JP7006623B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の無線基地局に接続される集中制御局において、各無線基地局のサービスエリアを確保するために用いる無線基地局のアンテナ減衰値(ATT値)を制御する無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
近年、ノートパソコンやスマートフォン等の持ち運び可能で高性能な無線端末の普及により、企業や公共スペースだけではなく、一般家庭でもIEEE802.11標準規格の無線LANが広く使われるようになっている。IEEE802.11標準規格の無線LANには、 2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b/g/n 規格の無線LANと、5GHz帯を用いるIEEE802.11a/n/ac規格の無線LANがある。
IEEE802.11b規格やIEEE802.11g規格の無線LANでは、2400MHzから2483.5MHz間に5MHz間隔で13チャネルが用意されている。ただし、同一場所で複数のチャネルを使用する際には、干渉を避けるために、帯域が重ならないチャネルを使用する。その場合、最大で3チャネル、場合によっては4チャネルまで同時に使用できる。
IEEE802.11a規格の無線LANでは、日本の場合は、5170MHzから5330MHz間と、5490MHzから5710MHz間で、それぞれ互いに帯域が重ならない8チャネルおよび11チャネルの合計19チャネルが規定されている。なお、IEEE802.11a規格では、チャネル当たりの帯域幅が20MHzに固定されている。
無線LANの最大伝送速度は、IEEE802.11b規格の場合は11Mbps であり、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格の場合は54Mbps である。ただし、ここでの伝送速度は物理レイヤ上での伝送速度である。実際にはMAC(Medium Access Control )レイヤでの伝送効率が50~70%程度であるため、実際のスループットの上限値はIEEE802.11b規格では5Mbps 程度、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格では30Mbps 程度である。また、伝送速度は、情報を送信しようとする通信局が増えればさらに低下する。
一方で、有線LANでは、Ethernet(登録商標)の100Base-T インタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)の普及から、 100Mbps ~1Gbps 級の高速回線が提供されており、無線LANにおいても更なる伝送速度の高速化が求められている。
そのため、2009年に標準化が完了したIEEE802.11n規格では、これまで20MHzと固定されていたチャネル帯域幅が最大で40MHzに拡大されるとともに、空間多重送信技術(MIMO:Multiple input multiple output)技術の導入が決定された。IEEE802.11n規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で 600Mbps の通信速度を実現可能である。
さらに、2013年に標準化が完了したIEEE802.11ac規格では、チャネル帯域幅を80MHzや最大で 160MHzまで拡大することや、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)を適用したマルチユーザMIMO(MU-MIMO)送信方法の導入が決定している(例えば、非特許文献1参照)。IEEE802.11ac規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で約 6.9Gbps の通信速度を実現可能である。
ただし、IEEE802.11ac規格においてチャネル帯域幅を広くすると、5GHz帯において同一場所で同時に使えるチャネル数は低減する。例えば、チャネル帯域幅を40MHz,80MHz, 160MHzとすると、チャネル帯域幅が20MHzで19チャネルだったものが、9チャネル,4チャネル,2チャネルと少なくなる。
また、同一場所で同時に使えるチャネル数は、通信に用いるチャネル帯域幅によって、 2.4GHz帯の無線LANでは3チャネル、5GHz帯の無線LANでは2チャネル,4チャネル,9チャネル,または19チャネルになる。したがって、実際に無線LANを導入する際には、無線基地局(AP:Access Point)は自セル(BSS:Basic Service Set )内で使用するチャネルを選択する必要がある。
