JP4541414B2 - 受信ダイバシチ機能を有するw−cdma方式による移動機、及びそのシステム - Google Patents

受信ダイバシチ機能を有するw−cdma方式による移動機、及びそのシステム Download PDF

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Description

本発明は、受信ダイバシチ機能を有するW−CDMA方式による移動機、及びそのシステムに関する。詳しくは、レベル測定報告値を最適化するようにした移動機等に関する。
一般に、W−CDMA(Wideband-Code
Division Multiple Access)システムでは、1つの無線基地局がカバーする無線セル領域内において、同一の無線周波数を符号分割多重化により、複数の移動機が共有して通信が行われている。
このような、W−CDMAシステムでは、同一の無線セル領域に収容されて通信を行う移動機の数が増えるに従い、移動機間で互いに通信電波による干渉が増加する。このようなことから、セルに収容される移動機の数(容量)と通信品質とは互いにトレードオフの関係があることが知られている(例えば、以下の非特許文献1)。
従って、システム全体の容量と各利用者の通信品質を確保する観点から、移動機と基地局との通信電力を、回線状況に応じて必要最小限になるように送信電力を制御したり、無線セル領域の境界付近で通信している移動機が想定したセル領域の外側に移動した場合、サービスエリア外(圏外)として通信を遮断する等の制御を適切に行うことが重要である。
また、移動機は受信信号の信号レベルに関わる各種判定を行い、その結果に基づき移動機の「圏外」、「圏内」判定を行うことも求められる。
W−CDMAの無線規格を定義する3GPP(3rdGeneration Partnership Project)では、以下に示す3種類の信号測定が定義されている(例えば、以下の非特許文献2の5.1章)。
(1)CPICH_RSCP(Common Pilot
Channel_Received Signal Code Power):移動機で測定したPrimary CPICH(基本パイロット信号)の受信コードパワー。
(2)RSSI(Received Signal
Strength Indicator):移動機で測定した希望波、干渉波双方含んだ受信帯域内の全電力。
(3)CPICH_Ec/NO(Energy per
chip/Noise Power):移動機で測定したCPICHのチップあたりの電力とチップあたりの全電力の比率。
図20(A)は、このような3種類の信号を用いた従来のW‐CDMA方式の移動機(単一アンテナ受信)の構成例を示す。
移動機300は、受信アンテナ311と、AGC(Automatic
Gain Control amplifier)部312と、第1及び第2の相関値算出部313‐1、313‐2と、保存メモリ314、及びレベル測定部315とを備える。
受信アンテナ311で受信した受信信号は、AGC部312で適切な信号レベルに増幅された後、第1及び第2の相関値算出部313‐1、313‐2に入力される。
第2の相関値算出部313‐2は、受信信号に割り当てられた拡散符号を用いて相関値を算出する。その出力に、必要な信号処理が行われ、受信信号が復号等される。
一方、第1の相関値算出部313‐1は、レベル測定を行うコードチャネルに割り当てられた拡散符号を用いて相関値を算出する。その出力が、CPICH_RSCP+NO(NOは雑音電力)である。この値は一旦、保存メモリ314に保存される。
また、AGC部312では、その制御電圧が受信信号の信号レベル(RSSI)に比例するため、上述のRSSIを算出できる。算出したRSSIも保存メモリ314に一旦、保存される。
レベル測定部315では、保存メモリ315からRSSIとCPICH_RSCP+NOとを読み出し、CPICH_RSCP+NOから雑音電力NOを減算してCPICH_RSCPを求め、更に、CPICH_RSCPをRSSIで除算することでCPICH_Ec/NOを算出する。
レベル測定部315は、算出したCPICH_RSCPとCPICH_Ec/NO、及び保存メモリ314から読み出したRSSIとを上位レイヤに出力(報告)する。そして、これら3種類のレベルが、移動機の「圏外」、「圏内」判定に利用される。
これらの3種類のレベルの報告の定義については、以下の非特許文献2の5.1章に規定されているが、受信ダイバシチを考慮した規定は特になされていない。
図20(B)は、図20(A)の構成に基づいて考えられる、受信ダイバシチ機能を有する場合のW‐CDMA方式の移動機の構成例を示す。
移動機330は、第1及び第2の受信アンテナ331‐1、331‐2と、第1及び第2のAGC部332‐1、332‐2と、第1乃至第3の相関値算出部333‐1〜333‐3と、合成部334と、保存メモリ335、及びレベル測定部336を備える。
第1及び第2の受信アンテナ331‐1、331‐2で受信した受信信号は、夫々第1及び第2のAGC部332‐1、332‐2を介して、第1及び第2の相関値算出部333‐1、333‐2に入力される。
第1及び第2の相関算出部333‐1、333‐2は、拡散符号を用いて夫々相関値(受信信号)を算出し、その出力が合成部334で合成される。受信信号の合成に関しては、例えば、以下の非特許文献3の7.2章に記載されている。合成信号は、図20(A)と同様に後段の復号処理等により復号される。
一方、第2のAGC部332‐2は、制御情報に基づいて、同様にRSSIを出力する。また、第2のAGC部332‐2から出力された受信信号は第3の相関値検出部333‐3にも入力され、図20(A)と同様に、RSCP+NOを出力する。
保存メモリ335には、第2の受信アンテナ331‐1で受信した受信信号に対する、RSCP+NOとRSSIとが保存される。そして、レベル測定部336では、保存メモリ335に記憶された各値から、同様に演算を行いRSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NOを上位レイヤに報告する。
大野、安達:"DS-CDMAの上りリンク容量と送信電力"、信学論 B-II、Vol.J79-B-II、pp.17-25、1996-01 3GPP TS 25.215V7.0.0(2006-03):"Physical layer - Measurement (FDD)"、(ftp://ftp.3gpp.org/Specs/2006-03/Rel-7/25_series/25215-700.zipから、2006年4月28日現在入手可能) 3GPP TS 25.101V7.3.0(2006-03):"User Equipment (UE) ratio transmission and reception(FDD)"、 (ftp://ftp.3gpp.org/Specs/2006-03/Rel-7/25_series/25101-730.zipから、2006年4月28日現在入手可能)
しかしながら、図20に示す受信ダイバシチ機能を有する移動機は、受信信号の品質改善のため、合成部334により受信信号を合成しているものの、「圏内」、「圏外」判定に使用されるCPICH_RSCPやRSSI等のレベル測定値は、第2の受信アンテナ331‐2が接続されたブランチのみで行われている。
従って、合成した受信信号は十分な品質にも関わらず、第2の受信アンテナ331‐2が接続されたブランチにおけるCPICH_RSCPやRSSIの測定結果が低いために、通信可能なエリアにも関わらず「圏外」と判定されてしまうなどの不都合が生じる場合がある。移動機が「圏外」となることにより、一つの基地局において収容される移動機の数は減少することになり、従って、その収容数を適正に増やすことができなくなる。
