方向のみの無線通信について示しているが、各機器がそれぞれ受信機能及び送信機能両方を持ち、双方向通信をするようにしてもよい。
また、本実施形態におけるMIMO通信システムでは、図1及び2に示すようなアンテナ数を持つ受信機21、22及び23を例示しているが、これはあくまで例示であり、4本のアンテナを持つ1台の受信機であってもよいし、2本のアンテナを持つ2台の受信機
であってもよい。すなわち、本実施形態におけるMIMO通信システムは、受信機及び送信機の構成を限定するものではない。
〈システム原理〉
次に、上記のようなH/W構成を持つ本実施形態におけるMIMO通信システムにおける原理について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態におけるMIMO通信システムの原理を示す図である。
本実施形態におけるMIMO通信システムは、例えば、受信機が持つアンテナ数に応じて送信側で予め信号処理を施す。送信機11は、各受信機21、22及び23が持つ受信アンテナの本数に応じた数以内のデータシンボル系列が各受信機に到達するように信号処理を施し、送信する。すなわち、送信機11は、1本のアンテナを持つ受信機21及び22へは、当該受信機あての1つのシンボルデータ系列がそれぞれ到着するように、伝搬特性情報に応じて信号処理を行い、送信する。また、送信機11は、2本のアンテナを持つ受信機23へは、受信機23自身のシンボルデータとして、各アンテナに、2以内のシンボル系列(アンテナ2本分のデータ)が到着するように信号処理を行い送信する。例えば、第1アンテナ、第2アンテナの双方に第1、第2シンボル系列が到着するようにしたり、第1アンテナには第1シンボル系列が到着し、第2アンテナには第2シンボル系列が到着するようにするようにしてもよい。
ここで、送信機11による当該信号処理の原理について説明する。
まず、送信機11から送出された信号は、送信機11と各受信機21、22及び23との間のそれぞれのチャネルの伝搬環境によって影響される。また、MIMO通信システムでは、複数の送信アンテナから複数のデータが送信されるため、送出された信号は、様々な通信路を通り、他のアンテナから送出された信号と合成された形で、各受信アンテナにおいて受信される。従って、このチャネルの伝搬環境を数値化した場合、送信機の持つアンテナ数と受信機の持つアンテナ数とに応じた行列により表すことができる。
すなわち、本実施形態におけるMIMO通信システムでは、4本の送信アンテナiから
4本の受信アンテナjへの伝搬路の伝搬特性をhijで表わすことにより、チャネルの伝搬環境を、式(1.1)の行列H(以降、伝搬路行列Hと呼ぶ)として表わすことができる。
そして、送信信号及び受信信号をそれぞれベクトルで表わすと、送信信号ベクトルxと受信信号ベクトルyとは、式(1.2)のように表すことができる。
Figure 0004541165
ここで、nは各受信アンテナの雑音ベクトルである。
受信機21、22及び23で受信される信号ベクトルが式(1.2)で表されることから、送信機11は、受信機21、22及び23が持つ受信アンテナの本数に応じたデータシンボル系列が各受信機に到着するようにするために、以下の処理を行う。すなわち、送信機11は、以下の式(1.3)を満足する4行4列の行列G(以降、変数変換行列Gと呼ぶ)を送信シンボルデータに掛ける処理を行う。
Figure 0004541165
この変換を行った信号を送信することにより、受信アンテナ1本の受信機21及び22では自分宛の1つのデータ系列を受信し、アンテナ2本の受信機23では2つのデータ系列を並行して受信することになる。ここで、fijは適当な複素数である。すなわち、変換前のシンボルデータベクトルをxとして、受信データベクトルyは式(1.4)のような計算式で表されることができる。
Figure 0004541165
式(1.4)に示す行列Fからも分かるように、変数変換行列Gを掛けることにより、受信機21は、要素f11のみに影響される信号、すなわち、他のアンテナから送信された信号の合成を考慮することなく、送信アンテナ1から送信され受信機11により受信すべき信号のみを考慮すればよい。即ち、自己のアンテナで信号を受信した段階で、既に、他のアンテナからの送信信号の影響を抑圧することができているのである。
受信機22も同様である。受信機23は、自己のアンテナで信号を受信した段階で、既に、他のアンテナからの送信信号の影響は抑圧されているので、要素f33、f34、f43、及びf44に影響される信号、すなわち、受信機23が有する2本のアンテナで受信される信号を考慮すればよい。
