JP7272435B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、共用周波数帯上で複数の無線局が送信する無線通信システムにおいて、レーダ等の他システムで運用されるチャネルを避けたチャネル運用を行う無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
近年、ノートパソコンやスマートフォン等の持ち運び可能で高性能な無線端末の普及により企業や公共スペースだけではなく、一般家庭でもIEEE802.11標準規格の無線LANが広く使われるようになっている。IEEE802.11標準規格の無線LANには、 2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b/g/n 規格の無線LANと、5GHz帯を用いるIEEE802.11a/n/ac規格の無線LANがある。
IEEE802.11b規格やIEEE802.11g規格の無線LANでは、2400MHzから2483.5MHz間に5MHz間隔で13チャネルが用意されている。ただし、同一場所で複数のチャネルを使用する際は、干渉を避けるためスペクトルが重ならないようにチャネルを使用すると最大で3チャネル、場合によっては4チャネルまで同時に使用できる。
IEEE802.11a規格の無線LANでは、日本の場合は、5170MHzから5330MHz間と、5490MHzから5710MHz間で、それぞれ互いに重ならない8チャネルおよび11チャネルの合計19チャネルが規定されている。なお、IEEE802.11a規格では、チャネル当たりの帯域幅が20MHzに固定されている。
無線LANの最大伝送速度は、IEEE802.11b規格の場合は11Mbps であり、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格の場合は54Mbps である。ただし、ここでの伝送速度は物理レイヤ上での伝送速度である。実際にはMAC(Medium Access Control )レイヤでの伝送効率が50~70%程度であるため、実際のスループットの上限値はIEEE802.11b規格では5Mbps 程度、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格では30Mbps 程度である。また、伝送速度は、情報を送信しようとする無線通信局が増えればさらに低下する。
一方で、有線LANでは、Ethernet(登録商標)の100Base-T インタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)の普及から、 100Mbps ~1Gbps 級の高速回線の提供が普及しており、無線LANにおいても更なる伝送速度の高速化が求められている。
そのため、2009年に標準化が完了したIEEE802.11n規格では、これまで20MHzと固定されていたチャネル帯域幅が最大で40MHzに拡大され、また、空間多重送信技術(MIMO:Multiple input multiple output)技術の導入が決定された。IEEE802.11n規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で 600Mbps の通信速度を実現可能である。
さらに、2013年に標準化が完了したIEEE802.11ac規格では、チャネル帯域幅を80MHzや最大で 160MHz(または80+80MHz)まで拡大することや、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)を適用したマルチユーザMIMO(MU-MIMO)送信方法の導入が決定している。IEEE802.11ac規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で約 6.9Gbps の通信速度を実現可能である。
また、現在策定中のIEEE802.11ax規格では、上記の20MHz,40MHz,80MHz,160 MHz,80+80MHzのチャネルを細かいサブチャネルに分け、フレームの送受信ができるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access )が規定される見込みである。OFDMAを用いると、上記チャネルを細かいサブチャネルに分けてリソースユニット単位で複数の無線局による同時送信が可能となる。さらに、IEEE802.11ax規格では、キャリアセンス閾値(CCA閾値)制御により周辺の他セルからの干渉を抑えつつ通信機会を増大する機能が規定される見込みである。
IEEE802.11規格の無線LANは、 2.4GHz帯または5GHz帯の免許不要な周波数帯で運用するため、IEEE802.11規格の無線基地局は、無線LANセル(BSS:Basic Service Set )を形成する際に、自無線基地局で対応可能な周波数チャネルの中から1つの周波数チャネルを選択して運用する。
自セルで使用するチャネル、帯域幅およびそれ以外のパラメータの設定値および自無線基地局において対応可能なその他のパラメータは、定期的に送信するBeaconフレームや、無線端末から受信するProbe Request フレームに対するProbe responseフレーム等に記載し、運用が決定された周波数チャネル上でフレームを送信し、配下の無線端末および周辺の他無線通信局に通知することで、セルの運用を行っている。