ここで、使用可能なチャネル数よりもBSS数が多い無線LANの稠密環境では、複数のBSSが同一チャネルを使うことになる(OBSS:Overlapping BSS )。その場合、同一チャネルを使用するBSS間の干渉の影響により、当該BSSおよびシステム全体のスループットが低下することになる。そのため無線LANでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を用いて、キャリアセンスによりチャネルが空いているときにのみデータの送信を行う自律分散的なアクセス制御が使われている。
具体的には、送信要求が発生した通信局は、まず所定のセンシング期間(DIFS:Distributed Inter-Frame Space )だけキャリアセンスを行って無線媒体の状態を監視し、この間に他の無線局による送信信号が存在しなければ、ランダム・バックオフを行う。無線局は、引き続きランダム・バックオフ期間中もキャリアセンスを行うが、この間にも他の無線局による送信信号が存在しない場合に、チャネルの利用権を得る。チャネルの利用権を得た無線局は、同一BSS内の他の無線局にデータを送信することや、それらの無線局からデータを受信することができる。このようなCSMA/CA制御を行う場合、同一チャネルを使用する無線LANの稠密環境では、キャリアセンスによりチャネルがビジーになる頻度が高くなり、送信機会が低下してスループットが低下することになる。
ここで、APにおいてキャリアセンスを行うに当たり、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を用いてチャネル使用状況を判断するCCA(Clear Channel Assessment)閾値が設定される。例えばIEEE802.11規格では、2つのCCA閾値が規定されている。第1のCCA-SD(Signal Detection)閾値は、キャリアセンスの際に受信する受信信号から無線LAN信号のプリアンブルを検出できた場合に設定される。第2のCCA-ED(Energy Detection)閾値は、キャリアセンスの際に受信する受信信号から無線LAN信号のプリアンブルを検出できなかった場合に設定される。例えば、IEEE802.11a規格では、CCA-SD閾値は-82dBmに設定され、CCA-ED閾値は-62dBmに設定される。
キャリアセンスにより、RSSIがCCA-SD閾値以上で、かつ無線LAN信号のプリアンブルを検出した場合は、そのチャネルはビジーであり、通信不可と判定する。また、キャリアセンスにより無線LAN信号のプリアンブルを検出できない場合でも、受信信号のRSSIがCCA-ED閾値以上の場合は、近隣BSSや他システムからの干渉波と見なしてそのチャネルはビジーであり、通信不可と判定する。それ以外の場合は、チャネルがアイドルであり、通信可と判定する。以下、単に「CCA閾値」と記載する場合は、上記のCCA-SD閾値およびCCA-ED閾値を含むものとする。
このように、IEEE802.11規格の無線LANでは、APがBSSを形成する際に、自BSSで対応可能なチャネルのうち、どのチャネルで運用するのかを決めているが、さらにどのくらいの送信電力で無線信号を送信するかなどを決定する必要がある。
APは、定期的に送信するビーコンフレームや、無線端末のプローブ要求フレームに応答するプローブ応答フレームに、自BSSで使用するパラメータの設定値および自BSSで対応可能なその他のパラメータを記載する。そして、APは、運用が決定されたチャネルで、これらのフレームを送信し、帰属する無線端末および周辺の他の無線局に通知することで、BSSの運用を行っている。
ここで、自BSSで使用するパラメータの設定値には、CSMA/CAのキャリアセンスに用いるCCA閾値に加えて、送信電力値、受信感度を決めるRS(Receiving Sensitively )閾値、CW(Contention Window )の最小値・最大値などのアクセス権取得に関するパラメータ値、QoS(Quality of Services )等のパラメータ値が含まれる。また、自APにおいて対応可能なその他のパラメータには、フレーム送信に用いる帯域幅、制御フレーム送信に使用する基本データレートやデータ送受信可能なデータレートに関するデータレートセットであるMCS(Modulation and coding scheme)などが含まれる。さらに、APでは、アナログ/デジタルビームフォーミングやアンテナ切替などによりアンテナ指向性パタンを動的に変えることにより、通信エリアのサイズや形状を可変にすることも考えられる。