〈機能構成〉
次に、本実施形態におけるMIMO通信システムにおける各機器の機能について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態におけるMIMO通信システムの機能構成を示す図である。図3に示す各機能部により、先に述べた本システムの原理が実現される。図3には、図1に示す送信機11及び受信機23が図示されている。図3に図示されていない受信機21及び22については、接続されるアンテナの数が1本であること、及び高度な復調機能(以下に示す信号分離機能)がないこと以外については、受信機23と同様の構成を持つ。
まず、送信機11の機能構成について以下に説明する。送信機11は、変数変換部111(本発明の送信部及び変換部に相当)、信号分離部112、送信処理部113、アンテナ素子10、アンテナ素子100、受信処理部114、及び伝搬特性情報/受信機構成情報検出部115(本発明の検出部に相当)から構成される。
〈〈変数変換部111〉〉
変数変換部111は、伝搬特性情報/受信機構成情報検出部115から入力された伝搬特性情報及び受信機構成情報に基づき、式(1.3)を満たす変数変換行列Gを求める(更新する)。この変数変換部111による変数変換行列Gの求め方については、〈動作例〉の項で詳細に説明する。
変数変換部111は、データの送信要求があった場合に当該送信シンボルデータにこの変数変換行列Gを掛け合わせ、掛け併せた後の送信シンボルデータを信号分離部112へ出力する。
〈〈信号分離部112〉〉
信号分離部112は、変数変換部111から入力されるシリアルに並ぶ送信シンボルデータ信号を、送信すべきアンテナ毎にパラレルに分離し、各アンテナ素子10から送信するため送信処理部113へ出力する。信号分離部112は、信号を分離するにあたって、変数変換部111から入力される送信シンボルデータ信号により送信すべきアンテナを決定する。この送信アンテナの決定は、変数変換部111により変換された送信信号に基づいて決定される。
〈〈送信処理部113〉〉
送信処理部113は、信号分離部112から入力される送信信号に対し変調処理を施した高周波信号をアンテナ素子10へ出力する。同時に、送信処理部113は、受信機23に伝搬路特性を推定させるために、それぞれ信号パターンが直交する、異なる複数の既知信号(以降、伝搬特性推定用信号)を送信する。なお、本実施形態の送信処理部113は、アンテナ素子10毎に分けた形で構成されているが、1つにまとめた形として動作させるようにしてもよい。
〈〈アンテナ素子10〉〉
アンテナ素子10は、送信処理部113から出力される高周波信号を、受信機23へ送信するアンテナである。後述するが、デュプレクサ等を用いて、送受共用アンテナとすることもできる。
〈〈アンテナ素子100〉〉
アンテナ素子100は、受信機23のアンテナ素子200から送信される高周波信号を受信するアンテナである。アンテナ素子100によって受信された高周波信号は、受信処理部114に出力される。
〈〈受信処理部114〉〉
受信処理部114は、アンテナ素子100から入力された高周波信号に増幅処理等を施すことにより、受信信号を得る。受信処理部114はその受信信号を、伝搬特性情報/受信機構成情報検出部115へ出力する。
〈〈伝搬特性情報/受信機構成情報検出部115〉〉
伝搬特性情報/受信機構成情報検出部115は、入力された受信信号(各受信機から受信した受信信号)から、伝搬特性情報、及び受信機構成情報のデータを検出する。検出された伝搬特性情報及び受信機構成情報を変数変換部111へ出力する。なお、伝搬特性情報及び受信機構成情報は、受信機23によって検出、生成される。尚、受信機構成情報は、上位装置側から所得するようにしてもよい。例えば、HLR(ホームロケーションレジスタ)に格納しておき、必要時にダウンロードするのである。その際、端末ID等を用いて各端末の構成を区別すればよい。
次に、受信機23の機能構成について以下に説明する。受信機23は、アンテナ素子203、受信処理部231、伝搬特性推定部232(本発明の抽出部に相当)、信号分離及びデータ検出部233、伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234、送信処理部235(本発明の情報送信部に相当)、及びアンテナ素子200から構成される。
〈〈アンテナ素子203〉〉