無線基地局において、周波数チャネルや帯域幅およびその他のパラメータの選択および設定方法には、次の4つの方法がある。
(1) 無線基地局の製造メーカで設定されたデフォルトのパラメータ値をそのまま使用する方法
(2) 無線基地局を運用するユーザが手動で設定した値を使用する方法
(3) 各無線基地局が起動時に自局において検知する無線環境情報に基づいて自律的にパラメータ値を選択して設定する方法
(4) 無線LANコントローラなどの集中制御局で決定されたパラメータ値を設定する方法
また、同一場所で同時に使えるチャネル数は、通信に用いるチャネル帯域幅によって、 2.4GHz帯の無線LANでは3つ、5GHz帯の無線LANでは2つ,4つ,9つ,または19のチャネルになるので、実際に無線LANを導入する際には無線基地局が自BSS内で使用するチャネルを選択する必要がある(非特許文献1)。
チャネル帯域幅を40MHz、80MHz、 160MHzまたは80+80MHzと広くする場合、5GHz帯において同一場所で同時に使えるチャネル数は、チャネル帯域幅が20MHzで19チャネルだったものが、9チャネル、4チャネル、2チャネルと少なくなる。すなわち、チャネル帯域幅が増加するにつれて、使えるチャネル数が低減することになる。
使用可能なチャネル数よりもBSS数が多い無線LANの稠密環境では、複数のBSSが同一チャネルを使うことになる(OBSS:Overlapping BSS )。そのため無線LANでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を用いて、キャリアセンスによりチャネルが空いているときにのみデータの送信を行う自律分散的なアクセス制御が使われている。
具体的には、送信要求が発生した無線通信局は、まず所定のセンシング期間(DIFS:Distributed Inter-Frame Space )だけキャリアセンスを行って無線媒体の状態を監視し、この間に他の無線通信局による送信信号が存在しなければ、ランダム・バックオフを行う。無線通信局は、引き続きランダム・バックオフ期間中もキャリアセンスを行うが、この間にも他の無線通信局による送信信号が存在しない場合に、チャネルの利用権を得る。なお、他の無線通信局による送受信は、予め設定されたキャリアセンス閾値よりも大きな信号を受信するか否かで判断される。チャネルの利用権を得た無線通信局は、同一BSS内の他の無線通信局にデータを送信し、またそれらの無線通信局からデータを受信できる。このようなCSMA/CA制御を行う場合、同一チャネルを使用する無線LANの稠密環境では、キャリアセンスによりチャネルがビジーになる頻度が高くなるためスループットが低下する。したがって、周辺環境をモニタリングし、適切なチャネルを選択し、同時送受信を可能とする送信電力値およびキャリアセンス閾値を選択することが重要となる。
守倉正博、久保田周治監修、「802.11高速無線LAN教科書」改訂三版、インプレスR&D、2008年3月.
無線基地局の運用周波数帯である 2.4GHz/5GHz種別や、運用周波数帯における利用チャネルの選択などの上記パラメータの選択方法は、IEEE802.11標準規格で定まっていないため、各ベンダーが独自の方法を採用している。
無線LAN用に開放されている5GHz帯の一部は、レーダ等の他システムでも運用されている。したがって、他システムに干渉を与えない運用が義務付けられている無線LANでは、常に他システムの信号を検知する必要がある。例えば、現在の運用チャネルにおいてレーダを検知したら、すぐに無線LAN信号の送出を一定期間停止する。
本発明は、各無線局の運用チャネルを切り替えるチャネルを事前に設定することで、無線LAN信号の送出停止期間を短くし、システム全体として性能向上を図り、各ユーザに対して品質の高い無線環境を実現することができる無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、共用周波数帯上で無線局が送信する無線通信システムにおいて、無線局は、システム外干渉情報を含む環境情報を制御装置に通知し、運用チャネル上でシステム外干渉を検出したときに該制御装置から通知された運用チャネルに代わる逃げ先チャネルに切り替える手段を備え、制御装置は、無線局より収集した環境情報を基に、予め定められた制御手順に基づいて逃げ先チャネルを算出し、無線局に通知する手段を備える。
第2の発明は、共用周波数帯上で無線局が送信する無線通信方法において、無線局は、システム外干渉情報を含む環境情報を制御装置に通知し、運用チャネル上でシステム外干渉を検出したときに該制御装置から通知された運用チャネルに代わる逃げ先チャネルに切り替える手段を備え、制御装置は、無線局より収集した環境情報を基に、予め定められた制御手順に基づいて逃げ先チャネルを算出し、無線局に通知する。
本発明は、各無線局の運用チャネルを切り替える逃げ先チャネルを事前に設定し、システム外干渉を検出したときに逃げ先チャネルに切り替えることにより無線LAN信号の送出停止期間を短くし、システム全体として性能向上を図り、各ユーザに対して品質の高い無線環境を実現することができる。