APにおいて、周波数チャネル、帯域幅、その他のパラメータの選択および設定方法には、次の4つの方法がある。
(1) APの製造メーカで設定されたデフォルトのパラメータ値をそのまま使用する方法 (2) APを運用するユーザが手動で設定した値を使用する方法
(3) 各APが起動時に自局において検知する無線環境情報に基づいて自律的にパラメータ値を選択して設定する方法
(4) 無線LANコントローラなどの集中制御局で決定されたパラメータ値を設定する方法
無線LANでは、このような制御を行うため、隣接するBSSが多くなるほどスループットが低下する。したがって、周辺の無線環境をモニタリングし、適切なチャネル、送信電力値、CCA閾値などの各種パラメータを設定する必要がある。
さらに、無線LANは、前述したようにCSMA/CAで動作しているため、BSSが稠密に配置される環境では、キャリアセンスにおいて干渉によりチャネルがビジーになる頻度が高くなるため、チャネルの利用権を得る送信機会が低下してしまう。そのため、例えば非特許文献1,2では、アンテナ指向性パタン、送信電力値、CCA閾値、RS閾値などのパラメータを制御することで、BSSの通信エリアを制御し、送信機会を増やすことでスループットを改善させる提案をしている。
J. Zhu (Intel), et al., "Adaptive CSMA for scalable network capacity in high-density WLAN: a hardware prototyping approach," in Proc. IEEE INFOCOM, 2006. H. Ma, et al.,"On loss differentiation for CSMA-based dense wireless network," IEEE Commun. Lett., vol.11, no.11, pp.877-879, Nov. 2007.
前述した (1)~(4) の周波数チャネルや送信電力値およびその他のパラメータの選択および設定方法のうち、特に、安価なAPは、製造メーカで設定されたデフォルトのパラメータをそのまま使用することが多い。しかし、近くに同じメーカのAPが複数台設置された環境の場合は、全てのAPが同じ周波数チャネルや送信電力値を使うことになるので、AP間で干渉が発生してしまい通信品質が劣化する問題がある。
一般家庭など比較的小規模なネットワークでは、無線LANを運用するユーザが適切なパラメータを設定することは考えられる。特に、外部干渉源がない環境では各種パラメータの設定は可能だが、都市部や集合住宅など周りで無線LANが使われている環境、または、中規模や大規模なネットワークでは、無線LANそれぞれについて適切なパラメータ値をユーザまたは管理者が設定することは困難である。
各APが起動時に自局において検知する無線環境情報に基づいて、自律的にパラメータ値を選択する自律分散動作可能なAPでは、起動される順番によって適切なパラメータ値が異なる。また、それぞれのAPは自局における最適なパラメータ値を選択して設定するため、局所的に最適化が可能だがシステム全体の最適化はできず、さらに、周辺無線環境が変わった場合は対応が困難となる。
また、従来のAPや無線LANコントローラでは、一度選択したパラメータの再設定は基本的に行っていない。例えば、起動中のAP数の変化、各AP配下の無線端末装置の変化、各セル内の無線装置により送出されるデータ量の変化などの環境変化が起きても、使用パラメータの統合的な最適化を行なっていない。そのため、各々のセルのスループット間で差が生じたり、システム全体でもスループットが劣化したりする問題がある。
このため、例えば大学、オフィス、スタジアム、駅構内環境など、数十台~数百台のAPで形成される小規模~大規模な無線LANシステムの場合は、無線LANコントローラなどの集中制御装置を配置し、無線LANコントローラによって各APのパラメータ値を決定し、APの制御を行う方法がある。
また、無線LANコントローラにより最適なパラメータ設定を行うには、制御対象AP、それらに帰属している無線端末、ライセンスバンドなど別周波数を用いるユーザ端末などから無線環境やトラヒック状況に関する情報を収集し、さらに収集情報を処理した上で最適なパラメータを算出する必要がある。その一方で、一時的に設置される無線LANルータを含めたアンライセンスバンドのAP数およびそれらを利用する無線端末数が爆発的に増えている。そのため収集する情報を膨大となり、パラメータ算出により多くの時間がかかる問題がある。
ここで、図10を参照し、各APのアッテネータで設定するアンテナ減衰値(ATT値)と所定の通信品質を確保できるサービスエリアの関係について説明する。