アンテナ素子203は、送信機11のアンテナ素子10から送信された信号を受信するアンテナである。アンテナ素子203によって受信された高周波信号は、受信処理部231に出力される。後述するように、アンテナ100同様送受信共用としてもよい。
〈〈受信処理部231〉〉
受信処理部231は、アンテナ素子203から入力される高周波信号に増幅処理等を施すことにより、受信信号を得る。受信信号は、信号分離・データ検出部233及び伝搬特性推定部232へ出力される。
〈〈伝搬特性推定部232〉〉
伝搬特性推定部232は、入力された受信信号から、既知信号等を用いてアンテナ素子10とアンテナ素子203との間の伝搬路における伝搬路行列Hを求め、また、送信機11の変数変換部111によって送信信号に掛け合わされた変数変換行列Gが掛け合わされた形となる伝搬特性行列F(=HG)で表わされる伝搬特性情報を推定する。本実施形態では、伝搬特性行列Fは式(1.4)で表される行列であり、この推定値によって伝搬路が変化してもそれに合わせて変数変換行列Gを更新することができることとなる。また、この伝搬特性情報は、受信機23における伝搬特性推定部232では、式(1.4)に示す伝搬特性行列Fの行列要素f33、f34、f43、及びf44となる。なお、図示しない受信機21及び22では、式(1.4)に示す伝搬特性行列Fの行列要素f11及びf22が推定される。
そして、伝搬特性推定部232は、この伝搬特性情報を信号分離・データ検出部233へ出力する。この伝搬路行列Hは、受信側の各アンテナ素子に応じて伝搬路が異なることからも、当然に受信されるアンテナ素子毎に変わってくる。従って、伝搬特性推定部232は、アンテナ素子203毎にそれぞれ用意され、それぞれのアンテナで受信される信号
から伝搬特性情報を推定する。伝搬特性推定部232による伝搬特性情報の推定については、〈動作例〉の項で詳細に説明する。
〈〈信号分離及びデータ検出部233〉〉
信号分離及びデータ検出部233は、伝搬特性推定部232から入力された伝搬特性情報(式(1.4)に示す行列要素f33、f34、f43、及びf44)を用いて、受信信号の信号分離をMIMO方式に基づいて行い(以降、信号分離機能と呼ぶ)、受信データを検出する。なお、受信データを検出するにあたり、MLD等を用いるようにしてもよい。
また、図示していない受信機21及び22については、送信機11により自己の受信機で受信すべき信号のみ受信するよう、送信側で信号処理が施されていることにより、当該信号分離機能はなくてもよい。
〈〈伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234〉〉
伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234は、自装置の受信機構成情報を生成(例えば不図示のメモリに記憶しておき、読み出して生成)し、伝搬特性推定部232によって推定された伝搬特性情報とともに、送信機11へ伝送するための送信データを生成する。本実施形態では、この受信機構成情報には受信機23(他の受信機も同様)が持つアンテナの数情報を含むものとする。
〈〈送信処理部235〉〉
送信処理部235は、伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234から入力される伝搬特性情報及び受信機構成情報を含む送信データをシグナリングなどを利用して、送信機11へ送信するべく、当該送信信号に対し変調処理を施し、高周波信号をアンテナ素子200へ出力する。同時に、送信処理部235は、送信機11に伝搬路特性を推定させるために、信号パターンが直交する伝搬特性推定用信号を送信する。
なお、この伝搬特性推定用の既知信号は、データに対して時間的に分離する方法、CDMAを利用し拡散符号で分離する方法、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を利用しサブキャリア周波数で分離する方法、及びこれらの分離方法を組み合わせた方法などが利用され、実際の送信データとは区別される形で伝送されるようにしてもよい。
〈〈アンテナ素子200〉〉
アンテナ素子200は、送信処理部235から出力される高周波信号を、送信機11へ送信するアンテナである。
〈受信機構成情報〉
次に、各受信機21−23から送信機11へ通知される受信機構成情報について以下に説明する。