本発明における無線通信システムの構成例を示す図である。 無線基地局(AP)10の構成例を示す図である。 制御装置20の構成例を示す図である。 本発明における制御装置20の動作フローを示す図である。 本発明における無線基地局(AP)10の動作フローを示す図である。 逃げ先チャネルの選択手順を説明する図である。
図1は、本発明における無線通信システムの構成例を示す。ここでは、共用周波数帯上で運用される無線局として、無線基地局(AP)の運用チャネルの制御例について説明する。
図1において、無線通信システムは、複数の無線基地局(AP)10-1~10-2が制御装置20に接続される構成である。各AP10-1~10-2は、それぞれ配下の無線端末(図示せず)と通信する。各AP10-1~10-2は、制御装置20に環境情報を通知し、制御装置20から通知された運用パラメータ情報を基に運用する。
ここでの環境情報は、APの運用チャネル上におけるレーダ等のシステム外干渉情報である。運用パラメータ情報は、各APが5GHz帯で運用中に、レーダ等のシステム外干渉を検出したときに、運用チャネルから一時的に切り替えるチャネルである。この切り替え先となるチャネルを「逃げ先チャネル」という。
図2は、無線基地局(AP)10の構成例を示す。
図2において、AP10は、環境情報として運用チャネル上におけるレーダ等のシステム外干渉情報を収集する環境情報収集部11と、これらの環境情報を制御装置20に通知する環境情報通知部12と、制御装置20から通知される運用パラメータ情報(逃げ先チャネル)に従い、レーダ等のシステム外干渉を検出したときに逃げ先チャネルに切り替える運用パラメータ設定部13と、配下の無線端末と通信する無線通信部14と、制御装置20と有線または無線により通信を行う制御装置通信部15より構成される。
図3は、制御装置20の構成例を示す。
図3において、制御装置20は、各AP10から通知される環境情報(システム外干渉情報)を収集する環境情報収集部21と、収集した環境情報を保持する環境情報保持部22と、収集・保持された環境情報を基に各AP10の運用パラメータ(逃げ先チャネル)を決定する運用パラメータ算出部23と、決定した運用パラメータ(逃げ先チャネル)を通知する運用パラメータ通知部24と、各AP10と有線または無線により通信を行うAP通信部25より構成される。
図4は、本発明における制御装置20の動作フローを示す。なお、本動作フローは、制御装置20の運用パラメータ算出部23で実行される各APにおける逃げ先チャネルの選択手順である。
図4において、まず、制御対象のAPの割当可能チャネルの中に、レーダを検出可能なチャネルが含まれるか否かを判定する(S1)。ここで、APで割当可能チャネルが例えばW52(ch36~ch48)であり、そのすべてでレーダの検出可能性がなければ、逃げ先チャネルの選択およびAPへの通知は不要であるので、処理を終了する。
一方、APで割当可能チャネルが例えばW53(ch52~ch64)、W56(ch100 ~ch140 )であり、レーダを検出可能なチャネルを含む場合には、現在の運用チャネルに対する逃げ先チャネルの選択処理に進む。まず、割当可能チャネルの中から使用不可チャネルを除外し、逃げ先チャネル候補群を抽出する(S2)。使用不可チャネルの例を以下に示す。
<1-1> 現在の運用チャネル。
<1-2> 過去T時間以内にレーダを検出したチャネル。T時間は、国や地域やエリアにより異なり、例えばT=0.5(=30分)とする。
<1-3> 無線規格や国や地域やエリアにより使用不可とされたチャネル、もしくは無線機器の制約およびオペレータ設定や提供サービスの制約により使用不可とされたチャネル。
ここで、割当可能チャネルをW52(ch36~ch48)、W53(ch52~ch64)、W56(ch100 ~ch140 )とし、<1-1> 現在の運用チャネルをch100 、<1-2> 過去30分以内にレーダ波を検出したチャネルをch116 、<1-3> に該当する使用不可とされたチャネルをch36~ch64としたとき、使用不可チャネルを図6に×で示し、それを除外した逃げ先チャネル候補群を図6に○で示す。ここで、逃げ先チャネル候補群は、ch104,ch108,ch112,ch120,ch124,ch128.ch132,ch136,ch140 となる。
次に、逃げ先チャネル候補群から第1逃げ先チャネルを選択する(S3)。ここでは、逃げ先チャネル候補群のチャネルごとに、環境情報を用いた評価関数を計算し、その評価値が最大のチャネルを第1逃げ先チャネルとして選択する。評価関数に用いる環境情報の例と評価関数の例を以下に示す。
<2-1> 各チャネルの過去のレーダ検出情報として、1日当たりの平均レーダ検出回数N。<2-2> 各チャネル上で運用され、信号強度が所定の閾値以下の周辺AP台数M。
評価関数= (1/(M+1))×(1/2wN)
なお、wは重み係数であり、平均レーダ検出回数Nの評価関数に与える影響はw=0の場合に最大となり、wが大きくなるに従って小さくなる。
ここで、平均レーダ検出回数N、周辺AP台数M、重みw=0,1,2に対する評価関数の評価値を図6に示す。第1逃げ先チャネルは、w=0の場合にch128 、w=1の場合にch120 、w=2の場合にch104 が選択される。
次に、現在の運用チャネルでレーダ波を検出したときに、その帯域幅が1チャネル分とは限らないので、さらに現在の運用チャネルの隣接±1チャネルを使用不可チャネルとして除外した第2逃げ先チャネルを選択する(S4)。同様に、現在の運用チャネルの隣接±2チャネルを使用不可チャネルとして除外した第3逃げ先チャネル等を選択してもよい。