図10において、AP1~AP3は、共通の周波数チャネルを用いてそれぞれ帰属する無線端末と通信を行う。AP1~AP3を中心とする円は、ATT値に応じたサービスエリアを模式的に示す。ATT値が大きい場合は、図10(1) に示すようにAP1~AP3の各サービスエリアが小さくなる。そのため、AP間の与干渉/被干渉が小さくなって周波数チャネルの再利用が可能になるものの、通信ができない不感地帯が発生することになる。ATT値が小さい場合は、図10(2) に示すようにAP1~AP3の各サービスエリアが大きくなる。そのため、サービスエリアが重なるところではAP間の与干渉/被干渉が大きくなってチャネルアクセス権の取得が困難になり、無線通信システム全体のスループットが低下する。
本発明は、ユーザ端末のサービス品質と各APのアンテナのATT値が密接な関係にあることを考慮し、無線LANの稠密環境において各APのATT値を最適化し、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、それぞれATT値(アンテナ減衰値)の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数のAPと、複数のAPに接続され、複数のAPの無線環境情報に基づいて各APのATT値を設定する集中制御局とを備えた無線通信システムにおいて、APは、無線環境情報として、該APの周辺に位置する1以上の周辺APの信号検出レベルを検出して集中制御局に通知するとともに、集中制御局の設定によりATT値を制御する制御手段を備え、集中制御局は、複数のAPから通知されるそれぞれの周辺APの信号検出レベルと、各APが所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各APのATT値を算出するパラメータ算出手段を備え、パラメータ算出手段は、APの周辺APで検出されるAPの信号検出レベルに基づいて、APからサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺APを選択し、その周辺APで検出されるAPの信号検出レベルが最小となる周辺APを前記所定のサービスエリアに対応する基準APとして選択し、該基準APの信号検出レベルとRSSI閾値とを比較し、基準APの信号検出レベルがRSSI閾値より大きい場合にその差分を各APのATT値として算出する構成である。
第1の発明の無線通信システムにおいて、集中制御局のパラメータ算出手段は、APで検出される周辺APの信号検出レベルを、その周辺APに設定されたATT値により補正する構成である。
第2の発明は、それぞれATT値の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数のAPと、複数のAPに接続され、複数のAPの無線環境情報に基づいて各APのATT値を設定する集中制御局とを備えた無線通信システムの無線通信方法において、APは、無線環境情報として、該APの周辺に位置する1以上の周辺APの信号検出レベルを検出して集中制御局に通知するステップ1と、集中制御局の設定によりATT値を制御するステップ2とを有し、集中制御局は、複数のAPから通知されるそれぞれの周辺APの信号検出レベルと、各APが所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各APのATT値を算出するステップ3を有し、集中制御局のステップ3は、APの周辺APで検出されるAPの信号検出レベルに基づいて、APからサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺APを選択し、その周辺APで検出されるAPの信号検出レベルが最小となる周辺APを前記所定のサービスエリアに対応する基準APとして選択し、該基準APの信号検出レベルとRSSI閾値とを比較し、基準APの信号検出レベルがRSSI閾値より大きい場合にその差分を各APのATT値として算出する。
第3の発明は、それぞれアンテナ減衰値の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数のAPに接続され、該複数のAPの無線環境情報に基づいて各APのアンテナ減衰値を設定する集中制御局において、複数のAPから通知されるそれぞれの周辺APの信号検出レベルと、各APが所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各APのアンテナ減衰値を算出するパラメータ算出手段を備え、パラメータ算出手段は、APの周辺APで検出されるAPの信号検出レベルに基づいて、APからサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺APを選択し、その周辺APで検出されるAPの信号検出レベルが最小となる周辺APを所定のサービスエリアに対応する基準APとして選択し、該基準APの信号検出レベルとRSSI閾値とを比較し、基準APの信号検出レベルがRSSI閾値より大きい場合にその差分を各APのアンテナ減衰値として算出する構成である。