受信機構成情報として、本実施形態では受信機毎のアンテナ数が利用される例を示した。その他の例として、受信機構成情報を以下のようにカテゴリ分けすることも可能である。また、下記の各分類を組み合わせてカテゴリ分けすることも可能である。
(分類1)受信機が有するアンテナ数に応じたカテゴリ分け。
(分類2)受信機が有する復調方式に応じたカテゴリ分け。ここでいう復調方式とは、例えば、上述した信号分離機能が挙げられる。送信機から送信された無線信号が当該送信
機の有する他のアンテナより送信された無線信号と合成され受信された信号を復調できる受信機か、他のアンテナより送信された無線信号と合成されないよう分離された形で受信された信号のみ復調できる受信機か、又は一部分離されており、他の受信アンテナで受信される信号を使うことによって復調できる受信機かというふうにカテゴリを分けた場合が考えられる。この場合における送信機11の動作については、〈〈受信機の構成に合わせた変数変換行列Gの生成〉〉項で詳細に説明する。
(分類3)受信機が有するデータ識別方式に応じたカテゴリ分け。例えば、MLDかMMSE(Minimum Mean Square Error)かによってカテゴリを分けた場合が考えられる。
〈動作例〉
〈〈伝搬特性推定部232による伝搬特性情報の推定〉〉
伝搬特性推定部232は、受信された信号から伝搬特性情報を推定する。この伝搬特性情報は、式(1.4)で表される、伝搬路環境を反映する伝搬路行列Hと送信機11により掛け合わされた変数変換行列Gとから構成される伝搬特性行列Fの要素として、以下のような方法により推定される。
伝搬特性推定部232は、送信機11から既知信号である伝搬特性推定用信号を用いて、当該伝搬特性情報を推定する。すなわち、伝搬特性推定部232は、式(1.4)に示す行列要素f33、f34、f43、及びf44を推定する。
伝搬特性推定用信号には、信号パターンが直交する既知信号であるデータパターン(1,1,1,1)、(1,―1,1,―1)、(1,1,―1,―1)、及び(1,―1,―1,1)が使用される。尚、各データパターンは各送信アンテナからそれぞれ送信される。そして、好ましくは、送信機において各受信機の各受信アンテナと送信機の送信アンテナ間の伝搬路(H)を推定すべく、受信機の各受信アンテナから直交する既知信号を送信し、送信機の送信アンテナで受信もする。
括弧内の左の要素から1シンボル目のデータ、2シンボル目のデータ、3シンボル目のデータ、及び4シンボル目のデータを示す。この伝搬特性推定用信号を受信した受信機23において、2本の受信アンテナのうちの一方で受信されるデータは、式(2.1)、及び式(2.2)のy1,1、及びy1,2のように表される。y1,1は1シンボル目の受信データを示し、y1,2は2シンボル目の受信データを示す。これにより、受信機23の伝搬特性推定部232は、2つのシンボルを加算してf33を、減算してf34を推定する。なお、ここではf33 及びf34を推定するにあたって1シンボル目のデータと
2シンボル目のデータしか利用していないが、3シンボル目のデータと4シンボル目のデータを利用するようにしてもよいのは言うまでもない。
もう一方の受信アンテナで受信されるデータy2,1及びy2,2についても同様に処理し、f43及びf44を推定する。
Figure 0004541165
なお、この伝搬特性推定用の既知信号は、データに対して時間的に分離する方法、CDMA(Code Division Multiple Access)を利用し拡散符号で分離する方法、OFDM(O
rthogonal Frequency Division Multiplexing)を利用しサブキャリア周波数で分離する
方法、及びこれらの分離方法を組み合わせた方法などが利用され、実際の送信データとは区別される形で伝送されるようにしてもよい。
〈〈変数変換部111による変数変換行列Gの生成〉〉
伝搬路環境は刻々と変化しているため、当該変数変換行列Gもその伝搬路環境の変化に合わせたものを使わなければ、無線特性の高い通信を行うことはできない。そこで、次に、変数変換部111が、最新の伝搬路環境を反映した変数変換行列Gをいかに求めるかについて以下に説明する。
まず、変数変換部111は、各受信機21、22、23から送信機11へ伝送される伝搬特性情報を利用して、最新の伝搬路行列Hを求める。すなわち、各受信機21、22、23より伝送された伝搬特性情報(f11、f22、f33、f34、f43、及びf44)が、変数変換部111が前回送信データに掛け合わせた変数変換行列G、及びそのときの伝搬路環境を反映した伝搬路行列Hからなることから(F=HG)、変数変換部111は、この伝搬特性行列Fに対応する、前回利用した変数変換行列Gを利用することにより、伝搬路行列Hを求めるのである。そして、変数変換部111は、求めた当該伝搬路行列Hから、受信した最新の伝搬特性情報Fと、式(1.3)を利用して、新たな変数変換行列Gを求める。