一方、RSSI等の測定結果が低くなることを防止するために、何らかの機能を付加し、逆に測定結果を高くした移動機が現れると、その移動機は本来通信可能エリア外にも拘わらず、通信を行うことができ、その通信により他の移動機に対して不必要な干渉を与え、通信品質を劣化させる問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされてもので、その目的は、W‐CDMAシステムにおいて、通信品質を保ちつつ、一つの基地局が収容する移動機の数を適正に増やすことのできる移動機やそのシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機において、夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、更に、前記算出部により算出された前記移動機のレベル測定結果に対して、前記受信アンテナの本数が2本のとき、1アンテナブランチに換算したレベル測定値を前記レベル測定結果とする補正部を備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記算出部により算出された前記移動機のレベル測定結果に対して、前記受信アンテナの本数がN(N>2)のとき、基地局を含むシステムがセル設計をする際に前提となる受信アンテナの数であるM(1≦M≦N)本のアンテナブランチに換算したレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果とする補正部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信アンテナで受信した合成前の信号に対して重み付けを行う乗算部を備え、前記算出部は乗算後の信号に対してレベル測定結果を合成することを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記乗算部は前記各受信アンテナの種類又は前記受信アンテナ間の利得差に応じて異なる重み付けを行うことを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信アンテナの受信環境に応じて、前記補正部からの補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する選択部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信アンテナの受信環境はセル内における干渉の大きさであり、前記選択部は、前記干渉が一定レベルより大きいときは補正後の前記レベル結果を選択し、前記干渉が一定レベル以下のときは補正されていない前記レベル測定結果を選択することを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、受信信号の種別に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を更に備えることを特徴する。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、受信する周波数帯に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、通信のサービス種別に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信ダイバシチ機能のオン又はオフ、前記補正の有無、前記補正を行う場合には補正に使用される補正係数、更に前記受信アンテナの合成前の信号に対して重み付けを行う場合には重み付け係数、を前記レベル測定結果とともに夫々基地局に報告することを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信ダイバシチのオン又はオフに応じて、前記移動機の圏内又は圏外判定に使用する閾値を切り替えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記受信ダイバシチのオン又はオフに応じて、ハンドオーバの起動判定に使用する閾値を切り替えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、通信するサービス種別による受信ダイバシチ機能のオン又はオフに応じて、前記移動機の目標受信レベルまでの差分を電力制御情報として基地局に要求する電力制御情報生成部を備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記移動機において、前記移動機の目標受信レベルまでの差分を電力制御情報として基地局に要求する電力制御情報生成部を備え、前記電力制御情報を要求した後に通信するサービス種別による受信ダイバシチ機能のオン又はオフを行うことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機と、前記移動機と通信する基地局とを備えるシステムにおいて、前記移動機は、夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部と、前記移動機のレベル測定結果に対して少なくとも1アンテナブランチに換算したレベル測定結果に補正する補正部と、受信する受信周波数帯に応じて前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部により補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれかを選択する選択制御部と、を備え、前記基地局には、前記移動機に対して受信周波数帯を指定する周波数帯指定部と、指定した前記周波数帯に応じて、ハンドオーバ又は移動機に対する終話の起動判定に使用する閾値を切り替える切り替え部を備えることを特徴する。
更に、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機と、前記移動機と通信する基地局とを備えるシステムにおいて、前記移動機は、夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部と、前記移動機のレベル測定結果に対して少なくとも1アンテナブランチに換算したレベル測定結果に補正する補正部と、受信する受信周波数帯に応じて前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部により補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれかを選択する選択制御部と、前記受信ダイバシチのオン又はオフ、或いは前記レベル測定結果に対する補正の有無を示す測定モードを前記基地局に報告する移動機側無線制御部とを備え、前記基地局には、前記移動機側無線制御部からの前記測定モードに応じて、ハンドオーバ又は移動機に対する終話の起動判定に使用する閾値を切り替える切り替え部を備えることを特徴する。
本発明によれば、W‐CDMAシステムにおいて、通信品質を保ちつつ、一つの基地局が収容する移動機の数を適正に増やすことのできる移動機や、そのシステムを提供することができる。
図1は、移動機の構成例を示す図である。 図2は、移動機の他の構成例を示す図である。 図3は、アンテナの利得差と合成信号との関係を示す図である。 図4は、移動機の他の構成例を示す図である。 図5は、移動機の他の構成例を示す図である。 図6は、移動機の他の構成例を示す図である。 図7(A)及び図7(B)は、実施例5の効果を説明するための図である。 図8は、移動機の他の構成例を示す図である。 図9は、移動機の他の構成例を示す図である。 図10は、実施例7の効果を説明するための図である。 移動機の他の構成例を示す図である。 移動機の他の構成例を示す図である。 移動機の他の構成例を示す図である。 図14(A)は選択すべき閾値の例、図14(B)は第1及び第2の閾値の概念を説明するための図である。 図15は、システム全体の構成例を示す図である。 図16は、システム全体の他の構成例を示す図である。 図17は、移動機の他の構成例を示す図である。 図18は、移動機の他の構成例を示す図である。 図19は、切り替えタイミングを説明するための図である。 図20(A)、及び図20(B)は、従来の移動機の構成例を示す図である。
符号の説明
10:移動機 11‐1〜11‐n:受信アンテナ
12‐1〜12‐n:AGC部 13‐1〜13‐n:相関値算出部