第2の発明の無線通信方法において、集中制御局のステップ3は、APで検出される周辺APの信号検出レベルを、その周辺APに設定されたATT値により補正する。
本発明は、集中制御局において、各APで検出した周辺APの信号検出レベルに基づき、所定のRSSI閾値以上を確保する最適なATT値を算出して各APに設定することにより、所定のサービス品質を確保できる各APのサービスエリアがそれぞれ形成され、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる。
本発明の無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明の無線通信システムにおけるAPの構成例を示す図である。 本発明の無線通信システムにおける集中制御局の構成例を示す図である。 集中制御局の処理手順の概要を示すフローチャートである。 AP1~AP4の各アンテナの配置例を示す図である。 AP1~AP4における各アンテナのATT値とRSSI値を示す図である。 AP1~AP4における各アンテナのRSSI値の補正を示す図である。 AP1~AP4における周辺AP別のRSSI値を示す図である。 AP1~AP4におけるATT値の算出例を示す図である。 各APのATT値とサービスエリアの関係を示す図である。
図1は、本発明の無線通信システムの構成例を示す。
図1において、無線基地局(AP)10-1,10-2は、共用の無線周波数帯上でそれぞれ帰属する無線端末(STA)20と無線通信する。AP10-1,10-2は、ネットワーク30を介して集中制御局40に接続される。集中制御局40は、AP10-1,10-2における無線環境情報を収集し、各APの最適なパラメータ値を算出し、各APに設定する。
図2は、本発明の無線通信システムにおけるAPの構成例を示す。
図2において、APは、通信部12と、制御部13と、無線環境情報保持部14と、パラメータ設定部15と、アクセス権獲得部16と、無線通信部17と、アンテナ部18とを備える。
通信部12は、図1に示すネットワーク30を介して集中制御局40と通信する。無線環境情報保持部14は、定期的にAPの周辺をスキャンして取得した無線環境情報を保持する。パラメータ設定部15は、集中制御局40より通知されたパラメータ値を設定する。アクセス権獲得部16は、共用の無線周波数帯上でデータ通信のためのアクセス権を獲得する。無線通信部17は、パラメータ設定部15より設定されたパラメータを使用し、アクセス権獲得部16で獲得したアクセス権に基づいて、アンテナ部18を介して宛先STAとデータ通信を行う。制御部13は、APの各動作を統括して制御する。
図3は、本発明の無線通信システムにおける集中制御局の構成例を示す。
図3において、集中制御局は、通信部42と、制御部43と、情報収集部44と、パラメータ算出部45とを備える。
通信部42は、図1に示すネットワーク30を介して、無線通信システム内に存在する制御対象のAP10-1,10-2と通信する。情報収集部44は、AP10-1,10-2が取得した無線環境情報を収集し、保持する。パラメータ算出部45は、情報収集部44で収集した無線環境情報に基づいて、AP10-1,10-2にそれぞれ割り当てるキャリアセンス閾値、送信電力値、ATT値等のパラメータを決定する。制御部43は、集中制御局40の動作を統括して制御する。
ここで、各APのアンテナ部18は、1または複数のアンテナで構成される。集中制御局40の情報収集部44が収集する無線環境情報は、各APのアンテナごとに検出した周辺APの信号検出レベルであり、例えば周辺APから送信されたビーコン信号のRSSI値である。パラメータ算出部45は、この周辺APの信号検出レベルに基づいて、各APで所定のサービスエリアを確保するためのATT値を算出し、各APに設定する。以下、この手順について図4を参照して説明する。
図4は、集中制御局の処理手順の概要を示す。
図4において、情報収集部44は、各APのアンテナ別に設定されたATT値と、各APで検出されるアンテナ別・周辺AP別のRSSI値を収集する(S11)。具体例を図6に示す。
パラメータ算出部45は、情報収集部44が収集した各APのATT値とRSSI値を用いて、各APにおける最適なATT値を以下の手順により算出する。