また、受信機から送信機への伝搬特性情報及び受信機構成情報のフィードバックにあたり、送信処理部235がTDD(Time Division Duplex)を利用する場合には、各受信機から異なる直交する既知信号(伝搬特性推定用信号)を送信するようにしてもよい。これにより、変数変換部111は、この伝搬特性推定用信号を利用して、伝搬路行列Hを推定し、それより変数変換行列Gを求める。即ち、適当な伝搬特性情報F(例えば、図3のように、一部の要素(例えば1とする)を除いて他の要素を0とする)として、式(1.3)を利用して変数変換行列Gを求め、送信信号の変換に利用することができる。
尚、変数変換行列Gの最初の設定は、例えば、同一周波数を使用するTDD方式を採用する場合等には、送信機において各受信機の各受信アンテナと送信機の送信アンテナ間の伝搬路を推定することで行うことができる。
要するに、受信機の各受信アンテナから直交する既知信号を送信し、送信機の送信アンテナで受信し、伝搬路行列Hを推定する。TDD方式であれば、双方向とも同様の伝播路と見なせるから、この推定した伝搬路行列Hと、適当な伝搬特性情報F(例えば、図3のように、一部の要素(例えば1とする)を除いて他の要素を0とする)として、変数変換行列Gを求め、送信信号の変換に利用することができる。その際、もちろん、受信機構成情報も用いることが望ましい。
〈〈受信機の構成に合わせた変数変換行列Gの生成〉〉
上述のように、受信機構成情報(例えばアンテナ数)を送信機11にフィードバックすることにより、送信機11の変数変換部111は、当該受信機構成情報に対応させた変数変換行列Gを求める。
ここでは、先に述べた受信機構成情報の(分類2)における受信機の復調方式に合わせ、送信機11の変数変換部111が変数変換行列Gを求める動作の例を以下に示す。すなわち、図1及び2に示す本実施形態におけるMIMO通信システムにおける受信機の構成とは異なる場合の、送信機の動作について以下に説明する。
(第一の構成)
本実施形態におけるMIMO通信システムでは、2本のアンテナを持つ受信機23は信号分離・データ検出部233に上述の信号分離機能を持つ構成としていた。ここで述べる第一の構成は、他のアンテナより送信された無線信号と合成されないよう分離された形で受信された信号のみ復調できる受信機で構成される場合である。
この場合には、受信機23の伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234では、当該受信機が上記のような復調方式を持つというカテゴリ情報を受信機構成情報に含めるようにする。そして、変数変換部111は、当該カテゴリ情報に基づき、以下に示す変数変換行列Gを求めるようにする。そして、変数変換部111は、この変数変換行列Gを送信データに掛け合わせ、送信することにより、各受信機ではアンテナ毎にデータ検出を行えばよい。
本発明に係るMIMO通信システムを構成する送信機は、このような簡易な受信機が存在していた場合にも対応することができる。
Figure 0004541165
(第二の構成)
第二の構成は、4本のアンテナを有する1台の受信機であって、以下のような復調方式を持つ受信機の場合である。第二の構成における受信機は、当該受信機がアンテナ毎に所定の順番を設け、その順番により当該アンテナが受信した信号に対してデータ検出を行い、そのデータ検出にあたり先の順番のデータ検出結果を利用することで、簡易な復調を可能とする。
この場合には、受信機23の伝搬特性情報/受信機構成情報生成部234では、受信機構成情報に上記のような復調方式を採るといった情報を含めるようにする。そして、変数変換部111は、当該情報に基づき、式(1.6)に示す変数変換行列Gを求める。そして、変数変換部111は、この変数変換行列Gを送信データに掛け合わせ、送信することにより、受信機では当該所定の順番でアンテナからの受信データの復調を行うことが可能となる。
即ち、この例では、下の行列の1行目に対応する受信アンテナで受信した信号か送信信号xを求め、次に、下の行列の2行目に対応する受信アンテナで受信した信号とこのxを用いて、送信信号xを求め…といったように、上から順に求めた結果を受信時利用していくことで容易に送信信号を再生することができることとなる。