14:第1の合成部 15:第2の合成部
16:保存メモリ 18:レベル測定部
19、20:補正処理部 21‐1〜21‐n:Gain記憶部
22‐11〜22‐n2:乗算部 23:干渉レベル推定部
24:スイッチ(SW:第1のSW) 25:受信信号種別判定部
26:ダイバシチOn/Off制御部 27:受信周波数帯判定部
28:サービス種別判定部 31:第1の記憶部
32:第2の記憶部 33:第2のSW
34:圏外判定部 40:移動機無線制御部(移動機内上位レイヤ)
51:第3の記憶部 52:第4の記憶部
53、225:レベル判定部 54:電力制御ビット生成部
100、200:基地局 220:網側無線制御部
221:周波数帯指定部
本発明を実施するための最良の形態について以下説明する。
図1は、本実施例1における移動機10の構成例を示す図である。
移動機10は、第1及び第2の受信アンテナ11‐1、11‐2と、第1及び第2のAGC部12‐1、12‐2と、第1及び第2の相関値算出部13‐1、13‐2と、第1及び第2の合成部14、15と、保存メモリ16と、レベル測定部18とを備える。図1に示す移動機10は、2つの受信アンテナ11‐1、11‐2により受信ダイバシチ機能を備える。
第1及び第2の受信アンテナ11‐1、11‐2で受信した受信信号は、第1及び第2のAGC部12‐1、12‐2に夫々入力される。第1及び第2のAGC部12‐1、12‐2は、受信した信号を増幅し、増幅された受信信号を夫々第1及び第2の相関値算出部13‐1、13‐2に出力する。
第1及び第2の相関値算出部13‐1、13‐2は、レベル測定を行うコードチャネルに割り当てられた拡散符号を使用して、相関値であるCPICH_RSCP+NOを夫々演算する。演算後の値は、第1の合成部14で合成されて保存メモリ16に記憶される。
一方、第1及び第2のAGC部12‐1、12‐2は、内部においてフィードバック制御に利用される制御電圧がRSSIに比例することを利用して、夫々第1及び第2のRSSIを演算する。第1及び第2のRSSIは、第2の合成部15で合成されて、保存メモリ16に記憶される。
保存メモリ16には、合成されたCPICH_RSCP+NOと、RSSIとが記憶される。レベル測定部18は、保存メモリ16からこれらの値を読み出し、CPICH_RSCP+NOから雑音電力NOを減算してCPICH_RSCPを演算し、演算したCPICH_RSCPをRSSIで除算(或いは減算)してCPICH_Ec/NOを演算する。
そして、レベル測定部18は、演算により求めたCPICH_RSCPとCPICH_Ec/NOと、保存メモリ16から読み出したRSSIとをレベル測定結果として、上位レイヤ(例えば、移動機10側の無線制御部など)に出力(報告)する。例えば、レベル測定部18は、これらの値を周期的に演算して、上位レイヤに出力する。
このように、本実施例1では、レベル測定結果として、各ブランチにおける3種類の信号レベル(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を合成(加算)したものを用いている。従って、測定結果は、単一のアンテナによる3種類の信号レベルより、合成した分だけその値は大きくなり、その値を基地局にレベル報告として報告すれば、レベル報告の値が大きいため、本移動機10の「圏内」となる時間が長くなる。よって、受信ダイバシチ機能のある移動機10は、受信信号に対応した適正な受信レベル報告を行うことができ、受信信号の通信品質に対応した領域で「圏外」と判定されることがなく、その品質を保つことができる。
また、不当に「圏外」と判定されることがないため、一つの基地局に収容される移動機の数を減少させることなく、適正に移動機の数を増やすことができる。
次に実施例2について説明する。図2は、本実施例2における移動機10の構成例である。本実施例2は、第1及び第1の受信アンテナ11‐1、11‐2からレベル測定部18までは実施例1の構成と同一である。
図2に示す移動機10は、図1に示す移動機10に対して、レベル測定部18から出力される、3種類のレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)に対して、2つの受信アンテナ11‐1、11‐2の利得差を考慮した上で、「1」アンテナブランチに換算したレベル測定結果を報告するための補正処理部19が付加されている。
2本の受信アンテナ11‐1、11‐2により受信ダイバシチ機能のある移動機10では、レベル報告の際に、合成したレベル測定結果を基地局に報告すると、「2本アンテナ」としてレベル報告を行うことになる。このとき、移動機10は通信品質が確保されるものの、同一受信エリア内にある他の移動機に対して、通信電波の干渉が発生する場合がある。
そこで、本実施例2では、受信ダイバシチ機能のある移動機10は、合成したレベル測定値に対して補正を加えることで、仮想的な「1」アンテナブランチの値に換算して、レベル報告を行う。これにより、他の移動機に対して干渉の発生を防止し、通信品質を保つことができる。
しかし、「1」アンテナブランチの値に換算するときに、各レベル測定結果の値を半分にした値を報告すると、低いレベル報告のため、受信ダイバシチ機能を有する移動機10が、通信可能エリアにいるにも拘わらず「圏外」と判定されてしまう可能性もある。従って、受信アンテナ11‐1、11‐2間の利得差を考慮した上で、「1」アンテナブランチとして換算して報告する必要がある。
図2では、第1及び第2の受信アンテナ11‐1、11‐2間には、「3dB」の利得差がある場合の例を示す。図3は、アンテナの利得差と合成信号との関係を示す計算結果である。「3dB」の利得差がある場合、図3に示すように、合成信号は、元の信号の1.5倍(1.8dB相当)の信号レベルとなる。
従って、補正処理部19では、第1の補正部19‐1により、合成されたRSSIに対して、「1.8dB」の減算処理(真数の場合には、「2/3」を乗算する処理。以下同様)を行う。また、CPICH_RSCPに対しても、第2の補正部19‐2により、「1.8dB」の減算処理を行う。
尚、CPICH_Ec/NOの値は、CPICH_RSCPとRSSIとから求まる(除算又は減算)値である。CPICH_RSCP等は「1.8dB」の減算を行っているため、CPICH_Ec/NOの値は、結果として補正処理が不要(第3の補正部19‐3による「0dB」の加算)となる。
例えば、対数で処理する場合、下式の減算によりCPICH_Ec/NOを求めることになるので、
CPICH_Ec/NO=CPICH_RSCP−RSSI
である。CPICH_RSCP、RSSIは補正の際に「1.8dB」の減算が行われるため、上記の式は、
CPICH_Ec/NO=(CPICH_RSCP−1.8dB)−(RSSI−1.8dB)
となり、結果的にCPICH_Ec/NOについては補正処理が不要となる。
この補正後の3種類のレベル測定結果を上位レイヤに報告することで、受信アンテナ11‐1、11‐2の利得差を考慮した上で、「1」アンテナブランチの値に換算したレベル報告が可能となり、低いレベル報告により「圏外」判定とされることもなく、実施例1と同様に、適正に一つの基地局内に収容する移動機の数を増やすことができる。また、受信ダイバシチ機能のある移動機10でも、「1」アンテナブランチの値に換算して報告しているため、他の移動機に対して干渉の発生を防止することができ、通信品質を保つことができる。
尚、第3の補正部19‐3による補正処理は、「0dB」以外の値を加算してもよいし、或いは、第3の補正部19‐3を削除して、レベル測定部18から出力されるCPICH_Ec/NOに補正処理を行わずにそのまま出力するようにしてもよい。この場合でも前述の例と同様の作用効果を奏する。
次に実施例3について説明する。図4は、本実施例3における移動機10の構成例を示す図である。
実施例2(図2)では、2本の受信アンテナ11‐1、11‐2を使用した受信ダイバシチ機能のある移動機10において「1」アンテナブランチに換算して報告した。本実施例3では、N本の受信アンテナを使用した受信ダイバシチ機能のある移動機10において、仮想的に「M」(1≦M≦N)アンテナブランチ分の値に換算して報告する例である。