まず、各APではアンテナ別に設定されたATT値を用いて信号を送信しているので、各APで検出されるアンテナ別・周辺AP別のRSSI値を周辺APのATT値で補正する(S12)。このときの周辺APのATT値は、周辺APにおけるアンテナ別のATT値の最小値を用いる。具体例を図7に示す。
次に、APのアンテナ別の補正したRSSI値から最大値を探索し、当該APにおける周辺AP別のRSSI値とする(S13)。具体例を図8に示す。
次に、APの周辺APで検出される当該APのRSSI値に基づいてサービスエリアの範囲を決める基準APを選択し、基準APのRSSI値に基づいて当該APのATT値を算出する(S14)。例えば、基準APのRSSI値と、サービスエリアを確保するためのRSSI閾値とを比較し、基準APのRSSI値がRSSI閾値より大きい場合にその差分をATT値として算出する。具体例を図9に示す。
最後に、各APにアンテナ別のATT値を設定して終了する(S15)。
以下、集中制御局40における各APの最適ATT値の算出例について、図5~図9を参照して説明する。
図5は、AP1~AP4の各アンテナの配置例を示す。ここでは、AP1はアンテナA11~A14を有し、AP2はアンテナA21~A24を有し、AP3はアンテナA31,A32を有し、AP4はアンテナA41を有する。AP1~AP4は、各アンテナでAP間のRSSI値を測定する。例えば、AP1では、周辺のAP2~AP4から送信された信号を受信し、AP1のアンテナA11~A14別に、AP2~AP4別のRSSI値をそれぞれ測定して集中制御局40に通知する。
図6は、AP1~AP4における各アンテナのATT値とRSSI値を示す(図4のS11)。例えば、AP1のアンテナA11~A14に設定されたATT値は1,0,0,1であり、AP1のアンテナA11~A14における周辺AP2のRSSI値は未検出,-80dBm ,-70dBm ,-60dBm であり、AP3のRSSI値は-93dBm ,-83dBm ,-83dBm ,-93dBm であり、AP4のRSSI値は未検出,未検出,-85dBm ,-73dBm である。AP2~AP4における各アンテナのATT値およびRSSI値も図6に示す通りである。
図7は、AP1~AP4における各アンテナのRSSI値の補正を示す(図4のS12)。APi(iは1~4)の各アンテナのRSSI値について、周辺APj(jは1~4、j≠i)の各アンテナのATT値の最小値を用いて補正する。これは、APiはATT値を0にしてスキャンし、周辺APjは設定されたATT値を用いて送信するために、APiにおいて周辺APjのATT値を用いたRSSI値の補正が必要なためである。
ここで、AP1~AP4における各アンテナのATT値の最小値は、0,0,3,5である。したがって、AP1の各アンテナA11~A14で検出される周辺AP2のRSSI値は補正なし、周辺AP3のRSSI値は3dBの補正を行って-90dBm ,-80dBm ,-80dBm ,-90dBm となり、周辺AP4のRSSI値は5dBの補正を行って未検出,未検出,-80dBm ,-68dBm となる。AP2~AP4の各アンテナで検出される周辺APのRSSI値の補正も図7に示す通りである。
図8は、AP1~AP4における周辺AP別のRSSI値を示す(図4のS13)。ここでは、複数のアンテナを有するAP1,AP2,AP3が対象となる。例えば、AP1のアンテナA11~A14において、周辺AP2の補正したRSSI値の最大値は-60dBm であり、周辺AP3の補正したRSSI値の最大値は-80dBm であり、周辺AP4の補正したRSSI値の最大値は-68dBm である。これにより、AP1における周辺AP2,AP3,AP4のRSSI値は、-60dBm ,-80dBm ,-68dBm となる。AP2~AP4における周辺AP別のRSSI値も図8に示す通りである。
図9は、AP1~AP4におけるATT値の算出例を示す(図4のS14)。APiがサービスエリアの範囲を決める基準APを選択し、その基準APにおけるRSSI値がサービスエリアを確保するRSSI閾値より大きい場合に、その差分をAPiのATT値とする。
APiの基準APの選択方法は、APiの周辺APjで検出されるAPiのRSSI値を比較し、RSSI値がN番目(Nは1以上の整数)に大きい周辺APを基準APとして選択する。なお、Nは、例えばシステムで使用する総チャネル数より1減じた数でもよい。あるいは、APiからサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺APを選択し、その中でRSSI値が最小となる周辺APを基準APとして選択してもよい。これは、APiのサービスエリア内で周辺APがN台またはM台となるようにしたものであり、この周辺APでAPiを検出できるようにATT値が設定されることになる。また、システム内AP数がNまたはMより少ない場合は、RSSI値が最も小さいAPを基準APとしてもよい。