尚、f11等の各要素は、既知信号を用いて推定することができるので、Fの要素にある程度の自由度をもたせつつ、未知の送信信号が容易に求まることとなる。
Figure 0004541165
(第三の構成)
第三の構成は、送信機から送信された無線信号が当該送信機の有する他のアンテナより送信された無線信号と合成され受信された信号を復調できる受信機の場合である。
このような最も高度なデータ検出機能を持つ受信機の場合にも、変数変換部111は、拘束条件なしに伝送容量を最も大きくすることができる式(1.7)に示す変数変換行列Gを求めるようにする。即ち、要素を0に固定するものを半分より少なく、理想的には、0個とするのである。
Figure 0004541165
〈変形例1〉
本実施形態におけるMIMO通信システムでは、受信機の構成に基づいた信号処理が送信機で施されるが、当該信号処理をするにあたって伝搬路情報としての伝搬路行列Hが利用される。
すなわち、送信機側で伝搬路情報を知っているため、伝搬路の品質により品質の良い伝搬路では高速のデータ伝送を行い、劣悪な伝搬路では低速なデータ伝送を行うよう信号処理を施すようにしてもよい(本発明の伝送速度制御部に相当)。
これにより、システムトータルとして高速なデータ伝送が可能となる。
〈変形例2〉
また、品質の良い伝搬路では送信電力を大きくして更に高速なデータ伝送を行い、品質の劣悪な伝搬路では送信電力を小さくして更に低速なデータ伝送を行うようにしてもよい。こうすることで、注水定理に基づいた電力制御に近づくためトータルとして、より高速なデータ伝送が可能となる。この場合には、例えば、上記(第一の構成)のような簡易な受信機で構成されていた場合、送信機において以下のような処理を施すようにしてもよい。
送信機はまず、伝搬路行列Hに対して式(1.8)となる変数変換行列Gに対し、式(1.9)で示す行列Aの対角成分aに対して、電力重み付けPが式(1.10)となるような重み付け係数wを掛け合わせることで重み付けを行う。ここで、は行列の共
役転置を、max(x,y)はxとyの大きいほうを選択することを示し、λとσ2は平均送信電力と雑音電力から決まる定数である。送信機は、その重み付けを行った信号に対し、上記実施形態と同様に変数変換行列Gを掛け合わせ、送信する。
Figure 0004541165
上記送信機は、さらに、各シンボルデータ系列を式(1.12)に示すCに比例した伝送レートとなるようにレートマッチングを施し、送信するようにしてもよい。
図4は、伝搬路情報に応じた電力重み付け、及び伝送レート制御を行う送信機の例を示す図である。図4に示す送信機は、送信するアンテナ毎に伝送速度C−Cの伝送レートを持つよう制御された送信信号に対して、w−wの重み付けを行っている。
これにより、システムトータルとして高速なデータ伝送が可能となる。
〈変形例3〉
これまで述べてきたシステムは、送信側で伝搬路情報を知りうる構成を備えているものであるが、伝搬路情報を送信側で知りえない構成であってもよい。この場合においても、受信機構成情報を送信側に通知することによって、受信機に応じた送信方式を採用することが可能となる。
図5(A)及び(B)は、送信機で伝搬路情報を知り得ない構成の場合のMIMO通信システムを示している。図5(A)においては、受信機が持つアンテナ数を送信機へ通知することにより、送信機は、1本のアンテナを持つ受信機に対しては、任意の1本の送信アンテナから信号を送信するようにしている。同様に、図5(B)においては、2本のアンテナを持つ受信機に対しては、2本の送信アンテナから信号を送信するようにしている。
また、アンテナ数ではなく、受信機の種類としてMLD受信機である場合と、MMSE(Minimum Mean Square Error)受信機である場合とをカテゴリ分けし、送信機において
伝送レートを制御するようにしてもよい。図6(A)はMLD受信機を有する場合、図6(B)はMMSE受信機を有する場合の例を示している。この場合における送信機は、無線特性が高いMLD受信機へは高速なデータ伝送を行い、MLD受信機に比べ特性が劣るMMSE受信機へは低速のデータ伝送を行うよう伝送レート制御を行う。
これにより、送信機の構成が伝搬路情報を知り得ない場合においても、受信機の構成に応じた送信が可能となる。
[その他]
本実施形態は次の発明を開示する。各項に開示される発明は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