N本の受信アンテナ11‐1〜11‐nで受信した受信信号は、夫々第1乃至第nのAGC部12‐1〜12‐nで増幅される。そして、第1乃至第nの相関値算出部13‐1〜13‐nで各々RSCP+NOが算出され、第1の合成部14で合成される。
また、第1乃至第nのAGC部12‐1〜12‐nは、各々RSSIを出力し、第2の合成部15で各RSSIが合成される。
実施例1等と同様に、保存メモリ16には、合成されたRSSIと、RSCP+NOが記憶され、レベル測定部18は、3種類のレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を出力する。
また、レベル測定部18からの出力に対して、実施例2と同様に、補正処理部20を備えるが、仮想的なM本アンテナブランチへの換算として、「10×log10(M/N)dB」を加える処理が行われる。すなわち、レベル測定部18から出力されたRSSIと、CPICH_RSCPに対して、夫々第3及び第4の補正部20‐1、20‐2により、「10×log10(M/N)dB」が加算される。
尚、CPICH_Ec/NOに関しては、実施例2と同様の理由により、補正処理を行わずにそのまま上位レイヤに報告している。勿論、「0dB」を加算する処理を行ってもよい。
本実施例3でも、加算すべき「10×log10(M/N)dB」は、実施例2と同様に、N本の受信アンテナ11‐1〜11‐n間に利得差がある場合、それらの利得を考慮した値となっているため、不当に「圏外」判定となることがなく、一つの基地局に収容される移動機数を適正に増やすことができる。また、実施例2と同様に、仮想的にMアンテナブランチ分の値に換算してレベル報告を行っているため、他の移動機に対する干渉を防止することができ、通信品質を保つことができる。
尚、この「M」は、システムのセル設計をする際に前提とするアンテナの数である。例えば、システムに収容される移動機が2本アンテナを持つことを前提としているときには、2本アンテナに換算して報告する。「M」は報告の前提となる受信アンテナの数とも言える。前述の実施例2では、「1本アンテナ」を持つことを前提としたセル設計の例と考えることができる。
次に実施例4について説明する。図5は、実施例4が適用される移動機10の構成例を示す。前述の図4に対して、更に、第1乃至第nのAGC部12‐1〜12‐nの出力に対して、重み付け係数(Gain1〜Gainn)を記憶する各Gain記憶部21‐1〜21‐nと、重み付け係数を乗算する各乗算部22‐11〜22‐n2とを備える。
N本の受信アンテナ11‐1〜11‐nを使用した受信ダイバシチ機能のある移動機10において、各AGC部12‐1〜12‐nから出力されるRSSIと増幅された受信信号とに対して夫々重み付け係数を乗算する。乗算後、各RSSIは第1の合成部14で合成され、増幅後の受信信号は各相関値算出部13‐1〜13‐nに入力される。その後の処理は、実施例3と同様である。
この重み付け係数は、各受信アンテナ11‐1〜11‐nの利得の逆数としている。従って、本実施例4では、受信アンテナ11‐1〜11‐n間の利得差を補正した上でレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を求めることができる、という効果を奏する。
尚、このような利得差は、例えば、外付けのホイップアンテナと基板に内蔵されたアンテナとの間で発生することが考えられる。実施例2等においても同様である。
本実施例4においても、実施例3と同様に、レベル測定部18から出力されたレベル測定結果に対して、補正処理部20による補正処理を行っているため、Mアンテナブランチ分の値に換算してレベル報告を行うことができ、通信品質を保ちつつ適正に一基地局に収容できる移動機の数を増やすことができる。
次に実施例5について説明する。実施例5は、上述した実施例2等における補正処理の有無を受信アンテナの受信環境に応じて選択的に行うようにした例である。
図6は、本実施例5における移動機10の構成例である。第1及び第2の受信アンテナ11‐1、11‐2から補正処理部19までは、実施例2(図2)における移動機10と同一の構成である。本実施例5の移動機10は、更に、干渉レベル推定部23と、スイッチ(SW)24とが付加されている。
干渉レベル推定部23は、レベル測定部18からEc/NOが入力され、一基地局のセル内における干渉の比率を推測し、干渉が一定レベルより多いときは、SW24に対して補正処理の結果が出力されるように切り替えるための論理信号を出力する。一方、干渉レベル推定部23は、干渉が一定レベル以下のときは、補正処理の結果が出力されないようにするための論理信号を出力する。
SW24は、干渉レベル推定部23からの論理信号に基づいて、スイッチの切り替えを行い、補正処理結果又は補正処理を行わないレベル測定結果を出力する。
図7(A)及び図7(B)は、本実施例5の効果を説明するための図である。図7(A)に示すように、基地局100を中心に円状に通信可能エリアが存在する。そして、この例では、通信可能エリアに3台の移動機10、110、120が収容される。
図7(A)の例では、セル内の移動機の数が少ないため、雑音レベルが小さく、従って、移動機10におけるEc/NOの値は、大きな値を取り得る。このような場合、移動機10は、3種類のレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を補正せずにレベル報告を行う(SW24からは補正処理を行わない方を選択して出力する)。
この例では、セル内の移動機の数が少ないため、移動機10が、補正を行わない高いレベル報告を行い、その結果、通信品質が保持できる通信可能エリアの境界まで通信を行っても、移動機110、120が被る干渉の総量が少なく、セル内に収容できる(通信できる)移動機の数が減少することはない。
一方、図7(B)のように、セル内における移動機10、110、・・・の数が増えた場合、移動機10は、他の移動機110等からの干渉により雑音電力が大きくなるため、Ec/NOの値は小さくなる。このような場合は、レベル測定結果に対して補正処理を行う(SW24は補正処理の結果を出力する)ことで、「1」アンテナブランチの値に換算して報告する。移動機10は、他の移動機110等に対して大きな干渉を与える可能性のある境界付近での通信を行うことがなくなるため、セル内での通信可能な移動機110、120、・・・の数を適正に保つことができる。
本実施例5では、Ec/NOから干渉の比率を推定して、その大小により、補正処理を選択的に行うようにしたので、通信品質を保ちつつ(図7(A)参照)、セル内の移動機10、110、・・・を適正に増やす(図7(B)参照)、という効果を奏する。
尚、干渉レベル推定部23は、このようなセル内の環境に応じて閾値を設定して、干渉レベル推定部23内のメモリに記憶し、この閾値とEc/NOとの比較により干渉レベルの大小を判断させればよい。
本実施例5では、2本の受信アンテナ11‐1、11-2による受信ダイバシチ機能の例を示したが、実施例3のように、更にn本の受信アンテナ11‐1〜11‐nによる場合でも全く同様に実施可能で、同様の作用効果を奏する。
更に、実施例4のように、各受信アンテナ11‐1〜11‐nに対して重み付けを行っても、同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。
次に実施例6について説明する。本実施例6では、受信ダイバシチの有無を受信信号の種別に応じて選択的に切り替えるとともに、補正処理の有無もそれに応じて切り替えるようにした例である。
図8は、本実施例6における移動機10の構成例である。実施例5の移動機10(図6)と比較して、干渉レベル推定部23がなく、受信信号種別判定部25とダイバシチOn/Off制御部26とを付加した構成となっている。
受信信号種別判定部25は、上位レイヤから指示を受ける。この指示には、移動機10が「待ち受け中」か「通話中」かの種別を示す情報が含まれる。受信信号種別判定部25は、この指示から「待ち受け中」か「通話中」かの論理信号を出力する。