図9に示す例では、サービスエリアを確保するRSSI閾値を-70dBm とする。N=2としたときに、AP1の基準APは、AP1の周辺AP2,AP3,AP4におけるAP1のRSSI値が-61dBm ,-76dBm ,-76dBm であるので、RSSI値が2番目に大きい-76dBm となるAP3またはAP4となる。このとき、基準AP3,AP4におけるAP1のRSSI値はRSSI閾値を下回るので、AP1のATT値は0dBとする。AP2の基準APは、AP2の周辺AP1,AP3,AP4におけるAP2のRSSI値が-60dBm ,-80dBm ,-65dBm であるので、RSSI値が2番目に大きい-65dBm となるAP4となる。このとき、基準AP4におけるAP2のRSSI値-65dBm はRSSI閾値を上回るので、AP2のATT値はその差分である5dBとする。
AP3の基準APは、AP3の周辺AP1,AP2,AP4におけるAP3のRSSI値が-80dBm ,-90dBm ,-85dBm であるので、RSSI値が2番目に大きい-85dBm となるAP4となる。このとき、基準AP4におけるAP3のRSSI値はRSSI閾値を下回るので、AP3のATT値は0dBとする。AP4の基準APは、AP4の周辺AP1,AP2,AP3におけるAP4のRSSI値が-68dBm ,-60dBm ,-85dBm であるので、RSSI値が2番目に大きい-68dBm となるAP1となる。このとき、AP4の基準AP1のRSSI値-68dBm はRSSI閾値を上回るので、AP4のATT値はその差分である2dBとする。
以上の結果、AP1のアンテナA11,A14のATT値は1dBから0となり、アンテナA12,A13のATT値は0で変わらず、ややサービスエリアが広がる。AP2のアンテナA21~A24のATT値は0から5dBとなり、サービスエリアが狭くなる。AP3のアンテナA31のATT値は10dBから0となり、アンテナA32のATT値は3dBから0となり、サービスエリアが広がる。AP4のアンテナA41のATT値は5dBから2dBとなり、サービスエリアが広がる。このように、AP1~AP4の各アンテナのATT値の最適化により、所定のサービス品質を確保できるAP1~AP4のサービスエリアがそれぞれ形成され、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる。
以上説明した実施例では、AP単位にATT値を算出する例を示したが、アンテナ単位、または複数アンテナのアンテナブロック単位でATT値を算出することも可能である。
また、以上説明した実施例の手順により算出されたATT値を各APに設定する際に、各アンテナのケーブル長等を考慮した伝搬ロスや、予め設定されたATT値の初期値を考慮した上で各アンテナのATT値を設定してもよい。
10 無線基地局(AP)
12 通信部
13 制御部
14 無線環境情報保持部
15 パラメータ設定部
16 アクセス権獲得部
17 無線通信部
18 アンテナ部
20 無線端末(STA)
30 ネットワーク
40 集中制御局
42 通信部
43 制御部
44 情報収集部
45 パラメータ算出部

Claims (5)

  1. それぞれアンテナ減衰値の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記複数の無線基地局に接続され、前記複数の無線基地局の無線環境情報に基づいて各無線基地局の前記アンテナ減衰値を設定する集中制御局と
    を備えた無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、前記無線環境情報として、該無線基地局の周辺に位置する1以上の周辺無線基地局の信号検出レベルを検出して前記集中制御局に通知するとともに、前記集中制御局の設定により前記アンテナ減衰値を制御する制御手段を備え、
    前記集中制御局は、前記複数の無線基地局から通知されるそれぞれの周辺無線基地局の信号検出レベルと、各無線基地局が所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各無線基地局の前記アンテナ減衰値を算出するパラメータ算出手段を備え、