複数のアンテナを有し、これらアンテナからそれぞれ異なる無線信号を送信可能な送信装置と、少なくとも1つのアンテナを有し、前記送信装置により送信された無線信号を受信する受信装置を備える無線通信システムにおいて、
前記受信装置は、
当該受信装置の構成に関する構成情報を前記送信装置へ送信する情報送信部を
備え、
前記送信装置は、
前記受信装置から受信した前記構成情報に対応する送信方法により、前記無線信号を送信する送信部を
備える無線通信システム。
(付記2)
前記構成情報には、前記受信装置が有するアンテナ数情報が含まれており、
前記送信部は、前記構成情報に含まれるアンテナ数情報に基づいて送信方法を決定する、
付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記受信装置は、
受信した無線信号から、この無線信号が伝搬される環境に対応する伝搬路情報を含んだ伝搬特性情報を抽出する抽出部をさらに備え、
前記情報送信部は、前記構成情報と、前記伝搬特性情報とを送信し、
前記送信装置は、
前記受信装置から受信した前記伝搬特性情報から、前記伝搬路情報を検出する検出部と、
検出された伝搬路情報と前記構成情報に含まれるアンテナ数情報とに基づいて、送信信号を変換する変換部と、
をさらに備え、
前記送信部は、変換された送信信号に対応する無線信号を送信する、
付記2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記変換部は、前記受信装置の1つのアンテナにおける受信信号が、アンテナ数に対応するシンボルデータ系列数以下のシンボルデータ系列となるように、送信信号を変換する付記3記載の無線通信システム。
(付記5)
前記構成情報には、当該受信装置で実行される復調方式を示す情報が含まれており、
前記変換部は、前記伝搬路情報、前記アンテナ数情報、及び前記復調方式を示す情報に基づいて、当該受信装置がアンテナ数情報及び前記復調方式に応じた無線信号のみを受信できるよう、送信信号を変換する、
付記4に記載の無線通信システム。
(付記6)
前記送信装置は、前記構成情報及び前記伝搬路情報に基づいて、前記送信信号の伝送速度を制御する伝送速度制御部をさらに備える、
付記5に記載の無線通信システム。
(付記7)
前記構成情報には、前記受信装置で実行されるデータ識別方式を示す情報が含まれており、
前記伝送速度制御部は、前記構成情報、前記伝搬路情報、及び前記データ識別方式を示す情報に基づいて、前記送信信号の伝送速度を制御する伝送速度制御部をさらに備える、
付記6に記載の無線通信システム。
(付記8)
複数のアンテナと、
前記無線信号を受信する受信装置の構成に関する構成情報、及び前記無線信号が伝搬される環境に対応する伝搬路情報を取得する取得部と、
前記伝搬路情報と前記構成情報に含まれる受信装置のアンテナ数情報とに基づいて、送信信号を変換する変換部と、
前記構成情報に対応する送信方法により、変換された送信信号に対応する無線信号を前記複数のアンテナから送信する送信部とを、
備える送信装置。
(付記9)
前記変換部は、前記受信装置の1つのアンテナにおける受信信号が、アンテナ数に対応するシンボルデータ系列数以下のシンボルデータ系列となるように、送信信号を変換する、
付記8記載の送信装置。
(付記10)
前記送信装置は、前記構成情報及び前記伝搬路情報に基づいて、前記送信信号の伝送速度を制御する伝送速度制御部をさらに備える、
付記9に記載の送信装置。
実施形態におけるMIMO通信システムの構成図を示す図である。 本実施形態におけるMIMO通信システムの原理を示す図である。 実施形態におけるMIMO通信システムの機能構成図を示す図である。 伝搬路情報に合わせて送信データシンボルの重み付け、及び伝送レート制御を行った例を示す図である。 送信側で伝搬路情報を知り得ない場合の変形例を示す図である。 送信側で伝搬路情報を知り得ない場合の変形例2を示す図である。 MIMO通信方式の概要を示す図である。 MLDの概要を示す図である。 Pre−Rake方式の概要を示す図である。 Pre−Rake方式重み付け合成の概要を示す図である。
符号の説明
11…送信機
21,22,23…受信機
10,201,202,203,500,510…アンテナ素子
111…変数変換部
112…信号分離部
113,235…送信処理部
114,231…受信処理部
115…伝搬特性情報/受信機構成情報検出部
232…伝搬特性推定部