ダイバシチOn/Off制御部26は、「待ち受け中」を示す論理信号が入力されたときは、第2の受信アンテナ11‐2に接続されたアンテナブランチの電源をオフにして、ダイバシチ機能をオフにする。
一方、ダイバシチOn/Off制御部26は、「通話中」を示す論理信号が入力されたときは、第2の受信アンテナ11‐2に接続されたアンテナブランチの電源をオンにして、ダイバシチ機能をオンにする。
また、SW24は、「待ち受け中」の論理信号のとき、補正を行わないレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を出力する。一方、「通話中」の論理信号のとき、補正を行ったレベル測定結果を出力する。
移動機10が「待ち受け中」の場合、受信ダイバシチ機能はオフとなっているため、第1の受信アンテナ11‐1のみで受信が行われ、補正処理を行わなくても、「1」アンテナブランチ分のレベル測定結果が報告される。従って、移動機10が待ち受け通信を行える領域で、本来の通信品質を保つことができる。更に、受信ダイバシチ機能をオフにするため、移動機10の消費電力は少ない。
一方、移動機10が「通話中」の場合(通話開始後)、受信ダイバシチ機能はオンとなって、補正処理後のレベル測定結果、即ち、「1」アンテナブランチに換算されたレベル測定結果が報告される。受信ダイバシチ機能がオンとなっているため、移動機10が通信可能エリアの境界に位置しても通信品質を保つことができる。また、補正処理後のレベル結果を報告しているため、実施例2と同様に、通信品質を保ちつつ移動機の数を適正に増やすことができる。
従って、高品質の通信が必要な場合(「通話中」の場合)のみ受信ダイバシチが適用され、それ以外の場合(「待ち受け中」の場合)受信ダイバシチがオフとなり不要な電源の消耗を防ぐことができる。その際のレベル測定結果は、受信ダイバシチ機能のオン、オフに拘わらず、適正な値が報告されるため、通信品質を保ちつつ、適正に移動機の数を増やすことができる。
尚、本実施例6においても、実施例3と同様にn本の受信アンテナ11‐1〜11‐nによりアンテナを構成するようにしてもよいし、実施例4と同様に利得差を考慮して重み付けを行うようにしてもよい。いずれの場合も、本実施例6と同様の作用効果を奏する。
次に実施例7について説明する。本実施例7は、受信ダイバシチ機能の有無を受信信号の周波数帯に応じて選択的に切り替えるとともに、補正処理の有無もそれに応じて切り替えるようにした例である。
一般に、移動機の移動速度が同じでも、受信周波数帯が高い方がその波長は短いため、その電波の切り替わる速度変化が速くなり、フェーディング周波数が高くなる。よって、受信周波数帯が高いときに、受信ダイバシチ機能をオンにすることでその改善効果を高くすることができる。一方、受信周波数帯が低いとき、受信ダイバシチ機能をオフにすることで、移動機の消費電力を抑えることができる。
図9は、これを実現した本実施例7における移動機10の構成例である。実施例6(図8)の移動機10に対して受信信号種別判定部25を受信周波数帯判定部27に代え、それ以外の構成は実施例6と同様である。
受信周波数帯判定部27は、上位レイヤからの指示として、受信信号の受信周波数帯を示す情報が入力され、受信周波数帯の高低を判定する。受信周波数帯判定部27は、判定に応じた論理信号を出力する。
ダイバシチOn/Off制御部26は、受信周波数帯が高いことを示す論理信号が入力されたときは、第2の受信アンテナ11‐2に接続されたアンテナブランチの電源をオンにし、受信ダイバシチ機能をオンにする。
一方、ダイバシチOn/Off制御部26は、受信周波数帯が低いことを示す論理信号が入力されたときは、第2の受信アンテナ11‐2に接続されたアンテナブランチの電源をオフにして、受信ダイバシチ機能をオフにする。
また、SW24は、受信周波数帯が高いことを示す論理信号が入力されたとき、補正処理を行ったレベル測定結果(RSSI、CPICH_RSCP、CPICH_Ec/NO)を出力する。
一方、受信周波数帯が低いことを示す論理信号のときは、補正を行わないレベル測定結果を出力する。受信周波数帯が低いときには、受信ダイバシチ機能がオフになっているため、レベル測定結果は「1」アンテナブランチ分の結果となる。
図10は、本実施例7の効果を説明するための図である。移動機10は高い受信周波数を使って移動しながら通信する際には、受信ダイバシチを適用しないと通信不可能(同図の実線の外側)となり、低い周波数を使って移動しながら通信する際には、受信ダイバシチを適用しなくても通話が可能となるエリア(同図の点線の内側)に位置している。移動機10の受信周波数帯が高いとき、受信ダイバシチ機能をオンにしているため、同図の実線を超えても通信品質を保ったまま通信することができる。このとき、移動機10は基地局100に対し、補正したレベル測定結果をレベル報告値として報告しているため(「1」アンテナブランチに換算したレベル測定結果を報告しているため)、低い周波数を使って通信する際の境界(同図の点線)を超えて通信することはなく、その場合に生ずる恐れのある他の移動機110、120に対して干渉の発生を少なくすることができ、実施例2と同様に、通信品質を保ちつつ移動機の数を適正に増やすことができる。
一方で、受信周波数帯が低いとき、受信ダイバシチ機能はオフとなっているため、第1の受信アンテナ11‐1のみで受信が行われ、補正処理を行わなくても、「1」アンテナブランチ分のレベル測定結果が報告される。このため、低い周波数を使って通信する際の境界(同図の点線)を超えて通信することはなく、その場合に生ずる恐れのある同一セル内の他の移動機に対する干渉は少なくなり、これらの移動機の通信品質を所定のレベルに保つことができる。更に、受信ダイバシチ機能をオフにするため、移動機10の消費電力は少ない。
従って、実施例6と同様に、高品質の通信が必要な場合(受信周波数帯が高い場合)のみ受信ダイバシチが適用され、それ以外の場合(受信周波数帯が低い場合)受信ダイバシチがオフになり不要な電源の消耗を防ぐことができる。その際のレベル測定結果は、受信ダイバシチ機能のオン、オフに拘わらず、適正な値が報告されるため、通信品質を保ちつつ、適正に移動機の数を増やすことができる。
図11は、本実施例7の他の移動機10の構成例である。周波数帯判定部27に代え、サービス種別判定部28が設けられている。
サービス種別判定部28は、上位レイヤからの指示により、通信サービス(画像による通信サービス又は音声による通信サービス)の種別を判別し、その種別に応じた論理信号を出力する。
通信サービスが「音声通信」サービスのとき、ダイバシチOn/Off制御部26はダイバシチ機能をオフにし、SW24は補正処理を行わないレベル測定結果を上位レイヤに報告する。一方、通信サービスが「画像通信」サービスのとき、ダイバシチOn/Off制御部26はダイバシチ機能をオンにし、SW24は補正処理を行ったレベル測定結果を上位レイヤに報告する。
画像通信の方が、音声通信よりも、高い通信品質が要求される。従って、画像通信のときは受信ダイバシチ機能をオンにして通信品質を確保する一方、音声通信のとき受信ダイバシチ機能をオフにして消費電力の消耗を抑えることができる。
その際のレベル測定結果は、前述の例と同様に、受信ダイバシチ機能のオン、オフに拘わらす、適正な値が報告されるため、システム全体の通信品質と収容数を適正に保つことができる。
尚、上位レイヤからの指示は、例えば、ユーザからの指示としてもよい。例えば、ユーザが「今から画像を通信する」旨の指示や「音声で通信を行う」旨の指示を受けて処理が行われも、全く同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。
本実施例7のいずれの例においても、実施例3と同様にn本の受信アンテナ11‐1〜11‐nによりアンテナを構成するようにしてもよいし、実施例4と同様に利得差を考慮して重み付けを行うようにしてもよい。いずれの場合も、本実施例7と同様の作用効果を奏する。
次に実施例8について説明する。本実施例8では、実施例2等による補正処理の有無、実施例6等によるダイバシチ機能のオン又はオフ、補正を行う場合に重み付け係数(実施例4におけるGain1など)及び補正係数(実施例2及び3における「1.8dB」など)を、明示的に上位レイヤに報告する例である。