図6の例では、現在の運用チャネルがch100 であるので、逃げ先チャネル候補群から運用チャネルに隣接するch104 を除外し、その逃げ先チャネル候補群の中から評価関数の評価値が最大のチャネルを第2逃げ先チャネルを選択する。第2逃げ先チャネルは、w=0の場合にch128 、w=1の場合にch120 となり、第1逃げ先チャネルと同じである。一方、w=2の場合は、評価値が最大となる第1逃げ先チャネルch104 が除外されるので、それに代わって評価値が2番のch120 が選択される。
次に、第1逃げ先チャネルおよび第2逃げ先チャネルを各APに通知する(S5)。図6の例では、w=2の場合に、第1逃げ先チャネルとしてch104 、第2逃げ先チャネルとしてch120 を通知する。同様に、第3逃げ先チャネル、第4逃げ先チャネル、・・・を選択し、通知してもよい。
図5は、本発明におけるAP10の動作フローを示す。なお、本動作フローは、AP10の運用チャネルでレーダを検出したときに、運用パラメータ設定部13で実行される逃げ先チャネルへの切り替え手順である。
図5において、運用チャネルでレーダを検出したときに(S11)、レーダの帯域幅が運用チャネルの帯域幅以内か否かを確認する(S12)。ここで、レーダの帯域幅が運用チャネルの帯域幅以内であれば、制御装置20から通知された第1逃げ先チャネルに切り替え(S13)、運用チャネルの帯域幅を超えて隣接チャネルを含む場合には第2逃げ先チャネルに切り替える(S14)。これにより、レーダ検出に対して速やかに運用チャネルから逃げ先チャネルへの切り替えを行うことができる。
10 無線基地局(AP)
11 環境情報収集部
12 環境情報通知部
13 運用パラメータ設定部
14 無線通信部
15 制御装置通信部
20 制御装置
21 環境情報収集部
22 環境情報保持部
23 運用パラメータ算出部
24 運用パラメータ通知部
25 AP通信部

Claims (4)

  1. 共用周波数帯上で無線局が送信する無線通信システムにおいて、
    前記無線局は、システム外干渉情報を含む環境情報を制御装置に通知し、運用チャネル上でシステム外干渉を検出したときに該制御装置から通知された運用チャネルに代わる逃げ先チャネルに切り替える手段を備え、
    前記制御装置は、前記無線局より収集した前記環境情報を基に、予め定められた制御手順に基づいて前記逃げ先チャネルを算出し、前記無線局に通知する手段を備え
    前記制御手順は、
    前記無線局の割当可能チャネルの中から使用不可チャネルを除外した逃げ先チャネル候補群を抽出し、
    前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの帯域幅を超える場合を想定し、前記逃げ先チャネル候補群から前記運用チャネルの隣接チャネルを除いて、前記環境情報を用いて計算される評価関数の評価値が最大となる第2逃げ先チャネルを選択する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線局は、前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの帯域幅を超えないときに前記逃げ先チャネル候補群から前記評価関数の評価値が最大となるものとして選択した第1逃げ先チャネルに切り替え、前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの隣接チャネルを含むときに前記第2逃げ先チャネルに切り替える手段を含む
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 共用周波数帯上で無線局が送信する無線通信方法において、
    前記無線局は、システム外干渉情報を含む環境情報を制御装置に通知し、運用チャネル上でシステム外干渉を検出したときに該制御装置から通知された運用チャネルに代わる逃げ先チャネルに切り替え、
    前記制御装置は、前記無線局より収集した前記環境情報を基に、予め定められた制御手順に基づいて前記逃げ先チャネルを算出し、前記無線局に通知し、
    前記制御手順は、
    前記無線局の割当可能チャネルの中から使用不可チャネルを除外した逃げ先チャネル候補群を抽出し、
    前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの帯域幅を超える場合を想定し、前記逃げ先チャネル候補群から前記運用チャネルの隣接チャネルを除いて、前記環境情報を用いて計算される評価関数の評価値が最大となる第2逃げ先チャネルを選択する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項に記載の無線通信方法において、
    前記無線局は、前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの帯域幅を超えないときに前記逃げ先チャネル候補群から前記評価関数の評価値が最大となるものとして選択した第1逃げ先チャネルに切り替え、前記システム外干渉の帯域幅が前記運用チャネルの隣接チャネルを含むときに前記第2逃げ先チャネルに切り替える
    ことを特徴とする無線通信方法。
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