233…信号分離・データ検出部
234…伝搬特性情報/受信機構成情報生成部

Claims (5)

  1. 複数のアンテナを有し、これらアンテナからそれぞれ異なる無線信号を送信可能な送信装置と、少なくとも1つのアンテナを有し、前記送信装置により送信された無線信号を受信する複数の受信装置を備える無線通信システムにおいて、
    前記受信装置はそれぞれ
    前記送信装置から受信された無線信号から、該無線信号が伝搬された環境に対応する伝搬路特性を含む伝搬特性情報を取得する取得部と、
    アンテナ数情報を含む各受信装置の構成に関する構成情報及び前記伝搬特性情報前記送信装置へ送信する情報送信部と、
    含み
    前記送信装置は、
    前記各受信装置から受信された各構成情報及び各伝搬特性情報に基づいて、前記送信装置の複数のアンテナと前記各受信装置の全てのアンテナとの間の伝搬路特性が前記送信装置の複数のアンテナから並列に送信された各無線信号に影響することにより、該並列に送信された各無線信号のうち他の受信装置宛ての送信データを伝搬する無線信号の影響が抑圧された状態で、該並列に送信された各無線信号が各受信装置で受信されるようにする変数変換行列を取得する行列取得部と、
    前記複数の受信装置宛ての各送信データに前記変数変換行列を適用することにより該各送信データを変換する変換部と、
    前記変換された各送信データに対応する無線信号を、送信すべきアンテナ毎に分離する信号分離部と、
    前記分離された各無線信号を前記複数のアンテナから並列に送信する送信部と、
    含む無線通信システム。
  2. 前記変換部は、前回の変換時に利用した変数変換行列を保持し、前記各受信装置から受信された各伝搬特性情報と該保持されている変数変換行列とから、前記送信装置の複数のアンテナと前記各受信装置の全てのアンテナとの間の最新の伝搬路特性を取得し、該最新の伝搬路特性と前記各受信装置から受信された各伝搬特性情報とから最新の変数変換行列を取得する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記受信装置の情報送信部は、前記送信装置へ送信する構成情報に、MLD(Maximum Likelihood Detection)受信機かMMSE(Minimum Mean Square Error)受信機かを示
    す各受信装置の分類情報を含め、
    前記送信装置は、前記各受信装置から受信された各構成情報に含まれる前記分類情報に基づいて、前記無線信号の伝送速度を制御する伝送速度制御部を更に含む
    請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 少なくとも1つのアンテナをそれぞれ有する複数の受信装置宛てに複数のアンテナから無線信号を送信する送信装置において、
    複数のアンテナと、
    アンテナ数情報を含む前記受信装置の構成に関する構成情報、及び前記無線信号が伝搬される環境に対応する伝搬路特性を含む各伝搬特性情報を前記各受信装置からそれぞれ取得する取得部と、
    前記各構成情報及び前記各伝搬特性情報に基づいて、前記送信装置の複数アンテナと前記各受信装置の全てのアンテナとの間の伝搬路特性が前記送信装置の複数のアンテナから並列に送信された各無線信号に影響することにより、該並列に送信された各無線信号のうち他の受信装置宛ての送信データを伝搬する無線信号の影響が抑圧された状態で、該並列に送信された各無線信号が各受信装置で受信されるようにする変数変換行列を取得する行列取得部と、
    前記複数の受信装置宛ての各送信データに前記変数変換行列を適用することにより該各送信データを変換する変換部と、
    前記変換された各送信データに対応する無線信号を、送信すべきアンテナ毎に分離する信号分離部と、
    前記分離された各無線信号を前記複数のアンテナから並列に送信する送信部と、
    を備える送信装置。
  5. 前記変換部は、前回の変換時に利用した変数変換行列を保持し、前記各受信装置から受信された各伝搬特性情報と該保持されている変数変換行列とから、前記送信装置の複数アンテナと前記各受信装置の全てのアンテナとの間の最新の伝搬路特性を取得し、該最新の伝搬路特性と前記各受信装置から受信された各伝搬特性情報とから最新の変数変換行列を取得する請求項4に記載の送信装置。
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