図12は、本実施例8における移動機10の構成例を示す図である。全体の構成は、実施例7(図11)と略同様である。サービス種別判定部28は、サービス種別に応じて、その論理信号をダイバシチOn/Off制御部26等に出力するが、受信ダイバシチを行うサービス種別や補正処理結果を報告するサービス種別は予め把握できるものである。
従って、サービス種別判定部28は、上位レイヤからの指示によりサービス種別を判別して、受信ダイバシチのオン又はオフ、補正処理の有無を報告することができる。更に、補正する場合にはその補正係数も予めメモリ等に記憶させておけばその値も上位レイヤに報告することが可能である。
本実施例8でも、実施例7と同様の作用効果を奏することができ、更に、レベル測定結果の補正の有無やダイバシチ機能のオン又はオフ、補正係数を明示的に上位レイヤ(更に、基地局)に報告することができるため、システム全体の通信品質をより一層保つことができ、更に収容数もより一層適正に増やすことができる。
尚、図12に示す例においても、実施例4(図5)と同様にn本の受信アンテナ11‐1〜11‐nを設けて、重み付け係数を乗算することもでき、その係数をメモリ等に記憶して、サービス種別判定部28から上位レイヤに報告することもできる。補正の有無等を含め、重み付け係数も上位レイヤに報告することで、同様に一層の通信品質の確保と収容数の適正な増加に貢献できる。
また、図12に示す例では、サービス種別判定部28により移動機10を構成したが、サービス種別判定部28に代え、受信信号種別判定部25や受信周波数帯判定部27により移動機10を構成しても、全く同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。
次に実施例9について説明する。本実施例9は、受信ダイバシチ機能のオン、オフ等の選択により、移動機の「圏内」又は「圏外」の判定を行う条件を切り替えるようにした例である。
図13は、本実施例9における移動機10の構成例である。実施例7(図9)の移動機10に対して、更に、第1の閾値を記憶する第1の記憶部31と、第2の閾値を記憶する第2の記憶部32と、第2のSW33、及び圏外判定部34とを備える。尚、第2のSW33を付加したため、SW24を第1のSW24としている。
周波数帯判定部27が、受信周波数は高いと判定したとき、ダイバシチOn/Off制御部26は、第2の受信アンテナ11‐2に接続されたアンテナブランチの電源をオンにして、受信ダイバシチをオンにする。このとき、第1のSW24は補正処理部19から出力されるレベル測定結果を出力する。
このとき、移動機10のレベル報告は、補正したレベル結果を報告しているため、実際よりも低い値を報告している。このように低い値を報告しても、移動機10が「圏内」に位置するようにするため、2つの閾値のうち低い方の閾値が選択されるよう(ここで、第1の閾値<第2の閾値、とすると第1の閾値が選択されるよう)に第2のSW33は切り替える。そして、この選択された第1の閾値を用いて、圏外判定部34は圏外判定を行う。
一方、周波数帯判定部27が、受信周波数帯は低いと判定したとき、受信ダイバシチはオフとなり、補正しないレベル測定結果が出力される。このとき、報告されるレベル測定結果は、受信ダイバシチがオフとなった本来のレベル測定結果が報告されるため、第2のSW33は本来の閾値(第2の閾値)を選択し、圏外判定部34により圏外判定が行われる。
図14(A)は、選択すべき閾値の例を示す図である。受信ダイバシチがオンのとき(受信周波数帯が高いとき)、第1のSW24は補正ありの出力を選択し、第2のSW33は第1の閾値を選択する。一方、受信ダイバシチがオフのとき(受信周波数帯が低いとき)、第1のSW24は補正なしの出力を選択し、第2のSW33は第2の閾値を選択する。
図14(B)は、この第1の閾値と第2の閾値の概念を示す図である。移動機10が受信ダイバシチをオンにして位置Aに位置するとき、受信ダイバシチのオンにより十分受信電波を基地局100に送受信することができる。従って、この場合、「圏内」と判定されるようにするため、第1の閾値が選択される。移動機10は、補正後のレベル測定結果を報告しているため、他の移動機110、120に対して干渉は少ない。
しかし、受信ダイバシチをオンにしたまま、移動機10が位置Bに移動したとき、送受信電波が多くなり、他の移動機110、120に対して干渉が大きくなる。従って、このときは「圏外」と判定されるようにしておくべきである。
第1の閾値は、受信ダイバシチをオンにしたときに、他の移動機10に対して干渉を与えない(他の移動機110、120への干渉が許容できる)通信エリアの境界を示すものといえる。
一方、第2の閾値は、本来の通信可能エリアの境界を示すものである。移動機10が受信ダイバシチをオフにしたとき、実線で示す領域内であれば「圏内」と判定され、位置Aに移動すると「圏外」と判定される。
このように、周波数帯(つまり、受信ダイバシチの有無)に応じて、「圏外」と判定される受信信号のレベルの基準を制御するようにしたため、適正に「圏内」又は「圏外」判定を行うことができる。勿論、それ以外の構成は、実施例7と同様の構成のため、実施例7と同様に、通信品質を保ちつつ、収容数を適正に増やすことができる。
本実施例9では、「圏内」又は「圏外」判定を行うための条件である閾値を受信ダイバシチのオン、オフにより切り替えるようにしたが、例えば、ハンドオーバ(通信対象の基地局の切り替え動作)を起動するための条件を受信ダイバシチのオン、オフにより切り替えるようにしてもよい。例えば、前述の「圏外」の判定を「ハンドオーバの切り替え」の判定に置き換えれば同様に実施可能である。この場合は、適正にハンドオーバの切り替えを行うことができる。
また、ハンドオーバを起動する要件が発生したことを報告する条件(移動機10が、通信可能エリアの境界に近づいたことを報告する条件)である閾値を受信ダイバシチのオン、オフにより切り替えるようにしてもよい。更に、ハンドオーバの起動を要求する条件(移動機10自らハンドオーバによる切り替えを求める条件)を切り替えるようにしてもよい。第1及び第2の閾値はこれらの条件に応じて適切な値を各記憶部31、32に記憶させれば全く同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。
更に、移動機10の構成は、周波数帯判定部27に代え、受信信号種別判定部25(図8)やサービス種別判定部28(図11)としてもよい。この場合でも本実施例9と全く同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。
更に、実施例3や実施例4のように、n本の受信アンテナ11‐1〜11‐nにより移動機10を構成してもよいし、その出力に重み付けを行うようにしても、同様に実施可能である。
次に実施例10について説明する。本実施例10は、実施例9における「圏外」又は「圏内」判定を基地局側で行う例である。但し、実際に行われる判定は、「ハンドオーバの切り替え」や「終話条件(レベル低下に伴う通信の強制切断)」の判定である。
図15は、本実施例10におけるシステム全体の構成例である。移動機10側は図9(実施例7)の構成に対して、更に、基地局に対して情報の送受信を行うための移動機無線制御部(移動機内上位レイヤ)40を備える。
また、基地局(無線制御局又は無線基地局、以下、「基地局」)200には、信号送信部210と、送信アンテナ211と、網側無線制御部220(網側上位レイヤ)とを備える。
網側無線制御部220は、移動機10に対する周波数帯を指定する周波数帯指定部221と、第1及び第2の閾値を記憶した第1及び第2の記憶部31、32と、第2のSW33と、レベル判定部225とを備える。
周波数帯指定部221が移動機10に対して受信周波数帯の指定を行い、指定信号を出力する。実際の指定信号は無線回線を通じて移動機10に伝送されるが、図中は点線で示している。
この指定信号は、移動機無線制御部40を介して周波数帯判定部27に出力される。周波数帯判定部27は、実施例7と同様に指定された受信周波数帯の高低を判定する。