    前記パラメータ算出手段は、前記無線基地局の周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルに基づいて、前記無線基地局からサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺無線基地局を選択し、その周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルが最小となる周辺無線基地局を前記所定のサービスエリアに対応する基準無線基地局として選択し、該基準無線基地局の信号検出レベルと前記RSSI閾値とを比較し、前記基準無線基地局の信号検出レベルが前記RSSI閾値より大きい場合にその差分を前記各無線基地局のアンテナ減衰値として算出する構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記集中制御局のパラメータ算出手段は、前記無線基地局で検出される周辺無線基地局の信号検出レベルを、その周辺無線基地局に設定された前記アンテナ減衰値により補正する構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. それぞれアンテナ減衰値の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記複数の無線基地局に接続され、前記複数の無線基地局の無線環境情報に基づいて各無線基地局の前記アンテナ減衰値を設定する集中制御局と
    を備えた無線通信システムの無線通信方法において、
    前記無線基地局は、
    前記無線環境情報として、該無線基地局の周辺に位置する1以上の周辺無線基地局の信号検出レベルを検出して前記集中制御局に通知するステップ1と、
    前記集中制御局の設定により前記アンテナ減衰値を制御するステップ2とを有し、
    前記集中制御局は、
    前記複数の無線基地局から通知されるそれぞれの周辺無線基地局の信号検出レベルと、各無線基地局が所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各無線基地局の前記アンテナ減衰値を算出するステップ3を有し、
    前記集中制御局のステップ3は、前記無線基地局の周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルに基づいて、前記無線基地局からサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺無線基地局を選択し、その周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルが最小となる周辺無線基地局を前記所定のサービスエリアに対応する基準無線基地局として選択し、該基準無線基地局の信号検出レベルと前記RSSI閾値とを比較し、前記基準無線基地局の信号検出レベルが前記RSSI閾値より大きい場合にその差分を前記各無線基地局のアンテナ減衰値として算出する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項に記載の無線通信方法において、
    前記集中制御局のステップ3は、前記無線基地局で検出される周辺無線基地局の信号検出レベルを、その周辺無線基地局に設定された前記アンテナ減衰値により補正する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  5. それぞれアンテナ減衰値の制御が可能なアンテナを用いてサービスエリアを形成し、所定のアクセス制御により、それぞれ帰属する無線端末と無線通信を行う複数の無線基地局に接続され、該複数の無線基地局の無線環境情報に基づいて各無線基地局の前記アンテナ減衰値を設定する集中制御局において、
    前記複数の無線基地局から通知されるそれぞれの周辺無線基地局の信号検出レベルと、各無線基地局が所定のサービスエリアを確保するためのRSSI閾値とに基づいて、各無線基地局の前記アンテナ減衰値を算出するパラメータ算出手段を備え、
    前記パラメータ算出手段は、前記無線基地局の周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルに基づいて、前記無線基地局からサービス提供可能なエリアが最大となるM個(Mは3以上の整数)の周辺無線基地局を選択し、その周辺無線基地局で検出される前記無線基地局の信号検出レベルが最小となる周辺無線基地局を前記所定のサービスエリアに対応する基準無線基地局として選択し、該基準無線基地局の信号検出レベルと前記RSSI閾値とを比較し、前記基準無線基地局の信号検出レベルが前記RSSI閾値より大きい場合にその差分を前記各無線基地局のアンテナ減衰値として算出する構成である
    ことを特徴とする集中制御局。
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