受信周波数帯が高いとき、移動機10は、受信ダイバシチブランチの電源をオンにし、レベル測定結果を「1」アンテナあたりに補正された結果として出力する。一方、受信周波数帯が低いとき、移動機10は受信ダイバシチブランチの電源をオフにし、補正を行わないレベル測定結果を出力する。
レベル測定結果は、移動機無線制御部40を介して、網側無線制御部220に出力され、レベル判定部225の判定に供される。この測定結果も無線回線を通じて基地局200に出力されるが、図中、点線で示している。
周波数帯指定部221からの指定された受信周波数は第2のSW33に出力され、この周波数帯の高低により第2のSW33は、第1の閾値又は第2の閾値を選択して出力する。この場合、実施例9と同様に、第2のSW33は、高い受信周波数帯のとき(移動機10の受信ダイバシチがオンのとき)、第1の閾値(<第2の閾値)を選択し、低い受信周波数帯のとき(受信ダイバシチがオフのとき)、本来の第2の閾値を選択する。
受信ダイバシチがオンのとき、本来よりも低いレベル測定結果が移動機10から出力されるため、ハンドオーバや終話の条件である閾値を低い方の閾値(第1の閾値)を選択して、その条件を判断する。一方、受信ダイバシチがオフのとき、「1」アンテナあたりの本来のレベル測定結果が出力されるため、本来の閾値(第2の閾値)を選択してその条件を判断する。
基地局内で、周波数帯指定部221が第2のSW33を制御し、ハンドオーバや終話条件の基準である閾値を、周波数帯に応じて(移動機10の受信ダイバシチのオン、オフや補正処理の有無に応じて)変えるようにしているため、「ハンドオーバ」や「終話」を起動するか否かを、適切に基地局200内で判断することができる。また、それ以外の構成は実施例7と同様であるため、通信品質を保ちつつ収容数を適正に増やすことができる、という実施例7の効果を本実施例10においても奏することができる。
尚、移動機10側の構成に関し、実施例3や実施例4のように、n本の受信アンテナ11‐1〜11‐nによりアンテナを構成してもよいし、その出力に重み付けを行うようにしても、同様に実施可能で、同様の作用効果を奏する。
次に実施例11について説明する。本実施例11は、実施例10と同様に基地局200側で「ハンドオーバ」や「終話」の判定を行うが、移動機10側から更に測定モードを報告してもらい、それに応じて判定を行うようにした例である。指定した受信周波数帯のみからでは、移動機10の受信ダイバシチのオン、オフと1対1の関係にない場合もあり得るからである。
図16は、本実施例11におけるシステム全体の構成例である。略図15(実施例10)と同様であるが、第2のSW33は周波数帯指定部221からの情報ではなく、移動機10の周波数帯判定部27からの測定モード(受信ダイバシチのオン、オフ或いは補正処理の有無)に応じて選択すべき閾値を切り替えている。
例えば、周波数帯判定部27が補正の有無に関する情報を測定モードとして報告するときは、以下のようになる。即ち、補正あり(受信ダイバシチオン)のときは、第2のSW33は第1の閾値を選択し(本例でも第1の閾値<第2の閾値の関係があるものとする)、レベル判定部225においてレベル判定に供される。一方、補正なし(受信ダイバシチオフ)のときは、第2のSW33は第2の閾値を選択する。
第2のSW33の判断が、移動機10からの測定モードにより行われている点を除けば、本実施例11は実施例10と同様である。従って、本実施例11は、実施例10と同様に、「ハンドオーバ」や「終話」の処理を起動するか否かを適切に基地局で判断することができ、更に、通信品質を保ちつつ、収容数を適正に増やすことができる、という効果を奏する。
本実施例11でも、n本の受信アンテナ11‐1〜11‐nによりアンテナを構成してもよいし、その出力に重み付けを行うようにしても、同様に実施可能で、同様の作用効果を奏する。
次に実施例12について説明する。本実施例12は、基地局からの信号送信の際の電力を増減制御する閉ループ送信電力制御機能を有する移動機10において、送信信号レベルの増減を、サービス種別に応じて(即ち、受信ダイバシチのオン、オフにより)、切り替えるようにした例である。
図17は、本実施例12における移動機10の構成例である。第3及び第4の記憶部51、52に第1及び第2の目標レベルが記憶され、レベル判定部53により受信信号のレベルを判定し、電力制御ビット生成部54により受信信号のレベルが低いと送信電力を上げるようにするためのビットを生成し、受信信号のレベルが高いと送信電力を下げるようにするためのビットを生成する。このビットが電力制御情報として基地局に送信される。
サービス種別判定部28が、音声通信のサービスと判定したとき、ダイバシチOn/Off制御部26は受信ダイバシチをオンからオフに切り替える。このとき、移動機10は受信ダイバシチをオフにするため受信感度が悪くなる。従って、受信レベルを高くするように基地局側に求めることで通信品質を確保することができる。
この場合、第2のSW33は、高い目標レベルである第1の目標レベルを選択して、レベル判定部53に出力する。レベル判定部53では、第1の目標レベルと、「1」アンテナ分のレベル測定結果(受信ダイバシチがオフのため、補正していないレベル測定結果が得られる)とが比較され、概ね受信ダイバシチオンとオフとの受信レベルの差分程度、だけ大きい受信レベルが得られるような判定結果を出力する。電力制御ビット生成部54では、この判定結果に基づくビットを生成して基地局に送信する。基地局ではこの電力制御情報に基づいて、移動機10への下りの送信レベルを上げるよう制御することになる。
一方、サービス種別判定部28が画像通信サービスと判定したとき、受信ダイバシチはオフからオンに切り替わる。このとき、移動機10は受信ダイバシチ機能により、それまでの受信レベルは必ずしも必要ない。従って、移動機10は、受信ダイバシチを機能させるのに十分な受信レベルまで下げるよう基地局に要求する。
この場合、第2のSW33は、低い目標レベルである第2の目標レベルを選択して、レベル判定部53に出力する。レベル判定部53では、第2の目標レベルと、補正後のレベル測定結果(受信ダイバシチオンのため、補正後のレベル測定結果が得られる)とを比較して、概ね受受信ダイバシチを機能させるのに十分な値まで下げる程度の受信レベルが得られるような判定結果を出力する。電力制御ビット生成部54では、この判定結果に基づいて電力制御情報を基地局に送信し、基地局では移動機10に対して、受信ダイバシチを機能させるのに十分な送信レベルまで下りの送信レベルを下げることになる。
このように、通信サービスの種別により(受信ダイバシチのオン、オフにより)、閉ループ送信電力制御機能における目標送信レベルを基地局に要求するようにしたので、本実施例12では、基地局側では適切に移動機10に対する電力制御を行い得る。
また、それ以外の構成は実施例7の図11と同一構成のため、本実施例12でも、通信品質を保ちつつ、収容数を適正に増やす、という効果を奏することができる。
尚、本実施例12では、サービス種別判定部28でのサービス種別により判定するようにしたが、例えば、受信信号の信号種別の判定(受信信号種別判定部25)や受信周波数帯の判定(受信周波数帯判定部27)を用いても同様に実施可能で同様の作用効果を奏する。更に、受信アンテナもn本あってもよいし、各出力に重み付けを行ってもよい。
次に実施例13について説明する。前述の実施例12では、サービス種別により、送信目標レベルを設定するようにしたが、本実施例13では、この要求(電力制御情報)を受信ダイバシチのオン、オフが切り替わる前に予め基地局に要求し、目標レベルになってから受信ダイバシチのオン、オフが切り替わるようにした例である。
図18は、本実施例13における移動機10の構成例である。前述の図17と略同一であるが、サービス種別判定部28からは、第2のSW33への切り替えのための信号であるTarget_selが先に出力され、ダイバシチのオン、オフを切り替えるための信号であるDiv_onや補正処理の有無を切り替えるためのMeans_modeがある一定遅延時間分だけ遅れて出力される。
図19は切り替えのタイミングを説明するための図である。例えば、現在「画像通信」が行われ、上位レイヤから「音声通信」への切り替えが指示されると(図中、下線矢印で示す)、受信ダイバシチがオフとなる。従って、目標送信レベルを上げるよう要求するべく、高い方の目標レベル(第1の目標レベル、図中、「目標SIR1」)が選択されるように、Target_selが第2のSW33に出力される。その後、電力制御情報が基地局に出力され、基地局の電力制御により、除々に目標受信レベルが増加する。そして、目標レベルに到達した後に、Div_onが、オンからオフを示す信号に切り替えられ、略同時に、Means_modeも補正なしから補正ありを示す信号に切り替えられる。
Target_selが出力されてから、Div_onやMeans_modeが出力されるための遅延時間が、図に示すように「τ1」である。
このように、下りの送信レベルが十分確保されてから、受信ダイバシチがオフに切り替わるため、「画像通信」から「音声通信」へ途切れることなくスムースに移行することができる。
一方、移動機10が「音声通信」中に、上位レイヤから「画像通信」への切り替えが指示されたとき、先にDiv_onとMeans_modeの信号を出力して、受信ダイバシチをオフからオン等に切り替える。オンに切り替えても、暫くは、受信レベルは高いまま維持されるため、画像の通信を行うことができ、高品質通信を確保できる。そして、遅延時間「τ2」経過後、Traget_selを出力して、目標レベルを第2の目標レベルにする。その後、除々に受信レベルが減少し、目標レベルに移行する。
このように本実施例13では、早めに目標受信レベルに移行することができるため、途切れることなく通信を確保することができる。それ以外の構成は、前述の実施例12と同様のため、本実施例13では、基地局では移動機10に対して適切に電力制御を行うことができ、また、通信品質を確保しつつ収容数を適正に増やすことができる、という効果を奏する。
本実施例13でも、n本の受信アンテナを構成してもよいし、その出力に対して重み付けを行うようにしてもよい。
本発明は、W‐CDMA方式による携帯電話に利用して好適である。

Claims (15)

  1. 複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機において、
    夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記移動機のレベル測定結果に対して、前記受信アンテナの本数がN(N≧2)のとき、M(1≦M<N)本のアンテナブランチに換算したレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果とする補正部と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  2. 更に、前記受信アンテナで受信した合成前の信号に対して重み付けを行う乗算部を備え、
    前記算出部は乗算後の信号に対してレベル測定結果を合成することを特徴とする請求項1記載の移動機。
  3. 前記乗算部は、前記各受信アンテナの種類又は前記受信アンテナ間の利得差に応じて異なる重み付けを行うことを特徴とする請求項2記載の移動機。
  4. 更に、前記受信アンテナの受信環境に応じて、前記補正部からの補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する選択部を備えることを特徴とする請求項1記載の移動機。
  5. 前記受信アンテナの受信環境はセル内における干渉の大きさであり、前記選択部は、前記干渉が一定レベルより大きいときは補正後の前記レベル結果を選択し、前記干渉が一定レベル以下のときは補正されていない前記レベル測定結果を選択することを特徴とする請求項4記載の移動機。
  6. 更に、受信信号の種別に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を備えることを特徴する請求項1記載の移動機。
  7. 更に、受信する周波数帯に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の移動機。
  8. 更に、通信のサービス種別に応じて、前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部からの前記レベル測定結果又は前記算出部からの前記レベル測定結果のいずれか一つを選択する制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の移動機。
  9. 前記受信ダイバシチ機能のオン又はオフ、前記補正の有無、前記補正を行う場合には補正に使用される補正係数、更に前記受信アンテナの合成前の信号に対して重み付けを行う場合には重み付け係数、を前記レベル測定結果とともに夫々基地局に報告する、ことを特徴とする請求項6乃至8記載の移動機。
  10. 前記受信ダイバシチのオン又はオフに応じて、前記移動機の圏内又は圏外判定に使用する閾値を切り替えることを特徴とする請求項6乃至8記載の移動機。
  11. 前記受信ダイバシチのオン又はオフに応じて、ハンドオーバの起動判定に使用する閾値を切り替えることを特徴とする請求項6乃至8記載の移動機。
  12. 更に、通信するサービス種別による受信ダイバシチ機能のオン又はオフに応じて、前記移動機の目標受信レベルまでの差分を電力制御情報として基地局に要求する電力制御情報生成部を備えることを特徴とする請求項6乃至8記載の移動機。
  13. 更に、前記移動機の目標受信レベルまでの差分を電力制御情報として基地局に要求する電力制御情報生成部を備え、
    前記電力制御情報を要求した後に通信するサービス種別による受信ダイバシチ機能のオン又はオフを行うことを特徴とする請求項6乃至8記載の移動機。
  14. 複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機と、前記移動機と通信する基地局とを備えるシステムにおいて、
    前記移動機は、夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部と、前記移動機のレベル測定結果に対して少なくとも1アンテナブランチに換算したレベル測定結果に補正する補正部と、受信する受信周波数帯に応じて前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部により補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれかを選択する選択制御部と、を備え、
    前記基地局には、前記移動機に対して受信周波数帯を指定する周波数帯指定部と、指定した前記周波数帯に応じて、ハンドオーバ又は移動機に対する終話の起動判定に使用する閾値を切り替える切り替え部を備えることを特徴するシステム。
  15. 複数の受信アンテナにより受信ダイバシチ機能を有する移動機と、前記移動機と通信する基地局とを備えるシステムにおいて、
    前記移動機は、夫々の前記受信アンテナのレベル測定結果を合成し、合成後のレベル測定値を前記移動機のレベル測定結果として算出する算出部と、前記移動機のレベル測定結果に対して少なくとも1アンテナブランチに換算したレベル測定結果に補正する補正部と、受信する受信周波数帯に応じて前記受信ダイバシチの機能をオン又はオフにするとともに、前記補正部により補正された前記レベル測定結果又は前記算出部からの補正されていない前記レベル測定結果のいずれかを選択する選択制御部と、前記受信ダイバシチのオン又はオフ、或いは前記レベル測定結果に対する補正の有無を示す測定モードを前記基地局に報告する移動機側無線制御部と、を備え、
    前記基地局には、前記移動機側無線制御部からの前記測定モードに応じて、ハンドオーバ又は移動機に対する終話の起動判定に使用する閾値を切り替える切り替え部を備えることを特徴するシステム。
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